JPWO2009050990A1 - 圧電マイクロブロア - Google Patents

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Abstract

【課題】逆止弁を使用せずに大流量の圧縮性流体を輸送でき、外部に漏れ出す騒音を抑制できる圧電マイクロブロアを提供する。【解決手段】ブロア本体1に第1壁部12と第2壁部10とを設け、ダイヤフラム2の中央部と対向する壁部の位置に開口部12a,10aを形成する。両壁部の間に、開口部12a,10aと外部とを連通させる流入通路11bを形成する。圧電素子22に電圧を印加してダイヤフラム2を振動させると、開口部12a周辺の第1壁部12が振動し、流入通路11bから気体を吸い込み、開口部10aから気体を排出することができる。流入通路11bの途中に吸音用の複数の枝路11cを接続し、開口部10a付近で発生する騒音が流入口4から漏れ出るのを防止する。【選択図】 図2

Description

本発明は空気のような圧縮性流体を輸送するのに適した圧電マイクロブロアに関するものである。
ノートパソコンなどの小型電子機器の冷却水輸送用ポンプや燃料電池の燃料輸送用ポンプなどに、圧電マイクロポンプが用いられている。一方、CPU等の冷却用ファンに代わる送風用ブロア、あるいは燃料電池で発電するのに必要な酸素を供給するための送風用ブロアとして、圧電マイクロブロアを用いることができる。圧電マイクロポンプ及び圧電マイクロブロアは共に、圧電素子への電圧印加により屈曲変形するダイヤフラムを用いたポンプ(ブロア)であり、構造が簡単で、薄型に構成でき、かつ低消費電力であるという利点がある。
液体のような非圧縮性流体を輸送する場合には、流入口および流出口にそれぞれゴムや樹脂のような柔らかい材料を用いた逆止弁を設け、数十Hz程度の低い周波数で圧電素子を駆動するのが一般的である。ところが、逆止弁を持つマイクロポンプを空気のような圧縮性流体を輸送するために用いた場合、圧電素子の変位量が非常に小さく、流体を殆ど吐出できない。圧電素子をダイヤフラムの共振周波数(1次共振周波数又は3次共振周波数)付近で駆動すると、最大変位が得られるが、共振周波数はkHzのオーダーの高周波数のため、逆止弁が追従動作できない。そのため、圧縮性流体を輸送するためには逆止弁を有しない圧電マイクロブロアが望ましい。
特許文献1には、ステンレス鋼製ディスク上に取り付けられた圧電ディスクを有する超音波駆動体と、ステンレス鋼製ディスク上に配設される第1のステンレス鋼膜体と、超音波駆動体と略平行に取り付けられると共に超音波駆動体から所与の距離隔てられた第2のステンレス鋼膜体とを備えたガス流発生器が開示されている。圧電ディスクに電圧を印加することにより、超音波駆動体を屈曲させる。第2のステンレス鋼膜体の中心部分に孔が穿たれている。
空気は第2のステンレス製膜体における孔を介して振動する。圧縮行程においては、この孔から高度に指向性の慣性噴射(ジェット)が発生される一方、反対の行程においては、この孔を介して空洞内へ、より等方性の流れが生成される。これにより、当該膜体の表面に垂直な強力なジェット流が生じる。このガス流発生器も逆止弁を有しないので、超音波駆動体を高周波で駆動することができる。
また、このガス流発生器は、電気部品からの熱を放散させるために二重両面ヒートシンクと一緒に使用することができる。孔を有する第2のステンレス製膜体の面に沿って流されるガスが、ヒートシンクの上面に沿ってチャンネル内を流れる。膜体からのジェット流は当該ヒートシンクの中心を経て通過する。次いで、ジェット流はヒートシンクの下面上のチャンネルを経て流れる。
