JP7079889B1 - はんだ合金、はんだ接合材、ソルダペースト及び半導体パッケージ - Google Patents

はんだ合金、はんだ接合材、ソルダペースト及び半導体パッケージ Download PDF

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Abstract

【課題】 はんだ接合部と半導体素子との界面における両者の剥離を抑制し得るはんだ合金、はんだ接合材、ソルダペースト及び半導体パッケージの提供。【解決手段】Cuを1.1質量%以上8質量%以下と、Sbを6質量%以上20質量%以下と、Niを0.01質量%以上0.5質量%以下と、Coを0.001質量%以上1質量%以下とを含み、残部がSnからなる、はんだ合金。【選択図】図1

Description

本発明は、はんだ合金、はんだ接合材、ソルダペースト及び半導体パッケージに関する。
電子機器に用いられる半導体パッケージは、接合材を用いて基板上に半導体素子を接合(ダイボンディング)し、更にこれにワイヤボンディング等を行ったものをモールド樹脂等でモールドすることにより作製される。
半導体パッケージに生じる不具合は様々あり、その発生要因の1つとして、半導体素子と基板との接合不良が挙げられる。この接合不良は、接合材を原因とするものが多い。このような接合不良を抑制する接合材として、例えば、以下の特許文献1から3に開示されるはんだ接合材が提案されている。
特許文献1には、半導体素子の繰り返しの発熱によるはんだ部の熱伝導率の低下と、これを起因とするはんだ部の劣化を抑制することを目的として、高温での熱伝導率の低下を抑制し得るはんだ材、具体的には、Sbを、5.0質量%を超えて10.0質量%以下と、Agを2.0~4.0質量%と、Niを、0.1~0.4質量%含有し、残部は、Sn及び不可避不純物からなるはんだ材が開示されている。
特許文献2には、半導体素子の繰り返しの発熱によって生じるはんだ部内のクラックと、これを起因とするはんだ部と基板との剥離を抑制することを目的として、Sbを、5.0質量%を超えて10.0質量%以下と、Agを2.0~4.0質量%と、Niを、0.01~1.0質量%含有し、残部は、Sn及び不可避不純物からなるはんだ材が溶融されたはんだ接合層と、少なくとも一方がCuもしくはCu合金部材である被接合体とを含むはんだ接合部であって、前記はんだ接合層が、前記CuもしくはCu合金部材との界面に、(Cu,Ni)(Sn,Sb)を含む第1組織と、(Ni,Cu)(Sn,Sb)を含む第2組織とを備えるはんだ接合部が開示されている。
特許文献3には、半導体素子の繰り返しの発熱によるはんだ部の熱伝導率の低下と、これを起因とするはんだ部の劣化を抑制することを目的として、半導体素子と、はんだ材が溶融された接合層を備える半導体装置であって、前記はんだ材が、Sbを、5.0質量%を超えて10.0質量%以下と、Agを2.0~4.0質量%と、Niを、0.1~0.4質量%含有し、残部は、Sn及び不可避不純物からなる半導体装置が開示されている。
特許第6516013号公報 特許第6642865号公報 特許第6773143号公報
ところで、半導体素子、特に、パワー半導体素子の裏面電極には、一般的に、半導体素子側から順にTi及びNi等による薄膜が成膜されている。このNi膜は、パワー半導体素子と接合材(特に、はんだ接合材)との接合のために成膜される。
また、はんだ接合材は、Snを含むものが多く用いられている。
そのため、パワー半導体素子と基板とのはんだ接合時に、上記Ni膜と、はんだ接合材に含まれるSnとは、Ni-Sn金属間化合物を析出し得る。このNi-Sn金属間化合物は、はんだ接合部とパワー半導体素子との界面に存在し、両者の接合強度を向上させ得る。
ここで、パワー半導体素子、例えば、Si素子は、その動作時に自己発熱して高温になる。また、Si素子から生じた熱は、はんだ接合部、基板及びパワー半導体パッケージに接する放熱基板を通じて外部に放出されるため、動作時にないSi素子は、冷却状態にある。
そのため、発熱と冷却を繰り返すSi素子に接するはんだ接合部には、繰り返しの熱負荷がかかることとなる。そして、この繰り返しの熱負荷は、はんだ接合部とSi素子との界面に存在するNi-Sn金属間化合物や、上記Ni膜の、はんだ接合部内への拡散を促進させる。
上述の通り、上記Ni膜及びNi-Sn金属間化合物は、Si素子とはんだ接合部との接合強度の向上に寄与する。そのため、これらがはんだ接合部内に拡散すると、両者の接合強度は低下する。また、この拡散が続くと、両者の接合に寄与する組成(成分)が消失することとなるため、その界面にて剥離を引き起こす虞がある。この剥離現象は、パワー半導体パッケージ(本明細書においては、パワー半導体素子を用いる半導体パッケージを意味する。)の信頼性低下にも繋がる。
なお、近年は、更に高い電圧及び大きな電流を扱えるパワー半導体パッケージの需要が増えている。そのため、更に高性能であって更に高い電圧及び大きな電流を扱うことのできるパワー半導体素子、例えばSiC素子、GaN素子及びGa素子等(以下、「次世代パワー半導体素子」という。)の使用も増加傾向にある。
次世代パワー半導体素子は、Si素子よりも耐熱性に優れており、その動作温度も高い。そのため、次世代パワー半導体素子を使用するパワー半導体パッケージにおいては、はんだ接合部に加わる熱も更に上昇する。従って、この場合、上記Ni膜及びNi-Sn金属間化合物のはんだ接合部内への拡散と、これを原因とする上記剥離現象は、更に生じ易くなる。
しかし、このような現象については、上記特許文献1から3には、開示も示唆もない。
