JP4923782B2 - 燃料遮断弁 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクの上部に装着され、燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃料遮断弁に関する。
燃料タンクの上部には、キャニスタに接続した満タン規制弁と燃料遮断弁(ロールオーバーバルブ)とを備えた蒸発燃料処理装置が設けられており、各々の弁は所定の燃料液位で開閉することで、燃料タンクの外部への通気を確保するとともに、液体燃料の外部への流出を防止している。ロールオーバーバルブは、車両の傾斜時や車両のスラローム走行時などに燃料洩れを防止するために満タン液位より上の燃料液位で外部への燃料を遮断するものである。
ところで、近年、車両の多様かつ大きな居住空間に対応するために、燃料タンクの扁平化が検討されているが、こうした扁平化した燃料タンクでは、燃料タンクの上部のデッドスペースの割合を小さくするために、閉弁する燃料液位をできる限り高く設定することが好ましい。しかし、閉弁時における燃料液位を高く設定した場合に、ロールオーバーバルブが液没し易い。こうした液没した場合でも、高いシール性を得るために特許文献1,2に示すように、フロートの中央上部にゴム弁体を装着し、ゴム弁体が接続通路を閉じるときにゴム弁体の外周部を弾性変形させる手段が知られている。
しかし、ロールオーバーバルブのように小さい通路面積の接続通路を遮断する場合には、ゴム弁体の外周部を十分に撓ませることが難しく、高いシール性を得ることができないという問題があった。
特開平7−127540号公報 特開平11−190258号公報
本発明は、上記従来の技術の問題点を解決することを踏まえ、小さい通路面積の接続通路であっても高いシール性で閉じることができ、しかもシート部材の撓み量が所定以上となるような繰り返し変形を生じることがなく、耐久性を向上させた燃料遮断弁を提供することを目的とする。
課題を解決するためになされた本発明は、
燃料タンクの上部に装着され、上記燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
上記燃料タンク内と上記接続通路とを連通する弁室と、上記接続通路に面して設けられ上記弁室側に環状に突出したシール部とを有するケーシングと、
上記弁室内に収納され上記燃料タンク内の燃料液位に応じて昇降するフロートと、該フロートの上部に形成された弁支持部と、該弁支持部に装着され上記シール部に着離することで上記接続通路を開閉する可撓性のシート部材とを有するフロート機構と、
上記シート部材が上記シール部に着座した状態にて、上記シート部材の撓み量を規制する規制部と
を備え、
上記シート部材は、上記シール部に着離するシート面および該シート面の外周部に沿って形成された弾性変形部を有するシート部と、上記弾性変形部の外周部から突設された被支持部とを有し、上記シート部、上記弾性変形部および上記被支持部によりカップ形状に形成され、
上記弁支持部は、上記カップ形状のシート部材を支持する支持突出部を有しており、該支持突出部は、上記フロートの上部から突出した支持基部と、該支持基部の上部に形成された円板部と、該円板部の外周部から上方へ突設された円筒部とを有し、上記円板部と上記円筒部とで囲まれることで形成された撓み用スペースとを有し、
上記撓み用スペースは、上記シール部の外径より大きな内径を有し、上記シート面が上記シール部に着座したときに、上記シール部が入り込むように形成され、
上記規制部は、上記ケーシングの内壁から突設されかつ上記シール部の外周部を囲むように形成された突部であり、上記シール部が上記シート面の外周部に着座したときに、該規制部が上記シート面の外周部の上面に当たることで、上記シート面が上記撓み用スペースの底に当たるのを規制するように形成されていること、を特徴とする。

本発明にかかる燃料遮断弁を用いた燃料タンクに燃料が供給されて燃料タンクの所定の液位に達すると、弁室内に流入した燃料により、フロートが浮力により上昇する。フロートの上昇により、シート部材が接続通路を閉じることで、燃料タンクを外部に対して遮断し、燃料タンクから外部へ燃料が流出するのを防止する。シート部材が弾性変形してシール部に着座した状態において、規制部は、シート部材の撓み量が所定以上となるような繰り返し弾性変形を生じることがなく、耐久性を向上させることができる。
