JPH11218244A - アンブレラー弁 - Google Patents
アンブレラー弁Info
- Publication number
- JPH11218244A JPH11218244A JP3036498A JP3036498A JPH11218244A JP H11218244 A JPH11218244 A JP H11218244A JP 3036498 A JP3036498 A JP 3036498A JP 3036498 A JP3036498 A JP 3036498A JP H11218244 A JPH11218244 A JP H11218244A
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- JP
- Japan
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- rib
- valve
- umbrella valve
- prevent
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 隔壁と可動部との間の隙間からの気体の漏
れや騒音の発生を防止する。 【解決手段】 可動部の外周付近に外周に沿ってリブ
を設けた。
れや騒音の発生を防止する。 【解決手段】 可動部の外周付近に外周に沿ってリブ
を設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種流路に用いる
逆止弁等に使用するアンブレラー弁に関するものであ
る。
逆止弁等に使用するアンブレラー弁に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のポンプ等の逆止弁等に用いるアン
ブレラー弁は、図４に示す通りの構成である。つまり、
１は首部、２は首部１よりも径の大きい固定部、３は固
定部２よりも径の小さい引張部、４は弁の作用をする可
動部である。
ブレラー弁は、図４に示す通りの構成である。つまり、
１は首部、２は首部１よりも径の大きい固定部、３は固
定部２よりも径の小さい引張部、４は弁の作用をする可
動部である。
【０００３】このようなアンブレラー弁は、図５に示す
ように流路内に形成された隔壁６の弁取付穴７に引張部
３の先を挿入し、この引張部３を矢印Ａ方向に引張って
固定部２を無理に通して隔壁６に固定する。
ように流路内に形成された隔壁６の弁取付穴７に引張部
３の先を挿入し、この引張部３を矢印Ａ方向に引張って
固定部２を無理に通して隔壁６に固定する。
【０００４】このようにアンブレラー弁を隔壁６に取り
付けた状態で、流体が図５において矢印Ａ方向に流れよ
うとしたとき、弁の可動部４が隔壁の取付穴７のまわり
に形成されている少なくとも一つの貫通穴８を塞ぎ、流
れを止める。又、図６に示すように、逆方向である矢印
Ｂ方向より流体が流れる時は、流体は貫通穴８を通り、
アンブレラー弁の可動部４を押し上げて塞がれていた貫
通穴８の弁を開いて矢印Ｃの方向に流れる
付けた状態で、流体が図５において矢印Ａ方向に流れよ
うとしたとき、弁の可動部４が隔壁の取付穴７のまわり
に形成されている少なくとも一つの貫通穴８を塞ぎ、流
れを止める。又、図６に示すように、逆方向である矢印
Ｂ方向より流体が流れる時は、流体は貫通穴８を通り、
アンブレラー弁の可動部４を押し上げて塞がれていた貫
通穴８の弁を開いて矢印Ｃの方向に流れる
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のアン
ブレラー弁が例えば逆止弁として使用される時、図５に
示す状態の場合に、特に矢印Ａの圧力が低いと、隔壁６
と可動部４との隙間から流体が漏れることがある。
ブレラー弁が例えば逆止弁として使用される時、図５に
示す状態の場合に、特に矢印Ａの圧力が低いと、隔壁６
と可動部４との隙間から流体が漏れることがある。
【０００６】また、図６に示すように流体が図面右方向
（矢印Ｂ方向）より弁を開いて流れる場合、流体の流れ
は図面上下方向（隔壁６と弁の可動部４との間でこれら
に平行な方向であるＣ方向）に流れる。そのため弁の可
動部４には、流体によるこれを開く方向の力と流体の流
れにより逆方向の力（閉じる方向の力）とが働き、可動
部の先の周辺部分４ａが振動する。この振動によって可
動部の先端が隔壁６の表面を繰り返し叩き、そのために
騒音を発する欠点がある。
（矢印Ｂ方向）より弁を開いて流れる場合、流体の流れ
は図面上下方向（隔壁６と弁の可動部４との間でこれら
に平行な方向であるＣ方向）に流れる。そのため弁の可
動部４には、流体によるこれを開く方向の力と流体の流
れにより逆方向の力（閉じる方向の力）とが働き、可動
部の先の周辺部分４ａが振動する。この振動によって可
動部の先端が隔壁６の表面を繰り返し叩き、そのために
騒音を発する欠点がある。
【０００７】この騒音は、流体の速度が大である程大き
い。
い。
【０００８】本発明は、隔壁と可動部との間の隙間から
