JP7079184B2 - フィルムコンデンサおよびコンデンサユニット - Google Patents

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Description

本発明は、複数のコンデンサ素子を積層してなるコンデンサ素子積層体を具備するフィルムコンデンサおよび当該フィルムコンデンサを複数個、外装樹脂で一体的に被覆したコンデンサユニットに関する。
パワーデバイス用のフィルムコンデンサにおいて回路特性の向上を図る際には、スイッチング速度の制約要因の一つであるインダクタンスの低減化が求められる。インダクタンスの低減化はコンデンサ性能にとって重要である。
上記のようなフィルムコンデンサとしては、例えば、扁平に加工されたコンデンサ素子を複数個積層することによってコンデンサユニットを形成し、このコンデンサユニットを外装樹脂で被覆することによって構成した樹脂モールド型のフィルムコンデンサが知られている(特許文献1参照)。
このフィルムコンデンサでは、積層された複数のコンデンサ素子の軸方向両端面の金属電極どうしを電極板によって互いに接続し、その電極板を一部が外装樹脂から引き出された外部接続端子に接続することによって、外部機器との電気的な接続を可能としている。
特開2014-216453号公報
近年においてはフィルムコンデンサの大容量化に伴い、接続されるコンデンサ素子数も増え、それに伴ってコンデンサ素子どうしの接続用の電極板およびこの電極板から外部接続端子に接続する結線用の電極板の引き回し線路長が長尺化するため、インダクタンスの増加を抑制することが課題となってきている。
本発明はこのような事情に鑑みて創作したものであり、複数のコンデンサ素子から外部接続端子に至る結線用の電極板の引き回し線路長が長くなっても、インダクタンスを低減化できるようにすることを目的としている。
本発明は、次の手段を講じることにより上記の課題を解決する。
本願の第1の発明によるフィルムコンデンサは、
一方の特定極の外部接続端子と他方の特定極の外部接続端子を備えるフィルムコンデンサであって、
複数のコンデンサ素子が積層されたコンデンサ素子積層体と、
前記コンデンサ素子積層体を構成するコンデンサ素子群の一方極の金属電極の各々と接続された第1の電極板と、
前記コンデンサ素子群の他方極の金属電極の各々と接続された第2の電極板と、
前記コンデンサ素子積層体の一方側面位置から上面を通って前記一方側面に対向する他方側面位置にわたる状態に形成された門形電極板と、
前記コンデンサ素子積層体の上面一方側位置から一方側面位置にわたる状態に形成された第1の逆L字形電極板と、
前記コンデンサ素子積層体の上面他方側位置から他方側面位置にわたる状態に形成された第2の逆L字形電極板と、
前記第1の逆L字形電極板および前記第2の逆L字形電極板は前記門形電極板に対してそれぞれ間に第1の絶縁体、第2の絶縁体を挟む状態で重ね合わされ、さらに、
前記門形電極板の一方側板部と前記門形電極板の他方側板部とを電気的に接続するとともに、前記第1の電極板と電気的に接続された第1のコ字形電極板と、
前記第1の逆L字形電極板と前記第2の逆L字形電極板とを電気的に接続するとともに、前記第2の電極板と電気的に接続された第2のコ字形電極板とを備え、
前記一方の特定極の外部接続端子が前記門形電極板の上面部分に接続され、前記他方の特定極の外部接続端子が前記第1および前記第2の逆L字形電極板の上面部分の各々に接続されている。
本発明において「積層」とは、鉛直方向に沿って順次的に並列配置することに限定するものではなく、水平方向に沿って順次的に並列配置する場合も含むものとする。
複数のコンデンサ素子が積層されたコンデンサ素子積層体において、コンデンサ素子群の一方極の金属電極の各々に対して第1の電極板が接続されているとともに、コンデンサ素子群の他方極の金属電極の各々に対して第2の電極板が接続されている。
天板部(上面部分)の左右両側から下側に向けてそれぞれ一方側板部、他方側板部が繋がった形態の門形電極板が、コンデンサ素子積層体に対して、その外周で一方側面位置から上面を通って他方側面位置にわたる状態に被せられている。そして、第1のコ字形電極板の左右両側がそれぞれ門形電極板の一方側板部、他方側板部に接続され、中間部分がコンデンサ素子積層体の一方極の金属電極の各々に対して接続された第1の電極板に接続されている。つまり、門形電極板における両側板部と第1のコ字形電極板を介して一方の特定極の外部接続端子に繋がる電流経路が左右に分岐された上で第1の電極板に導かれている。
