JP2012084467A - バスバー及び連結バスバー群 - Google Patents

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宏樹 平井
Yuko Kinoshita
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Abstract

【課題】バスバーの組電池への取付時に絶縁性の収納ケースを必要としないバスバー及び連結バスバー群を得る。
【解決手段】バスバー1は、底面部10から延設して一体的に形成され、底面部10に対し立設した位置関係を保持し、バスバー1を複数個、X方向に沿って隣接配置した際、隣接されたバスバー間において絶縁性を確保可能な絶縁性外面11a及び12aを有する側面部11及び側面部12を備えている。さらに、本実施の形態のバスバーは、底面部10の側面部から立設して一体的に形成され、X方向と垂直なY方向おいて、絶縁性を確保可能な絶縁性外面13a及び14aを有する側面部13及び14をさらに備えている。
【選択図】図2

Description

この発明は、隣接配置される第1及び第2の電池セルそれぞれの端子間を電気的に接続するバスバー及び複数のバスバーが連結してなる連結バスバー群に関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車など、比較的高い出力電圧を必要とする各種の機器においては、組電池が利用されることが多い。組電池とは、複数の電池セルを配列したものであり、これら複数の電池セルを電気的に直列に接続することによって高い出力電圧を得るものである。複数の電池セルのうち隣接配置される第1及び第2の電池セルそれぞれの端子間を電気的に接続するために複数のバスバーが用いられる。
図7は、組電池とバスバーとの関係を模式的に示す説明図である。同図において、組電池50、および、組電池50を構成する複数の電池セル9を直列に接続するための接続モジュール20の構成が模式的に示されている。
組電池50は、所定方向に沿って配列された複数の電池セル9から構成される。複数の電池セル9は、電池ケース(図示省略)内において、所定方向(X方向)に沿って配列される。
複数の電池セル9は、電池ケース内において、その端子形成面(一対の端子(正端子111および負端子112)が形成された面)を上に向けて配列される。さらに、複数の電池セル9は、それぞれの正端子111と負端子112とが重ね合わされて配列される。したがって、複数の電池セル9の配列方向(X方向)に沿って形成される2個の端子列113のそれぞれにおいては、正端子111と負端子112とが交互に並ぶことになる。
各端子列113には、接続モジュール20が取り付けられる。接続モジュール20は、樹脂等の絶縁性材料で形成されるバスバーケース21に、複数個のバスバー22が収容された構成となっている。バスバー22は、導電性材料で形成される板状の部材であり、電池セル9の端子を挿通させるための貫通孔が2個、あるいは、1個形成されている。具体的には、一方の接続モジュール20の両端に配置されるバスバー22(22y)には1個の貫通孔が、その他のバスバー22(22x)には2個の貫通孔が、それぞれ形成されている。接続モジュール20が端子列113に取り付けられた状態において、端子列113に配列された各端子111,112が、バスバーケース21に収容されたバスバー22に形成された各貫通孔に挿通される。バスバー22(22x)の2個の貫通孔のそれぞれに、端子列113において隣接する正端子111と負端子112とがそれぞれ挿通されることによって、当該隣接する第1の電池セル9の正端子111と第2の電池セル9の負端子112とが電気的に接続されることになる。一方、バスバー22(22y)の1個の貫通孔には、一方の端子列113の端に位置する端子が挿通される。このように、各端子列113にバスバーケース21からなる接続モジュール20が取り付けられることによって、組電池50を構成する複数の電池セル9が電気的に直列に接続されることになる。図7で示したようなバスバーケース21は、例えば、特許文献1にバスバー保持プレートとして開示されている。
