JP4564817B2 - 電磁式ポンプ - Google Patents
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Description
ところで、上記のような構成の電磁式ポンプにおいては、互いに対向状に配置される第1対向面及び第2対向面の吐出動作時の相対的な挙動に留意しつつ、圧縮効率の向上を図る要請が高い。
なお、本発明は、各種の流体を吸入・圧縮して高圧化し、所定の圧力、流量の流体を所望の供給先へと吐出する電磁式ポンプ等に適用され得る。電磁式ポンプの具体例としては、曝気式浄化槽の曝気用エア供給用、養魚の酸素補給用、泡風呂等のエア噴気用などの電磁式ポンプがある。
前記課題を解決する本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの電磁式ポンプである。請求項1に記載のこの電磁式ポンプは、ダイアフラム、センタープレート、振動子、電磁石、第1対向面及び第2対向面を少なくとも備える。
図2において、交流電源に接続された電磁石(図1中の電磁石120,130)の極性変化に伴い振動子140は、交流電源と同じ周波数で図2中の矢印10及び矢印12方向に往復動作する。この振動子140の往復動作に同期して当該振動子140の両端側に配置されたダイアフラム152,152は、その外周部分が本体部151側に固定された状態で、その中央部が振動子140のストロークと同じ変位量で往復動作方向に関し弾性変形する。
図3に示すように、起動運転状態において、振動子140の矢印10方向への動作によってダイアフラム152が図中の矢印10方向に弾性変形した場合、圧縮室115が負圧になり、吸入弁116が開放されて、吸入空気が吸入室113から圧縮室115へと吸入される(吸入動作)。
図4に示すように、起動運転状態において、振動子140の矢印12方向への動作によってダイアフラム152が矢印12方向に弾性変形した場合、圧縮室115は圧縮され正圧になり、吐出弁117が開放されて、吐出空気が圧縮室115から吐出室114へと吐出される(吐出動作)。なお、図4には、起動運転状態における振動子140、第1センタープレート153及び第2センタープレート154のストローク量を、ストローク量S2として示している。このストローク量S2が、本発明における「第2のストローク量」に対応している。
また、弁ケース体側対向面118の傾斜部118bは、ダイアフラム側対向面155が近接したとき、当該ダイアフラム側対向面155を構成するダイアフラム外周面155bに倣った形状であり、且つ当該ダイアフラム外周面155bとの当接を回避する形状になっている。このとき、互いに当接しない程度に近接した傾斜部118b及びダイアフラム外周面155bは、互いにほぼ平行な平行面をなすように配置されることとなる。この傾斜部118bは、弁ケース体側対向面118のうち、第2センタープレート154に対し傾斜して配置されるダイアフラム152と平行状に延在する面である。
これにより、起動運転状態での吐出動作においては、第2センタープレート154が溝部119に入り込むとともに、弁ケース体側対向面118がダイアフラム側対向面155に対し平行状の平行面をなすこととなり、吐出動作における圧縮室115のデッドスペースが抑えられるため、これにより電磁式ポンプ100の圧縮効率が向上することとなる。
図5に示すように、ダイアフラム機構部150の定常運転状態のとき、振動子140、第1センタープレート153及び第2センタープレート154のストローク量S1は、起動運転状態のときのストローク量S2よりも小さくなる。
かくして、一対のダイアフラム152,152による上記の吸入動作及び吐出動作が交互に連続的に行われることによって、吸入室113から吸入弁116を介して圧縮室115へ吸入され、圧縮室115において圧縮され高圧化された空気は、吐出弁117を介して吐出室114へ送られ、所定の圧力及び流量の空気が所望の供給先(浄化槽等)へ連続的に供給されることとなる。
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
101…ケーシング
110…ポンプ機構部
111…電磁石ケース板
111a…挟持片
112…弁ケース体
113…吸入室
114…吐出室
115…圧縮室
116…吸入弁
117…吐出弁
118…弁ケース体側対向面
118a…水平部
118b…傾斜部
119…溝部
120,130…電磁石
122,132…電磁石コア
123,133…電磁石ボビン
124,134…電磁コイル
140…振動子
141…連結用シャフト
150…ダイアフラム機構部
151…本体部
152…ダイアフラム
153…第1センタープレート
154…第2センタープレート
155…ダイアフラム側対向面
155a…センタープレート外周面
155b…ダイアフラム外周面
Claims (1)
- 流体の圧縮室を区画するとともに当該圧縮室における流体の吸入動作及び吐出動作を行うように弾性変形可能な板状のダイアフラムと、
前記ダイアフラムの中心領域に止着されるセンタープレートと、
前記センタープレートに連結され、当該センタープレートを介して前記ダイアフラムを吸入動作方向及び吐出動作方向へと駆動するように往復動作可能な振動子と、
前記振動子に対しダイアフラム駆動用の磁力を付与する電磁石と、
前記圧縮室の内壁が前記ダイアフラム及びセンタープレートと対向する第1対向面と、
前記ダイアフラム及びセンタープレートが前記第1対向面と対向する第2対向面とを備え、
定常運転時において前記第2対向面を構成する前記振動子及びセンタープレートが第1のストローク量で往復動作する定常運転状態と、電源投入時において当該振動子及びセンタープレートが前記第1のストローク量よりも大きい第2のストローク量で往復動作する起動運転状態を形成する電磁式ポンプであって、
前記第1対向面は、前記センタープレートと対向する位置において当該センタープレートが入り込むのを許容する径および深さの溝部を備え、
前記起動運転状態での前記ダイアフラムの吐出動作において、前記第2対向面が前記第1対向面に対し近接したとき、前記センタープレートが前記溝部に入り込む構成であることを特徴とする電磁式ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004295283A JP4564817B2 (ja) | 2004-10-07 | 2004-10-07 | 電磁式ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004295283A JP4564817B2 (ja) | 2004-10-07 | 2004-10-07 | 電磁式ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006105068A JP2006105068A (ja) | 2006-04-20 |
JP4564817B2 true JP4564817B2 (ja) | 2010-10-20 |
Family
ID=36375095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004295283A Active JP4564817B2 (ja) | 2004-10-07 | 2004-10-07 | 電磁式ポンプ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4564817B2 (ja) |
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2004
- 2004-10-07 JP JP2004295283A patent/JP4564817B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2006105068A (ja) | 2006-04-20 |
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