JP7079085B2 - インプリントリソグラフィのための液滴法および装置 - Google Patents

インプリントリソグラフィのための液滴法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7079085B2
JP7079085B2 JP2017236264A JP2017236264A JP7079085B2 JP 7079085 B2 JP7079085 B2 JP 7079085B2 JP 2017236264 A JP2017236264 A JP 2017236264A JP 2017236264 A JP2017236264 A JP 2017236264A JP 7079085 B2 JP7079085 B2 JP 7079085B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
droplet
fluid discharge
pattern
droplets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017236264A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018098506A5 (ja
JP2018098506A (ja
Inventor
ブライアン フレッチャー エドワード
ブライアン スタコウィアック ティモシー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US15/375,966 external-priority patent/US10634993B2/en
Priority claimed from US15/375,912 external-priority patent/US10481491B2/en
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Publication of JP2018098506A publication Critical patent/JP2018098506A/ja
Publication of JP2018098506A5 publication Critical patent/JP2018098506A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7079085B2 publication Critical patent/JP7079085B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/0002Lithographic processes using patterning methods other than those involving the exposure to radiation, e.g. by stamping
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/20Exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/2002Exposure; Apparatus therefor with visible light or UV light, through an original having an opaque pattern on a transparent support, e.g. film printing, projection printing; by reflection of visible or UV light from an original such as a printed image
    • G03F7/2012Exposure; Apparatus therefor with visible light or UV light, through an original having an opaque pattern on a transparent support, e.g. film printing, projection printing; by reflection of visible or UV light from an original such as a printed image using liquid photohardening compositions, e.g. for the production of reliefs such as flexographic plates or stamps
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70716Stages

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

本発明は、インプリントリソグラフィに関し、より具体的にはインプリントリソグラフィ用途のための液滴パターニングに関する。
インプリントリソグラフィ装置およびプロセスは、電子デバイスの製造において半導体ウェハ上にナノスケールのパターンを形成するのに有用である。このような装置およびプロセスは、液滴吐出などの技術を用いてウェハ上に成形可能材料、例えば、樹脂またはレジストなどの重合可能材料を堆積させるための流体吐出システムの使用を含みうる。堆積された材料は、所望のパターンフィーチャを有するインプリントテンプレート(またはモールド)に接触されて固化され、ウェハ上にパターン層を形成する。テンプレートフィーチャの充填率および関連する欠陥は、テンプレートパターンのフィーチャ密度および方位、ならびに、液滴ピッチを含む液滴パターン配置に部分的に依存する。
従来の流体吐出システムは、液滴間の間隔をいくらか調整することを可能にするが、典型的には、そのような調整の程度を制限する制約を有する。流体吐出システムは、流体吐出ポートピッチを有する流体吐出ポートを含み、流体吐出ポートピッチと同じ方向における液滴ピッチを決定する。したがって、流体吐出ヘッドを交換することなしでは流体吐出ポートピッチを調整する能力がないか、または制限される。つまり、より細かく調整可能であり且つディスペンサの制限によって制限されない吐出パターンプロセスに対する産業界の需要が引き続き存在する。
