JP7082120B2 - Tyk2阻害剤およびその使用 - Google Patents

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Description

発明の技術分野
本発明は、非レセプターチロシン-プロテインキナーゼ2(「TYK2」)(チロシンキナーゼ2としても公知)を阻害するために有用な化合物および方法に関する。本発明はまた、本発明の化合物を含有する薬学的に受容可能な組成物、および種々の障害の処置においてこれらの組成物を使用する方法を提供する。
発明の背景
新たな治療剤の探索は、近年、疾患に関連する酵素または他の生体分子の構造のよりよい理解によって、大いに助けられている。広範な研究の主題である酵素の1つの重要なクラスは、プロテインキナーゼファミリーである。
プロテインキナーゼは、細胞内での種々のシグナル伝達プロセスの制御を担う、構造的に関連する酵素の大きなファミリーを構成する。プロテインキナーゼは、これらの構造および触媒機能の保存に起因して、共通の先祖遺伝子から進化したと考えられる。ほぼ全てのキナーゼが、類似の250~300アミノ酸の触媒ドメインを含む。これらのキナーゼは、これらがリン酸化する基質(例えば、タンパク質-チロシン、タンパク質-セリン/トレオニン、脂質など)によって、ファミリーにカテゴリー化され得る。
一般に、プロテインキナーゼは、ヌクレオシド三リン酸から、シグナル伝達経路に関与するタンパク質アクセプターへの、ホスホリル移動を起こすことによって、細胞内シグナル伝達を媒介する。これらのリン酸化事象は、標的タンパク質の生物学的機能を変調または調節し得る、分子オン/オフスイッチとして働く。これらのリン酸化事象は、最終的に、種々の細胞外刺激および他の刺激に応答して、誘発される。このような刺激の例としては、環境ストレスシグナルおよび化学ストレスシグナル(例えば、浸透圧性ショック、熱ショック、紫外線放射、細菌性内毒素、およびH)、サイトカイン(例えば、インターロイキン-1(IL-1)、インターロイキン-8(IL-8)、および腫瘍壊死因子α(TNF-α))、ならびに増殖因子(例えば、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)、および線維芽細胞増殖因子(FGF))が挙げられる。細胞外刺激は、細胞増殖、移動、分化、ホルモンの分泌、転写因子の活性化、筋収縮、グルコース代謝、タンパク質合成の制御、および細胞周期の調節に関連する、1またはそれより多くの細胞応答に影響を与え得る。
多くの疾患が、キナーゼ媒介性事象により誘発される、異常な細胞応答に関連する。これらの疾患としては、自己免疫疾患、炎症性疾患、骨疾患、代謝病、神経学的疾患および神経変性疾患、がん、心臓血管疾患、アレルギーおよび喘息、アルツハイマー病、ならびにホルモン関連疾患が挙げられるが、これらに限定されない。従って、治療剤として有用であるプロテインキナーゼ阻害剤を見出す必要性が残っている。
発明の要旨
本発明の化合物およびその薬学的に受容可能な組成物は、TYK2キナーゼの阻害剤として有効であることが、ここで見出された。
本発明の化合物およびその薬学的に受容可能な組成物は、TYK2キナーゼが関与するシグナル伝達経路の調節に関連する、種々の疾患、障害または状態を処置するために有用である。このような疾患、障害、または状態としては、本明細書中に記載されるものが挙げられる。
本発明により提供される化合物はまた、生物学的および病理学的現象におけるTYK2酵素の研究;身体組織において起こる細胞内シグナル伝達経路の研究;ならびに新たなTYK2阻害剤またはキナーゼ、シグナル伝達経路、およびサイトカインレベルの他のレギュレーターの、インビトロまたはインビボでの比較評価のために有用である。
特定の実施形態の詳細な説明
1.本発明の特定の実施形態の一般的な説明:
本発明の化合物およびその組成物は、TYK2プロテインキナーゼの阻害剤として有用である。
TYK2の偽キナーゼ結合ポケットは、複数の水和部位を含み、これらの水和部位の各々は、1分子の水によって占有される。これらの水分子の各々は、それに関連する安定性評価(stability rating)を有する。本明細書中で使用される場合、用語「安定性評価」とは、各水分子に関連するエンタルピー値、エントロピー値、および自由エネルギー値を含む数値計算をいう。この安定性評価は、TYK2の結合ポケットにおける水和部位を占有する水分子の相対的安定性の、測定可能な決定を可能にする。
2.5kcal/molより大きい安定性評価を有する、TYK2の結合ポケットにおける水和部位を占有する水分子は、「不安定な水」と呼ばれる。
いずれの特定の理論によっても束縛されることを望まないが、不安定な水分子(すなわち、2.5kcal/molより大きい安定性評価を有する水分子)の移動または破壊、あるいは安定な水(すなわち、1kcal/mol未満の安定性評価を有する水分子)の阻害剤による置き換えは、この阻害剤のより固い結合をもたらすと考えられる。従って、1個またはそれより多くの不安定な水分子(すなわち、いずれの公知の阻害剤によっても移動させられない不安定な水分子)を移動させるように設計された阻害剤は、より固い結合剤であり、従って、不安定な水分子を移動させない阻害剤と比較して、より強力な阻害剤である。
驚くべきことに、提供される化合物は、1個またはそれより多くの不安定な水分子を移動させるかまたは破壊することが見出された。いくつかの実施形態において、提供される化合物は、少なくとも2個の不安定な水分子を移動させるかまたは破壊する。
特定の実施形態において、本発明は、式I:
Figure 0007082120000001
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式Iにおいて、X、L、R、R、およびCyの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、下で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
特定の実施形態において、本発明は、式I’:
Figure 0007082120000002
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式I’において、X、L、R、R、およびCyの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、下で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
特定の実施形態において、本発明は、式X:
Figure 0007082120000003
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式Xにおいて、X、L、R、R、およびCyの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、下で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、式I、I’、またはXの化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、または希釈剤を含有する、薬学的組成物を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、TYK2媒介性の疾患、障害、または状態を処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、式I、I’、またはXの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を投与する工程を包含する。
2.化合物および定義:
本発明の化合物は、本明細書中に一般的に記載された化合物を含み、そして本明細書中に開示されるクラス、サブクラス、および種によってさらに説明される。本明細書中で使用される場合、以下の定義が、他に示されない限り適用される。本発明の目的で、化学元素は、Periodic Table of the Elements,CAS,Handbook of Chemistry and Physics,第75版に従って同定される。さらに、有機化学の一般原理は、「Organic Chemistry」,Thomas Sorrell,University Science Books,Sausalito:1999、ならびに「March’s Advanced Organic Chemistry」,第5版,編者:Smith,M.B.およびMarch,J.,John Wiley & Sons,New York:2001に記載されており、その全内容は、本明細書中に参考として援用される。
用語「脂肪族」または「脂肪族基」とは、本明細書中で使用される場合、直鎖(すなわち、非分枝)または分枝鎖の、置換または非置換の、完全飽和であるかまたは1個もしくはそれより多くの不飽和単位を含む炭化水素鎖、または完全飽和であるかまたは1個もしくはそれより多くの不飽和単位を含むが、芳香族ではない単環式炭化水素もしくは二環式炭化水素(本明細書中で「炭素環」、「脂環式」または「シクロアルキル」とも称される)であって、分子の残部への1つの結合点を有するものを意味する。他に特定されない限り、脂肪族基は、1個~6個の脂肪族炭素原子を含む。いくつかの実施形態において、脂肪族基は、1個~5個の脂肪族炭素原子を含む。他の実施形態において、脂肪族基は、1個~4個の脂肪族炭素原子を含む。さらに他の実施形態において、脂肪族基は、1個~3個の脂肪族炭素原子を含み、そしてなお他の実施形態において、脂肪族基は、1個~2個の脂肪族炭素原子を含む。いくつかの実施形態において、「脂環式」(または「炭素環」または「シクロアルキル」)とは、完全飽和であるかまたは1個もしくはそれより多くの不飽和単位を含むが、芳香族ではなく、分子の残部への1つの結合点を有する、単環式C~C炭化水素をいう。適切な脂肪族基としては、直鎖または分枝鎖の、飽和または不飽和の、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基およびこれらのハイブリッド(例えば、(シクロアルキル)アルキル、(シクロアルケニル)アルキルまたは(シクロアルキル)アルケニル)が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書中で使用される場合、用語「有橋二環式」とは、飽和または部分不飽和の、少なくとも1つの橋を有する、任意の二環式環系(すなわち、炭素環式または複素環式)をいう。IUPACにより定義されるように、「橋」とは、2つの橋頭を接続する複数原子の非分枝鎖、または1つの原子、または原子価結合であり、ここで「橋頭」とは、3つ以上の骨格原子(水素以外)に結合している、その環系の任意の骨格原子である。いくつかの実施形態において、有橋二環式基は、7個~12個の環員、および独立して窒素、酸素、または硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する。このような有橋二環式基は当該分野において周知であり、そして各基が任意の適切な炭素原子または窒素原子において分子の残部に結合する、以下に記載される基が挙げられる。他に特定されない限り、有橋二環式基は、脂肪族基について記載されたような1つ以上の置換基で、必要に応じて置換される。さらに、または代替的に、有橋二環式基の任意の置換可能な窒素は、必要に応じて置換される。例示的な有橋二環式としては:
Figure 0007082120000004
Figure 0007082120000005
が挙げられる。
用語「低級アルキル」とは、C1~4の直鎖または分枝鎖のアルキル基をいう。例示的な低級アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、およびtert-ブチルである。
用語「低級ハロアルキル」とは、1個またはそれより多くのハロゲン原子で置換されている、C1~4の直鎖または分枝鎖のアルキル基をいう。
用語「ヘテロ原子」とは、酸素、硫黄、窒素、リン、またはケイ素(窒素、硫黄、リン、またはケイ素の任意の酸化形態;任意の塩基性窒素の第四級化形態;あるいは複素環式環の置換可能な窒素(例えば、N(3,4-ジヒドロ-2H-ピロリルにおいてのような)、NH(ピロリジニルにおいてのような)またはNR(N-置換ピロリジニルにおいてのような))を含めて)のうちの1つまたはそれより多くを意味する。
用語「不飽和」とは、本明細書中で使用される場合、1個またはそれより多くの不飽和単位を有する部分を意味する。
本明細書中で使用される場合、用語「二価のC1~8(もしくはC1~6)の飽和または不飽和の、直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖」とは、本明細書中で定義されるような、直鎖または分枝鎖の、二価のアルキレン鎖、アルケニレン鎖、およびアルキニレン鎖をいう。
用語「アルキレン」とは、二価のアルキル基をいう。「アルキレン鎖」は、ポリメチレン基、すなわち、-(CH-であり、ここでnは、正の整数、好ましくは、1~6、1~4、1~3、1~2、または2~3である。置換アルキレン鎖は、1個またはそれより多くのメチレン水素が置換基で置き換えられている、ポリメチレン基である。適切な置換基としては、置換脂肪族基について以下に記載されるものが挙げられる。
用語「アルケニレン」とは、二価のアルケニル基をいう。置換アルケニレン鎖は、少なくとも1個の二重結合を含み、1個またはそれより多くの水素原子が置換基で置き換えられている、ポリメチレン基である。適切な置換基としては、置換脂肪族基について以下に記載されるものが挙げられる。
用語「ハロゲン」とは、F、Cl、Br、またはIを意味する。
単独でか、または「アラルキル」、「アラルコキシ」もしくは「アリールオキシアルキル」においてのようにより大きい部分の一部として使用される、用語「アリール」とは、合計5個~14個の環員を有し、その系内の少なくとも1個の環が芳香族であり、そしてその系内の各環が3個~7個の環員を含む、単環式または二環式の環系をいう。用語「アリール」は、用語「アリール環」交換可能に使用され得る。本発明の特定の実施形態において、「アリール」とは、芳香環系をいい、これには、フェニル、ビフェニル、ナフチル、およびアントラシルなどが挙げられるが、これらに限定されず、これらは、1個またはそれより多くの置換基を有してもよい。用語「用語」が本明細書中で使用される場合、またその範囲に含まれるものは、芳香環が1個またはそれより多くの非芳香環に縮合している基(例えば、インダニル、フタルイミジル、ナフトイミジル、フェナントリジニル、またはテトラヒドロナフチルなど)である。
単独でかまたはより大きい部分(例えば、「ヘテロアラルキル」もしくは「ヘテロアラルコキシ」)の一部として使用される、用語「ヘテロアリール」および「ヘテロアラ-」とは、5個~10個の環原子、好ましくは5個、6個、または9個の環原子を有し;環状配置で共有された6個、10個、または14個のπ電子を有し;そして炭素原子に加えて1個~5個のヘテロ原子を有する基をいう。用語「ヘテロ原子」とは、窒素、酸素、または硫黄をいい、そして窒素または硫黄の任意の酸化形態、および塩基性窒素の任意の第四級化形態を含む。ヘテロアリール基としては、限定されないが、チエニル、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、インドリジニル、プリニル、ナフチリジニル、およびプテリジニルが挙げられる。用語「ヘテロアリール」および「ヘテロアラ-」はまた、本明細書中で使用される場合、複素芳香族環が1個またはそれより多くのアリール環、脂環式環、または複素環式環に縮合しており、そのラジカルまたは結合点が、他に特定されない限り、その複素芳香族環上にあるか、またはこのヘテロ芳香族環が縮合している環のうちの1つ上にある、基を包含する。非限定的な例としては、インドリル、イソインドリル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、4H-キノリジニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、テトラヒドロキノリニル、およびテトラヒドロイソキノリニルが挙げられる。ヘテロアリール基は、単環式であっても二環式であってもよい。用語「ヘテロアリール」は、用語「ヘテロアリール環」、「ヘテロアリール基」または「複素芳香族」と交換可能に使用され得、これらの用語の任意のものは、必要に応じて置換されている環を含む。用語「ヘテロアラルキル」とは、ヘテロアリールによって置換されたアルキル基をいい、ここでアルキル部分およびヘテロアリール部分は独立して、必要に応じて置換されている。
本明細書中で使用される場合、用語「複素環」、「ヘテロシクリル」、「複素環式ラジカル」、および「複素環式環」は、交換可能に使用され、そして安定な5員~7員の単環式、または7員~10員の二環式の、複素環式部分であって、飽和または部分不飽和のいずれかであり、そして炭素原子に加えて、1個またはそれより多く、好ましくは1個~4個の、上で定義されたようなヘテロ原子を有するものをいう。複素環の環原子に関して使用される場合、用語「窒素」は、置換された窒素を包含する。一例として、酸素、硫黄または窒素から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する、飽和または部分不飽和の環において、この窒素は、N(3,4-ジヒドロ-2H-ピロリルにおいてのように)であっても、NH(ピロリジニルにおいてのように)であっても、NR(N置換ピロリジニルにおいてのように)であってもよい。
複素環式環は、その親基に、安定な構造をもたらす任意のヘテロ原子または炭素原子において結合し得、そしてこれらの環原子の任意のものは、必要に応じて置換され得る。このようは飽和または部分不飽和の複素環式ラジカルの例としては、限定されないが、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル ピロリジニル、ピペリジニル、ピロリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、デカヒドロキノリニル、オキサゾリジニル、ピペラジニル、ジオキサニル、ジオキソラニル、ジアゼピニル、オキサゼピニル、チアゼピニル、モルホリニル、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン、およびキヌクリジニルが挙げられる。用語「複素環」、「ヘテロシクリル」、「ヘテロシクリル環」、「複素環式基」、「複素環式部分」、および「複素環式ラジカル」は、本明細書中で交換可能に使用され、そしてまた、ヘテロシクリル環が1個またはそれより多くのアリール環、ヘテロアリール環、または脂環式環に縮合している基(例えば、インドリニル、3H-インドリル、クロマニル、フェナントリジニル、またはテトラヒドロキノリニル)を包含する。ヘテロシクリル基は、単環式であっても二環式であってもよい。用語「ヘテロシクリルアルキル」とは、ヘテロシクリルにより置換されたアルキル基をいい、ここでこのアルキル部分およびヘテロシクリル部分は独立して、必要に応じて置換されている。
本明細書中で使用される場合、用語「部分不飽和」とは、少なくとも1個の二重結合または三重結合を含む環部分をいう。用語「部分不飽和」は、複数の不飽和部位を有する環を包含することを意図されるが、本明細書中で定義されるようなアリール部分またはヘテロアリール部分を包含することは意図されない。
本明細書中に記載されるように、本発明の化合物は、「必要に応じて置換された」部分を含み得る。一般に、用語「置換された」とは、用語「必要に応じて」が先行しようと先行するまいと、指定される部分の1個またはそれより多くの水素が適切な置換基で置き換えられていることを意味する。他に示されない限り、「必要に応じて置換された」基は、適切な置換基をその基の各置換可能な部分に有し得、そして任意の所定の構造中の1個より多くの位置が、特定の群から選択される1個より多くの置換基で置換され得る場合、その置換基は、それぞれの位置において同じであっても異なっていてもいずれでもよい。本発明により想定される置換基の組み合わせは、好ましくは、安定な化合物、または化学的に可能な化合物の形成をもたらす組み合わせである。用語「安定な」とは、本明細書中で使用される場合、それらの生成、検出、ならびに特定の実施形態において、本明細書中に開示される目的のうちの1つまたはそれより多くのためのそれらの回収、精製、および使用を可能にする条件に供される場合に、実質的に変化しない化合物をいう。
「必要に応じて置換された」基の置換可能な炭素原子上の適切な一価置換基は、独立して、ハロゲン;-(CH0~4;-(CH0~4OR;-O(CH0~4、-O-(CH0~4C(O)OR;-(CH0~4CH(OR;-(CH0~4SR;-(CH0~4Ph(これは、Rで置換され得る);-(CH0~4O(CH0~1Ph(これは、Rで置換され得る);-CH=CHPh(これは、Rで置換され得る);-(CH0~4O(CH0~1-ピリジル(これは、Rで置換され得る);-NO;-CN;-N;-(CH0~4N(R;-(CH0~4N(R)C(O)R;-N(R)C(S)R;-(CH0~4N(R)C(O)NR ;-N(R)C(S)NR ;-(CH0~4N(R)C(O)OR;-N(R)N(R)C(O)R;-N(R)N(R)C(O)NR ;-N(R)N(R)C(O)OR;-(CH0~4C(O)R;-C(S)R;-(CH0~4C(O)OR;-(CH0~4C(O)SR;-(CH0~4C(O)OSiR ;-(CH0~4OC(O)R;-OC(O)(CH0~4SR;-SC(S)SR;-(CH0~4SC(O)R;-(CH0~4C(O)NR ;-C(S)NR ;-C(S)SR;-SC(S)SR、-(CH0~4OC(O)NR ;-C(O)N(OR)R;-C(O)C(O)R;-C(O)CHC(O)R;-C(NOR)R;-(CH0~4SSR;-(CH0~4S(O);-(CH0~4S(O)OR;-(CH0~4OS(O);-S(O)NR ;-(CH0~4S(O)R;-N(R)S(O)NR ;-N(R)S(O);-N(OR)R;-C(NH)NR ;-P(O);-P(O)R ;-OP(O)R ;-OP(O)(OR;-SiR ;-(C1~4の直鎖もしくは分枝鎖のアルキレン)O-N(R;または-(C1~4の直鎖もしくは分枝鎖のアルキレン)C(O)O-N(Rであり、ここで各Rは、以下で定義されるように置換され得、そして独立して、水素、C1~6脂肪族、-CHPh、-O(CH0~1Ph、-CH-(5員~6員のヘテロアリール環)、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環であるか、あるいは上記定義にかかわらず、Rの2個の独立した存在は、それらの間にある原子(単数または複数)と一緒になって、独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する、3員~12員の飽和、部分不飽和、またはアリールの単環式環または二環式環を形成し、これは、以下で定義されるように置換され得る。
(Rの2個の独立した存在がこれらの間の原子と一緒になることにより形成された環)上の適切な一価置換基は独立して、ハロゲン、-(CH0~2、-(ハロR)、-(CH0~2OH、-(CH0~2OR、-(CH0~2CH(OR;-O(ハロR)、-CN、-N、-(CH0~2C(O)R、-(CH0~2C(O)OH、-(CH0~2C(O)OR、-(CH0~2SR、-(CH0~2SH、-(CH0~2NH、-(CH0~2NHR、-(CH0~2NR 、-NO、-SiR 、-OSiR 、-C(O)SR、-(C1~4の直鎖もしくは分枝鎖のアルキレン)C(O)OR、または-SSRであり、ここで各Rは置換されていないか、または「ハロ」が先行する場合、1個もしくはそれより多くのハロゲンのみで置換されており、そして独立して、C1~4脂肪族、-CHPh、-O(CH0~1Ph、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環から選択される。Rの飽和炭素原子上の適切な二価置換基としては、=Oおよび=Sが挙げられる。
「必要に応じて置換された」基の飽和炭素原子上の適切な二価置換基としては、以下のものが挙げられる:=O、=S、=NNR 、=NNHC(O)R、=NNHC(O)OR、=NNHS(O)、=NR、=NOR、-O(C(R ))2~3O-、または-S(C(R ))2~3S-。ここでRの各独立した存在は、水素、以下で定義されるように置換され得るC1~6脂肪族、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する非置換の5員~6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環から選択される。「必要に応じて置換された」基のビシナルの置換可能な炭素に結合する適切な二価置換基としては、-O(CR 2~3O-が挙げられ、ここでRの各独立した存在は、水素、以下で定義されるように置換され得るC1~6脂肪族、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する非置換の5員~6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環から選択される。
の脂肪族基上の適切な置換基としては、ハロゲン、-R、-(ハロR)、-OH、-OR、-O(ハロR)、-CN、-C(O)OH、-C(O)OR、-NH、-NHR、-NR 、または-NOが挙げられ、ここで各Rは置換されていないか、または「ハロ」が先行する場合、1個もしくはそれより多くのハロゲンのみで置換されており、そして独立して、C1~4脂肪族、-CHPh、-O(CH0~1Ph、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環である。
「必要に応じて置換された」基の置換可能な窒素上の適切な置換基としては、-R、-NR 、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)C(O)R、-C(O)CHC(O)R、-S(O)、-S(O)NR 、-C(S)NR 、-C(NH)NR 、または-N(R)S(O)が挙げられ;ここで各Rは独立して、水素、以下で定義されるように置換され得るC1~6脂肪族、非置換-OPh、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する非置換5員~6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環であるか、あるいは上記定義にかかわらず、Rの2個の独立した存在は、これらの間の原子(単数または複数)と一緒になって、独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する、非置換の3員~12員の飽和、部分不飽和、またはアリールの単環式環または二環式環を形成する。
の脂肪族基上の適切な置換基は、独立して、ハロゲン、-R、-(ハロR)、-OH、-OR、-O(ハロR)、-CN、-C(O)OH、-C(O)OR、-NH、-NHR、-NR 、または-NOであり、ここで各Rは置換されていないか、または「ハロ」が先行する場合、1個もしくはそれより多くのハロゲンのみで置換されており、そして独立して、C1~4脂肪族、-CHPh、-O(CH0~1Ph、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環である。
本明細書中で使用される場合、用語「薬学的に受容可能な塩」とは、妥当な医学的判断の範囲内で、過度な毒性、刺激、およびアレルギー応答などなしで、ヒトおよび下等動物の組織と接触させて使用するために適切であり、そして合理的な利益/危険比に釣り合う、塩をいう。薬学的に受容可能な塩は、当該分野において周知である。例えば、S.M.Bergeらは、薬学的に受容可能な塩を、J.Pharmaceutical Sciences,1977,66,1-19において詳細に記載しており、これは、本明細書中に参考として援用される。本発明の化合物の薬学的に受容可能な塩としては、適切な無機酸、無機塩基、有機酸、および有機塩基から誘導される塩が挙げられる。薬学的に受容可能な非毒性の酸付加塩の例は、無機酸(例えば、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸および過塩素酸)または有機酸(例えば、酢酸、シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸もしくはマロン酸)と形成されたか、あるいはイオン交換などの当該分野において使用される他の方法を使用することによって形成された、アミノ基の塩である。他の薬学的に受容可能な塩としては、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルコヘプトン酸塩、グリセロリン酸塩、グルコン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ヨウ化水素酸塩、2-ヒドロキシ-エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸塩、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、2-ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3-フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩、ウンデカン酸塩、および吉草酸塩などが挙げられる。
適切な塩基から誘導される塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩およびN(C1~4アルキル)塩が挙げられる。代表的なアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩としては、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、およびマグネシウムなどが挙げられる。さらなる薬学的に受容可能な塩は、適切である場合、ハロゲン化物イオン、水酸化物イオン、炭酸イオン、硫酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、低級アルキルスルホン酸イオンおよびアリールスルホン酸イオンなどの対イオンを使用して形成された、非毒性のアンモニウム、第四級アンモニウム、およびアミン陽イオンを含む。
他に記載されない限り、本明細書中に図示される構造はまた、その構造の全ての異性体(例えば、エナンチオマー、ジアステレオマー、および幾何(または配座))形態、例えば、各不斉中心についてのR配置およびS配置、ZおよびEの二重結合異性体、ならびにZおよびEの配座異性体を包含することを意味する。従って、本発明の化合物の単一の立体化学異性体、ならびにエナンチオマー、ジアステレオマー、および幾何(または配座)混合物は、本発明の範囲内である。他に記載されない限り、本発明の化合物の全ての互変異性形態は、本発明の範囲内である。さらに、他に記載されない限り、本明細書中に図示される構造はまた、1またはそれより多くの同位体が富化された原子の存在のみが異なる化合物を包含することを意味する。例えば、水素がジュウテリウムもしくはトリチウムにより置き換えられた本発明の構造、または炭素が13Cまたは14Cを富化された炭素で置き換えられた本発明を有する化合物は、本発明の範囲内である。このような化合物は、例えば、本発明に従う分析ツールとして、生物学的アッセイにおけるプローブとして、または治療剤として、有用である。特定の実施形態において、与えられる化合物の弾頭(warhead)部分Rは、1個またはそれより多くのジュウテリウム原子を含む。特定の実施形態において、提供される化合物の環Bは、1個またはそれより多くのジュウテリウム原子で置換され得る。
本明細書中で使用される場合、用語「阻害剤」は、TYK2を測定可能な親和性で結合し、そして/または阻害する化合物であると定義される。特定の実施形態において、阻害剤は、約50μM未満、約1μM未満、約500nM未満、約100nM未満、約10nM未満、または約1nM未満のIC50および/または結合定数を有する。
本発明の化合物は、検出可能部分に繋留され得る。このような化合物は、画像化剤として有用であることが理解される。当業者は、検出可能部分を、適した置換基を介して提供される化合物と結合させてもよいということを認識する。本明細書において、用語「適した置換基」とは、検出可能部分に共有結合され得る部分をいう。このような部分は、当業者には周知であり、例えば、いくつか例を挙げると、カーボネート部分、アミノ部分、チオール部分またはヒドロキシル部分を含有する基が挙げられる。このような部分は、提供される化合物と直接結合されても、二価の飽和または不飽和炭化水素鎖などの繋留基を介して結合されてもよいことが理解される。いくつかの実施形態では、このような部分は、クリックケミストリーによって結合させられ得る。いくつかの実施形態では、このような部分は、必要に応じて銅触媒の存在下で、アルキンとのアジドの1,3-環化付加によって結合させられ得る。クリックケミストリーを使用する方法は、当技術分野で公知であり、Rostovtsevら,Angew.Chem.Int.Ed.2002,41,2596-99およびSunら,Bioconjugate Chem.,2006,17,52-57によって記載されるものが挙げられる。
本明細書において、用語「検出可能部分」は、用語「標識」と交換可能に使用され、検出され得る任意の部分、例えば、一次標識および二次標識に関する。放射性同位体(例えば、トリチウム、32P、33P、35S、または14C)、質量タグ、および蛍光標識などの一次標識は、さらなる修飾を行わずに検出され得るシグナル生成レポーター基である。検出可能部分としてはまた、発光基およびリン光基が挙げられる。
本明細書において、用語「二次標識」とは、検出可能なシグナルの生成のために二次中間体の存在を必要とする、ビオチンおよび種々のタンパク質抗原などの部分をいう。ビオチンに対しては、二次中間体として、ストレプトアビジン-酵素結合体を含み得る。抗原標識に対しては、二次中間体は、抗体-酵素結合体を含み得る。いくつかの蛍光基は、それらが、非放射性蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)のプロセスにおいてエネルギーを別の基に移動し、第2の基が検出されるシグナルを生じるので二次標識として作用する。
本明細書において、用語「蛍光標識」、「蛍光色素」および「発蛍光団」は、規定の励起波長で光エネルギーを吸収し、異なる波長で光エネルギーを放出する部分をいう。蛍光標識の例として、Alexa Fluor色素(Alexa Fluor350、Alexa Fluor488、Alexa Fluor532、Alexa Fluor546、Alexa Fluor568、Alexa Fluor594、Alexa Fluor633、Alexa Fluor660およびAlexa Fluor680)、AMCA、AMCA-S、BODIPY色素(BODIPY FL、BODIPY R6G、BODIPY TMR、BODIPY TR、BODIPY530/550、BODIPY558/568、BODIPY564/570、BODIPY576/589、BODIPY581/591、BODIPY630/650、BODIPY650/665)、カルボキシローダミン6G、カルボキシ-X-ローダミン(ROX)、カスケードブルー、カスケードイエロー、クマリン343、シアニン色素(Cy3、Cy5、Cy3.5、Cy5.5)、ダンシル、ダポキシル(Dapoxyl)、ジアルキルアミノクマリン、4’,5’-ジクロロ-2’,7’-ジメトキシ-フルオレセイン、DM-NERF、エオシン、エリスロシン、フルオレセイン、FAM、ヒドロキシクマリン、IRDyes(IRD40、IRD700、IRD800)、JOE、リサミンローダミンB、マリーナブルー、メトキシクマリン、ナフトフルオレセイン、オレゴングリーン488、オレゴングリーン500、オレゴングリーン514、パシフィックブルー、PyMPO、ピレン、ローダミンB、ローダミン6G、ローダミングリーン、ローダミンレッド、ロドールグリーン、2’,4’,5’,7’-テトラ-ブロモスルホン-フルオレセイン、テトラメチル-ローダミン(TMR)、カルボキシテトラメチルローダミン(TAMRA)、テキサスレッド、テキサスレッド-Xが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書において、用語「質量タグ」とは、質量分析(MS)検出技術を使用してその質量によって一意的に検出され得る任意の部分をいう。質量タグの例として、N-[3-[4’-[(p-メトキシテトラフルオロベンジル)オキシ]フェニル]-3-メチルグリセロニル]イソニペコン酸、4’-[2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(ペンタフルオロフェノキシル)]メチルアセトフェノンおよびそれらの誘導体などのエレクトロフォア放出タグが挙げられる。これらの質量タグの合成および有用性は、米国特許第4,650,750号、同4,709,016号、同5,360,8191号、同5,516,931号、同5,602,273号、同5,604,104号、同5,610,020号および同5,650,270号に記載されている。質量タグのその他の例として、種々の長さおよび塩基組成のヌクレオチド、ジデオキシヌクレオチド、オリゴヌクレオチド、オリゴペプチド、オリゴ糖および種々の長さおよびモノマー組成のその他の合成ポリマーが挙げられるが、これらに限定されない。適切な質量範囲(100~2000ダルトン)の、中性のものと荷電したものとの両方の多種多様な有機分子(生体分子または合成化合物)を、質量タグとして使用してもよい。
用語「測定可能な親和性」および「測定可能に阻害する」とは、本明細書中で使用される場合、本発明の化合物またはその組成物およびTYK2プロテインキナーゼを含有するサンプルと、この化合物もその組成物も存在しないTYK2プロテインキナーゼを含有する等価なサンプルとの間での、TYK2プロテインキナーゼ活性の測定可能な変化を意味する。
3.例示的な実施形態の説明:
上記のように、特定の実施形態において、本発明は、式I:
Figure 0007082120000006
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式Iにおいて:
Xは、NまたはC(Rであり);
は、D、R、R、-NR、-NRR、-N(R、-OR、または-ORであり;
は、H、R、-N(R)C(O)Cy、-N(R)S(O)Cy、-N(R)Cy、-OCy、-SCy、またはCyであり;
は、H、ハロゲン、またはC1~6脂肪族であるか;あるいは
およびRは、これらの間の原子と一緒になって、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和または芳香族の環を形成し;ここでこの環は、m個の例のRで置換されており;
CyおよびCyの各々は独立して、フェニル;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式環;あるいは3員~7員の飽和または部分不飽和の単環式炭素環式環;あるいは窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和または部分不飽和の二環式複素環式環であり、ここでCyは、n個の例のRで置換されており;そしてCyは、p個の例のRで置換されており;
は、共有結合、またはC1~4の二価の飽和もしくは部分不飽和の直鎖もしくは分枝鎖の炭化水素鎖であり、ここでこの鎖の1個または2個のメチレン単位は独立して、-C(R-、-N(R)-、-N(R)C(O)-、-C(O)N(R)-、-N(R)S(O)-、-S(O)N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-S-、-S(O)-または-S(O)-によって必要に応じて置き換えられており;
、R、R、およびRの各例は独立して、RまたはRであり、そしてq個の例のRで置換されており;
の各例は独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、または-N(R)S(O)Rであり;
の各例は独立して、C1~6脂肪族;フェニル;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;3員~7員の飽和または部分不飽和の炭素環式環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の単環式複素環式環;あるいは窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和または部分不飽和の二環式複素環式環であり;
の各例は独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、もしくは-N(R)S(O)R、または必要に応じて置換された基であり、この必要に応じて置換された基は、C1~6脂肪族、フェニル、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式環、ならびに窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択され;
は、1個またはそれより多くの水素がジュウテリウムで置き換えられているC1~4脂肪族基であり;
各Rは独立して、水素、または必要に応じて置換された基であり、この必要に応じて置換された基は、C1~6脂肪族、フェニル、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式、ならびに窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択されるか、あるいは:
同じ窒素上の2個のR基は、これらの間の原子と一緒になって、この窒素に加えて、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の飽和、部分不飽和、またはヘテロアリールの環を形成し;そして
m、n、p、およびqの各々は独立して、0、1、2、3、または4である。
上記のように、特定の実施形態において、本発明は、式I’:
Figure 0007082120000007
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式I’において:
Xは、NまたはC(R)であり;
は、D、R、R、-NR、-NRR、-N(R、-OR、または-ORであり;
は、H、R、-N(R)C(O)Cy、-N(R)S(O)Cy、-N(R)Cy、-OCy、-SCy、またはCyであり;
は、H、ハロゲン、またはC1~6脂肪族であるか;あるいは
およびRは、これらの間の原子と一緒になって、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和または芳香族の環を形成し;ここでこの環は、m個の例のRで置換されており;
CyおよびCyの各々は独立して、フェニル;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式環;あるいは3員~7員の飽和または部分不飽和の単環式炭素環式環;あるいは窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和または部分不飽和の二環式複素環式環であり、ここでCyは、n個の例のRで置換されており;そしてCyは、p個の例のRで置換されており;
は、共有結合、またはC1~4の二価の飽和もしくは部分不飽和の直鎖もしくは分枝鎖の炭化水素鎖であり、ここでこの鎖の1個または2個のメチレン単位は独立して、-C(R-、-N(R)-、-N(R)C(O)-、-C(O)N(R)-、-N(R)S(O)-、-S(O)N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-S-、-S(O)-または-S(O)-によって必要に応じて置き換えられており;
、R、R、およびRの各例は独立して、RまたはRであり、そしてq個の例のRで置換されており;
の各例は独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)(NR)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、-N(R)S(O)R、-N(R)S(O)R、-N(R)S(O)、-N(R)S(O)、または-P(O)Rであり;
の各例は独立して、C1~6脂肪族;フェニル;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;3員~7員の飽和または部分不飽和の炭素環式環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の単環式複素環式環;あるいは窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和または部分不飽和の二環式複素環式環であり;
の各例は独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、もしくは-N(R)S(O)R、または必要に応じて置換された基であり、この必要に応じて置換された基は、C1~6脂肪族、フェニル、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式環、ならびに窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択され;
は、1個またはそれより多くの水素がジュウテリウムで置き換えられているC1~4脂肪族基であり;
各Rは独立して、水素、または必要に応じて置換された基であり、この必要に応じて置換された基は、C1~6脂肪族、フェニル、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式、ならびに窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択されるか、あるいは:
同じ窒素上の2個のR基は、これらの間の原子と一緒になって、この窒素に加えて、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の飽和、部分不飽和、またはヘテロアリールの環を形成し;そして
m、n、p、およびqの各々は独立して、0、1、2、3、または4である。
上で一般的に定義されたように、XはNまたはC(R)である。いくつかの実施形態において、XはNである。いくつかの実施形態において、XはC(R)である。いくつかの実施形態において、XはC(H)である。いくつかの実施形態において、XはC(R)であり、ここでRはハロゲンである。いくつかの実施形態において、XはC(R)であり、ここでRはフルオロである。
上で一般的に定義されたように、Rは、D、R、R、-NR、-NRR、-N(R、-OR、または-ORである。いくつかの実施形態において、RはDである。いくつかの実施形態において、RはRである。いくつかの実施形態において、RはRである。いくつかの実施形態において、Rは-NRである。いくつかの実施形態において、Rは-NRRである。いくつかの実施形態において、Rは-N(Rである。いくつかの実施形態において、Rは-ORである。いくつかの実施形態において、Rは-ORである。いくつかの実施形態において、Rは、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族基である。いくつかの実施形態において、Rは、必要に応じて置換されたエチル基である。いくつかの実施形態において、Rは、水素、メチルまたは-CDである。いくつかの実施形態において、Rは水素である。いくつかの実施形態において、Rは、メチルまたは-CDである。いくつかの実施形態において、Rはメチルである。いくつかの実施形態において、Rは-CDである。いくつかの実施形態において、Rは-OCHである。いくつかの実施形態において、Rは、D、R、R、-NR、-NRR、-N(R、-OR、または-ORであり、ここでRは水素ではない。いくつかの実施形態において、Rは、-CHF、-CHF、または-CFである。いくつかの実施形態において、Rは-CHFである。
上で一般的に定義されたように、Rは、H、R、-N(R)C(O)Cy、-N(R)Cy、-OCy、-SCy、またはCyである。いくつかの実施形態において、RはHである。いくつかの実施形態において、Rは、R、-N(R)C(O)Cy、-N(R)Cy、-OCy、-SCy、またはCyである。いくつかの実施形態において、RはRである。いくつかの実施形態において、Rは-N(R)C(O)Rである。いくつかの実施形態において、Rは、-N(R)C(O)Cy、-N(R)Cy、またはCyである。いくつかの実施形態において、Rは、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)Cy、-N(R)Cy、またはCyである。いくつかの実施形態において、Rは、-N(H)C(O)R、-N(H)C(O)Cy、-N(H)Cy、またはCyである。いくつかの実施形態において、Rは、-N(H)C(O)R、-N(H)C(O)Cy、または-N(H)Cyである。いくつかの実施形態において、Rは-N(H)C(O)Rである。いくつかの実施形態において、Rは-N(H)C(O)Rであり、ここでこの例におけるRは、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である。いくつかの実施形態において、Rは-N(H)C(O)Cyである。いくつかの実施形態において、Rは-N(H)Cyである。いくつかの実施形態において、Rは-N(H)C(O)Cyであり、ここでCyはシクロプロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、
Figure 0007082120000008
である。
上で一般的に定義されたように、Rは、H、ハロゲン、またはC1~6脂肪族である。いくつかの実施形態において、RはHである。いくつかの実施形態において、Rは、ハロゲン、またはC1~6脂肪族である。いくつかの実施形態において、Rはハロゲンである。いくつかの実施形態において、Rはフルオロである。いくつかの実施形態において、RはC1~6脂肪族である。
いくつかの実施形態において、RおよびRは、これらの間の原子と一緒になって、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和または芳香族の環を形成し;ここでこの環は、m個の例のRで置換されている。いくつかの実施形態において、RおよびRは、これらの間の原子と一緒になって、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~3個のヘテロ原子を有する5員の部分不飽和または芳香族の環を形成し;ここでこの環は、m個の例のRで置換されている。
上で一般的に定義されたように、Cyは、フェニル;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式環;あるいは3員~7員の飽和または部分不飽和の単環式炭素環式環;あるいは窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和または部分不飽和の二環式複素環式環であり、ここでCyは、n個の例のRで置換されている。
いくつかの実施形態において、Cyはフェニルである。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Cyは、1個~4個の窒素を有する6員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Cyはピリジルである。いくつかの実施形態において、Cyはピラジニルである。いくつかの実施形態において、Cyはピリミジニルである。いくつかの実施形態において、Cyはトリアジニルである。いくつかの実施形態において、Cyは、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、またはテトラゾリルである。いくつかの実施形態において、Cy1は、フラニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、またはオキサジアゾリルであり、いくつかの実施形態において、Cy1は、チオフェニル、チアゾリル、イソチアゾリル、またはチアジアゾリルである。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環である。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式環である。いくつかの実施形態において、Cyは、3員~7員の飽和または部分不飽和の単環式炭素環式環である。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和または部分不飽和の二環式複素環式環である。
いくつかの実施形態において、一緒になったCy(Rは、以下:
Figure 0007082120000009
Figure 0007082120000010
Figure 0007082120000011
から選択され;ここでR、R、およびqの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、一緒になったCy(Rは、先行する段落の基および以下の基:
Figure 0007082120000012
Figure 0007082120000013
から選択される。
いくつかの実施形態において、一緒になったCy(Rは、先行する段落の基および以下の基:
Figure 0007082120000014
から選択される。
上で一般的に定義されたように、Cyは、フェニル;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式環;あるいは3員~7員の飽和または部分不飽和の単環式炭素環式環;あるいは窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和または部分不飽和の二環式複素環式環であり、ここでCyは、p個の例のRで置換されている。
いくつかの実施形態において、Cyはフェニルである。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Cyは、1個~4個の窒素を有する6員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Cyはピリジルである。いくつかの実施形態において、Cyはピラジニルである。いくつかの実施形態において、Cyはピリミジニルである。いくつかの実施形態において、Cyはトリアジニルである。いくつかの実施形態において、Cyは、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、またはテトラゾリルである。いくつかの実施形態において、Cyは、フラニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、またはオキサジアゾリルであり、いくつかの実施形態において、Cyは、チオフェニル、チアゾリル、イソチアゾリル、またはチアジアゾリルである。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環である。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式環である。いくつかの実施形態において、Cyは、3員~7員の飽和または部分不飽和の単環式炭素環式環である。いくつかの実施形態において、CyはC3~7シクロアルキルである。いくつかの実施形態において、Cyはシクロプロピルである。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和または部分不飽和の二環式複素環式環である。
いくつかの実施形態において、Cyは、以下のものから選択され、これらの各々は、p個の例のRによって置換されている:
Figure 0007082120000015
いくつかの実施形態において、Cyは、先行する段落の基以下のものから選択され、これらの各々は、p個の例のRによって置換されている:
Figure 0007082120000016
上で一般的に定義されたように、Lは、共有結合、またはC1~4の二価の飽和もしくは部分不飽和の直鎖もしくは分枝鎖の炭化水素鎖であり、ここでこの鎖の1個または2個のメチレン単位は独立して、-C(R-、-N(R)-、-N(R)C(O)-、-C(O)N(R)-、-N(R)S(O)-、-S(O)N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-S-、-S(O)-または-S(O)-によって必要に応じて置き換えられている。いくつかの実施形態において、Lは共有結合である。いくつかの実施形態において、Lは、C1~4の二価の飽和もしくは部分不飽和の直鎖もしくは分枝鎖の炭化水素鎖であり、ここでこの鎖の1個または2個のメチレン単位は独立して、-C(R-、-N(R)-、-N(R)C(O)-、-C(O)N(R)-、-N(R)S(O)-、-S(O)N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-S-、-S(O)-または-S(O)-によって必要に応じて置き換えられている。いくつかの実施形態において、Lは-N(R)-である。いくつかの実施形態において、Lは-N(H)-である。
上で一般的に定義されたように、mは、0、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、mは0である。いくつかの実施形態において、mは、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、mは1である。いくつかの実施形態において、mは2である。いくつかの実施形態において、mは3である。いくつかの実施形態において、mは4である。
上で一般的に定義されたように、nは、0、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、nは0である。いくつかの実施形態において、nは、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、nは1である。いくつかの実施形態において、nは2である。いくつかの実施形態において、nは3である。いくつかの実施形態において、nは4である。
上で一般的に定義されたように、pは、0、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、pは0である。いくつかの実施形態において、pは、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、pは1である。いくつかの実施形態において、pは2である。いくつかの実施形態において、pは3である。いくつかの実施形態において、pは4である。
いくつかの実施形態において、本発明は、Lが-N(H)-であり、これによって、式I-a:
Figure 0007082120000017
の化合物を形成する、式IまたはI’の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式I-aにおいて、X、Cy、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、XがNまたはC(R)であり、これによって、それぞれ式I-bまたはI-c:
Figure 0007082120000018
の化合物を形成する、式IまたはI’の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式I-bおよびI-cにおいて、Cy、L、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、LがNまたはC(R)であり、これによって、それぞれ式II-aまたはII-b:
Figure 0007082120000019
の化合物を形成する、式I-aの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式II-aおよびII-bにおいて、Cy、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、Cyがフェニルであり、これによって、それぞれ式III-aまたはIII-b:
Figure 0007082120000020
の化合物を形成する、式II-aまたはII-bの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式III-aおよびIII-bにおいて、R、R、R、R、およびnの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、nが1、2または3であり、そしてRのうちの少なくとも1つの例が、NH結合点に対してオルトであり、これによって、それぞれ式IV-aまたはIV-b:
Figure 0007082120000021
の化合物を形成する、式III-aまたはIII-bの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式IV-aおよびIV-bにおいて、R、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、オルトのR基が-OR、-S(O)R、-C(O)NR、または-N(R)S(O)Rであり、これによって、それぞれ式V-a、V-b、V-c、V-d、V-e、V-f、V-g、またはV-h:
Figure 0007082120000022
Figure 0007082120000023
の化合物を形成する、式IV-aまたはIV-bの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式V-a、V-b、V-c、V-d、V-e、V-f、V-g、およびV-hにおいて、R、R、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、オルトのR基が、-N(R)S(O)R、-N(R)S(O)、-N(R)S(O)、-S(O)(NR)R、または-P(O)Rであり、これによって、それぞれ式V-i、V-j、V-k、V-l、V-m、V-n、V-o、V-p、V-qまたはV-r:
Figure 0007082120000024
Figure 0007082120000025
の化合物を形成する、式IV-aまたはIV-bの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式V-i、V-j、V-k、V-l、V-m、V-n、V-o、V-p、V-qおよびV-rにおいて、R、R、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、第二のR基(R5b)が、NH結合点に対してメタであり、これによって、それぞれ式VI-aまたはVI-b:
Figure 0007082120000026
の化合物を形成する、式V-aまたはV-bの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式VI-aおよびVI-bにおいて、R、R、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、RがRである、式VI-aまたはVI-bの化合物を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、Rが、-C(O)NR、または窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環であり、この環が、q個の例のRによって置換されている、式VI-aまたはVI-bの化合物を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、-ORが、メトキシ、フルオロメトキシ、またはジフルオロメトキシである、式VI-aまたはVI-bの化合物を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、Cyがピリジルであり、nが2であり、そしてRの1個の例がオキソであり、これによって、それぞれ式VII-aまたはVII-b:
Figure 0007082120000027
のピリドン化合物を形成する、式II-aまたはII-bの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式VII-aおよびVII-bにおいて、R、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、Rが-CHFであり、これによって、式VIII:
Figure 0007082120000028
の化合物を形成する、式IまたはI’の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式VIIIにおいて、X、L、R、およびCyの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、Lが-NH-であり、これによって、式IX:
Figure 0007082120000029
の化合物を形成する、式VIIIの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式IXにおいて、X、R、およびCyの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
上記のように、特定の実施形態において、本発明は、式X:
Figure 0007082120000030
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式Xにおいて:
Xは、NまたはC(R)であり;
は、-CHF、-CHF、または-CFであり;
は、H、R、-N(R)C(O)Cy、-N(R)S(O)Cy、-N(R)Cy、-OCy、-SCy、またはCyであり;
は、H、ハロゲン、またはC1~6脂肪族であるか;あるいは
およびRは、これらの間の原子と一緒になって、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和または芳香族の環を形成し;ここでこの環は、m個の例のRで置換されており;
CyおよびCyの各々は独立して、フェニル;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式環;あるいは3員~7員の飽和または部分不飽和の単環式炭素環式環;あるいは窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和または部分不飽和の二環式複素環式環であり、ここでCyは、n個の例のRで置換されており;そしてCyは、p個の例のRで置換されており;
は、共有結合、またはC1~4の二価の飽和もしくは部分不飽和の直鎖もしくは分枝鎖の炭化水素鎖であり、ここでこの鎖の1個または2個のメチレン単位は独立して、-C(R-、-N(R)-、-N(R)C(O)-、-C(O)N(R)-、-N(R)S(O)-、-S(O)N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-S-、-S(O)-または-S(O)-によって必要に応じて置き換えられており;
、R、R、およびRの各例は独立して、RまたはRであり、そしてq個の例のRで置換されており;
の各例は独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、または-N(R)S(O)Rであり;
の各例は独立して、C1~6脂肪族;フェニル;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;3員~7員の飽和または部分不飽和の炭素環式環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の単環式複素環式環;あるいは窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和または部分不飽和の二環式複素環式環であり;
の各例は独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、もしくは-N(R)S(O)R、または必要に応じて置換された基であり、この必要に応じて置換された基は、C1~6脂肪族、フェニル、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式環、ならびに窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択され;
は、1個またはそれより多くの水素がジュウテリウムで置き換えられているC1~4脂肪族基であり;
各Rは独立して、水素、または必要に応じて置換された基であり、この必要に応じて置換された基は、C1~6脂肪族、フェニル、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式、ならびに窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択されるか、あるいは:
同じ窒素上の2個のR基は、これらの間の原子と一緒になって、この窒素に加えて、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の飽和、部分不飽和、またはヘテロアリールの環を形成し;そして
m、n、p、およびqの各々は独立して、0、1、2、3、または4である。
上で一般的に定義されたように、Xは、NまたはC(R)である。いくつかの実施形態において、XはNである。いくつかの実施形態において、XはC(R)である。いくつかの実施形態において、XはC(H)である。いくつかの実施形態において、XはC(R)であり、ここでRはハロゲンである。いくつかの実施形態において、XはC(R)であり、ここでRはフルオロである。
上で一般的に定義されたように、Rは、-CHF、-CHF、または-CFである。いくつかの実施形態において、Rは-CHFである。
上で一般的に定義されたように、Rは、H、R、-N(R)C(O)Cy、-N(R)Cy、-OCy、-SCy、またはCyである。いくつかの実施形態において、RはHである。いくつかの実施形態において、Rは、R、-N(R)C(O)Cy、-N(R)Cy、-OCy、-SCy、またはCyである。いくつかの実施形態において、RはRである。いくつかの実施形態において、Rは-N(R)C(O)Rである。いくつかの実施形態において、Rは、-N(R)C(O)Cy、-N(R)Cy、またはCyである。いくつかの実施形態において、Rは、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)Cy、-N(R)Cy、またはCyである。いくつかの実施形態において、Rは、-N(H)C(O)R、-N(H)C(O)Cy、-N(H)Cy、またはCyである。いくつかの実施形態において、Rは、-N(H)C(O)R、-N(H)C(O)Cy、または-N(H)Cyである。いくつかの実施形態において、Rは-N(H)C(O)Rである。いくつかの実施形態において、Rは-N(H)C(O)Rであり、ここでこの例におけるRは、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である。いくつかの実施形態において、Rは-N(H)C(O)Cyである。いくつかの実施形態において、Rは-N(H)Cyである。いくつかの実施形態において、Rは-N(H)C(O)Cyであり、ここでCyはシクロプロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、
Figure 0007082120000031
である。
上で一般的に定義されたように、Rは、H、ハロゲン、またはC1~6脂肪族である。いくつかの実施形態において、RはHである。いくつかの実施形態において、Rは、ハロゲン、またはC1~6脂肪族である。いくつかの実施形態において、Rはハロゲンである。いくつかの実施形態において、Rはフルオロである。いくつかの実施形態において、RはC1~6脂肪族である。
いくつかの実施形態において、RおよびRは、これらの間の原子と一緒になって、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和または芳香族の環を形成し;ここでこの環は、m個の例のRで置換されている。いくつかの実施形態において、RおよびRは、これらの間の原子と一緒になって、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~3個のヘテロ原子を有する5員の部分不飽和または芳香族の環を形成し;ここでこの環は、m個の例のRで置換されている。
上で一般的に定義されたように、Cyは、フェニル;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式環;あるいは3員~7員の飽和または部分不飽和の単環式炭素環式環;あるいは窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和または部分不飽和の二環式複素環式環であり、ここでCyは、n個の例のRで置換されている。
いくつかの実施形態において、Cyはフェニルである。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Cyは、1個~4個の窒素を有する6員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Cyはピリジルである。いくつかの実施形態において、Cyはピラジニルである。いくつかの実施形態において、Cyはピリミジニルである。いくつかの実施形態において、Cyはトリアジニルである。いくつかの実施形態において、Cyは、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、またはテトラゾリルである。いくつかの実施形態において、Cy1は、フラニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、またはオキサジアゾリルであり、いくつかの実施形態において、Cy1は、チオフェニル、チアゾリル、イソチアゾリル、またはチアジアゾリルである。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環である。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式環である。いくつかの実施形態において、Cyは、3員~7員の飽和または部分不飽和の単環式炭素環式環である。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和または部分不飽和の二環式複素環式環である。
いくつかの実施形態において、一緒になったCy(Rは、以下:
Figure 0007082120000032
Figure 0007082120000033
Figure 0007082120000034
Figure 0007082120000035
から選択され;ここでR、R、およびqの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
上で一般的に定義されたように、Cyは、フェニル;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式環;あるいは3員~7員の飽和または部分不飽和の単環式炭素環式環;あるいは窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和または部分不飽和の二環式複素環式環であり、ここでCyは、p個の例のRで置換されている。
いくつかの実施形態において、Cyはフェニルである。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Cyは、1個~4個の窒素を有する6員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Cyはピリジルである。いくつかの実施形態において、Cyはピラジニルである。いくつかの実施形態において、Cyはピリミジニルである。いくつかの実施形態において、Cyはトリアジニルである。いくつかの実施形態において、Cyは、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、またはテトラゾリルである。いくつかの実施形態において、Cyは、フラニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、またはオキサジアゾリルであり、いくつかの実施形態において、Cyは、チオフェニル、チアゾリル、イソチアゾリル、またはチアジアゾリルである。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環である。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式環である。いくつかの実施形態において、Cyは、3員~7員の飽和または部分不飽和の単環式炭素環式環である。いくつかの実施形態において、CyはC3~7シクロアルキルである。いくつかの実施形態において、Cyはシクロプロピルである。いくつかの実施形態において、Cyは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和または部分不飽和の二環式複素環式環である。
いくつかの実施形態において、Cyは、以下のものから選択され、これらの各々は、p個の例のRによって置換されている:
Figure 0007082120000036
上で一般的に定義されたように、Lは、共有結合、またはC1~4の二価の飽和もしくは部分不飽和の直鎖もしくは分枝鎖の炭化水素鎖であり、ここでこの鎖の1個または2個のメチレン単位は独立して、-C(R-、-N(R)-、-N(R)C(O)-、-C(O)N(R)-、-N(R)S(O)-、-S(O)N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-S-、-S(O)-または-S(O)-によって必要に応じて置き換えられている。いくつかの実施形態において、Lは共有結合である。いくつかの実施形態において、Lは、C1~4の二価の飽和もしくは部分不飽和の直鎖もしくは分枝鎖の炭化水素鎖であり、ここでこの鎖の1個または2個のメチレン単位は独立して、-C(R-、-N(R)-、-N(R)C(O)-、-C(O)N(R)-、-N(R)S(O)-、-S(O)N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-S-、-S(O)-または-S(O)-によって必要に応じて置き換えられている。いくつかの実施形態において、Lは-N(R)-である。いくつかの実施形態において、Lは-N(H)-である。
上で一般的に定義されたように、mは、0、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、mは0である。いくつかの実施形態において、mは、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、mは1である。いくつかの実施形態において、mは2である。いくつかの実施形態において、mは3である。いくつかの実施形態において、mは4である。
上で一般的に定義されたように、nは、0、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、nは0である。いくつかの実施形態において、nは、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、nは1である。いくつかの実施形態において、nは2である。いくつかの実施形態において、nは3である。いくつかの実施形態において、nは4である。
上で一般的に定義されたように、pは、0、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、pは0である。いくつかの実施形態において、pは、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、pは1である。いくつかの実施形態において、pは2である。いくつかの実施形態において、pは3である。いくつかの実施形態において、pは4である。
いくつかの実施形態において、本発明は、Lが-N(H)-であり、これによって、式X-a:
Figure 0007082120000037
の化合物を形成する、式Xの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式X-aにおいて、X、Cy、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、XがNまたはC(R)であり、これによって、それぞれ式X-bまたはX-c:
Figure 0007082120000038
の化合物を形成する、式Xの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式X-bおよびX-cにおいて、Cy、L、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、XがNまたはC(R)であり、これによって、それぞれ式XI-aまたはXI-b:
Figure 0007082120000039
の化合物を形成する、式X-aの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式XI-aおよびXI-bにおいて、Cy、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、Cyがフェニルであり、これによって、それぞれ式XII-aまたはXII-b:
Figure 0007082120000040
の化合物を形成する、式XI-aまたはXI-bの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式XII-aおよびXII-bにおいて、R、R、R、R、およびnの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、nが、1、2または3であり、そしてRのうちの少なくとも1つの例が、NHの結合点に対してオルトであり、これによって、それぞれ式XIII-aまたはXIII-b:
Figure 0007082120000041
の化合物を形成する、式XII-aまたはXII-bの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式XIII-aおよびXIII-bにおいて、R、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、オルトのR基が、-OR、-S(O)R、-C(O)NR、または-N(R)S(O)Rであり、これによって、それぞれ式XIV-a、XIV-b、XIV-c、XIV-d、XIV-e、XIV-f、XIV-g、またはXIV-h:
Figure 0007082120000042
Figure 0007082120000043
の化合物を形成する、式XIII-aまたはXIII-bの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式XIV-a、XIV-b、XIV-c、XIV-d、XIV-e、XIV-f、XIV-g、およびXIV-hにおいて、R、R、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、第二のR基(R5b)が、NH結合点に対してメタであり、これによって、それぞれ式XV-a、またはXV-b:
Figure 0007082120000044
の化合物を形成する、式XIV-aまたはXIV-bの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式XV-aおよびXV-bにおいて、R、R、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、RがRである、式XV-aまたはXV-bの化合物を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、Rが、-C(O)NR、または窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環である、式XV-aまたはXV-bの化合物を提供し、この環は、q個の例のRによって置換されている。
いくつかの実施形態において、本発明は、-ORが、メトキシ、フルオロメトキシ、またはジフルオロメトキシである、式XV-aまたはXV-bの化合物を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、Cyがピリジルであり、nが2であり、そしてRのうちの1個の例がオキソであり、これによって、それぞれ式XVI-aまたはXVI-b:
Figure 0007082120000045
のピリドン化合物を形成する、式XI-aまたはXI-bの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式XVI-aおよびXVI-bにおいて、R、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、Rが-CHFであり、これによって、式XVII:
Figure 0007082120000046
の化合物を形成する、式Xの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式XVIIにおいて、X、L、R、およびCyの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、Lが-NH-であり、これによって、式XVIII:
Figure 0007082120000047
の化合物を形成する、式XVIIの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式XVIIIにおいて、X、R、およびCyの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
本発明の例示的な化合物は、以下の表1に記載されている。
Figure 0007082120000048
Figure 0007082120000049
Figure 0007082120000050
Figure 0007082120000051
Figure 0007082120000052
Figure 0007082120000053
Figure 0007082120000054
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Figure 0007082120000056
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Figure 0007082120000062
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Figure 0007082120000182
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Figure 0007082120000185
Figure 0007082120000186
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Figure 0007082120000188
Figure 0007082120000189
Figure 0007082120000190
Figure 0007082120000191
Figure 0007082120000192
いくつかの実施形態において、本発明は、上記表1に記載される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、上記表1に記載される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩を、薬学的に受容可能なキャリア、賦形剤、または希釈剤と一緒に含有する薬学的組成物を提供する。
4.本化合物を提供する一般方法
本発明の化合物は、一般に、類似の化合物に関して当業者に公知である合成および/または半合成方法によって、ならびに本明細書中の実施例に詳細に記載されている方法によって、調製または単離され得る。
いくつかの実施形態において、式IまたはI’の化合物は、スキーム1に図示される以下の一般手順に従って調製される。
スキーム1。式IまたはI’の化合物の合成。
Figure 0007082120000193
ここでPGは、適切な窒素保護基であり、そしてXは、上記および本明細書中の実施形態において定義されるとおりである。
いくつかの実施形態において、式Xの化合物は、スキーム1-aに図示される以下の一般手順に従って調製される。
スキーム1-a。式Xの化合物の合成。
Figure 0007082120000194
ここでPGは、適切な窒素保護基であり、そしてX、R、R、L、およびCyの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、上記および本明細書中の実施形態において定義されるとおりである。
がNHであるいくつかの実施形態において、式Cy-NHの中間体は、WO2014074660A1、WO2014074661A1、およびWO2015089143A1に記載される方法に従って調製され、これらの各々の全体は、本明細書中に参考として援用される。
5.使用、処方および投与
薬学的に受容可能な組成物
別の実施形態によれば、本発明は、本発明の化合物、またはその薬学的に受容可能な誘導体および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクルを含有する、組成物を提供する。本発明の組成物中の化合物の量は、TYK2プロテインキナーゼまたはその変異体を、生物学的サンプル中または患者において、測定可能に阻害するために有効であるような量である。特定の実施形態において、本発明の組成物中の化合物の量は、TYK2プロテインキナーゼまたはその変異体を、生物学的サンプル中または患者において、測定可能に阻害するために有効であるような量である。特定の実施形態において、本発明の組成物は、このような組成物を必要とする患者への投与のために処方される。いくつかの実施形態において、本発明の組成物は、患者への経口投与のために処方される。
用語「患者」とは、本明細書中で使用される場合、動物、好ましくは哺乳動物、そして最も好ましくはヒトを意味する。
用語「薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクル」とは、それが一緒に処方される化合物の薬理活性を破壊しない、非毒性のキャリア、アジュバント、またはビヒクルをいう。本発明の組成物において使用され得る薬学的に受容可能なキャリア、アジュバントまたはビヒクルとしては、イオン交換物質、アルミナ、ステアリン酸アルミニウム、レシチン、血清タンパク質(例えば、ヒト血清アルブミン)、緩衝物質(例えば、ホスフェート)、グリシン、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、飽和植物脂肪酸のグリセリド混合物、水、塩または電解質(例えば、硫酸プロタミン、リン酸水素蓋ナトリウム、リン酸水素カリウム、塩化ナトリウム、亜鉛塩)、コロイド状シリカ、三ケイ酸マグネシウム、ポリビニルピロリドン、セルロース系物質、ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリレート、蝋、ポリエチレン-ポリオキシプロピレン-ブロックコポリマー、ポリエチレングリコールおよび羊毛脂が挙げられるが、これらに限定されない。
「薬学的に受容可能な誘導体」とは、レシピエントに投与されると、直接または間接的のいずれかで、本発明の化合物またはその阻害活性代謝産物もしくは残渣を与えることができる、本発明の化合物の非毒性の塩、エステル、エステルの塩または他の誘導体を意味する。
本明細書中で使用される場合、用語「その阻害活性代謝産物または残渣」とは、その代謝産物または残渣が、TYK2プロテインキナーゼ、またはその変異体の阻害剤でもあることを意味する。
本発明の組成物は、経口的に、非経口的に、吸入スプレーにより、局所的に、直腸的に、経鼻的に、頬的に、膣的に、または移植されたレザバを介して、投与され得る。用語「非経口」は、本明細書中で使用される場合、皮下、静脈内、筋肉内、動脈内、滑液包内、胸骨内、鞘内、肝臓内、病変内、および頭蓋内の、注射技術または注入技術を包含する。好ましくは、これらの組成物は、経口投与、腹腔内投与、または静脈内投与される。本発明の組成物の滅菌注射可能形態は、水性または油性の懸濁物であり得る。これらの懸濁物は、当該分野において公知である技術に従って、適切な分散剤または湿潤剤および懸濁化剤を使用して、処方され得る。滅菌注射可能調製物はまた、非毒性の非経口で受容可能な希釈剤または溶媒中の、滅菌注射可能な溶液または懸濁物(例えば、1,3-ブタンジオール中の溶液)であり得る。使用され得る受容可能なビヒクルおよび溶媒のうちでもとりわけ、水、リンゲル液および等張塩化ナトリウム溶液である。さらに、無菌固定油が、溶媒または懸濁媒として従来使用されている。
この目的で、合成モノグリセリドまたは合成ジグリセリドが挙げられる、任意のブランドの固定油が使用され得る。オレイン酸およびそのグリセリド誘導体などの脂肪酸は、天然の薬学的に受容可能な油(例えば、オリーブ油またはヒマシ油の、特にそれらのポリオキシエチレン化バージョン)と同様に、注射可能物質の調製において有用である。これらの油溶液または油懸濁物はまた、長鎖アルコールの希釈剤または分散剤(例えば、カルボキシメチルセルロース、または薬学的に受容可能な剤形(エマルジョンおよび懸濁剤が挙げられる)の処方において一般的に使用される類似の分散剤)を含有し得る。他の一般的に使用される界面活性剤(例えば、Tweens、Spansおよび薬学的に受容可能な固体、液体または他の剤形の製造において一般的に使用される他の乳化剤またはバイオアベイラビリティ増強剤)もまた、処方の目的で使用され得る。
本発明の薬学的に受容可能な組成物は、任意の経口で受容可能な剤形(カプセル剤、錠剤、水性懸濁物または溶液が挙げられるが、これらに限定されない)で経口投与され得る。経口使用のための錠剤の場合、一般的に使用されるキャリアとしては、ラクトースおよびコーンスターチが挙げられる。ステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤もまた、代表的に添加される。カプセル形態での経口投与のために、有用な希釈剤としては、ラクトースおよび乾燥コーンスターチが挙げられる。水性懸濁物が経口使用のために必要とされる場合、その活性成分は、乳化剤および懸濁化剤と合わせられる。所望であれば、特定の甘味剤、矯味矯臭剤または着色剤もまた、添加され得る。
あるいは、本発明の薬学的に受容可能な組成物は、直腸投与のための坐剤の形態で投与され得る。これらは、この剤を、室温では固体であるが直腸温度では液体であることにより、直腸内で融解して薬物を放出する、適切な非刺激性賦形剤と混合することによって、調製され得る。このような物質としては、カカオ脂、蜜蝋およびポリエチレングリコールが挙げられる。
本発明の薬学的に受容可能な組成物はまた、処置の標的が局所適用により容易にアクセス可能な領域または器官を含む場合(眼、皮膚、または下方腸管の疾患が挙げられる)に特に、局所投与され得る。適切な局所処方物は、これらの領域または器官の各々について、容易に調製される。
下方腸管のための局所適用は、直腸坐剤処方物(上記を参照のこと)または適切な浣腸処方物で行われ得る。局所経皮パッチもまた使用され得る。
局所適用のために、提供される薬学的に受容可能な組成物は、1種またはそれより多くのキャリアに懸濁または分散した活性成分を含有する、適切な軟膏剤に処方され得る。本発明の化合物の局所投与のためのキャリアとしては、鉱油、流動石油、白色ワセリン、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン化合物、乳化蝋および水が挙げられるが、これらに限定されない。あるいは、提供される薬学的に受容可能な組成物は、1種またはそれより多くの薬学的に受容可能なキャリアに懸濁または溶解した活性成分を含有する、適切なローションまたはクリームに処方され得る。適切なキャリアとしては、鉱油、モノステアリン酸ソルビタン、ポリソルベート60、セチルエステル蝋、セテアリールアルコール、2-オクチルドデカノール、ベンジルアルコールおよび水が挙げられるが、これらに限定されない。
眼用途のために、提供される薬学的に受容可能な組成物は、等張性のpHを調整された滅菌生理食塩水中の微細化懸濁物として、または好ましくは、等張性のpHを調整された滅菌生理食塩水中の溶液として、ベンジルアルコニウムクロリドなどの防腐剤ありまたはなしのいずれかで、処方され得る。あるいは、眼用途のために、薬学的に受容可能な組成物は、ワセリンなどの軟膏剤中に処方され得る。
本発明の薬学的に受容可能な組成物はまた、経鼻エアロゾルまたは吸入によって投与され得る。このような組成物は、製薬処方の分野において周知である技術に従って調製され、そして生理食塩水中の溶液として、ベンジルアルコールまたは他の適切な防腐剤、バイオアベイラビリティを増強するための吸収促進剤、フルオロカーボン、ならびに/あるいは他の従来の可溶化剤または分散剤を使用して、調製され得る。
最も好ましくは、本発明の薬学的に受容可能な組成物は、経口投与のために処方される。このような処方物は、食物を伴って投与されても伴わずに投与されてもよい。いくつかの実施形態において、本発明の薬学的に受容可能な組成物は、食物を伴わずに投与される。他の実施形態において、本発明の薬学的に受容可能な組成物は、食物を伴って投与される。
単回剤形で処方物を製造するためにキャリア物質と合わせられ得る本発明の化合物の量は、処置される宿主、具体的な投与様式に依存して変わる。好ましくは、提供される組成物は、0.01mg/kg体重/日~100mg/kg体重/日の投薬量の阻害剤が、これらの組成物を受ける患者に投与され得るように処方されるべきである。
任意の特定の患者についての具体的な投薬量および処置計画は、種々の要因(使用される特定の化合物の活性、年齢、体重、一般的な健康状態、性別、食事、投与の時間、排出の速度、薬物の組み合わせ、ならびに処置する医師の判断および処置される特定の疾患の重篤度が挙げられる)に依存することもまた理解されるべきである。組成物中の本発明の化合物の量はまた、その組成物中の特定の化合物に依存する。
化合物および薬学的に受容可能な組成物の使用
本明細書中に記載される化合物および組成物は、1種以上の酵素のキナーゼ活性の阻害のために、大いに有用である。いくつかの実施形態において、本発明の化合物および方法によって阻害されるキナーゼは、TYK2である。
TYK2は、プロテインキナーゼのJanusキナーゼ(JAK)ファミリーの非レセプターチロシンキナーゼメンバーである。哺乳動物JAKファミリーは、4つのメンバー、すなわちTYK2、JAK1、JAK2、およびJAK3からなる。JAKタンパク質(TYK2を含めて)は、サイトカインシグナル伝達のために統合される。TYK2は、I型およびII型のサイトカインレセプター、ならびにインターフェロンI型およびIII型のレセプターの細胞質ドメインと会合し、そしてサイトカイン構築のときに、これらのレセプターによって活性化される。TYK2活性化に関与するサイトカインとしては、インターフェロン(例えば、IFN-α、IFN-β、IFN-κ、IFN-δ、IFN-ε、IFN-τ、IFN-ω、およびIFN-ζ(リミチンとしても公知)、ならびにインターロイキン(例えば、IL-4、IL-6、IL-10、IL-11、IL-12、IL-13、IL-22、IL-23、IL-27、IL-31、オンコスタチンM、毛様体神経栄養因子、カルジオトロフィン1、カルジオトロフィン様サイトカイン、およびLIF)が挙げられる。Velasquezら,「A protein kinase in the interferon α/β signaling pathway」,Cell(1992)70:313; Stahlら,「Association and activation of Jak-Tyk kinases by CNTF-LIF-OSM-IL-6β receptor components」, Science (1994) 263:92; Finbloomら,「IL-10 induces the tyrosine phosphorylation of Tyk2 and Jak1 and the differential assembly of Stat1 and Stat3 complexes in human T cells and monocytes」,J. Immunol. (1995) 155:1079; Baconら, 「Interleukin 12 (IL-12) induces tyrosine phosphorylation of Jak2 and Tyk2: differential use of Janus family kinases by IL-2 and IL-12」, J. Exp. Med. (1995) 181:399; Welhamら, 「Interleukin-13 signal transduction in lymphohemopoietic cells: similarities and differences in signal transduction with interleukin-4 and insulin」, J. Biol. Chem. (1995) 270:12286; Parhamら, 「A receptor for the heterodimeric cytokine IL-23 is composed of IL-12Rβ1 and a novel cytokine receptor subunit, IL-23R」, J. Immunol. (2002) 168:5699。次いで、活性化したTYK2は、さらなるシグナル伝達タンパク質(例えば、STATファミリーのメンバーであり、STAT1、STAT2、STAT4、およびSTAT6が挙げられる)のリン酸化に進む。
IL-23によるTYK2活性化は、炎症性腸疾患(IBD)、クローン病、および潰瘍性大腸炎と結び付けられている。Duerrら,「A Genome-Wide Association Study Identifies IL23R as an Inflammatory Bowel Disease Gene」, Science (2006) 314:1461-1463。IL-23の下流エフェクターとして、TYK2はまた、乾癬、強直性脊椎炎、およびベーチェット病において役割を果たす。Choら,「Genomics and the multifactorial nature of human auto-immune disease」, N. Engl. J. Med (2011) 365:1612-1623;Cortesら,「Identification of multiple risk variants for ankylosing spondylitis through high-density genotyping of immune-related loci」,Nat. Genet. (2013) 45(7):730-738;Remmersら,「Genome-wide association study identifies variants in the MHC class I, IL10, and IL23R-IL12RB2 regions associated with Behcet’s disease」, Nat. Genet. (2010) 42:698-702。2,622人の乾癬を有する個体のゲノムワイド関連解析は、疾患の感受性とTYK2との間の関連を同定した。Strangeら,「A genome-wide association study identifies new psoriasis susceptibility loci and an interaction between HLA-C and ERAP1」, Nat. Genet. (2010) 42:985-992。TYK2のノックアウトまたはチルホスチン阻害は、IL-23誘導およびIL-22誘導の両方の皮膚炎を有意に減少させる。Ishizakiら,「Tyk2 is a therapeutic target for psoriasis-like skin inflammation」, Intl. Immunol. (2013), doi: 10.1093/intimm/dxt062。
TYK2はまた、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺がん、および嚢胞性線維症などの呼吸疾患において、役割を果たす。杯細胞過形成(GCH)および粘液過分泌は、TYK2のIL-13誘導活性化によって媒介され、これは次に、STAT6を活性化する。Zhangら,「Docking protein Gab2 regulates mucin expression and goblet cell hyperplasia through TYK2/STAT6 pathway」, FASEB J. (2012) 26:1-11。
低下したTYK2活性は、コラーゲン抗体誘導関節炎(ヒト関節リウマチのモデル)からの関節の保護をもたらす。機構的には、低下したTyk2活性は、T1/T17関連サイトカインおよびマトリックスメタロプロテアーゼ、ならびに他の主要な炎症マーカーの産生を低下させた。Ishizakiら,「Tyk2 deficiency protects joints against destruction in anti-type II collagen antibody-induced arthritis in mice」, Intl. Immunol. (2011) 23(9):575-582。
TYK2ノックアウトマウスは、コントロールと比較して、実験的自己免疫脳脊髄炎(EAE、多発性硬化症(MS)の動物モデル)において、完全な抵抗性を示し、脊髄へのCD4 T細胞の浸潤がなかった。このことは、TYK2が、MSにおける病原性のCD4媒介性の疾患の発症のために必須であることを示唆する。Oyamadaら,「Tyrosine Kinase 2 Plays Critical Roles in the Pathogenic CD4 T Cell Responses for the Development of Experimental Autoimmune Encephalomyelitis」, J. Immunol. (2009) 183:7539-7546。これは、増大したTYK2発現とMS感受性とを結び付ける、以前の研究の確証となる。Banら,「Replication analysis identifies TYK2 as a multiple sclerosis susceptibility factor」, Eur J. Hum. Genet. (2009) 17:1309-1313。TYK2における機能変異の損失は、減少した脱髄およびニューロンの増加した髄鞘再形成をもたらし、MSおよび他のCNS脱髄障害の処置におけるTYK2阻害剤の役割をさらに示唆する。
TYK2は、IL-12とIL-23とに共通する、単一のシグナル伝達メッセンジャーである。TYK2ノックアウトは、マウスにおいて、メチル化BSA注射誘導足蹠厚さ(footpad thickness)、イミキモッド誘導乾癬様皮膚炎症、およびデキストラン硫酸ナトリウムまたは2,4,6-トリニトロベンゼンスルホン酸誘導大腸炎を減少させた。
全身性エリテマトーデス(SLE、自己免疫障害)を用いる、種々のI型IFNシグナル伝達遺伝子の関節連結および結合研究(Joint linkage and association studies)は、TYK2に対する機能変異の損失と、罹患した構成員を含む家族におけるSLEの有病率の低下との間の、強い有意な相関を示した。Sigurdssonら,「Polymorphisms in the Tyrosine Kinase 2 and Interferon Regulatory Factor 5 Genes Are Associated with Systemic Lupus Erythematosus」, Am. J. Hum. Genet. (2005) 76:528-537。SLEを有する個体の、罹患していないコホートに対するゲノムワイド関連解析は、TYK2座とSLEとの間の非常に有意な相関を示した。Grahamら,「Association of NCF2, IKZF1, IRF8, IFIH1, and TYK2 with Systemic Lupus Erythematosus」, PLoS Genetics (2011) 7(10):e1002341。
TYK2は、腫瘍サーベイランスの維持において重要な役割を果たすことが示されており、そしてTYK2ノックアウトマウスは、損なわれた細胞傷害性T細胞応答、および加速した腫瘍発症を示した。しかし、これらの影響は、ナチュラルキラー(NK)および細胞傷害性Tリンパ球の十分な抑制に結び付けられており、このことは、TYK2阻害剤が、自己免疫障害または移植拒絶の処置のために非常に適切であることを示唆する。他のJAKファミリーメンバー(例えば、JAK3)は、免疫系において類似の役割を有するが、TYK2は、より少ない、より密接に関連したシグナル伝達経路に関与して、より少ないオフターゲット効果をもたらすので、より優れた標的であると示唆されている。Simmaら. 「Identification of an Indispensable Role for Tyrosine Kinase 2 in CTL-Mediated Tumor Surveillance」, Cancer Res. (2009) 69:203-211。
しかし、Simmaらによって観察された、減少した腫瘍サーベイランスとは矛盾して、T細胞急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)における研究は、T-ALLが、抗アポトーシスタンパク質BCL2のアップレギュレーションによってがん細胞の生存を維持するために、STAT1媒介性のシグナル伝達を介するTYK2を介して、IL-10に高度に依存することを示す。TYK2のノックダウンは、細胞増殖を減少させたが、他のJAKファミリーメンバーのノックダウンは、細胞増殖を減少させなかった。がん細胞の生存を促進する、TYK2に対する特定の活性化変異としては、FERMドメイン(G36D、S47N、およびR425H)、JH2ドメイン(V731I)、ならびにキナーゼドメイン(E957DおよびR1027H)に対する活性化変異が挙げられる。しかし、TYK2のキナーゼ機能は、増大したがん細胞生存のために必要とされることもまた同定された。なぜなら、活性化変異(E957D)に加えて、キナーゼデット変異(kinase-dead mutation)(M978YまたはM978F)を特徴とするTYK2酵素は、形質転換の失敗をもたらしたからである。Sandaら.「TYK2-STAT1-BCL2 Pathway Dependence in T-Cell Acute Lymphoblastic Leukemia」, Cancer Disc. (2013) 3(5):564-577。
従って、TYK2の選択的阻害は、IL-10および/またはBCL2中毒の腫瘍(例えば、成人T細胞白血病の症例のうちの70%)のための適切な標的であることが示唆されている。Fontanら.「Discovering What Makes STAT Signaling TYK in T-ALL」, Cancer Disc. (2013) 3:494-496。
TYK2媒介性のSTAT3シグナル伝達はまた、アミロイド-β(Aβ)ペプチドにより引き起こされるニューロン細胞死を媒介することが示されている。Aβ投与後の、STAT3の低下したTYK2リン酸化は、低下したニューロン細胞死をもたらし、そしてSTAT3の増大したリン酸化が、アルツハイマー病の患者の死後の脳において観察されている。Wanら.「Tyk/STAT3 Signaling Mediates β-Amyloid-Induced Neuronal Cell Death: Implications in Alzheimer’s Disease」, J. Neurosci. (2010) 30(20):6873-6881。
JAK-STATシグナル伝達経路の阻害はまた、発毛、および、円形脱毛症に関連する毛髪脱落の逆行にも関与する。Xingら,「Alopecia areata is driven by cytotoxic T lymphocytes and is reversed by JAK inhibition」, Nat. Med. (2014) 20: 1043-1049; Harelら,「Pharmacologic inhibition of JAK-STAT signaling promotes hair growth」, Sci. Adv. (2015) 1(9):e1500973。
従って、TYK2の活性を阻害する化合物(特に、JAK2を超える選択性を有するもの)は、有利である。このような化合物は、本明細書中に記載される状態のうちの1つまたはそれより多くを、JAK2の阻害に関連する副作用なしで、好ましく処置する薬理学的応答を誘導するはずである。
TYK2阻害剤は当該分野において公知であるにもかかわらず、より効果的または優れた薬学的に関連する特性を有する、新規な阻害剤を提供することが、依然として必要とされている。例えば、増大した活性、他のJAKキナーゼ(特にJAK2)を超える選択性、およびADMET(吸収、分布、代謝、排出、および/または毒性)特性を有する化合物である。従って、いくつかの実施形態において、本発明は、JAK2を超える選択性を示す、TYK2の阻害剤を提供する。
本発明において利用される化合物の、TYK2またはその変異体の阻害剤としての活性は、インビトロ、インビボ、または細胞株内で、アッセイされ得る。インビトロアッセイとしては、活性化したTYK2またはその変異体のリン酸化活性および/もしくはその後の機能的結果、またはATPアーゼ活性のいずれかの阻害を決定するアッセイが挙げられる。代替のインビトロアッセイは、この阻害剤がTYK2に結合する能力を定量する。阻害剤結合は、結合前の阻害剤を放射線標識し、阻害剤/TYK2複合体を単離し、そして結合した放射線標識の量を決定することによって、測定され得る。あるいは、阻害剤結合は、新規阻害剤が、既知の放射性リガンドに結合したTYK2と一緒にインキュベートされる、競合実験を行うことによって、決定され得る。TYK2阻害剤を評価する際に有用な、代表的なインビトロアッセイおよびインビボアッセイとしては、例えば、に記載および開示されるものが挙げられ、その各々は、その全体が本明細書中に参考として援用される。本発明において、TYK2またはその変異体の阻害剤として利用される化合物をアッセイするための詳細な条件は、以下の実施例に記載されている。
本明細書中で使用される場合、用語「処置(treatment)」、「処置する(treat)」、および「処置する(treating)」とは、本明細書中に記載されるような、疾患または障害、あるいはその1つまたはそれより多くの症状の、逆転、軽減、発症の遅延、または進行の阻害をいう。いくつかの実施形態において、処置は、1つまたはそれより多くの症状が発症した後に施され得る。他の実施形態において、処置は、症状の非存在下で施され得る。例えば、処置は、症状の発症前に、感受性の個体に施され得る(例えば、症状の病歴を考慮して、そして/または遺伝因子もしくは他の感受性因子を考慮して)。処置はまた、症状が消散した後に、例えば、その症状の再発を予防するかまたは遅延させるために、続けられ得る。
提供される化合物は、TYK2の阻害剤であるので、TYK2またはその変異体の活性に関連する1つまたはそれより多くの障害を処置するために有用である。従って、特定の実施形態において、本発明は、TYK2媒介性の障害を処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、本発明の化合物またはその薬学的に受容可能な組成物を投与する工程を包含する。
本明細書中で使用される場合、用語「TYK2媒介性」の障害、疾患、および/または状態とは、本明細書中で使用される場合、TYK2またはその変異体が役割を果たすことが既知である、任意の疾患または他の有害な状態を意味する。従って、本発明の別の実施形態は、TYK2またはその変異体が役割を果たすことが既知である、1つまたはそれより多くの疾患を処置するか、またはその疾患の重篤度を低下させることに関する。このようなTYK2媒介性の障害としては、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害および移植に関連する障害が挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態において、本発明は、1つまたはそれより多くの障害を処置する方法を提供し、ここでこれらの障害は、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、および移植に関連する障害から選択され、この方法は、この処置を必要とする患者に、有効量の本発明の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩を含有する薬学的組成物を投与する工程を包含する。
いくつかの実施形態において、この障害は、自己免疫障害である。いくつかの実施形態において、この障害は、1型糖尿病、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、乾癬、ベーチェット病、POEMS症候群、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される。
いくつかの実施形態において、この障害は、炎症性障害である。いくつかの実施形態において、この炎症性障害は、関節リウマチ、喘息、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、肝腫大、クローン病、潰瘍性大腸炎、炎症性腸疾患である。
いくつかの実施形態において、この障害は、増殖性障害である。いくつかの実施形態において、この増殖性障害は、血液学的がんである。いくつかの実施形態において、この増殖性障害は、白血病である。いくつかの実施形態において、この白血病は、T細胞白血病である。いくつかの実施形態において、このT細胞白血病は、T細胞急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)である。いくつかの実施形態において、この増殖性障害は、真性赤血球増加症、骨髄線維症、本態性または血小板増加症である。
いくつかの実施形態において、この障害は、内分泌性障害である。いくつかの実施形態において、この内分泌性障害は、多嚢胞性卵巣症候群、クルゾン症候群、または1型糖尿病である。
いくつかの実施形態において、この障害は、神経学的障害である。いくつかの実施形態において、この神経学的障害は、アルツハイマー病である。
いくつかの実施形態において、この増殖性障害は、TYK2における1つまたはそれより多くの活性化変異に関連する。いくつかの実施形態において、TYK2における活性化変異は、FERMドメイン、JH2ドメイン、またはキナーゼドメインに対する変異である。いくつかの実施形態において、TYK2における活性化変異は、G36D、S47N、R425H、V731I、E957D、およびR1027Hから選択される。
いくつかの実施形態において、この障害は、移植に関連する。いくつかの実施形態において、この移植に関連する障害は、移植拒絶、または対宿主性移植片病である。
いくつかの実施形態において、この障害は、I型インターフェロン、IL-10、IL-12、またはIL-23シグナル伝達に関連する。いくつかの実施形態において、この障害は、I型インターフェロンシグナル伝達に関連する。いくつかの実施形態において、この障害は、IL-10シグナル伝達に関連する。いくつかの実施形態において、この障害は、IL-12シグナル伝達に関連する。いくつかの実施形態において、この障害は、IL-23シグナル伝達に関連する。
本発明の化合物はまた、皮膚の炎症状態またはアレルギー状態(例えば、乾癬、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、多形性紅斑、疱疹状皮膚炎、強皮症、白斑、過敏性血管炎、蕁麻疹、水疱性類天疱瘡、エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス、尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、腫瘍随伴性天疱瘡、後天性表皮水疱症、尋常性ざ瘡)、および皮膚の他の炎症状態またはアレルギー状態の処置において有用である。
本発明の化合物はまた、他の疾患または状態(例えば、炎症成分を有する疾患または状態)の処置(例えば、目の疾患および状態(例えば、眼のアレルギー、結膜炎、乾性角結膜炎、および春季結膜炎)、鼻に影響を与える疾患(アレルギー性鼻炎が挙げられる)、ならびに自己免疫反応が関与するか、または自己免疫成分もしくは病因を有する炎症性疾患(自己免疫性血液学的障害(例えば、溶血性貧血、再生不良性貧血、赤芽球ろうおよび突発性血小板減少症)、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、多発性軟骨炎、強皮症、ヴェーゲナー肉芽腫症、皮膚筋炎、慢性活動性肝炎、重症筋無力症、スチーブン-ジョンソン症候群、突発性スプルー、自己免疫性炎症性腸疾患(例えば、潰瘍性結腸炎およびクローン病)、過敏性腸管症候群、セリアック病、歯周炎、硝子膜症、腎疾患、糸球体疾患、アルコール性肝臓疾患、多発性硬化症、内分泌性眼障害、グレーヴズ病、サルコイドーシス、肺胞炎、慢性過敏性肺臓炎、多発性硬化症、原発性胆汁性肝硬変、ブドウ膜炎(前部および後部)、シェーグレン症候群、乾性角結膜炎および春季カタル、間質性肺線維症、乾癬性関節炎、全身性若年性突発性関節炎、クリオピリン関連周期性症候群、腎炎、血管炎、憩室炎、間質性膀胱炎、糸球体腎炎(ネフローゼ症候群(例えば、突発性ネフローゼ症候群もしくは微小変化型腎症(minal change nephropathy)が挙げられる)を伴うものおよび伴わないもの)、慢性肉芽腫症、子宮内膜症、レプトスピラ症 腎疾患、緑内障、網膜疾患、加齢、頭痛、疼痛、複合性局所疼痛症候群、心臓肥大、筋肉消耗(musclewasting)、異化障害(catabolic disorder)、肥満症、胎児成長遅滞、高コレステロール血症、心臓病、慢性心不全、中皮腫、無発汗性外胚葉性形成異常、ベーチェット病、色素失調症、パジェット病、膵臓炎、遺伝性周期熱症候群、喘息(アレルギー性および非アレルギー性、中程度、中等度、重篤、気管支炎性、および運動により惹起)、急性肺損傷、急性呼吸促迫症候群、好酸球増加症、過敏症、アナフィラキシー、副鼻腔炎、眼のアレルギー、シリカにより誘導される疾患、COPD(損傷の減少、気道炎症、気管支過活動、再造形もしくは疾患進行)、肺疾患、嚢胞性線維症、酸により誘導される肺損傷、肺高血圧症、多発性神経障害、白内障、全身性硬化症に関連する筋肉の炎症、封入体筋炎、重症筋無力症、甲状腺炎、アディソン病、扁平苔癬、1型糖尿病、もしくは2型糖尿病、虫垂炎、アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー、眼瞼炎、細気管支炎、気管支炎、滑液包炎、子宮頚管炎、胆管炎、胆嚢炎、慢性移植片拒絶、大腸炎、結膜炎、クローン病、膀胱炎、涙腺炎、皮膚炎、皮膚筋炎、脳炎、心内膜炎、子宮内膜炎、腸炎、小腸結腸炎、外上顆炎、精巣上体炎、筋膜炎、結合組織炎、胃炎、胃腸炎、ヘーノホ-シェーンライン紫斑病、肝炎、汗腺膿瘍、免疫グロブリンA腎症、間質性肺疾患、喉頭炎、乳腺炎、髄膜炎、脊髄炎 心筋炎、筋炎、腎炎、卵巣炎、精巣炎、骨炎、耳炎、膵臓炎、耳下腺炎、心膜炎、腹膜炎、咽頭炎、胸膜炎、静脈炎、肺臓炎、肺炎、多発性筋炎、直腸炎、前立腺炎、腎盂腎炎、鼻炎、卵管炎、耳管炎、静脈洞炎、口内炎、滑膜炎、腱炎、扁桃炎、潰瘍性結腸炎、ブドウ膜炎、膣炎、腱鞘炎、鞘膜炎、血管炎、もしくは外陰炎が挙げられる)の処置)のために使用され得る。
いくつかの実施形態において、本発明の方法によって処置され得る炎症性疾患は、急性痛風および慢性痛風、慢性痛風性関節炎、乾癬、乾癬性関節炎、関節リウマチ、若年性関節リウマチ、全身性若年性突発性関節炎(SJIA)、クリオピリン関連周期性症候群(CAPS)、ならびに変形性関節症から選択される。
いくつかの実施形態において、本発明の方法によって処置され得る炎症性疾患は、T1またはT17媒介性疾患である。いくつかの実施形態において、このT17媒介性疾患は、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、および炎症性腸疾患(クローン病または潰瘍性結腸炎が挙げられる)から選択される。
いくつかの実施形態において、本発明の方法によって処置され得る炎症性疾患は、シェーグレン症候群、アレルギー性障害、変形性関節症、目の状態(例えば、眼のアレルギー、結膜炎、乾性角結膜炎および春季結膜炎)、ならびに鼻に影響を与える疾患(例えば、アレルギー性鼻炎)から選択される。
さらに、本発明は、本明細書中の定義による化合物、あるいはその薬学的に受容可能な塩、または水和物もしくは溶媒和物の、自己免疫障害、炎症性障害、もしくは増殖性障害、または移植に関連して一般におこる障害の処置のための医薬の調製のための使用を提供する。
併用療法
処置されるべき特定の状態または疾患に依存して、その状態を処置するために通常投与されるさらなる治療剤が、本発明の化合物および組成物と組み合わせて投与され得る。本明細書中で使用される場合、特定の疾患または状態を処置するために通常投与されるさらなる治療剤は、「処置される疾患または状態のために適切である」として公知である。
特定の実施形態において、提供される組み合わせ物またはその組成物は、別の治療剤と組み合わせて投与される。
本発明の組み合わせ物がまた組み合わせられ得る剤の例としては、限定されないが:アルツハイマー病の処置剤(例えば、アリセプト(登録商標)およびExcelon(登録商標));HIVの処置剤(例えば、リトナビル);パーキンソン病の処置剤(例えば、L-DOPA/カルビドパ、エンタカポン(entacapone)、ロピニロール(ropinrole)、プラミペキソール、ブロモクリプチン、ペルゴリド、トリヘキシフェニジル(trihexephendyl)、およびアマンタジン;多発性硬化症(MS)を処置するための剤(例えば、βインターフェロン(例えば、Avonex(登録商標)およびRebif(登録商標))、Copaxone(登録商標)、およびミトザントロン);喘息の処置剤(例えば、アルブテロールおよびSingulair(登録商標));精神分裂病を処置するための剤(例えば、ジプレクサ(zyprexa)、リスパダール、リスパダール、およびハロペリドール);抗炎症剤(例えば、コルチコステロイド、TNF遮断薬、IL-1 RA、アザチオプリン、シクロホスファミド、およびスルファサラジン);免疫調節剤および免疫抑制剤(例えば、シクロスポリン、タクロリムス、ラパマイシン、ミコフェノール酸モフェチル、インターフェロン、コルチコステロイド、シクロホスファミド、アザチオプリン、およびスルファサラジン);神経栄養因子(例えば、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、MAO阻害剤、インターフェロン、抗痙攣薬、イオンチャネル遮断薬、リルゾール、および抗パーキンソン病剤);心臓血管疾患を処置するための剤(例えば、β-遮断薬、ACE阻害剤、利尿薬、ニトレート、カルシウムチャネル遮断薬、およびスタチン);肝臓疾患を処置するための剤(例えば、コルチコステロイド、コレスチラミン、インターフェロン、および抗ウイルス剤);血液障害を処置するための剤(例えば、コルチコステロイド、抗白血病剤、増殖因子および成長因子);薬物速度論を延長または改善する剤(例えば、シトクロムP450阻害剤(すなわち、代謝分解の阻害剤)およびCYP3A4阻害剤(例えば、ケトコナゾール(ketokenozole)およびリトナビル))、ならびに免疫不全障害を処置するための剤(例えば、γグロブリン)が挙げられる。
特定の実施形態において、本発明の併用療法またはその薬学的に受容可能な組成物は、モノクローナル抗体またはsiRNA治療剤と組み合わせて投与される。
これらのさらなる剤は、提供される併用療法とは別に、複数投薬計画の一部として投与され得る。あるいは、これらの剤は、本発明の化合物と単一投薬組成物として混合された、単一剤形の一部であり得る。複数投薬計画の一部として投与される場合、これらの2つの活性剤は、同時にか、順番にか、または互いからある期間以内で(通常、互いから5時間以内で)与えられ得る。
本明細書中で使用される場合、用語「組み合わせ」、「組み合わせられた」、および関連する用語は、本発明による複数の治療剤の同時または順番の投与をいう。例えば、本発明の組み合わせ物は、別の治療剤と、同時にか、別々の単位剤形中で順番にか、または単一の単位剤形中で一緒に投与され得る。
本発明の組成物中に存在するさらなる治療剤の量は、その治療剤を唯一の活性剤として含有する組成物中で通常投与される量より多くない。好ましくは、本開示の組成物中のさらなる治療剤の量は、その剤を唯一の治療上活性な剤として含有する組成物中に通常存在する量の、約50%~100%の範囲である。
1つの実施形態において、本発明は、式I、I’、またはXの化合物および1種またはそれより多くのさらなる治療剤を含有する組成物を提供する。この治療剤は、式I、I’、またはXの化合物と一緒に投与され得るか、または式I、I’、またはXの化合物の投与前もしくは投与後に投与され得る。適切な治療剤は、以下にさらに詳細に記載される。特定の実施形態において、式I、I’、またはXの化合物は、この治療剤の5分前、10分前、15分前、30分前、1時間前、2時間前、3時間前、4時間前、5時間前、6時間前、7時間前、8時間前、9時間前、10時間前、11時間前、12時間前、13時間前、14時間前、15時間前、16時間前、17時間前、または18時間前までに投与され得る。他の実施形態において、式I、I’、またはXの化合物は、この治療剤の5分後、10分後、15分後、30分後、1時間後、2時間後、3時間後、4時間後、5時間後、6時間後、7時間後、8時間後、9時間後、10時間後、11時間後、12時間後、13時間後、14時間後、15時間後、16時間後、17時間後、または18時間後までに投与され得る。
別の実施形態において、本発明は、炎症性の疾患、障害または状態を、その必要がある患者に、式I、I’、またはXの化合物および1種またはそれより多くのさらなる治療剤を投与することによって処置する方法を提供する。このようなさらなる治療剤は、低分子または組換え生物学的剤であり得、そして例えば、アセトアミノフェン、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)(例えば、アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセン、エトドラク(Lodine(登録商標))およびセレコキシブ)、コルヒチン(Colcrys(登録商標))、コルチコステロイド(例えば、プレドニゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、およびヒドロコルチゾンなど)、プロベネシド、アロプリノール、フェブキソスタット(febuxostat)(Uloric(登録商標))、スルファサラジン(Azulfidine(登録商標))、抗マラリア薬(例えば、ヒドロキシクロロキン(Plaquenil(登録商標))およびクロロキン(Aralen(登録商標)))、メトトレキサート(Rheumatrex(登録商標))、金塩(例えば、金チオグルコース(Solganal(登録商標))、チオリンゴ酸金(Myochrysine(登録商標))およびオーラノフィン(Ridaura(登録商標)))、D-ペニシラミン(Depen(登録商標)もしくはCuprimine(登録商標))、アザチオプリン(Imuran(登録商標))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標))、クロラムブシル(Leukeran(登録商標))、シクロスポリン(Sandimmune(登録商標))、レフルノミド(Arava(登録商標))および「抗-TNF」剤(例えば、エタネルセプト(エンブレル(登録商標))、インフリキシマブ(レミケード(登録商標))、ゴリムマブ(golimumab)(Simponi(登録商標))、セルトリズマブペゴール(certolizumab pegol)(Cimzia(登録商標))およびアダリムマブ(adalimumab)(Humira(登録商標)))、「抗IL-1」剤(例えば、アナキンラ(anakinra)(Kineret(登録商標))およびリロナセプト(rilonacept)(Arcalyst(登録商標)))、カナキヌマブ(canakinumab)(Ilaris(登録商標))、抗Jak阻害剤(例えば、トファシチニブ(tofacitinib))、抗体(例えば、リツキシマブ(Rituxan(登録商標)))、「抗T細胞」剤(例えば、アバタセプト(abatacept)(Orencia(登録商標)))、「抗IL-6」剤(例えば、トシリズマブ(アクテムラ(登録商標)))、ジクロフェナク、コルチゾン、ヒアルロン酸(Synvisc(登録商標)もしくはHyalgan(登録商標))、モノクローナル抗体(例えば、タネズマブ(tanezumab))、抗凝固薬(例えば、ヘパリン(Calcinparine(登録商標)もしくはLiquaemin(登録商標))およびワルファリン(Coumadin(登録商標)))、下痢止め薬(例えば、ジフェノキシラート(Lomotil(登録商標))およびロペラミド(Imodium(登録商標)))、胆汁酸結合剤(例えば、コレスチラミン)、アロセトロン(alosetron)(Lotronex(登録商標))、ルビプロストン(lubiprostone)(Amitiza(登録商標))、緩下薬(例えば、マグネシアミルク、ポリエチレングリコール(MiraLax(登録商標))、Dulcolax(登録商標)、Correctol(登録商標)およびSenokot(登録商標))、抗コリン作用薬もしくは鎮痙薬(例えば、ジシクロミン(Bentyl(登録商標)))、Singulair(登録商標)、β-2アゴニスト(例えば、アルブテロール(Ventolin(登録商標)HFA、Proventil(登録商標)HFA)、レバルブテロール(levalbuterol)(Xopenex(登録商標))、メタプロテレノール(Alupent(登録商標))、酢酸ピルブテロール(Maxair(登録商標))、硫酸テルブタリン(Brethaire(登録商標))、キシナホ酸サルメテロール(セレベント(登録商標))およびフォルモテロール(Foradil(登録商標)))、抗コリン作用剤(例えば、イプラトロピウムブロミド(Atrovent(登録商標))およびチオトロピウム(スピリーバ(登録商標)))、吸入用コルチコステロイド(例えば、ジプロピオン酸ベクロメタゾン(Beclovent(登録商標)、Qvar(登録商標)、およびVanceril(登録商標))、トリアムシノロンアセトニド(Azmacort(登録商標))、モメタゾン(Asthmanex(登録商標))、ブデソニド(Pulmicort(登録商標))、ならびにフルニソリド(Aerobid(登録商標)))、Afviar(登録商標)、Symbicort(登録商標)、Dulera(登録商標)、クロモリンナトリウム(Intal(登録商標))、メチルキサンチン(例えば、テオフィリン(Theo-Dur(登録商標)、Theolair(登録商標)、Slo-bid(登録商標)、Uniphyl(登録商標)、Theo-24(登録商標))およびアミノフィリン)、IgE抗体(例えば、オマリズマブ(omalizumab)(Xolair(登録商標)))、ヌクレオシド逆トランスクリプターゼ阻害剤(例えば、ジドブジン(Retrovir(登録商標))、アバカビル(Ziagen(登録商標))、アバカビル/ラミブジン(Epzicom(登録商標))、アバカビル/ラミブジン/ジドブジン(Trizivir(登録商標))、ジダノシン(ヴァイデックス(登録商標))、エムトリシタビン(エムトリバ(登録商標))、ラミブジン(エピビル(登録商標))、ラミブジン/ジドブジン(コンビビル(登録商標))、スタブジン(stavudine)(ゼリット(登録商標))、およびザルシタビン(ハイビッド(登録商標)))、非ヌクレオシド逆トランスクリプターゼ阻害剤(例えば、デラビルジン(レスクリプター(登録商標))、エファビレンツ(Sustiva(登録商標))、ネビラピン(ビラミューン(登録商標))およびエトラビリン(etravirine)(Intelence(登録商標)))、ヌクレオチド逆トランスクリプターゼ阻害剤(例えば、テノホビル(ビリアード(登録商標)))、プロテアーゼ阻害剤(例えば、アンプレナビル(amprenavir)(Agenerase(登録商標))、アタザナビル(レイアタッツ(登録商標))、ダルナビル(darunavir)(Prezista(登録商標))、ホスアンプレナビル(レクシヴァ(登録商標))、インジナビル(クリキシバン(登録商標))、ロピナビル(lopinavir)およびリトナビル(カレトラ(登録商標))、ネルフィナビル(ビラセプト(登録商標))、リトナビル(ノービア(登録商標))、サキナビル(フォートベイス(登録商標)もしくはインビラーゼ(登録商標))、ならびにチプラナビル(tipranavir)(Aptivus(登録商標)))、侵入阻害剤(entry inhibitor)(例えば、エンフビルチド(enfuvirtide)(Fuzeon(登録商標))およびマラビロク(maraviroc)(Selzentry(登録商標)))、インテグラーゼ阻害剤(例えば、ラルテグラビル(raltegravir)(Isentress(登録商標))、ドキソルビシン(Hydrodaunorubicin(登録商標))、ビンクリスチン(Oncovin(登録商標))、ボルテゾミブ(bortezomib)(Velcade(登録商標))、およびデキサメタゾン(Decadron(登録商標))の、レナリドミド(lenalidomide)(Revlimid(登録商標))と組み合わせたもの)、あるいはこれらの任意の組み合わせ物(単数または複数)が挙げられる。
別の実施形態において、本発明は、関節リウマチを処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、式I、I’、またはXの化合物および1種またはそれより多くのさらなる治療剤を投与する工程を包含し、このさらなる治療剤は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)(例えば、アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセン、エトドラク(Lodine(登録商標))およびセレコキシブ)、コルチコステロイド(例えば、プレドニゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、およびヒドロコルチゾンなど)、スルファサラジン(Azulfidine(登録商標))、抗マラリア薬(例えば、ヒドロキシクロロキン(Plaquenil(登録商標))およびクロロキン(Aralen(登録商標)))、メトトレキサート(Rheumatrex(登録商標))、金塩(例えば、金チオグルコース(Solganal(登録商標))、チオリンゴ酸金(Myochrysine(登録商標))およびオーラノフィン(Ridaura(登録商標)))、D-ペニシラミン(Depen(登録商標)またはCuprimine登録商標))、アザチオプリン(Imuran(登録商標))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標))、クロラムブシル(Leukeran(登録商標))、シクロスポリン(Sandimmune(登録商標))、レフルノミド(Arava(登録商標))ならびに「抗TNF」剤(例えば、エタネルセプト(エンブレル(登録商標))、インフリキシマブ(レミケード(登録商標))、ゴリムマブ(Simponi(登録商標))、セルトリズマブペゴール(Cimzia(登録商標))およびアダリムマブ(Humira(登録商標)))、「抗IL-1」剤(例えば、アナキンラ(Kineret(登録商標))およびリロナセプト(Arcalyst(登録商標)))、抗体(例えば、リツキシマブ(Rituxan(登録商標)))、「抗T細胞」剤(例えば、アバタセプト(Orencia(登録商標)))ならびに「抗IL-6」剤(例えば、トシリズマブ(アクテムラ(登録商標)))から選択される。
いくつかの実施形態において、本発明は、変形性関節症を処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、式I、I’、またはXの化合物および1種またはそれより多くのさらなる治療剤を投与する工程を包含し、このさらなる治療剤は、アセトアミノフェン、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)(例えば、アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセン、エトドラク(Lodine(登録商標))およびセレコキシブ)、ジクロフェナク、コルチゾン、ヒアルロン酸(Synvisc(登録商標)またはHyalgan(登録商標))ならびにモノクローナル抗体(例えば、タネズマブ)から選択される。
いくつかの実施形態において、本発明は、全身性エリテマトーデスを処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、式I、I’、またはXの化合物および1種またはそれより多くのさらなる治療剤を投与する工程を包含し、このさらなる治療剤は、アセトアミノフェン、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)(例えば、アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセン、エトドラク(Lodine(登録商標))およびセレコキシブ)、コルチコステロイド(例えば、プレドニゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、およびヒドロコルチゾンなど)、抗マラリア薬(例えば、ヒドロキシクロロキン(Plaquenil(登録商標))およびクロロキン(Aralen(登録商標)))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標))、メトトレキサート(Rheumatrex(登録商標))、アザチオプリン(Imuran(登録商標))ならびに抗凝固薬(例えば、ヘパリン(Calcinparine(登録商標)またはLiquaemin(登録商標))およびワルファリン(Coumadin(登録商標)))から選択される。
いくつかの実施形態において、本発明は、クローン病、潰瘍性大腸炎、または炎症性腸疾患を処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、式I、I’、またはXの化合物および1種またはそれより多くのさらなる治療剤を投与する工程を包含し、このさらなる治療剤は、メサラミン(mesalamine)(Asacol(登録商標))スルファサラジン(Azulfidine(登録商標))、下痢止め薬(例えば、ジフェノキシラート(Lomotil(登録商標))およびロペラミド(Imodium(登録商標)))、胆汁酸結合剤(例えば、コレスチラミン、アロセトロン(Lotronex(登録商標))、ルビプロストン(Amitiza(登録商標)))、緩下薬(例えば、マグネシアミルク、ポリエチレングリコール(MiraLax(登録商標))、Dulcolax(登録商標)、Correctol(登録商標)およびSenokot(登録商標))、ならびに抗コリン作用薬(例えば、ジシクロミン(Bentyl(登録商標))などの鎮痙薬)、抗TNF治療剤、ステロイド、ならびに抗生物質(例えば、フラジールもしくはシプロフロキサシン)から選択される。
いくつかの実施形態において、本発明は、喘息を処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、式I、I’、またはXの化合物および1種またはそれより多くのさらなる治療剤を投与する工程を包含し、このさらなる治療剤は、Singulair(登録商標)、β-2アゴニスト(例えば、アルブテロール(Ventolin(登録商標)HFA、Proventil(登録商標)HFA)、レバルブテロール(Xopenex(登録商標))、メタプロテレノール(Alupent(登録商標))、酢酸ピルブテロール(Maxair(登録商標))、硫酸テルブタリン(Brethaire(登録商標))、キシナホ酸サルメテロール(セレベント(登録商標))およびフォルモテロール(Foradil(登録商標)))、抗コリン作用剤(例えば、イプラトロピウムブロミド(Atrovent(登録商標))およびチオトロピウム(スピリーバ(登録商標)))、吸入用コルチコステロイド(例えば、プレドニゾン、プレドニゾロン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン(Beclovent(登録商標)、Qvar(登録商標)、およびVanceril(登録商標))、トリアムシノロンアセトニド(Azmacort(登録商標))、モメタゾン(Asthmanex(登録商標))、ブデソニド(Pulmicort(登録商標))、フルニソリド(Aerobid(登録商標))、Afviar(登録商標)、Symbicort(登録商標)、ならびにDulera(登録商標))、クロモリンナトリウム(Intal(登録商標))、メチルキサンチン(例えば、テオフィリン(Theo-Dur(登録商標)、Theolair(登録商標)、Slo-bid(登録商標)、Uniphyl(登録商標)、Theo-24(登録商標))およびアミノフィリン)、ならびにIgE抗体(例えば、オマリズマブ(Xolair(登録商標)))から選択される。
いくつかの実施形態において、本発明は、COPDを処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、式I、I’、またはXの化合物および1種またはそれより多くのさらなる治療剤を投与する工程を包含し、このさらなる治療剤は、β-2アゴニスト(例えば、アルブテロール(Ventolin(登録商標)HFA、Proventil(登録商標)HFA)、レバルブテロール(Xopenex(登録商標))、メタプロテレノール(Alupent(登録商標))、酢酸ピルブテロール(Maxair(登録商標))、硫酸テルブタリン(Brethaire(登録商標))、キシナホ酸サルメテロール(セレベント(登録商標))およびフォルモテロール(Foradil(登録商標)))、抗コリン作用剤(例えば、イプラトロピウムブロミド(Atrovent(登録商標))およびチオトロピウム(スピリーバ(登録商標)))、メチルキサンチン(例えば、テオフィリン(Theo-Dur(登録商標)、Theolair(登録商標)、Slo-bid(登録商標)、Uniphyl(登録商標)、Theo-24(登録商標))およびアミノフィリン)、吸入用コルチコステロイド(例えば、プレドニゾン、プレドニゾロン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン(Beclovent(登録商標)、Qvar(登録商標)、およびVanceril(登録商標))、トリアムシノロンアセトニド(Azmacort(登録商標))、モメタゾン(Asthmanex(登録商標))、ブデソニド(Pulmicort(登録商標))、フルニソリド(Aerobid(登録商標))、Afviar(登録商標)、Symbicort(登録商標)、ならびにDulera(登録商標))から選択される。
別の実施形態において、本発明は、血液学的悪性腫瘍を処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、式I、I’、またはXの化合物および1種またはそれより多くのさらなる治療剤を投与する工程を包含し、このさらなる治療剤は、リツキシマブ(Rituxan(登録商標))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標))、ドキソルビシン(Hydrodaunorubicin(登録商標))、ビンクリスチン(Oncovin(登録商標))、プレドニゾン、ヘッジホッグシグナル伝達阻害剤、BTK阻害剤、JAK/pan-JAK阻害剤、PI3K阻害剤、SYK阻害剤、ならびにこれらの組み合わせから選択される。
別の実施形態において、本発明は、固形腫瘍を処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、式I、I’、またはXの化合物および1種またはそれより多くのさらなる治療剤を投与する工程を包含し、このさらなる治療剤は、リツキシマブ(Rituxan(登録商標))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標))、ドキソルビシン(Hydrodaunorubicin(登録商標))、ビンクリスチン(Oncovin(登録商標))、プレドニゾン、ヘッジホッグシグナル伝達阻害剤、BTK阻害剤、JAK/pan-JAK阻害剤、PI3K阻害剤、SYK阻害剤、ならびにこれらの組み合わせから選択される。
別の実施形態において、本発明は、血液学的悪性腫瘍を処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、式I、I’、またはXの化合物およびヘッジホッグ(Hh)シグナル伝達経路阻害剤を投与する工程を包含する。いくつかの実施形態において、この血液学的悪性腫瘍は、DLBCL(Ramirezら「Defining causative factors contributing in the activation of hedgehog signaling in diffuse large B-cell lymphoma」Leuk.Res.(2012),7月17日にオンラインで公開され、その全体は本明細書中に参考として援用される)である。
別の実施形態において、本発明は、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)を処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、式I、I’、またはXの化合物および1種またはそれより多くのさらなる治療剤を投与する工程を包含し、このさらなる治療剤は、リツキシマブ(Rituxan(登録商標))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標))、ドキソルビシン(Hydrodaunorubicin(登録商標))、ビンクリスチン(Oncovin(登録商標))、プレドニゾン、ヘッジホッグシグナル伝達阻害剤、およびこれらの組み合わせから選択される。
別の実施形態において、本発明は、多発性骨髄腫を処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、式I、I’、またはXの化合物および1種またはそれより多くのさらなる治療剤を投与する工程を包含し、このさらなる治療剤は、ボルテゾミブ(Velcade(登録商標))、およびデキサメタゾン(Decadron(登録商標))、ヘッジホッグシグナル伝達阻害剤、BTK阻害剤、JAK/pan-JAK阻害剤、TYK2阻害剤、PI3K阻害剤、SYK阻害剤の、レナリドミド(Revlimid(登録商標))と組み合わせたものから選択される。
別の実施形態において、本発明は、疾患を処置するか、またはその重篤度を低下させる方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、式I、I’、またはXの化合物およびBTK阻害剤を投与する工程を包含し、ここでこの疾患は、炎症性腸疾患、関節炎、全身性エリテマトーデス(SLE)、血管炎、突発性血小板減少性紫斑病(ITP)、関節リウマチ、乾癬性関節炎、変形性関節症、スティル病、若年性関節炎、糖尿病、重症筋無力症、橋本甲状腺炎、オルド甲状腺炎(Ord’s thyroiditis)、グレーヴズ病、自己免疫性甲状腺炎、シェーグレン症候群、多発性硬化症、全身性硬化症、ライム神経ボレリア症(Lyme neuroborreliosis)、ギヤン-バレー症候群、急性散在性脳脊髄膜炎、アディソン病、オプソクローヌス-ミオクローヌス症候群(opsoclonus-myoclonus syndrome)、強直性脊椎炎、抗リン脂質抗体症候群、再生不良性貧血、自己免疫性肝炎、自己免疫性胃炎、悪性貧血、セリアック病、グッドバスチャー症候群、突発性血小板減少性紫斑病、視神経炎、強皮症、原発性胆汁性肝硬変、ライター症候群、高安動脈炎、側頭動脈炎、温式自己免疫性溶血性貧血、ヴェーゲナー肉芽腫症、乾癬、全身性脱毛症、ベーチェット病、慢性疲労、自律神経障害、膜性糸球体腎症(membranous glomerulonephropathy)、子宮内膜症、間質性膀胱炎、尋常性天疱瘡、水疱性類天疱瘡、神経性筋強直、強皮症、表在性の刺激あるいは灼熱感を訴える慢性の外陰病変(vulvodynia)、過剰増殖性疾患、移植された器官もしくは組織の拒絶、後天性免疫不全症候群(AIDS、HIVとしても公知)、1型糖尿病、対宿主性移植片病、移植、輸血、アナフィラキシー、アレルギー(例えば、植物の花粉、ラテックス、薬物、食物、昆虫の毒、動物の毛、動物のふけ、イエダニ、もしくはゴキブリ腎杯に対するアレルギー)、I型過敏症、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎、およびアトピー性皮膚炎、喘息、虫垂炎、アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー、眼瞼炎、細気管支炎、気管支炎、滑液包炎、子宮頚管炎、胆管炎、胆嚢炎、慢性移植片拒絶、大腸炎、結膜炎、クローン病、膀胱炎、涙腺炎、皮膚炎、皮膚筋炎、脳炎、心内膜炎、子宮内膜炎、腸炎、小腸結腸炎、外上顆炎、精巣上体炎、筋膜炎、結合組織炎、胃炎、胃腸炎、ヘーノホ-シェーンライン紫斑病、肝炎、汗腺膿瘍、免疫グロブリンA腎症、間質性肺疾患、喉頭炎、乳腺炎、髄膜炎、脊髄炎 心筋炎、筋炎、腎炎、卵巣炎、精巣炎、骨炎、耳炎、膵臓炎、耳下腺炎、心膜炎、腹膜炎、咽頭炎、胸膜炎、静脈炎、肺臓炎、肺炎、多発性筋炎、直腸炎、前立腺炎、腎盂腎炎、鼻炎、卵管炎、耳管炎、静脈洞炎、口内炎、滑膜炎、腱炎、扁桃炎、潰瘍性結腸炎、ブドウ膜炎、膣炎、腱鞘炎、鞘膜炎、血管炎、または外陰炎、B細胞増殖性障害(例えば、びまん性大細型B細胞リンパ腫)、濾胞性リンパ腫、慢性リンパ性リンパ腫、慢性リンパ性白血病、急性リンパ性白血病、B細胞前リンパ球性白血病、リンパ形質細胞性リンパ腫/ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、脾臓辺縁層リンパ腫、多発性骨髄腫(プラスマ細胞骨髄腫としても公知)、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、プラスマ細胞腫、節外性辺縁層B細胞リンパ腫、結節性辺縁層B細胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、縦隔(胸腺)大細胞型B細胞リンパ腫、血管内大細胞型B細胞リンパ腫、原発性滲出性リンパ腫、バーキットリンパ腫/白血病、またはリンパ腫様肉芽腫症、乳がん、前立腺がん、または肥満細胞のがん(例えば、肥満細胞腫、肥満細胞性白血病、肥満細胞肉腫、全身性肥満細胞症)、骨がん、結腸直腸がん、膵臓がん、骨および関節の疾患(関節リウマチ、血清反応陰性脊椎関節炎(強直性脊椎炎、乾癬性関節炎およびライター病が挙げられる)、ベーチェット病、シェーグレン症候群、全身性硬化症、骨粗しょう症、骨がん、骨転移が挙げられるが、これらに限定されない)、血栓塞栓障害(例えば、心筋梗塞、狭心症、血管形成術後の再閉塞、血管形成術後の再狭窄、大動脈冠状動脈バイパス後の再閉塞、大動脈冠状動脈バイパス後の再狭窄、脳卒中、一過性虚血、末梢動脈閉塞性疾患、肺動脈塞栓症、深部静脈血栓症)、炎症性骨盤疾患、尿道炎、皮膚の日焼け、静脈洞炎、肺臓炎、脳炎、髄膜炎、心筋炎、腎炎、骨髄炎、筋炎、肝炎、胃炎、腸炎、皮膚炎、歯肉炎、虫垂炎、膵臓炎、胆嚢炎(cholocystitus)、無ガンマグロブリン血症、乾癬、アレルギー、クローン病、過敏性腸管症候群、潰瘍性結腸炎、シェーグレン病、組織移植片拒絶、移植された器官に対する超急性拒絶、喘息、アレルギー性鼻炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、自己免疫性多発内分泌腺疾患(autoimmune polyglandular disease)(自己免疫性多発内分泌腺症候群としても公知)、自己免疫性脱毛症、悪性貧血、糸球体腎炎、皮膚筋炎、多発性硬化症、強皮症、血管炎、自己免疫性溶血状態および自己免疫性血小板減少状態、グッドバスチャー症候群、アテローム性動脈硬化症、アディソン病、パーキンソン病、アルツハイマー病、糖尿病、敗血症性ショック、全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチ、乾癬性関節炎、若年性関節炎、変形性関節症、慢性突発性血小板減少性紫斑病、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、重症筋無力症、橋本甲状腺炎、アトピー性皮膚炎、変形性関節症、白斑、自己免疫性下垂体機能低下症、ギヤン-バレー症候群、ベーチェット病、強皮症、菌状息肉腫、急性炎症性応答(例えば、急性呼吸促迫症候群および虚血/再灌流障害)、ならびにグレーヴズ病から選択される。
別の実施形態において、本発明は、疾患を処置するか、またはその重篤度を低下させる方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、式I、I’、またはXの化合物およびPI3K阻害剤を投与する工程を包含し、ここでこの疾患は、がん、神経変性障害、脈管形成障害、ウイルス性疾患、自己免疫疾患、炎症性障害、ホルモン関連疾患、器官移植に関連する状態、免疫不全障害、破壊性骨障害、増殖性障害、感染症、細胞死に関連する状態、トロンビン誘導性血小板凝集、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性リンパ性白血病(CLL)、肝臓疾患、T細胞活性化が関与する病的免疫状態、心臓血管障害、およびCNS障害から選択される。
別の実施形態において、本発明は、疾患を処置するか、またはその重篤度を低下させる方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、式I、I’、またはXの化合物およびPI3K阻害剤を投与する工程を包含し、ここでこの疾患は、脳、腎臓(例えば、腎細胞癌(RCC))、肝臓、副腎、膀胱、乳房、胃、胃腫瘍、卵巣、結腸、直腸、前立腺、膵臓、肺、膣、子宮内膜、子宮頚部、精巣、尿生殖路、食道、喉頭、皮膚、骨もしくは甲状腺の良性もしくは悪性の腫瘍、癌腫もしくは固形腫瘍;肉腫、グリア芽細胞腫、神経芽細胞腫、多発性骨髄腫もしくは胃腸がん(特に、結腸癌もしくは結腸腺腫または頭頚部腫瘍)、表皮過剰増殖、乾癬、前立腺過形成、新形成、上皮特徴の新形成、腺腫、腺癌、角化棘細胞腫、類表皮癌、大細胞癌、非小細胞性肺癌、リンパ腫(例えば、非ホジキンリンパ腫(NHL)およびホジキンリンパ腫(ホジキンもしくはホジキン病とも呼ばれる)が挙げられる)、乳癌、濾胞状癌、未分化癌、乳頭状癌、セミノーマ、黒色腫、または白血病、カウデン症候群、レールミット-ダクロス病およびバナヤン-ゾナナ症候群(Bannayan-Zonana syndrome)を含む疾患、またはPI3K/PKB経路が異常に活性化される疾患、内因性(非アレルギー性)喘息と外因性(アレルギー性)喘息との両方を含めた、あらゆる型または発生の喘息、中程度喘息、中等度喘息、重篤な喘息、気管支炎性喘息、運動により惹起される喘息、職業性喘息および細菌感染後に誘導される喘息、急性肺損傷(ALI)、成人/急性呼吸促進症候群(ARDS)、慢性閉塞性肺動脈疾患、慢性閉塞性気道疾患または慢性閉塞性肺疾患(COPD、COADまたはCOLD)(それに関連する慢性気管支炎または呼吸困難を含む)、気腫、ならびに他の薬物治療(特に、他の吸入薬物治療)の結果の気道の過活動の増悪、あらゆる型または発生の気管支炎(急性、アラキン酸、カタル性、クループ性、慢性もしくは結核性の気管支炎が挙げられるが、これらに限定されない)、あらゆる型または発生の塵肺症(慢性であれ急性であれ、気道の閉塞を頻繁に伴い、粉塵の繰り返しの吸入により発症する、炎症性の一般的に職業的な肺の疾患)(例えば、アルミニウム肺症、炭粉症、石綿沈着症、石粉症、ダチョウ肺塵症、鉄症、珪肺症、タバコ中毒症および綿肺症が挙げられる)、レフラー症候群、好酸球性、肺炎、寄生生物性(特に、後生動物の)インフェステーション(熱帯性好酸球増加症が挙げられる)、気管支肺アスペルギルス症、結節性多発性動脈炎(チャーグ-ストラウス症候群が挙げられる)、好酸球性肉芽腫、および薬物反応により引き起こされる気道を冒す好酸球関連障害)の結果であるかまたは同時に存在する、気道の好酸球関連障害、乾癬、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、多形性紅斑、疱疹状皮膚炎、強皮症、白斑、過敏性血管炎、蕁麻疹、水疱性類天疱瘡、エリテマトーデス、天疱瘡、後天性表皮水疱症、結膜炎、乾性角結膜炎、および春季結膜炎、鼻に影響を与える疾患(アレルギー性鼻炎が挙げられる)、ならびに自己免疫反応が関与するかまたは自己免疫成分もしくは病因を有する炎症性疾患(自己免疫性血液学的障害(例えば、溶血性貧血、再生不良性貧血、赤芽球ろうおよび突発性血小板減少症)、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、多発性軟骨炎、強皮症、ヴェーゲナー肉芽腫症、皮膚筋炎、慢性活動性肝炎、重症筋無力症、スチーブン-ジョンソン症候群、突発性スプルー、自己免疫性炎症性腸疾患(例えば、潰瘍性結腸炎およびクローン病)、内分泌性眼障害、グレーヴズ病、サルコイドーシス、肺胞炎、慢性過敏性肺臓炎、多発性硬化症、原発性胆汁性肝硬変、ブドウ膜炎(前部および後部)、乾性角結膜炎および春季カタル、間質性肺線維症、乾癬性関節炎および糸球体腎炎(ネフローゼ症候群(例えば、突発性ネフローゼ症候群もしくは微小変化型腎症が挙げられる)を伴うかまたは伴わないもの)が挙げられる)、再狭窄、心臓肥大、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、虚血性発作およびうっ血性心不全、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、ハンティングトン病、および脳虚血、ならびに外傷、グルタミン酸神経毒性および低酸素症により引き起こされる神経変性疾患から選択される。
いくつかの実施形態において、本発明は、疾患を処置するかまたはその重篤度を低下させる方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、式I、I’、またはXの化合物およびBcl-2阻害剤を投与する工程を包含し、ここでこの疾患は、炎症性障害、自己免疫障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、または移植に関連する障害である。いくつかの実施形態において、この障害は、増殖性障害、狼瘡、またはループス腎炎である。いくつかの実施形態において、この増殖性障害は、慢性リンパ性白血病、びまん性大B細胞型リンパ腫、ホジキン病、小細胞肺がん、非小細胞肺がん、骨髄異形成症候群、リンパ腫、血液学的新生物、または固形腫瘍である。
いくつかの実施形態において、本発明は、疾患を処置するかまたはその重篤度を低下させる方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、TYK2偽キナーゼ(JH2)ドメイン結合化合物およびTYK2キナーゼ(JH1)ドメイン結合化合物を投与する工程を包含する。いくつかの実施形態において、この疾患は、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、または移植に関連する障害である。いくつかの実施形態において、このJH2結合化合物は、式I、I’、またはXの化合物である。他の適切なJH2ドメイン結合化合物としては、WO2014074660A1、WO2014074661A1、WO2015089143A1に記載される化合物が挙げられ、これらの各々の全体は、本明細書中に参考として援用される。適切なJH1ドメイン結合化合物としては、WO2015131080A1に記載される化合物が挙げられ、その全体は、本明細書中に参考として援用される。
これらの化合物および組成物は、本発明の方法に従って、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、または移植に関連する障害を処置するため、またはその重篤度を低下させるために有効な、任意の量および任意の投与経路を使用して、投与され得る。必要とされる正確な量は、被験体ごとに、その被験体の種、年齢および性別、感染の重篤度、特定の剤、その投与方法などに依存して変化する。本発明の化合物は、好ましくは、投与を容易にしかつ投薬量を均一にするために、単位剤形に配合される。本明細書で使用する「単位剤形」という表現は、治療がなされる患者に適した薬剤の、物理的に切り離された単位をいう。しかし、本発明の化合物および組成物の1日当たりの総使用量は、正しい医学的判断の範囲内で主治医によって決定されることになることが理解される。任意の特定の患者または生物に特異的な有効用量レベルは、治療される障害および障害の重症度;用いられる特定の化合物の活性;用いられる特定の組成物;患者の年齢、体重、全身の健康、性別、および食事;用いられる特定の化合物の投与時間、投与経路、および排出速度;治療の持続期間;用いられる特定の化合物と組み合わせてまたは同時に使用される薬物;および医療分野で周知の同様の要因を含めた様々な要因に依存する。用語「患者」とは、本明細書中で使用される場合、動物、好ましくは哺乳動物、そして最も好ましくはヒトを意味する。
本発明の、薬学的に受容可能な組成物は、ヒトおよびその他の動物に、治療がなされる感染の重症度に応じて経口的に、経直腸的に、非経口的に、大槽内に、膣内に、腹腔内に、局所的に(散剤、軟膏剤、またはドロップ剤などによる)、経頬的に、または経口スプレー剤もしくは経鼻スプレー剤などとして投与することができる。ある実施形態では、本発明の化合物は、所望の治療効果を得るために、1日に1回または複数回、1日当たりの被験体体重に対して約0.01mg/kgから約50mg/kg、好ましくは約1mg/kgから約25mg/kgの投薬レベルで経口的にまたは非経口的に投与され得る。
経口投与用の液体剤形には、限定するものではないが薬学的に受容可能な乳剤、マイクロエマルション剤、液剤、懸濁剤、シロップ剤、およびエリキシル剤が含まれる。活性化合物に加え、液体剤形は、例えば水またはその他の溶媒などの当技術分野で一般に使用される不活性希釈剤、可溶化剤、および乳化剤であって、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド、油(特に、綿実油、落花生油、トウモロコシ油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油、およびゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコール、およびソルビタンの脂肪酸エステル、ならびにこれらの混合物などを含有してもよい。不活性希釈剤の他、経口組成物は、湿潤剤、乳化剤、および懸濁化剤などのアジュバントと、甘味剤、矯味矯臭剤、および芳香剤も含むことができる。
注射製剤、例えば滅菌注射用の水性または油性の懸濁剤は、適切な分散または湿潤剤および懸濁化剤を使用する公知の技術により配合され得る。滅菌注射製剤は、無毒性の非経口的に許容される希釈剤または溶媒中の滅菌注射溶液、懸濁液、または乳濁液、例えば、1,3-ブタンジオール中の溶液であってもよい。用いることができる、許容されるビヒクルおよび溶媒の中には、水、リンガー液,U.S.P.、および等張性塩化ナトリウム溶液がある。さらに、滅菌不揮発性油は、溶媒または懸濁媒体として従来通り用いられる。この目的で、合成モノグリセリドまたは合成ジグリセリドを含めた任意のブランド不揮発性油を用いることができる。さらに、オレイン酸などの脂肪酸は、注射物質の調製に使用される。
注射製剤は、使用前に、例えば細菌保持フィルタを通した濾過によって、または滅菌水もしくはその他の滅菌注射媒体に溶解もしくは分散させることができる滅菌固体組成物の形の滅菌剤を組み込むことによって、滅菌することができる。
本発明の化合物の効果を長続きさせるために、皮下または筋肉内注射からの化合物の吸収を遅くすることがしばしば望ましい。これは、水溶性に乏しい結晶質または非晶質材料の液体懸濁液を使用することによって実現され得る。したがって化合物の吸収速度は、その溶解速度に依存し、この溶解速度は、結晶サイズおよび結晶形態に依存し得る。あるいは、非経口投与される化合物形態の遅延吸収は、油ビヒクルへの化合物の溶解または懸濁によって実現される。注射デポ形態は、ポリラクチド-ポリグリコリドなど、生分解性ポリマー内で化合物のマイクロカプセル化マトリックスを形成することによって作製される。化合物とポリマーとの比、および用いられる特定のポリマーの性質に応じて、化合物放出速度を制御することができる。その他の生分解性ポリマーの例には、ポリ(オルトエステル)およびポリ(酸無水物)が含まれる。デポ注射製剤は、体組織に適合するリポソームまたはマイクロエマルション内に化合物を捕捉することによっても調製される。
直腸投与または膣投与のための組成物は、好ましくは本発明の化合物と、周囲温度で固体であるが体温で液体であり、したがって直腸または膣腔内で溶解し活性化合物を放出するココアバター、ポリエチレングリコール、または坐剤蝋などの、適切な非刺激性賦形剤またはキャリアとを混合することによって調製できる坐薬である。
経口投与用の固体剤形には、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤、および顆粒剤が含まれる。そのような固体剤形では、活性化合物を、クエン酸ナトリウムまたはリン酸二カルシウムなどの少なくとも1種の不活性な薬学的に受容可能な賦形剤またはキャリア、および/またはa)デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、およびケイ酸などの充填剤もしくは増量剤、b)例えばカルボキシメチルセルロース、アルギネート、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロース、およびアカシアなどの結合剤、c)グリセロールなどの保湿剤、d)寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモデンプンもしくはタピオカデンプン、アルギン酸、ある種のシリケート、および炭酸ナトリウムなどの崩壊剤、e)パラフィンなどの溶解遅延剤、f)第4級アンモニウム化合物などの吸収促進剤、g)例えばセチルアルコールおよびモノステアリン酸グリセロールなどの湿潤剤、h)カオリンおよびベントナイトクレイなどの吸収剤、およびi)滑石、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、およびこれらの混合物などの滑沢剤と混合する。カプセル剤、錠剤、および丸剤の場合、剤形は、緩衝剤を含んでもよい。
同様のタイプの固体組成物は、ラクトースや乳糖などの賦形剤ならびに高分子量ポリエチレングリコールなどを使用した軟質および硬質充填ゼラチンカプセル内の充填剤として用いてもよい。錠剤、糖衣錠、カプセル剤、丸剤、および顆粒剤の固体剤形は、腸溶コーティングおよび医薬品配合の技術分野で周知のその他のコーティングなどの、コーティングおよびシェルを用いて調製することができる。これらは、不透明化剤を必要に応じて含有してもよく、また、必要に応じて遅延する様式で、腸管のある部分のみまたは優先的にその部分に(1種または複数種の)活性成分を放出する組成物にすることもできる。使用することができる埋め込み組成物の例には、ポリマー物質および蝋が含まれる。同様のタイプの固体組成物は、ラクトースや乳糖などの賦形剤ならびに高分子量ポリエチレングリコールなどを使用する、軟質および硬質充填ゼラチンカプセルの充填剤として用いてもよい。
活性化合物は、上述の1種または複数種の賦形剤を有するマイクロカプセル化形態にすることもできる。錠剤、糖衣錠、カプセル剤、丸剤、および顆粒剤の固体剤形は、腸溶コーティング、放出制御コーティング、および医薬品配合の分野で周知のその他のコーティングなどの、コーティングおよびシェルを用いて調製することができる。そのような固体剤形では、活性化合物を、スクロースやラクトース、デンプンなどの少なくとも1種の不活性希釈剤と混合してもよい。そのような剤形は、通常の実施の場合と同様に、不活性希釈剤以外のさらなる物質、例えば錠剤成形滑沢剤およびステアリン酸マグネシウムや微結晶性セルロースなどその他の錠剤成形助剤を含んでもよい。カプセル剤、錠剤、および丸剤の場合、剤形は、緩衝剤を含んでもよい。これらは、不透明化剤を必要に応じて含有してもよく、また、必要に応じて遅延する様式で、腸管のある部分のみまたは優先的にその部分に(1種または複数種の)活性成分を放出する組成物にすることもできる。使用することができる埋め込み組成物の例には、ポリマー物質および蝋が含まれる。
本発明の化合物の局所投与用剤形または経皮投与用剤形には、軟膏剤、ペースト剤、クリーム剤、ローション剤、ゲル剤、散剤、液剤、スプレー剤、吸入剤、またはパッチ剤が含まれる。活性化合物は、滅菌条件下で、薬学的に受容可能なキャリアおよび任意の必要とされる防腐剤または緩衝剤と、必要に応じて混合される。眼科用製剤、点耳薬、および点眼薬も、本発明の範囲内にあると考えられる。さらに本発明は、身体に対して制御された化合物送達を行うことができるというさらなる利点を有する、経皮パッチの使用を企図するものである。そのような剤形は、適切な媒体に化合物を溶解しまたは分散させることによって作製され得る。吸収増強剤もまた、皮膚を横断する化合物の流れを増大させるために使用することができる。その速度は、速度制御膜を設けることによって、または化合物をポリマーマトリックスもしくはゲルに分散させることによって、制御することができる。
1つの実施形態によれば、本発明は、生物学的サンプルを、本発明の化合物または前記化合物を含む組成物と接触させる工程を含む、生物学的サンプルにおいてプロテインキナーゼ活性を阻害する方法に関する。
別の実施形態によれば、本発明は、TYK2、またはその変異体の活性を、生物学的サンプルにおいて阻害する方法に関し、この方法は、この生物学的サンプルを、本発明の化合物、またはこの化合物を含有する組成物と接触させる工程を包含する。特定の実施形態において、本発明は、TYK2、またはその変異体の活性を、生物学的サンプルにおいて不可逆的に阻害する方法に関し、この方法は、この生物学的サンプルを、本発明の化合物、またはこの化合物を含有する組成物と接触させる工程を包含する。
別の実施形態において、本発明は、TYK2を、JAK1、JAK2、およびJAK3のうちの1つまたはそれより多くを超えて選択的に阻害する方法を提供する。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、JAK1/2/3の2倍より高く選択的である。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、JAK1/2/3の5倍より高く選択的である。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、JAK1/2/3の10倍より高く選択的である。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、JAK1/2/3の50倍より高く選択的である。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、JAK1/2/3の100倍より高く選択的である。
用語「生物学的サンプル」としては、本明細書中で使用される場合、限定されないが、細胞培養物またはその抽出物;哺乳動物から得られた生検材料またはその抽出物;および血液、唾液、尿、糞便、精液、涙液、もしくは他の体液またはその抽出物が挙げられる。
TYK2(またはその変異体)の活性の、生物学的サンプルにおける阻害は、当業者に公知である種々の目的のために有用である。このような目的の例としては、輸血、器官移植、生物学的標本の保存、および生物学的アッセイが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の別の実施形態は、患者においてプロテインキナーゼ活性を阻害する方法に関し、この方法は、この患者に、本発明の化合物、またはこの化合物を含有する組成物を投与する工程を包含する。
別の実施形態によれば、本発明は、患者においてTYK2、またはその変異体の活性を阻害する方法に関し、この方法は、この患者に、本発明の化合物、またはこの化合物を含有する組成物を投与する工程を包含する。特定の実施形態によれば、患者においてTYK2、またはその変異体のうちの1つまたはそれより多くの活性を可逆的または非可逆的に阻害する方法に関し、この方法は、この患者に、本発明の化合物、またはこの化合物を含有する組成物を投与する工程を包含する。他の実施形態において、本発明は、TYK2、またはその変異体により媒介される障害の処置を必要とする患者において、その障害を処置する方法を提供し、この方法は、この患者に、本発明による化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物を投与する工程を包含する。このような障害は、本明細書中に詳細に記載されている。
処置されるべき特定の状態または疾患に応じて、その状態を処置するために通常投与されるさらなる治療剤も、本発明の組成物中に存在し得る。本明細書において、特定の疾患または状態を処置するために通常投与されるさらなる治療剤は、「処置されている疾患または状態にとって適切なもの」として知られている。
本発明の化合物はまた、他の治療化合物と組み合わせて、有利に使用され得る。いくつかの実施形態において、これらの他の治療化合物は、他の抗増殖化合物である。このような抗増殖化合物としては、アロマターゼ阻害剤;抗エストロゲン;トポイソメラーゼI阻害剤;トポイソメラーゼII阻害剤;微小管活性化合物;アルキル化化合物;ヒストンデアセチラーゼ阻害剤;細胞分化プロセスを誘導する化合物;シクロオキシゲナーゼ阻害剤;MMP阻害剤;mTOR阻害剤;抗腫瘍性代謝拮抗物質;プラチン化合物;タンパク質または脂質のキナーゼ活性を標的化/減少する化合物およびさらなる抗血管形成化合物;タンパク質または脂質のホスファターゼの活性を標的化、減少または阻害する化合物;ゴナドレリンアゴニスト;抗男性ホルモン;メチオニンアミノペプチダーゼ阻害剤;マトリックスメタロプロテアーゼ阻害剤;ビスホスホネート;生物的反応修飾物質;抗増殖性抗体;ヘパラナーゼ阻害剤;Rasがん遺伝子アイソフォームの阻害剤;テロメラーゼ阻害剤;プロテアソーム阻害剤;血液学的悪性疾患の処置において使用される化合物;Flt-3の活性を標的化、減少または阻害する化合物;Hsp90阻害剤(例えば、17-AAG(17-アリルアミノゲルダナマイシン、NSC330507)、17-DMAG(17-ジメチルアミノエチルアミノ-17-ジメトキシ-ゲルダナマイシン、NSC707545)、IPI-504、CNF1010、CNF2024、CNF1010(Conforma Therapeutics製));テモゾロミド(テモダール(登録商標));キネシン紡錘体タンパク質阻害剤(例えば、SB715992もしくはSB743921(GlaxoSmithKline製)、またはペンタミジン/クロルプロマジン(CombinatoRx製));MEK阻害剤(例えば、ARRY142886(Array BioPharma製)、AZD6244(AstraZeneca製)、PD181461(Pfizer製)およびロイコボリン)が挙げられるが、これらに限定されない。用語「アロマターゼ阻害剤」は、本明細書中で使用される場合、エストロゲン産生(例えば、基質であるアンドロステンジオンおよびテストステロンの、それぞれエストロンおよびエストラジオールへの転換)を阻害する化合物に関する。この用語は、ステロイド(特に、アタメスタン、エキセメスタンおよびフォルメスタン(formestane))、ならびに特に、非ステロイド(特に、アミノグルテチミド、ログレチミド(roglethimide)、ピリドグルテチミド、トリロスタン、テストラクトン、ケトコナゾール、ボロゾール(vorozole)、ファドロゾール、アナストロゾールおよびレトロゾール)を包含するが、これらに限定されない。エキセメスタンは、商品名アロマシンTMのもとで市場に出ている。フォルメスタンは、商品名レンタロン(Lentaron)TMのもとで市場に出ている。ファドロゾールは、商品名アフェマTMのもとで市場に出ている。アナストロゾールは、商品名アリミデックスTMのもとで市場に出ている。レトロゾールは、商品名フェマーラTMまたはフェマール(Femar)TMのもとで市場に出ている。アミノグルテチミドは、商品名オリメテン(Orimeten)TMのもとで市場に出ている。アロマターゼ阻害剤である化学療法剤を含有する本発明の組み合わせは、ホルモンレセプター陽性腫瘍(例えば、乳房腫瘍)の処置のために特に有用である。
用語「抗エストロゲン」は、本明細書中で使用される場合、エストロゲンの効果をエストロゲンレセプターレベルで拮抗する化合物に関する。この用語は、タモキシフェン、フルベストラント(fulvestrant)、ラロキシフェンおよび塩酸ラロキシフェンを包含するが、これらに限定されない。タモキシフェンは、商品名ノバルデックスTMのもとで市場に出ている。塩酸ラロキシフェンは、商品名エビスタTMのもとで市場に出ている。フルベストラントは、商品名ファスロデックス(Faslodex)TMのもとで投与され得る。抗エストロゲンである化学療法剤を含有する本発明の組み合わせは、エストロゲンレセプター陽性腫瘍(例えば、乳房腫瘍)の処置のために特に有用である。
用語「抗男性ホルモン」は、本明細書中で使用される場合、男性ホルモンの生物学的効果を阻害し得る任意の物質に関し、そしてビカルタミド(カソデックスTM)が挙げられるが、これに限定されない。用語「ゴナドレリンアゴニスト」としては、本明細書中で使用される場合、アバレリクス(abarelix)、ゴセレリンおよび酢酸ゴセレリンが挙げられるが、これらに限定されない。ゴセレリンは、商品名ゾラデックスTMのもとで投与され得る。
用語「トポイソメラーゼI阻害剤」は、本明細書中で使用される場合、トポテカン、ジャイマテカン(gimatecan)、イリノテカン、カンプトテシンおよびそのアナログ、9-ニトロカンプトテシンおよび高分子カンプトテシン結合体PNU-166148を包含するが、これらに限定されない。イリノテカンは、例えば、カンプトサー(Camptosar)TMの商品名のもとでその市場に出ている形態で、投与され得る。トポテカンは、商品名ハイカムチン(Hycamptin)TMのもとで市場に出ている。
用語「トポイソメラーゼII阻害剤」は、本明細書中で使用される場合、アントラサイクリン(例えば、ドキソルビシン(セリックス(Caelyx)TMなどのリポソーム処方物を含む)、ダウノルビシン、エピルビシン、イダルビシンおよびネモルビシン(nemorubicin))、アントラキノンであるミトザントロンおよびロソキサントロン(losoxantrone)、ならびにポドフィロトキシンであるエトポシドおよびテニポシドを包含するが、これらに限定されない。エトポシドは、商品名エトホス(Etopophos)TMのもとで市場に出ている。テニポシドは、商品名VM 26-Bristolのもとで市場に出ている。ドキソルビシンは、商品名アクリバスタチン(Acriblastin)TMまたはアドリアマイシンTMのもとで市場に出ている。エピルビシンは、商品名ファルモルビシンTMのもとで市場に出ている。イダルビシンは、商品名ザベドス(Zavedos)TMのもとで市場に出ている。ミトザントロンは、商品名ノバントロンのもとで市場に出ている。
用語「微小管活性剤」は、微小管安定化化合物、微小管不安定化化合物および微小管重合阻害剤に関し、タキサン類(例えば、パクリタキセルおよびドセタキセル);ビンカアルカロイド類(例えば、ビンブラスチンまたは硫酸ビンブラスチン、ビンクリスチンまたは硫酸ビンクリスチン、およびビノレルビン);ディスコデルモリド(discodermolide);コルヒチンおよびエポチロン(epothilone)ならびにこれらの誘導体が挙げられるが、これらに限定されない。パクリタキセルは、商品名タキソールTMのもとで市場に出ている。ドセタキセルは、商品名タキソテールTMのもとで市場に出ている。硫酸ビンブラスチンは、商品名ビンブラスチンR.PTMのもとで市場に出ている。硫酸ビンクリスチンは、商品名ファルミスチン(Farmistin)TMのもとで市場に出ている。
用語「アルキル化剤」は、本明細書中で使用される場合、シクロホスファミド、イホスファミド、メルファランまたはニトロソ尿素(BCNUもしくはグリアデル(Gliadel))を包含するが、これらに限定されない。シクロホスファミドは、商品名シクロスチン(Cyclostin)TMのもとで市場に出ている。イホスファミドは、商品名ホロキサン(Holoxan)TMのもとで市場に出ている。
用語「ヒストンデアセチラーゼ阻害剤」または「HDAC阻害剤」は、ヒストンデアセチラーゼを阻害し、そして抗増殖活性を有する化合物に関する。これには、スベロイルアニリドヒドロキサム酸(SAHA)が挙げられるが、これに限定されない。
用語「抗腫瘍性代謝拮抗物質」は、5-フルオロウラシルすなわち5-FU、カペシタビン、ゲムシタビン、DNA脱メチル化合物(例えば、5-アザシチジンおよびデシタビン(decitabine))、メトトレキサートおよびエダトレキサート、ならびに葉酸アンタゴニスト(例えば、ペメトレキセド(pemetrexed))を包含するが、これらに限定されない。カペシタビンは、商品名ゼローダTMのもとで市場に出ている。ゲムシタビンは、商品名ジェムザールTMのもとで市場に出ている。
用語「プラチン化合物」は、本明細書中で使用される場合、カルボプラチン、シスプラチン、シスプラチナム(cisplatinum)およびオキサリプラチンを包含するが、これらに限定されない。カルボプラチンは、例えば、カルボプラット(Carboplat)TMの商品名のもとで市場に出ている形態で投与され得る。オキサリプラチンは、例えば、エロキサチン(Eloxatin)TMの商品名のもとで市場に出ている形態で投与され得る。
用語「タンパク質または脂質のキナーゼ活性を標的化/減少する化合物;あるいはタンパク質または脂質のホスファターゼ活性を標的化/減少する化合物;あるいはさらなる抗血管形成化合物」は、本明細書中で使用される場合、プロテインチロシンキナーゼならびに/またはセリンおよび/もしくはスレオニンキナーゼ阻害剤、あるいは脂質キナーゼ阻害剤(例えば、a)血小板由来増殖因子レセプター(PDGFR)の活性を標的化、減少または阻害する化合物(例えば、PDGFRの活性を標的化、減少または阻害する化合物であり、特に、PDGFレセプターを阻害する化合物であり、例えば、N-フェニル-2-ピリミジン-アミン誘導体であり、例えば、イマチニブ、SU101、SU6668およびGFB-111);b)線維芽細胞増殖因子レセプター(FGFR)の活性を標的化、減少または阻害する化合物;c)インスリン様成長因子レセプターI(IGF-IR)の活性を標的化、減少または阻害する化合物(例えば、IGF-IRの活性を標的化、減少または阻害する化合物であり、特に、IGF-Iレセプターのキナーゼ活性を阻害する化合物、またはIGF-Iレセプターもしくはその成長因子の細胞外ドメインを標的化する抗体);d)Trkレセプターチロシンキナーゼファミリーの活性を標的化、減少または阻害する化合物、またはエフリンB4阻害剤;e)Axlレセプターチロシンキナーゼファミリーの活性を標的化、減少または阻害する化合物;f)Retレセプターチロシンキナーゼの活性を標的化、減少または阻害する化合物;g)Kit/SCFRレセプターチロシンキナーゼの活性を標的化、減少または阻害する化合物(例えば、イマチニブ);h)C-kitレセプターチロシンキナーゼ(これは、PDGFRファミリーの一部である)の活性を標的化、減少または阻害する化合物(例えば、c-Kitレセプターチロシンキナーゼファミリーの活性を標的化、減少または阻害する化合物であり、特に、c-Kitレセプターを阻害する化合物であり、例えば、イマチニブ);i)c-Ablファミリーのメンバー、それらの遺伝子融合産物(例えば、BCR-Ablキナーゼ)および変異体の活性を標的化、減少または阻害する化合物(例えば、c-Ablファミリーメンバーおよびそれらの遺伝子融合産物の活性を標的化、減少または阻害する化合物であり、例えば、N-フェニル-2-ピリミジン-アミン誘導体であり、例えば、イマチニブもしくはニロチニブ(nilotinib)(AMN107);PD180970;AG957;NSC 680410;PD173955(ParkeDavis製);またはダサチニブ(dasatinib)(BMS-354825));j)プロテインキナーゼC(PKC)およびセリン/スレオニンキナーゼのRafファミリーのメンバー、MEK、SRC、JAK/pan-JAK、FAK、PDK1、PKB/Akt、およびRas/MAPK、PI3K、SYK、BTKおよびTECファミリーのメンバー、ならびに/またはサイクリン依存性キナーゼファミリー(CDK)のメンバーの活性を標的化、減少または阻害する化合物(スタウロスポリン誘導体(例えば、ミドスタウリン)が挙げられる;さらなる化合物の例としては、UCN-01、サフィンゴール(safingol)、BAY 43-9006、ブリオスタチン(Bryostatin)1、ペリホシン(Perifosine);イルモホシン(ilmofosine);RO 318220およびRO 320432;GO 6976;Isis 3521;LY333531/LY379196;イソキノリン(isochinoline)化合物;FTI;PD184352もしくはQAN697(P13K阻害剤)またはAT7519(CDK阻害剤)が挙げられる);k)プロテイン-チロシンキナーゼ阻害剤の活性を標的化、減少または阻害する化合物(例えば、プロテイン-チロシンキナーゼ阻害剤の活性を標的化、減少または阻害する化合物であり、メシル酸イマチニブ(グリベック(Gleevec)TM)またはチルホスチン(tyrphostin)(例えば、チルホスチンA23/RG-50810;AG 99;チルホスチンAG 213;チルホスチンAG 1748;チルホスチンAG 490;チルホスチンB44;チルホスチンB44(+)鏡像異性体;チルホスチンAG 555;AG 494;チルホスチンAG 556、AG957)およびアダフォスチン(adaphostin)(4-{[(2,5-ジヒドロキシフェニル)メチル]アミノ}-安息香酸アダマンチルエステル;NSC 680410、アダフォスチン)が挙げられる);l)レセプターチロシンキナーゼの上皮増殖因子ファミリー(ホモ二量体またはヘテロ二量体としての、EGFR ErbB2、ErbB3、ErbB4)およびそれらの変異体の活性を標的化、減少または阻害する化合物(例えば、上皮増殖因子レセプターファミリーの活性を標的化、減少または阻害する化合物は、特に、EGFレセプターチロシンキナーゼファミリー(例えば、EGFレセプター、ErbB2、ErbB3およびErbB4)のメンバーを阻害するか、またはEGFもしくはEGF関連リガンド(CP 358774、ZD 1839、ZM 105180)に結合する、化合物、タンパク質または抗体である;トラスツズマブ(ハーセプチンTM)、セツキシマブ(cetuximab)(アービタックス(Erbitux)TM)、イレッサ、タルセバ(Tarceva)、OSI-774、Cl-1033、EKB-569、GW-2016、E1.1、E2.4、E2.5、E6.2、E6.4、E2.11、E6.3またはE7.6.3、および7H-ピロロ-[2,3-d]ピリミジン誘導体);m)c-Metレセプターの活性を標的化、減少または阻害する化合物(例えば、c-Metの活性を標的化、減少または阻害する化合物であり、特に、c-Metレセプターのキナーゼ活性を阻害する化合物、またはc-Metの細胞外ドメインを標的化するかもしくはHGFに結合する抗体))、n)1種またはそれより多くのJAKファミリーメンバー(JAK1/JAK2/JAK3/TYK2および/またはpan-JAK)のキナーゼ活性を標的化するか、低下させるか、または阻害する化合物(PRT-062070、SB-1578、バリシチニブ(baricitinib)、パクリチニブ(pacritinib)、モメロチニブ(momelotinib)、VX-509、AZD-1480、TG-101348、トファシチニブ、およびルキソリチニブ(ruxolitinib)が挙げられるが、これらに限定されない);o)PI3キナーゼ(PI3K)のキナーゼ活性を標的化するか、低下させるか、または阻害する化合物(ATU-027、SF-1126、DS-7423、PBI-05204、GSK-2126458、ZSTK-474、ブパルリシブ(buparlisib)、ピクトレリシブ(pictrelisib)、PF-4691502、BYL-719、ダクトリシブ(dactolisib)、XL-147、XL-765、およびイデラリシブ(idelalisib)が挙げられるが、これらに限定されない);ならびにq)ヘッジホッグタンパク質(Hh)またはスムーズンドレセプター(SMO)経路のシグナル伝達効果を標的化するか、低下させるか、または阻害する化合物(シクロパミン(cyclopamine)、ビスモデギブ(vismodegib)、イトラコナゾール、エリスモデギブ(erismodegib)、およびIPI-926(サリデギブ(saridegib))が挙げられるが、これらに限定されない)を包含するが、これらに限定されない。
用語「PI3K阻害剤」としては、本明細書中で使用される場合、ホスファチジルイノシトール-3-キナーゼファミリーの1種またはそれより多くの酵素(PI3Kα、PI3Kγ、PI3Kδ、PI3Kβ、PI3K-C2α、PI3K-C2β、PI3K-C2γ、Vps34、p110-α、p110-β、p110-γ、p110-δ、p85-α、p85-β、p55-γ、p150、p101、およびp87が挙げられるが、これらに限定されない)に対する阻害活性を有する化合物が挙げられるが、これらに限定されない。本発明において有用であるPI3K阻害剤の例としては、ATU-027、SF-1126、DS-7423、PBI-05204、GSK-2126458、ZSTK-474、ブパルリシブ、ピクトレリシブ、PF-4691502、BYL-719、ダクトリシブ、XL-147、XL-765、およびイデラリシブが挙げられるが、これらに限定されない。
用語「BTK阻害剤」としては、本明細書中で使用される場合、ブルトンチロシンキナーゼ(BTK)に対する阻害活性を有する化合物(AVL-292およびイブルチニブが挙げられるが、これらに限定されない)が挙げられるが、これらに限定されない。
用語「SYK阻害剤」としては、本明細書中で使用される場合、脾臓チロシンキナーゼ(SYK)に対する阻害活性を有する化合物(PRT-062070、R-343、R-333、エキセライア(Excellair)、PRT-062607、およびフォスタマチニブ(fostamatinib)が挙げられるが、これらに限定されない)が挙げられるが、これらに限定されない。
用語「Bcl-2阻害剤」とは、本明細書中で使用される場合、B細胞リンパ腫2タンパク質(Bcl-2)に対する阻害活性を有する化合物が挙げられるが、これらに限定されず、ABT-199、ABT-731、ABT-737、アポゴシポール(apogossypol)、Ascentaのpan-Bcl-2阻害剤、クルクミン(およびそのアナログ)、二重Bcl-2/Bcl-xL阻害剤(Infinity Pharmaceuticals/Novartis Pharmaceuticals)、ゲナセンス(Genasense)(G3139)、HA14-1(およびそのアナログ;WO2008118802を参照のこと)、ナビトクラックス(navitoclax)(およびそのアナログ、US7390799を参照のこと)、NH-1(Shenayng Pharmaceutical University)、オバトクラックス(obatoclax)(およびそのアナログ、WO2004106328を参照のこと)、S-001(Gloria Pharmaceuticals)、TW系列の化合物(Univ. of Michigan)、ならびにベネトクラックス(venetoclax)が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、このBcl-2阻害剤は、低分子治療剤である。いくつかの実施形態において、このBcl-2阻害剤は、ペプチド模倣物(peptidomimetic)である。
BTK阻害化合物、および本発明の化合物と組み合わせてこのような化合物により処置可能な状態のさらなる例は、WO2008039218およびWO2011090760(その全体は、本明細書中に参考として援用される)に見出され得る。
SYK阻害化合物、および本発明の化合物と組み合わせてこのような化合物により処置可能な状態のさらなる例は、WO2003063794、WO2005007623、およびWO2006078846(その全体は、本明細書中に参考として援用される)に見出され得る。
PI3K阻害化合物、および本発明の化合物と組み合わせてこのような化合物により処置可能な状態のさらなる例は、WO2004019973、WO2004089925、WO2007016176、US8138347、WO2002088112、WO2007084786、WO2007129161、WO2006122806、WO2005113554、およびWO2007044729(その全体は、本明細書中に参考として援用される)に見出され得る。
JAK阻害化合物、および本発明の化合物と組み合わせてこのような化合物により処置可能な状態のさらなる例は、WO2009114512、WO2008109943、WO2007053452、WO2000142246、およびWO2007070514(その全体は、本明細書中に参考として援用される)に見出され得る。
さらなる抗血管形成化合物としては、その活性について別の機構(例えば、タンパク質または脂質のキナーゼ阻害に無関係)を有する化合物(例えば、サリドマイド(サロミド(Thalomid)TM)およびTNP-470)が挙げられる。
