JP7080548B2 - 水素排出部品 - Google Patents
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Description
〔スパッタリング法による水素排出膜(Au含有量50mol%)の作製〕
Au含有量が50mol%であるPd-Au合金ターゲットを装着したRFマグネトロンスパッタリング装置(サンユー電子社製)に、支持体であるポリアミドイミド/アラミド多孔質シート(日東電工社製、孔径0.001~0.1μm)を取り付けた。その後、スパッタリング装置内を1×10-5Pa以下に真空排気し、Arガス圧1.0Paにおいて、Pd-Au合金ターゲットに4.8Aのスパッタ電流を投入して、支持体上に厚さ400nmのPd-Au合金層(Au含有量50mol%)を形成した。そして、Pd-Au合金層上に防汚層原料組成物(ハーベス社製、デュラサーフDS-3302TH)をディップコート法で塗布し、乾燥させて防汚層を形成して水素排出膜を作製した。
製造例1で作製した水素排出膜を用いて、図3に記載の形態の水素排出部品を作製した。吸着材としては、ゼオライトAg(東ソー社製、HSZ-941、粉体)をPP樹脂製のケースに充填して作製したカートリッジを用いた。そして、作製した水素排出部品、及びセパレータとしてヘンプ紙等を用いてアルミ電解コンデンサを作製した。
製造例1で作製した水素排出膜を用いて、図3に記載の形態の水素排出部品を作製した。吸着材としては、ゼオライトAg(東ソー社製、HSZ-941、顆粒)をPP樹脂製のケースに充填して作製したカートリッジを用いた。そして、作製した水素排出部品、及びセパレータとしてヘンプ紙等を用いてアルミ電解コンデンサを作製した。
製造例1で作製した水素排出膜を用いて、図3に記載の形態の水素排出部品を作製した。吸着材としては、アルミナCu(ユニオン昭和社製、GB217、粉体)をPP樹脂製のケースに充填して作製したカートリッジを用いた。そして、作製した水素排出部品、及びセパレータとしてヘンプ紙等を用いてアルミ電解コンデンサを作製した。
製造例1で作製した水素排出膜を用いて、図3に記載の形態の水素排出部品を作製した。吸着材としては、アルミナCu(ユニオン昭和社製、GB217、顆粒B)をPP樹脂製のケースに充填して作製したカートリッジを用いた。そして、作製した水素排出部品、及びセパレータとしてヘンプ紙等を用いてアルミ電解コンデンサを作製した。
製造例1で作製した水素排出膜を用いて、図3に記載の形態の水素排出部品を作製した。吸着材としては、アルミナCu(ユニオン昭和社製、GB217、顆粒G)をPP樹脂製のケースに充填して作製したカートリッジを用いた。そして、作製した水素排出部品、及びセパレータとしてヘンプ紙等を用いてアルミ電解コンデンサを作製した。
製造例1で作製した水素排出膜を用いて、図3に記載の形態の水素排出部品を作製した。吸着材としては、ゼオライトCu(東ソー社製、HSZ-840CUA1、粉体)をPP樹脂製のケースに充填して作製したカートリッジを用いた。そして、作製した水素排出部品、及びセパレータとしてヘンプ紙等を用いてアルミ電解コンデンサを作製した。
製造例1で作製した水素排出膜を用いて、図4に記載の形態の水素排出部品9を作製した。吸着材としては、アルミナCu(ユニオン昭和社製、GB217、粉体)をPP樹脂製のケース13(保持体(B))に充填し、ケース13の上部をガス透過膜12(日東電工株式会社製、TEMISH、フッ素多孔膜)で蓋をして作製したカートリッジを用いた。気密性を確保するために、カートリッジと水素排出膜1との間にシリコーン製の角リング19を設け、またカートリッジと封口体(図3の封口体16を参照)との間にシリコーン製の弾性部材15(Oリング)を設けた。そして、作製した水素排出部品、及びセパレータとしてヘンプ紙等を用いてアルミ電解コンデンサを作製した。
