JP2023126990A - ポンプ及び流体制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化しても吸込能力が低下しにくい構成のポンプ及び流体制御装置を提供する。【解決手段】流体制御装置101aは、ポンプ11aと、ポンプ11aから送られた流体を一時的に貯留する容器70とを備える。ポンプ11aは、アクチュエータ素子30と、前記アクチュエータ素子30の少なくとも一つの主面32aに面する内部空間1と、を備え、前記内部空間1は、前記主面32aに対して垂直な方向の断面積が拡張された拡張部2を含む。【選択図】図2

Description

本開示は、ポンプ及び流体制御装置に関する。
気体や液体などの流体の輸送用の小型ポンプとして、流体導入口と流体吐出口とを有するハウジングと、そのハウジングの内部に配置されたアクチュエータ素子とを備えたポンプが知られている。また、この小型ポンプと、小型ポンプから送られた流体を一時的に貯留可能な容器とを組み合わせた流体制御装置が知られている。この流体制御装置は、例えば、血圧計として利用されている(特許文献1)。
上記の小型ポンプでは、アクチュエータ素子の振動(屈曲運動)によって、流体導入口からハウジングの内部に導入された流体は、アクチュエータ素子の表面に沿って流れて流体吐出口から外部に吐出される。上記の小型ポンプで使用されるアクチュエータ素子では、使用時の音の発生を考慮して、共振周波数が人の可聴帯域以上(20kHz以上)のものが広く利用されている。
国際公開第2016/063710号
アクチュエータ素子を利用した小型ポンプは、さらなる小型化が望まれている。このため、アクチュエータ素子やポンプのハウジングのさらなる小型化が検討されている。しかしながら、本開示の発明者の検討によると、アクチュエータ素子やハウジングを小型にすると、アクチュエータ素子の変位が小さくなり、ポンプの吸込能力などの特性が低下することがあることが判明した。
本開示に係る技術は、このような事情を考慮してなされたもので、小型化しても吸込能力が低下しにくい構成のポンプ及び流体制御装置を提供することにある。
本開示の一態様では、ポンプは、アクチュエータ素子と、前記アクチュエータ素子の少なくとも一つの主面に面する内部空間と、を備え、前記内部空間は、前記主面に対して垂直な方向の断面積が拡張された拡張部を含む。
本開示に係る技術によれば、小型化しても吸込能力が低下しにくい構成のポンプ及び流体制御装置を提供することができる。
第1実施形態に係る流体制御装置の斜視図である。 図1のII-II線断面図である。 図2のIII-III線断面図である。 図2のIV-IV線断面図である。 図2のV-V線断面図である。 図1に示すアクチュエータ素子の作動状態を説明する模式断面図である。 (a)は、第1実施形態の流体制御装置において、拡張部のサイズを変えたときの、ポンプの発生空気圧の周波数応答特性を示すグラフであり、(b)は、(a)における周波数が22kHz~26kHzの範囲を拡大したグラフである。 第1実施形態に係る流体制御装置の変形例を示す断面図である。 図8のIX-IX線断面図である。 第1実施形態に係る流体制御装置の別の変形例を示す断面図である。 第1実施形態に係る流体制御装置の更に別の変形例を示す断面図である。 図11のXII-XII線断面図である。 第1実施形態に係る流体制御装置の更に別の変形例を示す断面図である。 第2実施形態に係るポンプの斜視図である。 図14のXV-XV線断面図である。 第2実施形態に係るポンプで用いられるアクチュエータ素子の支持部材の斜視図である。 第2実施形態に係るポンプの変形例を示す断面図である。 第2実施形態に係るポンプの別の変形例を示す断面図である。 第2実施形態に係るポンプの更に別の変形例を示す断面図である。 第3実施形態に係る流体制御装置の断面図である。 (a)は図20のA-A線断面図であって、(b)は図20のB-B線断面図であり、(c)は図20のC-C線断面図である。
以下、本開示に係る技術の実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である構成部分については、図面中に同一の符号を付して、重複した説明を省略又は簡略にする場合がある。また、以下の説明で用いる図面は、特徴を分かりやすくするため便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本開示はそれらに限定されるものではなく、本開示の効果を奏する範囲で適宜変更して実施することが可能である。一つの実施形態で示した構成を他の実施形態に適用することもできる。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る流体制御装置の斜視図である。図2は、図1のII-II線断面図である。図3は、図2のIII-III線断面図であり、図4は、図2のIV-IV線断面図であり、図5は、図2のV-V線断面図である。図6は、図1に示すアクチュエータ素子の作動状態を説明する模式断面図である。
第1実施形態に係る流体制御装置101aは、図1~図5に示すように、ポンプ11aと、ポンプ11aから送られた流体を一時的に貯留する容器70とを備える。ポンプ11aは、ハウジング20と、アクチュエータ素子30と、流路板40(第1板)と、アクチュエータ素子30を支持する支持部材50と、を備える。