本発明における好適な態様として、上記規制部は、上記ケーシングの内壁から突設されかつ上記シール部の外周部を囲むように形成された突部に構成することができる。この構成において、上記規制部は、シール部の中心を囲むように周方向に複数配置されている構成や、放射状に配置されている構成をとることができる。これにより、ゴム製のシール部材と規制部との接触面積が小さくなり、固着や貼り付き等を防止することができる。
さらに、本発明の好適な態様として、上記シート部材は、シール部に着座するシート部と、該シート部材の外周に形成され弾性変形部を有する構成をとることができる。また、シート部材をフロートに装着するための構成として、フロートの上部に弁支持部を備え、上記弁支持部は、上記シール部の外径より大きな内径を有する撓み用スペースを有し、該撓み用スペースは、上記シート面が上記シール部に着座したときに上記弾性変形部の弾性変形を許容するように形成されている構成をとることができる。この構成によると、規制部は、シート部が撓み用スペースの底面とシール部との間に挟まって破損するのを防止し、またシート部が撓み用スペース内に入りすぎて、撓み用スペースの底面などに接触して損傷するのを防止することができる。
ここで、上記規制部の好適な態様として、上記弾性変形部の外周部に形成された突部であり、上記ケーシングの内壁に当たることで上記弾性変形部の弾性変形量を規制する構成をとることができ、フロートの上部であってシート部材を囲むように突設されている規制部を備えた構成をとることができる。
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。
A.第1実施例
(1) 燃料遮断弁10の概略構成
図1は本発明の第1実施例にかかる自動車の燃料タンクFTの上部に取り付けられる燃料遮断弁10を示す側面図、図2は燃料遮断弁10の平面図、図3は図2の3−3線に沿った断面図である。図1において、燃料タンクFTは、その表面がポリエチレンを含む複合樹脂材料から形成されており、そのタンク上壁FTaに取付穴FTbが形成されている。このタンク上壁FTaには、燃料遮断弁10がその下部を取付穴FTbに突入した状態にて取り付けられている。燃料遮断弁10は、車両の傾斜時や揺動時に燃料タンクFT内の燃料がキャニスタへ流出することを規制するものである。
(2) 燃料遮断弁10の各部の構成
図3において、燃料遮断弁10は、ケーシング20と、フロート機構50と、スプリング70とを主要な構成として備えている。ケーシング20は、ケーシング本体30と、底板35と、蓋体40とを備え、ケーシング本体30と底板35とにより囲まれたスペースが弁室30Sになっており、この弁室30Sにスプリング70に支持されたフロート機構50が収納されている。
図4は燃料遮断弁10を分解した断面図である。ケーシング本体30は、天井壁部31と、側壁部32とにより囲まれたカップ形状であり、その下部を開口30aとしている。天井壁部31の中央部には、下方に向けて突設された通路形成突部31aが形成されており、この通路形成突部31aに弁室30Sに接続する接続通路31bが貫通形成されている。接続通路31bの弁室30S側は、環状のシール部31cになっている。側壁部32には、燃料タンク内と弁室30Sとを接続する通気孔32aが形成され、また、底板35を取り付けるための係合穴32bが形成されている。底板35は、ケーシング本体30の開口30aを閉じる部材であり、その外周部に形成された係合爪35aがケーシング本体30の係合穴32bに係合することにより、ケーシング本体30の開口30aを閉じるように装着されている。底板35の上面には、連通孔35bおよびスプリング70の下端を支持するためのスプリング支持部35cが形成されている。