本発明の目的は、上記課題を解決するものであり、はんだ接合部と半導体素子との界面における両者の剥離を抑制し得るはんだ合金、はんだ接合材、ソルダペースト及び半導体パッケージを提供することである。
本発明のはんだ合金は、Cuを1.1質量%以上8質量%以下と、Sbを6質量%以上20質量%以下と、Niを0.01質量%以上0.5質量%以下と、Coを0.001質量%以上1質量%以下とを含み、残部がSnからなる。
前記はんだ合金のCu及びNiの含有量は、下記式(A)を満たすことが好ましい。
Ni/(Cu+Ni)<0.1 … (A)
前記はんだ合金は、更に0.1質量%以上3質量%未満のAgを含むことが好ましい。
前記はんだ合金は、更にAl、Ti、Si、Fe及びGeの少なくともいずれかを合計で0.003質量%以上0.5質量%以下含むことが好ましい。
本発明のはんだ接合材は、上記はんだ合金を用いる。
また、本発明のソルダペーストは、上記はんだ合金からなる粉末と、フラックスとを含む。
また、本発明の半導体パッケージは、基板と、半導体素子と、当該基板及び半導体素子とを接合する接合部とを有する半導体パッケージであって、前記接合部は、上記はんだ接合材を用いて形成されたものである。
また、本発明の半導体パッケージは、基板と、半導体素子と、当該基板及び半導体素子とを接合する接合部とを有する半導体パッケージであって、前記接合部は、上記ソルダペーストを用いて形成されたものである。
上記半導体パッケージは、パワー半導体パッケージであることが好ましい。
本発明のはんだ合金、はんだ接合材、ソルダペースト及び半導体パッケージは、はんだ接合部と半導体素子との界面における両者の剥離を抑制することができる。
本実施形態に係る半導体パッケージを表わす概略断面図。 実施例及び比較例に係る各試験に用いる試験用接合体の作製時における、リフロー温度条件を表す温度プロファイル。 実施例及び比較例に係る各試験用接合体を超音波顕微鏡を用いて撮影した画像の一例であり、(a)はSiチップ側から撮影した接合界面画像(画像A)を、(b)は基板側から撮影した接合界面画像(画像B)を表わす。
以下、本発明のはんだ合金、はんだ接合材、ソルダペースト及び半導体パッケージの一実施形態について詳細に説明する。なお、本発明がこれらの実施形態に限定されないことは、もとよりである。
1.はんだ合金
本発明のはんだ合金は、Cuを1.1質量%以上8質量%以下と、Sbを6質量%以上20質量%以下と、Niを0.01質量%以上0.5質量%以下と、Coを0.001質量%以上1質量%以下とを含み、残部がSnからなる。
本実施形態のはんだ合金は、Cuを1.1質量%以上8質量%以下含むことにより、形成されるはんだ接合部内にSn、Ni及びCoとの金属間化合物、例えば、CuSn金属間化合物、(Cu,Ni)Sn金属間化合物、(Cu,Co)Sn金属間化合物及び(Cu,Co,Ni)Sn金属間化合物等を析出させることができる。
これらの金属間化合物のうち、(Cu,Ni)Sn金属間化合物、(Cu,Co)Sn金属間化合物及び(Cu,Co,Ni)Sn金属間化合物(以下、これらを纏めて「Cu、Ni、Co系金属間化合物」という。)は、はんだ接合時に、半導体素子とはんだ接合部との界面及びその付近に析出し易く、これらの金属間化合物が、半導体素子とはんだ接合部との界面における剥離現象の抑制に寄与し得ると推察される。
即ち、上述のように、半導体素子、特にパワー半導体素子の裏面電極に成膜されるNi膜は、パワー半導体素子から繰り返し受ける熱負荷により、はんだ接合部内に拡散し易くなる。半導体素子と基板とのはんだ接合時に、上記Ni膜とはんだ合金に含まれるSnにより析出されるNi-Sn金属間化合物も同様である。
なお、パワー半導体素子の種類によっては、上記Ni膜上に、更にAgやAuからなる薄膜を成膜されるものも存在する。しかし、Ag、Auとも、はんだ接合部内に拡散し易い元素であることから、これらの薄膜の存在によって上記Ni膜の拡散を抑制することは難しい。
一方、上記Ni膜は、パワー半導体素子とはんだ接合部との接合強度に寄与するものである。即ち、Ni膜よりもパワー半導体素子側に成膜されるTi膜は、はんだ合金に含まれるSnとは金属間化合物を析出し難い。そのため、パワー半導体素子とはんだ接合部との接合を容易にするために、上記Ni膜が成膜される。
従って、上記Ni膜やNi-Sn金属間化合物がはんだ接合部内に拡散すればするほど、パワー半導体素子とはんだ接合部との接合強度は一層低下する。そして、最終的には、パワー半導体素子とはんだ接合部との界面において、剥離現象が生じ得る。
なお、上記Ti膜は、パワー半導体素子の作製条件によっては酸化状態(TiO膜)となっているものもある。TiO膜は、Ti膜よりも更にSnとの金属間化合物を析出し難い。そのため、この場合、上記剥離現象は更に生じ易くなる。
しかし、本実施形態のはんだ合金は、上述の通り、形成されるはんだ接合部内に、Ni-Sn金属間化合物に代わって、Cu、Ni、Co系金属間化合物を析出する。これらの金属間化合物は、はんだ接合時に半導体素子とはんだ接合部との界面及びその付近に析出し易く、また、微細な構造を有する。そのため、上記Ni膜のはんだ接合部内への拡散が抑制されるものと推察される。そして、これにより、半導体素子とはんだ接合部との界面における剥離現象の抑制を実現し得ると推察される。
また、上述するパワー半導体素子の発熱と冷却の繰り返しは、パワー半導体素子に接するはんだ接合部に繰り返しの冷熱負荷をかける。この冷熱負荷は、はんだ接合部の熱疲労、冷熱疲労を引き起こすと共に、はんだ接合部に応力を生じさせる。この応力は、はんだ接合部内のクラック発生の原因となる。また、繰り返し生じる応力は、発生したクラックの進展を促進させ、最終的に、パワー半導体素子の剥離を引き起こす。このクラックは、特に200℃以上の高温動作環境下において生じ易い。