ハウジング20は、第1開孔部21と第2開孔部22とを有する。流体を容器70に貯留する場合において、第1開孔部21は流体導入口となり、第2開孔部22は流体吐出口となる。容器70に貯留された流体を外部に放出する場合において、第1開孔部21は流体吐出口となり、第2開孔部22は流体導入口となる。ハウジング20は、第2開孔部22を有する有底角筒状体である第1部材23と、角筒状体である第2部材24と、第1開孔部21を有する有底角筒状体である第3部材25とから構成されている。第3部材25は、第1開孔部21の周囲に円環状に配置され、内側に突出した突起部26を有する。なお、本実施形態では、突起部26は、第3部材25が備える構成として、第3部材25と一体的に形成されているが、突起部26は、第3部材25とは別部材で構成されていても構わない。
ハウジング20の第1部材23と第2部材24の間には流路板40が配置されている。これにより流路板40はハウジング20に固定される。また、第2部材24と第3部材25の間には支持部材50が配置されている。つまり、支持部材50は第2部材24と第3部材25とで挟持されている。これにより支持部材50はハウジング20に固定される。ただし、流路板40及び支持部材50をハウジング20に固定する方法は、これに限定されるものではない。例えば、流路板40をハウジング20の内壁に接着剤を用いて固定してもよい。
ハウジング20は外側断面と内側断面がそれぞれ角形とされている。ただし、ハウジング20の形状は、これに限定されるものではない。ハウジング20は、例えば、外側断面が角形で内側断面が円形とされていてもよいし、外側断面と内側断面がそれぞれ円形とされていてもよいし、外側断面が円形で内側断面が角形とされていてもよい。ハウジング20の材料としては、例えば、樹脂やセラミックスなどの絶縁材料を用いることができる。
アクチュエータ素子30は所定の周波数で振動(屈曲運動)するものであることが好ましい。アクチュエータ素子30は共振周波数(固有振動数)を有することが好ましい。アクチュエータ素子30の共振周波数(固有振動数)は、例えば、20kHz以上であることが好ましい。
アクチュエータ素子30は、貫通孔31を有する。貫通孔31は、ハウジング20の第1開孔部21に連通されている。アクチュエータ素子30は円板状とされ、貫通孔31は円板状のアクチュエータ素子30の中央に配置されている。ただし、アクチュエータ素子30の形状はこれに限定されるものではない。アクチュエータ素子30は、例えば、角板状であってもよい。ただし、アクチュエータ素子30の形状は、不要な共振周波数の出現を抑制する観点から円板状が好ましい。
アクチュエータ素子30は、弾性基板(基板)35と、弾性基板35の表面(下側の表面)に配置された振動素子36とを含む構成であってもよい。弾性基板35は、振動素子36の振動による屈曲振動が可能で、振動素子36の振動エネルギーを減衰させにくい材料から構成されていると好ましく、弾性基板35の材料としては、例えば、シリコン、鉄、リン青銅などを用いることができる。振動素子36は、板状圧電体37と、板状圧電体37の上下の表面に配置された電極38a、38bとを含む圧電振動子とされている。圧電振動子としては、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスを用いたPZT系圧電振動子を用いることができる。圧電振動子は、バルクタイプであってもよいし、薄膜タイプであってもよい。振動素子36は、弾性基板35の表面に2個以上積層してもよい。振動素子36は、弾性基板35の上下の両側表面に配置してもよい。また、圧電振動子の代わりに、電歪振動子を用いてもよい。さらに、アクチュエータ素子30は、弾性基板35を含まなくてもよく、例えば、分極方向を互いに逆向きとした圧電振動子を2個積層した圧電振動子積層体であってもよい。
アクチュエータ素子30は、第1主面32a(板状圧電体37側の表面)が支持部材50を介して、ハウジング20の突起部26に接続し、かつ貫通孔31がハウジング20の第1開孔部21と連通する位置に配置されている。本実施形態では、アクチュエータ素子30が振動するときのノード(節)部Nが突起部26よりもわずかに外側となる位置であることが好ましい(図6を参照)。すなわち、突起部26は、アクチュエータ素子30が固有振動数で振動するときに生じるノード部Nよりもアクチュエータ素子30の中心寄りの位置において、アクチュエータ素子30に対して接続されている。なお、図6では、支持部材50を省略している。以下、本実施形態において、ハウジング20の第1開孔部21側のアクチュエータ素子30の表面を第1主面32aと呼び、その反対側の表面を第2主面32bと呼ぶことがある。なお、本実施形態では、アクチュエータ素子30の第1主面32aは、板状圧電体37側の表面で、第2主面32bは、弾性基板35側の表面とされているが、これに限定されるものではない。弾性基板35側の表面を第1主面32aとし、板状圧電体37側の表面を第2主面32bとしてもよい。