製造例1で作製した水素排出膜を用いて、図5に記載の形態の水素排出部品9を作製した。吸着材としては、以下の方法で作製したカートリッジを用いた。アルミナCu(ユニオン昭和社製、GB217、顆粒G)をPP樹脂製のケース13(保持体(B))に入れ、アルミナCuとケース13との空隙にシリコーンシーラント(信越化学社製、KE-1833)を充填した。シリコーンシーラントを125℃で1時間硬化させた後、ピンバイスを用いて直径0.5mmの貫通孔をケース13の底部からアルミナCuに達するまで形成してガス流入口20を設けた。また、ピンバイスを用いて直径0.5mmの貫通孔をケース13の上部からアルミナCuに達するまで形成してガス排出口21を設けた。そして、アルミナCuがケース13からこぼれ落ちないようにするために、ガス流入口20及びガス排出口21上にガス透過膜12(日東電工株式会社製、TEMISH、フッ素多孔膜)を溶着してカートリッジを作製した。気密性を確保するために、カートリッジと水素排出膜1との間にシリコーン製の角リング19を設け、またカートリッジと封口体(図3の封口体16を参照)との間にシリコーン製の弾性部材15(Oリング)を設けた。そして、作製した水素排出部品、及びセパレータとしてヘンプ紙等を用いてアルミ電解コンデンサを作製した。
実施例8において、前記貫通孔の直径を0.5mmから0.8mmに変更した以外は実施例8と同様の方法でアルミ電解コンデンサを作製した。
製造例1で作製した水素排出膜を用いて、図3に記載の形態の水素排出部品を作製した。ただし、吸着材は設けなかった。そして、作製した水素排出部品、及びセパレータとしてヘンプ紙等を用いてアルミ電解コンデンサを作製した。
(電圧印加前の水素排出膜の水素透過量の測定)
製造例1で作製した水素排出膜をスウェージロック社製のVCRコネクターに取り付け、片側にSUSチューブを取り付け、密封された空間(63.5ml)を作製した。チューブ内を真空ポンプで減圧後、水素ガスの圧力が0.15MPaになるように調整し、105℃の環境下での圧力変化をモニターした。圧力変化により水素排出膜を透過した水素モル数(体積)がわかるため、これを1日当たりの透過量に換算して水素透過量を算出した。例えば、2時間で圧力が0.15MPaから0.05MPaに変化した場合(変化量0.10MPa)、水素排出膜を透過した水素体積は63.5mlになる。よって、1日当たりの水素透過量は63.5×24/2=762ml/dayとなる。水素排出膜の水素透過量は、10ml/day以上であることが好ましく、より好ましくは40ml/day以上であり、さらに好ましくは70ml/day以上であり、特に好ましくは100ml/day以上である。
実施例及び比較例で作製したアルミ電解コンデンサに、雰囲気温度105℃で400Vの電圧印加を96時間行った。その後、アルミ電解コンデンサのアルミケースの変形を目視で確認し、下記基準で評価した。
〇:アルミケースの形状変化なし
×:アルミケースの膨れあり
96時間電圧印加した後の前記アルミ電解コンデンサから水素排出膜を取り出し、前記と同様の方法で水素排出膜の水素透過量を測定した。
2:金属層
3:接着剤
4:支持体
5:コート層
6:水素導入面
7:水素排出面
8:治具
9:水素排出部品
10:固定部材
11:保持体(A)
12:ガス透過膜
13:保持体(B)
14:吸着材
15:弾性部材
16:封口体
17:凹部
18:貫通孔
19:角リング
20:ガス流入口
21:ガス排出口
Claims (10)
- 金属層を有する水素排出膜を備えた水素排出部品であって、前記水素排出膜の少なくとも水素導入面側に硫黄化合物を吸着する吸着材が設けられており、前記吸着材は、金属担持セラミックスを含み、前記金属担持セラミックスの金属が、銀、白金、鉄、ニッケル、スズ、及び亜鉛から選択される1種以上であることを特徴とする水素排出部品。
- 前記吸着材は、シリカ、アルミナ、シリカアルミナ、ゼオライト、チタニア、ジルコニア、マグネシア、酸化亜鉛、白土、粘土、珪藻土、及び活性炭からなる群より選択される少なくとも1種を含む請求項1に記載の水素排出部品。
- 前記金属層は、Pd合金を含む合金層である請求項1または2に記載の水素排出部品。
- 前記Pd合金は、第11族元素を20~65mol%含む請求項3に記載の水素排出部品。
- 前記第11族元素は、Au、Ag、及びCuからなる群より選択される少なくとも1種である請求項4に記載の水素排出部品。
- 前記金属層の片面又は両面に支持体を有する請求項1~5のいずれかに記載の水素排出部品。
- 請求項1~6のいずれかに記載の水素排出部品を備えた電気化学素子。
- 前記電気化学素子が、アルミ電解コンデンサ又はリチウムイオン電池である請求項7に記載の電気化学素子。
- 請求項1~6のいずれかに記載の水素排出部品を用いた水素排出方法。
- 150℃以下の環境下で水素を排出させる請求項9に記載の水素排出方法。
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