JPH08280528A - 調理器の蒸気抜き装置 - Google Patents

調理器の蒸気抜き装置

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JPH08280528A
JPH08280528A JP8836795A JP8836795A JPH08280528A JP H08280528 A JPH08280528 A JP H08280528A JP 8836795 A JP8836795 A JP 8836795A JP 8836795 A JP8836795 A JP 8836795A JP H08280528 A JPH08280528 A JP H08280528A
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JP
Japan
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valve
hole
steam
bimetal
cooker
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Application number
JP8836795A
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English (en)
Inventor
Hidehiro Yamada
英宏 山田
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Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸気抜き孔に設けた弁孔をバイメタルにより
作動される弁部材により開閉するようにした蒸気抜き装
置において、バイメタルの蒸気温度に対する追従性を改
善することである。 【構成】 蒸気抜き孔11に設けた弁装置2の弁孔8を
開閉する弁部材4を、蒸気抜き孔11に取付けたバイメ
タル5により支持せしめ、蒸気温度により変形するバイ
メタル5により、上記弁部材4を作動させ、弁孔8を開
閉させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、炊飯ジャー等の調理
器に設けられる蒸気抜き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】炊飯ジャー等の調理器においては、調理
の際に発生する蒸気が一定温度以上になると、これを外
部に放出するための蒸気抜き装置が設けられる。
【0003】その一例として、特開平1−214317
号公報に示されたものが知られている。この装置は、弁
孔に対向した弁体に形状記憶合金バネ及びバイアスバネ
を設け、その形状記憶合金バネにより弁体を開弁方向に
付勢すると共に、バイアスバネにより閉弁方向に付勢
し、蒸気温度が一定温度以下の場合はバイアスバネによ
り閉弁し、一定温度を超えると形状記憶合金バネが伸長
して、開弁するようになっている。
【0004】また、その他の例として、実公昭50−2
9636号公報に示されたものが知られている。この場
合は、蒸気抜き孔に設けた弁孔を開閉するスライド板の
一端を、蒸気抜き孔の外部に設けたバイメタルの一端に
係合し、そのバイメタルの温度による変形によって上記
スライド板をスライドさせ、弁孔を開閉するようになっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の形状記憶合金バ
ネを用いた蒸気抜き装置は、その形状記憶合金バネとバ
イアスバネとにより、それぞれ開弁動作と閉弁動作を別
々に行わせるようにしているので、構造が複雑になる欠
点がある。
【0006】また、前記のバイメタルを用いたものは、
部品点数は前述のものより少なく、従って装置が簡単に
なる利点はあるが、バイメタルが蒸気抜き孔の外部に設
けられているため、蒸気の温度に対して間接的に感応す
るだけであり、蒸気の温度に対するバイメタルの作動の
追従性が悪く、両者の関係が不正確になる欠点がある。
【0007】そこで、この発明は部品点数の少ない点で
有利なバイメタル方式を採用する一方、蒸気の温度に対
するバイメタルの作動の追従性を改良した蒸気抜き装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段とその作用】上記の課題を
解決するために、この発明は、調理器に設けた蒸気抜き
孔に、蒸気が一定温度以上になると開放される弁孔及び
常時開放された通気孔を有する弁装置を設けてなる調理
