JP5110159B2 - 圧電マイクロブロア - Google Patents

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Description

本発明は空気のような圧縮性流体を輸送するのに適した圧電マイクロブロアに関するものである。
ノートパソコンやデジタルAV機器などの小型電子機器においては、内部の発熱が大きな問題となってきている。これらに用いられる冷却用ブロアとしては、小型・低背であること、低消費電力であることが重視され、要求される。
冷却用ブロアに用いる駆動部として、圧電体を用いてダイヤフラムを屈曲変形させるものがある。一般的には樹脂や金属の薄板よりなるダイヤフラムに圧電素子を貼り合わせた振動板が用いられ、構造が簡単で薄型に構成でき、しかも低消費電力であるという利点がある。圧電素子に交番電圧を印加して屈曲変形させ、ブロア室の圧力を変化させることにより、空気流を発生させることができる。このような圧電マイクロブロアにおいて、小型化のために振動板を小さくすると、変位が急激に小さくなり、流量が低下してしまい所望の冷却効果を得ることができないため、十分に小型化できないという問題があった。
特許文献1には、筐体、振動アクチュエータ、ノズル体を備えた噴流発生装置が開示されている。振動アクチュエータは、マグネットと、駆動コイルが装着された振動板と、振動板を支持する弾性支持部材と、ヨークとを有している。筐体内の振動板の固有振動数が筐体のヘルムホルツ共鳴の条件を満たす場合には、騒音が増大するため、振動板の固有振動数が筐体のヘルムホルツ共鳴周波数から外れるように設定している。具体的には、筐体のヘルムホルツ共鳴周波数1.09kHz に対して、振動板の固有振動数が1kHz付近にあるのに対し、振動板の材質を変えたり振動板にリムや部分的に厚みを変えた部位を設けて、振動板の剛性を変えることによって、振動板の固有振動数を1.4 〜2.4kHzに変化させている。しかし、筐体の共鳴周波数1.09kHz 、空洞体積1.5 ×10-53 とすると、例えば100 ×30×5mm 等の筐体を有すると予想され、非常に大きく小型携帯機器向けに使用できない。しかも、1kHzの駆動周波数では、可聴域のため、やはり騒音が問題になる。
特許文献1では、騒音を減らすためにブロア室内の空気共鳴周波数を振動板の共振周波数から外しているが、これは共振周波数が可聴域であるためであって、振動板を可聴域を超えた周波数で駆動するなら、騒音の問題は解消される。
そこで、特許文献2に記載のガス流発生器では、圧電体材料製ディスクとダイヤフラム(ステンレス鋼製膜体)の間に圧電体材料製ディスクより大径のステンレス鋼製ディスクを挟んだ構成の超音波駆動体を使用している(図1、段落0018参照)。圧電屈曲振動の3次共振モードを使用して、可聴域を超えた領域で超音波駆動させているため、騒音の問題が発生しない。1次共振モードで駆動すると、最も大きな変位が得られるので望ましいが、1次共振周波数では可聴域となり騒音が大きくなる場合がある。これに対し、3次共振モードでは変位量は小さくなるが、周波数を上げる事ができるため、騒音が問題とならない。しかし、小型化しようとしてダイヤフラムを小径化すると、変位が急激に小さくなるため、ブロア特性が低下してしまい、所望の冷却効果が得られない。
特開2008−14148号公報 特表2006−522896号公報
そこで、本発明の目的は、良好なブロア特性を得つつ小型化することが可能な圧電マイクロブロアを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、圧電素子に所定周波数の電圧を印加することによりベンディングモードで駆動される振動板と、前記振動板の両端部又は周囲を固定し、振動板との間でブロア室を形成するブロア本体とを備え、前記振動板の中央部と対向するブロア本体の部位に開口部を設けた圧電マイクロブロアにおいて、前記振動板の中央部に対応するブロア室の部位に、前記開口部を中心としてその周囲に仕切り部を設けることによって、仕切り部の内側に共鳴空間を形成し、前記振動板の駆動周波数と共鳴空間のヘルムホルツ共鳴周波数とが対応するように、前記共鳴空間の大きさを設定したことを特徴とする圧電マイクロブロアを提供する。