上記のようにガスを輸送する場合には、超音波駆動体をその共振周波数付近で駆動することで、所望のジェット流を発生させることが可能になるが、吐出口又は流入口付近で発生する騒音を無視できなくなる。一般に、人間の耳には数十Hz〜20kHz程度の周波数の音が聞こえるが、特に7kHz〜10kHz付近の高周波音が非常に耳障りである。特許文献1に示されるガス流発生器では、第2のステンレス鋼膜体と二重両面ヒートシンクの間の空間に、ストレートな形状の流路が形成されているに過ぎないため、孔周辺で発生した騒音(風切り音)が流路を介して外部に漏れ出すという問題がある。
特表2006−522896号公報
そこで、本発明の好ましい実施例の目的は、逆止弁を使用せずに大流量の圧縮性流体を輸送でき、外部に漏れ出す騒音を抑制できる圧電マイクロブロアを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1実施形態は、ブロア本体と、外周部がブロア本体に対して固定され、圧電素子を有するダイヤフラムと、ブロア本体とダイヤフラムとの間に形成されたブロア室とを備え、上記圧電素子に電圧を印加しダイヤフラムを屈曲変形させて、圧縮性流体を輸送する圧電マイクロブロアにおいて、上記ダイヤフラムとの間でブロア室を形成するブロア本体の第1壁部と、上記ダイヤフラムの中心部と対向する上記第1壁部の部位に形成され、ブロア室の内部と外部とを連通させる第1開口部と、上記第1壁部を間にしてブロア室と反対側に、第1壁部と間隔をあけて設けられた第2壁部と、上記第1開口部と対向する上記第2壁部の部位に形成された第2開口部と、上記第1壁部と第2壁部との間に形成され、外側端部が外部に連通され、内側端部が第1開口部及び第2開口部に接続された流入通路と、上記流入通路の途中に接続され、先端が閉じられた複数の枝路と、を備えることを特徴とする圧電マイクロブロアを提供する。
本発明の第2実施形態は、ブロア本体と、外周部がブロア本体に対して固定され、圧電素子を有するダイヤフラムと、ブロア本体とダイヤフラムとの間に形成されたブロア室とを備え、上記圧電素子に電圧を印加しダイヤフラムを屈曲変形させて、圧縮性流体を輸送する圧電マイクロブロアにおいて、上記ダイヤフラムとの間でブロア室を形成するブロア本体の第1壁部と、上記ダイヤフラムの中心部と対向する上記第1壁部の部位に形成され、ブロア室の内部と外部とを連通させる第1開口部と、上記第1壁部を間にしてブロア室と反対側に、第1壁部と間隔をあけて設けられた第2壁部と、上記第1開口部と対向する上記第2壁部の部位に形成された第2開口部と、上記第1壁部と第2壁部との間に形成され、外側端部が外部に連通され、内側端部が第1開口部及び第2開口部に接続された流入通路と、上記第2壁部に対して間隔をあけて設けられた第3壁部と、上記第2壁部と第3壁部との間に、一端流出口が外部に連通され、他端が上記第2開口部に接続された流出通路と、上記流出通路の途中に接続され、先端が閉じられた複数の枝路と、を備えることを特徴とする圧電マイクロブロアを提供する。
本発明の第1実施形態では、ダイヤフラムの屈曲変形によりダイヤフラムと第1開口部との距離を変化させ、このブロア室のダイヤフラムと第1開口部との距離の変化に伴って第1開口部及び第2開口部を高速で流れる圧縮性流体の流れにより、流入通路から流体を第1,第2開口部へ引き込むことができる。本発明では逆止弁を用いないので、ダイヤフラムを高周波で屈曲振動させることができ、流入通路を流れる流体の慣性が終息する前に、第1,第2の開口部に次の流れを発生させることができ、流入通路の中に常に中心方向への流れを起させることができる。つまり、ダイヤフラムと第1開口部の距離が大きくなる時に流入通路から第1開口部を介してブロア室に流体を引き込むだけでなく、ダイヤフラムと第1開口部との距離が小さくなる時にブロア室から第1開口部,第2開口部を経て外部へ押し出される流体の流れによって、流入通路から第2開口部へ流体を引き込むことができる。流入通路から引き込まれた流体とブロア室から押し出された流体とが合流して第2開口部から吐出されるので、ダイヤフラムの変位体積以上の吐出流量を得ることができる。しかも、第1開口部と第2開口部とが対向しており、第1開口部から押し出された流体はエネルギーを失うことなく第2開口部から排出される。そのため、開口部を流れる高速流が流入通路に逆流することがなく、流量を効果的に増大させることができる。