器の蒸気抜き装置において、上記の弁装置の弁孔を開閉
する弁部材を該弁孔の上部に設け、上記弁部材を蒸気抜
き孔に設けたバイメタルにより支持せしめ、該バイメタ
ルにより、所定の変形温度以下では上記弁部材により弁
孔を閉塞し、上記の変形温度を超えると該弁部材により
弁孔を開放せしめる構成としたものである。
【0009】上記の構成によると、蒸気の一部は通気孔
を通じて外部に放出され、その通過の途中でバイメタル
に接触する。その蒸気の温度がバイメタルの変形温度に
達すると、バイメタルが変形し、弁部材を弁孔から離し
て開弁する。これにより蒸気が前記の通気孔以外に弁孔
からも外部に放出される。
【0010】上記の蒸気抜き装置において、上記の弁孔
及び通気孔を、上記バイメタルの平面視形状の範囲内に
設けた構成とすることができる。このように構成する
と、開放された弁孔及び通気孔を通して、オネバ等の調
理の副生成物が噴出しても、その上方に存在するバイメ
タルに当たって外部に飛び出すことがない。
【0011】以上の構成は、弁孔の上部に弁部材及びバ
イメタルを設け、その弁孔を該弁部材により上方から開
閉するようになっているが、弁孔の下部に弁部材及びバ
イメタルを設けた構成にすることもできる。このように
構成すると、弁装置に通気孔を設けなくとも、バイメタ
ルに直接蒸気を接触させることができる。
【0012】以上のいずれの場合においても、上記の蒸
気抜き孔内に弁装置を構成する弁ケースを気密を保持し
て取付け、その弁ケースの一方の端面に弁孔を設けると
共に、他方の開放された端面に前記のバイメタルを取付
け、前記の弁部材を上記の弁ケース内に収納した構成と
することができる。
【0013】このように構成すると、調理容器とは別に
弁装置を組立て、その組立てた弁装置を調理容器の蒸気
抜き孔に組込むだけで蒸気抜き機能を付与することがで
きる。
【0014】
【実施例】図1に示した第1実施例は、調理容器の蓋1
と別体に弁装置2を設けた例である。弁装置2は、弁ケ
ース3と弁部材4及びバイメタル5により構成される。
バイメタル5は、予め設定された一定の温度以上になる
と急激に変形する性質を有する。
【0015】弁ケース3は円筒状の胴部の下端に閉塞部
6が設けられ、胴部の上端には開口部7が設けられる。
閉塞部6の中央には弁孔8が設けられ、その弁孔8の両
側にこれより小径の通気孔9が設けられる。弁ケース3
はパッキン12を介して蒸気抜き孔11に装着される。
【0016】弁部材4は、弁ケース3内に収納され、上
記の弁孔8に対向し、これを開閉できるようになってい
る。弁部材4の上端はバイメタル5の中央部分に取付け
られる。
【0017】バイメタル5の両端部は前記の開口部7の
内周縁に取付けられ、その取付け部分以外の内周縁とバ
イメタル5との間は開放されている(図1(b)参
照)。
【0018】上記のバイメタル5は低温時には、図1
(a)の実線で示すようにした弁孔8側にわん曲し、こ
れに取付けた弁部材4が弁孔8を閉塞するが、90℃を
超える程度の高温になると、二点鎖線で示すように急激
に反転するので、弁部材4が弁孔8から離れこれを開放
する。
【0019】なお、前記の通気孔9は、常時調理器の内
部と外部とを連通させるので、調理時の内圧上昇により
蓋パッキンの部分から蒸気が漏れることを防止し、また
低温時の内圧低下により蓋が開きにくくなるのを防止す
る。
【0020】一方、炊飯の進行により前記のようにして
弁孔8が開放された状態で内部でオネバ等の副生成物が
発生すると、その弁孔8及び通気孔9からその副生成物
が外部に噴出することがある。しかし、図1(b)に示
すように、弁孔8及び通気孔9はバイメタル5の平面視
形状内に収まる位置に設けられているので、外部に噴出
しようとする前記の副生成物がバイメタル5の下面に衝
突して外部に飛び出すことが阻止される。
【0021】次に、図2に示した第2実施例は、弁装置
2を構成する弁ケース3の上部に閉塞部6、下部に開口
部7を設け、その閉塞部6に弁孔8及び通気孔9を設け
ている。また弁ケース3の内部に収納された弁部材4を
弁孔8に臨ませ、その下端を開口部7に取付けたバイメ
タル5に連結している。
【0022】上記の場合、バイメタル5は常に蒸気に接
触するので第1実施例のごとく、バイメタル5に蒸気を
導くための通気孔9(図1参照)は不要であるが、第2
実施例においては内部圧力を抜くためにのみ閉塞部6に
通気孔9が設けられる。内部圧力を他の手段で抜くよう
にすれば、上記の通気孔9を省略することができる。
【0023】なお、以上の各実施例の蒸気抜き装置は、
いずれも蓋1とは独立に弁装置2を設けた構成になって
