JP4178024B2 - ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はポンプに係わり、特に、振動板の振動を利用してポンプ室内への流体の吸入とポンプ室外への流体の吐出とを行うのに好適なポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来提案されている燃料供給用のポンプとしては、図6で説明すると、ポンプKは、下枠21の上面に凹状のポンプ室21aがへこみ形成され、このポンプ室21aは、底部が底壁21bで遮蔽されている。
また、底壁21bには、吸入口22と吐出口23とが貫通形成され、ポンプ室21aの内側の吸入口22近傍には吸入弁24が配設され、ポンプ室21aの外側の吐出口24近傍には吐出弁25が配設されている。
そして、ポンプ室21a内の流体の圧力変化に対応して、吸入弁24および吐出弁25が動作して、燃料である流体(図示せず)の逆流を防止するようになっている。
【0003】
また、ポンプ室21aの上方には、ポンプ室21aの天井壁を構成する振動板26が配設されている。この振動板26は、外周部が上枠27と下枠21とに狭持されて、ポンプ室21aが密閉されている。
また、振動板26の上面中央部には、永久磁石28が固着され、この永久磁石28上には所定の隙間を有して電磁石29が配設されている。
そして、永久磁石28と電磁石29とが、振動板26を振動させることができる振動板駆動手段となっている。
【0004】
このような従来のポンプKの動作を説明すると、振動板駆動手段である電磁石29に所定の周波数の電圧を印加することで、電磁石29に周期的な電磁力が発生して、永久磁石28を周期的に吸引する。この周期的な吸引による永久磁石28の振動に追従して振動板26も往復振動する。
そして、振動板26の往復振動において、振動板26が上方に変形するときは、ポンプ室21aの体積が増加してポンプ室21内の圧力が外気圧より低下する。これによって吸入弁24が開くと共に吐出弁25が閉じて、吸入口22からポンプ室21a内に流体が吸入される。
【0005】
その後、振動板26が下方に変形すると、ポンプ室21aの体積が減少して吸入された流体が圧縮されてポンプ室21内の圧力が外気圧より上昇する。
これによって、吸入弁25が閉じると共に吐出弁25が開いて、ポンプ室21a内の流体が吐出口23から吐出される。
以上のような吸入動作と吐出動作とを繰り返すことにより、吸入弁が吸入経路を、吐出弁が吐出経路をそれぞれ開閉して、外部の電池等に燃料供給することができるようになっている。
【0006】
【特許文献】
特開2001−263250号公報
【発明が解決しようとする課題】
このような従来提案されているポンプKは、携帯型の電子機器に用いるために小型化の要求が強く、振動板26の振幅を大きくすることが難しかった。
そのために、流体の供給量を多くするには、振動板26の振動周波数を高くしていた。
しかし、従来のポンプKは、振動板26の振動周波数を高くすると、振動板16の振動に吸入弁24および吐出弁25の動作が追従できなくなり、外部の電池等への燃料供給の効率が悪くなるおそれがあった。
【0007】
本発明は、前述したような問題点に鑑みてなされたもので、振動板の振動に連動して吸入弁および吐出弁を確実に動作させて、外部の電池等に効率よく燃料供給等を行うことができる小型で高性能なポンプを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための第1の手段として本発明のポンプ、ポンプ室を有するポンプ本体部と、前記ポンプ室内への流体の吸入を規制可能な吸入弁と、前記ポンプ室内に吸入した前記流体を前記ポンプ室外への吐出を規制可能な吐出弁とを備え、前記ポンプ本体部には、電磁石が配設され、前記吸入弁および前記吐出弁は、前記電磁石に吸引および反発可能な永久磁石を基部側にそれぞれ配設し、前記電磁石の磁極の切換によって、前記吸入弁が前記流体の吸入経路を開閉可能となっていると共に、前記吐出弁が前記流体の吐出経路を開閉可能となっており、前記ポンプ室には、前記流体に吸入力および吐出力を付与可能な振動板を有し、この振動板は、前記電磁石の磁極の切換に同期して振動するようにしたことを特徴とする。