第1の他方の特定極の外部接続端子を上板部(上面部分)に接続する第1の逆L字形電極板が、コンデンサ素子積層体の上面一方側位置から一方側面位置にわたる状態に被せられている。また、第2の他方の特定極の外部接続端子を上板部(上面部分)に接続する第2の逆L字形電極板が、コンデンサ素子積層体の上面他方側位置から他方側面位置にわたる状態に被せられている。そして、第2のコ字形電極板の左右両側がそれぞれ第1の逆L字形電極板、第2の逆L字形電極板に接続され、中間部分がコンデンサ素子積層体の他方極の金属電極の各々に対して接続された第2の電極板に接続されている。つまり、第1および第2の逆L字形電極板と第2のコ字形電極板を介して第1の他方の特定極の外部接続端子に繋がる電流経路と第2の他方の特定極の外部接続端子に繋がる電流経路とが左右に分岐された上で第2の電極板に導かれている。
加えて、第1の逆L字形電極板および第2の逆L字形電極板はそれぞれ門形電極板に対してそれぞれ間に第1の絶縁体、第2の絶縁体を挟む状態で重ね合わされている。
第1の逆L字形電極板に流れる電流の方向と門形電極板において第1の逆L字形電極板に対する重ね合わせ領域の部分に流れる電流の方向とは互いに逆方向となる。また、第2の逆L字形電極板に流れる電流の方向と門形電極板において第2の逆L字形電極板に対する重ね合わせ領域の部分に流れる電流の方向とは互いに逆方向となる。いずれも重ね合わせ領域の部分で電流の方向が互いに逆方向となるので、それぞれの電流が作る磁界が互いに打ち消し合うことになり、結線用の電極板の引き回し線路長が長くなっても、そのインダクタンスを低減化することが可能となる。
加えて、第1の他方の特定極の外部接続端子が第1の逆L字形電極板を介してコンデンサ素子群の第2の電極板(他方極)に対して接続されているとともに、第2の他方の特定極の外部接続端子が第2の逆L字形電極板を介して同じく第2の電極板(他方極)に対して接続されていて、これら2つの電流線路は並列に接続されているため、さらにインダクタンスを低減する作用がある。
本願の第2の発明によるフィルムコンデンサは、
一方の特定極の外部接続端子と他方の特定極の外部接続端子を備えるフィルムコンデンサであって、
複数のコンデンサ素子が積層されたコンデンサ素子積層体と、
前記コンデンサ素子積層体の一方側面位置から上面を通って前記一方側面に対向する他方側面位置にわたる状態に形成された門形電極板と、
前記コンデンサ素子積層体の上面一方側位置から一方側面位置にわたる状態に形成された第1の逆L字形電極板と、
前記コンデンサ素子積層体の上面他方側位置から他方側面位置にわたる状態に形成された第2の逆L字形電極板と、
前記第1の逆L字形電極板および前記第2の逆L字形電極板は前記門形電極板に対してそれぞれ間に第1の絶縁体、第2の絶縁体を挟む状態で重ね合わされ、さらに、
前記門形電極板の一方側板部と前記門形電極板の他方側板部とを電気的に接続するとともに、前記コンデンサ素子積層体を構成する前記コンデンサ素子群の一方極の金属電極の各々と電気的に接続された第1のコ字形電極板と、
前記第1の逆L字形電極板と前記第2の逆L字形電極板とを電気的に接続するとともに、前記コンデンサ素子積層体を構成する前記コンデンサ素子群の他方極の金属電極の各々と電気的に接続された第2のコ字形電極板とを備え、
前記一方の特定極の外部接続端子が前記門形電極板の上面部分に接続され、前記他方の特定極の外部接続端子が前記第1および前記第2の逆L字形電極板の上面部分の各々に接続されている。
第1の発明にあっては第1の電極板、第2の電極板を要件とするのに対して、第2の発明にあってはこれらを要件とはしない。第1の発明にあっては、第1のコ字形電極板が門形電極板の一方側板部、他方側板部および第1の電極板に接続され、第2のコ字形電極板が第1の逆L字形電極板、第2の逆L字形電極板および第2の電極板に接続されているのに対して、第2の発明にあっては、第1のコ字形電極板は門形電極板の一方側板部、他方側板部およびコンデンサ素子群の一方極の金属電極の各々に接続され、第2のコ字形電極板は第1の逆L字形電極板、第2の逆L字形電極板およびコンデンサ素子群の他方極の金属電極の各々に接続されている。すなわち、第1の発明における第1のコ字形電極板と第1の電極板との接続に対して、第2の発明では第1のコ字形電極板とコンデンサ素子群の一方極の金属電極の各々との接続が対置され、かつ、第1の発明における第2のコ字形電極板と第2の電極板との接続に対して、第2の発明では第2のコ字形電極板とコンデンサ素子群の他方極の金属電極の各々との接続が対置されている。