本発明の化合物との組み合わせにおいて使用するために有用であるプロテアソーム阻害剤の例としては、ボルテゾミブ、ジスルフィラム、エピガロカテキン-3-ガレート(epigallocatechin-3-gallate)(EGCG)、サリノスピラミドA(salinosporamide A)、カルフィルゾミブ(carfilzomib)、ONX-0912、CEP-18770、およびMLN9708が挙げられるが、これらに限定されない。
タンパク質または脂質のホスファターゼの活性を標的化、減少または阻害する化合物は、例えば、ホスファターゼ1の阻害剤、ホスファターゼ2Aの阻害剤、またはCDC25の阻害剤(例えば、オカダ酸またはその誘導体)である。
細胞分化プロセスを誘導する化合物としては、レチン酸、α-トコフェロール、γ-トコフェロールもしくはδ-トコフェロール、またはα-トコトリエノール、γ-トコトリエノールもしくはδ-トコトリエノールが挙げられるが、これらに限定されない。
用語シクロオキシゲナーゼ阻害剤は、本明細書中で使用される場合、Cox-2阻害剤、5-アルキル置換2-アリールアミノフェニル酢酸および誘導体(例えば、セレコキシブ(セレブレックス(Celebrex)TM)、ロフェコキシブ(rofecoxib)(バイオックス(Vioxx)TM)、エトリコキシブ(etoricoxib)、バルデコキシブ(valdecoxib))、または5-アルキル-2-アリールアミノフェニル酢酸(例えば、5-メチル-2-(2’-クロロ-6’-フルオロアニリノ)フェニル酢酸)、ルミラコキシブ(lumiracoxib)を包含するが、これらに限定されない。
用語「ビスホスホネート」は、本明細書中で使用される場合、エチドロン(etridonic)酸、クロドロン酸、チルドロン酸、パミドロン酸、アレンドロン酸、イバンドロン(ibandronic)酸、リセドロン酸およびゾレドロン酸を包含するが、これらに限定されない。エチドロン酸は、商品名ダイドロネルTMのもとで市場に出ている。クロドロン酸は、商品名ボネフォス(Bonefos)TMのもとで市場に出ている。チルドロン酸は、商品名スケリッド(Skelid)TMのもとで市場に出ている。パミドロン酸は、商品名アレディアTMのもとで市場に出ている。アレンドロン酸は、商品名フォサマックTMのもとで市場に出ている。イバンドロン酸は、商品名ボンドラナト(Bondranat)TMのもとで市場に出ている。リセドロン酸は、商品名アクトネルTMのもとで市場に出ている。ゾレドロン酸は、商品名ゾメタTMのもとで市場に出ている。用語「mTOR阻害剤」は、哺乳動物ラパマイシン標的(mTOR)を阻害し、そして抗増殖活性を有する化合物(例えば、シロリムス(sirolimus)(ラパミューン(Rapamune)(登録商標))、エベロリムス(サーティカン(Certican)TM)、CCI-779およびABT578)に関する。
用語「ヘパラナーゼ阻害剤」とは、本明細書中で使用される場合、硫酸ヘパリン分解を標的化、減少または阻害する化合物をいう。この用語は、PI-88を包含するが、これに限定されない。用語「生物的反応修飾物質」とは、本明細書中で使用される場合、リンホカインまたはインターフェロンをいう。
用語「Rasがん遺伝子アイソフォームの阻害剤」(例えば、H-Ras、K-Ras、またはN-Ras)は、本明細書中で使用される場合、Rasのがん遺伝子活性を標的化、減少または阻害する化合物(例えば、L-744832、DK8G557またはR115777(ZarnestraTM)などの「ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤」)をいう。用語「テロメラーゼ阻害剤」とは、本明細書中で使用される場合、テロメラーゼの活性を標的化、減少または阻害する化合物をいう。テロメラーゼの活性を標的化、減少または阻害する化合物は、特に、テロメラーゼレセプターを阻害する化合物(例えば、テロメスタチン(telomestatin))である。
用語「メチオニンアミノペプチダーゼ阻害剤」とは、本明細書中で使用される場合、メチオニンアミノペプチダーゼの活性を標的化、減少または阻害する化合物をいう。メチオニンアミノペプチダーゼの活性を標的化、減少または阻害する化合物としては、ベンガミド(bengamide)またはその誘導体が挙げられるが、これらに限定されない。
用語「プロテアソーム阻害剤」とは、本明細書中で使用される場合、プロテアソームの活性を標的化、減少または阻害する化合物をいう。プロテアソームの活性を標的化、減少または阻害する化合物としては、ボルテゾミブ(ベルケイド(Velcade)TM)およびMLN 341が挙げられるが、これらに限定されない。
用語「マトリックスメタロプロテアーゼ阻害剤」または(「MMP」阻害剤)は、本明細書中で使用される場合、コラーゲンペプチド模倣および非ペプチド模倣阻害剤、テトラサイクリン誘導体(例えば、ヒドロキサメートペプチド模倣阻害剤であるバチマスタット(batimastat)およびその経口で生体利用可能なアナログであるマリマスタット(marimastat)(BB-2516)、プリノマスタット(prinomastat)(AG3340)、メタスタット(metastat)(NSC 683551)BMS-279251、BAY 12-9566、TAA211、MMI270BまたはAAJ996)を包含するが、これらに限定されない。
用語「血液学的悪性疾患の処置において使用される化合物」は、本明細書中で使用される場合、FMS様チロシンキナーゼ阻害剤(これらは、FMS様チロシンキナーゼレセプター(Flt-3R)の活性を標的化、減少または阻害する化合物である);インターフェロン、1-β-D-アラビノフラノシルシトシン(ara-c)およびブスルファン(bisulfan);ALK阻害剤(これらは、未分化リンパ腫キナーゼ(anaplastic lymphoma kinase)を標的化、減少または阻害する化合物である)、ならびにBcl-2阻害剤を包含するが、これらに限定されない。
FMS様チロシンキナーゼレセプター(Flt-3R)の活性を標的化、減少または阻害する化合物は特に、Flt-3Rレセプターキナーゼファミリーのメンバーを阻害する化合物、タンパク質または抗体(例えば、PKC412、ミドスタウリン、スタウロスポリン誘導体、SU11248およびMLN518)である。
用語「HSP90阻害剤」は、本明細書中で使用される場合、HSP90の内因性ATPase活性を標的化、減少または阻害する化合物;ユビキチンプロテオソーム経路を介してHSP90ファミリー蛋白質が結合する蛋白質(HSP90 client protein)を分解、標的化、減少または阻害する化合物を包含するが、これらに限定されない。HSP90の内因性ATPase活性を標的化、減少または阻害する化合物は、特に、HSP90のATPase活性を阻害する化合物、タンパク質または抗体(例えば、17-アリルアミノ,17-脱メトキシゲルダナマイシン(17AAG)、ゲルダナマイシン誘導体;他のゲルダナマイシン関連化合物;ラディシコール(radicicol)およびHDAC阻害剤)である。
用語「抗増殖性抗体」は、本明細書中で使用される場合、トラスツズマブ(ハーセプチンTM)、トラスツズマブ-DM1、アービタックス、ベバシズマブ(bevacizumab)(アバスチン(Avastin)TM)、リツキシマブ(リツキサン(登録商標))、PRO64553(抗CD40)および2C4抗体を包含するが、これらに限定されない。抗体とは、インタクトなモノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、少なくとも2つのインタクトな抗体から形成された多重特異性抗体、および所望の生物学的活性を示す限り、抗体フラグメントを意味する。
急性骨髄性白血病(AML)の処置のために、本発明の化合物は、標準的な白血病治療と組み合わせて、特に、AMLの処置のために使用される治療と組み合わせて、使用され得る。具体的には、本発明の化合物は、例えば、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤ならびに/またはAMLの処置のために有用な他の薬物(例えば、ダウノルビシン、アドリアマイシン、Ara-C、VP-16、テニポシド、ミトザントロン、イダルビシン、カルボプラチナム(Carboplatinum)およびPKC412)と組み合わせて投与され得る。いくつかの実施形態において、本発明は、ITDおよび/またはD835Yの変異に関連するAMLを処置する方法を提供し、この方法は、本発明の化合物を、1つまたはそれより多くのFLT3阻害剤と一緒に投与する工程を包含する。いくつかの実施形態において、これらのFLT3阻害剤は、キザルチニブ(quizartinib)、(AC220)、スタウロスポリン誘導体(例えば、ミドスタウリンまたはレスタウルチニブ(lestaurtinib))、ソラフェニブ、タンズチニブ(tandutinib)、LY-2401401、LS-104、EB-10、ファミチニブ(famitinib)、NOV-110302、NMS-P948、AST-487、G-749、SB-1317、S-209、SC-110219、AKN-028、フェドラチニブ(fedratinib)、トザセルチブ(tozasertib)、およびスニチニブから選択される。いくつかの実施形態において、これらのFLT3阻害剤は、キザルチニブ、ミドスタウリン、レスタウルチニブ、ソラフェニブ、およびスニチニブから選択される。
他の抗白血病化合物としては、例えば、Ara-C、ピリミジンアナログ(これは、デオキシシチジンの2-α-ヒドロキシリボース(アラビノシド)誘導体である)が挙げられる。ヒポキサンチンのプリンアナログ、6-メルカプトプリン(6-MP)およびリン酸フルダラビンもまた挙げられる。ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)阻害剤の活性を標的化、減少または阻害する化合物(例えば、酪酸ナトリウムおよびスベロイルアニリドヒドロキサム酸(SAHA))は、ヒストンデアセチラーゼとして公知である酵素の活性を阻害する。具体的なHDAC阻害剤としては、MS275、SAHA、FK228(以前はFR901228)、トリコスタチン(Trichostatin)A、ならびに米国特許第6,552,065号に開示される化合物(N-ヒドロキシ-3-[4-[[[2-(2-メチル-1H-インドール-3-イル)-エチル]-アミノ]メチル]フェニル]-2E-2-プロペンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、およびN-ヒドロキシ-3-[4-[(2-ヒドロキシエチル){2-(1H-インドール-3-イル)エチル]-アミノ]メチル]フェニル]-2E-2-プロペンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩(特に、乳酸塩)が挙げられるが、これらに限定されない)が挙げられる。ソマトスタチンレセプターアンタゴニストとは、本明細書中で使用される場合、ソマトスタチンレセプターを標的化、処置または阻害する化合物(例えば、オクトレオチドおよびSOM230)をいう。腫瘍細胞損傷アプローチとは、電離放射線などのアプローチをいう。上記および本明細書中以下に記載される、用語「電離放射線」とは、電磁線(例えば、X線およびγ線)または粒子(例えば、α粒子およびβ粒子)のいずれかとして発生する電離放射線を意味する。電離放射線は、限定されないが、放射線治療において提供され、そして当該分野において公知である。Hellman,Principles of Radiation Therapy,Cancer,Principles and Practice of Oncology,Devitaら編,第4版,第1巻,pp.248-275(1993)を参照のこと。
EDG結合剤およびリボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤もまた含まれる。用語「EDG結合剤」とは、本明細書中で使用される場合、リンパ球再循環を調節する免疫抑制薬のクラス(例えば、FTY720)をいう。用語「リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤」とは、ピリミジンヌクレオシドアナログまたはプリンヌクレオシドアナログ(フルダラビンおよび/またはシトシンアラビノシド(ara-C)、6-チオグアニン、5-フルオロウラシル、クラドリビン、6-メルカプトプリン(特に、ALLに対してara-Cと組み合わせて)および/またはペントスタチンが挙げられるが、これらに限定されない)をいう。リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤は特に、ヒドロキシ尿素または2-ヒドロキシ-1H-イソインドール-1,3-ジオン誘導体である。
特に、1-(4-クロロアニリノ)-4-(4-ピリジルメチル)フタラジンまたはその薬学的に受容可能な塩、1-(4-クロロアニリノ)-4-(4-ピリジルメチル)フタラジンスクシネート;アンギオスタチン(Angiostatin)TM;エンドスタチン(Endostatin)TM;アントラニル酸アミド;ZD4190;ZD6474;SU5416;SU6668;ベバシズマブ;または抗VEGF抗体もしくは抗VEGFレセプター抗体(例えば、rhuMAbおよびRHUFab)、VEGFアプタマー(例えば、マクゴン(Macugon));FLT-4阻害剤、FLT-3阻害剤、VEGFR-2 IgGI抗体、アンジオザイム(Angiozyme)(RPI 4610)およびベバシズマブ(アバスチンTM)などの、VEGFの化合物、タンパク質またはモノクローナル抗体もまた、含まれる。
光ダイナミック療法とは、本明細書中で使用される場合、がんを処置または予防するために、光感作化合物として既知である特定の化学物質を使用する治療をいう。光ダイナミック療法の例としては、ビスダイン(Visudyne)TMおよびポルフィマーナトリウムなどの化合物を用いる処置が挙げられる。
止血性ステロイドとは、本明細書中で使用される場合、血管新生を遮断または阻害する化合物(例えば、アネコルタブ(anecortave)、トリアムシノロン、ヒドロコルチゾン、11-α-エピヒドロコルチゾール(11-α-epihydrocotisol)、コルテキソロン、17α-ヒドロキシプロゲステロン、コルチコステロン、デスオキシコルチコステロン、テストステロン、エストロンおよびデキサメタゾン)をいう。
コルチコステロイドを含有する移植物とは、フルオシノロンおよびデキサメタゾンなどの化合物をいう。
他の化学療法化合物としては、植物アルカロイド、ホルモン性化合物およびアンタゴニスト;生物的反応修飾物質(好ましくは、リンホカインまたはインターフェロン);アンチセンスオリゴヌクレオチドまたはオリゴヌクレオチド誘導体;shRNAまたはsiRNA;あるいは多種多様な化合物または他の作用機構もしくは未知の作用機構を有する化合物が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の化合物はまた、特に、本明細書中で先に記載されたものなどの閉塞性または炎症性の気道疾患の処置において、他の薬物物質(例えば、抗炎症物質、気管支拡張物質または抗ヒスタミン薬物物質)と組み合わせて使用するための共治療化合物として有用である(例えば、このような薬物の治療活性の増強剤として、またはこのような薬物の必要とされる投薬量もしくは潜在的な副作用を低下させる手段として)。本発明の化合物は、一定の薬学的組成物中で他の薬物物質と混合され得るか、または他の薬物物質とは別に、その前にか、同時にか、もしくは後に投与され得る。従って、本発明は、本明細書中で先に記載されたような本発明の化合物と、抗炎症物質、気管支拡張物質、抗ヒスタミン物質または鎮咳性薬物物質との組み合わせを包含し、この本発明の化合物およびこの薬物物質は、同じ薬学的組成物中または異なる薬学的組成物中にある。
適切な抗炎症薬としては、ステロイド(特に、糖質コルチコステロイド(例えば、ブデソニド、プロピオン酸ベクロメタゾン、プロピオン酸フルチカゾン、シクレソニドまたはフロ酸モメタゾン));非ステロイド性糖質コルチコイドレセプターアゴニスト;LTB4アンタゴニスト(例えば、LY293111、CGS025019C、CP-195543、SC-53228、BIIL 284、ONO 4057、SB 209247);LTD4アンタゴニスト(例えば、モンテルカストおよびザフィルルーカスト);PDE4阻害剤(例えば、シロミラスト(cilomilast)(Ariflo(登録商標)GlaxoSmithKline)、ロフルミラスト(Roflumilast)(Byk Gulden)、V-11294A(Napp)、BAY19-8004(Bayer)、SCH-351591(Schering-Plough)、アロフィリン(Arofylline)(Almirall Prodesfarma)、PD189659/PD168787(Parke-Davis)、AWD-12-281(Asta Medica)、CDC-801(Celgene)、SeICID(TM)CC-10004(Celgene)、VM554/UM565(Vernalis)、T-440(Tanabe)、KW-4490(Kyowa Hakko Kogyo));A2aアゴニスト;A2bアンタゴニスト;ならびにβ-2アドレナリン作用性レセプターアゴニスト(例えば、アルブテロール(サルブタモール)、メタプロテレノール、テルブタリン、サルメテロール、フェノテロール、プロカテロール、ならびに特に、フォルモテロールおよびその薬学的に受容可能な塩)が挙げられる。適切な気管支拡張薬物としては、抗コリン作用性化合物または抗ムスカリン化合物、特に、臭化イプラトロピウム、臭化オキシトロピウム、チオトロピウム塩およびCHF 4226(Chiesi)、ならびにグリコピロレートが挙げられる。
適切な抗ヒスタミン薬物質としては、塩酸塩セチリジン、アセトアミノフェン、フマル酸クレマスチン、プロメタジン、ロラタジン、デスロラタジン(desloratidine)、ジフェンヒドラミンおよび塩酸フェキソフェナジン、アクリバスチン(activastine)、アステミゾール、アゼラスチン、エバスチン、エピナスチン、ミゾラスチン(mizolastine)およびテルフェナジンが挙げられる。
本発明の化合物と抗炎症薬物との他の有用な組み合わせは、ケモカインレセプター(例えば、CCR-1、CCR-2、CCR-3、CCR-4、CCR-5、CCR-6、CCR-7、CCR-8、CCR-9およびCCR10、CXCR1、CXCR2、CXCR3、CXCR4、CXCR5)のアンタゴニスト、特に、CCR-5アンタゴニスト(例えば、Schering-PloughのアンタゴニストSC-351125、SCH-55700およびSCH-D、ならびにTakedaのアンタゴニスト(例えば、N-[[4-[[[6,7-ジヒドロ-2-(4-メチルフェニル)-5H-ベンゾ-シクロヘプテン-8-イル]カルボニル]アミノ]フェニル]-メチル]テトラヒドロ-N,N-ジメチル-2H-ピラン-4-アミニウムクロリド(TAK-770)))との組み合わせである。
コード番号、一般名または商品名により識別される活性化合物の構造は、標準的な概説書「The Merck Index」の現行の版またはデータベース(例えば、Patents International(例えば、IMS World Publications))から得られ得る。
本発明の化合物はまた、公知の治療プロセス(例えば、ホルモンまたは放射線の投与)と組み合わせて使用され得る。特定の実施形態において、提供される化合物は、放射線増感剤として(特に、放射線治療に対して乏しい感度を示す腫瘍の処置のために)使用される。
本発明の化合物は、単独で投与されても、1種以上の他の治療化合物と組み合わせて投与されてもよく、可能な併用療法は、一定の組み合わせの形態、または本発明の化合物と1種以上の他の治療化合物との投与が交互であるか、もしくは互いに独立している形態、または一定の組み合わせと1種以上の他の治療化合物との組み合わせた投与の形態をとり得る。本発明の化合物は、それ以外に、またはそれに加えて、特に腫瘍治療のために、化学療法、放射線療法、免疫療法、光線療法、外科手術介入、またはこれらの組み合わせと組み合わせて、投与され得る。上で記載されたように、他の処置ストラテジーの観点で、補助的な治療と同様に、長期間の治療が可能である。他の可能な処置は、腫瘍回帰後の患者の状態を維持するための治療、またはさらに、例えば危険がある患者における化学防御治療である。
これらのさらなる剤は、個々の化合物含有化合物とは別に、複数投薬計画の一部として投与され得る。あるいは、これらの剤は、本発明の化合物と単一の組成物に混合された、単一の剤形の一部であり得る。複数投薬計画の一部として投与される場合、これらの2種の活性剤は、同時にか、順番にか、または互いからある期間以内(通常、互いから5時間以内)に与えられ得る。
本明細書中で使用される場合、用語「組み合わせ」、「併用」、および関連する用語は、本発明に従う、複数の治療剤の同時または順番の投与をいう。例えば、本発明の化合物は、別の単位剤形中でかまたは単一の単位剤形中で一緒に、別の治療剤と同時にかまたは順番に投与され得る。従って、本発明は、本発明の化合物、さらなる治療剤、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクルを含有する、単一の剤形を提供する。
単一の剤形を製造するためにキャリア材料と組み合わせられ得る、本発明の化合物とさらなる治療剤との両方の(上記のようなさらなる治療剤を含有する組成物中での)量は、処置される宿主、および特定の投与形態に依存して変わる。好ましくは、本発明の組成物は、0.01mg/kg体重/日~100mg/kg体重/日の投薬量の本発明の化合物が投与され得るように、処方されるべきである。
さらなる治療剤を含有する組成物において、そのさらなる治療剤および本発明の化合物は、相乗作用し得る。従って、このような組成物中のさらなる治療剤の量は、その治療剤のみを利用する単剤療法において必要とされる量より少ない。このような組成物において、0.01μg/kg体重/日~1,000μg/kg体重/日の投薬量のさらなる治療剤が投与され得る。
本発明の組成物中に存在するさらなる治療剤の量は、唯一の活性剤としてその治療剤を含む組成物で通常投与される量以下になる。好ましくは、本開示の組成物中のさらなる治療剤の量は、唯一の治療上活性な剤としてその剤を含む組成物中に通常存在する量の約50%から100%に及ぶ。
本発明の化合物またはその薬学的組成物はまた、装具、人工弁、移植血管、ステントおよびカテーテルなどの埋込み可能な医療デバイスをコーティングするための組成物中に組み込まれ得る。例えば、血管ステントは、再狭窄(損傷後の血管壁の再狭小化)を克服するために使用されている。しかし、ステントまたはその他の埋込み可能なデバイスを使用する患者には、血餅形成または血小板活性化のリスクがある。これらの不要な効果は、デバイスをキナーゼ阻害剤を含む薬学的に受容可能な組成物でプレコーティングすることによって、防ぐまたは軽減することができる。本発明の化合物でコーティングされた埋込み可能なデバイスが、本発明の別の実施形態である。
例示
以下の実施例に記載されるように、特定の例示的実施形態において、化合物は、以下の一般手順に従って調製される。本発明の化合物の合成を記載するが、以下の一般方法および当業者に公知である他の方法が、全ての化合物、ならびに本明細書中に記載されるようなこれらの化合物の各々のサブクラスおよび種に適用され得ることが、理解される。
一般手順A(1回目のBuchwaldアミノ化):
Figure 0007082120000195
化合物13.5の合成。1,4-ジオキサン(10mL)中の化合物13.4(0.500g,1.55mmol,1.0当量)に、2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)アニリン(0.253g,1.24mmol,0.8当量)、CsCO(1.52g,4.65mmol,3.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd(dba)(0.142g,0.155mmol,0.1当量)およびXantphos(0.180g,0.31mmol,0.2当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を110℃で5~6時間撹拌した。完了したら、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中2%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋な1.2(0.160g,45.74%)を得た。MS(ES): m/z 490.9 [M]+。
一般手順B(2回目のBuchwaldアミノ化):
Figure 0007082120000196
化合物13.6の合成。1,4-ジオキサン(3.5mL)中の13.5(0.170g,0.347mmol,1.0当量)に、シクロプロパンカルボキサミド(0.089g,1.041mmol,3.0当量)、CsCO(0.452g,1.388mmol,4.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd(dba)(0.031g,0.034mmol,0.1当量)およびXantphos(0.040g,0.070mmol,0.2当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を150℃で2~3時間撹拌した。完了したら、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中3%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋な11.6(0.090g,48.16%)を得た。MS(ES): m/z 539.5 [M+H]+
一般手順C(THP脱保護):
Figure 0007082120000197
I-13の合成。13.6(0.090g,0.167mmol,1.0当量)のCHCl(3mL)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(0.5mL)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。完了したら、反応混合物を飽和NaHCO溶液中に移し、そして生成物をCHClで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをジエチルエーテル/n-ペンタンの混合物での摩砕により精製して、純粋なI-13(0.050g,65.84%)を得た。MS(ES): m/z 455.54 [M+H]+ ,LCMS純度:100.00%, HPLC純度: 98.91%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.51 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.72-7.70 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.64-7.62 (d, J=8Hz, 1H), 7.33-7.29 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.00 (t, 1H), 4.04 (s, 3H), 3.73-3.68 (s, 3H), 1.88 (s, 1H), 0.99-0.97(m, 2H), 0.91-0.88 (m, 2H)。
実施例1:N-(7-((2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-1の合成
Figure 0007082120000198
化合物1.1の合成。テトラヒドロフラン(35mL)中の5,7-ジクロロ-3Hイミダゾ[4,5-b]ピリジン(3.5g,18.62mmol,1.0当量)に、3,4-ジヒドロ-2H-ピラン(4.69g,55.85mmol,3.0当量)を添加し、その後、p-トルエンスルホン酸(0.708g,3.72mmol,0.2当量)を添加した。反応混合物を70℃で16時間加熱した。完了したら、反応混合物を減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして生成物をヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、1.1(1.8g,35.53%)を得た。MS(ES): m/z 273.2 [M]+。
化合物1.2の合成。1,4-ジオキサン(5mL)中の1.1(0.5g,1.84mmol,1.0当量)に、2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)アニリン(1.1a,0.338g,1.66mmol,0.9当量)、CsCO(1.8g,5.53mmol,3.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd(dba)(0.169g,0.184mmol,0.1当量)およびXantphos(0.214g,0.369mmol,0.2当量)を添加し、再度5分間脱気した。次いで、この反応物を110℃で6時間加熱した。完了したら、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。[同じ量で3バッチを行った]。合わせた粗製物質を、CHCl中2%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、物質を得、これを逆相HPLCにより精製して、純粋な1.2(0.7g,28.87%)を得た。MS(ES): m/z 440.9 [M]+。
化合物1.3の合成。DMAc(2mL)中の1.2(0.090g,0.204mmol,1.0当量)に、シクロプロパンカルボキサミド(0.052g,0.613mmol,3.0当量)、CsCO(0.267g,0.818mmol,4.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd(dba)(0.019g,0.020mmol,0.1当量)およびXantphos(0.024g,0.040mmol,0.2当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を130℃で5時間撹拌した。完了したら、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中3%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋な1.3(0.050g,50%)を得た。MS(ES): m/z 489.6 [M]+。
I-1の合成。1.3(0.050g,0.102mmol,1.0当量)のCHCl(2mL)中の溶液に、HCl(1,4-ジオキサン中4M)(1mL)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を飽和NaHCO溶液中に移し、そして生成物をCHClで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中5%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋なI-1(0.017g,41%)を得た。MS(ES): m/z 405.48 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.42%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.61 (s, 1H), 10.51 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.34-8.32 (d, J=8Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.37-7.35 (m, 1H), 7.16-7.09 (m, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.71 (s, 3H), 2.35-2.34 (m, 1H), 0.84-0.83 (m, 4H)。
実施例2:N5-(5-フルオロ-4-メチルピリジン-2-イル)-N7-(2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-2の合成
Figure 0007082120000199
化合物2.1の合成。DMAc(2mL)中の化合物1.2(0.100g,0.227mmol,1.0当量)に、5-フルオロ-4-メチルピリジン-2-アミン(0.034g,0.273mmol,1.2当量)、CsCO(0.297g,0.911mmol,4.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd(dba)(0.021g,0.022mmol,0.1当量)およびXantphos(0.026g,0.045mmol,0.2当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を130℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中3%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋な2.1(0.080g,66.45%)を得た。MS(ES): m/z 530.6 [M]+。
I-2の合成。2.1(0.080g,0.151mmol,1.0当量)のCHCl(2mL)中の溶液に、HCl(1,4-ジオキサン中4M)(1mL)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を飽和NaHCO溶液中に移し、そして生成物をCHClで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中5%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋なI-2を得た。(0.045g,66.8%)。MS(ES): m/z 446.53 [M+H]+ , LCMS純度: 99.41%, HPLC純度: 99.31%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 11.12 (s, 1H), 10.27 (s, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 7.87-7.85 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.55-7.54(d, J=6.8Hz, 1H), 7.40-7.36 (m, 1H), 7.09-7.08 (d, J=4.8Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 3.97 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 2.31 (s, 3H)。
実施例3:N5-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)-N7-(2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-3の合成
Figure 0007082120000200
化合物3.1の合成。DMAc(2mL)中の化合物1.2(0.100g,0.227mmol,1.0当量)に、2,6-ジメチルピリミジン-4-アミン(0.034g,0.273mmol,1.2当量)、CsCO(0.297g,0.911mmol,4.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd(dba)(0.021g,0.022mmol,0.1当量)およびXantphos(0.026g,0.045mmol,0.2当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を130℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中5%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋な3.1(0.080g,66.83%)を得た。MS(ES): m/z 527.6 [M]+。
I-3の合成。3.1(0.080g,0.151mmol,1.0当量)のCHCl(2mL)中の溶液に、HCl(1,4-ジオキサン中4M)(1mL)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を飽和NaHCO溶液中に移し、そして生成物をCHClで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中7%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋なI-3を得た。(0.050g,74.38%)。MS(ES): m/z 443.5 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.6%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 11.51 (s, 1H), 9.68 (s, 1H), 9.47 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 7.80-7.78 (d, J=6.4Hz, 1H), 7.54-7.53(d, J=7.6Hz, 2H), 7.40-7.32 (m, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.71 (s, 3H), 2.50 (s, 6H)。
実施例4:N7-(2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)-N5-(6-メチルピリダジン-3-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-4の合成。
Figure 0007082120000201
化合物4.1の合成。DMAc(2mL)中の化合物1.2(0.100g,0.227mmol,1.0当量)に、6-メチルピリダジン-3-アミン(0.030g,0.273mmol,1.2当量)、CsCO(0.297g,0.911mmol,4.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd(dba)(0.021g,0.022mmol,0.1当量)およびXantphos(0.026g,0.045mmol,0.2当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を130℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中5%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋な4.1(0.070g,60%)を得た。MS(ES): m/z 513.5 [M]+。
I-4の合成。4.1(0.070g,0.136mmol,1.0当量)のCHCl(2mL)中の溶液に、HCl(1,4-ジオキサン中4M)(1mL)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を飽和NaHCO溶液中に移し、そして生成物をCHClで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中8%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋なI-4を得た。(0.035g,59.82%)。MS(ES): m/z 429.43 [M+H]+ , LCMS純度: 95.39%, HPLC純度: 95.73%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 11.79 (s, 1H), 9.79 (s, 1H), 9.15 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.02-7.99 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.82-7.80 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.54-7.52(d, J=7.2Hz, 2H), 7.38-7.34 (t, 1H), 6.58 (s, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.77 (s, 3H), 3.72(s, 3H)
実施例5:(2-((7-((2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピリジン-4-イル)MeOH,I-5。
Figure 0007082120000202
化合物5.1の合成。DMAc(2mL)中の化合物1.2(0.100g,0.227mmol,1.0当量)に、(2-アミノピリジン-4-イル)MeOH(0.034g,0.273mmol,1.2当量)、CsCO(0.297g,0.911mmol,4.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd(dba)(0.021g,0.022mmol,0.1当量)およびXantphos(0.026g,0.045mmol,0.2当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を130℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中7%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋な5.1(0.075g,62.5%)を得た。MS(ES): m/z 528.5 [M]+。
I-5の合成。5.1(0.075g,0.136mmol,1.0当量)のCHCl(2mL)中の溶液に、HCl(1,4-ジオキサン中4M)(1mL)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物をsat.NaHCO溶液中に移し、そして生成物をCHClで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中10%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋なI-5を得た。(0.030g,47.6%)。MS(ES): m/z 444.53[M+H]+ , LCMS純度: 95%, HPLC純度: 98.42%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 11.72 (s, 1H), 9.87 (s, 1H), 9.03 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.31-8.30 (d, J=6.4Hz, 1H), 7.84-7.82 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.55-7.53(d, J=7.6Hz, 1H), 7.38-7.34 (t, 1H), 7.29(s, 1H), 7.16-7.15 (d, J=6Hz, 1H), 6.33 (s, 1H), 4.63 (s, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.72 (s, 3H)。
実施例6:N7-(2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)-N5-(5-(ピペリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-6。
Figure 0007082120000203
Figure 0007082120000204
化合物6.1の合成。5-ブロモ-2-ニトロピリジン(2.0g,9.85mmol,1.0当量)の溶液に、ジメチルスルホキシド(20mL)中のピペリジン(1.674g,19.7mmol,2.0当量)およびトリエチルアミン(1.09g,10.83mmol,1.1当量)を添加した。反応混合物を120℃で16時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な6.1(1.1g,53.88%)を得た。MS(ES): m/z 208.23 [M+H]+
化合物6.2の合成。6.1(1.1g,5.31mmol,1.0当量)のMeOH(10mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.2g)を添加した。水素を反応混合物に通して4時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、6.2を得た。(0.7g,74.40%)。MS(ES): m/z 178.25 [M+H]+
化合物6.3の合成。DMAc(2mL)中の化合物1.2(0.100g,0.227mmol,1.0当量)に、6.1(0.048g,0.273mmol,1.2当量)、CsCO(0.297g,0.911mmol,4.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd(dba)(0.021g,0.022mmol,0.1当量)およびXantphos(0.026g,0.045mmol,0.2当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を130℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中6%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋な6.3を得た。(0.060g,45.5%)。MS(ES): m/z 581.7 [M]+。
I-6の合成。6.3(0.060g,0.103mmol,1.0当量)のCHCl(2mL)中の溶液に、HCl(1,4-ジオキサン中4M)(1mL)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を飽和NaHCO溶液中に移し、そして生成物をCHClで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中8%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋なI-6を得た。(0.030g,58.5%)。MS(ES): m/z 497.65 [M+H]+ , LCMS純度: 98.2%, HPLC純度: 98%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 11.28 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 8.91 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.10-8.08 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.84-7.83 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.55-7.53(d, J=6.8Hz, 1H), 7.38-7.34 (t, 1H), 6.33 (s, 1H), 4.63 (s, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 3.30 (bs, 4H), 1.96 (bs, 4H), 1.60(bs, 2H)。
実施例7:N7-(2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)-N5-(5-モルホリノピリジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-7の合成。
Figure 0007082120000205
化合物7.1の合成。DMAc(2mL)中の化合物1.2(0.100g,0.227mmol,1.0当量)に、5-モルホリノピリジン-2-アミン(0.049g,0.273mmol,1.2当量)、CsCO(0.297g,0.911mmol,4.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd(dba)(0.021g,0.022mmol,0.1当量)およびXantphos(0.026g,0.045mmol,0.2当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を130℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中6%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋な7.1(0.058,43.79%)を得た。MS(ES): m/z 583.7 [M]+。
I-7の合成。7.1(0.058g,0.099mmol,1.0当量)のCHCl(2mL)中の溶液に、HCl(1,4-ジオキサン中4M)(1mL)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を飽和NaHCO溶液中に移し、そして生成物をCHClで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中8%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋なI-7を得た。(0.020g,40.3%)。MS(ES): m/z 499.68 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.3%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.98 (s, 1H), 9.91 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.09-8.02 (m, 1H), 7.76 (bs, 1H), 7.63-7.56(m, 2H), 7.34 (bs, 1H), 7.04 (s, 1H), 6.13 (s, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.76 (bs, 4H), 3.73 (s, 3H), 3.11(bs, 4H)。
実施例8:N7-(2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)-N5-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-8の合成。
Figure 0007082120000206
化合物8.1の合成。DMAc(2mL)中の化合物1.2(0.100g,0.227mmol,1.0当量)に、1-メチル-1H-ピラゾール-3-アミン(0.026g,0.273mmol,1.2当量)、CsCO(0.297g,0.911mmol,4.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd(dba)(0.021g,0.022mmol,0.1当量)およびXantphos(0.026g,0.045mmol,0.2当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を130℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中5%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋な8.1(0.055, 48.3%)を得た。MS(ES): m/z 501.5 [M]+。
I-8の合成。8.1(0.055g,0.109mmol,1.0当量)のCHCl(2mL)中の溶液に、HCl(1,4-ジオキサン中4M)(1mL)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を飽和NaHCO溶液中に移し、そして生成物をCHClで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中8%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋なI-8を得た。(0.040g,87.2%)。MS(ES): m/z 417.43 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 96.37%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.55 (s, 1H), 10.12 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.55 (s, 1H), 7.84-7.82 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.55-7.53 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.38-7.34 (t, 1H), 6.25(s, 1H), 5.99 (s, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.82 (s, 3H), 3.72 (s, 3H)。
実施例9:N-(2-シクロプロピル-7-((2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-9の合成。
Figure 0007082120000207
化合物9.1の合成。ピリジン-2,3-ジアミン(5.0g,46.0mmol,1.0当量)とシクロプロパンカルボン酸(3.9g,46.0mmol,1.0当量)の混合物に、ポリリン酸(50mL,10V)を添加した。反応混合物を120℃で4時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、そしてこの溶液のpHを、2Nの水酸化ナトリウムを添加することにより6~7に調整し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中2.5%のMeOH中に溶出させて、純粋な9.1(2.5g,34.28%)を得た。MS(ES): m/z 160.21 [M+H]+
化合物9.2の合成。9.1(3.0g,18.87mmol,1.0当量)のクロロホルム(42mL)中の溶液に、メタ-クロロペルオキシ安息香酸(3.58g,20.75mmol,1.1当量)を添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。水層を濃縮し、残渣をクロロホルムに溶解させ、そしてオキシ塩化リン(16mL)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物をクラッシュアイス中に移し、水性アンモニアで中和し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、9.2(1.0g,82.21%)を得た。MS(ES): m/z 194.56 [M+H]+
化合物9.3の合成。酢酸エチル(5mL)中の化合物9.2(0.400g,2.066mmol,1.0当量)に、メタ-クロロペルオキシ安息香酸(0.392g,2.273mmol,1.1当量)を15分以内に0℃で添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。形成した得られた固体を濾過により集め、そして酢酸エチルで洗浄して、純粋な9.3(0.250g,57.7%)を得た。MS(ES): m/z 210.94 [M]+。
化合物9.4の合成。ジメチルホルムアミド(1.5mL)中の化合物9.3(0.250g,1.190mmol,1.0当量)に、塩化メシル(0.190g,2.273mmol,1.4当量)を50℃で添加した。この反応混合物を80℃で3時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を0℃まで冷却し、そして10Nの水酸化ナトリウムで処理して、pHを7に調整し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中1.5%のMeOH中に溶出させて、純粋な9.4(0.120g,44.12%)を得た。MS(ES): m/z 229.28 [M+H]+
化合物9.5の合成。9.4(0.1g,43.8mmol,1.0当量)の乾燥テトラヒドロフラン(2mL)中の溶液に、3,4-ジヒドロ-2H-ピラン(0.075g,87.7mmol,2.0当量)を添加し、その後、p-トルエンスルホン酸ピリジニウム(0.016g,6.5mmol,0.1当量)を添加し、そして撹拌した。反応混合物を70℃で16時間加熱した。完了したら、反応混合物を減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な9.5(0.130g,51.14%)を得た。MS(ES): m/z 313.58 [M+H]+
化合物9.6の合成。化合物9.6を、9.5および1.1aから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:27.10%)。MS(ES): m/z 480.23 [M+H]+
化合物9.7の合成。化合物9.7を、9.6およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:50.85%)。MS(ES): m/z 529.84 [M+H]+
I-9の合成。化合物I-9を、9.7から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:42.47%)。MS(ES): m/z 445.63 [M+H]+ , LCMS純度: 95.03%, HPLC純度: 95.01%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 10.55 (s, 1H), 8.51 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.69-7.67 (d, J=8Hz, 1H), 7.57-7.56 (d, J=4Hz, 1H), 7.29-7.25 (t, 1H), 3.99 (s, 3H), 3.77 (s, 3H), 2.22-2.15 (m, 1H), 1.85 (m, 1H), 1.20-1.16 (m, 4H), 0.97-0.94 (m, 4H)。
実施例10:N-(2-(ヒドロキシメチル)-7-((2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-10の合成。
Figure 0007082120000208
Figure 0007082120000209
化合物10.1の合成。化合物4,6-ジクロロピリジン-2,3-ジアミン(0.190g,1.06mmol,1.0当量)とベンジルオキシ酢酸(0.354g,2.13mmol,2.0当量)との混合物を150℃で4時間加熱した。この反応の完了後、反応混合物を酢酸エチルに溶解させ、そして飽和水性NaHCOで洗浄した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中6%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な10.1(0.170g,51.69%)を得た。MS(ES): m/z 309.51 [M+H]+
化合物10.2の合成。10.1(0.1g,0.325mmol,1.0当量)の乾燥テトラヒドロフラン(2.5mL)中の溶液に、3,4-ジヒドロ-2H-ピラン(0.109g,1.298mmol,4.0当量)を添加し、その後、p-トルエンスルホン酸ピリジニウム(0.008g,0.032mmol,0.1当量)を添加し、そして撹拌した。反応混合物を95℃で16時間加熱した。完了したら、反応混合物を減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中6%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な10.2(0.110g,86.41%)を得た。MS(ES): m/z 393.26 [M+H]+
化合物10.3の合成。化合物を、10.2および1.1aから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:35.02%)。MS(ES): m/z 561.89 [M+H]+
化合物10.4の合成。化合物10.4を、10.3およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:22.26%)。MS(ES): m/z 609.23 [M+H]+
化合物10.5の合成。化合物10.5を、10.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:77.36%)。MS(ES): m/z 525.56 [M+H]+
I-10の合成。10.5(0.035g,6.7mmol,1.0当量)の、シクロヘキセン(1mL)とエタノール(5mL)との混合物中の溶液に、10%のPd/C(0.06g)を窒素雰囲気下で添加した。反応混合物を18時間還流させた。完了したら、反応混合物を室温まで冷却し、セライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。この粗生成物をペンタン中5%のCHClで摩砕して、純粋なI-10(0.012g,41.40%)を得た。MS(ES): m/z 435.48 [M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.44%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.51 (s, 1H), 7.70-7.69 (d, J=6.4Hz, 2H), 7.63-7.61 (d, J=8Hz, 1H), 7.32-7.30(t, J=8Hz, 1H), 4.86- 4.85 (d, J=4.4Hz, 2H), 4.04 (s, 3H), 3.72 (s, 3H), 2.17 (s 1H), 1.01- 0.98 (m, 2H), 0.93-0.90 (m, 3H)。
実施例13:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-13の合成。
Figure 0007082120000210
化合物13.1の合成。濃HSO(265mL)に、4,6-ジクロロピリジン-2-アミン(50g,306mmol,1.0当量)を少しずつ-5℃で添加し、そして30分間撹拌し、その後、硝酸(16.50mL)を滴下により添加した。反応混合物を0℃で4日間静置した。完了したら、反応混合物をクラッシュアイス中にゆっくりと移した。飽和NaHCO溶液を添加して、pH8に調整した。沈殿した固体を濾別して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中8%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1(30g,47%)を得た。1H NMR (CDCl3, 400MHz): 6.85 (s, 1H), 6.28 (s, 2H)。
化合物13.2の合成。13.1(17.5g,84.14mmol,1.0当量)のイソプロピルアルコール(525mL)中の溶液に、鉄粉(23.6g,420mmol,5.0当量)を添加し、そして撹拌した。この混合物に、6NのHCl(70mL)を滴下により10℃で添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、飽和NaHCO溶液を添加してpH8にした。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、11.2(14g,93.47%)を得た。MS(ES): m/z 178 [M+H]+
化合物13.3の合成。混合物13.2(10g,56.10mmol,1.0当量)とジフルオロ酢酸(28mL)とを密封管内で90℃で8時間加熱した。完了したら、反応混合物を室温まで冷却し、飽和NaHCO溶液で中和し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、13.3(8.0g,59.83%)を得た。MS(ES): m/z 238.1 [M+H]+
化合物13.4の合成。13.3(8.0g,33.61mmol,1.0当量)の乾燥テトラヒドロフラン(144mL)中の溶液に、3,4-ジヒドロ-2H-ピラン(19.76g,235.3mmol,7.0当量)を添加し、その後、p-トルエンスルホン酸ピリジニウム(0.84g,3.3mmol,0.1当量)を添加し、そして撹拌した。反応混合物を70℃で16時間加熱した。完了したら、反応混合物を減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中2%の酢酸エチル中に溶出させて、13.4(8.0g,73.89%)を得た。1H NMR (CDCl3, 400MHz): 7.41 (s, 1H), 7.30-7.01(m, 1H), 5.98-5.96(m, 1H), 4.28-4.25 (m, 1H), 3.81-3.76 (m, 1H), 2.43-2.37 (m, 1H), 2.11-2.02 (m, 2H), 1.82-1.57 (m, 3H)。
化合物13.5の合成。化合物13.5を、13.4および1.1aから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:41.90%)。MS(ES): m/z 476.91 [M+H]+
化合物13.6の合成。化合物13.6を、13.5およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:46.78%)。MS(ES): m/z 539.51 [M+H]+
I-13の合成。化合物I-13を、13.6から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:72.42%)。MS(ES): m/z 455.54 [M+H]+ ,LCMS純度:100%, HPLC純度: 98.91%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.51 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.72-7.70 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.64-7.62 (d, J=8Hz, 1H), 7.33-7.29 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.00 (t, 1H), 4.04 (s, 3H), 3.73-3.68 (s, 3H), 1.88 (s, 1H), 0.99-0.97(m, 2H), 0.91-0.88 (m, 2H)。
実施例14:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-14の合成。
Figure 0007082120000211
化合物14.1の合成 化合物14.1を、13.4および14.1aから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.87%)。MS(ES): m/z 491.28 [M+H]+
化合物14.2の合成。化合物14.2を、14.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:54.59%)。MS(ES): m/z 540.89 [M+H]+
I-14の合成。化合物I-14を、14.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:59.24%)。MS(ES): m/z 456.32 [M+H]+ , LCMS純度: 96.13%, HPLC純度96.29%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 7.77- 7.75 (d, J=8Hz, 3H), 7.36 (t, 1H), 7.01 (t, 1H), 4.48 (s, 3H), 3.80 (s, 3H), 1.86 (s, 1H), 1.27-1.24(t, 1H), 0.99- 0.88(m, 4H)。
実施例15:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-15の合成。
Figure 0007082120000212
化合物15.1の合成。化合物15.1を、13.4および(4-アミノ-3-メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:20.98%)。MS(ES): m/z 522.98 [M+H]+
化合物5.2の合成。化合物15.2を、15.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:62.73%)。MS(ES): m/z 571.23 [M+H]+
I-15の合成。化合物I-15を、15.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:78.19%)。MS(ES): m/z 487.48 [M+H]+ , LCMS純度: 97.63%, HPLC純度100.00%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.50 (s, 1H), 10.59 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.77 (s,1H), 7.43-7.41 (d, J=8Hz, 1H), 7.13 (t, 1H), 7.05-7.03 (d, J=8Hz, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.60 (S, 8H), 1.97 (S, 1H), 0.84(s, 1H), 0.75(s, 4H)。
実施例16:N-(7-((4-(アゼチジン-1-カルボニル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-16の合成。
Figure 0007082120000213
化合物16.1の合成。化合物16.1を、13.4および16.1a(3-メトキシ-4-アミノ安息香酸およびアゼチジンから調製)から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:20.58%)。MS(ES): m/z 492.89 [M+H]+
化合物16.2の合成。化合物16.2を、16.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:67.99%)。MS(ES): m/z 541.53 [M+H]+
I-16の合成。化合物I-16を、16.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:36.44%)。MS(ES): m/z 457.25 [M+H]+ , LCMS純度:99.69%, HPLC純度98.69%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.047 (s, 1H), 7.66- 7.64 (d, J=8Hz 1H), 7.38 - 7.31 (m, 2H), 6.97 (t, 1H), 4.51- 4.48 (t, J=7.6Hz, 2H), 4.23- 4.19 (s, 2H), 3.99(s, 3H), 2.43-2.35 (q, J=8Hz, 2H), 1.87 (bs, 1H), 0.98- 0.98 (m, 4H)。
実施例17:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-17の合成。
Figure 0007082120000214
化合物17.1の合成。化合物17.1を、21.1および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:34.23%)。MS(ES): m/z 574.53 [M+H]+
I-17の合成。化合物I-17を、17.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.59%)。MS(ES): m/z 490.30 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.73%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.51 (s, 1H), 10.06 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.25- 8.23 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.86-7.82 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.68 (s, 2H), 7.44- 7.32 (m, 2H), 7.19(s, 1H), 7.09 (s, 1H), 4.45 (s, 3H), 3.70 (S, 3H)。
実施例18:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-18の合成。
Figure 0007082120000215
化合物18.1の合成。1,4-ジオキサン(15mL)中の化合物4-ブロモ-2-メトキシアニリン(1.0g,4.95mmol,1.2当量)およびピロリジン-2-オン(0.351g,4.12mmol,1.0当量)に、アルゴンを15分間パージした。次いで、CsCO(2.7g,8.24mmol,2.0当量)を添加し、アルゴンにより5分間脱気した。次いで、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.363g,4.12mmol,1.0当量)を添加し、そして再度、5分間脱気した。次いで、ヨウ化銅(0.391g,2.06mmol,0.5当量)を添加し、その後、アルゴンをさらに5分間パージした。次いで、反応混合物を120℃で24時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を室温まで冷却し、そしてセライトで濾過し、これを酢酸エチルで洗浄した。合わせた濾液を減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中1.5%のMeOH中に溶出させて、純粋な18.1(0.5g,48.98%)を得た。MS(ES): m/z 207.49 [M+H]+
化合物18.2の合成。化合物を、18.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:29.47%)。MS(ES): m/z 492.57 [M+H]+
化合物18.3の合成。化合物18.3を、18.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:65.72%)。MS(ES): m/z 541.54 [M+H]+
I-18の合成。化合物I-18を、18.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:72.88%)。MS(ES): m/z 457.25 [M+H]+ , LCMS純度:100%, HPLC純度100.00%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.48 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.60-7.60 (d, J=2Hz 1H), 7.49 (s, 1H), 7.31-7.29 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.18-7.04 (m, 2H), 3.88- 3.85 (t, J=7.2Hz , 2H), 3.77 (s, 3H), 2.52 (t, 2H), 2.09-2.02 (q, J=7.6Hz, 3H), 1.97 (m, 1H), 0.73- 0.72 (m, 4H)。
実施例I-19:N-(7-((3-クロロ-2-メトキシフェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-19の合成。
Figure 0007082120000216
化合物19.1の合成。化合物19.1を、3-クロロ-2-メトキシアニリンおよび13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:39.24%)。MS(ES): m/z 444.25 [M+H]+
化合物19.2の合成。化合物19.2を、19.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.06%)。MS(ES): m/z 492.58 [M+H]+
I-19の合成。化合物I-19を、19.2から、一般手順Cを使用して合成した。収率:60.31%)。MS(ES): m/z 408.27 [M+H]+ , LCMS純度: 98.89%, HPLC純度: 99.18%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.46 (s, 1H), 10.57 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.35- 7.07 (m, 4H), 3.69 (s, 3H), 1.99-1.96 (m, 1H), 0.74- 0.72 (m, 4H)。
実施例20:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((3-フルオロ-2-メトキシフェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-20の合成。
Figure 0007082120000217
化合物20.1の合成。化合物20.1を、13.4および3-フルオロ-2-メトキシアニリンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:46.96%)。MS(ES): m/z 427.85 [M+H]+
化合物20.2の合成。化合物20.2を、20.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:57.71%)。MS(ES): m/z 476.54 [M+H]
化合物I-20の合成。化合物I-20を、20.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:67.50%)。MS(ES): m/z 392.23 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度99.82%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.47 (s, 1H), 10.55 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.19-7.06 (m, 4H), 3.79 (s, 3H), 1.98-1.97 (d, J=3.2Hz, 1H), 0.74- 0.72 (m, 4H)。
実施例21:2-(ジフルオロメチル)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-N7-(2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-21の合成。
Figure 0007082120000218
化合物21.1の合成。化合物21.1を、13.4および14.1aから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:30.80%)。MS(ES): m/z 491.25 [M+H]+
化合物21.2の合成。化合物21.2を、21.1および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:50.99%)。MS(ES): m/z 577.46 [M+H]+
I-21の合成。化合物I-21を、21.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:13.01%)。MS(ES): m/z 494.41 [M+H]+ , LCMS純度: 99.68% HPLC純度99.61%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.39 (s, 1H), 9.62 (s, 1H), 8.95 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.69-7.64 (t, J=8Hz, 2H), 7.36-7.31 (m, 1H), 7.18-7.04 (m, 1H), 4.44 (s, 3H), 3.69 (s, 3H), 2.33 (s, 3H), 2.26 (s, 3H)。
実施例22:N5-(5-(アゼチジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-2-(ジフルオロメチル)-N7-(2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-22の合成。
Figure 0007082120000219
化合物22.1の合成。トルエン中の化合物5-ブロモ-2-ニトロピリジン(2g,9.950mmol,1.0当量)に、アゼチジン(1.9g,14.92mmol,1.5当量)およびCsCO(12.97g,39.80mmol,4当量)を添加した。反応混合物をアルゴンで15分間脱気した。次いで、酢酸パラジウム(0.225g,0.99502mmol,0.1当量)および1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(1.92g,3.4825mmol,0.35当量)をこの反応混合物に添加した。反応混合物を再度5分間脱気した。反応混合物をマイクロ波内で110℃で1時間加熱した。この反応の完了後、反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中2.5%のMeOH中に溶出させて、純粋な22.1(1.5g,84.97%)を得た。MS(ES): m/z 180.18 [M+H]+
化合物22.2の合成。MeOH中の化合物22.1(1.5g,8.379mmol,1.0当量)に、10%のPd/C(0.7g)を添加した。水素を反応混合物に通して4時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、22.2(1.0g,80.06%)を得た。MS(ES): m/z 150.20 [M+H]+
化合物22.3の合成。化合物22.3を、21.1および22.2から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:48.79%)。MS(ES): m/z 604.64 [M+H]+
I-22の合成。化合物I-22を、22.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:51.64%)。MS(ES): m/z 520.31 [M+H]+ , LCMS純度: 97.01% HPLC純度: 95.84%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.28 (s, 1H), 7.82-7.81 (d, J=1.6Hz, 1H), 7.62-7.59 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.49-7.48 (d, J=2.4Hz, 1H) 7.43-7.39 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 7.09 (t, 1H), 7.10-7.07 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.06 (s, 1H), 4.44 (s, 3H), 3.88-3.85 (t, J=7.2Hz, 4H), 3.69(s, 3H), 2.36-2.31(m, 2H)。
実施例23:1-(6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピリジン-3-イル)アゼチジン-3-オール,I-23の合成。
Figure 0007082120000220
化合物23.1の合成。5-ブロモ-2-ニトロピリジン(1.0g,4.9mmol,1.0当量)およびアゼチジン-3-オール塩酸塩(0.97g,8.8mmol,1.8当量)のDMAc(20mL)中の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(1.9g,14.77mmol,3.0当量)およびテトラブチルアンモニウムヨージド(2.73g,7.38mmol,1.5当量)を添加した。反応混合物を120~140℃まで8時間加熱した。この反応の完了後、反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中60%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な23.1(0.250g,26.00%)を得た。MS(ES): m/z 196.52 [M+H]+
化合物23.2の合成。23.1(0.250g,1.77mmol,1.0当量)のエタノール(30mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.100g)を添加した。水素を反応混合物に通して5時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、23.2(0.2g,94.21%)を得た。MS(ES): m/z 166.38 [M+H]+
化合物23.3の合成。化合物23.3を、23.2および21.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:36.98%)。MS(ES): m/z 620.49 [M+H]+
I-23の合成。化合物I-23を、23.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:42.98%)。MS(ES): m/z 536.31 [M+H]+ , LCMS純度: 94.38% HPLC純度: 94.08%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 11.05 (s, 1H), 9.29 (s, 1H), 7.84-7.82 (d, J=6.1Hz, 1H), 7.62-7.60 (d, J=7.2Hz, 1H) 7.60 (s, 1H), 7.44-7.39 (m, 3H), 7.30 (s, 1H), 7.17-7.06 (m, 1H), 6.06 (s, 1H), 4.59 (s, 1H), 4.43 (s, 3H), 4.13- 3.99 (m, 2H), 3.69(s, 3H), 3.58-3.42(m, 2H)。
実施例24:2-(ジフルオロメチル)-N5-(5,6-ジメチルピリジン-2-イル)-N7-(2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-24の合成
Figure 0007082120000221
Figure 0007082120000222
化合物24.1の合成。化合物24.1を、13.4および24.1aから、一般手順Aを使用して合成し、24.1(収率:41.57%)を得た。MS (ES): m/z 489.92 [M+H]+
化合物24.2の合成。化合物24.2を、5,6-ジメチルピリジン-2-アミンおよび24.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:44.24%)。MS (ES): m/z 575.64 [M+H]+
化合物I-24の合成。化合物I-24を、24.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:72.02%)。MS(ES): m/z 492.31 [M+H]+ , LCMS純度: 100% HPLC純度100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.38 (s, 1H), 9.63 (s, 1H), 8.95 (d, J=8Hz, 1H), 7.76-7.75 (d, J=2Hz, 1H), 7.67-7.65 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.45-7.43 (d, J=8Hz, 3H), 7.21-7.17 (m, 2H), 6.72-6.71 (d, J=2Hz, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.58 (s, 3H), 2.35 (s, 3H), 2.29 (s, 3H)。
実施例25:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-25の合成
Figure 0007082120000223
化合物25.1の合成。化合物25.1を、24.1および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:41.06%)。MS (ES): m/z 572.59 [M+H]+
化合物I-25の合成。化合物I-25を、25.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:68.40%)。MS(ES): m/z 488.25 [M+H]+ , LCMS純度: 99.41% HPLC純度100.00%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.08 (s, 1H), 8.26- 8.19 (m, 2H), 7.65-7.63 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.49-7.43 (m, 2H), 7.32(s, 1H), 7.26-7.16(m, 2H), 7.06(s, 1H), 6.73-6.72 (d, J=2Hz, 1H) 3.90 (s, 3H), 3.58 (s, 3H), 2.58(s, 1H)。
実施例26:2-(ジフルオロメチル)-N7-(2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)-N5-(6-メチルピリダジン-3-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-26の合成
Figure 0007082120000224
化合物26.1の合成。化合物26.1を、6-メチルピリダジン-3-アミンおよび24.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:55.72%)。MS (ES): m/z 562.60 [M+H]+
化合物I-26の合成。化合物I-26を、26.1から、一般手順Cを使用して合成した(収率:51.46%)。MS(ES): m/z 478.36 [M+H]+ , LCMS純度: 99.18% HPLC純度98.85%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.94 (s, 1H), 8.40-8.38 (d , J=9.2Hz, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.76-7.76 (d, J=2Hz, 1H), 7.67-7.65 (d, J=6.8H, 1H), 7.43-7.41 (d, J=8.8H, 2H), 7.21-7.16 (m, 2H), 6.85 (s, 1H), 6.73-6.73 (d, J=2Hz, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.58(s, 3H), 2.54(s, 3H)。
実施例27:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピラジン-2-カルボニトリル,I-27の合成
Figure 0007082120000225
化合物27.1の合成。化合物27.1を、6-アミノピラジン-2-カルボニトリルおよび24.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:53.28%)。MS (ES): m/z 573.58 [M+H]+
化合物I-27の合成。化合物I-27を、27.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:45.08%)。MS(ES): m/z 489.25 [M+H]+ , LCMS純度98.74% HPLC純度100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.55 (s, 1H), 10.43 (s,1H), 9.53 (s, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 7.76-7.67 (dd, J=2Hz, 2H) 7.45-7.43 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.26-7.21 (t, J=8Hz, 2H), 6.72-6.72 (d, J=4Hz, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.58 (s, 3H)。
実施例28:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシフェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-28の合成
Figure 0007082120000226
化合物28.1の合成。化合物28.1を、2-メトキシアニリンおよび14.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:31.52%)。MS (ES): m/z 409.83 [M+H]+
化合物28.2の合成。化合物28.2を、28.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:44.68%)。MS (ES): m/z 458.48 [M+H]+
化合物I-28の合成。化合物I-28を、28.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Cを使用して合成した。(収率:99.56%)。MS(ES): m/z 374.30 [M+H]+ , LCMS純度100.00% HPLC純度99.34%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.51(s, 1H), 8.02(s,1H), 7.65 (s,1H), 7.37-7.31 (m, 1H), 7.18-6.96 (m, 4H), 3.79 (s, 3H), 1.99-1.95 (m, 1H), 0.74 (s, 4H)。
実施例29:N-(7-((3-シアノ-2-メトキシフェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-29の合成
Figure 0007082120000227
化合物29.1の合成。化合物29.1を、3-アミノ-2-メトキシベンゾニトリルおよび13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:20.79%)。MS (ES): m/z 434.84 [M+H]+
化合物29.2の合成。化合物29.2を、29.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:83.49%)。MS (ES): m/z 483.49 [M+H]+
化合物I-29の合成。化合物I-29を、29.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:60.85%)。MS(ES): m/z 399.23 [M+H]+ , LCMS純度100.00%, HPLC純度100.00%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.47 (s, 1H), 10.55 (s,1H), 8.75 (s,1H), 7.64-7.58 (m, 2H), 7.45 (s, 1H), 7.30-7.26 (t, J=8Hz, 1H), 7.04 (s, 1H), 3.82 (s, 3H), 1.98-1.96 (m, 1H), 0.73(m ,4H)。
実施例30:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピラジン-2-カルボニトリル,I-30の合成
Figure 0007082120000228
化合物30.1の合成。化合物30.1を、6-アミノピラジン-2-カルボニトリルおよび21.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:81.66%)。MS (ES): m/z 575.56 [M+H]+
化合物I-30の合成。化合物I-30を、30.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:50.21%)。MS(ES): m/z 491.38 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.39%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.53 (s, 1H), 10.41 (s, 1H), 9.49 (s, 1H), 8.54(s, 2H), 7.71-7.65 (m, 2H), 7.39-7.35 (t, J=8Hz, 1H), 7.22 (s, 1H), 6.99 (s, 1H), 4.43 (s, 3H), 3.69 (s ,3H)。
実施例31:N5-(5-(アゼチジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-2-(ジフルオロメチル)-N7-(2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-31の合成
Figure 0007082120000229
化合物31.1の合成。5-ブロモ-2-ニトロピリジン(2.0g,9.85mmol,1.0当量)のジメチルスルホキシド(20mL)中の溶液に、アゼチジン(1.13g,19.70mmol,2.0当量)およびトリエチルアミン(1.09g,10.83mmol,1.1当量)を添加した。反応混合物を120℃で16時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な31.1(1.2g,67.98%)を得た。MS(ES): m/z 180.18 [M+H]+
化合物31.2の合成。31.1(1.2g,6.70mmol,1.0当量)のMeOH(10mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.2g)を添加した。水素を反応混合物に通して4時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、31.2を得た。(0.7g,75.06%)。MS(ES): m/z 150.20 [M+H]+
化合物31.3の合成。化合物31.3を、31.2および24.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:51.71%)。MS (ES): m/z 602.66 [M+H]+
化合物I-31の合成。化合物I-31を、31.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.13%)。MS(ES): m/z 518.46 [M+H]+ , LCMS純度: 99.44%, HPLC純度: 99.04%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.17 (s, 1H), 7.96 (s, 2H), 7.77-7.76 (d, J=2Hz, 1H), 7.61 (m, 1H), 7.43(s, 2H), 7.21-7.17 (t, J=3.8Hz, 2H), 6.89-6.85 (m, 2H), 6.72 (s, 1H), 3.90 (s ,3H), 3.77-3.74 (t, J=6.8Hz, 4H), 3.59(s ,3H), 2.29(s, 2H)。
実施例32:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-4-メチルピコリノニトリル,I-32の合成。
Figure 0007082120000230
化合物32.1の合成。2,6-ジクロロ-4-メチルピリジン(10g,18.58mmol,1.0当量)のN-メチルピロリジン(20ml)中の溶液に、ジ-イソプロピルエチルアミン(6.6ml,36.25mmol,2.0当量)および2,4-ジ-メトキシベンジルアミン(93.2ml,18.58mmol,1.0当量)を添加した。反応混合物を150℃で16時間加熱した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な32.1(7g,38.79%)を得た。MS(ES): m/z 293.76 [M+H]+
化合物32.2の合成。ジメチルホルムアミド(70mL)中の化合物32.1(7g,23.89mmol,1.0当量)に、シアン化亜鉛(5.59g,47.78mmol,2当量)を添加した。反応混合物を30分間脱気した。次いで、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(4.13g,3.583mmol,0.15当量)をこの反応混合物に添加し、そして5分間さらに脱気した。反応混合物を160℃で16時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な32.2(3.5g,51.66%)を得た。MS(ES): m/z 284.83 [M+H]+
化合物32.3の合成。32.2の化合物(0.4g,1.413mmol,1.0当量)およびトリフルオロ酢酸(0.03mL,0.14mmol,0.1当量)に、添加した。反応混合物を50℃で4時間撹拌した。反応の完了後、この溶液のpHを、NaHCOを使用することにより7に調整し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中10%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な32.3(0.2g,79.79%)を得た。MS(ES): m/z 134.15 [M+H]+
化合物32.4の合成。化合物32.4を、32.3および21.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:48.79%)。MS(ES): m/z 604.64 [M+H]+
I-32の合成。化合物I-32を、32.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:41.50%)。MS(ES): m/z 504.43 [M+H]+ , LCMS純度: 100% HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.95 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.69-7.66 (t, J=6Hz, 2H) 7.39-7.31 (m, 2H), 7.19(s, 1H), 7.08 (s, 1H), 4.45 (s, 3H), 3.70 (s, 3H), 2.32 (s ,3H)。
実施例33:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-4-メチルピコリノニトリル,I-33の合成。
Figure 0007082120000231
化合物33.1の合成。化合物33.1を、24.1および32.2から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:53.43%)。MS(ES): m/z 586.62 [M+H]+
I-33の合成。化合物I-33を、33.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.39%)。MS(ES): m/z 502.43 [M+H]+ , LCMS純度: 100% HPLC純度: 96.90%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.85 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.77-7.76 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.58-7.52 (m, 2H), 7.27-7.17 (m, 3H), 7.09 (s, 1H), 6.73-6.73 (d, J=2Hz, 1H), 3.90 (s ,3H), 3.59 (s, 3H), 2.32 (s ,3H)。
実施例34:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-34の合成。
Figure 0007082120000232
Figure 0007082120000233
化合物34.1の合成。1-ブロモ-2-メトキシ-3-ニトロベンゼン1(2.0g,8.62mmol,1.0当量)の1,4-ジオキサン(20mL)中の溶液に、1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(1.79g,8.62mmol,1.当量)を添加し、反応混合物をアルゴンで10分間脱気した。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.630g,0.862mmol,0.1当量)および2Mの水性リン酸カリウム(5.2ml)をこれに添加した。反応混合物を120℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中3%のMeOH中に溶出させて、純粋な34.1(0.8g,39.80%)を得た。MS(ES): m/z 234.23 [M+H]+
化合物34.2の合成。MeOH中の化合物34.1(0.800g,3.43mmol,1.0当量)に、10%のPd/C(0.150g)を添加した。水素を反応混合物に通して4時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、34.2(0.800g,96.82%)を得た。MS(ES): m/z 204.25 [M+H]+
化合物34.3の合成。化合物34.3を、13.4および34.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:55.35%)。MS(ES): m/z 489.61 [M+H]+
化合物34.4の合成。化合物34.4を、34.3およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:59.52%)。MS(ES): m/z 489.48 [M+H]+
I-34の合成。化合物I-34を、34.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:64.69%)。MS(ES): m/z 454.30 [M+H]+ , LCMS純度99.64% HPLC純度99.44%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.60 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.42-7.41 (d, J=6.4Hz, 1H), 7.24-7.13 (m, 2H), 3.88 (s, 3H), 3.55 (s ,3H), 3.15 (s, 1H), 1.97-1.94 (t, J=11.6Hz, 1H), 0.74(bs, 4H)。
実施例35:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-4-(ピロリジン-1-カルボニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-35。
Figure 0007082120000234
化合物35.1の合成。化合物35.1を、図示されるアミノベンズアミドおよび13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:28.01%)。MS(ES): m/z 506.49 [M+H]+
化合物35.2の合成。化合物35.2を、35.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:66.35%)。MS(ES): m/z 555.53 [M+H]+
I-35の合成 化合物I-35を、35.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:81.04%)。MS(ES): m/z 471.47 [M+H]+ , LCMS純度: 100% HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.53 (s, 1H), 10.61 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.44-7.42 (d, J=8Hz, 1H) 7.26-7.17 (m, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.49-3.48 (d, J=5.6Hz, 4H), 2.02-1.99 (m ,1H), 1.88-1.83(m, 4H), 0.78 (s, 4H)。
実施例36:(6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)(ピロリジン-1-イル)メタノン,I-36の合成。
Figure 0007082120000235
化合物36.1の合成。ジメチルホルムアミド(1ml)中の5-ブロモ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-アミン(3.0g,12.45mmol,1.0当量)に、シアン化亜鉛(1.456g,12.45mmol,1.0当量)を添加した。次いで、この反応混合物をマイクロ波内で150℃で15分間加熱した。反応の完了後、水をこの反応混合物に添加し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、36.1を得た。(収率:68.69%)。MS (ES): m/z 188.13 [M+H]+
化合物36.2の合成。化合物36.1(1.6g,8.55mmol,1.0当量)および水酸化ナトリウム(1.0g,25.65mmol,3.0当量)に、水(30mL)を添加し、この反応混合物を100℃で16時間撹拌した。完了したら、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。水層をHClで酸性にし、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をCHCl中5%のMeOH中に溶出させて、36.2を得た。(収率:62.41%)。MS (ES): m/z 207.12 [M+H]+
化合物36.3の合成。36.2(0.5g,2.43mmol,1.0当量)およびピロリジン(0.19g,2.67mmol,1.1当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の冷溶液に、0℃で((1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロ-ホスフェート))(1.846g,4.86mmol,2.0当量)を添加し、その後、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.94g,7.29mmol,3.0当量)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をCHCl中3%のMeOH中に溶出させて、純粋な36.3(0.39g,62.34%)を得た。MS(ES): m/z 260.23 [M+H]+
化合物36.4の合成。化合物を、36.3および21.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:33.02%)。MS(ES): m/z 714.28 [M+H]+
I-36の合成。化合物I-36を、36.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:47.23%)。MS(ES): m/z 630.38 [M+H]+ , LCMS純度94.45%, HPLC純度94.64%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.13 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.31-8.29 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.83-7.81 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.70-7.68 (d, ,J=8Hz, 1H), 7.64-7.62 (d, J=8Hz, 1H), 7.38-7.30 (m, 2H), 7.19 (s, 1H), 7.03(s, 1H), 4.44 (s ,3H), 3.69 (s, 3H), 3.44-3.40 (t, J=6.4Hz, 2H), 3.10-3.07 (t, J=6.4Hz, 2H), 1.87-1.78 (m, 4H)。
実施例37:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-(2-オキソピロリジン-1-イル)ピコリノニトリル,I-37の合成。
Figure 0007082120000236
化合物37.1の合成。化合物37.1を、21.1および37.1(3-ブロモ-6-アミノピコリノニトリルおよびピロリジノンから、ジオキサン中でヨウ化銅を用いて調製)から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:54.82%)。MS(ES): m/z 657.66 [M+H]+
I-37の合成。化合物I-37を、37.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:52.13%)。MS(ES): m/z 573.22 [M+H]+ , LCMS純度: 99.71% HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.16 (s, 1H), 8.37-8.33 (m, 1H), 7.89-7.87 (d, J=9.2Hz, 2H), 7.70-7.68 (d, J=7.6Hz, 2H), 7.45-7.34 (m, 2H), 7.210 (s, 1H), 7.031 (s, 1H,) 4.46 (s, 3H), 3.84- 3.81 (t, J=6.8Hz, 2H), 3.72 (s, 3H), 2.091 (s, 4H)。
実施例38:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-メチルピラジン-2-カルボニトリル,I-38の合成。
Figure 0007082120000237
Figure 0007082120000238
化合物38.21の合成。化合物38.1を、6-アミノ-3-メチルピラジン-2-カルボニトリルおよび21.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:50.04%)。MS(ES): m/z 589.58 [M+H]+
I-38の合成。化合物I-38を、38.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:38.89%)。MS(ES): m/z 505.43 [M+H]+ , LCMS純度: 100% HPLC純度: 94.10%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.55 (s, 1H), 10.26 (s, 1H), 9.44 (s, 1H), 8.47 (s, 1H), 7.72-7.67 (m, 2H), 7.42-7.38 (m, 2H), 6.97 (s, 1H), 4.47 (s, 3H), 3.71 (s, 3H), 2.57(s, 3H)。
実施例39:(S)-6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-(3-メトキシピロリジン-1-イル)ピコリノニトリル,I-39。
Figure 0007082120000239
化合物39.1の合成。化合物39.1を、21.1および39.1a(これ自体を、3-メトキシピロリジンおよび3-ブロモ-6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して調製した)から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:39.70%)。MS(ES): m/z 673.70 [M+H]+
I-39の合成。化合物I-39を、39.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.83%)。MS(ES): m/z 589.49 [M+H]+, LCMS純度: 98.08%, HPLC純度: 99.07%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.5 (s, 1H), 9.67 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.75-7.70 (m, 2H), 7.46-7.38 (m, 3H), 7.25 (s, 1H), 7.11 (s, 1H), 4.48 (s, 3H), 3.75 (s, 4H), 3.61-3.49 (m, 3H), 3.29 (s, 3H), 2.10-2.00 (m, 2H)。
実施例40:3-(アゼチジン-1-イル)-6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-40の合成。
Figure 0007082120000240
化合物40.1の合成。化合物40.1を、21.1および40.2(3-ブロモ-6-アミノピコリノニトリルおよびアゼチジンから一般手順Bを使用して調製)から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:62.47%)。MS(ES): m/z 629.53 [M+H]+
I-40の合成。化合物I-40を、40.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:68.82%)。MS(ES): m/z 545.55 [M+H]+ , LCMS純度:99.57% HPLC純度: 99.07%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.78 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.74-7.69 (m, 2H), 7.44- 7.36 (m, 1H), 7.23 (s, 1H), 7.16-7.06 (m, 2H), 4.45 (s, 3H), 4.08(s, 4H) 3.72 (s, 3H) 2.35(s, 2H)。
実施例41:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((3-(1,3-ジメチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-41の合成。
Figure 0007082120000241
化合物41.1の合成。化合物41.1を、13.4および541.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:39.37%)。MS(ES): m/z 504.94 [M+H]+
化合物41.2の合成。化合物41.2を、41.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:59.28%)。MS(ES): m/z 553.59 [M+H]+
I-41の合成。化合物I-41を、41.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:45.37%)。MS(ES): m/z 469.42 [M+H]+ , LCMS純度, 95.30%, HPLC純度: 97.70%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.42 (s, 1H), 10.55 (s, 1H), 8.67 (s, 1H),7.56- 7.55 (d, J=7.5Hz 2H), 7.39-7.20 (m, 3H) 3.66 (s, 3H) 3.39 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 2.02- 1.99 (t, J=6Hz 1H), 0.74-0.74 (s, 4H)。
実施例42:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-イソプロピルピコリノニトリル,I-42の合成。
Figure 0007082120000242
化合物42.1の合成。6-アミノ-3-ブロモピコリノニトリル(0.250g,1.26mmol,1.0当量)および4,4,5,5-テトラメチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(0.53g,3.172mmol,2.5当量)の、1,4-ジオキサン(6mL)と水(1mL)との混合物中の溶液に、リン酸カリウム(0.940g,4.44mmol,3.5当量)、酢酸パラジウム(0.029g,0.126mmol,0.1当量)およびトリフェニルホスフィン(0.067g,0.253mmol,0.2当量)を添加した。この反応混合物を15分間脱気し、次いで100℃で2時間加熱した。この反応の完了後、水をこの反応混合物に添加し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、CHCl中2%のMeOHを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な42.1(0.110g,54.73%)を得た。MS(ES): m/z 160.24 [M+H]+
化合物42.2の合成。42.1(0.100g,6.2mmol,1.0当量)のエタノール(5mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.040g)を窒素雰囲気下で添加した。水素ガスを反応混合物に通して16時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、42.2(0.075g,74.06%)を得た。MS(ES): m/z 162.37 [M+H]+
化合物42.3の合成。化合物42.3を、6-アミノ-3-イソプロピルピコリノニトリルおよび21.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:41.64%)。MS(ES): m/z 616.58 [M+H]+
I-42の合成。化合物I-42を、42.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:73.93%)。MS(ES): m/z 532.49 [M+H]+ , LCMS純度: 96.16%, HPLC純度: 96.88%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.51 (s, 1H), 9.97 (s, 1H), 8.32(s, 1H), 8.20-8.18 (d, J=8.8Hz 1H) 7.89- 7.87 (d, J=9.2Hz 1H) 7.74-7.68 (m, 2H), 7.43-7.39(m, 1H), 7.22 (s, 1H ), 7.15 (s, 1H), 4.47 (s, 3H) 3.73 (s, 3H), 3.18-3.15 (t, J=6.8Hz 1H), 1.27- 1.25 (d, J=6.8Hz 6H)。
実施例43:N-(2-((2-(ジフルオロメチル)-5-((6-メチルピリダジン-3-イル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-43の合成。
Figure 0007082120000243
化合物43.1の合成。化合物43.1を、13.4およびN-(2-アミノフェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:24.73%)。MS(ES): m/z 486.79 [M+H]+
化合物43.2の合成。化合物43.2を、6-メチルピリダジン-3-アミンおよび43.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:39.15%)。MS(ES): m/z 559.61 [M+H]+
I-43の合成。化合物I-43を、43.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:78.45%)。MS(ES): m/z 475.36 [M+H]+ , LCMS純度: 97.00%, HPLC純度: 96.41%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.52 (s, 1H), 10.04 (s, 1H), 8.35- 8.33 (d, J=8.8Hz 1H), 8.09(s, 1H), 7.71-7.68 (m, 2H), 7.49-7.46 (m, 2H), 7.35-7.22 (m, 2H), 7.11 (s, 1H), 3.35 (s, 3H), 3.20 (s, 3H), 2.52 (s, 3H )。
実施例44:N-(2-((5-((6-シアノピリジン-2-イル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-44。
Figure 0007082120000244
化合物44.1の合成。化合物44.1を、6-アミノピコリノニトリルおよび43.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:34.12%)。MS(ES): m/z 569.60 [M+H]+
I-44の合成。化合物I-44を、44.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:73.35%)。MS(ES): m/z : 485.36 [M+H]+ , LCMS純度: 99.02%, HPLC純度: 95.29%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.12 (s, 1H), 8.13 (s, 2H), 7.89-7.85 (t, J=7.6Hz 1H), 7.78-7.76 (d, J=7.6Hz 1H), 7.69-7.68 (d, J=7.2Hz 1H), 7.56-7.52 (t, J=7.2Hz 1H), 7.48-7.447 (m, 2H), 7.29 (m, 2H), 3.23 (s, 3H), 3.11 (s, 3H)。
実施例45:N-(2-((2-(ジフルオロメチル)-5-((2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-45の合成。
Figure 0007082120000245
化合物45.1の合成。化合物45.1を、2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンおよび43.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:38.18%)。MS(ES): m/z 573.46 [M+H]+
I-45の合成。化合物を、45.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:78.18%)。MS(ES): m/z : 489.41 [M+H]+ , LCMS純度: 99.40%, HPLC純度: 95.64%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.55 (s, 1H), 9.95 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.75-7.68 (m, 2H), 7.55-7.47 (m, 3H), 7.30-7.24 (m, 2H), 3.21 (s, 3H), 3.10 (s, 3H), 2.41 (s, 3H), 2.32 (s, 3H)。
実施例46:3-((3-クロロプロピル)アミノ)-6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-46の合成。
Figure 0007082120000246
I-46の合成。化合物I-46を、40.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:48.61%)。MS(ES): m/z : 582.39 [M+H]+ , LCMS純度, 100%, HPLC純度:98.78%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.51 (s, 1H), 9.97 (s, 1H), 8.32(s, 1H), 8.20-8.18 (d, J=8.8Hz 1H) 7.89- 7.87 (d, J=9.2Hz 1H) 7.74-7.68 (m, 2H), 7.43-7.39(m, 1H), 7.22 (s, 1H ), 7.15 (s, 1H), 4.475 (s, 3H), 3.730 (s, 3H), 3.714 (s, 2H) 3.334 (s, 2H), 2.016-1.983 (t, J=6.4Hz 2H)。
実施例47:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-モルホリノピラジン-2-カルボニトリル,I-47の合成
Figure 0007082120000247
化合物47.1の合成。6-アミノ-3-ブロモピラジン-2-カルボニトリル(0.5g,2.51mmol,1.0当量)とモルホリン(0.262g,3.01mmol,1.2当量)との混合物をマイクロ波照射下で180℃で30分間加熱した。完了したら、反応混合物を減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な47.1(0.2g,収率:38.79%)を得た。MS(ES): m/z 206.22 [M+H]+
化合物47.2の合成。化合物47.2を、21.1および47.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:44.65%)。MS(ES): m/z 660.66 [M+H]+
I-47の合成。化合物I-47を、47.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:87.33%)。MS(ES): m/z : 576.46 [M+H]+ , LCMS純度, 99.22%, HPLC純度: 99.47%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.45 (s, 1H), 9.97(s, 1H), 9.29 (s, 1H), 8.39 (s,1H), 7.71-7.65 (m, 2H), 7.41-7.33 (m, 1H), 7.20 (t, 1H), 6.78 (s, 1H), 4.47 (s, 3H), 3.77 (s, 4H), 3.46 (s, 3H ), 2.48 (s, 4H)。
実施例48:(R)-6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-(3-メトキシピロリジン-1-イル)ピラジン-2-カルボニトリル,I-48の合成。
Figure 0007082120000248
化合物48.2の合成。N-メチルピロリジン(2mL)中の48.1(0.5g,2.5mmol,1.0当量)と(R)-3-メトキシピロリジン塩酸塩(0.41g,3.0mmol,1.2当量)との混合物に、ジ-イソプロピルエチルアミン(0.8mL,6.25mmol,2.5当量)を0℃で添加した。反応混合物をマイクロ波内で180℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な48.2(0.140g,25.42%)を得た。MS(ES) : m/z 220.25 [M+H]+
化合物48.3の合成。化合物48.3を、実験プロトコルI-14に従って合成した。
化合物48.4の合成。化合物48.4を、48.2および48.3から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:50.28%)。MS(ES): m/z 674.69 [M+H]+
I-48の合成。化合物I-48を、48.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:57.96%)。MS(ES): m/z : 590.44 [M+H]+ , LCMS純度: 98.11%, HPLC純度: 99.08%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.22 (s, 1H), 9.70(s, 1H), 9.19(s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.69-7.67 (d, J=7.6 Hz 2H), 7.41-7.37 (t, J=15.6Hz 1H), 7.19(t, 1H), 6.7 (bs, 1H), 4.47 (s, 3H), 4.10 (bs, 1H), 3.72(m, 6H), 3.33 (s, 3H) 3.28 (s, 3H)。
実施例49:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-(2-メトキシプロパン-2-イル)ピコリノニトリル,I-49の合成。
Figure 0007082120000249
Figure 0007082120000250
化合物49.1の合成。6-アミノ-3-ブロモピコリノニトリル(2.0g,1.0mmol,1.0当量)のメタノール(40mL)中の溶液に、トリエチルアミン(7.3mL)を0℃で添加した。二酸化炭素をこの反応混合物中に30分間パージし、その後、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィン)フェロセンジクロロパラジウム(II)(0.82g,0.010mmol,0.1当量)を添加した。反応混合物を130℃で24時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を濃縮して、49.1を得た。(1.3g,72.65%)。MS(ES): m/z 178.43 [M+H]+
化合物49.2の合成。化合物49.1(1.3g,7.3mmol,1.0当量)のテトラヒドロフラン(52mL)中の溶液に、メチルマグネシウムクロリド(7.3mL)を0℃で15分以内に添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物気体を水によりクエンチし、そしてジクロロメタン中20%のメタノールで抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中6%のメタノールを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、純粋な49.2(1.3g,34.61%)を得た。MS(ES): m/z 178.42 [M+H]+。
化合物49.3の合成。水素化ナトリウムのテトラヒドロフラン中の溶液に、0℃で、化合物49.2を添加した。反応混合物を0℃で5分間撹拌した。ジメチルスルフィドを添加し、そしてこの反応混合物を室温で1時間撹拌した。この反応の完了後、反応混合物を水によりクエンチし、そしてジクロロメタン中10%のメタノールで抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。これをエーテルおよびペンタン中での摩砕によりさらに精製して、純粋な49.3(0.3g,92.67%)を得た。MS(ES): m/z 192.68 [M+H]+。
化合物49.4の合成。化合物を、49.3および21.4から、一般手順Bで合成した。(収率:45.62%)。MS(ES): m/z 646.73 [M+H]+。
I-49の合成。化合物I-49を、49.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:63.99%)。MS(ES): m/z : 562.40 [M+H]+ , LCMS純度, 98.80%, HPLC純度: 98.44%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.05 (s, 1H), 8.49 (s, 1H), 7.83- 7.76 (m, 3H), 7.68- 7.65 (t, J=13.2Hz, 2H), 7.50 (s, 1H), 7.39- 7.34 (m, 2H), 4.46 (s, 3H), 3.72 (s, 3H), 2.86 (s, 3H), 1.17 (s, 6H)。
実施例50:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(3-メトキシアゼチジン-1-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-50の合成。
Figure 0007082120000251
化合物50.1の合成。化合物50.1を、13.4および50.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:36.65%)。MS(ES): m/z 572.04 [M+H]+
化合物50.2の合成。化合物50.2を、50.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:65.34%)。MS(ES): m/z 620.60 [M+H]+
I-50の合成。化合物I-50を、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.11%)。MS(ES): m/z : 536.50 [M+H]+ , LCMS純度, 98.59%, HPLC純度: 96.72%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 7.42-7.39 (d, J=8.4Hz 1H), 7.04(t, 1H), 6.81 (s, 1H), 6.69 (s, 1H), 6.65-6.62 (m, 1H), 4.43-4.41 (t, J=4.4Hz 1H), 4.22-4.18 (d, J=7.6Hz 2H), 3.79-3.75 (m, 2H), 3.39 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.02 (s, 3H), 1.81 (s, 1H), 1.03-0.91(m, 4H)。
実施例51:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(3-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-51の合成
Figure 0007082120000252
化合物51.1の合成。化合物51.1を、2-メトキシ-3-(3-メチル)-1,2,4-トリアゾール-1-イルアニリンおよび13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:15.63%)。MS(ES): m/z 490.91 [M+H]+
化合物51.2の合成。化合物51.2を、51.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:90.97%)。MS(ES): m/z 539.56 [M+H]+
I-51の合成。化合物I-51を、51.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:65.84%)。MS(ES): m/z : 455.36 [M+H]+ , LCMS純度: 98.15%, HPLC純度: 97.35%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.86 (s, 1H), 7.85 (s, 2H), 7.67-7.65 (d, J=7.2Hz 1H), 7.49-7.47(d, J=8.2Hz, 1H), 6.81(s, J=8.4Hz 1H), 7.39- 7.35 (t, J=8.4Hz 1H), 7.00 (m, 2H), 3.59 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 1.65-1.58 (m, 1H), 0.97-0.79 (m, 4H)。
実施例53:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((3-(2,5-ジメチル-2H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-53の合成。
Figure 0007082120000253
化合物53.1の合成。2-ヒドロキシ-3-ニトロベンズアルデヒド(1g,5.9mmol,1.0当量)のジメチルホルムアミド(15mL)中の溶液に、室温で、CsCO(5.8g,17.95mmol,3.0当量)を添加した。5分後、ヨウ化メチル(0.45mL,7.18mmol,1.2当量)を添加した。反応混合物を60℃で1時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下でエバポレートして、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中15%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な53.1(0.5g,46.13%)を得た。MS(ES): m/z 182.43 [M+H]+
化合物53.2の合成。酢酸(10mL)中の化合物53.1(0.5g,2.7mmol,1.0当量)に、酢酸アンモニウム(0.12g,1.6mmol,0.5当量)およびニトロエタン(0.24g,3.31mmol,1.2当量)を室温で添加した。反応混合物を110℃で15時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下でエバポレートして、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中17%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な53.2(0.25g,38.02%)を得た。MS(ES): m/z 239.53 [M+H]+
化合物53.3の合成。ジメチルホルムアミド(5mL)中の化合物53.2(0.15g,0.42mmol,1.0当量)に、0℃で、アジ化ナトリウム(0.06g,0.21mmol,1.5当量)およびp-トルエンスルホン酸(0.06g,0.63mmol,0.5当量)を添加した。反応混合物を60℃で1時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下でエバポレートして、粗製物質を得た。これを、CHCl中1%のMeOHを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な53.3(0.25g,38.02%)を得た。MS(ES): m/z 239.53 [M+H]+
化合物53.4aの合成。ジメチルホルムアミド(5mL)中の化合物53.3(0.1g,0.42mmol,1.0当量)に、炭酸カリウム(0.101g,0.80mmol,2当量)を0℃で添加した。次いで、ヨウ化メチル(0.3g,0.55mmol,1.3当量)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を冷水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下でエバポレートして、粗製物質を得た。これを、CHCl中1%のMeOHを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な53.4a(0.010g,38.02%)を得た。MS(ES): m/z 239.53 [M+H]+
化合物53.5の合成。MeOH(10mL)中の化合物53.4a(0.15g,0.6mmol,1.0当量)に、10%の炭素担持パラジウム(0.05g)を添加した。水素を、この反応混合物に通して2時間パージした。この反応の完了後、この反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、1.5(0.1g,75.82%)を得た。MS(ES): m/z 219.63 [M+H]+
化合物53.6の合成。化合物53.6を、53.5および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.66%)。MS(ES): m/z 504.94 [M+H]+
化合物53.7の合成。化合物53.7を、53.6およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.60%)。MS(ES): m/z 554.59 [M+H]+
I-53の合成。化合物I-53を、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.98%)。MS(ES): m/z : 469.37 [M+H]+ , LCMS純度: 97.97%, HPLC純度: 95.08%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 8.86 (s, 1H), 7.85 (s, 2H), 7.67-7.65 (d, J=7.2Hz 1H), 7.49-7.47(d, J=8.2Hz 1H), 6.81(s, J=8.4Hz 1H), 7.39- 7.35 (t, J=8.4Hz 1H), 7.21 (t, 1H), 3.991 (s, 3H), 2.334 (s, 3H), 3.59 (s, 3H), 1.65-1.58 (m, 1H), 0.97-0.79 (m, 4H)。
実施例54:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((3-(3,5-ジメチル-1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-54の合成。
Figure 0007082120000254
Figure 0007082120000255
化合物54.1の合成。1-ブロモ-2-メトキシ-3-ニトロベンゼン(0.482g,1.68mmol,1.0当量)の酢酸(6mL)中の溶液に、鉄粉(0.275g,5mmol,3.0当量)を一度に添加した。反応混合物を70℃で2時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、54.1(0.35g,83.39%)を得た。MS (ES): m/z 204.18 [M+H]+
化合物54.2の合成。6NのHCl(120mL)中の化合物54.1(6.35g,31.7mmol,1.0当量)に、0℃で、水中の亜硝酸ナトリウム(2.4g,34.9mmol,1.1当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、conc.HCl(31.75mL)中の塩化スズ(21.45g,95mmol,3.0当量)をこの反応混合物に添加し、そして0℃でさらに2撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物中に得られた固体を濾過し、conc.HClで洗浄し、そして乾燥させて、54.2(6.5g,95.28%)を得た。MS (ES): m/z 252.47 [M+H]+
化合物54.3の合成。ピリジン(15mL)中の化合物54.2(1.5g,5.8mmol,1.0当量)に、N-アセチルアセトアミド(0.589g,5.8mmol,1.0当量)を添加した。反応混合物をマイクロ波内で200℃で5分間加熱した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中15%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な54.3(1.2g,61.55%)を得た。MS (ES): m/z 283.43 [M+H]+
化合物54.4の合成。トルエン(5mL)中の化合物54.3(0.44g,1.56mmol,1.0当量)およびベンゾフェノンイミン(0.37g,2.08mmol,1.33当量)に、ナトリウムtert-ブトキシド(0.22g,2.34mmol,1.5当量)、(2,2’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1’-ビナフチル)(0.14g,0.23mmol,0.15当量)およびPd(dba)(0.1g,0.10mmol,0.07当量)を添加した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中15%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な54.4(1.2g,83.3%)を得た。MS (ES): m/z 383.48 [M+H]+
化合物54.5の合成。テトラヒドロフラン(5mL)中の化合物54.4(0.5g,1.44mmol,1.0当量)に、0℃で、1NのHCl(0.5mL)を滴下により5分以内で添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を酢酸エチルで抽出した。次いで、その水層をNaHCOで中和し、次いで酢酸エチルで再度抽出した。これらの有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ(fried)、濾過し、そして減圧中で濃縮して、1.5(0.250g,87.62%)を得た。MS (ES): m/z 219.54 [M+H]+
化合物54.6の合成。化合物54.6を、54.5および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:22.64%)。MS(ES): m/z 420.58 [M+H]+
化合物54.7の合成。化合物54.7を、54.6およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:59.69%)。MS(ES): m/z 553.46 [M+H]+
I-54の合成。化合物I-54を、54.7から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:65.53%)。MS(ES): m/z : 469.45 [M+H]+ , LCMS純度, 94.97%, HPLC純度95.06%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.49 (s, 1H), 10.60 (s, 1H), 8.76 (s, 1H), 7.60-7.55 (m, 2H), 7.37-7.24 (m, 3H), 3.43 (s, 3H), 2.32 (s, 3H), 2.28 (s, 3H), 2.05 (s, 1H), 0.80- 0.78 (t, J=3.2Hz, 4H)。
実施例55:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(5-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-55の合成。
Figure 0007082120000256
化合物55.1の合成。ブロモ-2-メトキシ-3-ニトロベンゼン1(10g,43.1mmol,1.0当量)の酢酸(100mL)中の溶液に、鉄粉(12.03g,215.5mmol,5.0当量)を少しずつ添加した。反応混合物を120℃で4時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を濾過し、減圧中で濃縮して、残渣を得、これを水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、55.1(8g,91.87%)を得た。MS(ES): m/z 203.49 [M+H]+。(E)-N-((ジメチルアミノ)メチレン)アセトアミド
化合物55.2の合成。化合物55.1(8g,39.6mmol,1.0当量)の水(80mL)中の懸濁物に、0℃で、亜硝酸ナトリウム(3.27g,47.5mmol,1.2当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、その後、塩化スズ(14.96g,79.6mmol,2.0当量)を0℃で添加し、そして3時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、55.2(7g,81.45%)を得た。MS(ES): m/z 218.34 [M+H]+
化合物55.3の合成 酢酸(50mL)中の化合物55.2(5g,23.04mmol,1.0当量)に、(E)-N-((ジメチルアミノ)メチレン)アセトアミド(2.62g,23.04mmol,1.0当量)を添加した。反応混合物を90℃で30分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして飽和NaHCO溶液を使用して中和し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、55.3(1.9g,30.76%)を得た。MS(ES): m/z 269.17 [M+H]+
化合物55.4の合成。トルエン(20mL)中の化合物55.3(1.9g,7.08mmol,1.0当量)に、ベンゾフェノンイミン(1.53g,8.50mmol,1.2当量)およびナトリウム-tert-ブトキシド(1.35g,14.16mmol,2.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴンで15分間脱気した。Pd(dba)(1.2g,1.41mmol,0.2当量)および2,2’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1’-ビナフチル(2.2g,3.54mmol,0.5当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。反応混合物を110℃で2時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、55.4(0.8g,30.64%)を得た。MS(ES): m/z 369.27 [M+H]+
化合物55.5の合成。テトラヒドロフラン(10mL)中の化合物55.4(0.8g,2.17mmol,1.0当量)に、0℃で、1NのHCl(5mL,10.08mmol,5.0当量)を滴下により添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を減圧中で濃縮して残渣を得、これを水中に移し、そして飽和NaHCO溶液を使用して中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、55.5(0.35g,78.93%)を得た。MS(ES): m/z 205.26 [M+H]+
化合物55.6の合成。化合物55.6を、13.4および55.5から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:46.46%)。MS(ES): m/z 406.52 [M+H]+
化合物55.7の合成。化合物55.7を、55.6およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:60.28%)。MS(ES): m/z 539.87 [M+H]+
I-55の合成。化合物I-55を、55.7から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:69.13%)。MS(ES): m/z : 455.30 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.54 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.55-7.52 (d, J=10.8Hz, 2H), 7.34-7.27 (m, 3H), 7.18 (t, 1H), 3.31 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 1.98-1.90 (m, 1H), 0.73 (bs, 4H)。
実施例56:2-(ジフルオロメチル)-N7-(2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)-N5-(5-(2-メトキシプロパン-2-イル)-6-メチルピラジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-56の合成。
Figure 0007082120000257
化合物74.5の合成。化合物74.5を、69.3および21.4から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:43.65%)。MS(ES): m/z 636.68 [M+H]+。
I-74の合成。化合物I-74を、74.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:70.92%)。MS(ES): m/z : 552.55 [M+H]+, LCMS純度94.96%, HPLC純度94.40%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.62 (s, 1H), 8.90 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.74-7.72 (d, J=8Hz, 1H), 7.64-7.62 (d, J=6.8Hz, 2H), 7.37-7.32 (m, 2H), 4.47 (s, 3H), 3.74 (s, 3H), 3.34 (s, 3H), 2.96 (s, 3H), 2.96-1.49 (d, 6H)。
実施例58:N-(7-((4-クロロ-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-58の合成。
Figure 0007082120000258
化合物58.1の合成。4-クロロ-2-(メチルチオ)アニリン(1g,5.78mmol,1当量)の酢酸(1.2mL)中の溶液に、30%の過酸化水素(3.93g,0.115mmol,20.0当量)およびタングステン酸ナトリウム二水和物(1.70g,5.78mmol,1当量)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷水中に移し、そして沈殿した生成物を濾過し、ヘキサン中50%の酢酸エチルで洗浄し、そして十分に乾燥させて、58.1を得た。(0.500g,収率:42.22%)。MS(ES): m/z 206.55 [M+H]+
化合物58.2の合成。化合物58.2を、13.4および58.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:36.28%)。MS(ES): m/z 492.33 [M+H]+
化合物58.3の合成。化合物58.3を、58.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:33.36%)。MS(ES): m/z 540.98 [M+H]+
I-58の合成。化合物I-58を、58.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:53.84%)。MS(ES): m/z : 456.27 [M+H]+ , LCMS純度: 97.96%, HPLC純度: 97.97%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.70 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.89-7.84 (m, 2H), 7.79 (s, 1H), 7.25 (s, 1H), 3.24 (s, 3H), 1.98 (s,1H) 0.79 (s, 4H)。
実施例59:N-(2-((2-(ジフルオロメチル)-5-((5,6-ジメチルピラジン-2-イル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-59の合成。
Figure 0007082120000259
化合物59.1の合成。化合物59.1を、13.4およびN-(2-アミノフェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:26.37%)。MS(ES): m/z 486.52 [M+H]+
化合物59.2の合成。化合物59.2を、5,6-ジメチルピラジン-2-アミンおよび59.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:34.47%)。MS(ES): m/z 573.64 [M+H]+
I-59の合成。化合物I-59を、59-2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:27.37%)。MS(ES): m/z : 489.36 [M+H]+ , LCMS純度: 99.20%, HPLC純度: 97.79%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.46 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.98 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.74-7.67 (m, 2H), 7.50-7.46 (t, J=8Hz 1H), 7.37 (s, 1H), 7.29-7.25 (m, 1H), 3.22 (s, 3H), 3.11 (s, 3H) 2.39- 2.39(d, J=6.4Hz 6H)。
実施例60:N-(2-((5-((6-シアノ-5-メチルピリジン-2-イル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-60の合成。
Figure 0007082120000260
化合物60.1の合成。化合物60.1を、6-アミノ-3-メチルピコリノニトリルおよび59.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:33.36%)。MS(ES): m/z 583.24 [M+H]+
I-60の合成。化合物I-60を、60.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:81.81%)。MS(ES): m/z : 499.38 [M+H]+ , LCMS純度: 97.00%, HPLC純度: 97.57%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.52 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 8.10 (m, 2H), 7.79-7.75 (m, 2H), 7.69-7.67 (m, 1H), 7.56-7.52 (m, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.28-7.23 (m, 2H), 3.23 (s, 3H), 3.11 (s, 3H), 2.41 (s,3H)。
実施例61:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-61の合成。
Figure 0007082120000261
化合物61.1の合成。化合物61.1を、171.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:42.79%)。MS(ES): m/z 589.64 [M+H]+
I-61の合成。化合物I-61を、61.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:91.75%)。MS(ES): m/z : 502.36 [M+H]+ , LCMS純度, 98.50%, HPLC純度97.87%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 8.93 (s, 1H), 8.36-8.35 (d, J=1.6Hz, 1H), 8.16-8.13 (d, J=8Hz 1H), 7.96(s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.27 (t, 1H), 6.83-6.83 (s, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 1.96 (s, 1H) 0.84(S, 4H)。
実施例62:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-62の合成。
Figure 0007082120000262
Figure 0007082120000263
化合物62.1の合成。1,4-ジオキサン(5.6mL)中の化合物62.1a(0.280g,0.866mmol,1.0当量)に、4-ヨード-1-メチル-1H-イミダゾール(0.151g,0.693mmol,0.8当量)、CsCO(0.566g,1.73mmol,2.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd(dba)(0.079g,0.173mmol,0.1当量)およびXantphos(0.100g,0.173mmol,0.2当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を110℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中2%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋な62.1(0.110g,47.50%)を得た。MS(ES): m/z 220.48 [M]+
化合物62.2の合成。化合物62.2を、62.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:30.16%)。MS(ES): m/z 505.43 [M+H]+
化合物62.3の合成。CHCl(3mL)中の化合物62.2(0.130g,0.257mmol,1.0当量)に、m-クロロペルオキシ安息香酸(0.088g,0.514mmol,2.0当量)を10℃で滴下により添加した。次いで、この反応混合物を室温にし、そして30分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物の中身を空け(dumped)、NaHCOによりクエンチし、次いで酢酸エチルで抽出した。合わせた濾液を合わせ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中27%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な62.3(0.1g,72.34%)を得た。MS(ES): m/z 537.57 [M+H]+
化合物62.4の合成。化合物62.4を、62.3およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:35.76%)。MS(ES): m/z 586.21 [M+H]+
I-62の合成。化合物I-62を、62.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:74.85%)。MS(ES): m/z : 502.41 [M+H]+ , LCMS純度, 98.75%, HPLC純度96.64%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.66 (s, 1H), 10.72 (s, 1H), 8.69 (s,1H), 8.31-8.3(d, J=2Hz, 1H), 8.08-8.03 (m, 2H), 7.78-7.74 (t, J=4.8Hz, 2H), 7.70 (s, 1H), 3.71 (s, 3H), 3.21 (s, 3H), 1.99 (s, 1H), 0.78(s, 4H)。
実施例63:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(3-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-63の合成
Figure 0007082120000264
化合物63.1の合成。2,4-ジフルオロ-1-ニトロベンゼン(5.0g,31.43mmol,1.0当量)の、ピリジン(5mL)とMeOH(10mL)との混合物中の溶液に、ナトリウムチオメトキシド(2.2g,31.43mmol,1.0当量)を0℃で添加し、そしてこの反応混合物を15分間撹拌した。完了したら、反応混合物をHClの水溶液中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中10%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な63.1(4.0g,収率:67.99%)を得た。MS(ES): m/z 188.19 [M+H]+
化合物63.2の合成。63.1(4.0g,21.37mmol,1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(40mL)中の溶液に、炭酸カリウム(5.9g,42.74mmol,2.0当量)を添加し、その後、3-メチル-1H-ピラゾール(2.11g,25.64mmol,1.2当量)を添加した。この反応混合物を140℃で4時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷冷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中30%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な63.2(2.0g,収率:37.54%)を得た。MS(ES): m/z 250.29 [M+H]+
化合物63.3の合成。63.2(2.0g,8.02mmol,1.0当量)のMeOH(20mL)中の溶液に、10%のPd/C(1g)を添加した。水素を反応混合物に通して2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、63.3(1.5g,85.25%)を得た。MS(ES): m/z 220.31 [M+H]+
化合物63.4の合成。化合物63.4を、63.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:34.74%)。MS(ES): m/z : 505.98 [M+H]+
化合物63.5の合成。63.4(0.08g,0.158mmol,1.0当量)のCHCl(2mL)中の溶液に、メタ-クロロ過安息香酸(0.054g,0.316mmol,2.0当量)を0℃で添加し、そしてこの反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物をNaHCOの水溶液中に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な63.5(0.07g,収率:82.29%)を得た。MS(ES): m/z 537.98 [M+H]+
化合物63.6の合成。化合物63.6を、63.5およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:39.30%)。MS(ES): m/z : 586.63 [M+H]+
I-63の合成。化合物I-63を、63.6から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:38.92%)。MS(ES): m/z : 502.36 [M+H]+ , LCMS純度, 96.02%, HPLC純度93.38%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.68 (s, 1H), 10.76 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 8.21-8.20 (d, J=2.8Hz, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.87-7.85 (m, 1H), 6.41 (s, 1H), 3.29 (s, 3H), 2.32 (s, 3H), 1.26 (s, 1H), 0.80 (s, 4H)。
実施例64:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-64の合成。
Figure 0007082120000265
化合物64.1の合成。CsCO(70g,0.215mmol,1.9当量)のアセトニトリル(500mL)中の懸濁物に、N-メチルメタンスルホンアミド(13.62g,0.125mmol,1.1当量)を添加し、そして0℃までで冷却した。次いで、化合物4-ブロモ-2-フルオロ-1-ニトロベンゼン(25g,113.64mmol,1当量)を15分以内にこの反応混合物中に滴下により添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を濾過し、そしてその濾液を減圧中で濃縮して、64.1を得た。(27g,76.86%)。MS(ES): m/z 310.13 [M+H]+
化合物64.2の合成。64.1(27g,87.34mmol,1当量)のMeOH(27mL)中の溶液に、塩化アンモニウム(50mL)、および亜鉛末(28.39g,43.68mmol,5当量)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物をNaHCO溶液中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な64.2を得た。(16g,65.62%)。MS(ES): m/z 280.15 [M+H]+
化合物64.3の合成。64.2(7g,25.08mmol,1.0当量)のトルエン(60mL)中の溶液に、ビスピナコラトジボロン(9.55g,37.63mmol,1.5当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(2.89g,2.50mmol,0.1当量)、酢酸カリウム(8.11g,82.79mmol,3.3当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で3時間撹拌した。反応の完了後、水をこの反応混合物に添加し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な64.3(3.5g,42.79%)を得た。MS(ES): m/z 327.22 [M+H]+
化合物64.4の合成。64.3(0.400g,1.23mmol,1.0当量)、4-ヨード-1-メチル-1H-イミダゾール(0.306g,1.47mmol,1.2当量)の、MeOH(4mL)とジメトキシメタン(1mL)との混合物中の溶液に。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.141g,0.122mmol,0.1当量)、フッ化セシウム(0.610g,4.04mmol,3.3当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を150℃で5時間撹拌した。反応の完了後、水をこの反応混合物に添加し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な64.4(0.200g,58.18%)を得た。MS(ES): m/z 281.35 [M+H]+
化合物64.5の合成。化合物64.5を、64.4および13.4から、一般手順Aを使用して合成した(収率:37.94%)。MS(ES): m/z 567.02 [M+H]+
化合物64.6の合成。化合物64.6を、64.5およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:48.34%)。MS(ES): m/z 615.67 [M+H]+
I-64の合成。化合物I-64を、64-6から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:68.96%)。MS(ES): m/z : 531.44 [M+H]+ , LCMS純度, 99.64%, HPLC純度99.59%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.54 (s, 1H), 10.61 (s, 1H), 8.15(s, 1H), 8.10(s, 1H), 7.98(s,1H), 7.84 (s, 1H), 7.79-7.74 (d, 1H), 7.72-7.69 (d, 1H), 7.58-7.56 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.25 (t, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 3.09 (s, 3H), 2.02-2.01 (m, J=4.8Hz, 1H) 0.77-0.76(d, J=7.2Hz, 4H)。
実施例65:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-65の合成。
Figure 0007082120000266
化合物65.1の合成。ジオキサン(6mL)と水(4mL)との混合物中の、N-(5-ブロモ-2-ニトロフェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(1.0g,3.23mmol,1.0当量)および1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(1.0g,4.85mmol,1.5当量)に。反応混合物をアルゴン雰囲気で10分間脱気した。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.12g,0.16mmol,0.05当量)および炭酸カリウム(0.89g,6.46mmol,2.0当量)をこれに添加した。反応混合物を115℃で24時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な65.1(0.8g,79.69%)を得た。MS(ES): m/z 311.33 [M+H]+
化合物65.2の合成。MeOH中の化合物65.1(0.3g,9.66mmol,1.0当量)に、10%のPd/C(0.056g)を添加した。水素を反応混合物に通して4時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、65.2(0.22g,81.18%)を得た。MS(ES): m/z 281.35 [M+H]+
化合物65.3の合成。化合物65.3を、65.2および13.4から、一般手順Bを使用して合成し、1.3を得た。(収率:34.02%)。MS(ES): m/z 567.06 [M+H]+
化合物65.4の合成。化合物65.4を、65.3およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:60.59%)。MS(ES): m/z 603.66 [M+H]+
I-65の合成。化合物I-65を、65.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:75.31%)。MS(ES): m/z : 531.49 [M+H]+ , LCMS純度: 99.75%, HPLC純度: 99.36%, 1H NMR (DMSO-d6, 400 MHz): 10.61 (s, 1H), 8.23(s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.84 (s, 2H), 7.65-7.626 (d, J=8Hz, 1H), 7.56-7.54 (d, J=8.4Hz, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 3.09 (s, 3H), 2.01-1.99 (m, 1H), 0.76 (s, 4H)。
実施例80:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-(2-メトキシプロパン-2-イル)ピラジン-2-カルボニトリル,I-80の合成。
Figure 0007082120000267
化合物80.1の合成。化合物80.1を、6-アミノ-3-(2-メトキシプロパン-2-イル)ピラジン-2-カルボニトリルおよび21.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:61.49%)。MS(ES): m/z 647.66 [M+H]+
I-80の合成。化合物I-80を、80.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:49.67%)。MS(ES): m/z : 563.47 [M+H]+ , LCMS純度: 99.59%, HPLC純度96.08%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.54 (s, 1H), 10.41 (s, 1H), 9.53 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 7.74-7.67 (m, 2H), 7.43-7.37 (m, 1H), 7.24-7.12 (m, 1H), 6.92 (s, 1H), 4.48 (s, 3H), 3.72 (s, 3H), 3.17(s, 3H), 1.55 (s, 6H)。
実施例85:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-フルオロ-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-85の合成。
Figure 0007082120000268
Figure 0007082120000269
化合物85.1の合成。ピリジン(20mL)中の2,4-ジフルオロ-1-ニトロベンゼン(2g,12.5mmol,1.0当量)に、0℃で、ナトリウムメチルスルフィド(0.779g,12.5mmol,1当量)およびMeOH(1ml)を添加した。反応混合物を0℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中2.5%のMeOH中に溶出させて、純粋な85.1(1.5g,63.74%)を得た。MS(ES): m/z 188.19 [M+H]+
化合物85.2の合成。MeOH中の化合物85.1(2g,19.5mmol,1.0当量)に、10%のPd/C(0.175g)を添加した。水素を反応混合物に通して4時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、85.2(1.1g,87.32%)を得た。MS(ES): m/z 158.21 [M+H]+
化合物85.3の合成。酢酸(10mL)中の化合物85.2(1.1g,2.83mmol,1.0当量)に、タングステン酸ナトリウム(1g,1.05mmol,1.005当量)を少しずつ添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌した。次いで、30%の過酸化水素溶液(18mL)を室温で滴下により添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移した。この溶液のpHを、飽和NaHCOを使用することにより7に調整し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中10~13%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な85.3(0.410g,30.97%)を得た。MS(ES): m/z 190.20 [M+H]+
化合物85.4の合成。化合物85.4を、85.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:23.91%)。MS(ES): m/z 475.88 [M+H]+
化合物85.5の合成。化合物85.5を、85.4およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:49.13%)。MS(ES): m/z 524.53 [M+H]+
I-85の合成。化合物I-85を、85.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:47.66%)。MS(ES): m/z 440.55 [M+H]+ , LCMS純度: 98.57%, HPLC純度: 98.64%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.56 (s, 1H), 10.66 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.79 (s, 2H), 3.23 (s, 3H), 2.03-2.00 (t, J=11.2 Hz, 1H), 1.95-1.92 (m, 1H), 0.77 (bs, 4H)。
実施例87:N-(2-((2-(ジフルオロメチル)-5-((6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-87。
Figure 0007082120000270
化合物87.1の合成。化合物87.1を、6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-アミンおよび43.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:47.67%)。MS(ES): m/z 612.43 [M+H]+
I-87の合成。化合物I-87を、87.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:86.96%)。MS(ES): m/z : 528.31 [M+H]+ , LCMS純度: 99.56%, HPLC純度: 99.86%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.53 (s, 1H), 10.07 (s, 1H), 8.23-8.20 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.93-7.89 (t, J=8Hz, 1H), 7.70-7.66 (t, J=9.2Hz, 2H), 7.46-7.42 (t, 1H), 7.36-7.34 (d, 1H), 7.31-7.26 (m, 3H), 3.21 (s, 3H), 3.10 (s, 3H)。
実施例89:N-(7-((4-(アゼチジン-1-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-89の合成。
Figure 0007082120000271
化合物89.1の合成。化合物89.1を、13.4および89.1a(129.1およびアゼチジンから調製)から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:26.96%)。MS(ES): m/z 542.68 [M+H]+
化合物89.2の合成。化合物89.2を、89.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:65.14%)。MS(ES): m/z 590.26 [M+H]+
I-89の合成。化合物I-89を、89.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:65.71%)。MS(ES): m/z : 506.43 [M+H]+, LCMS純度: 95.17%, HPLC純度: 95.17%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.41 (s, 1H), 10.49 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.34-7.26 (m, 1H), 7.21 (s, 1H), 6.60 (s, 1H), 6.50-6.48 (m, 1H), 3.89-3.85 (t, J=7.2Hz, 4H), 3.125 (s, 3H), 3.03 (s, 3H), 2.35-2.31(t, J=3.6Hz, 2H), 1.99 (s, 1H), 0.75 (s, 4H)。
実施例93:N-(5-クロロ-2-((2-(ジフルオロメチル)-5-((5,6-ジメチルピラジン-2-イル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-93の合成。
Figure 0007082120000272
化合物93.1の合成。化合物93.1を、13.4およびN-(2-アミノ-5-クロロフェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:23.20%)。MS(ES): m/z 521.46 [M+H]+
化合物93.2の合成。化合物93.2を、5,6-ジメチルピラジン-2-アミンおよび93.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:11.18%)。MS(ES): m/z 608.45 [M+H]+
I-93の合成。化合物I-93を、93.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:64.49%)。MS(ES): m/z : 523.21 [M+H]+ , LCMS純度: 95.68%, HPLC純度: 99.55%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.47 (s, 1H), 9.69 (s, 1H), 8.99 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.84-7.83 (d, J=2.8Hz, 1H), 7.71-7.68 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.54-7.51(m, 1H), 7.25 (s, 1H), 3.23 (s, 3H), 3.12 (s, 3H), 2.396- 2.373 (d, J=9.2Hz, 6H)。
実施例94:N-(5-クロロ-2-((5-((6-シアノピリジン-2-イル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-94の合成。
Figure 0007082120000273
化合物94.1の合成。化合物94.1を、13.4およびN-(2-アミノ-5-クロロフェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:48.11%)。MS(ES): m/z 521.71 [M+H]+
化合物94.2の合成。化合物94.2を、6-アミノピコリノニトリルおよび94.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:24.27%)。MS(ES): m/z 604.57 [M+H]+
I-94の合成。化合物I-94を、94.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.10%)。MS(ES): m/z : 519.21 [M+H]+, LCMS純度: 96.44%, HPLC純度: 95.53%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.12 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.13-8.12 (d, J=8.4Hz 1H), 7.89-7.84 (m, 2H), 7.76-7.74 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.58-7.56 (m, 1H), 7.49-7.47 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.23 (s, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.13 (s, 3H)。
実施例95:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-メチル-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-95の合成
Figure 0007082120000274
化合物95.1の合成。化合物95.1を、13.4および95.1a(135.2とトリメチルボロキシンとのPdカップリングから調製)から、一般手順Aを使用して調製した。(収率:24.26%)。MS(ES): m/z 500.21 [M+H]+
化合物95.2の合成。化合物95.2を、95.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:25.75%)。MS(ES): m/z 549.56 [M+H]+
I-95の合成。化合物I-95を、95.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:54.51%)。MS(ES): m/z : 465.32 [M+H]+ , LCMS純度, 99.07%, HPLC純度99.11%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.51 (s, 1H), 10.59 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.37 (t, 1H), 7.27-7.25 (d, J=9.2Hz, 1H), 3.18 (s, 3H), 3.07 (s, 3H), 2.37 (s, 3H), 2.02- 2.00(m, 1H), 0.77 (s, 4H)。
実施例96:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(メトキシメチル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-96の合成。
Figure 0007082120000275
