JP7079644B2 - 鉄/マンガン含有水の処理装置および処理方法 - Google Patents

鉄/マンガン含有水の処理装置および処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、鉄およびマンガンのうち少なくとも1つを含む鉄/マンガン含有水の処理装置および処理方法に関する。
上水源となる河川水や地下水等には溶解性鉄や溶解性マンガンが含まれている場合がある。このような鉄/マンガン含有水中の溶解性鉄や溶解性マンガンを除去する方法としては、接触マンガン砂ろ過法が知られている。接触マンガン砂ろ過法は、被処理水をマンガン砂の充填槽中を下向流で通過させる間に、溶解性マンガンを酸化析出させ、マンガン砂に捕捉させる方法である。
また、鉄/マンガン含有水の高速処理を行う方法として、被処理水に酸化剤を添加し、二酸化マンガンを含む酸化触媒が充填された酸化処理槽に例えば1,000m/日以上の高線速の上向流で通水し、被処理水中の鉄およびマンガンを酸化析出させ、膜ろ過して酸化析出物を除去する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この方法は、接触マンガン砂ろ過法に比べて、高線速で被処理水を通水できるため、設備を小型化することができるうえ、被処理水中の濁質による閉塞が少ないため、酸化処理槽の洗浄頻度も少なくできるという利点を持つ。
ここで、この酸化触媒を用いた処理の被処理水にハロゲン系の酸化剤と反応して反応物を形成するアンモニア等の反応性物質が含まれている場合がある。特許文献1には、マンガンを含む原水にハロゲン系酸化剤である次亜塩素酸を添加しながら、酸化マンガンからなる触媒粒子の充填層に1,000m/日以上の高線速の上向流として通水し、原水中のマンガンを酸化析出させる際に、原水の汚濁度合いに応じて残留塩素濃度を切り替える手法が開示されている。具体的には、充填層内の残留塩素濃度を汚濁系原水であるときには0.2~0.3mg/Lの低濃度、清澄系原水であるときには0.5mg/L以上の高濃度としている。
しかし、特許文献1の方法では、被処理水にハロゲン系酸化剤と反応して反応物を形成するアンモニア等の反応性物質が含まれている場合には、溶解性マンガン、溶解性鉄の酸化析出、特に溶解性マンガンの酸化析出が十分に行われず、処理水質が悪化する場合がある。
特許第3786885号公報
本発明の目的は、ハロゲン系酸化剤と反応して反応物を形成する反応性物質と、鉄およびマンガンのうち少なくとも1つと、を含む鉄/マンガン含有水の処理において、処理水質を向上することができる処理装置および処理方法を提供することにある。
本発明は、ハロゲン系酸化剤と反応して反応物を形成する反応性物質と、鉄およびマンガンのうち少なくとも1つと、を含む鉄/マンガン含有水に前記ハロゲン系酸化剤を添加し、前記反応性物質のブレークポイント処理を行う酸化剤添加手段と、前記ハロゲン系酸化剤が添加された酸化剤添加水を酸化処理する、二酸化マンガンを含む酸化触媒が充填された酸化処理槽と、前記酸化処理槽の後段に設置された、全ハロゲン量および遊離ハロゲン量を測定する残留酸化剤測定手段と、を備え、前記残留酸化剤測定手段の測定値に基づいて、前記酸化剤添加手段による前記ハロゲン系酸化剤の添加量を制御する、鉄/マンガン含有水の処理装置である。
前記鉄/マンガン含有水の処理装置において、前記残留酸化剤測定手段の測定値に基づいて、前記ブレークポイント処理のブレークポイントを超えるように前記酸化剤添加手段による前記ハロゲン系酸化剤の添加量を制御することが好ましい。
ン含有水の処理装置である。
前記鉄/マンガン含有水の処理装置において、前記残留酸化剤測定手段で測定した前記全ハロゲン量と前記遊離ハロゲン量との差が全ハロゲン量の20%以内になるように、前記酸化剤添加手段による前記ハロゲン系酸化剤の添加量を制御することが好ましい。