【0010】
また、前記課題を解決するための第の手段として、前記振動板の一面側には、振動子が固着され、この振動子を介して前記振動板が振動するようになっていることを特徴とする。
【0011】
また、前記課題を解決するための第の手段として、前記振動子は、前記電磁石と対向する側に永久磁石が固着されていることを特徴とする。
【0012】
また、前記課題を解決するための第の手段として、前記振動板と前記吸入弁および前記吐出弁とは、それぞれ前記電磁石を挟んで互いに対向して配設され、前記電磁石を駆動制御すると、前記振動板が振動すると共に、前記吸入弁が前記吸入経路を、前記吐出弁が前記吐出経路をそれぞれ開閉するようにしたことを特徴とする。
【0013】
また、前記課題を解決するための第の手段として、前記吸入経路を経由して前記ポンプ室内に前記流体を吸入するときは、前記吸入弁が前記吸入経路を開放すると共に前記吐出弁が前記吐出経路を閉じ、前記ポンプ室内に吸入した前記流体を前記吐出経路を経由して外部に吐出するときは、前記吐出弁が前記吐出経路を開放すると共に前記吸入弁が前記吸入経路を閉じるようにしたことを特徴とする。
【0014】
また、前記課題を解決するための第6の手段として、前記吸入弁および前記吐出弁が前記吸入経路および前記吐出経路を閉じているときは、前記流体が逆流しないようになっていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明のポンプを図1〜図5に基づいて説明する。図1は本発明のポンプの要部断面図であり、図2は図1の2−2断面図であり、図3は本発明のポンプの平面図であり、図4、5は本発明のポンプの動作を説明する要部断面図である。
【0016】
まず、本発明のポンプPは、図2に示すように、外形が略円筒状のポンプ本体部1が配設されている。このポンプ本体部1は、内部が空洞状の第1のケース2が配設され、この第1のケース2は、図1に示すように、空洞内部の図示右側が側壁2aで遮蔽され、図示左側が開放されている。
前記第1のケース2の空洞内部には、図示右側の側壁2a側に内径寸法の小さな電磁石取付部2bと、図示左側の開放側に内径寸法の大きな磁石摺動部2cとが形成されている。
【0017】
そして、電磁石取付部2bには、電磁石3が嵌合して取り付けられており、この電磁石3は、鉄芯3aに2点鎖線で示すコイル4が巻回されて、外部の磁石端子5から所定の周波数の電圧をコイル4に印加可能になっている。
前記電磁石3に所定の周波数の電圧を印加すると、電磁石3の第1磁極3bと第2磁極3cとに周期的な電磁力が発生するようになっている。
即ち、コイル4に所定周波数の電圧を印加することにより、第1、第2の磁極3b、3cが、N極、S極に周期的に切り換わるようになっている。
また、電磁石取付部2bに嵌合する電磁石3は、ネジ6によって固定されている。
【0018】
また、第1ケース2の図示左側の開放端部には、薄板状でゴム等の弾性を有する材料からなる振動板7が配設され、この振動板7には、中央部のリベット8によって樹脂材料等からなる振動子9が固着されている。
また、振動板7に固着された振動子9には、電磁石3と対向する側に永久磁石10が接着剤等で固着されている。
また、第1のケース2の図示左側外周部には、圧入あるいは接着等により第2のケース11が取り付けられており、この第2のケース11と第1のケース2とで振動板7が狭持されている。
そして、第2のケース11には、図示上部側に突出形成した吸入側継ぎ手11aに流入孔11bが貫通形成され、図示下部側に突出形成した吐出側継ぎ手11cに流出孔11dが貫通形成されている。
また、第2のケース11は、内部に凹状のポンプ室12が形成され、このポンプ室12は振動板7によって密閉され、吸入側継ぎ手11aに形成した吸入孔11bと吐出側継ぎ手11cに形成した流出孔11dとによって、内部のポンプ室12にアルコール等の流体が吸入または吐出可能になっている。