上記のような構造のマイクロブロアの場合、流入通路から漏れる騒音が問題になる。特に、ダイヤフラムをその共振周波数(1次共振周波数又は3次共振周波数)付近で駆動した場合、2kHz〜10kHzに亘って耳障りな風切り音が発生する。その原因は、吐出口である第2開口部と流入通路とが連通しているため、第2開口部周辺で発生した騒音が、流入通路を逆流して流入口から漏れ出るからであると考えられる。そこで、本発明では、流入通路の途中に先端が閉じられた複数の枝路を形成してある。第2開口部周辺で発生した騒音が流入通路を逆流しても、それらの音が枝路の吸音効果により減衰し、流入口側から漏れるのが大幅に低減される。流入通路を迷路構造とし、通路長を長くすることで騒音を低減することも可能であるが、これでは流路抵抗が増加し、流量が低下する。これに対し、本発明では流入通路自体の長さを長くしなくても、先端が閉じられた枝路を接続するだけで騒音を低減できるので、流量を低下させない。
本発明の第2実施形態では、流入通路に吸音用枝路を形成するのに代えて、流出通路に吸音用枝路を形成したものである。第1実施形態は、流入口が外部に露出しており、流入口における風切り音を低減させることが求められているマイクロブロアに適用した場合に有効であり、第2実施形態は流出口が外部に露出しており、流出口の風切り音を低減させることが求められているマイクロブロアに適用した場合に有効である。
本発明におけるダイヤフラムとは、樹脂板又は金属板よるなる振動板の片面に平面方向に伸縮する圧電素子を貼り付けたユニモルフ構造、振動板の両面に逆方向に伸縮する圧電素子を貼り付けたバイモルフ構造、振動板の片面に屈曲変形するバイモルフ型圧電素子を貼り付けたものなど、如何なる構造でもよい。圧電素子に印加する交番電圧(正弦波電圧または矩形波電圧)によって板厚方向に屈曲振動させるものであればよい。
上記流入通路は、第1開口部及び第2開口部と接続された中心部から放射方向に向かって延びる複数の湾曲又は屈曲形状の通路としてもよい。流入通路を湾曲させることで、直線状の通路に比べて音を減衰させる効果が高くなる。流入通路を複数本設けることにより、流体抵抗をさらに低減できる。
上記枝路は、第1開口部及び第2開口部を中心とする同心円弧状に形成してもよい。枝路の形状は任意であるが、同心円弧状に形成すれば、枝路の本数が増えてもブロア本体の形状が大きくならず、小型のマイクロブロアを実現できる。特に、枝路を櫛歯状に形成して互いにかみ合わせることで、より小型で吸音特性に優れたマイクロブロアを実現できる。なお、枝路の幅及び長さは、減衰させるべき音の周波数に応じて自由に設定できる。
発明の好ましい実施形態の効果
以上のように、本発明の第1実施形態によれば、ダイヤフラムの中心部と対向するブロア本体の第1壁部に第1開口部を形成するとともに、第1壁部と間隔をあけて設けられた第2壁部の対向位置に第2開口部を形成し、第1壁部と第2壁部との間に流入通路を形成したので、第1,第2開口部を高速で流れる流体の流れを利用して、ダイヤフラムと第1開口部との距離が大きくなる時だけでなく小さくなる時にも流入通路から流体を開口部へ巻き込むことができる。そのため、ダイヤフラムの変位体積以上の吐出流量を得ることが可能となる。また、流入通路の途中に先端が閉じられた複数の枝路を接続したので、第2開口部周辺で発生した騒音が流入通路を逆流しても、枝路の吸音効果により減衰し、流入口から漏れ出るのを抑制できる。