しかし、本実施形態のはんだ合金は、上述の通り、はんだ接合部内にCuSn金属間化合物を析出させる。
この金属間化合物は、はんだ接合部の強度向上に寄与するものであり、本実施形態のはんだ合金は、この金属間化合物をバランスよくはんだ接合部内に析出させることができる。そのため、本実施形態のはんだ合金は、高温動作環境下においても、はんだ接合部内のクラック発生とその進展を抑制でき、これを原因とする半導体素子の剥離現象の発生を抑制することもできる。また、上述の通り、Cu、Ni、Co系金属間化合物は微細な構造を有するため、この効果の実現にも寄与することができる。
なお、上述の通り、次世代パワー半導体素子の発熱量や温度は、パワー半導体よりも更に高い。そのため、上述するNi膜等のはんだ接合部内への拡散も更に生じ易くなり、また、はんだ接合部内のクラックも更に生じ易くなる。
しかし、本実施形態のはんだ合金は、上述の通り、形成されるはんだ接合部内にCu、Ni、Co系金属間化合物やCuSn金属間化合物をバランスよく析出し得る。そのため、次世代パワー半導体素子を使用する場合においても、上記Ni膜のはんだ接合部内への拡散と、これによる半導体素子とはんだ接合部との界面における剥離現象を抑制し得る。また、上記はんだ接合部内のクラック発生と、その進展による半導体素子の剥離現象も抑制し得る。
好ましいCuの含有量は、1.5質量%以上7質量%以下、2質量%以上6.5質量%以下である。更に好ましいCuの含有量は、3質量%以上6質量%以下、3質量%以上4質量%以下である。Cuの含有量をこの範囲とすることで、上記Ni膜のはんだ接合部内への拡散抑制に更に寄与でき、また、はんだ接合部の強度を更に向上させることができる。
また、本実施形態のはんだ合金は、Sbを6質量%以上20質量%以下含むことにより、はんだ接合部内におけるSbの固溶強化を向上させるとともに、当該はんだ接合部内にSbSn金属間化合物(例えば、SbSn金属間化合物)を析出させることができる。これにより、はんだ接合部の強度を向上させ、上述するはんだ接合部内でのクラック発生、特に高温動作環境下におけるクラック発生と、その進展による半導体素子の剥離の発生を抑制することができる。
好ましいSbの含有量は、6質量%以上15質量%以下、7質量%以上15質量%以下、7質量%以上14質量%以下である。更に好ましいSbの含有量は、8質量%以上13質量%以下、9質量%以上12質量%以下、10質量%以上11質量%以下である。Sbの含有量をこの範囲とすることで、はんだ接合部内の上記Sbの固溶強化を更に向上させ、また、上記金属間化合物をバランスよく析出させることができ、はんだ接合部の強度を更に向上させることができる。
また、本実施形態のはんだ合金は、Niを0.01質量%以上0.5質量%以下含むことにより、上述のように、はんだ接合部内にSn、Cu、Coとの金属間化合物、例えば、(Cu,Ni)Sn金属間化合物及び(Cu,Co,Ni)Sn金属間化合物を析出させることができる。これらの金属間化合物は、上述するように、半導体素子とはんだ接合部との界面における剥離現象の抑制に寄与し得ると推察される。また、これらの金属間化合物は微細な構造を有するため、はんだ接合部内に発生するクラックの進展抑制効果にも寄与し得る。
好ましいNiの含有量は、0.02質量%以上0.4質量%以下、0.025質量%以上0.35質量%以下、0.03質量%以上0.3質量%以下である。更に好ましいNiの含有量は、0.035質量%以上0.2質量%以下である。Niの含有量をこの範囲とすることで、上記Ni膜のはんだ接合部内への拡散を更に抑制することができる。
また、本実施形態のはんだ合金は、Coを0.001質量%以上1質量%以下含むことにより、上述のように、はんだ接合部内にSn、Ni、Cuとの金属間化合物、例えば、(Cu,Co)Sn金属間化合物及び(Cu,Co,Ni)Sn金属間化合物を析出させることができる。
これらの金属間化合物は、上述するように、半導体素子とはんだ接合部との界面における剥離現象の抑制に寄与し得ると推察される。また、これらの金属間化合物は微細な構造を有するため、はんだ接合部内に発生するクラック進展の抑制効果にも寄与し得る。
好ましいCoの含有量は、0.002質量%以上0.9質量%以下、0.003質量%以上0.8質量%以下、0.004質量%以上0.8質量%以下である。更に好ましいCoの含有量は、0.005質量%以上0.6質量%以下である。特に好ましいCoの含有量は、0.006質量%以上0.5質量%以下、0.007質量%以上0.4質量%以下、0.007質量%以上0.3質量%以下である。Coの含有量をこの範囲とすることで、上記Ni膜のはんだ接合部内への拡散を更に抑制することができる。
このように、本実施形態のはんだ合金は、Snを含むはんだ合金にCu、Ni及びCoを所定量添加することにより、はんだ接合部内にCu、Ni、Co系金属間化合物を析出させることができる。
そして、上記Ni膜のはんだ接合部内への拡散抑制は、これらの金属間化合物の析出及びそのバランスによって実現し得るものと推察される。
また、これらの金属間化合物は、微細な構造を有する。そのため、これらの金属間化合物の析出バランスにより、はんだ接合部内にクラックが発生した場合においても、その進展を抑制し得ると考えられる。
また、本実施形態のはんだ合金は、Snを含むはんだ合金に、Cu及びSbを所定量添加することにより、はんだ接合部内にSn、Cu、Sbの金属間化合物として、CuSn金属間化合物及びSbSn金属間化合物を析出させることができる。
