JP2002285963A - 圧縮機吸入弁 - Google Patents

圧縮機吸入弁

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JP2002285963A
JP2002285963A JP2001091467A JP2001091467A JP2002285963A JP 2002285963 A JP2002285963 A JP 2002285963A JP 2001091467 A JP2001091467 A JP 2001091467A JP 2001091467 A JP2001091467 A JP 2001091467A JP 2002285963 A JP2002285963 A JP 2002285963A
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JP
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compressor
valve
suction
suction valve
chamber
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JP2001091467A
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English (en)
Inventor
Yujiro Morita
雄二郎 森田
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Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機製造コストの高騰を招くことなく隣接
するシリンダボア間のガス漏洩を防止できるリード型の
圧縮機吸入弁を提供する。 【解決手段】 圧縮室と吸入室とを仕切る弁板に形成さ
れた吸入孔を覆って配設され、圧縮室と吸入室との圧力
差により吸入孔を開閉するリード型の圧縮機吸入弁であ
って、両面又片面が弾性膜で被覆されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧縮室と吸入室とを
仕切る弁板に形成された吸入孔を覆って配設され、圧縮
室と吸入室との圧力差により吸入孔を開閉するリード型
の圧縮機吸入弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧縮室と吸入室とを仕切る弁板に形成さ
れた吸入孔を覆って配設され、圧縮室と吸入室との圧力
差により吸入孔を開閉するリード型の圧縮機吸入弁の一
例を図1に示す。シリンダブロック101に形成された
シリンダボア102と吸入室103とが、弁板104に
より仕切られている。弁板104に吸入孔104aが形
成されている。弁板104に接してリード型の吸入弁1
05が配設されている。吸入弁105とシリンダブロッ
ク101の当接部と、シリンダブロック101と弁板1
04の当接部とにガスケット106が介挿され、両当接
部をシールしている。弁板104と吸入弁105の当接
部にシリンダボア102を囲むOリング107が配設さ
れ、当該当接部をシールしている。ガスケット106と
Oリング107とにより、高圧雰囲気にあるシリンダボ
ア102内の高圧ガスが、隣接する相対的に低圧雰囲気
にあるシリンダボア102へ漏洩する事態の発生が防止
される。圧縮室と吸入室とを仕切る弁板に形成された吸
入孔を覆って配設され、圧縮室と吸入室との圧力差によ
り吸入孔を開閉するリード型の圧縮機吸入弁の他の一例
を図2に示す。シリンダブロック101に形成されたシ
リンダボア102と吸入室103とが、弁板104によ
り仕切られている。弁板104に吸入孔104aが形成
されている。弁板104に接してリード型の吸入弁10
5が配設されている。吸入弁105とシリンダブロック
101の当接部にシリンダボア102を囲むOリング1
08が配設され、当該当接部をシールしている。弁板1
04と吸入弁105の当接部にシリンダボア102を囲
むOリング109配設され、当該当接部をシールしてい
る。Oリング108、109により、高圧雰囲気にある
シリンダボア102内の高圧ガスが、隣接する相対的に
低圧雰囲気にあるシリンダボア102へ漏洩する事態の
発生が防止され
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図1、2に示す従来の
圧縮機吸入弁には、隣接するシリンダボア間のガス漏洩
を防止するOリングを配設するために、Oリング収納用
環状溝を弁板、シリンダブロックに形成する必要があ
