JPH0618076Y2 - 往復ポンプ - Google Patents

往復ポンプ

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JPH0618076Y2
JPH0618076Y2 JP1987178339U JP17833987U JPH0618076Y2 JP H0618076 Y2 JPH0618076 Y2 JP H0618076Y2 JP 1987178339 U JP1987178339 U JP 1987178339U JP 17833987 U JP17833987 U JP 17833987U JP H0618076 Y2 JPH0618076 Y2 JP H0618076Y2
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JP
Japan
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casing
magnet
reciprocating pump
flat
exciting coil
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987178339U
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English (en)
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JPH0183189U (ja
Inventor
睦夫 平野
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Sanden Holdings Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は励磁体とマグネットからなる作動体を動作さ
せ、流体を吸入及び吐出させる往復ポンプに関するもの
である。
(従来の技術) 従来、往復ポンプの一種である膜ポンプとして第2図に
示すように、ダイヤフラム1に補助ピストン2により往
復動(図中実線矢印)を加えてケーシング3内の液体を
圧送する(図中一点鎖線矢印)ものが知られている。
しかしながら、この往復ポンプでは定量的な液体の圧送
においては問題はないが、ダイヤフラム1の振幅が一定
であることから、その流量を変えることが困難となって
いた。
そこで、実公昭59−7593号公報及び特公昭52−
47563号公報に開示された技術内容を組み合わせる
ことにより、前述の問題点を解決した考案が提案され
る。
即ち、実公昭59−7593号公報に開示されたポンプ
は、そのケーシング内に振動自在にダイヤフラムを設け
るとともに、このダイヤフラムの中央にマグネットを設
置している。他方、このマグネットと対向するよう励磁
体の継鉄をケーシングの外側から挿入するよう配置され
ている。
また、特公昭52−47563号公報には、励磁コイル
に供給される電流の周波数に対応した周期でプランジャ
を往復動させ流体を圧送する電磁ポンプが開示されてい
る。
従って、この実公昭59−7593号公報に開示された
ポンプに、特公昭52−47563号公報に開示された
周波数変換構造を採用することにより、流量可変操作を
行うことができる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このようにして考案された電磁式の往復
ポンプは、実公昭59−7593号公報に開示されたマ
グネットがダイヤフラムの中央の一点に固定しているた
め、このマグネットと励磁体の継鉄との間の磁気干渉を
大きくとるためには、この継鉄に大きな磁力を与えるこ
とが必要となる。このため、励磁体が必然的に大型なも
のとなり、ケーシング内に組み込むことができなかっ
た。
本考案の目的は前記従来の問題点に鑑み、ケーシング自
体を大きくすることなく、ケーシング内に励磁体及びマ
グネットの両者を組み込むことができる往復ポンプを提
供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記目的を達成するため、偏平円盤状のケーシ
ング内で往復動することにより流体を吸入及び吐出させ
る作動体を備えた往復ポンプにおいて、前記作動体は交
番電流が印加される励磁コイルを偏平環状に巻回して環
状に形成した励磁体と、この励磁コイルの偏平環状面と
所定間隔をおいて偏平環状面が対向する偏平環状のマグ
ネットからなり、該励磁体またはマグネットの一方を前
記ケーシングの一方の内平面に固定するとともに、他方
を該ケーシングの内周面に環状に連結した弾性体に該ケ
ーシング内を仕切るよう振動自在に固定し、該作動体を
該ケーシングに組み込んだことを特徴とする。
(作用) 本考案によれば、励磁体の励磁コイルに交番電流が印加
されるときは、該励磁体とマグネットとの間で吸引・反
発作用が起る。この作用により弾性体を介して励磁体又
はマグネットが往復動して、流体の吸入・吐出を行な
う。
このポンプ駆動において、励磁コイルが偏平環状に巻回
して励磁体を構成し、また、これに対向するマグネット
も偏平環状に形成されているため、この対向面積が大き
く磁気干渉が効率良く行われる。
(実施例) 第1図、第3図及び第4図は本考案の一実施例を示すも
ので、10は偏平円盤状のケーシング、20は該ケーシ
ング10の上下方向略中央に位置する円盤状の励磁体、
30はマグネット、40は該励磁体20を取付ける弾性
体例えばゴムベローズ、50a,50bは弁体である。
前記ケーシング10は上部ケース11と下部ケース12
とから構成され、該上部ケース11の中央には吐出口1
1aを、該下部ケース12の中央には吸入口12aをそ
れぞれ設け、該吸入口12aにはケーシング10内から
吸入口12aへの流体の流通を規制する前記弁体50a
を設けている。前記励磁体20はその周縁に環状に膨出
したコアハウジング21を有し、このコアハウジング2
1内に励磁コイル22を偏平に巻回してなり、該励磁コ
イル22の下面に図示しない防水フィルムをコーティン
グしている。また励磁体20の中央には貫通孔23を設
けるとともに、該貫通孔23に該励磁体20の上方から
下方への流体の流通を規制する前記弁体50bを取付け
ている。
前記マグネット30は励磁体20の環状の励磁コイル2
2と対向するよう環状に形成され、その内側に前記弁体
50aが位置し、前記下部ケース12の内平面に接着し
ている。また、該マグネット30の上面には同形状のマ
グネット保護カバー31を取付け、該上面と前記励磁体
20との間は磁気的に相互に影響する間隔となってお
り、該励磁体20とマグネット30により往復ポンプの
作動体Aを構成している。前記ゴムベローズ40は前記
ケーシング10と励磁体20との間に環状に介在され、
内周縁はコアハウジング21の外周面に接着し、外周縁
は該各ケース11,12の接合部分に係止されており、
該励磁体20とともに該ケーシング10内を上下の空間
に仕切っている。
第4図は本実施例に係る往復ポンプの制御回路を示すブ
ロック図で、交流電源60と、周波数変換装置61と、
マイクロコンピュータ構成の制御装置62とから構成さ
れており、該周波数変換装置61は半導体整流器によっ
て交流電源60からの交流を直流に変換し、その直流を
電源として再び任意の周波数をもつ交流に変換し得るよ
うになっている。即ち、交流電源60をオンとなしたと
きは該制御手段62はこれを判断して周波数変換装置6
1にて任意の周波数に変換し、励磁体20の励磁コイル
22に印加するようになっている。
本実施例によれば、交流電源60をオンとなし、所定の
周波数の交流電流を励磁コイル22に印加するときは励
磁体20がマグネット30との間で周波数に対応して吸
引・反発作用を行なう。この作用により該励磁体20が
上下に往復動する(第3図実線矢印)。
即ち、該励磁体20が下方に向って吸引されるときはケ
ーシング10の下部の流体が該ケーシング10の上部に
貫通孔23を介して流入する。該励磁体20が上方に向
って反発するときは該ケーシング10の上部の流体は吐
出口11aから吐出されるとともに、該ケーシング10
の下部に吸入口12aを介して流体が流入する。このよ
うな励磁体20の作用により流体(第3図一点鎖線矢
印)の圧送が行なわれる。
また、本実施例に係る往復ポンプにおいては励磁コイル
22へ印加される交流電流の周波数を変えるだけで流量
を変えることができ、流量制御が非常に簡単となってい
るし、また、流量の微調整も容易に行なうことができ
る。
更に、前記励磁コイル22が偏平で環状に形成され、ま
た、これに対向するマグネット30が同じく偏平で環状
に形成されているため、励磁コイル22及びマグネット
30の対向面積が大きくなり、その各部材22,30が
小さいときでも、大きな磁気干渉を起こすことができ、
ケーシング10内への組み込みが可能となっている。
尚、前記実施例ではマグネット30を固定し、励磁体2
0をゴムベローズ40により振動自在としているが、こ
れとは逆に励磁体20を下部ケース12に固定し、マグ
ネット30をゴムベローズ40により振動自在としても
良い。また、前記実施例では流量制御を周波数変換によ
り行なっているが、電流値を変えることにより流量制御
を行なっても良い。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、励磁コイルが偏
平で環状に形成され、また、これに対向するマグネット
が同じく偏平で環状に形成されているため、励磁コイル
及びマグネットの対向面積が大きくなり、励磁コイル及
びマグネットが小さいときでも、大きな磁気干渉を起こ
すことができる。従って、励磁体及びマグネットのケー
シング内への組み込みが可能となり、コンパクトな往復
ポンプが実現されるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図及び第4図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は往復ポンプを示す斜視図、第2図は従来
の往復ポンプを示す概略図、第3図は往復ポンプを示す
断面図、第4図は往復ポンプの制御回路を示すブロック
図である。 図中、10…ケーシング、20…励磁体、22…励磁コ
イル、30…マグネット、40…ゴムベローズ(弾性
体)、A…作動体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏平円盤状のケーシング内で往復動するこ
    とにより流体を吸入及び吐出させる作動体を備えた往復
    ポンプにおいて、 前記作動体は交番電流が印加される励磁コイルを偏平環
    状に巻回して環状に形成した励磁体と、この励磁コイル
    の偏平環状面と所定間隔をおいて偏平環状面が対向する
    偏平環状のマグネットとからなり、該励磁体またはマグ
    ネットの一方を前記ケーシングの一方の内平面に固定す
    るとともに、他方を該ケーシングの内周面に環状に連結
    した弾性体に該ケーシング内を仕切るよう振動自在に固
    定し、該作動体を該ケーシングに組み込んだ ことを特徴とする往復ポンプ。
JP1987178339U 1987-11-25 1987-11-25 往復ポンプ Expired - Lifetime JPH0618076Y2 (ja)

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JP1987178339U JPH0618076Y2 (ja) 1987-11-25 1987-11-25 往復ポンプ

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JPH0183189U JPH0183189U (ja) 1989-06-02
JPH0618076Y2 true JPH0618076Y2 (ja) 1994-05-11

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004067965A1 (ja) * 2003-01-31 2004-08-12 Shinano Kenshi Kabushiki Kaisha バルブ構造およびこれを用いた容積型ポンプ
WO2004076862A1 (ja) * 2003-02-27 2004-09-10 Shinano Kenshi Kabushiki Kaisha 電磁式ダイアフラムポンプ
JP2010117359A (ja) * 2001-03-26 2010-05-27 Fluilogic Oy 少量の液体の定量投与のための装置及び方法

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WO2004067965A1 (ja) * 2003-01-31 2004-08-12 Shinano Kenshi Kabushiki Kaisha バルブ構造およびこれを用いた容積型ポンプ
WO2004076862A1 (ja) * 2003-02-27 2004-09-10 Shinano Kenshi Kabushiki Kaisha 電磁式ダイアフラムポンプ

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JPH0183189U (ja) 1989-06-02

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