ブロア室の共鳴周波数を振動板の駆動周波数に合わせることで、ブロア室の空気共鳴を利用してブロア性能を向上させることができる。しかし、ブロア室全体を可聴域を越えた周波数(例えば、20kHz以上)で空気共鳴させようとすると、ブロア室の一面を構成している振動板の寸法も小さくしなければならず、変位が小さくなり、流量が極端に低下してしまう。つまり、流量を増加させるためにブロア室を共鳴させようとすると、振動板が必要以上に小さくなり、かえって流量が低下してしまう。そこで、本発明では、ブロア室の中に仕切り部を設けることで共鳴空間を形成し、この共鳴空間を振動板の振動領域より小さい寸法とすることにより、共鳴空間でヘルムホルツの共鳴を発生させると共に、振動板の振動領域を確保している。このように仕切り部によって実効的に共鳴室として動作する領域を任意に選べ、ブロア室の寸法とは独立して狙いのヘルムホルツの共鳴周波数に合わせ込めるため、空気共鳴を利用して流量の大きなマイクロブロアを実現できる。一方で、振動板もブロア室の寸法とは独立して、部材条件(厚み、大きさ、ヤング率)の選択肢の範囲内で、狙いの駆動周波数になるように任意に設計することができる。これによって流量が大きく、かつ小型のマイクロブロアを得ることが可能になる。また、振動板を可聴域を越えた領域で駆動できるので、騒音の問題も解消できる。
仕切り部と当該仕切り部に対向する振動板又はブロア本体の部位との間には、振動板が変位した時に互いに接触しない隙間が設けられているのがよい。この場合、共鳴空間の周囲は完全に閉じられている訳ではなく、微少な隙間を介してその周囲のブロア室と連通している。なお、仕切り部と対向する振動板の部位が振動板の振動のノード点である場合や、仕切り部がゴム等の柔らかい材質からなる場合には、仕切り部と振動板とが接触していても、上記と同じ効果が得られる。
好ましい実施形態によれば、仕切り部と当該仕切り部に対向する振動板又はブロア本体との間に形成される微少な隙間は、開口部の直径より小さくするのがよい。仕切り部と対向する壁部との隙間が狭過ぎると、振動板が変位した時に仕切り部と当該仕切り部と対向する部位(振動板又はブロア本体)とが接触してしまい、振動板の振動を阻害するため好ましくない。一方、隙間が大き過ぎると、実質的に共鳴空間が拡大したのと同等になり、共鳴周波数が変化し、所望の空気共鳴が得られない。そこで、微少な隙間を開口部の直径より小さく設定することで、実効的に共鳴室として動作する空間を形成できる。
仕切り部は、ブロア本体から突設してもよいし、振動板から突設してもよい。仕切り部をブロア本体から振動板に向かって突設する場合、仕切り部をブロア室の内周縁から内側に向かって延びる段差部としてもよい。また、仕切り部を、その外周部がブロア室の内周縁より内側に位置する環状の凸部としてもよい。段差部の場合、ブロア室を小さくするだけであり、振動板の駆動部周辺の変位している部分の近くまで段差部が接近することになり、空気抵抗の影響で屈曲動作を妨げてしまう可能性があるが、環状凸部とした場合には、環状凸部の外側には別の空間が形成されるので、空気抵抗の影響が減少しさらに良好な特性となる。さらに、ブロア本体及び振動板の双方からそれぞれ直径が少し異なる環状凸部を突設し、かつ両凸部が互いに軸方向にオーバーラップするようにしてもよい。
好ましい実施形態によれば、振動板を3次モードで共振駆動し、仕切り部を振動板の振動のノード点に対応した位置に形成するのがよい。ノード点は振動板が変位しない位置のため、その近くに仕切り部が位置しても変位への影響が減少する。この場合、仕切り部と当該仕切り部と対向する部位(振動板又はブロア本体)とをより近接させることができるので、共鳴空間の容積が安定し、所望のヘルムホルツ共鳴を発生させることができる。仕切り部はブロア本体から突設してもよいし、振動板から突設してもよい。