化合物96.1の合成。化合物96.1を、13.4および96.1a(135.2とBuSnCHOMeとのStilleカップリング、その後の水素化により調製)から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:25.35%)。MS(ES): m/z 530.99 [M+H]+
化合物96.2の合成。化合物96.2を、96.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:46.63%)。MS(ES): m/z 579.64 [M+H]+
I-96の合成。化合物I-96を、96.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:52.24%)。MS(ES): m/z : 495.26 [M+H]+ , LCMS純度, 99.12%, HPLC純度99.76%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.53 (s, 1H), 10.64 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.60-7.55 (m, 2H), 7.39-7.37 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.11 (t, 1H), 4.45 (s, 2H), 3.40 (s, 3H), 3.20 (s, 3H), 3.07 (s, 3H), 2.01 (m, 1H), 0.86 (bs, 4H)。
実施例97:N-(2-((2-(ジフルオロメチル)-5-((5,6-ジメチルピラジン-2-イル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)-5-メチルフェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-97の合成。
Figure 0007082120000276
化合物97.1の合成。化合物97.1を、13.4および95.1aから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:30.51%)。MS(ES): m/z 500.8 [M+H]+
化合物97.2の合成。化合物97.2を、97.1および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:35.51%)。MS(ES): m/z 587.6 [M+H]+
I-97の合成。化合物I-97を、97.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:60.70%)。MS(ES): m/z : 503.36 [M+H]+ , LCMS純度: 99.47%, HPLC純度: 99.55%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.42 (s, 1H), 9.81 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.94-7.92 (m, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.22-7.19(d, 1H), 7.16 (t, 1H), 3.17(s, 3H), 3.10(s, 3H), 2.42-2.41 (d, J=4Hz, 6H), 2.34 (s, 3H)。
実施例98:N-(7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-98の合成。
Figure 0007082120000277
Figure 0007082120000278
化合物98.1の合成。濃HSO(265mL)に、4,6-ジクロロピリジン-2-アミン(50g,306mmol,1.0当量)を-5℃で滴下により添加し、そして30分間撹拌し、その後、硝酸(16.50mL)を滴下により添加した。反応混合物を0℃で4日間静置した。完了したら、反応混合物をクラッシュアイス中にゆっくりと移した。飽和NaHCO溶液を添加してpH8にした。沈殿した固体を濾別して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中8%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な98.1(30g,47%)を得た。1H NMR (CDCl3, 400MHz): 6.85 (s, 1H), 6.28 (s, 2H)。
化合物98.2の合成。98.1(17.5g,84.14mmol,1.0当量)のイソプロピルアルコール(525mL)中の溶液に、鉄粉(23.6g,420mmol,5.0当量)を添加し、そして撹拌した。この混合物に、6NのHCl(70mL)を10℃で滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、飽和NaHCO溶液を添加してpH8にした。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、98.2(14g,93.47%)を得た。MS(ES): m/z 178 [M+H]+
化合物98.3の合成。98.2(10g,56.10mmol,1.0当量)と酢酸(3.7g,61.71mmol,1.1当量)との混合物に、Eaton試薬(4.5mL,4.5v)を添加し、そして100℃で4時間加熱した。完了したら、反応混合物を室温まで冷却し、飽和NaHCO溶液で中和し、そして沈殿した生成物を濾過し、十分に乾燥させて、98.3(8.0g,70.49%)を得た。MS(ES): m/z 203.2 [M+H]+
化合物98.4の合成。1.3(8.0g,39.61mmol,1.0当量)の乾燥テトラヒドロフラン(144mL)中の溶液に、3,4-ジヒドロ-2H-ピラン(23.2g,277.3mmol,7.0当量)を添加し、その後、p-トルエンスルホン酸ピリジニウム(0.99g,3.96mmol,0.1当量)を添加し、そして撹拌した。反応混合物を70℃で16時間加熱した。完了したら、反応混合物を減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、98.4(8.0g,70.60%)を得た。1H NMR (CDCl3, 400MHz): 7.30 (s, 1H), 5.89-5.85(m, 1H), 4.23-4.19 (m, 1H), 3.81-3.75 (m, 1H), 2.82 (s, 3H), 2.40-2.31 (m, 1H), 2.12-2.10 (m, 1H), 1.95-1.92 (m, 1H), 1.85-1.66 (m, 3H)。
化合物98.5の合成。化合物98.5を、98.4および2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)アニリンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:26.96%)。MS(ES): m/z 455.23 [M+H]+
化合物98.6の合成。化合物98.6を、98.5およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:62.33%)。MS(ES): m/z 504.58 [M+H]+
I-98の合成。化合物I-98を、98.6から、一般手順Cを使用して合成した(収率:74.04%)。MS(ES): m/z 420.48 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.15%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 7.88 (s, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.71-7.68 (dd, J=1.2Hz, 7.6Hz, 1H), 7.35-7.31 (t, J=8Hz, 1H), 4.49 (s, 3H), 3.82 (s, 3H), 2.60 (s, 3H), 1.87 (s 1H), 0.98-0.95(m, 2H), 0.90- 0.86 (s, 2H)。
実施例100:N-7-(2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)-2-メチル-N5-(6-メチルピリダジン-3-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-100の合成。
Figure 0007082120000279
化合物100.1の合成。化合物100.1を、98.4および2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)アニリンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:26.96%)。MS(ES): m/z 455.23 [M+H]+
化合物100.2の合成。化合物100.2を、6-メチルピリダジン-3-アミンおよび100.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:60.36%)。MS(ES): m/z 527.54 [M+H]+
I-100の合成。化合物I-100を、100.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:49.29%)。MS(ES): m/z 444.37 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 97.35%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.20 (s, 1H). 7.75-7.73 (d, J=8Hz, 2H), 7.55-7.52 (d, 1H), 7.39-7.35 (t, J=8.4Hz, 1H) 6.92 (s 1H), 4.49 (s 3H), 3.80 (s, 3H), 2.62- 2.57 (d, J=8.4Hz, 6H)。
実施例101:N7-(2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)-2-メチル-N5-(5-メチルピリジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-101の合成。
Figure 0007082120000280
化合物101.1の合成。化合物101.1を、5-メチルピリジン-2-アミンおよび98.5から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:60.47%)。MS(ES): m/z 527.61 [M+H]+
I-101の合成。化合物I-101を、101.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:44.20%)。MS(ES): m/z 443.68 [M+H]+ , LCMS純度: 96.63%, HPLC純度: 100.00%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.65(s, 1H). 8.18 (s, 1H), 7.95-7.95 (d, J=8Hz, 1H), 7.88-7.85 (d, J=8.8Hz, 1H),7.64-7.63 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.46-7.42 (t, J=8.4Hz, 1H), 7.24-7.22 (d, J=8.4Hz,1H) 7.13-7.11 (m, 1H) 4.47 (s, 3H), 3.74(s, 3H), 3.57 (s, 1H), 2.69 (s, 3H), 2.334 (s, 3H)。
実施例103:N-(7-((3-クロロ-2-メトキシフェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-103の合成。
Figure 0007082120000281
Figure 0007082120000282
化合物103.1の合成。化合物103.1を、3-クロロ-2-メトキシアニリンおよび98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.08%)。MS(ES): m/z 408.89 [M+H]+
化合物103.2の合成。化合物103.2を、103.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:67.49%)。MS(ES): m/z 456.25 [M+H]+
I-103の合成。化合物I-103を、103.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:46.89%)。MS(ES): m/z 372.32 [M+H]+ , LCMS純度:100.00%, HPLC純度98.56%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.36 (s, 1H), 10.45 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.67 (s,1H), 7.37-7.35 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.21-7.13 (m, 2H), 3.74 (s, 3H), 2.47(s, 3H), 1.99-1.97(d, J=8.4Hz, 1H), 0.75- 0.73 (d, J=6.4Hz, 4H)。
実施例104:N-(7-((3-フルオロ-2-メトキシフェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-104の合成。
Figure 0007082120000283
Figure 0007082120000284
化合物104.1の合成。化合物104.1を、3-フルオロ-2-メトキシアニリンおよび98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:23.43%)。MS(ES): m/z 391.84 [M+H]+
化合物104.2の合成。化合物104.2を、104.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:47.24%)。MS(ES): m/z 440.49 [M+H]+
I-104の合成。化合物I-104を、104.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.20032593 MS(ES): m/z 356.36 [M+H]+ , LCMS純度: 99.83%, HPLC純度: 98.65%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.34(s, 1H) 10.53-10.53 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.22-7.20 (d, J=8Hz, 1H), 7.15-7.06 (q, J=8.4Hz, 1H), 6.99- 6.93 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 2.48(s, 3H), 1.95- 1.94(m, 1H), 0.73- 0.71(m, 4H)。
実施例105:N-(7-((3-シアノ-2-メトキシフェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-105の合成
Figure 0007082120000285
Figure 0007082120000286
化合物105.1の合成。化合物105.1を、3-アミノ-2-メトキシベンゾニトリルおよび98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.58%)。MS (ES): m/z 398.86 [M+H]+
化合物105.2の合成。化合物105.2を、105.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:81.66%)。MS (ES): m/z 447.51 [M+H]+
化合物I-105の合成。化合物I-105を、105.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:56.01%)。MS(ES): m/z 363.28 [M+H]+ , LCMS純度: 97.78%, HPLC純度: 97.09%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.40 (s, 1H), 8.27 (s,1H), 7.62-7.60 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.56-7.41 (m, 2H), 7.27-7.23 (t, J=8Hz, 1H), 3.88 (s, 3H), 2.44 (s, 3H), 1.97-1.93(m, 1H), 0.72 (s ,4H)。
実施例106:N-(7-((2-メトキシフェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-106の合成
Figure 0007082120000287
Figure 0007082120000288
化合物106.1の合成。化合物106.1を、2-メトキシアニリンおよび98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:22.06%)。MS (ES): m/z 373.85 [M+H]+
化合物106.2の合成。化合物106.2を、106.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:56.92%)。MS (ES): m/z 422.50 [M+H]+
化合物I-106の合成。化合物I-106を、106.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:43.90%)。MS(ES): m/z 338.28 [M+H]+ , LCMS純度: 99.35%, HPLC純度: 99.21%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.25 (s, 1H), 10.53 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.38-7.36 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.11-7.12 (d, J=3.2Hz, 2H), 6.99-6.97 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 2.53 (s, 3H), 1.94 (s ,1H), 0.74(s, 4H)。
実施例107:N-(7-((2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-107の合成。
Figure 0007082120000289
Figure 0007082120000290
化合物107.1の合成 化合物107.1を、98.4および34.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:14.37%)。MS(ES): m/z 453.62 [M+H]+
化合物107.2の合成。化合物107.2を、107.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:60.20%)。MS(ES): m/z 502.72 [M+H]+
I-107の合成。化合物I-107を、107.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:64.08%)。MS(ES): m/z 418.44 [M+H]+ , LCMS純度96.42% HPLC純度99.75%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.33 (s, 1H), 10.41 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.32-7.31 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.26-7.24 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.14-7.10 (t, 1H), 3.88 (s ,3H), 3.56 (s, 3H), 3.32(s, 3H), 1.97-1.89 (m, 1H), 0.72(bs, 4H)。
実施例108:(6-((7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)(ピロリジン-1-イル)メタノン,I-108の合成。
Figure 0007082120000291
Figure 0007082120000292
化合物108.1の合成。化合物108.1を、98.4および2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)アニリンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:37.59%)。MS(ES): m/z 455.62 [M+H]+
化合物108.2の合成。化合物108.2を、108.1および108.1a(対応するカルボン酸およびピロリジンから調製)から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:32.22%)。MS(ES): m/z 678.81 [M+H]+
I-108の合成。化合物I-108を、108.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:85.63%)。MS(ES): m/z 594.52 [M+H]+ , LCMS純度94.54% HPLC純度94.49%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.45 (s, 1H), 9.99 (s,1H), 8.20-8.18 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.79-7.77 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.69-7.67 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.61-7.59 (d, J=7.2Hz, 2H), 7.31-7.20 (m, 2H), 4.45 (s, 3H), 3.72 (s ,3H), 3.44-3.40 (t, J=6Hz, 2H), 3.32 (s ,3H), 3.11-3.08 (t, J=6.4Hz, 2H), 1.89-1.78 (m, 4H)。
実施例109:6-((7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-(2-オキソピロリジン-1-イル)ピコリノニトリル,I-109の合成。
Figure 0007082120000293
化合物109.1の合成。化合物109.1を、98.5および37.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:43.98%)。MS(ES): m/z 621.57 [M+H]+
I-109の合成。化合物I-109を、109.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:89.97%)。MS(ES): m/z 537.50 [M+H]+ , LCMS純度99.64% HPLC純度: 99.16%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.86 (s, 1H). 10.07 (s, 1H). 8.17- 8.11 (m, 2H). 7.85-7.82 (d, J=9.2Hz. 1H). 7.73-7.71 (d, J=8Hz, 1H), 7.62-7.60 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.39-7.35 (t, J=8Hz, 1H), 7.23(s, 1H), 4.45 (s, 3H), 3.81-3.78 (t, J=6.8Hz, 2H), 3.39- 3.34(m, 2H), 3.72(s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.17-2.07(m, 2H)。
実施例110:N-(7-((2-メトキシ-4-(ピロリジン-1-カルボニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-110の合成。
Figure 0007082120000294
化合物110.1の合成。化合物110.1を、98.4および(4-アミノ-3-メトキシフェニル)(ピロリジン-1-イル)メタノンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:30.44%)。MS(ES): m/z 470.53 [M+H]+
化合物110.2の合成。化合物110.2を、110.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:60.41%)。MS(ES): m/z 519.64 [M+H]+
I-110の合成。化合物I-110を、110.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:71.62%)。MS(ES): m/z 435.37 [M+H]+ , LCMS純度100% HPLC純度100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.38 (s, 1H), 10.48 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.45-7.44 (d, J=7.2Hz, 1H) 7.24 (s, 1H), 7.19-7.17 (d, J=8Hz, 1H), 3.91(s, 3H), 3.51-3.48 (t, J=6Hz, 4H), 2.48 (s, 3H), 1.86-1.85 (d, J=4Hz, 4H), 1.99 (s, 1H), 0.79-0.75 (m, 4H)。
実施例111:6-((7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-メチルピラジン-2-カルボニトリル,I-111の合成。
Figure 0007082120000295
化合物111.1の合成。化合物111.1を、98.4および2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)アニリンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:32.90%)。MS(ES): m/z 455.29 [M+H]+
化合物111.2の合成。化合物111.2を、6-アミノ-3-メチルピラジン-2-カルボニトリルおよび111.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:41.16%)。MS(ES): m/z 553.64 [M+H]+
I-111の合成。化合物I-111を、111.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:65.53%)。MS(ES): m/z 469.42 [M+H]+ , LCMS純度93.31% HPLC純度95.22%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.44 (s, 1H), 10.15 (s, 1H),9.28 (s, 1H), 8.03(s, 1H), 7.79-7.72 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.65-7.63(d, J=7.6Hz, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.19(s, 1H), 4.47 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 2.56 (s, 3H), 2.51 (s, 3H)。
実施例112:(S)-6-((7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-(3-メトキシピロリジン-1-イル)ピコリノニトリル,I-112の合成。
Figure 0007082120000296
化合物112.1の合成 化合物112.1を、98.5および112.1a(対応するブロモピリジンとメトキシピロリジンとの縮合から調製)から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:41.15%)。MS(ES): m/z 637.72 [M+H]+
I-112の合成。化合物I-112を、112.1から、一般手順Cを使用して合成した(収率:80.02%)。MS(ES): m/z 553.55 [M+H]+ , LCMS純度: 99.67% HPLC純度: 99.02%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.30 (s, 1H), 9.39 (s, 1H), 7.89-7.79 (m, 3H), 7.58-7.56 (d, J=8Hz, 1H), 7.42-7.33 (m, 3H), 4.47 (s, 3H), 4.09 (s, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.57-3.46 (m, 3H), 3.28 (s, 3H), 2.46 (s, 4H), 2.08-1.99 (s, 2H)。
実施例113:3-(アゼチジン-1-イル)-6-((7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-113の合成。
Figure 0007082120000297
化合物113.1の合成。化合物を、111.1および40.3から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:53.93%)。MS(ES): m/z 593.42 [M+H]+
I-113の合成。化合物I-113を、113.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:48.22%)。MS(ES): m/z 509.48 [M+H]+ , LCMS純度, 99.37%, HPLC純度: 97.42 %, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 7.76-7.74 (d, J=7.6Hz 1H), 7.69-7.67(d, J=7.6Hz 1H), 7.49 (m, 1H), 7.46-7.42 (t, 1H), 7.18-7.15 (d, J=7.6Hz 1H), 6.90 (s, 1H), 4.45 (s, 3H), 4.11- 4.07 (t, J=7.2Hz 3H), 3.71 (s, 3H), 2.671 (s, 4H), 2.36- 2.32 (t, J=8Hz 2H)。
実施例114:N-(7-((3-(1,3-ジメチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-114の合成。
Figure 0007082120000298
Figure 0007082120000299
化合物114.1の合成。化合物114.1を、98.4および541.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:37.31%)。MS(ES): m/z 468.51 [M+H]+
化合物114.2の合成。化合物114.1を、114.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:86.05%)。MS(ES): m/z 517.42 [M+H]+
I-114の合成。化合物I-114を、114.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:88.02%)。MS(ES): m/z 433.34 [M+H]+ , LCMS純度, 99.18%, HPLC純度: 98.32%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.43(s, 1H), 8.239 (s, 1H), 7.56-7.54 (d, J=7.6Hz 3H), 7.30-7.19 (m, 2H), 3.67 (s, 3H), 3.35 (s, 6H), 2.34 (s, 3H), 2.00- 1.92 (m, 1H), 0.68-0.64 (m, 4H)。
実施例115:3-イソプロピル-6-((7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-115の合成。
Figure 0007082120000300
化合物115.1の合成。化合物115.1を、6-アミノ-3-イソプロピルピコリノニトリルおよび111.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:43.16%)。MS(ES): m/z 580.46 [M+H]+
I-115の合成。化合物I-115を、115.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:74.44%)。MS(ES): m/z 496.46 [M+H]+ , LCMS純度: 97.94%, HPLC純度: 98.18%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.41 (s, 1H), 9.81 (s, 1H), 8.07- 8.04 (s, J=8.8Hz 1H), 7.95(s, 1H), 7.85- 7.76 (m, 2H), 7.61-7.59 (d, J=7.6Hz 1H), 7.42- 7.34 (m, 2H), 4.47 (s, 3H), 3.34 (m, 1H), 3.75 (s, 3H ), 3.18 (s, 3H), 1.25 (s, 6H)。
実施例116:6-((7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-モルホリノピラジン-2-カルボニトリル,I-116の合成。
Figure 0007082120000301
化合物116.1の合成。化合物116.1を、111.1および47.1により、一般手順Bを使用して合成した。(収率:47.41%)。MS(ES): m/z 624.68 [M+H]+
I-116の合成。化合物I-116を、116.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:80.02%)。MS(ES): m/z 540.50 [M+H]+ , LCMS純度: 98.06%, HPLC純度: 97.35%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.86 (s,1H), 9.17 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.73- 7.72 (s, J=6.8Hz, 1H), 7.64-7.62 (d, J=8Hz, 1H), 7.40- 7.36 (t, J=8Hz, 2H), 7.03 (s, 1H), 4.48(s, 3H), 3.77 (s, 7H), 3.46 (s, 4H ), 2.48 (s, 3H)。
実施例117:(R)-6-((7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-(3-メトキシピロリジン-1-イル)ピラジン-2-カルボニトリル,I-117の合成。
Figure 0007082120000302
化合物117.2の合成。N-メチルピロリジン(1mL)中の117.1の化合物(0.5g,2.5mmol,1.0当量)に、化合物(R)-3-メトキシピロリジン塩酸塩1.1(0.41g,3.0mmol,1.2当量)を添加し、その後、ジ-イソプロピルエチルアミン(1.0mL,6.2mmol,2.5当量)を0℃で滴下により添加した。反応混合物をマイクロ波内で180℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中30%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な117.2(0.140g,25.42%)を得た。MS(ES) : m/z 220.25 [M+H]+
化合物117.3の合成。化合物117.3を、I-111の実験プロトコルに従って合成した。
化合物117.4の合成。化合物117.4を、117.2および117.3から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.37%)。MS(ES): m/z 638.71 [M+H]+
I-117の合成。化合物I-117を、117.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:70.89%)。MS(ES): m/z 554.45 [M+H]+ , LCMS純度: 97.24%, HPLC純度: 97.40%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.35 (s, 1H), 9.57 (s, 1H), 9.06 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.72-7.70 (d, J=8Hz 1H), 7.61-7.59 (d, J=8Hz 1H), 7.39-7.35 (t, 1H), 7.00 (s, 1H), 4.47 (s, 3H), 4.09 (bs, 1H), 3.68-3.61(m, 2H), 3.31 (s, 4H), 3.28 (s, 3H), 2.46 (s, 2H), 2.09-2.02 (m, 2H), 1.29-1.23 (m, 1H), 0.88-0.84 (t, 1H)。
実施例118:N-メチル-N-(2-((2-メチル-5-((6-メチルピリダジン-3-イル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)メタンスルホンアミド,I-118の合成
Figure 0007082120000303
化合物118.1の合成。化合物118.1を、98.4およびN-(2-アミノフェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:50.88%)。MS (ES): m/z 450.95 [M+H]+
化合物118.2の合成。化合物118.2を、6-メチルピリダジン-3-アミンおよび118.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:11.41%)。MS (ES): m/z 523.63 [M+H]+
化合物I-118の合成。化合物I-118を、118.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:78.51%)。MS(ES): m/z : 439.32 [M+H]+ , LCMS純度:93.91%, HPLC純度: 96.25%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.75 (s, 1H), 8.27- 8.25 (d, J=9.2Hz 1H), 7.86 (s, 1H), 7.71- 7.64 (m, 2H), 7.46-7.40 (m, 2H), 7.22-7.18 (t, J=7.2Hz 1H), 7.14 (s, 1H), 3.30(s, 3H), 3.22 (s, 3H), 3.13 (s, 3H), 2.45(s, 3H)。
実施例120:N-(2-((5-((6-シアノピリジン-2-イル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-120の合成。
Figure 0007082120000304
化合物120.1の合成。化合物120.1を、6-アミノピコリノニトリルおよび118.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:57.45%)。MS(ES): m/z 533.86 [M+H]+
I-120の合成。化合物I-120を、120.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:87.32%)。MS(ES): m/z : 449.41 [M+H]+ , LCMS純度, 96.00%, HPLC純度: 95.57%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.95 (s, 1H), 8.02- 7.99 (d, J=8.8 Hz 1H), 7.93(s, 1H), 7.85- 7.81 (d, J=7.2Hz 1H), 7.76- 7.74 (d, J=8Hz 1H), 7.67- 7.65 (d, J=7.2Hz 1H), 7.54-7.50 (t, J=7.2Hz 1H), 7.43-7.42 (d, J=6.8Hz 2H), 7.23- 7.19 (t, J=8Hz 1H), 3.35 (s, 3H), 3.22 (s, 3H) 3.13 (s, 3H)。
実施例121:6-((7-(2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)ベンジル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-(2-メトキシプロパン-2-イル)ピコリノニトリル,I-121の合成。
Figure 0007082120000305
化合物121.1の合成。化合物121.1を、111.1および69.3から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:26.11%)。MS(ES): m/z 610.70 [M+H]+
I-121の合成。化合物I-121を、121.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:71.08%) MS(ES): m/z : 526.49 [M+H]+ , LCMS純度: 99.72%, HPLC純度: 97.52%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.93 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.81-7.79(d, J=8.8Hz 1H), 7.72- 7.69 (m, 2H), 7.64-7.62 (d, J=8.8Hz 1H), 7.58 (s, 1H), 7.37-7.33 (t, J=7.6Hz 1H), 4.46 (s, 3H), 3.74 (s, 3H), 2.88 (s, 3H), 2.48 (s, 3H) 1.24 (s, 6H)。
実施例122:N-(7-((4-(3-メトキシアゼチジン-1-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-122の合成。
Figure 0007082120000306
化合物122.1の合成。化合物122.1を、98.4および50.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:35.56%)。MS(ES): m/z 536.06 [M+H]+
化合物122.2の合成 化合物122.2を、122.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:62.44%)。MS(ES): m/z 584.71 [M+H]+
I-122の合成。化合物I-122を、122.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:53.17%)。MS(ES): m/z : 500.41 [M+H]+ , LCMS純度, 97.61%, HPLC純度: 98.53%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 7.42-7.39 (d, J=8.4Hz 1H), 7.18 (s, 1H), 7.04(s, 1H), 6.91 (s, 1H), 6.81 (s, 1H), 6.69 (s, 1H), 6.65-6.62 (m, 1H), 4.41-4.40 (m, 1H), 4.21-4.17 (t, J=7.6Hz 2H), 3.78-3.75 (m, 2H), 3.39 (s, 3H), 3.23 (s, 3H), 3.01 (s, 3H), 2.64 (s, 3H), 1.81-1.78(t, J=4.4Hz 1H), 0.99-0.91 (m, 4H)。
実施例123:N-(2-((5-((5,6-ジメチルピラジン-2-イル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-123の合成
Figure 0007082120000307
化合物123.1の合成。化合物123.1を、5,6-ジメチルピラジン-2-アミンおよび123.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:24.58%)。MS (ES): m/z 537.66 [M+H]+
化合物I-123の合成。化合物I-123を、123.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:83.71%), MS(ES): m/z : 453.30 [M+H]+ , LCMS純度: 99.46%, HPLC純度: 98.39 %, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.48 (s, 1H), 8.86 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.74-7.72 (d, J=8Hz, 1H), 7.68- 7.65 (d, J=10Hz, 1H), 7.46-7.42 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.21-7.17 (t, J=7.6Hz, 1H), 3.21 (s, 3H), 3.12 (s, 3H), 2.45 (s, 3H) 2.37(s, 6H)。
実施例124:N-(2-((5-((2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]-ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-124の合成
Figure 0007082120000308
化合物124.1の合成。化合物124.1を、2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンおよび118.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:66.24%)。MS (ES): m/z 537.66 [M+H]+
化合物I-124の合成。化合物I-124を、124.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:60.04), MS(ES). m/z : 453.54[M+H]+ , LCMS純度:100%, HPLC純度: 98.66%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.39 (s, 1H), 9.74 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.74-7.72 (d, J=8Hz, 1H), 7.66- 7.65 (d, J=8Hz, 1H), 7.48- 7.42 (m, 2H), 7.22-7.20 (t, J=8Hz, 1H), 3.21 (s, 3H), 3.11 (s, 3H), 2.46 (s, 3H) 2.40 (s, 3H) 2.29(s, 3H)。
実施例125:N-(2-((5-((6-シアノ-5-メチルピリジン-2-イル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-125の合成
Figure 0007082120000309
化合物125.1の合成。化合物125.1を、6-アミノ-3-メチルピコリノニトリルおよび118.1から、一般手順Bを使用して合成し、1.2を得た(収率:61.73%), MS (ES): m/z 547.65 [M+H]+
I-125の合成。化合物I-125を、125.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:63.03%), MS(ES): m/z : 463.30 [M+H]+ , LCMS純度: 95.86%, HPLC純度: 93.98%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.08 (s, 1H), 9.84 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.87(s, 1H), 7.80- 7.78 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.70-7.68 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.65- 7.65 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.55-7.51 (t, J=7.6Hz 1H), 7.32 (m, 2H), 3.22 (s, 3H), 3.08 (s, 3H), 2.67 (s, 3H) 2.39 (s, 3H)。
実施例126:N-(7-((4-クロロ-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-126の合成
Figure 0007082120000310
化合物126.1の合成。化合物126.1を、4-クロロ-2-(メチルチオ)アニリンから、98.4を使用して、一般手順Aを使用して合成した。(収率:17.41%)。MS (ES): m/z 424.36 [M+H]+
化合物126.2の合成。126.1(0.170g,4.01mmol,1当量)のCHCl(5mL)中の冷溶液に、0℃で、メタクロロ過安息香酸(0.076g,4.41mmol,1.1当量)を少しずつ添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を飽和NaHCO溶液中に移し、そしてCHClで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をCHCl中2%のMeOH中に溶出させて、純粋な126.2(0.100g,54.69%)を得た。MS(ES): m/z 456.35 [M+H]+
化合物126.3の合成。化合物を、126.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.17%)。MS (ES): m/z 505.00 [M+H]+
化合物I-126の合成。化合物I-126を、126.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:60.02%)。MS(ES): m/z : 420.35 [M+H]+ , LCMS純度: 98.82%, HPLC純度:99.01%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.53 (s, 1H), 10.62 (s, 1H), 8.59(s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.86-7.74 (m, 3H), 3.35 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 2.01-1.99 (m, 1H), 0.79 (s, 4H)。
実施例127:N-メチル-N-(2-((2-メチル-5-((6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)メタンスルホンアミド,I-127の合成
Figure 0007082120000311
化合物127.1の合成。化合物127.1を、6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-アミンおよび118.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:54.72%)。MS (ES): m/z 576.61 [M+H]+
化合物I-127の合成。化合物I-127を、127.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:41.83%), MS(ES): m/z : 492.43 [M+H]+ , LCMS純度: 99.59%, HPLC純度: 99.22%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.41 (s, 1H), 9.89 (s, 1H), 8.11-8.09 (m, 1H), 7.91-7.85 (m, 2H), 7.71-7.64 (m, 2H), 7.43-7.39 (m, 2H), 7.26-7.24 (m, 2H), 3.35 (s, 3H), 3.22 (s, 3H), 2.48(s, 3H)。
実施例128:N-(7-((2-メトキシ-3-(3-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-128の合成
Figure 0007082120000312
Figure 0007082120000313
化合物128.1の合成。化合物128.1を、98.4および2-メトキシ-3-(4-メチル)-1,2,4-トリアゾール-1イルアニリンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:32.99%)。MS(ES): m/z 454.93 [M+H]+
化合物128.2の合成。化合物128.2を、128.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:49027%)。MS(ES): m/z 503.58 [M+H]+
I-128の合成。化合物I-128を、128.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:55.05%)。MS(ES): m/z : 419.34 [M+H]+ , LCMS純度: 94.68%, HPLC純度: 95.18%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.45 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.45-7.43 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.36-7.35 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.29-7.26 (t, J=8Hz, 1H), 3.51 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.36 (s, 3H), 1.98 (s,1H) 0.75 (bs, 4H)。
実施例129:N-(7-((4-(アゼチジン-1-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-129の合成。
Figure 0007082120000314
Figure 0007082120000315
化合物129.1の合成。129.1(3-フルオロ-6-ニトロアニリンおよび塩化メシルから、その後、ヨウ化メチルから調製)(5.0g,20.14mmol,1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(50mL)中の溶液に、CsCO(7.98g,24.57mmol,1.22当量)を添加し、その後、アゼチジン塩酸塩(1.88g,24.57mmol,1.22当量)を添加した。この反応混合物を60℃で48時間撹拌した。完了したら、反応混合物を硫酸ナトリウムの10%溶液(90mL)中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中35%の酢酸エチル中に溶出させて、129.1を得た。(3.4g,59.16%)。MS(ES): m/z 286.32 [M+H]+
化合物129.2の合成。129.1(2.0g,7.01mmol,1.0当量)のエタノール(20mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.8g)を添加した。水素を反応混合物に通して4時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、129.2を得た。(1.5g,83.84%)。MS(ES): m/z 256.34 [M+H]+
化合物129.3の合成。化合物129.3を、98.4および129.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:19.43%)。MS(ES): m/z 506.47 [M+H]+
化合物129.4の合成。化合物129.4を、129.3およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:37.25%)。MS(ES): m/z 554.28 [M+H]+
I-129の合成。化合物I-129を、129.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:60.16%)。MS(ES): m/z : 470.47 [M+H]+, LCMS純度, 94.35%, HPLC純度93.66%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.33 (s, 1H), 10.36 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.37 (s, 1H), 7.29-7.27 (d, J=8.8Hz, 1H), 6.59 (s, 1H), 6.49-6.47 (m, 1H), 3.88-3.81 (m, 4H), 3.14 (s, 3H), 3.07 (s, 3H), 2.34-2.29 (m, 3H), 1.92 (m, 2H), 1.24 (s, 1H), 0.73 (bs, 4H)。
実施例130:N-(5-クロロ-2-((5-((5,6-ジメチルピラジン-2-イル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-130の合成
Figure 0007082120000316
化合物130.1の合成。化合物130.1を、98.4およびN-(2-アミノ-5-クロロフェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:33.76%)。MS (ES): m/z 485.40 [M+H]+
化合物130.2の合成。化合物130.2を、5,6-ジメチルピラジン-2-アミンおよび130.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:16.96%)。MS (ES): m/z 572.10 [M+H]+
化合物I-130の合成。化合物I-130を、130.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:73.30%)。MS(ES): m/z : 487.25 [M+H]+ , LCMS純度: 93.34%, HPLC純度: 99.73%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.49 (s, 1H), 8.89 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.81-7.80 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.71-7.69 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.51-.48(m, 1H), 7.29 (s, 1H), 3.23 (s, 3H), 3.15 (s, 3H), 2.46 (s, 3H), 2.38-2.37 (d, J=3.6Hz, 6H)。
実施例131:N-(2-メチル-7-((4-メチル-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-131の合成。
Figure 0007082120000317
化合物131.1の合成。化合物131.1を、98.4および95.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:34.64%)。MS(ES): m/z 464.51 [M+H]+
化合物131.2の合成。化合物を、131.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:71.20%)。MS(ES): m/z 513.26 [M+H]+
I-131の合成。化合物I-131を、131.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:77.05%)。MS(ES): m/z : 429.29 [M+H]+ , LCMS純度, 96.15%, HPLC純度95.55%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.35 (s, 1H), 10.42 (s, 1H), 7.74-7.71 (d, J=12Hz, 2H), 7.46 (s, 2H), 7.25-7.23(d, J=8Hz,1H), 3.17 (s, 3H), 3.09 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.36 (s, 3H), 2.00 (s, 1H), 0.76 (s, 4H)。
実施例132:N-(2-((5-((5,6-ジメチルピラジン-2-イル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)-5-メチルフェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-132の合成。
Figure 0007082120000318
化合物132.1の合成。化合物を、131.1および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:61.79%)。MS(ES): m/z 551.89 [M+H]+
I-132の合成。化合物I-132を、132.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:75.11%)。MS(ES): m/z : 467.35 [M+H]+ , LCMS純度, 96.56%, HPLC純度95.24%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.30 (s, 1H), 9.45 (s, 1H), 8.86 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.59-7.57 (d, J=8Hz, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.27-7.25 (m, 2H), 3.19 (s, 3H), 3.11 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.37 (s, 6H), 2.36 (s, 3H)。
実施例133:N-(7-((3-(2,5-ジメチル-2H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-133の合成。
Figure 0007082120000319
Figure 0007082120000320
化合物133.1の合成。化合物133.1を、98.4および66.5から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:18.66%)。MS(ES): m/z 468.71 [M+H]+
化合物133.2の合成。化合物133.2を、133.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:62.28%)。MS(ES): m/z 517.46 [M+H]+
I-133の合成。化合物I-133を、133.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.64%)。MS(ES): m/z : 433.37 [M+H]+ , LCMS純度, 97.76%, HPLC純度98.61%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.56 (s, 1H), 10.66 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.60-7.58 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.48-7.47 (d, J=6.4Hz, 1H), 7.26-7.24(d, J=7.2Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.72 (s, 3H), 2.62 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.47 (m, 1H), 0.78 (s, 4H)。
実施例134:N-(5-クロロ-2-((5-((6-シアノピリジン-2-イル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-134の合成
Figure 0007082120000321
化合物134.1の合成。化合物134.1を、6-アミノピコリノニトリルおよび130.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:25.63%)。MS (ES): m/z 568.07 [M+H]+
化合物I-134の合成。化合物I-134を、134.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:66.54%), MS(ES): m/z : 483.26 [M+H]+ , LCMS純度: 97.21%, HPLC純度: 96.63%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.77 (s, 1H), 9.96 (s, 1H), 8.15(s, 1H), 7.99-7.95 (t, J=18Hz, 2H), 7.85 (m, 2H), 7.75-7.73 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.56-7.53 (m, 1H), 7.44-7.41 (m, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.15 (s, 3H), 2.49 (s, 3H)。
実施例135:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(4-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-135の合成。
Figure 0007082120000322
化合物135.1の合成。135.1a(3-ブロモ-6-ニトロアニリンおよび塩化メシルから、その後、ヨウ化メチルから調製)(1.0g,3.23mmol,1.0当量)および4-メチル-1H-ピラゾール(0.4g,4.85mmol,1.5当量)の、ジメチルホルムアミド(6mL)中の混合物に、CsCO(3.06g,9.69mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を100℃で4時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移して沈殿物を得、これを濾過し、そして水で洗浄して、粗生成物を得た。これを、100%のCHClを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な135.1(0.7g,69.73%)を得た。MS(ES): m/z 311.25 [M+H]+
化合物135.2の合成。化合物135.1(0.7g,2.25mmol,1.0当量)のMeOH(20mL)中の混合物に、10%の炭素担持パラジウム(0.1g)を添加した。水素を、この反応混合物に通して4時間パージした。この反応の完了後、この反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。その濾液を減圧中で濃縮して、純粋な135.2(0.58g,91.72%)を得た。MS(ES): m/z 281.43 [M+H]+
化合物135.3の合成。化合物135.3を、13.4および135.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:36.79%)。MS(ES): m/z 567.82 [M+H]+
化合物135.4の合成。化合物135.4を、135.3およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:51.80%)。MS(ES): m/z 615.48 [M+H]+
I-135の合成。化合物I-135を、135.4から、一般手順Cを使用して合成した(収率:51.49%)。MS(ES): m/z : 531.40 [M+H]+ , LCMS純度, 100%, HPLC純度99.17%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.54 (s, 1H), 10.63 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 8.05-8.04 (d, J=2Hz, 1H), 7.88-7.81 (m, 2H), 7.67-7.65 (m, 2H), 7.38 (s, 1H), 3.26 (s, 3H), 3.12 (s, 3H), 2.14(s, 3H), 2.02-2.01 (m, 1H), 0.78 (bs, 4H)。
実施例136:N5-(5-(3-オキサ-9-アザスピロ[5.5]ウンデカン-9-イル)ピリジン-2-イル)-2-(ジフルオロメチル)-N7-(2-メトキシフェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-136の合成。
Figure 0007082120000323
Figure 0007082120000324
化合物136.1の合成。ジメチルスルホキシド(10mL)中の化合物5-ブロモ-2-ニトロピリジン(1.0g,49.0mmol,1.0当量)および3-オキサ-9-アザスピロ[5.5]ウンデカン(0.841g,54mmol,1.1当量)に、テトラブチルアンモニウムヨージド(0.246g,73mmol,1.5当量)および炭酸カリウム(0.984g,98mmol,2当量)を添加した。反応混合物を80℃で1時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをヘキサンによる磨砕により精製して、純粋な136.1(1.2g,87.84%)を得た。MS(ES): m/z 278.32 [M+H]+
化合物136.2の合成。MeOH(120mL)中の化合物136.1(1.2g,37mmol,1.0当量)に、10%のPd/C(0.3g)を添加した。水素を反応混合物に通して4時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、136.2(1g,93.43%)を得た。MS(ES): m/z 248.34 [M+H]+
化合物136.3の合成。化合物136.3を、13.4および2-メトキシアニリンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:37.65%)。MS(ES): m/z 409.83 [M+H]+
化合物136.4の合成。化合物136.4を、136.2および136.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:39.58%)。MS(ES): m/z 620.72 [M+H]+
I-136の合成。化合物I-136を、136.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:61.71%)。MS(ES): m/z : 536.36 [M+H]+ , LCMS純度: 97.99%, HPLC純度: 96.67%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.27 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.53-7.51 (d, J=6.4Hz, 1H), 7.39 (bs, 2H), 7.14 (bs, 3H), 7.05-7.03 (d, J=8Hz, 2H), 3.88 (s, 3H), 3.59-3.57 (t, J=5.2Hz, 4H), 3.08 (s, 4H), 1.645-1.69 (t, J=5.2Hz, 4H), 1.48-1.45 (t, J=5.2Hz, 4H)。
実施例137:5-((5-(3-オキサ-9-アザスピロ[5.5]ウンデカン-9-イル)ピリジン-2-イル)メチル)-N-(2-メトキシフェニル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-アミン,I-137の合成。
Figure 0007082120000325
化合物137.1の合成。化合物137.1を、98.4および2-メトキシアニリンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:33.03%)。MS(ES): m/z 373.85 [M+H]+
化合物137.2の合成。化合物137.2を、137.1および136.2から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:56.21%)。MS(ES): m/z 584.74 [M+H]+
I-137の合成。化合物I-137を、137.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:59.86%)。MS(ES): m/z : 500.46 [M+H]+ , LCMS純度: 97.89%, HPLC純度: 97.37%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.27 (s, 1H), 8.0 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.60-7.53 (m, 2H), 7.21-7.13 (m, 2H), 7.07-7.03 (t, J=7.2Hz, 2H), 6.67 (s, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.74-3.71 (t, J=4.8Hz, 3H), 3.16 (s, 4H), 2.60 (s, 4H), 1.76 (s, 4H), 1.59 (s, 4H)。
実施例138:N7-(2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)-N5-(5-(2-メトキシプロパン-2-イル)-6-メチルピラジン-2-イル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-138の合成。
Figure 0007082120000326
化合物138.1の合成。化合物138.1を、5-(2-メトキシプロパン-2-イル)-6-メチルピラジン-2-アミンおよび98.5から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:38.26%)。MS(ES): m/z 600.70 [M+H]+
I-138の合成。化合物I-138を、138.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:80.22%)。MS(ES): m/z : 516.46 [M+H]+ , LCMS純度95.18%, HPLC純度95.14%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 9.77 (s, 1H), 8.99 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 7.72-7.66 (m, 2H), 7.39-7.34 (m, 2H), 7.16 (s, 1H), 4.46 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 3.34 (s, 3H), 2.95 (s, 3H), 2.33(s, 3H), 1.489 (s, 6H)。
実施例139:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(3-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-139の合成。
Figure 0007082120000327
Figure 0007082120000328
化合物139.1の合成。CsCO(2.8g,0.008mmol,1.9当量)のアセトニトリル(28mL)中の懸濁物に、N-メチルメタンスルホンアミド(0.5g,0.004mmol,1.1当量)を添加し、そして0℃まで冷却した。次いで、化合物4-ブロモ-2-フルオロ-1-ニトロベンゼン(1g,0.004mmol,1当量)をこの反応混合物中に15分以内に滴下により添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を濾過し、そしてその濾液を減圧中で濃縮して、139.1を得た。(0.8g,56.93%)。MS(ES): m/z 310. 12 [M+H]+
化合物139.2の合成。化合物139.1(1.0g,3.23mmol,1.0当量)および3-メチル-1H-ピラゾール(0.4g,4.85mmol,1.5当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(6mL)中の混合物に、CsCO(3.06g,9.69mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を100℃で4時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移して沈殿物を得、これを濾過し、そして水で洗浄して、粗生成物を得た。これを、100%のCHClを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な139.2(0.7g,69.73%)を得た。MS(ES): m/z 311.25 [M+H]+
化合物139.3の合成。化合物139.2(0.7g,2.25mmol,1.0当量)のMeOH(20mL)中の混合物に、10%の炭素担持パラジウム(0.1g)を添加した。水素を、この反応混合物に通して4時間パージした。この反応の完了後、この反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。その濾液を減圧中で濃縮して、純粋な139.3(0.58g,91.72%)を得た。MS(ES): m/z 281.43 [M+H]+
化合物139.4の合成。化合物139.4を、139.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:23.77%)。MS(ES): m/z 567.48 [M+H]+
化合物139.5の合成。化合物139.5を、139.4およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:42.97%)。MS(ES): m/z 615.47 [M+H]+
I-139の合成。化合物I-139を、139.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:51.72%)。MS(ES): m/z : 531.26 [M+H]+ , LCMS純度, 95.07%, HPLC純度91.48%, 1H NMR (CDCl3, 400MHz): 13.42 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.89-7.87 (d, J=6.4Hz, 3H), 7.66-7.63 (d, J=8.6Hz, 1H), 7.01 (t, 1H), 6.32 (s, 2H), 3.38 (s, 3H), 3.10 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.13 (s, 1H), 1.13 (bs, 2H), 0.95 (bs, 2H)。
実施例140:3-((5-(シクロプロパンカルボキサミド)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)-2-メトキシ安息香酸,I-140の合成。
Figure 0007082120000329
Figure 0007082120000330
化合物140.1の合成。2-メトキシ-3-ニトロ安息香酸メチル(1.2g,5.68mmol,1.0当量)のMeOH(10mL)中の溶液に、10%の活性炭担持パラジウム(0.2g)を添加した。水素を、この反応混合物に通して30分間パージした。この反応の完了後、この反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、140.1(0.8g,77.70%)を得た。MS(ES): m/z 182.43 [M+H]+
化合物140.2の合成。化合物140.2を、140.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:37.95%)。MS(ES): m/z 467.38 [M+H]+
化合物140.3の合成。化合物140.3を、140.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:51.87%)。MS(ES): m/z 516.49 [M+H]+
化合物140.4の合成。MeOH(0.8mL)中の化合物140.3(0.070g,0.135mmol,1.0当量)に、水(0.2mL)中の水酸化ナトリウム(0.027g,0.67mmol,5.0当量)を添加した。この反応の完了後、この反応混合物を濃縮し、次いで、冷水に移した。この溶液のpHを、1NのHClを使用することにより6~7に調整し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、140.4(0.031g,52.21%)を得た。MS(ES): m/z 502.36 [M+H]+
I-140の合成。化合物I-140を、140.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:93.87%)。MS(ES): m/z : 418.34 [M+H]+ , LCMS純度, 95.16%, HPLC純度97.43%, 1H NMR (CDCl3, 400MHz): 10.66 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 7.59-7.51 (m, 3H), 7.38 (s, 1H), 7.27-7.23 (t, J=7.6Hz, 2H), 3.87 (s, 3H), 2.01-1.98(t , J=5.2Hz, 1H), 0.78-0.76 (m, 4H)。
実施例141:3-((5-(シクロプロパンカルボキサミド)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)-2-メトキシ安息香酸,I-141の合成。
Figure 0007082120000331
化合物141.1の合成。化合物141.1を、11.4および140.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:46.49%)。MS(ES): m/z 431.28 [M+H]+
化合物141.2の合成。化合物141.2を、141.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:77.02%)。MS(ES): m/z 480.56 [M+H]+
化合物141.3の合成。MeOH(1.6mL)中の化合物141.2(0.130g,0.27mmol,1.0当量)に、水(0.4mL)中の水酸化ナトリウム(0.055g,1.35mmol,5.0当量)を添加した。この反応の完了後、この反応混合物を濃縮し、次いで、冷水に移した。この溶液のpHを、1NのHClを使用することにより6~7に調整し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、141.3(0.070g,53.22%)を得た。MS(ES): m/z 466.27 [M+H]+
I-141の合成。化合物I-141を、141.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:88.49%)。MS(ES): m/z : 382.33 [M+H]+ , LCMS純度, 100%, HPLC純度99.84%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.11 (s, 1H), 10.80 (s, 1H), 8.56 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.59-7.57 (d, J=8Hz, 1H), 7.53-7.51 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.28-7.24 (t , J=8Hz, 1H), 3.75 (s, 3H), 2.70(s, 3H), 1.99(s, 1H), 0.79(bs, 4H)。
実施例142:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-142の合成。
Figure 0007082120000332
化合物142.1の合成。4-クロロ-2-メトキシ-1-ニトロベンゼン(15g,79.97mmol,1.0当量)の1,4-ジオキサン(150mL)中の溶液に、ビスピナコラトジボロン(30.56g,12.03mmol,1.5当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。Pd(dba)(7.3g,8.02mmol,0.1当量)、酢酸カリウム(2.6g,26.47mmol,3.3当量)、トリシクロヘキシルホスフィン(4.5g,16.04mmol,0.2当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、アルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を85℃で3時間撹拌した。反応の完了後、水をこの反応混合物に添加し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な142.1(12g,53.77%)を得た。MS(ES): m/z 280.10 [M+H]+
化合物142.2の合成。142.1(12g,43.00mmol,1.0当量)の、ジメトキシエタン90mL)と水(30mL)との混合物中の溶液に、5-ブロモ-1-メチル-1H-イミダゾール(8.31g,51.59mmol,1.2当量)を添加し、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(4.96g,4.30mmol,0.1当量)、炭酸カリウム(19.6g,0.141mmol,3.3当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、アルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を150℃で5時間撹拌した。反応の完了後、水をこの反応混合物に添加し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な142.2(2g,19.94%)を得た。MS(ES): m/z 234.23 [M+H]+
化合物142.3の合成。142.2(2g,8.58mmol,1.0当量)のMeOH(50mL)中の溶液に、10%のPd/C(1g)を添加した。水素を反応混合物に通して2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、142.3(0.750g,43.03%)を得た。MS(ES): m/z 204.25 [M+H]+
化合物142.4の合成。化合物142.4を、13.4および142.3から、一般手順Aを使用して合成した(収率:21.96%)。MS(ES): m/z 489.92 [M+H]+
化合物142.5の合成。化合物142.5を、142.4およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.48%)。MS(ES): m/z 538.57 [M+H]+
I-142の合成。化合物I-142を、142.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:11.86%)。MS(ES): m/z : 454.4 [M+H]+ , LCMS純度, 100%, HPLC純度100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.52 (s, 1H), 10.61 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.79(s, 1H), 7.50-7.48 (d, J=8Hz, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.23-7.21 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.17-7.15 (d, J=8Hz, 1H), 3.91 (s, 3H), 3.77 (s, 3H), 2.03 (s, 1H), 0.78 (s, 4H)。
実施例143:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-143の合成。
Figure 0007082120000333
化合物143.1の合成。化合物143.1を、142.4および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Aを使用して合成した(収率:42.77%)。MS(ES): m/z 572.69 [M+H]+
I-143の合成。化合物I-143を、143.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.63%)。MS(ES): m/z : 488.36 [M+H]+ , LCMS純度: 99.21%, HPLC純度: 98.76%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.53 (s, 1H), 10.13 (s, 1H), 8.14-8.12 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.89-7.85 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.67-7.65 (d, J=8Hz, 1H), 7.48-7.46(d, J=6.8Hz, 2H), 7.24-7.20 (t, J=7.6Hz, 2H), 7.23 (t, 1H), 7.14 (s, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.76 (s, 3H)。
実施例144:2-(ジフルオロメチル)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-N7-(2-メトキシ-4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-144の合成
Figure 0007082120000334
化合物144.1の合成。化合物を、5,6-ジメチルピラジン-2-アミンおよび142.4から、一般手順Bを使用して合成し、1.4を得た。(収率:63.70%)。MS (ES): m/z 576.62 [M+H]+
化合物I-144の合成。化合物I-144を、144.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:39.04%)。MS(ES): m/z : 492.36 [M+H]+ , LCMS純度: 96.07%, HPLC純度: 99.05%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.41 (s, 1H), 9.68 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.74-7.71 (d, J=12Hz, 1H), 7.62- 7.59(d, J=8Hz, 1H), 7.40-7.34 (t, J=10.8Hz, 2H), 7.23-7.10 (m, 3H), 3.94 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 2.37 (s, 3H)。
実施例145:N-(2-メチル-7-((4-(4-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-145の合成。
Figure 0007082120000335
化合物145.1の合成。化合物145.1を、98.4および135.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:26.45%)。MS(ES): m/z 531.38 [M+H]+
化合物145.2の合成。化合物145.1を、145.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:48.85%)。MS(ES): m/z 579.43 [M+H]+
化合物I-145の合成。化合物I-145を、145.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.50%)。MS(ES): m/z : 495.36 [M+H]+, LCMS純度, 98.27%, HPLC純度95.07%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 10.47 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.02-8.01 (d, J=2Hz, 1H), 7.89-7.82 (m, 2H), 7.76 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 3.26 (s, 3H), 3.15 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.09 (s, 3H), 1.98 (s, 1H), 0.76-0.69 (m, 4H)。
実施例146:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((3-(1,4-ジメチル-1H-1,2,3-トリアゾール-5-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-146の合成。
Figure 0007082120000336
化合物146.2の合成。化合物146.1(7g,38.6mmol,1.0当量)の酢酸(70mL)中の溶液に、ニトロエタン(3.4g,46.4mmol,1.2当量)および酢酸アンモニウム(4.4g,58.3mmol,1.5当量)を添加した。反応混合物を80℃で2時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して、純粋な146.2(5g,54.32%)を得た。MS(ES): m/z 239.56 [M+H]+。
化合物146.3の合成。化合物146.2(5g,21.08mmol,1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(50mL)中の溶液に、アジ化ナトリウム(4.09g,63.02mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を60℃で1時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中5%のメタノールを使用するカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、純粋な146.3(4.3g,87.46%)を得た。MS(ES): m/z 235.48 [M+H]+。
化合物146.4aの合成。化合物146.3(4.3g,18.3mmol,1.0当量)のN,N’-ジメチルホルムアミド(43mL)中の溶液に、炭酸カリウム(5.07g,36.7mmol,2.0当量)を添加した。反応混合物を室温で15分間撹拌した。次いで、ヨウ化メチル(3.1g,22.0mmol,1.2当量)を滴下により添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中3%のメタノールを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、純粋な146.4a(0.5g,10.97%)を、純粋な146.4bおよび純粋な146.4cと一緒に得た。MS(ES): m/z 249.71 [M+H]+。[00608]
化合物146.5の合成。化合物146.4a(0.130g,0.05mmol,1.0当量)のメタノール中の溶液に、10%の活性炭担持パラジウム(0.04g)を添加した。水素を、この反応物に通して18時間パージした。この反応の完了後、この反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中2.5%のメタノールを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、純粋な146.5(0.110g,96.24%)を得た。MS(ES): m/z 219.54 [M+H]+。
化合物146.6の合成。化合物146.6を、146.5および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:35.44%)。MS(ES): m/z 504.21 [M+H]+
化合物146.7の合成。化合物146.7を、146.6およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:55.73%)。MS(ES): m/z 553.48 [M+H]+
化合物I-146の合成。化合物I-146を、146.7から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:53.62%)。MS(ES): m/z : 469.37 [M+H]+ , LCMS純度, 100.00%, HPLC純度98.46%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.56 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.62-7.60 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.47-7.45(d, J=7.2Hz, 1H), 7.25-7.22 (t, J=8Hz, 1H ), 7.10 (s, 1H), 6.83 (bs, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.69 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.01 (s, 1H), 0.76- 0.76 (m, 4H)。
実施例147:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-147。
Figure 0007082120000337
化合物147.1の合成 化合物を、13.4および212.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:17.79%)。MS(ES): m/z 567.84 [M+H]+
化合物147.2の合成。化合物147.2を、147.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:47.88%)。MS(ES): m/z 615.48 [M+H]+
I-147の合成。化合物I-147を、一般手順Cを使用して合成した。(収率:66.84%)。MS(ES): m/z : 531.31 [M+H]+, LCMS純度, 94.81%, HPLC純度95.06%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.59 (s, 1H), 10.67 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.78-7.68 (m, 4H), 7.58-7.57 (d, J=7.6 Hz, 1H ), 7.26 (t, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 3.13 (s, 3H), 2.00 (s, 1H), 0.79-0.78 (d, J=5.6 Hz, 4H)。
実施例148:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-148の合成。
Figure 0007082120000338
化合物148.1の合成。化合物148.1を、145.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:42.79%)。MS(ES): m/z 589.64 [M+H]+
I-148の合成。化合物I-148を、148.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:91.75%)。MS(ES): m/z : 502.36 [M+H]+ , LCMS純度, 98.50%, HPLC純度97.87%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 8.93 (s, 1H), 8.36-8.35 (d, J=1.6Hz, 1H), 8.16-8.13 (d, J=8Hz 1H), 7.96(s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.27 (t, 1H), 6.83-6.83 (s, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 1.96 (s, 1H) 0.84(S, 4H)。
実施例149:N-(7-((3-(3,5-ジメチル-1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-149の合成。
Figure 0007082120000339
化合物149.1の合成。化合物149.1を、11.4および54.5から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:23.99%)。MS(ES): m/z 468.52 [M+H]+
化合物149.2の合成。化合物149.2を、149.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:78.00%)。MS(ES): m/z 517.43 [M+H]+
149の合成。化合物I-149を、149.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:69.36%)。MS(ES): m/z : 433.42 [M+H]+ , LCMS純度, 100%, HPLC純度98.17%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.32 (s, 1H), 10.40 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.60-7.50 (m, 2H), 7.29-7.25 (m, 1H), 7.16-7.14(d, J=8Hz, 1H), 3.35 (s, 3H), 2.46 (s, 3H), 2.27 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.98-1.95 (t, J=5.6Hz, 1H) 0.74-0.73(d, J=5.6Hz, 4H)。
実施例150:N-(7-((4-(メトキシメチル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-150の合成。
Figure 0007082120000340
化合物150.1の合成。化合物150.1を、98.4および96.3から、一般手順Aを使用して合成した(収率:30.81%)。MS(ES): m/z 495.01 [M+H]+
化合物150.2の合成。化合物150.2を、150.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:16.69%)。MS(ES): m/z 543.66 [M+H]+
I-150の合成。化合物I-150を、150.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:69.93%)。MS(ES): m/z : 459.46 [M+H]+ , LCMS純度, 100%, HPLC純度99.52%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.34 (s, 1H), 10.44 (s, 1H), 7.84-7.80(d, J=15.6Hz, 2H), 7.57-7.55 (d, J=15.6Hz, 2H), 7.36 (s, 1H), 4.43 (s, 3H), 3.19 (s, 3H), 3.09 (s, 3H), 2.55 (s, 2H), 2.47 (s, 3H), 1.96 (s, 1H), 0.85 (s, 4H)。
実施例151:N-(7-((2-メトキシ-4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-151の合成。
Figure 0007082120000341
化合物151.1の合成。化合物151.1を、98.4および142.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:31.59%)。MS(ES): m/z 553.94 [M+H]+
化合物151.2の合成。化合物を、151.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:13.55%)。MS(ES): m/z 502.59 [M+H]+
I-151の合成。化合物I-151を、151.2から、一般手順を使用して合成した(収率:72.09%)。MS(ES): m/z : 418.3 [M+H]+ , LCMS純度, 95.14%, HPLC純度96.17%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.37 (s, 1H), 10.50-10.45 (d, J=18Hz, 1H), 7.93(s,1H), 7.72-7.70 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.52-7.50 (d, J=8Hz, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.20-7.10 (m, 2H), 3.94 (s, 3H), 3.74 (s, 3H), 3.35 (s, 3H), 2.00 (s, 1H) 0.78-0.75 (d, J=9.6Hz, 4H)。
実施例152:N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-N7-(2-メトキシ-4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)フェニル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-152の合成。
Figure 0007082120000342
化合物152.1の合成。化合物152.1を、98.4および142.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:33.65%)。MS(ES): m/z 453.59 [M+H]+
化合物152.2の合成。化合物152.2を、5,6-ジメチルピラジン-2-アミンおよび152.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:33.57%)。MS(ES): m/z 540.25 [M+H]+
I-152の合成。化合物I-152を、152.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:74.04%)。MS(ES): m/z : 456.4 [M+H]+ , LCMS純度, 100.00%, HPLC純度96.54%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.29 (s, 1H), 9.47 (s, 1H), 8.85 (s,1H), 7.70(s, 1H), 7.64-7.62 (d, J=8Hz, 2H), 7.46-7.31 (m, 1H), 7.18 (s, 1H), 7.11-7.06 (t, J=8Hz, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.72 (s, 3H), 2.54 (s, 3H), 2.45 (s, 3H), 2.36-2.36 (d, J=3.6Hz, 3H)。
実施例153:N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-153の合成。
Figure 0007082120000343
化合物153.1の合成。ジメトキシエタン(25mL)と水(09mL)との混合物中の、153.1a(135.1aから、ニトロ還元、およびtetrakis Pdにより触媒されるBpinでのホウ素化により調製)(1g,3.07mmol,1.0当量)、5-ブロモ-1-メチル-1H-イミダゾール(0.74g,4.60mmol,1.5当量)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.177g,1.53mmol,0.05当量)および炭酸カリウム(1.27g,9.2mmol,3.0当量)の混合物を、アルゴンで30分間脱気した。さらに、反応混合物をマイクロ波下で135℃で1時間照射した。完了したら、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な153.1(0.500g,58.18%)を得た。MS(ES): m/z 281.35 [M+H]+
化合物153.2の合成。化合物153.2を、153.1および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:45.84%)。MS (ES): m/z 531.04 [M+H]+
化合物153.3の合成。化合物153.3を、153.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:50.73%)。MS (ES): m/z 579.69 [M+H]+
化合物I-153の合成。化合物I-153を、153.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:37.38%)。MS(ES): m/z : 495.53 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 96.14%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.39 (s, 1H), 10.49 (s, 1H), 7.98 (s,1H), 7.90 (s, 1H), 7.76-7.75 (d, J=6Hz, 2H), 7.68-7.66 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.56-7.53 (t, J=8.4Hz, 1H), 7.14 (s, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.30 (s, 3H), 3.19 (s, 3H), 2.56 (s, 3H), 2.00 (s, 1H), 0.77-0.76(d, J=7.6Hz, 4H)。
実施例154:N-(2-((2-(ジフルオロメチル)-5-((5,6-ジメチルピラジン-2-イル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)-5-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-154の合成。
Figure 0007082120000344
化合物154.1の合成 化合物154.1を、153.2および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:48.88%)。MS(ES): m/z 653.73 [M+H]+
I-154の合成。化合物I-154を、154.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:46.29%)。MS(ES): m/z : 569.4 [M+H]+ , LCMS純度, 98.65%, HPLC純度98.39%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.48 (s, 1H), 9.74 (s, 1H), 8.97 (s,1H), 8.14 (s, 1H), 7.82-7.77 (t, J=10Hz, 3H), 7.60-7.58 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.47(s, 1H), 7.23 (t, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.28 (s, 3H), 3.11 (s, 3H), 2.39 (s, 6H)。
実施例155:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((3-(1,5-ジメチル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-155の合成。
Figure 0007082120000345
化合物155.1の合成。MeOH中の化合物66.4c(0.180g,7.2mmol,1.0当量)に、10%のPd/C(0.072g)を添加した。水素を、この反応混合物に通して4時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、1.2(0.130g,82.14%)を得た。MS(ES): m/z 219.26 [M+H]+
化合物155.2の合成。化合物155.2を、155.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:31.65%)。MS(ES): m/z 504.94 [M+H]+
化合物155.3の合成。化合物を、155.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:51.12%)。MS(ES): m/z 540.57 [M+H]+
I-155の合成。化合物I-155を、155.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:61.25%)。MS(ES): m/z : 469.35 [M+H]+ , LCMS純度: 99.12%, HPLC純度: 97.52%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.50 (s, 1H), 10.56 (s, 1H), 8.23 (s,1H), 7.68 (s, 1H), 7.62-7.60 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.47-7.45 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.25-7.22 (m, 1H), 7.09 (t, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.69 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.01 (s, 1H), 0.76-0.74 (d, J=7.6Hz, 4H)。
実施例156:N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-156の合成。
Figure 0007082120000346
化合物156.1の合成。化合物156.1を、98.4および64.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:38.08%)。MS(ES): m/z 531.48 [M+H]+
化合物156.2の合成。化合物を、156.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:44.52%)。MS(ES): m/z 579.67 [M+H]+
I-156の合成。化合物I-156を、156.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:43.46%)。MS(ES): m/z : 495.4 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.46%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.48 (s, 1H), 10.51 (s, 1H), 8.27-8.25 (d, J=8.4Hz 1H), 7.81 (s, 2H), 7.68-7.60 (m, 4H), 3.71 (s, 3H), 3.22 (s, 3H), 3.12 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 1.25 (s, 1H), 0.85 (bs, 4H)。
実施例157:N-(7-((3-(1,4-ジメチル-1H-1,2,3-トリアゾール-5-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-157の合成。
Figure 0007082120000347
化合物157.1の合成。化合物157.1を、157.1a(66.4bの水素化により調製)および98.4で、一般手順Aを使用して合成した。(収率:34.44%)。MS(ES): m/z 468.68 [M+H]+
化合物157.2の合成。化合物157.2を、157.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:54.73%)。MS(ES): m/z 517.25 [M+H]+
I-157の合成。化合物I-157を、一般手順Cを使用して合成した。(収率:53.55%)。MS(ES): m/z : 433.39 [M+H]+ , LCMS純度, 99.15%, HPLC純度99.20%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.55 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.54-7.46 (m,3H), 7.2-7.19 (m, 2H), 4.12 (s, 3H), 3.85 (s, 3H), 3.71 (s, 3H), 3.62 (s, 3H) 1.96 (s, 1H), 0.76 (s, 4H)。
実施例158:N-(7-((3-(1,5-ジメチル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-158の合成。
Figure 0007082120000348
化合物158.1の合成。MeOH中の化合物66.4c(0.700g,28.2mmol,1.0当量)に、10%のPd/C(0.280g)を添加した。水素を反応混合物に通して4時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、158.1(0.470g,76.37%)を得た。MS(ES): m/z 219.26 [M+H]+
化合物158.2の合成。化合物158.2を、158.1および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:22.90%)。MS(ES): m/z 467.97 [M+H]+
化合物158.3の合成。化合物158.3を、158.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:48.89%)。MS(ES): m/z 517.61 [M+H]+
I-158の合成。化合物I-158を、158.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:60.85%)。MS(ES): m/z : 433.42 [M+H]+ , LCMS純度: 100.00%, HPLC純度: 97.85%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.66 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 7.77 (s,1H), 7.60-7.58 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.48-7.47 (d, J=6.4Hz, 2H), 7.26-7.24 (d, J=7.2Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.72 (s, 3H) 2.62 (s, 3H), 2.47 (s, 3H) 2.02(s, 1H), 0.78(bs, 4H)。
実施例159:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(3-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-159の合成。
Figure 0007082120000349
化合物159.1の合成。化合物159.1を、2-(メチルチオ)アニリンおよび13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:102%)。MS(ES): m/z 425.89 [M+H]+
化合物159.2の合成。159.1(0.1g,0.235mmol,1.0当量)のCHCl(2mL)中の溶液に、メタ-クロロ過安息香酸(0.08g,0.470mmol,2.0当量)を0℃で添加し、そしてこの反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物をNaHCOの水溶液中に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な159.2(0.09g,収率:83.70%)を得た。MS(ES): m/z 457.89 [M+H]+
化合物159.3の合成。化合物159.3を、159.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:40.17%)。MS(ES): m/z 506.54 [M+H]+
I-159の合成。化合物I-159を、159.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:74.98%)。MS(ES): m/z : 422.32 [M+H]+ , LCMS純度, 97.70%, HPLC純度97.90%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.68 (s, 1H), 10.75 (s, 1H), 8.79 (s,1H), 8.08(s, 1H), 7.95-7.93 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.79-7.79 (d, J=3.2Hz, 2H), 7.39 (m, 1H), 3.21 (s, 3H) 2.07-2.01 (s, 1H), 0.793 (s, 3H)。
実施例160:6-((7-((2-メトキシ-4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-160の合成。
Figure 0007082120000350
化合物160.1の合成。化合物160.1を、142.4および6-アミノピコリノニトリル(6-aminopicolinotrile)から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:28.75%)。MS(ES): m/z 536.61 [M+H]+
化合物I-160の合成。化合物I-160を、160.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:94.21%)。MS(ES): m/z 452.5 [M+H]+ , LCMS純度: 97.45%, HPLC純度: 97.96%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.57 (s, 1H), 11.23 (s, 1H), 10.51 (s, 1H), 10.07 (s, 1H), 8.23-8.14 (m, 2H), 7.82-7.80 (t, J=8.4 Hz, 1H), 7.61-7.59 (d, J=11.2 Hz, 1H), 7.51-7.53 (m, 2H), 7.25-7.17 (m, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.23 (s, 3H), 2.43 (s, 3H)。
実施例161:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,3-ジメチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-161の合成。
Figure 0007082120000351
Figure 0007082120000352
化合物161.1の合成。3-メトキシ-4-ニトロ安息香酸(25.0g,126mmol,1.0当量)のCHCl中の溶液に、0℃で、ジメチルホルムアミド(0.463g,6.3mmol,0.05当量)を添加し、その後、塩化オキサリル(32.20g,253mmol,2当量)を滴下により添加した。反応混合物を0℃で2時間撹拌した。反応の完了後、塩化オキサリルおよびCHClを減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。次いで、反応混合物を次の工程で直接使用した。161.1(27g,98.76%)。MS(ES): m/z 216.59 [M+H]+
化合物161.2の合成。トルエン(560ml)中の化合物161.1(27g,125mmol,1.0当量)に、アセトイミド酸エチル塩酸塩(17.02g,137mmol,1.1当量)およびトリエチルアミン(31.6g,313mmol,2.5当量)を0℃で添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷所(cold)内に移し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗製161.2(28g,4.21%)を得た。MS(ES): m/z 267.25 [M+H]+
化合物161.3の合成。四塩化炭素(560ml)中の粗製161.2(28.0g,105mmol,1.0当量)に、メチルヒドラジン(5.32g,115mmol,1.1当量)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中2.5%のMeOH中に溶出させて、純粋な161.3(5.5g,21.07%)を得た。MS(ES): m/z 249.24 [M+H]+
化合物161.4の合成。MeOH中の化合物161.3(5.5g,22mmol,1.0当量)に、10%のPd/C(1.0g)を添加した。水素を、この反応混合物に通して4時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、161.4(4.5g,93.06%)を得た。MS(ES): m/z 219.26 [M+H]+
化合物161.5の合成。化合物161.5を、161.4および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:13.21%)。MS(ES): m/z 504.94 [M+H]+
化合物161.6の合成。化合物161.6を、161.5およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:47.77%)。MS(ES): m/z 553.59 [M+H]+
I-161の合成。化合物I-161を、161.6から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:55.76%)。MS(ES): m/z : 469.52 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 96.23%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.55 (s, 1H), 10.64 (s, 1H), 8.23 (s,1H), 7.87 (s, 1H), 7.57-7.55 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.46 s, 1H), 7.41-7.39 (d, J=8Hz, 2H), 3.93 (s, 6H), 2.30 (s, 3H) 2.03-2.01 (d, J=11.2Hz, 1H), 0.79 (bs, 4H)。
実施例162:N-(7-((2-メトキシ-3-(5-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-162の合成。
Figure 0007082120000353
Figure 0007082120000354
化合物162.1の合成。化合物162.1を、実験プロトコルI-55に従って合成した。
化合物162.2の合成。化合物162.2を、98.4および162.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:30.37%)。MS(ES): m/z 370.81 [M+H]+
化合物162.3の合成。化合物162.3を、162.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:32.11%)。MS(ES): m/z 503.58 [M+H]+
I-162の合成。化合物I-162を、162.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:65.06%)。MS(ES): m/z : 419.34 [M+H]+ , LCMS純度, 96.98%, HPLC純度97.27%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.33 (s, 1H), 10.42 (s, 1H), 8.27 (s,1H), 8.07 (s, 1H), 7.61 (s,1H), 7.57-7.55 (d, J=8Hz, 1H), 7.33-7.29(t, J=7.6Hz, 1H), 7.22-7.20 (d, J=7.6Hz, 1H), 3.35 (s, 3H), 2.48 (s, 3H) 2.32(s, 3H), 1.10-1.97 (t, J=11.2Hz, 1H), 0.76 (s, 4H)。
実施例163:N-(7-((4-(1,3-ジメチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-163の合成。
Figure 0007082120000355
Figure 0007082120000356
化合物163.1の合成。化合物163.1を、98.4および161.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:16.32%)。MS(ES): m/z 468.51 [M+H]+
化合物163.2の合成。化合物163.2を、163.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.29%)。MS(ES): m/z 517.52 [M+H]+
I-163の合成。化合物I-163を、163.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:79.63%)。MS(ES): m/z : 433.4 [M+H]+ , LCMS純度, 100%, HPLC純度100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.42 (s, 1H), 10.50(s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.59-7.57 (d, J=8Hz, 1H), 7.48-7.36 (m, 2H), 3.97 (s, 6H), 2.44 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 2.01 (bs, 1H), 0.81-0.76 (m, 4H)。
実施例164:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,3-ジメチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-164。
Figure 0007082120000357
Figure 0007082120000358
化合物164.1の合成。3-フルオロ-4-ニトロ安息香酸メチル(25g,125mmol,1.0当量)のアセトニトリル(500mL)中の溶液に、N-メチルメタンスルホンアミド(15g,13.8mmol,1.1当量)およびCsCO(81.2g,250mmol,2.0当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を濃縮し、水中に移し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、164.1(25g,69.08%)を得た。MS(ES): m/z 289.47 [M+H]+
化合物164.2の合成。CHCl(500mL)中の化合物164.1(25.0g,126mmol,1.0当量)に、0℃で、触媒量のジメチルホルムアミド(0.463g,6.3mmol,0.05当量)を添加し、その後、塩化オキサリル(32.20g,253mmol,2当量)を滴下により添加した。反応混合物を0℃で2時間撹拌した。反応の完了後、塩化オキサリルおよびCHClを減圧中で濃縮して、粗生成物164.2(25g,98.49%)を得た。MS(ES): m/z 293.64 [M+H]+。この粗製化合物を次の工程で直接使用した。
化合物164.3の合成。トルエン(500ml)中の化合物164.2(25g,85mmol,1.0当量)に、アセトイミド酸エチル塩酸塩(8.19g,94.2mmol,1.1当量)およびトリエチルアミン(21.4g,212.3mmol,2.5当量)を0℃で添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷所内に移し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗製の164.3(25g,85.24%)を得た。MS(ES): m/z 344.28 [M+H]+
化合物164.4の合成。四塩化炭素(500ml)中の粗製の化合物164.3(25.0g,72.8mmol,1.0当量)に、メチルヒドラジン(3.6g,81.01mmol,1.1当量)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中2.5%のMeOH中に溶出させて、純粋な164.4(6g,25.33%)を得た。MS(ES): m/z 326.53 [M+H]+
化合物164.5の合成。MeOH中の化合物164.4(6g,18.2mmol,1.0当量)に、10%のPd/C(1.0g)を添加した。水素を、この反応混合物に通して4時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、164.5(4.2g,77.11%)を得た。MS(ES): m/z 296.58 [M+H]+
化合物164.6の合成。化合物164.6を、164.5および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:20.84%)。MS(ES): m/z 582.04 [M+H]+
化合物164.7の合成 化合物164.7を、164.6およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:12.38%)。MS(ES): m/z 630.69 [M+H]+
I-164の合成。化合物I-164を、164.7から、一般手順Cを使用して合成した(収率:56.66%)。MS(ES): m/z : 546.36 [M+H]+ , LCMS純度, 95.41%, HPLC純度95.52%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.62 (s, 1H), 10.70 (s, 1H), 8.32 (s,1H), 8.03(s, 1H), 7.98 (s,1H), 7.81-7.73 (m, 2H), 7.25 (t, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 3.14 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 2.04 (m, 1H), 0.79 (s, 4H)。
実施例165:N-(7-((4-(1,3-ジメチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-165の合成。
Figure 0007082120000359
化合物165.1の合成。化合物165.1を、98.4および164.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:17.88%)。MS(ES): m/z 546.06 [M+H]+
化合物165.2の合成 化合物165.2を、165.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:29.21%)。MS(ES): m/z 594.71 [M+H]+
I-165の合成。化合物I-165を、165.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:77.67%)。MS(ES): m/z : 510.53 [M+H]+ , LCMS純度, 98.65%, HPLC純度95.05%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.60 (s, 1H), 10.58 (s, 1H), 8.61-8.59 (d, J=9.2Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.77 (s, 2H), 7.69-7.65 (m, 1H), 4.00 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 3.09 (s, 3H), 2.49(s, 3H), 2.27 (s, 3H), 1.30 (s, 1H), 0.86 (bs, 4H)。
実施例166:N-(2-((2-(ジフルオロメチル)-5-((5,6-ジメチルピラジン-2-イル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)-5-(1,3-ジメチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)フェニル)-N-メチル-メタンスルホンアミド,I-166の合成。
Figure 0007082120000360
化合物166.1の合成。化合物166.1を、I-164の実験プロトコルに従って合成した。
化合物162.1の合成。化合物166.2を、166.1および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:60.91%)。MS(ES): m/z 668.74 [M+H]+
I-166の合成。化合物I-166を、166.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:84.99%)。MS(ES): m/z : 584.49 [M+H]+ , LCMS純度, 98.17%, HPLC純度95.87%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.52 (s, 1H), 9.78 (s, 1H), 9.01 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 7.99-7.99 (d, J=1.6Hz, 1H), 7.89-7.80 (m, 2H), 7.52 (s, 1H), 7.23 (t, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.29 (s, 3H), 3.17 (s, 3H), 2.39 (s, 6H), 2.30 (s, 3H)。
実施例167:2-(ジフルオロメチル)-N7-(3-(1,3-ジメチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)-2-メトキシフェニル)-N5-(4-フルオロ-5-(3-メトキシアゼチジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-167の合成。
Figure 0007082120000361
Figure 0007082120000362
化合物167.1の合成。1,4-ジオキサン(25mL)中の化合物5-ブロモ-4-フルオロピリジン-2-アミン(1.0g,5.23mmol,1.0当量)に、3-メトキシアゼチジン塩酸塩(1.29g,10.47mmol,2.0当量)、CsCO(6.84g,20.94mmol,4.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで、Pd(dba)(0.047g,0.52mmol,0.1当量)およびXantphos(0.605g,1.047mmol,0.2当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を110℃で3時間撹拌した。完了したら、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中2%のMeOHを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な167.1(0.145g,14.05%)を得た。MS(ES): m/z 198.15 [M+H]+
化合物167.2の合成。化合物167.2を、167.1および542.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.49%)。MS(ES): m/z 665.73 [M+H]+
I-167の合成。化合物I-167を、167.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:79.51%)。MS(ES): m/z : 581.4 [M+H]+ , LCMS純度, 98.59%, HPLC純度97.07%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.45 (s, 1H), 9.58 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.67-7.59 (m, 1H), 7.44-7.38 (t, J=13.6Hz, 2H), 7.17 (s, 1H), 7.02 (s, 1H), 3.97(s, 3H), 3.95 (s, 3H), 3.66(s, 1H), 3.24 (s, 3H), 2.21 (s, 3H), 1.24 (s, 4H)。
実施例168:N7-(3-(1,3-ジメチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)-2-メトキシフェニル)-N5-(4-フルオロ-5-(3-メトキシアゼチジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-168の合成。
Figure 0007082120000363
化合物168.1の合成。化合物186.1を、167.1および542.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:40.32%)。MS(ES): m/z 629.71 [M+H]+
I-168の合成。化合物I-168を、168.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:45.80%)。MS(ES): m/z : 545.46 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 96.77%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.35 (s, 1H), 9.37 (s, 1H), 8.07-8.04 (d, J=15.2Hz, 1H), 7.71-7.67 (m, 2H), 7.60-7.567 (d, J=12.4Hz, 1H), 7.41-7.37 (m, 2H), 7.09 (s, 1H), 3.94 (s, 6H), 3.24 (s, 3H), 3.18-3.16 (d, J=5.2Hz, 1H), 2.44 (s, 3H), 2.28 (s, 3H), 1.24(s, 4H)。
実施例169:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,5-ジメチル-1H-イミダゾール-2-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-169。
Figure 0007082120000364
化合物169.1の合成。1,4-ジオキサン(10mL)中の、2-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-イミダゾール(1.0g,5.71mmol,1.0当量)とN-(2-アミノ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(2.04g,6.28mmol,1.1当量)との混合物を、アルゴンで10分間脱気し、その後、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.208g,0.28mmol,0.05当量)および炭酸カリウム(0.236g,1.71mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を110℃で24時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な169.1(0.4g,23.78%)を得た。MS(ES): m/z 296.37 [M+H]+
化合物169.2の合成。化合物169.2を、169.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:39.33%)。MS(ES): m/z 581.05 [M+H]+
化合物169.3の合成。化合物169.3を、169.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:53.57%)。MS(ES): m/z 629.70 [M+H]+
I-169の合成。化合物I-169を、169.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:44.90%)。MS(ES): m/z : 545.41 [M+H]+ , LCMS純度, 100%, HPLC純度100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.56 (s, 1H), 10.68 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.69-7.65 (t, 2H), 7.40 (s, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 3.12 (s, 3H), 2.25 (s, 3H), 2.02-1.99(m, 1H), 0.78 (m, 4H)。
実施例170:N-(7-((4-(1,5-ジメチル-1H-イミダゾール-2-イル)-2-(N-メチルメチル-スルホンアミド)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-170。
Figure 0007082120000365
化合物170.1の合成。化合物170.1を、98.4および169.1から、I-169の実験手順に従って合成した。
化合物170.2の合成。化合物170.2を、170.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:35.17%)。MS(ES): m/z 545.07 [M+H]+
I-170の合成。化合物I-170を、170.1から、一般手順Cを使用して合成した(収率:56.39%)。MS(ES): m/z : 509.41 [M+H]+ , LCMS純度, 98.88%, HPLC純度95.13%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.40 (s, 1H), 10.49 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.69-7.65 (m, 2H), 6.79 (s, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.15 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.99 (s, 1H), 0.76 (m, 4H)。
実施例171:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-171の合成。
Figure 0007082120000366
化合物171.1の合成。153.3(1.0g,3.06mmol,1.0当量)と3-ブロモ-1-メチル-1H-ピラゾール(0.48g,3.06mmol,1.0当量)との、1,4-ジオキサンと水との混合物中の溶液に、炭酸カリウム(0.84g,6.13mmol,2.0当量)およびCHClとの[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体(0.24g,0.306mmol,0.1当量)を添加した。反応混合物を15分間脱気し、次いで110℃で2時間撹拌した。この反応の完了後、反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な171.1(0.450g,26.18%)を得た。MS (ES): m/z 281.43 [M+H]+
化合物171.2の合成。化合物171.2を、171.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:37.15%)。MS(ES): m/z 567.16 [M+H]+
化合物171.3の合成。化合物171.3を、171.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:36.83%)。MS(ES): m/z 615.46 [M+H]+
I-171の合成。化合物I-171を、171.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:96.55%)。MS(ES): m/z : 531.49 [M+H]+, LCMS純度: 97.88%, HPLC純度: 97.24%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.54 (s, 1H), 10.64 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.87-7.77 (m, 3H), 7.61-7.59 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.25 (t, 1H), 6.81-6.80 (d, J=2.4Hz, 1H), 3.91 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.10 (s, 3H), 1.99(s, 1H), 0.77 (bs, 4H)。
実施例172:N-(7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-2-(トリフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-172の合成。
Figure 0007082120000367
化合物172.1の合成。4,6-ジクロロピリジン-2,3-ジアミン(0.500g,2.81mmol,1当量)とトリフルオロ酢酸(3.5mL)との混合物を90℃で16時間加熱した。反応の完了後、この反応混合物をNaHCO溶液中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な172.1を得た。(0.350g,48.67%), MS(ES): m/z 257.01 [M+H]+
化合物172.2の合成。172.1(0.350g,1.37mmol,1当量)のテトラヒドロフラン(6.3mL)中の溶液に、ジヒドロピラン(0.80g,9.5mmol,7当量)およびp-トルエンスルホン酸ピリジニウム(0.034g,0.13mmol,0.1当量)を添加した。反応混合物を70℃で16時間加熱した。反応の完了後、この反応混合物を減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な172.2を得た。(0.350g,43.01%), MS(ES): m/z 341.13 [M+H]+
化合物172.3の合成。化合物172.3を、172.2および14.1aから、一般手順Aを使用して合成し、1.4を得た。(収率:17.14%)。MS (ES): m/z 509.89 [M+H]+
化合物172.4の合成。化合物172.4を、172.3およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:60.13%)。MS (ES): m/z 558.54 [M+H]+
I-172の合成。化合物I-172を、172.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.55%)。MS(ES): m/z : 474.42 [M+H]+ , LCMS純度, 98.68%, HPLC純度99.12%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 14.02 (s, 1H), 10.61 (s, 1H), 7.76-7.74 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.56-7.54 (d, J=6.8Hz, 2H), 7.38-7.34 (t, J=8Hz, 2H), 4.47 (s, 3H), 3.65 (s, 3H), 1.57 (s, 1H), 0.85 (s, 4H)。
実施例173:N-(5-(1,3-ジメチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)-2-((5-((5,6-ジメチルピラジン-2-イル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-173の合成。
Figure 0007082120000368
化合物173.1の合成。化合物173.1を、I-164の実験プロトコルに従って合成した。
化合物173.2の合成。化合物173.2を、173.1および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:47.45%)。MS(ES): m/z 632.76 [M+H]+
I-173の合成。化合物I-173を、173.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.73%)。MS(ES): m/z : 548.42 [M+H]+ , LCMS純度, 100%, HPLC純度99.74%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.49 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.52-8.47 (m, 2H), 8.12 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.85-7.85 (d, J=1.6Hz, 1H), 7.71-7.69 (d, J=8.4Hz, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 3.21 (s, 3H), 2.50(s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.41(s, 3H), 2.28(s, 3H)。
実施例174:N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(N-メチル-メチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-174。
Figure 0007082120000369
化合物174.1の合成。化合物174.1を、98.4および171.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:33.66%)。MS(ES): m/z 531.62 [M+H]+
化合物174.2の合成。化合物174.2を、174.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:29.44%)。MS(ES): m/z 579.84 [M+H]+
I-174の合成。化合物I-174を、174.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:78.01%)。MS(ES): m/z : 495.36 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.36 (s, 1H), 10.46 (s, 1H), 7.96-7.96 (d, J=2Hz, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.83-7.76 (m, 3H), 7.61-7.58 (d, J=8.4Hz, 1H), 6.78-6.78 (d, J=2.4Hz, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 3.13 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 1.99-1.97 (m, 1H), 0.77-0.73 (m, 4H)。
実施例175:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,4-ジメチル-1H-イミダゾール-2-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-カルボキサミド,I-175の合成。
Figure 0007082120000370
化合物175.1の合成。ジオキサン(0.8mL)と水(0.2mL)との混合物中の、化合物2-ブロモ-1,4-ジメチル-1H-イミダゾール(1g,3.0mmol,1.0当量)とN-(2-アミノ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)-N-メチルメタン-スルホンアミド(0.8g,4.5mmol,1.5当量)との混合物に、炭酸カリウム(1.2g,0.91mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を15分間脱気し、次いで110℃で2時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中8%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、175.1(0.4g,23.78%)を得た。MS(ES): m/z 295.47 [M+H]+
化合物175.2の合成。化合物175.2を、175.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:42.94%)。MS(ES): m/z 581.05 [M+H]+
化合物175.3の合成。化合物175.3を、175.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:51.16%)。MS(ES): m/z 629.70 [M+H]+
I-175の合成。化合物I-175を、175.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:56.78%)。MS(ES): m/z : 545.50 [M+H]+ , LCMS純度: 98.64%, HPLC純度: 97.84%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.71 (s, 1H), 10.80 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.84 (s, 2H), 7.53 (s, 1H), 7.27 (t, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 3.20 (s, 3H), 2.34 (s, 3H), 2.06 (s, 1H), 0.87-0.80 (m, 4H)。
実施例176:N-(7-((4-(1,4-ジメチル-1H-イミダゾール-2-イル)-2-(N-メチルメチル-スルホンアミド)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-カルボキサミド,I-176の合成。
Figure 0007082120000371
化合物176.1の合成。化合物176.1を、175.1および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:41.62%)。MS(ES): m/z 545.07 [M+H]+
化合物176.2の合成。化合物176.2を、176.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:48.65%)。MS(ES): m/z 593.72 [M+H]+
I-176の合成。化合物I-176を、176.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:54.97%)。MS(ES): m/z : 509.53 [M+H]+ , LCMS純度: 96.80%, HPLC純度: 98.76%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.43 (s, 1H), 10.53 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.707 (s, 2H), 7.09 (s, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.31 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 3.17 (s, 3H), 2.18 (s, 3H), 2.00 (s, 1H), 0.77- 0.75 (m, 4H)。
実施例177:N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-177の合成。
Figure 0007082120000372
化合物177.1の合成。化合物177.1を、2-(メチルチオ)アニリンおよび98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:8.95%)。MS(ES): m/z 389.91 [M+H]+
化合物177.2の合成。177.1(0.11g,0.282mmol,1.0当量)のCHCl(2mL)中の溶液に、メタ-クロロ過安息香酸(0.097g,0.564mmol,2.0当量)を0℃で添加し、そしてこの反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物をNaHCOの水溶液中に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な177.2(0.09g,収率:75.60%)を得た。MS(ES): m/z 421.91 [M+H]+
化合物177.3の合成。化合物177.3を、177.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:59.76%)。MS(ES): m/z 470.56 [M+H]+
I-177の合成。化合物I-177を、177.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:44.79%)。MS(ES): m/z : 386.33 [M+H]+ , LCMS純度, 97.71%, HPLC純度93.60%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.52 (s, 1H), 10.61 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.93-7.91 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.75(s, 2H), 7.30 (s, 1H), 3.15 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.00 (s, 1H), 0.76 (s, 4H)。
実施例178:N-(2-((5-((6-シアノピリジン-2-イル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)-5-(ジフルオロメチル)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-178の合成
Figure 0007082120000373
化合物178.1の合成。化合物178.1を、13.4および195.3から、一般手順Aを使用して合成し、1.2を得た。(収率:25.07%)。MS (ES): m/z 514.94 [M+H]+
化合物178.2の合成。化合物178.2を、6-アミノピコリノニトリルおよび178.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:31.01%)。MS (ES): m/z 597.61 [M+H]+
化合物178.3の合成。178.2(0.072g,1.2mmol,1当量)のCHCl中の溶液を0℃で冷却した。DAST(0.019g,1.2mmol,1当量)をこの反応混合物に滴下により添加した。この反応混合物を室温で5時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物をNaHCOの飽和溶液中に移し、そしてCHClで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な178.3(0.042,56.26%)を得た。MS(ES): m/z 619.61 [M+H]+
化合物I-178の合成。化合物I-178を、178.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:82.67%)。MS(ES): m/z : 535.30 [M+H]+ , LCMS純度: 96.21%, HPLC純度: 98.08%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.63 (s, 1H), 10.18 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 8.18-8.16 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.890-7.88 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.74-7.72 (d, J=8Hz, 1H), 7.53-7.49 (m, 2H), 7.25 (s, 1H), 7.07 (s, 1H), 3.27 (s, 3H) 3.16(s, 3H)。
実施例179:3-((5-(シクロプロパンカルボキサミド)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)-2-メトキシ安息香酸,I-179の合成。
Figure 0007082120000374
化合物179.1の合成。シクロプロパンスルホニルクロリド(1.0g,7.11mmol,1.0当量)のCHCl(8mL)中の溶液に、0℃で、メチルアミン(テトラヒドロフラン中2M)(10.7mL,21.4mmol,3.0当量)を添加した。5分後、トリエチルアミン(1.4mL,10.7mmol,1.5当量)を滴下により添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、179.1(0.9g,93.6%)を得た。MS(ES): m/z 136.48 [M+H]+
化合物179.2の合成。アセトニトリル(10mL)中の化合物179.1(0.9g,6.38mmol,1.0当量)に、CsCO(3.1g,9.57mmol,1.5当量)を添加した。10分後、d 1-フルオロ-2-ニトロベンゼン(1.3g,9.57mmol,1.5当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、179.2(1.2g,73.41%)を得た。MS(ES): m/z 257.72 [M+H]+
化合物179.3の合成。MeOH(15mL)中の化合物179.2(1.2g,4.68mmol,1.0当量)に、10%のPd/C(0.3g)を添加した。水素ガスをこの反応混合物中に30分間パージした。この反応の完了後、この反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、179.3(0.9g,84.94%)を得た。MS(ES): m/z 227.91 [M+H]+
化合物179.4の合成。化合物179.4を、179.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:27.85%)。MS(ES): m/z 512.46 [M+H]+
化合物179.5の合成。化合物179.5を、179.4および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:44.42%)。MS(ES): m/z 595.48 [M+H]+
I-179の合成。化合物I-179を、179.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:53.76%)。MS(ES): m/z : 511.31 [M+H]+, LCMS純度, 96.15%, HPLC純度94.37%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.56 (s, 1H), 10.14 (s, 1H), 8.14-8.11 (m, 2H), 7.90-7.86 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.79-7.72 (m, 2H), 7.54- 7.47 (m ,3H), 7.28-7.24 (m, 2H), 3.26 (s, 3H), 2.88 (s, 1H), 1.08-1.06 (d, 2H) 0.91 (s, 2H)。
実施例180:N-(2-((5-((6-シアノピリジン-2-イル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルシクロプロパンスルホンアミド,I-180の合成。
Figure 0007082120000375
化合物180.1の合成。化合物180.1を、98.4および180.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:32.09%)。MS(ES): m/z 476.99 [M+H]+
化合物180.2の合成。化合物180.2を、180.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:32.09%)。MS(ES): m/z 476.99 [M+H]+
I-180の合成。化合物I-180を、180.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:78.48%)。MS(ES): m/z : 475.25 [M+H]+ , LCMS純度: 97.69%, HPLC純度: 97.32%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.41 (s, 1H), 9.95 (s, 1H), 8.02-8.00 (d, J=8.4Hz 1H), 7.91 (s, 1H), 7.85-7.77(m, 2H), 7.71-7.69 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.54-7.50 (m, 2H), 7.43-7.41(d, J=7.2Hz ,1H), 7.21-7.17(t, J=7.6Hz, 1H), 3.25 (s, 3H), 2.89(s, 1H), 2.476(s, 3H), 1.12-1.09 (t, J=6.8Hz, 2H) 0.93 (bs, 2H)。
実施例181:N-(2-((5-((6-シアノピリジン-2-イル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルエタンスルホンアミド,I-181の合成。
Figure 0007082120000376
化合物181.1の合成 化合物181.1を、98.4および190.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:16.93%)。MS(ES): m/z 464.53 [M+H]+
化合物181.2の合成。化合物181.2を、6-アミノピコリノニトリルおよび181.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:50.15%)。MS(ES): m/z 547.28 [M+H]+
I-181の合成。化合物I-182を、182.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:99.02%)。MS(ES): m/z : 463.30 [M+H]+ , LCMS純度, 100%, HPLC純度: 98.31%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.83 (s, 1H), 10.02 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.86-7.82 (t, 1H), 7.73-7.71 (d, J=7.6 HZ, 1H), 7.66-7.64(d, J=7.6 HZ, 1H), 7.54-7.50 (t, 1H), 7.45-7.43 (d, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.26-7.22 (t, 1H), 3.40-3.38 (m, 2H), 3.29 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 1.30-1.26 (t, 3H)。
実施例182:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-182の合成。
Figure 0007082120000377
化合物182.1の合成。化合物182.1を、13.4および232.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:54.87%)。MS(ES): m/z 571.38 [M+H]+
化合物182.2の合成。化合物182.2を、182.1およびシクロプロパンカルボキシアミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:29.32%)。MS(ES): m/z 619.51 [M+H]+
I-182の合成。化合物I-182を、182.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:49.60%)。MS(ES): m/z : 535.50 [M+H]+ , LCMS純度, 99.71%, HPLC純度99.39%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.54 (s, 1H), 10.63 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.60-7.55 (d, J=1.6Hz, 1H), 7.56-7.53 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.39-7.33 (m, 1H), 7.25 (t, 1H), 4.00-3.97 (d, J=10.8Hz ,2H), 3.49-3.48 (d, J=3.6Hz, 2H), 3.24 (s, 3H), 3.08(s, 3H), 2.84 (m, 1H), 2.04-2.01 (m, 1H), 1.78-1.73(m, 4H), 0.78-0.77(d, J=6Hz, 4H)。
実施例183:N-(7-((4-シクロプロピル-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-183の合成。
Figure 0007082120000378
化合物183.1の合成。化合物183.1を、13.4および183.1aから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:14.62%)。MS(ES): m/z 527.00 [M+H]+
化合物183.2の合成。化合物183.2を、183.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:51.49%)。MS(ES): m/z 575.65 [M+H]+
I-183の合成。化合物I-183を、183.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:78.10%)。MS(ES): m/z : 491.30 [M+H]+ , LCMS純度: 95.14%, HPLC純度: 95.31%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.50 (s, 1H), 10.59 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.46-7.43 (d, J=8Hz, 1H), 7.35 (d, J=1.6Hz, 2H), 7.23 (t, 1H), 3.17 (m, 3H), 3.05 (s, 3H), 2.00-1.98 (t, J=6.4Hz, 2H), 1.00-0.98(m, 2H), 0.77- 0.75 (d, J=4.8Hz, 4H), 0.67-0.66 (d, J=5.6Hz, 2H)。
実施例184:N-(7-((4-シクロプロピル-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-184の合成。
Figure 0007082120000379
化合物184.1の合成。化合物184.1を、183.1aおよび98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.58%)。MS(ES): m/z 491.02 [M+H]+
化合物184.2の合成。化合物184.2を、184.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:53.75%)。MS(ES): m/z 539.67 [M+H]+
化合物I-184の合成。化合物I-184を、184.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:72.92%) MS(ES): m/z : 455.40 [M+H]+ , LCMS純度: 95.98%, HPLC純度: 95.02%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.32 (s, 1H), 10.42 (s, 1H), 7.74(s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.44-7.42 (d, J=8Hz, 1H), 7.33-7.33 (d, J=2Hz, 1H), 7.13-7.11 (m, 1H), 3.17 (s, 3H), 3.07 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 1.99-1.92 (m, 2H), 1.07-0.95 (m, 2H), 0.75- 0.75 (d, J=8.4Hz, 6H)。
実施例185:N7-(4-クロロ-2-(メチルスルホニル)フェニル)-2-(ジフルオロメチル)-N5-(6-メチルピリダジン-3-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-185の合成。
Figure 0007082120000380
化合物185.1の合成。化合物185.1を、58.2および6-メチルピリダジン-3-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:35.39%)。MS(ES): m/z 565.01 [M+H]+
I-185の合成。化合物I-185を、185.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:79.09%)。MS(ES): m/z : 480.20 [M+H]+ , LCMS純度: 96.41%, HPLC純度: 98.01%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.81 (s, 1H), 10.99 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 8.24-8.22 (d, J=8Hz 1H), 7.97-7.96 (d, J=2Hz, 2H), 7.91-7.81 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 6.98 (s, 1H), 3.35 (s, 3H), 2.59 (s, 3H)。
実施例186:6-((7-((4-クロロ-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-186の合成
Figure 0007082120000381
化合物186.3の合成。化合物186.3を、6-アミノピコリノニトリルおよび126.2から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:24.18%)。MS (ES): m/z 539.02 [M+H]+
化合物I-186の合成。化合物I-186を、186.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:74.08%)。MS(ES): m/z : 454.36 [M+H]+ , LCMS純度: 97.59%, HPLC純度: 97.61%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.05 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 7.96-7.94 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.87-7.85 (t, J=3.6Hz, 3H), 7.64 (s, 1H), 7.49-7.44 (m, 1H), 7.13-7.11 (d, J=8Hz, 1H), 3.30(s, 3H) 2.48(s, 3H)。
実施例187:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-187の合成。
Figure 0007082120000382
化合物187.1の合成。1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-アミン(1g,9.0mmol,1.0当量)のイソプロピルアルコール(20mL)中の溶液に、イソアミルニトリル(1.58g,13.50mmol,1.5当量)およびジヨードメタン(4.21g,15.7mmol,1.75当量)を添加した。この反応混合物を60℃で16時間撹拌した。完了したら、反応混合物を10%のHCl溶液中に移し、そしてヘキサンで洗浄した。水層を水酸化ナトリウム溶液により中和し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中4%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な187.1(0.750g,37.55%)を得た。MS(ES): m/z 223.03 [M+H]+
化合物187.2の合成。187.1(0.750g,3.38mmol,1.5当量)の、1,4-ジオキサン(12mL)および水(3mL)中の溶液に、N-(2-アミノ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(0.740g,2.25mmol,1当量)および炭酸カリウム(1.4g,10.10mmol,3当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。[1,1’-ビスジフェニルホスフィノフェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.074g,1.013mmol,0.03当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を110℃で3時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOそして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をCHCl中2%のMeOH中に溶出させて、純粋な187.2(0.500g,75.42%)を得た。MS(ES): m/z 295.37 [M+H]+
化合物187.3の合成。化合物187.3を、187.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した(収率:28.88%)。MS(ES): m/z 581.05 [M+H]+
化合物187.4の合成。化合物187.4を、187.3およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:46.13%)。MS(ES): m/z 629.70 [M+H]+
I-187の合成。化合物I-187を、187.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:53.28%)。MS(ES): m/z : 545.40 [M+H]+ , LCMS純度, 100%, HPLC純度99.78%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.67 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.94-7.94 (d, J=1.6Hz, 1H), 7.82-7.76 (m, 2H), 7.59-7.57 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.39-7.13 (t, 1H), 7.26 (t, 1H), 6.60 (s, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 3.09(s, 3H), 2.31 (s, 3H), 2.00-1.99 (d, J=6Hz, 1H), 0.78-0.76 (bs, 4H)。
実施例188:N-(7-((4-シクロブチル-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-188の合成。
Figure 0007082120000383
化合物188.1の合成。4-ブロモ-2-フルオロ-1-ニトロベンゼン(1.0g,4.55mmol,1.0当量)の、トルエン(12mL)と水(5mL)との混合物中の溶液に、シクロプロピルボロン酸(0.51g,5.91mmol,1.3当量)および炭酸カリウム(1.25g,9.1mmol,2.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、そして酢酸パラジウム(0.102g,0.455mmol,0.1当量)およびトリシクロヘキシルホスフィン(0.255g,0.91mmol,0.2当量)を添加した。反応混合物を再度10分間脱気し、そして80℃で5時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中10%の酢酸エチル中に溶出させて、188.1を得た。(0.81g,98.36%)。MS(ES): m/z 182.17 [M+H]+
化合物188.2の合成。188.1(0.81g,4.47mmol,1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の溶液に、ナトリウムチオメトキシド(0.313g,4.47mmol,1.0当量)を添加した。反応混合物を150℃で5時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、199.2を得た。(0.78g,83.37%)。MS(ES): m/z 210.26 [M+H]+
化合物188.3の合成。188.2(0.78g,3.73mmol,1.0当量)のエタノール(10mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.060g)を添加した。水素を反応混合物に通して2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、188.3(0.63g,94.28%)を得た。MS(ES): m/z 180.28 [M+H]+
化合物188.4の合成。CHCl(6mL)中の化合物188.3(0.63g,3.51mmol,1.00当量)に、0℃で、m-クロロペルオキシ安息香酸(2.119g,12.28mmol,3.5当量)を少しずつ添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。次いで、その有機層をNaHCOで洗浄した。その有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、188.4(0.65g,87.55%)を得た。MS (ES): m/z 212.28 [M+H]+
化合物188.5の合成。化合物188.5を、188.4および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:28.42%)。MS(ES): m/z 461.553 [M+H]+
化合物188.6の合成。化合物188.6を、188.5およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:39.39%)。MS(ES): m/z 510.29 [M+H]+
I-188の合成。化合物I-188を、188.6から、一般手順Cを使用して合成した(収率:93.15%)。MS(ES): m/z : 426.29 [M+H]+ , LCMS純度, 100%, HPLC純度99.05%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.67 (s, 1H), 10.65(s, 1H), 8.43 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.62-7.60 (t, J=3.6 Hz, 2H), 7.46-7.44 (t, J=2Hz, 1H), 3.46 (s, 3H), 3.16 (s, 3H), 2.10-2.06 (m, 1H), 2.03-1.91 (m, 1H), 1.02-1.00 (d, J=7.2Hz, 2H), 0.748 (s, 6H)。
実施例189:N7-(4-クロロ-2-(メチルスルホニル)フェニル)-2-メチル-N5-(6-メチルピリダジン-3-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-189の合成。
Figure 0007082120000384
化合物189.1の合成。化合物を、6-メチルピリダジン-3-アミンおよび126.2から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:22.18%)。MS(ES): m/z 528.48 [M+H]+