【0019】
また、第1のケース2の側壁2a側の外周部には、第3のケース13が圧入あるいは接着等により固着されている。前記第3のケース13には、後述する吸入弁14に固着した吸入側磁石15をスライド可能に保持する第1磁石保持部13aと、後述する吐出弁16に固着した吐出側磁石17をスライド可能に保持する第2磁石保持部13bとが形成されている。
また、第3のケース13には、図示上部側に突出形成した吸入側継ぎ手部13cに第1連結孔13dが貫通形成され、図示下部側に突出形成した吐出側継ぎ手13eに第2連結孔13fが貫通形成されている。
【0020】
また、第3のケース13は、第1磁石保持部13a近傍に、後述する吸入弁14によって遮蔽可能な吸入孔13gが形成され、第2磁石保持部13b近傍に、後述する吐出弁16によって遮蔽可能な吐出孔13hが形成されている。
また、第1磁石保持部13aには、ゴム等からなる傘状の吸入弁14が保持されている。そして、吸入弁14は、第1磁石保持部13a内に中心軸の基部が位置して、この基部に吸入側磁石15が固着されていると共に、傘部分が吸入孔13gを遮蔽可能になっている。
また、第2磁石保持部13bにも、吸入弁14と同材質で同型状の吐出弁16が保持されている。この吐出弁16は、第2磁石保持部13b内に中心軸の基部が位置して、この基部に吐出側磁石17が固着されていると共に、傘部分が吐出孔13hを遮蔽可能になっている。
【0021】
また、第3のケース13の図示右側外周部には、吸入弁14および吐出弁16を覆う第4のケース18が、圧入あるいは接着剤等で固着されている。
前記第4のケース18は、図示上部側に吸入弁14をスライド可能に収納する吸入室18aが密閉して形成され、吸入室18aの図示下部に突出弁16をスライド可能に収納する吸入室18aと独立した吐出室18bが密閉して形成されている。そして、吸入室18aが形成された部分からは、吸入側継ぎ手18cが突出形成され、この吸入側継ぎ手18cに吸入口18dが貫通形成されている。
【0022】
また、吐出室18bが形成された部分からは、吐出側継ぎ手18eが突出形成され、この吐出側継ぎ手18eに吐出口18fが貫通形成されている。
そして、外部から電池の燃料等の流体が吸入口18dを介して吸入室18aに吸入可能になっていると共に、ポンプ室12から吐出された流体が、吐出室18bから吐出口18fを介して外部の電池等に供給できるようになっている。
また、第2のケース11の吸入側継ぎ手11aと第3のケース13の吸入側継ぎ手13cとは、吸入パイプ19で連結されて、ポンプ室12の吸入孔11bと第3のケース13の第1連結孔13dとが連結されている。
【0023】
また、第2のケース11の吐出側継ぎ手11cと第3のケース13の吐出側継ぎ手13eとは、吐出パイプ20で連結されて、ポンプ室12の流出孔11dと第3のケース13の第2連結孔13fとが連結されている。
そして、吸入口18d、吸入室18a、吸入孔13g、第1連結孔13d、吸入パイプ19、流入孔11bで吸入経路が構成されている。
また、流出孔11d、吐出パイプ20、第2連結孔13f、吐出孔13h、吐出室18b、吐出口18fで吐出経路が構成されている。
【0024】
このような構成の本発明のポンプPの動作を図4、5で説明すると、まず、ポンプ室12にアルコ−ル等からなる流体を吸入するには、磁石端子5から所定の周波数の電圧をコイル4に印加して、図4に示すように、例えば電磁石3の第1磁極3bをS極、第2磁極3cをN極とする。
すると、吸入弁14の吸入側磁石15は、S極となった第1磁極3bと反発し、吸入弁14が図示右方向にスライドして吸入孔13gが開放されると共に、吐出弁16の吐出側磁石17が、N極となっている第2磁極3cに吸着されて吐出孔13hが遮蔽される。
【0025】