振動板がダイヤフラムにリング状の圧電素子を貼り付けたものである場合、圧電素子の内径を仕切り部の内径以下とするのがよい。リング状圧電素子を用いた振動板は、円板状圧電素子を用いた振動板に比べて、ダイヤフラムの中心部分の変位が大きい。このため、ダイヤフラムの最も大きな変位の中心部分を共鳴空間に対応させることにより、流量を増大させることができる。
さらに、振動板をダイヤフラムのブロア室側側面にリング状の圧電素子を貼り付けたものとし、共鳴空間を圧電素子の内周側に形成してもよい。つまり、リング状の圧電素子の内側空間を共鳴空間として利用することができる。この場合は、格別な仕切り部を設ける必要がない。なお、ダイヤフラムに圧電素子を直接貼り付けてもよいし、ダイヤフラムと圧電素子の間にリング状の中間板を介在させてもよい。
本発明における振動板とは、ダイヤフラム(樹脂板又は金属板)の片面に平面方向に伸縮する圧電素子を貼り付けたユニモルフ型、ダイヤフラムの両面に互いに逆方向に伸縮する圧電素子を貼り付けたバイモルフ型、ダイヤフラムの片面にそれ自体が屈曲変形する積層型圧電素子を貼り付けたバイモルフ型、さらにはダイヤフラム自体が積層型圧電素子で構成されたものなどでもよい。また、圧電素子の形状は、円板状あるいは円環状であってもよい。圧電素子とダイヤフラムとの間に中間板を貼り付けた構造でもよい。いずれにしても、圧電素子に交番電圧(交流電圧または矩形波電圧)を印加することによって、板厚方向に屈曲振動するものであればよい。
振動板は必ずしも共振駆動させなくてもよいが、共振駆動の方が好ましい。例えば、1次共振モード(1次共振周波数)で駆動すると、最も大きな変位量が得られるので望ましいが、1次共振周波数は人間の可聴領域となり、騒音が大きくなる場合がある。これに対し、3次共振モード(3次共振周波数)を用いると、1次共振モードに比べて変位量が小さくなるものの、共振モードを使用しない場合より大きな変位量が得られ、しかも可聴領域を越えた周波数で駆動できるため、騒音を防ぐことができる。なお、1次共振モードとは、振動板の中央部と周辺部とが同方向に変位するモードのことであり、3次共振モードとは、振動板の中央部と周辺部とが逆方向に変位するモードのことである。
ブロア本体が、ブロア室を間にして振動板と対向する第1壁部と、振動板の中心部と対向する前記第1壁部の部位に形成され、ブロア室の内部と外部とを連通させる第1開口部と、第1壁部を間にしてブロア室と反対側に、第1壁部と間隔をあけて設けられた第2壁部と、第1開口部と対向する第2壁部の部位に形成された第2開口部と、第1壁部と第2壁部との間に形成され、外側端部が外部と連通し、第1開口部及び第2開口部と連通する中央空間とを備え、中央空間と対面する第1壁部の部分が振動板の駆動に伴って振動するように構成してもよい。即ち、第1壁部の中央空間と対向する部分の固有振動数を振動板の駆動周波数と近づけるか、または振動板の駆動周波数の整数倍又は整数分の1に設定することにより、振動板の変位に追随して第1壁部を振動させることができる。この場合には、振動板が発生する流体の流量を第1壁部の変位によって増加させる働きがあり、より流量増加を実現できる。さらに好ましくは、第1壁部の中央空間と対向する部分の固有振動数を振動板の共振周波数と近づけて、第1の壁部の中央空間部分と振動板とを共振させるのが好ましい。さらなる流量増加が可能となる。振動板と第1壁部とは同じ共振モードで振動してもよいし、一方が1次共振モードで振動し、他方が3次共振モードで振動してもよい。