I-189の合成。化合物I-189を、189.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:79.03%)。MS(ES): m/z : 444.36 [M+H]+ , LCMS純度: 97.04%, HPLC純度: 98.11%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.63 (s, 1H), 9.68(s, 1H), 9.87 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.19-8.17 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.88-7.78 (m, 2H), 7.44-7.42 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.34 (s, 1H), 3.29 (s, 3H), 2.46(s, 3H), 2.45 (s, 3H)。
実施例190:N-(2-((5-((6-シアノピリジン-2-イル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルエタンスルホンアミド,I-190の合成。
Figure 0007082120000385
Figure 0007082120000386
化合物190.1の合成。N-メチル-2-ニトロアニリン(0.5g,3.28mmol,1.0当量)のジメチルホルムアミド(10mL)中の溶液に、0℃で、水素化ナトリウム(0.33g,8.2mmol,2.5当量)を少しずつ添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、エタンスルホニルクロリド(0.84g,6.57mmol,2.0当量)を滴下により添加した。反応混合物を110℃で18時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を氷冷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中15%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な190.1(0.7g,87.21%)を得た。MS(ES): m/z 245.16 [M+H]+
化合物190.2の合成。190.1(0.7g,2.86mmol,1.0当量)のMeOH(20mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.180g)を添加した。水素を、この反応混合物中に2時間パージした。この反応の完了後、この反応混合物をセライト床で濾過し、MeOHで洗浄し、そして減圧中で濃縮して、190.2(0.52g,84.68%)を得た。MS(ES): m/z 215.43 [M+H]+
化合物190.3の合成。化合物190.3を、13.4および190.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:10.71%)。MS(ES): m/z 500.23 [M+H]+
化合物190.4の合成。化合物190.4を、190.3および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:38.90%)。MS(ES): m/z 583.43 [M+H]+
I-190の合成。化合物I-190を、190.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:89.37%)。MS(ES): m/z : 499.43 [M+H]+ , LCMS純度, 100%, HPLC純度99.74%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.14 (s, 1H), 8.09-8.07 (d, J=8Hz, 1H), 7.99-7.98 (d, J=5.6Hz, 2H), 7.92-7.88 (t, J=2Hz, 1H), 7.74-7.72 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.58-7.57(d, J=7.2Hz, 1H), 7.54-7.52 (d, J=8Hz, 1H), 7.43-7.41 (m, 1H), 7.17-7.04 (m, 2H), 3.31-3.30 (q, J=7.2Hz, 2H), 3.21 (s, 3H), 1.31-1.25 (s, 3H)。
実施例191:6-((7-((4-クロロ-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-191の合成。
Figure 0007082120000387
化合物191.1の合成。化合物を、58.2および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:23.43%)。MS(ES): m/z 490.89 [M+H]+
I-191の合成。化合物I-191を、化合物191.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:79.09%) MS(ES): m/z 490.33 [M+H]+ , LCMS純度: 99.82%, HPLC純度: 99.66%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.69 (s, 1H), 10.23 (s, 1H), 8.92 (s, 1H), 8.10-8.08 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.97-7.88 (m, 4H), 7.64 (s, 1H), 7.51-7.49 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.24 (t, 1H), 3.32 (s, 3H)。
実施例192:(1R,2R)-N-(7-((4-クロロ-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-192の合成。
Figure 0007082120000388
化合物192.1の合成。化合物192.1を、(1R,2R)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドおよび126.2から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:11.84%)。MS(ES): m/z 522.38 [M+H]+
I-192の合成。化合物I-192を、192.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:62.74%)。MS(ES): m/z : 438.30 [M+H]+ , LCMS純度: 95.90%, HPLC純度: 97.33%, キラルHPLC純度:94%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.59 (s, 1H), 10.80 (s, 1H), 8.61 (s, 1H), 7.91-7.73 (d, J=8.8Hz, 4H), 4.95-4.78 (m, 1H), 3.28(s, 3H), 2.49 (s, 3H), 1.52-1.46 (m, 1H), 1.25-1.20 (m, 2H)。
実施例193:N-(7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-193の合成。
Figure 0007082120000389
化合物193.1の合成。化合物193.1を、98.4および187.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:29.87%)。MS(ES): m/z 545.07 [M+H]+
化合物193.2の合成 化合物193.2を、193.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:43.96%)。MS(ES): m/z 593.72 [M+H]+
化合物I-193の合成。化合物I-193を、193.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:46.27%)。MS(ES): m/z : 509.41 [M+H]+ , LCMS純度: 99.73%, HPLC純度: 99.26%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.49 (s, 1H), 10.54 (s, 1H), 8.32-8.29 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.79-7.78 (d, J=5.6Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.65-7.63 (d, J=8.4Hz, 1H), 6.50 (s, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.22 (s, 3H), 3.12(s, 3H), 2.47(s, 3H), 2.30(s, 3H), 1.57(m, 1H), 0.89-0.82(m, 4H)。
実施例194:N-(7-((4-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-194の合成。
Figure 0007082120000390
化合物194.1の合成。化合物194.1を、98.4および197.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:25.67%)。MS(ES): m/z 545.07 [M+H]+
化合物194.2の合成。化合物194.1を、194.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:52.67%)。MS(ES): m/z 593.72 [M+H]+
化合物I-194の合成。化合物I-194を、194.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:41.62%)。MS(ES): m/z : 509.53 [M+H]+ , LCMS純度, 100.00%, HPLC純度96.25%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.47 (s, 1H), 10.53 (s, 1H), 8.31-8.29 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.48-7.48 (d, J=2.0Hz, 1H), 7.35-7.32 (m, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.22 (s, 3H), 3.13 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.32 (s, 3H), 1.10 (m, 1H), 0.85-0.82 (m, 4H)。
実施例195:N-(2-((5-((6-シアノピリジン-2-イル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)-5-(ジフルオロメチル)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-195の合成。
Figure 0007082120000391
化合物195.1の合成。化合物195.1を、98.4および195.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:28.26%)。MS(ES): m/z 478.54 [M+H]+
化合物195.2の合成。化合物を、6-アミノピコリノニトリルおよび195.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:31.26%)。MS(ES): m/z 561.43 [M+H]+
化合物195.3の合成。CHCl中の化合物195.2に、ジメチルアミノ硫黄トリクロリドを添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物をNaHCOによりクエンチし、次いで水を添加し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、195.3(0.073g,54.04%)を得た。MS(ES): m/z 583.49 [M+H]+
I-195の合成。化合物I-195を、195.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:35.06%)。MS(ES): m/z : 499.36 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 97.33%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.47 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 8.04-8.02 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.90-7.82 (m, 3H), 7.72-7.70 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.45-7.44 (d, J=7.2Hz, 1H), 3.26 (s, 3H), 3.19 (s, 3H), 2.52 (s, 3H)。
実施例196:N-(2-メチル-7-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-196の合成。
Figure 0007082120000392
化合物196.1の合成。化合物196.1を、98.4および196.1aから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:31.21%)。MS(ES): m/z 535.67 [M+H]+
化合物196.2の合成。化合物196.2を、196.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:29.65%)。MS(ES): m/z 583.42 [M+H]+
I-196の合成。化合物I-196を、196.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:63.75%)。MS(ES): m/z : 499.51 [M+H]+ , LCMS純度, 98.12%, HPLC純度98.20%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.34 (s, 1H), 10.45 (s, 1H), 7.78 (s, 2H), 7.56-7.56 (d, J=1.2Hz, 1H), 7.53-7.51 (d, J=12.4Hz, 1H), 7.33-7.31 (m, 1H), 3.99- 3.96 (d, J=10.8Hz, 2H), 3.502-3.45 (m, 2H), 3.20 (s, 3H), 3.09 (s, 3H), 2.86-2.78 (m, 1H), 2.48 (s, 3H), 1.99-1.97 (m, 1H), 1.78-1.69 (m, 4H), 0.76(s, 4H)。
実施例197:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-197の合成。
Figure 0007082120000393
化合物197.1の合成。153.3(1g,3.07mmol,1.0当量)、4-ブロモ-1,3-ジメチル-1H-ピラゾール(0.650g,3.68mmol,1.2当量)の、1,4-ジオキサン(20mL)と水(5mL)との混合物中の溶液を、アルゴンにより30分間脱気した。1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(0.224g,3.067mmol,0.1当量)、炭酸カリウム(1.39g,0.010mmol,3.3当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を110℃で5時間撹拌した。反応の完了後、水をこの反応混合物に添加し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な197.1(0.500g,55.41%)を得た。MS(ES): m/z 295.37 [M+H]+
化合物197.2の合成。化合物197.2を、197.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:24.44%)。MS(ES): m/z 581.05 [M+H]+
化合物197.3の合成。化合物197.3を、197.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:40.26%)。MS(ES): m/z 629.70 [M+H]+
化合物I-197の合成。化合物I-197を、197.3から、一般手順Cを使用して合成した(収率:62.53%)。MS(ES): m/z : 545.50 [M+H]+ , LCMS純度: 95.52%, HPLC純度: 99.04%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.54 (s, 1H), 10.62 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.61-7.58 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.48-7.46 (d, J=9.2Hz, 1H),7.24 (t, 1H), 3.81 (3H), 3.23 (s, 3H), 3.12 (s, 3H), 2.35 (s, 3H), 2.09 (s, 1H), 0.77-0.76 (m, 4H)。
実施例198:N N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-198の合成。
Figure 0007082120000394
化合物198.1の合成。153.3(1.0g,3.06mmol,1.0当量)と4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール(0.580g,0.366mmol,1.1当量)との、1,4-ジオキサン(10mL)中の混合物を、アルゴンで10分間脱気した。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.450g,2.28mmol,1.1当量)および炭酸カリウム(0.620g,1.98mmol,3当量)をこれに添加した。反応混合物を110℃で24時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な198.1(0.520g,57.63%)を得た。MS(ES): m/z 295.37 [M+H]+
化合物198.2の合成。化合物198.2を、198.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:25.78%)。MS(ES): m/z 581.05 [M+H]+
化合物198.3の合成。化合物を、198.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:34.87%)。MS(ES): m/z 629.70 [M+H]+
I-198の合成。化合物I-198を、198.3から、一般手順を使用して合成した(収率:84.18%)。MS(ES): m/z : 545.60 [M+H]+ , LCMS純度: 99.00%, HPLC純度: 99.08%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.61 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.67 (s, 2H), 7.62-7.61 (d, J=2Hz, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.47-7.46 (dd, J=2Hz, J=8.4Hz, 1H), 7.23 (t, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 3.11 (s, 3H), 2.42 (s, 3H), 2.03-2.00 (m, 1H), 0.77- 0.75 (m, 4H)。
実施例199:N-(7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-199の合成。
Figure 0007082120000395
Figure 0007082120000396
化合物199.1の合成。化合物199.1を、98.4および198.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:24.24%)。MS(ES): m/z 545.1 [M+H]+
化合物199.2の合成。化合物を、198.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:42.62%)。MS(ES): m/z 593.7 [M+H]+
I-199の合成。化合物I-199を、199.2、一般手順Cを使用して合成した。(収率:71.7%)。MS(ES): m/z : 509.46 [M+H]+ , LCMS純度: 98.97%, HPLC純度100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.24 (s, 1H), 10.45 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.80 (s, 2H), 7.65(s, 1H), 7.59-7.59 (d, J=1.6Hz, 1H), 7.44-7.42 (m, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.23 (s, 3H), 3.13 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.41(s, 3H), 1.98 (s, 1H), 0.75-0.73 (m, 4H)。
実施例200:N-(2-((2-(ジフルオロメチル)-5-((2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-(メチル-d3)メタンスルホンアミド,I-200の合成。
Figure 0007082120000397
Figure 0007082120000398
化合物200.1の合成。2-ニトロアニリン(1.0g,7.24mmol,1.0当量)のピリジン(2.5mL)中の溶液に、塩化メシル(1.65g,14.48mmol,2.0当量)を0℃で添加し、そしてこの反応混合物を室温で20時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷冷水中に移し、沈殿物が形成された。沈殿物をさらに、テトラヒドロフラン(2mL)と1Nの水酸化ナトリウム(3mL)との混合物中に溶解させ、室温で2時間撹拌した。この反応混合物を2NのHCl中に移してpHを7にし、そして酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な200.1(1.0g,収率:63.88%)を得た。MS(ES): m/z 217.21 [M+H]+
化合物200.2の合成。200.1(1.0g,4.63mmol,1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の溶液に、水素化ナトリウム(0.22g,9.26mmol,2.0当量)を0℃で添加し、そしてこの反応混合物を10分間撹拌した。ヨードメタン-d3(1.0g,6.94mmol,1.5当量)を反応混合物中に0℃で滴下により添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷冷水中に移し、固体が形成され、固体を濾過し、そして減圧中で濃縮して、純粋な200.2(0.61g,収率:56.54%)を得た。MS(ES): m/z 234.26 [M+H]+
化合物200.3の合成。200.2(0.61g,2.62mmol,1.0当量)のMeOH(6mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.3g)を添加した。水素を反応混合物に通して2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、200.3(0.45g,84.65%)を得た。MS(ES): m/z 204.27 [M+H]+
化合物200.4の合成。化合物200.4を、200.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:20.79%)。MS(ES): m/z 489.95 [M+H]+
化合物200.5の合成。化合物200.5を、2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンおよび200.4から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:46.72%)。MS(ES): m/z 576.65 [M+H]+
I-200の合成。化合物I-200を、200.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:57.49%)。MS(ES): m/z : 492.46 [M+H]+ , LCMS純度: 98.37%, HPLC純度99.02%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 7.79-7.77 (d, J=8Hz, 1H), 7.64-7.62(d, J=8Hz, 1H), 7.52-7.48 (m, 2H), 7.31-7.24 (m, 2H), 3.06 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.40 (s, 3H)。
実施例201:N-(2-((5-((2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-(メチル-d3)メタンスルホンアミド,I-201の合成。
Figure 0007082120000399
化合物201.1の合成。化合物201.1を、98.4および200.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:20.19%)。MS(ES): m/z 453.97 [M+H]+
化合物201.2の合成。化合物201.2を、201.1および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:43.83%)。MS(ES): m/z 540.67 [M+H]+
化合物I-201の合成。化合物I-201を、201.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:63.01%)。MS(ES): m/z : 456.5 [M+H]+ , LCMS純度: 98.03%, HPLC純度98.11%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.46 (s, 1H), 9.74 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.73-7.71 (s, J=7.6Hz, 1H), 7.65-7.63 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.46-7.42 (m, 3H), 7.21-7.18 (m, 1H), 3.11 (s, 3H), 2.46 (s, 3H), 2.39 (s, 3H), 2.29 (s, 3H)。
実施例202:N-(5-(ジフルオロメチル)-2-((2-(ジフルオロメチル)-5-((1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-202の合成。
Figure 0007082120000400
化合物202.1の合成。化合物202.1を、13.4および195.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:14.33%)。MS (ES): m/z 514.94 [M+H]+
化合物202.2の合成。化合物202.2を、1-メチル-1H-ピラゾール-3-アミンおよび202.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:55.90%)。MS (ES): m/z 575.61 [M+H]+
化合物I-202の合成。化合物I-202を、202.2から、DASTでの処理、その後、一般手順Cにより、合成した。(収率:22.42%)。MS(ES): m/z : 513.46 [M-H]+ , LCMS純度: 99.68%, HPLC純度: 99.47%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.22 (s, 1H), 9.21 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.82-7.80 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.67-7.65 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.53-7.52(d, J=2Hz, 1H), 7.31-6.93 (m, 3H), 6.44(s, 1H), 3.74 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 3.16 (s, 3H)。
実施例203:(N-(7-((4-シクロプロピル-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-203の合成。
Figure 0007082120000401
化合物203.1の合成。4-シクロプロピル-2-(メチルチオ)アニリン(0.700g,3.90mmol,1当量)の酢酸(0.7mL)中の溶液に、30%の過酸化水素(2.65g,78.09mmol,20.0当量)およびタングステン酸ナトリウム二水和物(1.3g,3.90mmol,1当量)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷水中に移し、そして沈殿した生成物を濾過し、ヘキサン中50%の酢酸エチルで洗浄し、そして十分に乾燥させて、203.1を得た。(0.570g,収率:69.10%)。MS(ES): m/z 212.28 [M+H]+
化合物203.2の合成。化合物203.2を、13.4および203.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:20.47%)。MS(ES): m/z 497.96 [M+H]+
化合物203.3の合成。化合物203.3を、203.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:34.16%)。MS(ES): m/z 546.61 [M+H]+
I-203の合成 化合物I-203を、203.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:65.68%)。MS(ES): m/z : 462.56 [M+H]+ , LCMS純度: 99.13%, HPLC純度: 99.88%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.65 (s, 1H), 10.73 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.66-7.64 (d, J=10.4Hz, 2H), 7.50-7.48 (d, J=7.6Hz, 1H), 3.19 (s, 3H), 2.09-2.03 (m, 2H), 1.04-1.02 (m, 2H), 0.79- 0.78 (m, 6H)。
実施例204:6-((7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-(2-メトキシプロパン-2-イル)ピラジン-2-カルボニトリル,I-204の合成。
Figure 0007082120000402
化合物204.1の合成。化合物204.1を、98.5および121.3から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:59.59%)。MS(ES): m/z 611.68 [M+H]+
化合物I-204の合成。化合物I-204を、204.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:59.44%)。MS(ES): m/z : 527.74 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度98.93%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.49 (s, 1H), 10.29 (s, 1H), 9.36 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.76-7.74 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.68-7.61 (m, 1H), 7.43-7.39 (t, J=8Hz, 1H), 7.19-7.17 (d, J=7.6Hz,1H), 4.48 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 3.75(s, 3H), 2.50(s, 3H), 1.55 (s, 6H)。
実施例205:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(5-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-205の合成。
Figure 0007082120000403
化合物205.1の合成。化合物205.1を、58.2および(1R,2R)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:26.42%)。MS(ES): m/z 558.61 [M+H]+
化合物I-205の合成 化合物I-205を、205.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.88%)。MS(ES): m/z : 474.52 [M+H]+ , LCMS純度: 96.00%, HPLC純度95.08%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.72 (s, 1H), 10.83 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.89-7.86 (m, 2H), 7.25 (t, 1H), 7.08-7.78 (d, J=8.4Hz, 1H), 5.01-4.84 (s, 1H), 3.30 (s, 3H), 2.23 (s, 1H), 1.20-1.16 (t, J=7.2Hz, 2H)。
実施例206:2-(ジフルオロメチル)-N7-(2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)-N5-(1-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-206の合成。
Figure 0007082120000404
Figure 0007082120000405
化合物206.1の合成。化合物206.1を、13.4および1.1aから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:37.26%)。MS(ES): m/z 490.91 [M+H]+
化合物206.2の合成。化合物206.2を、206.1および1-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-3-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:27.49%)。MS(ES): m/z 619.57 [M+H]+
化合物I-206の合成。化合物I-206を、206.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.85%)。MS(ES): m/z : 535.65 [M+H]+ , LCMS純度: 98.09%, HPLC純度: 97.47%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.31 (s, 1H), 9.50 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.63-7.61 (dd, J=1.6Hz, J=8Hz, 1H), 7.56-7.54 (d, J=8Hz, 1H), 7.29-7.25 (d, J=8Hz, 1H), 7.20 (s, 1H), 7.16 (t, 1H), 6.56 (s, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.78 (s, 3H), 3.71 (s, 3H)。
実施例207:(1S,2S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-207の合成。
Figure 0007082120000406
Figure 0007082120000407
化合物207.1の合成。ジオキサン(32mL)と水(8mL)との混合物中の、1の化合物(4.0g,13mmol,1.0当量)および1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(2.98g,14.3mmol,1.1当量)に。反応混合物をアルゴンで10分間脱気した。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(2.12g,2.60mmol,0.2当量)および炭酸カリウム(5.39g,39.2mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を115℃で24時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な207.1(1.2g,29.88%)を得た。MS(ES): m/z 311.33 [M+H]+
化合物207.2の合成。MeOH中の化合物207.1(1.2g,3.85mmol,1.0当量)に、10%のPd/C(0.224g)を添加した。水素を反応混合物に通して4時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、207.2(0.800g,73.80%)を得た。MS(ES): m/z 281.35 [M+H]+
化合物207.3の合成。化合物207.3を、207.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:34.67%)。MS(ES): m/z 567.02 [M+H]+
化合物207.4の合成。化合物207.4を、207.3および(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:2045%)。MS(ES): m/z 633.66 [M+H]+
I-207の合成。化合物I-207を、207.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:54.06%)。MS(ES): m/z : 549.65 [M+H]+ , LCMS純度: 97.57%, HPLC純度97.83%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.58 (s, 1H), 10.80 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.86-7.85 (d, J=0.4Hz, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.65-7.62 (d, J=1.2Hz, 1H), 7.56-7.54 (d, J=8Hz, 1H), 7.26 (t, 1H), 4.94-4.77 (m, 1H), 3.90(s, 3H), 3.24(s, 3H), 3.18(s, 3H), 2.62(s, 1H), 1.51(m, 2H)。
実施例208:(1S,2S)-2-フルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-208の合成。
Figure 0007082120000408
化合物208.1の合成。化合物208.1を、98.4および153.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:38.99%)。MS(ES): m/z 531.28 [M+H]+
化合物208.2の合成。化合物を、208.1および(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:27.98%)。MS(ES): m/z 597.43 [M+H]+
I-208の合成。化合物I-208を、208.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:73.91%)。MS(ES): m/z : 513.59 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度98.46%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.56 (s, 1H), 10.68 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.75-7.74 (m, 2H), 7.67-7.65 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.54-7.52 (d, J=8.4 Hz,1H), 7.14 (s, 1H), 4.99-4.94 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 3.15 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 1.50-1.44 (m, 1H), 1.25-1.11 (m, 2H)。
実施例209:(1S,2S)-2-フルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-209の合成。
Figure 0007082120000409
Figure 0007082120000410
化合物209.1の合成。化合物209.1を、65.2および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:31.41%)。MS(ES): m/z 531.76 [M+H]+
化合物209.2の合成。化合物209.2を、209.1および(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:12.75%)。MS(ES): m/z 597.76 [M+H]+
I-209の合成。化合物I-209を、209.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:42.33%)。MS(ES): m/z : 513.46 [M+H]+ , LCMS純度: 95.70%, HPLC純度: 95.02%, キラルHPLC : (69%, 29%),1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.36 (s, 1H), 10.49 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.83-7.83 (d, J=1.6Hz, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.65-7.62 (m, 1H), 7.57-7.55(d, J=8.4Hz, 1H), 4.97-4.794 (m,1H), 3.88 (s, 3H), 3.23 (s, 3H), 3.12 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 1.60-1.54 (m, 1H), 1.22-1.11 (m, 2H)。
実施例210:(1S,2S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-210の合成。
Figure 0007082120000411
Figure 0007082120000412
化合物210.1の合成。化合物210.1を、13.4および371.1から、一般方法Aを使用して合成した。(収率:19.98%)。MS(ES): m/z 505.98 [M+H]+
化合物210.2の合成。CHCl(5ml)中の化合物210.1(0.230g,0.4mmol,1.0当量)に、m-クロロ過安息香酸(0.23g,1.3mmol,3.0当量)を少しずつ0℃で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を、NaHCO溶液を使用して塩基性にし、水に移し、次いでCHClで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中2.5%のMeOHを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な210.2(0.190g,77.69%)を得た。MS(ES): m/z 537.98 [M+H]+
化合物210.3の合成。化合物210.3を、210.2および(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:21.07%)。MS(ES): m/z : 603.03 [M+H]+
I-210の合成。化合物I-210を、210.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:77.46%)。MS(ES): m/z : 520.41 [M+H]+ , LCMS純度: 95.99%, HPLC純度: 95.30%, キラルHPLC : (15%, 85%),1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.69 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.10-8.08 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.79 (s, 2H), 7.07 (t, 1H), 6.81-6.80 (d, J=2Hz, 1H),4.95-4.78 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.24(s, 3H), 1.50-1.45 (m, 1H), 1.37-1.18 (m, 2H)。
実施例211:(1S,2S)-2-フルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-211の合成。
Figure 0007082120000413
Figure 0007082120000414
化合物211.1の合成。化合物211.1を、98.4および371.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:28.06%)。MS(ES): m/z 470 [M+H]+
化合物211.2の合成。CHCl(5ml)中の化合物211.1(0.3g,6.38mmol,1.0当量)に、m-クロロ過安息香酸(0.33g,1.92mmol,3.0当量)を少しずつ0℃で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物のpHを、NaHCO溶液を使用して7に調整し、水に移し、次いでCHClで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中2.5%のMeOHを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な211.2(0.200g,62.41%)を得た。MS(ES): m/z 502.00 [M+H]+
化合物211.3の合成。化合物211.3を、211.2および(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:37.51%)。MS(ES): m/z 568.64 [M+H]+
I-211の合成。化合物I-211を、211.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:82.87%)。MS(ES): m/z : 484.52 [M+H]+ , LCMS純度: 98.34%, HPLC純度95.21%, キラルHPLC : (73%, 27%),1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.60 (s, 1H), 10.66 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.14-8.11 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.80-7.79 (d, J=2Hz, 2H), 6.815-6.81 (d, J=2Hz, 1H), 5.01-4.98 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.36(s, 3H), 3.17 (s, 3H), 1.65-1.51 (m, 1H), 1.36-1.11 (m, 2H)。
実施例212:(1S,2S)-2-フルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-212の合成。
Figure 0007082120000415
化合物212.1の合成。153.3(2.5g,0.76mmol,1.0当量)および5-ブロモ-1-メチル-1H-イミダゾール(1.5g,0.92mmol,1.2当量)の、1,2-ジメトキシエタン(20mL)と水(5mL)との混合物中の溶液に、炭酸ナトリウム(2.4g,2.3mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴンで15分間脱気した。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のCHClとの錯体(0.9g,0.07mmol,0.1当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。反応混合物を115℃で2時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中2%のMeOHを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な212.1(1.3g,60.50%)を得た。MS(ES): m/z 281.57 [M+H]+
化合物212.2の合成。化合物212.2を、212.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:48.06%)。MS(ES): m/z 567.83 [M+H]+
化合物212.3の合成。化合物212.3を、212.2および(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:33.23%)。MS(ES): m/z 633.43 [M+H]+
I-212の合成。化合物I-212を、212.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:64.70%)。MS(ES): m/z : 549.5 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度96.86%, キラルHPLC : (48%, 52%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.52 (s, 1H), 7.87 (s, 2H), 7.7-7.69 (d, J=8 Hz, 1H), 7.65-7.63 (d, J=8 Hz, 1H), 7.32-7.28 (t, J=8 Hz, 1H), 7.24 (t, 1H), 4.76 (s, 1H), 4.05 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 3.39 (s, 3H), 1.60-1.49 (m, 1H), 1.45-1.35 (m, 2H)。
実施例213:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-213の合成。
Figure 0007082120000416
化合物213.1の合成。化合物213.1を、1.1aおよび13.4から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:31.27%)。MS(ES): m/z 490.23 [M+H]+
化合物213.2の合成。化合物213.2を、(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドおよび213.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:17.61%)。MS(ES): m/z 557.42 [M+H]+
I-213の合成。化合物I-213を、213.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:88.35%)。MS(ES): m/z : 473.5 [M+H]+ , LCMS純度: 99.56%, HPLC純度: 99.17%, キラルHPLC純度: 76.44%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.52 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.75-7.73 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.65-7.63 (t, J=1.2Hz, 1H), 7.35-7.31 (t, J=8Hz, 1H), 7.01 (t, 1H), 4.80-4.76 (m, 1H), 4.05 (s, 3H), 3.74 (s, 3H), 1.88-1.78 (m, 1H), 1.22-1.19 (m, 2H)。
実施例214:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-214の合成。
Figure 0007082120000417
Figure 0007082120000418
化合物214.1の合成。ジオキサン(24mL)と水(6mL)との混合物中の、2-(メチルチオ)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)アニリン(2.8g,1.05`mmol,1.0当量)と5-ブロモ-1-メチル-1H-イミダゾール1.1(2.5g,1.58mmol,1.5当量)との混合物。反応混合物をアルゴン雰囲気で10分間脱気した。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.250g,0.31mmol,0.03当量)および炭酸カリウム(4.37g,3.16mmol,3当量)をこれに添加した。反応混合物を115℃で24時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中5%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な214.1(1.5g,90.69%)を得た。MS(ES): m/z 220.31 [M+H]+
化合物214.2の合成。酢酸(15mL)中の化合物214.1(1.5g,6.30mmol,1.0当量)に、タングステン酸ナトリウム(2g,6.30mmol,1当量)を少しずつ添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌した。次いで、30%の過酸化水素溶液(18mL)を室温で滴下により添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移した。この溶液のpHを、飽和NaHCOを使用することにより7に調整し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中10~13%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な214.2(1.2g,69.81%)を得た。MS(ES): m/z 252.30 [M+H]+
化合物214.3の合成。化合物214.3を、13.4および214.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:46.53%)。MS(ES): m/z 505.46 [M+H]+
化合物1.4の合成。化合物214.4を、214.3およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:73.35%)。MS(ES): m/z 586.64 [M+H]+
I-214の合成。化合物I-214を、214.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:72.98%)。MS(ES): m/z : 502.41 [M+H]+ , LCMS純度: 96.66%, HPLC純度99.09%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.11-8.09 (t, J=7.2Hz, 2H), 7.98-7.96 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.88-7.85 (dd, J=2Hz, J=8.8Hz, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.20 (s, 1H), 6.97 (s, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.20 (s, 3H), 1.92-1.90 (t, 1H), 0.99-0.98(d, J=4Hz, 2H), 0.93-0.91 (d, J=8Hz, 2H)。
実施例215:N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-215の合成。
Figure 0007082120000419
化合物215.1の合成。化合物215.1を、98.4および214.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:33.69%)。MS(ES): m/z 470 [M+H]+
化合物215.2の合成。CHCl(7mL)中の化合物1215.1(0.610g,13mmol,1.0当量)に、m-クロロ過安息香酸(0.67g,39mmol,3.0当量)を少しずつ0℃で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして飽和NaHCO溶液を使用して中和し、次いでCHClで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中2.5%のMeOH中に溶出させて、純粋な215.2(0.280g,42.97%)を得た。MS(ES): m/z 502.00 [M+H]+
化合物215.3の合成。化合物215.3を、215.2およびシクロプロパンカルボキサミドで、一般手順Bを使用して合成した。(収率:41.78%)。MS(ES): m/z 550.65 [M+H]+
I-215の合成。化合物I-215を、215.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:70.84%)。MS(ES): m/z : 466.57 [M+H]+ , LCMS純度: 98.35%, HPLC純度: 97.93%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.01 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.87 (s, 2H), 7.77 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.20 (s, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.21 (s, 3H), 2.69 (s, 3H), 2.00-1.98 (d, J=7.6Hz, 1H), 0.93-0.88 (bs, 4H)。
実施例216:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-216の合成。
Figure 0007082120000420
Figure 0007082120000421
化合物216.1の合成。化合物216.1を、13.4および338.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:35.86%)。MS(ES): m/z 520.01 [M+H]+
化合物216.2の合成。216.1(0.130g,250.48mmol,1当量)のCHCl(2mL)中の冷溶液に、メタ-クロロ過安息香酸(0.151g,8.766mmol,3.5当量)を少しずつ添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を飽和NaHCO溶液中に移し、そしてCHClで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をMeOH中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な216.2(0.069g,49.99%)を得た。MS(ES): m/z 552.01 [M+H]+
化合物216.3の合成。化合物216.3を、216.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:75.86%)。MS(ES): m/z 516.54 [M+H]+
化合物I-216の合成。化合物I-216を、216.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:67.21%)。MS(ES): m/z : 516.54 [M+H]+ , LCMS純度: 100.00%, HPLC純度99.51%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.69 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.09-8.07 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.81-7.79 (s, 1H), 6.61 (s, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 2.37(s, 3H), 2.10-2.05 (m, 1H), 0.87 (bs, 4H)。
実施例217:N-(7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-217の合成。
Figure 0007082120000422
化合物217.1の合成。化合物217.1を、98.4および338.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.03%)。MS(ES): m/z 484.03 [M+H]+
化合物217.2の合成。217.1(0.113g,233.94mmol,1当量)のCHCl(2mL)中の冷溶液に、メタ-クロロ過安息香酸(0.140g,8.19mmol,3.5当量)を少しずつ添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を飽和NaHCO溶液中に移し、そしてCHClで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をMeOH中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な217.2を得た。(0.090g,74.70%)。MS(ES): m/z 516.03 [M+H]+
化合物217.3の合成。化合物217.3を、217.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:60.91%)。MS(ES): m/z 564.68 [M+H]+
化合物I-217の合成。化合物I-217を、217.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:48.98%)。MS(ES): m/z : 480.57 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度99.34%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.59 (s, 1H), 10.95 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.37-8.37 (d, J=1.6Hz, 1H), 8.08-8.06 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.60-7.57 (d, J=8.4Hz, 1H), 6.62 (s, 1H), 3.80 (s, 1H), 3.24 (s, 3H), 2.76 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 1.99-1.96 (m, 1H), 0.79-0.77 (d, J=6.8Hz, 4H)。
実施例218/219:(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-218および
(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-219の合成。
Figure 0007082120000423
化合物I-218およびI-219の合成。I-369の異性体(0.100g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H(250mm×4.6mm,5u))およびHEX中0.1%のTFA:IPA(80:20)を4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-218(0.018g)を得た。MS(ES): m/z : 535.65 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度100%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 7.74 (s, 1H), 7.68-7.66 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.47-7.45 (d, J=8.4Hz, 1H), 6.99 (t, 1H), 4.46-4.43 (d, J=10.4Hz, 1H) 4.16-4.13-(d, J=10.8Hz, 1H), 3.72-3.67 (m, 1H), 3.30 (s, 3H), 3.05 (s, 3H), 1.99 (m, 1H), 1.87-1.63 (m, 6H), 0.96-0.89 (m, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-219(0.017g)を得た。MS(ES): m/z : 535.65 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度95.10%, キラルHPLC : 98.28%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 7.68-7.61 (m, 3H), 7.62 (s, 1H), 7.00 (t, 1H), 4.46-4.44 (d, J=10Hz, 1H), 4.16-4.13 (d, J=11.2Hz, 1H) 3.72-3.67 (m, 1H), 3.30 (s, 3H), 3.05 (s, 3H), 2.06 (m, 1H), 1.97-1.66 (m, 6H), 1.05-0.91 (m, 4H)。
実施例220:N-(7-((4-シクロブチル-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-220の合成。
Figure 0007082120000424
化合物220.1の合成。CHCl(50mL)中の化合物3-フルオロ-4-ニトロフェノール(5g,31.8mmol,1.0当量)に、トリエチルアミン(6.5mL,47.7mmol,1.5当量)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で10分間撹拌した。次いで、トリフルオロメタンスルホン酸(6.3mL,31.8mmol,1.0当量)を滴下により添加した。反応混合物を0℃で16時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下でエバポレートして、220.1(0.35g,83.39%)を得た。MS(ES): m/z 204.18 [M+H]+
化合物220.2の合成。トルエン(30mL)中の化合物220.1(3.0g,10.3mmol,1.0当量)およびシクロプロピルボロン酸(1.29g,12.93mmol,1.25当量)に、CsCO(5.0g,15.45mmol,1.5当量)を添加した。反応混合物をアルゴンで5分間脱気した。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のCHClとの錯体(0.67g,0.824mmol,0.08当量)を添加し、そして反応混合物をアルゴンで10分間、再度脱気した。反応混合物を90℃で4時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下でエバポレートして、220.2(1.1g,54.32%)を得た。MS(ES): m/z 196.54 [M+H]+
化合物220.3の合成。ジメチルホルムアミド(20mL)中の化合物220.2(1.3g,6.66mmol,1.0当量)に、水中のメタンチオール酸ナトリウム(1.0g,14.66mmol,2.2当量)を添加した。反応混合物を15~20℃で5時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中15%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な220.3(1.2g,80.69%)を得た。MS(ES): m/z 224.38 [M+H]+
化合物220.4の合成。220.3(1.2g,1.74mmol,1.0当量)のMeOH(35mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.42g)を添加した。水素を反応混合物に通して12時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、220.4(0.8g,77.01%)を得た。MS(ES): m/z 194.25 [M+H]+
化合物220.5の合成。化合物220.5を、220.4および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:34.98%)。MS(ES): m/z 479.83 [M+H]+
化合物220.6の合成。CHCl(5mL)中の化合物220.5(0.5g,1.44mmol,1.0当量)に、0℃で、m-クロロペルオキシ安息香酸(m-chloroperocybenzoic acid)(0.5mL)を滴下により添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。次いで、その有機層をNaHCOで洗浄した。その有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、220.6(0.3g,73.23%)を得た。MS(ES): m/z 511.26 [M+H]+
化合物220.7の合成。化合物220.7を、220.6およびシクロプロパンカルボキシアミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:32.26%)。MS(ES): m/z 560.49 [M+H]+
I-220の合成。化合物I-220を、220.7から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:57.73%)。MS(ES): m/z : 476.35 [M+H]+ , LCMS純度: 98.93%, HPLC純度98.53%, 1H NMR (DMSO+TFA, 400MHz): 7.19 (s, 2H), 6.95-6.93 (d, J=8Hz, 1H), 6.84-6.82 (d, J=8Hz, 1H), 6.22 (t, 1H), 3.11 (s, 1H), 2.92 (m, 1H), 2.29 (s, 3H) 1.63 (bs, 2H), 1.44-1.34 (m, 2H), 1.13 (bs, 1H), 0.97 (s, 2H), 0.31-0.20 (m, 4H)。
実施例221:N-(7-((4-シクロブチル-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-221の合成。
Figure 0007082120000425
化合物221.1の合成。化合物221.1を、98.4および220.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:33.45%)。MS(ES): m/z 444.52 [M+H]+
化合物221.2の合成。CHCl(4mL)中の化合物221.1(0.22g,0.5mmol,1.00当量)に、0℃で、m-クロロペルオキシ安息香酸(0.4g,1.75mmol,3.5当量)を少しずつ添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。次いで、その有機層をNaHCOで洗浄した。その有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、221.2(0.170g,60.82%)を得た。MS(ES): m/z 476.53 [M+H]+
化合物221.3の合成。化合物221.3を、221.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:48.38%)。MS(ES): m/z 524.86 [M+H]+
化合物I-221の合成。化合物I-221を、221.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:64.04%)。MS(ES): m/z : 440.40 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度99.01%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 7.86-7.86 (d, J=1.6Hz, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.71-7.69 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.65-7.63 (m, 1H), 3.70-3.66 (m, 1H), 3.09 (s, 3H), 2.61 (s, 3H), 2.47-2.4 (m, 2H) 2.26-2.09 (m, 3H), 1.98-1.85 (m, 2H), 0.97-0.95 (m, 4H)。
実施例222:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(メトキシメチル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-222の合成。
Figure 0007082120000426
化合物222.1の合成。ジイソプロピルアミン(38.7g,0.30mmol,2.4当量)のテトラヒドロフラン(200mL)中の溶液を-78℃まで冷却し、その後、n-ブチルリチウム(19.21g,0.30mmol,2.4当量)を添加し、そして反応混合物を同じ温度で30分間撹拌した。水素化トリブチルスズ(87.03g,0.30mmol,2.4当量)を反応混合物に同じ温度で添加し、次いで0℃で維持し、そして30分間撹拌した。この反応混合物を-78℃まで冷却し、クロロ(メトキシ)メタン(10g,0.125mmol,1.0当量)を添加し、そして反応混合物を室温まで温めた。この反応混合物を室温で5時間撹拌した。完了したら、反応混合物をブライン中に移し、そしてジエチルエーテルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサンで溶出して、222.1を得た。(7.0g,16.82%)。MS(ES): m/z 336.12 [M+H]+
化合物222.2の合成。222.1(3.7g,14.92mmol,1.0当量)のN-メチルピロリジン(35mL)中の溶液に、(5-ブロモ-2-ニトロフェニル)(メチル)スルファン(5.0g,14.92mmol,1当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.72g,1.49mmol,0.1当量)、再度反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気した。この反応物を60℃で20時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中15%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な222.2(2.1g,66.00%)を得た。MS(ES): m/z 214.25 [M+H]+
化合物222.3の合成。222.2(2.1g,9.85mmol,1.0当量)のMeOH(50mL)中の溶液に、10%のPd/C(1g)を添加した。水素を反応混合物に通して4時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、222.3を得た。(1.1g,60.95%)。MS(ES): m/z 184.27 [M+H]+
化合物222.4の合成。化合物222.4を、222.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:23.45%)。MS (ES): m/z 469.95 [M+H]+
化合物222.5の合成。222.4(0.240g,5.11mmol,1当量)のCHCl(10mL)中の溶液を0℃で冷却し、そしてメタ-クロロ過安息香酸(0.097g,5.62mmol,1.1当量)をこの反応混合物にゆっくりと添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を飽和NaHCO溶液中に移し、そしてCHClで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をCHCl中2%のMeOH中に溶出させて、222.5(0.160g,62.41%)を得た。MS(ES): m/z 501.95 [M+H]+
化合物222.6の合成。化合物を、122.5およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.57%)。MS (ES): m/z 550.59 [M+H]+
化合物I-222の合成。化合物I-222を、222.6から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:59.04%)。MS(ES): m/z : 466.35 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 97.55%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.05 (s, 1H), 8.01-8.00 (d, J=1.6Hz, 1H), 7.87-7.85 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.75-7.73 (d, J=8.4Hz, 1H), 6.98 (t, 1H), 4.56 (s, 2H), 3.47 (s, 3H), 3.12 (s, 3H), 1.90 (s, 1H), 0.98-0.89 (s, 4H)。
実施例223:N-(7-((4-(メトキシメチル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-223の合成。
Figure 0007082120000427
化合物223.1の合成。化合物223.1を、4-(メトキシメチル)-2-(メチルチオ)アニリンおよび98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:38.00%)。MS (ES): m/z 432.97 [M+H]+
化合物223.2の合成。223.1(0.240g,5.54mmol,1当量)のCHCl(10mL)中の溶液を0℃で冷却し、そしてメタ-クロロ過安息香酸(0.104g,6.09mmol,1.1当量)をこの反応混合物にゆっくりと添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を飽和NaHCO溶液中に移し、そしてCHClで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をCHCl中2%のMeOH中に溶出させて、純粋な223.1を得た。(0.140g,56.68%)。MS(ES): m/z 465.97 [M+H]+
化合物223.3の合成。化合物を、223.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:48.50%)。MS (ES): m/z 514.61 [M+H]+
化合物I-223の合成。化合物I-223を、223.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:55.81%)。MS(ES): m/z : 430.55 [M+H]+ , LCMS純度: 95.61%, HPLC純度97.09%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 7.98 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.71-7.69 (d, J=7.6Hz, 1H), 4.54 (s, 2H), 3.46 (s, 3H), 3.38 (s, 3H), 3.12 (s, 3H), 1.87 (s, 1H), 0.96-0.88 (m, 4H)。
実施例224/225:(1S,2S)-2-フルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-224および(1R,2R)-2-フルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-225の合成。
Figure 0007082120000428
化合物I-224およびI-225の合成。I-211の異性体(0.052g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA:ACN(50:50)中0.1のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-224(0.024g)を得た。MS(ES): m/z : 484.30 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.57%, キラルHPLC純度: (100%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.81 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.38-8.37 (d, J=1.6Hz, 1H), 8.15-8.13 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.82-7.81 (d, J=2Hz, 2H), 7.73-7.71 (d, J=8.8Hz, 1H), 6.84-6.84 (d, J=2Hz, 1H), 5.0-4.84 (m, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 2.63 (s, 3H), 2.20 (s, 1H), 1.64-1.58 (m, 1H), 1.19-1.12 (m, 1H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-225(0.004g)を得た。MS(ES): m/z : 484.41 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC純度: (97%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.43-8.42 (d, J=4Hz, 1H), 8.13-8.11 (d, J=8Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.68-7.67 (d, J=4Hz, 1H), 6.73-6.72 (d, J=4Hz, 1H), 4.77 (m, 1H), 3.99 (s, 3H), 3.17 (s, 3H), 2.60 (s, 3H), 2.09 (m, 1H), 1.78-1.72 (m, 1H), 1.19-1.16(m, 1H)。
実施例226:N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-226の合成。
Figure 0007082120000429
化合物226.1の合成。化合物226.1を、232.3および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:19.45%)。MS(ES): m/z 506.03 [M+H]+
化合物226.2の合成。化合物226.2を、226.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:82.09%)。MS(ES): m/z 554.68 [M+H]+
I-226の合成。化合物I-226を、226.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:75.99%)。MS(ES): m/z : 470.52 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.52(s, 1H), 10.58 (s, 1H), 8.49 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.71-7.66 (m, 2H), 3.99-3.95 (m, 2H), 3.48-3.42 (m, 2H), 3.19-3.17 (m, 6H), 2.93-2.87 (m, 1H), 2.01-1.98 (t, J=11.6Hz, 1H), 1.78-1.63 (m, 4H), 0.77-0.76 (d, J=4.8Hz, 4H)。
実施例227/228:(R)-2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-227および
(S)-2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-228の合成。
Figure 0007082120000430
化合物I-227およびI-228の合成。I-378の異性体(0.087g)を、カラム(CHIRAL CEL OX-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA中0.1のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-227(0.025g)を得た。MS(ES): m/z : 502.40 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.61%, キラルHPLC純度: (100.00%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.37-8.36 (d, J=2Hz, 1H), 8.05-8.02 (dd, J=1.6Hz, J=8.4Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.78-7.76 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.14 (s, 3H), 2.81-2.76 (m, 1H), 2.59 (s, 3H), 2.10-2.01 (m, 1H), 1.84-1.82 (m, 1H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-228(0.025g)を得た。MS(ES): m/z : 502.31 [M+H]+ , LCMS純度: 100.00%, HPLC純度: 100.00%, キラルHPLC純度: (98.04%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.37-8.36 (d, J=2Hz, 1H), 8.05-8.03 (dd, J=2Hz, J=8.4Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.78 (m, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.14 (s, 3H), 2.84-2.76 (m, 1H), 2.59 (s, 3H), 2.09-2.03 (m, 1H), 1.84-1.82 (m, 1H)。
実施例229:N-(2-((5-((6-シアノピリジン-2-イル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-(ジフルオロメチル)メタンスルホンアミド,I-229の合成。
Figure 0007082120000431
化合物229.1の合成。ピリジン(50mL)中の化合物2-ニトロアニリン(5g,36.12mmol,1.0当量)に、塩化メシル(4.95g,43.43mmol,1.2当量)を滴下により添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中5%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な229.1(2g,25.55%)を得た。MS(ES): m/z 217.26 [M+H]+
化合物229.2の合成。MeOH(30mL)中の化合物229.1(2g,9.2mmol,1.0当量)に、10%の炭素担持パラジウム(0.7g)を添加した。水素を、この反応混合物に通して4時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、229.2(1.7g,54.3%)を得た。MS(ES): m/z 187.36 [M+H]+
化合物229.3の合成。化合物229.3を、229.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:49.33%)。MS(ES): m/z 472.51 [M+H]+
化合物229.4の合成。化合物229.4を、229.3および6-アミノニコチノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:51.06%)。MS(ES): m/z 555.72 [M+H]+
化合物229.5の合成。ジメチルホルムアミド(1mL)中の化合物229.4(0.3g,0.54mmol,1.0当量)およびジフルオロヨードメタン(0.192g,1.08mmol,2.0当量)に、0℃で、CsCO(0.351g,1.08mmol,2.0当量)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、229.5(0.057g,52.29%)を得た。MS(ES): m/z 605.26 [M+H]+
化合物I-229の合成。化合物I-229を、229.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:63.75%)。MS(ES): m/z : 521.36 [M+H]+ , LCMS純度: 96.56%, HPLC純度: 96.47%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.60 (s, 1H), 10.14 (s, 1H), 8.16-8.14 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.90-7.83 (m, 2H), 7.71-7.64 (m, 2H), 7.60-7.58 (d, J=8Hz, 1H), 7.49-7.46 (s, 2H), 7.36-7.22 (m, 1H), 7.22 (t, 1H), 3.34 (s, 3H)。
実施例230/231:(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-230および(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-231の合成。
Figure 0007082120000432
化合物I-230およびI-231の合成。I-385の異性体(0.100g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA中0.1%のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-230(0.030g)を得た。MS(ES): m/z : 567.56 [M+H]+ , LCMS純度: 99.66%, HPLC純度: 97.78%, キラルHPLC純度: (100%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.07 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.82-7.80 (d, J=6.8Hz, 2H), 7.72-7.67 (m, 2H), 7.14-6.87 (t, 1H), 3.97 (s, 3H), 3.34 (s, 3H), 3.08 (s, 3H), 2.82-2.80 (d, J=8.4Hz, 1H). 2.10-2.06 (m, 1H), 1.85-1.83(m, 1H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-231(0.030g)を得た。MS(ES): m/z : 567.56 [M+H]+ , LCMS純度: 98.73 %, HPLC純度: 95.06 %, キラルHPLC純度: (98.28%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.074 (s, 1H), 7.940 (s, 1H), 7.82-7.80 (d, J=7.6Hz, 2H), 7.72-7.67 (m, 2H), 7.14-6.87 (t, 1H), 3.98 (s, 3H), 3.34 (s, 3H), 3.08 (s, 3H), 2.82-2.80 (d, J=10.0Hz, 1H). 2.10-2.06 (m, 1H), 1.86-1.83 (m, 1H)。
実施例232:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-232の合成。
Figure 0007082120000433
Figure 0007082120000434
化合物232.1の合成。4-ブロモ-2-(メチルチオ)アニリン(3g,13.75mmol,1.0当量)、2-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(4.33g,20.63mmol,1.5当量)の、テトラヒドロフラン(60mL)と水(10mL)との混合物中の溶液に。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。1,1’-ビス(ジフェニルホスファニル)フェロセン(1g,1.375mmol,0.1当量)、炭酸カリウム(22.8mL,)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、水をこの反応混合物に添加し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な232.1(1.4g,45.99%)を得た。MS(ES): m/z 222.32 [M+H]+
化合物232.2の合成。232.1(1.4g,6.33mmol,1.0当量)のエタノール(30mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.70g)を添加した。水素を反応混合物に通して2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、232.2(0.600g,42.47%)を得た。MS(ES): m/z 224.33 [M+H]+
化合物232.3の合成。232.2(0.600g,2.69mmol,1当量)の酢酸(130mL)中の溶液に、30%の過酸化水素(0.663g,0.195mmol,7.26当量)およびタングステン酸ナトリウム二水和物(0.711g,0.003mmol,0.9当量)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷水中に移し、そして沈殿した生成物を濾過し、ヘキサン中25%の酢酸エチルで洗浄し、そして十分に乾燥させて、232.3を得た。(0.520g,収率:75.81%)。MS(ES): m/z 256.33 [M+H]+
化合物232.4の合成。化合物232.4を、13.4および232.3から、一般手順Aを使用して合成した(収率:19.85%)。MS(ES): m/z 542.01 [M+H]+
化合物232.5の合成。化合物232.5を、232.4およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:62.56%)。MS(ES): m/z 590.66 [M+H]+
I-232の合成。化合物I-232を、232.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:48.21%)。MS(ES): m/z : 506.48 [M+H]+ , LCMS純度: 95.17%, HPLC純度97.06%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.78 (s, 1H), 10.76 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.79-7.70 (m, 3H), 7.26 (t, 1H), 4.00-3.97 (d, J=10.4Hz, 2H), 3.52-3.41 (m, 2H), 3.22 (s, 3H), 2.96-2.90(m, 1H), 2.08-2.02 (m, 1H), 1.80-1.66 (m, 4H), 0.80-0.79 (d, J=6Hz, 4H)。
実施例233/234:(S)-2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-233および
(R)-2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-234の合成。
Figure 0007082120000435
化合物I-233およびI-234の合成。I-376の異性体(0.070g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA中0.1のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-233(0.026g)を得た。MS(ES): m/z : 531.54 [M+H]+ , LCMS純度: 99.63%, HPLC純度98.52%, キラルHPLC純度: (100.00%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.05 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.65 (s, 2H), 3.97 (s, 3H), 3.37 (s, 3H), 3.08 (s, 3H), 2.59 (s, 3H), 2.09-2.05 (m, 1H), 1.84-1.81 (m, 2H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-234(0.030g)を得た。MS(ES): m/z : 531.54 [M+H]+ , LCMS純度: 98.07%, HPLC純度97.04%, キラルHPLC : (100.00%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.05 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.65 (s, 2H), 3.97 (s, 3H), 3.39 (s, 3H), 3.08 (s, 3H), 2.64 (s, 3H), 2.18-2.05 (m, 1H), 1.96-1.81 (m, 2H)。
実施例235/236:(1S,2S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-235および(1R,2R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-236の合成。
Figure 0007082120000436
化合物I-235およびI-236の合成。I-207の異性体(0.065g)を、カラム(CHIRALCEL OX-H (250mm×4.6mm,5u)および0.1%のDEA IPA:ACN(50:50)を3mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-235(0.027g)を得た。MS(ES): m/z : 549.47 [M+H]+ , LCMS純度: 97.70%, HPLC純度99.33%, キラルHPLC : (100%), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 10.60 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.85-7.81 (d, J=13.6Hz, 2H), 7.66-7.64 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.60-7.58 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.17(t, 1H), 4.98-4.81 (m, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.12 (s, 3H), 1.89 (s, 1H), 1.69-1.56 (m, 2H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-236(0.010g)を得た。MS(ES): m/z : 549.55 [M+H]+ , LCMS純度: 99.26%, HPLC純度98.53%, キラルHPLC : (100%), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 10.66 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.86-7.83 (d, J=11.2Hz, 2H), 7.67-7.65 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.59-7.57 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.24 (s, 1H),7.10 (t, 1H), 4.98-4.83 (m, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.11 (s, 3H), 2.27 (s, 1H), 1.25 (s, 1H), 1.13(s, 1H)。
実施例237/238:(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-237および
(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-238の合成。
Figure 0007082120000437
化合物I-237およびI-238の合成。I-386の異性体(0.095g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA中0.1のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-237(0.026g)を得た。MS(ES): m/z : 538.35 [M+H]+ , LCMS純度: 98.01%, HPLC純度98.60%, キラルHPLC : (98.62%), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.76 (s, 1H), 10.99 (s, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.36-8.36 (d, J=2Hz, 1H), 8.17-8.15 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.83-7.81 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.40-7.14 (t, 1H), 7.27 (t, 1H), 6.84-6.84 (d, J=2Hz, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.21 (s, 3H), 3.03-3.00 (m, 1H), 2.02-1.99 (m, 2H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-238(0.027g)を得た。MS(ES): m/z : 538.35 [M+H]+ , LCMS純度: 98.34%, HPLC純度97.31%, キラルHPLC : (98.45%), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 11.01 (s, 1H), 8.85 (s, 1H), 8.36-8.36 (d, J=1.6Hz, 2H), 8.17-8.15 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.84-7.81 (t, J=8.8Hz, 2H), 7.42-7.15 (t, 1H), 7.27(t, 1H), 6.85-6.84 (d, J=2Hz, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 3.04-3.01 (m, 1H), 2.10-1.99 (m, 2H)。
実施例239/240:(S)-2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-239および(R)-2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-240の合成。
Figure 0007082120000438
化合物I-239およびI-240の合成。I-377の異性体(0.080g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA中0.1のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-239(0.025g)を得た。MS(ES): m/z : 502.31 [M+H]+ , LCMS純度: 94.90%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC純度: (96%), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.59 (s, 1H), 10.84 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.33-8.33 (d, J=2Hz, 1H), 8.14-8.11 (dd, J=2Hz, J=8.4Hz, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.81-7.80 (t, J=4.8Hz, 2H), 6.82-6.82 (d, J=2Hz, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.02-2.94 (m, 1H), 2.51(s, 3H), 2.04-1.95 (m, 2H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-240(0.026g)を得た。MS(ES): m/z : 502.36 [M+H]+ , LCMS純度: 99.65%, HPLC:純度: 100%, キラルHPLC : (99.25%), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.59 (s, 1H), 10.84 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.33-8.33 (d, J=2Hz, 1H), 8.14-8.11 (dd, J=1.6Hz, J=8.4Hz, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.81-7.80 (t, J=4.8Hz, 2H), 6.82-6.82 (d, J=2Hz, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.00-2.97 (m, 1H), 2.51(s, 3H), 2.04-1.95 (m, 2H)。
実施例241:N-(7-((4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-241の合成。
Figure 0007082120000439
Figure 0007082120000440
化合物241.1の合成。化合物241.1を、98.4および246.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:34.35%)。MS(ES): m/z 516.48 [M+H]+
化合物241.2の合成 化合物241.2を、241.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:75.38%)。MS(ES): m/z 564.13 [M+H]+
I-241の合成。化合物I-241を、241.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:67.17%)。MS(ES): m/z : 480.40 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度98.78%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.51 (s, 1H), 10.60 (s, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.21-8.21 (d, J=2Hz, 1H), 8.03-7.98 (m, 2H), 7.82-7.80 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 2.22 (s, 3H), 2.00 (s, 1H), 0.78-0.63 (m, 4H)。
実施例242:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(ジメチルホスホリル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-242の合成。
Figure 0007082120000441
Figure 0007082120000442
化合物242.1の合成。ジメチルホルムアミド(15mL)中の、2-ヨードアニリン(1.5g,6.85mmol,1.0当量)、ジメチルホスフィンオキシド(0.590g,7.53mmol,1.1当量)、リン酸カリウム(1.6g,7.53mmol,1.1当量)の混合物を、アルゴンにより20分間脱気した。Xantphos(0.397g,0.685mmol,0.1当量)、酢酸パラジウム(II)(0.153g,0.685mmol,0.1当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、アルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を150℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてCHCl中10%のMeOHで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をCHCl中5%のMeOH中に溶出させて、純粋な242.1(0.700g,60.42%)を得た。MS(ES): m/z 170.16 [M+H]+
化合物242.2の合成。化合物242.2を、242.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:22.26%)。MS(ES): m/z 455.84 [M+H]+
化合物242.3の合成。化合物を、242.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:41.06%)。MS(ES): m/z 504.49 [M+H]+
化合物I-242の合成。化合物I-242を、242.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:48.02%)。MS(ES): m/z : 420.32 [M+H]+ , LCMS純度: 96.81%, HPLC純度: 99.44%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.54 (s, 1H), 10.67 (s, 1H), 10.16 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.67-7.56 (m, 3H), 7.35 (s, 1H), 7.22-7.17 (m, 1H), 2.03-2.02 (m, 1H), 1.81 (s, 6H), 0.87 (s, 4H)。
実施例243:N-(7-((2-(ジメチルホスホリル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-243の合成。
Figure 0007082120000443
化合物243.1の合成。化合物243.1を、98.4および242.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:39.04%)。MS(ES): m/z 519.86 [M+H]+
化合物243.2の合成。化合物243.2を、242.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:36.73%)。MS(ES): m/z 568.51 [M+H]+
化合物I-243の合成。化合物I-243を、243.2から、一般手順を使用して合成した(収率:56.51%)。MS(ES): m/z : 384.33 [M+H]+ , LCMS純度: 98.05%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.54 (s, 1H), 10.64 (s, 1H), 10.56 (s, 1H), 8.62-8.59 (m, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.50-7.43 (m, 2H), 6.94 (s, 1H), 2.47 (s, 3H), 2.37-2.35 (m, 1H), 1.80 (s, 6H), 0.84 (s, 4H)。
実施例244/245:(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-244および
(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-245の合成。
Figure 0007082120000444
化合物I-244およびI-245の合成。I-381の異性体(0.100g)を、カラム(CHIRALCEL OX-H(250mm×4.6mm,5u)および0.1%のDEA IPA:ACN(50:50)を4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-244(0.026g)を得た。MS(ES): m/z : 538.55 [M+H]+ , LCMS純度: 97.48%, HPLC純度: 96.33%, キラルHPLC : (100%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.40-8.39 (d, J=2Hz, 1H), 8.10-8.07 (m, 2H), 7.89-7.86 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 6.99 (t, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.15 (s, 3H), 2.84-2.82 (m, 1H), 2.12-2.05 (m, 1H), 1.95-1.81 (m, 1H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-245(0.027g)を得た。MS(ES): m/z : 538.50 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.60%, キラルHPLC : (99.00%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.40 (s, 1H), 8.10-8.08 (m, 2H), 7.89-7.87 (d, J=8Hz, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.00 (t, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.15 (s, 3H), 2.84-2.82 (m, 1H), 2.14-2.07 (m, 1H), 1.87-1.84 (m, 1H)。
実施例246:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-246の合成。
Figure 0007082120000445
Figure 0007082120000446
化合物246.1の合成。246.1a(1.0g,3.36mmol,1.0当量)および3-ブロモ-1,4-ジメチル-1H-ピラゾール(0.58g,3.36mmol,1.0当量)の、1,4-ジオキサン(8.0mL)と水(2.0mL)との混合物中の溶液に、炭酸カリウム(1.24g,9.02mmol,2.5当量)を添加した。アルゴンを、この反応混合物に通して5分間パージした。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のCHClとの錯体(0.29g,0.33mmol,0.1当量)を添加し、そして再度5分間パージした。反応混合物を110℃で2時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中12%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、246.1(0.6g,39.35%)を得た。MS(ES): m/z 266.38 [M+H]+
化合物246.2の合成。化合物246.2を、246.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:13.64%)。MS(ES): m/z 552.76 [M+H]+
化合物246.3の合成。化合物246.3を、246.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.94%)。MS(ES): m/z 600.28 [M+H]+
I-246の合成。化合物I-246を、246.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:74.77%)。MS(ES): m/z : 516.54 [M+H]+ , LCMS純度: 93.73%, HPLC純度93.67%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.70 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 8.24-8.24 (d, J=2Hz, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.02-8.01 (d, J=2Hz, 1H), 7.84-7.82 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.27 (t, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 2.25 (s, 3H), 2.05-2.00 (m, 1H), 0.80 (bs, 4H)。
実施例247/248:(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-247および(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-248の合成。
Figure 0007082120000447
化合物I-247およびI-248の合成 I-401の異性体(0.070g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H(250mm×4.6mm,5u))および0.1%のDEA IPA:ACN(50:50)を4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-247(0.026g)を得た。MS(ES): m/z : 506.53 [M+H]+ , LCMS純度: 99.54%, HPLC純度99.58%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 10.76 (s, 1H), 8.73 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.76-7.70 (m, 3H), 7.39-7.13 (t, 1H), 4.46-4.43 (d, J=10.8Hz, 1H), 4.09-4.06 (d, J=10.8Hz, 1H), 3.61-3.54 (m, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.04-2.02 (d, J=10.8Hz, 1H), 1.92-1.89 (m, 2H), 1.68-1.61 (m, 2H), 1.50-1.44 (m, 1H), 1.44-1.25 (m, 1H), 0.85(bs, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-248(0.025g)を得た。MS(ES): m/z : 506.36 [M+H]+ , LCMS純度: 95.53%, HPLC純度95.13%, キラルHPLC : 99.67%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 10.75 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.76-7.70 (m, 3H), 7.38-7.12 (t, 1H), 4.46-4.43 (d, J=10.8Hz, 1H), 4.09-4.06 (d, J=11.2Hz, 1H), 3.60-3.54 (m, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.10-2.02 (m, 1H), 1.92-1.89 (m, 2H), 1.70-1.59 (m, 3H), 1.50-1.48 (m, 1H), 0.79 (bs, 4H)。
実施例249:N-(2-((5-((6-シアノピリジン-2-イル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-(ジフルオロメチル)メタンスルホンアミド,I-249の合成。
Figure 0007082120000448
化合物249.1の合成。化合物249.1を、98.4および229.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:32.82%)。MS(ES): m/z 436.93 [M+H]+
化合物249.2の合成。化合物249.2を、249.1および6-アミノニコチノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:56.04%)。MS(ES): m/z 519.60 [M+H]+
化合物249.3の合成。249.2(0.300g,578.48mmol),1当量)の、N,N-ジメチルホルムアミド(2mL)中の溶液に、CsCO(0.226g,6.95mmol,1.2当量)を0℃で添加した。ジフルオロヨードメタン(0.123g,578.40mmol,1.2当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(1.5mL)中の溶液を、この反応混合物に同じ温度で滴下により添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中1%のMeOH中に溶出させて、249.3(0.070g,21.28%)を得た。MS(ES): m/z 569.60 [M+H]+
化合物I-249の合成。化合物I-249を、249.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:16.43%)。MS(ES): m/z : 485.41 [M+H]+ , LCMS純度: 99.95%, HPLC純度: 99.73%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.45 (s, 1H), 9.96 (s, 1H), 8.04-8.01 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.85-7.81 (m, 2H), 7.69-7.65 (t, J=8.4Hz, 1H), 7.58-7.51 (m, 2H), 7.46-7.41 (m, 2H), 7.26-7.23 (t, J=7.6Hz, 1H), 3.39 (s, 3H), 2.47 (s, 3H)。
実施例250:(1S,2S)-2-フルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-250の合成。
Figure 0007082120000449
化合物250.1の合成。化合物250.1を、381.2および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:38.08%)。MS(ES): m/z 502.34 [M+H]+
化合物250.2の合成。化合物250.2を、250.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:56.97%)。MS(ES): m/z 550.48 [M+H]+
化合物250.3の合成。250.2(0.250g,0.45mmol,1.0当量)のMeOH(3.0mL)中の溶液に、5MのNaOH(0.091g,2.2mmol,5.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で24時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷水中に移した。この溶液のpHを、希HClを使用して中性に調製して、固体沈殿物を得、これを水で洗浄し、そして十分に乾燥させて、250.3を得た。(0.150g,68.48%)。MS(ES): m/z 482.57 [M+H]+
化合物250.4の合成。(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.023g,0.22mmol,1.1当量)のN,N’-ジメチルホルムアミド(1.0mL)中の溶液に、0℃で、(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート)(0.125g,0.33mmol,1.5当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、ジ-イソプロピルエチルアミン(0.070g,0.55mmol,2.5当量)および化合物250.3(0.1g,0.2mmol,1.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で3時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中25%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な250.4(0.062g,75.14%)を得た。MS(ES): m/z : 568.97 [M+H]+
化合物I-250の合成。化合物I-250を、250.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:66.27%)。MS(ES): m/z : 484.30 [M+H]+ , LCMS純度: 97.81%, HPLC純度: 95.20%, キラルHPLC純度: 97.26%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.38-8.37 (d, J=2Hz, 1H), 8.06-8.03 (dd, J=2Hz, J=8.4Hz, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.79-7.77 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 4.79-4.75 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.15 (s, 3H), 2.59 (s, 3H), 2.08-2.04(m, 1H), 1.80-1.69 (m, 1H), 1.21-1.14 (m, 1H)。
実施例251:(1R,2R)-2-フルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-251の合成。
Figure 0007082120000450
化合物251.1の合成。(1R,2R)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.023g,0.22mmol,1.1当量)のN,N’-ジメチルホルムアミド(1.0mL)中の溶液に、0℃で、(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート)(0.125g,0.33mmol,1.5当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。ジ-イソプロピルエチルアミン(0.070g,0.55mmol,2.5当量)および250.3(0.1g,0.2mmol,1.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で3時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中22%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な251.1(0.058g,44.12%)を得た。MS(ES): m/z : 568.54 [M+H]+
化合物I-251の合成。化合物I-251を、251.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:80.96%)。MS(ES): m/z : 484.35 [M+H]+ , LCMS純度: 98.90%, HPLC純度: 98.14%, キラルHPLC純度: (96.00%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.37- 8.37 (d, J=1.6Hz, 1H), 8.05- 8.03 (dd, J=2Hz, J=8.4Hz, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 4.78- 4.74 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.15 (s, 3H), 2.59 (s, 3H), 2.08-2.04 (m, 1H), 1.80-1.69 (m, 1H), 1.21-1.14 (m, 1H)。
実施例252/253:(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-253および(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-254。
Figure 0007082120000451
化合物I-253およびI-254の合成 I-391の異性体(0.070g)を、I-391から、カラム(CHIRAL PAK AD-H(250mm×4.6mm,5u))およびMeOH中0.1%のDEAを3mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-252(0.025g)を得た。MS(ES): m/z : 506.36 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度98.39%, キラルHPLC : (100%), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 10.75 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.74-7.69 (m, 3H), 7.38-7.11 (t, 1H), 3.89-3.86 (d, J=11.2Hz, 1H), 3.46-3.39 (m, 2H), 3.21 (s, 3H), 2.91-2.87 (m, 1H), 2.05-1.97 (m, 3H), 1.79-1.67 (m, 3H), 0.79- 0.775 (m, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-253(0.025g)を得た。MS(ES): m/z : 506.31 [M+H]+, LCMS純度: 97.60%, HPLC純度94.89%, キラルHPLC : (96.26%), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.62 (s, 1H), 10.75 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.74-7.69 (m, 2H), 7.38-7.12 (t, 1H), 3.89-3.86 (d, J=10.8Hz, 2H), 3.51-3.39 (m, 2H), 3.18 (s, 3H), 2.94-2.89 (m, 1H), 2.05-1.97 (m, 2H), 1.80-1.77 (m, 1H), 1.76-1.67 (m, 2H), 0.79- 0.77 (m, 4H)。
実施例254/255:(R)-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-254および(S)-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-255の合成
Figure 0007082120000452
化合物I-254およびI-255の合成。I-390の異性体(0.082g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H(250mm×4.6mm,5u))およびMeOH中0.1%のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-254(0.022g)を得た。MS(ES): m/z : 470.52 [M+H]+ , LCMS純度: 96.87%, HPLC純度97.50%, キラルHPLC : (96.22%), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.51 (s, 1H), 10.58 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.70-7.66 (t, J=6.4Hz, 2H), 3.88-3.86 (d, J=10.8Hz, 2H), 3.45-3.38 (m, 2H), 3.19 (s, 3H), 2.92-2.87 (m, 1H), 2.48 (s, 3H), 1.99-1.98 (m, J=5.6Hz, 2H), 1.82-1.72 (m, 1H), 1.67 (s, 2H), 0.77-0.76 (m, 4H)。
FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-255(0.020g)を得た。MS(ES): m/z : 470.52 [M+H]+ , LCMS純度: 96.93%, HPLC純度95.32%, キラルHPLC : (97.30%), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.52 (s, 1H), 10.58 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.70-7.66 (m, 2H), 3.88-3.86 (d, J=10.8Hz, 2H), 3.45-3.42 (m, 2H), 3.21 (s, 3H), 2.92-2.87 (m, 1H), 2.48 (s, 3H), 1.99-1.98 (m, 2H), 1.82-1.75 (m, 1H), 1.67 (s, 2H), 0.77-0.76 (m, 4H)。
実施例256/257:(R)-2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-256および(S)-2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-257の合成
Figure 0007082120000453
化合物I-256およびI-257の合成。I-324の異性体(0.080g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H(250mm×4.6mm,5u))および0.1%のDEA MEOHを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-256(0.024g)を得た。MS(ES): m/z : 506.41 [M+H]+ , LCMS純度: 98.84%, HPLC純度98.98%, キラルHPLC : 98.00%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.55 (s, 1H), 10.80 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.74-7.67 (q, J=8.4Hz, 2H), 4.43-4.41 (d, J=10.4Hz, 1H), 4.08-4.05 (d, J=11.6Hz, 1H), 3.59-3.53 (m, 1H), 3.19 (s, 3H), 2.98-2.96 (m, 1H), 2.49 (s, 3H), 1.99-1.87 (m, 4H), 1.67-1.41 (m, 2H), 1.49-1.43 (m, 2H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-257(0.011g)を得た。MS(ES): m/z : 506.46 [M+H]+ , LCMS純度: 94.51%, HPLC純度94.31%, キラルHPLC : 99.54% , 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.56 (s, 1H), 10.81 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.74-7.67 (q, J=8Hz, 2H), 4.43-4.41 (d, J=10.8Hz, 1H), 4.08-4.05 (d, J=11.2Hz, 1H), 3.59-3.51(m, 1H), 3.19 (s, 3H), 2.98-2.95 (m, 1H), 2.49 (s, 3H), 1.99-1.88 (m, 4H), 1.65-1.64 (m, 2H), 1.49-1.43 (m, 2H)。
実施例258:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-258の合成。
Figure 0007082120000454
化合物258.1の合成。ジメチルホルムアミド(60mL)中の化合物2-フルオロ-1-ニトロ-4-(トリフルオロメチル)ベンゼン(3.0g,0.014mmol,1.0当量)に、0℃で、メタンチオール酸ナトリウム(1.81g,0.025mmol,1.8当量)を滴下により添加した。反応混合物を0℃で40分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物中に得られた固体を濾過し、そして減圧下で乾燥させて、258.1(3.0g,88.15%)を得た。MS(ES): m/z 238.45 [M+H]+
化合物258.2の合成。MeOH(4mL)と水(1.1mL)との混合物中の化合物258.1(3.0g,0.012mmol,1.0当量)に、酢酸(11.0g,0.18mmol,15.0当量)を添加した。反応混合物を50~60℃で1時間撹拌した。1時間後、鉄粉(4.96g,0.088mmol,7.0当量)を少しずつ添加した。反応混合物を、さらに90℃で2時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物をMeOHで希釈し、そしてセライト床で濾過した。その濾液を減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中15~20%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な258.2(2.1g,80.13%)を得た。MS(ES): m/z 208.43 [M+H]+
化合物258.3の合成。酢酸(21mL)中の化合物258.2(2.1g,4.83mmol,1.0当量)に、タングステン酸ナトリウム(1.49g,5.07mmol,1.005当量)を少しずつ添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌した。次いで、30%の過酸化水素溶液(18mL)を室温で滴下により添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移した。この溶液のpHを、飽和NaHCOを使用することにより7に調整し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中10~13%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な258.3(1.2g,49.5%)を得た。MS(ES): m/z 240.16 [M+H]+
化合物258.4の合成。化合物258.4を、258.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:18.23%)。MS(ES): m/z 525.47 [M+H]+
化合物258.5の合成 化合物258.5を、258.4およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:76.26%)。MS(ES): m/z 574.28 [M+H]+
I-258の合成。化合物I-258を、258.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:82.03%)。MS(ES): m/z : 490.38 [M+H]+ , LCMS純度: 96.08%, HPLC純度: 96.51%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.81 (s, 1H), 10.89 (s, 1H), 9.12 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.12 (s, 2H), 7.95-7.93 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.93 (t, 1H), 3.37(s, 3H), 2.08-2.04 (m, 1H), 0.82 (s, 4H)。
実施例259:N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-259の合成。
Figure 0007082120000455
化合物259.1の合成。化合物259.1を、98.4および258.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:19.57%)。MS(ES): m/z 489.51 [M+H]+
化合物259.2の合成。化合物259.2を、259.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:83.37%)。MS(ES): m/z 538.47 [M+H]+
化合物I-259の合成。化合物I-259を、259.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:75.44%)。MS(ES): m/z : 454.41 [M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.62 (s, 1H), 10.71 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.12-8.06 (m, 3H), 7.90-7.88 (d, J=8.4Hz, 1H), 3.35 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 2.02-2.00 (d, J=6.8Hz, 1H), 0.80-0.79 (m, 4H)。
実施例260:(1S,2S)-2-フルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-260。
Figure 0007082120000456
化合物260.1の合成。化合物260.1を、214.2および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:25.7%)。MS(ES): m/z 502.34 [M+H]+
化合物260.2の合成。化合物260.2を、260.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:63.8%)。MS(ES): m/z 550.28 [M+H]+
化合物260.3の合成。MeOH(2mL)中の化合物260.2(0.175g,0.31mmol,1.0当量)に、5MのNaOH(0.06g,1.5mmol,5.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で36時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を濃縮し、そして水中に移した。次いで、この溶液のpHを、希HCl溶液を使用して中性に調整し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、260.3(0.120g,78.26%)を得た。MS(ES): m/z 550.28 [M+H]+
化合物260.4の合成。N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)中の化合物(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸1.6(0.060.0g,12mmol,1.0当量)に、(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート)(0.094g,24mmol,2当量)を添加した。反応混合物を0℃で15分間撹拌した。次いで、ジ-イソプロピルエチルアミン(0.8ml,3.0mmol 2.5当量)および化合物260.3(0.012g,12mmol,1.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で3時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中6%のMeOHを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な260.4(0.043g,60.80%)を得た。MS(ES): m/z 568.64 [M+H]+
I-260の合成。化合物I-260を、260.4から、一般手順Cを使用して合成した(収率:70.98%)。MS(ES): m/z : 484.4 [M+H]+ , LCMS純度: 97.64%, HPLC純度: 97.18%, キラルHPLC純度: (99.17% ), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 10.64 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.93-7.89 (m, 3H), 7.84-7.82 (d, J=8Hz, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.18 (s, 1H), 4.50-4.99 (d, J=4.4Hz, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.29 (s, 3H), 2.49(s, 3H), 2.21 (s, 1H), 1.63-1.58 (m, 1H) 1.18-1.11(m, 1H)。
実施例261:(1R,2R)-2-フルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-261の合成。
Figure 0007082120000457
化合物261.2の合成。N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)中の化合物261.1(0.060g,12mmol,1.0当量)に、(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート)(0.094g,24mmol,2当量)を添加した。反応混合物を0℃で15分間撹拌した。次いで、ジ-イソプロピルエチルアミン(0.8ml,3.0mmol 2.5当量)および化合物(1R,2R)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.012g,12mmol,1.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で3時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中6%のMeOHを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な261.2(0.043g,60.80%)を得た。MS(ES): m/z 568.64 [M+H]+
I-261の合成。化合物I-261を、261.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:70.98%)。MS(ES): m/z : 484.4 [M+H]+ , LCMS純度: 98.39%, HPLC純度: 98.65%, キラルHPLC純度: (99.67% ), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 10.63 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.92-7.82 (m, 4H), 7.76 (s, 1H), 7.17 (s, 1H), 5.00-4.99 (m, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.29 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.20 (s, 1H), 1.63-1.57 (m, 1H) 1.18-1.09 (m, 1H)。
実施例262:(1S,2S)-N-(7-((4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-262の合成。
Figure 0007082120000458
Figure 0007082120000459
化合物262.1の合成。化合物262.1を、98.4および246.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:20.84%)。MS(ES): m/z : 516.29 [M+H]+
化合物262.2の合成。化合物262.2を、262.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:73.10%)。MS(ES): m/z : 564.43 [M+H]+
化合物262.3の合成。MeOH(2mL)中の化合物262.2(0.35g,0.62mmol,1.0当量)に、5MのNaOH溶液(1.5mL,3.10mmol,5.0当量)を滴下により添加した。反応混合物を80℃で24時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、262.3(0.21g,68.24%)を得た。MS(ES): m/z 500.16 [M+H]+
化合物262.4の合成。(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.024g,0.21mmol,1.5当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(2mL)中の溶液に、0℃で、(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート)(0.115g,0.25mmol,2.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、化合物1.5(0.075g,0.15mmol,1.0当量)およびジ-イソプロピルエチルアミン(0.059g,0.45mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で1.5時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を冷水に移して、沈殿物を得、これを濾過し、そして十分に乾燥させて、純粋な262.4(0.075g,72.71%)を得た。MS(ES): m/z 582.47 [M+H]+
I-262の合成。化合物I-262を、一般手順Cを使用して合成した。(収率:77.94%)。MS(ES): m/z : 498.41 [M+H]+ , LCMS純度: 97.28%, HPLC純度97.94%, キラルHPLC純度: (98.05% ), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.54 (s, 1H), 10.65 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.03-8.00 (dd, J=2.8Hz, J=1.6Hz, 2H), 7.83-7.81 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 5.01-4.99 (m, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 2.34 (s, 3H), 1.66-1.61 (m, 1H) 1.60-1.25 (m, 2H)。
実施例263:(1R,2R)-N-(7-((4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-263。
Figure 0007082120000460
化合物263.1の合成。262.3(0.024g,0.21mmol,1.5当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(2mL)中の溶液に、0℃で、(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート)(0.115g,0.25mmol,2.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、化合物(1R,2R)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.075g,0.15mmol,1.0当量)およびジ-イソプロピルエチルアミン(0.059g,0.45mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で1.5時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を冷水に移して、沈殿物を得、これを減圧下で濾過し、水で洗浄し、そして十分に乾燥させて、純粋な263.1(0.075g,72.71%)を得た。MS(ES): m/z 582.47 [M+H]+
I-263の合成。化合物I-263を、263.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:75.95%)。MS(ES): m/z : 498.41 [M+H]+ , LCMS純度: 99.04%, HPLC純度99.14%, キラルHPLC : (98.25% ), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.54 (s, 1H), 10.65 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.22-8.22 (d, J=2Hz, 1H), 8.02-8.00 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.83-7.81 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 5.00-4.82 (d, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 2.25 (s, 3H), 1.65-1.59 (m, 1H) 1.16-1.11 (m, 2H)。
実施例264:N-(7-((4-シクロブチル-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-264の合成。
Figure 0007082120000461
化合物264.1の合成。N,N-ジメチルホルムアミド(30mL)中の化合物4-ブロモ-2-フルオロ-1-ニトロベンゼン(3.0g,13.64mmol,1.0当量)に、0℃で、メタンチオール酸ナトリウム(1.72g,24.55mmol,1.8当量)を滴下により添加した。反応混合物を0℃で40分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物中に得られた固体を濾過し、そして減圧下で乾燥させて、264.1(3.0g,88.68%)を得た。MS(ES): m/z 249.09 [M+H]+
化合物264.2の合成。MeOH(4mL)と水(1.1mL)との混合物中の化合物264.1(3.0g,12.09mmol,1.0当量)に、酢酸(10.88g,181.35mmol,15.0当量)を添加した。反応混合物を50~60℃で1時間撹拌した。1時間後、鉄粉(4.62g,84.1mmol,7.0当量)を少しずつ添加した。反応混合物を80℃で2時間、さらに撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物をMeOHで希釈し、そしてセライト床で濾過した。その濾液を減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中15~20%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な264.2(2.1g,79.62%)を得た。MS(ES): m/z 219.11 [M+H]+
化合物264.3の合成。酢酸(21mL)中の化合物264.2(2.1g,9.63mmol,1.0当量)に、タングステン酸ナトリウム(2.84g,9.65mmol,1.005当量)を少しずつ添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌した。次いで、30%の過酸化水素溶液(18mL)を室温で滴下により添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移した。この溶液のpHを、飽和NaHCOを使用することにより7に調整し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中10~13%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な264.3(1.2g,49.83%)を得た。MS(ES): m/z 251.11 [M+H]+
化合物264.4の合成。テトラヒドロフラン(10mL)中の化合物264.3(1g,4.0mmol,1.0当量)および4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(1.79g,10.1mmol,1.5当量)に、炭酸カリウム(1.1g,8.0mmol,2.0当量)を添加した。アルゴンを、この反応混合物に通して5分間パージした。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ-パラジウム(II)(0.29g,0.4mmol,0.1当量)を添加し、そして再度5分間パージした。反応混合物を110℃で4時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中12%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、264.4(0.8g,67.33%)を得た。MS(ES): m/z 298.18 [M+H]+
化合物264.5の合成。1,4-ジオキサン(40mL)中の化合物264.4(5.0g,16mmol,1.0当量)および4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール(2.74g,14mmol,0.84当量)に、炭酸カリウム(6.96g,48mmol,3.0当量)を添加した。アルゴンガスを、この反応物に通して10~15分間パージした。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)]のCHClとの錯体(0.41g,0.48mmol,0.03当量)を添加した。反応混合物を100~110℃で3時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下でエバポレートして、264.5(1.5g,33.6%)を得た。MS(ES): m/z 266.37 [M+H]+
化合物264.6の合成。化合物264.6を、264.5および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:26.16%)。MS(ES): m/z 552.48 [M+H]+
化合物264.7の合成。化合物264.7を、264.6およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:42.88%)。MS(ES): m/z 600.28 [M+H]+
I-264の合成。化合物I-264を、267.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:51.93%)。MS(ES): m/z : 516.46 [M+H]+ , LCMS純度: 99.65%, HPLC純度99.04%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.68 (s, 1H), 10.76 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.82-7.79 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.71 (s, 1H), 7.27 (t, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.26(s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.06-2.03 (m, 1H), 0.80-0.78 (m, 4H)。
実施例265:N-(7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-265の合成。
Figure 0007082120000462
Figure 0007082120000463
化合物265.1の合成。化合物265.1を、491.1および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:20.61%)。MS(ES): m/z 516.23 [M+H]+
化合物265.2の合成 化合物265.2を、265.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:63.96%)。MS(ES): m/z 564.27 [M+H]+
I-265の合成。化合物を、265.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:67.17%)。MS(ES): m/z : 480.40 [M+H]+ , LCMS純度: 98.65%, HPLC純度95.45%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.501 (s, 1H), 10.59 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.79 (s, 2H), 7.69 (s, 1H), 3.82 (s, 3H), 2.62 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.01-2.00 (m, 1H), 0.78 (bs, 4H)。
実施例266/267:(1S,2S)-2-フルオロ-N-(7-((2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-266および(1R,2R)-2-フルオロ-N-(7-((2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-267の合成
Figure 0007082120000464
Figure 0007082120000465
化合物266.1の合成。化合物266.1を、98.4および1.1aから、一般手順Bを使用して合成した。
化合物266.2の合成。化合物266.2を、266.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成して、1.2を得た。(収率:78.28%)。MS (ES): m/z 503.58 [M+H]+
化合物266.2の合成。266.1(0.130g,2.5mmol,1当量)のMeOH(5mL)中の溶液に、5Mの水酸化ナトリウム(1mL)を添加した。反応混合物を室温で36時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をCHCl中5%のMeOH中に溶出させて、純粋な266.2を得た。(0.080g,71.18%)。MS(ES): m/z 435.50 [M+H]+
化合物266.3の合成。266.2(0.040g,9.2mmol,1.0当量)および(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.014g,1.38mmol,1.5当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(1mL)中の冷溶液に、0℃で((1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート))(0.070g,1.84mmol,2.0当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.036g,2.76mmol,3.0当量)を添加し、そしてこの反応混合物を50℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして圧力までの減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をCHCl中5%のMeOH中に溶出させて、純粋な266.3を得た。(0.036g,75.12%)。MS(ES): m/z 521.57 [M+H]+
化合物I-266の合成。化合物I-266を、266.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:82.83%)。MS(ES): m/z : 437.47 [M+H]+ , LCMS純度: 96.03%, HPLC純度93.50%, キラルHPLC : 100% , 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.39 (s, 1H), 10.57 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.58-7.52 (m, 2H), 7.27-7.23 (t, J=7.6Hz, 1H), 4.97-4.80 (m, 1H), 4.01 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 2.19 (s, 1H), 1.63-1.58(m, 1H), 1.12-1.09 (m, 1H)。
化合物267.1の合成。266.2(0.040g,9.2mmol,1.0当量)および(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.014g,1.38mmol,1.5当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(1mL)中の溶液に、そして0℃で冷却した。HATU((1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート))(0.070g,1.84mmol,2.0当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.036g,2.76mmol,3.0当量)を添加し、そしてこの反応混合物を50℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして圧力までの減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をCHCl中5%のMeOH中に溶出させて、純粋な267.1を得た。(0.028g,58.43%)。MS(ES): m/z 521.57 [M+H]+
化合物I-267の合成。化合物I-267を、267.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:93.73%)。MS(ES): m/z : 437.60 [M+H]+ , LCMS純度: 98.74%, HPLC純度97.53%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 10.49 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.58-7.51 (m, 2H), 7.27-7.23 (t, J=8Hz, 1H), 6.18-6.17 (d, J=5.2Hz, 1H), 4.97 (s, 1H), 3.97 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 1.63-1.57 (m, 1H), 1.47-1.31 (m, 1H), 1.25 (s, 1H)。
実施例268:(1S,2S)-2-フルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-268の合成。
Figure 0007082120000466
Figure 0007082120000467
化合物268.1の合成。化合物268.1を、98.4および65.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.59%)。MS(ES): m/z 531.18 [M+H]+
化合物268.2の合成。化合物268.2を、268.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:51.52%)。MS(ES): m/z 579.61 [M+H]+
化合物268.3の合成。MeOH中の化合物268.2(0.225g,3.89mmol,1.0当量)に、5Mの水酸化ナトリウム(3ml)を添加した。反応混合物を50℃で24時間撹拌した。完了したら、反応混合物を濃縮した。この反応混合物のpHを、NaHCO溶液を使用して中性に調整し、次いでCHClで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中2.5%のMeOHを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な268.3(0.120g,60.44%)を得た。MS(ES): m/z 511.62 [M+H]+
化合物268.4の合成。(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.060g,0.11mmol,1.0当量)のN,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)中の溶液に、0℃で、(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート)(0.066g,0.17mmol,1.5当量)をこれに添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、化合物268.3(0.036g,0.35mmol,3.0当量)およびジ-イソプロピルエチルアミン(0.037g,0.29mmol,2.5当量)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中25%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な268.4(0.038g,54.29%)を得た。MS(ES):m/z 596.68 [M+H]+
I-268の合成。化合物I-268を、268.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:70.46%)。MS(ES): m/z : 513.51 [M+H]+ , LCMS純度: 96.10%, HPLC純度: 96.21%, キラルHPLC純度: (100.00% ), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.05 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.66 (s, 2H), 4.76-4.72 (m, 1H), 3.97 (s, 3H), 3.34 (s, 3H), 3.08 (s, 3H), 2.59 (s, 3H), 2.15 (s, 1H), 1.78-1.70 (m, 1H), 1.19-1.13 (m, 1H)。
実施例269:(1R,2R)-2-フルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-269の合成。
Figure 0007082120000468
化合物269.1の合成。N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)中の化合物(1R,2R)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.060g,0.11mmol,1.0当量)に、0℃で、(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート)(0.062g,0.16mmol,1.5当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、ジイソプロピルエチルアミン(0.035g,0.27mmol,2.5当量)および化合物268.1(0.014g,0.14mmol,1.2当量)を添加した。反応混合物を50℃で2時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルにより抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(0.035g,49.92%)を得た。MS(ES):m/z 597.68 [M+H]+
I-269の合成。化合物I-269を、269.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:76.50%)。MS(ES): m/z : 513.51 [M+H]+ , LCMS純度: 96.10%, HPLC純度: 96.21%, キラルHPLC純度: (100% ), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.05 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.66 (s, 2H), 4.76-4.72 (m, 1H), 3.97 (s, 3H), 3.34 (s, 3H), 3.08 (s, 3H), 2.59 (s, 3H), 2.15 (s, 1H), 1.78-1.70 (m, 1H), 1.19-1.13 (m, 1H)。
実施例270/271:(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-270および(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-271。
Figure 0007082120000469
化合物I-270およびI-271の合成。I-380の異性体(0.105g)を、カラム(CHIRALPAK AD-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのMeOH:ACN(30:70)中0.1%のNH3を3mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-270(0.023g)を得た。MS(ES): m/z 567.50 [M+H]+ , LCMS純度: 99.35%, HPLC純度: 98.85%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.71 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.73-7.69 (m, 2H), 7.56-7.54 (m, 1H), 7.13 (s, 1H), 7.05 (t, 1H), 3.76 (s, 2H), 3.27 (s, 3H), 3.16 (s, 3H), 3.00 (s, 1H), 3.09 (s, 1H), 2.52 (s, 3H), 2.01-1.88 (m, 1H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-271(0.027g)を得た。MS(ES): m/z 567.50 [M+H]+ , LCMS純度: 99.00%, HPLC純度: 99.13%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.71 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.75-7.74 (m, 2H), 7.716-7.695 (m, 1H), 7.579-7.558 (d, J=, 1H), 7.15 (t, 1H), 3.81 (s, 2H), 3.20 (s, 3H), 3.16 (s, 3H), 2.11 (s, 1H), 2.02-1.97 (m, 2H), 1.88 (s, 1H), 1.25 (s, 2H)。
実施例272:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-272の合成。
Figure 0007082120000470
化合物272.1の合成。化合物272.1を、188.4および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:17.29%)。MS(ES): m/z 497.52 [M+H]+
化合物272.2の合成。化合物272.2を、272.1および6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:66.51%)。MS(ES): m/z 623.47 [M+H]+
化合物I-272の合成。化合物I-272を、272.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:80.93%)。MS(ES): m/z 539.50 [M+H]+, LCMS純度: 99.34%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.67 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.25-8.23 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.92-7.88 (d, J=1.6 Hz, 1H), 7.75-7.73 (d, J=8.4, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.42-7.40 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.28-7.26 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.13 (s, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.12-2.06 (m, 1H), 1.07-1.02 (m, 2H), 0.76-0.72 (m, 2H)。
実施例273:I-273の合成。
Figure 0007082120000471
化合物273.1の合成。化合物273.1を、98.4および188.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:17.29%)。MS(ES): m/z 497.52 [M+H]+
化合物273.2の合成。化合物273.2を、273.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:65.48%)。MS(ES): m/z 587.43 [M+H]+
化合物I-273の合成。化合物I-273を、273.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:39.69%)。MS(ES): m/z 503.41 [M+H]+, LCMS純度: 99.70%, HPLC純度: 98.45%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.46 (s, 1H), 9.92 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.08-8.06 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.88-7.85 (t, J=1.2 Hz, 1H), 7.74-7.72 (s, 1H), 7.64 (s,1H), 7.44-7.38 (m, 2H), 7.26-7.24 (d, J=8.4 Hz, 1H), 3.18 (s, 3H), 2.33 (s, 3H), 2.07 (s, 1H), 1.04-1.02 (d, J=8.4 Hz, 2H), 0.73-0.72 (d, J=4.0 Hz, 2H)。
実施例274/275:(S)-2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-274および(R)-2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-27の合成。
Figure 0007082120000472
化合物I-274およびI-275の合成。I-384の異性体(0.090g)を、カラム(CHIRALPAK AD-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのMeOH:ACN(30:70)中0.1%のNH3を3mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-274(0.020g)を得た。MS(ES): m/z 531.6 [M+H]+ , LCMS純度: 97.57%, HPLC純度: 99.85%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.74 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.758-7.745 (d, J=5.2 Hz, 2H), 7.65 (s, 1H), 7.567-7.549 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.14 (s, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 3.14 (s, 3H), 2.99-2.96 (m, 2H), 2.00 (s, 3H), 1.69 (s, 1H), 0.87 (s, 1H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-275(0.023g)を得た。MS(ES): m/z 529.31 [M+H]+ , LCMS純度: 98.87%, HPLC純度: 98.06%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.73 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.75-7.74 (m, 2H), 7.67-7.65 (m, 1H), 7.56-7.54 (m, 1H), 7.14 (s,1H), 3.76 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 3.14 (s, 3H), 2.04-1.96 (m, 3H), 1.65 (s, 1H), 1.25-1.21 (m, 2H), 1.10-1.08 (s, 1H)。
実施例276:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-276の合成。
Figure 0007082120000473
Figure 0007082120000474
化合物276.1の合成。N,N’-ジメチルホルムアミド(30mL)中の化合物3-アミノ-6-クロロピコリノニトリル(3g,1.96mmol,1.0当量)に、0℃で、化合物1-ブロモ-2-メトキシエタン(3.24g,2.35mmol,1.2当量)を添加した。次いで、水素化ナトリウム(0.940g,3.92mmol,2.0当量)をこれに添加した。反応混合物を0℃で5時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルにより抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な276.1(1.8g,43.54%)を得た。MS(ES):m/z 212.65 [M+H]+
化合物276.2の合成。化合物276.2を、276.1および(2,4-ジメトキシフェニル)メタンアミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:20.60%)。MS(ES): m/z 343.40 [M+H]+
化合物276.3の合成 化合物276.3を、276.2、一般手順Cを使用して合成した。(収率:57.64%)。MS(ES): m/z : 179.20 [M+H]+
化合物276.4の合成。化合物を、276.3および118.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:30.76%)。MS(ES): m/z 606.72 [M+H]+
I-276の合成。化合物I-276を、276.4から、一般手順Cを使用して合成した(収率:59.94%)。MS(ES): m/z 522.56 [M+H]+ , LCMS純度: 99.52%, HPLC純度: 99.55%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.25 (s, 1H), 9.31 (s, 1H), 7.86-7.75 (m, 3H), 7.65-7.63 (d, 1H), 7.53-7.50 (d, 2H), 7.41-7.38 (m, 2H), 7.19-7.15 (d, 1H), 5.72 (s, 1H), 3.50 (s, 3H), 3.29 (s, 3H), 3.22 (s, 3H), 3.13 (s, 3H), 2.45 (s, 3H)。
実施例277:N-(2-((5-((6-シアノ-5-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-277の合成。
Figure 0007082120000475
化合物277.1の合成。化合物277.1を、338.4および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:10.44%)。MS(ES): m/z 634.68 [M+H]+
I-277の合成。化合物I-277を、277.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:69.18%)。MS(ES): m/z 550.70 [M+H]+ , LCMS純度: 98.88%, HPLC純度: 98.11%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.76 (s, 1H), 10.19 (s, 1H), 8.88 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.17-8.12 (m, 2H), 7.97-7.87 (m, 2H), 7.6 (s, 1H), 7.49-7.47 (d, J=7.2 Hz, 1H), 6.53 (s, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 2.32 (s, 3H), 1.24 (s, 1H)。
実施例278/279:(R)-2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-278および
(S)-2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-279の合成。
Figure 0007082120000476
化合物I-278およびI-279の合成。I-323の異性体(0.075g)を、カラム(CHIRAL CEL OX-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA中0.1のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-278(0.022g)を得た。MS(ES): m/z 506.56 [M+H]+ , LCMS純度: 99.54%, HPLC純度: 99.14%, キラルHPLC純度: 97.07%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.57 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.94-7.88 (d, J=27.2 Hz, 2H), 7.75-7.68 (m, 2H), 4.44-4.41 (d, J=10.4 Hz, 1H), 4.08-4.05 (d, J=10.8 Hz, 1H), 3.60-3.56 (m, 1H), 3.19 (s, 3H), 2.95 (s, 1H), 1.98 (s, 2H), 1.90 (s, 3H), 1.58 (s, 2H), 1.24 (bs, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-279(0.020g)を得た。MS(ES): m/z 506.68 [M+H]+ , LCMS純度: 94.45%, HPLC純度: 95.96%, キラルHPLC : 98.15%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.65 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.94-7.88 (m, 2H), 7.72-7.70 (m, 2H), 4.44-4.41 (d, J=10.4 Hz, 1H), 4.08-4.05 (d, J=10.8 Hz, 1H), 3.57 (s, 1H), 3.19 (s, 3H), 2.00-1.86 (m, 6H), 1.64-1.58 (m, 2H), 1.24 (bs, 4H)。