の気体漏れがなく又騒音の発生のないアンブレラー弁を
提供することにある。
の気体漏れがなく又騒音の発生のないアンブレラー弁を
提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明のアンブレラー弁
は、可動部の外周付近の円周に沿った部分にリブを設け
たことを特徴とする。
は、可動部の外周付近の円周に沿った部分にリブを設け
たことを特徴とする。
【００１０】この本発明のアンブレラー弁によれば、外
周付近に設けられ外周に沿った円周状に形成されたリブ
により、可動部のこのリブが形成された部分が隔壁に密
着し気体の漏れが生じない。
周付近に設けられ外周に沿った円周状に形成されたリブ
により、可動部のこのリブが形成された部分が隔壁に密
着し気体の漏れが生じない。
【００１１】又、本発明のアンブレラー弁は、可動部が
リブにより補強され外周に薄い部分が存在しないため、
流体の流れにより振動が発生することなく、したがって
騒音が生じない。
リブにより補強され外周に薄い部分が存在しないため、
流体の流れにより振動が発生することなく、したがって
騒音が生じない。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
もとづき説明する。
もとづき説明する。
【００１３】図１は、本発明のアンブレラー弁の断面図
で、１は首部、２は固定部、３は引張部、４は可動部、
９は可動部４の周辺に沿って形成されたリブである。
で、１は首部、２は固定部、３は引張部、４は可動部、
９は可動部４の周辺に沿って形成されたリブである。
【００１４】図示する実施の形態のように、本発明のア
ンブレラー弁は、円板状の可動部４の外周に沿って、リ
ブ９を設けたことを特徴としている。
ンブレラー弁は、円板状の可動部４の外周に沿って、リ
ブ９を設けたことを特徴としている。
【００１５】このように可動部４の外周に沿ってリブ９
を設けることにより、アンブレラー弁を、例えば合成樹
脂材料を用い成形加工することによって製作した場合に
生ずる可動部周辺での僅かな変形による気体の漏れを防
止できる。
を設けることにより、アンブレラー弁を、例えば合成樹
脂材料を用い成形加工することによって製作した場合に
生ずる可動部周辺での僅かな変形による気体の漏れを防
止できる。
【００１６】特に前述のように可動部外周部分は、弁の
作用を確実なものにするために、つまり弁の開閉が容易
なために薄くなっており、この薄くなった外周部分を気
体が流れる際にこの薄い部分が振動し、それにより騒音
が生ずるのをリブ９によって防止し得る。即ち、リブ９
により外周部分の強度が増大し、又外周に薄い部分が存
在せず振動を防止し得る。特に外周部分に沿って円周状
にリブを形成すれば、振動を確実に防止し得る。
作用を確実なものにするために、つまり弁の開閉が容易
なために薄くなっており、この薄くなった外周部分を気
体が流れる際にこの薄い部分が振動し、それにより騒音
が生ずるのをリブ９によって防止し得る。即ち、リブ９
により外周部分の強度が増大し、又外周に薄い部分が存
在せず振動を防止し得る。特に外周部分に沿って円周状
にリブを形成すれば、振動を確実に防止し得る。
【００１７】このリブ９は、図１に示す断面形状のもの
のほか、図２の（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）のような各種断
面形状のリブが考えられる。即ち、図２の（Ａ）は可動
部外周に断面形状が円形のリブを形成したもの、又
（Ｂ）は断面が三角形でその頂点を上に向けた形状のリ
ブ、又（Ｃ）は断面が三角形でその頂点を下に向けた形
状のリブを設けたものである。
のほか、図２の（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）のような各種断
面形状のリブが考えられる。即ち、図２の（Ａ）は可動
部外周に断面形状が円形のリブを形成したもの、又
（Ｂ）は断面が三角形でその頂点を上に向けた形状のリ
ブ、又（Ｃ）は断面が三角形でその頂点を下に向けた形
状のリブを設けたものである。
【００１８】図３は、本発明のアンブレラー弁の使用例
で、減圧ダイヤフラムポンプの逆止弁として用いた例で
ある。図において、２０はモーター、２１はモーター２
０の出力軸、２２は出力軸２１に固定されたクランク
台、２３は出力軸２１に対して所定の角度傾斜させてク
ランク台２２に固定された駆動軸、２４は駆動軸２３に
対し回転可能に取り付けられた駆動体、２５はシリンダ
ー、２６はコネクチングロッド、２７はピストン、２８
はダイヤフラムで、 ビス２９を用いてピストン２７を
固定している。３０は凹部３１を有するハウジングで、
このハウジング３０とケース１９とによりダイヤフラム
２８を挟みこれを固定することにより、この凹部３１を
ダイヤフラム２８により密封してポンプ室を構成する。
又３２、３３は、逆止弁、３４は蓋で気密性を保つため
の弾性材料よりなるシール部材２５を介してハウジング
３０にねじ止めされる。