第2の発明にあっては第1の発明との間に上記のような相違点があるものの、第1の発明と同様に重ね合わせ領域での電流の方向が互いに逆になる点では変わりがなく、電流が作る磁界が互いに打ち消し合うことになるため、結線用の電極板の引き回し線路長が長くなっても、そのインダクタンスを低減化することが可能となる。
なお、第1の発明も第2の発明もフィルムコンデンサユニットの態様に対して次のように展開することが可能である。すなわち、前記一方の特定極をコモン極とし、前記他方の特定極をP極とした第1の発明または第2の発明のフィルムコンデンサと、前記一方の特定極をコモン極とし、前記他方の特定極をN極とした第1の発明または第2の発明のフィルムコンデンサとを横並びに配置して一体的に外装樹脂で被覆した構成のフィルムコンデンサユニットである。
本発明によれば、複数のコンデンサ素子から外部接続端子に至る結線用の電極板の引き回し線路長が長くなっても、インダクタンスを低減化することができる。
本発明の実施例のフィルムコンデンサにおけるコンデンサ素子積層体を示す斜視図 本発明の実施例におけるコンデンサ素子積層体に電極板を接続した状態の斜視図 本発明の実施例における門形電極板の斜視図 本発明の実施例における第1および第2の逆L字形電極板の斜視図 本発明の実施例における第1および第2の絶縁体の斜視図 本発明の実施例における門形電極板、第1および第2の絶縁体、第1および第2の逆L字形電極板の配置関係を示す斜視図 本発明の実施例における第1のコ字形電極板の斜視図 本発明の実施例における第2のコ字形電極板の斜視図 本発明の実施例における第1の電極板、門形電極板、第1のコ字形電極板の結線状態を示す斜視図 本発明の実施例における第2の電極板、第1および第2の逆L字形電極板、第2のコ字形電極板の結線状態を示す斜視図 本発明の実施例におけるフィルムコンデンサにおける構成要素群の組み立ての様子を示すために構成要素群を水平方向で分離した状態で示す斜視図 本発明の実施例におけるフィルムコンデンサにおける構成要素群の組み立ての様子を示すために構成要素群を鉛直方向で分離した状態で示す斜視図 本発明の実施例における樹脂モールド対象のコンデンサ本体を示す斜視図 本発明の実施例における各構成要素の重なり状態を示す横断の平面図 本発明の実施例における電流経路の特徴を表す模式図 本発明の実施例における詳しい電流経路の特徴を表す模式図 本発明の実施例におけるP極、N極2つの積層型コンデンサユニットを並設し外装樹脂で被覆保護して構成したフィルムコンデンサ完成品を示す斜視図 本発明の別の実施例における樹脂モールド対象のコンデンサ本体を示す斜視図
以下、上記構成の本発明のフィルムコンデンサにつき、その実施の形態を具体的な実施例のレベルで詳しく説明する。
図1~図17において、1はコンデンサ素子、2はコンデンサ素子積層体、3は第1の電極板、4は第2の電極板、5は門形電極板、6は第1の逆L字形電極板、7は第2の逆L字形電極板、8は第1の絶縁体、9は第2の絶縁体、10は第1のコ字形電極板、11は第2のコ字形電極板、12は外装樹脂である。
図1に示すように、複数のコンデンサ素子1が縦方向に積層されてコンデンサ素子積層体2を構成している。コンデンサ素子1は、その素子軸方向の両端面の金属電極1a,1bが扁平な小判形を呈し、その小判形扁平面はその長軸方向が水平方向となっている。小判形扁平面と直角をなす矩形状の主面が水平にされた状態で、複数のコンデンサ素子1が上下方向に積層されている。
図2に示すように、コンデンサ素子1群の軸方向の手前側の端面のP極の金属電極1a群にわたって各金属電極1a間を互いに接続するように第1の電極板3が電気的かつ機械的に接続されている。また、コンデンサ素子1群の軸方向の奥側の端面のN極の金属電極1b群にわたって各金属電極1b間を互いに接続するように第2の電極板4(破線参照)が電気的かつ機械的に接続されている。
図3は門形電極板5を示している。門形電極板5は天板部5aの左側端部(一方側端部)から下側に向けて左側板部(一方側板部)5bが繋がっているとともに、天板部5aの右側端部(他方側端部)から下側に向けて右側板部(他方側板部)5cが繋がっている。門形電極板5の天板部5aの中央部にはコモン極の外部接続端子5dが電気的かつ機械的に接続されている。この門形電極板5は、コンデンサ素子積層体2(二点鎖線参照)の外周に対して一方側面位置(この実施例では、左側面の下端位置)から上面を通って他方側面位置(この実施例では、右側面の下端位置)にわたる状態に被せられる。