前記鉄/マンガン含有水の処理装置において、前記残留酸化剤測定手段の測定値に基づいて算出される結合ハロゲン量が検出されない状態で、前記遊離ハロゲン量が所定の値以上になるように、前記酸化剤添加手段による前記ハロゲン系酸化剤の添加量を制御することが好ましい。
前記鉄/マンガン含有水の処理装置において、前記酸化処理された酸化処理水を膜ろ過する膜ろ過手段をさらに備えることが好ましい。
前記鉄/マンガン含有水の処理装置において、前記反応性物質がアンモニアであることが好ましい。
また、本発明は、ハロゲン系酸化剤と反応して反応物を形成する反応性物質と、鉄およびマンガンのうち少なくとも1つと、を含む鉄/マンガン含有水に前記ハロゲン系酸化剤を添加し、前記反応性物質のブレークポイント処理を行う酸化剤添加工程と、前記ハロゲン系酸化剤が添加された酸化剤添加水を、二酸化マンガンを含む酸化触媒が充填された酸化処理槽に通水して酸化処理する酸化処理工程と、前記酸化処理槽の後段において全ハロゲン量および遊離ハロゲン量を測定する残留酸化剤測定工程と、を含み、前記残留酸化剤測定工程の測定値に基づいて、前記酸化剤添加工程における前記ハロゲン系酸化剤の添加量を制御する、鉄/マンガン含有水の処理方法である。
前記鉄/マンガン含有水の処理方法において、前記残留酸化剤測定工程の測定値に基づいて、前記ブレークポイント処理のブレークポイントを超えるように前記酸化剤添加工程における前記ハロゲン系酸化剤の添加量を制御することが好ましい。前記鉄/マンガン含有水の処理方法において、前記残留酸化剤測定工程において、前記全ハロゲン量と前記遊離ハロゲン量との差が全ハロゲン量の20%以内になるように、前記酸化剤添加工程における前記ハロゲン系酸化剤の添加量を制御することが好ましい。
前記鉄/マンガン含有水の処理方法において、前記残留酸化剤測定工程において測定した測定値に基づいて算出される結合ハロゲン量が検出されない状態で、前記遊離ハロゲン量が所定の値以上になるように、前記酸化剤添加工程における前記ハロゲン系酸化剤の添加量を制御することが好ましい。
前記鉄/マンガン含有水の処理方法において、前記酸化処理された酸化処理水を膜ろ過する膜ろ過工程をさらに含むことが好ましい。
前記鉄/マンガン含有水の処理方法において、前記反応性物質がアンモニアであることが好ましい。
本発明では、ハロゲン系酸化剤と反応して反応物を形成する反応性物質と、鉄およびマンガンのうち少なくとも1つと、を含む鉄/マンガン含有水の処理において、処理水質を向上することができる。
本発明の実施形態に係る処理装置の一例を示す概略構成図である。 実施例1における酸化処理水を膜ろ過したときの膜間差圧を示すグラフである。 比較例1,2における酸化処理水を膜ろ過したときの膜間差圧を示すグラフである。 アンモニアのブレークポイントを示すグラフである。
本発明の実施の形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
<鉄/マンガン含有水の処理装置>
本発明の実施形態に係る鉄/マンガン含有水の処理装置の一例の概略を図1に示し、その構成について説明する。
鉄/マンガン含有水処理装置1は、二酸化マンガンを含む酸化触媒が充填された酸化処理槽12と、酸化処理槽12の後段に設置された残留酸化剤測定手段として、残留塩素測定装置30と、を備える。鉄/マンガン含有水処理装置1は、被処理水槽10と、酸化処理水槽14と、膜ろ過手段としての膜ろ過装置16と、処理水槽18とを備えてもよい。
