JP2006177315A - 往復動型圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外形を小型化すると共に、圧縮流体の漏洩のおそれがなく信頼性の高い往復動型圧縮機を提供する。
【解決手段】 フロントハウジング8は、ピストン12及び駆動機構40が作動可能な空間を有してシリンダブロック4の外周を包囲する側壁62と、隣り合うシリンダボア10間に向け側壁62から径方向内方に突設されてハウジング側取付孔34が形成された凸部30とを具備し、シリンダヘッド6は、シリンダヘッド6に形成されたヘッド側取付孔32を貫通するシリンダヘッド固定ボルト36をハウジング側取付孔34に螺合することにより、フロントハウジング8に固定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シリンダボア内を往復動するピストンにより流体の圧縮を行う往復動型圧縮機に関する。
柱状に形成されたシリンダブロックと、前記シリンダブロックの周方向に所定の間隔をおいて並設された複数のシリンダボアと、前記シリンダボア内に配設されたピストンを前記シリンダボア内で往復動させる駆動機構と、前記シリンダブロックと前記駆動機構とを収容するフロントハウジングと、吸入室及び吐出室が形成されて前記シリンダブロック及び前記フロントハウジングと接合されるシリンダヘッドとを備えた往復動型圧縮機が従来より知られている。
このような往復動型圧縮機の一例として、車両用空調装置に使用される斜板式圧縮機を図3及び4に示す。
圧縮機102は円柱状のシリンダブロック104を備え、このシリンダブロック104には複数のシリンダボア110が周方向に所定間隔で並設されている。シリンダボア110内にはピストン112が摺動自在に収容されており、ピストン112の一端にはシリンダボア110の外側にピストンブリッジ114が形成されている。
また、圧縮機102は外部動力源であるエンジンから動力が伝達されて回転する駆動プーリ116を備えている。駆動プーリ116は電磁クラッチ118を介して駆動軸120と連結可能となっており、電磁クラッチ118がオン作動しているとき、エンジンからプーリ116に伝達された動力が駆動軸120に伝達され、駆動軸120が回転する。
駆動軸120には斜板122が取り付けられており、この斜板122は駆動軸120と一体的に回転するようになっている。斜板122の外周縁部はピストンブリッジ114に配設されたシュー124に摺動可能に挟持された状態でピストンブリッジ114と連結されている。従って、駆動軸120が回転することにより斜板122が回転すると、シュー124を介して斜板122と連結されたピストンブリッジ114が駆動軸120の軸線方向に往復動し、ピストン112がシリンダボア110内で往復駆動される。即ち、これら駆動軸120、斜板122、ピストンブリッジ114及びシュー124が圧縮機102の駆動機構を構成している。
これら駆動機構とシリンダブロック104はフロントハウジング108に収容されており、シリンダブロック104の外周部分はフロントハウジング108の側壁によって包囲されている。
一方圧縮機102は内部に吸入室126と吐出室128が形成されたシリンダヘッド106を備える。吸入室126と吐出室128は冷媒回路に接続されており、凝縮器や蒸発器などを経た冷媒が吸入室126に流入する。吸入室126内の冷媒は、ピストン112がシリンダヘッド106から離間する方向に移動するときにシリンダボア110内に吸入される。また、ピストン112がシリンダヘッドに接近する方向に移動するとき、シリンダボア110内で圧縮された冷媒が所定圧力になると吐出室128から凝縮器に供給されるようになっている。
フロントハウジング108は、その側壁の外周部分に凸部130が径方向外方に向けて複数突設されており、各凸部130にはハウジング側取付孔134が形成されている。また、シリンダヘッド106には、ハウジング側取付孔134に対応する位置にヘッド側取付孔132が形成されており、このヘッド側取付孔132を貫通するボルト136をハウジング側取付孔134に螺合することにより、フロントハウジング108とシリンダヘッド106とが接合固定される。
また、シリンダブロック104は、駆動機構側から貫通するボルト138によりシリンダヘッド106と接合し固定されている。