そして、上述するはんだ接合部のクラック発生抑制効果は、これらの金属間化合物の析出及びそのバランスによって実現し得るものと推察される。
このように、本実施形態のはんだ合金は、半導体素子とはんだ接合部との界面における剥離現象の抑制と、はんだ接合部内に発生するクラックとその進展による半導体素子の剥離現象の抑制とを実現し得る。
また、本実施形態のはんだ合金は、上述のようにはんだ接合部が良好な強度を有するため、はんだ接合部と半導体素子との界面において生じる応力を起因とする半導体素子自体のクラック発生も抑制することができる。
従って、本実施形態のはんだ合金は、半導体素子、特に次世代パワー半導体素子を含むパワー半導体素子と基板との接合に好適に用いることができる。
なお、本実施形態のはんだ合金は、半導体素子と基板との接合以外の用途、即ち、被接合材同士の(はんだ)接合にも好適に用いることができる。この用途としては、例えば、半導体パッケージ内の基板と放熱基板との接合や、基板(電子回路基板)と電子部品(特に、高い耐熱性を有する電子部品)との接合等が挙げられる。
また、本実施形態のはんだ合金のCu及びNiの含有量は、下記式(A)を満たすことが好ましい。
Ni/(Cu+Ni)<0.1 … (A)
本実施形態のはんだ合金が、この範囲でCu及びNiを含有する場合、上記Ni膜のはんだ接合部内への拡散を更に抑制することができる。また、この場合、はんだ接合部内に発生するクラックとその進展による半導体素子の剥離抑制効果を更に向上し得る。
なお、本実施形態のはんだ合金のCu及びNiの含有量は、下記式(A’)を満たすことが更に好ましい。
0.03<Ni/(Cu+Ni)<0.09 … (A’)
なお、上記式(A)及び(A’)については、小数第3位を四捨五入して算出する。
また、本実施形態のはんだ合金は、更にAgを0.1質量%以上3質量%未満含むことができる。この場合、はんだ接合部内にAgSn金属間化合物を析出させ、はんだ接合部内の残留応力を低減させることができる。また、これにより、はんだ接合部の機械的強度を向上させることができる。
また、このようなはんだ合金をソルダぺーストに用いる場合、そのボイド発生抑制効果を向上させることができる。
好ましいAgの含有量は、0.2質量%以上2.9質量%以下、0.2質量%以上2.5質量%以下、0.2質量%以上2質量%以下である。更に好ましいAgの含有量は、0.5質量%以上1.5質量%以下である。Agの含有量をこの範囲とすることで、はんだ接合部の機械的強度を更に向上させることができる。
また、本実施形態のはんだ合金には、更にAl、Ti、Si、Fe及びGeの少なくともいずれかを含有させることができる。この場合、はんだ接合部の強度を更に向上させることができる。
Al、Ti、Si、Fe及びGeの少なくともいずれかの合計含有量は、0.003質量%以上0.5質量%以下であることが好ましく、0.005質量%以上0.3質量%以下であることが更に好ましい。これらの合計含有量をこの範囲内とすることで、はんだ接合部の強度を更に向上させることができる。
なお、本実施形態のはんだ合金は、その残部がSnからなる。なお、当該はんだ合金には、当然ながら不可避不純物が含まれる。
2.はんだ接合材
本実施形態のはんだ接合材は、上述する実施形態のはんだ合金を用いたものであり、例えば、以下のものが挙げられる。
・ソルダプリフォーム
ソルダプリフォームとしては、シート状のものであればよく、その形状は問わない。例えば、ディスク状、角状、テープ状等のものを使用することができる。また、前記ソルダプリフォームの作製にあたっては、例えば、上述する実施形態のはんだ合金からなるインゴットを圧延機を用いて圧延する方法等、公知の作製方法を用いることができる。前記ソルダプリフォームの形状、大きさ及び厚みは、使用する基板、半導体素子等の種類等によって適宜調整し得る。好ましいその厚みは、10μm以上500μm以下であり、更に好ましいその厚みは、30μm以上300μm以下である。
また、前記ソルダプリフォームの表面に後述するフラックスを塗布してはんだ接合を行うこともできる。また、ソルダプリフォームの表面に有機酸等を予めフラックスコートしてはんだ接合を行うこともできる。更には、当該ソルダプリフォームは、例えば、還元性雰囲気のギ酸リフローや水素リフロー等を用いてはんだ接合を行うこともできる。
・はんだ接合層を有する接合材
はんだ接合層を有する接合材としては、例えば、以下の構造を有する接合材が挙げられる。
即ち、前記はんだ接合層を有する接合材は、例えば、強化層と、はんだ層とを有する。このはんだ層は、前記強化層の上面及び下面に熱間圧延方法等を用いて積層される。前記はんだ層は、上述する実施形態のはんだ合金を用いて形成される。
また、前記強化層は、コア基材を有する。このコア基材は、例えば、CuMo、Mo等からなる。なお、必要に応じ、当該コア基材の両面に金属層を設けてもよい。この金属層としては、例えば、Ni、Sn、Cu、Au及びAgの少なくともいずれかからなる層や、これらの合金元素由来の金属間化合物を有する層や、これらの組み合わせであってよい。前記金属層は、例えば、めっき処理等により形成される。
・ソルダペースト
本実施形態のソルダペーストについては、以下の3.にて詳述する。
なお、本実施形態のはんだ接合材は、ソルダプリフォーム、後述するソルダペースト以外にも、半導体素子、特に、パワー半導体素子と基板との接合に用いることができるものであれば、どのような態様であってもよい。