一態様では、装置は、インプリントリソグラフィプロセスのために用いられうる。インプリントリソグラフィのための装置は、
流体吐出ポートを有する流体吐出システムと、
ステージと、
論理素子と、を含み、
前記ステージ、前記流体吐出ポート、または前記ステージと前記流体吐出ポートとの組み合わせは、基板と前記流体吐出ポートとを互いに対して移動させるために適用され、
前記論理素子は、
基板上に成形可能材料を吐出するための液滴パターンを決定する処理と、
インプリント領域についての前記液滴パターンの第1部分を形成するように、第1パス中において前記基板上に前記成形可能材料を吐出するための情報を送信する処理であって、前記基板と前記流体吐出ポートとは並進方向に互いに対して移動する、処理と、
前記並進方向以外の他の方向に前記基板と前記流体吐出ポートとを互いに対してオフセットさせるための情報を送信する処理であって、装置は、前記第1パス中において前記成形可能材料を吐出するための指示が行われた後に前記流体吐出ポートをオフセットさせる、処理と、
前記インプリント領域についての前記液滴パターンの第2部分を形成するように、第2パス中において前記基板上に前記成形可能材料を吐出するための情報を送信する処理であって、装置は、前記基板と前記流体吐出ポートとを互いに対してオフセットさせるための指示が行われた後に前記第2パス中において前記成形可能材料を吐出する、処理と、を行う。
一実施形態では、前記基板と前記流体吐出ポートとを互いに対してオフセットさせるための前記情報は、前記基板と前記流体吐出ポートとを前記並進方向にオフセットさせるための情報を含まない。
他の実施形態では、前記基板と前記流体吐出ポートとを互いに対してオフセットさせるための前記情報は、前記基板と前記流体吐出ポートとを前期並進方向に互いに対してオフセットさせるための情報を更に含む。
特定の実施形態では、
前記流体吐出システムは、前記基板と前記流体吐出ポートとが前記並進方向に沿って事前設定の速度で互いに対して移動しているときに、事前設定の最小ピッチで前記基板上に離間した液滴を達成するように、事前設定の周波数で前記成形可能材料の液滴を吐出するように更に構成され、
前記第1パス中、前記第2パス中、または前記第1パス中および前記第2パス中の各々において前記成形可能材料を吐出するための前記情報は、前記並進方向における液滴ピッチが前記事前設定の最小ピッチまたは前記事前設定の最小ピッチの整数倍になるように、前記成形可能材料を吐出するための特定の情報を含み、
前記基板と前記流体吐出ポートとを互いに対してオフセットさせるための前記情報は、前記並進方向において、前記基板と前記流体吐出ポートとの互いに対するオフセットが、前記事前設定の最小ピッチの非整数倍である並進オフセット距離で行われる特定の情報を含む。
他の実施形態では、前記流体吐出ポートは、前記並進方向と実質的に垂直であるラインに沿った対応ピッチで液滴を吐出するように構成され、前記基板と前記流体吐出ポートとを前記他の方向に互いに対してオフセットさせるための前記情報は、前記対応ピッチの非整数倍であるオフセット距離で行われる。
更なる実施形態では、前記第1パス中において前記基板上に前記成形可能材料を吐出するための前記情報は、液滴エッジ除去のY1ラインに沿って前記成形可能材料の液滴を吐出するための情報を含み、前記第2パス中において前記基板上に前記成形可能材料を吐出するための前記情報は、前記液滴エッジ除去のY2ラインに沿って前記成形可能材料の液滴を吐出するための情報を含む。
他の態様では、方法が、インプリントリソグラフィプロセスのための基板液滴パターンを生成するのに使用されうる。該方法は、
流体吐出ポートを有する流体吐出システムを提供する工程と、
基板上に成形可能材料を吐出するための仮想液滴パターンを決定する工程と、
第1パス中において、インプリント領域についての前記基板液滴パターンの第1部分を形成するように前記基板上に前記成形可能材料を吐出する工程であって、前記基板液滴パターンは前記仮想液滴パターンに対応し、前記基板と前記流体吐出ポートとは並進方向に互いに対して移動する、工程と、
前記並進方向以外の他の方向に前記基板と前記流体吐出ポートとを互いに対してオフセットさせる工程であって、前記基板と前記流体吐出ポートとの互いに対するオフセットは、前記第1パス中において前記成形可能材料を吐出した後に行われる、工程と、
第2パス中において、前記インプリント領域についての前記基板液滴パターンの第2部分を形成するように前記基板上に前記成形可能材料を吐出する工程であって、前記第2パス中における前記成形可能材料の吐出は、前記基板と前記流体吐出ポートとを互いに対してオフセットさせた後に行われる、工程と、を含む。
一実施形態では、前記流体吐出ポートは、前記並進方向と実質的に垂直な方向であるラインに沿った対応ピッチで液滴を吐出するように構成され、前記基板と前記流体吐出ポートとを互いに対してオフセットさせる工程は、前記対応ピッチの非整数倍であるオフセット距離で、前記他の方向に前記基板と前記流体吐出ポートとを互いに対してオフセットさせることを含む。
他の実施形態では、
前記流体吐出システムを提供する工程は、前記並進方向に実質的に垂直であるラインに沿った対応ピッチで液滴を吐出するように構成された前記流体吐出ポートを有する前記流体吐出システムであって、前記ラインに実質的に垂直である前記並進方向に沿って前記基板と前記流体吐出ポートとが事前設定の速度で互いに対して移動しているときに、事前設定の最小ピッチで基板上に離間した液滴を達成するための事前設定の周波数で前記成形可能材料の液滴を吐出するように更に構成された前記流体吐出システムを提供することを更に含み、
仮想液滴パターンを決定する工程は、
前記成形可能材料を前記基板上に吐出するために事前に画定された液滴パターンを決定する工程であって、前記事前に画定された液滴パターンは、インプリントリソグラフィテンプレートのパターンに部分的に基づいており、前記事前に画定された液滴パターンは、前記並進方向に沿って前記基板と前記流体吐出ポートとが前記事前設定の速度で互いに対して移動しているときに、前記事前設定の最小ピッチまたはその整数倍で前記基板上に離間した液滴を表す、工程と、