本発明の圧電マイクロブロアによれば、ブロア室の中に仕切り部を設けることで共鳴空間を形成してあるため、この共鳴空間でヘルムホルツの共鳴を発生させることができ、流量を増加させることができる。しかも、振動板の大きさを共鳴空間の寸法とは独立して、狙いの振動周波数になるように任意に設計することができる。これによって良好なブロア性能を得つつ、小型のマイクロブロアを実現することができる。
本発明に係る圧電マイクロブロアの第1実施例の断面図である。 図1に示す圧電マイクロブロアの流入口で切断した断面図である。 図1に示す圧電マイクロブロアの分解斜視図である。 図1の圧電マイクロブロアにおける振動板の変位を示す図である。 本発明に係る圧電マイクロブロアの第2実施例の断面図である。 図5の圧電マイクロブロアにおける振動板の変位を示す図である。 図5に示す圧電マイクロブロアの仕切り部の直径を変化させた時の流量特性図である。 本発明に係る圧電マイクロブロアの第3実施例の断面図である。 本発明に係る圧電マイクロブロアの第4実施例の断面図である。 本発明に係る圧電マイクロブロアの第5実施例の断面図である。 本発明に係る圧電マイクロブロアの第6実施例の断面図である。 本発明に係る圧電マイクロブロアの第7実施例の断面図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、図面に基づいて説明する。
〔第1実施例〕
図1〜図3は本発明にかかる圧電マイクロブロアの第1実施例を示す。本実施例では、振動板50を共振駆動させた例を説明する。本実施例の圧電マイクロブロアAは、電子機器の空冷用ブロアとして用いた例であり、天板(第2壁部)10、流路形成板20、セパレータ(第1壁部)30、ブロア枠体40、振動板50及び底板60が上方から順に積層固定されている。振動板50のダイヤフラム51の外周部が、ブロア枠体40と底板60との間で接着されている。天板10,流路形成板20,セパレータ30,ブロア枠体40,底板60はブロア本体1を構成しており、金属板や硬質樹脂板のような剛性のある平板材料で形成されている。
天板10は四角形平板で形成されており、その中心部には表裏に貫通する吐出口(第2開口部)11が形成されている。流路形成板20も天板10と同一外形を有する平板であり、図3に示すように、その中央部には吐出口11より大径な中央孔(中央空間)21が形成されている。中央孔21から4つのコーナ部に向かって放射方向に延びる複数(ここでは4本)の流入通路22が形成されている。本実施例の圧電マイクロブロアAの場合、流入通路22が中央孔21に対して4方向から連通しているため、振動板50のポンピング動作に伴って流体が抵抗なく中央孔21に引き寄せられ、さらなる流量の増加を図ることができる。
セパレータ30も天板10と同一外形を有する平板であり、その中心部には吐出口11と対向する位置に、吐出口11とほぼ同一径の貫通孔31(第1開口部)が形成されている。なお、吐出口11と貫通孔31とは同一径であってもよいし、異なる径であってもよいが、少なくとも中央孔21より小さい径を有する。4つのコーナ部近傍には、流入通路22の外側端部と対応する位置に流入孔32が形成されている。天板10と流路形成板20とセパレータ30とを接着することにより、吐出口11と中央孔21と貫通孔31とが同一軸線上に並び、後述する振動板50の中心部と対応している。なお、後述するように、中央孔21と対応するセパレータ30の部分を共振させるため、セパレータ30を薄肉金属板で形成するのが望ましい。セパレータ30の下面中央部には、貫通孔31を取り囲むように、リング状凸部よりなる仕切り部33が接着されている。
ブロア枠体40も天板10と同一外形を有する平板であり、その中心部には大径な空洞部41が形成されている。4つのコーナ部近傍には、前記流入孔32と対応する位置に流入孔42が形成されている。ブロア枠体40を間にしてセパレータ30とダイヤフラム51とを接着することにより、ブロア枠体40の空洞部41によってブロア室4が形成される。このブロア室4のうち、仕切り部33で囲まれた領域が共鳴空間34であり、後述するように振動板50の共振周波数と共鳴空間34のヘルムホルツ共鳴周波数とが対応するように、仕切り部33の直径が設定されている。仕切り部33の頂部と振動板50との間には、振動板50が共振変位した時に互いに接触しない微少な隙間δが設けられている。この隙間δは貫通孔31の直径より狭い。