本発明の第2実施形態によれば、第2壁部と第3壁部との間の流出通路に吸音用枝路を形成したので、流出口から漏れ出る騒音を効果的に低減できる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、実施例に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明にかかる圧電マイクロブロアの第1実施例を示す。本実施例の圧電マイクロブロアAは、電子機器の空冷用ブロアとして用いた例であり、大略ブロア本体1と、外周部がブロア本体1に対して固定されたダイヤフラム2とで構成されている。
ブロア本体1は、天板(第2壁部)10と、流路形成板11と、セパレータ(第1壁部)12と、ブロア枠体13と、底板14とを上方から順に積層固定したものであり、ブロア枠体13と底板14との間にダイヤフラム2が接着固定されている。ダイヤフラム2を除く部品10〜14は金属板や硬質樹脂板のような剛性のある平板材料で形成されている。
天板10は四角形平板で形成されており、中心に表裏に貫通する吐出口(第2開口部)10aが形成されている。
流路形成板11も天板10と同一外形を有する平板であり、その中央部には吐出口10aより大径な中央孔11aが形成されている。中央孔11aから4つのコーナ部に向かって放射方向に延びる円弧状の流入通路11bが形成されている。さらに流入通路11bには、先端が閉じられた複数の枝路11cが接続されている。本実施例では、4本の流入通路11bが形成され、1本の流入通路11bに対して3本の枝路11cが中央孔11aを中心とする同心円弧状に延びている。隣り合う2本の流入通路11bから対向方向に延びる枝路11cは、半径方向に交互にかみ合っている。
セパレータ12も天板10と同一外形を有する平板であり、その中心部には吐出口10aと対向する位置に、吐出口10aとほぼ同一径の貫通孔12a(第1開口部)が形成されている。4つのコーナ部近傍には、流入通路11bの末端部と対応する位置に流入孔12bが形成されている。天板10と流路形成板11とセパレータ12とを接着することにより、吐出口10aと中央孔11aと貫通孔12aとが同一軸線上に並び、後述するダイヤフラム2の中心部と対応している。
ブロア枠体13も天板10と同一外形を有する平板であり、その中心部には大径な空洞部13aが形成されている。4つのコーナ部近傍には、上記流入孔12bと対応する位置に流入孔13bが形成されている。ブロア枠体13を間にしてセパレータ12とダイヤフラム2とを接着することにより、ブロア枠体13の空洞部13aによってブロア室3が形成される。
底板14も天板10と同一外形を有する平板であり、その中心部にはブロア室3とほぼ同形の空洞部14aが形成されている。底板14は圧電素子22の厚みと金属板21の変位量との合計より厚肉に形成されており、マイクロブロアAを基板などに搭載した場合でも、圧電素子22が基板と接触するのを防止できる。上記空洞部14aは後述するダイヤフラム2の圧電素子22の周囲を取り囲む空洞部を形成している。底板14の4つのコーナ部近傍には、上記流入孔12b,13bと対応する位置に流入孔14bが形成されている。
ダイヤフラム2は、金属板21の中央部下面に円形の圧電素子22を貼り付けた構造を有する。圧電素子22は上述のブロア枠体13の空洞部13aより小径な円板である。この実施例では、圧電素子22として表裏面に電極を持つ単板の圧電セラミックスを使用し、これを金属板21の裏面(ブロア室3と逆側の面)に貼り付けてユニモルフ型ダイヤフラムを構成した。圧電素子22に交番電圧(正弦波または矩形波)を印加することにより、圧電素子22が平面方向に伸縮するので、ダイヤフラム2全体が板厚方向に屈曲変形する。圧電素子22にダイヤフラム2を1次共振モード又は3次共振モードで屈曲変位させる交番電圧を印加することにより、それ以外の周波数の電圧を印加する場合に比べてダイヤフラム2の変位を格段に大きくでき、流量を大幅に増加させることができる。
金属板21の4つのコーナ部近傍には、上記流入孔12b,13b,14bと対応する位置に流入孔21aが形成されている。上記流入孔12b,13b,14b,21aによって、一端が下方に開口し、他端が流入通路11bへ通じる流入口4が形成される。