前記事前に画定された液滴パターンに基づいて、調整液滴パターンを決定する工程であって、調整液滴パターンは、前記事前設定の最小ピッチの非整数倍で離間した液滴を表し、前記調整液滴パターンは前記仮想液滴パターンである、工程と、を含み、
前記方法は、第1および第2パス中において形成される前記基板液滴パターンを生成するように、前記基板と前記流体吐出ポートとの互いに対する調整速度を決定する工程であって、前記調整速度は、前記第1パス中、前記第2パス中、または前記第1パス中および前記第2パス中の各々における前記事前設定の速度と異なる、工程と、
前記第1パス中、前記第2パス中、または前記第1パス中および前記第2パス中の各々において、前記並進方向に前記調整速度で前記基板と前記流体吐出ポートとを互いに対して移動させ、前記事前設定の周波数で前記流体吐出ポートを介して前記成形可能材料を吐出する工程と、を更に含む。
更なる態様では、方法は、物品を製造するために使用されうる。該方法は、
流体吐出ポートを有する流体吐出システムを提供する工程と、
基板上に成形可能材料を吐出するための液滴パターンを決定する工程と、
第1パス中において、インプリント領域についての前記液滴パターンの第1部分を形成するように前記基板上に前記成形可能材料を吐出する工程であって、前記基板と前記流体吐出ポートとは並進方向に互いに対して移動する、工程と、
前記並進方向以外の他の方向に前記基板と前記流体吐出ポートとを互いに対してオフセットさせる工程であって、前記基板と前記流体吐出ポートとの互いに対するオフセットは、前記第1パス中において前記成形可能材料を吐出した後に行われる、工程と、
第2パス中において、前記インプリント領域についての前記液滴パターンの第2部分を形成するように前記基板上に前記成形可能材料を吐出する工程であって、前記第2パス中における前記成形可能材料の吐出は、前記基板と前記流体吐出ポートとを互いに対してオフセットさせた後に行われる、工程と、
表面を有するテンプレートに前記成形可能材料を接触させる工程と、
前記テンプレートの前記表面に対応する層を形成するように前記成形可能材料を硬化する工程と、を含む。
実施形態は、例として示され、添付の図面に限定されない。
図1は、液滴エッジ除去のためのX方向およびY方向の配列と一致する液滴パターンを含む。 図2は、液滴エッジ除去のためのX2およびY2の配列と一致しない液滴パターンを含む。 図3は、例示的なインプリントリソグラフィシステムの簡略側面図を含む。 図4は、パターン層を有する、図3に示す基板の簡略断面図を含む。 図5は、流体吐出ポートと、基板表面上に堆積された例示的な液滴パターンとを含む流体吐出システムの単純化された上面図を含む。 図6および図7は、液滴パターンを生成することを含む、例示的な物品の形成方法のフローチャートを含む。 図8は、一実施形態に係る、単一パスの後に形成された基板液滴パターンの一部を含む表面の単純化された上面図を含む。 図9は、一実施形態に係る、他のパス中に基板液滴パターンの他の一部を形成した後における図8の表面の単純化された上面図を示す。 図10は、インプリント中における基板およびインプリントリソグラフィテンプレートの図を含む。 図11は、他の実施形態に係る調整基板液滴パターンの単純化された上面図を含む。 図12は、他の実施形態に係る、液滴パターンを生成することを含む、例示的な物品の形成方法のフローチャートを含む。 図13は、他の実施形態に係る、第1パスの後に形成された基板液滴パターンの一部を含む表面の単純化された上面図を含む。 図14は、他の実施形態に係る、第2パスの後に形成された基板液滴パターンの一部を含む表面の単純化された上面図を含む。
当業者であれば、図面の要素は、簡潔かつ明瞭にするために図示されており、必ずしも縮尺どおりに描かれていないことを理解する。例えば、図面のいくつかの要素の寸法は、本発明の実施形態の理解の向上を助けるために、他の要素に対して誇張されている場合がある。
図面と組み合わせた以下の説明は、本明細書に開示された教示の理解を助けるために提供される。以下の説明は、教示の特定の実装および実施形態に着目するであろう。この着目は、教示を説明するのを助けるために提供され、教示の範囲または適用可能性の限界として解釈されるべきではない。
液滴パターンは、物理的に存在する又は存在するであろう実際のパターン、あるいは、液滴パターンのコンピュータ生成された表現でありうる仮想パターンを指してもよい。用語「基板液滴パターン」は、基板上に形成された液滴の特定の実際のパターンを指す。「調整液滴パターン」は、特定の仮想液滴パターンを指し、一実施形態では、そのような仮想液滴パターンは、調整液滴パターンを用いるときに生成される基板の液滴パターンに対応しうる。
用語「ピッチ」は、フィーチャの中心から次の隣接フィーチャの中心までの距離を意味するものとする。液滴パターンの場合、ピッチは、液滴の中心から次の隣接液滴の中心までの距離である。直交座標系では、2次元パターン(上面または平面から見たパターン)は、X方向で計測されたフィーチャの中心間の距離に対応するX方向のピッチ(X方向ピッチ)と、Y方向で計測されたフィーチャの中心間の距離に対応するY方向のピッチ(Y方向ピッチ)とを有しうる。X方向ピッチは、Y方向ピッチと同じでも異なってもよい。
本明細書で使用される速度および動きは、相対的な基準で示されてもよい。例えば、物体Aと物体Bとは互いに対して相対的に移動する。このような用語は、物体Aが移動していて物体Bが移動していない;物体Aが移動していなくて物体Bが移動している;および物体Aと物体Bとの両方が移動していることを意図している。
他に定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語および科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。材料、方法、および実施例は、例示的なものにすぎず、限定されるものではない。本明細書に記載されていない限りにおいて、特定の材料およびプロセス技術に関連する多くの詳細は、従来のものであり、インプリントおよびリソグラフィ技術における教科書および他の情報源に見出すことができる。
