JP7080445B2 - 排水管用圧力調整弁 - Google Patents
排水管用圧力調整弁 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7080445B2 JP7080445B2 JP2020206829A JP2020206829A JP7080445B2 JP 7080445 B2 JP7080445 B2 JP 7080445B2 JP 2020206829 A JP2020206829 A JP 2020206829A JP 2020206829 A JP2020206829 A JP 2020206829A JP 7080445 B2 JP7080445 B2 JP 7080445B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- pressure
- valve body
- support cylinder
- shaft portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
- Lift Valve (AREA)
- Fluid-Driven Valves (AREA)
- Safety Valves (AREA)
Description
こうした圧力調整弁では、通常、弁体が自重により弁座に当接されていて連通孔を閉塞する一方、排水管に連通する弁室内の圧力が外部の圧力よりも低くなると、外部の圧力と弁室内の圧力との圧力差により弁体が押し上げられて弁座から離間することで連通孔が開放される。これにより、連通孔を通じて弁室内に外気が導入されることで上記圧力差が緩和される。
以下、図1~図7を参照して、第1実施形態について説明する。
図1及び図3に示すように、排水管用圧力調整弁(以下、圧力調整弁10)は、建物などの排水管(図示略)内の圧力を調整するものであり、ハウジング11を備えている。
<ベース部材20>
図1~図3に示すように、ベース部材20は、平面視略長方形状の底壁20a及び底壁20aの外周縁から上下に突出する周壁20bを有している。
図1~図3に示すように、底壁20aには、接続口21aを長手方向の両側から挟むように平面視円形状の一対の連通孔22が形成されている。
図4に示すように、支持筒部27の内周面には、支持筒部27の下端から上側に向けて縮径されたテーパ面27aが形成されている。また、支持筒部27の内周面におけるテーパ面27aの上側には、テーパ面27aの上端に対して内径が縮径された段差部27bが隣接して形成されている。
<キャップ30>
図1及び図3に示すように、キャップ30は、平面視略長方形状の頂壁30aと、頂壁30aの外周縁から下方に向けて突出する周壁30bとを有しており、硬質の合成樹脂により一体成形されている。
図1及び図3に示すように、弁室12内には、一対の連通孔22を開閉する一対の弁体15が設けられている。弁体15は、エラストマなどの軟質樹脂により一体成形されている。
図1、図3及び図4に示すように、弁体15は、軸部16と同一軸線上に位置するとともに弁部18の上面から突出する頭部19を有している。
軸部16には、支持筒部27に係止されることで軸部16の最大変位量を規制する規制部17が一体成形されている。
図4に示すように、圧力調整弁10においては、通常、弁体15が自重により弁座23に当接されていて連通孔22を閉塞している。これにより、排水管内の臭気が連通孔22を通じて外部に漏れることが阻止されている。
(1)圧力調整弁10は、排水管から分岐して延びる通気管100に連通する弁室12と外部とを連通する連通孔22の周囲に形成された弁座23及び連通孔22内に配置された支持筒部27を有するハウジング11を備えている。また、圧力調整弁10は、支持筒部27内をその軸線方向に沿って変位可能な軸部16、及び重力により弁座23に当接されて連通孔22を閉塞する一方、弁室12内の圧力と外部の圧力との差圧によって弁座23から離間するように変位する弁部18を有し、軟質樹脂により一体成形された弁体15を備えている。軸部16には、支持筒部27に係止されることで軸部16の最大変位量を規制する規制部17が設けられている。
(2)軸部16は、支持筒部27の上端開口から挿入されている。規制部17は、軸部16の挿入方向の先端部に設けられるとともに軸部16の本体部分16aよりも拡径された拡径部分17aを有しており、拡径部分17aから先端側の外周面は、先端側ほど縮径されたテーパ状をなしており、支持筒部27の内周面には、規制部17の拡径部分17aが係止される段差部27bが設けられている。
こうした構成によれば、薄肉部18bの剛性が外周部18aに比べて低くされているため、軸部16が最大変位量となるまで押し上げられた後、弁部18が上方に反り返るように撓みやすくなる。これにより、弁体15の開度を容易に拡大することができ、圧力調整弁10の通気量を確実に確保することができる。
こうした構成によれば、弁体15の軸部16と支持筒部27のテーパ面27aとの接触を抑制できるため、弁体15の上下動、すなわち開閉を円滑に行うことができる。
こうした構成によれば、作業者は指先などで頭部19を摘むことができるため、支持筒部27に対して軸部16を挿入する作業を容易に行うことができる。
こうした構成によれば、弁部18全体の厚さが薄肉部18bの厚さに設定される構成に比べて、外周部18aの剛性が高くなって変形しにくくなる。このため、閉弁時に、弁座23に対して外周部18aが適切に当接されることとなり、弁体15によるシール性能を安定して発揮することができる。
こうした構成によれば、上記隙間が形成されているため、閉弁状態において、軸部16の自重により弁部18の中心部分が下方に引き下げられる。これにより、弁部18が上方に向けて反り返るように撓むこととなり、弁座23に対して外周部18aが適切に押し付けられる。したがって、弁体15によるシール性能を向上させることができる。
以下、図8~図12を参照して、第2実施形態について説明する。
図8に示すように、圧力調整弁40は、建物などの排水管(図示略)内の圧力を調整するものであり、ハウジング41を備えている。
図8及び図9に示すように、ベース部材50は、上下に延びる外筒部51、外筒部51の上側に連なるとともに下側ほど内周側に位置するように延びており、外筒部51と二重管をなす内筒部52、及び外筒部51の上側に連なるとともに上側ほど外周側に位置するように拡径された拡径部54を有している。
同図に二点鎖線にて示す通気管100の上端部に対して、外筒部51を外嵌することにより、通気管100の上端部が環状凹部53に挿入される。なお、ベース部材50の外筒部51の内周面と通気管100の上端部の外周面との間に接着剤が塗布されることにより、通気管100に対してベース部材50が固定される。