天板部5aは左側の上板部5a1 と右側の上板部5a2 と端子台板5a3 とを総称したものである。左側の上板部5a1 は左側板部5bと一体で、1枚物の導電板を90度折り曲げたものである。右側の上板部5a2 は右側板部5cと一体で、1枚物の導電板を90度折り曲げたものである。左側の上板部5a1 と右側の上板部5a2 との間にはスペースがあり、そのスペースに配置された端子台板5a3 を介して左側の上板部5a1 と右側の上板部5a2 とが連結され、全体として門形を構成している。端子台板5a3 の上面にコモン極(本発明の「一方の特定極」に相当)の外部接続端子5dが接続されている。
図4は第1の逆L字形電極板6と第2の逆L字形電極板7を示している。第1の逆L字形電極板6は、水平な上板部6aと鉛直な縦板部6bと端子台板6cと第1の特定極の外部接続端子6dとを有している。上板部6aの一端部に縦板部6bが一体的に連接されている。これは、1枚物の導電板を90度折り曲げたものである。上板部6aの上面に端子台板6cがスポット溶接され、さらに端子台板6c上に第1の他方の特定極の外部接続端子6dが接合されている。また、第2の逆L字形電極板7は、同様に、水平な上板部7aと鉛直な縦板部7bと端子台板7cと第2の他方の特定極の外部接続端子7dとを有している。上板部7aの一端部に縦板部7bが一体的に連接されている。これも、1枚物の導電板を90度折り曲げたものである。上板部7aの上面に端子台板7cがスポット溶接され、さらに端子台板7c上に第2の特定極の外部接続端子7dが接合されている。これら第1および第2の他方の特定極の外部接続端子6d,7dは同極であって、P極またはN極のいずれか一方である。
第1の逆L字形電極板6と第2の逆L字形電極板7とは門形電極板5の形状に即した状態で互いに内向きに向かい合った状態で配置される。
図5は第1および第2の絶縁体8,9を示している。これらの第1および第2の絶縁体8,9は第1および第2の逆L字形電極板6,7と同じように逆L字形に構成されている。ただし、その幅は逆L字形電極板6,7よりも広くなっている。門形電極板5の幅は、絶縁体8,9より幅狭で、逆L字形電極板6,7の幅とほぼ同じである。第1の絶縁体8は、上板部8aと縦板部8bと小立上げ板部8cとを有している。これは、1枚物の絶縁板を2箇所において互いに逆方向に90度折り曲げたものである。第2の絶縁体9も同様の構成となっており、上板部9aと縦板部9bと小立上げ板部9cとを有している。
図6は門形電極板5、第1および第2の絶縁体8,9、第1および第2の逆L字形電極板6,7の配置関係を示している。
最も内側に門形電極板5が位置している。門形電極板5の外側面に対して密着する状態で第1および第2の絶縁体8,9が配置されている。すなわち、門形電極板5における天板部5a(図3参照)の上面に対して第1および第2の絶縁体8,9の上板部8a,9a(図5参照)が上下方向で密着している。また、門形電極板5における左側板部5bの外側面に対して第1の絶縁体8の縦板部8bが水平方向で密着し、右側板部5cの外側面に対して第2の絶縁体9の縦板部9bが水平方向で密着している。縦板部8bは左側板部5bよりも長く左側板部5bのすべてを覆い、縦板部9bは右側板部5cよりも長く右側板部5cのすべてを覆っている。
さらに、第1の絶縁体8の外側面に対して密着する状態で第1の逆L字形電極板6が配置されている。すなわち、第1の絶縁体8における上板部8a(図5参照)の上面に対して第1の逆L字形電極板6の上板部6aが上下方向で密着している。また、第2の絶縁体9の外側面に対して密着する状態で第2の逆L字形電極板7が配置されている。すなわち、第2の絶縁体9における上板部9a(図5参照)の上面に対して第2の逆L字形電極板7の上板部7aが上下方向で密着している。
第1の絶縁体8における小立上げ板部8cは、門形電極板5の端子台板5a3 と第1の逆L字形電極板6の端子台板6cとの隙間に対して下方から入り込んで、その両端縁に近接している。また、第2の絶縁体9における小立上げ板部9cは、門形電極板5の端子台板5a3 と第2の逆L字形電極板7の端子台板7cとの隙間に対して下方から入り込んで、その両端縁に近接している。
第1および第2の逆L字形電極板6,7は第1および第2の絶縁体8,9を介して門形電極板5と重なり合うが、第1および第2の逆L字形電極板6,7と門形電極板5とは奥行き方向(前後方向)でほぼ同じ位置に位置している。これにより、門形電極板5と第1および第2の逆L字形電極板6,7とはそれぞれ絶縁されつつも、近接した状態で対向配置される。