インプリントリソグラフィでは、適切な量の成形可能材料が基板上の正しい位置および面密度で吐出されることを保証するように制御された方法で、成型可能材料を吐出する必要がある。インプリント領域のエッジに最も近い液滴の中心は、インプリント操作中に適切な量の成型可能材料がインプリント領域のエッジに向かって流れることができるように配置される。液滴がエッジに近すぎると、成形可能材料の一部が、インプリントリソグラフィテンプレートのエッジを超えて流れることがあり、このような成形可能材料の一部は、硬化操作中に押出欠陥を引き起こすことがある。押出欠陥は、リソグラフィテンプレートに付着し、押出欠陥が次のインプリント領域にプリントされる可能性がある。液滴がエッジから遠すぎると、テンプレートフィーチャの不完全な充填が起こりうる。このような欠陥は、「非充填」欠陥と呼ばれ、パターン転写時におけるフィーチャの欠損につながる。押出欠陥および非充填欠陥は望ましくない。
液滴エッジ除去(DEE)は、インプリント領域のエッジ近くにおける成型可能材料の適切な量を達成するように基板の液滴パターン周辺の除去を指し、(1)インプリントリソグラフィテンプレートのエッジを超えて成形可能材料が流れうること、および(2)非充填欠陥が起こりうることの可能性を低減する。図1は、適切なDEEを有する理想的な基板の液滴パターンを示す。インプリント領域は、X方向およびY方向に沿った直交座標系において表されうる。左側に最も近い列に沿った液滴の中心は、左側エッジから距離X1となるラインに沿って位置し、右側に最も近い列に沿った液滴の中心は、右側エッジから距離X2となるラインに沿って位置する。インプリント領域の底部に最も近い列に沿った液滴の中心は、底部エッジから距離Y1となるラインに沿って位置し、インプリント領域の上部に最も近い列に沿った液滴の中心は、上部エッジから距離Y2となるラインに沿って位置する。このようなラインは、本明細書では、DEEのX1ライン、X2ライン、Y1ライン、およびY2ラインと呼ぶ。図1において、液滴は、X方向およびY方向のそれぞれにおいて均一なピッチを有する。
実際には、適切なDEEを得ることは困難である。図2は、DEEのX1ラインおよびY1ラインに沿った液滴の中心を有するが、X2ラインおよびY2ラインに沿った液滴の中心を有さない基板の液滴パターンの図を含む。図2における基板の液滴パターンは、図1と比較して、インプリント領域の上部および右側エッジに沿った非充填欠陥の非常に高いリスクを有する。余分な行または列が、図2と同じピッチでインプリント領域の上部または右側に沿って吐出された場合、成型可能材料は、インプリント領域のエッジに近すぎるであろう。このような基板の液滴パターンは、成型可能材料がリソグラフィインプリントテンプレートのエッジを超えて流れて押出欠陥を引き起こしうる非常に高いリスクを有する。
X方向に関して、流体吐出ヘッド(および、それを操作する制御ソフトウェア)は、流体吐出システムの柔軟性を制限する可能性のある事前設定のパラメータ(以下、「プリセット」)を有する。流体吐出ヘッドは、流体吐出ヘッドがプリセットと一致して移動することができる事前設定の発射周波数と事前設定の速度とを有する。本明細で使用される場合、「事前設定の最小ピッチ」は、基板および流体吐出ポートが事前設定の速度で互いに対して相対的に移動しているときに事前設定の発射周波数で吐出された2つの直近の液滴の中心間の距離であり、図3に示された実施形態ではX方向である。ソフトウェア制御は、事前設定の最小ピッチの非整数倍は困難である。よって、対応するX-Yグリッド上の位置に基づいて生成することができる液滴パターンの数が限られているだけである。したがって、ソフトウェア制御は、事前設定の最小ピッチに最も近い整数を単に決定する。しかしながら、図2におけるX1ラインとX2ラインとの間の距離は、事前設定の最小ピッチの非整数倍であってもよい。その結果、流体吐出システムは、理想より小さい液滴パターンを形成する。
本明細書では、流体吐出ポートのピッチを生じさせる問題に対する解決策がここで取り上げられる。図2では、流体吐出ポートのピッチは、Y方向である。流体吐出ポートおよび基板は、成型可能材料を吐出する異なるパス(通過)中において互いに対してオフセットさせることができる。本明細書は、DEEのX1、X2、Y1およびY2ラインに沿って液滴の中心を吐出することを可能にする問題および解決策を簡単に説明する。
装置および方法に関する詳細は、図面と併せて本明細書を読めばよりよく理解される。以下の説明は、実施形態を例示することを意図しており、添付の請求の範囲に規定される本発明の範囲を限定するものではない。
図を参照すると、特に図3を参照すると、本明細書に記載された実施形態に係るリソグラフィシステム10は、基板12上のレリーフパターンを形成するために用いられうる。基板12は、基板チャック14に結合されうる。図示のように、基板チャック14は、真空チャックであるが、他の実施形態では、基板チャック14は、真空、ピン型、溝形、静電、電磁気などを含む任意のチャックであってもよい。典型的なチャックは、本明細書に引用によりその全体が組み込まれる米国特許第6,873,087号に記載されている。基板12および基板チャック14は、ステージ16によってさらに支持されうる。ステージ16は、X、YまたはZ方向に沿った並進移動または回転移動を提供しうる。ステージ16、基板12、および基板チャック14は、ベース(不図示)上に位置決めされうる。
基板12から離間しているのは、テンプレート18である。テンプレート18は、第1面と第2面とを有する本体を含み、一方の面に、基板12に向かってそこから延設されたメサ20を有する。メサ20は、モールド20と呼ぶことがある。一実施形態では、テンプレート18は、メサ20なしで形成されてもよい。