流路板40は、アクチュエータ素子30の第2主面32bと対向する位置に、内部空間1を介して配置されている。内部空間1は、アクチュエータ素子30の第2主面32bに面する空間であって、アクチュエータ素子30の第2主面32bに沿って中心から外側に向かって広がっており、ハウジング20の内部に導入された流体の流路となる。すなわち、内部空間1は、アクチュエータ素子30が振動することによって、流体が流れる流路である。流路板40は、アクチュエータ素子30側の表面41に窪み部42(凹部)を有する。窪み部42は、アクチュエータ素子30の貫通孔31を中心とした円環状(ドーナツ状)に形成されている。この窪み部42によって、内部空間1は、アクチュエータ素子30の外周端部よりも内側の領域に、アクチュエータ素子30の第2主面32bに対して垂直な方向で、かつアクチュエータ素子30の外周端部に沿った方向に断面積が拡張された拡張部2が形成される。ハウジング20の内部に導入された流体は、拡張部2を横切る方向に流れる。すなわち、拡張部2は、拡張部の高さh2(アクチュエータ素子30の第2主面32bと流路板40の窪み部42との距離)を、内部空間1の開口高さh1(アクチュエータ素子30の第2主面32bと流路板40との距離)よりも高くすることによって、流体が流れる方向に対して垂直な方向に断面積が拡張されている。窪み部42は、断面が円弧状に窪んだ湾曲面とされていてもよい。この場合、拡張部2への流体の流れがより円滑になりやすくなる。窪み部42の内半径は貫通孔31の半径よりも大きく、窪み部42の外半径は突起部26の半径以下であると好ましい。本実施形態では、窪み部42の外半径は突起部26の半径と一致している。すなわち、窪み部42の外縁は、突起部26に対向している。
流路板40は、アクチュエータ素子30に対向しない外側の領域に貫通孔43を有する。貫通孔43は、流体が流れる流路となる。貫通孔43は、アクチュエータ素子30と同心円状に等間隔で複数個配置されていてもよい。流路板40の材料としては、例えば、樹脂、金属などを用いることができる。
支持部材50は、配線51a、51bを備える。配線51aと配線51bとは、互いに反対方向に向かって延びている。支持部材50の幅方向(配線51aと配線51bとが延びる方向に対して垂直となる方向)の長さは、ハウジング20の長さと同じとされていて、アクチュエータ素子30の第2主面32b全体が支持部材50に固定されている。支持部材50は、アクチュエータ素子30の振動(屈曲運動)を妨げないように、可撓性樹脂シートで形成されていてもよい。また、可撓性樹脂シートは絶縁性を有していてもよい。絶縁性を有する可撓性樹脂シートとしては、例えば、ポリイミドシートを用いることができる。
配線51a、51bは、振動素子36の電極38a、38bと電源(不図示)とを接続する。配線51aと電極38aは、板状圧電体37に形成されたスルーホール52を介して接続する。配線51aと電極38bとが接触しないように、電極38bは、スルーホール52の周囲が削られている。配線51bは、電極38bに接続する。
以上のような構成とされたポンプ11aは、次のようにして流体を輸送する。
配線51a、51bを介して、振動素子36の電極38a、38bに動作周波数の電圧を印加する。これにより、振動素子36が振動する。この振動素子36が振動すると、弾性基板35を含むアクチュエータ素子30が振動(屈曲運動)する。アクチュエータ素子30が振動することによって、流体が第1開孔部21から、アクチュエータ素子30の貫通孔31を流れ、ハウジング20の内部に導入される。流体は、アクチュエータ素子30と流路板40との間の内部空間1を、アクチュエータ素子30の第2主面32bに沿って流れる。内部空間1の拡張部2を通った流体は、次いで、流路板40の貫通孔43を流れ、第2開孔部22を介して、容器70に供給される。この流体の流れによって、内部空間1の拡張部2を横切る流体がヘルムホルツ共振する。このヘルムホルツ共振の周波数と振動素子36と動作周波数とが整合することによって、ポンプ11aの吸込能力が向上する。
図7(a)は、第1実施形態の流体制御装置101aにおいて、拡張部2のサイズを変えたときの、ポンプの発生空気圧の周波数応答特性を示すグラフである。図7(a)において、横軸は、周波数(Frequency(kHz))を表し、縦軸は、ポンプの空気の吸込圧力(Air pressure(kPa))を表す。なお、吸込圧力は、シミュレーションによって算出した値である。
シミュレーションに際して、アクチュエータ素子30は、円板状(直径:6mm)とした。また、アクチュエータ素子30の共振周波数(固有振動数)は21kHzとした。内部空間1の開口高さh1(アクチュエータ素子30の第2主面32bと流路板40との距離)を58.5μmとし、拡張部2の開口高さh2(アクチュエータ素子30の第2主面32bと流路板40の窪み部42との距離)は、225μm(166.5μm)、200μm(141.5μm)、175μm(116.5μm)、150μm(91.5μm)、125μm(66.5μm)、100μm(41.5μm)、58.5μm(0μm)とした。なお、括弧内の数値は、拡張部2の開口高さh2と内部空間1の開口高さh1との差(h2-h1)である。