このような斜板式圧縮機では、フロントハウジング108とシリンダヘッド106とを接合し固定するためのボルト136及び同ボルト136を螺合するための凸部130が、フロントハウジング108の側壁から径方向外方に突出することになり、圧縮機の外形を小型化することが困難であった。
このような不具合を解消するため、フロントハウジングを駆動プーリ側から駆動軸の軸線方向に貫通してシリンダヘッドに達するボルトを用い、同ボルトをシリンダヘッドに螺合してフロントハウジングとシリンダヘッドとを接合し固定するようにした圧縮機が提案されている(例えば特許文献1、2など)。
特開2000−54958号公報 特開2001−99058号公報
特許文献1或いは2に開示された圧縮機のように、フロントハウジングを駆動プーリ側から駆動軸の軸線方向に貫通するボルトでフロントハウジングとシリンダヘッドとを接合し固定するようにした場合、フロントハウジングのほぼ全長にわたる長さのボルトが必要となる。
一方、シリンダボア内や吐出室内には高圧の冷媒が存在しており、このような冷媒の圧力はフロントハウジングとシリンダヘッドとを引き離す方向に作用する。このとき、フロントハウジングとシリンダヘッドとを接合し固定するボルトが上記特許文献1或いは2の圧縮機のように長いと、フロントハウジングとシリンダヘッドとを引き離そうとする力による延びも大きくなる。このため、フロントハウジングとシリンダヘッドとの接合部分から冷媒が漏出する恐れがある。
特に、近年の環境保護の観点からフロン系冷媒を用いずに二酸化炭素を冷媒として用いた場合、フロン系冷媒と比較して冷媒の圧力が数倍高いものとなる。従って、上述したボルトの伸びもより一層顕著なものとなる上、冷媒自体の圧力も高いことから、冷媒の漏洩が発生しやすくなる。このような冷媒の漏洩を防止するためには厳重なシーリングが必要となり、製造コストも増大する。また、ボルトの伸縮に起因してボルトに緩みが発生するなど、圧縮機の信頼性も低下する恐れがある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、外形を小型化すると共に、圧縮流体の漏洩のおそれがなく信頼性の高い往復動型圧縮機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するべく、本発明による往復動式圧縮機は、柱状に形成されたシリンダブロックと、前記シリンダブロックの周方向に所定の間隔をおいて並設された複数のシリンダボアと、前記シリンダボア内に収容されたピストンを前記シリンダボア内で往復動させる駆動機構と、前記シリンダブロックと前記駆動機構とを収容するフロントハウジングと、前記ピストンの往復動に伴いシリンダボア内に吸入される流体が外部から流入する吸入室及び前記ピストンの往復動に伴いシリンダボア内で圧縮された前記流体を外部に吐出する吐出室が形成され前記シリンダブロック及び前記フロントハウジングと接合されるシリンダヘッドとを備えた往復動型圧縮機において、前記フロントハウジングは、前記ピストン及び前記駆動機構が作動可能な空間を有して前記シリンダブロックの外周を包囲する側壁と、隣り合う前記シリンダボア間に向け前記側壁から径方向内方に突設されてハウジング側取付孔が形成された凸部とを具備し、前記シリンダヘッドは、前記シリンダヘッドに形成されたヘッド側取付孔を貫通するシリンダヘッド固定ボルトを前記ハウジング側取付孔に螺合することにより、前記フロントハウジングに固定されることを特徴とする(請求項1)。
また、前記シリンダブロックは、前記フロントハウジング内から前記シリンダヘッドに向けて貫通するシリンダブロック固定ボルトにより前記シリンダヘッドに固定される(請求項2)。
また、より具体的には、前記流体は二酸化炭素からなる冷媒である(請求項3)。
また、前記駆動機構は、前記フロントハウジングに回転可能に支持された駆動軸と、前記駆動軸の軸線に直交する面から傾斜して前記駆動軸に支承され前記駆動軸と共に回転する斜板と、前記ピストンの前記駆動機構側端部に結合されて前記斜板の外周縁部を摺動可能に支持する支持部材とを具備し、前記ピストンは、回転する前記斜板により駆動されて前記シリンダボア内を往復動するものである(請求項4)。
より具体的には、前記駆動機構は、前記斜板の傾斜を変更する可変機構を具備する(請求項5)。
また、前記凸部は、前記側壁から径方向内方への突出量が、前記フロントハウジングの軸線方向で前記シリンダヘッドから遠い側の端部近傍から前記端部に向けて徐々に減少するように形成されている(請求項6)。