テンプレート18またはモールド20は、溶融シリカ、石英、シリコン、有機ポリマ、シロキサンポリマ、ホウケイ酸ガラス、フルオロカーボンポリマ、金属、硬化サファイア、他の同様の材料、またはそれらの任意の組み合わせを含む材料から形成されうる。テンプレート18およびモールド20は、一体構造を含むことができる。あるいは、テンプレート18およびモールド20は、互いに結合された別個の構成要素を含むことができる。図示されたように、パターン面22は、離間したリセス部(凹部)24と突起部(凸部)26とによって画定されるフィーチャを含む。本開示は、そのような構成(例えば、平坦面)に限定されるものではない。パターン面22は、基板12上に形成されるべきパターンの基礎を形成する任意のオリジナルパターンを画定しうる。他の実施形態では、パターン面22はブランクであってもよく、即ち、パターン面22は、任意のリセスまたは突起を有さない。
テンプレート18は、チャック28に結合されうる。チャック28は、真空、ピン型、溝形、静電、電磁気、または他の同様のチャックタイプとして構成されうる。典型的なチャックは、米国特許第6,873,087号に更に記載されている。一実施形態では、チャック28は、チャック28またはインプリントヘッド30がテンプレート18の移動を容易にするように、インプリントヘッド30に結合されうる。
リソグラフィシステム10は、基板12上に成形可能材料34を吐出するために用いられる流体吐出システム32を更に含みうる。例えば、成形可能材料は、樹脂などの重合可能材料を含みうる。成形可能材料34は、液滴吐出(ドロップディスペンス)、スピンコーティング、浸漬コーティング(ディップコーティング)、化学気相成長法(CVD)、物理的気相成長法(PVD)、薄膜堆積、厚膜堆積、またはそれらの組み合わせなどの技術を用いて、1または複数の層で基板102上に配置されうる。成形可能材料34は、設計上の考慮事項に応じて、モールド20と基板12との間に所望の体積が画定される前または後に基板12上に吐出されうる。例えば、成形可能材料34は、本明細書に引用によりその全体が組み込まれる米国特許第7,157,036号および米国特許第8,076,386号に記載されているような、モノマ混合物を含むことができる。
図3および図4を参照すると、リソグラフィシステム10は、経路42に沿ってエネルギ40を導くように結合されたエネルギ源38を更に含みうる。インプリントヘッド30およびステージ16は、テンプレート18および基板12を経路42に重ね合わせて位置決めするように構成されうる。リソグラフィシステム10は、ステージ16、インプリントヘッド30、流体吐出システム32、またはエネルギ源38に連通する論理素子54によって統制され、任意でメモリ56に記憶されたコンピュータ可読プログラム上で動作しうる。
一実施形態では、インプリントヘッド30、ステージ16、またはインプリントヘッド30とステージ16との両方は、モールド20と基板12との間の距離を、成形可能材料34で充填されたそれらの間に所望の体積を画定するように変化させる。例えば、インプリントヘッド30は、モールド20が基板12上の成形可能材料34に接触するようにテンプレート19に力を加えうる。所望の体積が成形可能材料34で充填された後、エネルギ源38は、基板12の面44とパターン面22との形状を一致させて成形可能材料34を固化または交差結合(クロスリンク)させ、基板12上にパターン層46を画定する例えば紫外線などのエネルギ40発出する。パターン層46は、突出部(凸部)50とリセス部(凹部)52として示されるフィーチャを含み、突出部50は厚さtを有し、残膜に対応するリセス部52は、残膜厚(RLT)である厚さtを有する。
低欠陥密度での高スループットは、インプリントリソグラフィプロセスにおいて重要な考慮事項である。基板12に成形可能材料を適用する液滴吐出法を用いる場合、インプリントプロセスサイクルは、一般に、(1)基板表面上に成形可能材料の液滴を吐出(または堆積)すること、(2)テンプレートを液滴に接触させて、流体を拡げてテンプレートパターン面のトポグラフィを充填すること、(3)流体を固化(例えば光硬化)すること、(4)基板12からテンプレートを剥離し、テンプレートパターンのレリーフ像を有する成型可能材料の固化層を基板面上に残すこと、を含む。基板表面上への成形可能材料の液滴の吐出、およびテンプレート18のパターンの適切な充填は、インプリントサイクル時間、つまりスループットに対する主な原因である。特定のテンプレートパターンは、インプリントヘッド30に対する基板12の複数のパス(通過)を必要としうる。即ち、基板12およびインプリントヘッド30は、複数回、互いに対して並進移動されなければならない。例えば、テンプレートが密集したフィーチャパターンを有する場合、または隣接液滴をより接近させて配置することを必要とする特定のパターンの場合、複数の吐出パスが一般的である。吐出時間を低減する方法およびシステムは、本明細書に記載された1以上の実施形態に従って記載される。
吐出中、成形可能材料の液滴は、基板表面44上に液滴のパターンを生成するように、流体吐出システム32から吐出される。液滴パターンは、表面上の液滴の総体積が所望の液滴パターンの総体積と一致するように決定されうる。所望の液滴パターンの総体積を一致させることと同様に、所望の液滴パターンのうちの局所的な体積を一致させることが望ましいことがある。したがって、より大きな体積の成形可能材料が望まれる基板12の領域に、より大きな体積の流体が吐出されうる。
利用可能なインクジェットシステムは、0.1~10ピコリットル(pL)またはそれ以上の範囲の体積で成形可能材料の液滴を吐出するように調整することができ、0.9pLは典型的な液滴の体積である。液滴は、インプリントヘッド30と基板12との互いに対する1回以上のパスによって形成されたパターンで吐出されうる。典型的なパターンは、矩形、グリッドパターン、ダイヤモンドパターン、他の適切なパターン、またはそれらの任意の組み合わせを含む。
図5を参照すると、流体吐出システム32は、流体吐出ポート302を含みうる。図示のように、流体吐出システム32は、6個の流体吐出ポート302a、302b、302c、302d、302eおよび302fを含むが、流体吐出ポート302の数は、例えば、少なくとも2個の流体吐出ポート、少なくとも3個の流体吐出ポート、少なくとも4個の流体吐出ポート、少なくとも5個の流体吐出ポート、少なくとも10個の流体吐出ポート、または少なくとも20個の流体吐出ポートのように、6個より少なくても多くてもよい。一実施形態では、流体吐出ポート302は、少なくとも3個の流体吐出ポート(例えば、流体吐出ポート302a、302bおよび302c)の組を含むことができる。流体吐出ポート302は、並進方向と実質的に垂直なライン304に沿った対応ピッチで、液滴310を吐出するように構成される。成形可能材料の従来の吐出操作では、Y方向ピッチは、隣接する流体吐出ポートの中心間の距離と、インプリント領域に対する方向とによって固定される。