蓋体40は、蓋本体41と、蓋本体41の中央から側方へ突出した管体部42と、蓋本体41の外周に形成されたフランジ43と、支持部44を備え、これらを一体に形成している。管体部42には、蓋側通路42aが形成されており、この蓋側通路42aの一端は、接続通路31bを通じてケーシング本体30の弁室30Sに接続され、他端はキャニスタ(図示省略)側に接続される。支持部44は、蓋本体41の下部に形成され、ケーシング本体30の上部を嵌合・支持する筒体である。支持部44には、係合穴44aが形成されている。係合穴44aは、ケーシング本体30の側壁部32に形成された係合爪32cに係合することで、蓋体40は、ケーシング本体30を保持している。また、フランジ43の下端部には、燃料タンクFTのタンク上壁FTa(図3参照)に溶着される外側溶着部43aが形成されている。
上記フロート機構50は、フロート51と、フロート51の上部に装着されたシート部材55とを備えている。フロート51は、上壁部51aと、その上壁部51aの外周から下方に形成された筒状の側壁51bとを備えた容器形状に構成されており、その内側スペースが浮力を生じるための浮力室51Sになっている。また、フロート51の外周部にガイド突条51cが形成されている。ガイド突条51cは、フロート51の側壁51bに周方向に等間隔に8カ所、上下方向にリブ形状に突設されている。フロート51の浮力室51S内には、スプリング70が配置されている。スプリング70は、フロート51の一端と底板35の上面との間に介在することによりフロート51を上方へ付勢している。
フロート51は、その上部中央にシート部材55を支持する弁支持部53を備えている。図5はフロート機構50およびケーシング本体30の上部の付近を示す断面図、図6はフロート機構50を分解して示す斜視図である。弁支持部53は、フロート51の上部から突設された支持突出部54を備えている。支持突出部54は、円柱形状の支持基部54aと、支持基部54aの上部に形成された円板部54bと、円板部54bの外周部から上方に向けて突設された円筒部54cとを備え、支持基部54aと円筒部54cとに囲まれたスペースが撓み用スペース53Sになっている。弁支持部53の円板部54bには、液抜き溝54d(図6)が2箇所形成されている。液抜き溝54dは、撓み用スペース53Sに溜まった燃料を排出するとともに、撓み用スペース53S内の空気抜きによりシート部材55を撓み易くする。
シート部材55は、可撓性を有する材料(ゴム材料、熱可塑性エラストマなど)から下方に向けて開口したカップ形状に形成されており、つまりシート部56と、シート部56の外周部から下方に突設された被支持部57とから形成され、その内側が装着用スペース55Sになっている。シート部56は、シール部31cに着離するシート面56aと、シート面56aの外周部に沿って形成された弾性変形部56bとを備えている。シート面56aがシール部31cに押されたときに、弾性変形部56bが撓み用スペース53S内に凹むように弾性変形してシール部31cに着座する(図9、図10参照)。被支持部57は、円筒形状の側壁部57aと、抜止部57bとにより形成されている。シート部材55は、装着用スペース55Sに弁支持部53を圧入することで弁支持部53に取り付けられている。ここで、図7に示すように、シート部56は、被支持部57の側壁部57aより薄肉に形成されることで、つまり、シート部56の肉厚t1を0.3〜1.5mm、側壁部57aの肉厚t2を2mm以上とし、つまりt1<t2であり、これにより、弾性変形部56bの弾性変形を容易にしている。また、シール部31cの外径をD1、撓み用スペース53Sの内径をD2とすると、D1<D2に形成されており、後述するように、シール部31cの押圧による弾性変形部56bの弾性変形を容易にしている。
図8は天井壁部31に形成されたシール部31cを下方から見た図である。図8において、天井壁部31の下面であって、シール部31cの外周には、複数に分割され(図8では8箇所)かつ環状に配置された規制部31dが突設されている。規制部31dは、図5に示すシート部材55のシート部56の外周部に当たることによりシート部56の弾性変形量を規制している。
(3) 燃料遮断弁10の動作