図7(a)のグラフから、拡張部2の開口高さh2(即ち、流体が流れる方向に対して垂直な方向の断面積)を変えることによって、ヘルムホルツ共振の周波数が変動することがわかる。この結果から、ポンプ11aのサイズを小型化した場合であっても、拡張部2のサイズを変えることによって、ヘルムホルツ共振を利用することでアクチュエータ素子の動作周波数や電源の仕様(印加電圧)を変更せずにポンプ11aの吸込能力を高くすることができることがわかる。ここで、アクチュエータ素子30の動作周波数は、アクチュエータ素子30の共振周波数(固有振動数)とヘルムホルツ共振の共振周波数との間に設定することが好ましい。図7(b)は、図7(a)における周波数が22kHz~26kHzの範囲を拡大したグラフである。図7(b)に示すように、例えばアクチュエータ素子30の動作周波数を23kHz近傍に設定すると、拡張部2のサイズを変えることによって、ポンプの空気の吸込圧力が変化する。
以上のように構成された本実施形態の流体制御装置101aでは、ポンプ11aのアクチュエータ素子30は、第1主面32aが支持部材50を介してハウジング20の突起部26に接続し、かつ貫通孔31がハウジング20の第1開孔部21と対向する位置に配置され、流路板40は、アクチュエータ素子30の第2主面32bと対向する位置に、内部空間1を介して配置されている。また、流路板40は、アクチュエータ素子30側の表面41に窪み部42が設けられていて、内部空間1は、アクチュエータ素子30の第2主面32bに対して垂直な方向、すなわち流体が流れる方向に対して垂直な方向に断面積が拡張された拡張部2を含む。このような構成を有するポンプ11aは、ポンプ11aのハウジング20やアクチュエータ素子30のサイズを小型化した場合であっても、可聴帯域以上(20kHz以上)において、ヘルムホルツ共振周波数を低くできる。このため、ポンプ11aのサイズを小型化した場合でも、ヘルムホルツ共振を利用することでアクチュエータ素子の動作周波数や電源の仕様を変更せずにポンプ11aの吸込能力を高くすることができる。
流体制御装置101aでは、内部空間1の拡張部2を形成する凹部が、流路板40に設けられた窪み部42によって形成されている。ただし、凹部の位置は、これに限定されるものではない。凹部は、アクチュエータ素子30の第2主面32bに設けてもよいし、流路板40とアクチュエータ素子30の第2主面32bの両方に設けてもよい。また、窪み部42の代わりに、拡張部2を形成する領域以外の領域に突起部を設けることよって、拡張部2を形成する領域が相対的に凹部となるようにしてもよい。凹部は、アクチュエータ素子30の貫通孔31の外側からアクチュエータ素子30の外周端部までの拡張部2に対応する範囲の領域に設けてもよいし、この範囲に対向する流路板40のアクチュエータ素子30側の表面41の領域に設けてもよい。凹部をこの位置に形成することによって、ヘルムホルツ共振を20kHz以上において、低い共振周波数でより発生させやすくなる。
図8は、第1実施形態に係る流体制御装置の変形例を示す断面図であり、流体制御装置を図2と同じ方向で切断した断面図である。図9は、図8のIX-IX線断面図である。
図8及び図9に示す流体制御装置101bは、アクチュエータ素子30の第2主面32b(弾性基板35の表面)に窪み部33が設けられている点で、流体制御装置101aと相違する。流体制御装置101bによれば、第1実施形態に係る流体制御装置101aと同様の効果を得ることができる。
図10は、第1実施形態に係る流体制御装置の別の変形例を示す断面図であり、流体制御装置を図2と同じ方向で切断した断面図である。
図10に示す流体制御装置101cは、流路板40に窪み部42が設けられ、アクチュエータ素子30の第2主面32bに窪み部33が設けられている点で、流体制御装置101aと相違する。流路板40とアクチュエータ素子30の両方に窪み部を設けることによって、流路板40とアクチュエータ素子30のそれぞれに設ける窪み部の深さを浅くすることができる。このため、流体制御装置101cによれば、第1実施形態に係る流体制御装置101aと同様の効果を得ることができる。
図11は、第1実施形態に係る流体制御装置の更に別の変形例を示す断面図であり、流体制御装置を図2と同じ方向で切断した断面図である。図12は、図11のXII-XII線断面図である。
図11及び図12に示す流体制御装置101dは、アクチュエータ素子30の第2主面32b(弾性基板35の表面)に第1突起部34aと第2突起部34bが設けられている点で、流体制御装置101aと相違する。第1突起部34aは、アクチュエータ素子30の貫通孔31の周囲に設けられている。第2突起部34bは、アクチュエータ素子30の外周端部の周囲に設けられている。第1突起部34aと第2突起部34bとが設けられていない第2主面32bの領域は、相対的に凹部となる。このため、流体制御装置101dによれば、第1実施形態に係る流体制御装置101aと同様の効果を得ることができる。
図13は、第1実施形態に係る流体制御装置の更に別の変形例を示す断面図である。