流体吐出システム32と、その下に配置された表面306(例えば、基板12または基板チャック14上)は、並進方向(矢印308で示される)で互いに対して移動可能でありうる。液滴310aおよび310bを含む液滴は、行および列で表面306上に流体吐出ポート302から吐出されうる。
流体吐出ヘッド(および、それを操作する制御ソフトウェア)は、流体吐出システムの柔軟性を制限する可能性のある事前設定のパラメータ(以下、「プリセット」)を有する。流体吐出ヘッドは、X方向に事前設定の走査速度で基板12が並進移動される場合に、事前設定の最小ピッチ(図示の実施形態ではX方向ピッチ)を生成するようにプログラムされた事前設定の発射周波数を有する。ソフトウェア制御は、事前設定の最小ピッチの非整数倍は困難である。よって、対応するX-Yグリッド上の位置に基づいて生成することができる液滴パターンの数が限られているだけである。したがって、ソフトウェア制御は、事前設定の最小ピッチに最も近い整数を単に決定する。例えば、流体吐出システムは、X方向に35ミクロンの事前設定の最小ピッチを有することができる。整数ベースの液滴パターンの場合、許容可能な整数値は、X方向の液滴ピットごとに、35ミクロン、70ミクロン、105ミクロンなどを含む。
流体吐出ポートのピッチおよび装置のプリセットに関する制限は、理想より小さい液滴パターンを形成する可能性がある。基板12と流体吐出ポート302との互いに対する初期アライメントは、インプリント領域のエッジに最も近い液滴の中心を、DEEのX1およびY1ラインに沿って位置させることを可能にする。問題は、図2に示すように、DEEのX2およびY2ラインに沿った液滴の中心を得ることである。
以下でより詳細に説明するように、液滴パターンは、少なくとも2つのパスで形成されることができ、パス間では、基板と流体吐出ポートとを互いに対して移動させるとき、並進方向308以外の方向に基板と流体吐出ポート302とを互いに対してオフセットさせる。一実施形態では、方向は、並進方向308と実質的に垂直でありうる。図6~図11に関して図示され述べられた第1セットの実施形態では、基板と流体吐出ポート302とは、並進方向に液滴ピッチを生成するように並進方向308に移動され、液滴ピッチは、このようなピッチの非整数倍である。図12~図14に関して図示され述べられた他の実施形態では、基板と流体吐出ポート302とは、並進方向に液滴ピッチを生成するように並進方向308に移動され、液滴ピッチは、事前設定の最小ピッチまたはその整数倍である。成形可能材料を吐出する際のパス間で、流体吐出ポート302は、並進オフセット距離のための並進方向308、および他のオフセット距離のための他の方向(例えば、並進方向308に実質的に垂直な方向)にオフセットされうる。オフセット距離は、対応ピッチの非整数倍でありうる。他の実施形態において、他の方向は、並進方向308に実質的に垂直である必要はない。本明細書で使用されるように、実質的に垂直とは垂直の10°を意味し、実質的な平行とは平行の10°を意味する。
図6~図11に関して述べられた方法は、あるパス中に、DEEのX1、X2およびY1ラインに沿って液滴の中心を提供するため、および、後のパス中に、DEEのY2ラインに沿って液滴の中心を提供するために使用されうる。オフセットに関するより詳細は、図6のフローチャートに関して提供される。
DEEのX2ラインに関して、装置のプリセットは、X方向の事前設定の最小ピッチを有する事前に画定された液滴パターンを提供することができ、これは、基板12の並進速度(X方向)を調整することにより、調整された流体吐出パターンにレンダリングすることができる。一実施形態では、ソフトウェア制御は、事前設定の最小ピッチを有する最良の整数ベースの液滴パターンを決定することができ、次いでステージ、流体吐出ヘッド、またはその両方は、事前に画定された液滴パターン(並進速度の調整前)と比較して理想的な液滴パターンに近づいた、調整液滴パターンに対応する基板液滴パターンを達成するように、流体吐出システムの発射周波数と組み合わせて並進速度に設定することができる。調整液滴パターンは、事前設定の最小ピッチの非整数倍に基づく。調整液滴パターンに関するより詳細な説明は、図7に関して提供される。
本明細書に記載された実施形態によれば、図6は、インプリントリソグラフィプロセスのための基板液滴パターンの形成に用いることができるフローチャートを含む。この方法は、図3の装置10、および図5の流体吐出ポート302に関して説明される。この方法は、流体吐出システム、ステージ、および論理素子を含むインプリントリソグラフィ装置によって実行されうる。一実施形態では、流体吐出システムは、ラインに沿って位置する流体吐出ポート302を有する。流体吐出システムは、事前設定の最小ピッチで基板12上に離間した液滴を達成するため、事前設定の周波数で成形可能材料の液滴を吐出するように更に構成することもできる。ステージ16、流体吐出ポート302、またはステージ16と流体吐出ポート302との組み合わせは、並進方向308に互いに対して移動するように適合させることができる。並進方向308は、ライン304と実質的に垂直でありうる。論理素子は、本明細書で説明される動作の多くを実行するためのハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組み合わせを含む。特定の実施形態では、論理素子は、プロセッサ(処理部)54であってもよい。基板12は、ステージ上に配置され、一実施形態では、基板12は、半導体ウェハでありうる。