り、弁板、シリンダブロックの加工が複雑になり、圧縮
機の製造コスト高騰を招くという問題があった。本発明
は上記問題に鑑みてなされたものであり、圧縮機製造コ
ストの高騰を招くことなく隣接するシリンダボア間のガ
ス漏洩を防止できるリード型の圧縮機吸入弁を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、圧縮室と吸入室とを仕切る弁板
に形成された吸入孔を覆って配設され、圧縮室と吸入室
との圧力差により吸入孔を開閉するリード型の圧縮機吸
入弁であって、両面又片面が弾性膜で被覆されているこ
とを特徴とする圧縮機吸入弁を提供する。本発明に係る
圧縮機吸入弁においては、両面又は片面が弾性膜で被覆
されているので、両面が弾性膜で被覆されている場合に
は当該弾性膜により吸入弁とシリンダブロックの当接
部、吸入弁と弁板の当接部がシールされ、片面が弾性膜
で被覆されている場合には、弾性膜で被覆されていない
面と弁板又はシリンダブロックとの当接部にガスケット
を介挿することにより、吸入弁とシリンダブロックの当
接部、吸入弁と弁板の当接部の何れか一方が弾性膜でシ
ールされ、他方がガスケットでシールされる。この結
果、隣接するシリンダボア間のガス漏洩が防止される。
本発明に係る圧縮機の吸入弁においては、Oリングを使
用しないので、Oリング収納用環状溝を形成する必要が
無い。従って、本発明に係る圧縮機吸入弁は圧縮機製造
コストの高騰を招かない。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施例に係る圧縮機吸入
弁を備える揺動式圧縮機を説明する。図3〜5に示すよ
うに、一部が柱状で一部が筒状のシリンダブロック1の
両端が、フロントハウジング2とリヤハウジング3とに
より閉鎖されている。シリンダブロック1の内部に、ク
ランク室4と、周方向に互いに間隔を隔てて配設された
複数のシリンダボア5とが形成されている。クランク室
4内に、斜板6が配設されている。斜板6の中心に駆動
軸7が挿通されている。駆動軸7は、ベアリング8a、
8bを介して、フロントハウジング2、シリンダブロッ
ク1に回転可能に支持されている。駆動軸7に、ロータ
9が固定されている。ロータ9は、スラストベアリング
10を介してフロントハウジング2に支持されている。
斜板6は、リンク機構11を介して、駆動軸7に対する
傾角変動可能に、且つロータ9に対する駆動軸7回りの
相対回転不能に、ロータ9に連結されている。
【0006】斜板6に、スラストベアリング12とラジ
アルベアリング13とを介して、揺動板14が、回転可
能に支持されている。揺動板14に、周方向に互いに間
隔を隔てて複数の球面座14aが形成されている。ピス
トンロッド15の一端15aが、枢動可能に球面座14
aに嵌合している。ピストンロッド16の他端15b
が、ピストン16に形成された球面座16aに枢動可能
に嵌合している。ピストン16は、シリンダボア5に摺
動可能に嵌合している。揺動板14回転を阻止する回転
阻止装置17が配設されている。
【0007】リヤハウジング3の内部に、吸入室18と
吐出室19とが画成されている。シリンダブロック1と
リヤハウジング3とに挟持されて弁板20が配設されて
いる。弁板20には、シリンダボア5に対峙して、吸入
孔20aと、吐出孔20bとが形成されている。吸入孔
20aを開閉する吸入弁21と吐出孔20bを開閉する
吐出弁22とが配設されている。吸入弁21、吐出弁2
2は、内外の圧力差により面外方向へ弾性変形して吸入
孔20a、吐出孔20bを開閉するリード型弁として構
成されている。
【0008】図6に示すように、吸入弁21の両面が、
ゴム薄膜23によって被覆されている。クラッチ装置2
4が、フロントハウジング2に取り付けられている。上
記構成を有する本実施例に係る揺動式圧縮機は、車両に
搭載され冷房装置の冷媒圧縮機として使用されている。
クラッチ装置24が図示しないベルトを介して図示しな
い車両エンジンのクランク軸に連結されている。
【0009】本揺動式圧縮機の作動を以下に説明する。
クラッチ装置24をONすることにより、本揺動式圧縮
機は、車載エンジンにより駆動される。駆動軸7が回転
し、駆動軸7の回転に伴って斜板6が回転する。斜板6
の回転に伴って、揺動板14が揺動する。揺動板14の
回転は、回転阻止装置17により阻止される。揺動板1
4の揺動に伴って、ピストン16がボア5内を往復移動
する。ピストン16の往復移動に伴い、外部の冷却回路
から吸入室18へ流入した冷媒ガスが、吸入孔20aと
吸入弁21とを通ってボア5内に吸入され、ボア5内で
圧縮され、吐出孔20bと吐出弁22とを通って吐出室
19内へ吐出し、吐出室19から外部の冷却回路へ流出