図7は第1のコ字形電極板10を示し、図8は第2のコ字形電極板11を示している。第1のコ字形電極板10は3個あり(一例)、いずれも板面方向が鉛直方向の中板部10aと左側板部10bと右側板部10cとを有している。中板部10aの一端に左側板部10bが一体的に連接され、中板部10aの他端に右側板部10cが一体的に連接されている。これは、1枚物の導電板を2箇所において同じ方向に90度折り曲げたものである。
第2のコ字形電極板11は、いずれも板面方向が鉛直方向の中板部11aと左側板部11bと右側板部11cとを有している。中板部11aの一端に左側板部11bが一体的に連接され、中板部11aの他端に右側板部11cが一体的に連接されている。これも、1枚物の導電板を2箇所において同じ方向に90度折り曲げたものである。
図9に示すように、第1のコ字形電極板10の左側板部10bが門形電極板5の左側板部5bに対してスポット溶接され、右側板部10cが門形電極板5の右側板部5cに対してスポット溶接されている。このような門形電極板5に対する第1のコ字形電極板10の接続が上下方向の複数箇所(図示例では3箇所)において行われている。複数の第1のコ字形電極板10は、それぞれの中板部10aが第1の電極板3に対してスポット溶接される。
図10に示すように、第2のコ字形電極板11の左側板部11bが第1の逆L字形電極板6の縦板部6bに対してスポット溶接され、右側板部11cが第2の逆L字形電極板7の縦板部7bに対してスポット溶接されている。このような第1の逆L字形電極板6および第2の逆L字形電極板7に対する第2のコ字形電極板11の接続が上下方向の複数箇所(図示例では3箇所)において行われている。複数の第2のコ字形電極板11は、それぞれの中板部11aが第2の電極板4に対してスポット溶接される。
図11、図12は上記のような構成を備えた構成要素群の組み立ての様子を示す。図11は水平方向で分離した状態を示し、図12は鉛直方向で分離した状態を示している。図11では第1および第2の電極板3,4は省略している(これらはコンデンサ素子積層体2に接続される)。また、外部接続端子5d,6d,7dも省略している。既述のとおり、門形電極板5に対して第1および第2の絶縁体8,9が被さり、さらに第1および第2の絶縁体8,9に対して第1および第2の逆L字形電極板6,7が被さることになる。
図13はフィルムコンデンサにおける樹脂モールド対象のコンデンサ本体すなわち門形電極板5と第1および第2の絶縁体8,9と第1および第2の逆L字形電極板6,7とを組み立てた様子を示す。図13ではコンデンサ素子積層体2の図示を省略している。
図14は各構成要素の重なり状態を示す横断の平面図である。コンデンサ素子積層体2の左側面に門形電極板5の左側板部5bが近接配置され、その右側面に右側板部5cが近接配置されている。左側板部5bの外側面に接続された左側板部10bと右側板部5cの外側面に接続された右側板部10cとが中板部10aを介して連接されてなる第1のコ字形電極板10がコンデンサ素子積層体2の左側から前方を通り右側に回り込むように配置されている。第1のコ字形電極板10の中板部10aは第1の電極板3の外側面に電気的に接続されている。その第1の電極板3はコンデンサ素子積層体2を構成するコンデンサ素子1群の手前側端面のP極の金属電極1a群にわたって接続されている。
第1のコ字形電極板10における左側板部10bの外側面に第1の絶縁体8における縦板部8bが当接されている。また、右側板部10cの外側面に第2の絶縁体9における縦板部9bが当接されている。
第1の逆L字形電極板6における縦板部6bが第1の絶縁体8の縦板部8bに当接する状態に配置され、第2の逆L字形電極板7における縦板部7bが第2の絶縁体9の縦板部9bに当接する状態に配置されている。縦板部6bの外側面に接続された左側板部11bと右側板部7bの外側面に接続された右側板部11cとが中板部11aを介して連接されてなる第2のコ字形電極板11がコンデンサ素子積層体2の左側から後方を通り右側に回り込むように配置されている。第2のコ字形電極板11の中板部11aは第2の電極板4の外側面に電気的に接続されている。その第2の電極板4はコンデンサ素子積層体2を構成するコンデンサ素子1群の奥側端面のN極の金属電極1a群にわたって接続されている。
第1の絶縁体8の縦板部8bは、門形電極板5の左側板部5bと第1の逆L字形電極板6の縦板部6bとの絶縁状態を確保しながら近接対向配置させるように縦方向に沿う左側板部5bと縦板部6bとの重なり合い領域の全体をカバーする。このカバーが実現されるように第1の絶縁体8の縦板部8bの長さと幅が規定されている。3つある第1のコ字形電極板10の左側板部10bは門形電極板5の左側板部5bに対し上下方向で離れた3箇所において重なり合う。また、3つある第2のコ字形電極板11の左側板部11bは第1の逆L字形電極板6の縦板部6bに対し上下方向で離れた3箇所において重なり合う。第1の絶縁体8の縦板部8bはそれらの3箇所ずつに跨ってカバーする広がりを有している。