この方法は、図6のブロック602において、基板上に成形可能材料を吐出するための液滴パターンを決定することを含みうる。この特定の実施形態では、成形可能材料は、1より多いパスを用いて吐出される。特定の実施形態では、並進方向(X方向)における事前設定の最小ピッチは、液滴の中心がDEEのX1およびY2ラインに沿って吐出されることを可能にしうる。しかしながら、図3に示して前述したように、プリセットは、並進方向に吐出するため、およびDEEのX2ライン上に液滴の中心を吐出するための能力を制限することができる。したがって、吐出のための調整が必要になることがある。プロセスは、ブロック622において、互いに対する基板12と流体吐出ポートとの調整速度を得ることを含むことができ、これについては、図7に関してより詳細に説明する。この明細書を読んだ後、当業者であれば、調整速度を得ることは、全ての実施形態で必要とされるわけではなく、したがって、調整速度を得ることは任意でありうることを理解するであろう。調整速度は、ユーザが、DEEのX1およびX2ラインに沿って液滴の中心を吐出する特定のパスについて所望の基板液滴パターンを達成することを可能にし、並進方向(X方向)における液滴ピッチは、事前設定の最小ピッチの非整数倍である。
この方法は、図7のブロック702において、並進方向における事前設定の最小ピッチまたはその整数倍を用いて、事前に画定された液滴パターンを決定することを含みうる。事前に画定された液滴パターンは、インプリントリソグラフィテンプレートのパターンの少なくとも部分的に基づくことができる。事前に画定された液滴パターンは、並進方向308に沿って基板12と流体吐出ポート302とが互いに対して相対的に移動されるときの、事前設定の最小ピッチ又はその整数倍での液滴を表す。したがって、事前に画定された液滴パターンは、整数ベースの事前設定の最小ピッチを有する。
この方法は、ブロック722において、事前に画定された液滴パターンに基づいて、調整液滴パターンを決定することを更に含むことができる。調整液滴パターンは、事前設定の最小ピッチの非整数倍で離間した液滴を表す。
この方法は、ブロック742において、調整液滴パターンを生成する際に使用される調整速度を決定することを含むことができる。事前に画定された液滴パターンのための事前設定の速度と比較して、調整液滴パターンのための調整速度は、より少ない非充填欠陥、所望のRLT、またはその両方をもたらすことのできるより理想的な液滴パターンを可能にする。論理素子は、事前に画定された液滴パターン、調整液滴パターン、および調整速度を決定するように、回路、プログラム、または他の論理を含むことができる。
一例として、60ミクロンのピッチは、達成されるべき特定のパターン層のためによく用いられるが、60ミクロンは、35ミクロンの1.7倍である。明らかに、1.7は、35ミクロンの事前設定の最小ピッチの整数倍ではない。よって、速度調整は、吐出ヘッドのプリセットのいずれかを再プログラムする必要なしに行われうる。例えば、互いに対する基板12と流体吐出ポート302の速度は、35ミクロンの事前設定の最小ピッチについて使用される速度の1.7倍になるように調整されうる。先の例は、具体的な例を提供するものであり、本発明の範囲を限定するものではない。速度についての他の非整数値は、1.01X、1.5X、2.1X、3.7Xなど1.00より大きくてもよいし、0.97X、0.86X、0.71X、0.57X、0.43X、0.29X、0.14X、0.03Xを含む1.00より小さくてもよいし、または他の非整数値であってもよく、ここで、Xは、事前設定の速度を表し、よって、事前設定の速度を乗算する係数である。本明細書で説明する概念は、他の事前設定のピッチおよび対応する速度値に適用することができる。調整速度を決定した後、装置は、基板12を処理する準備が整う。したがって、処理フローは図6に戻る。
基板12は、ステージ上に置かれて保持される。この方法は、ブロック624において、第1パス中に基板液滴パターンの第1部分を形成するように成形可能材料を吐出することを含みうる。第1パス中、基板12および流体吐出ポート302は、調整速度で並進方向に互いに対して相対的に移動されうる。特定の実施形態では、論理素子は、調整速度に関する情報をステージまたはステージコントローラに、流体吐出ヘッドまたは流体吐出コントローラに、またはそれらの任意の組み合わせに送信することができる。調整速度は、ステージ(つまり基板12)と流体吐出ポート302との互いに対する相対速度である。図8は、第1パスについて液滴が吐出された後の基板上のインプリント領域の図を含む。液滴の中心は、DEEのX1、X2、およびY1ラインに沿っている。特定の実施形態では、液滴の中心は、DEEのX1およびY1ラインの交点に位置することができる。液滴の中心は、DEEのY2ラインに沿って位置していない。
この方法は、ブロック642において、第1パス中に成形可能材料を吐出した後、流体吐出ポートと基板とを互いに対して相対的にオフセットさせることを更に含みうる。このオフセットは、液滴の中心がDEEのY2ラインに沿って吐出されることを可能にするように、流体吐出ポート302を位置決めすることである。オフセットは、オフセット距離だけオフセット方向に行われる。オフセット方向は、並進方向と実質的に垂直、ライン304に実質的に平行、またはその両方でありうる。上述の実施形態では、オフセット方向は、Y方向でありうる。オフセット距離は、流体吐出ポートピッチの非整数倍でありうる。
流体吐出ポートピッチは、流体吐出ポート302を適所に保持する流体吐出ヘッドの構成など、装置の制約に制限されうる。例えば、流体吐出ポートピッチは、20ミクロンであってもよく、第1パス中における液滴の隣接する列は、40ミクロン離れていてもよい。この実施形態では、DEEのY1ラインとY2ラインとの間の距離は、流体吐出ポートピッチの整数倍ではない。DEEのY2ラインに沿った液滴の中心を達成するため、流体吐出ポートは、50ミクロンのオフセット距離だけ移動されうる。明らかに、50ミクロンは、20ミクロンの流体吐出ポートピッチの整数倍ではない。よって、基板12および流体吐出ポート302は、50ミクロンの距離だけY方向に互いに対して相対的に移動させうる。先の例は、具体的な例を提供するものであり、本発明の範囲を限定するものではない。速度についての他の非整数値は、1.01Y、1.5Y、2.1Y、3.7Yなど1.00より大きくてもよいし、0.97Y、0.86Y、0.71Y、0.57Y、0.43Y、0.29Y、0.14Y、0.03Yを含む1.00より小さくてもよいし、または他の非整数値であってもよく、ここで、Yは、流体吐出ポートピッチを表し、よって、吐出ポートピッチを乗算する係数である。本明細書で説明する概念は、他の吐出ポートピッチおよび対応するオフセット距離に適用することができる。オフセット距離を決定した後、論理素子54は、基板12と流体吐出ポート302とがオフセット方向(Y方向)にオフセット距離(50ミクロン)で互いに対して相対移動されるように、ステージまたはステージコントローラに情報を送信する。