図1に示すように、圧電マイクロブロアAの流入口4はブロア本体1の下方に向かって開口しており、吐出口10aは上面側に開口している。圧縮性流体を圧電マイクロブロアAの裏側の流入口4から吸込み、表側の吐出口10aから排出することができるので、燃料電池の空気供給用ブロアやCPUの空冷用ブロアとして好適な構造となる。なお、流入口4は下方に開口している必要はなく、外周に開口していてもよい。
次に、上記構成よりなる圧電マイクロブロアAの作動を図4に従って説明する。図4の(a)は初期状態(非電圧印加時)であり、ダイヤフラム2は平坦状である。図4の(b)は圧電素子22への印加電圧の最初の1/4周期を示し、ダイヤフラム2が下に凸に屈曲するので、ダイヤフラム2と第1開口部12aとの距離が増大し、流入通路11bから第1開口部12aを介してブロア室3内に流体が吸い込まれる。矢印は流体の流れを示す。次の1/4周期で、図4(c)のようにダイヤフラム2は平坦状に戻る時、ダイヤフラム2と第1開口部12aとの距離が減少する方向になるため、流体は開口部12a,10aを通って上方向に押し出される。この時、流入通路11bの流体を一緒に巻き込みながら上方に流れるので、第2開口部10aの出口側では大流量が得られる。次の1/4周期では、図4(d)のようにダイヤフラム2が上に凸に屈曲するので、ダイヤフラム2と第1開口部12aとの距離がさらに減少し、ブロア室3内の流体が高速で開口部12a,10aから上方向に押し出される。この高速流は、流入通路11bの流体をさらに一緒に巻き込みながら上方に流れるので、第2開口部10aの出口側では大流量が得られる。次の1/4周期で、図4の(e)のようにダイヤフラム2は平坦状に戻る時、ダイヤフラム2と第1開口部12aとの距離が拡大する方向になることから、流体は第1開口部12aを通過してブロア室3内に若干吸い込まれるが、流入通路11bの流体は慣性により、中心方向及びブロア室外に押し出される方向に流れ続ける。その後、ダイヤフラム2の動作は図4の(b)に戻り、それ以後(b)〜(e)の動作を周期的に繰り返す。ダイヤフラム2を高周波で屈曲振動させることにより、流入通路11bを流れる流体の慣性が終息する前に、開口部12a,10aに次の流れを発生させることができ、流入通路11bの中に常に中心方向への流れを惹起させることができる。
本実施例の圧電マイクロブロアAの場合、流入通路11bが中心の開口部12a,10aに対して4方向から連通しているため、ダイヤフラム2のポンピング動作に伴って流体が抵抗なく開口部12a,10aに引き寄せられ、さらなる流量の増大を図ることができる。このように、本マイクロブロアAは大流量が得られる利点があるが、吐出口10aが流入通路11bと連通しているため、吐出口10aで発生した風切り音が流入通路11bを通って逆流し、流入口4から外部へ漏れ出るという課題がある。本発明では、その騒音対策として流入通路11bに先端が閉じられた複数の枝路11cを接続してある。
本発明にかかるマイクロブロアAの騒音低減効果を確認するため、比較例としてのモニタサンプルMとサンプルBとを用いて、下記条件で騒音実験を行った。以下にマイクロブロアAの一構成を示す。まず、厚み0.08mmの42Ni板上に、厚み0.15mm、直径11mmのPZT単板からなる圧電素子を貼り付けたダイヤフラムを用意した。続いて、真鍮板からなるセパレータ、及びSUS板からなる天板、流路形成板、ブロア枠体及び底板を用意した。なお、天板の中心には直径0.8mmの第2開口部が設けられ、セパレータの中心には直径0.6mmの第1開口部が設けられている。また、流路形成板は図2に示されるものを利用しており、直径6mmの中央孔11aから放射方向に円弧状に延びる流入通路11bが幅1.6mm、長さ10mm、高さ0.4mmで形成されている。さらに幅1.6mm、長さ5〜10mmである円弧状の枝路11cが、流入通路11bから枝状に複数本形成されている。続いて、上記の構成部材を、底板、ダイヤフラム、ブロア枠体、セパレータ、流路形成板、天板の順に積み重ねて接着し、縦20mm×横20mm×高さ2.4mmのブロア本体を作製した。なお、ブロア本体のブロア室は高さ0.15mm、直径16mmに設計されている。