いるので、該弁装置2を蓋1とは別に製作し、これを蒸
気抜き孔11にパッキン12を介して装着するだけで組
立てることができる。
【0024】図3は第3実施例であり、この場合は、蒸
気抜き孔11にパッキン12を介して弁板13を取付
け、その弁板13に弁孔8及び通気孔9を設け、その弁
孔8の上部の蒸気抜き孔11内にバイメタル5の両端を
取付け、そのバイメタル5に取付けた弁部材4を弁孔8
に臨ませたものであり、第1実施例と同様の作用を行
う。
【0025】なお、弁板13を蒸気抜き孔11の上部に
取付け、その下部に弁部材4及びこれを支持するバイメ
タル5を設けた構成をとることもできる。
【0026】
【発明の効果】この発明は以上のように、弁部材の開閉
のために一部材(バイメタル)のみを使用するのである
から、構造が簡単になる。
【0027】また、上記のバイメタルを蒸気抜き孔に設
けたことにより、蒸気がバイメタルに直接触れるので、
蒸気の温度に対するバイメタルの追従性が良好となり、
所望の蒸気温度で確実に弁部材を作動させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)第1実施例の断面図 (b)同上の蓋を除いた状態の一部横断平面図 (c)同上の蓋を除いた状態の底面図
【図2】第2実施例の断面図
【図3】第3実施例の断面図
【符号の説明】
1 蓋 2 弁装置 3 弁ケース 4 弁部材 5 バイメタル 6 閉塞部 7 開口部 8 弁孔 9 通気孔 11 蒸気抜き孔 12 パッキン 13 弁板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理器に設けた蒸気抜き孔に、蒸気が一
    定温度以上になると開放される弁孔及び常時開放された
    通気孔を有する弁装置を設けてなる調理器の蒸気抜き装
    置において、上記の弁装置の弁孔を開閉する弁部材を該
    弁孔の上部に設け、上記弁部材を蒸気抜き孔に設けたバ
    イメタルにより支持せしめ、該バイメタルにより、所定
    の変形温度以下では上記弁部材により弁孔を閉塞し、上
    記の変形温度を超えると該弁部材により弁孔を開放せし
    めることを特徴とする調理器の蒸気抜き装置。
  2. 【請求項2】 上記の弁孔及び通気孔を、上記バイメタ
    ルの平面視形状の範囲内に設けたことを特徴とする請求
    項1に記載の調理器の蒸気抜き装置。
  3. 【請求項3】 調理器に設けた蒸気抜き孔に、蒸気が一
    定温度以上になると開放される弁孔を有する弁装置を設
    けてなる調理器の蒸気抜き装置において、上記の弁装置
    の弁孔を開閉する弁部材を該弁孔の下部に設け、上記弁
    部材を蒸気抜き孔に設けたバイメタルにより支持せし
    め、該バイメタルにより、所定の変形温度以下では上記
    弁部材により弁孔を閉塞し、上記の変形温度を超えると
    該弁部材により弁孔を開放せしめることを特徴とする調
    理器の蒸気抜き装置。
  4. 【請求項4】 上記の蒸気抜き孔内に弁装置を構成する
    弁ケースを気密を保持して取付け、その弁ケースの一方
    の端面に前記の弁孔を設けると共に、他方の開放された
    端面に前記のバイメタルを取付け、前記の弁部材を上記
    の弁ケース内に収納したことを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載の調理器の蒸気抜き装置。
JP8836795A 1995-04-13 1995-04-13 調理器の蒸気抜き装置 Pending JPH08280528A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100399610B1 (ko) * 2000-01-24 2003-10-08 권만현 증기 배출 장치
KR100646036B1 (ko) * 2005-04-29 2006-11-14 손태순 넘침 방지용 용기뚜껑
JP2011235029A (ja) * 2010-05-13 2011-11-24 Mitsubishi Electric Corp 蒸気回収装置及び炊飯器
CN103431750A (zh) * 2013-02-06 2013-12-11 陆一铭 电压力锅延时保压安全阀
CN103598810A (zh) * 2013-10-29 2014-02-26 乔林友 一种压力锅的双稳态安全装置

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