次に、燃料遮断弁10の動作について説明する。図3において、燃料タンクFT内で燃料の蒸発により発生した燃料蒸気は、連通孔35b、通気孔32aを通じて弁室30S内に入り、弁室30Sから、接続通路31b、蓋側通路42aを通じて、キャニスタ側へ逃がされる。そして、車両の傾斜などにより燃料タンクFT内の燃料液位が上昇すると、燃料は連通孔35bを通じて弁室30Sに流入する。そして、図9に示すように燃料液位が所定の液位FL1に達すると、フロート51の浮力およびスプリング70の荷重による上方への力と、フロート51およびシート部材55の自重による下方への力との釣り合いによって、前者が後者を上回ったときにフロート51が上昇する。このとき、図10に示すようにシート部材55は、シール部31cによって押されることにより撓み用スペース53Sに向けて湾曲するように弾性変形して、シート部材55のシート面56aが接続通路31bを閉じる。このとき、シート部材55の上面が規制部31dに当たってフロート51の上昇が規制されるから、シート部材55がシール部31cによってそれ以上伸ばされることがない。
このように、車両の傾斜時などに、燃料タンクFTから燃料蒸気を逃がすとともに燃料が燃料タンクFT外へ流出するのを防止することができる。一方、燃料タンクFTの燃料液位が低下して弁室30S内の燃料が連通孔35bなどから排出されると、フロート51は、その浮力を減少して下方への力を受けて、シート部材55がシール部31cから離れて、接続通路31bを開く。
(4) 実施例の作用・効果
上記実施例の燃料遮断弁10の構成により、以下の効果を奏する。
(4)−1 図9に示すように、ゴム製のシート部材55は、シール部31cに着座したときに弁支持部53の撓み用スペース53S内に向けて弾性変形部56bで弾性変形する。このとき、撓み用スペース53Sは、シール部31cの外径より大きい内径に形成され、シール部31cを入り込ませて弾性変形部56bを確実に弾性変形させるスペースとして作用する。よって、シート部56は、小径のシール部31cによって押されて密着するように弾性変形するから、高いシール性を得ることができる。
(4)−2 フロート51が傾いてシール部31cに着座しても、弾性変形部56bがシール部31cに倣って弾性変形するから高いシール性が得られる。
(4)−3 シート部材55を十分に撓ませることができるとともに設計の自由度が高くできる理由について図11を用いて説明する。シート部材55の撓み易さを示すパラメータは、撓み用スペース53Sの内径D2とシール部31cの外径D1との差である距離Laで表わされる。距離Laは、直径D1から独立したパラメータとしてシート部材55の外径や撓み用スペース53Sを大きくすることで容易に対応することができる。したがって、本実施例では、シール部31cの外径D1が小さい場合であっても、ゴム材料の弾性などの他の要素を考慮することなく、シート部材55などを大きくすることにより容易に対応することができ、設計の自由度が高い。
(4)−4 フロート51が上昇して、シート部材55のシート部56が弾性変形してシール部31cに着座した状態では、シート部56の上面が規制部31dに当たってフロート51の上昇が規制されるから、シート部56がシール部31cによってそれ以上伸ばされない。すなわち、規制部31dは、シート部材55の弾性変形量を規制することにより、シート部56が撓み用スペース53Sの底面とシール部31cとの間に挟まって破損するのを防止することができる。
(4)−5 規制部31dは、シール部31cを中心に周方向に等間隔に配置され、シート部材55との接触面積を減らしているから、シート面56aがシール部31cに貼り付くのを防止する。
B.第2実施例
図12および図13は第2実施例にかかる燃料遮断弁10Bを示す断面図である。本実施例は、弁支持部53Bの構成に特徴を有する。すなわち、フロート51Bには、下方に開口した浮力室51BSが形成されている。また、フロート51Bの上部には、弁支持部53Bを構成する支持突出部54Bが円筒状に突設されている。支持突出部54Bの上端は、抜止拡張部54Beになっている。支持突出部54Bの軸心には、浮力室51BSと接続される貫通孔52Bが形成されている。貫通孔52Bの上部のスペースは、撓み用スペース53BSになっている。また、支持突出部54Bの側部には、貫通孔52Bに接続される空気抜き用の透孔54Bfが形成されている。シート部材55Bは、シート面56Baおよび弾性変形部56Bbから形成されたシート部56Bと、シート部56Bの外周部から突設された被支持部57Bとを備えている。被支持部57Bは、弾性変形部56Bbより厚肉に突設された側壁部57Baと、側壁部57Baの下端に突設され弁支持部53Bの抜止拡張部54Beに係合する抜止部57Bbとを備えている。この構成により、図13に示すように、燃料遮断弁10Bの閉弁時に、シート部材55Bがシール部31Bcに着座したときに弾性変形部56Bbにて低荷重で弾性変形して弁支持部53Bの撓み用スペース53BS内に向けて撓み、高いシール性を得ることができる。