そして、本実施形態のはんだ接合材は、上述する実施形態のはんだ合金を用いるため、上述するNi膜のはんだ接合部内への拡散を抑制することができ、また、はんだ接合部内のクラック発生とその進展を抑制することができる。そのため、本実施形態のはんだ接合材は、半導体素子とはんだ接合部との界面における剥離現象と、はんだ接合部内のクラック進展を原因とする半導体素子の剥離現象と、両方の剥離現象の発生を抑制することができる。
また、本実施形態のはんだ接合材は、はんだ接合部が良好な強度を有するため、はんだ接合部と半導体素子との界面において生じる応力を起因とする半導体素子自体のクラック発生も抑制することができる。
従って、本実施形態のはんだ接合材は、半導体素子、特に次世代パワー半導体素子を含むパワー半導体素子と基板との接合に好適に用いることができる。
なお、本実施形態のはんだ接合材は、半導体素子と基板との接合以外の用途、即ち、被接合材同士の(はんだ)接合にも好適に用いることができる。この用途としては、例えば、半導体パッケージ内の基板と放熱基板との接合や、基板(電子回路基板)と電子部品(特に高い耐熱性を有する電子部品)との接合等が挙げられる。
3.ソルダペースト
本実施形態のソルダペーストは、例えば、上述する実施形態のはんだ合金を粉末状にしたもの(はんだ合金からなる粉末)と、フラックスとを混練し、ペースト状にすることにより作製される。
前記はんだ合金からなる粉末は、上述する実施形態のはんだ合金を公知の方法で粉末状とすることにより得られる。前記はんだ合金からなる粉末の粒径(動的光散乱法により測定)は、例えば、1μm以上40μm以下とすることができる。また、この粒径を5μm以上35μm以下、10μm以上30μm以下としてもよい。
また前記フラックスとしては、例えば、樹脂と、チクソ剤と、活性剤と、溶剤とを含むフラックスが用いられる。
前記樹脂としては、例えば、ロジン系樹脂;アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸の各種エステル、メタクリル酸の各種エステル、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、マレイン酸のエステル、無水マレイン酸のエステル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、塩化ビニル、酢酸ビニル等の少なくとも1種のモノマーを重合してなるアクリル樹脂;エポキシ樹脂;フェノール樹脂等が挙げられる。これらは、単独でまたは複数を組合せて用いることができる。
前記ロジン系樹脂としては、例えば、トール油ロジン、ガムロジン、ウッドロジン等のロジン類;水添ロジン(部分水添、完全水添)、重合ロジン、不均一化ロジン、アクリル酸変性ロジン、マレイン酸変性ロジン、ホルミル化ロジン等のロジン系変性樹脂;並びにこれらの誘導体等が挙げられる。これらは、単独でまたは複数を組合せて使用することができる。
前記樹脂の酸価は、例えば、10mgKOH/g以上250mgKOH/g以下とすることができる。また、前記樹脂の配合量は、例えば、フラックス全量に対して10質量%以上90質量%以下とすることができる。
前記チクソ剤としては、例えば、硬化ひまし油、ビスアマイド系チクソ剤(飽和脂肪酸ビスアマイド、不飽和脂肪酸ビスアマイド、芳香族ビスアマイド等)、ジメチルジベンジリデンソルビトール等が挙げられる。これらは、単独でまたは複数を組合せて使用することができる。前記チクソ剤の配合量は、例えば、フラックス全量に対して3質量%以上15質量%以下とすることができる。
前記活性剤としては、例えば、有機酸、ハロゲンを含む化合物、アミン系活性剤等が挙げられる。これらは、単独でまたは複数を組合せて使用することができる。
有機酸としては、例えば、モノカルボン酸、ジカルボン酸、その他の有機酸が挙げられる。
モノカルボン酸としては、例えば、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、エナント酸、カプリン酸、ラウリル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、ツベルクロステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、グリコール酸等が挙げられる。
ジカルボン酸としては、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、エイコサン二酸、フマル酸、マレイン酸、酒石酸、ジグリコール酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸等が挙げられる。
その他の有機酸としては、例えば、ダイマー酸、レブリン酸、乳酸、アクリル酸、安息香酸、サリチル酸、アニス酸、クエン酸、ピコリン酸、アントラニル酸等が挙げられる。
ハロゲンを含む化合物としては、例えば、非解離性のハロゲン化合物(非解離型活性剤)及び解離性のハロゲン化合物(解離型活性剤)が挙げられる。
非解離型活性剤としては、ハロゲン原子が共有結合により結合した非塩系の有機化合物が挙げられる。当該有機化合物は、例えば、塩素化物、臭素化物、ヨウ素化物、フッ化物のように塩素、臭素、ヨウ素、フッ素の各単独元素が共有結合した化合物でもよく、また2以上の異なるハロゲン原子が共有結合で結合した化合物でもよい。また当該有機化合物は、水性溶媒に対する溶解性を向上させるために、例えばハロゲン化アルコールのように水酸基等の極性基を有することが好ましい。
アミン系活性剤としては、例えば、アミン類、アミン塩類、アミノ酸類、アミド系化合物等が挙げられる。