上記構成のマイクロブロアAに、周波数24kHz、±20Vp−pのsin波形の電圧を印加して駆動したところ、100Pa時で流量800ml/minを得た。これは3次モードで駆動させた場合の例であるが、1次モードでも駆動することが可能である。このように、流量の大きなマイクロブロアを得ることができる。
図5は騒音測定の様子を示し、マイクロブロアAをその吐出口10aが筐体5の内部に向くように取り付け、マイクロブロアAから70cm離れた位置にマイクロホン6を配置し、マイクロブロアAを駆動した時の流入口4から漏れ出る音を測定した。
モニタサンプルMは、図6の(a)に示すように、中央孔11aから放射方向に直線的に延びる流入通路11bを形成したものであり、サンプルBは、図6の(b)に示すように、中央孔11aから放射方向に円弧状に延びる流入通路11bを形成したものである。いずれのサンプルにも枝路は形成されていない。
図7はモニタサンプルMとサンプルBとの相対音圧レベルの周波数特性を示したものであり、図8はモニタサンプルMと本発明にかかるマイクロブロアAとの相対音圧レベルの周波数特性を示したものである。モニタサンプルMでは、2kHz〜10kHzの広い周波数域に亘って大きな風切り音が発生しており、特に耳障りな高周波音である7kHz〜10kHzの高域の音圧が大きい。サンプルBの場合は、2kHz〜6kHzの低域における音圧がモニタサンプルMに比べて低下しているが、高域では音圧が殆ど低下していない。一方、本発明の場合、図8に示すように、7kHz〜10kHzの高域における音圧が大幅に低下していることがわかる。サンプルBと本発明のマイクロブロアAとの差は枝路11cの有無だけであるため、枝路11cによって高域の騒音を効果的に低減できたことが証明された。
図9は本発明の第2実施例を示す。第1実施例と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この第2実施例では、天板10の上面に第2流路形成板15を介して第2天板16を固定したものである。第2流路形成板15には、図2に示す流路形成板11と同様な形状の流出通路15aと枝路(図示せず)とが形成されている。各流出通路15aの外周端は、第2天板16の外周部に形成された吹出口(流出口)16aとそれぞれ連通している。そのため、吐出口10aから排出された流体は、流出通路15aを通って吹出口16aから放出される。この実施例の場合も、吐出口10aから高周波の騒音が生じるが、流出通路15aに形成された枝路の吸音効果により、吹出口16aから音が漏れだすのを抑制できる。なお、流路形成板11の流入通路11b及び枝路11cは図2に示す形状と同一である必要はなく、枝路11cを省略することも可能である。
上記のように、流出通路15aに枝路を形成することにより、流量は第1実施例に比べて減少するものの、吐出口10aの周辺で発生した騒音のうち、第2天板16の吹出口16aから放出される騒音が低減される。
第1実施例は、図5に示すように、流入口4が外部に露出した状態で使用される流入口露出型のマイクロブロアに有効な構造であり、流入口4から漏れ出る騒音を低減できる。一方、第2実施例は、吹出口16aが外部に露出した状態で使用される流出口露出型のマイクロブロアに有効な構造であり、流出口16aから漏れ出る騒音を低減できる。
上記実施例では、流入通路を中央孔から放射方向にかつ円弧状に延びる4本の通路としたが、流入通路の本数や形状は流量などの条件に応じて適宜選択できる。また、枝路を中央孔と同心円弧状に延びる形状としたが、これに限るものではなく、その本数も実施例に限定されない。本発明のブロア本体は、実施例のように複数の板状部材を積層した構造に限るものではなく、任意に変更可能である。