図8は従来のバスバーと電圧検知端子との関係を模式的に示す説明図である。同図に示すように、バスバー22(22x)上の一方の貫通孔に、自身の貫通孔が重なり合うように、バスバー22の一部上に電圧検知端子23が重ねて配置される。電圧検知端子23の一端には電圧検知用の信号線24が連結されている。
図8で示すように、電圧検知端子23を図7で示す5個のバスバー22xと2個のバスバー22yそれぞれに重ねて配置することにより、電圧検知端子23に連結されている信号線24(例えば電線)からそれぞれ電圧検知信号を外部に送出することができる。その結果、組電池50内部の複数の電池セル9間における電圧を検知することができる。
特開2008−166008号公報
従来のバスバーは導電性の板状に形成されているため、隣接するバスバー間での絶縁性を確保しながら、複数のバスバーを端子列方向に沿って配置して、複数のバスバーの組電池への組立作業を行う必要があるため、バスバーケース21のようなバスバー収納用の絶縁ケースが不可欠であった。
しかしながら、複数のバスバーはそれぞれ対応する電池セルの端子に貫通孔が貫通するように配置し、ボルト締め等に各バスバーの貫通孔と電池セルの端子とを固定する一連の組立作業の終了後は、バスバーケース21はその役割をほぼ終える。すなわち、組電池50の端子111,112への複数のバスバー取付けた上記組立作業後は、複数のバスバー22は互いに分離して電池セルの端子に固定されるため、バスバーケース21の必要性はさほど高くない。
このように、従来のバスバーは、組電池50への組立作業時に不可欠なバスバーケース21を設ける分、コストの増加を招いてしまうという問題点があった。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、バスバーの組電池への取付時に絶縁性の収納ケースを必要としないバスバー及び連結バスバー群を得ることを目的とする。
この発明に係る請求項1記載のバスバーは、隣接配置される第1及び第2の電池セルそれぞれの端子間を電気的に接続する導電部材であるバスバーであって、前記第1及び第2の電池セルの端子貫通用の第1及び第2の貫通孔を有する、板状のバスバー本体と、前記バスバー本体から延設して一体的に形成され、第1及び第2の絶縁面を有する第1及び第2の絶縁補助部とを備え、前記第1及び第2の絶縁補助部は、前記バスバーを複数個、所定の連結方向に隣接配置した際、前記第1及び第2の絶縁面によって、隣接されたバスバー間における絶縁性を確保可能であることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のバスバーであって、前記バスバー本体から延設して一体的に形成され、第3及び第4の絶縁面を有する第3及び第4の絶縁補助部をさらに備え、前記第1及び第2の絶縁補助部は、前記第3及び第4の絶縁面によって前記所定の連結方向と垂直な連結垂直方向おける絶縁性を確保することを特徴する。
請求項3記載の発明は、請求項1あるいは請求項2記載のバスバーであって、前記バスバー本体は前記所定の連結方向に第1及び第2の側面、前記連結垂直方向に第3及び第4の側面を有し、前記第1及び第2の絶縁補助部は前記バスバー本体の前記第1及び第2の側面に対し立設した位置関係を保持し、所定の形成面積を有する第1及び第2の側面部を含む。
請求項4の発明は、請求項3記載のバスバーであって、前記第3及び第4の絶縁補助部は前記バスバー本体の前記第3及び第4の側面に対し立設した位置関係を保持し、所定の形成面積を有する第3及び第4の側面部を含む。
請求項5の発明は、請求項4記載のバスバーであって、前記第1及び第2の側面部は前記第3の絶縁部との間において、所定の電線が前記所定の連結方向に沿って前記バスバー本体上を通過可能な第1及び第2の開口部を有する。
請求項6の発明は、請求項5項記載のバスバーであって、前記バスバー本体及び前記第3の側面部は、前記所定の電線の固定用の所定の接続部材を挿入可能な第1及び第2の固定用穴をそれぞれ有する。