前記活性剤の配合量は、フラックス全量に対して5質量%以上15質量%以下とすることができる。また、その配合量を、フラックス全量に対して7質量%以上13質量%以下や、9質量%以上11質量%以下とすることもできる。
前記溶剤としては、例えば、アルコール系、ブチルセロソルブ系、グリコールエーテル系、エステル系等が挙げられる。これらは、単独でまたは複数を組合せて使用することができる。
前記溶剤の配合量は、フラックス全量に対して20質量%以上50質量%以下とすることができる。また、その配合量を、フラックス全量に対して20質量%以上40質量%以下や、35質量%以上40質量%以下とすることもできる。
前記フラックスには、酸化防止剤を配合することができる。この酸化防止剤としては、例えば、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、フェノール系酸化防止剤、ビスフェノール系酸化防止剤、ポリマー型酸化防止剤等が挙げられる。これらの中でも特にヒンダードフェノール系酸化防止剤が、好ましく用いられる。
前記酸化防止剤の種類はこれらに限定されるものではなく、またその配合量も特に限定されるものではない。その一般的な配合量は、フラックス全量に対して0.5質量%から5質量%程度である。
前記フラックスには、更につや消し剤、消泡剤等の添加剤を加えてもよい。この添加剤の配合量は、フラックス全量に対して10質量%以下とすることができ、また、5質量%以下とすることもできる。
本実施形態のソルダペーストを作製する場合の、前記はんだ合金からなる粉末とフラックスとの配合比(質量%)は、はんだ合金からなる粉末:フラックスの比で65:35から95:5とすることができる。また、例えば、その配合比を、85:15から93:7や、87:13から92:8とすることもできる。
本実施形態のソルダペーストを用いて半導体素子と基板とを接合する場合、上述する半導体素子とはんだ接合部との界面における剥離現象と、はんだ接合部内のクラックとその進展による半導体素子の剥離現象と、両方の剥離現象の発生を抑制することができる。また、本実施形態のソルダペーストは、はんだ接合部内のボイド発生を抑制することができるため、更に信頼性の高いはんだ接合部を提供することができる。
また、上述の通り、本実施形態のソルダペーストは、半導体素子と基板の接合以外の用途にも、好適に用いることができる。
・半導体パッケージ
本実施形態のはんだ合金、はんだ接合材及びソルダペーストを用いて作製される半導体パッケージの一例を、図1を用いて説明する。
半導体パッケージ10は、基板100と、接合部11と、半導体素子200と、ワイヤ300と、リードフレーム400と、はんだ部500と、Cuベース基板600と、筐体700と、モールド樹脂800とを有する。半導体素子200の裏面電極には、半導体素子200側から順にTi膜及びNi膜が成膜されている(図示せず)。
接合部11は、本実施形態のはんだ接合材(ソルダペーストを含む。)を用いて形成される。接合部11は、基板100と半導体素子200とを接合するものであって、基板100と半導体素子200とに挟着されている。
基板100は、例えばCu基板、両面にCu層を有するDBC(Direct Bonded Copper)基板や、両面にAl層を有するDBA(Direct Bonded Aluminum)基板が好ましく用いられる。
半導体素子200の種類は特に限定されない。また半導体素子200として、Si素子や次世代パワー半導体素子を使用してもよい。
ワイヤ300は、半導体素子200表面に形成された電極(図示せず)と、リードフレーム400とを電気的に接続するものである。
はんだ部500は、Cuベース基板600と基板100とを接合するものである。はんだ部500も、本実施形態のはんだ接合材を用いて形成することができる。
Cuベース基板600は、放熱性を有するものであり、放熱基板としての役割を果たす。
また半導体パッケージ10は筐体700で覆われており、内部にモールド樹脂800が充填されている。
半導体パッケージ10は、例えば以下の方法にて作製される。
即ち、基板100上に本実施形態のはんだ接合材を載置(ソルダペーストの場合は、塗布)し、その上に半導体素子200を配置し、所定の荷重をかけてリフロー装置を用いてこれらを接合する。その後、ワイヤ300を用いて半導体素子200とリードフレーム400とを接合する。次いで、半導体素子200が実装された基板100とCuベース基板600とをはんだ接合の上、筐体700でこれらを覆う。その後、その内部にモールド樹脂800を充填し、これを硬化させることにより、半導体パッケージ10が作製される。
半導体パッケージ10内の接合部11は、上述の通り、上述する実施形態のはんだ接合材を用いて形成される。そのため、接合部11に高い温度が負荷される場合においても、半導体素子200のNi膜の接合部11内への拡散を抑制できる。また、接合部11は、良好な強度を有するため、その内部でのクラックの発生を抑制することができる。
このため、接合部11は、半導体素子200との界面における剥離の発生と、接合部11内におけるクラックとその進展を原因とした半導体素子200の剥離の発生と、両方の剥離現象を抑制することができる。
また、接合部11を上述する実施形態のソルダペーストを用いて形成する場合、接合部11内でのボイド発生を抑制することができるため、更に信頼性の高い接合部11とすることができる。
また、はんだ部500を上述する実施形態のはんだ接合材を用いて形成する場合、はんだ部500は、良好な強度を有するため、その内部でのクラックの発生を抑制することができる。このため、はんだ部500は、基板100から伝わる熱(半導体素子200の発熱由来)を長時間且つ効率よくCu基板600に放出することができ、半導体パッケージ10の信頼性を更に高めることができる。