これと同時に、永久磁石10が電磁石3に吸着されて、振動板7が図示右側に変形し、ポンプ室12内部の体積が大きくなる。このことにより、ポンプ室12内の気圧が外気圧より低下して、吸入室18aにある流体に吸入力が付与されて、流体が開放された吸入孔13から矢印A方向の吸入経路を通過してポンプ室12内に吸入される。
この吸入動作中は、吐出孔13hが吐出弁16で遮蔽されているので、吐出室18cに吐出された流体がポンプ室12に逆流するのを防止できる。
【0026】
そして、体積が大きくなったポンプ室12に流体が所定量流れ込むと、外部の制御部(図示せず)によって電磁石3の磁極が切り換えられて、図5に示すように、第1磁極3bがN極となり、第2磁極3cがS極となる。
すると、吐出弁16の吐出側磁石17が、S極となった第2磁極3cと反発して、吐出弁16が図示右方向にスライドし、吐出孔13hが開放されると共に、吸入弁14の吸入側磁石15が、N極となった第2磁極3cに吸着されて吸入孔13gが遮蔽される。
【0027】
これと同時に、振動子9の永久磁石10が電磁石3と反発して、振動板7が図示左側に変形し、ポンプ室12内部の体積が小さくなる。このことにより、ポンプ室12内の気圧が外気圧より高くなって流体に吐出力が付与され、流体が流出孔11dから矢印B方向の吐出経路を通過して、吐出口18dから外部の電池等に燃料供給することができる。
この吐出動作中は、吸入孔13gが吸入弁14で遮蔽されているので、ポンプ室12に吸入した流体が吸入室18a側に逆流するのを防止できる。
【0028】
このような本発明のポンプPは、電磁石3の磁極の切換に同期して、吸入弁14が流体の吸入経路を開閉可能となっていると共に、吐出弁16が流体の吐出経路を開閉可能となっている。また、振動板7も電磁石3の磁極の切換に同期して振動するようになっている。
そのために、電磁石3の磁極の切換を、40〜50回/秒と高速にしても、吸入弁14および吐出弁16を確実に動作させて、吸入経路および吐出経路を開閉可能な小型のポンプとすることができる。
【0029】
前述したような本発明のポンプPの使用例として、最近、大気汚染等の環境問題を背景として、環境汚染を引き起こさないクリーンな電力供給手段が求められている。その一例として燃料となるメチルアルコールを分解化学反応させることによって所望の電力を得ることができる燃料電池が開発されている。
このような燃料電池は、例えば自動車用のバッテリとか種々の分野においてその有用性が期待されている。更に、近年においては、携帯可能な電子機器用のバッテリとしても、小型の燃料電池を用いるという新たな発想が生まれている。
このような携帯可能な電子機器用の小型の燃料電池に、本発明のポンプPを用いて、メチルアルコール等の流体からなる燃料を短時間で供給することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のポンプは、吸入弁および吐出弁は、電磁石に吸引および反発可能な永久磁石を基部側にそれぞれ配設し、電磁石の磁極の切換によって、吸入弁が流体の吸入経路を開閉可能となっていると共に、吐出弁が流体の吐出経路を開閉可能となっているので、電磁石の磁極切換制御によって、確実に吸入弁および吐出弁を動作させることができる。
そのために、電磁石の磁極切換回数を多くして、外部の燃料電池等に多くの燃料を確実に補給することができる小型で高性能なポンプを提供できる。
【0031】
また、ポンプ室には、流体に吸入力および吐出力を付与可能な振動板を有し、この振動板は、電磁石の磁極の切換に同期して振動するようにしたので、電磁石の磁極の切換回数の増減で、容易に振動板の振動周波数を可変できる。
【0032】
また、振動板の一面側には、振動子が固着され、この振動子を介して振動板が振動するようになっているので、振動子が錘となって更に確実に振動板を振動させることができる。
【0033】
また、電磁石と対向する側の振動子には、永久磁石が固着されているので、電磁石の磁極の切換に同期して振動板を確実に振動させることができる。
【0034】