請求項7の発明は、請求項5項に記載のバスバーであって、前記第3の絶縁部は立設状態からバスバー本体に向けて折り曲げることにより前記所定の電線が固定可能に設けられる。
請求項8の発明は、請求項3記載のバスバーであって、前記第1及び第2の側面部の前記第1及び第2の絶縁面の外面を形成する第1及び第2の絶縁性外面と、前記第1及び第2の絶縁性外面最上部から折り曲げられて内面を形成する第1及び第2の絶縁性折り曲げ面とを有する。
請求項9の発明は、請求項8記載のバスバーであって、前記第1及び第2の絶縁性外面は、互いの形成幅及び形成高さが不一致になるようにそれぞれ設けられる。
請求項10の発明は、請求項5記載のバスバーであって、前記第4の側面部は、所定の電圧検知端子の一部が挿入可能な位置決め穴を有する。
この発明に係る請求項11記載の連結バスバー群は、複数のバスバーを連結してなる連結バスバー群であって、前記複数のバスバーはそれぞれ請求項1ないし請求項10記載のいずれか1項に記載のバスバーを含み、前記複数のバスバーと、各々が、前記複数のバスバーそれぞれの第1及び第2の貫通孔のいずれかに自身の貫通孔が一致するように配置可能な導電性を有する複数の電圧検知端子と、前記複数の電圧検知端子に電気的に接続される複数の信号線と、伸縮性を有し、前記複数の信号線を覆って形成される保護連結用チューブとを備え、前記保護連結用チューブは前記所定の連結方向に沿って形成され、前記複数のバスバーそれぞれに固定されることにより前記複数のバスバーを前記所定の連結方向に連結する。
請求項1記載のバスバーは、複数のバスバーを所定の連結方向に隣接配置した際、隣接されたバスバー間において絶縁性を確保可能な第1及び第2の絶縁面を有する第1及び第2の絶縁補助部を備えている。
このため、所定の連結方向に隣接配置しても、複数のバスバーを樹脂ケース等の絶縁保護部材を用いることなく複数のバスバー間の絶縁性を確保できる。その結果、絶縁保護部材を用いる必要がない分、コストの低減化を図ることができる。
請求項2記載のバスバーは、バスバー本体から延設して一体的に形成され、所定の連結方向と垂直な連結垂直方向おいて、絶縁性を確保可能な第3及び第4の絶縁面を有する第3及び第4の絶縁補助部をさらに備える。
このため、上記連結垂直方向においても樹脂ケース等の絶縁保護部材を用いる必要がないない分、コストの低減化を図ることができる。
請求項3記載の本願発明において、第1及び第2の側面部はバスバー本体に対し立設した位置関係を保持し、所定の形成面積を有するため、バスバー本体から発生した熱の放熱フィンとして機能させることにより放熱性の向上を図り、その分、バスバー本体の膜厚を薄くすることができる効果を奏する。
請求項4記載の本願発明において、第3及び第4の側面部はバスバー本体に対し立設した位置関係を保持し、所定の形成面積を有するため、バスバー本体から発生した熱の放熱フィンとして機能させることにより放熱性の向上を図り、その分、バスバー本体の膜厚を薄くすることができる効果を奏する。
請求項5記載の本願発明において、第1及び第2の側面部は所定の電線がバスバー本体上を所定の連結方向に沿って通過可能な第1及び第2の開口部を有するため、複数のバスバーそれぞれの第1及び第2の開口部を介して所定の電線を所定の連結方向に沿って容易に配置することができる。
請求項6記載の本願発明において、第1及び第2の固定用穴に所定の接続部材を挿入して所定の電線を比較的簡単に固定することができる。
請求項7記載の本願発明は、第3の絶縁部を折り曲げることによりによって所定の電線を比較的簡単に固定することができる。
請求項8記載の本願発明は、第1及び第2の側面部の第1及び第2の絶縁面はそれぞれその外面を形成する絶縁性外面と、該絶縁性外面最上部から折り曲げられてその内面を形成する絶縁性折り曲げ面とを有することにより、第1及び第2の側面部の最上部の絶縁性を確保することができる。
請求項9記載の本願発明において、第1及び第2の絶縁性外面は、互いの形成幅及び形成高さを不一致になるように設けられるため、複数のバスバーを所定の連結方向に沿って隣接配置する際、第1及び第2の絶縁性外面の端部領域とが接触する可能性を回避し、より確実な絶縁性を確保することができる。