底板60も天板10と同一外形を有する平板であり、その中心部にはブロア室3とほぼ同形の空洞部61が形成されている。底板60は圧電素子52の厚みと振動板50の変位量との合計より厚肉に形成されており、マイクロブロアAを基板などに搭載した場合でも、圧電素子52が基板と接触するのを防止できる。前記空洞部61は後述するダイヤフラム51の圧電素子52の周囲を取り囲む空洞部を形成している。底板60の4つのコーナ部近傍には、前記流入孔32,42と対応する位置に流入孔62が形成されている。
振動板50は、ダイヤフラム51の中央部下面に中間板53を介して円形の圧電素子52を貼り付けた構造を有する。ダイヤフラム51としては、ステンレス、真鍮等の種々の金属材料を用いることができる他、ガラスエポキシ樹脂等の樹脂材料からなる樹脂板を用いてもよい。圧電素子52及び中間板53はブロア枠体40の空洞部41より小径な円板である。この実施例では、圧電素子52として表裏面に電極を持つ単板の圧電セラミックスを使用し、これを中間板53を介してダイヤフラム51の裏面(ブロア室3と逆側の面)に貼り付けてユニモルフ型ダイヤフラムを構成した。中間板53はダイヤフラム51と同様な弾性板よりなり、振動板50が屈曲変形したとき、変位の中立面が中間板53の厚みの範囲内になるように設定されている。ダイヤフラム51の4つのコーナ部近傍には、前記流入孔32,42,62と対応する位置に流入孔51aが形成されている。前記流入孔32,42,62,51aによって、一端が下方に開口し、他端が流入通路22へ通じる流入口8が形成される。
圧電素子52に所定周波数の交番電圧(正弦波または矩形波)を印加することにより、振動板50をベンディングモードで共振駆動させる。図4は振動板50を3次モードで共振駆動した状態を示し、振動板50の中央部と周辺部とが逆方向に変位する。仕切り部33を変位の小さいノード点付近に設定することにより、仕切り部33の頂部を振動板50にできるだけ近づけることができる。つまり、隙間δをできるだけ狭くでき、共鳴空間34の共鳴周波数と共鳴の効果を安定させることができる。なお、振動板50を1次共振モードで共振駆動することもできるが、1次共振モードではノード点がブロア室4の空洞部41の内周端に位置するため、仕切り部の位置をノード点に合わせる事ができない。また、1次共振モードで共振駆動させた場合、一次共振周波数は人間の可聴域になる可能性があるのに対し、3次共振モードの場合、可聴域を超えた周波数となるため、騒音を防止できる。
図1,図2に示すように、圧電マイクロブロアAの流入口8はブロア本体1の下方に向かって開口しており、吐出口11は上面側に開口している。空気を圧電マイクロブロアAの裏側の流入口8から吸込み、表側の吐出口11から排出することができるので、燃料電池の空気供給用ブロアやCPU等の空冷用ブロアとして好適な構造となる。なお、流入口8は下方に開口している必要はなく、外周に開口していてもよい。
図1では、ダイヤフラム51と圧電素子52との間に中間板53を挟着した構造の振動板50を示したが、ダイヤフラム51に圧電素子52を直接貼り付けた振動板でも構わない。