C.第3実施例
図14および図15は第3実施例にかかる燃料遮断弁10Cを示す断面図である。本実施例は、弁支持部53Cおよびシート部材55Cの構成に特徴を有する。すなわち、フロート51Cには、下方に開口した浮力室51CSが形成されている。フロート51Cの上部中央には、浮力室51CSに連結される貫通孔52Cが形成されている。フロート51Cの上部には、弁支持部53Cが形成されている。弁支持部53Cは、貫通孔52Cの開口周縁部から中心に突出した周壁である。貫通孔52Cの上部のスペースは、撓み用スペース53CSになっている。シート部材55Cは、シート面56Caおよび弾性変形部56Cbから形成されたシート部56Cと、シート部56Cの外周部から下方へ突設された被支持部57Cとを備えている。被支持部57Cは、弾性変形部56Cbより厚肉に突設された側壁部57Caと、側壁部57Caの下端に外方へ突設された抜止部57Cbと、側壁部57Caの上端に外方へ突設された支持部57Ccとを備えている。被支持部57Cを弁支持部53Cに圧入することにより、側壁部57Caが弁支持部53Cに嵌合するとともに、抜止部57Cbが弁支持部53Cの下面に係合することにより、弁支持部53Cが支持部57Ccと抜止部57Cbとにより挟持された状態にて、シート部材55Cが弁支持部53Cに装着される。本実施例によると、第1および第2実施例と比べて、弁支持部53Cがフロート51Cの上面から突出していないので、フロート51Cの高さを低くできる。
この構成により、図15に示すように、燃料遮断弁10Cの閉弁時に、シート部材55Cがシール部31Ccに着座したときに弾性変形部56Cbにて低荷重で弾性変形して弁支持部53Cの撓み用スペース53CS内に向けて撓み、高いシール性を得ることができる。
D.参考例
(1) 図16は参考例にかかるシート部材55Dの付近を示す断面図である。シート部材55Dは、シート部56Dの中央部でありかつシート面56Daの裏面側に薄肉部56Dcを設けて弾性変形部56Dbの弾性変形を容易にしている。
(2) 図17は他の参考例にかかるシート部材55Eの付近を示す断面図である。シート部56Eの中央部でありかつシート面56Eaの表面側に厚肉部56Edを設けて耐久性を向上させるとともに弾性変形部56Ebの弾性変形を容易にしている。
(3) 図18はさらに他の参考例にかかるシート部材55Fを示す断面図である。シート部材55Fは、シート部56Fの中央部でありかつシート面56Faの裏面側に厚肉部56Fdを突出させることにより撓み用スペース53FSの底に当たることでシート部56Fの弾性変形量を規制することで耐久性を向上させるとともに弾性変形部56Fbの弾性変形を容易にしている。
(4) 図19は別の参考例にかかるシート部材55Gを示す断面図である。シート部材55Gは、シート部56Gの弾性変形部56Gbを蛇腹形状にして、弾性変形を容易にしている。
(5) 図20はさらに別の参考例にかかるシート部材55Hを示す斜視図である。この参考例にかかるシート部材55Hは、被支持部57Hの側壁部57Haの一部に薄肉部57Hcを形成することにより弁支持部への装着性を向上させている。
(6) 図21は他の参考例にかかるシート部材55Jを示す斜視図である。本参考例は、図14に示すシート部材55Cの変形例であり、シート部材55Jの被支持部57Jを周方向に複数に分割するスリット57Jdを設けることにより、弁支持部への圧入作業を容易にしてもよい。なお、スリット57Jdは、シート部56Jの側面まで達することにより空気抜きとしても作用させている。