請求項10記載の本願発明は、第4の側面部に設けた位置決め穴に所定の電圧検知端子の一部を挿入することにより、所定の電圧検知端子を精度よく位置決めすることができる。
請求項11記載の連結バスバー群は、複数のバスバーを保護連結用チューブに固定しながら所定の連結方向に隣接配置することにより、樹脂ケース等の絶縁保護部材を用いることなく複数のバスバー間の絶縁性を確保できる。その結果、絶縁保護部材を用いる必要がない分、コストの低減化を図ることができる。
この発明の実施の形態1であるバスバーの構成を示す斜視図である。 実施の形態1であるバスバーの構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態2である連結バスバー群の構成を示す斜視図である。 電圧検知端子の構成を示す説明図である。 連結バスバー群において隣接配置されるバスバー及びその周辺の詳細を示す説明図である。 タイラップによるコルゲートチューブとバスバーとの固定内容を示す斜視図である。 組電池とバスバーとの関係を模式的に示す説明図である。 従来のバスバーと電圧検知端子との関係を模式的に示す説明図である。
<実施の形態1>
図1はこの発明の実施の形態1であるバスバーの構成を示す斜視図である。図2は実施の形態1であるバスバーの構成を示す説明図である。図2において、同図(a)が上面図、同図(b)〜(e)が同図(a)の第1〜第4の方向d1〜d4からみた側面図である。
バスバー1は導電性材料より構成され、図1及び図2に示すように、板状(矩形状)の底面部10と、底面部10の側面(第1〜第4の側面)に立設した位置関係で設けられる側面部11〜14とから構成される。これら側面部11〜14がバスバー1における第1〜第4の絶縁補助部となる。
図2(a)に示すように、バスバー1のバスバー本体となる底面部10には電池セルの端子を貫通させるための2つの貫通孔8、後述するタイラップ6の挿入用の2つの固定用穴30が設けられる。各貫通孔8は円状を呈しており、各固定用穴30はX方向が長手方向となる矩形状を呈している。2つの貫通孔8及び2つ固定用穴30はX方向の位置及び形成幅がほぼ一致し、各固定用穴30が各貫通孔8よりY方向側に設けられている。なお、底面部10の表面及び裏面は絶縁処理が施されておらず、表面及び裏面における導電性を有している。
主として図1及び図2(a),(d),(e)に示すように、底面部10の(−Y)方向側の側面(第4の側面)から立設して側面部14が形成される。側面部14は外面となる絶縁性外面14aと、絶縁性外面14aの一部の最上部から折り曲げられてなる絶縁性折り曲げ面14bと、側面部14の内面の導電性内面14cとを有している。絶縁性外面14a及び絶縁性折り曲げ面14bはその表面に絶縁処理(ラミネート処理等)が施されており、導電性内面14cは絶縁処理が施されず表面における導電性を有している。したがって側面部14の外面は全て絶縁性を有している。
主として図1及び図2(a),(b),(c)に示すように、側面部14のX方向側から一部が延在しY方向に折り曲げられて側面部11が形成される。したがって、底面部10のX方向の側面(第1の側面)上に、底面部10に対しやや外側に立設した位置関係で側面部11が形成される。側面部11は外面となる絶縁性外面11aと、絶縁性外面11aの一部の最上部から折り曲げられてなる絶縁性折り曲げ面11bと、側面部11の内面の導線性内面11cとを有している。絶縁性外面11a及び絶縁性折り曲げ面11bはその表面に絶縁処理が施されており、導電性内面11cは絶縁処理が施されず表面における導電性を有している。したがって、側面部11の外面は全て絶縁性を有している。