する。
【0010】吸入弁21の両面がゴム薄膜23で被覆さ
れているので、ゴム薄膜23により吸入弁21とシリン
ダブロック1の当接部、吸入弁21と弁板20の当接部
がシールされる。この結果、隣接するシリンダボア5間
のガス漏洩が防止される。本揺動式圧縮機においては、
隣接するシリンダボア5間のガス漏洩防止にOリングを
使用しないので、Oリング収納用環状溝を形成する必要
が無い。両面がゴム薄膜23で被覆された吸入弁21
は、隣接するシリンダボア5間のガス漏洩を阻止するこ
とができ、且つ揺動式圧縮機の製造コスト高騰を招かな
い。ゴム薄膜23の使用により、Oリングを使用する場
合に比べて、冷媒ガスと弾性体との接触面積が減少す
る。接触面積の減少により、本揺動式圧縮機を炭酸ガス
圧縮に使用する場合の、弾性体を炭酸ガスが透過するこ
とによるガス漏洩が抑制される。
【0011】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記実施例に限定されない。吸入弁21の片面をゴム
薄膜23で被覆しても良い。この場合は、ゴム薄膜23
で被覆されていない面と弁板20又はシリンダブロック
1の当接部にガスケットを介挿する。この結果、吸入弁
21とシリンダブロック1の当接部、吸入弁21と弁板
20の当接部の何れか一方がゴム薄膜23でシールさ
れ、他方がガスケットでシールされる。隣接するシリン
ダボア5間のガス漏洩防止にOリングを使用しないの
で、Oリング収納用環状溝を形成する必要が無い。片面
がゴム薄膜23で被覆された吸入弁21は、隣接するシ
リンダボア5間のガス漏洩を阻止することができ、且つ
揺動式圧縮機の製造コスト高騰を招かない。ゴム薄膜2
3に代えて、合成樹脂等の他の弾性材料からなる薄膜で
吸入弁21を被覆しても良い。本発明に係る吸入弁は揺
動式圧縮機のみならず、斜板式圧縮機にも適用可能であ
る。
【0012】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係る圧縮
機吸入弁においては、両面又は片面が弾性膜で被覆され
ているので、両面が弾性膜で被覆されている場合には当
該弾性膜により吸入弁とシリンダブロックの当接部、吸
入弁と弁板の当接部がシールされ、片面が弾性膜で被覆
されている場合には、弾性膜で被覆されていない面と弁
板又はシリンダブロックとの当接部にガスケットを介挿
することにより、吸入弁とシリンダブロックの当接部、
吸入弁と弁板の当接部の何れか一方が弾性膜でシールさ
れ、他方がガスケットでシールされる。この結果、隣接
するシリンダボア間のガス漏洩が防止される。本発明に
係る圧縮機の吸入弁においては、Oリングを使用しない
ので、Oリング収納用環状溝を形成する必要が無い。従
って、本発明に係る圧縮機吸入弁は圧縮機製造コストの
高騰を招かない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の吸入弁を備える圧縮機の部分断面図であ
る。
【図2】従来の吸入弁を備える圧縮機の部分断面図であ
る。
【図3】本発明の実施例に係る吸入弁を備える揺動式圧
縮機の断面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【図5】図3のV−V矢視図である。
【図6】図3の揺動式圧縮機の吸入弁近傍部拡大断面図
である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 5 シリンダボア 16 ピストン 20 弁板 21 吸入弁 23 ゴム薄膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮室と吸入室とを仕切る弁板に形成さ
    れた吸入孔を覆って配設され、圧縮室と吸入室との圧力
    差により吸入孔を開閉するリード型の圧縮機吸入弁であ
    って、両面又片面が弾性膜で被覆されていることを特徴
    とする圧縮機の吸入弁。
JP2001091467A 2001-03-27 2001-03-27 圧縮機吸入弁 Pending JP2002285963A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100455799C (zh) * 2004-11-05 2009-01-28 乐金电子(天津)电器有限公司 密封式压缩机的阀门盘
CN102814723A (zh) * 2012-08-31 2012-12-12 芜湖欧宝机电有限公司 一种往复活塞式压缩机的吸气阀片的制造方法

Cited By (3)

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