鉄/マンガン含有水処理装置1において、被処理水槽10の被処理水入口には、被処理水配管32が接続されている。被処理水槽10の出口と酸化処理槽12の下部入口とは、ポンプ22を介して被処理水供給配管34により接続され、酸化処理槽12の上部出口と酸化処理水槽14の入口とは、酸化処理水配管36により接続されている。酸化処理水槽14の出口と膜ろ過装置16の入口とは、ポンプ24を介して酸化処理水供給配管38により接続され、膜ろ過装置16の膜ろ過水出口と処理水槽18の入口とは、膜ろ過水配管40により接続されている。処理水槽18の処理水出口には、処理水配管42が接続されている。処理水槽18の逆洗水出口と膜ろ過水配管40の途中とは、ポンプ26を介し、逆洗水配管44により接続され、膜ろ過装置16の逆洗排水出口には、逆洗排水配管46が接続されている。酸化処理槽12の洗浄排水出口には、洗浄排水配管48が接続されている。酸化剤槽20の出口と被処理水槽10の酸化剤入口とは、ポンプ28を介して酸化剤供給配管50により接続されている。酸化剤槽20、ポンプ28、酸化剤供給配管50が酸化剤添加手段として機能する。残留塩素測定装置30は、酸化処理水配管36に設置されている。
本実施形態に係る鉄/マンガン含有水の処理方法および処理装置1の動作について説明する。
被処理水である、ハロゲン系酸化剤と反応して反応物を形成する反応性物質と、鉄およびマンガンのうち少なくとも1つと、を含む鉄/マンガン含有水は、必要に応じて被処理水配管32を通して被処理水槽10に貯留される。ここで、被処理水槽10において、ハロゲン系酸化剤がポンプ28により酸化剤槽20から酸化剤供給配管50を通して添加されて、反応性物質のブレークポイント処理が行われた(酸化剤添加工程)後、ポンプ22により被処理水供給配管34を通して被処理水槽10から酸化処理槽12へ送液される。なお、被処理水へのハロゲン系酸化剤の添加(およびブレークポイント処理)は、被処理水槽10において行われてもよいし、被処理水槽10と酸化処理槽12との間に別途、酸化剤混合槽を設けて、酸化剤混合槽において行われてもよいし、被処理水配管32や被処理水供給配管34においてライン注入してもよい。
酸化処理槽12において、二酸化マンガンを含む酸化触媒により触媒層が形成され、ハロゲン系酸化剤が添加された被処理水(酸化剤添加水)は上向流により触媒層に通水され、二酸化マンガンを含む酸化触媒により酸化処理される(酸化処理工程)。鉄/マンガン含有水にハロゲン系酸化剤が添加され、二酸化マンガンを含む酸化触媒が充填された酸化処理槽12に通水されることにより、溶解性鉄および溶解性マンガンが酸化析出される。
酸化処理された酸化処理水は、酸化処理水配管36を通して必要に応じて酸化処理水槽14へ送液され、貯留される。酸化処理水は、ポンプ24により酸化処理水供給配管38を通して酸化処理水槽14から膜ろ過装置16へ送液され、膜ろ過装置16において酸化析出された鉄およびマンガン等の析出物がろ過され、除去される(膜ろ過工程)。膜ろ過工程におけるろ過方式は、被処理水の全量をろ過するデッドエンド(全量ろ過)方式でも、被処理水をろ過膜の表面に対して略平行方向に流通させるクロスフロー方式でもよいが、電力消費量を抑えられる等の点でデッドエンド方式が好ましい。
膜ろ過された膜ろ過水(処理水)は、膜ろ過水配管40を通して必要に応じて処理水槽18へ送液され、貯留される。処理水槽18の膜ろ過水(処理水)の少なくとも一部は、処理水配管42を通して系外へ排出される。
膜ろ過装置16の膜の洗浄が必要となった場合、膜ろ過水(処理水)の少なくとも一部は、逆洗水として、ポンプ26により逆洗水配管44、膜ろ過水配管40を通して膜ろ過装置16へ出口側から送液されて、膜ろ過装置16の逆洗に用いられてもよい(逆洗工程)。逆洗排水は、逆洗排水出口より逆洗排水配管46を通して排出される。この場合、処理水槽18、ポンプ26および逆洗水配管44が逆洗手段として機能する。
酸化処理槽12の洗浄が必要となった場合、被処理水が洗浄水としてポンプ22により被処理水供給配管34を通して被処理水槽10から酸化処理槽12へ送液され、上向流により触媒層に通水され、洗浄が行われる(洗浄工程)。洗浄排水は、洗浄排水配管48を通して排出される。