同様に、3つある第1のコ字形電極板10の右側板部10cは門形電極板5の右側板部5cに対し上下方向で離れた3箇所において重なり合う。また、3つある第2のコ字形電極板11の右側板部11cは第2の逆L字形電極板7の縦板部7bに対し上下方向で離れた3箇所において重なり合う。第2の絶縁体9の縦板部9bはそれらの3箇所ずつに跨ってカバーする広がりを有している。
以上の説明をまとめると次のようにいうことができる。すなわち、第1の特定極の外部接続端子6dを上板部6aに接続してなる第1の逆L字形電極板6が、コンデンサ素子積層体2の上面左側位置(上面一方側位置)から左側面位置(一方側面位置)にわたる状態に被せられている。また、第2の特定極の外部接続端子7dを上板部7aに接続してなる第2の逆L字形電極板7が、コンデンサ素子積層体2の上面右側位置(上面他方側位置)から右側面位置(他方側面位置)にわたる状態に被せられている。そして、第2のコ字形電極板11の左右両側がそれぞれ第1の逆L字形電極板6、第2の逆L字形電極板7に接続され、中間部分がコンデンサ素子積層体2の他方極の金属電極1b群にわたって接続された第2の電極板4に接続されている。つまり、第1および第2の逆L字形電極板6,7と第2のコ字形電極板11を介して、第1の特定極の外部接続端子6dに繋がる電流経路と第2の特定極の外部接続端子7dに繋がる電流経路とが左右に分岐された上で第2の電極板4に導かれている。
加えて、第1の逆L字形電極板6および第2の逆L字形電極板7はそれぞれ門形電極板5に対して間に第1の絶縁体8,9を挟む状態で重ね合わされている。
図15は電流経路の特徴を表す模式図である。いま、第1の特定極の外部接続端子6dおよび第2の特定極の外部接続端子7dにかかわる特定極がP極であるとする。そして、第1および第2のP極の外部接続端子6d,7dから流入してコモン極(C極)の外部接続端子5dから流出する電流について検討する。
第1の逆L字形電極板6における上板部6aでは左側に向かう電流i1となり、縦板部6bでは下側に向かう電流i2 となる。第2のコ字形電極板11における左側板部11bでは奥側に向かう電流i3 となり、中板部11aの左側では右側に向かう電流i4 となる。引き続いてコンデンサ素子1内を奥側から手前に向かう電流i5 となる。さらに、第1のコ字形電極板10における中板部10aの左側ではi6 となり、左側板部10bでは奥側に向かう電流i7 となる。さらに、門形電極板5における左側板部5bでは上向きの電流i8 となり、天板部5aの左側では右側に向かう電流i9 となり、最後に上方に転じてコモン極の外部接続端子5dから外部へと流出する。
左側部分で、下向きの電流i2 は第1の逆L字形電極板6の縦板部6bを流れ、上向きの電流i8 は門形電極板5の左側板部5bを流れるが、これら2つの電流路である縦板部6bと左側板部5bとは互いに重なり合っていて、電流方向が互いに逆となるので、各電流が作る磁界は打ち消し合うことになる。また、電流i1 と電流i9 とは重なり合った第1の逆L字形電極板6の上板部6aと門形電極板5の天板部5aの左側部分(左側の上板部5a1 )に流れるもので、互いに逆方向の流れとなっているので、ここでも磁界の打ち消し合いが起こる。
また、右側部分で、下向きの電流i11は第2の逆L字形電極板7の縦板部7bを流れ、上向きの電流i17は門形電極板5の右側板部5cを流れるが、これら2つの電流路である縦板部7bと右側板部5cとは互いに重なり合っていて、電流方向が互いに逆となるので、各電流が作る磁界は打ち消し合うことになる。また、電流i10と電流i18とは重なり合った第2の逆L字形電極板7の上板部7aと門形電極板5の天板部5aの右側部分(右側の上板部5a2 )に流れるもので、互いに逆方向の流れとなっているので、ここでも磁界の打ち消し合いが起こる。
以上の磁界の打ち消し合いゆえに、コンデンサ素子1の金属電極から外部接続端子へと至る結線用の電極板の引き回し線路長が長くなっても、そのインダクタンスを低減化することが可能となる。
加えて、電流の流出(流入)箇所がコモン極の外部接続端子5dの1箇所であるのに対し、電流の流入(流出)箇所を2つに分けて第1の他方の特定極の外部接続端子6dと第2の他方の特定極の外部接続端子7dとにしてあるので、外部接続端子6dから外部接続端子5dへの電流線路と外部接続端子7dから外部接続端子5dへの電流線路とが並列接続となるため、さらにインダクタンスを低減する作用がある。