また、はんだ部500を上述する実施形態のソルダペーストを用いて形成する場合、はんだ部500内でのボイド発生を抑制することができるため、上述する放熱性を更に向上することができる。
なお、半導体パッケージ10がパワー半導体パッケージである場合も、同様である。
なお、半導体パッケージ10は上記形態に限定されるものではなく、その効果を阻害しない範囲において種々の変更が可能である。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を詳述する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
A.ソルダプリフォーム
表1に記載の各はんだ合金を用い、各ソルダプリフォーム(6mm×6mm、厚み60μm)を作製した。
なお、表1に記載の各はんだ合金のNi/(Ni+Cu)の値は、小数第3位を四捨五入して算出した。
Figure 0007079889000002
(1)Ni喰われ確認試験
以下の用具を用意した。
・Siチップ(サイズ:5mm□、厚み:0.3mm、接合面側にTi成膜(0.1μm)とNi成膜(0.5μm)が順次積層されているもの)
・基板(電解NiメッキCu板、サイズ:20mm□、厚み:1mm、Niメッキの厚み:5μm)
前記基板上(中央部)に、フラックス(製品名:EC-19S-8、(株)タムラ製作所製)を塗布乾燥した各ソルダプリフォームを載置した。そして、各ソルダプリフォーム上(中央部)に前記Siチップをそれぞれ載置した。
そして、これらを以下の条件下でリフローし、前記基板と、前記Siチップと、これらを接合する接合部を有する各試験用接合体を作製した。
・リフロー条件
マウント荷重条件を30gとし、リフロー装置(製品名:SMT Scope SK-5000、山陽精工(株)製)を用いて、図2に示す温度プロファイル条件(ピーク温度:350℃)に基づき、リフローを行った。
なお、リフローにおいては、酸素濃度100ppmの雰囲気下及び大気圧下で加熱を開始し、リフロー温度が240℃に到達した時点で真空引きを開始し、リフロー装置内の圧力を100Paまで減圧し、これを維持した。そしてリフロー温度が350℃に到達した後、30秒間温度を維持した後に減圧を解除し、リフロー装置内の圧力を大気圧まで戻し冷却を行った。温度プロファイルに伴うリフロー装置内の圧力の変化(点線で表示)を併せて図2に示す。
そして、各試験用接合体について、超音波顕微鏡(製品名:C-SAM Gen6、ノードソン・アドバンスト・テクノロジー社製)を用いて、前記Siチップ側から撮影した接合界面画像(画像A、図3(a)参照)を取得した。
そして、画像A上、前記Siチップと前記接合部が重複して見える領域Aのうち、両者が接合している領域の面積(面積X)を以下の方法にて算出した。
即ち、領域Aの面積(面積Y)と、領域Aにおける未接合部分(図3(a)に示す領域A内で白色を示す部分)の面積(面積Z)とを算出し、面積Yから面積Zを引いた値を面積Xとした。
そして、算出した面積Xを面積Yにて割った値を接合率1とした。
次いで、各試験用接合体について、送風定温恒温器(製品名:DKN402、ヤマト科学(株)製)を用い、210℃で500時間加熱した。そして加熱後の各試験用接合体について、上記と同様の方法で接合率(接合率2)を算出した。
接合率1と接合率2との差分、即ち未接合部分の増加率をNi喰われ率として、以下の基準に基づき評価した。その結果を表2に示す。
◎:Ni喰われ率が5%未満
○:Ni喰われ率が5%以上10%未満
△:Ni喰われ率が10%以上20%未満
×:Ni喰われ率が20%以上
(2)剥離発生確認試験
上記(1)Ni喰われ確認試験と同様の方法にて、各試験用接合体を作製した。そして、各試験用接合体について、超音波顕微鏡(製品名:C-SAM Gen6、ノードソン・アドバンスト・テクノロジー社製)を用いて、前記Siチップ側から撮影した接合界面画像(画像A、図3(a)参照)と、前記基板側から撮影した接合界面画像(画像B、図3(b)参照)とを取得した。
そして、画像A上で前記Siチップと前記接合部とが重複して見える領域Aのうち両者が接合している領域の面積と、画像B上で前記接合部と前記基板とが重複して見える領域Bのうち両者が接合している領域の面積との合計値(面積X’)を以下の方法にて算出した。
即ち、領域Aの面積及び領域Bの面積の合計値(面積Y’)と、領域A及び領域Bにおける未接合部分(図3(a)の領域A内及び図3(b)の領域B内において白色を示す部分)の面積の合計値(面積Z’)とを算出し、面積Y’から面積Z’を引いた値を面積X’とした。
そして、算出した面積X’を面積Y’にて割った値を接合率1’とした。
次いで、-40℃(15分間)から200℃(15分間)の条件に設定した冷熱衝撃試験装置(製品名:ES-76LMS、日立アプライアンス(株)製)を用い、冷熱衝撃サイクルを500サイクル繰り返す環境下に前記各試験用接合体を晒した後これを取り出した。この冷熱衝撃サイクル後の前記各試験用接合体について、上記と同様の方法で接合率(接合率2’)を算出した。
接合率1’と接合率2’との差分、即ち未接合部分の増加率を剥離率として、以下の基準に基づき評価した。その結果を表2に示す。
○:剥離率が10%未満
△:剥離率が10%以上20%未満
×:剥離率が20%以上
(3)Siチップ亀裂確認試験