(7) 図22は他の参考例にかかるシート部材の弾性変形量を規制することで耐久性を向上させた変形例を示す断面図である。図22において、シート部材55Kは、シート部56Kの外周部に環状突部からなる規制部58Kを形成して、シール部31Kcの外周の天井壁部31Kの壁面に当たることによりシート部56Kの弾性変形量を規制している。
図23はさらに他の参考例にかかる燃料遮断弁の要部を示す断面図である。フロート51Lの上部には、環状突部からなる規制部51Ldが形成されている。この規制部51Ldは、シール部の外周の天井壁部31Lの壁面に当たることにより、シート部材55Lの弾性変形量を規制している。
本発明の第1実施例にかかる自動車の燃料タンクの上部に取り付けられる燃料遮断弁を示す側面図である。 燃料遮断弁の平面図である。 図2の3−3線に沿った断面図である。 燃料遮断弁を分解した断面図である。 フロート機構およびケーシング本体の上部の付近を示す断面図である。 フロート機構を分解して示す斜視図である。 燃料遮断弁の作用を説明する説明図である。 天井壁部に形成されたシール部を下方から見た図である。 燃料遮断弁の動作を説明する説明図である。 燃料遮断弁の作用を説明する説明図である。 燃料遮断弁の作用を説明する説明図である。 第2実施例にかかる燃料遮断弁を示す断面図である。 第2実施例にかかる燃料遮断弁の動作を説明する説明図である。 第3実施例にかかる燃料遮断弁を示す断面図である。 第3実施例にかかる燃料遮断弁の動作を説明する説明図である。 参考例にかかるシート部材の付近を示す断面図である。 参考例にかかるシート部材の付近を示す断面図である。 参考例にかかるシート部材を示す断面図である。 参考例にかかるシート部材を示す断面図である。 参考例にかかるシート部材を示す斜視図である。 参考例にかかるシート部材を示す斜視図である。 参考例にかかるシート部材の付近を示す断面図である。 参考例にかかる燃料遮断弁の要部を示す断面図である。
符号の説明
10...燃料遮断弁
10B...燃料遮断弁
10C...燃料遮断弁
20...ケーシング
30...ケーシング本体
30a...開口
30S...弁室
31...天井壁部
31a...通路形成突部
31b...接続通路
31c...シール部
31Bc...シール部
31Cc...シール部
31Kc...シール部
31d...規制部
31Gd...規制部
31K...天井壁部
31L...天井壁部
32...側壁部
32a...通気孔
32b...係合穴
32c...係合爪
35...底板
35a...係合爪
35b...連通孔
35c...スプリング支持部
40...蓋体
41...蓋本体
42...管体部
42a...蓋側通路
43...フランジ
43a...外側溶着部
44...支持部
44a...係合穴
50...フロート機構
51...フロート
51B...フロート
51C...フロート
51L...フロート
51a...上壁部
51b...側壁
51c...ガイド突条
51S...浮力室
51BS...浮力室
51CS...浮力室
51Ld...規制部
52B...貫通孔
52C...貫通孔
53...弁支持部
53B...弁支持部
53C...弁支持部
53S...撓み用スペース
53BS...撓み用スペース
53CS...撓み用スペース
53FS...撓み用スペース
54...支持突出部
54B...支持突出部
54C...支持突出部
54a...支持基部
54b...円板部
54c...円筒部
54d...液抜き溝
54Be...抜止拡張部
54Bf...透孔
55...シート部材
55B...シート部材
55C...シート部材
55D...シート部材
55E...シート部材
55F...シート部材
55G...シート部材
55H...シート部材
55J...シート部材
55K...シート部材
55L...シート部材
55S...装着用スペース
56...シート部
56B...シート部
56C...シート部
56D...シート部
56E...シート部
56F...シート部
56G...シート部
56K...シート部
56a...シート面
56Ba...シート面
56Ca...シート面
56Da...シート面
56Ea...シート面
56Fa...シート面
56Ga...シート面