図15では分かりやすい説明のために、上下方向で1段の電流線路で考えたが、第1および第2のコ字形電極板10,11は3段あるので、より正確な電流線路の構成は図16のようになる。
なお、第1および第2のコ字形電極板10,11の個数としては、少なくとも1組あればよくて、その場合は左側板部5b、右側板部5cの下端部付近、縦板部6b,7bの下端部付近に接続するものとする。
なお、上記の実施例においては、第1のコ字形電極板10および第2のコ字形電極板11が上下方向に複数段配列されているが、最下の1段のみとしても構わない。あるいは、複数段に分ける代わりに全段を1枚物に集約しても構わない。
図17は、一方の特定極をコモン極とした外部接続端子と、他方の特定極をP極とした外部接続端子をもつ積層型コンデンサユニットU1と、一方の特定極をコモン極とした外部接続端子と、他方の特定極をN極とした外部接続端子をもつ積層型コンデンサユニットU2とを並設した上で、二点鎖線で示す外装樹脂12で被覆保護して構成したフィルムコンデンサ完成品を示す。Cはコモン極であることを示す。
図18は別の実施例で樹脂モールド対象のコンデンサ本体を示し、ここではコンデンサ素子積層体2も図示している。
この別の実施例においては、第1のコ字形電極板10は、その中板部10aが第1の電極板3ではなく、コンデンサ素子積層体2を構成するコンデンサ素子1群の一方極の金属電極1aの各々と電気的に接続されている。また、第2のコ字形電極板11は、その中板部11aが第2の電極板4ではなく、コンデンサ素子1群の他方極の金属電極1bの各々と電気的に接続されている。
図18の実施例では、第1の電極板3も第2の電極板4も用いられていない。その理由は次のとおりである。
その理由を説明する前に、図1~図17で説明した実施例において、第1の電極板3と第2の電極板4を用いる理由について説明しておく。第1のコ字形電極板10の中板部10aは水平方向に延在している。これに対して、コンデンサ素子1群の積層方向は鉛直方向となっている。第1のコ字形電極板10は3つあり、鉛直方向に適当間隔を隔てて配置されている。この構造のため、上下で隣接する一対の中板部10a,10aの間の空白部分に存在するコンデンサ素子1は中板部10aには接続されないことになる。コンデンサ素子1の扁平小判形の金属電極1aが水平方向に細長であることと、上下で隣接する一対の中板部10a,10aの間に空白部分が生じることとのために、金属電極1aと中板部10aとが交差しないことが生じる。この不都合を回避するために、第1の電極板3を必要としている。第1の電極板3は積層されたすべてのコンデンサ素子1の金属電極1a群に対して交差する。
すなわち、第1の電極板3は鉛直方向に延在するため、鉛直方向で積層された複数のコンデンサ素子1群のすべての金属電極1aを第1の電極板3を介して相互に電気的に接続することができる。同様に、第2の電極板4は鉛直方向に延在するため、鉛直方向で積層された複数のコンデンサ素子1群のすべての金属電極1bを第2の電極板4によって相互に電気的に接続することができる。
これに対して、図18の実施例では、コンデンサ素子1は、金属電極1a,1bの面である小判形扁平面はその長軸方向が鉛直方向となっている。小判形扁平面と直角をなす矩形状の主面が鉛直にされた状態で、複数のコンデンサ素子1が水平方向に積層(横方向に沿っての並列配置)されている。
すなわち、水平方向に並ぶ金属電極1aのすべてが鉛直方向に細長であり、金属電極1aの並び方向と第1のコ字形電極板10の中板部10aの延在方向とが一致しているため、そのすべての金属電極1aは中板部10aに確実に電気的に接続されることになる。ただし、水平方向に接続されたコンデンサ素子1群の数(鉛直方向並びの数)に対して、第1のコ字形電極板10の数を同じにしておく。
図18の実施例において、その他の構成については図1~図17の実施例の場合と同様であり、図18において、図1~図17で用いたのと同一の符号は同一の構成要素を指すものとし、詳しい説明は省略する。
図18の実施例にあっては図1~図17の実施例との間に上記のような相違点があるものの、主たる構成要素においては原理は同じであって、重ね合わせ領域での電流の方向が互いに逆になる点では変わりがなく、電流により生じる磁界が互いに打ち消し合うことになるため、結線用の電極板の引き回し線路長が長くなっても、そのインダクタンスを低減化することが可能である。