実施例280/281:(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-280および(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-281の合成。
Figure 0007082120000477
化合物I-280およびI-281の合成。I-326の異性体(0.075g)を、カラム(CHIRALCEL OX-H(250mm×4.6mm,5u)および0.1%のDEA IPAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-280(0.022g)を得た。MS(ES): m/z 542.75 [M+H]+ , LCMS純度: 98.84%, HPLC純度: 99.52%, キラルHPLC : 97.65%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.78 (s, 1H), 10.97 (s, 1H), 8.76 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.77-7.71 (m, 2H), 7.26 (t, 1H), 4.46-4.43 (d, J=7.2 Hz, 1H), 4.09-4.06 (d, J=7.2 Hz, 1H), 3.61-3.54 (s, 1H), 3.21 (s, 3H), 1.99 (bs, 2H), 1.98-1.89 (m, 2H), 1.58 (s, 2H), 1.50-1.44 (m, 1H), 1.24 (s, 2H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-281(0.022g)を得た。MS(ES): m/z 542.75 [M+H]+ , LCMS純度: 95.09%, HPLC純度: 94.35%,キラルHPLC : 97.58%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.78 (s, 1H), 10.97 (s, 1H), 8.76 (s, 1H), 7.98-7.91 (s, 2H), 7.75-7.71 (m, 2H), 7.26 (t, 1H), 4.46-4.43 (d, J=7.2 Hz, 1H), 4.09-4.06 (d, 1H), 3.58 (s, 1H), 3.21 (s, 3H), 1.98 (bs, 2H), 1.92-1.90 (m, 2H), 1.58 (s, 2H), 1.24 (s, 3H)。
実施例282:(1S,2S)-N-(7-((4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロオキサゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-282の合成。
Figure 0007082120000478
化合物282.1の合成。(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.30g,0.27mmol,1.5当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(3mL)中の溶液に、0℃で、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロ-ホスフェート(0.138g,0.36mmol,2.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で15分間撹拌した。次いで、ジイソプロピルエチルアミン(0.0070g,0.54mmol,3.0当量)および化合物339.3(0.090g,0.18mmol,1.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で5時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、CHCl中2%のMeOHを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な283.1(0.030g,28.43%)を得た。MS(ES): m/z 585.47 [M+H]+
化合物I-282の合成。化合物I-282を、282.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:83.95%)。MS(ES): m/z 501.56 [M+H]+ , LCMS純度: 97.65%, HPLC純度: 94.34%, キラルHPLC : 95.66%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.60 (s, 1H), 10.71 (s, 1H), 8.83 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.07 (s, 2H), 7.82 (s, 1H), 4.99 (s, 1H), 4.82 (s, 1H), 4.15 (s, 2H), 3.28 (s, 3H), 2.20 (s, 1H), 2.09 (s, 1H), 1.65-1.59 (d, J=2.32 Hz, 2H), 1.30 (s, 6H), 1.14 (s, 1H)。
実施例283:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(5,5-ジメチル-4,5-ジヒドロオキサゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-283の合成。
Figure 0007082120000479
Figure 0007082120000480
化合物283.1の合成。3-(メチルチオ)-4-ニトロ安息香酸(5g,23.45mmol,1当量)、1,1’-カルボニルジイミダゾール(5.70g,3.520mmol,1.5当量)の、テトラヒドロフラン(50mL)中の溶液を、室温で3時間撹拌した。1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オール(2.51g,28.16mmol,1.2当量)をこの反応混合物中に室温で添加した。反応混合物を30分間撹拌した。完了したら、反応混合物を酢酸エチル中に移し、そして0.2MのHClで洗浄した。有機層を再度、飽和重炭酸塩溶液で洗浄した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中10%のMeOH中に溶出させて、283.1(3.2g,47.99%)を得た。MS(ES): m/z 285.33 [M+H]+
化合物283.2の合成。283.1(3g,10.55mmol,1当量)のCHCl(150mL)中の溶液に、メタンスルホン酸(6.08g,63.38mmol,6当量)を0℃で滴下により添加した。反応混合物を40℃で18時間加熱した。完了したら、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕により精製して、283.2(2.3g,81.85%)を得た。MS(ES): m/z 267.32 [M+H]+
化合物283.3の合成。283.2(2.3g,8.64mmol,1当量)の酢酸(24mL)中の溶液に、亜鉛末(2.82g,43.23mmol,5当量)を少しずつ添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物をNaHCO溶液中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕により精製して、283.3(1.9g,93.09%)を得た。MS(ES): m/z 237.33 [M+H]+
化合物283.4の合成。283.3(1.9g,8.04mmol,1当量)の酢酸(19mL)中の溶液に、30%の過酸化水素(5.47g,0.1610mmol,20.0当量)およびタングステン酸ナトリウム二水和物(2.35g,8.04mmol,1当量)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷水中に移し、そして沈殿した生成物を濾過し、ヘキサン中50%の酢酸エチルで洗浄し、そして十分に乾燥させて、283.4(1.2g,収率:55.63%)を得た。MS(ES): m/z 269.33 [M+H]+
化合物283.5の合成。化合物283.5を、283.4および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:19.94%)。MS(ES): m/z 555.01 [M+H]+
化合物283.6の合成。化合物283.6を、283.5およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.96%)。MS(ES): m/z 603.66 [M+H]+
化合物I-283の合成。化合物I-283を、286.3から、一般手順Cを使用して合成した(収率:61.99%)。MS(ES): m/z 519.51 [M+H]+ , LCMS純度: 94.75%, HPLC純度: 95.96%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.76 (s, 1H), 10.85 (s, 1H), 8.98 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.12-8.11 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.87-7.85 (d, J=8.4 Hz, 1H), 3.74 (s, 2H), 3.30 (s, 3H), 2.05 (s, 2H), 1.47 (s, 6H), 0.82 (bs, 4H)。
実施例284:N-(7-((4-(5,5-ジメチル-4,5-ジヒドロオキサゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-284の合成。
Figure 0007082120000481
化合物284.1の合成。化合物284.1を、98.4および283.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:25.78%)。MS(ES): m/z 519.03 [M+H]+
化合物284.2の合成。化合物284.2を、284.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.71%)。MS(ES): m/z 567.68 [M+H]+
化合物I-284の合成。化合物I-284を、284.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:50.33%)。MS(ES): m/z 482.61 [M-H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 96.35%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.58 (s, 1H), 10.67 (s, 1H), 8.83 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 8.09-8.07 (m, 2H), 7.82-7.80 (d, J=8.8 Hz, 1H), 3.72 (s, 2H), 3.27 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.01-2.00 (m, 1H), 1.46 (s, 6H), 0.79-0.77 (s, 4H)。
実施例285:N-(7-((4-シクロプロピル-2-(ジメチルホスホリル)フェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-285の合成。
Figure 0007082120000482
Figure 0007082120000483
化合物285.1の合成。1-ブロモ-4-ニトロベンゼン(5.0g,24.75mmol,1.0当量)およびシクロプロピルボロン酸(3.19g,37.12mmol,1.5当量)の、トルエン(40mL)および水(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(10.24g,74.25mmol,3.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気した。これに、酢酸パラジウム(0.56g,2.475mmol,0.1当量)およびトリシクロヘキシルホスフィン(1.39g,4.95mmol,0.2当量)を添加し、再度アルゴン雰囲気下で10分間脱気した。この反応物を100℃で3時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中5%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な285.1(3.0g,74.28%)を得た。MS(ES): m/z 164.18 [M+H]+
化合物285.2の合成。285.1(2.5g,15.32mmol,1.0当量)の、MeOH(20mL)と水(5mL)との混合物中の溶液に、酢酸(5mL)を添加し、その後、鉄粉(3.0g)を添加した。反応混合物を100℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中30%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な285.2(2.0g,98.01%)を得た。MS(ES): m/z 134.19 [M+H]+
化合物285.3の合成。285.2(1.4g,10.51mmol,1.0当量)のアセトニトリル(20mL)中の溶液に、N-ブロモスクシンイミド(2.43g,13.66mmol,1.3当量)を0℃で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中5%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な285.3(1.8g,80.74%)を得た。MS(ES): m/z 213.09 [M+H]+
化合物285.4の合成。285.3(1.3g,6.13mmol,1.0当量)およびジメチルホスフィンオキシド(0.526g,6.74mmol,1.1当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(13mL)中の溶液に、リン酸カリウム(2.6g,12.26mmol,2.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気した。酢酸パラジウム(0.13g,0.613mmol,0.1当量)およびXantphos(0.71g,1.226mmol,0.2当量)を添加し、再度、反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気した。この反応物を100℃で3時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中5%のMeOHを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な285.4(0.56g,43.67%)を得た。MS(ES): m/z 210.23 [M+H]+
化合物285.5の合成。化合物285.5を、285.4および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:18.60%)。MS(ES): m/z 495.91 [M+H]+
化合物285.6の合成。化合物285.6を、285.5およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:74.50%)。MS(ES): m/z 544.56 [M+H]+
I-285の合成。化合物I-285を、285.6から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:56.53%)。MS(ES): m/z 460.71 [M+H]+ , LCMS純度: 98.61%, HPLC純度: 97.50%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.49 (s, 1H), 10.62 (s, 1H), 9.92 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.49-7.46 (m, 1H), 7.34-7.30 (m, 1H), 7.265-7.244 (d, J=8.4 Hz, 1H), 2.01-1.94 (s, 3H), 1.782-1.698 (d, J=3.6 Hz, 6H), 0.98-0.94 (d, J=18.8 Hz, 2H), 0.76-0.73 (m, 6H)。
実施例286:N-(7-((4-シクロプロピル-2-(ジメチルホスホリル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-286の合成。
Figure 0007082120000484
Figure 0007082120000485
化合物286.1の合成。化合物286.1を、285.4および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:18.24%)。MS(ES): m/z 459.93 [M+H]+
化合物286.2の合成。化合物286.2を、286.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:76.85%)。MS(ES): m/z 508.57 [M+H]+
I-286の合成。化合物I-286を、286.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:50.77%)。MS(ES): m/z 424.60 [M+H]+ , LCMS純度: 96.17%, HPLC純度: 97.56%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.31 (s, 1H), 10.44 (s, 1H), 9.59 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.44-7.38 (m, 2H), 7.28-7.21 (m, 2H), 2.45 (s, 3H), 1.980-1.969 (m, 2H), 1.734-1.663 (d, J=28.4 Hz, 6H), 0.968-0.952 (d, J=6.4 Hz, 2H), 0.889-0.855 (t, J=13.6 Hz, 1H), 0.74 (s, 4H)。
実施例287:N-(7-((4-(1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-287の合成。
Figure 0007082120000486
Figure 0007082120000487
化合物287.1の合成 テトラヒドロフラン(32mL)中の化合物246.1a(4g,15.9mmol,1.0当量)および化合物1.2(3.69g,17.5mmol,1.1当量)に、炭酸ナトリウム(4.3g,31.8mmol,2.0当量)を添加した。反応混合物を5分間脱気した。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(1.16g,1.59mmol,0.1当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。反応混合物を120℃で4時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中13%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、287.1(2.0g,15.49%)を得た。MS(ES): m/z 238.46 [M+H]+
化合物287.2の合成。ジクロロエタン(8mL)中の化合物287.1(0.28g,1.18mmol,1.0当量)に、シクロプロピルボロン酸(0.2g,2.36mmol,2.0当量)、酢酸銅(0.21g,1.18mmol,1.0当量)、2,2’-ビピリジン(0.18g,1.18mmol,1.0当量)を添加した。酸素を、この反応混合物に通して室温で10~15分間パージした。反応混合物を80℃で24時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を濾過し、そして酢酸エチルで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、287.2(0.114g,34.83%)を得た。MS(ES): m/z 278.43 [M+H]+
化合物287.3の合成。化合物287.3を、287.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:13.14%)。MS(ES): m/z 564.45 [M+H]+
化合物287.4の合成。化合物287.4を、287.3およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:64.43%)。MS(ES): m/z 612.57 [M+H]+
化合物I-287の合成。化合物I-287を、287.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:92.76%)。MS(ES): m/z 528.56 [M+H]+ , LCMS純度: 99.24%, HPLC純度: 99.41%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.68 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.14-8.10 (m, 2H), 7.88 (s, 1H), 7.82-7.79 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.26 (s, 1H), 6.38 (s, 1H), 3.81-3.77 (m, 1H), 3.25 (s, 3H), 2.04 (s, 1H), 1.11 (s, 2H), 1.02-1.00 (d, J=5.6 Hz, 2H), 0.79 (s, 4H)。
実施例288:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(4-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-288の合成。
Figure 0007082120000488
Figure 0007082120000489
化合物281.1の合成。4-ブロモ-2-フルオロ-1-ニトロベンゼン(3.0g,13.64mmol,1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(30mL)中の溶液に、0℃で、メタンチオール酸ナトリウム(1.72g,24.55mmol,1.8当量)を滴下により添加した。反応混合物を0℃で40分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物中に得られた固体を濾過し、そして減圧下で乾燥させて、288.1(3.0g,88.68%)を得た。MS(ES): m/z 249.09 [M+H]+
化合物288.2の合成。MeOH(4mL)と水(1.1mL)との混合物中の化合物288.1(3.0g,12.09mmol,1.0当量)に、酢酸(10.88g,181.35mmol,15.0当量)を添加した。反応混合物を50~60℃で1時間撹拌した。1時間後、鉄粉(4.62g,84.1mmol,7.0当量)を少しずつ添加した。反応混合物を90℃で2時間、さらに撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物をMeOHで希釈し、そしてセライト床で濾過した。その濾液を減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中15~20%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な288.2(2.1g,79.62%)を得た。MS(ES): m/z 219.11 [M+H]+
化合物288.3の合成。酢酸(21mL)中の化合物288.2(2.1g,9.63mmol,1.0当量)に、タングステン酸ナトリウム(2.84g,9.65mmol,1.005当量)を少しずつ添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌した。次いで、30%の過酸化水素溶液(18mL)を室温で滴下により添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移した。この溶液のpHを、飽和NaHCOを使用することにより7に調整し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中10~13%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な288.3(1.2g,49.83%)を得た。MS(ES): m/z 251.11 [M+H]+
化合物288.4の合成。テトラヒドロフラン(10mL)中の化合物288.3(1g,4.0mmol,1.0当量)および4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(1.79g,10.1mmol,1.5当量)に、炭酸カリウム(1.1g,8.0mmol,2.0当量)を添加した。アルゴンを、この反応混合物に通して5分間パージした。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ-パラジウム(II)(0.29g,0.4mmol,0.1当量)を添加し、そして再度5分間パージした。反応混合物を120℃で4時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中12%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、288.4(0.8g,67.33%)を得た。MS(ES): m/z 298.18 [M+H]+
化合物288.5の合成。1,4-ジオキサン(16mL)と水(4mL)との混合物中の、化合物1(2g,6.7mmol,1.0当量)および化合物1.5(1.79g,10.1mmol,1.5当量)に、炭酸ナトリウム(1.41g,13.4mmol,2.0当量)を添加した。アルゴンを、この反応混合物に通して5分間パージした。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.54g,0.67mmol,0.1当量)を添加し、そして再度5分間パージした。反応混合物を120℃で4時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中12%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、288.5(0.9g,66.45%)を得た。MS(ES): m/z 269.46 [M+H]+
化合物288.6の合成。化合物288.6を、13.4および288.5から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:23.65%)。MS(ES): m/z 555.38 [M+H]+
化合物288.7の合成。化合物288.7を、288.6およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:46.72%)。MS(ES): m/z 603.37 [M+H]+
I-288の合成。化合物I-288を、288.7から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:56.24%)。MS(ES): m/z 519.56 [M+H]+ , LCMS純度: 99.24%, HPLC純度: 99.41%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.76 (s, 1H), 10.85 (s, 1H), 8.98 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.24-8.21 (d, 2H), 7.90-7.88 (d, J=8.4 Hz 1H), 7.41 (s, 1H), 7.15 (t, 1H), 3.32 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.06 (bs, 1H), 0.82 (bs, 4H)。
実施例289:N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(4-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-289の合成。
Figure 0007082120000490
化合物289.1の合成。化合物289.1を、98.4および288.5から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:26.12%)。MS(ES): m/z 519.47 [M+H]+
化合物289.2の合成。化合物289.2を、289.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:54.08%)。MS(ES): m/z 567.28 [M+H]+
化合物I-289の合成。化合物I-289を、289.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:68.50%)。MS(ES): m/z 483.62 [M+H]+ , LCMS純度: 98.31%, HPLC純度: 98.61%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.12 (s, 1H), 10.75 (s, 1H), 8.76 (s, 1H), 8.19-8.17 (d, J=6.8 Hz, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.76-7.74 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.38 (s, 1H), 3.30 (s, 3H), 2.57 (s, 3H), 2.45 (s, 4H), 2.01-1.96 (m, 1H), 0.79 (s, 4H)。
実施例290:2-(ジフルオロメチル)-N7-(4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-N5-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-290の合成。
Figure 0007082120000491
化合物290.1の合成。化合物290.1を、338.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:17.89%)。MS(ES): m/z 552.01 [M+H]+
化合物290.2の合成。化合物290.2を、290.1および6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:56.37%)。MS(ES): m/z 677.67 [M+H]+
I-290の合成。化合物I-290を、290.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:88.82%)。MS(ES): m/z 593.54 [M+H]+ , LCMS純度: 97.21%, HPLC純度: 95.56%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.67 (s, 1H), 10.18 (s, 1H), 8.88 (s, 1H), 8.31-8.25 (m, 2H), 8.06-8.04 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.97-7.87 (m, 2H), 7.55 (s, 1H), 7.34-7.32 (d, J=8.4 Hz, 1H), 6.57 (s, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 2.33 (s, 3H), 1.24-1.17 (m, 1H)。
実施例291/292:(S)-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-291および(R)-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-292の合成。
Figure 0007082120000492
化合物I-291およびI-292の合成。I-388の異性体(0.094g)を、カラム(CHIRALCEL OX-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA:ACN(50:50)中0.1のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-291(0.027g)を得た。MS(ES): m/z 456.50 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.83%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.46 (s, 1H), 10.57 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.77-7.65 (m, 3H), 4.00-3.95 (m, 2H), 3.18 (s, 3H), 3.14 (s, 3H), 2.36-2.34 (m, 1H), 1.99-0.89 (m, 2H), 1.24 (s, 2H), 1.71 (s, 1H), 0.71 (s, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-292 (0.025g)を得た。MS(ES): m/z 456.61 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC純度: 98.23%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.46 (s, 1H), 10.57 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.27-7.65 (m, 2H), 4.00-3.95 (m, 2H), 3.84-3.78 (m, 1H), 3.61-3.58 (m, 1H), 3.51-3.47 (m, 1H), 3.31 (s, 2H), 3.18 (s, 3H), 2.50 (s, 3H), 2.40-2.34 (m, 1H), 1.99-1.90 (m, 2H), 0.89-0.84 (m, 2H)。
実施例293/294:(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-293および(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-294の合成。
Figure 0007082120000493
化合物I-293およびI-294の合成。I-337の異性体(0.095g)を、カラム(CHIRALCEL OX-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA中0.1のDEAを3mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-293(0.028g)を得た。MS(ES): m/z 542.56 [M+H]+ , LCMS純度: 94.64%, HPLC純度: 96.67%, キラルHPLC : 98.13%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.77 (s, 1H), 10.94 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.79-7.72 (m, 3H), 7.26 (t, 2.4Hz, 1H), 3.98-3.96 (d, J=8.4 Hz, 2H), 3.45 (s, 2H), 3.21 (s, 3H), 2.93-2.92 (d, J=6.8 Hz, 2H), 1.99-1.97 (d, J=7.2 Hz, 3H), 1.76-1.68 (m, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-294(0.024g)を得た。MS(ES): m/z 542.56 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.88%, キラルHPLC : 98.55%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.71 (s, 1H), 10.96 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.79-7.72 (m, 3H), 7.26 (t, 4.2 Hz, 1H), 3.98-3.96 (d, J=8.0 Hz, 3H), 3.48-3.42 (t, J=2.2 Hz, 3H), 3.21 (s, 3H), 2.99-2.89 (m, 4H), 1.99-1.97 (m, 3H)。
実施例295:N-(2-((5-((6-シアノ-5-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド,I-295の合成。
Figure 0007082120000494
Figure 0007082120000495
化合物295.1の合成。200.1(1.0g,4.63mmol,1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の溶液に、水素化ナトリウム(0.22g,9.26mmol,2.0当量)を0℃で添加し、そしてこの反応混合物を10分間撹拌した。ヨードメタン(0.97g,6.94mmol,1.5当量)を反応混合物中に0℃で滴下により添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷冷水中に移し、沈殿した固体を濾過し、そして十分に乾燥させて、純粋な295.1(0.7g,収率:65.74%)を得た。MS(ES): m/z 231.26 [M+H]+
化合物295.2の合成。295.1(0.7g,3.04mmol,1.0当量)のMeOH(7mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.3g)を添加した。水素を反応混合物に通して2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、295.2(0.5g,82.12%)を得た。MS(ES): m/z 201.47 [M+H]+
化合物295.3の合成。化合物295.3を、295.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した(収率:30.54%)。MS(ES): m/z 486.92 [M+H]+
化合物295.4の合成。化合物295.4を、295.3および276.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:34.71%)。MS(ES): m/z 642.70 [M+H]+
化合物I-295の合成。化合物I-295を、295.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:52.31%)。MS(ES): m/z 558.62 [M+H]+ , LCMS純度: 94.67%, HPLC純度: 98.43%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.40 (s, 1H), 9.53 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.92-7.89 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.76-7.74 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.68-7.66 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.55-7.52 (t, J=8.0 Hz, 1H), 7.43-7.34 (m, 3H), 7.26-7.20 (s, 1H), 3.49 (s, 2H), 3.38 (s, 2H), 3.29 (s, 3H), 3.18 (s, 3H), 3.15 (s, 3H), 1.35-1.24 (m, 1H)。
実施例296:(1S,2S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-296の合成。
Figure 0007082120000496
Figure 0007082120000497
化合物296.1の合成。ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(75mL)中の化合物2-メトキシ-3-ニトロベンズアミド(10g,51.0mmol,1.0当量)に、添加した。反応混合物を95℃で24時間撹拌した。次いで、エタノール(100mL)を添加し、そして0℃まで冷却した。次いで、ヒドラジン水和物(28.57g,510.0mmol,10当量)および酢酸(50mL)を添加し、そして反応混合物を室温で4時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を濃縮し、水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、296.1(8g,71.27%)を得た。MS(ES):m/z 221.55 [M+H]+
化合物296.2の合成。ジメチルホルムアミド(80mL)中の化合物296.1(8g,36.36mmol,1.0当量)に、0℃で、炭酸カリウム(15.05g,109.09mmol,3.0当量)およびヨウ化メチル(7.69g,54.54mmol,1.5当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルにより抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な296.2(3.0g,35.25%)を得た。MS(ES):m/z 235.84 [M+H]+。および位置異性体296.2a。
化合物296.3の合成。MeOH(30mL)中の296.2の化合物(3g,12.8mmol,1.0当量)に、10%のPd/C(1.5g)を添加した。水素を、この反応混合物に通して24時間パージした。この反応の完了後、この反応混合物をセライト床で濾過し、MeOHで洗浄し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な296.3(2.5g,95.57%)を得た。MS(ES):m/z 205.84 [M+H]+
化合物296.4の合成。化合物296.4を、13.4および296.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:27.79%)。MS(ES): m/z 490.58 [M+H]+
化合物296.5の合成。化合物296.5を、296.4およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:42.23%)。MS(ES): m/z 539.67 [M+H]+
化合物296.6の合成。エタノールと水とテトラヒドロフランとの混合物(80mL)中の、296.5の化合物(0.130g,0.24mmol,1.0当量)に、水酸化カリウム(0.1g,0.72mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を60℃で48時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルにより抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な296.6(0.050g,44.03%)を得た。MS(ES):m/z 471.57 [M+H]+
化合物296.7の合成。ジメチルホルムアミド(1mL)中の296.6の化合物(0.013g,0.13mmol,1.2当量)に、0℃で、(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム-3-オキシドヘキサフルオロホスフェート)(0.060g,0.15mmol,1.5当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、化合物1.9(0.050g,0.10mmol,1.0当量)およびジイソプロピルエチルアミン(0.034g,0.26mmol,2.5当量)を添加した。反応混合物を50℃で3時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルにより抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な296.7(0.045g,76.08%)を得た。MS(ES):m/z 557.84 [M+H]+
化合物I-296の合成。化合物I-296を、296,7から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:20.94%)。MS(ES): m/z 473.72 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.22%, キラルHPLC : 98.13%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 12.72 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.75-7.73 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.65-7.6 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.35-7.31 (m, 1H), 7.01 (t, 1H), 4.05 (s, 3H), 3.74 (s, 3H), 2.09 (s, 2H), 1.80-1.73 (m, 1H), 1.22-1.17 (m, 2H)。
実施例297/298:(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルフィニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-297および(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルフィニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-298の合成。
Figure 0007082120000498
化合物I-297およびI-298の合成。I-333の異性体(0.095g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA中0.1のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-297(0.023g)を得た。MS(ES): m/z 406.37 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.78%, キラルHPLC : 98.35%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.54 (s, 1H), 9.08 (s, 1H), 7.83-7.81 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.62-7.59 (m, 1H), 7.50-7.44 (m, 3H), 7.17 (s, 1H). 5.77 (s, 1H), 2.68 (s, 3H), 1.99-1.90 (m, 1H), 0.73 (bs, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-298(0.030g)を得た。MS(ES): m/z 406.37 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.69%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.51 (s, 1H), 9.06 (s, 1H), 7.81-7.79 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.62-7.58 (m, 1H), 7.48-7.43 (m, 3H), 7.13 (s, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.00-1.96 (m, 1H), 1.24 (s, 1H), 0.73 (bs, 4H)。
実施例299:N7-(4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-2-メチル-N5-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-299。
Figure 0007082120000499
化合物299.1の合成。化合物299.1を、I-288に従って合成した。
化合物299.2の合成。ジオキサン(8mL)と水(2mL)との混合物中の化合物3-ヨード-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール(1.0g,4.5mmol,1.0当量)に、化合物299.1(1.47g,4.95mmol,1.1当量)を添加した。反応混合物をアルゴンで10分間脱気した。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.65g,0.9mmol,0.2当量)および炭酸カリウム(1.86g,13.5mmol,3当量)をこれに添加した。反応混合物を110℃で24時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中15%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な299.2(0.700g,58.58%)を得た。MS(ES): m/z 266.33 [M+H]+
化合物299.3の合成。化合物299.3を、98.4および299.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:26.79%)。MS(ES): m/z 516.03 [M+H]+
化合物299.4の合成。化合物299.4を、299.3および6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:43.29%)。MS(ES): m/z 641.69 [M+H]+
化合物I-299の合成。化合物I-299を、299.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:65.78%)。MS(ES): m/z 557.80 [M+H]+ , LCMS純度: 97.08%, HPLC純度: 95.96%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.51 (s, 1H), 9.98 (s, 1H), 8.73 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 8.13-8.11 (d, J=8.8 Hz, 1H), 8.03-8.00 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.91-7.87 (m, 2H), 7.54 (s, 1H), 7.28-7.26 (d, J=7.2 Hz, 1H), 6.54 (s, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.32 (s, 3H)。
実施例300:2-(ジフルオロメチル)-N7-(4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-300の合成。
Figure 0007082120000500
化合物300.1の合成。化合物300.1を、299.3および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:56.16%)。MS(ES): m/z 638.71 [M+H]+
化合物I-300の合成。化合物I-300を、一般手順Cを使用して合成した。(収率:67.34%)。MS(ES): m/z 554.55 [M+H]+ , LCMS純度: 95.28%, HPLC純度: 96.18%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.57 (s, 1H), 9.81 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.82 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.10-8.08 (d, J=10 Hz, 1H), 7.92-7.90 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.23 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 2.40-2.38 (d, J=6 Hz, 6H), 2.32 (s, 3H)。
実施例301:(1R,2R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-301の合成。
Figure 0007082120000501
化合物301.2の合成。化合物301.2を、381.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:39.99%)。MS(ES): m/z 537.42 [M+H]+
化合物301.3の合成。化合物301.3を、301.2およびベンジルアミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:20.68%)。MS(ES): m/z 608.57 [M+H]+
化合物301.4の合成。301.3(0.2g,0.34mmol,1.0当量)のMeOH(2.0mL)中の溶液に、酢酸パラジウム(0.15g,0.68mmol,2.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で24時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、301.4(0.1g,67.09%)を得た。MS(ES): m/z 518.37 [M+H]+
化合物301.5の合成。N,N’-ジメチルホルムアミド(1.0mL)中の化合物(1R,2R)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸1.7(0.014g,1.32mmol,1.2当量)に、0℃で、(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロ-ホスフェート)(0.062g,1.65mmol,1.5当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。ジ-イソプロピルエチルアミン(0.035g,2.71mmol,2.5当量)および化合物301.4(0.60g,1.13mmol,1.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で3時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中25%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な301.5(0.040g,57.16%)を得た。MS(ES): m/z : 604.38 [M+H]+
化合物I-301の合成。化合物I-301を、301.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:36.31%)。MS(ES): m/z 520.51 [M+H]+ , LCMS純度: 95.59%, HPLC純度: 95.45%, キラルHPLC : 97.04%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.70 (s, 1H), 10.81 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.12-8.06 (m, 2H), 7.81-7.74 (m, 3H), 7.28 (s, 1H), 5.01-4.84 (d, J=68 Hz, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 2.24 (s, 1H), 1.64-1.59 (m, 1H), 1.15 (bs, 1H)。
実施例302:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-302の合成。
Figure 0007082120000502
Figure 0007082120000503
化合物302.1の合成。化合物302.1を、491.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:30.40%)。MS(ES): m/z 552.13 [M+H]+
化合物302.2の合成。化合物302.2を、302.1および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:60.20%)。MS(ES): m/z 634.53 [M+H]+
I-302の合成。化合物I-302を、303.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:70.47%)。MS(ES): m/z 550.50 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 96.96%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.66 (s, 1H), 10.23 (s, 1H), 8.93 (s, 1H), 8.05-7.99 (m, 2H), 7.91-7.86 (m, 3H), 7.73 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.50-7.49 (d, J=11.2 Hz, 1H), 7.263 (s, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.28 (s, 3H), 2.44 (s, 3H)。
実施例303:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-メチルピコリノニトリル,I-303の合成。
Figure 0007082120000504
Figure 0007082120000505
化合物303.1の合成。化合物303.1を、299.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:38.52%)。MS(ES): m/z 552.01 [M+H]+
化合物303.2の合成。化合物303.3を、303.1および6-アミノ-3-メチルピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:59.55%)。MS(ES): m/z 648.71 [M+H]+
I-303の合成。化合物I-303を、303.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:73.88%)。MS(ES): m/z 564.81 [M+H]+ , LCMS純度: 95.72%, HPLC純度: 96.18%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.64 (s, 1H), 10.09 (s, 1H), 8.90 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.15-8.13 (d, J=8.4 Hz, 1H), 8.07-8.05 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.97-7.94 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.81-7.79 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.24 (s, 1H), 6.53 (s, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 2.41 (s, 3H), 2.32 (s, 3H)。
実施例304:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(5-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-304の合成。
Figure 0007082120000506
Figure 0007082120000507
化合物304.1の合成。化合物304.1を、13.4および305.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:19.37%)。MS(ES): m/z 555.03 [M+H]+
化合物304.2の合成。化合物304.2を、304.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:61.29%)。MS(ES): m/z 603.68 [M+H]+
I-304の合成。化合物I-304を、304.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:43.58%)。MS(ES): m/z 519.74 [M+H]+ , LCMS純度: 95.27%, HPLC純度: 94.12%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.76 (s, 1H), 10.85 (s, 1H), 8.96 (s, 1H), 8.40-8.40 (d, J=2 Hz, 1H), 8.20-8.18 (m, 2H), 7.89-7.87 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.28 (s, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.07-2.05 (m, 1H), 0.82 (s, 4H)。
実施例I-305:N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(5-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-305の合成。
Figure 0007082120000508
Figure 0007082120000509
化合物305.1の合成。1,4-ジオキサン(16mL)と水(4mL)との混合物中の化合物288.5(2g,11.23mmol,1.0当量)および化合物1(5g,16.85mmol,1.5当量)に、炭酸ナトリウム(2.38g,22.46mmol,2.0当量)を添加した。アルゴンを、この反応混合物に通して5分間パージした。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.819g,1.12mmol,0.1当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。反応混合物を120℃で4時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中12%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、1.2(1.1g,36.49%)を得た。MS(ES): m/z 269.35 [M+H]+
化合物305.2の合成。化合物305.2を、98.4および305.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:17.27%)。MS(ES): m/z 519.05 [M+H]+
化合物305.3の合成。化合物305.3を、305.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:54.85%)。MS(ES): m/z 567.70 [M+H]+
I-305の合成。化合物I-305を、305.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.72%)。MS(ES): m/z 483.45 [M+H]+ , LCMS純度: 95.71%, HPLC純度: 95.47%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.57 (s, 1H), 10.66 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.16-8.09 (m, 2H), 7.85-7.83 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.65 (s, 1H), 3.30 (s, 3H), 2.51 (s, 6H), 2.01(bs, 1H).0.79-0.77 (m, 4H)。
実施例306/307:(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((R)-テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-306および(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((R)-テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-307の合成。
Figure 0007082120000510
化合物I-306およびI-307の合成。I-329の異性体(0.085g)を、カラム(CHIRALCEL OX-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA中0.1のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-306(0.025g)を得た。MS(ES): m/z 528.89 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 97.26%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.74 (s, 1H), 10.97 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.77-7.70 (m, 2H), 4.92-4.89 (t, J=14.4 Hz, 1H), 4.13-4.00 (m, 2H), 3.21 (s, 3H), 3.17-3.16 (d, J=5.2Hz, 1H), 2.99 (s, 1H), 2.42-2.34 (s, 2H), 2.09-1.96 (m, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-307(0.025g)を得た。MS(ES): m/z 528.61 [M+H]+ , LCMS純度: 98.87%, HPLC純度: 99.23%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.74 (s, 1H), 10.97 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.77-7.70 (m, 2H), 4.92-4.89 (t, J=14.4 Hz, 1H), 4.13-4.10 (m, 2H), 3.21 (s, 3H), 3.17-3.16 (d, J=5.2 Hz, 1H), 2.99 (s, 1H), 2.42-2.34 (s, 2H), 2.08-1.95 (m, 4H)。
実施例308/309:(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-308および(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-309の合成。
Figure 0007082120000511
化合物I-308およびI-309の合成。I-331の異性体(0.1g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA中0.1のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-308(0.027g)を得た。MS(ES): m/z 552.77 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 97.83%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.74 (s, 1H), 10.96 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.82-7.81 (m, 2H), 7.71 (s, 1H), 7.26 (s, 1H), 3.87-3.77 (t, 3H), 3.26 (s, 3H), 3.02-2.99 (s, 1H), 2.43 (s, 3H), 2.20-1.92 (m, 2H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-309(0.027g)を得た。MS(ES): m/z 552.667 [M+H]+ , LCMS純度: 97.11%, HPLC純度: 96.67%, キラルHPLC : 98.27%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.74 (s, 1H), 10.96 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.85-7.76 (m, 2H), 7.71 (s, 1H), 7.27 (s, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 3.03-2.99 (s, 1H), 2.43 (s, 3H), 2.02-1.96 (m, 2H)。
実施例310/311:(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-310または(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-311の合成。
Figure 0007082120000512
化合物I-310およびI-311の合成。I-360の異性体(0.080g)を、カラム(CHIRALCEL OX-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA中0.1のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-310(0.028g)を得た。MS(ES): m/z 542.55 [M+H]+ , LCMS純度: 98.03%, HPLC純度: 98.00%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 8.02 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.83-7.81 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.71-7.69 (d, J=10.4 Hz, 1H), 6.97 (s, 1H), 4.01-3.98 (s, 1H), 3.58-3.48 (m, 2H), 3.10 (s, 3H), 3.06-2.97 (m, 1H), 2.83-2.80 (m, 1H), 2.11-2.06 (s, 2H), 1.89-1.79 (m, 4H), 0.92-0.90 (m, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-311(0.028g)を得た。MS(ES): m/z 542.55 [M+H]+ , LCMS純度: 99.47%, HPLC純度: 99.51%, キラルHPLC純度: 97.43%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 8.02 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.83-7.81 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.71-7.69 (d, J=, 1H), 4.01-3.98 (s, 2H), 3.58-3.48 (m, 2H), 3.10 (s, 3H), 3.06-2.97 (m, 1H), 2.82-2.80 (m, 1H), 2.11-2.06 (s, 2H), 1.89-1.79 (m, 4H), 0.92-0.90 (m, 4H)。
実施例312:N-(7-((4-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-312の合成。
Figure 0007082120000513
化合物312.1の合成。化合物312.1を、465.2および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:28.66%)。MS(ES): m/z 533.07 [M+H]+
化合物312.2の合成。化合物を、312.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:33.93%)。MS(ES): m/z 581.72 [M+H]+
I-312の合成。化合物I-312を、312.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:58.47%)。MS(ES): m/z 497.46 [M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.49%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.56 (s, 1H), 10.66 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.09 (s, 2H), 7.84-7.83 (m, 1H), 3.30 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 2.42-2.35 (d, 6H), 2.02 (s, 1H), 0.80 (bs, 4H)。
実施例313/314:(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-313および(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-314の合成
Figure 0007082120000514
化合物I-313およびI-314の合成。I-338の異性体(0.1g)を、カラム(CHIRALCEL OX-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPAおよびアセトニトリル(50:50)中0.1のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-313(0.022g)を得た。MS(ES): m/z 552.85 [M+H]+ , LCMS純度: 98.69%, HPLC純度: 96.87%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.79 (s, 1H), 10.81 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 8.06-8.04 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.82-7.79 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.21 (t, 1H), 6.59 (s, 1H), 3.80 (s, 2H), 3.24 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 2.02-1.96 (s, 2H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-314(0.009g)を得た。MS(ES): m/z 552.80 [M+H]+ , LCMS純度: 97.21%, HPLC純度: 99.41%, キラルHPLC純度: 96%,1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.75 (s, 1H), 10.98 (s, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.09-8.02 (m, 2H), 7. -7.785 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.26 (t, 1H), 7.13 (s, 1H), 6.61 (s, 1H), 4.05 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 2.00 (s, 2H)。
実施例315:2-(ジフルオロメチル)-N7-(4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-315の合成。
Figure 0007082120000515
化合物315.1の合成。化合物315.1を、406.2および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:43.2%)。MS(ES): m/z 638.43 [M+H]+
I-315の合成。化合物I-315を、315.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:80.64%)。MS(ES): m/z 554.52 [M+H]+ , LCMS純度: 98.31%, HPLC純度: 95.14%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.58 (s, 1H), 9.83 (s, 1H), 8.99 (s, 1H), 8.87 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.06-7.95 (m, 2H), 7.62-7.61 (d, J=5.6 Hz, 2H), 7.24 (s, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 2.40 (s, 6H), 2.26 (s, 3H)。
実施例316/317:(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((S)-テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-316および(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((S)-テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-317の合成
Figure 0007082120000516
化合物I-316およびI-317の合成。I-327の異性体(0.105g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA中0.1のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-316(0.025g)を得た。MS(ES): m/z 528.79 [M+H]+ , LCMS純度: 99.65%, HPLC純度: 99.63%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.65 (s, 1H), 11.10 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.20-8.18 (d, J=30 Hz, 1H), 7.81 (s, 2H), 7.63-7.60 (d, J=10.4 Hz, 1H), 4.89-4.85 (t, J=14.4 Hz, 1H), 4.05-3.99 (m,1H), 3.86-3.81 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.10-2.01 (m, 2H), 1.99-1.92 (m, 2H), 1.35-1.28 (m, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-317(0.024g)を得た。MS(ES): m/z 528.79 [M+H]+ , LCMS純度: 99.69%, HPLC純度: 99.72%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.69 (s, 1H), 11.12 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.19-8.17 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.81 (s, 2H), 7.63-7.60 (d, J=10.4 Hz, 1H), 7.19 (s, 1H), 4.89-4.85 (t, J=14.4 Hz, 1H), 4.05-3.98 (m, 1H), 3.85-3.51 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 3.18-3.17 (m, 1H), 2.46-2.38 (m, 1H), 2.19-2.01 (m, 2H), 2.05-1.92 (m, 2H), 1.70-1.68 (m, 1H)。
実施例318/319:(S)-N-(7-((4-シクロブチル-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-318および(R)-N-(7-((4-シクロブチル-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-319の合成。
Figure 0007082120000517
化合物I-318およびI-319の合成。I-358の異性体(0.085g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA中0.1%のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-318(0.030g)を得た。MS(ES): m/z 512.64 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.71 (s, 1H), 10.94 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.76-7.67 (m, 3H), 3.69-3.61 (m, 1H), 3.21 (s, 3H), 3.02-2.99 (m, 2H), 2.39-2.33 (m, 2H), 2.21-2.13 (m, 2H), 2.07-1.98 (s, 3H), 1.89-.182 (m, 1H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-319(0.030g)を得た。MS(ES): m/z 512.64 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.59%, キラルHPLC純度: 99.56%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.70 (s, 1H), 10.94 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.76-7.66 (m, 3H), 7.25 (s, 1H), 3.67-3.60 (m, 1H), 3.21 (s, 3H), 3.02 (s, 1H), 2.36-2.32 (m, 2H), 2.20-2.13 (s, 2H), 2.07-1.98 (m, 3H), 1.89-1.84 (m, 1H)。
実施例320:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(4-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-320の合成。
Figure 0007082120000518
化合物320.1の合成。1-ブロモ-2-メトキシ-3-ニトロベンゼン(5g,21.55mmol,1当量)のMeOH(25mL)中の溶液に、鉄(6.03g,107.7mmol,5当量)および酢酸(25mL)を添加した。この反応混合物を50℃で12時間撹拌した。完了したら、反応混合物を濾過し、そしてMeOHで洗浄し、そして減圧中で濃縮した。粗製物質を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中10%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な320.1(4g,91.87%)を得た。MS(ES): m/z 203.05 [M+H]+
化合物320.2の合成。320.1(4g,19.80mmol,1当量)の1,4-ジオキサン(40mL)中の溶液に、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(25.14g,98.98mmol,5当量)および酢酸カリウム(5.82g,59.40mmol,3当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。[1,1’-ビスジフェニルホスフィノフェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.434g,5.09mmol,0.03当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、アルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を120℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中5%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な320.2(2.7g,54.75%)を得た。MS(ES): m/z 250.12 [M+H]+
化合物320.3の合成。320.2(2.7g,10.84mmol,1当量)の1,4-ジオキサン(20mL)および水(4mL)中の溶液に、2-ブロモ-4-メチルチアゾール(2.89g,16.26mmol,1.5当量)およびリン酸カリウム(6.9g,32.53mmol,3当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。[1,1’-ビス(ジ-tert-ブチルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.212g,3.25mmol,0.03当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、アルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を120℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中5%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な320.3(0.6g,27.37%)を得た。MS(ES): m/z 203.26 [M+H]+
化合物320.4の合成。化合物320.4を、320.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成した(収率:22.28%)。MS(ES): m/z 506.97 [M+H]+
化合物320.5の合成。化合物320.5を、320.4およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:43.44%)。MS(ES): m/z 555.62 [M+H]+
I-320の合成。化合物I-320を、320.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:70.73%)。MS(ES): m/z 471.17 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.93%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.46 (s, 1H), 10.52 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.10-8.08 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.48-7.34 (m, 3H), 7.27-7.21 (m, 1H), 7.06 (t, 1H), 3.73 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.00-1.97 (t, J=11.2 Hz, 1H), 0.71 (bs, 4H)。
実施例321:N-(7-((2-メトキシ-3-(4-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-321の合成。
Figure 0007082120000519
化合物321.1の合成。化合物321.1を、320.3および98.4から、一般手順Aを使用して合成し、1.2を得た。(収率:20.88%)。MS (ES): m/z 470.99 [M+H]+
化合物321.2の合成。化合物321.2を、321.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:54.37%)。MS (ES): m/z 519.64 [M+H]+
化合物I-321の合成。化合物I-321を、321.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.02%)。MS(ES): m/z 435.44 [M+H]+ , LCMS純度: 98.97%, HPLC純度: 98.54%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.80 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 8.08-8.08 (d, J=0.4 Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.48-7.43 (m, 3H), 7.34-7.30 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 2.70 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 1.99-1.96 (t, J=10.8 Hz, 1H), 0.77 (bs, 4H)。
実施例322:(1S,2S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-322の合成。
Figure 0007082120000520
化合物322.1の合成。(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.018g,0.173mmol,1.5当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(0.5mL)中の溶液に、0℃で、((1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート))(0.066g,0.173mmol,1.5当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.044g,3.48mmol,3.0当量)および化合物301.4(0.060g,0.115mmol,1.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で5時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして圧力までの減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をCHCl中5%のMeOH中に溶出させて、純粋な322.1(0.042g,60.02%)を得た。MS(ES): m/z 604.62 [M+H]+
化合物I-322の合成。化合物I-322を、322.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:74.69%)。MS(ES): m/z 520.64 [M+H]+ , LCMS純度: 95.17%, HPLC純度: 96.43%, キラルHPLC純度: 98.45%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.70 (s, 1H), 10.80 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.11-8.06 (m, 2H), 7.80-7.73 (m, 3H), 7.27 (t, 1H), 3.72 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 2.24 (s, 2H), 1.66-1.60 (d, J=23.2 Hz, 1H), 1.25 (s, 1H)。
実施例323:2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-323の合成。
Figure 0007082120000521
化合物323.1の合成。化合物323.1を、I-325に従って合成した。
化合物323.2の合成。化合物323.2を、98.4および323.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:38.89%)。MS(ES): m/z 506.03 [M+H]+
化合物323.3の合成。化合物を、323.2および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:47.11%)。MS(ES): m/z 590.66 [M+H]+
I-323の合成。化合物I-323を、323.3から、一般手順Cを使用して合成した(収率:79.53%)。MS(ES): m/z : 506.41 [M+H]+ , LCMS純度: 98.61%, HPLC純度97.83%, キラルHPLC : (52.00%, 48.00%), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.55 (s, 1H), 10.80 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.94(s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.74-7.68 (m, 2H), 4.43-4.41 (d, J=10.8Hz, 1H), 4.08- 4.02 (m, 1H), 3.59 (s, 3H), 3.19 (s, 3H), 2.98-2.95 (m, 1H), 2.02-1.97 (m, 2H), 1.93-1.88 (m, 2H), 1.67-1.57 (m, 2H), 1.49-1.44 (m, 2H), 1.24-1.16 (m, 1H)。
実施例324:2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-324の合成。
Figure 0007082120000522
化合物324.1の合成。化合物324.1を、I-325に従って合成した。
化合物324.2の合成。化合物324.2を、98.4および324.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:33.71%)。MS(ES): m/z 506.03 [M+H]+
化合物324.3の合成。化合物324.3を、324.2および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:47.11%)。MS(ES): m/z 590.66 [M+H]+
I-324の合成。化合物I-324を、324.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:95.43%)。MS(ES): m/z : 506.36 [M-H]+ , LCMS純度: 97.08%, HPLC純度95.29%, キラルHPLC : (52.00%, 48.00%), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 10.82 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.75-7.68 (m, 3H), 4.44-4.41 (d, J=10.4Hz, 1H), 4.09-4.06 (d, J=11.6Hz, 1H), 3.82 (s, 1H), 3.60-3.57 (d, J=11.2Hz, 1H), 3.19 (s, 3H), 3.02-2.97 (m, 1H), 2.68-2.65 (m, 1H), 2.50 (s, 3H), 2.10-1.84 (m, 4H), 1.66-1.58 (m, 2H)。
実施例325:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-325の合成。
Figure 0007082120000523
化合物325.1の合成。化合物325.1を、I-391に従って合成した。
化合物325.2/325/3の合成。化合物325.1の異性体(1.2g)を、カラム(CHIRAL CEL OX-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA中0.1のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋な化合物325.2(0.3g,25.0%)を得た。MS(ES): m/z : 256.40 [M+H]+
化合物325.4の合成。化合物325.4を、13.4および325.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:31.46%)。MS(ES): m/z 542.16 [M+H]+
化合物325.5の合成。化合物325.5を、325.4および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:47.56%)。MS(ES): m/z 626.48 [M+H]+
I-325の合成。化合物I-325を、325.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:63.02%)。MS(ES): m/z : 542.50 [M+H]+ , LCMS純度: 95.56%, HPLC純度96.96%, キラルHPLC : (45.00%, 44.00%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.05-8.04 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.86-7.84 (m, 1H), 7.77-7.76 (m, 2H), 7.12-6.86 (t, 1H), 4.51-4.48 (d, J=11.6Hz, 1H), 4.17-4.15 (d, J=9.6Hz, 1H), 3.74-3.68 (m, 1H), 3.38 (s, 1H), 3.11 (s, 3H), 2.84-2.79 (m, 1H), 2.13-2.08 (m, 1H), 1.99-1.90 (m, 2H), 1.88-1.78 (m, 2H), 1.75-1.66 (m, 1H), 1.62-1.59 (m, 1H)。
実施例326:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-326の合成。
Figure 0007082120000524
化合物326.1の合成。化合物326.1を、I-325に従って合成した。
化合物326.2の合成。化合物326.2を、13.4および326.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:28.73%)。MS(ES): m/z 542.01 [M+H]+
化合物326.3の合成。化合物326.3を、326.2および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:67.94%)。MS(ES): m/z 626.64 [M+H]+
I-326の合成。化合物I-326を、326.3から、一般手順Cを使用して合成した(収率:89.28%)。MS(ES): m/z : 542.65 [M+H]+ , LCMS純度: 97.70%, HPLC純度96.81%, キラルHPLC : (50.00%, 48.44% ), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.74 (s, 1H), 10.97 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.74-7.71 (m, 2H), 7.26 (t, 1H), 4.46-4.43 (d, J=10.4Hz, 1H), 4.08-4.05 (d, J=11.2Hz, 1H), 3.60-3.57 (m, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.09-1.81 (m, 4H), 1.80-1.60 (m, 3H), 1.58-1.35 (m, 1H) 1.24 (s, 1H)。
実施例327:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((S)-テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-327の合成。
Figure 0007082120000525
化合物327.1の合成。化合物327.1を、13.4および473.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:24.66%)。MS(ES): m/z 527.98 [M+H]+
化合物327.2の合成。化合物を、327.1および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:58.47%)。MS(ES): m/z 612.61 [M+H]+
化合物I-327の合成。化合物I-327を、327.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:91.54%)。MS(ES): m/z 528.51 [M+H]+ , LCMS純度: 98.62%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC純度: 48.19% and 51.80%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.75 (s, 1H), 10.99 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.88 (m, 2H), 7.78-7.72 (m, 2H), 4.93-4.90 (t, 1H), 4.06-4.01 (m, 1H), 3.86-3.83 (m, 1H), 3.22 (s, 3H), 3.02-3.00 (m, 1H), 2.42-2.35 (m, 1H), 2.02-1.96 (m, 4H), 1.76-1.69 (m, 1H)。
実施例328:N-(7-((2-(N,S-ジメチルスルホンイミドイル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-328の合成。
Figure 0007082120000526
化合物328.1の合成。N,N’-ジメチルホルムアミド(100mL)中の化合物1-フルオロ-2-ニトロベンゼン1(10g,70.9mmol,1.0当量)に、メタンチオール酸ナトリウム(5.95g,85.1mmol,1.2当量)を添加した。反応混合物を室温で48時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、328.1(10g,83.39%)を得た。MS(ES): m/z 170.53 [M+H]+
化合物328.2の合成。アセトニトリル(100mL)中の化合物328.1(10g,59.17mmol,1.0当量)に、過ヨウ素酸(5.65g,29.5mmol,0.5当量)および塩化鉄(4.77g,29.5mmol,0.5当量)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。この反応の完了後、アセトニトリルを濃縮し、そして反応混合物を水中に移し、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中15%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、328.2(9g,82.22%)を得た。MS(ES): m/z 186.96 [M+H]+
化合物328.3の合成。クロロホルム(50mL)中の化合物328.2(5g,27.02mmol,1.0当量)に、アジ化ナトリウム(3.51g,54.04mmol,2.0当量)および濃硝酸(0.52g,54.0mmol,0.2当量)を添加した。反応混合物を45℃で36時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中2%のMeOHを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な328.3(3g,55.50%)を得た。MS(ES): m/z 201.49 [M+H]+
化合物328.4の合成。化合物328.3(3g,13.9mmol,1.0当量)の水(30mL)中の懸濁物に、ホルムアルデヒド(0.5g,16.6mmol,1.2当量)およびギ酸(0.32g,6.9mmol,0.5当量)を添加した。反応混合物を100℃で44時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中40%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、328.4を得た。MS(ES): m/z 215.43 [M+H]+
化合物328.5の合成。MeOH(20mL)中の化合物328.4(2g,93.02mmol,1.0当量)に、水酸化パラジウム(0.49g,4.6mmol,0.5当量)およびギ酸アンモニウム(1.17g,18.6mmol,2.0当量)を添加した。反応混合物を80℃で36時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、溶出液としてのCHCl中5%のMeOHにより精製して、純粋な328.5(0.8g,40.53%)を得た。MS(ES): m/z 185.16 [M+H]+
化合物328.6の合成。化合物328.6を、328.5および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:42.20%)。MS(ES): m/z 434.96 [M+H]+
化合物328.7の合成。化合物328.7を、328.6およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:44.96%)。MS(ES): m/z 483.60 [M+H]+
I-328の合成。化合物I-328を、328.7から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:54.50%)。MS(ES): m/z 399.49 [M+H]+ , LCMS純度: 99.24%, HPLC純度: 97.26%, キラルHPLC : 49.38% and 50.10% 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.52 (s, 1H), 10.53 (s, 1H), 9.64 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.880-7.861 (d, J=29.6 Hz, 1H), 7.74-7.66 (m, 2H), 7.25-7.21 (m, 1H), 3.06 (s, 3H), 2.65 (s, 3H), 2.45 (s, 3H), 2.02-1.98 (s, 1H), 0.81-0.62 (m, 4H)。
実施例329:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((R)-テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-329の合成。
Figure 0007082120000527
Figure 0007082120000528
化合物329.1の合成。288.3(10g,45.85mmol,1当量)のジメチルホルムアミド(100mL)中の溶液に、2,3-ジヒドロピラン(16g,229.24mmol,5当量)、および炭酸カリウム(19g,137.61mmol,3当量)、トリフェニルホスフィン(2.4g,9.17mmol,0.2当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。酢酸パラジウム(II)(1g,4.58mmol,0.1当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で15時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な329.1(5.5g,50.13%)を得た。MS(ES): m/z 240.29 [M+H]+
化合物329.2の合成。329.1(5g,20.90mmol,1.0当量)のMeOH(90mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.400g)、トリエチルアミン(6.3g,62.76mmol,3当量)を添加した。水素を反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、329.2(3g,59.50%)を得た。MS(ES): m/z 242.31 [M+H]+
化合物329.3の合成。化合物329.2の異性体(0.9g)を、カラム(CHIRAL CEL OX-H 250×4.6mm,5μM)および共溶媒としてのIPA中0.1%のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋な329.3(0.30g,33.25%)を得た。MS(ES): m/z 242.32 [M+H]+
化合物329.4の合成。化合物329.4を、329.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:24.30%)。MS(ES): m/z 527.98 [M+H]+
化合物329.5の合成。化合物329.5を、329.4およびジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:68.68%)。MS(ES): m/z 612.61 [M+H]+
化合物I-329の合成。化合物I-329を、329.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:89.80%)。MS(ES): m/z 528.61 [M+H]+ , LCMS純度: 98.87%, HPLC純度: 99.23%, キラルHPLC純度: 50.15% and 49.84%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.74 (s, 1H), 10.97 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.74-7.72 (m, 2H), 4.90 (s, 1H), 4.0.2 (s, 1H), 4.01 (s, 1H), 3.21 (s, 3H), 3.17-3.16 (d, J=5.2 Hz, 3H), 2.42-2.34 (m, 2H), 2.01-1.95 (m, 4H)。
実施例330:N-(7-((4-(5,5-ジメチルテトラヒドロフラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-330の合成。
Figure 0007082120000529
化合物330.1の合成。化合物330.1を、I-332の実験セクションに従って合成した。
化合物330.2の合成。化合物330.2を、98.4および330.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:24.26%)。MS(ES): m/z 520.06 [M+H]+
化合物330.3の合成。化合物330.3を、330.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:60.26%)。MS(ES): m/z 568.71 [M+H]+
I-330の合成。化合物I-330を、330.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:89.06%)。MS(ES): m/z 483.61 [M-H]+ , LCMS純度: 97.64%, HPLC純度: 96.78%,キラルHPLC : 49.32%, 49.14%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.11 (s, 1H), 10.70 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 7.91 (s, 2H), 7.68 (s, 2H), 5.0 (s, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.59 (s, 3H), 2.41 (s, 1H), 2.0 (s, 1H), 1.85 (s, 3H), 1.349-1.311 (d, J=15.2 Hz, 6H), 0.80 (bs, 4H)。
実施例331:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-331の合成。
Figure 0007082120000530
化合物331.1の合成。ジオキサン(12mL)と水(3mL)との混合物中の、化合物4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール(1.5g,5.05mmol,1.0当量)に、化合物2-(メチルスルホニル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)アニリン(0.97g,5.5mmol,1.1当量)を添加した。反応混合物をアルゴンで10分間脱気した。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.82g,1.0mmol,0.2当量)および炭酸カリウム(2.09g,15.1mmol,3.0当量)をこれに添加した。反応混合物を110℃で24時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な331.1(0.7g,39.20%)を得た。MS(ES): m/z 266.33 [M+H]+
化合物331.2の合成。化合物331.2を、331.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:24.08%)。MS(ES): m/z 552.01 [M+H]+
化合物331.3の合成。化合物331.3を、331.2および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:60.68%)。MS(ES): m/z 636.64 [M+H]+
I-331の合成。化合物I-331を、331.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:90.56%)。MS(ES): m/z 552.50 [M+H]+ , LCMS純度: 97.73%, HPLC純度: 97.27%, キラルHPLC : 47.95% and 49.65%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.75 (s, 1H), 10.98 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.85-7.72 (m, 3H), 3.82 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 3.18-3.17 (d, J=5.2 Hz, 1H), 2.43 (s, 3H), 1.92-1.77 (m, 2H), 1.31 (s, 1H)。
実施例332:(S)-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-332の合成。
Figure 0007082120000531
Figure 0007082120000532
化合物332.1の合成。N,N-ジメチルホルムアミド(250mL)中の化合物アセトン(25g,431mmol,1.0当量)に、3-ブロモプロパ-1-エン(77.5g,646mmol,1.5当量)および亜鉛粉末(14.0g,215mmol,0.5当量)を添加した。反応混合物を120℃で24時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、332.1(15g,34.79%)を得た。MS(ES): m/z 101.37 [M+H]+
化合物332.2の合成。CHCl(150mL)中の化合物332.1(15g,148mmol,1.0当量)に、キノリン(19.1g,148mmol,1.0当量)を添加し、その後、臭素溶液(9mL,148mmol,1.0当量)を滴下により添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な332.2(10g,37.29%)を得た。MS(ES): m/z 180.27 [M+H]+
化合物332.3の合成。ジメチルホルムアミド(100mL)中の化合物332.2(10g,55.5mmol,1.0当量)に、水酸化カリウム(6.25g,1.11mmol,2.0当量)を添加した。この反応の完了後、反応混合物を1NのHClで中和し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、332.3(3g,5.73%)を得た。MS(ES): m/z 99.26 [M+H]+
化合物332.4の合成。N,N-ジメチルホルムアミド(30mL)中の化合物332.3(3g,30.6mmol,1.0当量)に、4-ブロモ-2-(メチルスルホニル)アニリン(7.65g,30.61mmol,1.0当量)を添加した。反応混合物を、アルゴンにより15分間脱気した。次いで、炭酸カリウム(12.6g,91.83mmol,3.0当量)、酢酸パラジウム(1.37g,6.12mmol,0.2当量)およびトリフェニルホスフィン(4g,15.3mmol,0.5当量)を添加した。反応混合物をアルゴンで5分間、再度脱気し、そして110℃で15時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、332.4(1g,12.24%)を得た。MS(ES): m/z 267.43 [M+H]+
化合物332.5の合成。MeOH(20mL)中の化合物332.4(1g,3.74mmol,1.0当量)に、10%の活性炭担持パラジウム(0.2g)を添加した。水素を、この反応混合物に通して5時間パージした。この反応の完了後、この反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、332.5(0.450g,54.49%)を得た。MS(ES): m/z 689.89 [M+H]+
化合物332.6の合成。化合物332.6を、13.4および332.5から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:23.57%)。MS(ES): m/z 556.34 [M+H]+
化合物332.7の合成。化合物332.7を、332.6およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:70.13%)。MS(ES): m/z 604.59 [M+H]+
I-332の合成。化合物I-332を、332.7から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:98.31%)。MS(ES): m/z 520.61 [M+H]+ , LCMS純度: 98.77%, HPLC純度: 98.34%, キラルHPLC : 49.57%, 50.52%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.68 (s, 1H), 10.76 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.77-7.70 (m, 2H), 7.401-7.136 (t, J=106 Hz, 1H), 5.03-5.00 (m, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.43-2.40 (m, 1H), 2.03 (m, 1H), 1.84 (m, 3H), 1.347-1.247 (d, J=40 Hz, 6H), 0.79 (bs, 4H)。
実施例333:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルフィニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-333の合成。
Figure 0007082120000533
化合物333.1の合成。ジメチルホルムアミド(50ml)と水(10mL)の混合物中の、化合物2-フルオロニトロベンゼン(5g,3.54mmol,1当量)に、ナトリウムチオメトキシド(3.72g,5.31mmol,1.5当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルにより抽出した。有機層を減圧中で濃縮して、333.1を得た。(4.2g,70.05%)。MS(ES): m/z 170.20 [M+H]+
化合物333.2の合成。CHCl(50ml)中の333.1の化合物(4.2g,35.9mmol,1.0当量)に、m-クロロ過安息香酸(9.30g,53.9mmol,1.5当量)を0℃で少しずつ添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水に移し、そしてNaHCOにより塩基性にし、そしてCHClで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中2.5%のMeOH中に溶出させて、純粋な333.2(3.6g,79.83%)を得た。MS(ES): m/z 186.20 [M+H]+
化合物333.3の合成。酢酸エチル中の化合物333.2(3.67g,1.97mmol,1当量)に、塩化スズ(II)水和物(4.4g,2.16mmol,1.1当量)を添加した。反応混合物を80℃で還流させた。この反応の完了後、この反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルにより抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、333.3(2.1g,68.27%)を得た。MS(ES): m/z 156.22 [M+H]+
化合物333.4の合成。化合物333.4を、333.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:40.19%)。MS(ES): m/z 441.89 [M+H]+
化合物333.5の合成。化合物333.5を、333.4およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:65.50%)。MS(ES): m/z 490.54 [M+H]+
I-333の合成。化合物I-333を、333.5から、一般手順Cを使用して合成した(収率:95.59%)。MS(ES): m/z 406.47 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.56%, キラルHPLC : 49.28% and 50.71%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.50 (s, 1H), 10.57 (s, 1H), 9.16 (s, 1H), 7.84-7.82 (d, J=6.8 Hz, 1H), 7.63-7.60 (d, J=13.6 Hz, 1H), 7.52-7.45 (m, 3H), 7.07 (s,1H), 2.73 (s, 3H), 2.00-1.97 (t,1H), 0.74-0.72 (bs, 4H)。
実施例334:N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-334の合成。
Figure 0007082120000534
Figure 0007082120000535
化合物334.1の合成。化合物334.1を、98.4および389.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:22.93%)。MS(ES): m/z 492.38 [M+H]+
化合物334.2の合成。化合物334.2を、334.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:84.49%)。MS(ES): m/z 540.28 [M+H]+
I-334の合成。化合物I-334を、334.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:91.13%)。MS(ES): m/z 456.71 [M+H]+ , LCMS純度: 99.19%, HPLC純度: 98.48%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.72 (s, 1H), 10.63 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.72-7.67 (m, 2H), 4.91-4.87 (m, 1H), 4.06-4.00 (m, 1H), 3.88-3.82 (s, 1H), 3.2 (s, 6H), 2.51-2.33 (m, 1H), 2.02-1.95 (s, 3H), 1.75-1.68 (m, 1H), 0.78-0.76 (s, 4H)。
実施例335:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-335の合成。
Figure 0007082120000536
Figure 0007082120000537
化合物335.1の合成。化合物335.1を、389.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:22.89%)。MS(ES): m/z 527.34 [M+H]+
化合物335.2の合成。化合物335.2を、335.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:68.66%)。MS(ES): m/z 576.48 [M+H]+
化合物I.335の合成。化合物I-335を、335.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:78.08%)。MS(ES): m/z 492.51 [M+H]+ , LCMS純度: 95.59%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC純度: 43.54% and 51.84%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.68 (s, 1H), 10.74 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.05 (m, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.77-7.70 (m, 2H), 7.24 (s, 1H), 4.92-4.89 (t, J=14.4 Hz, 1H), 4.048-4.029 (d, J=7.6 Hz, 1H), 3.86-3.84 (d, J=7.2 Hz, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.68 (s, 1H), 2.42-2.34 (m, 1H), 2.02-1.97 (m, 3H), 1.74-1.71 (m, 1H), 0.79 (s, 3H)。
実施例336:N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルフィニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-336の合成。
Figure 0007082120000538
Figure 0007082120000539
化合物336.1の合成。化合物336.1を、98.4および333.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.98%)。MS(ES): m/z 405.91 [M+H]+
化合物336.2の合成。化合物336.2を、336.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:67.47%)。MS(ES): m/z 454.56 [M+H]+
I-336の合成。化合物I-336を、336.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:94.44%)。MS(ES): m/z 370.43 [M+H]+ , LCMS純度: 98.14%, HPLC純度: 99.74%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.33 (s, 1H), 10.40 (s, 1H), 8.88 (s, 1H), 7.78(d, J=7.6 Hz, 1H), 7.60-7.56 (t, J=14.4 Hz, 1H), 7.46-7.40 (m, 3H), 2.74 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 1.97-1.94 (t, 1H), 0.72 (bs, 4H)。
実施例337:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-337の合成。
Figure 0007082120000540
Figure 0007082120000541
化合物337.1の合成。化合物337.1を、13.4および232.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:26.74%)。MS(ES): m/z 542.75 [M+H]+
化合物337.2の合成。化合物337.2を、337.1および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:57.65%)。MS(ES): m/z 626.84 [M+H]+
化合物I-337の合成。化合物I-337を、337.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:51.93%)。MS(ES): m/z : 542.65 [M+H]+ , LCMS純度: 99.65%, HPLC純度: 99.04%, キラルHPLC純度: 50.39% , 49.60% , 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.68 (s, 1H), 10.76 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.82-7.79 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.71 (, 1H), 7.27 (t, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.06-2.03 (m, 1H), 0.80-0.78 (m, 4H)。
実施例338:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-338の合成。
Figure 0007082120000542
Figure 0007082120000543
化合物338.1の合成。イソプロピルアルコール(20mL)中の化合物1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-アミン(4g.3.6mmol,1.0当量)に、亜硝酸t-ブチル(5.56g,5.4mmol,1.5当量)およびジ-ヨードメタン(5.1mL,6.3mmol,1.75当量)を室温で添加した。反応混合物を55℃で5時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移した。この溶液のpHを、10NのNaOHを使用することにより8~10に調整し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中10%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な338.1(3.0g,37.55%)を得た。MS(ES): m/z 223.32 [M+H]+
化合物338.2の合成。ジオキサン(20mL)中の化合物338.1(2g.9.0mmol,1.0当量)および2-(メチルチオ)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)アニリン(1.78g,5.9mmol,0.6当量)に、炭酸カリウム(3.72g,27mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を5分間脱気し、次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のCHClとの錯体(0.22mL,0.27mmol,0.03当量)を添加した。反応混合物を再度5分間脱気し、そして110℃で2時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中15%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な338.2(1.0g,47.58%)を得た。MS(ES): m/z 234.48 [M+H]+
化合物338.3の合成。338.2(0.18g.0.78mmol,1.0当量)の酢酸(2mL)中の溶液に、タングステン酸ナトリウム(0.257g,0.78mmol,1.0当量)および過酸化水素(1.83mL,15.6mmol,20当量)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移した。約7のpHを、飽和NaHCOを使用することにより調整し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な338.3(1.0g,77.31%)を得た。MS(ES): m/z 266.75 [M+H]+
化合物338.4の合成。化合物338.4を、338.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:18.45%)。MS(ES): m/z 552.68 [M+H]+
化合物338.5の合成。化合物338.5を、338.4および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:56.35%)。MS(ES): m/z 636.43 [M+H]+
I-338の合成。化合物I-338を、338.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:93.7%)。MS(ES): m/z 552.55 [M+H]+ , LCMS純度: 98.87%, HPLC純度: 98.51%, キラルHPLC : (47.72% , 48.74%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.72 (s, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.03-8.011 (d, J=10.0 Hz, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.81-7.79 (d, J=8.8 Hz, 1H), 6.96 (s,1H), 6.56 (s, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.22 (s, 3H), 2.98-2.93 (m, 1H), 2.30 (s, 3H), 2.01-1.88 (m, 2H), 1.23 (s, 1H)。
実施例339:(1R,2R)-N-(7-((4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロオキサゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-339の合成。
Figure 0007082120000544
Figure 0007082120000545
化合物339.1の合成。化合物339.1を、98.4および428.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:34.04%)。MS(ES): m/z 519.46 [M+H]+
化合物339.2の合成。化合物339.2を、339.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:71.54%)。MS(ES): m/z 567.12 [M+H]+
化合物339.3の合成。MeOH(3.0mL)中の化合物339.2(0.260g,0.45mmol,1.0当量)に、5MのNaOH溶液(4.0mL)を添加した。反応混合物を50℃で24時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、339.3(0.180g,77.03%)を得た。MS(ES): m/z 499.51 [M+H]+
化合物339.4の合成。(1R,2R)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.30g,0.27mmol,1.5当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(3mL)中の溶液に、0℃で、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロ-ホスフェート(0.138g,0.36mmol,2.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で15分間撹拌した。次いで、ジイソプロピルエチルアミン(0.07g,0.54mmol,3.0当量)および化合物339.3(0.090g,0.18mmol,1.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で5時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、CHCl中2%のMeOHを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な339.4(0.030g,28.43%)を得た。MS(ES): m/z 585.47 [M+H]+
化合物I-339の合成。化合物I-339を、一般手順Cを使用して合成した。(収率:69.02%)。MS(ES): m/z 501.51 [M+H]+ , LCMS純度: 95.19%, HPLC純度: 95.18%, キラルHPLC : 97.40%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 10.73 (s, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.08 (s, 2H), 7.81 (s, 1H), 5.02-4.98 (m, 1H), 4.84-4.81 (m, 1H), 4.16 (s, 3H), 3.29 (s, 3H), 2.21 (s, 2H), 1.67-1.60 (d, J=2.72 Hz, 2H), 1.32 (s, 6H), 1.17-1.08 (m, 1H)。
実施例340:2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((R)-テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-340の合成。
Figure 0007082120000546
化合物340.1の合成。化合物340.1を、98.1および329.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:31%)。MS(ES): m/z 494.02 [M+H]+
化合物340.2の合成。化合物340.2を、340.1および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:49.59%)。MS(ES): m/z 576.63 [M+H]+
I-340の合成。化合物I-340を、340.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:95.82%)。MS(ES): m/z 492.41 [M+H]+ , LCMS純度: 97.41%, HPLC純度: 96.62%, キラルHPLC純度: 43.43% and 44.28%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.56 (s, 1H), 10.81 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.76-7.69 (m, 2H), 4.91-4.88 (t, J=8.4 Hz, 1H), 4.12-4.09 (m, 2H), 3.88-3.82 (m, 1H), 3.20-3.17 (m, 3H), 2.97 (s, 1H), 2.52 (s, 3H), 2.41-2.35 (m, 1H), 2.00-1.97 (t, 3H), 1.76-1.67 (s, 1H)。
実施例346:(N-(7-((4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-346の合成。
Figure 0007082120000547
化合物346.1の合成。化合物346.1を、98.4および351.5から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:30.24%)。MS(ES): m/z 535.09 [M+H]+
化合物346.2の合成。化合物346.2を、346.1および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:29.72%)。MS(ES): m/z 619.72 [M+H]+
I-346の合成。化合物I-346を、346.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:72.33%)。MS(ES): m/z 534.51 [M+H]+ , LCMS純度: 98.58%, HPLC純度: 98.19%, キラルHPLC純度: 49.31% and 49.75%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.83 (s, 1H), 11.06 (s, 1H), 9.01 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 8.03-8.01 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.87-7.85 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.27 (s, 1H), 3.30 (s, 3H), 3.03-3.01 (s, 1H), 2.50 (s, 2H), 2.03-2.00 (m, 3H), 1.14 (s, 6H)。
実施例348:2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((S)-テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-348の合成。
Figure 0007082120000548
化合物348.1の合成。化合物348.1を、329.3aおよび98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:26.11%)。MS(ES): m/z 492.00 [M+H]+
化合物348.2の合成。化合物348.2を、348.1および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:62.72%)。MS(ES): m/z 576.63 [M+H]+
I-348の合成。化合物I-348を、348.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:79.64%)。MS(ES): m/z 492.51 [M+H]+ , LCMS純度: 97.64%, HPLC純度: 95.32%, キラルHPLC純度: 47.49% & 48.21%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.56 (s, 1H), 10.81 (s, 1H), 8.88 (s, 1H), 7.948-7.858 (d, J=36 Hz, 2H), 7.76-7.74 (d, J=8.4 Hz, 2H), 4.89 (s, 2H), 4.11-4.02 (m, 2H), 3.20 (s, 4H), 2.96 (s, 1H), 2.37 (s, 2H), 1.98 (s, 4H), 1.73-1.71 (s, 1H)。
実施例351:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-351の合成。
Figure 0007082120000549
化合物351.1の合成。3-フルオロ-4-ニトロ安息香酸(20g,108.04mmol,1.0当量)の、N-N-ジメチルホルムアミド(200mL)と水(50mL)との混合物中の溶液に、ナトリウムチオメトキシド水溶液(16.64g,23.78mmol,2.2当量)を0℃で滴下により添加した。この反応物を15~20℃で1時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中5%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.1(18g,78.14%)を得た。MS(ES): m/z 214.21 [M+H]+
化合物351.2の合成。351.1(5g,23.45mmol,1当量)のCHCl(100mL)中の溶液に、塩化オキサリル(14.78g,117.3mmol,5当量)およびN-N-ジメチルホルムアミド(触媒量)を0℃で添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。完了したら、反応混合物を減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。1.2(3.14g,35.18mmol,1.5当量)およびトリエチルアミン(7.11g,70.42mmol,3当量)のテトラヒドロフラン(50mL)中の溶液を、粗製物質中に0℃で添加し、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な351.2を得た。(4g,59.99%)。MS(ES): m/z 285.33 [M+H]+
化合物351.3の合成。351.2(4g,17.59mmol,1当量)のCHCl(100mL)中の冷溶液に、0℃で、メタ-クロロ過安息香酸(10.59g,61.61mmol,3.5当量)をゆっくりと少しずつ添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を飽和NaHCO溶液中に移し、そしてCHClで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をMeOH中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な351.3(3.5g,62.92%)を得た。MS(ES): m/z 317.33 [M+H]+
化合物351.4の合成。351.3(2.5g,7.90mmol,1.0当量)のトルエン(25mL)中の溶液に、lawessons試薬(6.39g,15.82mmol,2当量)を添加し、そしてこの反応混合物を18時間還流させた。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な351.4(1.2g,48.30%)を得た。MS(ES): m/z 315.37 [M+H]+
化合物351.5の合成。351.4(1.2g,3.82mmol,1当量)の酢酸(1.2mL)中の溶液に、亜鉛末(1.26g,19.10mmol,5当量)を少しずつ添加した。反応混合物を室温で8時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物をNaHCO溶液中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な351.5(0.320g,29.48%)を得た。MS(ES): m/z 285.39 [M+H]+
化合物351.6の合成。化合物351.6を、13.4および351.5から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.31%)。MS (ES): m/z 571.07 [M+H]+
化合物351.7の合成。化合物351.7を、2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドおよび351.6から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:36.28%)。MS (ES): m/z 655.70 [M+H]+
化合物I-351の合成。化合物I-351を、351.7から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:76.50%)。MS(ES): m/z 571.50 [M+H]+ , LCMS純度: 98.30%, HPLC純度: 98.09%, キラルHPLC : 43.33% , 55.95%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.85 (s, 1H), 11.08 (s, 1H), 9.021 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.042-8.022 (d, J=8 Hz, 1H), 7.886-7.864 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.28 (t, 1H), 3.31 (s, 3H), 3.02 (s, 1H), 2.03 (s, 2H), 1.422 (s, 6H)。
実施例358:N-(7-((4-シクロブチル-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-358の合成。
Figure 0007082120000550
化合物358.1の合成。酢酸(66mL)中の化合物220.4(6.6g,g,34.19mmol,1.0当量)に、過酸化水素(79mL,684mmol,20当量)を添加した。次いで、タングステン酸ナトリウム(11.28g,34.19mmol,1.0当量)を15分以内で少しずつ添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を氷冷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中7%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な358.1(1.8g,23.40%)を得た。MS(ES): m/z 226.83 [M+H]+
化合物358.2の合成 化合物358.2を、358.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:34.67%)。MS(ES): m/z 511.48 [M+H]+
化合物358.3の合成。化合物358.3を、358.2および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:64.34%)。MS(ES): m/z 596.26 [M+H]+
I-358の合成。化合物I-358を、358.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:77.63%)。MS(ES): m/z 512.46 [M+H]+ , LCMS純度: 98.90%, HPLC純度: 97.93%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.73 (s, 1H), 10.97 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.76-7.67 (m, 3H), 7.72 (s, 1H), 4.12 (s, 1H), 3.67-3.63 (m, 1H), 3.21 (s, 3H), 3.17 (s, 2H), 3.029-3.00 (m, 1H), 2.83-2.32 (m, 2H), 2.18-2.11 (m, 2H), 1.89-1.82 (m, 1H)。
実施例359:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-359の合成。
Figure 0007082120000551
Figure 0007082120000552
化合物359.1の合成。化合物391.2の異性体(0.9g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA中0.1%のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋な359.1(0.3g)を得た。MS(ES): m/z : 256.37 [M+H]+
化合物359.2の合成。化合物359.2を、13.4および359.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:25.07%)。MS(ES): m/z 542.01 [M+H]+
化合物359.3の合成。化合物359.3を、359.2および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:64.85%)。MS(ES): m/z 626.64 [M+H]+
化合物I-359の合成。化合物I-359を、359.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:77.02%)。MS(ES): m/z 542.60 [M+H]+ , LCMS純度: 97.76%, HPLC純度: 95.32%, キラルHPLC : 48.92% and 50.81%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 13.12 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.84-7.82 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.72-7.69 (d, J=10.4 Hz, 1H), 6.98 (s, 1H), 4.01-3.99 (m, 2H), 3.59-3.51 (m, 2H), 3.11 (s, 3H), 3.01-2.94 (m, 1H), 2.86-2.81 (m, 1H), 2.12-2.07 (m, 2H), 1.90-1.80 (m, 4H)。
実施例360:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-360の合成。
Figure 0007082120000553
化合物360.1の合成。化合物360.1を、13.4および391.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:31.76%)。MS(ES): m/z 542.01 [M+H]+
化合物360.2の合成。化合物360.2を、360.1および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:59.45%)。MS(ES): m/z 626.64 [M+H]+
I-360の合成。化合物I-360を、360.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:94.53%)。MS(ES): m/z 542.55 [M+H]+ , LCMS純度: 94.72%, HPLC純度: 97.11%, キラルHPLC : 49.17, 50.17%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 8.04 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.85-7.70 (m, 3H), 6.98 (s, 1H), 4.01-3.90 (m, 2H), 3.59-3.51 (m, 2H), 3.11 (s, 2H), 3.02-2.96 (m, 1H), 2.84-2.82 (m, 1H), 2.12-2.07 (m, 2H), 1.90-1.80 (s, 4H), 1.29-1.25 (s, 2H), 0.93 (bs, 1H)。
実施例361:N-(7-((4-シクロブチル-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-361の合成。
Figure 0007082120000554
化合物361.1の合成。化合物361.1を、98.4および358.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:30.12%)。MS(ES): m/z 476.58 [M+H]+
化合物361.2の合成。化合物361.2を、361.1および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:63.66%)。MS(ES): m/z 560.46 [M+H]+
I-361の合成。化合物I-361を、361.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:94.15%)。MS(ES): m/z 476.67 [M+H]+, LCMS純度: 95.16%, HPLC純度: 99.53%, キラルHPLC純度: 49.33% and 49.60%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.65 (s, 1H), 10.81 (s, 1H), 8.48 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.72-7.55 (m, 1H), 7.43 (m, 3H), 3.78-3.58 (m, 1H), 3.41-3.35 (m, 1H), 3.18 (s, 3H), 3.17 (s, 1H), 3.08-2.95 (m, 1H), 2.37-2.30 (m, 2H), 2.25-2.13 (m, 2H), 2.19-2.01 (m, 3H), 1.83-1.80 (m, 1H)。
実施例363:N-(7-((4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-363の合成。
Figure 0007082120000555
化合物363.1の合成。化合物363.1を、98.4および449.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.51%)。MS(ES): m/z 516.03 [M+H]+
化合物363.2の合成。化合物363.2を、363.1および2,2-ジメチルシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:43.52%)。MS(ES): m/z 592.73 [M+H]+
I-363の合成。化合物I-363を、363.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:83.27%)。MS(ES): m/z 508.51 [M+H]+, LCMS純度: 99.91%, HPLC純度: 99.67%, キラルHPLC : 48.08%, 51.68% , 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.49 (s, 1H), 10.42 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.04-7.98 (m, 2H), 7.82-7.80 (m, 1H), 7.60 (s, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.91-1.88 (m, 1H), 1.14-1.13 (m, 6H), 0.97 (s, 1H), 0.78-0.76 (d, J=4.8 Hz, 1H)。
実施例364:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-364の合成。
Figure 0007082120000556
化合物364.1の合成。化合物364.1を、13.4および449.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:25.72%)。MS(ES): m/z 552.01 [M+H]+
化合物364.2の合成。化合物364.2を、364.1および2,2-ジメチルシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:51.87%)。MS(ES): m/z 628.71 [M+H]+
I-364の合成。化合物I-364を、364.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:75.50%)。MS(ES): m/z 544.56 [M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.54%, キラルHPLC : 49.49%, 50.50%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.67 (s, 1H), 10.61 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 8.82 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.04-8.01 (dd, J=1.0 Hz, 1H), 7.85-7.83 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.40-7.13 (t, J= 1.0 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.94-1.91 (t, J=1.2 Hz, 1H), 1.15-1.13 (d, 6H), 0.981 (s, 1H), 0.80-0.77 (m, 1H)。
実施例365:2-(ジフルオロメチル)-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)-N5-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-365の合成。
Figure 0007082120000557
化合物365.1の合成。化合物365.1を、397.1および6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-アミンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:53.56%)。MS(ES): m/z 667.67 [M+H]+
化合物I-365の合成。化合物I-365を、365.1から、一般手順Cを使用して合成した(収率:82.36%)。MS(ES): m/z 583.76 [M+H]+ , LCMS純度: 98.82%, HPLC純度: 96.18%, キラルHPLC純度: (49.3% , 49%), H NMR (DMSO, 400MHz): 10.15 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 8.24-8.22 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.94-7.91 (m, 2H), 7.83-7.81 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.69-7.67 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.5 (s, 1H), 7.32-7.30 (d, J=5.2 Hz, 1H), 3.58 (s, 1H), 3.21 (s, 3H), 1.91-1.88 (m, 2H), 1.68-1.67 (m, 2H), 1.58 (s, 2H), 1.48-1.42 (m, 2H), 1.22 (s, 2H)。
実施例366:2-(ジフルオロメチル)-N5-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-366の合成。
Figure 0007082120000558
化合物366.1の合成 化合物366.1を、13.4および387.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:20.10%)。MS(ES): m/z 542.01 [M+H]+
化合物366.2の合成。化合物366.2=を、366.1および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:64.64%)。MS(ES): m/z 628.71 [M+H]+
I-366の合成。化合物I-366を、366.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:76.98%)。MS(ES): m/z 544.56 [M+H]+ , LCMS純度: 95.30%, HPLC純度: 97.01%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.66 (s, 1H), 10.03 (s, 1H), 8.82 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.87-7.85 (m, 1H), 7.74-7.72 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 4.47-4.45 (d, J=10.8 Hz, 1H), 4.10-4.07 (d, J=11.2 Hz, 1H), 3.62-3.55 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.41 (s, 3H), 2.32 (s, 3H), 1.92-1.89 (d, J=11.2 Hz, 2H), 1.70-1.67 (m, 1H), 1.59 (s, 2H), 1.48-1.40 (m, 2H)。
実施例367:N5-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)-2-メチル-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-367の合成。
Figure 0007082120000559
化合物367.1の合成。化合物を、98.4および387.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.10%)。MS(ES): m/z 506.03 [M+H]+
化合物367.2の合成。化合物を、367.1および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:52.83%)。MS(ES): m/z 592.73 [M+H]+
I-367の合成。化合物I-367を、367.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:89.67%)。MS(ES): m/z 508.61 [M+H]+ , LCMS純度: 97.46%, HPLC純度: 98.98%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.51 (s, 1H), 9.83 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 7.89-7.85 (m, 2H), 7.71-7.68 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.44 (s, 1H), 4.45-4.43 (d, J=10.8 Hz, 1H), 3.20 (s, 3H), 3.18-3.17 (m, 2H), 2.47 (s, 3H), 2.40 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 1.91-1.88 (d, J=10.4 Hz, 2H), 1.59 (s, 2H), 1.48-1.40 (m, 2H)。
実施例I-368:2-フルオロ-N-(7-((2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-368の合成。
Figure 0007082120000560
化合物368.1の合成。化合物368.1を、98.4および1.1aから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:31.49%)。MS(ES): m/z 454.16 [M+H]+
化合物368.2の合成。化合物368.2を、368.1および(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:19.62%)。MS(ES): m/z 521.38 [M+H]+
I-368の合成。化合物I-368を、368.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:66.26%)。MS(ES): m/z : 437.65 [M+H]+ , LCMS純度: 98.02%, HPLC純度: 98.09%, キラルHPLC純度: (69%, 28%), 1H NMR (DMSO, 400MHz) : 12.12 (s, 1H), 10.49 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.58-7.46 (m, 2H), 7.27-7.23 (m, 1H), 4.97-4.78 (m, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.74 (s, 3H), 2.50 (s, 3H), 2.18 (m, 1H), 1.63-1.58(m, 1H),1.47-1.41 (m, 1H)。
実施例369:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-369の合成。
Figure 0007082120000561
Figure 0007082120000562
化合物369.1の合成。4-ブロモ-2-フルオロ-1-ニトロベンゼン(3g,13.64mmol,1当量)の、1,4-ジオキサン(24mL)および水(6mL)中の溶液に、2-(3,4-ジヒドロ-2H-ピラン-6-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(5.74g,27.27mmol,2当量)および炭酸カリウム(5.64g,40.90mmol,3当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。[1,1’-ビスジフェニルホスフィノフェロセン]パラジウム(II)ジクロリドのCHClとの錯体(0.333g,4.09mmol,0.03当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中5%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な369.1(2.4g,78.85%)を得た。MS(ES): m/z 223.20 [M+H]+
化合物369.2の合成。369.1(2.4g,10.75mmol,1当量)のアセトニトリル(70mL)中の溶液に、CsCO(10.54g,32.43mmol,3当量)(20mL)、N-メチルメタンスルホンアミド(1.3g,11.83mmol,1.1当量)を室温で添加した。反応混合物を16時間撹拌した。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そして減圧中で濃縮した。粗製物質を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中10%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な369.2(収率:59.55%)を得た。MS(ES): m/z 313.34 [M+H]+
化合物369.3の合成。369.2(2g,6.40mmol,1.0当量)のMeOH(40mL)中の溶液に、10%の活性炭担持水酸化パラジウム(0.140g)を添加した。水素を反応混合物に通して2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、369.3(0.600g,42.47%)を得た。MS(ES): m/z 224.33 [M+H]+
化合物369.4の合成。化合物369.4を、369.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成した(収率:42.95%)。MS(ES): m/z 571.05 [M+H]+
化合物369.5の合成。化合物369.5を、369.4およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:35.16%)。MS(ES): m/z 619.70 [M+H]+
I-369の合成。化合物I-369を、369.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:79.82%)。MS(ES): m/z : 535.45 [M+H]+ , LCMS純度: 99.15%, HPLC純度: 95.20%, キラルHPLC : (52:48), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 7.71 (s, 1H), 7.65-7.63 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.55-7.53 (d, J=8Hz, 1H) 7.10 (t, 1H), 6.77(s, 1H),4.51-4.49 (d, J=10Hz, 1H), 4.18-4.15(d, J=11.2Hz, 1H),3.29 (s, 3H), 3.04 (s, 3H), 2.03-1.95 (m, 2H), 1.81-1.57(m, 4H),1.11-1.09 (m, 2H), 1.02-1.00 (m, 4H)。
実施例370:(1R,2S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-370の合成。
Figure 0007082120000563
I-370の合成。化合物I-370を、212.3aから、一般手順Cを使用して合成した。(収率:65.62%)。MS(ES): m/z : 549.40 [M+H]+ , LCMS純度: 98.62%, HPLC純度96.37%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.52 (s, 1H), 7.87 (s, 2H), 7.71-7.69 (d, J=8Hz, 1H), 7.65-7.63 (d, J=8Hz, 1H), 7.32-7.28 (t, J=8Hz, 1H), 7.02 (t, 1H), 4.76 (s, 1H), 4.05 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 3.39 (s, 3H), 1.60-1.45 (m, 1H), 1.40-1.23 (m, 2H)。
実施例371:(1R,2S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-371の合成。
Figure 0007082120000564
化合物371.1の合成。1,4-ジオキサン(18mL)と水(4mL)との混合物中の、化合物62.3(2.2g,8.3mmol,1.0当量)に、3-ヨード-1-メチル-1H-ピラゾール(2.07g,9.9mmol,1.2当量)およびCsCO(8.09g,24.9mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を、アルゴンにより15分間脱気した。次いで、1,1’-ビス-(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(1.35g,1.6mmol,0.2当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。反応混合物を110℃で4時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中15%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、371.1(1g,54.96%)を得た。MS(ES): m/z 220.61 [M+H]+
化合物371.2の合成。化合物371.2を、371.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:19.98%)。MS(ES): m/z 505.48 [M+H]+
化合物371.3の合成。CHCl(4mL)中の化合物371.2(0.23g,0.45mmol,1.00当量)に、0℃で、m-クロロペルオキシ安息香酸(0.27g,1.59mmol,3.5当量)を少しずつ添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。次いで、その有機層をNaHCOで洗浄した。その有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、371.3(0.190g,77.62%)を得た。MS(ES): m/z 537.42 [M+H]+
化合物371.4の合成。化合物371.4を、371.3および(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:25.75%)。MS(ES): m/z 604.18 [M+H]+
I-371の合成。化合物I-371を、371.4から、一般手順Cを使用して合成した(収率:84.04%)。MS(ES): m/z : 520.46 [M+H]+ , LCMS純度: 95.15%, HPLC純度: 98.76%, キラルHPLC : (72%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.72 (s, 1H), 10.80 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.17-8.15 (d, J=8.4Hz, 2H), 8.08 (s, 1H), 7.84-7.80 (m, 2H), 7.24 (s, 1H), 6.84-6.79 (m, 1H), 5.01-4.83 (m, 1H), 3.98 (s, 3H), 3.35 (s, 3H), 1.66-1.59 (s, 1H), 1.25-1.12 (m, 2H)。
実施例372:(1R,2S)-2-フルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-372の合成。
Figure 0007082120000565
Figure 0007082120000566
化合物372.1の合成。化合物372.1を、209.1および(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:15.75%)。MS(ES): m/z 597.76 [M+H]+
I-372の合成。化合物I-372を、372.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:42.33%)。MS(ES): m/z : 513.41 [M+H]+ , LCMS純度: 95.15%, HPLC純度: 92.15%, キラルHPLC純度: (23%, 67%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.41 (s, 1H), 10.63 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.84-7.82 (d, J=9.6Hz, 2H), 7.71 (s, 1H), 7.61-7.59 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.53 (s, 1H), 4.91-4.76 (m, 1H), 3.88 (s, 3H), 3.22 (s, 3H), 3.17 (s, 3H), 3.11 (s, 3H), 1.47-1.42 (m, 1H) 1.2-1.15 (m, 2H)。
実施例373:(1R,2S)-2-フルオロ-N-(7-((2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-373の合成。
Figure 0007082120000567
Figure 0007082120000568
化合物373.1の合成。化合物373.1を、368.1および(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:14.53%)。MS(ES): m/z : 521.73 [M+H]+
I-373の合成。化合物I-373を、373.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:71.56%)。MS(ES): m/z : 437.65 [M+H]+ , LCMS純度: 98.49%, HPLC純度: 96.40%, キラルHPLC純度: (26%, 74%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.50 (s,1H), 10.64 ( s,1H), 8.57 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.57-7.55 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.49-7.47 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.24-7.20 (t, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.68 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 1.48-1.41 (m, 2H), 1.24-1.18 (m, 1H) 1.21 (t, 1H)。
実施例I-374:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-374の合成。
Figure 0007082120000569
I-374の合成。化合物I-374を、374.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:82.46%)。MS(ES): m/z : 473.5 [M+H]+, LCMS純度: 99.31%, HPLC純度: 97.95%, キラルHPLC純度: 75.53%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.52 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.71-7.6 (d, J=8Hz, 1H), 7.65-7.63 (d, J=8Hz, 1H), 7.32-7.15 (t, J=8Hz, 1H), 7.01 (t, 1H), 4.76(s, 1H), 4.05 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 1.60-1.51 (m, 1H), 1.48-1.27 (m, 2H)。
実施例375:N-(2-メチル-7-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-375の合成。
Figure 0007082120000570
化合物375.1の合成。化合物375.1を、98.4および369.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:32.29%)。MS(ES): m/z 535.07 [M+H]+
化合物375.2の合成。化合物375.2を、375.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:34.37%)。MS(ES): m/z 583.72 [M+H]+
化合物I-375の合成。化合物I-375を、375.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:68.17%)。MS(ES): m/z : 499.46 [M+H]+ , LCMS純度: 99.54%, HPLC純度: 99.27%,1H NMR ( MeOD , 400MHz): 7.63 (s, 1H), 7.60-7.58 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.48-7.46 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.36 (s, 1H), 4.47-4.45 (d, J=9.6Hz, 1H), 4.16-4.14 (d, J=11.2Hz, 1H), 3.73-3.67 (m, 1H), 3.30 (s, 3H), 3.04 (s, 3H), 2.66 (s, 3H), 2.01-2.01 (m, 2H), 1.83-1.59(m, 6H), 1.00-0.92 (m, 4H)。
実施例376:2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-376の合成。
Figure 0007082120000571
化合物376.1の合成。化合物376.1を、98.4および65.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:17.63%)。MS(ES): m/z 531.04 [M+H]+
化合物376.2の合成。化合物376.2を、376.1および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:11.73%)。MS(ES): m/z 615.67 [M+H]+
I-376の合成。化合物I-376を、376.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:42.16%)。MS(ES): m/z : 531.40 [M+H]+ , LCMS純度: 98.50%, HPLC純度: 95.06%, キラルHPLC : (49%, 38%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.22-8.20 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.68-7.68 (d, J=8Hz, 1H), 7.56-7.54 (d, J=8.4Hz, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.69 (s, 3H), 3.07 (s, 3H), 2.58 (s, 3H), 2.19 (s, 1H), 1.43 (s, 2H)。
実施例377:2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-377の合成。
Figure 0007082120000572
化合物377.1の合成。化合物377.1を、98.4および371.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:38.72%)。MS(ES): m/z 470.00 [M+H]+
化合物377.2の合成。CHCl(5ml)中の化合物377.1(0.265g,5.63mmol,1.0当量)に、m-クロロ過安息香酸(0.29g,1.69mmol,3.0当量)を0℃で少しずつ添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物のpHを、NaHCO溶液を使用して中性に調整し、次いでCHClを使用して抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中2.5%のMeOHを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な377.2(0.200g,70.65%)を得た。MS(ES): m/z 502.00 [M+H]+
化合物377.3の合成。化合物377.3を、377.2および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:32.51%)。MS(ES): m/z 586.63 [M+H]+
I-377の合成。化合物377.3を、一般手順Cを使用して合成した。(収率:19.97%)。MS(ES): m/z : 502.36 [M+H]+ , LCMS純度: 99.35%, HPLC純度99.28%, キラルHPLC : (50%, 50%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.47-8.47 (d, J=2Hz, 1H), 8.16-8.16 (d, J=2Hz, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.72-7.69 (m, 2H), 6.76-6.75 (d, J=2Hz, 1H), 3.99 (s, 3H), 3.19 (s, 3H), 2.83 (s, 3H), 2.10-2.07 (m, 1H), 1.32-1.31 (m, 2H)。
実施例378:N-(7-((4-(1l2-イミダゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-378の合成。
Figure 0007082120000573
化合物578.1の合成。化合物378.1を、250.1および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:62.74%)。MS(ES): m/z 586.63 [M+H]+
I-378の合成、化合物を、378.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:95.21%)。MS(ES): m/z : 502.5 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 96.02%, キラルHPLC : (49%, 48%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.38-8.37 (d, J=2Hz, 1H), 8.06-8.04 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.8 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.15 (s, 3H), 2.60 (s, 3H), 2.07-2.04 (m, 1H), 1.37-1.27 (m, 2H)。
実施例379:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-379の合成
Figure 0007082120000574