ここで、前記構成の圧電マイクロブロアAの作動を説明する。圧電素子52に所定周波数の交流電圧を印加すると、振動板50が1次共振モード又は3次共振モードで共振駆動され、それによりブロア室4の第1開口部31と振動板50との距離が変化する。ブロア室4の第1開口部31と振動板50との距離が増大するとき、中央空間21内の空気が第1開口部31を通りブロア室4へと吸い込まれ、逆にブロア室4の第1開口部31と振動板50との距離が減少するとき、ブロア室4内の空気が第1開口部31を通り中央空間21へと排出される。振動板50は高周波で駆動されるため、第1開口部31から中央空間21へと排出された高速/高エネルギーの空気流は、中央空間21を通過し、第2開口部11から排出される。このとき、中央空間21内にある空気を巻き込みながら第2開口部11から排出されるので、流入通路22から中央空間21へ向かう連続した空気の流れが生じ、第2開口部11から空気は噴流となって連続的に排出される。
特に、セパレータ30の中央空間21と対応する部分が、振動板50の共振駆動に伴って共振するように薄肉に形成されている場合には、第1の開口部21と振動板50との距離が振動板50の振動に同調して変化するため、セパレータ30が共振しない場合に比べて、第2開口部11から排出される空気の流量を飛躍的に増大させることができる。なお、セパレータ30は1次共振モード又は3次共振モードのいずれで共振してもよい。本実施例では、振動板50を3次モードで駆動したとき、セパレータ30は1次モードで振動する。
〔第2実施例〕
図5は本発明にかかる圧電マイクロブロアの第2実施例を示す。本実施例のマイクロブロアBでは、振動板50aとして、ダイヤフラム51の上面にリング状の中間板53aを介してリング状の圧電素子52aを貼り付けた点を除き、他の構造は第1実施例の圧電マイクロブロアAと同一であるため、同一符号を付して重複説明を省略する。
本実施例の場合、振動板50aを3次モードで共振駆動すると、ダイヤフラム51が図6に示すように変形する。つまり、ダイヤフラム51の中央部の変位が周辺部の変位より格段に大きくなる。この場合、圧電素子52aの内径を仕切り部33の内径以下にすることにより、ダイヤフラム51の最も大きな変位の中心部分を共鳴空間34に対応させることができ、流量を増大させることができる。また、ダイヤフラム51の中央部の変位量が大きいことにより、ダイヤフラム51の中央部と対向するセパレータ30の中央部の変位量も大きくなり、さらなる流量増加を実現できる。なお、中間板53aを省略して圧電素子52aをダイヤフラム51に直接貼り付けてもよい。
図7は、以下のような条件でマイクロブロアBを作成し、共鳴空間(仕切り部)の径を変化させて、共鳴空間の径と流量特性の関係を評価したものである。厚み0.08mmの42Ni板よりなるダイヤフラム上に、厚み0.15mm、外径12mm、内径5mm のSUS 板からなる中間板と厚み0.2mm 、外径12mm、内径5mm のPZT 単板からなる圧電素子を貼り付けたユニモルフ板を用意した。続いて、SUS板からなるセパレータ及びSUS板からなる天板、流路形成板、ブロア枠体、仕切り部及び底板を用意した。なお、天板の中心には直径0.8mmの第2開口部が設けられ、セパレータの中心には直径0.6mmの第1開口部が設けられている。また、流路形成板の中心には、直径6mmで高さが0.5mmの中央空間が設けられている。また、仕切り部は、共鳴空間の高さが0.2mm、内径2〜7mmとなるような仕切り部を構成した。続いて、上記の構成部材をそれぞれ積層固定し、縦15mm×横15mm×高さ1.5mmのマイクロブロアBを作製した。また、比較用に、ブロア室に仕切り部が形成されておらず、ブロア室の内径が10mmとなるマイクロブロアを作製した。この実験では、振動板を26.5kHz 、30Vpp のsin 波電圧を印加して駆動した。この周波数は、人間の可聴域を越えた周波数である。
図7から明らかなように、仕切り部(共鳴空間)の内径が5mm以上の範囲では、仕切り部を有しない場合に比べて、第2開口部から吐出される流量が減少するが、仕切り部の直径が5mm未満になると、流量が増加し、2mm付近で流量の極大点が現れる。極大点における流量は、仕切り部を有しない場合に比べて2倍以上の流量となった。これは、セパレータの第1開口部を開口とした共鳴空間をヘルムホルツ共鳴器として見た場合に、流量特性がよくなる極大点付近の体積での共鳴空間の共鳴周波数が振動板の駆動周波数に近づいており、その結果、第1開口部付近の空気が共振し、空気の出入が激しくなるからであると考えられる。今回の実験では、隙間δ=0.05mmとしたが、特にこの値に限るものではなく、振動板と仕切り部とが接触しないなら、0.01〜0.1mm でも同様の結果が得られる。