上記(2)剥離発生確認試験で冷熱衝撃サイクルを行った後の各試験用接合体について、その表面を超音波顕微鏡(製品名:C-SAM Gen6、ノードソン・アドバンスト・テクノロジー社製)を用いて観察し、Siチップに亀裂が生じているかどうかを確認した。その結果(亀裂の有無)を表2に示す。
〇:亀裂なし
×:亀裂あり
B.ソルダペースト
以下の各成分を調整し、フラックスを得た。
樹脂:KE-604(アクリル変性水添ロジン 荒川化学工業(株)製) 50質量%
活性剤:スベリン酸 2質量%、マロン酸 0.5質量%、ジブロモブテンジオール 1質量%
溶剤:ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル(DEH) 38.5質量%
チクソ剤:ヒマコウ(12-ヒドロキシステアリン酸トリグリセライド ケイエフ・トレーディング(株)製) 5質量%
添加剤:イルガノックス245(ヒンダードフェノール系酸化防止剤 BASFジャパン(株)製) 3質量%
前記フラックス11.0質量%と、表1に記載の各はんだ合金の粉末(粉末粒径20μmから38μm)89.0質量%とを混合し、実施例及び比較例に係る各ソルダペーストを作製した。
(4)ボイド発生確認試験
上記(1)Ni喰われ確認試験で用いたものと同じ用具と、メタルマスク(開口部:3.5mm×3.5mm、厚み:0.2mm)とを用意した。
基板上(中央部)に、前記メタルマスクを用いて各ソルダペーストを印刷した。次いで印刷された各ソルダペーストの表面(中央)に前記Siチップをそれぞれ載置した。
これらを、上記(1)Ni喰われ確認試験と同じ条件でリフローし、前記基板と、前記Siチップと、これらを接合する接合部を有する各試験用接合体を作製した。
そして、前記各試験用接合体の表面状態を上面(前記Siチップ側)からX線検査装置(製品名:XD7600NT Diamond、ノードソン社製)で観察し、前記各試験用接合体の前記Siチップと接合部とが重複する領域の面積及び接合部に発生したボイドの面積を計測した。
そして、前記各試験用接合体について、以下の式に基づき、ボイド面積率を算出した。その結果を表2に示す。
接合部に発生したボイドの総面積/前記Siチップと接合部とが重複する領域の面積×100(%)
なお、本実施例では、ボイド面積率が5%以上となるものについては、その評価を×と判断する。
Figure 0007079889000003
以上から、実施例に係るソルダプリフォームを用いて形成された接合部は、高い温度が負荷される場合においても、SiチップのNi膜の接合部内への拡散を抑制できることが分かる。また、このような接合部は、良好な強度を有するため、その内部でのクラックの発生を抑制することができることが分かる。
このため、実施例に係るソルダプリフォームは、Siチップと接合部との界面における剥離の発生と、接合部内におけるクラックとその進展を原因としたSiチップの剥離の発生と、両方の剥離現象を抑制することができることが分かる。
また、本実施例に係るソルダペーストは、これを用いて形成される接合部内のボイド発生を抑制することができるため、更に信頼性の高い接合部を提供することができることが分かる。
一方、Cu、Sb、Ni、Co及びSnを含むものの、各合金元素の含有量が所定の範囲外であるはんだ合金を用いた比較例のソルダプリフォーム及びソルダペーストの場合、上記試験結果の少なくともいずれかが×となっていることが分かる。
従って本発明のはんだ合金、はんだ接合体、ソルダペーストは、半導体パッケージ、特にパワー半導体パッケージに好適に用いられる。
なお、本実施例においては、半導体素子としてSiチップを用いて各試験を行っている。しかし上記各試験条件では、200℃という高熱をSiチップを含む試験用接合体に負荷しているにもかかわらず良好な結果を示している。従ってこの結果から、実施例においてSiチップに替えて次世代パワー半導体素子を使用した場合においても、同様の効果を発揮し得ることは明らかである。
10 … 半導体パッケージ
100 … 基板
200 … 半導体素子
300 … ワイヤ
400 … リードフレーム
500 … はんだ部
600 … Cuベース基板
700 … 筐体
800 … モールド樹脂

Claims (6)

  1. Cuを1.1質量%以上8質量%以下と、Sbを6質量%以上20質量%以下と、Niを0.01質量%以上0.5質量%以下と、Coを0.001質量%以上1質量%以下と、Agを0.1質量%以上3質量%未満とを含み、残部がSnからなり、
    Cu及びNiの含有量は、下記式(A)を満たす、はんだ合金。
    Ni/(Cu+Ni)<0.1 … (A)
    上記式(A)において、Ni、Cuは、それぞれNi及びCuの含有量(質量%)を表わす。
  2. 更にAl、Ti、Si、Fe及びGeの少なくともいずれかを合計で0.003質量%以上0.5質量%以下含む、請求項1に記載のはんだ合金。
  3. 請求項1または請求項2に記載のはんだ合金を用いる、はんだ接合材。
  4. 請求項1または請求項2に記載のはんだ合金からなる粉末と、フラックスとを含む、ソルダペースト。
  5. 基板と、半導体素子と、当該基板及び半導体素子とを接合する接合部とを有する半導体パッケージであって、
    前記接合部は、請求項に記載のはんだ接合材を用いて形成されたものである、半導体パッケージ。
  6. 基板と、半導体素子と、当該基板及び半導体素子とを接合する接合部とを有する半導体パッケージであって、
    前記接合部は、請求項に記載のソルダペーストを用いて形成されたものである、半導体パッケージ。
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