化合物379.1の合成。化合物を、2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドおよび379.1a(382.2と類似の方法で調製)から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:38.87%)。MS (ES): m/z 622.61 [M+H]+
化合物I-379の合成。化合物I-379を、379.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:96.38%)。MS(ES): m/z : 538.55 [M+H]+ , LCMS純度: 98.37%, HPLC純度: 98.50%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.17 (s, 1H), 8.11-8.11 (d, J=2Hz, 1H), 8.01-7.99 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.91-7.89 (m, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.22 (s, 1H), 7.00 (t, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.20 (s, 3H), 2.19-2.09(m, 1H), 1.32-1.25 (m, 2H)。
実施例380:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-380の合成。
Figure 0007082120000575
化合物380.1の合成。化合物380.1を、13.4および153.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:10.67%)。MS(ES): m/z 567.84 [M+H]+
化合物380.2の合成 化合物380.2を、380.1および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:43.50%)。MS(ES): m/z 651.48 [M+H]+
I-380の合成。化合物I-380を、380.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:63.80%)。MS(ES): m/z : 567.51 [M+H]+ , LCMS純度: 98.88%, HPLC純度: 94.90%, キラルHPLC : (50%, 50%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.67 (s, 1H), 10.91 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.79-7.76 (d, J=1.2Hz, 2H), 7.71-7.69 (d, J=4.0Hz, 1H), 7.60-7.58 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.28 (t, 1H), 7.17 (s, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 3.13 (s, 3H), 2.00 (s, 1H), 1.2(s, 2H)。
実施例381:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-381の合成。
Figure 0007082120000576
化合物381.1の合成。1,4-ジオキサン(50mL)と水(10mL)との混合物中の化合物62.1a(6g,22.64mmol,1.0当量)に、4-ブロモ-1-メチル-1H-イミダゾール(4.0g,24.9mmol,1.1当量)および炭酸カリウム(9.3g,67.9mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を、アルゴンにより15分間脱気した。次いで、1,1’-ビス-(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(3.6g,4.5mmol,0.2当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。反応混合物を110℃で4時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中15%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、381.1(3.2g,64.49%)を得た。MS(ES): m/z 220.48 [M+H]+
化合物381.2の合成。酢酸(8mL)中の化合物381.1(3g.13.6mmol,1.0当量)に、タングステン酸ナトリウム(4.01g,13.6mmol,1.0当量)および過酸化水素(9.24mL,272mmol,20当量)を添加した。反応混合物を室温で15分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移した。約7のpHを、飽和NaHCOを使用することにより調整し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な381.2(1.3g,37.82%)を得た。MS(ES): m/z 252.76 [M+H]+
化合物381.3の合成。化合物381.3を、13.4および381.2から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:24.85%)。MS(ES): m/z 537.46 [M+H]+
化合物381.4の合成。化合物381.4を、381.3および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:29.70%)。MS(ES): m/z 622.61 [M+H]+
I-381の合成。化合物I-381を、381.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:77.80%)。MS(ES): m/z : 538.40 [M+H]+ , LCMS純度: 99.25%, HPLC純度: 95.35%, キラルHPLC : (52%, 48%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.40-8.39 (d, J=2Hz, 1H), 8.10-8.07 (m, 2H), 7.88-7.86 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 6.99 (t, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.15 (s, 3H), 2.84 (bs, 1H), 2.12-2.07 (m, 1H), 1.88-1.82 (m, 1H)。
実施例382:2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-382の合成。
Figure 0007082120000577
化合物382.1の合成。化合物382.1を、98.4および214.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:33.56%)。MS(ES): m/z 470.28 [M+H]+
化合物382.2の合成。CHCl(1mL)中の化合物382.1(0.61g,1.28mmol,1.0当量)に、0℃で、m-クロロペルオキシ安息香酸(0.770g,4.48mmol,3.5当量)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中5%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な382.2(0.28g,42.97%)を得た。MS(ES): m/z 502.37 [M+H]+
化合物382.3の合成。化合物382.3を、382.2および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:38.21%)。MS(ES): m/z 586.17 [M+H]+
I-382の合成。化合物I-382を、382.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:81.92%)。MS(ES): m/z : 502.4 [M+H]+ , LCMS純度: 98.70%, HPLC純度99.70%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.61 (s, 1H), 10.86 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.03-7.78 (m, 5H), 7.19 (s, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.29 (s, 3H), 2.98 (s, 3H), 2.00-1.98 (m, 1H), 1.15-1.24 (m, 2H)。
実施例383:5-メトキシ-2-メチル-N-(4-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-アミン,I-383の合成。
Figure 0007082120000578
化合物383.1の合成。化合物383.1を、98.4および371.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:38.72%)。MS(ES): m/z 470.00 [M+H]+
化合物383.2の合成。CHCl(5ml)中の化合物383.1(0.265g,0.563mmol,1.0当量)に、m-クロロ過安息香酸(0.29g,1.69mmol,3.0当量)を0℃で少しずつ添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物のpHを、NaHCO溶液を使用して中性に調整し、次いでCHClを使用して抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中2.5%のMeOHを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な383.2(0.200g,70.65%)を得た。MS(ES): m/z 502.00 [M+H]+
化合物383.3の合成。MeOH(5mL)中の化合物383.2(0.100g,0.199mmol,1.0当量)に、CsCO(0.064g,0.199mmol,1.0当量)を添加、そして60℃で1時間加熱した。完了したら、反応混合物を減圧中で濃縮し、水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、383.3(収率:80.71%)を得た。MS(ES): m/z 497.6 [M+H]+
化合物I-383の合成。化合物I-383を、383.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:36.43%)。MS(ES): m/z : 413.29[M+H]+ , LCMS純度: 95.50%, HPLC純度95.00%, , 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.60 (s, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.29-8.28 (d, J=1.6Hz, 1H), 8.10-8.07 (dd, 1H), 7.81-7.78(m, 2H), 6.75-6.74 (d, J=1.6Hz Hz, 1H), 6.36 (s, 1H), 3.91 (s, 3H), 3.83 (s, 3H), 3.22 (s, 3H), 2.44 (s, 3H)。
実施例384:2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-384の合成。
Figure 0007082120000579
化合物384.1の合成。化合物384.1を、98.4および153.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:30.85%)。MS(ES): m/z 531.24 [M+H]+
化合物384.2の合成。化合物384.2を、384.1および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:41.39%)。MS(ES): m/z 615.48 [M+H]+
I-384の合成。化合物I-384を、一般手順Cを使用して合成した。(収率:86.89%)。MS(ES): m/z : 531.7 [M+H]+ , LCMS純度: 96.94%, HPLC純度: 95.06%, キラルHPLC : (51.62%, 48.37%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.48 (s, 1H), 10.73 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.76-7.74 (d, J=8Hz, 2H), 7.69-7.67 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.57-7.55 (d, 1H), 7.14 (s, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 3.15 (s,3H),2.52 (s, 3H), 1.97 (bs, 2H)。
実施例385:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-385の合成。
Figure 0007082120000580
化合物385.1の合成。化合物385.1を、13.4および65.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:32.34%)。MS(ES): m/z 567.02 [M+H]+
化合物385.2の合成。化合物385.2を、385.1および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:65.84%)。MS(ES): m/z 651.28 [M+H]+
I-385の合成。化合物I-385を、385.3から、一般手順Cを使用して合成した(収率:76.57%)。MS(ES): m/z : 567.32 [M+H]+ , LCMS純度: 98.88%, HPLC純度: 96.13%, キラルHPLC純度: (54%, 46%), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.60 (s, 1H), 10.85 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.67-7.65 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.59-7.56 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.27 (t, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.10(s, 3H), 3.02-2.99 (m, 1H), 1.99-1.95 (m, 2H)。
実施例386:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-386の合成。
Figure 0007082120000581
化合物386.1の合成。酢酸(4mL)中の化合物371.1(2.25g.1.02mmol,1.0当量)に、タングステン酸ナトリウム(2.9g,1.02mmol,1.0当量)および過酸化水素(2.5mL,20.4mmol,20当量)を添加した。反応混合物を室温で15分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移した。約7のpHを、飽和NaHCOを使用することにより調整し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な386.1(1.4g,44.24%)を得た。MS(ES): m/z 252.30 [M+H]+
化合物386.2の合成。化合物386.2を、386.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:23.87%)。MS(ES): m/z 537.98 [M+H]+
化合物386.3の合成。化合物386.3を、386.2および2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:44.92%)。MS(ES): m/z 622.61 [M+H]+
I-386の合成。化合物I-386を、386.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:84.51%)。MS(ES): m/z : 538.35 [M+H]+ , LCMS純度:95.97%, HPLC純度: 98.34%, キラルHPLC : (50%,50%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.77 (s, 1H), 11.01 (s, 1H), 8.85 (s, 1H), 8.37-8.36 (d, J=1.6Hz, 1H), 8.17-8.15 (d, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.84-7.81 (m, 2H), 7.28 (t, 1H), 6.85-6.84 (d, J=2Hz, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 3.04-3.01 (m, 1H), 2.02-2.00 (m, 2H)。
実施例387:N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-387の合成。
Figure 0007082120000582
Figure 0007082120000583
化合物387.1の合成 4-ブロモ-2-(メチルスルホニル)-1-ニトロベンゼン(3.5g,12.50mmol,1.0当量)および2-(3,4-ジヒドロ-2H-ピラン-6-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(2.63g,12.50mmol,1.0当量)の、1,4-ジオキサン(8mL)と水(2mL)との混合物中の溶液に、炭酸カリウム(3.45g,25mmol,2.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気した。次いで、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.44g,1.25mmol,0.1当量)を添加し、再度アルゴン雰囲気下で10分間脱気した。この反応混合物を100℃で1時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中9%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な387.1(3.2g,90.39%)を得た。MS(ES): m/z 284.30 [M+H]+
化合物387.2の合成。387.1(3.2g,11.30mmol,1.0当量)のMeOH(30mL)中の溶液に、10%のPd/C(1.5g)を添加した。水素を反応混合物に通して2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、387.2(1.7g,58.94%)を得た。MS(ES): m/z 256.33 [M+H]+
化合物387.3の合成。化合物387.3を、387.2および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:31.60%)。MS(ES): m/z 506.03 [M+H]+
化合物387.4の合成。化合物387.4を、387.3およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:60.20%)。MS(ES): m/z 554.68 [M+H]+
I-387の合成。化合物I-387を、387.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:85.76)。MS(ES): m/z : 470.42 [M+H]+ , LCMS純度: 98.71%, HPLC純度99.06%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz):12.48 (s, 1H), 10.58 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.86-7.86 (d, J=1.2Hz, 1H), 7.73-7.66 (m, 2H), 4.42-4.40 (d, J=10.4Hz, 1H), 4.07-4.04 (d, J=11.2Hz, 1H), 3.59-3.53 (m, 1H), 3.18 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 1.99-1.96 (m, 1H), 1.90-1.87 (d, J=11.2Hz, 2H), 1.67-1.41 (m, 4H), 0.77-0.75 (m, 4H)。
実施例388:N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-388の合成。
Figure 0007082120000584
化合物388.1の合成。化合物388.1を、98.4および389.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:17.00%)。MS(ES): m/z 492.00 [M+H]+
化合物388.2の合成。化合物388.2を、388.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:60.83%)。MS(ES): m/z 540.65 [M+H]+
I-388の合成。化合物I-388を、388.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:95.18%)。MS(ES): m/z : 456.51 [M+H]+ , LCMS純度: 97.19%, HPLC純度:99.26%, キラルHPLC : (49.00%, 51.00%), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.56 (s, 1H), 10.67 (s, 1H), 8.48 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.77-7.77 (d, J=2Hz, 1H), 7.71-7.64 (m, 2H), 4.05-4.03 (m, 1H), 4.01-3.97 (m, 1H), 3.84-3.78 (q, J=7.6Hz, 1H), 3.62-3.58 (t, J=7.6Hz, 1H), 3.53-3.46 (q, J=7.6Hz, 1H), 3.19 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.42-2.32 (m, 1H), 1.99-1.90 (m, 2H), 0.77-0.67 (m, 4H)。
実施例389:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-389の合成。
Figure 0007082120000585
化合物389.1の合成。4-ブロモ-2-フルオロ-1-ニトロベンゼン(20g,90.9mmol,1.0当量)のN,N’-ジメチルホルムアミド(200mL)中の溶液に、0℃で、メチルスルホン酸ナトリウム(23.1g,272.7mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中30%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、389.1(15g,66.51%)を得た。MS(ES): m/z 249.35 [M+H]+
化合物389.2の合成。CHCl(150mL)中の化合物389.1(15g,60.48mmol,1.0当量)に、0℃で、m-クロロペルオキシ安息香酸(36.41g,211.69mmol,3.5当量)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中5%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な389.2(13g,76.77%)を得た。MS(ES): m/z 281.13 [M+H]+
化合物389.3の合成。CHCl(50mL)中の化合物389.2(5g,17.85mmol,1.0当量)に、フラン-3-イル(l4-オキシダニリデン)ボラン(furan-3-yl(l4-oxidaneylidene)borane)(1.86g,19.63mmol,1.1当量)、ジイソプロピルエチルアミン(5.7g,44.6mmol,2.5当量)およびN-メチルピロリジン(3.03g,35.7mmol,2.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴンで15分間脱気した。次いで、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリド(2.9g,3.5mmol,0.2当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。反応混合物を80℃で2時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中12%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な389.3(2.2g,48.52%)を得た。MS(ES): m/z 268.19 [M+H]+
化合物389.4の合成。MeOH(30mL)中の化合物389.3(2.2g,8.23mmol,1.0当量)に、10%のPd/C(0.65g)を添加した。水素を、この反応混合物に通して3~4時間パージした。この反応の完了後、この反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、389.4(1.1g,55.38%)を得た。MS(ES): m/z 242.57 [M+H]+
化合物389.5の合成。化合物389.5を、389.4および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:19.16%)。MS(ES): m/z 530.48 [M+H]+
化合物389.6の合成。化合物389.6を、389.5およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.995%)。MS(ES): m/z 576.18 [M+H]+
I-389の合成。化合物I-389を、389.6から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:94.81%)。MS(ES): m/z : 492.36 [M+H]+ , LCMS純度: 98.62%, HPLC純度97.73%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.68 (s, 1H), 10.74 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.76-7.70 (m, 2H), 7.37-7.12 (t, 1H), 4.09-3.97 (m, 2H), 3.86-3.80 (m, 1H), 3.64-3.51 (m, 2H), 3.22 (s, 3H), 2.43-2.35 (m, 1H), 2.06-1.92 (m, 2H), 0.80 (bs, 4H)。
実施例390:N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-390
Figure 0007082120000586
化合物390.1の合成。化合物を、387.2および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:28.31%)。MS(ES): m/z 506.03 [M+H]+
化合物390.2の合成。化合物を、390.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:84.70%)。MS(ES): m/z 554.68 [M+H]+
I-390の合成。化合物I-390を、390.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:83.45%)。MS(ES): m/z : 470.52 [M+H]+ , LCMS純度: 96.82%, HPLC純度94.00%, キラルHPLC : (46.00%, 52.00%), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.48 (s, 1H), 10.58 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.72-7.66 (m, 2H), 3.89-3.86 (d, J=11.2Hz, 2H), 3.45-3.38 (m, 2H), 3.19 (s, 3H), 2.92-2.87 (m, 1H), 2.48 (s, 3H), 1.99-1.97 (m, 2H), 1.79-1.72 (m, 3H), 0.77-0.76 (d, J=4.4Hz, 4H)。
実施例391:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-391の合成。
Figure 0007082120000587
化合物391.1の合成。4-ブロモ-2-(メチルスルホニル)-1-ニトロベンゼン(1.0g,3.57mmol,1.0当量)および2-(5,6-ジヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(0.75g,3.57mmol,1.0当量)の、1,4-ジオキサン(8mL)と水(2mL)との混合物中の溶液に、炭酸カリウム(0.98g,7.14mmol,2.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.412g,0.357mmol,0.1当量)を添加し、再度、反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気した。この反応物を100℃で1時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中5%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な391.1(0.71g,70.20%)を得た。MS(ES): m/z 284.30 [M+H]+
化合物391.2の合成。391.1(0.71g,2.51mmol,1.0当量)のMeOH(10mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.4g)を添加した。水素を反応混合物に通して2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、391.2(0.53g,82.82%)を得た。MS(ES): m/z 256.33 [M+H]+
化合物391.3の合成。化合物391.3を、391.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:24.92%)。MS(ES): m/z 542.01 [M+H]+
化合物391.4の合成。化合物391.4を、391.3およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:76.46%)。MS(ES): m/z 590.66 [M+H]+
I-391の合成。化合物I-391を、391.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:84.83%)。MS(ES): m/z : 506.36 [M+H]+ , LCMS純度: 97.02%, HPLC純度96.33%, キラルHPLC : (49.65%, 50.34%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 13.68 (s, 1H), 10.76 (s, 1H), 8.73 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.75-7.70 (m, 2H), 7.39-7.12 (t, 1H), 3.89-3.86 (d, J=11.2Hz, 2H), 3.46-3.45 (d, J=5.2Hz, 2H), 3.21 (s, 3H), 2.95-2.89 (m, 1H), 2.05-1.97 (m, 2H), 1.83-1.73 (m, 1H), 1.73 (s, 2H), 0.79-0.78(d, J=6Hz, 4H)。
実施例397:2-(ジフルオロメチル)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-397の合成。
Figure 0007082120000588
化合物397.1の合成。化合物397.1を、387.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:23.60%)。MS(ES): m/z 542.01 [M+H]+
化合物397.2の合成。化合物を、397.2および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:51.71%)。MS(ES): m/z 628.71 [M+H]+
I-397の合成。化合物I-397を、397.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:97.19%)。MS(ES): m/z 544.60 [M+H]+ , LCMS純度: 95.85%, HPLC純度: 97.37%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.56 (s, 1H), 9.80 (s, 1H), 8.98 (s, 1H), 8.76 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.86-7.84 (m, 1H), 7.74-7.72 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.49(s, 1H), 7.23 (s, 1H), 4.47-4.45 (d, J=10.4 Hz, 1H), 4.10-4.07 (d, J=11.6 Hz, 1H), 3.59-3.55 (m, 1H), 3.22 (s, 3H), 2.40 (s, 2H), 2.37 (s, 3H), 1.92-1.89 (d, J=10.8 Hz, 2H), 1.65 (s, 1H), 1.59-41 (m, 2H), 1.24 (s, 2H)。
実施例398:N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-2-メチル-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-398の合成。
Figure 0007082120000589
化合物398.1の合成。化合物398.1を、98.4および387.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:28.99%)。MS(ES): m/z 506.03 [M+H]+
化合物398.2の合成。化合物398.2を、398.1および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:60.96%)。MS(ES): m/z 592.73 [M+H]+
I-398の合成。化合物I-398を、398.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:45.49%)。MS(ES): m/z 508.61 [M+H]+ , LCMS純度: 97.45%, HPLC純度: 97.96%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.41 (s, 1H), 9.57 (s, 1H), 8.87 (s, 1H), 8.60 (s, 1H), 7.88-7.84 (m, 2H), 7.70-7.68 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.50 (s, 1H), 4.45-4.42 (d, J=11.2 Hz, 1H), 4.09-4.06 (d, J=11.6 Hz, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.46 (s, 4H), 2.38-2.37 (d, J=4 Hz, 6H), 1.91-1.88 (d, J=11.6 Hz, 2H), 1.67 (s, 1H), 1.59 (s, 2H), 0.86 (bs, 1H)。
実施例400:N-(7-((4-(1-メトキシエチル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-400の合成。
Figure 0007082120000590
化合物400.1の合成。化合物400.1を、402.3および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:22.19%)。MS(ES): m/z 479.99 [M+H]+
化合物400.2の合成。化合物400.2を、400.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:80.31%)。MS(ES): m/z 528.64 [M+H]+
I-400の合成。化合物I-400を、400.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:93.10%)。MS(ES): m/z : 444.42 [M+H]+ , LCMS純度: 95.22%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 7.96 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.68(s, 1H), 4.47-4.45 (d, J=6.4Hz, 1H), 3.30 (s, 3H), 3.13 (s, 3H), 2.59 (s, 3H), 1.88 (s, 1H), 1.47 (s, 3H), 0.97-0.89 (m, 4H)。
実施例401:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-401の合成。
Figure 0007082120000591
化合物401.1の合成。化合物401.1を、13.4および387.2から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:12.98%)。MS(ES): m/z 542.01 [M+H]+
化合物401.2の合成。化合物401.2を、401.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.87%)。MS(ES): m/z 590.66 [M+H]+
I-401の合成。化合物I-401を、401.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:95.43%)。MS(ES): m/z : 506.31 [M+H]+ , LCMS純度: 97.06%, HPLC純度97.03%, キラルHPLC : (50.00%, 48.00%), 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.69 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 8.73 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.77-7.71 (m, 2H), 7.40-7.14 (t, 1H), 4.46-4.43 (d, J=10.8Hz, 1H), 4.09-4.06 (d, J=11.6Hz, 1H), 3.58 (s, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.04 (s, 1H), 1.92-1.90 (d, J=10.0Hz, 2H), 1.68-1.45 (m, 4H), 0.80 (s, 4H)。
実施例402:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メトキシエチル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-402の合成。
Figure 0007082120000592
化合物402.1の合成。トルエン(150mL)の混合物中の化合物4-ブロモ-2-(メチルスルホニル)-1-ニトロベンゼン(5g,17.8mmol,1.0当量)に、トリブチル(1-エトキシビニル)スタンナン(7.74g,21.42mmol,1.2当量)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムクロリド(1.25g,1.78mmol,0.1当量)を添加した。反応混合物を95℃で3時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、402.1(3.5g,80.61%)を得た。MS(ES): m/z 244.64 [M+H]+
化合物402.2の合成。エタノール(60mL)中の化合物402.1(2.8g,11.52mmol,1.0当量)に、水素化ホウ素ナトリウム(1.75g,46.09mmol,4.0当量)を添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を減圧中で濃縮し、水に移し、そして酢酸エチルで抽出して、粗生成物を得た。これを、CHCl中2%のMeOHを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な402.2(2.2g,77.93%)を得た。MS(ES): m/z 246.84 [M+H]+
化合物402.3の合成。テトラヒドロフラン(50mL)中の化合物402.2(2.2g,10.23mmol,1.0当量)に、0℃で、水素化ナトリウム(0.49g,20.46mmol,2.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で20分間撹拌した。次いで、ヨウ化メチル(4.35g,30.69mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を室温で2.5時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、402.3(1.1g,47.29%)を得た。MS(ES): m/z 260.58 [M+H]+
化合物402.4の合成。化合物402.4を、402.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:16.54%)。MS(ES): m/z 515.42 [M+H]+
化合物402.5の合成。化合物402.5を、402.4およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:49.20%)。MS(ES): m/z 564.38 [M+H]+
化合物I-402の合成。化合物I-402を、402.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:75.56%)。MS(ES): m/z : 480.47 [M+H]+ , LCMS純度: 97.68%, HPLC純度: 95.08%, キラルHPLC : (48.00%, 50.00%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 8.06 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.89-7.87 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.74-7.72 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.12-6.86 (t, 1H), 4.50-4.45 (m, 1H), 3.31 (s, 3H), 3.13 (s, 3H), 1.90-1.90 (d, J=4Hz, 1H), 1.43 (s, 3H), 0.98-0.90 (m, 4H)。
実施例403:3-((3-クロロプロピル)アミノ)-6-((7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-403の合成。
Figure 0007082120000593
I-403の合成。化合物I-403を、403.1(98.5および40.3から一般手順Bを使用して調製)から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.88%)。MS(ES): m/z : 545.26 [M+H]+ , LCMS純度, 97.61%, HPLC純度: 96.86%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.40 (s, 1H), 7.88-7.86 (d, J=8.8 Hz 1H), 7.780-7.76(d, J=7.6Hz 2H), 7.61-7.59 (d, J=7.6Hz 1H), 7.42-7.346 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 6.02 (s, 1H), 4.47 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 3.34 (s, 3H) 3.73(s, 2H), 3.17(s, 2H), 2.02-1.99(t, J=6.4Hz 2H)。
実施例404:2-(ジフルオロメチル)-N7-(4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-404の合成。
Figure 0007082120000594
Figure 0007082120000595
化合物404.1の合成。化合物を、13.4および214.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:35.57%)。MS(ES): m/z 537.25 [M+H]+
化合物404.2の合成。化合物を、404.1およびベンジルアミンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:67.44%)。MS(ES): m/z 608.43 [M+H]+
化合物404.3の合成。MeOH(10mL)中の化合物404.2(0.29g,0.47mmol,1.0当量)に、水酸化パラジウム(0.1g)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、404.3(0.16g,64.78%)を得た。MS(ES): m/z 518.43 [M+H]+
化合物404.4の合成。N,N-ジメチルホルムアミド(2mL)中の化合物(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.048g,0.46mmol,3.0当量)に、0℃で、(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート)(0.235g,0.61mmol,4.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、化合物404.3(0.080g,0.15mmol,1.0当量)およびジ-イソプロピルエチルアミン(0.099g,0.77mmol,5.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で1.5時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を冷水に移して、沈殿物を得、これを濾過し、そして十分に乾燥させて、純粋な404.4(0.04g,42.87%)を得た。MS(ES): m/z 604.47 [M+H]+
I-404の合成。化合物I-404を、404.4から、一般手順Cを使用して合成した(収率:74.69%)。MS(ES): m/z 520.74 [M+H]+, LCMS純度: 95.76%, HPLC純度: 97.66%, キラルHPLC純度: 99.69%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.75 (s, 1H), 10.85 (s, 1H), 8.93 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.96-7.87 (m, 3H), 7.77 (m, 1H), 7.21 (t, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.30 (s, 3H), 2.25 (s, 1H), 1.654-1.594 (d, J=2.4, 2H), 1.20-1.12 (m, 2H)。
実施例405:(1R,2R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-405の合成。
Figure 0007082120000596
化合物405.1の合成。N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)中の化合物(1R,2R)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.019g,0.18mmol,1.2当量)に、0℃で、(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート)(0.087g,0.23mmol,1.5当量)をこれに添加した。30分後、ジ-イソプロピルエチルアミン(0.049g,0.45mmol,3.0当量)および404.3(0.080g,0.15mmol,1.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で2時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルにより抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な405.1(0.040g,42.87%)を得た。MS(ES):m/z 604.62 [M+H]+
I-405の合成。化合物I-405を、405.1から、一般手順Cを使用して合成した(収率:87.14%)。MS(ES): m/z 520.59 [M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.20%, キラルHPLC純度: 99.39%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.75 (s, 1H), 10.86 (s, 1H), 8.93 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.97-7.88 (m, 3H), 7.87 (s, 1H), 7.28-7.14 (m, 2H), 5.02 (s, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.31 (s, 3H), 2.24 (s, 1H), 1.24-1.08 (m, 2H)。
実施例406:(1S,2S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-406の合成。
Figure 0007082120000597
化合物406.1の合成。288.4(1.76g,10.1mmol,1.5当量)、3-ブロモ-1,4-ジメチル-1H-ピラゾール(2g,6.73mmol,1.0当量)の、1,4-ジオキサン(40mL)と水(10mL)との混合物中の溶液に、炭酸カリウム(2.8g,20.2mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を、アルゴンを使用して15分間脱気した。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のCHClとの錯体(0.27g,0.33mmol,0.05当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。反応混合物を120℃で3時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、406.1(0.98g,32.32%)を得た。MS(ES): m/z 266.47 [M+H]+
化合物406.2の合成。化合物406.2を、406.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:32.10%)。MS(ES): m/z 552.43 [M+H]+
化合物406.3の合成。1,4-ジオキサン(3.5mL)中の化合物406.2(0.180g,0.347mmol,1.0当量)に、N-ベンジルアミン(0.053g,0.49mmol,1.5当量)、炭酸カリウム(0.135g,0.98mmol,3.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで、Pd(dba)(0.030g,0.032mmol,0.1当量)およびXantphos(0.038g,0.065mmol,0.2当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を150℃で2~3時間撹拌した。完了したら、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中3%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュにより精製して、純粋な406.2(0.130g,64.01%)を得た。MS(ES): m/z 622.57 [M+H]+
化合物406.4の合成。406.3(0.120g,0.19mmol,1.0当量)のMeOH(5mL)中の溶液に、水酸化パラジウム(0.180g,0.28mmol,1.5当量)を添加した。水素を、この反応混合物に通して24時間パージした。この反応の完了後、この反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を濃縮して、406.4(0.075g,73.10%)を得た。MS(ES): m/z 532.18 [M+H]+
化合物406.5の合成。(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.022g,0.221mmol,1.5当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(2mL)中の溶液に、0℃で、1(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート)(0.107g,0.28mmol,2.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で15分間撹拌した。次いで、ジイソプロピルエチルアミン(0.055g,0.43mmol,3.0当量)および406.4(0.075g,0.14mmol,1.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で5時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、CHCl中2%のMeOHを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な406.5(0.045g,48.41%)を得た。MS(ES): m/z 618.45 [M+H]+
化合物I-406の合成。化合物I-406を、406.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:69.46%)。MS(ES): m/z 534.74 [M+H]+, LCMS純度: 99.52%, HPLC純度: 97.26%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.72 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.10-8.03 (m, 2H), 7.85-7.83 (d, J=1.0, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.28 (t, 4.2 Hz, 1H), 5.01-4.83 (d, J=7.0, 1H) 3.86 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 2.25 (s, 3H), 1.66-1.59 (d, J=2.68, 1H), 1.22-1.13 (d, J=3.84, 2H)。
実施例407:(1R,2R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-407の合成。
Figure 0007082120000598
化合物407.1の合成。406.4(0.018g,0.18mmol,1.2当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(2mL)中の溶液に、0℃で、(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート)(0.114g,0.34mmol,2.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、化合物(1R,2R)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸1(0.080g,0.15mmol,1.0当量)およびジ-イソプロピルエチルアミン(0.05g,0.45mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で1.5時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を冷水に移して、沈殿物を得、これを濾過し、そして十分に乾燥させて、407.1(0.055g,59.17%)を得た。MS(ES): m/z 618.45 [M+H]+
I-407の合成。化合物I-407を、406.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:63.15%)。MS(ES): m/z 534.50 [M+H]+, LCMS純度: 96.75%, HPLC純度: 96.85%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.73 (s, 1H), 10.83 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.05-8.03 (d, J=8.4, 1H), 7.85-7.83 (d, J=8.0, 1H), 7.28 (s, 1H), 5.00 (s, 1H), 4.83 (s, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.22 (s, 3H), 2.16 (s, 3H), 1.65-1.60 (d, J=3.6 Hz, 1H), 1.18-1.12 (m, 2H)。
実施例408:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(ジメチルホスホリル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-408の合成。
Figure 0007082120000599
化合物408.1の合成。氷酢酸(96mL)中の化合物3-ヨードニトロベンゼン(20g,90.9mmol,1.0当量)に、10℃で、濃硝酸(6.3g,99.9mmol,1.1当量)を滴下により添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を減圧中で濃縮し、水中に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中20%のCHClを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な408.1(11g,45.66%)を得た。MS(ES): m/z 266.35 [M+H]+
化合物408.2の合成。MeOH(88mL)と水(22mL)との混合物中の化合物408.1(11g,46.8mmol,1.0当量)に、酢酸(42.12g,702.1mmol,15当量)を添加した。反応混合物を40℃で30分間撹拌した。次いで、鉄粉(18.34g,327.6mmol,7当量)を少しずつ添加し、そしてこの反応混合物を90℃で1時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中2%のMeOH中に溶出させて、純粋な408.2(7.0g,71.75%)を得た。MS(ES): m/z 236.54 [M+H]+
化合物408.3の合成。N,N’-ジメチルホルムアミド(50mL)中の化合物408.2(5g,21.2mmol,1.0当量)に、リン酸カリウム(4.96g,23.4mmol,1.1当量)およびジメチルホスフィンオキシドを添加した。反応混合物を、アルゴンにより15分間脱気した。次いで、酢酸パラジウム(0.47g,0.21mmol,0.1当量)および4 Xantphos(1.29g,2.12mmol,0.1当量)を添加し、そして再度10分間脱気した。反応混合物を80℃で3時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下でエバポレートして、粗製物質を得た。これを、CHCl中10%のMeOHを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な408.3(3g,76.16%)を得た。MS(ES): m/z 186.54 [M+H]+
化合物408.4の合成。CHCl(16mL)中の化合物408.4(1.6g,8.64mmol,1.0当量)に、0℃で、トリエチルアミン(40mL,20.6mmol,3.2当量)を添加した。次いで、トリフルオロメタンスルホニルクロリド(2.0mL,6.17mmol,1.4当量)を滴下により添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、CHCl中1%のMeOHを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な408.4(0.9g,32.83%)を得た。MS(ES): m/z 318.43 [M+H]+
化合物408.5の合成。1,4-ジオキサン(6mL)と水(1.5mL)との混合物中の化合物408.4(0.75g,3.02mmol,1.0当量)に、2-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(0.95g,4.5mmol,1.5当量)および炭酸カリウム(1.25g,9.07mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴンで15分間脱気した。次いで、(1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)パラジウム(II)ジクロリド(0.24g,0.30mmol,0.1当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。反応混合物を90℃で3時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中17%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な408.5(0.75g,67.40%)を得た。MS(ES): m/z 252.34 [M+H]+
化合物408.6の合成。MeOH中の化合物408.5(0.7g,2.7mmol,1.0当量)に、10%のPd/C(0.1g)を添加した。水素を反応混合物に通して48時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、408.6(0.35g,69.44%)を得た。MS(ES): m/z 254.28 [M+H]+
化合物408.7の合成。化合物408.7を、408.6および13.4から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:42.69%)。MS(ES): m/z 539.47 [M+H]+
化合物408.8の合成。化合物408.8を、408.7およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:51.98%)。MS(ES): m/z 588.61 [M+H]+
I-408の合成。化合物I-408を、408.8から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:65.91%)。MS(ES): m/z 504.61 [M+H]+, LCMS純度: 98.39%, HPLC純度: 97.69%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.51 (s, 1H), 10.64 (s, 1H), 10.06 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.57-7.45 (m, 3H), 7.21 (s, 1H), 3.98-3.95 (d, J=19.6 Hz, 2H), 3.47-3.43 (m, 2H), 2.83-2.79 (m, 1H), 2.03-0.99 (m, 1H), 1.75-1.72 (m, 10H), 0.78-0.76 (m, 4H)。
実施例409:N7-(4-シクロプロピル-2-(メチルスルホニル)フェニル)-2-(ジフルオロメチル)-N5-(5,6,7,8-テトラヒドロ-4H-ピラゾロ[1,5-a]アゼピン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-409の合成。
Figure 0007082120000600
Figure 0007082120000601
化合物409.1の合成。テトラヒドロフラン(100mL)中の化合物3-ニトロ-1H-ピラゾール1(10g,88.4mmol,1.0当量)に、0℃で、水素化ナトリウム(6.3g,265.3mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、2-(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド(17.6g,106.0mmol,1.2当量)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な409.1(9g,41.82%)を得た。MS(ES): m/z 244.43 [M+H]+
化合物409.2の合成。ジイソプロピルアミン(8.7mL,61.2mmol,1.5当量)のテトラヒドロフラン(40mL)中の溶液に、-78℃で、n-ブチルリチウム(38.3mL,57.5mmol,1.4当量)を滴下により添加した。反応混合物を30分間室温にし、次いで、-78℃まで再度冷却した。化合物409.1(10g,41.2mmol,1.0当量)のテトラヒドロフラン(30mL)中の溶液を-78℃で滴下により添加した。反応混合物を-78℃で1時間撹拌した。次いで、テトラヒドロフラン(30mL)中のヨウ素(12.5g,49.8mmol,1.2当量)を-78℃で滴下により添加し、そしてこの反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を、チオ硫酸ナトリウムの氷冷溶液に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な409.2(6.1g,40.20%)を得た。MS(ES): m/z 370.53 [M+H]+
化合物409.3の合成 テトラヒドロフラン(60mL)と水(12mL)との混合物中の化合物409.2(6.1g,16.52mmol,1.0当量)に、化合物三フッ化ビニルカリウム(3.98g,29.73mmol,1.8当量)および炭酸カリウム(6.8g,49.56mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより15分間パージした。次いで、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリド(0.67g,0.82mmol,0.05当量)を添加した。反応混合物を100℃で24時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中10%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な409.3(3.9g,87.64%)を得た。MS(ES): m/z 270.68 [M+H]+
化合物409.4の合成。化合物409.3(3.9g,14.5mmol,1.0当量)のトリフルオロ酢酸(39mL)中の溶液を、室温で30分間撹拌する。この反応の完了後、この反応混合物を減圧中で濃縮し、飽和NaHCO水溶液に移し、そして酢酸エチルで抽出する。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、409.4(2.0g,99.30%)を得た。MS(ES): m/z 140.53 [M+H]+
化合物409.5の合成。N,N’-ジメチルホルムアミド(9mL)中の化合物1.5(0.9g,6.47mmol,1.0当量)に、化合物5-ブロモペンタ-1-エン(1.06g,7.12mmol,1.1当量)および炭酸カリウム(2.68g,19.42mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を120℃で24時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中10%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な409.5(0.6g,44.75%)を得た。MS(ES): m/z 208.73 [M+H]+
化合物409.6の合成。CHCl(6mL)中の化合物409.5(0.6g,2.89mmol,1.0当量)に、Grubb第二世代触媒(0.17g,0.28mmol,0.1当量)を添加した。反応混合物を50℃で24時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を減圧中で濃縮し、そしてヘキサン中15%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な409.6(0.45g,86.74%)を得た。MS(ES): m/z 180.46 [M+H]+
化合物409.7の合成。MeOH(5mL)中の化合物409.6(0.4g,2.23mmol,1.0当量)に、10%のPd/C(0.2g)を添加した。水素を、この反応物に通して6時間パージした。この反応の完了後、この反応混合物をセライト床で濾過し、MeOHで洗浄し、そして減圧中で濃縮して、409.7(0.3g,88.87%)を得た。MS(ES): m/z 152.84 [M+H]+
化合物409.8の合成。化合物409.8を、13.4および9.5から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.20%)。MS(ES): m/z 497.96 [M+H]+
化合物409.9の合成。化合物409.9を、409.8および409.7から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.25%)。MS(ES): m/z 612.84 [M+H]+
I-409の合成。化合物I-409を、409.9から、一般手順Cを使用して合成した。収率:62.43%)。MS(ES): m/z 528.66 [M+H]+, LCMS純度: 99.01%, HPLC純度: 97.71%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.30 (s, 1H), 9.07 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 7.74-7.72 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.64 (s, 1H),7.47-7.45 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.15 (s, 1H), 7.05 (s, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.10 (s, 1H), 3.19 (s, 3H), 2.69(s, 2H), 2.13-2.06 (m, 1H), 1.79 (s, 2H), 1.66-1.60(d, J=22.8 Hz, 4H), 1.10-1.01 (d, J=34 Hz, 2H), 0.76-0.72 (d, J=15.4 Hz, 2H)。
実施例410:N7-(4-シクロプロピル-2-(メチルスルホニル)フェニル)-2-メチル-N5-(5,6,7,8-テトラヒドロ-4H-ピラゾロ[1,5-a]アゼピン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-410の合成。
Figure 0007082120000602
化合物410.1の合成。化合物410.1を、188.5および409.7から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:36.70%)。MS(ES): m/z 576.73 [M+H]+
化合物I-410の合成。化合物I-410を、410.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:61.75%)。MS(ES): m/z 492.61 [M+H]+, LCMS純度: 96.87%, HPLC純度: 98.82%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.17 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 7.73-7.71 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.44-7.42 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.16 (s, 1H), 4.06-4.04 (m, 2H), 3.17 (s, 3H), 2.68 (s, 2H), 2.43 (s, 3H), 2.10-2.04 (m, 1H), 1.79 (s, 2H), 1.66-1.60 (d, 4H), 1.04-1.01 (d, 2H), 0.73-0.72 (d,2H)。
実施例411/412:(S)-N-(7-((4-シクロブチル-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-411および(R)-N-(7-((4-シクロブチル-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-412。
Figure 0007082120000603
化合物I-411およびI-412の合成。I-361の異性体(0.105g)を、カラム(CHIRALCEL OX-H(250mm×4.6mm,5u))およびIPA:ACN(50:50)中0.1%のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-411(0.028g)を得た。MS(ES): m/z 476.62 [M+H]+, LCMS純度: 99.73%, HPLC純度: 99.40%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.55 (s, 1H), 10.80 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.72-7.64 (m, 3H), 3.67-3.59 (m, 1H), 3.19(s, 3H), 3.01-2.93 (m, 1H), 2.49 (s, 3H), 2.37-2.31 (m, 2H), 2.20-2.10 (m, 2H), 2.04-1.97 (m, 3H), 1.88-1.84 (m, 1H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-412(0.022g)を得た。MS(ES): m/z 476.45 [M+H]+ , LCMS純度: 99.07%, HPLC純度: 96.82%, キラルHPLC純度: 98.73%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.53 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.51 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.71-7.63 ( m, 3H), 3.64-3.60 (s, 1H), 3.18 (s, 3H), 2.98-2.95 (dd, J=10.8 Hz, 1H), 2.504 (s, 3H), 2.37-2.30 (m, 2H), 2.18-2.16 (m, 2H), 2.03-1.96 (m, 3H), 1.87-1.83 (m, 1H)。
実施例413:(1R,2R)-N-(7-((4-シクロブチル-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-413の合成。
Figure 0007082120000604
化合物413.1の合成。化合物413.1を、221.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:75.59%)。MS(ES): m/z 524.16 [M+H]+
化合物413.2の合成。MeOH(5mL)中の化合物413.1(0.350g,0.66mmol,1.0当量)に、5NのNaOH溶液(0.67mL,3.33mmol,5.0当量)を室温で滴下により添加した。反応混合物を70℃で48時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移した。この溶液のpHを、dil.HClを使用することにより6~7に調整した。沈殿した固体を濾過し、水で洗浄し、十分に乾燥させて、純粋な413.2を得た。(0.28g,84.69%)。MS(ES): m/z 456.18 [M+H]+
化合物413.3の合成。N,N-ジメチルホルムアミド(2mL)中の化合物(1R,2R)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸1.4(0.024g,0.23mmol,1.5当量)に、0℃で、(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート)(0.14g,0.38mmol,2.5当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、化合物413.2(0.070g,0.15mmol,1.0当量)およびジ-イソプロピルエチルアミン(0.09mL,0.53mmol,3.5当量)を添加した。反応混合物を50℃で1.5時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を冷水に移して、固体沈殿物を得た。これらをさらに減圧下で濾過し、そして水で洗浄して、純粋な413.3(収率:60.98%)を得た。MS(ES): m/z 541.46 [M+H]+
I-413の合成。化合物I-413を、413.3から、一般手順Cを使用して合成した(収率:55.11%)。MS(ES): m/z 458.50 [M+H]+, LCMS純度: 95.64%, HPLC純度: 97.25%, キラルHPLC純度: 97%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.49 (s, 1H), 10.61 (s, 1H), 8.49 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.72-7.70 (m, 2H), 7.64 (m, 1H), 3.64-3.60 (m, 1H), 3.18 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.37-2.33 (m, 2H), 2.19-2.09 (m, 3H), 2.01-1.97 (m, 2H), 1.88-1.83 (m, 1H), 1.57-1.54 (d, J=1.8 Hz, 1H), 1.20-1.14 (m, 1H)。
実施例414:(1S,2S)-N-(7-((4-シクロブチル-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-414の合成。
Figure 0007082120000605
化合物414.1の合成。(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.024g,0.23mmol,1.5当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(2mL)中の溶液に、0℃で、(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート)(0.14g,0.38mmol,2.5当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、化合物413.2(0.070g,0.15mmol,1.0当量)およびジ-イソプロピルエチルアミン(0.09mL,0.53mmol,3.5当量)を添加した。反応混合物を50℃で1.5時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を冷水に移して、固体沈殿物を得た。これらをさらに減圧下で濾過し、そして水で洗浄して、純粋な414.1(収率:65.19%)を得た。MS(ES): m/z 541.46 [M+H]+
I-414の合成。化合物I-414を、414.1から、一般手順Cを使用して合成した(収率:47.74%)。MS(ES): m/z 458.50 [M+H]+, LCMS純度: 99.46%, HPLC純度: 97.72%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.50 (s, 1H), 10.61 (s, 1H), 8.48 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.71-7.64 (m, 3H), 4.11 (s, 1H), 3.66-3.57 (m, 1H), 3.18-3.17 (s, 4H), 2.36-2.30 (m, 3H), 2.18-2.08 (m, 3H), 2.03-1.94 (m, 2H), 1.87-1.80 (m, 1H), 1.62-1.55 (d, 1H), 1.16-1.15 (m, 1H)。
実施例415:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-415の合成。
Figure 0007082120000606
化合物415.1の合成。4,5-ジメチルチアゾール(5g,44.23mmol,1.0当量)のCHCl(20mL)中の溶液に、0℃で、臭素溶液(3.5mL, 221.2mmol,5.0当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を、チオ硫酸ナトリウム溶液を使用してクエンチし、水中に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、415.1(2.0g,23.57%)を得た。MS(ES): m/z 193.58 [M+H]+
化合物415.2の合成。1,4-ジオキサン(16mL)と水(4mL)との混合物中の化合物415.1(2g,g,8.3mmol,1.0当量)に、化合物246.1a(2.97g,10.2mmol,1.2当量)および炭酸カリウム(3.4g,24.9mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を、アルゴンにより15分間脱気した。次いで、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.9g,1.6mmol,0.2当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中13%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な415.2(1.0g,34.01%)を得た。MS(ES): m/z 283.47 [M+H]+
化合物415.3の合成。化合物415.3を、415.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:47.14%)。MS(ES): m/z 193.25 [M+H]+
化合物415.4の合成。化合物415.4を、415.3およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:55.72%)。MS(ES): m/z 617.57 [M+H]+
I-415の合成。化合物I-415を415.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:67.55%)。MS(ES): m/z 533.69 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.75 (s, 1H), 10.80 (s, 1H), 8.89 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.15-8.12 (m, 2H), 7.87-7.84 (m, 1H), 7.24 (s, 1H), 3.31 (s, 3H), 2.42-2.35 (d, J=27.2 Hz, 6H), 2.05-2.03 (t, 1H), 0.81 (s, 4H)。
実施例416:N7-(4-シクロプロピル-2-(メチルスルホニル)フェニル)-2-(ジフルオロメチル)-N5-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-416の合成。
Figure 0007082120000607
化合物416.1の合成。化合物416.1を、188.4および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.20%)。MS(ES): m/z 497.96 [M+H]+
化合物416.2の合成。化合物416.2を、416.1および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:41.86%)。MS(ES): m/z 584.43 [M+H]+
I-416の合成。化合物I-416を、416.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:49.50%)。MS(ES): m/z 500.63 [M+H]+ , LCMS純度: 96.02%, HPLC純度: 96.07%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.61 (s, 1H), 9.98 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 7.77-7.74 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.56-7.47 (m, 3H), 7.22 (t, J=2.4 Hz, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.39 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 2.11-2.09 (t, J=9.6 Hz, 1H), 1.05-1.03 (d, J=6.4 Hz, 2H), 0.75-0.74 (m, 2H)。
実施例417:N7-(4-シクロプロピル-2-(メチルスルホニル)フェニル)-2-(ジフルオロメチル)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-417の合成。
Figure 0007082120000608
化合物417.1の合成。化合物417.1を、13.4および188.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:42.42%)。MS(ES): m/z 461.98 [M+H]+
化合物417.2の合成。化合物を、417.1および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:38.32%)。MS(ES): m/z 584.66 [M+H]+
I-417の合成。化合物I-471を、417.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:56.26%)。MS(ES): m/z 500.63 [M+H]+, LCMS純度: 99.13%, HPLC純度: 99.62%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 9.72 (s, 1H), 8.95 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 7.76-7.74 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.48-7.45 (d, J=1.2 Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 3.19 (s, 3H), 2.38 (s, 3H), 2.35 (s, 3H), 2.12-2.08 (m, 1H), 1.12-1.08 (s, 2H), 1.05 (s, 1H), 1.03-1.02 (d, J=0.6 Hz, 2H)。
実施例418:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(5-メチルフラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-418の合成。
Figure 0007082120000609
化合物418.1の合成。ジオキサン(10mL)中の化合物4-ブロモ-2-(メチルスルホニル)アニリン(1.0g,4.01mmol,1.0当量)に、化合物4,4,5,5-テトラメチル-2-(5-メチルフラン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(0.990g,4.01mmol,1.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気で10分間脱気した。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.249g,0.40mmol,0.1当量)および炭酸カリウム(0.480g,8.02mmol,2当量)をこれに添加した。反応混合物を90℃で24時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中3%のMeOH中に溶出させて、純粋な418.1(0.900g,89.57%)を得た。MS(ES): m/z 252.30 [M+H]+
化合物418.2の合成 化合物418.2を、418.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:13.37%)。MS(ES): m/z 537.98 [M+H]+
化合物418.3の合成。化合物418.3を、418.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:59.60%)。MS(ES): m/z 586.63 [M+H]+
I-418の合成。化合物I-418を、418.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:71.86%)。MS(ES): m/z 502.58 [M+H]+ , LCMS純度: 95.83%, HPLC純度: 97.21%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.70 (s, 1H), 10.72 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.10-8.01 (m, 3H), 7.82-7.80 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.20 (t, 1H), 6.97 (s, 1H), 6.26 (s, 1H), 3.26 (s, 3H), 2.39 (s, 3H), 2.04 (s, 1H), 0.79 (bs, 4H)。
実施例419:N-(2-メチル-7-((4-(5-メチルフラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-419の合成。
Figure 0007082120000610
化合物419.1の合成。化合物419.1を、I-388に従って合成した。
化合物419.2の合成。1,4-ジオキサン(10mL)中の化合物419.1(1g,4mmol,1.0当量)に、4,4,5,5-テトラメチル-2-(5-メチルフラン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン1.1(0.915g,4.4mmol,1.1当量)を添加した。反応混合物を、アルゴンを使用して15分間脱気した。次いで、炭酸カリウム(1.65g,12.0mmol,3.0当量)および(1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)パラジウム(II)ジクロリド(0.65g,0.8mmol,0.2当量)を添加した。反応混合物を90℃で3時間撹拌した。この反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルにより抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中10%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な419.2(0.9g,89.57%)を得た。MS(ES): m/z 252.07 [M+H]+
化合物419.3の合成。化合物419.3を、419.2および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.69%)。MS(ES): m/z 502.00 [M+H]+
化合物419.4の合成。化合物419.4を、418.3およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:42.73%)。MS(ES): m/z 550.65 [M+H]+
I-419の合成。化合物I-419を、418.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:70.84%)。MS(ES): m/z 466.50 [M+H]+ , LCMS純度: 98.69%, HPLC純度: 97.38%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.55 (s, 1H), 10.61 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.09-7.99 (m, 3H), 7.78-7.76 (d, J=8.4 Hz, 1H), 6.94 (s, 1H), 6.25 (s, 1H), 3.25 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.38 (s, 3H), 2.01-1.99 (t, J= 5.2 Hz, 1H), 0.78 (bs, 4H)。
実施例420:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(4,5-ジメチルフラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-420。
Figure 0007082120000611
化合物420.1の合成。2,3-ジメチルフラン(1.0g,10.40mmol,1.0当量)のジメトキシエタン(10mL)中の溶液に、n-ブチルリチウム(5mL,12.48mmol,1.2当量)を-78℃で添加し、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を、再度-78℃で冷却し、そしてトリメチルボレート(1.3g,12.48mmol,1.2当量)を添加した。反応混合物を室温で20時間撹拌した。完了したら、反応混合物を炭酸カリウムの水溶液中に移し、そして1時間撹拌した。溶媒を減圧中で濃縮して、粗製の420.1(1.0g,68.69%)を得た。MS(ES): m/z 140.95 [M+H]+
化合物420.2の合成。4-ブロモ-2-(メチルスルホニル)アニリン(1.49g,7.15mmol,1.2当量)および420.1(1.0g,5.95mmol,1.0当量)のジメトキシエタン(10mL)中の溶液に、炭酸ナトリウム(1.25g,11.9mmol,2.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気した。ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムクロリド(0.417g,0.595mmol,0.1当量)を添加し、再度、反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気した。この反応物を100℃で3時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な420.2(0.410g,25.95%)を得た。MS(ES): m/z 266.33 [M+H]+
化合物420.3の合成。化合物420.3を、420.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:31.30%)。MS(ES): m/z 552.01 [M+H]+
化合物420.4の合成。化合物420.4を、420.3およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:56.55%)。MS(ES): m/z 600.65 [M+H]+
I-420の合成。化合物I-420を、420.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.16%)。MS(ES): m/z 516.51 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 95.12%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.70 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 8.00-7.98 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.80-7.78 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.26 (t, 1H), 6.89 (s, 1H), 3.26 (s, 3H), 2.30 (s, 3H),2.02 (m, 1H) 1.98 (s, 3H), 0.80-0.78 (d, 4H)。
実施例421:N-(7-((4-(4,5-ジメチルフラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-421の合成。
Figure 0007082120000612
化合物421.1の合成。化合物421.1を、98.4および420.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:42.66%)。MS(ES): m/z 516.03 [M+H]+
化合物421.2の合成。化合物421.2を、421.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:54.96%)。MS(ES): m/z 564.67 [M+H]+
I-421の合成。化合物I-421を、421.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:51.42%)。MS(ES): m/z 480.20 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 95.12%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.51 (s, 1H), 10.61 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 8.04-7.95 (dd, J=38.4 Hz, 2H), 7.78-7.76 (d, J=8.4 Hz, 1H), 6.85 (s, 1H), 3.24 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 1.98 (s, 3H), 0.78 (bs, 4H)。
実施例422/423:(S)-2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((R)-テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-422および(R)-2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((R)-テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-423の合成。
Figure 0007082120000613
化合物I-422およびI-423の合成。I-340の異性体(0.090g)を、カラム(CHIRALCEL OX-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのMeOH中0.1%のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-422(0.027g)を得た。MS(ES): m/z 492.56 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.58 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.74-7.68 (m, 2H), 4.91-4.87 (t, J=14.4 Hz, 1H), 4.04-4.00 (m, 1H), 3.87-3.82 (m, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.498 (s, 3H), 2.39-2.35 (m, 2H), 2.00-1.97 (t, J=12 Hz, 4H), 1.75-1.66 (m, 1H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-423(0.025g)を得た。MS(ES): m/z 492.61 [M+H]+ , LCMS純度: 99.39%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC : 95.57%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.59 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.76-7.68 (q, 2H), 4.91-4.87 (t, J=14.4 Hz, 1H), 4.06-4.00 (m, 1H), 3.87-3.82 (m, 1H), 3.46 (s, 3H), 3.20 (s, 3H), 3.01-2.96 (m, 1H), 2.41-2.35 (m, 1H), 2.02-1.95 (m, 3H), 1.73-1.66 (m, 1H), 1.24 (s, 1H)。
実施例424および425:(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-424および(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-425の合成。
Figure 0007082120000614
化合物I-424およびI-425の合成。I-335の異性体(0.070g)を、カラム(CHIRALCEL OJ-H(250mm×4.6mm,5u)および0.1%のDEA IPA:MEOH(50:50)を4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-bを得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-424(0.025g)を得た。MS(ES): m/z 492.83 [M+H]+ , LCMS純度: 97.85%, HPLC純度: 96.92%, キラルHPLC : 98.65%, 1H NMR (DMSO- d6, 400MHz): 13.68 (s, 1H), 10.75 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.77-7.69 (q, 2H), 7.24 (t, 1H), 4.92-4.88 (t, J=14.4 Hz, 1H), 4.06-4.01 (m, 1H), 3.88-3.82 (m, 1H), 3.09 (s, 3H), 2.42-2.34 (m, 1H), 2.05-1.97 (m, 3H), 1.74-1.69 (m, 1H), 0.79-0.78 (m, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-425(0.020g)を得た。MS(ES): m/z 492.83 [M+H]+ , LCMS純度: 99.34%, HPLC純度: 99.48%, キラルHPLC : 99.41%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.66 (s, 1H), 10.73 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.77-7.70 (q, 2H), 4.92-4.89 (t, J=14.4 Hz, 1H), 4.06-4.01 (m, 1H), 3.88-3.83 (m, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.40-2.34 (m, 1H), 2.03-1.96 (m, 3H), 1.74-1.69 (m, 1H), 1.25 (s, 1H), 0.79-0.78 (m, 4H)。
実施例426/427:(S)-2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((S)-テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミド,I-426および(R)-2,2-ジフルオロ-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((S)-テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパン-1-カルボキサミドの合成。
Figure 0007082120000615
化合物I-426およびI-427の合成。I-348の異性体(0.085g)を、カラム(CHIRALCEL OX-H(250mm×4.6mm,5u))および0.1%のDEA MEOHを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-426(0.027g)を得た。MS(ES): m/z 492.51 [M+H]+ , LCMS純度: 97.97%, HPLC純度: 99.32%, キラルHPLC : 99.41%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.57 (s, 1H), 10.81 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.76-7.68 (q, 2H), 4.91-4.87 (t, J=14.4 Hz, 1H), 4.06-4.00 (m, 1H), 3.87-3.82 (m, 1H), 3.20 (s, 3H), 3.18-3.17 (m,1H), 2.99-2.94 (m, 1H), 2.49 (s, 3H), 2.41-2.33 (m, 1H), 2.00-1.97 (t, J=14 Hz, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-427(0.026g)を得た。MS(ES): m/z 492.56 [M+H]+ , LCMS純度: 99.47%, HPLC純度: 99.44%, キラルHPLC : 99.47%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.57 (s, 1H), 10.83 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.76-7.68 (q, 2H), 4.91-4.87 (t, J=14.4 Hz, 1H), 4.05-4.00 (m, 1H), 3.87-3.82 (m, 1H), 3.20 (s, 3H), 3.18-3.17 (m, 1H), 2.99-2.96 (m, 1H), 2.49 (s, 3H), 2.41-2.33 (m, 1H), 2.00-1.96 (t, J=14 Hz, 4H)。
実施例428:(1S,2S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロオキサゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-428の合成。
Figure 0007082120000616
Figure 0007082120000617
化合物428.1の合成。351.2(2g,7.03mmol,1.0当量)のCHCl(50mL)中の溶液に、トリエチルアミン(1.7g,16.83mmol,2.39当量)を滴下により添加し、そしてメタンスルホニルクロリド(1.73g,15.21mmol,2.16当量)を0℃で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。この粗製物質に、1Mの水酸化ナトリウム(1.45g,35.21mmol,5当量)およびエタノール(20mL)を添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、中間体428.1を得た。(1.6g,85.41%)。MS(ES): m/z 267.32 [M+H]+
化合物428.2の合成。428.1(1.6g,6.01mmol,1当量)の酢酸(1.7mL)中の溶液に、亜鉛末(1.98g,30.07mmol,5当量)を少しずつ添加し、反応混合物を室温で8時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物をNaHCO溶液中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な428.2(1.4g,98.60%)を得た。MS(ES): m/z 237.33 [M+H]+
化合物428.3の合成。428.2(1.4g,5.92mmol,1当量)の酢酸(1.6mL)中の溶液に、30%の過酸化水素(4.03g,0.118mmol,20.0当量)およびタングステン酸ナトリウム二水和物(1.95g,5.92mmol,1当量)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷水中に移し、そして沈殿した生成物を濾過し、ヘキサン中50%の酢酸エチルで洗浄し、そして十分に乾燥させて、428.3(0.700g,収率:44.04%)を得た。MS(ES): m/z 269.33 [M+H]+
化合物428.4の合成。化合物428.4を、428.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成し、1.5を得た。(収率:31.01%)。MS (ES): m/z 55.01 [M+H]+
化合物428.5の合成。化合物を、428.4およびベンジルアミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:60.97%)。MS (ES): m/z 625.71 [M+H]+
化合物428.6の合成。428.5(0.220g,352.13mmol,1当量)のMeOH(10mL)中の溶液に、炭素担持水酸化パラジウムを室温で添加した。この反応混合物を60℃で30分間撹拌した。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、MeOHで洗浄し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をCHCl中5%のMeOH中に溶出させて、純粋な1.7を得た。(0.100g,53.12%)。MS(ES): m/z 535.58 [M+H]+
化合物428.7の合成。428.6および(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.018g,1.82mmol,1.5当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(0.5mL)中の溶液を0℃で冷却した。((1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート))(0.092g,2.43mmol,2.0当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.047g,3.65mmol,3.0当量)を添加し、そしてこの反応混合物を50℃で36時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして圧力までの減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をCHCl中5%のMeOH中に溶出させて、純粋な428.7を得た。(0.040g,53.00%)。MS(ES): m/z 621.65 [M+H]+
化合物I-428の合成。化合物I-428を、428.7から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:66.64%)。MS(ES): m/z 537.60 [M+H]+ , LCMS純度: 95.75%, HPLC純度: 96.95%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.79 (s, 1H), 10.90 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.14-8.12 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.88-7.86 (d, J=8.4 Hz, 1H), 5.02 (s, 1H), 4.85 (s, 1H), 4.17 (s, 2H), 3.30 (s, 3H), 2.25 (s, 1H), 1.62-1.61 (d, J=3.6 Hz, 1H), 1.32 (s, 6H), 1.16 (s, 1H)。
実施例429:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(ジメチルホスホリル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-429の合成。
Figure 0007082120000618
化合物429.1の合成。3-ヨードフェノール(25g,113.63mmol,1.0当量)の酢酸(50mL)中の溶液に、濃硝酸(5mL,113.63mmol,1当量)を室温で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をCHCl中4%のMeOH中に溶出させて、純粋な429.1(12g,39.85%)を得た。MS(ES): m/z 266.01 [M+H]+
化合物429.2の合成。429.1(12g,113.63mmol,1.0当量)の、MeOH(50mL)と水(10mL)との混合物中の溶液に、酢酸(10mL)を添加した。この反応混合物を50℃で1時間撹拌した。次いで、鉄粉(7.49g,136mmol,1.2当量)をこの反応混合物中に少しずつ添加し、そしてこの反応混合物を80℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中15%の酢酸エチルに溶出させて、純粋な429.2(9g,84.57%)を得た。MS(ES): m/z 234.58 [M+H]+
化合物429.3の合成。429.2(9g,38.29mmol,1.0当量)(0.787gの、N,N-ジメチルホルムアミド(90mL)中の溶液に、ジメチルホスフィンオキシド(4.0g,38.29mmol,1.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴンで30分間脱気した。次いで、酢酸パラジウム(II)(0.230g,3.15mmol,0.1当量)およびリン酸カリウム(1.5g,4.7mmol,1.5当量)を添加し、そしてこの反応混合物をアルゴンで30分間、再度脱気した。さらに、反応混合物を80℃で5時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をCHCl中3.5%のMeOH中に溶出させて、純粋な429.3(5.2g,70.52%)を得た。MS(ES): m/z 186.51 [M+H]+
化合物429.4の合成。429.3(5.2g,28.08mmol,1.0当量)のCHCl(50mL)中の溶液に、トリエチルアミン(5.7g,56.21mmol,2当量)を0℃で添加した。次いで、トリフルオロメタンスルホニルクロリド(5.14g,34.28mmol,1.2当量)を0℃で滴下により添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をCHCl中4%のMeOH中に溶出させて、純粋な429.4(1.6g,17.96%)を得た。MS(ES): m/z 318.22 [M+H]+
化合物429.5の合成。429.4(1g,3.15mmol,1.0当量)の、トルエン(12mL)と水(3mL)との混合物中の溶液に、1-メチル-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(0.787g,3.78mmol,1.2当量)を添加した。この反応混合物をアルゴンで30分間脱気した。次いで、[1,1’-ビス-(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.230g,3.15mmol,0.1当量)、CsCO(1.5g,4.7mmol,1.5当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、アルゴンにより30分間脱気した。反応混合物を150℃で5時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な429.5(0.400g,50.91%)を得た。MS(ES): m/z 250.25 [M+H]+
化合物429.6の合成 化合物429.6を、13.4および429.5から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:27.96%)。MS(ES): m/z 535.93 [M+H]+
化合物429.7の合成。化合物429.7を、429.6およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:53.47%)。MS(ES): m/z 584.58 [M+H]+
I-429の合成。化合物I-429を、429.7から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.42%)。MS(ES): m/z 500.78 [M+H]+ , LCMS純度: 99.10%, HPLC純度: 98.17%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.56 (s, 1H), 10.68 (s, 1H), 10.15 (s, 1H), 8.063 (s, 1H), 7.79-7.94 (d, J=10.8 Hz, 2H), 7.77 (s, 1H), 7.66-7.63 (m, 1H), 6.80 (s, 1H), 3.84 (s, 3H), 1.922 (s, 3H), 1.810 (s, 3H), 1.776-1.773 (m, 2H), 1.46-1.30 (m, 4H)。
実施例430:N-(7-((2-(ジメチルホスホリル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-430の合成。
Figure 0007082120000619
Figure 0007082120000620
化合物430.1の合成。化合物430.1を、429.5および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:28.18%)。MS(ES): m/z 499.95 [M+H]+
化合物430.2の合成。化合物430.2を、430.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:48.38%)。MS(ES): m/z 548.60 [M+H]+
化合物I-430の合成。化合物I-430を、430.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:78.77%)。MS(ES): m/z 464.72 [M+H]+ , LCMS純度: 99.23%, HPLC純度: 97.95%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.49 (s, 1H), 10.52 (s, 1H), 9.79 (s, 1H), 7.92 (bs, 3H), 7.76 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 6.78 (s, 1H), 3.90 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 1.98 (s, 1H), 1.81-1.77 (d, J=13.6 Hz, 6H), 0.77 (bs, 4H)。
実施例431:N-(7-((2-(ジメチルホスホリル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-431の合成。
Figure 0007082120000621
Figure 0007082120000622
化合物431.1の合成。化合物431.1を、94.8および408.6から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:27.09%)。MS(ES): m/z 503.98 [M+H]+
化合物431.2の合成。化合物431.2を、431.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:63.83%)。MS(ES): m/z 552.63 [M+H]+
化合物I-431の合成。化合物I-431を、431.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:84.28%)。MS(ES): m/z 468.77 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.40%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.49 (s, 1H), 10.49 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.60-7.43 (m, 3H), 3.99-3.96 (d, J=10.8 Hz, 2H), 3.47 (s, 3H), 2.82-2.79 (t, J=13.6 Hz, 1H), 2.48 (s, 3H), 2.00-1.97 (t, 1H), 1.76-1.72 (d, 9H), 0.76 (bs, 4H)。
実施例432:(1R,2R)-N-(7-((4-シクロブチル-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-432の合成。
Figure 0007082120000623
Figure 0007082120000624
化合物432.1の合成。化合物を、358.2およびベンジルアミンから、一般手順Bを使用して合成した。(0.250g,62.75%)。MS(ES): m/z 582.68 [M+H]+
化合物432.2の合成。MeOH(5mL)中の化合物432.1(0.250g,2.66mmol,1.0当量)に、水酸化パラジウム(0.037g)を添加した。水素を反応混合物に通して4時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、432.2(0.150g,71.00%)を得た。MS(ES): m/z 492.56 [M+H]+
化合物432.2の合成。N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)中の化合物(1R,2R)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸1.3(0.075g,0.152mmol,1.0当量)に、0℃で、(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート)(0.079g,0.228mmol,1.5当量)をこれに添加した。30分後、ジイソプロピルエチルアミン(0.5g,0.38mmol,2.5当量)および化合物432.2(0.048g,0.45mmol,3当量)を添加した。反応混合物を50℃で2時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルにより抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.5(0.050g,56.73%)を得た。MS(ES):m/z 578.62 [M+H]+
化合物I-432の合成。化合物I-432を、432.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:70.23%)。MS(ES): m/z 494.56 [M+H]+ , LCMS純度: 98.91%, HPLC純度: 98.07%, キラルHPLC : 98.93%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.69 (s, 1H), 10.80 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.75-7.68 (m, 3H), 7.40-7.13 (t, 1H), 7.26 (t, 1H), 5.00-4.81 (d, J=7.6 Hz, 1H), 3.69-3.60 (m, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.38-2.32 (s, 2H), 2.23-2.11 (m, 2H), 2.07-1.98 (m, 1H), 1.88-1.84 (m, 1H), 1.63-1.57 (m, 1H), 1.15-1.11 (m, 1H)。
実施例433:(1S,2S)-N-(7-((4-シクロブチル-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-433の合成。
Figure 0007082120000625
化合物433.1の合成。N,N-ジメチルホルムアミド(3mL)中の(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.047g,0.458mmol,3当量)に、0℃で、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(0.23g,0.61mmol,4当量)を添加した。反応混合物を0℃で15分間撹拌した。次いで、ジ-イソプロピルエチルアミン(0.098g,0.76mmol,5当量)および化合物432.2(0.075g,0.152mmol,1.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で5時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、CHCl中2%のMeOHを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な433.1(0.050g,56.73%)を得た。MS(ES): m/z 578.62 [M+H]+
I-433の合成。化合物I-433を、433.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:69.02%)。MS(ES): m/z 494.61 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.92%, キラルHPLC : 99.71%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.69 (s, 1H), 10.80 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.75-7.68 (m, 3H), 7.13 (s, 1H), 5.00-4.83 (d, J=7.6 Hz, 1H), 3.67-3.62 (m, 1H), 3.18 (s, 3H), 2.38-2.33 (s, 2H), 2.32-2.14 (m, 3H), 2.11-2.10 (m, 1H), 2.05-1.98 (m, 1H), 1.89-1.84 (m, 1H), 1.63 (m, 1H)。
実施例434:N7-(4-シクロプロピル-2-(メチルスルホニル)フェニル)-N5-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-434の合成。
Figure 0007082120000626
化合物434.1の合成。化合物434.1を、98.4および188.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:42.42%)。MS(ES): m/z 461.98 [M+H]+
化合物434.2の合成。化合物434.2を、334.1および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:31.56%)。MS(ES): m/z 548.68 [M+H]+
I-434の合成。化合物I-434を、334.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:53.56%)。MS(ES): m/z 464.62 [M+H]+, LCMS純度: 98.32%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.12 (s, 1H), 11.29 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 7.68-7.65 (m, 3H), 7.50-7.48 (d, J=8.4 Hz, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.56-2.55 (d, J=2.8 Hz, 6H), 2.52-2.48 (d, J=1.2 Hz, 4H), 2.14-2.10 (m, 1H), 1.12-1.04 (m, 2H), 0.77-0.75 (d, J=0.84 Hz, 2H)。
実施例435:N7-(4-シクロプロピル-2-(メチルスルホニル)フェニル)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-435の合成。
Figure 0007082120000627
化合物435.1の合成。化合物435.1を、98.4および188.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:27.22%)。MS(ES): m/z 461.98 [M+H]+
化合物435.2の合成。化合物435.2を、435.1および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:29.46%)。MS(ES): m/z 548.68 [M+H]+
化合物I-435の合成。化合物I-435を、435.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:62.45%)。MS(ES): m/z 464.50 [M+H]+, LCMS純度: 98.83%, HPLC純度: 98.41%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.15 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 7.70-7.66 (m, 2H), 7.47-7.45 (m, 1H), 7.32 (s, 1H), 3.18 (s, 3H), 2.53 (s, 3H), 2.37 (s, 3H), 2.33 (s, 3H), 2.13-2.07 (m, 1H), 1.07-1.02 (m, 2H), 0.76-0.72 (m, 2H)。
実施例436:N7-(4-シクロプロピル-2-(メチルスルホニル)フェニル)-2-(ジフルオロメチル)-N5-(6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-435の合成。
Figure 0007082120000628
化合物436.1の合成。化合物436.1を、13.4および188.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:27.22%)。MS(ES): m/z 461.98 [M+H]+
化合物436.2の合成。化合物436.2を、435.1および6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:27.62%)。MS(ES): m/z 600.66 [M+H]+
化合物I-436の合成。化合物I-436を、436.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:66.88%)。MS(ES): m/z 516.66 [M+H]+, LCMS純度: 99.45%, HPLC純度: 99.18%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.35 (s, 1H), 9.28 (s, 1H), 8.56 (s, 1H), 7.75-7.73 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.50-7.48 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.16 (s, 1H), 7.06 (s, 1H), 4.77 (s, 2H), 4.08-4.06 (t, J=1.0 Hz, 2H), 3.97-3.96 (d, J=4.8 Hz, 2H), 3.33 (s, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.11-2.06 (m, 1H), 1.08-1.01 (m, 2H), 0.75-0.74 (m, 2H)。
実施例437:N7-(4-シクロプロピル-2-(メチルスルホニル)フェニル)-N5-(6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-イル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-437の合成。
Figure 0007082120000629
化合物437.1の合成。化合物437.1を、98.4および188.4で、一般手順Aを使用して合成した。(収率:27.22%)。MS(ES): m/z 461.98 [M+H]+
化合物437.2の合成。化合物437.2を、437.1および6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:47.71%)。MS(ES): m/z 564.68 [M+H]+
化合物I-437の合成。化合物I-437を、437.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:50.37%)。MS(ES): m/z 480.65 [M+H]+, LCMS純度: 99.05%, HPLC純度: 98.05%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.22 (s, 1H), 8.98 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 7.75-7.73 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.47-7.45 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.05 (s, 1H), 6.32 (s, 1H), 4.75 (s, 2H), 4.06 (s, 2H), 3.96 (s, 2H), 3.18 (s, 3H), 2.41 (s, 3H), 2.09-2.07 (t, J=0.92 Hz, 1H), 1.03-1.02 (d, J=6.8 Hz, 2H), 0.74-0.73 (d, J=4.8 Hz , 2H)。
実施例438/439:(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-438および(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-((S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-439。
Figure 0007082120000630
化合物I-438およびI-439の合成。I-359の異性体(0.090g)を、カラム(CHIRALCEL OX-H(250mm×4.6mm,5u))および0.1%のDEA IPAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-438(0.025g)を得た。MS(ES): m/z 542.80 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 8.04 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.84-7.82 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.72-7.70 (d, J=10.4 Hz, 1H), 4.02-3.99 (m, 2H), 3.59-3.49 (m, 2H), 3.11 (s, 3H), 3.02-2.96 (m, 1H), 2.84-2.82 (m, 1H), 2.12-2.06 (m, 2H), 1.93-1.810 (m, 4H), 1.35 (s, 3H), 0.99-0.97 (m, 1H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-439(0.025g)を得た。MS(ES): m/z 542.80 [M+H]+ , LCMS純度: 96.13%, HPLC純度: 94.16%, キラルHPLC : 98.00%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 8.03 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.84-7.82 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.72-7.69 (d, J=10.4 Hz, 1H), 4.04-3.99 (m, 2H), 3.59-3.49 (m, 2H), 3.11 (s, 3H), 3.02-2.98 (m, 1H), 2.84-2.82 (m, 1H), 2.12-2.06 (m, 2H), 1.90-1.807 (m, 4H), 1.31 (s, 3H), 0.99-0.94 (m, 1H)。
実施例440:(1R,2R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-440の合成。
Figure 0007082120000631
化合物440.1の合成。(1R,2R)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.023g,0.22mmol,1.2当量)のN,N’-ジメチルホルムアミド(3mL)中の溶液に、0℃で、(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート)(0.10g,0.28mmol,1.5当量)を添加した。30分後、ジイソプロピルエチルアミン(0.061g,0.47mmol,2.5当量)および化合物296.4(0.090g,0.19mmol,1.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で2時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルにより抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(0.050g,46.96%)を得た。MS(ES):m/z 557.55 [M+H]+
化合物I-440の合成。化合物I-440を、一般手順Cを使用して合成した。(収率:65.97%)。MS(ES): m/z 473.50 [M+H]+ , LCMS純度: 94.50%, HPLC純度: 99.59%, キラルHPLC : 98.84%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.12 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.75-7.73 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.65-7.62 (d, J=9.2 Hz, 1H), 7.35-7.31 (m, 1H), 7.15 (s, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.85 (s, 1H), 4.80-4.76 (m, 1H), 4.05 (s, 3H), 3.74 (s, 3H), 2.09 (s, 1H), 1.82-1.72 (m, 1H), 1.26-1.20 (m, 1H)。
実施例441:(S)-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルフィニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-441の合成。
Figure 0007082120000632
Figure 0007082120000633
化合物441.1の合成。化合物333.3の異性体(0.9g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA中0.1%のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋な441.1(0.250g,27.78%)を得た。MS(ES): m/z : 156.49 [M+H]。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋な441.1a(0.250g,27.78% )を得た。MS(ES): m/z : 156.49 [M+H]+
化合物441.2の合成。化合物441.2を、441.1および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:42.40%)。MS(ES): m/z 405.91 [M+H]+
化合物441.3の合成。化合物441.3を、441.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:33.92%)。MS(ES): m/z 454.56 [M+H]+
化合物I-441の合成。化合物I-441を、441.3から、一般手順Cを使用して合成した(収率:53.85%)。MS(ES): m/z 370.44 [M+H]+ , LCMS純度: 97.60%, HPLC純度: 95.05%, キラルHPLC : 98.60%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.32 (s, 1H), 10.39 (s, 1H), 8.86 (s, 1H), 7.77-7.75 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.59-7.55 (m, 1H), 7.44-7.39 (m, 3H), 2.73 (s, 3H), 2.46 (s, 3H), 1.95-1.92 (m, 1H), 0.72-0.70 (m, 4H)。
実施例442:(R)-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルフィニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-442の合成。
Figure 0007082120000634
化合物442.1の合成。化合物442.1を、98.4および441.1aから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:35.31%)。MS(ES): m/z 405.91 [M+H]+
化合物442.2の合成。化合物442.2を、442.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.48%)。MS(ES): m/z 454.56 [M+H]+
化合物I-442の合成。化合物I-442を、442.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:56.19%)。MS(ES): m/z 370.53 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.39%, キラルHPLC : 97.27%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.32 (s, 1H), 10.40 (s, 1H), 8.87 (s, 1H), 7.77-7.75 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.59-7.55 (m, 1H), 7.44-7.39 (m, 3H), 2.73 (s, 3H), 2.46 (s, 3H), 1.95-1.92 (m, 1H), 1.40-1.34 (m, 2H), 1.23-1.22 (m, 1H), 0.71-0.70 (m, 1H)。
実施例443:N-(7-((4-フルオロ-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-443の合成。
Figure 0007082120000635
化合物443.1の合成。化合物443.1を、85.3および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:42.20%)。MS(ES): m/z 439.90 [M+H]+
化合物443.2の合成。化合物443.2を、443.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:54.80%)。MS(ES): m/z 488.31 [M+H]+
化合物I-443の合成。化合物I-443を、443.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:60.43%)。MS(ES): m/z 404.54 [M+H]+ , LCMS純度: 98.63%, HPLC純度: 98.15%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.48 (s, 1H), 10.57 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.68 (m, 2H), 3.24 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.00-1.98 (t, J=8 Hz, 1H), 0.77-0.75 (m, 4H)。
実施例444:N-(7-((4-シクロブチル-2-(ジメチルホスホリル)フェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-444の合成。
Figure 0007082120000636
化合物444.1の合成。2-ブロモ-4-シクロブチル-アニリンから出発して、化合物444.1を、そのシクロプロピルアナログである285.4と同様に合成した。
化合物444.2の合成。化合物444.2を、444.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:23.62%)。MS(ES): m/z 509.43 [M+H]+
化合物444.3の合成。化合物444.3を、444.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:48.90%)。MS(ES): m/z 558.62 [M+H]+
I-444の合成。化合物I-444を、444.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:47.11%)。MS(ES): m/z 474.52 [M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.87%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.51 (s, 1H), 10.64 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.57-7.54 (m, 1H), 7.48 (s, 2H), 3.58-3.53 (m, 1H), 3.42-3.38 (m, 1H), 2.34-2.28 (m, 2H), 2.19-2.14 (m, 2H), 2.04-1.95 (m, 2H), 1.85-1.83 (m, 2H), 1.75-1.72 (d, J=1.32 Hz, 6H), 1.12-1.09 (t, J=1.4 Hz, 1H), 0.78-0.77 (m, 2H)。
実施例445:N-(7-((4-シクロブチル-2-(ジメチルホスホリル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-445の合成。
Figure 0007082120000637
化合物445.1の合成。化合物445.1を、98.4および444.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:26.33%)。MS(ES): m/z 473.95 [M+H]+
化合物445.2の合成。化合物445.2を、445.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:46.90%)。MS(ES): m/z 522.60 [M+H]+
I-445の合成。化合物I-445を、445.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:60.41%)。MS(ES): m/z 438.52 [M+H]+ , LCMS純度: 97.11%, HPLC純度: 96.19%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.33 (s, 1H), 10.46 (s, 1H), 9.65 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.51(s, 1H), 7.45-7.40 (m, 2H), 3.56-3.52 (m, 1H), 2.46 (s, 3H), 2.31-2.27 (m, 2H), 2.18-2.13 (m, 2H), 2.01-1.95 (m, 2H), 1.87-1.82 (m, 1H), 1.75-1.71 (d, J=13.6 Hz, 6H), 0.76 (bs, 4H)。
実施例446:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール-4-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-446の合成。
Figure 0007082120000638
化合物446.1の合成。ジオキサン(20mL)中の化合物288-4(2.0g,6.73mmol,1.0当量)に、4-ブロモ-1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール(1.91g,10.10mmol,1.5当量)を添加した。反応混合物をアルゴンで10分間脱気した。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.984g,1.34mmol,0.2当量)および炭酸カリウム(2.78g,20.19mmol,3当量)をこれに添加した。反応混合物を110℃で24時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な446.1(0.950g,50.53%)を得た。MS(ES): m/z 280.36 [M+H]+
化合物446.2の合成。化合物446.2を、13.4および446.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:36.73%)。MS(ES): m/z 566.04 [M+H]+
化合物446.3の合成。化合物446.3を、446.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:23.02%)。MS(ES): m/z 614.68 [M+H]+
I-446の合成。化合物I-446を、446.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:80.23%)。MS(ES): m/z 530.65 [M+H]+ , LCMS純度: 99.42%, HPLC純度: 98.86%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.70 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.84-7.82 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.70-7.68 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.28 (t, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 2.19 (s, 3H), 2.0 (m, 1H), 0.78 (bs, 4H)。
実施例447:N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール-4-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-447の合成。
Figure 0007082120000639
化合物447.1の合成。化合物447.1を、98.4および446.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:34.70%)。MS(ES): m/z 530.06 [M+H]+
化合物447.2の合成。化合物447.2を、447.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:54.95%)。MS(ES): m/z 578.70 [M+H]+
I-447の合成。化合物I-447を、447.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:81.93%)。MS(ES): m/z 494.66 [M+H]+ , LCMS純度: 95.29%, HPLC純度: 95.86%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.58 (s, 1H), 10.62 (s, 1H), 8.66-8.60 (m, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.80-7.73 (m, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.66-7.64 (m, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 2.50 (s, 3H), 2.28 (s, 3H), 2.18 (s, 3H), 2.02-1.99 (t, J=12 Hz, 1H), 0.78-0.76 (m, 4H)。
実施例448:N-(2-((2-(ジフルオロメチル)-5-((2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド-d3,I-448の合成。
Figure 0007082120000640
Figure 0007082120000641
化合物448.1の合成。1-フルオロ-2-ニトロベンゼン1(5g,35.4mmol,1.0当量)のアセトニトリル(50mL)中の溶液に、CsCO(23.04g,70.92mmol,2.0当量)およびN-メチルスルホンアミド(4.64g,42.5mmol,1.2当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を減圧中で濃縮し、水中に移し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中30%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な448.1(2g,24.51%)を得た。MS(ES) : m/z 231.51 [M+H]+
化合物448.2の合成。MeOH(16mL)と水(4mL)との混合物中の化合物448.1(2g,8.6mmol,1.0当量)に、氷酢酸(11mL,130.4mmol,15当量)を添加した。反応混合物を50℃で3時間撹拌した。次いで、この反応混合物を室温まで冷却し、そして鉄粉(3.37g,60.4mmol,7当量)を少しずつ添加した。次いで、この反応混合物を90℃で2時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中25%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な448.2(1g,57.49%)を得た。MS(ES): m/z 201.37 [M+H]+
化合物448.3の合成。化合物448.3を、448.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:19.78%)。MS(ES): m/z 486.35 [M+H]+
化合物448.4の合成。化合物448.4を、448.3および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:67.18%)。MS(ES): m/z 573.46 [M+H]+
化合物448.5の合成。重水素化MeOH(2mL)中の化合物448.4(0.077g,0.13mmol,1.0当量)に、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(0.002g,0.01mmol,0.1当量)を添加した。反応混合物を60℃で48時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を減圧中で濃縮し、酸化重水素に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、448.5(0.058g,60.73%)を得た。MS(ES): m/z 576.27 [M+H]+
I-448の合成。化合物I-448を、448.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:60.58 MS(ES): m/z 492.46 [M+H]+ , LCMS純度: 96.74%, HPLC純度: 97.44%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 7.77-7.75 (d, J=8 Hz, 1H), 7.65-7.64 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.53-7.49 (t, J=17.6 Hz, 1H), 7.34-7.30 (t, J=15.2 Hz, 1H), 7.26 (s, 1H), 7.12 (s, 1H), 6.99 (t, 1H), 6.85 (s, 1H), 3.33 (s, 3H), 2.50 (s, 2H), 2.41 (s, 3H), 1.35 (s, 3H)。
実施例449:N7-(4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-449の合成。
Figure 0007082120000642
化合物449.1の合成 アセトニトリル(50mL)中の化合物1,4-ジメチル-1H-ピラゾール(5.0g,5.20mmol,1.0当量)に、0℃で、N-ブロモスクシンイミド(13.0g,7.89mmol,1.5当量)を滴下により添加した。反応混合物を室温で20時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下でエバポレートして、449.1(2.5g,27.46%)を得た。MS(ES): m/z 176.53 [M+H]+
化合物449.2の合成。449.1(2.94g,0.99mmol,1.0当量)および化合物1.2(2.5g,1.48mmol,1.5当量)の、1,4-ジオキサン(50mL)と水(10mL)との混合物中の溶液に、炭酸カリウム(4.1g,2.9mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴンで15分間脱気した。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のCHClとの錯体(0.40g,0.049mmol,0.05当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。反応混合物を100℃で2時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中25%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な449.2(2.3g,60.69%)を得た。MS(ES): m/z 266.49 [M+H]+
化合物449.3の合成 化合物449.3を、449.2および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:26.15%)。MS(ES): m/z 516.37 [M+H]+
化合物449.4の合成。化合物449.4を、449.3および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:13.91%)。MS(ES): m/z 602.34 [M+H]+
I-449の合成。化合物を、449.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:53.65%)。MS(ES): m/z 518.61 [M+H]+ , LCMS純度: 99.13%, HPLC純度: 97.84%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.43 (s, 1H), 9.61 (s, 1H), 8.87 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.03-7.96 (m , 2H), 7.61 (m, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.40-2.38 (d, J=5.2 Hz, 6H), 2.25 (s, 3H)。
実施例450:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,4-ジメチル-1H-イミダゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-450の合成。
Figure 0007082120000643
化合物450.1の合成。ジオキサン(16mL)と水(4mL)との混合物中の288.4(2.0g,1.05mmol,1.0当量)に、化合物2-ブロモ-1,4-ジメチル-1H-イミダゾール(1.75g,1.58mmol,1.5当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気で10分間脱気した。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.250g,0.31mmol,0.03当量)および炭酸カリウム(1.5g,3.16mmol,3当量)をこれに添加した。反応混合物を115℃で24時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中3%のMeOH中に溶出させて、純粋な450.1(1.3g,42.88%)を得た。MS(ES): m/z 266.33 [M+H]+
化合物450.2の合成。化合物450.2を、450.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:28.89%)。MS(ES): m/z 552.01 [M+H]+
化合物450.3の合成。化合物450.3を、450.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:36.75%)。MS(ES): m/z 600.66 [M+H]+
I-450の合成。化合物I-450を、450.3から、一般手順Cを使用して合成した(収率:72.70%)。MS(ES): m/z 516.46 [M+H]+ , LCMS純度: 99.87%, HPLC純度: 98.89%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.82 (s, 1H), 8.95 (s, 1H), 8.23-8.23 (d, J=1.6 Hz, 2H), 8.09-8.06 (d, J=10.4 Hz, 1H), 7.89-7.86 (d, J=2.1 Hz, 1H), 7.28 (s, 1H), 7.06 (s, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.30 (s, 4H), 2.17 (s, 3H), 2.07-2.04 (s, 1H), 0.81 (bs, 4H)。
実施例451:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,5-ジメチル-1H-イミダゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-451の合成。
Figure 0007082120000644
化合物451.1の合成 ジオキサン(16mL)と水(4mL)との混合物中の、288.4(2.g,1.05`mmol,1.0当量)と2-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-イミダゾール(1.75g,1.58mmol,1.5.当量)との混合物を、アルゴンで10分間脱気した。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.250g,0.31mmol,0.03当量)およびカーボネート(1.5g,3.16mmol,3当量)をこれに添加した。反応混合物を115℃で24時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中3%のMeOH中に溶出させて、純粋な451.1(1.4g,78.40%)を得た。MS(ES): m/z 266.33 [M+H]+
化合物451.2の合成。化合物451.2を、451.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:19.26%)。MS(ES): m/z 552.01 [M+H]+
化合物451.3の合成。化合物を、451.2から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:55.13%)。MS(ES): m/z 600.66 [M+H]+
I-451の合成。化合物I-451を、451.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:77.54%)。MS(ES): m/z 516.54 [M+H]+ , LCMS純度: 96.41%, HPLC純度: 95.67%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.73 (s, 1H), 10.80 (s, 1H), 8.92 (s, 1H), 8.17 (s, 2H), 8.04-8.02 (m, 1H), 7.27 (t, 1H), 6.82 (s, 2H), 3.67 (s, 3H), 3.29 (s, 3H), 2.26 (s, 3H), 2.05 (s, 1H), 0.81 (bs, 4H)。
実施例452/453:(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-452および(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-453の合成。
Figure 0007082120000645
化合物I-452およびI-453の合成。I-369の異性体(0.085g)を、カラム(CHIRALPAK IC(250mm×4.6mm,5u))および0.1%のDEA MEOHを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-452(0.032g)を得た。MS(ES): m/z 492.46 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.79 (s, 1H), 10.74 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.04 (s, 2H), 7.81 (m, 1H), 7.75-7.68 (m, 2H), 4.05-4.01 (m, 1H), 4.00-3.96 (m, 1H), 3.84-3.78 (m, 1H), 3.63-3.59 (m, 1H), 3.53-3.48 (m, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.41-2.33 (m, 1H), 2.04-1.91 (m, 2H), 0.79-0.77 (m, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-453(0.034g)を得た。MS(ES): m/z 492.46 [M+H]+ , LCMS純度: 99.24%, HPLC純度: 99.55%, キラルHPLC : 99.77%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.67 (s, 1H), 10.74 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.04 (s, 2H), 7.81 (s, 1H), 7.53-7.69 (m, 2H), 4.04-3.96 (m, 2H), 3.84-3.78 (m, 1H), 3.63-3.59 (m, 1H), 3.55-3.48 (m, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.41-2.33 (m, 1H), 2.05-1.91 (m, 2H), 0.79-0.77 (m, 4H)。
実施例454/455:(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メトキシエチル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-454および(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-メトキシエチル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-455。
Figure 0007082120000646
I-454およびI-455の合成。I-402の異性体(0.075g)を、カラム(CHIRALCEL OX-H(250mm×4.6mm,5u))および0.1%のDEA IPA:ACN(50:50)を4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-454(0.023g)を得た。MS(ES): m/z 480.41 [M+H]+ , LCMS純度: 98.94%, HPLC純度: 98.40%, キラルHPLC純度: 99%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.67 (s, 1H), 10.72 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.79-7.77 (m, 1H), 7.70- 7.68 (m, 1H), 4.43-4.42 (m, 1H), 3.22-3.19 (d, J=9.2 Hz, 6H), 2.03 (m, 1H), 1.39-1.38 (d, J=9.2 Hz, 3H), 1.23 (s, 1H), 0.78 (bs, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-455(0.028g)を得た。MS(ES): m/z 480.46 [M+H]+ , LCMS純度: 98.12%, HPLC純度: 97.17%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.65 (s, 1H), 10.71 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.80-7.77 (m, 1H), 7.71-7.69 (m, 1H), 4.46-4.4 (m, 1H), 3.23-3.20 (d, J=9.2 Hz, 6H), 2.04 (m, 1H), 1.40-1.39 (d, J=9.2 Hz, 3H), 1.25 (s, 1H), 0.79 (bs, 4H)。
実施例456:N-(2-((5-((2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド-d3,I-456の合成。
Figure 0007082120000647
化合物456.1の合成。化合物456.1を、448.2および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:45.79%)。MS(ES): m/z 450.86 [M+H]+
化合物456.2の合成。化合物456.2を、456.1および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:58.23%)。MS(ES): m/z 537.28 [M+H]+
化合物456.3の合成。重水素化MeOH(2mL)中の化合物456.2(0.12g,0.2mmol,1.0当量)に、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(0.03g,0.02mmol,0.1当量)を添加した。反応混合物を60℃で48時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を減圧中で濃縮し、酸化重水素に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、456.3(0.120g,99.44%)を得た。MS(ES): m/z 540.27 [M+H]+
I-456の合成。化合物I-456を、456.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:49.36%)。MS(ES): m/z 456.66 [M+H]+ , LCMS純度: 97.82%, HPLC純度: 96.35%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.40 (s, 1H), 9.76 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.75-7.64 (m, 2H), 7.49-7.43 (m, 2H), 7.23-7.19 (t, J=14.8 Hz, 1H), 3.33 (s, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.41 (s, 3H), 2.30 (s, 3H)。
実施例457:N-(2-((2-(ジフルオロメチル)-5-((2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-(メチル-d3)メタンスルホンアミド-d3,I-457の合成。
Figure 0007082120000648
化合物457.1の合成。ピリジン(10mL)中の化合物2-ニトロアニリン(4.0g,28.9mmol,1.0当量)に、メタンスルホニルクロリド(2.7mL,34.6mmol,1.2当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移して沈殿物を得、これを濾過し、水で洗浄し、そして十分に乾燥させて、457.1(5.6g,89.44%)を得た。MS(ES): m/z 217.54 [M+H]+
化合物457.2の合成。N,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の化合物457.1(1.0g,4.6mmol,1.0当量)に、0℃で、水素化ナトリウム(0.37g,9.2mmol,2.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そしてヨードメタン-d3(1.0g,6.9mmol,1.5当量)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を氷冷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジエチルエーテルを使用する摩砕により精製して、純粋な457.2(0.75g,69.52%)を得た。MS(ES): m/z 234.16 [M+H]+
化合物457.3の合成。MeOH(10mL)中の化合物457.2(0.72g,3.09mmol,1.0当量)に、10%のPd/C(0.2g)を添加した。水素を、この反応混合物に通して1時間パージした。この反応の完了後、この反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジエチルエーテルを使用する摩砕により精製して、純粋な457.3(0.525g,83.67%)を得た。MS(ES): m/z 234.16 [M+H]+
化合物457.4の合成。化合物457.4を、457.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:34.26%)。MS(ES): m/z 489.53 [M+H]+
化合物457.5の合成。化合物457.5を、457.4および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:52.58%)。MS(ES): m/z 576.43 [M+H]+
化合物457.6の合成。重水素化MeOH(2mL)中の化合物457.5(0.12g,0.2mmol,1.0当量)に、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(0.03g,0.02mmol,0.1当量)を添加した。反応混合物を60℃で48時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を減圧中で濃縮し、酸化重水素中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、457.6(0.095g,84.26%)を得た。MS(ES): m/z 579.81 [M+H]+
I-457の合成。化合物I-457を、457.7から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:54.60%)。MS(ES): m/z 495.76 [M+H]+ , LCMS純度: 95.65%, HPLC純度: 95.35%, 1H NMR (MeOD, 400MHz): 7.77-7.76 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.65-7.63 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.53-7.49 (t, J=15.2 Hz, 1H), 7.34-7.30 (t, J=15.2 Hz, 1H), 7.12 (s, 1H), 6.99 (t, 1H), 6.85 (s, 1H), 2.50 (s, 3H), 2.41 (s, 3H)。
実施例458:N-(2-((5-((2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-7-イル)アミノ)フェニル)-N-(メチル-d3)メタンスルホンアミド-d3,I-458の合成。
Figure 0007082120000649
化合物458.1の合成。化合物458.1を、457.3および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:42.96%)。MS(ES): m/z 453.67 [M+H]+
化合物458.2の合成。化合物458.2を、458.1および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:59.25%)。MS(ES): m/z 540.16 [M+H]+
化合物458.3の合成。重水素化MeOH(2mL)中の化合物458.2(0.14g,0.2mmol,1.0当量)に、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(0.03g,0.02mmol,0.1当量)を添加した。反応混合物を60℃で48時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を減圧中で濃縮し、酸化重水素に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、458.3(0.130g,89.16%)を得た。MS(ES): m/z 543.67 [M+H]+
I-458の合成。化合物I-458を、458.3、一般手順Cを使用して合成した。(収率:32.28%)。MS(ES): m/z 459.66 [M+H]+ , LCMS純度: 99.66%, HPLC純度: 99.34%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.40 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.73-7.71 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.64-7.62 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.43-7.41 (m, 3H), 7.20-7.16 (t, J=15.2 Hz, 1H), 2.45-2.39 (d, J=24.8 Hz, 6H), 2.28 (s, 3H)。
実施例459/460:(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-459および(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-460の合成。
Figure 0007082120000650
化合物I-459およびI-460の合成。I-364の異性体(0.085g)を、カラム(CHIRALCEL OX-H(250mm×4.6mm,5u))および0.1%のDEA IPA:ACN(50:50)を4mL/minの流量で使用して分離した。純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-459(0.025g)を得た。MS(ES): m/z 544.61 [M+H]+ , LCMS純度: 98.73%, HPLC純度: 98.65%, キラルHPLC : 95.15%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.71 (s, 1H), 10.57 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 8.23 (d, J=8.0 Hz, 1H), 8.08-8.00 (m, 2H), 7.84-7.82 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.23 (t, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.93-1.90 (t, J=13.2 Hz, 1H), 1.14-1.13 (d, 6H), 1.05-1.04 (m, 1H), 0.98-0.96 (m, 1H) FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-460(0.025g)を得た。MS(ES): m/z 544.70 [M+H]+ , LCMS純度: 99.63%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC : 99.50%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.36 (s, 1H), 10.58 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.09 (s, 2H), 8.03-8.01 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.84-7.82 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.24 (t, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.92 (s, 1H), 1.14-1.13 (d, J=23.2 Hz, 6H), 0.97 (s, 1H)。
実施例461:N-(7-((4-(1,4-ジメチル-1H-イミダゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-461の合成。
Figure 0007082120000651
化合物461.1の合成。化合物461.1を、450.1および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:22.22%)。MS(ES): m/z 516.03 [M+H]+
化合物461.2の合成。化合物461.2を、461.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:36.55%)。MS(ES): m/z 564.68 [M+H]+
化合物I-461の合成。化合物I-461を、461.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:51.42%)。MS(ES): m/z 480.82 [M+H]+ , LCMS純度: 96.21%, HPLC純度: 95.74%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.55 (s, 1H), 10.65 (s, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.10-8.03 (m, 2H), 7.86-7.84 (d, J=, 1H), 7.07 (s, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.28 (s, 3H), 2.50 (s, 3H), 2.17 (s, 3H), 2.02-2.0 (s, 2H), 0.79 (bs, 4H)。
実施例462:N-(7-((4-(1,5-ジメチル-1H-イミダゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-462の合成。
Figure 0007082120000652
化合物462.1の合成。2-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-イミダゾール(1.0g,5.71mmol,1.0当量)と246.1a(1.86g,6.28mmol,1.1当量)との、1,4-ジオキサン(10mL)中の混合物を、アルゴンで10分間脱気し、その後、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.208g,0.28mmol,0.05当量)および炭酸カリウム(0.236g,1.71mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を110℃で24時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な462.1(0.4g,23.78%)を得た。MS(ES): m/z 266.48 [M+H]+
化合物462.2の合成。化合物462.2を、462.1および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:23.34%)。MS(ES): m/z 516.03 [M+H]+
化合物462.3の合成。化合物462.3を、462.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:59.39%)。MS(ES): m/z 564.68 [M+H]+
化合物I-462の合成。化合物I-462を、462.3から、一般手順Cを使用して合成した(収率:79.57%)。MS(ES): m/z 480.51 [M+H]+ , LCMS純度: 96.69%, HPLC純度: 96.81%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.53 (s, 1H), 10.62 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.99-7.97 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.84-7.82 (d, J=8.8 Hz, 1H), 6.80 (s, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 3.17-3.16 (d, J=5.2 Hz, 1H), 2.50 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 0.77 (bs, 4H)。
実施例463:2-(ジフルオロメチル)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(4-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-463の合成。
Figure 0007082120000653
化合物463.1の合成。化合物463.1を、13.4および288.5から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:19.62%)。MS(ES): m/z 555.67 [M+H]+
化合物463.2の合成。化合物を、463.1および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:41.24%)。MS(ES): m/z 641.43 [M+H]+
I-463の合成。化合物I-463を、463.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:55.70%)。MS(ES): m/z 557.47 [M+H]+ , LCMS純度: 99.59%, HPLC純度: 97.30%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 9.85 (s, 1H), 9.02 (s, 2H), 8.44 (s, 1H), 8.23-8.21 (d, J=8.4 Hz, 1H), 8.00-7.98 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.24 (t, 3.2 Hz, 1H), 3.35 (s, 3H), 3.17 (s, 1H), 2.46 (s, 3H), 2.39 (s, 6H)。