なお、上記実施例では、一方の特定極をコモン極とし、他方の特定極をP極またはN極としているが、これに限定されず、一方の特定極をP極、他方の特定極をN極としたり、一方の特定極をN極、他方の特定極をP極とすることができる。
本発明は、複数のコンデンサ素子を積層してなるフィルムコンデンサに関して、結線用の電極板の引き回し線路長が長くなっても、そのインダクタンスを低減化させる上で有効な技術である。
1 コンデンサ素子
1a 一方極の金属電極
1b 他方極の金属電極
2 コンデンサ素子積層体
3 第1の電極板
4 第2の電極板
5 門形電極板
5a 天板部
5b 左側板部(一方側板部)
5c 右側板部(他方側板部)
5d コモン極の外部接続端子
6 第1の逆L字形電極板
6d 第1の特定極の外部接続端子
7 第2の逆L字形電極板
7d 第2の特定極の外部接続端子
8 第1の絶縁体
9 第2の絶縁体
10 第1のコ字形電極板
11 第2のコ字形電極板

Claims (3)

  1. 一方の特定極の外部接続端子と他方の特定極の外部接続端子を備えるフィルムコンデンサであって、
    複数のコンデンサ素子が積層されたコンデンサ素子積層体と、
    前記コンデンサ素子積層体を構成するコンデンサ素子群の一方極の金属電極の各々と接続された第1の電極板と、
    前記コンデンサ素子群の他方極の金属電極の各々と接続された第2の電極板と、
    前記コンデンサ素子積層体の一方側面位置から上面を通って前記一方側面に対向する他方側面位置にわたる状態に形成された門形電極板と、
    前記コンデンサ素子積層体の上面一方側位置から一方側面位置にわたる状態に形成された第1の逆L字形電極板と、
    前記コンデンサ素子積層体の上面他方側位置から他方側面位置にわたる状態に形成された第2の逆L字形電極板と、
    前記第1の逆L字形電極板および前記第2の逆L字形電極板は前記門形電極板に対してそれぞれ間に第1の絶縁体、第2の絶縁体を挟む状態で重ね合わされ、さらに、
    前記門形電極板の一方側板部と前記門形電極板の他方側板部とを電気的に接続するとともに、前記第1の電極板と電気的に接続された第1のコ字形電極板と、
    前記第1の逆L字形電極板と前記第2の逆L字形電極板とを電気的に接続するとともに、前記第2の電極板と電気的に接続された第2のコ字形電極板とを備え、
    前記一方の特定極の外部接続端子が前記門形電極板の上面部分に接続され、前記他方の特定極の外部接続端子が前記第1および前記第2の逆L字形電極板の上面部分の各々に接続されているフィルムコンデンサ。
  2. 一方の特定極の外部接続端子と他方の特定極の外部接続端子を備えるフィルムコンデンサであって、
    複数のコンデンサ素子が積層されたコンデンサ素子積層体と、
    前記コンデンサ素子積層体の一方側面位置から上面を通って前記一方側面に対向する他方側面位置にわたる状態に形成された門形電極板と、
    前記コンデンサ素子積層体の上面一方側位置から一方側面位置にわたる状態に形成された第1の逆L字形電極板と、
    前記コンデンサ素子積層体の上面他方側位置から他方側面位置にわたる状態に形成された第2の逆L字形電極板と、
    前記第1の逆L字形電極板および前記第2の逆L字形電極板は前記門形電極板に対してそれぞれ間に第1の絶縁体、第2の絶縁体を挟む状態で重ね合わされ、さらに、
    前記門形電極板の一方側板部と前記門形電極板の他方側板部とを電気的に接続するとともに、前記コンデンサ素子積層体を構成する前記コンデンサ素子群の一方極の金属電極の各々と電気的に接続された第1のコ字形電極板と、
    前記第1の逆L字形電極板と前記第2の逆L字形電極板とを電気的に接続するとともに、前記コンデンサ素子積層体を構成する前記コンデンサ素子群の他方極の金属電極の各々と電気的に接続された第2のコ字形電極板とを備え、
    前記一方の特定極の外部接続端子が前記門形電極板の上面部分に接続され、前記他方の特定極の外部接続端子が前記第1および前記第2の逆L字形電極板の上面部分の各々に接続されているフィルムコンデンサ。
  3. 前記一方の特定極をコモン極とし、前記他方の特定極をP極とした請求項1または請求項2記載のフィルムコンデンサと、
    前記一方の特定極をコモン極とし、前記他方の特定極をN極とした請求項1または請求項2記載のフィルムコンデンサと
    を横並びに配置して一体的に外装樹脂で被覆したことを特徴とするフィルムコンデンサユニット。
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