本発明に係る圧電マイクロブロアの第1実施例の断面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1に示す圧電マイクロブロアの分解斜視図である。 図1に示す圧電マイクロブロアの動作原理図である。 圧電マイクロブロアから発生する音の測定方法を示す図である。 比較サンプルの流入通路の形状を示す図である。 モニタサンプルとサンプルBとの音圧レベルの周波数特性図である。 モニタサンプルと本発明に係るマイクロブロアとの音圧レベルの周波数特性図である。 本発明に係る圧電マイクロブロアの第2実施例の断面図である。
符号の説明
A 圧電マイクロブロア
1 ブロア本体
2 ダイヤフラム
22 圧電素子
3 ブロア室
4 流入口
10 天板(第2壁部)
10a 吐出口(第2開口部)
11 流路形成板
11a 中央孔
11b 流入通路
11c 枝路
12 セパレータ(第1壁部)
12a 貫通孔(第1開口部)
13 ブロア枠体
14 底板

Claims (4)

  1. ブロア本体と、外周部がブロア本体に対して固定され、圧電素子を有するダイヤフラムと、ブロア本体とダイヤフラムとの間に形成されたブロア室とを備え、上記圧電素子に電圧を印加しダイヤフラムを屈曲変形させて、圧縮性流体を輸送する圧電マイクロブロアにおいて、
    上記ダイヤフラムとの間でブロア室を形成するブロア本体の第1壁部と、
    上記ダイヤフラムの中心部と対向する上記第1壁部の部位に形成され、ブロア室の内部と外部とを連通させる第1開口部と、
    上記第1壁部を間にしてブロア室と反対側に、第1壁部と間隔をあけて設けられた第2壁部と、
    上記第1開口部と対向する上記第2壁部の部位に形成された第2開口部と、
    上記第1壁部と第2壁部との間に形成され、外側端部が外部に連通され、内側端部が第1開口部及び第2開口部に接続された流入通路と、
    上記流入通路の途中に接続され、先端が閉じられた複数の枝路と、を備えることを特徴とする圧電マイクロブロア。
  2. 上記流入通路は、第1開口部及び第2開口部と接続された中心部から放射方向に向かって延びる複数の湾曲又は屈曲形状の通路であることを特徴とする請求項1に記載の圧電マイクロブロア。
  3. 上記枝路は、第1開口部及び第2開口部を中心とする同心円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の圧電マイクロブロア。
  4. ブロア本体と、外周部がブロア本体に対して固定され、圧電素子を有するダイヤフラムと、ブロア本体とダイヤフラムとの間に形成されたブロア室とを備え、上記圧電素子に電圧を印加しダイヤフラムを屈曲変形させて、圧縮性流体を輸送する圧電マイクロブロアにおいて、
    上記ダイヤフラムとの間でブロア室を形成するブロア本体の第1壁部と、
    上記ダイヤフラムの中心部と対向する上記第1壁部の部位に形成され、ブロア室の内部と外部とを連通させる第1開口部と、
    上記第1壁部を間にしてブロア室と反対側に、第1壁部と間隔をあけて設けられた第2壁部と、
    上記第1開口部と対向する上記第2壁部の部位に形成された第2開口部と、
    上記第1壁部と第2壁部との間に形成され、外側端部が外部に連通され、内側端部が第1開口部及び第2開口部に接続された流入通路と、
    上記第2壁部に対して間隔をあけて設けられた第3壁部と、
    上記第2壁部と第3壁部との間に、一端流出口が外部に連通され、他端が上記第2開口部に接続された流出通路と、
    上記流出通路の途中に接続され、先端が閉じられた複数の枝路と、を備えることを特徴とする圧電マイクロブロア。
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