図13に示す流体制御装置101eは、支持部材50を介して接続するハウジング20の突起部26とアクチュエータ素子30の接続位置が、アクチュエータ素子30が固有振動数で振動するときのノード部Nの外側の位置とされ、流路板40に設けられている窪み部42が円形状とされている点で、流体制御装置101aと相違する。突起部26がノード部Nの外側に位置する場合、アクチュエータ素子30の振動は、突起部26と接続する位置より内側の部分の方が外側の部分よりも大きくなる。よって、流体制御装置101eでは、流路板40の窪み部42は、アクチュエータ素子30の貫通孔31と対向する部分も含めて凹状とされている。このため、流体制御装置101eによれば、第1実施形態に係る流体制御装置101aと同様の効果を得ることができる。なお、流体制御装置101eにおいて、アクチュエータ素子30の貫通孔31に対向する部分の流路板40の窪み部42は、アクチュエータ素子30の外周縁の表面に対して低くなっていればよく、窪み部42のその他の部分と平面とする必要はない。言い換えれば、流路板40の窪み部42は、アクチュエータ素子30の貫通孔31に対向する部分を中央とした円環状(ドーナツ状)であって、円環状の外側部分よりも、中央がやや深さが浅い形状であってもよい。
支持部材50を介して接続するハウジング20の突起部26とアクチュエータ素子30の接続位置が、アクチュエータ素子30が固有振動数で振動するときのノード部Nの内側の位置とされている場合、アクチュエータ素子30の振動は、突起部26と接続する位置より内側の部分と外側の部分とでほぼ同じとすることができる。したがって、この場合、流路板40の窪み部42は、アクチュエータ素子30の貫通孔31に対向する部分の中央とした円環状(ドーナツ状)であって、中央の高さとアクチュエータ素子の外周縁の高さとが同じ形状とすることができる。
なお、本変形例では、支持部材50を介して接続するハウジング20の突起部26とアクチュエータ素子30の接続位置が、アクチュエータ素子30が固有振動数で振動するときのノード部Nの外側の位置とされているが、ノード部Nの位置であってもよい。
第1実施形態およびその変形例に係る流体制御装置101a~101eのポンプ11a~11eでは、アクチュエータ素子30の第1主面32aが支持部材50を介してハウジング20の突起部26に接続しているが、ポンプの構成はこれに限定されるものではない。例えば、アクチュエータ素子30がハウジング20と接触しないように支持部材によって支持されていてもよい。
[第2実施形態]
図14は、第2実施形態に係るポンプの斜視図である。図15は、図14のXV-XV線断面図である。図16は、第2実施形態に係る流体制御装置で用いられるアクチュエータ素子とその支持部材の斜視図である。
第2実施形態に係るポンプ12aは、図14~図16に示すように、ハウジング20’と、アクチュエータ素子30’と、アクチュエータ素子30’を支持する支持部材50’と、を備える。
ハウジング20’は、第1開孔部21と第2開孔部22とを有する。第1開孔部21は流体導入口であり、第2開孔部22は流体吐出口である。ハウジング20’は、第2開孔部22を有する有底角筒状体である第4部材27と、第1開孔部21を有する有底角筒状体である第5部材28とから構成されている。
ハウジング20’の第4部材27と第5部材28の間には支持部材50’が配置されている。つまり、支持部材50’は第4部材27と第5部材28とで挟持されている。これにより支持部材50’はハウジング20に固定される。支持部材50’をハウジング20’に固定する方法は、これに限定されるものではない。
第4部材27は、第1実施形態の流体制御装置101aの第1部材23と同様の構成とすることができる。第5部材28は、第1開孔部21の周囲に窪み部29が設けられていること以外は、第1実施形態の流体制御装置101aの第3部材25と同様の構成とすることができる。窪み部29は、第1開孔部21を中心とした円環状(ドーナツ状)に形成されている。窪み部29は、断面が円弧状に窪んだ湾曲面とされていてもよい。
アクチュエータ素子30’は、貫通孔31を有しないこと以外は、第1実施形態の流体制御装置101aのアクチュエータ素子30と同様の構成とすることができる。
アクチュエータ素子30’は、弾性基板35がハウジング20’の第1開孔部21と対向する位置に内部空間1を介して配置されている。以下、本実施形態において、ハウジング20の第1開孔部21に対向する側のアクチュエータ素子30’の表面を第1主面32aと呼び、その反対側の表面を第2主面32bと呼ぶことがある。なお、本実施形態では、アクチュエータ素子30’の第1主面32aは、弾性基板35側の表面で、第2主面32bは、板状圧電体37側の表面とされているが、これに限定されるものではない。板状圧電体37側の表面を第1主面32aとし、弾性基板35側の表面を第2主面32bとしてもよい。
内部空間1は、アクチュエータ素子30’の第1主面32aに面する空間であって、アクチュエータ素子30’の第1主面32aに沿って中心から外側に向かって広がっており、ハウジング20’の内部に導入された流体の流路となる。すなわち、内部空間1は、アクチュエータ素子30’が振動することによって、流体が流れる流路である。第5部材28に設けられている窪み部29によって、内部空間1に、流体が流れる方向に対して垂直な方向の断面積が拡張された拡張部2が形成される。
支持部材50’は、幅方向(配線51aと配線51bとが延びる方向に対して垂直となる方向)の長さが、アクチュエータ素子30の直径よりも小さい帯状とされていること以外は、第1実施形態の流体制御装置101aの支持部材50と同様の構成とされている。