主として図1及び図2(a),(b),(c)に示すように、側面部14の(−X)方向側から一部が延在しY方向に折り曲げられて側面部12が形成される。したがって、底面部10の(−X)方向の側面(第2の側面)上に、底面部10に対しやや外側に立設した位置関係で側面部12が形成される。側面部12は外面となる絶縁性外面12aと、絶縁性外面12aの一部の最上部から折り曲げられてなる絶縁性折り曲げ面12bと、側面部12の内面の導線性内面12cとを有している。絶縁性外面12a及び絶縁性折り曲げ面12bはその表面に絶縁処理が施されており、導電性内面12cは絶縁処理が施されず表面における導電性を有している。したがって、側面部12の外面は全て絶縁性を有している。
主として図1及び図2(a),(d),(e)に示すように、底面部10のY方向側の側面(第3の側面)から立設して側面部13が形成される。側面部13は外面となる絶縁性外面13aと、絶縁性外面13aの最上部から折り曲げられてなる絶縁性折り曲げ面13bと、側面部13の内面の導電性内面13cとを有している。絶縁性外面13a及び絶縁性折り曲げ面13bはその表面に絶縁処理が施されており、導電性内面13cは絶縁処理が施されず表面における導電性を有している。したがって、側面部13の外面は全て絶縁性を有している。
また、側面部13の中段に2つの固定用穴33,33が形成されている。固定用穴33,33は底面部10に形成される固定用穴30,30に対応し、各固定用穴33は、各固定用穴30と一致するX方向位置にX方向が長手方向となる矩形状を呈している。
そして、側面部11及び側面部12のY方向の先端部の位置は、固定用穴30の位置付近に留められているため、側面部11及び側面部12と側面部13との間に、後述するコルゲートチューブ4が底面部10上を通過可能な開口部41,42が設けられる。
(効果)
このような構成の本実施の形態のバスバー1は、バスター本体である底面部10から延設して一体的に形成され、底面部10に対し立設した位置関係を保持し、バスバー1を複数個、X方向(所定の連結方向)に沿って隣接配置した際、隣接されたバスバー間において絶縁性を確保可能な絶縁性外面11a及び12a(第1及び第2の絶縁面の主要部)を有する側面部11及び側面部12(第1及び第2の側面部)を備えている。
このため、実施の形態1のバスバー1は、樹脂ケース等の絶縁保護部材を用いることなく、X方向に複数個隣接配置しても、複数のバスバー1,1間の絶縁性を確保できる。その結果、絶縁保護部材を用いる必要がない分、コストの低減化を図ることができる。
さらに、実施の形態1のバスバー1は、底面部10の側面部から立設して一体的に形成され、X方向と垂直なY方向(連結垂直方向)おいて、絶縁性を確保可能な絶縁性外面13a及び14a(第3及び第4の絶縁面の主要部)を有する側面部13及び14(第3及び第4の側面部)をさらに備えている。
このため、Y方向に向においても樹脂ケース等の絶縁保護部材を用いる必要がない分、コストの低減化を図ることができる。
さらに、これら側面部11〜14は底面部10に対して立設した方向に形成されており、所定の形成面積を有するため、底面部10から発生した熱の放熱フィンとして機能させることによりバスバー1の放熱性の向上を図ることができる。その結果、底面部10に要求される放熱性を軽減することができるため、その分、底面部10の膜厚を薄くすることができる。
側面部11及び12は側面部13との間に、後述するコルゲートチューブ4が底面部10上をX方向(所定の連結方向)に沿って通過可能な開口部41,42を有するため、複数のバスバー1をX方向に隣接配置した場合に、複数のバスバー1それぞれの開口部41,42を介してコルゲートチューブ4を容易に配置することができる。
また、底面部10に設けた固定用穴30、側面部13に設けた固定用穴33に後述するタイラップ6を挿入して、このタイラップ6を用いてコルゲートチューブ4を比較的簡単に固定することができる。
また、側面部11〜14は絶縁性外面11a〜14aの最上部を折り曲げて絶縁性折り曲げ面11b〜14b(第1〜第4の絶縁面の一部)を形成することにより、側面部11〜14の最上部の絶縁性を確保することができる。すなわち、導線性内面11c〜14cを形成しない場合、最上部が絶縁処理が困難な端部領域となることを確実に回避することができる。