また、電磁石を駆動制御すると、振動板が振動すると共に、吸入弁が吸入経路を、吐出弁が吐出経路をそれぞれ開閉するようにしたので、1個の電磁石で振動板の振動制御と、吸入弁および吐出弁の制御とが可能となり、部品点数の少ないポンプを提供できる。
【0035】
また、吸入経路を経由してポンプ室内に流体を吸入するときは、吸入弁が吸入経路を開放すると共に吐出弁が吐出経路を閉じ、ポンプ室内に吸入した流体を吐出経路を経由して外部に吐出するときは、吐出弁が吐出経路を開放すると共に吸入弁が吸入経路を閉じるようにしたので、吸入弁および吐出弁によって、確実に吸入経路および吐出経路を開閉することができる。
そのために供給効率の良い高性能なポンプを提供できる。
【0036】
また、吸入弁および吐出弁が吸入経路および吐出経路を閉じているときは、流体が逆流しないようになっているので、更に供給効率の良いポンプを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポンプの要部断面図である。
【図2】図1の2−2断面図である。
【図3】本発明のポンプの平面図である。
【図4】本発明のポンプの動作を説明する要部断面図である。
【図5】本発明のポンプの動作を説明する要部断面図である。
【図6】従来のポンプを説明する概略図である。
【符号の鋭明】
1 ポンプ本体部
2 第1のケース
2a 側壁
2b 電磁石取付部
3 電磁石
5 磁石端子
7 振動板
8 リベット
9 振動子
10 永久磁石
11 第2のケース
12 ポンプ室
13 第3のケース
14 吸入弁
15 吸入側磁石
16 吐出弁
17 吐出側磁石
18 第4のケース
19 吸入パイプ
20 吐出パイプ

Claims (6)

  1. ポンプ室を有するポンプ本体部と、前記ポンプ室内への流体の吸入を規制可能な吸入弁と、前記ポンプ室内に吸入した前記流体を前記ポンプ室外への吐出を規制可能な吐出弁とを備え、
    前記ポンプ本体部には、電磁石が配設され、前記吸入弁および前記吐出弁は、前記電磁石に吸引および反発可能な永久磁石を基部側にそれぞれ配設し、前記電磁石の磁極の切換によって、前記吸入弁が前記流体の吸入経路を開閉可能となっていると共に、前記吐出弁が前記流体の吐出経路を開閉可能となっており、
    前記ポンプ室には、前記流体に吸入力および吐出力を付与可能な振動板を有し、この振動板は、前記電磁石の磁極の切換に同期して振動するようにしたことを特徴とするポンプ。
  2. 前記振動板の一面側には、振動子が固着され、この振動子を介して前記振動板が振動するようになっていることを特徴とする請求項記載のポンプ。
  3. 前記振動子は、前記電磁石と対向する側に永久磁石が固着されていることを特徴とする請求項記載のポンプ。
  4. 前記振動板と前記吸入弁および前記吐出弁とは、それぞれ前記電磁石を挟んで互いに対向して配設され、前記電磁石を駆動制御すると、前記振動板が振動すると共に、前記吸入弁が前記吸入経路を、前記吐出弁が前記吐出経路をそれぞれ開閉するようにしたことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のポンプ。
  5. 前記吸入経路を経由して前記ポンプ室内に前記流体を吸入するときは、前記吸入弁が前記吸入経路を開放すると共に前記吐出弁が前記吐出経路を閉じ、前記ポンプ室内に吸入した前記流体を前記吐出経路を経由して外部に吐出するときは、前記吐出弁が前記吐出経路を開放すると共に前記吸入弁が前記吸入経路を閉じるようにしたことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のポンプ。
  6. 前記吸入弁および前記吐出弁が前記吸入経路および前記吐出経路を閉じているときは、前記流体が逆流しないようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のポンプ。
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