以上のような構成とされたポンプ12aは、次のようにして流体を輸送する。
配線51a、51bを介して、振動素子36の電極38a、38bに電圧を印加する。これにより、振動素子36が振動する。この振動素子36が振動すると、弾性基板35を含むアクチュエータ素子30’が振動する。アクチュエータ素子30’が振動することによって、流体が第1開孔部21から、ハウジング20’の内部に導入される。流体は、アクチュエータ素子30’と第5部材28との間の内部空間1を、アクチュエータ素子30’の第1主面32aに沿って流れる。内部空間1の拡張部2を通った流体は、次いで、第2開孔部22から吐出される。この流体の流れによって、内部空間1の拡張部2を横切る流体がヘルムホルツ共振する。このヘルムホルツ共振の周波数と振動素子と動作周波数とが整合することによって、ポンプ12aの吸込能力が向上する。
以上のように構成された本実施形態のポンプ12aでは、アクチュエータ素子30’は、第1主面32aがハウジング20’の第1開孔部21と対向する位置に内部空間1を介して配置されている。また、ハウジング20’の第5部材28のアクチュエータ素子30’側の表面に窪み部29が設けられていて、内部空間1は、流体が流れる方向に対して垂直な方向の断面積が拡張された拡張部2を含む。このような構成を有するポンプ12aは、ポンプ12aのハウジング20’やアクチュエータ素子30’のサイズを小型化した場合であっても、20kHz以上において、低い周波数でヘルムホルツ共振を発生させやすい。このため、ポンプ12aのサイズを小型化した場合でも、ポンプ12aの吸込能力を高くすることができる。
ポンプ12aでは、内部空間1の拡張部2を形成する凹部が、ハウジング20’の第5部材28に設けられた窪み部29によって形成されている。ただし、凹部の位置は、これに限定されるものではない。凹部は、アクチュエータ素子30’の第1主面32aに設けてもよいし、ハウジング20’の第5部材28とアクチュエータ素子30’の第1主面32aの両方に設けてもよい。また、窪み部29の代わりに、拡張部2を形成する領域以外の領域に突起部を設けることよって、拡張部2を形成する領域が相対的に凹部となるようにしてもよい。凹部は、アクチュエータ素子30の貫通孔31の外側からアクチュエータ素子30’の外周端部までの拡張部2に対応する範囲の領域に設けてもよいし、この範囲に対向する第5部材28のアクチュエータ素子30側の表面の領域に設けてもよい。凹部をこの位置に形成することによって、ヘルムホルツ共振を20kHz以上において、低い共振周波数でより発生させやすくなる。なお、窪み部29の内半径は第1開孔部21の半径よりも大きく、窪み部29の外半径はアクチュエータ素子30が固有振動数で振動するときに生じるノード部の半径以下であると好ましい。本実施形態では、窪み部29の外半径はノード部の半径と一致している。すなわち、窪み部29の外縁は、アクチュエータ素子30が固有振動数で振動するときに生じるノード部と対向している。
図17は、第2実施形態に係るポンプの変形例を示す断面図であり、ポンプを図15と同じ方向で切断した断面図である。
図17に示すポンプ12bは、アクチュエータ素子30’の第1主面32a(弾性基板35の表面)に窪み部33が設けられている点で、ポンプ12aと相違する。ポンプ12bによれば、第2実施形態に係るポンプ12aと同様の効果を得ることができる。
図18は、第2実施形態に係るポンプの別の変形例を示す断面図であり、ポンプを図15と同じ方向で切断した断面図である。
図18に示すポンプ12cは、ハウジング20’の第5部材28に窪み部29が設けられ、アクチュエータ素子30の第1主面32aに窪み部33が設けられている点で、ポンプ12aと相違する。ハウジング20’の第5部材28とアクチュエータ素子30の両方に窪み部を設けることによって、ハウジング20’の第5部材28とアクチュエータ素子30’のそれぞれに設ける窪み部の深さを浅くすることができる。このため、ポンプ12cによれば、第2実施形態に係るポンプ12aと同様の効果と共に、窪み部を設けることによるハウジング20’の第5部材28とアクチュエータ素子30’の強度の低下を抑えることができる。
図19は、第1実施形態に係るポンプの別の変形例を示す断面図であり、ポンプを図15と同じ方向で切断した断面図である。
図19に示すポンプ12dは、アクチュエータ素子30’の第1主面32a(弾性基板35の表面)に第1突起部34aと第2突起部34bが設けられている点で、ポンプ12aと相違する。第1突起部34aは、アクチュエータ素子30’の貫通孔31の周囲に設けられている。第2突起部34bは、アクチュエータ素子30’の外周端部の周囲に設けられている。第1突起部34aと第2突起部34bとが設けられていない第1主面32aの領域は、相対的に凹部となる。このため、ポンプ12dによれば、第2実施形態に係るポンプ12aと同様の効果を得ることができる。
[第3実施形態]
図20は、第3実施形態に係る流体制御装置の断面図である。図21の(a)は図20のA-A線断面図であって、(b)は図20のB-B線断面図であり、(c)は図20のC-C線断面図である。