実施例464:N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-2-メチル-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(4-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-464の合成。
Figure 0007082120000654
化合物464.1の合成。化合物464.1を、98.4および288.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:36.82%)。MS(ES): m/z 519.05 [M+H]+
化合物464.2の合成。化合物を、464.1および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:42.83%)。MS(ES): m/z 605.75 [M+H]+
I-464の合成。化合物I-464を、464.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:60.01%)。MS(ES): m/z 521.56 [M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.64%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.48 (s, 1H), 9.64 (s, 1H), 8.91-8.88 (m, 2H), 8.41 (s, 1H), 8.20-8.18 (m, 1H), 7.99-7.97 (m, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 3.31 (s, 3H), 2.47-2.45 (d, J=5.2 Hz, 6H), 2.38 (s, 6H)。
実施例465:N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-2-メチル-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(4-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-465の合成。
Figure 0007082120000655
Figure 0007082120000656
化合物465.1の合成。化合物465.1を、288.2に従って合成した。
化合物465.2の合成。1,4-ジオキサン(30mL)中の化合物465.1(3g,10.1mmol,1.0当量)に、2-ブロモ-4,5-ジメチルチアゾール(2.3g,12.1mmol,1.2当量)を添加した。反応混合物を、アルゴンを使用して20分間脱気した。次いで、炭酸カリウム(4.18g,30.3mmol,3.0当量)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(5.8g,5.05mmol,0.5当量)を添加し、そして5分間脱気した。反応混合物を110℃で2時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下でエバポレートして、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中13%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な465.2(2g,70.16%)を得た。MS(ES): m/z 283.38 [M+H]+
化合物465.3の合成。化合物465.3を、465.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:18.89%)。MS(ES): m/z 569.53 [M+H]+
化合物465.4の合成 化合物465.4を、465.3および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:47.72%)。MS(ES): m/z 655.38 [M+H]+
I-465の合成。化合物I-465を、465.4から、一般手順Cを使用して合成した(収率:62.59%)。MS(ES): m/z 571.8 [M+H]+ , LCMS純度: 97.30%, HPLC純度: 98.79%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.48 (s, 1H), 9.63 (s, 1H), 8.90 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.14-8.09 (d, J= 8.4 Hz, 1H), 7.96-7.94 (d, J=4.2 Hz, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.06 (t, 1H), 3.91-3.96(d, J=9.6 Hz, 1H), 3.30 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.41-2.35 (t, 9H)。
実施例466:N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-N7-(4-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-466の合成。
Figure 0007082120000657
化合物466.2の合成。化合物466.2を、98.4および466.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:17.21%)。MS(ES): m/z 533.07 [M+H]+
化合物466.3の合成。化合物466.3を、466.2、5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:44.71%)。MS(ES): m/z 619.78 [M+H]+
I-466の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成した。(収率:66.77%)。MS(ES): m/z 535.60 [M+H]+ , LCMS純度: 95.77%, HPLC純度: 98.35%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.48 (s, 1H), 9.64 (s, 1H), 8.91 (s, 1H), 8.85 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.13-8.11 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.98-7.96 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.60 (s, 1H), 3.46 (s, 6H), 2.68 (s, 6H), 2.39-2.34 (m, 6H)。
実施例467:2-(ジフルオロメチル)-N5-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(4-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-467の合成。
Figure 0007082120000658
化合物467.1の合成。化合物467.1を、13.4および288.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.90%)。MS(ES): m/z 555.03 [M+H]+
化合物467.2の合成。化合物467.2を、467.1および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:41.90%)。MS(ES): m/z 641.73 [M+H]+
I-467の合成。化合物I-467を、467.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:60.30%)。MS(ES): m/z 557.60 [M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.57%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.73 (s, 1H), 10.10 (s, 1H), 9.06 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 8.24-8.22 (d, J=8.8 Hz, 1H), 8.02-7.99 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.25 (t, 1H), 3.34 (s, 3H), 2.46-2.44 (d, 6H), 2.33 (s, 3H)。
実施例468:N5-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)-2-メチル-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(4-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-468の合成。
Figure 0007082120000659
化合物468.1の合成。化合物468.1を、98.4および288.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:25.30%)。MS(ES): m/z 519.05 [M+H]+
化合物468.2の合成。化合物468.2を、468.1および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:41.40%)。MS(ES): m/z 605.75 [M+H]+
I-468の合成。化合物I-468を、468.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:56.08%)。MS(ES): m/z 521.54 [M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.11%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz) : 12.57 (s, 1H), 9.90 (s, 1H), 8.92 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.21-8.18 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.99-7.98 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 3.32 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.45 (s, 3H), 2.42 (s, 3H), 2.31 (s, 3H)。
実施例469:2-(ジフルオロメチル)-N5-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)-N7-(4-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-469の合成。
Figure 0007082120000660
化合物469.2の合成。化合物469.2を、469.1および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:53.79%)。MS(ES): m/z 655.76 [M+H]+
I-469の合成。化合物を、469.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:83.28%)。MS(ES): m/z 571.61 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.71%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.57 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.06-8.03 (m, 1H), 7.98-7.96 (m, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.08-7.07 (d, J=5.2 Hz, 1H), 6.82 (t, 1H), 6.81 (s, 1H), 3.29 (s, 3H), 2.40 (s, 6H), 2.34-2.30 (d, 6H)。
実施例470:N5-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)-N7-(4-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-470の合成。
Figure 0007082120000661
化合物470.2の合成。化合物470.2を、470.1および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:47.29%)。MS(ES): m/z 619.78 [M+H]+
I-470の合成。化合物I-470を、470.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:67.34%)。MS(ES): m/z 535.8 [M+H]+ , LCMS純度: 95.88%, HPLC純度: 97.62%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.62 (s, 1H), 8.88 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.12-8.09 (m, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.53-7.36 (d, J=6.8 Hz, 1H), 7.13 (s, 1H), 6.83-6.81 (d, J=7.6 Hz, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.51-2.50 (m, 6H), 2.45 (s, 3H), 2.41-2.35 (d, 6H)。
実施例471:(1R,2R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロオキサゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-471の合成。
Figure 0007082120000662
化合物471.1の合成。428.6(0.120g,2.24mmol,1.0当量)および(1S,2S)-2-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(0.070g,673.42mmol,3当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(0.5mL)中の溶液に、0℃で、((1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート))(0.341g,8.98mmol,4.0当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.144g,0.001mmol,5.0当量)を添加した。反応混合物を50℃で36時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして圧力までの減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をCHCl中5%のMeOH中に溶出させて、純粋な1(0.060g,43.07%)を得た。MS(ES): m/z 621.65 [M+H]+
化合物I-471の合成。化合物I-471を、471.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:50.13%)。MS(ES): m/z 537.75 [M+H]+ , LCMS純度: 95.53%, HPLC純度: 95.18%, キラルHPLC : 96.51%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.75 (s, 1H), 10.88 (s, 1H), 8.99 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.132-8.112 (d, J=8 Hz, 1H), 7.869-7.848 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.26 (s, 1H), 5.011-4.836 (d, J=70 Hz, 1H), 4.16 (s, 1H), 3.29 (s, 3H), 2.33 (s, 1H), 2.24 (s, 1H), 1.662-1.612 (d, J=20 Hz, 1H), 1.31 (s, 6H), 1.15 (m, 1H)。
実施例472:(S)-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-472の合成。
Figure 0007082120000663
Figure 0007082120000664
化合物472.1の合成。化合物389.4の異性体(0.9g)を、カラム(CHIRAL CEL OX-H 250×4.6mm,5μM)および共溶媒としてのIPA中0.1%のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋な472.1(0.270g,30.00%)を得た。MS(ES): m/z 242.32 [M+H]+
化合物472.2の合成。化合物472.2を、472.1および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:32.38%)。MS(ES): m/z 492.37 [M+H]+
化合物472.3の合成。化合物472.3を、472.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:60.66%)。MS(ES): m/z 540.28 [M+H]+
化合物I-472の合成。化合物I-472を、472.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:71.08%)。MS(ES): m/z 456.56 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.25%, キラルHPLC純度: 99%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.52 (s, 1H), 10.59 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.71-7.66 (t, J=8 Hz, 2H), 4.90-4.87 (t, J=8 Hz, 1H), 4.05-4.00 (m, 1H), 3.87-3.82 (m, 2H), 3.19 (s, 3H), 2.41-2.33 (m, 2H), 2.00-1.96 (m, 3H), 1.77-1.66 (m, 2H), 0.77 (bs, 4H)。
実施例473:(R)-N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-473の合成。
Figure 0007082120000665
Figure 0007082120000666
化合物473.1の合成。化合物389.4の異性体(0.9g)を、カラム(CHIRAL CEL OX-H 250×4.6mm,5μM)および共溶媒としてのIPA中0.1%のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋な473.1(0.290g,32.22%)を得た。MS(ES): m/z 242.32 [M+H]+
化合物473.2の合成。化合物473.2を、473.1および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:23.84%)。MS(ES): m/z 492.00 [M+H]+
化合物473.3の合成。化合物473.3を、473.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:54.59%)。MS(ES): m/z 540.65 [M+H]+
I-473の合成。化合物I-473を、一般手順Cを使用して合成した。(収率:72.51%)。MS(ES): m/z 456.70 [M+H]+ , LCMS純度: 99.06%, HPLC純度: 98.50%, キラルHPLC純度: 99.0%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.57 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.74-7.72 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.68-7.66 (d, J=8.4 Hz, 1H), 4.89-4.86 (d, J=14.4 Hz, 1H), 4.04-3.99 (m, 1H), 3.86-3.81 (m, 1H), 3.18 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.40-2.32 (m, 2H), 2.01-1.94 (m, 3H), 1.74-1.65 (m, 1H), 0.77-0.75 (s, 4H)。
実施例474/475:(R)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-2-メチル-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-474および(S)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-2-メチル-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-475の合成。
Figure 0007082120000667
化合物I-474およびI-475の合成。I-398の異性体(0.110g)を、カラム(CHIRALCEL OX-H(250mm×4.6mm,5u)および(HEX_IPA:ACN(70:30)中0.1%DEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-474(0.035g)を得た。MS(ES): m/z 508.71 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.82%, キラルHPLC : 98.56%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.40 (s, 1H), 9.56 (s, 1H), 8.86 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 7.88-7.83 (m, 2H), 7.70-7.67 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 3.19 (s, 3H), 2.45 (s, 4H), 2.37-2.36 (d, J=4.0 Hz, 6H), 1.90-1.87 (d, J=10.8 Hz, 3H), 1.68-1.64 (m, 2H), 1.58 (s, 2H), 1.48-1.46 (m, 1H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-475(0.030g)を得た。MS(ES): m/z 508.76 [M+H]+ , LCMS純度: 99.36%, HPLC純度: 98.84%, キラルHPLC : 95.89%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.42 (s, 1H), 9.58 (s, 1H), 8.87 (s, 1H), 8.60 (s, 1H), 7.88-7.84 (m, 2H), 7.70-7.68 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.50 (s, 1H), 4.45-4.42 (d, J=10.8 Hz, 1H), 4.09-4.06 (d, J=11.6 Hz, 1H), 3.61-3.55 (m, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.46 (s, 3H), 2.38-2.37 (d, J=4.0 Hz, 6H), 1.91-1.86 (d, J=18.8 Hz, 2H), 1.69-1.61 (m, 1H), 1.59 (s, 2H), 1.46-1.40 (m, 1H)。
実施例476:2-(ジフルオロメチル)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(4-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-476の合成。
Figure 0007082120000668
化合物476.1の合成。1,4-ジオキサン(16mL)と水(4mL)との混合物中の、化合物264.4(2g,11.23mmol,1.0当量)および2-ブロモ-4-メチルチアゾール(5g,16.85mmol,1.5当量)に、炭酸ナトリウム(2.38g,22.46mmol,2.0当量)を添加した。アルゴンを、この反応混合物に通して5分間パージした。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.819g,1.12mmol,0.1当量)を添加し、そして再度5分間パージした。反応混合物を120℃で4時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中12%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、476.1(1.1g,36.49%)を得た。MS(ES): m/z 269.35 [M+H]+
化合物476.2の合成。化合物476.2を、476.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:25.13%)。MS(ES): m/z 555.03 [M+H]+
化合物476.3の合成。化合物476.3を、476.2および6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:42.18%)。MS(ES): m/z 657.81 [M+H]+
I-476の合成。化合物I-476を、一般手順Cを使用して合成した。(収率:64.99%)。MS(ES): m/z 573.66 [M+H]+, LCMS純度: 97.69%, HPLC純度: 95.09%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.51 (s, 1H), 9.58 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.25-8.24 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.95-7.93 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.21 (s, 2H), 6.30 (s, 1H), 4.78 (s, 2H), 4.08-4.01 (d, J=2.9 Hz, 4H), 3.34 (s, 3H), 2.47 (s, 3H)。
実施例477:N5-(6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-イル)-2-メチル-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(4-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-477の合成。
Figure 0007082120000669
化合物477.1の合成 化合物477.1を、98.4および288.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:23.15%)。MS(ES): m/z 519.05 [M+H]+
化合物477.2の合成。化合物477.2を、477.1および6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:41.03%)。MS(ES): m/z 621.75 [M+H]+
I-477の合成。化合物I-477を、477.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:49.01%)。MS(ES): m/z 537.75 [M+H]+ , LCMS純度: 95.88%, HPLC純度: 95.63%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.41 (s, 1H), 9.14 (s, 1H), 8.76 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.19-8.16 (d, J=1.08 Hz, 1H), 7.89-7.87 (d, J=6.4 Hz, 1H), 7.37 (s, 1H), 7.16 (s, 2H), 6.26 (s, 1H), 4.76 (s, 2H), 4.06-3.96 (d, J=3.88 Hz, 4H), 3.31 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.44 (s, 2H)。
実施例478/479:(R)-N-(7-((4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-478および(S)-N-(7-((4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-479の合成。
Figure 0007082120000670
化合物I-478およびI-479の合成。I-363の異性体(0.0.085g)を、カラム(CHIRALCEL OX-H(250mm×4.6mm,5u)および(0.1%のDEA IPA:MEOH(50:50)を4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-478(0.025g)を得た。MS(ES): m/z 508.68 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC : 98.78%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.52 (s, 1H), 10.43 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.21-8.20 (d, J=8.2 Hz, 2H), 8.00-7.98 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.60 (s, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.23 (s, 3H), 1.91-1.88 (m, 1H), 1.1 (s, 6H), 1.09-1.06 (t, 2H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-479(0.024g)を得た。MS(ES): m/z 508.76 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.43%, キラルHPLC : 99.00%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.48 (s, 1H), 10.42 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.03-7.98 (d, 2H), 7.82 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.90-1.87 (m, 1H), 1.14 (s, 6H), 0.98-0.96 (t, 2H)。
実施例480:2-(ジフルオロメチル)-N5-(6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-イル)-N7-(4-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-480の合成。
Figure 0007082120000671
化合物480.1の合成。化合物480.1を、465.3および6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:38.11%)。MS(ES): m/z 671.75 [M+H]+
I-480の合成。化合物I-480を、480.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:71.14%)。MS(ES): m/z 587.6 [M+H]+ , LCMS純度: 95.88%, HPLC純度: 97.62%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.42 (s, 1H), 9.37 (s, 1H), 8.87 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.14-8.11 (d, J=10.4 Hz, 1H), 7.93-7.91 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.22 (s, 1H), 7.17 (t, 1H), 6.36 (s, 1H), 4.77 (s, 2H), 4.08 (s, 3H), 3.96(s, 3H), 3.31 (s, 3H), 2.41-2.39 (t, 2H), 2.35-2.33 (t, 2H)。
実施例481:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(2,5-ジメチルチアゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-481の合成。
Figure 0007082120000672
Figure 0007082120000673
化合物481.1の合成。2-メチルチアゾール(3.0g,30.2mmol,1.0当量)のテトラヒドロフラン(90mL)中の溶液に、-78℃で、N-ブチルリチウム(13.5mL,13.33mmol,1.1当量)を滴下により添加した。反応混合物を-78℃で30分間撹拌した。次いで、ヨードメタン(4.8g,33.3mmol,1.1当量)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、481.1(2.1g,58.40%)を得た。MS(ES): m/z 114.52 [M+H]+
化合物481.2の合成。CHCl(23mL)中の化合物481.1(2.93g,11.9mmol,1.0当量)に、ジクロロメタン中の臭素溶液(2.3g,14.3mmol,1.2当量)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を亜硫酸ナトリウムの溶液に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、純粋な481.2(1.6g,47.88%)を得た。MS(ES): m/z 193.62 [M+H]+
化合物481.3の合成。1,4-ジオキサン(25mL)と水(4mL)との混合物中の、化合物481.2(1.27g,0.65mmol,1.3当量)および264.4(1.5g,0.50mmol,1.0当量)に、炭酸カリウム(2.1g,15.1mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴンで15分間脱気した。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタンとの錯体(0.20g,0.25mmol,0.05当量)を添加した。反応混合物を80℃で3時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中12%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な481.3(1.6g,47.88%)を得た。MS(ES): m/z 193.62 [M+H]+
化合物481.4の合成。化合物481.4を、481.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:33.14%)。MS(ES): m/z 569.42 [M+H]+
化合物481.5の合成。化合物481.5を、481.4およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:46.06%)。MS(ES): m/z 617.28 [M+H]+
I-481の合成。化合物I-481を、481.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:61.76%)。MS(ES): m/z 533.46 [M+H]+ , LCMS純度: 97.17%, HPLC純度: 95.40%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.60 (s, 1H), 10.72 (s, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.10-8.02 (m, 2H), 7.87-7.85 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.24 (t, 1H), 3.27 (s, 3H), 2.66 (s, 3H), 2.58 (s, 3H), 1.35-1.18 (m, 1H), 0.84 (s, 4H)。
実施例I-482/I-483:(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-482および(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-483の合成。
Figure 0007082120000674
化合物I-482とI-483との分割。I-351の異性体(0.120g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H(250mm×4.6mm,5u))およびIPA:ACN(50:50)中0.1%のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-482(0.025g)を得た。MS(ES): m/z 571.66 [M+H]+ , LCMS純度: 96.50%, HPLC純度: 95.82%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.83 (s, 1H), 11.07 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 8.038-8.016 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.27 (s, 1H), 3.31 (s, 2H), 3.04-3.01 (m, 1H), 2.09-1.92 (m, 2H), 1.42 (s, 6H), 1.24 (s, 3H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-483(0.025g)を得た。MS(ES): m/z 571.67 [M+H]+ , LCMS純度: 97.72%, HPLC純度: 97.05%, キラルHPLC : 97.97%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.83 (s, 1H), 11.07 (s, 1H), 9.01 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.038-8.020 (d, J=4.0 Hz, 1H), 7.884-7.863 (d, J=8.4, 1H), 7.28 (s, 1H), 3.31 (s, 3H), 3.04-3.02 (m, 1H), 2.49 (s, 2H), 2.044-2.008 (s, 2H), 1.42 (s, 6H)。
実施例484/485:(R)-N-(7-((4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-484および
(S)-N-(7-((4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-カルボキサミド,I-485の合成。
Figure 0007082120000675
化合物I-484およびI-485の合成。I-346の異性体(0.110g)を、カラム(CHIRALCEL OX-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのMeOH中0.1%のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-484(0.032g)を得た。MS(ES): m/z 535.50 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.93%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.65 (s, 1H), 10.89 (s, 1H), 8.86 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.01-7.98 (d, J=10.4 Hz, 1H), 7.83-7.81 (d, J=8.4 Hz, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.19-3.17 (d, J=5.2 Hz, 1H), 2.01 (s, 3H), 1.41 (s, 6H), 0.89-0.86 (m, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-485(0.030g)を得た。MS(ES): m/z 535.55 [M+H]+ , LCMS純度: 97.89%, HPLC純度: 96.33%, キラルHPLC純度: 98.59%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.64 (s, 1H), 10.88 (s, 1H), 8.85 (s, 1H), 8.24-8.23 (d, J=2.0 Hz, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.00-7.98 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.83-781 (d, J=8.4 Hz, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.19-3.17 (m, 1H), 2.97 (s, 2H), 2.01 (s, 2H), 1.41 (s, 6H), 0.89-0.86 (m, 4H)。
実施例486/487:(R)-2-(ジフルオロメチル)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-486および(S)-2-(ジフルオロメチル)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-487の合成。
Figure 0007082120000676
化合物I-486およびI-487の合成。I-397の異性体(0.085g)を、カラム(CHIRALCEL OX-H(250mm×4.6mm,5u)および0.1%のDEA MEOHを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-486(0.012g)を得た。MS(ES): m/z 544.51 [M+H]+ , LCMS純度: 99.73%, HPLC純度: 99.44%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.78 (s, 1H), 8.98 (s, 1H), 8.76 (s, 1H), 7.911-7.851 (d, J=2.4 Hz, 2H), 7.72 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.22 (t, 1H), 4.45 (s, 1H), 4.09 (s, 1H), 3.22 (s, 3H), 2.38 (s, 4H), 1.89 (s, 2H), 1.58 (s, 3H), 1.24 (s, 3H), 0.86 (s, 1H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-487(0.015g)を得た。MS(ES): m/z 544.56 [M+H]+ , LCMS純度: 95.25%, HPLC純度: 94.09%, キラルHPLC : 99.73%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.57 (s, 1H), 9.79 (s, 1H), 8.98 (s, 1H), 8.76 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.22 (t, 1H), 4.07 (s, 1H), 3.58 (s, 1H), 3.22 (s, 3H), 2.38 (s, 4H), 1.90 (s, 2H), 1.59 (s, 3H), 1.24 (s, 3H), 0.86 (s, 1H)。
実施例488:N-(7-((4-(2,5-ジメチルチアゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-488の合成。
Figure 0007082120000677
化合物488.1の合成。化合物488.1を、98.4および481.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:34.66%)。MS(ES): m/z 533.07 [M+H]+
化合物488.2の合成。化合物488.2を、488.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:20.54%)。MS(ES): m/z 581.72 [M+H]+
I-488の合成。化合物I-488を、488.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:71.96%)。MS(ES): m/z 497.56 [M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.52%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.52 (s, 1H), 10.61 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.23-8.22 (d, J=2.4 Hz, 1H), 8.06 (s, 1H), 8.07-8.01 (d, J=2.4 Hz, 1H), 7.85-7.83 (d, J=8.8 Hz, 1H), 3.27 (s, 3H), 2.66 (s, 3H), 2.58 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.01 (s, 1H), 0.77 (bs, 4H)。
実施例489:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-イソプロピルピコリノニトリル,I-489の合成。
Figure 0007082120000678
化合物489.1の合成。化合物489.1を、13.4および2-(メチルスルホニル)アニリンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.25%)。MS(ES): m/z 457.7 [M+H]+
化合物489.3の合成。化合物489.3を、489.1および489.2から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:51.06%)。MS(ES): m/z 582.66 [M+H]+
I-489の合成。化合物I-489を、489.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:44.96%)。MS(ES): m/z 498.46 [M+H]+ , LCMS純度: 98.63%, HPLC純度: 98.53%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.64 (s, 1H), 10.11 (s, 1H), 8.93 (s, 1H), 8.08-8.06 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.96-7.84 (m, 4H), 7.63 (s, 1H), 7.39-7.36 (t, J=14.8 Hz, 1H), 7.24 (s, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.56 (s, 1H), 1.28-1.26 (d, J=6.8 Hz, 6H)。
実施例490:3-イソプロピル-6-((2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-490の合成。
Figure 0007082120000679
化合物490.1の合成。化合物490.1を、98.4および2-(メチルスルホニル)アニリンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:57.85%)。MS(ES): m/z 546.66 [M+H]+
化合物490.2の合成 化合物490.2を、490.1および575.3から、一般方法Bを使用して合成した。
I-490の合成。化合物I-490を、化合物490.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:70.94%)。MS(ES): m/z 462.45 [M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.85%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.50 (s, 1H), 9.89 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 7.97-7.81 (m, 5H), 7.59 (s, 1H), 7.34-7.30 (t, J=1.52 Hz, 1H), 3.21 (s, 1H), 2.50 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 1.27-1.25 (d, J=0.68 Hz, 6H)。
実施例491:2-(ジフルオロメチル)-N5-(6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-イル)-N7-(4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-491の合成。
Figure 0007082120000680
化合物491.2の合成。化合物491.2を、331.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:26.16%)。MS(ES): m/z 552.48 [M+H]+
化合物491.3の合成。化合物491.3を、491.2および6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:25.05%)。MS(ES): m/z 654.76 [M+H]+
I-491の合成。化合物I-491を、491.3から、一般手順Cを使用して合成した。3(収率:57.38%)。MS(ES): m/z 570.47 [M+H]+ , LCMS純度: 97.15%, HPLC純度: 96.86%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.37 (s, 1H), 9.32 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 7.92-7.69 (m, 3H), 7.69 (s, 1H), 7.22-7.18 (d, J=1.52 Hz, 2H), 6.31 (s, 1H), 4.77 (s, 2H), 4.07-3.97 (d, J=3.76 Hz, 4H), 3.83 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 2.44 (s, 3H)。
実施例492:N5-(6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-イル)-N7-(4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-(メチルスルホニル)フェニル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-492の合成。
Figure 0007082120000681
化合物492.1の合成。化合物492.1を、98.4および331.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:23.34%)。MS(ES): m/z 516.03 [M+H]+
化合物492.2の合成。化合物492.2を、492.1および6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:37.72%)。MS(ES): m/z 618.73 [M+H]+
I-492の合成。化合物I-492を、492.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:63.97%)。MS(ES): m/z 534.51 [M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 1.26 (s, 1H), 9.31 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 7.90-7.82 (m, 3H), 7.70 (s, 1H), 6.97 (s, 1H), 6.17 (s, 1H), 4.76 (s, 2H), 4.08-3.98 (d, J=4.0 Hz, 4H), 3.83 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.44 (s, 3H)。
実施例493:2-(ジフルオロメチル)-N7-(4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-N5-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-493の合成。
Figure 0007082120000682
化合物493.1の合成。化合物493.1を、13.4および331.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:18.10%)。MS(ES): m/z 552.01 [M+H]+
化合物493.2の合成。化合物493.2を、491.2および6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:37.23%)。MS(ES): m/z 577.67 [M+H]+
I-493の合成。化合物I-493を、493.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:62.81%)。MS(ES): m/z 593.47 [M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.65 (s, 1H), 10.17 (s, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.22-8.20 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.96-7.89 (m, 3H), 7.78-7.76 (d, J=1.0 Hz, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.38-7.31 (m, 1H), 7.25 (s, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.28 (s, 3H), 2.45 (s, 3H)。
実施例494:(R)-2-(ジフルオロメチル)-N5-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-494の合成。
Figure 0007082120000683
化合物494.2の合成。化合物494.2を、13.4および494.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:42.14%)。MS(ES): m/z 542.01 [M+H]+
化合物494.3の合成。化合物494.3を、494.2および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:28.17%)。MS(ES): m/z 628.71 [M+H]+
I-494の合成。化合物I-494を、494.3から、一般手順Cを使用して合成した(収率:56.33%)。MS(ES): m/z 544.56 [M+H]+ , LCMS純度: 98.29%, HPLC純度: 97.51%, キラルHPLC : 98.9%,1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.65 (s, 1H), 10.04 (s, 1H), 8.82 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.87-7.85 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.74-7.72 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.621-7.572 (d, 3H), 5.77 (s, 1H), 3.22 (m, 3H), 2.41 (s, 3H), 2.35 (s, 3H), 1.92-1.89 (d, J=11.2 Hz, 2H), 1.59 (s, 6H)。
実施例495:2-(ジフルオロメチル)-N5-(6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-イル)-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(5-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-495の合成。
Figure 0007082120000684
化合物495.1の合成。化合物495.1を、13.4および513.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:17.44%)。MS(ES): m/z 555.03 [M+H]+
化合物495.2の合成。化合物495.2を、495.1および6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:48.34%)。MS(ES): m/z 657.76 [M+H]+
I-495の合成。化合物I-495を、495.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:47.96%)。MS(ES): m/z 573.51 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.50 (s, 1H), 9.48 (s, 1H), 8.98 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.22-8.20 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.96-7.93 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.21 (t, 1H), 6.32 (s, 1H), 4.78 (s, 2H), 4.08 (bs, 2H), 4.00 (bs, 2H), 3.34 (s, 3H), 2.53 (s, 3H)。
実施例496:N5-(6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-イル)-2-メチル-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(5-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-496の合成。
Figure 0007082120000685
化合物496.1の合成。化合物496.1を、98.4および513.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:34.52%)。MS(ES): m/z 519.05 [M+H]+
化合物496.2の合成 化合物496.2を、6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-アミンおよび496.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:50.07%)。MS(ES): m/z 621.75 [M+H]+
I-496の合成。化合物I-496を、496.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:70.69%)。MS(ES): m/z 537.50 [M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 97.11%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz) : 13.29 (s, 2H), 9.54 (s, 1H), 8.76 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.20-8.18 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.78-7.68 (m, 2H), 6.99 (s, 1H), 4.78 (s, 2H), 4.08-4.06 (d, J=5.2 Hz, 4H), 3.33 (s, 3H), 2.57 (s, 3H), 2.51 (s, 3H)。
実施例497:2-(ジフルオロメチル)-N5-(6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-イル)-N7-(4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-497の合成。
Figure 0007082120000686
化合物497.1の合成。化合物497.1を、98.4および491.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:17.92%)。MS(ES): m/z 516.94 [M+H]+
化合物497.2の合成。化合物497.2を、497.1および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:47.39%)。MS(ES): m/z 598.32 [M+H]+
I497の合成。化合物I-497を、497.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:57.13%)。MS(ES): m/z 514.64 [M+H]+ , LCMS純度: 98.46%, HPLC純度: 97.59%,1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.52 (s, 1H), 10.01 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 7.98-7.96 (d, 1H), 7.92 (s,1H), 7.87-7.85 (m, 2H), 7.82 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.44-7.42 (d, J=7.2 Hz, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 2.42 (s, 6H)。
実施例498/499:(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(5,5-ジメチルテトラヒドロフラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-498および(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(5,5-ジメチルテトラヒドロフラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-499の合成。
Figure 0007082120000687
化合物I-498およびI-499の合成。I-332の異性体(0.095g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA中0.1%のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-498(0.032g)を得た。MS(ES): m/z 520.56 [M+H]+ , LCMS純度: 96.48%, HPLC純度: 96.69%,キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.69 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.89 (m, 1H), 7.76-7.68 (s, 2H), 7.20 (s, 1H), 5.03-5.01 (t, J=7.6 Hz, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.40 (s, 1H), 2.03 (s, 2H), 1.88-1.81 (s, 2H), 1.3-1.310 (d, 6H), 1.25 (s, 1H), 0.78 (bs, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-499(0.027g)を得た。MS(ES): m/z 520.59 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.12%,キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.60 (s, 1H), 10.73 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.71-7.69 (m, 2H), 7.25 (s, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.44-2.34 (m, 2H), 2.10-2.02 (m, 1H), 1.88-1.77 (m, 3H), 1.35-1.31 (d, 6H), 0.80 (bs, 4H)。
実施例500:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(4-(メトキシメチル)-5-メチルチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-500の合成。
Figure 0007082120000688
Figure 0007082120000689
化合物500.1の合成。臭化銅(II)(19.19g,8.61mmol,2当量)の酢酸エチル(10ml)中の溶液に、クロロホルム(50mL)中の2-オキソブタン酸メチル(5g,4.30mmol,1当量)を添加した。反応混合物を75℃で1時間撹拌した。この反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、クロロホルムで洗浄し、そして十分に乾燥させて、粗生成物を得た。これを、ヘキサン中25%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な500.1を得た。(6g,71.45%)。MS(ES): m/z 196.01 [M+H]+
化合物500.2の合成。ジオキサン(5ml)中の化合物500.1(6g,30.77mmol,1.0当量)に、チオ尿素(3.51g,46.15mmol,1.5当量)を添加した。反応混合物を100℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルにより抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中2.5%のMeOH中に溶出させて、純粋な500.2(4.2g,79.27%)を得た。MS(ES): m/z 173.20 [M+H]+
化合物500.3の合成。アセトニトリル(40mL)中の化合物1.2(3.7g,2.07mmol,1当量)に、0℃で、亜硝酸tertブチル(4.2g,4.15mmol,2当量)および臭化銅(II)(9.26g,4.15mmol,2当量)を添加した。反応混合物を80℃で2時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルにより抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、500.3を得た。(3.2g,67.03%)。MS(ES): m/z 237.08 [M+H]+
化合物500.4の合成。エタノール(5ml)中の化合物500.3(3.2g,5.63mmol,1.0当量)に、水素化ホウ素ナトリウム(0.319g,8.44mmol,1.5当量)を0℃で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルにより抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中2.5%のMeOH中に溶出させて、純粋な500.4(1.8g,63.82%)を得た。MS(ES): m/z 209.07 [M+H]+
化合物500.5の合成。ジメチルホルムアミド(5ml)中の化合物500.4(1.8g,3.09mmol,1.0当量)に、水素化ナトリウム(0.285g,4.06mmol,1.5当量)を0℃で添加した。次いで、ヨウ化メチル(1.2g,3.68mmol,1.3当量)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、そして酢酸エチルにより抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中2%のMeOH中に溶出させて、純粋な500.5(1.1g,57.25%)を得た。MS(ES): m/z 223.10 [M+H]+
化合物500.6の合成。トルエン(9mL)とエタノール(3mL)との混合物中の化合物500.5(1.1g,6.10mmol,1.0当量)に、2-(メチルスルホニル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)アニリン(0.988g,6.42mmol,1.1当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気で10分間脱気した。次いで、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.208g,0.28mmol,0.05当量)および炭酸ナトリウム(1.93g,18.3mmol,3当量)をこれに添加した。反応混合物を95℃で24時間撹拌した。完了したら、反応混合物を冷水中に移し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を溶出液としてのCHCl中5%のMeOH中に溶出させて、純粋な500.6(0.800g,51.70%)を得た。MS(ES): m/z 313.40 [M+H]+
化合物500.7の合成。化合物500.7を、500.6および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:28.73%)。MS(ES): m/z 598.08 [M+H]+
化合物500.8の合成。化合物500.8を、500.7およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:37.83%)。MS(ES): m/z 647.13 [M+H]+
I-500の合成。化合物I-500を、500.8から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:63.86%)。MS(ES): m/z 563.61 [M+H]+ , LCMS純度: 97.50%, HPLC純度: 96.76%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.53 (s, 1H), 10.83 (s, 1H), 8.96 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.20-8.15 (m, 2H), 7.89-7.87 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.27 (s, 1H), 4.51 (s, 2H), 3.34-3.32 (d, J=6.8 Hz, 6H), 2.51 (s, 3H), 2.06 (s, 1H), 0.81 (bs, 4H)。
実施例501:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1-(3-メトキシプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-501の合成。
Figure 0007082120000690
Figure 0007082120000691
化合物501.1の合成。3-ブロモ-1H-ピラゾール(2g,13.6mmol,1.0当量)のN,N’-ジメチルホルムアミド(20mL)中の溶液に、0℃で、水素化ナトリウム(0.81g,34.5mmol,2.5当量)を添加し、その後、1-ブロモ-3-メトキシプロパン(2.51g,16.4mmol,1.2当量)およびヨウ化カリウム(0.22g,1.36mmol,0.1当量)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、501.1(2.1g,70.44%)を得た。MS(ES): m/z 220.35 [M+H]+
化合物501.2の合成。1,4-ジオキサン(10mL)中の化合物501.1(1g,4.5mmol,1.0当量)に、化合物2-(メチルスルホニル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)アニリン(1.49g,5.0mmol,1.1当量)およびリン酸カリウム(1.03g,13.5mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を、アルゴンを使用して15分間脱気した。次いで、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.03g,0.92mmol,0.2当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。反応混合物を100℃で3時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、501.2(0.8g,56.65%)を得た。MS(ES): m/z 310.54 [M+H]+
化合物501.3の合成。化合物501.3を、501.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:39.37%)。MS(ES): m/z 596.87 [M+H]+
化合物501.4の合成。化合物501.4を、501.3およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:64.71%)。MS(ES): m/z 644.23 [M+H]+
I-501の合成。化合物I-501を、501.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:69.02%)。MS(ES): m/z 560.75 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.56%,1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.68 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 8.16-8.11 (m, 2H), 7.84-7.81 (d, J=12.0 Hz, 2H), 6.83 (s, 1H), 4.25-4.21 (t, J=14.0 Hz, 2H), 3.26 (s, 6H), 2.08-2.03 (m, 3H), 1.24 (s, 3H), 0.80 (bs, 4H)。
実施例502:N-(7-((4-(1-(3-メトキシプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-502の合成。
Figure 0007082120000692
化合物502.3の合成 化合物502.3を、502.2および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:29.78%)。MS(ES): m/z 560.08 [M+H]+
化合物502.3の合成。化合物503.3を、502.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:59.80%)。MS(ES): m/z 608.73 [M+H]+
I-502の合成。化合物を、503.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:85.71%)。MS(ES): m/z 522.76 [M-H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.62%,1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.56 (s, 1H), 10.59 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.12-8.03 (m, 2H), 7.82-7.78 (m, 2H), 6.80 (s, 1H), 4.24-4.21 (t, J=14.0 Hz, 2H), 3.31 (s, 2H), 3.25-3.24 (d, J=7.6 Hz, 6H), 2.50 (s, 3H), 2.08-2.00 (m, 3H), 0.79-0.76 (m, 4H)。
実施例503:6-((2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(5-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-503の合成。
Figure 0007082120000693
化合物503.1の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成した。(収率:22.14%)。MS(ES): m/z 519.05 [M+H]+
化合物503.2の合成。化合物503.2を、503.1および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:51.74%)。MS(ES): m/z 601.72 [M+H]+
I-503の合成。化合物I-503を、503.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:67.83%)。MS(ES): m/z 517.51 [M+H]+, LCMS純度: 98.92%, HPLC純度: 98.10%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 8.41 (s, 1H), 7.94-7.90 (t, 2H), 7.65-7.63 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.49-7.47 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.39-7.37 (d, J=7.6 Hz, 1H), 6.96 (s, 1H), 3.01 (s, 3H), 2.68 (s, 3H), 2.38 (s, 3H)。
実施例504:6-((2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(4-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-504の合成。
Figure 0007082120000694
化合物504.1の合成。化合物504.1を、98.4および288.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:26.51%)。MS(ES): m/z 519.05 [M+H]+
化合物504.2の合成 化合物504.2を、6-アミノピコリノニトリルおよび504.1で、一般手順Bを使用して合成した。(収率:48.87%)。MS(ES): m/z 600.72 [M+H]+
I-504の合成。化合物I-504を、504.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:51.30%)。MS(ES): m/z 517.59 [M+H]+ , LCMS純度: 99.06%, HPLC純度: 97.25%,1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.55 (s, 1H), 10.06 (s, 1H), 8.99 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.28-8.26 (d, J=8.4 Hz, 1H), 8.07-8.05 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.96-7.94 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.87-7.83 (t, J=1.6 Hz, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.46-7.44 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.37 (s, 1H), 3.32 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.46 (s, 3H)。
実施例505:(S)-2-(ジフルオロメチル)-N5-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-505の合成。
Figure 0007082120000695
化合物505.2の合成。化合物505.2を、13.4および505.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:29.50%)。MS(ES): m/z 542.01 [M+H]+
化合物505.3の合成。化合物505.3を、505.2および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:57.46%)。MS(ES): m/z 628.71 [M+H]+
I-505の合成。化合物を、505.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:80.83%)。MS(ES): m/z 544.60 [M+H]+ , LCMS純度: 99.77%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC : 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.65 (s, 1H), 10.01 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 7.91-7.84 (m, 2H), 7.73-7.71 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.61-7.55 (d, J=24.4 Hz, 1H), 7.23 (s, 1H), 5.76 (s, 2H), 4.46-4.44 (d, J=10.8 Hz, 1H), 4.09-4.06 (d, J=11.2 Hz, 1H), 3.22 (s, 3H), 2.40 (s, 3H), 2.31 (S, 3H), 1.91-1.88 (d, J=10.8 Hz, 2H), 1.68-1.67 (m, 1H), 1.58 (s, 2H), 1.45-1.42 (m, 1H)。
実施例506:6-((7-((4-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-506の合成。
Figure 0007082120000696
化合物506.2の合成。化合物506.2を、98.4および506.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.51%)。MS(ES): m/z 533.07 [M+H]+
化合物506.3の合成。化合物506.3を、506.2および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:36.06%)。MS(ES): m/z 615.74 [M+H]+
I-506の合成。化合物I-506を、506.3から、一般手順Cを使用して合成した(収率:57.93%)。MS(ES): m/z 531.6 [M+H]+ , LCMS純度: 95.91%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.55 (s, 1H), 10.07 (s, 1H), 8.95 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.20-8.18 (d, J=8.4 Hz, 1H), 8.05-8.02 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.95-7.96 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.87-7.85 (t, J=16.0 Hz, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.46-7.44 (d, J=7.2 Hz, 1H), 3.30 (s, 3H), 2.35 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 1.24 (s, 3H)。
実施例507:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-507の合成。
Figure 0007082120000697
化合物507.1の合成。化合物507.1を、13.4および415.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:37.81%)。MS(ES): m/z 569.05 [M+H]+
化合物507.2の合成。化合物507.2を、507.1および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.12%)。MS(ES): m/z 667.61 [M+H]+
I-507の合成。化合物I-507を、507.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:55.56%)。MS(ES): m/z 567.52 [M+H]+, LCMS純度: 99.69%, HPLC純度: 99.49%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.70 (s, 1H), 10.24 (s, 1H), 9.07 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.22-8.19 (d, J=1.04 Hz, 1H), 8.08-8.03 (d, J=2.28 Hz, 2H), 7.91-7.87 (d, J=1.6 Hz, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.50-7.48 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.24 (s, 1H), 3.27 (s, 3H), 2.39 (s, 3H), 2.32 (s, 3H)。
実施例508:N7-(4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-508の合成。
Figure 0007082120000698
化合物508.1の合成。化合物508.1を、338.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:36.49%)。MS(ES): m/z 516.03 [M+H]+
化合物508.2の合成。化合物508.2を、508.1および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:52.10%)。MS(ES): m/z 602.73 [M+H]+
I-508の合成。化合物I-508を、508.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:58.13%)。MS(ES): m/z 518.66 [M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.28 (s, 1H), 10.34 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.14-8.12 (d, J=8 Hz, 1H), 7.67-7.65 (d, J=8 Hz, 1H), 7.13 (s, 1H), 6.62 (s, 1H), 3.80 (s, 3H), 2.76 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.35-2.32 (d, J=1.24 Hz, 6H)。
実施例509:N7-(4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-N5-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-509の合成。
Figure 0007082120000699
化合物509.1の合成。化合物509.1を、98.4および299.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.12%)。MS(ES): m/z 516.03 [M+H]+
化合物509.2の合成。化合物509.2を、509.1および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:53.59%)。MS(ES): m/z 602.73 [M+H]+
I-509の合成。化合物I-509を、509.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:56.51%)。MS(ES): m/z 518.59 [M+H]+ , LCMS純度: 99.81%, HPLC純度: 99.51%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.57 (s, 1H), 9.76 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.05-8.03 (d, J=1.0 Hz, 1H), 7.90-7.88 (d, J=2.3 Hz, 1H), 7.53-7.49 (d, J=1.6 Hz, 2H), 6.55 (s, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 2.46-2.41 (d, J=2.3 Hz, 6H), 2.32-2.31 (d, J=2.3 Hz, 6H)。
実施例510:2-(ジフルオロメチル)-N7-(4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-N5-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-510の合成。
Figure 0007082120000700
化合物510.1の合成。1,4-ジメチル-1H-ピラゾール(5.0g,5.2mmol,1.0当量)のアセトニトリル(50mL)中の溶液に、N-ブロモスクシンイミド(13.0g,7.8mmol,1.5当量)を添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、純粋な510.1(2.6g,27.46%)を得た。MS(ES): m/z 176.43 [M+H]+
化合物510.2の合成。1,4-ジオキサン(60mL)と水(10mL)との混合物中の、化合物510.1(2.6g,1.4mmol,1.5当量)および化合物264.4(2.9g,0.99mmol,1.0当量)に、炭酸カリウム(4.1g,2.9mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴンで15分間脱気した。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタンとの錯体(0.40g,0.04mmol,0.05当量)を添加した。反応混合物を100℃で2時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中12%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な510.2(2.3g,58.35%)を得た。MS(ES): m/z 266.35 [M+H]+
化合物510.3の合成。化合物510.3を、510.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:23.39%)。MS(ES): m/z 552.37 [M+H]+
化合物510.4の合成。化合物510.4を、510.3および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:38.88%)。MS(ES): m/z 639.47 [M+H]+
I-510の合成。化合物I-510を、510.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:64.00%)。MS(ES): m/z 554.62 [M+H]+ , LCMS純度: 99.61%, HPLC純度: 97.8%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.60 (s, 1H), 10.05 (s, 1H), 8.92 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 8.06-7.96 (dd, J=4.0 Hz, 2H), 7.74 (s, 1H), 7.62-7.56 (m, 2H), 7.25 (t, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.28 (s, 3H), 2.44 (s, 3H), 2.33 (s, 3H), 2.26 (s, 3H)。
実施例511:N7-(4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-N5-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-511の合成。
Figure 0007082120000701
化合物511.2の合成。化合物511.2を、98.4および511.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.11%)。MS(ES): m/z 516.03 [M+H]+
化合物511.3の合成。化合物511.3を、511.2および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.05%)。MS(ES): m/z 602.73 [M+H]+
I-511の合成。化合物I-511を、511.3から、一般手順Cを使用して合成した(収率:69.75%)。MS(ES): m/z 517.86 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.20%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.52 (s, 1H), 9.86 (s, 1H), 8.76 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.03-7.95 (dd, 2H), 7.70 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.44 (s, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 2.43 (s, 6H), 2.31-2.24 (d, 6H)。
実施例512:N-(7-((4-(4-(メトキシメチル)-5-メチルチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-512の合成。
Figure 0007082120000702
Figure 0007082120000703
化合物512.7の合成。化合物512.7を、500.6および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:27.79%)。MS(ES): m/z 563.10 [M+H]+
化合物512.8の合成。化合物512.8を、512.7およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:46.02%)。MS(ES): m/z 611.75 [M+H]+
I-512の合成。化合物I-512を、512.8から、一般手順Cを使用して合成した(収率:57.99%)。MS(ES): m/z 527.51 [M+H]+ , LCMS純度: 96.98%, HPLC純度: 95.23%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.55 (s, 1H), 10.64 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.13-8.08 (m, 2H), 7.846-7.824 (d, J=8.8 Hz, 1H), 4.49 (s, 2H), 3.31 (s, 6H), 3.29 (s, 1H), 2.04-1.99 (d, J=18.8 Hz, 6H), 0.78 (bs, 4H)。
実施例513:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(5-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-513の合成。
Figure 0007082120000704
Figure 0007082120000705
化合物513.1の合成。264.4(2g,11.23mmol,1.0当量)および2-ブロモ-5-メチルチアゾール(5g,16.85mmol,1.5当量)の、1,4-ジオキサン(16mL)と水(4mL)との混合物中の溶液に、炭酸ナトリウム(2.38g,22.46mmol,2.0当量)を添加した。アルゴンを、この反応混合物に通して5分間パージした。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.819g,1.12mmol,0.1当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。反応混合物を120℃で4時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中12%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、513.1(1.1g,36.49%)を得た。MS(ES): m/z 269.35 [M+H]+
化合物513.2の合成。化合物513.2を、513.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:17.44%)。MS(ES): m/z 555.03 [M+H]+
化合物513.3の合成。化合物513.3を、6-アミノピコリノニトリルおよび513.2から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:48.34%)。MS(ES): m/z 637.70 [M+H]+
I-513の合成。化合物I-513を、513.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:69.13%)。MS(ES): m/z 553.50 [M+H]+ , LCMS純度: 99.24%, HPLC純度: 98.60%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.74 (s, 1H), 10.26 (s, 1H), 9.09 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.27-8.25 (d, J=1.8 Hz, 1H), 8.07-8.05 (m, 2H), 7.91-7.87 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.50-7.48 (d, J= 1.8Hz, 1H), 7.25 (s, 1H), 3.32 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 1.99 (s, 1H)。
実施例514:N5-(6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-イル)-N7-(4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-514の合成。
Figure 0007082120000706
化合物514.3の合成 化合物514.3を、514.1および514.2から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:50.70%)。MS(ES): m/z 548.64 [M+H]+
I-514の合成。化合物I-514を、514.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:49.66%)。MS(ES): m/z 534.64 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 95.74%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.24 (s, 1H), 9.01 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.05-8.03 (d, J=10.0 Hz, 1H), 7.87-7.85 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.13 (s, 1H), 6.56 (s, 1H), 6.26 (s, 1H), 4.77 (s, 2H), 4.10-4.05 (m, 2H), 3.97-3.94 (m, 2H), 3.80 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.32 (s, 3H)。
実施例515:(R)-2-(ジフルオロメチル)-N5-(6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-イル)-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-515の合成。
Figure 0007082120000707
Figure 0007082120000708
化合物515.2の合成。化合物515.2を、13.4および325.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:19.97%)。MS(ES): m/z 542.01 [M+H]+
化合物515.4の合成。化合物515.4を、515.2および6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:42.02%)。MS(ES): m/z 644.71 [M+H]+
I-515の合成。化合物I-515を、515.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:48.10%)。MS(ES): m/z 560.57 [M+H]+ , LCMS純度: 97.67%, HPLC純度: 94.05%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.36 (s, 1H), 9.28 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.83-781 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.72-7.70 (d, J=2.1 Hz, 1H), 6.33 (s, 1H), 4.71 (s, 2H), 4.07 (s, 2H), 3.96 (s, 2H), 3.62 (s, 1H), 3.21 (s, 3H), 1.92-1.89 (m, 2H), 1.66-1.64 (m, 4H), 1.49-1.41 (m, 2H), 1.25 (s, 2H)。
実施例516:(S)-2-(ジフルオロメチル)-N5-(6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-イル)-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-516の合成。
Figure 0007082120000709
Figure 0007082120000710
化合物516.2の合成。化合物516.2を、13.4および516.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:18.50%)。MS(ES): m/z 542.01 [M+H]+
化合物516.4の合成。化合物516.4を、516.2および516.3から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:34.30%)。MS(ES): m/z 644.71 [M+H]+
I-516の合成。化合物I-516を、516.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:66.14%)。MS(ES): m/z 560.62 [M+H]+ , LCMS純度: 95.79%, HPLC純度: 96.65%, キラルHPLC純度: 99%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.36 (s, 1H), 9.29 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.84-7.81 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.73-7.71 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.17-7.12 (d, J=16.8 Hz, 2H), 6.34 (s, 1H), 4.77 (s, 2H), 4.46-4.43 (d, J=11.2 Hz, 1H), 4.06 (s, 3H), 3.98 (s, 2H), 3.21 (s, 3H), 1.92-1.89 (d, J=10.8 Hz, 2H), 1.623 (s, 2H), 1.50-1.41 (m, 2H), 0.89-0.83 (m, 1H)。
実施例517/518:(R)-2-(ジフルオロメチル)-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)-N5-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-517および(S)-2-(ジフルオロメチル)-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)-N5-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-518の合成。
Figure 0007082120000711
化合物I-517およびI-518の合成。I-365の異性体(0.080g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm,5μM)、共溶媒としてのIPA中0.1のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-517(0.020g)を得た。MS(ES): m/z 583.61 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.46%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.64 (s, 1H), 10.15 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 8.25-8.22 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.96-7.92 (m, 2H), 7.84-7.82 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.70-7.68 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.37-7.31 (m, 1H), 4.48-4.45 (d, J=11.2 Hz, 1H), 4.10-4.08 (d, J=10.4 Hz, 1H), 3.59 (s, 1H), 3.22 (s, 3H), 1.92-1.89 (d, J=11.6 Hz, 2H), 1.69 (s, 1H), 1.59 (s, 2H), 1.49-1.44 (s, 2H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-518(0.025g)を得た。MS(ES): m/z 583.61 [M+H]+ , LCMS純度: 99.0%, HPLC純度: 97.0%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.64 (s, 1H), 10.15 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 8.25-8.22 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.96-7.92 (m, 2H), 7.84-7.82 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.70-7.68 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.33-7.31 (d, J=7.2 Hz, 1H), 4.10-4.08 (d, J=11.2 Hz, 1H ), 3.60 (s, 1H), 3.22 (s, 3H), 1.92-1.90 (d, J=10.8 Hz, 2H), 1.69 (s, 1H), 1.59 (s, 2H), 1.43 (s, 1H), 1.25 (s, 2H)。
実施例519:2-(ジフルオロメチル)-N7-(4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-N5-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-519の合成。
Figure 0007082120000712
Figure 0007082120000713
化合物519.1の合成。化合物519.1を、13.4および299.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:35.08%)。MS(ES): m/z 552.01 [M+H]+
化合物519.2の合成。化合物519.2を、2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンおよび519.1から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:48.96%)。MS(ES): m/z 638.71 [M+H]+
I-519の合成。化合物I-519を、519.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:59.29%)。MS(ES): m/z 554.70 [M+H]+ , LCMS純度: 98.02%, HPLC純度: 96.97%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.74 (s, 1H), 10.41 (s, 1H), 8.91 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.11-8.09 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.90-7.88 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.67-7.60 (m, 2H), 7.26 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 2.46 (s, 3H), 2.38 (s, 3H), 2.32 (s, 3H)。
実施例536:N-(7-((4-(5,5-ジメチルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-536の合成。
Figure 0007082120000714
Figure 0007082120000715
化合物536.1の合成。化合物536.1を、98.4および601.4から、一般手順Aを使用して合成した(収率:35.79%)。MS(ES): m/z 534.08 [M+H]+
化合物536.2の合成。化合物536.2を、536.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:68.73%)。MS(ES): m/z 582.73 [M+H]+
I-536の合成。化合物I-536を、536.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:77.94%)。MS(ES): m/z : 498.68 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度:98.44%, キラルHPLC : (51%, 49%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.49 (s, 1H), 10.58 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.72-7.70 (d, J=8.4Hz, 2H), 4.36-4.33 (d, J=10.8Hz, 1H), 3.58-3.55 (d, J=11.6Hz, 2H), 3.2 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.00 (s, 2H), 1.80(s, 1H), 1.58 (s, 2H), 1.09 (s, 3H), 0.87 (s, 3H), 0.78-0.76 (m, 4H)。
実施例537:N-(7-((4-(1-シクロプロピル-5-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-537の合成。
Figure 0007082120000716
Figure 0007082120000717
化合物537.1の合成。5-メチル-1H-ピラゾール1(5g,60.90mmol,1.0当量)の2,2-ビピリジン(50mL)中の溶液に、シクロプロピルトリフルオロ-l4-ボラン,カリウム塩1.1(9g,60.90mmol,1当量)、酢酸銅(22g,0.121mmol,2当量)を室温で添加した。反応混合物を70℃で18時間加熱した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中10%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な537.1(3.2g,43.01%)を得た。MS(ES): m/z 123.17 [M+H]+
化合物537.2の合成。537.1(3.2g,26.19mmol,1.0当量)のアセトニトリル(32mL)中の溶液に、N-ブロモスクシンイミド(5.1g,28.85mmol,1.1当量)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。完了したら、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、537.2(1.6g,30.38%)を得た。MS(ES): m/z 202.07 [M+H]+
化合物537.3の合成。化合物537.3を、537.2および288.4から、一般方法Aを使用して合成した。
化合物537.4の合成。537.3(1.6g,7.96mmol,1当量)の1,4-ジオキサン(16mL)および水(4mL)中の溶液に、13.4(2.36g,7.96mmol,1.0当量)およびリン酸カリウム(5g,23.88mmol,3当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。[1,1’-ビスジフェニルホスフィノフェロセン]パラジウム(II)ジクロリドCHCl錯体(1.94g,2.38mmol,0.03当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で4時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な537.4(0.200g,23.00%)を得た。MS(ES): m/z 292.37 [M+H]+
化合物537.5の合成。化合物537.5を、537.4およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:53.80%)。MS(ES): m/z 626.70 [M+H]+
I-537の合成。化合物I-537を、537.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:66.02%)。MS(ES): m/z : 542.70 [M+H]+ , LCMS純度: 98.48%, HPLC純度: 99.51%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.69 (s, 1H), 10.75 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.80 (s, 2H), 7.66 (s, 1H), 7.19 (t, 1H), 3.60-3.57 (m, 1H), 3.26 (s, 3H), 2.50 (s, 3H), 2.06-2.03 (m, 1H), 1.09-1.05 (m, 4H), 0.80-0.79 (m, 4H)。
実施例538:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-フルオロ-2-メトキシフェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-538の合成。
Figure 0007082120000718
Figure 0007082120000719
化合物538.1の合成。3-ブロモ-2-メトキシアニリン(2g,9.90mmol,1.0当量)の1,4-ジオキサン(70mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(5g,19.80mmol,2当量)、酢酸カリウム(2.4g,24.75mmol,2.5当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)CHCl錯体(0.242g,2.97mmol,0.03当量)をこの反応混合物中に添加し、そして再度、アルゴンにより20分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で5時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中8%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な538.1(1.3g,52.72%)を得た。MS(ES): m/z 250.12 [M+H]+
化合物538.2の合成。5-ブロモ-1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール1.2(1g,6.17mmol,1.0当量)の、1,4-ジオキサン(16mL)および水(4mL)中の溶液に、538.1(1.7g,6.79mmol,1.1当量)、リン酸カリウム(2.6g,12.34mmol,2.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。[1,1’-ビス(ジ-tert-ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.602g,0.925mmol,0.15当量)をこの反応混合物中に添加し、そして再度、アルゴンにより20分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で1時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な538.2(0.400g,31.73%)を得た。MS(ES): m/z 205.23 [M+H]+
化合物538.3の合成。化合物538.3を、538.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した(収率:39.45%)。MS(ES): m/z 490.91 [M+H]+
化合物538.4の合成。化合物538.4を、538.3および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:42.78%)。MS(ES): m/z 573.58 [M+H]+
I-538の合成。化合物I-538を、538.4から、一般手順Cを使用して合成した(収率:58.61%)。MS(ES): m/z : 489.50 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.51 (s, 1H), 10.08 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.25-8.23 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.89-7.85 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.72-7.70 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.46-7.28 (m, 4H), 7.12 (t, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.44 (s, 3H)。
実施例539:6-((7-((2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-539の合成。
Figure 0007082120000720
Figure 0007082120000721
化合物539.1の合成。化合物539.1を、98.4および538.3から、一般手順Aを使用して合成した(収率:39.40%)。MS(ES): m/z 454.93 [M+H]+
化合物539.2の合成。化合物539.2を、539.1および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:53.58%)。MS(ES): m/z 573.60 [M+H]+
I-539の合成。化合物I-539を、539.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:54.61%)。MS(ES): m/z : 453.50 [M+H]+ , LCMS純度: 97.91%, HPLC純度: 95.60%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.40 (s, 1H), 9.93 (s, 1H), 8.08 (s, 2H), 7.85- 7.77 (m, 2H), 7.42- 7.31 (m, 4H), 7.22- 7.20 (d, J=6.0Hz, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.46 (s, 3H), 2.51 (s, 3H)。
実施例540:6-((7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-540の合成。
Figure 0007082120000722
Figure 0007082120000723
化合物540.1の合成。化合物540.1を、98.1および574.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:34.67%)。MS (ES): m/z 454.93 [M+H]+
化合物540.2の合成。化合物540.2を、540.1および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:46.14%)。MS (ES): m/z 537.60 [M+H]+
化合物I-540の合成。化合物I-540を、540.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:55.34%)。MS(ES): m/z 453.48 [M+H]+。LCMS純度: 99.59%, HPLC純度: 97.57%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.42 (s, 1H), 9.91 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.83-7.79 (t, 1H), 7.62-7.58 (t, 2H), 7.41-7.39 (d, 1H), 7.33-7.29 (t, 1H), 7.25 (s, 1H), 4.24 (s, 3H), 3.65 (s, 3H), 2.50 (s, 3H)。
実施例541:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((3-(1,3-ジメチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-541の合成。
Figure 0007082120000724
Figure 0007082120000725
化合物541.1の合成。2-メトキシ-3-ニトロベンズアミド1(7g,35.68mmol,1当量)のDMAcジメチルアセタール(50mL)中の溶液を95℃で加熱して、透明な溶液を得た。反応混合物を減圧下で濃縮した。その残渣にエタノール(140mL)を0℃で添加し、その後、酢酸(40mL)およびヒドラジン水素化物(17.8gm,0.357mmol,10当量)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移して固体沈殿物を得、これを濾過し、水で洗浄し、そして十分に乾燥させて、541.1を得た。(5g,59.82%)。MS(ES): m/z 235.22 [M+H]+
化合物541.2の合成。541.1(5g,21.35mmol,1当量)のジメチルホルムアミド(30mL)中の溶液に、炭酸カリウム(8.8g,63.82mmol,3当量)を0℃で添加した。次いで、ジメチルホルムアミド(10mL)中のヨウ化メチル(3.94g,27.77mmol,1.3当量)をこの反応混合物中に0℃で添加した。さらに、反応混合物を室温で14時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な541.2(0.620g,11.70%)を得た。MS(ES): m/z 249.24 [M+H]+
化合物541.3の合成。541.2(0.620g,2.50mmol,1.0当量)のエタノール(25mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.200g)を添加した。水素を反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、541.3(0.520g,95.39%)を得た。MS(ES): m/z 219.26 [M+H]+
化合物541.4の合成。化合物541.4を、541.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:29.50%)。MS (ES): m/z 504.94 [M+H]+
化合物541.5の合成。化合物を、541.4および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:50.11%)。MS (ES): m/z 587.61 [M+H]+
化合物I-541の合成。化合物I-541を、541.5から、一般手順Cを使用して合成した: 98.69%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.50 (s, 1H), 10.08 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 8.24-8.22 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.88-7.84 (t, J=16.0Hz, 1H), 7.70-7.68 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.46-7.44 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.38-7.32 (m, 2H), 7.28-7.26 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.12 (t, 1H), 3.68 (s, 3H), 3.44 (s, 3H), 2.30 (s, 3H)。
実施例542:6-((7-((3-(1,3-ジメチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-542の合成。
Figure 0007082120000726
Figure 0007082120000727
化合物542.1の合成。化合物542.1を、541.3および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:23.52%)。MS (ES): m/z 468.96 [M+H]+
化合物542.2の合成。化合物542.2を、542.2および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:50.99%)。MS (ES): m/z 551.63 [M+H]+
化合物I-542の合成。化合物I-542を、542.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:59.03%)。[M+H]+ MS(ES): m/z : 467.67 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.61%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.78 (s, 1H), 9.95 (s, 1H), 9.88 (s, 1H), 8.11-8.09 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.83-7.74 (m, 2H), 7.40-7.29 (m, 2H), 7.17-7.15 (d, J=8.0Hz, 1H), 3.68 (s, 3H), 3.46 (s, 3H), 2.45 (s, 3H), 2.30 (s, 3H)。
実施例543:6-((7-((2-メトキシ-3-(4-メチルチアゾール-2-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-543の合成。
Figure 0007082120000728
Figure 0007082120000729
化合物543.1の合成。化合物543.1を、98.4および320.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:22.98%)。MS(ES): m/z 470.99 [M+H]+
化合物543.2の合成。化合物543.2を、543.1および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:68.03%)。MS(ES): m/z 553.66 [M+H]+
I-543の合成。化合物I-543を、543.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:66.35%)。MS(ES): m/z : 469.57 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.72%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.40 (s, 1H), 9.88 (s, 1H), 8.20-8.15 (t, J=8.8Hz, 2H), 8.01-7.99 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.84-7.80 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.59-7.58 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.40 (s, 2H), 7.35-7.31 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.03 (s, 1H), 3.78 (s, 3H), 2.50 (s, 3H), 2.48 (s, 3H)。
実施例544:6-((2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-544の合成。
Figure 0007082120000730
Figure 0007082120000731
化合物544.1の合成。288.3(10g,45.85mmol,1当量)のジメチルホルムアミド(100mL)中の溶液に、2,3-ジヒドロフラン1.1(16g,229.24mmol,5当量)、炭酸カリウム(19g,137.61mmol,3当量)、およびトリフェニルホスフィン(2.4g,9.17mmol,0.2当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。酢酸パラジウム(II)(1g,4.58mmol,0.1当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で15時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な544.1(5.5g,50.13%)を得た。MS(ES): m/z 240.29 [M+H]+
化合物544.2の合成。544.1(5g,20.90mmol,1.0当量)のMeOH(90mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.400g)、トリエチルアミン(6.3g,62.76mmol,3当量)を添加した。水素を反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、544.2(3g,59.50%)を得た。MS(ES): m/z 242.31 [M+H]+
化合物544.3の合成。化合物544.3を、544.2および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:40.80%)。MS (ES): m/z 492.00 [M+H]+
化合物544.4の合成。化合物544.4を、544.3および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:39.13%)。MS (ES): m/z 574.67 [M+H]+
化合物I-544の合成。化合物を、544.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:80.56%)。MS(ES): m/z : 490.45 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.48%, キラルHPLC純度: 49.52% and 50.54%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.52 (s, 1H), 9.95 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 7.99-7.97 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.92-7.90 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.86-7.82 (m, 2H), 7.75-7.75 (m, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.42-7.40 (d, J=8.8Hz, 1H), 4.92-4.88 (t, 1H), 4.05-4.00 (m, 1H), 3.88-3.82 (m, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.38 (m, 1H), 2.02-1.95 (m, 2H), 1.79-1.75 (m, 1H)。
実施例545:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(2-メチルチアゾール-4-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-545の合成。
Figure 0007082120000732
化合物545.1の合成。化合物545.1を、545.1aおよび13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:29.06%)。MS (ES): m/z 555.10 [M+H]+
化合物545.2の合成。化合物545.2を、545.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:61.29%)。MS (ES): m/z 603.6 [M+H]+
化合物I-545の合成。化合物I-545を、545.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:72.64%)。MS(ES): m/z 519.6 [M+H]+, LCMS純度: 98.29%, HPLC純度: 98.46%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.70 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.87 (s, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.31-8.29 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.15-8.12 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.86-7.84 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.26 (t, 1H), 3.26 (s, 3H), 2.75 (s, 3H), 2.09 (s, 1H), 0.80 (s, 4H)。
実施例546:2-(ジフルオロメチル)-N5-(6-エチニルピリジン-2-イル)-N7-(2-(メチルスルホニル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-546の合成。
Figure 0007082120000733
化合物546.1の合成。6-ブロモピリジン-2-アミン(10g,57.80mmol,1当量)のテトラヒドロフラン(50mL)中の溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムクロリド(1.2g,1.73mmol,0.03当量)、ヨウ化銅(0.550g,2.89mmol,0.05当量)を室温で添加した。反応混合物をアルゴンで30~40分間パージした。トリエチルアミン(20mL)をこの反応混合物中に0℃で滴下により添加した。5分後、エチニルトリメチルシラン(6.75g,68.72mmol,1.18当量)をこの反応混合物中に0℃で滴下により添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了したら、反応混合物をアルミナ床で濾過し、そしてテトラヒドロフランで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をCHCl中5%のMeOH中に溶出させて、純粋な546.1(10g,90.91%)を得た。MS(ES): m/z 191.32 [M+H]+
化合物546.2の合成。546.1(2.2g,11.56mmol,1当量)の、MeOH中20%の水酸化カリウム(230mL)中の溶液に、水(500mL)を添加した。さらに、反応混合物を室温で4時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをペンタンでの摩砕により精製して、純粋な546.2(1g,73.33%)を得た。MS(ES): m/z 119.14 [M+H]+
化合物546.3の合成。化合物546.3を、546.2および2-(メチルスルホニル)アニリンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:11.99%)。MS (ES): m/z 457.89 [M+H]+
化合物546.4の合成。化合物546.4を、546.3および546.2から、一般手順Bを使用して合成した。(収率31.81%)。MS (ES): m/z 539.57 [M+H]+
化合物I-546の合成。化合物I-546を、546.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:67.16%)。MS(ES): m/z : 455.61 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.67 (s, 1H), 10.03 (s, 1H), 8.95 (s, 1H), 7.97-7.95 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.92-7.90 (m, 1H), 7.85-7.81 (m, 2H), 7.73-7.69 (t, J=12.4Hz, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.24 (s, 1H), 7.11-7.08 (t, 1H), 4.34 (s, 1H), 3.23 (s, 3H)。
実施例547:N5-(6-エチニルピリジン-2-イル)-2-メチル-N7-(2-(メチルスルホニル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-547の合成。
Figure 0007082120000734
Figure 0007082120000735
化合物547.1の合成。化合物547.1を、98.4および2-(メチルスルホニル)アニリンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:23.79%)。MS (ES): m/z 421.91 [M+H]+
化合物547.2の合成。化合物547.2を、547.1および546.2から、一般手順Bを使用して合成し、1.4を得た。(収率:31.11%)。MS (ES): m/z 503.59 [M+H]+
化合物I-547の合成。化合物I-547を、547.2で、一般手順Cを使用して合成した。(収率:64.67%)。MS(ES): m/z : 419.62 [M+H]+ , LCMS純度: 99.12%, HPLC純度: 98.60%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.42 (s, 1H), 10.13 (s, 1H), 8.01-7.99 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.85-7.82 (m, 1H), 7.77-7.75 (m, 2H), 7.73-7.69 (m, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.10 (s, 1H), 4.33 (s, 1H), 3.22 (s, 3H), 2.63 (s, 3H), 1.11-1.07 (m, 1H)。
実施例548/549:(S)-N-(7-((2-(N,S-ジメチルスルホンイミドイル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-548およびN-(7-((2-(N,S-ジメチルスルホンイミドイル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-549の合成。
Figure 0007082120000736
化合物I-548およびI-549の合成。I-328の異性体(0.105g)を、カラムCHIRALPAK AD-H(250mm×4.6mm,5u)および0.1%D EA_HEX_IPA-MEOH(50-50)を4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-548(0.025g)を得た。MS(ES): m/z : 399.62 [M+H]+ , LCMS純度: 98.93%, HPLC純度: 99.67%, キラルHPLC純度: 99.51%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.45 (s, 1H), 10.56 (s, 1H), 9.67 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.87-7.85 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.76-7.74 (d, J=8.1Hz, 1H), 7.70-7.66 (m, 1H), 7.22 (s, 1H), 3.10 (s, 3H), 2.68 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.00 (s, 1H), 0.81-0.76 (m, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-549(0.028g)を得た。MS(ES): m/z : 399.57 [M+H]+ , LCMS純度: 99.16%, HPLC純度: 98.90%, キラルHPLC純度: 99.78%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.44 (s, 1H), 10.56 (s, 1H), 9.68 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.87-7.85 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.76-7.74 (d, J=8.1Hz, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.22 (s, 1H), 3.10 (s, 3H), 2.68 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.01 (s, 1H), 0.89-0.76 (m, 4H)。
実施例550/551:(S)-N-(7-((4-(5,5-ジメチルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-550および(R)-N-(7-((4-(5,5-ジメチルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-551の合成。
Figure 0007082120000737
化合物I-550およびI-551の合成。I-536の異性体(0.090g)を、カラムCHIRALPAK AD-H(250mm×4.6mm,5u)およびMeOH中0.1%のDEAを4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-550(0.030g)を得た。MS(ES): m/z : 498.63 [M+H]+ , LCMS純度: 99.49%, HPLC純度97.16%, キラルHPLC : (100% ), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.49 (s, 1H), 10.57 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.71 (s, 2H), 4.35-4.33 (d, J=8.8Hz, 1H), 3.58-3.55 (d, J=11.2Hz, 2H), 3.19 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.00 (s, 2H), 1.80 (s, 1H), 1.58 (s, 2H), 1.09 (s, 3H), 0.87 (s, 3H), 0.77-0.76(m, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-551(0.035g)を得た。MS(ES): m/z : 498.63 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度99.91%, キラルHPLC : (100% ), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.59 (s, 1H), 10.55 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.70 (s, 2H), 4.35-4.33 (d, J=8.8Hz, 1H), 3.58-3.55 (d, J=12Hz, 2H), 3.19 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 1.99 (s, 2H), 1.77 (s, 1H), 1.58 (s, 2H), 1.08 (s, 3H), 0.87 (s, 3H), 0.77-0.75 (m, 4H)。
実施例552:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((4-フルオロ-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-552の合成。
Figure 0007082120000738
化合物552.1の合成。2,4-ジフルオロ-1-ニトロベンゼン(5g,31.43mmol,1.0当量)のMeOH(20mL)中の溶液に、ピリジン(6.2g,78.6mmol,2.5当量)を室温で添加した。ナトリウムチオメトキシド(8.3g,34.59mmol,1.1当量)のMeOH(10mL)溶液をこの反応混合物中に0℃で滴下により添加した。この反応物を0℃で15分間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷冷水中に移して沈殿物を得、これを濾過し、水で洗浄し、そして十分に乾燥させて、552.1(5g,84.99%)を得た。MS(ES): m/z 188.19 [M+H]+
化合物552.2の合成。552.1(2g,10.68mmol,1.0当量)のMeOH(90mL)中の溶液に、10%のPd/C(1.5g)を添加した。水素を反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、552.2(0.8g,47.63%)を得た。MS(ES): m/z 158.21 [M+H]+
化合物552.3の合成。化合物552.3を、552.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:36.37%)。MS(ES): m/z 443.89 [M+H]+
化合物552.4の合成。552.3(0.200g,451.51mmol,1当量)のCHCl(10mL)中の溶液を室温にした。メタ-クロロ過安息香酸(0.271g,1.58mmol,3.5当量)をこの反応混合物に0℃でゆっくりと添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を飽和NaHCO溶液中に移し、そしてCHClで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な552.4(0.140g,65.28%)を得た。MS(ES): m/z 475.88 [M+H]+
化合物552.5の合成。化合物552.5を、552.4および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:33.46%)。MS(ES): m/z 558.55 [M+H]+
I-552の合成。化合物I-552を、552.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:57.81%)。MS(ES): m/z : 474.52 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.70%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.62 (s, 1H), 10.14 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.12-8.10 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.95-7.86 (m, 2H), 7.77-7.69 (m, 2H), 7.48-7.45 (m, 2H), 7.22 (t, 1H), 3.29 (s, 3H)。
実施例553:6-((7-((4-フルオロ-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-553の合成。
Figure 0007082120000739
化合物553.1の合成。化合物553.1を、98.4および552.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:38.68%)。MS(ES): m/z 407.90 [M+H]+
化合物553.2の合成。553.1(0.220g,540.67mmol,1当量)のCHCl(10mL)中の溶液を室温にした。メタ-クロロ過安息香酸(0.325g,1.89mmol,3.5当量)をこの反応混合物に0℃でゆっくりと添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を飽和NaHCO溶液中に移し、そしてCHClで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をMeOH中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な553.2を得た。(0.170g,71.64%)。MS(ES): m/z 439.90 [M+H]+
化合物553.3の合成。化合物553.3を、553.2および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:29.70%)。MS(ES): m/z 522.57 [M+H]+
I-553の合成。化合物I-553を、553.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:51.67%)。[M+H]+. MS(ES): m/z : 438.44 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 96.91%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.45 (s, 1H), 9.98 (s, 1H), 7.99-7.97 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.85-7.81 (t, J=7.2Hz, 1H), 7.74-7.67 (m, 2H), 7.50 (s, 1H), 7.43-7.42 (d, J=7.2Hz, 1H), 3.27 (s, 3H), 2.48 (s, 3H)。
実施例554:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-554の合成。
Figure 0007082120000740
化合物554.1の合成。4-ブロモ-2-メトキシアニリン1(3g,14.85mmol,1当量)のジオキサン(30mL)中の溶液に、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(5.65g,22.27mmol,1.5当量)および炭酸カリウム(6.14g,44.55mmol,3当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。DCM[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.363g,4.45mmol,0.03当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を120℃で4時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な554.1(2.1g,56.77%)を得た。MS(ES): m/z 250.12 [M+H]+
化合物554.2の合成。554.1(1g,4.01mmol,1当量)の、ジオキサン(20mL)および水(3mL)中の溶液に、3-ブロモ-1,4-ジメチル-1H-ピラゾール(1.4g,8.03mmol,2当量)および炭酸カリウム(1.7g,12.0mmol,3当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。DCM[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.327g,4.01mmol,0.1当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を120℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な554.2(0.500g,57.33%)を得た。MS(ES): m/z 218.27 [M+H]+
化合物554.3の合成。化合物554.3を、554.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:51.24%)。MS (ES): m/z 503.95 [M+H]+
化合物554.4の合成。化合物554.4を、554.3およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:31.00%)。MS (ES): m/z 552.60 [M+H]+
化合物I-554の合成。化合物I-554を、554.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:78.08%)。MS(ES): m/z : 468.55 [M+H]+ , LCMS純度: 96.05%, HPLC純度: 97.00%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 10.54 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.37 (s, 2H), 7.27-7.22 (m, 2H), 3.79 (s, 6H), 2.23 (s, 3H), 2.00 (bs, 1H), 0.78-0.75 (m, 4H)。
実施例555:N-(7-((4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-555の合成。
Figure 0007082120000741
化合物555.1の合成。化合物555.1を、98.4および554.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:51.47%)。MS (ES): m/z 567.97 [M+H]+
化合物555.2の合成。化合物555.2を、555.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:53.52%)。MS (ES): m/z 516.62 [M+H]+
化合物I-555の合成。化合物I-555を、555.2から、一般手順Ctを使用して合成した。(収率:91.92%)。MS(ES): m/z : 432.54 [M+H]+ , LCMS純度: 98.69%, HPLC純度: 97.02%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.37 (s, 1H), 10.42 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.46-7.44 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.35 (s, 1H), 7.25-7.23 (d, J=8.0Hz, 1H), 3.91 (s, 3H), 3.84 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.23 (s, 3H), 0.85 (s, 1H), 0.78-0.74 (m, 4H)。
実施例556:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-フルオロ-2-メトキシフェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-556の合成。
Figure 0007082120000742
化合物556.1の合成。3-フルオロ-2-メトキシアニリン(5g,35.42mmol,1.0当量)の酢酸(40mL)中の溶液に、酢酸(20mL)中の臭素(4.5g,28.33mmol,0.8当量)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、沈殿した固体を濾過し、そして酢酸で洗浄した。粗製物質を水中に懸濁させ、そして水酸化カリウム溶液で塩基性にし、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な556.1(2.9g,37.20%)を得た。MS(ES): m/z 221.04 [M+H]+
化合物556.2の合成。556.1(2.9g,13.18mmol,1.0当量)の1,4-ジオキサン(90mL)中の溶液に、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)1.2(3.65g,14.37mmol,1.09当量)および酢酸カリウム(3.87g,39.54mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)CHCl錯体(0.537g,6.59mmol,0.05当量)をこの反応混合物中に添加し、そして再度、アルゴンにより20分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で16時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中8%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な556.2(0.600g,17.04%)を得た。MS(ES): m/z 268.11 [M+H]+
化合物556.3の合成。556.2(0.600g,2.25mmol,1.0当量)の、1,4-ジオキサン(12mL)および水(1.2mL)中の溶液に、3-ブロモ-1,4-ジメチル-1H-ピラゾール(0.433g,2.47mmol,1.1当量)、CsCO(1.5g,4.50mmol,2.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)CHCl錯体(0.275g,3.37mmol,0.15当量)をこの反応混合物中に添加し、そして再度、アルゴンにより20分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で6時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な556.3(0.250g,47.31%)を得た。MS(ES): m/z 236.26 [M+H]+
化合物556.4の合成。化合物556.4を、13.4および556.3から、一般手順Aを使用して合成した(収率:37.10%)。MS(ES): m/z 521.94 [M+H]+
化合物556.5の合成。化合物556.5を、556.4およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:51.83%)。MS(ES): m/z 570.659 [M+H]+
I-556の合成。化合物I-556を、556.5から、一般手順Cを使用して合成した(収率:55.21%)。MS(ES): m/z : 486.62 [M+H]+ , LCMS純度: 98.97%, HPLC純度: 95.08%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.48 (s, 1H), 10.58 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.25-7.23 (m, 1H), 7.17 (t, 1H), 3.85 (s, 6H), 2.01 (s, 4H), 1.23 (s, 1H), 0.77-0.74 (bs, 4H)。
実施例557:N-(7-((4-(1,4-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-フルオロ-2-メトキシフェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-557の合成。
Figure 0007082120000743
化合物557.1の合成。化合物557.1を、98.4および556.3から、一般手順Aを使用して合成した(収率:35.40%)。MS(ES): m/z 485.96 [M+H]+
化合物557.2の合成。化合物557.2を、557.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:51.50%)。MS(ES): m/z 534.61 [M+H]+
化合物I-557の合成。化合物I-557を、557.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:62.85%)。[M+H]+ MS(ES): m/z : 450.61 [M+H]+ , LCMS純度: 96.91%, HPLC純度: 95.08%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.54 (s, 1H), 10.48 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.25-7.23 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.16-7.12 (s, 1H), 3.85 (s, 6H), 2.01 (s, 6H), 1.11-1.0 (m, 1H), 0.73 (m, 4H)。
実施例558:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(チアゾール-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-558の合成。
Figure 0007082120000744
化合物558.1の合成。2-ブロモ-チアゾール(0.600g,3.66mmol,1当量)の、1,4-ジオキサン(6mL)および水(4mL)中の溶液に、320.2(1.8g,7.32mmol,2当量)およびリン酸カリウム(2.32g,10.97mmol,3当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。[1,1’-ビス(ジ-tert-ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.071g,1.09mmol,0.03当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で1時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な558.1(0.400g,53.01%)を得た。MS(ES): m/z 207.26 [M+H]+
化合物558.2の合成。化合物558.2を、558.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:58.93%)。MS (ES): m/z 492.94 [M+H]+
化合物558.3の合成。化合物558.3を、558.2および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:35.67%)。MS (ES): m/z 575.61 [M+H]+
化合物I-558の合成。化合物I-558を、558.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:62.48%)。MS(ES): m/z : 491.53 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.73%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.50 (s, 1H), 10.03 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.37-8.35 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.16-8.14 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.01-8.01 (d, J=2.8Hz, 1H), 7.88-7.84 (m, 2H), 7.55-7.54 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.44-7.43 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.38-7.34 (t, J=8Hz, 1H), 7.20 (t, 1H), 6.81 (s, 1H), 3.77 (s, 3H)。
実施例559:N-(7-((4-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-559の合成。
Figure 0007082120000745
化合物559.1の合成。化合物559.1を、98.4および582.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:34.66%)。MS (ES): m/z 485.02 [M+H]+
化合物559.2の合成。化合物559.2を、559.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:36.35%)。MS (ES): m/z 533.66 [M+H]+
化合物I-559の合成。化合物I-559を、559.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:61.82%)。MS(ES): m/z : 449.55 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.47 (s, 1H), 10.47 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.48-7.46 (s, 1H), 7.42-7.39 (s, 1H), 3.95 (s, 3H), 2.67 (s, 1H), 2.44 (s, 3H), 2.39 (s, 3H), 2.32 (s, 3H), 0.83-0.74 (bs, 4H)。
実施例560:N-(2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(1,4,5-トリメチル-1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-560の合成。
Figure 0007082120000746
Figure 0007082120000747
化合物560.1の合成。4-ブロモ-2-(メチルスルホニル)-1-ニトロベンゼン(1g,3.57mmol,1当量)のジオキサン(10mL)中の溶液に、ビスピナコラトジボラン(0.997g,3.92mmol,1.1当量)および酢酸カリウム(1.05g,10.71mmol,3当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。DCM[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.116g,1.42mmol,0.04当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で5時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な560.1(0.520g,44.52%)を得た。MS(ES): m/z 328.16 [M+H]+
化合物560.2の合成。3-ヨード-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール(2g,9.01mmol,1当量)の、ジオキサン(16mL)および水(4mL)中の溶液に、560.1(2.95g,9.01mmol,1当量)および炭酸カリウム(3.73g,27.02mmol,3当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。DCM[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.367g,4.5mmol,0.05当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で4時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な560.2(1.3g,48.87%)を得た。MS(ES): m/z 296.31 [M+H]+
化合物560.3の合成。560.2(1.3g,4.40mmol,1.0当量)のCHCl(20mL)中の溶液に、臭素(0.846g,5.28mmol,1.2当量)を0℃で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてNaHCO溶液で塩基性にし、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、560.3(1.1g,66.78%)を得た。MS(ES): m/z 375.24 [M+H]+
化合物560.4の合成。560.3(1.1g,2.94mmol,1当量)のジメチルホルムアミド(20mL)中の溶液に、トリメチルボロキシン(0.735g,5.9mmol,2当量)および炭酸カリウム(2g,14.70mmol,5当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(0.107g,1.47mmol,0.05当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で3時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な560.4(0.550g,60.49%)を得た。MS(ES): m/z 310.34 [M+H]+
化合物560.5の合成。560.4(5g,20.90mmol,1.0当量)のMeOH(15mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.200g)を添加した。水素を反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、560.5(0.200g,40.27%)を得た。MS(ES): m/z 280.36 [M+H]+
化合物560.6の合成。化合物560.6を、560.5および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:27.04%)。MS (ES): m/z 530.06 [M+H]+
化合物560.7の合成。化合物560.7を、560.6およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:73.26%)。MS (ES): m/z 578.70 [M+H]+
化合物I-560の合成。化合物I-560を、506.7から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:73.15%)。MS(ES): m/z : 494.61 [M+H]+ , LCMS純度: 98.56%, HPLC純度: 98.43%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.50 (s, 1H), 10.58 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.02-7.95 (m, 2H), 7.79 (s, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.23 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.23 (s, 3H), 2.16 (s, 3H), 2.00 (s, 1H), 0.78-0.76 (m, 4H)。
実施例561:N-(7-((4-(3,5-ジメチルフラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-561の合成。
Figure 0007082120000748
Figure 0007082120000749
化合物561.1の合成。1,2,3-トリブロモプロパン(25g,89.04mmol,1.0当量)のジメチルスルホキシド(120mL)中の溶液に、3-オキソブタン酸エチル(46.56g,356.14mmol,4当量)、炭酸カリウム(24.64g,178.5mmol,2当量)を室温で添加した。反応混合物を80℃で16時間加熱した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中10%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な561.1(11g,73.45%)を得た。MS(ES): m/z 169.19 [M+H]+
化合物561.2の合成。561.1(11g,65.40mmol,1.0当量)の、エタノール(100mL)および水(40mL)中の溶液に、水酸化ナトリウム(7.85g,196.4mmol,3当量)を室温で添加した。反応混合物を80℃で2時間加熱した。完了したら、反応混合物を減圧中で濃縮し、水中に移した。この溶液のpHを、10%のHClを使用して中性に調整して、沈殿物を得、これを濾過し、そして十分に乾燥させて、561.2(6.2g,67.65%)を得た。MS(ES): m/z 141.14 [M+H]+
化合物561.3の合成。561.2(6.2g,44.24mmol,1.0当量)の四塩化炭素(100mL)中の溶液に、N-ブロモスクシンイミド(11.75g,66.42mmol,1.5当量)、アゾビスイソブチロニトリル(0.363g,2.2mmol,0.05当量)を室温で添加した。反応混合物を90℃で4時間加熱した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中5%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な561.3(2.2g,22.70%)を得た。MS(ES): m/z 220.03 [M+H]+
化合物561.4の合成。561.3(2.2g,10.04mmol,1当量)の、1,4-ジオキサン(32mL)および水(8mL)中の溶液に、288(4.48g,15.07mmol,1.5当量)および炭酸カリウム(3.97g,30.13mmol,3当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。[1,1’-ビスジフェニルホスフィノフェロセン]パラジウム(II)ジクロリドCHCl錯体(0.246g,3.0mmol,0.03当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で4時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.6(1g,32.19%)を得た。MS(ES): m/z 310.34 [M+H]+
化合物561.5の合成。561.4(0.700g,2.26mmol,1.0当量)のキノリン(2mL)中の溶液に、銅粉末(0.140g,2.22mmol,1当量)を室温で添加した。反応混合物を260℃で30分間加熱した。完了したら、反応混合物を減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これを、ニートなCHClを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な561.5(0.350g,58.29%)にした。MS(ES): m/z 266.33 [M+H]+
化合物561.6の合成。化合物561.6を、98.4から、一般手順Aを使用して合成した(収率:22.08%)。MS(ES): m/z 516.03 [M+H]+
化合物561.7の合成。化合物561.7を、561.6およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:48.12%)。MS(ES): m/z 564.67 [M+H]+
I-561の合成。化合物I-561を、561.7から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:73.46%)。MS(ES): m/z : 480.55 [M+H]+ , LCMS純度: 97.19%, HPLC純度: 98.32%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.211 (s, 1H), 10.73 (s, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.94-7.88 (m, 2H), 7.74-7.72 (d, J=0.8Hz, 1H), 6.17 (s, 1H), 3.26 (s, 3H), 2.61 (s, 3H), 2.34 (s, 3H), 2.26 (s, 3H), 2.02-1.99 (m, 1H), 0.80-0.78 (m, 4H)。
実施例562:N-(7-((4-(1-シクロプロピル-5-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-562の合成。
Figure 0007082120000750
化合物562.1の合成。化合物562.1を、537.3および98.4から、一般手順Aを使用して合成した(収率:29.90%)。MS(ES): m/z 542.07 [M+H]+
化合物562.2の合成。化合物562.2を、562.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:54.22%)。MS(ES): m/z 590.72 [M+H]+
I-562の合成。化合物I-562を、562.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:62.80%)。MS(ES): m/z : 506.73 [M+H]+ , LCMS純度: 99.44%, HPLC純度: 96.73%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.49 (s, 1H), 10.58 (s, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.79 (s, 2H), 7.67 (s, 1H), 3.59 (s, 1H), 3.34 (s, 3H), 2.52 (s, 6H), 2.02 (s, 1H), 1.09-1.07 (m, 4H), 0.79 (m, 4H)。
実施例563:2-(ジフルオロメチル)-N7-(4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-N5-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-563の合成。
Figure 0007082120000751
化合物563.1の合成。化合物563.1を、13.4および351.4から、一般手順Aを使用して合成した(収率:21.19%)。MS(ES): m/z 571.07 [M+H]+
化合物563.2の合成。化合物を、563.1および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順Bを使用して合成した(収率:52.08%)。MS(ES): m/z 657.77 [M+H]+
化合物I-563の合成。化合物I-563を、563.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:49.70%)。[M+H]+. MS(ES): m/z : 573.66 [M+H]+ , LCMS純度: 95.70%, HPLC純度: 95.00%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.75 (s, 1H), 10.02 (s, 1H), 9.04 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.03-7.97 (m, 2H), 7.66 (m, 2H), 7.19 (t, 1H), 3.34 (s, 2H), 3.32 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.34 (s, 3H), 1.42 (s, 6H)。
実施例564:N7-(4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-N5-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-564の合成。
Figure 0007082120000752
化合物564.1の合成。化合物564.1を、98.4および351.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:25.45%)。MS (ES): m/z 535.09 [M+H]+
化合物564.2の合成。化合物564.2を、564.1および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順を使用して合成した。(収率:44.45%)。MS (ES): m/z 621.79 [M+H]+
化合物I-564の合成。化合物I-564を、564.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:70.90%)。[M+H]+ MS(ES): m/z : 537.67 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.32%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.59 (s, 1H), 9.90 (s, 1H), 8.95 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 8.01-7.95 (m, 2H), 7.69 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 4.12 (s, 1H), 3.31 (s, 3H), 3.19 (s, 1H), 2.48 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.32 (s, 3H), 1.42 (s, 6H)。
実施例565:2-(ジフルオロメチル)-N7-(4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-565の合成。
Figure 0007082120000753
化合物565.1の合成。化合物565.1を、13.4および351.4から、一般手順Aを使用して合成した(収率:21.19%)。MS(ES): m/z 571.07 [M+H]+
化合物565.2の合成。化合物565.2を、565.1および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:53.82%)。MS(ES): m/z 657.77 [M+H]+
化合物I-565の合成。化合物I-565を、565.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:51.80%)。[M+H]+. MS(ES): m/z : 573.56 [M+H]+ , LCMS純度: 99.33%, HPLC純度: 95.78%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.65 (s, 1H), 9.87 (s, 1H), 9.03 (s, 2H), 8.29 (s, 1H), 8.04-7.95 (d, J=5.6Hz, 2H), 7.59 (s, 1H), 7.23 (t, 1H), 3.35 (s, 2H), 3.31 (s, 3H), 2.33 (s, 6H), 1.38 (s, 6H)。
実施例566:N7-(4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-566の合成。
Figure 0007082120000754
化合物566.1の合成。化合物566.1を、98.4および351.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:25.45%)。MS (ES): m/z 535.09 [M+H]+
化合物566.2の合成。化合物566.2を、566.1および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:30.11%)。MS (ES): m/z 621.79 [M+H]+
化合物I-566の合成。化合物I-566を、566.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:66.10%)。MS(ES): m/z : 537.60 [M+H]+ , LCMS純度: 99.82%, HPLC純度: 96.46%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.49 (s, 1H), 9.64 (s, 1H), 8.92-8.90 (d, J=8.4Hz, 2H), 8.26 (s, 1H), 7.98 (s, 2H), 7.57 (s, 1H), 3.30 (s, 6H), 2.46 (s, 2H), 2.38 (s, 6H), 1.41 (s, 6H)。
実施例567:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-567の合成。
Figure 0007082120000755
化合物567.1の合成。化合物567.1を、13.4および351.4から、一般手順Aを使用して合成した(収率:21.19%)。MS(ES): m/z 571.07 [M+H]+
化合物567.2の合成。化合物567.2を、567.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:64.50%)。MS(ES): m/z 619.72 [M+H]+