で、減圧ダイヤフラムポンプの逆止弁として用いた例で
ある。図において、２０はモーター、２１はモーター２
０の出力軸、２２は出力軸２１に固定されたクランク
台、２３は出力軸２１に対して所定の角度傾斜させてク
ランク台２２に固定された駆動軸、２４は駆動軸２３に
対し回転可能に取り付けられた駆動体、２５はシリンダ
ー、２６はコネクチングロッド、２７はピストン、２８
はダイヤフラムで、 ビス２９を用いてピストン２７を
固定している。３０は凹部３１を有するハウジングで、
このハウジング３０とケース１９とによりダイヤフラム
２８を挟みこれを固定することにより、この凹部３１を
ダイヤフラム２８により密封してポンプ室を構成する。
又３２、３３は、逆止弁、３４は蓋で気密性を保つため
の弾性材料よりなるシール部材２５を介してハウジング
３０にねじ止めされる。
【００１９】このポンプは、モーター２０の駆動によ
り、出力軸２１、クランク台２２、駆動軸２３が出力軸
２１を中心にして駆動体２４は皿まわし運動と同様の動
きをし、これにより、直角軸が上下に往復運動を行な
い、コネクチングロッド２６、ピストン２７、ダイヤフ
ラム２８が往復動する。これによりポンプ室３１の容積
が増減する。これによりポンプ作用が行なわれる。
り、出力軸２１、クランク台２２、駆動軸２３が出力軸
２１を中心にして駆動体２４は皿まわし運動と同様の動
きをし、これにより、直角軸が上下に往復運動を行な
い、コネクチングロッド２６、ピストン２７、ダイヤフ
ラム２８が往復動する。これによりポンプ室３１の容積
が増減する。これによりポンプ作用が行なわれる。
【００２０】このポンプにおいて、逆止弁３２，３３と
して可動部の外周にリブ９を有する本発明のアンブレラ
ー弁が用いられている。
して可動部の外周にリブ９を有する本発明のアンブレラ
ー弁が用いられている。
【００２１】又他の用途の弁としても、本発明のアンブ
レラー弁を用いることができる。
レラー弁を用いることができる。
【００２２】
【発明の効果】本発明のアンブレラー弁は、可動部外周
又はその近傍にリブを形成したことにより、流体の漏れ
や可動部外周の振動による騒音の発生を防止し得る。
又はその近傍にリブを形成したことにより、流体の漏れ
や可動部外周の振動による騒音の発生を防止し得る。
【図１】 本発明のアンブレラー弁の断面図
【図２】 本発明のアンブレラー弁の可動部の他の例を
示す断面図
示す断面図
【図３】 本発明のアンブレラー弁のの使用例を示す図
【図４】 従来のアンブレラー弁の断面図
【図５】 図４に示す従来のアンブレラー弁を逆止弁と
して使用した場合の弁を閉じた状態を示す図
して使用した場合の弁を閉じた状態を示す図
【図６】 図４に示す従来のアンブレラー弁を逆止弁と
して使用した場合の弁を開いた状態を示す図
して使用した場合の弁を開いた状態を示す図
１ 主部 ２ 固定部 ３ 引張部 ４ 可動部 ９ リブ
Claims (4)
- 【請求項１】 固定部とその先端に設けられた円板状
の可動部よりなり、固定部を隔壁に固定し回動部により
隔壁に形成されていている流体の通る貫通穴を開閉し
て、弁作用を行なうアンブレラー弁で、前記可動部の周
辺部分に円周に沿って形成されたリブを有することを特
徴とするアンブレラー弁。 - 【請求項２】 前記リブの断面形状が円弧状で該円弧
の先端が隔壁面に接するように構成されていることを特
徴とする請求項１のアンブレラー弁。 - 【請求項３】 前記リブの断面形状が三角形状をなし
その頂点と反対側の面が隔壁面に接するように構成され
ていることを特徴とする請求項１のアンブレラー弁。 - 【請求項４】 前記リブの断面形状が三角形状をなし
その頂点が隔壁面に接するように構成されていることを
特徴とする請求項１のアンブレラー弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3036498A JPH11218244A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | アンブレラー弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3036498A JPH11218244A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | アンブレラー弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11218244A true JPH11218244A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=12301823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3036498A Pending JPH11218244A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | アンブレラー弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11218244A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10211137A1 (de) * | 2002-03-07 | 2003-10-02 | Msa Auer Gmbh | Rückschlagventil |