第3実施形態に係る流体制御装置103は、図20~図21に示すように、ポンプ12aと、ポンプ12aから送られた流体を一時的に貯留する容器70と、ポンプ12aと容器70を接続するバルブ80と、を備える。流体制御装置103は、バルブ80を備えること以外は、第2実施形態に係る流体制御装置102aと同じ構成である。
バルブ80は、上下方向に向けて開口し、外側断面が円形で、内側断面が四角形の筒管81と、筒管81の内部に配置されている弁83とボール86と、を備える。筒管81は、外部に接続する取出口82を有する。弁83は、上下方向に開口した第1流路孔84と、一方の端部が下方に向けて開口し、他方の端部が取出口82と接続する第2流路孔85とを有する。ボール86は、弁83の下方に配置されている。
ポンプ12aが駆動して、流体を容器70に貯留する場合は、ボール86は、ポンプ12aから送られた流体に押されて上方に移動して、第2流路孔85の下方の開口を閉じる。これによって、流体は、第1流路孔84を通って容器70に送られる。一方、ポンプ12aが静止して、容器70に貯留された流体を外部に取り出す場合は、ボール86は下方に移動して、ポンプ12aの第2開孔部22を閉じる。これによって、流体は、第1流路孔84を通って弁83の下方に流れ、その弁83の下方に流れた流体が、第2流路孔85を通って、取出口82を介して外部に取り出される。
以上のように構成された本実施形態の流体制御装置103では、ポンプ12aと容器70を接続するバルブ80を備えるので、容器70に貯留された流体を、バルブ80を介して外部に取り出すことができる。
以上の本実施形態において、ポンプ11a~11d、12a~12dは、アクチュエータ素子30、30’の第1主面32a又は第2主面32bに面する空間であって、アクチュエータ素子30、30’の第1主面32a又は第2主面32bに沿って流体が流れる内部空間1を有し、内部空間1は、アクチュエータ素子30の第2主面32bに対して垂直な方向、すなわち流体が流れる方向に対して垂直な方向の断面積が拡張された拡張部2を含む。この拡張部の断面積を調整することによって、ハウジング20、20’やアクチュエータ素子30、30’のサイズを小型化した場合であっても、20kHz以上において、低い周波数でヘルムホルツ共振を発生させやすくなる。このため、ポンプ11a~11d、12a~12dのサイズを小型化した場合でも、ポンプ11a~11d、12a~12dの吸込能力を高くすることができる。本実施形態のポンプ11a~11d、12a~12dは、例えば、アクチュエータ素子30、30’の最大径が5mm以上10mm以下の範囲内としても高い吸込能力を有する。
[構成例]
本開示の構成例を、次に述べる。
(1) 一構成例として、ポンプは、アクチュエータ素子と、前記アクチュエータ素子の少なくとも一つの主面に面する内部空間と、を備え、前記内部空間は、前記主面に対して垂直な方向の断面積が拡張された拡張部を含む。
(2) 一構成例として、上記(1)に記載のポンプでは、前記アクチュエータ素子は、基板と、前記基板の少なくとも一方の表面に配置された振動素子とを含んでいてもよい。
(3) 一構成例として、上記(1)又は(2)に記載のポンプでは、前記アクチュエータ素子を支持する支持部材をさらに備えていてもよい。
(4) 一構成例として、上記(1)~(3)のいずれか一つに記載のポンプでは、少なとも一つの開孔部を有するハウジングと、前記開孔部の周囲に配置され、前記ハウジングの内側に向けて突出する突起部と、第1板と、をさらに備え、前記アクチュエータ素子は、互いに対向する第1主面と第2主面と、該第1主面と該第2主面との間を貫通する貫通孔とを有し、前記貫通孔が前記ハウジングの開孔部と対向する位置に配置され、前記第1板は、前記アクチュエータ素子の前記第2主面と対向する位置に、前記内部空間を介して配置され、前記内部空間は、前記アクチュエータ素子の前記第2主面に面する空間であり、前記拡張部は、前記アクチュエータ素子の前記第2主面及び前記第1板の前記アクチュエータ素子の前記第2主面と対向する表面の少なくとも一方に備えられた凹部を有していてもよい。
(5) 一構成例として、上記(4)に記載のポンプでは、前記突起部は、前記アクチュエータ素子が固有振動数で振動するときに生じるノード部よりも前記アクチュエータ素子の中心寄りの位置において、前記アクチュエータ素子に対して接続されていてもよい。
(6) 一構成例として、上記(4)又は(5)に記載のポンプでは、前記凹部の外縁は、前記突起部と対向してもよい。
(7) 一構成例として、上記(4)~(6)のいずれか一つに記載のポンプでは、前記凹部は、断面が円弧状に窪んだ湾曲面を含んでいてもよい。
(8) 一構成例として、上記(1)~(3)のいずれか一つに記載のポンプでは、少なとも一つの開孔部を有するハウジングをさらに備え、前記アクチュエータ素子は、互いに対向する第1主面と第2主面とを有し、前記第1主面が前記ハウジングの前記開孔部と対向する位置に、前記内部空間を介して配置され、前記内部空間は、前記アクチュエータ素子の前記第1主面に面する空間であり、前記拡張部は、前記アクチュエータ素子の前記第1主面及び前記ハウジングの前記アクチュエータ素子の前記第1主面と対向する表面の少なくとも一方に備えられた凹部を有していてもよい。
(9) 一構成例として、上記(8)に記載のポンプでは、前記凹部の外縁は、前記アクチュエータ素子が固有振動数で振動するときに生じるノード部と対向していてもよい。