56b...弾性変形部
56Bb...弾性変形部
56Cb...弾性変形部
56Db...弾性変形部
56Eb...弾性変形部
56Fb...弾性変形部
56Gb...弾性変形部
56Dc...薄肉部
56Ed...厚肉部
56Fd...厚肉部
57...被支持部
57B...被支持部
57C...被支持部
57G...被支持部
57H...被支持部
57J...被支持部
57a...側壁部
57Ba...側壁部
57Ca...側壁部
57Ha...側壁部
57b...抜止部
57Bb...抜止部
57Cb...抜止部
57Hc...薄肉部
57Jd...スリット
58K...規制部
70...スプリング
FT...燃料タンク
FTa...タンク上壁
FTb...取付穴

Claims (5)

  1. 燃料タンク(FT)の上部に装着され、上記燃料タンク(FT)内と外部とを接続する接続通路(31b)を開閉することで燃料タンク(FT)と外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
    上記燃料タンク(FT)内と上記接続通路(31b)とを連通する弁室(30S)と、上記接続通路(31b)に面して設けられ上記弁室(30S)側に環状に突出したシール部(31c)とを有するケーシング(20)と、
    上記弁室(30S)内に収納され上記燃料タンク(FT)内の燃料液位に応じて昇降するフロート(51)と、該フロート(51)の上部に形成された弁支持部(53)と、該弁支持部(53)に装着され上記シール部(31c)に着離することで上記接続通路(31b)を開閉する可撓性のシート部材(55)とを有するフロート機構(50)と、
    上記シート部材(55)が上記シール部(31c)に着座した状態にて、上記シート部材(55)の撓み量を規制する規制部(31d)と
    を備え、
    上記シート部材(55)は、上記シール部(31c)に着離するシート面(56a)および該シート面(56a)の外周部に沿って形成された弾性変形部(56b)を有するシート部(56)と、上記弾性変形部(56b)の外周部から突設された被支持部(57)とを有し、上記シート部(56)および上記被支持部(57)によりカップ形状に形成され、
    上記弁支持部(53)は、上記カップ形状のシート部材(55)を支持する支持突出部(54)を有しており、該支持突出部(54)は、上記フロート(51)の上部から突出した支持基部(54a)と、該支持基部(54a)の上部に形成された円板部(54b)と、該円板部(54b)の外周部から上方へ突設された円筒部(54c)とを有し、上記円板部(54b)と上記円筒部(54c)とで囲まれることで形成された撓み用スペース(53S)とを有し、
    上記撓み用スペース(53S)は、上記シール部(31c)の外径より大きな内径を有し、上記シート面(56a)が上記シール部(31c)に着座したときに、上記シール部(31c)が入り込むように形成され、
    上記規制部(31d)は、上記ケーシング(20)の内壁から突設されかつ上記シール部(31c)の外周部を囲むように形成された突部であり、上記シール部(31c)が上記シート面(56a)の外周部に着座したときに、該規制部(31d)が上記シート面(56a)の外周部の上面に当たることで、上記シート面(56a)が上記撓み用スペース(53S)の底に当たるのを規制するように形成されていること、
    を特徴とする燃料遮断弁。
  2. 請求項1に記載の燃料遮断弁において、
    上記規制部(31d)は、上記シール部(31c)の中心を囲むように周方向に複数配置されている燃料遮断弁。
  3. 請求項1に記載の燃料遮断弁において、
    上記円板部(54b)には、上記撓み用スペース(53S)内と該弁支持部(53)の外側とを接続する液抜き溝(54d)が形成されている燃料遮断弁。
  4. 燃料タンクの上部に装着され、上記燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
    上記燃料タンク内と上記接続通路とを連通する弁室と、上記接続通路に面して設けられ上記弁室側に環状に突出したシール部(31Bc)とを有するケーシングと、