I-567の合成。化合物I-567を、567.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:53.05%)。[M+H]+. MS(ES): m/z : 535.46 [M+H]+ , LCMS純度: 95.77%, HPLC純度: 96.36%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.76 (s, 1H), 10.84 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.25-8.20 (m, 1H), 8.02-7.99 (m, 1H), 7.86-7.84 (m, 1H), 7.26 (t, 1H), 3.52 (s, 2H), 3.29 (s, 3H), 2.05 (s, 1H), 1.41 (s, 6H), 0.81 (bs, 4H)。
実施例568:N-(7-((4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロチアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-568の合成。
Figure 0007082120000756
化合物368.1の合成。化合物368.1を、98.4および351.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:25.45%)。MS (ES): m/z 535.09 [M+H]+
化合物368.2の合成 化合物368.2を、368.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.83%)。MS (ES): m/z 583.74 [M+H]+
化合物I-368の合成。化合物I-368を、368.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:74.02%)。MS(ES): m/z : 499.56 [M+H]+ , LCMS純度: 98.15%, HPLC純度: 98.32%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.57 (s, 1H), 10.66 (s, 1H), 8.82 (s, 1H), 8.22 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.98-7.96 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.82-7.80 (d, J=8.8Hz, 1H), 3.28 (s, 3H), 3.17 (s, 2H), 2.48 (s, 3H), 2.00 (s, 1H), 1.40 (s, 6H), 0.78 (bs, 4H)。
実施例569/570:(R)-6-((2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-569および(S)-6-((2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-570の合成。
Figure 0007082120000757
化合物I-569およびI-570の合成。I-544の異性体(0.095g)を、カラムCHIRALPAK AD-H(250mm×4.6mm,5u)および0.1%D EA_HEX_IPA-MEOH(50-50)を4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-569(0.025g)を得た。MS(ES): m/z : 490.56 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.26%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.48 (s, 1H), 10.16 (s, 1H), 8.64 (m, 1H), 7.96-7.77 (m, 5H), 7.48-7.44 (m, 2H), 4.95-4.91 (t, J=15.8Hz, 1H), 4.06-4.01 (m, 1H), 3.89-3.84 (m, 1H), 3.22 (s, 3H), 2.61 (s, 3H), 2.42-2.32 (m, 1H), 2.03-1.96 (m, 2H), 1.78-1.71 (m, 1H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-570(0.027g)を得た。MS(ES): m/z 490.56 [M+H]+ , LCMS純度: 98.76%, HPLC純度: 97.57%, キラルHPLC : (95.96%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 12.49 (s, 1H), 9.96 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 7.99-7.97 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.92-7.90 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.86-7.75 (m, 3H), 7.58 (s, 1H), 7.43-7.41 (d, J=7.2Hz, 1H), 4.92-4.89 (t, J=7.2Hz, 1H), 4.06-4.00 (m, 1H), 3.88-3.83 (m, 1H), 3.22 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.40-2.32 (m, 1H), 2.02-1.95 (m, 2H), 1.79-1.70 (m, 1H)。
実施例571:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(5,5-ジフルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-571の合成。
Figure 0007082120000758
化合物571.1の合成。化合物571.1を、13.4および616.7から、一般手順Aを使用して合成し、2.0を得た。(収率:30.49%)。MS (ES): m/z 577.99 [M+H]+
化合物571.2の合成。化合物571.2を、571.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:77.29%)。MS (ES): m/z 626.64 [M+H]+
化合物I-571の合成。化合物I-571を、571.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:97.09%)。MS(ES): m/z : 542.55 [M+H]+ , LCMS純度: 97.91%, HPLC純度: 96.91%, キラルHPLC純度: 49.80% and 48.78%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.68 (s, 1H), 10.76 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.80-7.73 (m, 2H),7.26 (t, 1H), 4.72-4.69 (d, J=8.0Hz, 1H), 4.09 (s, 1H), 3.90-3.79 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.28 (s, 2H), 2.20-2.19 (d, 1H), 2.06-2.03 (t, 1H), 1.81-1.75 (m, 1H), 0.79 (bs, 4H)。
実施例572:N-(7-((4-(5,5-ジフルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-572の合成。
Figure 0007082120000759
化合物572.1の合成。化合物572.1を、98.4および616.7から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:30.63%)。MS (ES): m/z 542.01 [M+H]+
化合物572.2の合成。化合物572.2を、572.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:73.13%)。MS (ES): m/z 590.66 [M+H]+
化合物I-572の合成。化合物I-572を、572.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:97.20%)。MS(ES): m/z : 506.66 [M+H]+ , LCMS純度: 98.02%, HPLC純度: 96.81%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.49 (s, 1H), 10.58 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.77-7.69 (m, 2H), 4.69-4.67 (d, J=8.0Hz, 1H), 4.12-4.06 (m, 1H), 3.20 (s, 3H), 3.17 (s, 2H), 2.49 (s, 3H), 2.30-2.14 (m, 4H), 0.76 (bs, 4H)。
実施例573:6-((7-((2-メトキシ-3-(チアゾール-2-イル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-573の合成。
Figure 0007082120000760
化合物573.1の合成。化合物573.1を、98.4および558.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:31.38%)。MS (ES): m/z 456.96 [M+H]+
化合物573.2の合成。化合物573.2を、573.1および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:55.02%)。MS (ES): m/z 539.63 [M+H]+
化合物I-573の合成。化合物I-573を、573.2から、一般手順を使用して合成した(収率:63.81%)。MS(ES): m/z : 455.57 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.75%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.50 (s, 1H), 9.88 (s, 1H), 8.21-8.19 (m, 2H), 8.06-8.00 (m, 2H), 7.87-7.80 (m, 2H), 7.61-7.59 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.40-7.33 (m, 2H), 7.02(s, 1H), 3.78 (s, 3H), 2.47 (s, 3H)。
実施例574:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-574の合成。
Figure 0007082120000761
化合物574.1の合成。4-ブロモ-2-メチル-2H-1,2,3-トリアゾール(0.500g,3.09mmol,1当量)の、1,4-ジオキサン(6mL)および水(4mL)中の溶液に、320.1(0.845g,3.40mmol,1.5当量)およびリン酸カリウム(1.97g,9.31mmol,3当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。[1,1’-Pd(dba)(0.085g,9.31mmol,0.03当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で1時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な574.1(0.300g,47.59%)を得た。MS(ES): m/z 205.23 [M+H]+
化合物574.2の合成。化合物574.2を、574.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:35.07%)。MS (ES): m/z 490.91 [M+H]+
化合物574.3の合成。化合物574.2を、574.2および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:53.48%)。MS (ES): m/z 573.58 [M+H]+
化合物I-574の合成。化合物I-574を、574.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:70.33%)。[M+H]+ MS(ES): m/z : 489.45 [M+H]+ , LCMS純度: 99.59%, HPLC純度: 98.21%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.51 (s, 1H), 10.06 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.28-8.26 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.88-7.84 (t, J=12.4Hz, 1H), 7.70-7.68 (d, J=, 1H), 7.55-7.53 (d, J=, 1H), 7.45-7.43 (d, J=, 1H), 7.34-7.30 (t, J=, 1H), 7.22 (s, 1H), 7.08 (s, 1H), 4.24 (s, 3H), 3.65 (s, 3H)。
実施例575:3-イソプロピル-6-((2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-575の合成。
Figure 0007082120000762
Figure 0007082120000763
化合物575.1の合成。6-アミノピコリノニトリル(3g,25.18mmol,1.0当量)のアセトニトリル(30mL)中の溶液に、N-ブロモスクシンイミド(9g,50.42mmol,2.0当量)を室温で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な575.1(2.1g,42.11%)を得た。MS(ES): m/z 199.02 [M+H]+
化合物575.2の合成。575.1(2.1g,10.60mmol,1当量)の、トルエン(16mL)および水(4mL)中の溶液に、イソプロペニルボロン酸(1.12g,12.72mmol,1.2当量)、炭酸カリウム(4.4g,31.81mmol,3当量)、トリフェニルホスフィン(0.214g,2.12mmol,0.2当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。酢酸パラジウム(II)(0.237g,1.06mmol,0.1当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、アルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で5時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な575.2(1.35g,79.97%)を得た。MS(ES): m/z 160.19 [M+H]+
化合物575.3の合成。575.2(1.35g,8.48mmol,1.0当量)のMeOH(15mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.100g)を添加した。水素を反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、575.3(1.1g,80.46%)を得た。MS(ES): m/z 162.21 [M+H]+
化合物575.4の合成。化合物575.4を、575.3および544.3から、一般手順Bを使用して合成し、2.1を得た。(収率:65.72%)。MS (ES): m/z 616.75 [M+H]+
化合物I-575の合成。化合物I-575を、575.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:92.66%)。MS(ES): m/z : 532.60 [M+H]+ , LCMS純度: 98.17%, HPLC純度: 96.25%, キラルHPLC純度: 41.56% and 58.18%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.45 (s, 1H), 9.87 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 7.93-7.91 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.86-7.84 (d, J=12.8Hz, 2H), 7.79-7.71 (m, 1H), 7.63 (s, 1H), 4.92-4.88 (m, 1H), 4.05-4.00 (m, 1H), 3.88-3.82 (m, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.38-2.32 (m, 2H), 2.02-1.95 (m, 2H), 1.79-1.71 (m, 1H), 1.27-1.17 (m, 6H)。
実施例576:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-フルオロ-2-メトキシフェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-576の合成。
Figure 0007082120000764
化合物576.1の合成。556.2(1g,3.74mmol,1.0当量)の、1,4-ジオキサン(16mL)および水(4mL)中の溶液に、3-ヨード-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール(0.914g,4.12mmol,1.1当量)、CsCO(2.43g,74.90mmol,2.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)CHCl錯体(0.458g,0.561mmol,0.15当量)をこの反応混合物中に添加し、そして再度、アルゴンにより20分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で5時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な576.1(0.440g,49.96%)を得た。MS(ES): m/z 236.26 [M+H]+
化合物576.2の合成。化合物576.2を、576.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成し、1.4を得た。(収率:37.73%)。MS(ES): m/z 521.94 [M+H]+
化合物576.3の合成。化合物576.3を、576.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:49.95%)。MS(ES): m/z 574.62 [M+H]+
化合物I-576の合成。化合物I-576を、576.3から、一般手順Cを使用して合成した(収率:71.61%)。MS(ES): m/z : 486.57 [M+H]+ , LCMS純度: 99.32%, HPLC純度: 98.84%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 10.25 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.56-7.50 (m, 2H), 7.39-7.37 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.21 (t, 1H), 6.80 (s, 1H), 6.40 (s, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.79 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 1.98 (s, 1H), 0.79-0.72 (m, 4H)。
実施例577:N-(7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-フルオロ-2-メトキシフェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-577の合成。
Figure 0007082120000765
化合物577.1の合成。化合物577.1を、98.4および576.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:26.82%)。MS(ES): m/z 485.96 [M+H]+
化合物577.2の合成。化合物577.2を、577.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:41.81%)。MS(ES): m/z 534.61 [M+H]+
化合物I-577の合成。化合物I-577を、577.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:69.68%)。MS(ES): m/z : 450.52 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 97.77%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.35 (s, 1H), 10.44 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.57-7.53 (t, J=11.8Hz, 1H), 7.22-7.20 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.41-6.40 (d, J=4.0Hz, 1H), 3.85-3.78 (d, 6H), 2.47 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 1.97 (s, 1H), 0.75 (bs, 4H)。
実施例578:2-(ジフルオロメチル)-N5-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)-N7-(4-(2,5-ジメチルチアゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-578の合成。
Figure 0007082120000766
化合物578.1の合成。化合物578.1を、13.4および481.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:15.47%)。MS(ES): m/z 569.05 [M+H]+
化合物578.2の合成。化合物578.2を、578.1および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順を使用して合成した(収率:52.05%)。MS(ES): m/z 655.76 [M+H]+
化合物I-578の合成。化合物I-578を、578.2から、一般手順Cを使用して合成した(収率:71.71%)。MS(ES): m/z : 571.70 [M+H]+ , LCMS純度: 98.32%, HPLC純度: 96.28%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.69 (s, 1H), 10.08 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 8.08-8.05 (m, 2H), 7.77 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.26 (s, 1H), 3.30 (s, 3H), 2.67 (s, 3H), 2.60 (s, 3H), 2.44 (s, 3H), 2.34 (s, 3H)。
実施例579:N5-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)-N7-(4-(2,5-ジメチルチアゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-579の合成。
Figure 0007082120000767
化合物579.1の合成。化合物579.1を、98.4および481.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:13.45%)。MS(ES): m/z 533.07 [M+H]+
化合物579.2の合成。化合物579.2を、579.1および2,6-ジメチルピリミジン-4-アミンから、一般手順を使用して合成した。(収率:42.99%)。MS(ES): m/z 619.78 [M+H]+
I-579の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成した。(収率:63.13%)。MS(ES): m/z : 535.66 [M+H]+ , LCMS純度: 99.42%, HPLC純度: 97.47%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.53 (s, 1H), 9.87 (s, 1H), 8.83 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.04-7.97 (m, 2H), 7.71 (s, 1H), 7.44 (s, 1H), 3.27 (s, 3H), 2.65 (s, 3H), 2.58 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.30 (s, 3H)。
実施例580:2-(ジフルオロメチル)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-N7-(4-(2,5-ジメチルチアゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-580の合成。
Figure 0007082120000768
化合物580.1の合成。化合物580.1を、13.4および481.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:15.47%)。MS(ES): m/z 569.05 [M+H]+
化合物580.2の合成。化合物580.1を、580.1および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:57.84%)。MS(ES): m/z 655.76 [M+H]+
I-580の合成。化合物I-580を、580.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:57.37%)。MS(ES): m/z : 571.66 [M+H]+ , LCMS純度: 96.00%, HPLC純度: 95.99%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.59 (s, 1H), 9.84 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.94 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 8.07-7.98 (m, 2H), 7.63 (s, 1H), 7.24 (t, 1H), 3.29 (s, 3H), 2.66 (s, 3H), 2.60 (s, 3H), 2.40 (s, 6H)。
実施例581:N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-N7-(4-(2,5-ジメチルチアゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-581の合成。
Figure 0007082120000769
化合物581.1の合成。化合物581.1を、481.3および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:27.62%)。MS(ES): m/z 519.43 [M+H]+
化合物581.2の合成。化合物581.2を、581.1および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:54.80%)。MS(ES): m/z 619.57 [M+H]+
I-581の合成。化合物I-581を、581.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:61.08%)。MS(ES): m/z : 535.65 [M+H]+ , LCMS純度, 98.28%, HPLC純度98.05%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.47 (s, 1H), 9.61 (s, 1H), 8.82 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.04-7.97 (m, 2H), 7.62 (t, 1H), 3.27 (s, 3H), 2.66 (s, 3H), 2.58 (s, 3H), 2.47 (m, 3H), 2.37 (s, 6H)。
実施例582:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-582の合成。
Figure 0007082120000770
化合物582.1の合成。320.2(1g,4.21mmol,1当量)の、ジオキサン(20mL)および水(3mL)中の溶液に、2-ブロモ-4,5-ジメチルチアゾール1.1(1.62g,8.43mmol,2当量)および炭酸カリウム(1.7g,12.04mmol,3当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。DCM[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.327g,4.01mmol,0.1当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で12時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な582.1(0.580g,58.73%)を得た。MS(ES): m/z 235.32 [M+H]+
化合物582.2の合成。化合物582.2を、582.1および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:28.84%)。MS (ES): m/z 521.00 [M+H]+
化合物582.3の合成。化合物582.3を、582.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:47.42%)。MS (ES): m/z 569.64 [M+H]+
化合物I-582の合成。化合物I-582を、582.3から、一般手順Cを使用して合成した(収率:67.06%)。MS(ES): m/z : 485.50 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.88%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.52 (s, 1H), 10.61 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.47-7.42 (m, 2H), 7.22 (t, 1H), 3.91 (s, 3H), 2.39 (s, 3H), 2.33 (s, 3H), 2.02 (s, 1H), 0.77 (bs, 4H)。
実施例583:6-((7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-583の合成。
Figure 0007082120000771
Figure 0007082120000772
化合物583.1の合成。1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-アミン(5g,45.04mmol,1.0当量)のイソプロピルアルコール(50mL)中の溶液に、ジ-ヨードメタン(12.02g,45.04mmol,1.0当量)および亜硝酸イソ-ブチル(1.55g,22.5mmol,0.5当量)を添加した。反応混合物を55℃で6時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中25%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.1(3.1g,31.04%)を得た。MS(ES): m/z 223.05 [M+H]+
化合物583.2の合成。1,4-ジオキサン(0.8mL)と水(0.2mL)との混合物中の化合物583.1(0.5g,2.25mmol,1.0当量)に、化合物264.4(0.73g,2.47mmol,1.1当量)および炭酸カリウム(0.93g,6.7mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物を、アルゴンにより15分間脱気した。次いで、(1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)パラジウム(II)ジクロリド(0.36g,0.4mmol,0.2当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。反応混合物を110℃で4時間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を水に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中12%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な583.2(0.310g,51.88%)を得た。MS(ES): m/z 266.53 [M+H]+
化合物583.3の合成。化合物583.3を、582.2および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:21.60%)。MS(ES): m/z 516.23 [M+H]+
化合物583.4の合成。化合物583.4を、583.3および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:46.40%)。MS(ES): m/z 598.24 [M+H]+
I-583の合成。化合物I-583を、583.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:59.85%)。MS(ES): m/z : 514.64 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.58 (s, 1H), 10.02 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.12-8.10 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.01-7.99 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.93-7.91 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.85-7.81 (t, J=16.0Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.43-7.42 (d, J=6.9Hz, 1H), 6.49 (s, 1H), 2.30 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 3.79 (s, 3H)。
実施例584:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(5-(3-メトキシプロピル)チアゾール-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-584の合成。
Figure 0007082120000773
Figure 0007082120000774
化合物584.1の合成。ペンタン-1,5-ジオール(20g,192.03mmol,1.0当量)のテトラヒドロフラン(600mL)中の溶液に、水素化ナトリウム(5.5g,230.6mmol,1.2当量)を0℃で添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、ヨウ化メチル(27.30g,192.03mmol,1.0当量)を反応混合物中に添加し、そして室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷冷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物584.1(6.2g,27.32%)を得た。MS(ES): m/z 119.18 [M+H]+
化合物584.2の合成。塩化オキサリル(8g,63.05mmol,1.2当量)のCHCl(60mL)中の溶液に、ジメチルスルホキシド(12.3gm,157.62mmol,3.0当量)を-60℃で滴下により添加した。次いで、584.1(6.2g,52.46mmol,1.0当量)のCHCl(60mL)中の溶液をこの反応混合物中に添加した。この反応混合物を-60℃で30分間撹拌した。トリエチルアミン(26.58g,262.71mmol,5.0当量)を-60℃で添加し、そして0℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を1MのHCl溶液および重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物584.2(3g,49.23%)を得た。MS(ES): m/z 117.16 [M+H]+
化合物584.3の合成。584.2(3g,25.83mmol,1.0当量)の1,4-ジオキサン(20mL)中の溶液に、1,4-ジオキサン(25mL)中の臭素(4.1g,25.83mmol,1.0当量)を0℃で滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。チオ尿素(3.7g,51.72mmol,2.0当量)、エタノール(25mL)を反応混合物中に室温で添加し、そしてこの反応混合物を室温で18時間撹拌した。完了したら、反応混合物を減圧中で濃縮して残渣を得、これをCHClに溶解させ、そして1MのHCl溶液で抽出した。その水層を、30%の水酸化アンモニウム溶液を使用することにより塩基性にし、そしてCHClで再度抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な584.3(1.7g,38.22%)を得た。MS(ES): m/z 173.25 [M+H]+
化合物584.4の合成。臭化銅(2.6g,11.8mmol,1.2当量)のアセトニトリル(20mL)中の溶液に、亜硝酸tert-ブチル(1.5g,14.8mmol,1.5当量)を、窒素環境下で0℃で添加した。アセトニトリル(20mL)中の化合物584.3(1.7g,9.87mmol,1.0当量)に、この反応混合物中に滴下により添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。完了したら、反応混合物を1MのHCl溶液中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な584.4(1.4g,60.07%)を得た。MS(ES): m/z 237.13 [M+H]+
化合物584.5の合成。化合物584.5を、584.4および288.4から、一般手順Aを使用して合成した。
化合物584.6の合成。584.5(1.4g,5.93mmol,1.0当量)の、1,4-ジオキサン(20mL)および水(1.8mL)中の溶液に、288.4(5.28g,17.79mmol,3.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。(1,1’-ビス[ジフェニルホスフィノ]フェロセン)パラジウム(II)ジクロリド(0.433g,5.93mmol,0.1当量)、炭酸カリウム(2.5g,17.79mmol,3.0当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、アルゴンにより20分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な584.6(0.410g,21.18%)を得た。MS(ES): m/z 327.43 [M+H]+
化合物584.7の合成 化合物584.7を、584.6およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:57.22%)。MS(ES): m/z 661.76 [M+H]+
I-584の合成。化合物I-584を、584.7から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:65.48%)。MS(ES): m/z : 577.66 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.17%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.75 (s, 1H), 10.83 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.20 (s, 2H), 7.90-7.87 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.27 (t, 1H), 3.39 (s, 2H), 3.27 (s, 6H), 2.96-2.93 (t, J=6.8Hz, 2H), 2.06 (s, 1H), 1.92-1.88 (t, J=6.8Hz, 2H), 0.82 (s, 4H)。
実施例585:N7-(4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-2-メチル-N5-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-585の合成。
Figure 0007082120000775
化合物585.1の合成。化合物585.1を、98.4および264.5から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:19.84%)。MS (ES): m/z 516.03 [M+H]+
化合物585.2の合成 化合物585.2を、585.1および6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-アミンから、一般手順を使用して合成した。(収率:44.21%)。MS (ES): m/z 641.69 [M+H]+
化合物I-585の合成。化合物I-585を、585.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:69.07%)。[M+H]+ MS(ES): m/z : 557.67 [M+H]+ , LCMS純度: 97.28%, HPLC純度: 97.58%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.53 (s, 1H), 9.96 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.08-8.06 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.88 (s, 3H), 7.74-7.72 (t, J=8.0Hz, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.27-7.25 (d, J=8.4Hz, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.44 (s, 3H)。
実施例586:(R)-N5-(6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-イル)-2-メチル-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-586の合成。
Figure 0007082120000776
Figure 0007082120000777
化合物586.1の合成。4-ブロモ-2-フルオロ-1-ニトロベンゼン(2.5g,13.64mmol,1当量)のジメチルホルムアミド(25mL)中の溶液に、水中のナトリウムチオメトキシドを10℃で滴下により添加した。この反応混合物を20℃で4時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷水中に移し、そして2時間撹拌した。次いで、反応混合物を濾過し、そして水で洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、586.1(3g,88.68%)を得た。MS(ES): m/z 249.09 [M+H]+
化合物586.2の合成。586.1(3g,13.75mmol,1.0当量)、4,4,5,5-テトラメチル-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(4.33g,20.63mmol,1.5当量)の、テトラヒドロフラン(60mL)と水(10mL)との混合物中の溶液に。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。1,1’-ビス(ジフェニルホスファニル)フェロセン(1g,1.375mmol,0.1当量)、炭酸カリウム(5g,36.29mmol,3当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を60℃で3時間撹拌した。反応の完了後、水をこの反応混合物に添加し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な586.2(1.4g,45.99%)を得た。MS(ES): m/z 224.33 [M+H]+
化合物586.3の合成。586.2(1.4g,6.33mmol,1.0当量)のエタノール(30mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.110g)を添加した。水素を反応混合物に通して24時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、586.3(0.600g,42.47%)を得た。MS(ES): m/z 224.33 [M+H]+
化合物586.4の合成。586.3(0.600g,2.69mmol,1当量)の酢酸(130mL)中の溶液に、30%の過酸化水素(0.663g,0.195mmol,7.26当量)およびタングステン酸ナトリウム二水和物(0.711g,0.003mmol,0.9当量)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷水中に移し、そして沈殿した生成物を濾過し、ヘキサン中25%の酢酸エチルで洗浄し、そして十分に乾燥させて、586.4を得た。(0.520g,収率:75.81%)。MS(ES): m/z 256.33 [M+H]+
化合物586.5および586.5aの合成 586.4の異性体(0.900g)を、カラムCHIRALPAK AD-H(250mm×4.6mm,5u)および0.1%DEA_HEX_IPA-MEOH(50-50)を4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋な586.5(0.240g)を得た。MS(ES): m/z : 256.33 [M+H]+。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋な586.5a(0.270g)を得た。MS(ES): m/z : 256.43 [M+H]+
化合物586.6の合成。化合物586.6を、586.5および98.4から、一般手順Aを使用して合成した(収率:25.18%)。MS(ES): m/z 506.03 [M+H]+
化合物586.7の合成。化合物586.7を、586.6および6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.01%)。MS(ES): m/z 608.73 [M+H]+
化合物I-586の合成。化合物I-586を、586.7から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:71.42%)。MS(ES): m/z : 524.66 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.58%, キラルHPLC : (99.46%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.27 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 8.51 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.81-7.79 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.70-7.68 (d, J=8Hz, 1H), 7.08 (s, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.76 (s, 1H), 4.45-4.42 (m, 1H), 4.07 (s, 2H), 3.95 (s, 2H), 3.84-3.77 (m, 1H), 3.62-3.52 (m, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 1.92-1.89 (m, 2H), 1.69-1.59 (m, 3H), 1.49-1.42 (m, 2H)。
実施例587:(R)-N5-(6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-イル)-2-メチル-N7-(2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-587の合成。
Figure 0007082120000778
化合物587.1の合成。化合物587.1を、98.4および586.5aから、一般手順Aを使用して合成した(収率:23.61%)。MS(ES): m/z 506.03 [M+H]+
化合物587.2の合成。化合物587.2を、587.1および6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[5,1-c][1,4]オキサジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:58.17%)。MS(ES): m/z 608.73 [M+H]+
化合物I-587の合成。化合物I-587を、587.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:46.43%)。MS(ES): m/z : 524.69 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC : (99.54%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.25 (s, 1H), 9.01 (s, 1H), 8.51 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.09 (s, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.76 (s, 2H), 4.44-4.42 (m, 1H), 4.06 (s, 3H), 3.95 (s, 2H), 3.58 (s, 1H), 3.20(s, 3H), 2.43 (s, 1H), 1.91-1.88 (m, 2H), 1.80 (s, 2H), 1.47-1.44 (m, 2H), 1.25 (s, 1H), 0.87 (s, 1H)。
実施例588:N-(7-((4-(1,4-ジオキサン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-588の合成。
Figure 0007082120000779
588.1の合成 320.2(10g,33.65mmol,1.0当量)のアセトン(100mL)中の溶液に、過ヨウ素酸ナトリウム(22.9g,67.34mmol,2当量)、酢酸アンモニウム(5.18g,67.34mmol,2当量)および水(50mL)を室温で添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてアセトンで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、残渣を得た。残渣を酢酸エチルに溶解させ、そして水で洗浄した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、588.1(4.2g,58.04%)を得た。MS(ES): m/z 216.03 [M+H]+
化合物588.2の合成。588.1(0.750g,3.49mmol,1当量)の1,4-ジオキサン(15mL)中の溶液に、リン酸カリウム(0.756g,3.49mmol,1当量)、トリフェニルホスフィン(0.091g,3.49mmol,0.1当量)を室温で添加した。アセチルアセトン酸ニッケル(II)(0.089g,3.49mmol,0.1当量)、ジ-tert-ブチルペルオキシド(0.611g,4.18mmol,1.2当量)をこの反応混合物にアルゴン雰囲気下で添加した。反応混合物を120℃で4時間加熱した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な588.2(0.280g,31.20%)を得た。MS(ES): m/z 258.30 [M+H]+
化合物588.3の合成。化合物588.3を、588.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:23.73%)。MS (ES): m/z 543.98 [M+H]+
化合物588.4の合成。化合物588.4を、588.3およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:51.24%)。MS (ES): m/z 592.63 [M+H]+
化合物I-588の合成。化合物I-588を、588.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:80.71%)。MS(ES): m/z : 508.51 [M+H]+ , LCMS純度: 97.29%, HPLC純度: 95.60%, キラルHPLC : (50%, 50%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.70 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.77 (s, 2H), 7.27 (t, 1H), 4.73-4.70 (m, 1H), 3.96-3.93 (d, J=11.2Hz, 2H), 3.83-3.78 (m, 2H), 3.66-3.60 (m, 2H), 3.23 (s, 3H), 2.06-2.03 (m, 1H), 0.81-0.79 (m, 4H)。
実施例589:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-589の合成。
Figure 0007082120000780
Figure 0007082120000781
化合物589.1の合成。4-ブロモ-2-メトキシアニリン(10g,49.49mmol,1当量)のジオキサン(100mL)中の溶液に、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(18.78g,74.25mmol,1.5当量)および炭酸カリウム(20.49g,14.85mmol,3当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。DCM[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(1.21g,1.48mmol,0.03当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を120℃で4時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な589.1(8.7g,70.56%)を得た。MS(ES): m/z 250.12 [M+H]+
化合物589.2の合成。589.1(2g,8.03mmol,1当量)の、ジオキサン(40mL)および水(6mL)中の溶液に、3-ヨード-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール(3.57g,16.06mmol,2当量)および炭酸カリウム(7.8g,24.09mmol,3当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。DCM[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.655g,0.803mmol,0.1当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を110℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な589.2(0.800g,45.86%)を得た。MS(ES): m/z 218.27 [M+H]+
化合物589.3の合成。化合物589.3を、589.2および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:16.01%)。MS (ES): m/z 503.95 [M+H]+
化合物589.4の合成。化合物589.4を、589.3およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:59.27%)。MS (ES): m/z 552.60 [M+H]+
化合物I-589の合成。化合物I-589を、589.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:72.61%)。MS(ES): m/z : 468.62 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.50%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.46 (s, 1H), 10.54 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.39-7.34 (m, 2H), 7.21 (s, 1H), 6.54 (s, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 2.00 (s, 1H), 0.76 (bs, 4H)。
実施例590:N-(7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-590の合成。
Figure 0007082120000782
Figure 0007082120000783
化合物590.1の合成。化合物590.1を、98.4および589.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:18.38%)。MS (ES): m/z 467.97 [M+H]+
化合物590.2の合成。化合物590.2を、590.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:67.92%)。MS (ES): m/z 516.62 [M+H]+
化合物I-590の合成。化合物I-590を、一般手順Cを使用して合成した。(収率:69.04%)。MS(ES): m/z : 432.62 [M+H]+ , LCMS純度: 97.71%, HPLC純度: 98.66%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.36 (s, 1H), 10.43 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.45-7.34 (m, 3H), 6.52 (s, 1H), 3.91 (s, 3H), 3.77 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 1.98 (s, 1H), 0.76 (bs, 4H)。
実施例591:(R)-N-(7-((4-(5,5-ジメチルテトラヒドロフラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジニル)シクロプロパンカルボキサミド,I-591の合成。
Figure 0007082120000784
Figure 0007082120000785
化合物591.1の合成。化合物591.1を、98.4および332.5から、一般手順Aを使用して合成した(収率:26.46%)。MS(ES): m/z 520.06 [M+H]+
化合物591.2の合成。化合物591.2を、591.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:53.33%)。MS(ES): m/z 568.71 [M+H]+
I-591の合成。化合物I-591を、591.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:67.08%)。MS(ES): m/z : 484.45 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 96.24%, キラルHPLC : (97.32%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.41 (s, 1H), 10.73 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.70-7.68(d, J=7.6Hz, 1H), 7.65-63(d, J=7.6Hz, 1H), 5.02-4.99 (t, J=7.6Hz, 1H), 3.19 (s, 3H), 2.60 (s, 3H), 2.41-2.39 (m, 2H), 1.99 (m, 1H), 1.87-1.84 (m, 2H), 1.33 (s, 3H), 1.30 (s, 3H), 0.78-0.76 (m, 4H)。
実施例I-592:(S)-N-(7-((4-(5,5-ジメチルテトラヒドロフラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミドの合成。
Figure 0007082120000786
Figure 0007082120000787
化合物592.1の合成。化合物592.1を、98.4および332.5から、一般手順Aを使用して合成した(収率:21.44%)。MS(ES): m/z 520.06 [M+H]+
化合物592.2の合成。化合物592.2を、592.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:56.60%)。MS(ES): m/z 568.71 [M+H]+
I-592の合成。化合物I-592を、592.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:68.63%)。MS(ES): m/z : 484.66 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.73%, キラルHPLC : (100%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.52 (s, 1H), 10.58 (s, 1H), 8.50 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.72-7.65 (m, 2H), 5.00-4.97 (t, J=8Hz, 1H), 3.18 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.41-2.36 (m, 2H), 1.99-1.98 (m, 1H), 1.87-1.78 (m, 2H), 1.33 (s, 3H), 1.29 (s, 3H), 0.77-0.75 (m, 4H)。
実施例593/594:(R)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(5,5-ジフルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-593および
(S)-N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(5,5-ジフルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-594の合成。
Figure 0007082120000788
化合物I-593およびI-594の合成。I-571の異性体(0.090g)を、カラムCHIRALPAK AD-H(250mm×4.6mm,5u)および0.1%D EA_HEX_IPA-MEOH(50-50)を4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-593(0.035g)を得た。MS(ES): m/z : 542.52 [M+H]+ , MS(ES): m/z : 542.65 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.59%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.67 (s, 1H), 10.74 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.79-7.73 (m, 2H), 7.25 (t, 1H), 4.72-4.69 (d, J=10.4Hz, 1H), 4.09 (s, 1H), 3.90-3.79 (m, 1H), 3.22 (s, 3H), 2.24 (s, 2H), 2.19 (s, 1H), 2.05-2.02 (t, 1H), 1.81-1.77 (s, 1H), 0.80 (bs, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-594(0.035g)を得た。MS(ES): m/z : 542.52 [M+H]+ MS(ES): m/z : 542.65 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.65 (s, 1H), 10.74 (s, 1H), 8.73 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.79-7.73 (m, 2H), 7.24 (t, 1H), 4.09 (s, 1H), 3.90-3.79 (m, 1H), 3.19 (s, 3H), 2.24 (s, 2H), 2.16 (s, 2H), 2.05-2.02 (t, 1H), 1.81-1.77 (s, 1H), 0.79 (bs, 4H)。
実施例595/596:(R)-3-イソプロピル-6-((2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-595および(S)-3-イソプロピル-6-((2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)-4-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-596の合成。
Figure 0007082120000789
化合物I-595およびI-596の合成。I-575の異性体(0.100g)を、カラムCHIRALPAK AD-H(250mm×4.6mm,5u)および0.1%DEA_HEX_IPA-MEOH(50-50)を4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-595(0.025g)を得た。MS(ES): m/z 532.69 [M+H]+ , LCMS純度: 99.53%, HPLC純度: 98.96%, キラルHPLC : (100%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 12.46 (s, 1H), 9.89 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 7.94-7.91 (d, J=9.2 Hz, 2H), 7.87-7.85 (m, 2H), 7.79-7.77 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.64 (s, 1H), 4.92-4.89 (t, J=6.8Hz, 1H), 4.06-4.00 (m, 1H), 3.88- 3.82 (s, 1H), 3.215 (s, 3H), 2.481 (s, 3H), 2.39- 2.32 (m, 2H), 2.02- 1.95 (m, 2H), 1.77-1.73 (m, 1H), 1.27 (s, 3H), 1.25 (s, 3H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-596(0.027g)を得た。MS(ES): m/z 532.56 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.94%, キラルHPLC : (98.12%), 1H NMR (MeOD, 400MHz): 12.46 (s, 1H), 9.89 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 7.94-7.91 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.87-7.85 (m, 2H), 7.79-7.77 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.64 (s, 1H), 4.92-4.89 (t, J=7.2Hz, 1H), 4.06-4.00 (m, 1H), 3.88-3.85 (s, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.38-2.34 (m, 2H), 2.02-1.95 (m, 2H), 1.78-1.73 (m, 1H), 1.27 (s, 3H), 1.25 (s, 3H)。
実施例597:N5-(6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[c]ピリダジン-3-イル)-2-メチル-N7-(2-(メチルスルホニル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-597の合成。
Figure 0007082120000790
Figure 0007082120000791
化合物597.1の合成。シクロペンタノン(1g,11.89mmol,1当量)のグリオキシル酸一水和物(10mL)中の溶液を50℃で5時間加熱した。次いで、反応混合物を0℃で冷却した。ヒドラジン水和物(0.893g,17.83mmol,1.5当量)をこの反応混合物中に0℃で添加した。反応混合物を50℃で5時間加熱した。完了したら、反応混合物を濾過し、そしてエーテルで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。この粗製物質をアセトンで再結晶して、純粋な597.1を得た。(収率:61.78%)。MS (ES): m/z 137.15 [M+H]+
化合物597.2の合成。597.1(1.5g,11.02mmol,1当量)の塩化ホスホリル(15mL)中の溶液を100℃で2時間加熱した。完了したら、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物質を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そしてCHClで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な597.2を得た。(収率:52.84%)。MS (ES): m/z 155.60 [M+H]+
化合物597.3の合成。化合物597.3を、98.4および2-(メチルスルホニル)アニリンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:44.65%)。MS (ES): m/z 457.89 [M+H]+
化合物597.4の合成。化合物597.4を、597.3およびベンジルアミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:53.08%)。MS (ES): m/z 492.61 [M+H]+
化合物597.5の合成。597.4(0.310g,630.58mmol,1.0当量)のMeOH(2mL)中の溶液に、10%の活性炭担持水酸化パラジウム(0.050g)を添加した。水素を反応混合物に通して室温で36時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、597.5(0.150g,59.25%)を得た。MS(ES): m/z 402.49 [M+H]+
化合物597.6の合成。化合物597.6を、597.2および597.5から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:24.72%)。MS (ES): m/z 520.62 [M+H]+
化合物I-597の合成。化合物I-597を、597.6から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:62.14%)。MS(ES): m/z : 436.62 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.39%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.47 (s, 1H), 9.80 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.93-7.85 (m, 2H), 7.73-7.70 (t, J=12.4Hz, 1H), 7.37 (s, 1H), 7.32-7.29 (t, J=12.0Hz, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.99-2.90 (m, 4H), 2.46 (s, 3H), 2.09-2.05 (t, J=12.2Hz, 2H)。
実施例598:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-メトキシ-3-(5-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-598の合成。
Figure 0007082120000792
化合物598.1の合成。化合物598.1を、13.4および598.1aから、一般手順Aを使用して合成した(収率:13.56%)。MS(ES): m/z 491.90 [M+H]+
化合物598.2の合成。化合物598.2を、598.1および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:52.46%)。MS(ES): m/z 574.56 [M+H]+
I-598の合成。化合物I-598を、598.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:67.84%)。MS(ES): m/z : 490.45 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.540(s, 1H), 10.08 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.28-8.24 (m, 1H), 7.89-7.85 (m, 1H), 7.75-7.69 (m, 1H), 7.47-7.33 (m, 3H), 7.22 (s, 1H), 7.11 (t, 1H), 3.73 (s, 3H), 2.71 (s, 3H)。
実施例599:6-((2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-599の合成。
Figure 0007082120000793
化合物599.1の合成。化合物599.1を、13.4および2-(メチルスルホニル)アニリンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:44.65%)。MS (ES): m/z 457.89 [M+H]+
化合物599.2の合成。化合物599.2を、599.1および6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:39.21%)。MS (ES): m/z 583.55 [M+H]+
化合物I-599の合成。化合物I-599を、599.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:74.80%)。MS(ES): m/z : 499.58 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.66 (s, 1H), 10.17 (s, 1H), 8.90 (s, 1H), 8.23-8.21 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.96-7.88 (m, 3H), 7.78-7.74 (t, J=16.0Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.40-7.31 (m, 2H), 7.24 (s, 1H), 3.23 (s, 3H)。
実施例600:2-メチル-N7-(2-(メチルスルホニル)フェニル)-N5-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-600の合成。
Figure 0007082120000794
化合物600.1の合成。化合物600.1を、98.4および2-(メチルスルホニル)アニリンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:46.65%)。MS (ES): m/z 421.91 [M+H]+
化合物600.2の合成。化合物600.2を、600.1および6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:41.21%)。MS (ES): m/z 547.57 [M+H]+
化合物I-600の合成。化合物I-600を、600.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:54.80%)。MS(ES): m/z : 463.35 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.33%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.57 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 8.73 (s, 1H), 8.09-8.06 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.94-7.85 (m, 3H), 7.74-7.71 (t, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.34-7.26 (m, 2H), 3.21 (s, 3H), 2.51 (s, 3H)。
実施例601:N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-N7-(4-(5,5-ジメチルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-601の合成。
Figure 0007082120000795
化合物601.1の合成。3,3-ジメチルジヒドロ-2H-ピラン-2,6(3H)-ジオン1(15g,105.52mmol,1.0当量)のテトラヒドロフラン(200mL)中の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(12g,316.9mmol,3.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で48時間撹拌した。次いで、ベンゼン(100mL)およびp-トルエンスルホン酸(2g,10.56mmol,0.1当量)を反応混合物中に添加し、そしてこの反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、エーテルを反応混合物に添加し、そして水で洗浄した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物601.1(13g,96.12%)を得た。MS(ES): m/z 129.17 [M+H]+
化合物601.2の合成。601.1(5g,39.06mmol,1.0当量)、ヘキサメチルホスホロアミド(8.75g,48.82mmol,1.25当量)の、テトラヒドロフラン(50mL)中の溶液に、カリウムビス(トリメチルシリル)アミドを-78℃で添加した。次いで、1,1,1-トリフルオロ-N-フェニル-N-((トリフルオロメチル)スルホニル)メタンスルホンアミド1.2(17.4g,48.82mmol,1.25当量)のテトラヒドロフラン(50mL)中の溶液をこの反応混合物中に添加した。この反応混合物を-78℃で2時間撹拌し、そして0℃にし、そして0℃で1時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水酸化ナトリウム水溶液中に移し、そして水で希釈し、そしてジエチルエーテルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物601.2(5g,49.25%)を得た。MS(ES): m/z 261.23 [M+H]+
化合物601.3の合成。601.2(4.35g,16.72mmol,1.0当量)の1,4-ジオキサン(50mL)中の溶液に、4,4,5,5-テトラメチル-2-(3-(メチルスルホニル)-4-ニトロフェニル)-1,3,2-ジオキサボロラン(6g,16.72mmol,1.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。Pd(dba)(3g,3.34mmol,0.2当量)、炭酸カリウム(6.9g,50.19mmol,3.0当量)、トリシクロヘキシルホスフィン(0.936g,3.34mmol,0.2当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、アルゴンにより20分間脱気した。さらに、反応混合物を90℃で30分間撹拌した。反応の完了後、水をこの反応混合物に添加し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な601.3(2.5g,48.03%)を得た。MS(ES): m/z 312.35 [M+H]+
化合物601.4の合成。601.3(2.5g,8.038mmol,1.0当量)のMeOH(40mL)中の溶液に、10%のPd/C(1.3g)を添加した。水素を反応混合物に通して2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、601.4(0.600g,26.37%)を得た。MS(ES): m/z 384.39 [M+H]+
化合物601.5の合成。化合物601.5を、98.4および601.4から、一般手順Aを使用して合成した(収率:31.31%)。MS(ES): m/z 534.08 [M+H]+
化合物601.6の合成。化合物を、601.5および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:74.54%)。MS(ES): m/z 620.79 [M+H]+
化合物I-601の合成。化合物I-601を、601.6から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:97.90%)、MS(ES): m/z : 536.90 [M+H]+ , LCMS純度: 95.30%, HPLC純度92.74%, キラルHPLC : (49%, 48% ), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.51 (s, 1H), 9.57 (s, 1H), 8.86 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.84- 7.82 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.73 - 7.71 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.45 (s, 1H), 4.37- 4.34 (d, J=10.8Hz, 1H), 3.58 (s, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.37 (s, 3H), 2.36 (s, 3H),2.35 (s, 2H), 1.79-1.77 (m, 1H), 1.62(s, 2H), 1.08 (s, 3H), 0.86 (s, 3H)。
実施例602:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-602の合成。
Figure 0007082120000796
化合物602.1の合成。化合物602.1を、13.4および2-(メチルスルホニル)アニリンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:44.65%)。MS (ES): m/z 457.89 [M+H]+
化合物602.2の合成。化合物602.2を、602.1および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:31.05%)。MS (ES): m/z 540.56 [M+H]+
化合物I-602の合成。化合物I-602を、602.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:53.85%)。MS(ES): m/z : 456.51 [M+H]+ , LCMS純度: 99.07%, HPLC純度: 98.90%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.66 (s, 1H), 10.14 (s, 1H), 8.87 (s, 1H), 8.15-8.13 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.95-7.93 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.89-7.81 (m, 2H), 7.57 (s, 1H), 7.47-7.45 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.37-7.31 (m, 1H), 7.18 (s, 1H), 3.22 (s, 3H)。
実施例603:6-((2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-603の合成。
Figure 0007082120000797
化合物603.1の合成。化合物603.1を、98.4および2-(メチルスルホニル)アニリンから、一般手順Aを使用して合成し、1.2を得た。(収率:37.17%)。MS (ES): m/z 421.91 [M+H]+
化合物603.2の合成。化合物603.2を、603.1および6-アミノピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:27.86%)。MS (ES): m/z 504.58 [M+H]+
化合物I-603の合成。化合物I-603を、603.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:60.03%)。MS(ES): m/z : 420.50 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 97.60%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.46 (s, 1H), 10.00 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.01-7.92 (m, 3H), 7.85-7.80 (m, 2H), 7.59 (s, 1H), 7.44-7.42 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.31 (t, 1H), 3.22 (s, 3H), 2.48 (s, 3H)。
実施例604:N-(7-((4-(1,4-ジオキサン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-604の合成。
Figure 0007082120000798
化合物604.1の合成。化合物604.1を、98.4および588.2から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:26.20%)。MS (ES): m/z 508.00 [M+H]+
化合物604.2の合成。化合物604.2を、604.1およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:80.72%)。MS (ES): m/z 556.65 [M+H]+
化合物I-604の合成。化合物I-604を、604.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:97.35%)。MS(ES): m/z : 472.67 [M+H]+ , LCMS純度: 98.23%, HPLC純度: 96.84%, キラルHPLC : (50.77%, 49.23%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.51 (s, 1H), 10.59 (s, 1H), 8.60 (s, 1H), 7.91 (s, 2H), 7.72 (s, 2H), 4.69-4.66 (m, 1H), 4.12 (s, 2H), 3.94-3.81 (m, 2H), 3.78-3.75 (m, 2H), 3.75 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 1.99 (s, 1H), 0.67-0.63 (bs, 4H)。
実施例605:2-(ジフルオロメチル)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-N7-(4-(5,5-ジメチルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-605の合成。
Figure 0007082120000799
化合物605.1の合成。化合物605.1を、13.4および601.4から、一般手順Aを使用して合成した(収率:24.48%)。MS(ES): m/z 570.06 [M+H]+
化合物605.2の合成。化合物605.2を、605.1および5,6-ジメチルピラジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:69.42%)。MS(ES): m/z 656.77 [M+H]+
I-605の合成。化合物I-605を、一般手順Cを使用して合成した。(収率:90.82%)。[M+H]+ MS(ES): m/z 572.71 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC : (45.56%, 54.44%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.55 (s, 1H), 9.78 (s, 1H), 8.98 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 7.92-7.92 (d, J=1.6 Hz 1H), 7.87-7.85 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.76-7.74 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.22 (t, 1H), 4.39-4.36 (d, J=10.4Hz, 1H), 3.59-3.56(d, J=11.2Hz, 2H), 3.22 (s, 3H), 2.37(s, 3H), 2.33(s, 3H), 1.81-1.81 (m, 2H), 1.67-1.63 (m, 2H), 1.08 (s, 3H), 0.87(s, 3H)。
実施例606:N7-(2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)フェニル)-2-メチル-N5-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-606の合成。
Figure 0007082120000800
化合物606.1の合成 化合物606.1を、98.4および574.1から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:35.07%)。MS (ES): m/z 454.91 [M+H]+
化合物606.2の合成。化合物606.2を、606.1および6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:53.48%)。MS (ES): m/z 580.5 [M+H]+
化合物I-606の合成。化合物I-606を、606.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:70.33%)。[M+H]+ MS(ES): m/z : 496.58 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.38%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 9.86 (s, 1H),8.16 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.88-7.84 (t, J=12.4Hz, 1H), 7.63-7.61 (d, 1H), 7.57-7.55 (d, 1H), 7.27-7.22 (m, 3H), 4.24 (s, 3H), 3.65 (s, 3H), 2.49 (s, 3H)。
実施例607:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((4-フルオロ-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-エトキシピコリノニトリル,I-607の合成。
Figure 0007082120000801
化合物607.1の合成。化合物607.1を、608.3および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:54.27%)。MS(ES): m/z 475.88 [M+H]+
化合物607.2の合成。化合物607.2を、607.1および6-アミノ-3-エトキシピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:28.94%)。MS(ES): m/z 602.61 [M+H]+
化合物I-607の合成。化合物I-607を、607.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:66.05%)。MS(ES): m/z : 518.46 [M+H]+ , LCMS純度: 99.04%, HPLC純度: 99.13%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.57 (s, 1H), 9.90 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.14-8.12 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.93-7.89 (m, 1H), 7.80-7.69 (m, 3H), 7.35 (s, 1H), 7.22 (t, 1H), 4.25-4.20 (m, 2H), 3.29 (s, 3H), 1.39-1.19 (m, 3H)。
実施例608:3-エトキシ-6-((7-((4-フルオロ-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-608の合成。
Figure 0007082120000802
化合物608.1の合成。2,4-ジフルオロ-1-ニトロベンゼン1(10g,62.86mmol,1.0当量)のMeOH(30mL)中の溶液に、ピリジン(12.4g,157.2mmol,2.5当量)を室温で添加した。ナトリウムチオメトキシド(16.70g,69.18mmol,1.1当量)のMeOH(10mL)中の溶液をこの反応混合物中に0℃で滴下により添加した。この反応物を0℃で15分間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷冷水中に移して沈殿物を得、これを濾過し、水で洗浄し、そして十分に乾燥させて、608.1(6g,50.99%)を得た。MS(ES): m/z 188.19 [M+H]+
化合物608.2の合成。608.1(6g,32.05mmol,1当量)の酢酸(6mL)中の溶液に、30%の過酸化水素(45mL)およびタングステン酸ナトリウム二水和物(7.4g,22.45mmol,0.7当量)を0℃で添加した。反応混合物を65℃で4時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷水中に移し、そして沈殿生成物を濾過し、水で洗浄し、そして十分に乾燥させて、1.2を得た。(5g,収率:71.17%)。MS(ES): m/z 220.19 [M+H]+
化合物608.3の合成。608.2(5g,22.81mmol,1.0当量)のMeOH(200mL)中の溶液に、10%のPd/C(3g)を添加した。水素を反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、608.3(3.8g,88.04%)を得た。MS(ES): m/z 190.20 [M+H]+
化合物608.4の合成。化合物608.4を、608.3および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:7.82%)。MS(ES): m/z 439.90 [M+H]+
化合物608.5の合成。化合物608.5を、608.4および6-アミノ-3-エトキシピコリノニトリルから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:45.26%)。MS(ES): m/z 566.62 [M+H]+
I-608の合成。化合物I-608を、608.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:67.13%)。MS(ES): m/z : 482.51 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.27%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.43 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.03-8.00 (d, J=9.6Hz, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.77-7.69 (m, 3H), 7.40 (s, 1H), 4.24-4.19 (m, 2H), 3.27 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 1.38-1.35 (m, 3H)。
実施例609/610:(R)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-N7-(4-(5,5-ジメチルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-609および(S)-N5-(5,6-ジメチルピラジン-2-イル)-N7-(4-(5,5-ジメチルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-610の合成。
Figure 0007082120000803
化合物I-609およびI-610の合成。I-601の異性体(0.095g)を、カラム(CHIRALCEL OX-H(250mm×4.6mm,5u)および0.1%のDEA HEX:IPA(50:50)を4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-609(0.025g)を得た。MS(ES): m/z 536.70 [M+H]+ , LCMS純度: 98.44%, HPLC純度: 99.78%, キラルHPLC : (99.26%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.40 (s, 1H), 9.56 (s, 1H), 8.87 (s, 1H), 8.591 (s, 1H), 7.89-7.85 (m, 2H), 7.73-7.71 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.49(s, 1H), 4.37-4.34 (d, J=10.8Hz, 1H), 3.58-3.55(d, J=11.2Hz, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.46 (s, 3H), 2.37 (s, 3H), 2.36 (s, 3H), 1.77 (s, 2H), 1.67-1.63 (m, 3H), 1.08 (s, 3H), 0.87 (s, 3H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-610(0.050g)を得た。MS(ES): m/z 536.70 [M+H]+ , LCMS純度: 98.07%, HPLC純度: 99.25%, キラルHPLC : (95.29%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.45 (s, 1H), 9.57 (s, 1H), 8.87 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 7.89-7.84 (m, 2H), 7.73-7.71 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.47 (s, 1H), 4.37-4.35 (d, J=9.2Hz, 1H), 3.58-3.51 (m, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.46 (s, 3H), 2.36 (s, 6H), 1.80-1.77 (m, 2H), 1.65-1.58 (m, 3H), 1.08 (s, 3H), 0.87 (s, 3H)。
実施例611/612:(R)-N-(7-((4-(1,4-ジオキサン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-611および(S)-N-(7-((4-(1,4-ジオキサン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド I-612の合成。
Figure 0007082120000804
化合物I-611およびI-612の合成。I-604の異性体(0.080g)を、カラムCHIRALPAK AD-H(250mm×4.6mm,5u)および0.1%D EA_HEX_IPA-MEOH(50-50)を4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-611(0.013g)を得た。MS(ES): m/z : 472.57 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.02%, キラルHPLC : (100%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.49 (s, 1H), 10.59 (s, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.74-7.70 (m, 3H), 4.70-4.68 (d, J=8.4Hz, 1H), 3.92 (s, 2H), 3.82-3.76 (m, 2H), 3.65-3.63 (m, 2H), 3.20 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.06 (s, 1H), 0.91-0.88 (s, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-612(0.012g)を得た。MS(ES): m/z : 472.57 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.61%, キラルHPLC : (95.84%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 10.59 (s, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.76-7.68 (m, 3H), 4.70-4.68 (d, J=7.6Hz, 1H), 4.16-4.14 (m, 2H), 3.92 (s, 2H), 3.82-3.76 (m, 2H), 3.20 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.06 (s, 1H), 0.91-0.87 (s, 4H)。
実施例613/614:(R)-N-(7-((4-(1,4-ジオキサン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-613および(S)-N-(7-((4-(1,4-ジオキサン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-614の合成。
Figure 0007082120000805
化合物I-613およびI-614の合成。I-588の異性体(0.090g)を、カラムCHIRALPAK AD-H(250mm×4.6mm,5u)およびDEA_HEX_IPA-MEOH-DCM(40-40-20)を4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-613(0.025g)を得た。MS(ES): m/z : 508.66 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.70%, キラルHPLC : (100%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.68 (s, 1H), 10.76 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.79-7.69 (m, 2H), 7.25 (t, 1H), 4.71-4.69 (m, 1H), 3.94 (s, 2H), 3.82-3.76 (m, 2H), 3.65-3.59 (m, 2H), 3.21 (s, 3H), 2.04-2.02 (m, 1H), 0.810-0.78 (m, 4H)。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋なI-614(0.027g)を得た。MS(ES): m/z : 508.66 [M+H]+ , LCMS純度: 99.45%, HPLC純度: 98.84%, キラルHPLC : (98.32%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.69 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.78 (s, 2H), 7.26 (t, 1H), 4.72-4.70 (m, 1H), 3.93 (s, 2H), 3.83-3.76 (m, 2H), 3.66-3.60 (m, 1H), 3.39 (s, 1H), 3.28 (s, 3H), 2.05-2.03 (m, 1H), 0.81-0.79 (m, 4H)。
実施例615:(R)-N-(7-((4-(5,5-ジフルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-615の合成。
Figure 0007082120000806
Figure 0007082120000807
化合物615.1および615.1aの合成。616.7の異性体(0.293g)を、カラムCHIRALPAK AD-H(250mm×4.6mm,5u)および0.1%D EA_HEX_IPA-MEOH(50-50)を4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧中で30℃で濃縮して、純粋な615.1(0.110g)を得た。MS(ES): m/z : 292.31 [M+H]。FR-bを減圧中で30℃で濃縮して、純粋な615.1a(0.107g)を得た。MS(ES): m/z : 292.31 [M+H]+
化合物615.2の合成。化合物615.2を、615.1および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:37.51%)。MS (ES): m/z 542.01 [M+H]+
化合物615.3の合成。化合物615.3を、615.2およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:79.99%)。MS (ES): m/z 590.66 [M+H]+
化合物I-615の合成。化合物I-615を、615.3から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:80.62%)。MS(ES): m/z : 506.73 [M+H]+ , LCMS純度: 97.00%, HPLC純度: 96.34%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.49 (s, 1H), 10.58。
実施例616:(S)-N-(7-((4-(5,5-ジフルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-616の合成。
Figure 0007082120000808
Figure 0007082120000809
化合物616.1の合成。4-ブロモ-2-(メチルスルホニル)アニリン1(1g,4.00mmol,1当量)のN, N-dジメチルホルムアミド(10mL)中の溶液に、水素化ナトリウム(0.350g,14.0mmol,3.5当量)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で10分間撹拌した。臭化ベンジル(2g,12.4mmol,3当量)をこの反応混合物中に0℃で時間滴下により添加した。完了したら、反応混合物を氷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な616.1を得た。(0.500g,29.06%)。MS(ES): m/z 431.36 [M+H]+
化合物616.2の合成。616.1(1g,2.23mmol,1当量)のMeOH(10mL)中の溶液に、トリエチルアミン(2.3g,23.25mmol,10当量)およびDCM[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(3.79g,4.6mmol,2当量)を添加した。反応混合物を、アルゴンにより20分間脱気した。さらに、反応混合物を120℃で3時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な616.2(0.900g,94.58%)を得た。MS(ES): m/z 410.50 [M+H]+
化合物616.3の合成。616.2(4g,9.77mmol,1当量)のテトラヒドロフラン(40mL)中の溶液に、チタンイソプロポキシド(1.4g,4.9mmol,0.5当量)を室温で滴下により添加した。30分後、エチルマグネシウムブロミド(2.67g,19.55mmol,2当量)をこの反応混合物中に室温で添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、616.3(3.5g,87.92%)にした。MS(ES): m/z 408.53 [M+H]+
化合物616.4の合成。616.3(0.800g,1.96mmol,1.0当量)のアセトニトリル(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.541g,3.9mmol,2.0当量)、フェナントロリン(0.070g,0.39mmol,0.2当量)、およびヨウ化銅(0.037g,0.196mmol,0.1当量)を添加した。2-ブロモ-2,2-ジフルオロ酢酸エチル(1.58g,7.84mmol,4当量)のアセトニトリル(2mL)中の溶液に、反応混合物中に添加し、そしてこの反応混合物を80℃で1時間加熱した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して粗製物質にした。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な616.4(0.540g,51.94%)を得た。MS(ES): m/z 530.60 [M+H]+
化合物616.5の合成 616.4(0.540g,1.02mmol,1当量)のMeOH(5mL)中の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(0.076g,2.04mmol,2当量)を室温で添加した。次いで、反応混合物を室温で1時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、616.5(0.480g,96.16%)を得た。MS(ES): m/z 490.58 [M+H]+
化合物616.6の合成。616.5(0.510g,1.04mmol,1当量)のトルエン(5mL)中の溶液に、p-トルエンスルホン酸(0.020g,0.104mmol,0.1当量)を室温で添加した。次いで、反応混合物を120℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な616.6(0.462g,94.05%)を得た。MS(ES): m/z 472.56 [M+H]+
化合物616.7の合成。616.6(0.462g,979.72mmol,1.0当量)のMeOH(5mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.100g)を添加した。水素を反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、616.7(0.250g,87.59%)を得た。MS(ES): m/z 292.31 [M+H]+。616.7を、そのエナンチオマーに、キラルHPLCによって分割した。
化合物616.8の合成。化合物616.8を、(S)-616.7および98.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:35.10%)。MS (ES): m/z 542.01 [M+H]+
化合物616.9の合成。化合物616.9を、616.8およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:77.54%)。MS (ES): m/z 590.66 [M+H]+
化合物I-616の合成。化合物I-616を、616.9から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:87.48%)。MS(ES): m/z : 506.51 [M+H]+ , LCMS純度: 96.29%, HPLC純度: 96.21%, キラルHPLC純度: 98.21%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.54 (s, 1H), 10.60 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.69 (s, 2H), 4.70-4.67 (d, J=10.4Hz, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.94-3.78 (m, 2H), 3.21-3.18 (d, J=10.6Hz, 4H), 2.28 (s, 1H), 2.10 (s, 1H), 1.25 (s, 2H), 0.76 (bs, 4H)。
実施例617:N5-(7,7-ジフルオロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン-2-イル)-2-(ジフルオロメチル)-N7-(2-(メチルスルホニル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-617の合成。
Figure 0007082120000810
Figure 0007082120000811
化合物617.1の合成。2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン1(3g,19.53mmol,1当量)のCHCl(30mL)中の溶液に、メタ-クロロ過安息香酸(11.75g,68.35mmol,3.5当量)を0℃で少しずつ添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を飽和NaHCO溶液中に移し、そしてCHClで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な617.1(3g,90.57%)を得た。MS(ES): m/z 170.61 [M+H]+
化合物617.2の合成。617.1(3g,19.53mmol,1当量)の無水酢酸(30mL)中の溶液を100℃で4時間加熱した。反応の完了後、この反応混合物を減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。この粗製物質を飽和NaHCO溶液中に移し、そしてCHClで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な617.2(3g,80.14%)を得た。MS(ES): m/z 212.65 [M+H]+
化合物617.3の合成。617.2(3g,14.17mmol,1当量)の、MeOH(24mL)および水(6mL)中の溶液に、炭酸カリウム(6.86g,49.76mmol,3.5当量)を室温で添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な617.3(2.2g,91.51%)を得た。MS(ES): m/z 170.61 [M+H]+
化合物617.4の合成。617.3(2.2g,12.97mmol,1当量)のCHCl(30mL)中の溶液に、Dess martinペルヨージナン(8.28g,19.52mmol,1.5当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を飽和NaHCO溶液中に移し、そしてCHClで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な617.4(1.8g,82.80%)を得た。MS(ES): m/z 168.59 [M+H]+
化合物617.5の合成。617.4(0.850g,5.07mmol,1当量)のCHCl(10mL)中の溶液に、ジエチルアミノ硫黄トリフルオリド(4.1g,25.44mmol,5当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、この反応混合物を飽和NaHCO溶液中に移し、そしてCHClで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中10%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な617.5(0.410g,42.64%)を得た。MS(ES): m/z 190.59 [M+H]+
化合物617.9の合成。化合物617.9を、617.5および617.8から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:27.05%)。MS(ES): m/z 591.60 [M+H]+
化合物I-617の合成。化合物I-617を、617.9から、一般手順Cを使用して合成した(収率:61.08%)。MS(ES): m/z : 507.71 [M+H]+ , LCMS純度: 98.09%, HPLC純度: 96.08%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.57 (s, 1H), 9.49 (s, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.22-8.20 (d, J=8.5Hz, 1H), 7.99-7.97 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.87-7.86 (d, J=4.2Hz, 1H), 7.67-7.65 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 7.20-7.16 (m, 1H), 6.79 (t, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.90 (s, 2H), 2.58 (s, 2H)。
実施例618:N5-(7,7-ジフルオロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン-2-イル)-2-メチル-N7-(2-(メチルスルホニル)フェニル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-618の合成。
Figure 0007082120000812
化合物618.4の合成。化合物618.4を、618.3および617.5から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:34.75%)。MS(ES): m/z 555.62 [M+H]+
化合物I-618の合成。化合物I-618を、618.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:49.12%)。MS(ES): m/z : 471.62 [M+H]+ , LCMS純度: 95.44%, HPLC純度: 97.64%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.35 (s, 1H), 9.79 (s, 1H), 7.94-7.87 (m, 3H), 7.73-7.65 (m, 3H), 7.32-7.25 (m, 2H), 3.21 (s, 3H), 2.90 (s, 2H), 2.65-2.59 (m, 2H), 2.45 (s, 3H)。
実施例619:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-(2-メトキシエトキシ)ピコリノニトリル,I-619の合成。
Figure 0007082120000813
Figure 0007082120000814
化合物619.1の合成。2-ブロモピリジン-3-オール(20g,114.94mmol,1当量)の濃HSO(70mL)中の溶液に、濃硝酸(12mL)を0℃で添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な619.1(2.1g,8.34%)を得た。MS(ES): m/z 219.99 [M+H]+
化合物619.2の合成。619.1(2.1g,9.59mmol,1当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(25mL)中の溶液に、炭酸カリウム(2.7g,19.26mmol,2当量)を室温で添加した。次いで10分後、2-ブロモエチルメチルエーテル(2g,14.44mmol,1.5当量)をこの反応混合物中に室温で添加した。次いで、反応混合物を80℃で2時間加熱した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、619.2(0.630g,23.71%)を得た。MS(ES): m/z 278.07 [M+H]+
化合物619.3の合成。619.2(0.630g,2.27mmol,1当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の溶液に、シアン化亜鉛(0.532g,4.54mmol,2当量)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.525g,0.454mmol,0.2当量)を添加した。反応混合物を、アルゴンにより20分間脱気した。さらに、反応混合物を120℃で3時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な619.3(0.420g,82.76%)を得た。MS(ES): m/z 224.19 [M+H]+
化合物619.4の合成。619.3(0.420g,1.88mmol,1.0当量)のMeOH(10mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.120g)を添加した。水素を反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、619.4(0.210g,57.76%)を得た。MS(ES): m/z 194.21 [M+H]+
化合物619.5の合成。化合物619.5を、619.4および13.4から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:40.95%)。MS (ES): m/z 614.64 [M+H]+
化合物I-619の合成。化合物I-619を、619.5から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:63.21%)。MS(ES): m/z : 530.69 [M+H]+ , LCMS純度: 96.37%, HPLC純度: 91.51%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.60 (s, 1H), 9.96 (s, 1H), 8.90 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 8.15-7.96 (d, J=7.6Hz, 2H), 7.92-7.81 (d, J=4.4Hz, 2H), 7.50 (s, 1H), 7.39-7.37 (m, 1H), 7.23 (s, 1H), 4.32 (m, 2H), 3.70 (m, 2H), 3.29 (s, 3H), 3.23 (s, 3H)。
実施例I-620:3-(2-メトキシエトキシ)-6-((2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)ピコリノニトリル,I-620の合成。
Figure 0007082120000815
Figure 0007082120000816
化合物620.1の合成。化合物620.1を、603.1および619.4から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:47.36%)。MS (ES): m/z 578.66 [M+H]+
化合物I-620の合成。化合物I-620を、620.1から、一般手順Ctを使用して合成した。(収率:84.63%)。MS(ES): m/z 494.54 [M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.85%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.43 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.73 (s, 1H), 8.07-8.05 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.92-7.90 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.82-7.76 (m, 2H), 7.44 (s, 1H), 7.29 (t, 1H), 4.29 (s, 2H), 3.69 (m, 2H), 3.21 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.46 (s, 3H)。
実施例621:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((4-フルオロ-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-(2-メトキシエトキシ)ピコリノニトリル,I-621の合成。
Figure 0007082120000817
Figure 0007082120000818
化合物621.1の合成。化合物621.1を、13.4および608.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:54.27%)。MS (ES): m/z 475.88 [M+H]+
化合物621.2の合成。化合物621.2を、621.1および619.4から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:41.35%)。MS (ES): m/z 632.63 [M+H]+
化合物I-621の合成。化合物I-621を、621.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:73.41%)。MS(ES): m/z : 548.52 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.57 (s, 1H), 9.91 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.14-8.12 (d, J=10.0Hz, 1H), 7.92-7.89 (m, 1H), 7.82-7.79 (d, J=11.4Hz, 1H), 7.76-7.69 (m, 2H), 7.34 (s, 1H), 7.21 (t, 1H), 4.31-4.29 (t, J=12.0Hz, 2H), 3.71-3.69 (t, J=10.2Hz, 2H), 3.34 (s, 3H), 3.28 (s, 3H)。
実施例622:6-((7-((4-フルオロ-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-(2-メトキシエトキシ)ピコリノニトリル,I-622の合成。
Figure 0007082120000819
化合物622.1の合成。化合物622.1を、98.4および608.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:54.27%)。MS (ES): m/z 439.90 [M+H]+
化合物622.2の合成。化合物622.2を、622.1および619.4から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:51.58%)。MS (ES): m/z 596.65 [M+H]+
化合物I-622の合成。化合物I-622を、622.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:86.50%)。MS(ES): m/z : 512.64 [M+H]+ , LCMS純度: 97.46%, HPLC純度: 99.26%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.43 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 8.02-8.00 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.79-7.76 (d, J=12.2Hz, 1H), 7.72-7.66 (m, 2H), 7.39 (s, 1H), 4.30-4.27 (t, J=12.0Hz, 2H), 3.70-3.68 (t, J=10.2Hz, 2H), 3.26 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.46 (s, 3H)。
実施例623:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)ピコリノニトリル,I-623の合成。
Figure 0007082120000820
Figure 0007082120000821
化合物623.1の合成。2-ブロモピリジン-3-オール1(20g,114.94mmol,1当量)の濃HSO(70mL)中の溶液に、濃硝酸(12mL)を0℃で添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了したら、反応混合物を氷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な623.1を得た。(2.1g,8.34%)。MS(ES): m/z 219.99 [M+H]+
化合物623.2の合成。623.1(2.7g,12.33mmol,1当量)のジメチルホルムアミド(30mL)中の溶液に、4-ブロモテトラヒドロ-2H-ピラン1.2(4.07g,24.65mmol,2当量)、炭酸カリウム(3.4g,24.65mmol,2当量)を室温で添加した。次いで、反応混合物を12℃で12時間加熱した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な623.2(0.730g,19.53%)を得た。MS(ES): m/z 304.11 [M+H]+
化合物623.3の合成。623.2(0.730g,2.41mmol,1当量)のジメチルホルムアミド(8mL)中の溶液に、シアン化亜鉛(0.563g,4.8mmol,2当量)を室温で添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.278g,2.4mmol,0.1当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な623.3(0.330g,54.98%)を得た。MS(ES): m/z 250.23 [M+H]+
化合物623.4の合成。623.3(0.330g,1.32mmol,1.0当量)のMeOH(10mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.150g)を添加した。水素を反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、623.4(0.230g,79.23%)を得た。MS(ES): m/z 220.24 [M+H]+
化合物623.5の合成。化合物623.5を、13.4および2-(メチルスルホニル)アニリンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:44.65%)。MS (ES): m/z 457.89 [M+H]+
化合物623.6の合成。化合物623.6を、623.4および623.5から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:30.95%)。MS (ES): m/z 640.68 [M+H]+
化合物I-623の合成。化合物I-623を、623.6から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:59.78%)。MS(ES): m/z : 556.75 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.62%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.52 (s, 1H), 9.95 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 7.99-7.97 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.92-7.90 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.86-7.82 (m, 2H), 7.75-7.75 (m, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.42-7.40 (d, J=8.8Hz, 1H), 4.92-4.88 (t, 1H), 4.05-4.00 (m, 1H), 3.88-3.82 (m, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.38 (m, 1H), 2.02-1.95 (m, 2H), 1.79-1.75 (m, 1H)。
実施例624:6-((2-メチル-7-((2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)ピコリノニトリル,I-624の合成。
Figure 0007082120000822
化合物624.1の合成。化合物624.1を、98.4および2-(メチルスルホニル)アニリンから、一般手順Aを使用して合成した。(収率:44.65%)。MS (ES): m/z 421.91 [M+H]+
化合物624.2の合成。化合物を、624.1および623.4から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:49.39%)。MS (ES): m/z 604.70 [M+H]+
化合物I-624の合成。化合物I-624を、624.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:82.02%)。MS(ES): m/z : 520.64 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.45 (s, 1H), 9.78 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.01-7.80 (m, 5H), 7.54 (s, 1H), 7.33-7.29 (t, J=15.8Hz, 1H), 4.73-4.69 (m, 1H), 3.90-3.85 (m, 2H), 3.54-3.48 (m, 2H), 3.21 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 1.99-1.97 (s, 2H), 1.69-1.61 (m, 2H)。
実施例625:6-((2-(ジフルオロメチル)-7-((4-フルオロ-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)ピコリノニトリル,I-625の合成。
Figure 0007082120000823
化合物625.1の合成。化合物625.1を、13.4および608.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:54.27%)。MS (ES): m/z 475.88 [M+H]+
化合物625.2の合成。化合物625.2を、625.1および623.4から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:39.11%)。MS (ES): m/z 658.67 [M+H]+
化合物I-625の合成。化合物I-625を、625.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:70.56%)。MS(ES): m/z : 574.42 [M+H]+ , LCMS純度: 98.92%, HPLC純度: 98.15%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 13.57 (s, 1H), 9.95 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.09-8.07 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.93-7.86 (m, 2H), 7.77-7.69 (m, 2H), 7.41 (s, 1H), 7.22 (t, 1H), 4.76-4.72 (m, 1H), 3.90-4.01 (m, 2H), 3.54-3.85 (m, 2H), 3.29 (s, 3H), 2.0-1.92 (m, 2H), 1.69-1.61 (m, 2H)。
実施例626:6-((7-((4-フルオロ-2-(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)アミノ)-3-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)ピコリノニトリル,I-626の合成。
Figure 0007082120000824
化合物626.1の合成。化合物626.1を、98.4および608.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:54.27%)。MS (ES): m/z 439.90 [M+H]+
化合物626.2の合成。化合物626.2を、626.1および623.4から、一般手順Bを使用して合成した。(収率:58.83%)。MS (ES): m/z 622.69 [M+H]+
化合物I-626の合成。化合物I-626を、626.2から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:82.11%)。MS(ES): m/z : 538.75 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.20%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.42 (s, 1H), 9.75 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 7.98-7.90 (m, 2H), 7.85-7.82 (d, J=12.4Hz, 1H), 7.73-7.66 (m, 2H), 7.45 (s, 1H), 4.73-4.69 (m, 1H), 3.90-3.85 (m, 2H), 3.54-3.48 (m, 2H), 3.26 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.00-1.92 (m, 2H), 1.69-1.60 (m, 2H)。
実施例627:N7-(2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)フェニル)-2-メチル-N5-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-627の合成。
Figure 0007082120000825
化合物627.1の合成。化合物627.1を、628.1および6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-アミンから、一般手順を使用して合成した。(収率:39.16%)。MS (ES): m/z 580.59 [M+H]+
化合物I-627の合成。化合物I-627を、527.1から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:64.34%)。[M+H]+. MS(ES): m/z : 496.43 [M+H]+ , LCMS純度: 98.67%, HPLC純度: 98.50%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.50 (s, 1H), 9.91 (s, 1H), 8.15-8.13 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.09-8.06 (m, 2H), 7.90-7.86 (t, J=12.0Hz, 1H), 7.74-7.72 (d, J=6.5Hz, 1H), 7.32-7.25 (m, 3H), 7.22-7.20 (d, J=8.4Hz, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.39 (s, 3H), 1.30-1.25 (m, 2H), 0.89-0.85 (m, 1H)。
実施例628:N5-(7,7-ジフルオロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン-2-イル)-N7-(2-メトキシ-3-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)フェニル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-628の合成。
Figure 0007082120000826
Figure 0007082120000827
化合物628.1の合成。化合物628.1を、98.4および538.3から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:35.12%)。MS (ES): m/z 454.93 [M+H]+
化合物628.2の合成。化合物628.2を、628.1およびベンジルアミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:51.27%)。MS (ES): m/z 525.63 [M+H]+
化合物628.3の合成。628.2(0.160g,304.98mmol,1.0当量)のMeOH(1mL)中の溶液に、10%の活性炭担持水酸化パラジウム(0.020g)を添加した。水素を反応混合物に通して室温で36時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、628.3(0.075g,70.19%)を得た。MS(ES): m/z 351.39 [M+H]+
化合物628.4の合成。化合物を、628.3および2-クロロ-7,7-ジフルオロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:41.34%)。MS (ES): m/z 588.64 [M+H]+
化合物I-628の合成。化合物I-628を、628.4から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:56.11%)。MS(ES): m/z : 504.63 [M+H]+ , LCMS純度: 96.96%, HPLC純度: 95.01%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 12.43 (s, 1H), 9.78 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.99-7.93 (m, 2H), 7.82-7.70 (m, 2H), 7.52 (s, 1H), 7.32-7.28 (t, J=15.8Hz, 1H), 7.17-7.16 (m, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.45 (s, 3H), 2.91 (s, 2H), 2.63-2.59 (m, 2H), 2.47 (s, 3H)。
実施例629:N5-(7,7-ジフルオロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン-2-イル)-N7-(2-メトキシ-3-(2-メチル-2H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)フェニル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-629の合成。
Figure 0007082120000828
化合物629.1の合成。化合物629.1を、98.4および574.1から、一般手順Aを使用して合成した(収率:42.03%)。MS(ES): m/z 454.93 [M+H]+
化合物629.2の合成 化合物629.2を、629.1およびベンジルアミンから、一般手順Bを使用して合成した(収率:54.08%)。MS(ES): m/z 525.63 [M+H]+
化合物629.3の合成。629.2(0.200g,381.22mmol,1.0当量)のMeOH(5mL)中の溶液に、10%の活性炭担持水酸化パラジウム(0.200)を添加した。水素を反応混合物に通して24時間パージした。完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮して、629.3(0.100g,60.37%)を得た。MS(ES): m/z 435.50 [M+H]+
化合物629.4の合成。化合物629.4を、629.3および2-クロロ-7,7-ジフルオロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジンから、一般手順Bを使用して合成した(収率:34.01%)。MS(ES): m/z 588.64 [M+H]+
化合物I-629の合成。化合物I-629を、一般手順Cを使用して合成した。(収率:65.96%)。MS(ES): m/z : 504.71 [M+H]+ , LCMS純度: 95.28%, HPLC純度: 98.85%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 12.37 (s, 1H), 9.75 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.91 (s, 2H), 7.70-7.55 (m, 4H), 7.24 (s, 1H), 4.25 (s, 3H), 3.68 (s, 3H), 2.91 (s, 2H), 2.61 (s, 2H), 2.51 (s, 3H)。
実施例630:N5-(6-エチニルピリジン-2-イル)-N7-(4-フルオロ-2-(メチルスルホニル)フェニル)-2-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5,7-ジアミン,I-630の合成。
Figure 0007082120000829
化合物630.1の合成。化合物630.1を、608.4および6-エチニルピリジン-2-アミンから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:33.72%)。MS (ES): m/z 521.58 [M+H]+
化合物I-630の合成。化合物I-630を、一般手順Cを使用して合成した。(収率:71.56%)。MS(ES): m/z : 437.50 [M+H]+ , LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO, 400MHz): 9.67 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 7.93-7.90 (m, 1H), 7.82-7.80 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.73-7.63 (m, 4H), 7.43 (s, 1H), 7.02-7.00 (s, 1H), 4.28 (s, 1H), 3.27 (s, 3H), 2.47 (s, 3H)。
実施例631:N-(2-(ジフルオロメチル)-7-((4-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(N,S-ジメチルスルホンイミドイル)フェニル)アミノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)シクロプロパンカルボキサミド,I-631の合成。
Figure 0007082120000830
化合物631.1の合成。(5-ブロモ-2-ニトロフェニル)(メチル)スルファン1(5g,20.15mmol,1.0当量)のアセトニトリル(24mL)中の溶液に、過ヨウ素酸(4.85g,21.27mmol,1.06当量)および無水塩化鉄(0.065g,4.03mmol,0.02当量)を室温で添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、反応混合物をチオ硫酸ナトリウム溶液中に移し、そしてCHClで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、631.1(4.8g,90.18%)を得た。MS(ES): m/z 265.09 [M+H]+
化合物631.2の合成。631.1(20g,75.73mmol,1当量)のEaton試薬(300mL)中の溶液に、アジ化ナトリウム(9.8g,151.5mmol,2当量)を室温で添加した。反応混合物を50℃で45分間加熱した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてこの溶液のpHを、NaHCO溶液を使用して7に調整し、次いでCHClで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、631.2を得た。(15g,70.97%)。MS(ES): m/z 280.11 [M+H]+
化合物631.3の合成。631.2(3.2g,11.47mmol,1当量)のギ酸(126mL)中の溶液に、ホルムアルデヒド(25.6mL)を添加した。この反応混合物を100℃で12時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水に移し、そしてこの溶液のpHを、NaHCO溶液を使用して7に調整し、次いでCHClで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、631.3を得た。(1.2g,35.71%)。MS(ES): m/z 294.14 [M+H]+
化合物631.4の合成。631.3(1.2g,4.09mmol,1.0当量)の、エタノール(12.5mL)および水(7.5mL)中の溶液に、酢酸(1.8mL)を0℃で滴下により添加し、そして鉄粉(1.14g,20.47mmol,5当量)をこの反応混合物中に0℃で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてこの溶液のpHを、NaHCO溶液を使用して7に調整し、そして濾過し、酢酸エチルで洗浄した。有機層を減圧中で濃縮して粗製物を得、この溶液のpHを、NaHCO溶液を使用して7に調整し、631.4(0.620g,57.55%)。MS(ES): m/z 264.15 [M+H]+
化合物631.5の合成。631.4(0.620g,2.36mmol,1当量)の1,4-ジオキサン(12mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(0.898g,3.53mmol,1.5当量)および酢酸カリウム(0.693g,7.07mmol,3当量)を添加した。この反応混合物をアルゴンで30分間脱気した。[1,1’-ビスジフェニルホスフィノフェロセン]パラジウム(II)ジクロリドCHCl錯体(0.058g,7.07mmol,0.03当量)を反応混合物に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で4時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な631.5(0.300g,41.05%)を得た。MS(ES): m/z 311.22 [M+H]+
化合物631.6の合成。1.5(1g,3.22mmol,1当量)の、1,4-ジオキサン(7.2mL)および水(2.8mL)中の溶液に、4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール(0.780g,4.83mmol,1.5当量)および炭酸カリウム(1.27g,9.67mmol,3当量)を添加した。反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。[1,1’-ビスジフェニルホスフィノフェロセン]パラジウム(II)ジクロリドCHCl錯体(0.080g,9.67mmol,0.03当量)を反応混合物中に添加し、そして再度、反応混合物をアルゴンにより30分間脱気した。さらに、反応混合物を100℃で4時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な631.6(0.530g,59.06%)を得た。MS(ES): m/z 279.37 [M+H]+
化合物631.7の合成。化合物631.7を、631.6および13.4から、一般手順Aを使用して合成した。(収率:16.16%)。MS (ES): m/z 565.05 [M+H]+
化合物631.8の合成。化合物631.8を、631.7およびシクロプロパンカルボキサミドから、一般手順Bを使用して合成した。(収率:78.56%)。MS (ES): m/z 613.70 [M+H]+
化合物I-631の合成。化合物I-631を、631.8から、一般手順Cを使用して合成した。(収率:95.09%)。MS(ES): m/z : 529.64 [M+H]+ , LCMS純度: 98.56%, HPLC純度: 97.14%, キラルHPLC : (50%, 50%), 1H NMR (DMSO, 400MHz): 13.68 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.86 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.86-7.86 (d, J=1.6Hz, 1H), 7.83-7.77 (m, 2H), 7.69 (s, 1H), 7.26 (t, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.23 (s, 3H), 2.75 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.10 (s, 1H), 0.81-0.79 (m, 4H)。
実施例632。TYK2 JH2ドメイン結合アッセイ
JH2ドメインに対する本発明の化合物の結合定数を、KINOMEscan(登録商標)アッセイ(DiscoveRx)についての以下のプロトコールによって決定した。ヒトTYK2(JH2ドメイン-シュードキナーゼ)の部分長コンストラクト(参照配列NP_003322.3に基づくアミノ酸G556~D888)とNFκBのDNA結合ドメインとの融合タンパク質を、一過性にトランスフェクトしたHEK293細胞において発現させた。これらのHEK293細胞から、製造業者の説明書に従い、Protease Inhibitor Cocktail Complete(Roche)およびPhosphatase Inhibitor Cocktail Set II(Merck)の存在下でM-PER抽出バッファー(Pierce)中で抽出物を調製した。TYK2(JH2ドメイン-シュードキナーゼ)融合タンパク質をqPCRリードアウトのアンプリコンに融合させたNFκB結合部位(5’-GGGAATTCCC-3’)を含有するキメラ二重鎖DNA-タグで標識し、これを、発現抽出物に直接加えた(結合反応物中のDNA-タグの最終濃度は0.1nMである)。
ストレプトアビジンコーティングした磁気ビーズ(Dynal M280)を室温で30分間ビオチン化した小分子リガンドで処理し、アフィニティ樹脂 結合アッセイを生成させた。リガンド付加ビーズを過剰のビオチンでブロックし、ブロッキングバッファー(SeaBlock(Pierce)、1% BSA、0.05% Tween 20、1mM DTT)で洗浄して、未結合のリガンドを除去し、非特異的な結合を低減させた。
結合反応は、16μlのDNA-タグ付加キナーゼ抽出物、3.8μlのリガンド付加アフィニティビーズおよび0.18μlの試験化合物(PBS/0.05% Tween 20/10mM DTT/0.1% BSA/2μg/ml 超音波破砕済みサケ精子DNA)]を組み合わせることによって構築した。抽出物は、いかなる酵素精製ステップも行わずに、全体として10,000倍以上のストック希釈(最終的なDNA-タグ付加酵素濃度<0.1nM)で結合アッセイにおいて直接使用した。抽出物を、DNA-タグとともにロードし、2段階プロセスにおいて結合反応へと希釈した。最初の抽出物は、10nM DNA-タグを含有する1×結合バッファー(PBS/0.05% Tween 20/10mM DTT/0.1% BSA/2μg/ml 超音波破砕済みサケ精子DNA)中で1:100希釈した。この希釈物を、室温で15分間平衡化させ、その後、引き続いて1×結合バッファー中で1:100希釈した。試験化合物は、100% DMSO中の111×ストックとして調製した。Kは、3点のDMSO対照点を伴う、11点の化合物3倍希釈シリーズを用いて決定した。K測定のための全化合物は、100% DMSO中で音響移送(非接触式の分注)によって配置させる。その後、DMSOの最終濃度が0.9%となるように、これらの化合物を直接アッセイへと希釈した。全ての反応は、ポリプロピレン384ウェルプレートにおいて行った。各々が0.02mLの最終容量であった。アッセイを、振盪させながら室温で1時間インキュベートした。その後、ビーズをペレット状にし、洗浄バッファー(1×PBS、0.05% Tween 20)で洗浄して、移動させられたキナーゼと試験化合物を除去した。洗浄したビーズを溶出バッファー(1×PBS、0.05% Tween 20、0.5μM 非ビオチン化アフィニティリガンド)中に再懸濁し、振盪させながら室温で30分間インキュベートした。溶出物中のキナーゼ濃度をqPCRによって測定した。qPCR反応は、0.15μMアンプリコンプライマーおよび0.15μMアンプリコンプローブを含有する7.5μLのqPCRマスターミックスに2.5μLのキナーゼ溶出物を添加ことによって構築した。qPCRプロトコールは、95℃で10分間のホットスタート、それに続く、95℃で15秒間、60℃で1分間の35サイクルから成った。
試験化合物は、100% DMSO中の111×ストックとして調製した。Kは、3点のDMSO対照点を伴う、11点の化合物3倍希釈シリーズを用いて決定した。K測定のための全化合物は、100% DMSO中で音響移送(非接触式の分注)によって配置させる。その後、DMSOの最終濃度が0.9%となるように、これらの化合物を直接アッセイへと希釈した。Kは、30,000nMの化合物最高濃度を用いて決定した。K測定は、二連で実施した。
結合定数(K)は、Hillの式を用い、標準的な用量-応答曲線により計算した:
Figure 0007082120000831
Hill勾配は-1に設定した。Levenberg-Marquardtアルゴリズム(Levenberg,K., A method for the solution of certain non-linear problems in least squares, Q. Appl. Math. 2, 164-168 (1944))とともに非線形最小二乗法フィッティングを用いて、曲線をフィッティングさせた。
Tyk2 JH2ドメイン結合アッセイの結果を表2に与える。「A」と示される活性を有する化合物は、100pM未満のKdを有した。「B」と示される活性を有する化合物は、100pMより大きいが500pM以下であるKdを有した。「C」と示される活性を有する化合物は、500pMより大きいが1nM未満であるKdを有した。「D」と示される活性を有する化合物は、1nMより大きいが10nM未満であるKdを有した。そして「E」と示される活性を有する化合物は、10nMより大きいKdを有した。
Figure 0007082120000832
Figure 0007082120000833
Figure 0007082120000834
Figure 0007082120000835
Figure 0007082120000836
Figure 0007082120000837
Figure 0007082120000838
Figure 0007082120000839
Figure 0007082120000840
Figure 0007082120000841
Figure 0007082120000842
Figure 0007082120000843
Figure 0007082120000844
Figure 0007082120000845
Figure 0007082120000846
Figure 0007082120000847
Figure 0007082120000848
Figure 0007082120000849
Figure 0007082120000850
Figure 0007082120000851
Figure 0007082120000852
Figure 0007082120000853
実施例633:Tyk2およびJAK2の放射性キナーゼアッセイ
ペプチド基質[KKSRGDYMTMQIG](20μM)を、反応バッファ(20mMのHepes(pH7.5)、10mMのMgCl、1mMのEGTA、0.02%のBrij35、0.02mg/mLのBSA、0.1mMのNaPO、2mMのDTT、1%のDMSO)中に調製する。TYK2(Invitrogen)キナーゼを添加し、その後、DMSO中の化合物を添加する。33PATPを添加して、10μMのATP中で反応を開始させる。キナーゼ反応物を室温で120分間インキュベートし、そして反応を、P81イオン交換濾紙(Whatman# 3698-915)上で停止させ、次いで0.75%のリン酸中で徹底的に洗浄し、その後、放射能計数を読み取る。JAK2(Invitrogen)キナーゼアッセイについては、ペプチド基質のポリ[Glu:Tyr](4:1),0.2mg/mlを、TYK2についてと同様に行う反応において、使用する。
実施例634:Tyk2およびJAK2のカリパスアッセイ
カリパス機は、オフチップモビリティシフトアッセイを利用して、キナーゼアッセイからのリン酸化ペプチド基質を、マイクロ流体力学技術を使用して検出する。これらのアッセイを、ATP Kmに等価なATP濃度、および1mMのATPで行う。化合物をDMSO中に系列希釈し、次いでアッセイバッファ(25mMのHEPES(pH7.5)、0.01%のBrij-35、0.01%のTriton、0.5mMのEGTA)中にさらに希釈する。5ulの希釈化合物を最初にウェルに添加し次いで10ulの酵素ミックスをウェルに添加し、その後、10uLの基質ミックス(10mMのMgCl中のペプチドおよびATP)を添加して、反応を開始させた。反応物を28℃で25分間インキュベートし、次いで25ulの停止バッファ(100mMのHEPES、0.015%のBrij-35、50mMのEDTA)を添加し、その後、カリパスで読み取った。1nMの最終濃度のJAK2および9.75nMのTYK2は、Carna製であり、そして使用した基質は、それぞれ20uMおよび16uMのATPである。JAK2アッセイはペプチド22を、そしてTYK2アッセイはペプチド30(Caliper)を、それぞれ3uMで使用する。
実施例635。ヒトPBMCにおけるIL-12誘導pSTAT4。
ヒトPBMCをバフィコートから単離し、そして必要な場合、アッセイのために凍結貯蔵する。アッセイのための細胞を解凍し、そして血清を含む完全培地中に再懸濁させ、次いで細胞を、1.67E6細胞/mlに希釈して、1ウェルあたり120μlが200,000個の細胞になるようにする。15μlの化合物またはDMSOを、所望の濃度でそのウェルに添加し、そして37Cで1時間インキュベートする。調製した細胞溶解物を用いたpSTAT4および全STAT4分析の30分前に、15μlの刺激物質(1.7ng/mLのIL-12の最終濃度)を添加し、そして、製造業者のプロトコールに従ってMSD試薬により分析する。このアッセイにおける化合物の最終DMSO濃度は、0.1%である。
実施例636。ヒトPBMCにおけるGM-CSF誘導pSTAT5。
細胞を、上記手順においてと同様に、分析のために調製し、そして調製した細胞溶解物を用いたpSTAT5および全STAT5分析の20分前に、15μlのGM-CSF(最終濃度5 ng/mL)を添加し、そして、製造業者のプロトコールに従ってMSD試薬により分析する。このアッセイにおける化合物の最終DMSO濃度は、0.1%である。
実施例637。エキソビボマウスIL-12誘発性IFNγ研究
C57/BL6マウスに、10mL/kgの容量でビヒクルまたは様々な用量の化合物のいずれかの単一経口用量を与える。投薬から30分~1時間後に、動物を安楽死させ、大静脈を介してヘパリンナトリウム採血管中に血液を集め、数回反転させる。その後、血液を抗CD3コーティングしたプレート上にプレーティングし、5% COの加湿インキュベーター内で37℃にて24時間、RPMI培地中2ng/mlのマウスIL-12で刺激した。インキュベーションの終わりに、血液を260gで5分間遠心分離して、上清を集める。上清中のIFNγ濃度を、マウスIFNγ MSDキット(Meso Scale Discovery)を製造業者の説明書に従って用いて決定する。採血時に、LC-MS/MSによる薬物レベル分析のために血漿を集める。
実施例638。T-ALL細胞増殖アッセイ
T-ALL細胞株KOPT-K1、HPB-ALL、DND-41、PEERおよびCCRF-CEMを、10%胎仔ウシ血清およびペニシリン/ストレプトマイシンを含むRPMI-1640中で培養する。細胞を、96ウェルプレート中、1×10細胞/ウェルで三連でプレートする。T-ALL細胞株DU.528、LOUCYおよびSUP-T13を、同じ培地中で培養し、1.5×10細胞/ウェルの密度でプレートする。細胞を、DMSOまたは異なる濃度の本発明の各化合物で処理する。薬物に対する72時間曝露時点での細胞生存率をCellTiter-Glo Luminescent Cell Viability Assay(Promega)によって評価する。CellTiter-Glo Reagentをウェルに添加し、10分間インキュベートする。その後、96ウェルプレート発光リーダーを用いて、発光を測定する。細胞生存率は、100%としてDMSO処理したサンプルを用いて計算する。IC50値は、GraphPad Prismソフトウェアを用い、非線形回帰によって計算する。
本発明の多数の実施形態を記載したが、本発明者の基本的な実施例は、本発明の化合物および方法を利用する他の実施形態を提供するように変更され得ることが、明らかである。従って、本発明の範囲は、例として与えられた具体的な実施形態によってではなく、添付の特許請求の範囲によって規定されることが理解される。
一実施形態において、例えば、以下の項目が提供される。
(項目1)
式I’:
Figure 0007082120000854

の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式I’において:
Xは、NまたはC(R )であり;
は、D、R、R 、-NR 、-NRR 、-N(R 、-OR、または-OR であり;
は、H、R 、-N(R)C(O)Cy 、-N(R)S(O) Cy 、-N(R)Cy 、-OCy 、-SCy 、またはCy であり;
は、H、ハロゲン、またはC 1~6 脂肪族であるか;あるいは
およびR は、これらの間の原子と一緒になって、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和または芳香族の環を形成し;ここで該環は、m個の例のR で置換されており;
Cy およびCy の各々は独立して、フェニル;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式環;あるいは3員~7員の飽和または部分不飽和の単環式炭素環式環;あるいは窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和または部分不飽和の二環式複素環式環であり、ここでCy は、n個の例のR で置換されており;そしてCy は、p個の例のR で置換されており;
は、共有結合、またはC 1~4 の二価の飽和もしくは部分不飽和の直鎖もしくは分枝鎖の炭化水素鎖であり、ここで該鎖の1個または2個のメチレン単位は独立して、-C(R -、-N(R)-、-N(R)C(O)-、-C(O)N(R)-、-N(R)S(O) -、-S(O) N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-S-、-S(O)-または-S(O) -によって必要に応じて置き換えられており;
、R 、R 、およびR の各例は独立して、R またはR であり、そしてq個の例のR で置換されており;
の各例は独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO 、-OR、-OR 、-SR、-NR 、-S(O) R、-S(O)(NR)R、-S(O) NR 、-S(O)R、-S(O)NR 、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR 、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR 、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR 、-N(R)C(NR)NR 、-N(R)S(O) NR 、-N(R)S(O) R、-N(R )S(O) R、-N(R)S(O) 、-N(R )S(O) 、または-P(O)R であり;
の各例は独立して、C 1~6 脂肪族;フェニル;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;3員~7員の飽和または部分不飽和の炭素環式環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の単環式複素環式環;あるいは窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和または部分不飽和の二環式複素環式環であり;
の各例は独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO 、-OR、-SR、-NR 、-S(O) R、-S(O) NR 、-S(O)R、-S(O)NR 、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR 、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR 、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR 、-N(R)C(NR)NR 、-N(R)S(O) NR 、もしくは-N(R)S(O) R、または必要に応じて置換された基であり、該必要に応じて置換された基は、C 1~6 脂肪族、フェニル、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式環、ならびに窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択され;
は、1個またはそれより多くの水素がジュウテリウムで置き換えられているC 1~4 脂肪族基であり;
各Rは独立して、水素、または必要に応じて置換された基であり、該必要に応じて置換された基は、C 1~6 脂肪族、フェニル、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式、ならびに窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択されるか、あるいは:
同じ窒素上の2個のR基は、これらの間の原子と一緒になって、該窒素に加えて、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の飽和、部分不飽和、またはヘテロアリールの環を形成し;そして
m、n、p、およびqの各々は独立して、0、1、2、3、または4である、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目2)
式I-a:
Figure 0007082120000855

の、項目1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目3)
式I-bまたはI-c:
Figure 0007082120000856

の、項目1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目4)
式II-aまたはII-b:
Figure 0007082120000857

の、項目1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目5)
式III-aまたはIII-b:
Figure 0007082120000858

の、項目1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目6)
式V-a、V-b、V-c、V-d、V-e、V-f、V-g、V-h、V-i、V-j、V-k、V-l、V-m、V-n、V-o、V-p、V-qまたはV-r:
Figure 0007082120000859
Figure 0007082120000860

の、項目1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目7)
Cy が以下:
Figure 0007082120000861
Figure 0007082120000862

から選択され;
これらの各々は、p個の例のR によって置換されている、項目1~6のいずれかに記載の化合物。
(項目8)
が、-N(H)Cy または-N(H)C(O)Cy である、項目1~7のいずれか1項に記載の化合物。
(項目9)
が、
Figure 0007082120000863

である、項目1~8のいずれか1項に記載の化合物。
(項目10)
がHである、項目1~9のいずれか1項に記載の化合物。
(項目11)
項目1~10のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクルを含有する、薬学的組成物。
(項目12)
TYK2を生物学的サンプルにおいて阻害する方法であって、該サンプルを、項目1~10のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩と接触させる工程を包含する、方法。
(項目13)
TYK2媒介性の障害、疾患、または状態を、患者において処置する方法であって、該患者に、項目11に記載の薬学的組成物を投与する工程を包含する、方法。
(項目14)
前記障害は、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、または移植に関連する障害から選択される、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記障害は自己免疫障害である、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記自己免疫障害は、1型糖尿病、強直性脊椎炎、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、全身性硬化症、乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記障害は炎症性障害である、項目14に記載の方法。
(項目18)
前記炎症性障害は、関節リウマチ、喘息、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される、項目17に記載の方法。
(項目19)
前記障害は増殖性障害である、項目14に記載の方法。
(項目20)
前記増殖性障害は血液学的がんである、項目19に記載の方法。
(項目21)
前記増殖性障害は白血病である、項目19に記載の方法。
(項目22)
前記白血病はT細胞白血病である、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記T細胞白血病はT細胞急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)である、項目22に記載の方法。
(項目24)
前記増殖性障害は、TYK2における1つまたはそれより多くの活性化変異に関連する、項目19に記載の方法。
(項目25)
前記障害は移植に関連する、項目14に記載の方法。
(項目26)
前記障害は、移植拒絶または対宿主性移植片病である、項目25に記載の方法。
(項目27)
前記障害は内分泌性障害である、項目14に記載の方法。
(項目28)
前記内分泌性障害は、多嚢胞性卵巣症候群、クルゾン症候群、または1型糖尿病である、項目27に記載の方法。
(項目29)
前記障害は神経学的障害である、項目14に記載の方法。
(項目30)
前記神経学的障害はアルツハイマー病である、項目29に記載の方法。
(項目31)
前記障害は、I型インターフェロン、IL-10、IL-12、またはIL-23のシグナル伝達に関連する、項目13に記載の方法。

Claims (52)

  1. 式I’:
    Figure 0007082120000864
    の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式I’において:
    Xは、NまたはC(R)であり;
    は、D -NRR、-N(R 、-CH F、-CHF 、-CF 、メチル、または-ORであり;
    -N(R)C(O)Cy、-N(R)S(O)Cy、-N(R)Cy -SCy
    Figure 0007082120000865
    であり;
    は、H、ハロゲン、またはC1~6脂肪族であり;
    Cy 、フェニル;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式環;あるいは3員~7員の飽和または部分不飽和の単環式炭素環式環;あるいは窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和または部分不飽和の二環式複素環式環であり、ここでCyは、n個の例のRで置換されており;そして
    各Cy は独立して、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式環;あるいは窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和または部分不飽和の二環式複素環式環であり、ここでCyは、p個の例のRで置換されており;
    1~4の二価の飽和もしくは部分不飽和の直鎖もしくは分枝鎖の炭化水素鎖であり、ここで該鎖の1個または2個のメチレン単位は独立して、-C(R-、-N(R)-、-N(R)C(O)-、-C(O)N(R)-、-N(R)S(O)-、-S(O)N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-S-、-S(O)-または-S(O)-によって必要に応じて置き換えられており;
    、R、R、およびRの各例は独立して、RまたはRであり、そしてq個の例のRで置換されており;
    の各例は独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)(NR)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、-N(R)S(O)R、-N(R)S(O)R、-N(R)S(O)、-N(R)S(O)、または-P(O)Rであり;
    の各例は独立して、C1~6脂肪族;フェニル;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;3員~7員の飽和または部分不飽和の炭素環式環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の単環式複素環式環;あるいは窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和または部分不飽和の二環式複素環式環であり;
    の各例は独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、もしくは-N(R)S(O)R、または必要に応じて置換された基であり、該必要に応じて置換された基は、C1~6脂肪族、フェニル、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式環、ならびに窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択され;
    は、1個またはそれより多くの水素がジュウテリウムで置き換えられているC1~4脂肪族基であり;
    各Rは独立して、水素、または必要に応じて置換された基であり、該必要に応じて置換された基は、C1~6脂肪族、フェニル、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和または部分不飽和の複素環式、ならびに窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択されるか、あるいは:
    同じ窒素上の2個のR基は、これらの間の原子と一緒になって、該窒素に加えて、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の飽和、部分不飽和、またはヘテロアリールの環を形成し;そして
    m、n、p、およびqの各々は独立して、0、1、2、3、または4である、
    化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
  2. 式I-a:
    Figure 0007082120000866
    の、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
  3. 式I-bまたはI-c:
    Figure 0007082120000867
    の、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
  4. 式II-aまたはII-b:
    Figure 0007082120000868
    の、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
  5. 式III-aまたはIII-b:
    Figure 0007082120000869
    の、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
  6. 式V-a、V-b、V-c、V-d、V-e、V-f、V-g、V-h、V-i、V-j、V-k、V-l、V-m、V-n、V-o、V-p、V-qまたはV-r:
    Figure 0007082120000870
    Figure 0007082120000871
    の、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
  7. Cyが以下:
    Figure 0007082120000872
    Figure 0007082120000873
    から選択され;
    これらの各々は、p個の例のRによって置換されている、請求項1~6のいずれかに記載の化合物。
  8. が、-N(H)Cyまたは-N(H)C(O)Cyである、請求項1~7のいずれか1項に記載の化合物。
  9. が、
    Figure 0007082120000874
    である、請求項1~8のいずれか1項に記載の化合物。
  10. がHである、請求項1~9のいずれか1項に記載の化合物。
  11. 請求項1~10のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクルを含有する、薬学的組成物。
  12. TYK2を生物学的サンプルにおいて阻害するための医薬の製造における、請求項1~10のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩の使用
  13. TYK2媒介性の障害、疾患、または状態を、患者において処置するための医薬の製造における請求項1~10のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、または請求項11に記載の薬学的組成物の使用
  14. 前記障害は、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、または移植に関連する障害から選択される、請求項13に記載の使用
  15. 前記障害は自己免疫障害である、請求項14に記載の使用
  16. 前記自己免疫障害は、1型糖尿病、強直性脊椎炎、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、全身性硬化症、乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される、請求項15に記載の使用
  17. 前記障害は炎症性障害である、請求項14に記載の使用
  18. 前記炎症性障害は、関節リウマチ、喘息、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される、請求項17に記載の使用
  19. 前記障害は増殖性障害である、請求項14に記載の使用
  20. 前記増殖性障害は血液学的がんである、請求項19に記載の使用
  21. 前記増殖性障害は白血病である、請求項19に記載の使用
  22. 前記白血病はT細胞白血病である、請求項21に記載の使用
  23. 前記T細胞白血病はT細胞急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)である、請求項22に記載の使用
  24. 前記増殖性障害は、TYK2における1つまたはそれより多くの活性化変異に関連する、請求項19に記載の使用
  25. 前記障害は移植に関連する、請求項14に記載の使用
  26. 前記障害は、移植拒絶または対宿主性移植片病である、請求項25に記載の使用
  27. 前記障害は内分泌性障害である、請求項14に記載の使用
  28. 前記内分泌性障害は、多嚢胞性卵巣症候群、クルゾン症候群、または1型糖尿病である、請求項27に記載の使用
  29. 前記障害は神経学的障害である、請求項14に記載の使用
  30. 前記神経学的障害はアルツハイマー病である、請求項29に記載の使用
  31. 前記障害は、I型インターフェロン、IL-10、IL-12、またはIL-23のシグナル伝達に関連する、請求項13に記載の使用
  32. 以下に記載されるものから選択される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
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  33. TYK2を生物学的サンプルにおいて阻害するための組成物であって、請求項1~10のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を含む、組成物。
  34. 請求項11に記載の薬学的組成物、または請求項1~10のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を含む組成物であって、TYK2媒介性の障害、疾患、または状態を、患者において処置するための、薬学的組成物または組成物。
  35. 前記障害は、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、または移植に関連する障害から選択される、請求項34に記載の薬学的組成物または組成物。
  36. 前記障害は自己免疫障害である、請求項35に記載の薬学的組成物または組成物。
  37. 前記自己免疫障害は、1型糖尿病、強直性脊椎炎、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、全身性硬化症、乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される、請求項36に記載の薬学的組成物または組成物。
  38. 前記障害は炎症性障害である、請求項35に記載の薬学的組成物または組成物。
  39. 前記炎症性障害は、関節リウマチ、喘息、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される、請求項38に記載の薬学的組成物または組成物。
  40. 前記障害は増殖性障害である、請求項35に記載の薬学的組成物または組成物。
  41. 前記増殖性障害は血液学的がんである、請求項40に記載の薬学的組成物または組成物。
  42. 前記増殖性障害は白血病である、請求項40に記載の薬学的組成物または組成物。
  43. 前記白血病はT細胞白血病である、請求項42に記載の薬学的組成物または組成物。
  44. 前記T細胞白血病はT細胞急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)である、請求項43に記載の薬学的組成物または組成物。
  45. 前記増殖性障害は、TYK2における1つまたはそれより多くの活性化変異に関連する、請求項40に記載の薬学的組成物または組成物。
  46. 前記障害は移植に関連する、請求項35に記載の薬学的組成物または組成物。
  47. 前記障害は、移植拒絶または対宿主性移植片病である、請求項46に記載の薬学的組成物または組成物。
  48. 前記障害は内分泌性障害である、請求項35に記載の薬学的組成物または組成物。
  49. 前記内分泌性障害は、多嚢胞性卵巣症候群、クルゾン症候群、または1型糖尿病である、請求項48に記載の薬学的組成物または組成物。
  50. 前記障害は神経学的障害である、請求項35に記載の薬学的組成物または組成物。
  51. 前記神経学的障害はアルツハイマー病である、請求項50に記載の薬学的組成物または組成物。
  52. 前記障害は、I型インターフェロン、IL-10、IL-12、またはIL-23のシグナル伝達に関連する、請求項34に記載の薬学的組成物または組成物。
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