(10) 一構成例として、上記(8)又は(9)に記載のポンプでは、前記凹部は、断面が円弧状に窪んだ湾曲面を含んでいてもよい。
(11) 一構成例として、流体制御装置では、上記(1)~(10)のいずれか一つに記載のポンプと、前記ポンプに接続する容器と、を備えていてもよい。
(12) 一構成例として、上記(11)に記載の流体制御装置では、前記ポンプと前記容器とがバルブを介して接続していてもよい。
なお、上記の本実施形態において、ポンプ11a~11d、12a~12dは、容器70と接続した流体制御装置101a~101d、102a~102d、103のポンプとして利用されている。ただし、ポンプ11a~11d、12a~12dは、用途はこれに限定されるものではない。ポンプ11a~11d、12a~12dは、例えば、血圧計、エアジャッキなどの空気を利用した装置に空気を供給する空気の搬送用ポンプとして、種々の用途に利用することができる。また、本実施形態に係るポンプは、冷却用ファンなどの送風機の代替品としても利用することができる。
1 内部空間
2 拡張部
11a、11b、11c、11d、11e、12a、12b、12c、12d ポンプ
20、20’ ハウジング
21 第1開孔部
22 第2開孔部
23 第1部材
24 第2部材
25 第3部材
26 突起部
27 第4部材
28 第5部材
29 窪み部
30、30’ アクチュエータ素子
31 貫通孔
32a 第1主面
32b 第2主面
33 窪み部
34a 第1突起部
34b 第2突起部
35 弾性基板
36 振動素子
37 板状圧電体
38a、38b 電極
40 流路板
41 表面
42 窪み部
43 貫通孔
50、50’ 支持部材
51a、51b 配線
52 スルーホール
70 容器
80 バルブ
81 筒管
82 取出口
83 弁
84 第1流路孔
85 第2流路孔
86 ボール
101a、101b、101c、101d、101e、102a、102b、102c、102d、103 流体制御装置

Claims (12)

  1. アクチュエータ素子と、
    前記アクチュエータ素子の少なくとも一つの主面に面する内部空間と、を備え、
    前記内部空間は、前記主面に対して垂直な方向の断面積が拡張された拡張部を含むことを特徴とする、ポンプ。
  2. 前記アクチュエータ素子は、基板と、前記基板の少なくとも一方の表面に配置された振動素子とを含む、請求項1に記載のポンプ。
  3. 前記アクチュエータ素子を支持する支持部材をさらに備える、請求項1又は2に記載のポンプ。
  4. 少なとも一つの開孔部を有するハウジングと、
    前記開孔部の周囲に配置され、前記ハウジングの内側に向けて突出する突起部と、
    第1板と、をさらに備え、
    前記アクチュエータ素子は、互いに対向する第1主面と第2主面と、該第1主面と該第2主面との間を貫通する貫通孔とを有し、前記貫通孔が前記ハウジングの開孔部と対向する位置に配置され、
    前記第1板は、前記アクチュエータ素子の前記第2主面と対向する位置に、前記内部空間を介して配置され、
    前記内部空間は、前記アクチュエータ素子の前記第2主面に面する空間であり、
    前記拡張部は、前記アクチュエータ素子の前記第2主面及び前記第1板の前記アクチュエータ素子の前記第2主面と対向する表面の少なくとも一方に備えられた凹部を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載のポンプ。
  5. 前記突起部は、前記アクチュエータ素子が固有振動数で振動するときに生じるノード部よりも前記アクチュエータ素子の中心寄りの位置において、前記アクチュエータ素子に対して接続されている、請求項4に記載のポンプ。
  6. 前記凹部の外縁は、前記突起部と対向している、請求項4又は5に記載のポンプ。
  7. 前記凹部は、断面が円弧状に窪んだ湾曲面を含む、請求項4~6のいずれか一項に記載のポンプ。
  8. 少なとも一つの開孔部を有するハウジングをさらに備え、
    前記アクチュエータ素子は、互いに対向する第1主面と第2主面とを有し、前記第1主面が前記ハウジングの前記開孔部と対向する位置に、前記内部空間を介して配置され、
    前記内部空間は、前記アクチュエータ素子の前記第1主面に面する空間であり、
    前記拡張部は、前記アクチュエータ素子の前記第1主面及び前記ハウジングの前記アクチュエータ素子の前記第1主面と対向する表面の少なくとも一方に備えられた凹部を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載のポンプ。
  9. 前記凹部の外縁は、前記アクチュエータ素子が固有振動数で振動するときに生じるノード部と対向している、請求項8に記載のポンプ。
  10. 前記凹部は、断面が円弧状に窪んだ湾曲面を含む、請求項8又は9に記載のポンプ。
  11. 請求項1~10のいずれか一項の記載のポンプと、前記ポンプに接続する容器と、を備える流体制御装置。
  12. 前記ポンプと前記容器とがバルブを介して接続している請求項11に記載の流体制御装置。
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