また、絶縁性外面11a及び絶縁性外面12a間で互いの形成幅及び形成高さが不一致になるように設けることにより、複数のバスバー1をX方向に一致させて隣接配置する際、側面部11と側面部12との端部領域(絶縁処理が困難な領域)とが接触する可能性を回避し、より確実な絶縁性を確保することができる。
なお、端部領域とは図1の11x,11y,12x,12y等を意味する。例えば、図2(c)に示すように、端部領域11x,12x間で形成高さが不一致となっており、端部領域11y,12y間で形成幅(Y方向位置)が不一致となっている。このため、端部領域11x,12x間及び端部領域11y,12y間で電気的接続関係が生じることを確実に回避している。
<実施の形態2>
図3はこの発明の実施の形態2である連結バスバー群5の構成を示す斜視図である。同図に示すように、複数のバスバー1をX方向(所定の連結方向)に隣接配置し、複数のバスバーはそれぞれコルゲートチューブ4に後述するタイラップ6によって固定されることにより連結される。
各バスバー1に対して電圧検知端子2が設けられ、電圧検知端子2に電気的に接続される信号線3がコルゲートチューブ4内を通過して、外部に延びて設けられる。コルゲートチューブ4は複数の信号線3を覆って保護する保護用連結チューブとして機能する。
図4は電圧検知端子の構成を示す説明図である。同図に示すように、電圧検知端子2は導電性を有する素材で構成され、中央に貫通孔28を有する。この貫通孔28は少なくとも電池セルの端子が貫通可能な大きさで形成される。電圧検知端子2の先端の信号線取付部2aに信号線3を電気的に接続することができる。
図5は連結バスバー群5において隣接配置される一対のバスバー及びその周辺の詳細を示す説明図であり、同図(a)は上面図、同図(b)は裏面図を示している。
同図に示すように、電圧検知端子2の貫通孔28の中心とバスバー1(1L,1R)の一方(図中右側)の貫通孔8の中心とが一致するように、底面部10上に電圧検知端子2が配置される。そして、電圧検知端子2の信号線取付部2aを介して信号線3に接続され、信号線3がコルゲートチューブ4内を通過するように配置される。コルゲートチューブ4はバスバー1Lの開口部41からバスバー1Rの開口部41を通過して形成され、バスバー1L,1Rそれぞれにおいて、底面部10上に配置される。
図6はタイラップ6によるコルゲートチューブ4とバスバー1との固定内容を示す斜視図である。同5及び図6に示すように、また、バスバー1(1L,1R)において、タイラップ6が固定用穴30,固定用穴33内に挿入されつつ、コルゲートチューブ4の外周を締め付けることにより、バスバー1をコルゲートチューブ4に固定する。
コルゲートチューブ4は伸縮性を有しているため、コルゲートチューブ4をバスバー1に固定した後においても、この伸縮性により組電池を構成する電池セル間の公差を吸収することができる。
(効果)
このような構成の本実施の形態の連結バスバー群5において、各バスバー1は、底面部10から延設して一体的に形成され、底面部10に対し立設した位置関係を保持し、バスバー1を複数個、X方向に隣接配置した際、隣接されたバスバー間において絶縁性を確保可能な絶縁性外面11a及び12aを有する側面部11及び側面部12を備えている。
すなわち、複数のバスバー1をX方向に隣接配置する場合、図5に示すように、接する可能性のあるのはバスバー1Lの側面部11とバスバー1Rの側面部12である。したがって、側面部11,12の絶縁性外面11a,12aの存在によって、隣接されたバスバー1,1間における絶縁性を確実に確保することができる。
このため、実施の形態2の連結バスバー群5は、樹脂ケース等の絶縁保護部材を用いることなくX方向に隣接配置しても複数のバスバー1,1間の絶縁性を確保可能である。その結果、組電池に連結バスバー群5を取り付ける組立時に絶縁保護部材を用いる必要がない分、コストの低減化を図ることができる。
さらに、本実施の形態の連結バスバー群5に用いるバスバー1は、底面部10の側面部から立設して一体的に形成され、X方向と垂直なY方向おいて、絶縁性を確保可能な絶縁性外面13a及び14aを有する側面部13及び14をさらに備えているため、上記組立時にY方向においても樹脂ケース等の絶縁保護部材を用いる必要がないない分、コストの低減化を図ることができる。