上記の通り、特許文献1の方法のような従来型の処理装置および処理方法では、被処理水にハロゲン系酸化剤と反応して反応物を形成するアンモニア等の反応性物質が含まれている場合には、溶解性マンガン、溶解性鉄の酸化析出、特に溶解性マンガンの酸化析出が十分に行われない場合がある。これは、二酸化マンガンを含む酸化触媒が充填された酸化処理槽において溶解性マンガン、溶解性鉄を酸化析出させるためには、残留ハロゲンが反応物である結合ハロゲンの形態ではなく、遊離ハロゲンの形態で存在することが必要となるためであると考えられる。被処理水にアンモニア等の反応性物質が含まれる場合には、ハロゲン系酸化剤の添加量がブレークポイント法で必要とされる量より低い場合に、残留ハロゲンは結合ハロゲンの形態で存在するため、特許文献1の方法のように残留ハロゲン濃度を全塩素の測定により算出すると、仮に残留ハロゲンとして例えば0.5mg/L検出されても、溶解性マンガン、溶解性鉄は十分に酸化析出されず、後段の膜ろ過処理でも除去することができないと考えられる。また、後段で膜ろ過処理を行う場合、酸化処理水に残留した溶解性マンガン、溶解性鉄が膜表面で緩やかに酸化されて析出し、膜の閉塞が起こる場合もある。すなわち、ハロゲン系酸化剤と反応して反応物を形成する反応性物質と、鉄およびマンガンのうち少なくとも1つとを含む鉄/マンガン含有水に対して、残留ハロゲンのみを指標として、処理装置を安定運転させることはできない。
本発明者らは、被処理水である鉄/マンガン含有水が、ハロゲン系酸化剤と反応して反応物を形成するアンモニア等の反応性物質を含む場合に、被処理水にハロゲン系酸化剤を添加しながら、二酸化マンガンを含む酸化触媒が充填された酸化処理槽に通水することにより、溶解性鉄、溶解性マンガンを酸化析出させ、さらに酸化処理槽の後段に設置された残留酸化剤測定装置により残留酸化剤を測定して、残留酸化剤測定手段の測定値に基づいてハロゲン系酸化剤の添加量を制御して反応性物質のブレークポイント処理を行うことによって、処理水質を向上することができることを見出した。これにより、従来型の処理装置と比べ、より処理水質が良好であり、膜の安定運転が可能な鉄/マンガン含有水の処理装置が実現可能となる。
ブレークポイント処理は、被処理水中のアンモニア等の反応性物質の濃度に対して理論値より多めの酸化剤を添加して反応性物質を分解、除去する方法である。図4のグラフは、アンモニアを含むアンモニア含有水にハロゲン系酸化剤として次亜塩素酸を添加していった場合の添加次亜塩素酸濃度(mg/L)に対する、遊離塩素と全塩素でそれぞれ測定した残留塩素濃度(mg/L)を示すグラフである。アンモニア含有水に次亜塩素酸を添加していくと、最初は結合塩素が形成されて次亜塩素酸の添加量に伴って残留塩素(全塩素)が増加するが、極大点までくると、残留塩素がクロラミン(結合塩素)の分解に使用されて減少し、極小点に達すると、再び次亜塩素酸の添加量に比例して残留塩素(遊離塩素)が増加する。この極小点はブレークポイントと呼ばれ、このブレークポイントでアンモニアがすべて消費されたことになる。したがって、ブレークポイントを超え、溶解性鉄、溶解性マンガンの酸化析出に必要な量のハロゲン系酸化剤を添加することによって、従来技術ではなし得なかった、酸化処理槽における確実な溶解性鉄、溶解性マンガンの酸化析出かつ反応性物質のブレークポイント処理が可能となり、装置全体で安定運転が実現される。