請求項1乃至6の往復動型圧縮機によれば、隣り合うシリンダボア間に向けフロントハウジングの側壁から径方向内方に向けて凸部を突設し、シリンダヘッドに形成されたヘッド側取付孔を貫通するシリンダヘッド固定ボルトを、凸部のハウジング側取付孔に螺合することにより、シリンダヘッドがフロントハウジングに固定されるので、フロントハウジングの周壁は、ピストン及び駆動機構の作動が可能な空間さえ確保できればよい大きさまで縮小が可能となり、圧縮機の外形を小型化することができる。
また、このようにして圧縮機の外形を小型化しても、フロントハウジングとシリンダヘッドとを接合し固定するためのシリンダヘッド固定ボルトの長さは、フロントハウジングのほぼ全長にわたるほど長くする必要がなくなり、シリンダヘッド固定ボルトの伸縮に伴う流体の漏洩も防止することが容易となる。
請求項2の往復動型圧縮機では、シリンダヘッド固定ボルトによるフロントハウジングとシリンダヘッドとの固定とは別に、フロントハウジング内からシリンダヘッドに向けて貫通するシリンダブロック固定ボルトによって、シリンダブロックがシリンダヘッドに固定されるので、圧縮機の組み立て性が向上する。
また、請求項3の往復動圧縮機のように、フロン系冷媒に比べて高い圧力を必要とする二酸化炭素からなる冷媒を流体として用いる場合、外形の小型化を維持しつつ、ボルトの伸縮に伴う流体の漏洩を容易に防止することが可能な本発明の往復動型圧縮機が最適である。
さらに、請求項4或いは請求項5のように斜板式の往復動型圧縮機であっても、ピストンを駆動するための空間を確保した上で、外形を小型化することが可能である。
また、請求項6の往復動圧縮機のように、シリンダヘッドから遠い側の端部近傍で、凸部の側壁から径方向内方への突出量を徐々に減少するように形成することにより、凸部の端部に発生する応力を軽減しつつ、フロントハウジングの重量を軽減することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る往復動型圧縮機として、車両用空調装置に使用する斜板式圧縮機の断面構成を示すものであり、図2は図1のII−II線断面図である。
図1及び2に示すように、圧縮機2は柱状のシリンダブロック4を備え、このシリンダブロック4には複数のシリンダボア10が周方向に並設されている。シリンダボア10内にはピストン12が摺動自在に収容されており、ピストン12の一端にはシリンダボア10の外側にピストンブリッジ14が形成されている。
また、圧縮機2は外部動力源であるエンジンから動力が伝達されて回転する駆動プーリ16を備えており、駆動プーリ16は軸受42を介してフロントハウジングに回転自在に支持されている。駆動プーリ16は電磁クラッチ18を介して駆動軸20と連結可能となっており、電磁クラッチ18がオン作動しているとき、エンジンからプーリ16に伝達された動力が駆動軸20に伝達され、駆動軸20が回転する。
駆動軸20にはロータ44と斜板22が取り付けられており、これらロータ44及び斜板22は駆動軸20と一体的に回転するようになっている。斜板22はロータ44にヒンジ46を介して揺動自在に連結され、これにより駆動軸20に対する斜板22の傾斜角が可変できるように構成されている。
斜板22の外周縁部はピストンブリッジ14に配設された支持部材としてのシュー24に摺動可能な状態でピストンブリッジ14と連結されている。従って、駆動軸20の回転に伴い斜板22が回転すると、シュー24を介して斜板22と連結されたピストンブリッジ14が駆動軸20の軸線方向に往復動し、ピストン12がシリンダボア10内で往復駆動される。これら駆動軸20、斜板22、ピストンブリッジ14、シュー24、ロータ44及びヒンジ46が圧縮機102の駆動機構40を構成している。
駆動機構40とシリンダブロック4はフロントハウジング8に収容されており、柱状をなすシリンダブロック4の外周部分は、駆動機構40が作動する空間を有しながらフロントハウジング8の側壁62によって包囲されている。
一方、圧縮機2は内部に吸入室26と吐出室28が形成されたシリンダヘッド6を備える。吸入室26と吐出室28は、二酸化炭素を冷媒として用いる冷媒回路の冷媒循環経路70に接続されており、この冷媒循環経路70には、吐出室28側からガスクーラ72、膨張弁74及び蒸発器76が順次介挿されている。ガスクーラ72及び膨張弁66は圧縮機2と同様に車両のエンジンルーム内に配置され、蒸発器76は車両の車室側に配置されている。