加えて、各バスバー1の側面部11〜14は底面部10に対して立設した方向に形成されており、所定の形成面積を有するため、組電池への連結バスバー群5の取付後に、組電池から発生して底面部10に伝達される熱を放熱する放熱フィンとして側面部11〜14を機能させることによりバスバー1の放熱性の向上を図ることができる。その結果、底面部10に要求される放熱性を軽減することができるため、その分、底面部10の膜厚を薄くすることができる。
連結バスバー群5を構成する各バスバー1は、側面部11及び12は側面部13との間に、コルゲートチューブ4が底面部10上をX方向に沿って通過可能な開口部41,42を有する。
したがって、複数のバスバー1をX方向に隣接配置した連結バスバー群5は、複数のバスバー1それぞれの開口部41,42を介してコルゲートチューブ4をX方向に比較的容易に配置することができる。
また、図5及び図6に示すように、連結バスバー群5の各バスバー1の底面部10に設けた固定用穴30、側面部13に設けた固定用穴33にタイラップ6を挿入し、このタイラップ6を用いてコルゲートチューブ4を比較的簡単に固定することができる。
また、連結バスバー群5の各バスバー1の側面部11〜14は絶縁性外面11a〜14aの最上部を折り曲げて絶縁性折り曲げ面11b〜14bを形成することにより、隣接配置されるバスバー1,1間の最上部の絶縁性を確保することができる。なぜなら、前述したように、端部領域は絶縁処理を施すことが困難であるが、バスバー1は最上部に端部領域が設けらないようにしているからである。
また、絶縁性外面11a及び絶縁性外面12a間で形成幅及び形成高さが不一致になるように設けることにより、複数のバスバー1をX方向に一致させて隣接配置する際、側面部11と側面部12との端部領域(絶縁処理が困難な領域)とが接触する可能性を回避し、より確実な絶縁性を確保することができる。
このように、実施の形態2の連結バスバー群5は複数のバスバー1が所定の連結方向であるX方向に連結されており、樹脂ケース等の絶縁保護部材を用いることなくX方向に隣接配置しても複数のバスバー間の絶縁性を確保できる。その結果、絶縁保護部材を用いる必要がない分、コストの低減化を図ることができる。
<その他の態様>
側面部13において他の側面部11,12及び14より高く形成し、側面部13を立設状態からコルゲートチューブ4側に折り曲げ、コルゲートチューブ4を挟んで固定することにより、タイラップ6によらずコルゲートチューブ4をバスバー1に固定する第1の態様が考えられる。
その結果、第1の態様によって、タイラップ6を用いることなく、コルゲートチューブ4を比較的簡単に固定することができる効果を奏する。
また、図4に示す電圧検知端子2の先端部2tを長く設けるとともに、図2(d)に示すように、側面部14に最下段に位置決め用穴34を設ける。位置決め用穴34は先端部2tが挿入可能で、貫通孔8の中心部のX位置に合致する位置に設けられる。そして、電圧検知端子2の一部である先端部2tを側面部14の位置決め用穴34に貫通させると、電圧検知端子2の貫通孔28の中心がバスバー1の電池セル9の中心に位置するように設定する第2の態様が考えられる。
このように、第2の態様は、バスバー1の側面部14の最下段に電圧検知端子2の位置決め用穴34を設けることにより、電圧検知端子2の先端部2tを位置決め用穴34に挿入することにより、電圧検知端子2を精度良く底面部10上に位置決めすることができる。
1,1L,1R バスバー
2 電圧検知端子
3 信号線
4 コルゲートチューブ
5 連結バスバー群
6 タイラップ
10 底面部
11〜14 側面部
30,33 固定用穴
34 位置決め用穴

Claims (11)

  1. 隣接配置される第1及び第2の電池セルそれぞれの端子間を電気的に接続する導電部材であるバスバーであって、
    前記第1及び第2の電池セルの端子貫通用の第1及び第2の貫通孔を有する、板状のバスバー本体と、
    前記バスバー本体から延設して一体的に形成され、第1及び第2の絶縁面を有する第1及び第2の絶縁補助部とを備え、