残留酸化剤測定手段は、残留酸化剤量を測定することができるものであればよく、特に制限はないが、全ハロゲン量(遊離ハロゲン量+結合ハロゲン量)および遊離ハロゲン量のうち少なくとも1つを測定することができるものであることが好ましく、全ハロゲン量と遊離ハロゲン量とをそれぞれ測定可能であるものであることがより好ましい。残留酸化剤測定手段は、例えば、残留塩素測定手段であり、残留塩素量を測定することができるものであればよく、特に制限はないが、全塩素量(遊離塩素量+結合塩素量)および遊離塩素量のうち少なくとも1つを測定することができるものであることが好ましく、全塩素量と遊離塩素量とをそれぞれ測定可能であるものであることがより好ましい。残留酸化剤測定手段としては、全ハロゲン量と遊離ハロゲン量、例えば全塩素量と遊離塩素量の両方を測定することができる測定装置を用いてもよいし、全ハロゲン量、例えば全塩素量を測定することができる測定装置と、遊離ハロゲン量、例えば遊離塩素量を測定することができる測定装置とを用いてもよい。残留酸化剤測定手段により、全ハロゲン量と遊離ハロゲン量とをそれぞれ測定し、測定した全ハロゲン量と遊離ハロゲン量との差が全ハロゲン量の20%以内になるように、酸化剤添加手段によるハロゲン系酸化剤の添加量を制御することが好ましい。また、残留酸化剤測定手段により、全ハロゲン量と遊離ハロゲン量とをそれぞれ測定し、その測定値に基づいて算出される結合ハロゲン量が検出されない状態で、遊離ハロゲン量が所定の値以上になるように、酸化剤添加手段によるハロゲン系酸化剤の添加量を制御することが好ましい。例えば、残留塩素測定手段により、全塩素量と遊離塩素量とをそれぞれ測定し、その測定値に基づいて、(全塩素量-遊離塩素量)として算出される結合塩素量が検出されない状態で、遊離塩素量が所定の値以上になるように、酸化剤添加手段によるハロゲン系酸化剤の添加量を制御することが好ましい。ここで、「結合ハロゲン量(結合塩素量)が検出されない状態」とは、全ハロゲン量と遊離ハロゲン量との差が全ハロゲン量の20%以内のことであり、例えば、全塩素濃度と遊離塩素濃度の差が±20%以内のことをいう。
残留塩素測定装置30の設置位置は、酸化処理槽12の後段であればよく、膜ろ過装置16を備える場合には、酸化処理槽12と膜ろ過装置16との間であることが好ましい。残留塩素測定装置30は、酸化処理水配管36に設置されていてもよいし、酸化処理水槽14や酸化処理水供給配管38に設置されていてもよい。
残留塩素測定手段による測定に基づいてブレークポイントを超えていると判断する方法としては、例えば、ハロゲン系酸化剤の添加とともに全塩素を継続的に測定(モニタリング)していき、極小点の観測によりブレークポイントを超えていると判断してもよいし、ハロゲン系酸化剤の添加とともに遊離塩素を継続的に測定して、遊離塩素の上昇の観測によりブレークポイントを超えていると判断してもよいし、ハロゲン系酸化剤の添加とともに全塩素および遊離塩素をともに継続的に測定して、全塩素の極小点の観測および遊離塩素の上昇の観測によりブレークポイントを超えていると判断してもよいし、ハロゲン系酸化剤のある添加量のときに全塩素および遊離塩素をともに測定して、全塩素量と遊離塩素量とにほとんど差が見られない場合(例えば、両者の測定値の差が20%以内である場合)に、ブレークポイントを超えていると判断してもよい。
反応性物質は、ハロゲン系酸化剤と反応して反応物を形成する物質である。反応性物質は、例えば、ハロゲンと結合して反応物である結合ハロゲンを形成するハロゲン結合性物質であり、特に反応性物質がアンモニアである場合に、本実施形態に係る鉄/マンガン含有水の処理装置および処理方法がより好適に適用される。
本実施形態に係る鉄/マンガン含有水の処理装置および処理方法において処理対象となる鉄/マンガン含有水は、ハロゲン系酸化剤と反応して反応物を形成する反応性物質と、鉄およびマンガンのうち少なくとも1つと、を含む。鉄/マンガン含有水は、ハロゲン系酸化剤と結合して結合ハロゲンを形成するハロゲン結合性物質と、鉄およびマンガンのうち少なくとも1つと、を含むことが好ましく、少なくともマンガンおよびハロゲン結合性物質を含むことがより好ましく、通常は鉄、マンガンおよびハロゲン結合性物質を含む。鉄/マンガン含有水中の溶解性鉄の含有量は、例えば0.1~10mg/Lの範囲であり、溶解性マンガンの含有量は、例えば0.01~5mg/Lの範囲である。特に、鉄/マンガン含有水中のアンモニア等の反応性物質の含有量が、0.1mg/L以上、好ましくは0.3mg/L~1mg/Lの範囲である場合に、本実施形態に係る鉄/マンガン含有水の処理装置および処理方法がより好適に適用される。