シリンダブロック4は、バルブプレート60をシリンダヘッド6との間に挟持してシリンダヘッド6に接合しており、シリンダブロック固定ボルト38を駆動機構40側からブロック側取付孔58に貫通させてシリンダヘッド6に螺合することによりシリンダヘッド6に固定される。
バルブプレート60とピストン12とにより各シリンダボア10内に圧縮室48が形成されると共に、バルブプレート60には各シリンダボア10に対応する位置に吸入ポート52及び吐出ポート56がそれぞれ形成されている。吸入ポート52には吸入室26から圧縮室48に向けての冷媒の流動のみを許容するリード弁からなる吸入弁50が設けられている。また、吐出ポート56には圧縮室48から吐出室28に向けての冷媒の流動のみを許容し、圧縮室48内の冷媒圧力が所定の締切圧を超えると開弁するリード弁からなる吐出弁54が設けられている。
フロントハウジング8は、隣り合うシリンダボア10の間に向け、側壁62の内周部分に凸部30が径方向内方に突設されており、各凸部30にはハウジング側取付孔34が形成されている。また、シリンダヘッド6には、ハウジング側取付孔34に対応する位置にヘッド側取付孔32が形成されている。
また、各凸部30は、図1に示すように、シリンダヘッド6から遠い方の端部近傍から端部に向けて側壁62からの突出量が徐々に減少するように形成されている。
そして、シリンダヘッド6をフロントハウジング8に接合した状態で、フロントハウジング8側と逆の側からボルト36をヘッド側取付孔32に貫通させ、ハウジング側取付孔34に螺合することにより、フロントハウジング8とシリンダヘッド6とが接合して固定される。
このような圧縮機2において、エンジンからの動力がプーリ16に伝達され、電磁クラッチ18がオン作動して駆動軸20が回転するのに伴い、ピストン12がシリンダボア内の圧縮室48の容積が増加する方向に移動すると、吸入弁50が開かれ、吸入室26から吸入ポート52を通じて冷媒が吸い込まれる。この後、ピストン12が圧縮室48の容積を減少させる方向に移動すると、圧縮室48内に吸い込まれた冷媒は圧縮され、この圧縮圧が吐出弁54の締切圧を超えた時点で吐出弁54が開かれる。この結果、圧縮された冷媒は圧縮室48から吐出ポート56を通じて吐出室28内から冷媒循環経路70へと吐出される。冷媒循環経路70に吐出された冷媒はガスクーラ72にて空冷された後、膨張弁74を通じて蒸発器76に供給され、蒸発器76内にて比較的低温低圧のガス状態となる。このとき、蒸発器76周辺の空気が冷却されることにより、車室内の冷房を行うことができる。
以上のような実施形態の圧縮機2では、フロントハウジング8の側壁62から径方向内方に向けて突設された凸部30に、ヘッド側取付孔32を貫通するシリンダヘッド固定ボルト36を螺合することによって、フロントハウジング8とシリンダヘッド6との固定が行われるので、フロントハウジング8の側壁62は、ピストン12及び駆動機構40の作動が可能な空間さえ確保できればよい大きさまで縮小が可能となり、圧縮機2の外形を小型化することができる。
また、各凸部30にシリンダヘッド固定ボルト36を螺合してシリンダヘッド6がフロントハウジング8に固定されることにより、各凸部30には冷媒の圧縮に伴う応力が発生するが、各凸部30のシリンダヘッド6から遠い方の端部は、その近傍から端部に向けて側壁62からの突出量が徐々に減少するように形成されているので、端部に発生する応力を軽減することができ、耐久性を向上させることができると共に、フロントハウジング8の重量を軽減することができる。
また、このようにして圧縮機2の外形を小型化しても、フロントハウジング8とシリンダヘッド6とを接合し固定するためのシリンダヘッド固定ボルト36の長さは、フロントハウジングのほぼ全長にわたるほど長くする必要がなくなり、シリンダヘッド固定ボルト36の伸縮に伴う流体の漏洩を防止することが容易となる。
特に、この実施形態のようにフロン系冷媒に比べて高い圧力を必要とする二酸化炭素からなる冷媒を用いる場合であっても、上述のようにシリンダヘッド固定ボルト36の長さを比較的短くして外形の小型化を維持しつつ、ボルトの伸縮に伴う流体の漏洩を容易に防止することができる。