| KR20060008642A (ko) * | 2004-07-23 | 2006-01-27 | 김의수 | 체크 밸브 |
| JP2006329096A (ja) * | 2005-05-27 | 2006-12-07 | Nippon Pneumatics Fluidics System Co Ltd | チェックバルブ |
| JP2007009838A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Enomoto Micro Pump Seisakusho:Kk | 小型ダイヤフラムポンプ |
| ES2330818A1 (es) * | 2006-08-11 | 2009-12-15 | Kayaba Industry Co., Ltd. | Estructura de valvula de retencion de volquete hidraulico. |
| JP2010223218A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-10-07 | Murata Mfg Co Ltd | 逆止弁、流体装置およびポンプ |
| DE112009000908T5 (de) | 2008-04-16 | 2011-03-10 | Omron Healthcare Co., Ltd. | Rückschlagventilstruktur, Membranpumpe und Blutdruckmessgerät |
| CN103867760A (zh) * | 2012-12-12 | 2014-06-18 | 北汽福田汽车股份有限公司 | 单向阀和手油泵式油水分离器 |
| CN105179759A (zh) * | 2015-10-26 | 2015-12-23 | 杭州力夫机电制造有限公司 | 带密封筋的凹形排出止回阀 |
| CN105179758A (zh) * | 2015-10-26 | 2015-12-23 | 杭州力夫机电制造有限公司 | 带密封筋的凸形排出止回阀 |
| DE202017101767U1 (de) * | 2017-03-28 | 2018-06-29 | Reinz-Dichtungs-Gmbh | Pilzventil mit Verstärkung |
| WO2021188092A1 (en) | 2020-03-17 | 2021-09-23 | Aptargroup, Inc. | Valve |
| JP2022116124A (ja) * | 2020-12-14 | 2022-08-09 | 株式会社オンダ製作所 | 排水管用圧力調整弁 |
-
1998
- 1998-01-29 JP JP3036498A patent/JPH11218244A/ja active Pending
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| US7793584B2 (en) | 2006-08-11 | 2010-09-14 | Kayaba Industry Co., Ltd. | Check valve structure of hydraulic damper |
| DE112009000908T5 (de) | 2008-04-16 | 2011-03-10 | Omron Healthcare Co., Ltd. | Rückschlagventilstruktur, Membranpumpe und Blutdruckmessgerät |
| DE112009000908B4 (de) * | 2008-04-16 | 2013-09-26 | Omron Healthcare Co., Ltd. | Rückschlagventilstruktur, Membranpumpe und Blutdruckmessgerät |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
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|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
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| A02 | Decision of refusal |
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