処理対象となる鉄/マンガン含有水としては、例えば、河川水、地下水、湖沼水等が挙げられる。
ハロゲン系酸化剤としては、次亜塩素酸ナトリウム、さらし粉、二酸化塩素等が挙げられる。ハロゲン系酸化剤としては、ランニングコスト、汎用性等の点から、次亜塩素酸ナトリウムが好ましい。
ハロゲン系酸化剤の添加量は、例えば、鉄/マンガン含有水中の溶解性鉄に対しては、鉄の含有量1モルに対して0.5モル以上2モル以下の範囲であり、溶解性マンガンに対しては、マンガン含有量1モルに対して1モル以上4モル以下の範囲である。また、ハロゲン系酸化剤の添加量は、アンモニア等の反応性物質に対しては、反応性物質含有量1モルに対して1.5モル以上5モル以下の範囲であり、2モル以上4モル以下の範囲であることが好ましい。ハロゲン系酸化剤の添加量が上記の値未満であると、反応が不十分となる場合があり、過剰に入れすぎると、コスト面で不利となる上に、トリハロメタン生成量が増大する場合がある。
ブレークポイント処理における反応温度は、例えば、1℃~50℃の範囲である。
酸化処理槽12で用いられる二酸化マンガンを含む酸化触媒としては、例えば、二酸化マンガンが粒状、固形状となった酸化触媒や、マンガン砂等が挙げられる。また、二酸化マンガンとしては、特に制限はなく、α型、β型、ε型、γ型、λ型、δ型およびR型の結晶構造を有する二酸化マンガンが挙げられ、これらのうち、反応性等の点から、β型の結晶構造を有する二酸化マンガンが好ましい。
酸化処理槽12では、二酸化マンガンを含む酸化触媒は例えば上向流で被処理水が触媒層に通水されることにより、流動状態となり膨張床が形成される。
二酸化マンガンを含む酸化触媒の密度は、2.8g/cm以上であることが好ましい。二酸化マンガンを含む酸化触媒の密度が2.8g/cm未満であると、高速で通水した場合に触媒が展開し、酸化処理槽12の槽高が高くなる場合がある。
二酸化マンガンを含む酸化触媒の粒径は、0.4mm~2.0mmの範囲であることが好ましい。二酸化マンガンを含む酸化触媒の粒径が0.4mm未満であると、触媒の展開率が上がり、粒径の小さいものが流出する場合があり、2.0mmを超えると、触媒表面積が減り、反応効率が低下する場合がある。
酸化処理槽12の通水SVは、例えば、50~300(1/h)の範囲である。酸化処理槽12の通水SVが50(1/h)未満であると、触媒使用量が増加して装置高さが高くなり、300(1/h)を超えると、処理水質が低下する場合がある。
酸化処理槽12における反応温度は、例えば、1℃~50℃の範囲である。
膜ろ過装置16において用いるろ過膜は、酸化析出された鉄およびマンガン等の析出物をろ過できるものであればよく、特に制限はないが、例えば、限外ろ過膜(UF膜)、精密ろ過膜(MF膜)等が挙げられ、二酸化マンガンを含む酸化触媒から剥離した微細なマンガン粒子(例えば、0.1μm未満)等を除去できる等の点から、限外ろ過膜が好ましい。限外ろ過膜の公称孔径は、0.01μm以上、0.1μm未満であり、精密ろ過膜の孔径は、0.1μm以上、0.3μm以下である。ろ過膜の孔径は、微細なマンガン粒子を除去する観点から、0.03μm以下が好ましい。ろ過膜の材質は、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリスルホン(PS)、酢酸セルロース(CA)等の有機膜でも、セラミック等の無機膜でもよい。