また、シリンダヘッド固定ボルト36によるフロントハウジング8とシリンダヘッド6との固定とは別に、フロントハウジング8内からシリンダヘッド6に向けて貫通するシリンダブロック固定ボルト38によって、シリンダブロック4がシリンダヘッド6に固定されるので、シリンダブロック4をシリンダヘッド6に組み付けた後で、フロントハウジング8とシリンダヘッド6との固定を行えばよく、圧縮機2の組み立て性が向上する。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能であり、例えばシリンダボア10の数やフロントハウジング8の側壁に形成される凸部30の数は7個に限られるものではなく、その数に何ら制約はない。
また、上述の実施形態において凸部30はフロントハウジング8の側壁62の径方向外方には突出していないが、その一部を側壁62の径方向外方にも突出させると共に、残部を側壁62の径方向内方に突出するようにしても、上述の実施形態に比して圧縮機2の外形が若干大きくなるものの、従来の圧縮機に比して小型化が可能である。
上述の実施形態では冷媒として二酸化炭素を用いたが、冷媒はこれに限られるものではない。
また、上述の実施形態では、往復動型圧縮機として斜板式の可変容量型圧縮機を示したが、固定容量型圧縮機とすることも可能であるほか、揺動板式の圧縮機とすることも可能である。
さらに、上述の実施形態では、往復動型圧縮機として車両空調装置用の圧縮機を示したが、流体の圧縮を行う往復動型圧縮機であればこれに限るものではなく、その用途を何ら制約するものではない。
本発明の一実施形態に係る往復動型圧縮機の断面構成図である。 図1のII−II線断面図である。 従来の往復動型圧縮機の一例を示す断面構成図である。 図3のIV−IV線断面図である。
符号の説明
2 圧縮機
4 シリンダブロック
6 シリンダヘッド
8 フロントハウジング
10 シリンダボア
12 ピストン
26 吸入室
28 吐出室
30 凸部
32 ヘッド側取付孔
34 ハウジング側取付孔
36 シリンダヘッド固定ボルト
40 駆動機構
62 側壁

Claims (6)

  1. 柱状に形成されたシリンダブロックと、前記シリンダブロックの周方向に所定の間隔をおいて並設された複数のシリンダボアと、前記シリンダボア内に収容されたピストンを前記シリンダボア内で往復動させる駆動機構と、前記シリンダブロックと前記駆動機構とを収容するフロントハウジングと、前記ピストンの往復動に伴いシリンダボア内に吸入される流体が外部から流入する吸入室及び前記ピストンの往復動に伴いシリンダボア内で圧縮された前記流体を外部に吐出する吐出室が形成され前記シリンダブロック及び前記フロントハウジングと接合されるシリンダヘッドとを備えた往復動型圧縮機において、
    前記フロントハウジングは、前記ピストン及び前記駆動機構が作動可能な空間を有して前記シリンダブロックの外周を包囲する側壁と、隣り合う前記シリンダボア間に向け前記側壁から径方向内方に突設されてハウジング側取付孔が形成された凸部とを具備し、
    前記シリンダヘッドは、前記シリンダヘッドに形成されたヘッド側取付孔を貫通するシリンダヘッド固定ボルトを前記ハウジング側取付孔に螺合することにより、前記フロントハウジングに固定されることを特徴とする往復動型圧縮機。
  2. 前記シリンダブロックは、前記フロントハウジング内から前記シリンダヘッドに向けて貫通するシリンダブロック固定ボルトにより前記シリンダヘッドに固定されることを特徴とする請求項1に記載の往復動型圧縮機。
  3. 前記流体は二酸化炭素からなる冷媒であることを特徴とする請求項1又は2に記載の往復動型圧縮機。
  4. 前記駆動機構は、前記フロントハウジングに回転可能に支持された駆動軸と、前記駆動軸の軸線に直交する面から傾斜して前記駆動軸に支承され前記駆動軸と共に回転する斜板と、前記ピストンの前記駆動機構側端部に結合されて前記斜板の外周縁部を摺動可能に支持する支持部材とを具備し、
    前記ピストンは、回転する前記斜板により駆動されて前記シリンダボア内を往復動することを特徴とする請求項1又は2に記載の往復動型圧縮機。
  5. 前記駆動機構は、前記斜板の傾斜を変更する可変機構を具備したことを特徴とする請求項4に記載の往復動型圧縮機。
  6. 前記凸部は、前記側壁から径方向内方への突出量が、前記フロントハウジングの軸線方向で前記シリンダヘッドから遠い側の端部近傍から前記端部に向けて徐々に減少するように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の往復動型圧縮機。
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