図8に示すように、互いに隣り合うリブ57の間には、ベース部材50の内外を連通する複数(本実施形態では3つ)の弁口56が周方向に間隔をおいてそれぞれ形成されている。
<下側キャップ60>
図8及び図9に示すように、下側キャップ60は、有底円筒状をなしており、円板状の頂壁60a及び頂壁60aの周縁から下方に向けて延びる円筒状の周壁60bを有している。
図8に示すように、下側キャップ60の外周面には、3つの係合凹部69の形成位置の目印としての3つの突条65が形成されている。
頂壁60aにおける連通孔62の内周縁には、上下に突出する円筒部64が形成されている。円筒部64の上端部には、上側ほど外径が縮径された縮径部64aが形成されている(図8参照)。
下側キャップ60は硬質の合成樹脂により一体成形されている。
図8及び図9に示すように、上側キャップ70は、ドーム形状をなしている。上側キャップ70には、下側キャップ60の係合爪部68がそれぞれ係合する複数(本実施形態では4つ)の係合孔71が形成されている。
<第1の弁体45>
図8及び図9に示すように、下側キャップ60と上側キャップ70とにより形成される空間には、連通孔62を開閉する第1の弁体45が設けられている。
第1の弁体45が上方に向けて変位する際に、拡径部分47aが支持筒部67の内周面に形成された段差部67bに係止されることにより、第1の弁体45の軸部46の最大変位量が規制される。本実施形態では、上記拡径部分47aが規制部47として機能する。
図8及び図9に示すように、第2の弁体80は、円環状をなす基端部81と、基端部81の内周縁に連なるとともに略筒状をなし、下側ほど縮径された傾斜部83とを有している。
傾斜部83には、その先端縁86から基端側に向けて延びる複数(本実施形態では6つ)の切欠部88が周方向に等間隔にて形成されている。各切欠部88の周方向の幅は、同一に設定されており、リブ57の周方向の幅よりも大きくされている。
図9に示すように、各リブ57は各切欠部88を通じて分割部84よりも内周側に突出しており、ベース部材50に対する第2の弁体80の位置決めをしている。
ベース部材50の内周面、第2の弁体80の内周面、下側キャップ60の頂壁60aの下面、円筒部64の内周面、及び第1の弁体45によって弁室42が形成されている。
図9に示すように、圧力調整弁40においては、通常、第1の弁体45が自重により弁座63に当接されていて連通孔62を閉塞している。また、第2の弁体80が傾斜面55に当接されていて弁口56を閉塞している。これにより、排水管内の臭気が連通孔62や弁口56を通じて外部に漏れることが阻止されている。
<変形例>
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
Claims (1)
- 排水管内の圧力を調整する圧力調整弁であって、
前記排水管と外部とを連通する連通孔の周囲に形成された弁座及び前記連通孔内に配置された支持筒部を有するハウジングと、
前記支持筒部内をその軸線方向に沿って変位可能な軸部、及び重力により前記弁座に当接されて前記連通孔を閉塞する一方、前記排水管内の圧力と外部の圧力との圧力差によって前記弁座から離間するように変位する弁部を有し、軟質樹脂により一体成形された弁体と、を備え、
前記軸部には、前記弁体が押し上げられて開弁する際に、前記支持筒部の内周面に係止されることで当該軸部の前記開弁方向への最大変位量を規制する規制部が設けられている、
排水管用圧力調整弁。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020206829A JP7080445B2 (ja) | 2020-12-14 | 2020-12-14 | 排水管用圧力調整弁 |
JP2022083661A JP7373123B2 (ja) | 2020-12-14 | 2022-05-23 | 排水管用圧力調整弁 |
JP2023171459A JP7558495B2 (ja) | 2020-12-14 | 2023-10-02 | 排水管用圧力調整弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020206829A JP7080445B2 (ja) | 2020-12-14 | 2020-12-14 | 排水管用圧力調整弁 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017048349A Division JP6812859B2 (ja) | 2017-03-14 | 2017-03-14 | 排水管用圧力調整弁 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022083661A Division JP7373123B2 (ja) | 2020-12-14 | 2022-05-23 | 排水管用圧力調整弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021055849A JP2021055849A (ja) | 2021-04-08 |
JP7080445B2 true JP7080445B2 (ja) | 2022-06-06 |
Family
ID=75272380
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020206829A Active JP7080445B2 (ja) | 2020-12-14 | 2020-12-14 | 排水管用圧力調整弁 |
JP2022083661A Active JP7373123B2 (ja) | 2020-12-14 | 2022-05-23 | 排水管用圧力調整弁 |
JP2023171459A Active JP7558495B2 (ja) | 2020-12-14 | 2023-10-02 | 排水管用圧力調整弁 |
Family Applications After (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022083661A Active JP7373123B2 (ja) | 2020-12-14 | 2022-05-23 | 排水管用圧力調整弁 |
JP2023171459A Active JP7558495B2 (ja) | 2020-12-14 | 2023-10-02 | 排水管用圧力調整弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (3) | JP7080445B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000257734A (ja) | 1999-01-08 | 2000-09-19 | Kitz Corp | 通気弁 |