本実施形態に係る鉄/マンガン含有水の処理装置および処理方法は、例えば、浄水処理場、地下水の用水処理等において好適に適用可能である。
以下、実施例および比較例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
図1に示す処理装置により、井水を被処理水として1m/hの水量で処理を行った。被処理水の濁度は21度、溶解性マンガン濃度は0.7mg/L、アンモニア濃度は0.8mg/Lであった。ハロゲン系酸化剤として、次亜塩素酸ナトリウムを用いた。アンモニアのブレークポイント処理により必要とされる量より多くのハロゲン系酸化剤を添加して処理を行った。酸化処理水の溶解性マンガン濃度、アンモニア濃度、遊離塩素濃度、全塩素濃度を表1に示す。また、この酸化処理水を膜ろ過したときの膜間差圧を図2に示す。
溶解性マンガン濃度は、ICP質量分析計(株式会社パーキンエルマー製、NexION)を用いて、質量分析法により測定した。アンモニア濃度は、分光光度計(日立ハイテクサイエンス製、U-2900)を用いて、インドフェノール青吸光光度法により測定した。
遊離塩素濃度、全塩素濃度は、HACH社の多項目水質分析計DR/4000を用いて、DPD(ジエチル-p-フェニレンジアミン)法により測定した。
濁度は、濁度計(日本電色製、WA6000)を用いて、積分球方式で測定した。
<比較例1,2>
実施例1と同じ被処理水に対して、アンモニアのブレークポイント処理により必要とされる量より少ないハロゲン系酸化剤を添加して処理を行った。被処理水の濁度は20度、溶解性マンガン濃度は0.7mg/L、アンモニア濃度は0.7mg/Lであった。酸化処理水の溶解性マンガン濃度、アンモニア濃度、遊離塩素濃度、全塩素濃度を表1に示す。また、この酸化処理水を膜ろ過したときの膜間差圧を図3に示す。
Figure 0007079644000001
比較例1,2では、アンモニアのブレークポイント処理により必要とされる量より少ないハロゲン系酸化剤を添加して処理を行ったため、酸化処理水の全塩素濃度がそれぞれ0.3,1.8mg/Lであるにもかかわらず、酸化処理水に溶解性マンガンおよびアンモニアが残存しており、その結果、酸化処理の膜ろ過処理において膜の閉塞が発生した。一方、実施例1では、アンモニアのブレークポイント処理により必要とされる量より多くのハロゲン系酸化剤を添加して処理を行ったため、酸化処理水に溶解性マンガンおよびアンモニアがほとんど残存しておらず、処理水質が向上し、その結果、酸化処理の膜ろ過処理において膜の閉塞は見られず、安定運転が可能となった。
このように、実施例1の処理装置および処理方法により、ハロゲン系酸化剤と反応して反応物を形成する反応性物質と、鉄およびマンガンのうち少なくとも1つと、を含む鉄/マンガン含有水の処理において、処理水質を向上することができた。さらには、酸化処理の後段で膜ろ過処理を行う場合に、安定運転が可能となった。
1 処理装置、10 被処理水槽、12 酸化処理槽、14 酸化処理水槽、16 膜ろ過装置、18 処理水槽、20 酸化剤槽、22,24,26,28 ポンプ、30 残留塩素測定装置、32 被処理水配管、34 被処理水供給配管、36 酸化処理水配管、38 酸化処理水供給配管、40 膜ろ過水配管、42 処理水配管、44 逆洗水配管、46 逆洗排水配管、48 洗浄排水配管、50 酸化剤供給配管。

Claims (11)

  1. ハロゲン系酸化剤と反応して反応物を形成する反応性物質と、鉄およびマンガンのうち少なくとも1つと、を含む鉄/マンガン含有水に前記ハロゲン系酸化剤を添加し、前記反応性物質のブレークポイント処理を行う酸化剤添加手段と、
    前記ハロゲン系酸化剤が添加された酸化剤添加水を酸化処理する、二酸化マンガンを含む酸化触媒が充填された酸化処理槽と、
    前記酸化処理槽の後段に設置された、全ハロゲン量および遊離ハロゲン量を測定する残留酸化剤測定手段と、