    上記弁室内に収納され上記燃料タンク内の燃料液位に応じて昇降するフロート(51B)と、該フロート(51B)の上部に形成された弁支持部(53B)と、該弁支持部(53B)に装着され上記シール部(31Bc)に着離することで上記接続通路を開閉する可撓性のシート部材(55B)とを有するフロート機構と、
    上記シート部材(55B)が上記シール部(31Bc)に着座した状態にて、上記シート部材(55B)の撓み量を規制する規制部と
    を備え、
    上記シート部材(55B)は、上記シール部(31Bc)に着離するシート面(56Ba)および該シート面(56Ba)の外周部に沿って形成された弾性変形部(56Bb)を有するシート部(56B)と、上記弾性変形部(56Bb)の外周部から突設された被支持部(57B)とを有し、上記シート部(56B)および上記被支持部(57B)によりカップ形状に形成され、
    上記弁支持部(53B)は、上記フロート(51B)の上部から円筒状に突設され、上記カップ形状のシート部材(55B)を支持する支持突出部(54B)を有しており、
    上記フロート(51B)は、下方に開口した浮力室(51BS)と、上記支持突出部(54B)を貫通しかつ上記浮力室(51S)と上記フロート(51B)の外側とを接続する貫通孔(52B)とを備え、
    上記貫通孔(52B)の上部のスペースは、上記シール部(31Bc)の外径より大きな内径を有する撓み用スペース(53BS)であり、
    上記撓み用スペース(53BS)は、上記シート面(56Ba)が上記シール部(31Bc)に着座したときに、上記シール部(31Bc)が入り込むように形成され、
    上記規制部は、上記ケーシングの内壁から突設されかつ上記シール部(31Bc)の外周部を囲むように形成された突部であり、上記シート面(56Ba)の外周部に当たることで、上記シート部材(55B)の撓み量を規制するように形成されていること、
    を特徴とする燃料遮断弁。
  5. 燃料タンクの上部に装着され、上記燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
    上記燃料タンク内と上記接続通路とを連通する弁室と、上記接続通路に面して設けられ上記弁室側に環状に突出したシール部(31Cc)とを有するケーシングと、
    上記弁室内に収納され上記燃料タンク内の燃料液位に応じて昇降するフロート(51C)と、該フロート(51C)の上部に形成された弁支持部(53C)と、該弁支持部(53C)に装着され上記シール部(31Cc)に着離することで上記接続通路を開閉する可撓性のシート部材(55C)とを有するフロート機構と、
    上記シート部材(55C)が上記シール部(31Cc)に着座した状態にて、上記シート部材(55C)の撓み量を規制する規制部と
    を備え、
    上記シート部材(55C)は、上記シール部(31Cc)に着離するシート面(56Ca)および該シート面(56Ca)の外周部に沿って形成された弾性変形部(56Cb)を有するシート部(55C)と、上記弾性変形部(56Cb)の外周部から突設された被支持部(57C)とを有し、上記シート部(56C)および上記被支持部(57C)によりカップ形状に形成され、
    上記フロート(51C)は、下方に開口した浮力室(51CS)と、該フロート(51C)を貫通しかつ上記浮力室(51CS)と上記フロート(51C)の外側とを接続する貫通孔(52C)とを備え、
    上記弁支持部(53C)は、上記貫通孔(52C)の開口周縁部に形成され、
    上記被支持部(57C)は、上記貫通孔(52C)に嵌合する側壁部(57Ca)と、該側壁部(57Ca)の下部に形成され上記開口周縁部の下部に係合する抜止部(57Cb)とを有し、
    上記規制部は、上記ケーシングの内壁から突設されかつ上記シール部(31Cc)の外周部を囲むように形成された突部であり、上記シート面(56Ca)の外周部に当たることで、上記シート部材(55C)の撓み量を規制するように形成されていること、
    を特徴とする燃料遮断弁。
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