    前記第1及び第2の絶縁補助部は、前記バスバーを複数個、所定の連結方向に隣接配置した際、前記第1及び第2の絶縁面によって、隣接されたバスバー間における絶縁性を確保可能であることを特徴とする、
    バスバー。
  2. 請求項1記載のバスバーであって、
    前記バスバー本体から延設して一体的に形成され、第3及び第4の絶縁面を有する第3及び第4の絶縁補助部をさらに備え、
    前記第1及び第2の絶縁補助部は、前記第3及び第4の絶縁面によって前記所定の連結方向と垂直な連結垂直方向おける絶縁性を確保することを特徴する、
    バスバー。
  3. 請求項1あるいは請求項2記載のバスバーであって、
    前記バスバー本体は前記所定の連結方向に第1及び第2の側面、前記連結垂直方向に第3及び第4の側面を有し、
    前記第1及び第2の絶縁補助部は前記バスバー本体の前記第1及び第2の側面に対し立設した位置関係を保持し、所定の形成面積を有する第1及び第2の側面部を含む、
    バスバー。
  4. 請求項3記載のバスバーであって、
    前記第3及び第4の絶縁補助部は前記バスバー本体の前記第3及び第4の側面に対し立設した位置関係を保持し、所定の形成面積を有する第3及び第4の側面部を含む、
    バスバー。
  5. 請求項4記載のバスバーであって、
    前記第1及び第2の側面部は前記第3の絶縁部との間において、所定の電線が前記所定の連結方向に沿って前記バスバー本体上を通過可能な第1及び第2の開口部を有する、
    バスバー。
  6. 請求項5項記載のバスバーであって、
    前記バスバー本体及び前記第3の側面部は、前記所定の電線の固定用の所定の接続部材を挿入可能な第1及び第2の固定用穴をそれぞれ有する、
    バスバー。
  7. 請求項5項に記載のバスバーであって、
    前記第3の絶縁部は立設状態からバスバー本体に向けて折り曲げることにより前記所定の電線が固定可能に設けられる、
    バスバー。
  8. 請求項3記載のバスバーであって、
    前記第1及び第2の側面部の前記第1及び第2の絶縁面はその外面を形成する第1及び第2の絶縁性外面と、前記第1及び第2の絶縁性外面最上部から折り曲げられてその内面を形成する第1及び第2の絶縁性折り曲げ面とを有する、
    バスバー。
  9. 請求項8記載のバスバーであって、
    前記第1及び第2の絶縁性外面は、互いの形成幅及び形成高さが不一致になるようにそれぞれ設けられる、
    バスバー。
  10. 請求項5記載のバスバーであって、
    前記第4の側面部は、所定の電圧検知端子の一部が挿入可能な位置決め穴を有する、
    バスバー。
  11. 複数のバスバーを連結してなる連結バスバー群であって、前記複数のバスバーはそれぞれ請求項1ないし請求項10記載のいずれか1項に記載のバスバーを含み、
    前記複数のバスバーと、
    各々が、前記複数のバスバーそれぞれの第1及び第2の貫通孔のいずれかに自身の貫通孔が一致するように配置可能な導電性を有する複数の電圧検知端子と、
    前記複数の電圧検知端子に電気的に接続される複数の信号線と、
    伸縮性を有し、前記複数の信号線を覆って形成される保護連結用チューブとを備え、前記保護連結用チューブは前記所定の連結方向に沿って形成され、前記複数のバスバーそれぞれに固定されることにより前記複数のバスバーを前記所定の連結方向に連結する、
    連結バスバー群。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012138190A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Gs Yuasa Corp 組電池の計測端子対応接続板
WO2014068921A1 (ja) * 2012-10-29 2014-05-08 三洋電機株式会社 蓄電装置

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