    を備え、
    前記残留酸化剤測定手段の測定値に基づいて、前記酸化剤添加手段による前記ハロゲン系酸化剤の添加量を制御することを特徴とする、鉄/マンガン含有水の処理装置。
  2. 請求項1に記載の鉄/マンガン含有水の処理装置であって、
    前記残留酸化剤測定手段の測定値に基づいて、前記ブレークポイント処理のブレークポイントを超えるように前記酸化剤添加手段による前記ハロゲン系酸化剤の添加量を制御することを特徴とする、鉄/マンガン含有水の処理装置。
  3. 請求項に記載の鉄/マンガン含有水の処理装置であって、
    前記残留酸化剤測定手段で測定した前記全ハロゲン量と前記遊離ハロゲン量との差が全ハロゲン量の20%以内になるように、前記酸化剤添加手段による前記ハロゲン系酸化剤の添加量を制御することを特徴とする、鉄/マンガン含有水の処理装置。
  4. 請求項に記載の鉄/マンガン含有水の処理装置であって、
    前記残留酸化剤測定手段の測定値に基づいて算出される結合ハロゲン量が検出されない状態で、前記遊離ハロゲン量が所定の値以上になるように、前記酸化剤添加手段による前記ハロゲン系酸化剤の添加量を制御することを特徴とする、鉄/マンガン含有水の処理装置。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の鉄/マンガン含有水の処理装置であって、
    前記酸化処理された酸化処理水を膜ろ過する膜ろ過手段をさらに備えることを特徴とする、鉄/マンガン含有水の処理装置。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の鉄/マンガン含有水の処理装置であって、
    前記反応性物質がアンモニアであることを特徴とする、鉄/マンガン含有水の処理装置。
  7. ハロゲン系酸化剤と反応して反応物を形成する反応性物質と、鉄およびマンガンのうち少なくとも1つと、を含む鉄/マンガン含有水に前記ハロゲン系酸化剤を添加し、前記反応性物質のブレークポイント処理を行う酸化剤添加工程と、
    前記ハロゲン系酸化剤が添加された酸化剤添加水を、二酸化マンガンを含む酸化触媒が充填された酸化処理槽に通水して酸化処理する酸化処理工程と、
    前記酸化処理槽の後段において全ハロゲン量および遊離ハロゲン量を測定する残留酸化剤測定工程と、
    を含み、
    前記残留酸化剤測定工程の測定値に基づいて、前記酸化剤添加工程における前記ハロゲン系酸化剤の添加量を制御することを特徴とする、鉄/マンガン含有水の処理方法。
  8. 請求項7に記載の鉄/マンガン含有水の処理方法であって、
    前記残留酸化剤測定工程の測定値に基づいて、前記ブレークポイント処理のブレークポイントを超えるように前記酸化剤添加工程における前記ハロゲン系酸化剤の添加量を制御することを特徴とする、鉄/マンガン含有水の処理方法。
  9. 請求項7に記載の鉄/マンガン含有水の処理方法であって、
    前記残留酸化剤測定工程において、前記全ハロゲン量と前記遊離ハロゲン量との差が全ハロゲン量の20%以内になるように、前記酸化剤添加工程における前記ハロゲン系酸化剤の添加量を制御することを特徴とする、鉄/マンガン含有水の処理方法。
  10. 請求項7~9のいずれか1項に記載の鉄/マンガン含有水の処理方法であって、
    前記酸化処理された酸化処理水を膜ろ過する膜ろ過工程をさらに含むことを特徴とする、鉄/マンガン含有水の処理方法。
  11. 請求項7~10のいずれか1項に記載の鉄/マンガン含有水の処理方法であって、
    前記反応性物質がアンモニアであることを特徴とする、鉄/マンガン含有水の処理方法。
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