〔第3実施例〕
図8は本発明にかかる圧電マイクロブロアの第3実施例を示す。本実施例のマイクロブロアCでは、仕切り部33をダイヤフラム51の表面に接着固定した点を除き、第1実施例の圧電マイクロブロアAと同じである。本実施例の場合、振動板50の共振駆動に伴って仕切り部33も上下に振動するので、仕切り部33とその上に対向するセパレータ30との間に、所定の隙間δを設ける必要がある。仕切り部33の位置を振動板50のノード点付近に設定すれば、仕切り部33の振動を抑制できるので好ましい。
〔第4実施例〕
図9は本発明にかかる圧電マイクロブロアの第4実施例を示す。本実施例のマイクロブロアDでは、第3実施例の圧電マイクロブロアCの振動板50に代えて、リング状の圧電素子52a及び中間板53aを有する振動板50aを用いたものである。本実施例の場合、圧電素子52aの内径を仕切り部33の内径以下にすることにより、ダイヤフラム51の最も大きな変位の中心部分を共鳴空間34に対応させることができ、流量を増大させることができる。
〔第5実施例〕
図10は本発明にかかる圧電マイクロブロアの第5実施例を示し、第1実施例の圧電マイクロブロアAと同一部分には同一符号を付す。本実施例のマイクロブロアEでは、ブロア枠体40を内径側に拡張し、その拡張部(仕切り部)43の中央部に開口部44を形成してある。開口部44の内側に共鳴空間34が形成される。ブロア枠体40とダイヤフラム51との間には、薄肉なスペーサ45が配置され、このスペーサによって振動板50とブロア枠体40の拡張部43との間に微少な隙間δが設けられている。本実施例の場合、仕切り部43がブロア室の内周縁から内側に向かって延びる段差部として形成される。この場合は、ブロア室がほぼ共鳴空間34とほぼ等しくなる。
〔第6実施例〕
図11は本発明にかかる圧電マイクロブロアの第6実施例を示す。本実施例のマイクロブロアFは、第5実施例の圧電マイクロブロアEの振動板50に代えて、リング状の圧電素子52a及び中間板53aを有する振動板50aを用いたものである。本実施例の場合、圧電素子52aの内径を共鳴空間34の内径以下にすることにより、ダイヤフラム51の最も大きな変位の中心部分を共鳴空間34に対応させることができ、流量を増大させることができる。
〔第7実施例〕
図12は本発明にかかる圧電マイクロブロアの第7実施例を示す。本実施例のマイクロブロアGでは、リング状の圧電素子52a及び中間板53aをダイヤフラム51の上面、つまりブロア室側の側面に貼り付け、この圧電素子52a及び中間板53aの内側の共鳴空間34を形成したものである。圧電素子52aとセパレータ30との間には、振動板50aが共振駆動しても互いに接触しないように、微少な隙間δが形成される。本実施例では、圧電素子52a及び中間板53aがブロア室4内に配置されるので、さらなる低背化(薄型化)を実現できる。
本発明は前述の実施例に限定されるものではない。例えば前記説明では、中央空間と対応するセパレータを振動板の振動に伴って共振させる例を示したが、必ずしもセパレータ板が共振する必要はない。また、ブロア本体が複数の板状部材を積層接着した構造に限るものではなく、金属又は樹脂で一体成形されたものでもよい。また、前述の実施例において、流入通路が構成された実施例となっているが、流入通路が構成されていなくてもよい。すなわち、セパレータ(第1壁部)をマイクロブロアの天板とし、さらに、ブロア枠体及び振動板とを設けてブロア室を構成した圧電マイクロブロアにおいても本発明の構成は好適である。
A〜G 圧電マイクロブロア