JP2008256114A (ja) | 2007-04-05 | 2008-10-23 | Kitz Corp | 通気弁 |
JP2015169214A (ja) | 2014-03-04 | 2015-09-28 | 未来工業株式会社 | 排気弁および排気弁装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58182068U (ja) * | 1982-05-31 | 1983-12-05 | 藤倉ゴム工業株式会社 | 逆止弁 |
JP3808933B2 (ja) * | 1996-04-24 | 2006-08-16 | 前澤化成工業株式会社 | 吸気弁 |
JPH11153239A (ja) * | 1997-11-21 | 1999-06-08 | Bridgestone Corp | 逆止弁 |
JPH11218244A (ja) * | 1998-01-29 | 1999-08-10 | Ouken Seiko Kk | アンブレラー弁 |
JP3041301B1 (ja) | 1999-05-20 | 2000-05-15 | 前澤化成工業株式会社 | 吸気弁 |
US20150176261A1 (en) | 2012-05-28 | 2015-06-25 | Mcalpine & Co Limited | Valve device for waste pipe |
JP6241202B2 (ja) * | 2013-10-30 | 2017-12-06 | 株式会社オンダ製作所 | 通気弁装置 |
JP6630890B2 (ja) * | 2014-11-11 | 2020-01-15 | 丸一株式会社 | 吸気弁 |
-
2020
- 2020-12-14 JP JP2020206829A patent/JP7080445B2/ja active Active
-
2022
- 2022-05-23 JP JP2022083661A patent/JP7373123B2/ja active Active
-
2023
- 2023-10-02 JP JP2023171459A patent/JP7558495B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000257734A (ja) | 1999-01-08 | 2000-09-19 | Kitz Corp | 通気弁 |
JP2008256114A (ja) | 2007-04-05 | 2008-10-23 | Kitz Corp | 通気弁 |
JP2015169214A (ja) | 2014-03-04 | 2015-09-28 | 未来工業株式会社 | 排気弁および排気弁装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022116124A (ja) | 2022-08-09 |
JP2021055849A (ja) | 2021-04-08 |
JP7373123B2 (ja) | 2023-11-02 |
JP7558495B2 (ja) | 2024-10-01 |
JP2023179597A (ja) | 2023-12-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8794606B2 (en) | Liquid sealed vibration isolating device | |
JP6812859B2 (ja) | 排水管用圧力調整弁 | |
US20100108155A1 (en) | Fuel tank valve device | |
JP2000517042A (ja) | ベローズ状の弾性的なシール部材 | |
JP7080445B2 (ja) | 排水管用圧力調整弁 | |
JP6447415B2 (ja) | 排水管用通気弁 | |
EP4175318A1 (en) | Ear mount | |
JP5630420B2 (ja) | 燃料キャップ | |
JP6475960B2 (ja) | エアーバックレスキャップ、およびこのキャップを備えた容器 | |
JP4168884B2 (ja) | 燃料キャップ | |
EP4031093B1 (en) | Vent diaphragm for the rear ventilation of an anti-colic baby bottle | |
JP5014049B2 (ja) | ダンパー装置 | |
JP5493559B2 (ja) | リザーバタンク | |
JP2018084288A (ja) | 弁装置 | |
JPH08280528A (ja) | 調理器の蒸気抜き装置 | |
WO2021132280A1 (ja) | 塗布容器 | |
JP2006138331A (ja) | 液体タンク用ブリーザ弁シール | |
JP2010019353A (ja) | リリーフバルブ | |
JP4923782B2 (ja) | 燃料遮断弁 | |
JPH082013Y2 (ja) | マスタシリンダ用リザーバ | |
EP4031094A1 (en) | Vent diaphragm for the rear ventilation of an anti-colic baby bottle | |
JP2023168922A (ja) | 傘バルブ | |
JP2007112077A (ja) | 筆記具用キャップ | |
WO1999008580A1 (en) | Pressure cooker | |
JP2024135284A (ja) | 圧力開放弁 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220127 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220221 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220425 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220508 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7080445 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |