JP2000170660A - 電磁式ダイヤフラムポンプ - Google Patents

電磁式ダイヤフラムポンプ

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JP2000170660A
JP2000170660A JP10343797A JP34379798A JP2000170660A JP 2000170660 A JP2000170660 A JP 2000170660A JP 10343797 A JP10343797 A JP 10343797A JP 34379798 A JP34379798 A JP 34379798A JP 2000170660 A JP2000170660 A JP 2000170660A
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JP
Japan
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diaphragm
center plate
electromagnet
disk
pump
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JP10343797A
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English (en)
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Koichi Kamiyama
幸一 神山
Noboru Kogure
昇 小暮
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Fujikura Composites Inc
Original Assignee
Fujikura Rubber Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センタープレートの形態を特定することによ
り、低消費電力化が図れ、さらにはダイヤフラムの耐久
性の向上が図れる電磁式ダイヤフラムポンプを提供す
る。 【解決手段】 本発明に用いられるセンタープレート
は、ポンプ内側寄りに位置するダイヤフラム電磁石側セ
ンタープレートと、ポンプ外側寄りに位置するダイヤフ
ラム弁ケース側センタープレートの組み合わせによりダ
イヤフラムの中央部を挟持するように構成されるととも
に、当該センタープレートは、実質的に振動子と連結さ
れており、前記ダイヤフラム弁ケース側センタープレー
トのディスク状の外径Do が、前記ダイヤフラム電磁石
側センタープレートのディスク状の外径Di よりも大き
くなるように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁式ダイヤフラ
ムポンプに関し、特に、対向する電磁石に交流電流を通
電させることにより、対向する電磁石の間に介在された
振動子を交流電源と同じ周波数で往復運動させ、振動子
の両端部に対向するように配置された一対のダイヤフラ
ムの変形を利用し、ダイヤフラムで仕切られるケース内
の容積変化と、弁の作用により圧縮気体を連続的に吐出
させる電磁式ダイヤフラムポンプに関する。このような
電磁式ダイヤフラムポンプは、例えば、曝気式浄化槽の
曝気用、養魚の酸素補給用、泡風呂等のエアー噴気用、
小型コンプレッサー等に用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、浄化槽の曝気用や養
魚の酸素補給用のポンプの一つとして、電磁式ダイヤフ
ラムポンプが使用されている。
【0003】このような電磁式ダイヤフラムポンプは、
例えば、実開平2−83387号公報等に開示されてい
るように、上部を開放した箱状の電磁石ケースと、この
電磁石ケースの中に対向するように配置され固着された
一対の電磁石と、この一対の電磁石の対向面の間に介在
され電磁石の極性変化に伴い往復運動する振動子を備え
ており、さらに、該振動子の両端部には、センタープレ
ートを介して対向するように配置された一対のダイヤフ
ラムが形成されている。
【0004】そして、電磁式ダイヤフラムポンプは、電
磁石の極性変化に伴い振動子が往復運動し、この振動子
にセンタープレートを介して連結されたダイヤフラムを
振動させることによって、外部空気の圧縮室内への吸
入、および吸入した空気の圧縮吐出という動作が連続的
に繰り返されるように作用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電磁
式ダイヤフラムポンプにおいて、ダイヤフラムを挟持し
つつ振動子に連結されるセンタープレートは、同一径の
ディスク状のプレートを一対組み合わせて用いるのが一
般的であり、センタープレートの形態と電磁式ダイヤフ
ラムポンプの性能に関する提案は従来よりなされていな
かった。
【0006】このような実状のもとに本発明は創案され
たものであり、その目的は、センタープレートの形態を
特定することにより、低消費電力化が図れ、さらにはダ
イヤフラムの耐久性の向上が図れる電磁式ダイヤフラム
ポンプを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、筐体状の電磁石ケースと、該電磁
石ケースの中に対向するように配置された一対の電磁石
と、該一対の電磁石の対向面の間に介在され電磁石の極
性変化に伴い、電磁石の対向方向に対して直角方向に往
復運動する振動子と、該振動子の両端部に対向するよう
に配置された一対の弾性を有するダイヤフラムと、該ダ
イヤフラムの中央部を挟持するように配置されたセンタ
ープレートと、前記ダイヤフラムにより隔離され、かつ
弁機構を有する弁ケース本体とを有する電磁式ダイヤフ
ラムポンプであって、前記センタープレートは、ポンプ
内側寄りに位置するダイヤフラム電磁石側センタープレ
ートと、ポンプ外側寄りに位置するダイヤフラム弁ケー
ス側センタープレートの組み合わせによりダイヤフラム
の中央部を挟持するように構成されるとともに、当該セ
ンタープレートは、実質的に振動子と連結されており、
前記ダイヤフラム弁ケース側センタープレートのディス
ク状の外径Do が、前記ダイヤフラム電磁石側センター
プレートのディスク状の外径Di よりも大きく設定され
てなるように構成される。
【0008】本発明の好ましい態様として、前記ダイヤ
フラム弁ケース側センタープレートのディスク状の外径
Do が、前記ダイヤフラム電磁石側センタープレートの
ディスク状の外径Di に対して、1.05〜1.25倍
に設定されてなるように構成される。
【0009】本発明の好ましい態様として、前記ダイヤ
フラム弁ケース側センタープレートのディスク状の外径
Do は、ダイヤフラムの有効径Dd (可動部分)に対し
て、Do =0.6Dd 〜0.8Dd の範囲に設定されて
なるように構成される。
【0010】本発明の好ましい態様として、前記ダイヤ
フラム弁ケース側センタープレートのディスク状の外径
Do は、前記一対のセンタープレートによるダイヤフラ
ム締め付け径Ds に対して、Do =1.2Ds 〜1.7
Ds の範囲に設定されてなるように構成される。
【0011】本発明の好ましい態様として、前記ダイヤ
フラム弁ケース側センタープレートは、ダイヤフラム平
面部に対向する面側が、当該センタープレートのディス
ク状の外周外縁に向かうにつれ徐々に遠ざかるような湾
曲部を備えてなるように構成される。
【0012】本発明の好ましい態様として、前記ダイヤ
フラム電磁石側センタープレートは、ダイヤフラム平面
部に対向する面側が、当該センタープレートのディスク
状の外周外縁に向かうにつれ徐々に遠ざかるような湾曲
部を備えてなるように構成される。
【0013】また、本発明は、筐体状の電磁石ケース
と、該電磁石ケースの中に対向するように配置された一
対の電磁石と、該一対の電磁石の対向面の間に介在され
電磁石の極性変化に伴い、電磁石の対向方向に対して直
角方向に往復運動する振動子と、該振動子の両端部に対
向するように配置された一対の弾性を有するダイヤフラ
ムと、該ダイヤフラムの中央部を挟持するように配置さ
れたセンタープレートと、前記ダイヤフラムにより隔離
され、かつ弁機構を有する弁ケース本体とを有する電磁
式ダイヤフラムポンプであって、前記センタープレート
は、ポンプ内側寄りに位置するダイヤフラム電磁石側セ
ンタープレートと、ポンプ外側寄りに位置するダイヤフ
ラム弁ケース側センタープレートの組み合わせによりダ
イヤフラムの中央部を挟持するように構成されるととも
に、当該センタープレートは、実質的に振動子と連結さ
れており、前記ダイヤフラム弁ケース側センタープレー
トのディスク状の外径Do は、前記一対のセンタープレ
ートによるダイヤフラム締め付け径Ds に対して、Do
=1.2Ds 〜1.7Ds の範囲に設定されてなるよう
に構成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の電磁式ダイヤフラムポン
プ1を、個々の主要パーツに分解させた状態を概略的に
示す斜視図である。
【0016】図2は、本発明の電磁式ダイヤフラムポン
プの主要部分の必要箇所を、断面で示した正面図、図3
は、本発明の電磁式ダイヤフラムポンプの主要部分の必
要箇所を、断面で示した平面図である。
【0017】図4は、本発明の電磁式ダイヤフラムポン
プに用いられるセンタープレートとダイヤフラムとの接
合関係を示す概略断面図である。
【0018】図1に示されるように、下部タンク容器5
の上面には、板状の底部基台プレート7が、密封状態と
なるように被着固定される。この板状の底部基台プレー
ト7の略中央付近の上に、電磁石ケース10が設置され
ている。電磁石ケース10は、一般に、底部基台プレー
ト7の上に直接載置されるのではなく、実質的にクッシ
ョン作用が働くように、例えば、防振ゴム9を介して設
置されている。電磁石ケース10は、本実施の形態の場
合、開口部を有する有底容器状の電磁石ケース本体11
と、この開口部を覆うための板状の電磁石ケース蓋体1
5を有し構成される。
【0019】電磁石ケース10の中には、対向するよう
に配置された一対の電磁石21,25と、この一対の電
磁石21,25の対向面の間に介在され、電磁石の極性
変化に伴い、電磁石の対向方向に対して直角方向に往復
運動する振動子30が挿着される。さらに、振動子30
は、その両端部に連結用シャフト31,31が固定配置
されており、これにより振動子30の両端部に対向する
一対のダイヤフラム40が配置される。
【0020】ダイヤフラム40の中央部には、ダイヤフ
ラム電磁石側センタープレート70と、ダイヤフラム弁
ケース側センタープレート80とが挟持された状態で固
定されており、これらの結合プレート70,80に実質
的に振動子30(連結用シャフト31,31)が固定さ
れる。
【0021】ダイヤフラム40の外周面は電磁石ケース
10の側面に固定され、このダイヤフラム40を押しつ
けるように弁ケース本体50および弁ケース蓋体60
が、電磁石ケース10の両側に固着される。弁ケース蓋
体60は、外部に突出したホース連結部61を備え、こ
の連結部61にL型ゴムホース90の上部口91が挿着
され、L型ゴムホース90の下部口95は、底部基台プ
レート7の孔部7aに挿着される。
【0022】このようにして底部基台プレート7の上
に、配置された電磁石ケース10およびそれに固着され
る上記の主要部材は、外包ケース100によってすっぽ
りと覆われ、外包ケース100の底部は、通常、下部タ
ンク容器5の周縁あるいは底部基台プレート7の周縁と
当接しつつ密封状態に固着される。外包ケース100
は、エアーフィルタ(図示していない)をその上部備
え、外部空気がエアーフィルタを介して外包ケース10
0内部に流入するようにエアーフィルタカバー101に
よりエアーフィルタの固着が行われている。図1におけ
る符号110は、ゴム脚を示している。
【0023】次いで、図2および図3に基づき、本発明
の電磁式ダイヤフラムポンプの基本的構造をさらに詳細
に説明する。
【0024】図2および図3に示されるように、対向し
て配置される一対の電磁石21,25は、それぞれ、E
型の電磁石コア22,26と、電磁石コイル23,27
が巻かれた電磁石ボビン24,28とを備えている。電
磁石ボビン24,28はそれぞれ、両端にフランジ部2
4aおよび28aを有する筒状形態をなし、これらの電
磁石ボビン24,28は、それぞれ、E型の電磁石コア
22,26の中央コア22a,26aに挿入された形態
で組み立てられる。電磁石21,25の電磁石コイル2
3,27には交流電源が接続され、交流電源の周波数と
同一回数の磁極の変化(極性変化)が生じるようになっ
ている。
【0025】このような一対の電磁石21,25の対向
面の間隙には、電磁石21,25の極性変化に伴い往復
運動する振動子30が電磁石と接触しないように装着さ
れている。振動子30は、本実施の形態の場合、プレー
ト本体部35と、その両端に形成される連結用シャフト
31,31を有し、プレート本体部35には、四角状の
4つの極性の異なる永久磁石36,36(例えばN
極),37,37(例えばS極)が埋設されている。
【0026】振動子30の両端部には、一対の中央穴あ
き円盤状の弾性体(例えばゴム)ダイヤフラム40が対
向するように配置されており、一対のダイヤフラム40
の外周フランジ部41は、電磁石ケース10と、弁ケー
ス本体50により挟持固定されている。ダイヤフラム4
0の内周部45は、ダイヤフラム電磁石側センタープレ
ート70と、ダイヤフラム弁ケース側センタープレート
80とによって挟持された状態で固定されており、これ
らの結合プレート70,80に振動子30が固定されて
いる(連結用シャフト31,31の先端部で螺子止めさ
れている)。
【0027】図3に示されるように、電磁石ケース10
に固着される弁ケース本体50および弁ケース蓋体60
により、吸気室150が形成され、この吸気室150
は、連通孔59で電磁石ケース10内部に連通してい
る。吸気室150を区画する弁ケース本体50の吸気側
外側壁51には、吸入弁120が内側から装着されてい
る。この吸入弁120の弁作用により、外側壁51に形
成された弁通気孔121を通して、空気がダイヤフラム
室160に吸入される。ダイヤフラム室160は、ダイ
ヤフラム40と、弁ケース本体50の吸気側外側壁51
と吐出側外側壁55とによって区画されており、吐出側
外側壁55には吐出弁130が外側から装着されてい
る。この吐出弁130の弁作用により、吐出側外側壁5
5に形成された弁通気孔131を通して、ダイヤフラム
室160の空気は、吐出室170に吐出されるようにな
っている。吐出室170に吐出された空気は、L型ゴム
ホース90内を通過して、下部タンク容器5内に入り、
吐出口5a(図1)を通して吐出される。
【0028】なお、吸入弁120および吐出弁130の
弁作用は、以下の動作に基づき行われる。すなわち、交
流電源に接続された電磁石21,25の極性変化に伴い
振動子30は、交流電源と同じ周波数で図面の矢印
(イ)および矢印(ロ)方向に往復運動する。この振動
子30の動きに同期して振動子30の両端部に配置され
たダイヤフラム40は、そのダイヤフラム40の中央部
を中心にして振動子30のストロークと同じ変位量で変
形する。これにより、ダイヤフラム室160の容量の変
化が生じ、図3の右方向側のダイヤフラム室160に注
目すると、ダイヤフラム40が矢印(イ)方向に変形し
た場合、ダイヤフラム室160は膨張して負圧になり、
吸入弁120は開いて、空気がダイヤフラム室160内
に吸入される。この逆に、ダイヤフラム40が矢印
(ロ)方向に変形した場合、ダイヤフラム室160は圧
縮され正圧になり、吐出弁130は開いて、空気がダイ
ヤフラム室160内から吐出室170に吐出される。こ
れらの動作が交互に連続的に行われ、圧縮空気が連続的
に吐出される。なお、このような弁機構を含む基本的な
動作原理そのものは、すでに公知の技術となっている。
【0029】本発明における発明の要部は、ダイヤフラ
ムの中央部を挟持するように配置されたセンタープレー
トの形態にある。すなわち、図4に示されるように、本
発明の電磁式ダイヤフラムポンプに用いられるセンター
プレートは、ポンプ内側寄りに位置するディスク状のダ
イヤフラム電磁石側センタープレート70と、ポンプ外
側寄りに位置するディスク状のダイヤフラム弁ケース側
センタープレート80との一体化の組み合わせによりダ
イヤフラム40の中央部45(例えば、突出したリング
状となっている)を挟持するように構成されており、ダ
イヤフラム弁ケース側センタープレート80のディスク
状の外径Do が、ダイヤフラム弁ケース側センタープレ
ート70のディスク状の外径Di よりも大きく設定され
ていることにある。プレート70と80との一体化固定
の方法に特に制限はなく、嵌合、接着、融着、ビス止
め、リベット止め等、いずれであってもよい。
【0030】センタープレート80のディスク状の外径
Do をより大きく設定することにより、図4に示される
(イ)−(ロ)間の一定ストロークの振動の際(センタ
ープレートの中央に開口された接続口74に振動子30
(連結用シャフト31)が固定されている)、ポンプの
重要な性能である給排気効率を上げることができ、この
一方で、センタープレート70のディスク状の外径Di
をより小さく設定することにより、図4に示される
(イ)−(ロ)間の一定ストロークの振動の際の空気抵
抗を小さくすることができ装置の消費電力を少なくする
ことができる。このようなポンプ外側寄りのセンタープ
レート80の外径Do は、ポンプ内側寄りのセンタープ
レートの外径Di に対して、1.05〜1.25倍、特
に、1.1〜1.2倍に設定することが上記の2つの効
果を相乗的に得るために望ましい。なお、図4に示され
るダイヤフラム40の有効径Dd (固定された外周フラ
ンジ部41近傍を除く可動部分)に対してセンタープレ
ート80の外径Do は、Do =0.6Dd 〜0.8Dd
の範囲、より好ましくはDo =0.7Dd 〜0.75D
d の範囲に設定することが望ましい。
【0031】さらに、本発明における前記ダイヤフラム
弁ケース側センタープレート80のディスク状の外径D
o は、前記一対のセンタープレート70,80によるダ
イヤフラム40の内周部45の締め付け径Ds (実質的
に締め付け・固定に寄与している部分での外径)に対し
て、Do =1.2Ds 〜1.7Ds の範囲、より好まし
くはDo =1.5Ds 〜1.7Ds の範囲に設定される
ことが望ましい。この場合、ダイヤフラム弁ケース側セ
ンタープレート80は、ダイヤフラム平面部40aに対
向する面側80aが、当該センタープレート80のディ
スク状の外周外縁に向かうにつれ徐々に遠ざかるような
湾曲部形状(図4)を備えることが望ましい。このよう
な設定により、同じストロークでの吐出量(風量)をよ
り大きくすることができる。これは見方を変えれば、ダ
イヤフラムの剛性、伸長率は同じで、吐出量が増すた
め、同一風量を確保するにはダイヤフラムストロークを
小さく抑えることが可能になり、消費電力の低減化およ
びダイヤフラムの耐久性の向上を図ることができる。
【0032】なお、ダイヤフラム電磁石側センタープレ
ート70についても、ダイヤフラム弁ケース側センター
プレート80の形態と同様に、ダイヤフラム平面部に対
向する面側が、当該センタープレートのディスク状の外
周外縁に向かうにつれ徐々に遠ざかるような湾曲部を備
えることが望ましい。
【発明の効果】上述してきたように、本発明に用いられ
るセンタープレートは、ポンプ内側寄りに位置するダイ
ヤフラム電磁石側センタープレートと、ポンプ外側寄り
に位置するダイヤフラム弁ケース側センタープレートの
組み合わせによりダイヤフラムの中央部を挟持するよう
に構成されるとともに、当該センタープレートは、実質
的に振動子と連結されており、前記ダイヤフラム弁ケー
ス側センタープレートのディスク状の外径Do が、前記
ダイヤフラム電磁石側センタープレートのディスク状の
外径Di よりも大きく設定されているので、装置を運転
する際の低消費電力化が図れ、さらにはダイヤフラムの
耐久性の向上が図れるという極めて優れた効果が発現す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁式ダイヤフラムポンプを、個々の
主要パーツに分解させた状態を概略的に示す斜視図であ
【図2】本発明の電磁式ダイヤフラムポンプの主要部分
の必要箇所を、断面で示した正面図である。
【図3】本発明の電磁式ダイヤフラムポンプの主要部分
の必要箇所を、断面で示した平面図である。
【図4】本発明の電磁式ダイヤフラムポンプに用いられ
るセンタープレートとダイヤフラムとの接合関係を示す
概略断面図である。
【符号の説明】
1…電磁式ダイヤフラムポンプ 5…下部タンク容器 7…底部基台プレート 10…電磁石ケース 11…電磁石ケース本体 15…電磁石ケース蓋体 17…空気吸入口 21,25…電磁石 30…振動子 40…ダイヤフラム 50…弁ケース本体 60…弁ケース蓋体 70…ダイヤフラム電磁石側センタープレート 80…ダイヤフラム弁ケース側センタープレート 90…L型ゴムホース 100…外包ケース 120…吸入弁 130…吐出弁 150…吸気室 160…ダイヤフラム室 170…吐出室 Do …ダイヤフラム弁ケース側センタープレートのディ
スク状の外径 Di …ダイヤフラム電磁石側センタープレートのディス
ク状の外径 Dd …ダイヤフラムの有効径 Ds …ダイヤフラム締め付け径

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体状の電磁石ケースと、 該電磁石ケースの中に対向するように配置された一対の
    電磁石と、該一対の電磁石の対向面の間に介在され電磁
    石の極性変化に伴い、電磁石の対 向方向に対して直角方向に往復運動する振動子と、 該振動子の両端部に対向するように配置された一対の弾
    性を有するダイヤフラムと、 該ダイヤフラムの中央部を挟持するように配置されたセ
    ンタープレートと、 前記ダイヤフラムにより隔離され、かつ弁機構を有する
    弁ケース本体とを有する電磁式ダイヤフラムポンプであ
    って、 前記センタープレートは、ポンプ内側寄りに位置するダ
    イヤフラム電磁石側センタープレートと、ポンプ外側寄
    りに位置するダイヤフラム弁ケース側センタープレート
    の組み合わせによりダイヤフラムの中央部を挟持するよ
    うに構成されるとともに、当該センタープレートは、実
    質的に振動子と連結されており、 前記ダイヤフラム弁ケース側センタープレートのディス
    ク状の外径Do が、前記ダイヤフラム電磁石側センター
    プレートのディスク状の外径Di よりも大きく設定され
    てなることを特徴とする電磁式ダイヤフラムポンプ。
  2. 【請求項2】 前記ダイヤフラム弁ケース側センタープ
    レートのディスク状の外径Do が、前記ダイヤフラム電
    磁石側センタープレートのディスク状の外径Di に対し
    て、1.05〜1.25倍に設定されてなる請求項1に
    記載の電磁式ダイヤフラムポンプ。
  3. 【請求項3】 前記ダイヤフラム弁ケース側センタープ
    レートのディスク状の外径Do は、ダイヤフラムの有効
    径Dd (可動部分)に対して、Do =0.6Dd 〜0.
    8Dd の範囲に設定されてなる請求項1または請求項2
    に記載の電磁式ダイヤフラムポンプ。
  4. 【請求項4】 前記ダイヤフラム弁ケース側センタープ
    レートのディスク状の外径Do は、前記一対のセンター
    プレートによるダイヤフラム締め付け径Dsに対して、
    Do =1.2Ds 〜1.7Ds の範囲に設定されてなる
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電磁式ダイ
    ヤフラムポンプ。
  5. 【請求項5】 前記ダイヤフラム弁ケース側センタープ
    レートは、ダイヤフラム平面部に対向する面側が、当該
    センタープレートのディスク状の外周外縁に向かうにつ
    れ徐々に遠ざかるような湾曲部を備えてなる請求項1な
    いし請求項4のいずれかに記載の電磁式ダイヤフラムポ
    ンプ。
  6. 【請求項6】 前記ダイヤフラム電磁石側センタープレ
    ートは、ダイヤフラム平面部に対向する面側が、当該セ
    ンタープレートのディスク状の外周外縁に向かうにつれ
    徐々に遠ざかるような湾曲部を備えてなる請求項1ない
    し請求項4のいずれかに記載の電磁式ダイヤフラムポン
    プ。
  7. 【請求項7】 筐体状の電磁石ケースと、 該電磁石ケースの中に対向するように配置された一対の
    電磁石と、 該一対の電磁石の対向面の間に介在され電磁石の極性変
    化に伴い、電磁石の対向方向に対して直角方向に往復運
    動する振動子と、 該振動子の両端部に対向するように配置された一対の弾
    性を有するダイヤフラムと、 該ダイヤフラムの中央部を挟持するように配置されたセ
    ンタープレートと、 前記ダイヤフラムにより隔離され、かつ弁機構を有する
    弁ケース本体とを有する電磁式ダイヤフラムポンプであ
    って、 前記センタープレートは、ポンプ内側寄りに位置するダ
    イヤフラム電磁石側センタープレートと、ポンプ外側寄
    りに位置するダイヤフラム弁ケース側センタープレート
    の組み合わせによりダイヤフラムの中央部を挟持するよ
    うに構成されるとともに、当該センタープレートは、実
    質的に振動子と連結されており、 前記ダイヤフラム弁ケース側センタープレートのディス
    ク状の外径Do は、前記一対のセンタープレートによる
    ダイヤフラム締め付け径Ds に対して、Do =1.2D
    s 〜1.7Ds の範囲に設定されてなることを特徴とす
    る電磁式ダイヤフラムポンプ。
  8. 【請求項8】 前記ダイヤフラム弁ケース側センタープ
    レートは、ダイヤフラム平面部に対向する面側が、当該
    センタープレートのディスク状の外周外縁に向かうにつ
    れ徐々に遠ざかるような湾曲部を備えてなる請求項7に
    記載の電磁式ダイヤフラムポンプ。
  9. 【請求項9】 前記ダイヤフラム電磁石側センタープレ
    ートは、ダイヤフラム平面部に対向する面側が、当該セ
    ンタープレートのディスク状の外周外縁に向かうにつれ
    徐々に遠ざかるような湾曲部を備えてなる請求項7に記
    載の電磁式ダイヤフラムポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015072008A (ja) * 2013-09-09 2015-04-16 アルバック機工株式会社 ポンプ装置
CN104595165A (zh) * 2015-01-30 2015-05-06 清华大学苏州汽车研究院(吴江) 液体供给用隔膜泵

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