1 ブロア本体
4 ブロア室
8 流入口
10 天板(第2壁部)
11 吐出穴(第2開口部)
20 流路形成板
21 中央穴(中央空間)
22 流入通路
30 セパレータ(第1壁部)
31 貫通穴(第1開口部)
33 仕切り部
34 共鳴空間
40 ブロア枠体
50 振動板
51 ダイヤフラム
52 圧電素子
53 中間板
60 底板
δ 隙間

Claims (9)

  1. 圧電素子に所定周波数の電圧を印加することによりベンディングモードで駆動される振動板と、前記振動板の両端部又は周囲を固定し、振動板との間でブロア室を形成するブロア本体とを備え、前記振動板の中央部と対向するブロア本体の部位に開口部を設けた圧電マイクロブロアにおいて、
    前記振動板の中央部に対応するブロア室の部位に、前記開口部を中心としてその周囲に仕切り部を設けることによって、当該仕切り部の内側に共鳴空間を形成し、
    前記振動板の駆動周波数と共鳴空間のヘルムホルツ共鳴周波数とが対応するように、前記共鳴空間の大きさを設定したことを特徴とする圧電マイクロブロア。
  2. 前記仕切り部と当該仕切り部に対向する振動板又はブロア本体の部位との間に、振動板が変位した時に互いに接触しない隙間が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の圧電マイクロブロア。
  3. 前記隙間は、前記開口部の直径より小さいことを特徴とする請求項2に記載の圧電マイクロブロア。
  4. 前記仕切り部は、前記ブロア本体から振動板に向かって突設され、ブロア室の内周縁から内側に向かって延びる段差部であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の圧電マイクロブロア。
  5. 前記仕切り部は、前記ブロア本体から振動板に向かって、又は前記振動板からブロア本体に向かって突設され、外周部がブロア室の内周縁より内側に位置する環状の凸部であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の圧電マイクロブロア。
  6. 前記振動板は3次モードで共振駆動され、前記仕切り部は振動板の振動のノード点に対応した位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の圧電マイクロブロア。
  7. 前記振動板はダイヤフラムにリング状の圧電素子を貼り付けたものであり、
    前記圧電素子の内径が前記仕切り部の内径以下とされていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の圧電マイクロブロア。
  8. 前記振動板はダイヤフラムのブロア室側側面にリング状の圧電素子を貼り付けたものであり、
    前記共鳴空間は前記圧電素子の内周側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の圧電マイクロブロア。
  9. 前記ブロア本体は、
    前記ブロア室を間にして振動板と対向する第1壁部と、
    前記振動板の中心部と対向する前記第1壁部の部位に形成され、ブロア室の内部と外部とを連通させる第1開口部と、
    前記第1壁部を間にしてブロア室と反対側に、第1壁部と間隔をあけて設けられた第2壁部と、
    前記第1開口部と対向する第2壁部の部位に形成された第2開口部と、
    前記第1壁部と第2壁部との間に形成され、外側端部が外部と連通し、第1開口部及び第2開口部と連通する中央空間とを備え、
    前記中央空間と対面する第1壁部の部分が振動板の駆動に伴って振動するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の圧電マイクロブロア。
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