プロセスは、ブロック662において、基板と流体吐出ポートとの互いに対する調整速度を得ることを含みうる。調整速度を得るための考慮およびプロセスは、ブロック622に関して前述したのと同じである。ブロック622についての調整速度は、ブロック662についての調整速度と同じでも異なってもよいことに留意されたい。さらに、並進速度は、ブロック622および662の一方について調整されず、ブロック622および662の他方について調整されることがある。さらに、調整速度は、ブロック624および664における両方の吐出動作に使用されないことがある。
この方法は、ブロック664において、第2パス中に基板液滴パターンの第2部分を形成するように成形可能材料を吐出することを含みうる。第2パス中において、基板および流体吐出ポート302は、調整速度で並進方向に互いに対して相対的に移動されうる。特に、論理素子は、調整速度に関する情報を、ステージまたはステージコントローラに、流体吐出ヘッドまたは流体吐出コントローラに、またはそれらの任意の組み合わせに送信することができる。調整速度は、ステージ(つまり基板)と流体吐出ポート302との互いに対する相対速度である。図9は、第1および第2パスにおいて液滴が吐出された基板上のインプリント領域の図を含む。液滴の中心は、DEEのY2ラインに沿っている。特定の実施形態では、液滴は、DEEのX2およびY2ラインの交点に位置する。第2パスからの液滴の中心は、DEEのX1およびX2ラインに沿って位置していても位置していなくてもよい。第2パスからの液滴の中心は、DEEのY1ラインに沿って位置しない。
この方法は、ブロック682において、パターン面を有するテンプレートに成形可能材料を接触させることを含みうる。一実施形態では、パターン面は、突起部およびリセス部を有し、他の実施形態では、パターン面は、ブランク(いずれの突起部またはリセス部のない平坦な表面)でありうる。図10は、基板12、成形可能材料34、およびモールド20の一部の図を含む。左側の部分は、DEEのY1ラインに隣接するインプリント領域のエッジを示し、右側の部分は、DEEのY2ラインに隣接するインプリント領域のエッジを示す。テンプレートのモールド20と成形可能材料34との接触は、モールド20のリセス部を、液滴の間の隙間で充填させる。液滴の適切な吐出は、いくつかの流体可能材料がDEEのY1およびY2ラインからインプリント領域のエッジに向かってさらに流れることを可能にするが、成形可能材料34は、モールド20のエッジを超えて流れない。成形可能材料のエッジとモールド20との間のギャップ101および102は、制御されて比較的小さく保たれる。
この方法は、ブロック684において、テンプレートのパターン面に対応するパターン層を形成するように成形可能材料を硬化することを含む。硬化は、電磁放射に曝すことによって行われうる。一実施形態では、電磁放射は、紫外線放射でありうる。他の実施形態では、成形可能材料は、熱を用いて硬化されうる。基板12上のパターン層は、テンプレートのパターン面と比較して相補的なパターンを有する。パターン層に沿った突起部は、テンプレートのパターン面におけるリセス部に対応し、パターン層のリセス部は、テンプレートのパターン面に沿った突起部に対応する。パターン層におけるリセス部は、残膜の一部である。
更なる実施形態では、異なるパスは、各パスについて同じパターンを有してもよく、互いにオフセットされるだけでもよい。図11は、第1および第2パスそれぞれについての調整液滴吐出パターン112および114と、パターン112および114を用いて形成された基板液滴吐出パターン116とを含む。調整液滴吐出パターン112は、同じX方向の液滴吐出ピッチおよびY方向の液滴吐出ピッチを有する。調整液滴吐出パターン112および114は同じであり、オフセットだけが異なっているだけである。プロセッサ54は、基板液滴吐出パターン116を達成させるため、調整液滴吐出パターン112に対応する液滴を基板上に吐出させ、基板と流体吐出ポート302とを互いに対してオフセットさせ、調整液滴吐出パターン114に対応する液滴を基板上に吐出させるように、流体吐出システム32とステージまたはステージコントローラに指示を送信しうる。図11に示される実施形態では、各列に沿って、液滴が同じラインに沿って位置しており、列は同じピッチを有する。しかしながら、調整液滴吐出パターン112および114は、同じピッチの行を有する一方で、基板液滴吐出パターン116の行は、不均一なピッチの行を有する。第1パスからの液滴の2つの隣接する行間において、第1パスのそのような隣接する行間での第2パスからの液滴の行は、隣接する行の一方に、他の隣接する行と比べて近くなる。基板流体吐出パターン116は、DEEのX1、X2、Y1、Y2ラインに沿った液滴の中心を有し、したがって、非充填または押出欠陥の問題を有さないだろう。
実施形態の他のセットでは、DEEのX1およびY1ラインに沿った液滴の中心は1回のパス中に形成され、DEEのX2およびY2ラインに沿った液滴の中心は、後のパス中に形成されうる。この方法は、図12~図14に関して説明される。
本明細書に記載された実施形態によれば、図12は、液滴を吐出するパス間でのオフセットを含むインプリントリソグラフィプロセスのための基板液滴パターンの形成に基いられうる方法についてのフローチャートを含む。この方法は、流体吐出システム、ステージおよび論理素子を含むインプリントリソグラフィ装置によって行われうる。一実施形態では、流体吐出システムは、ラインを画定する流体吐出ポート302を有する。流体吐出システムは、事前設定の最小ピッチまたは事前設定の最小ピッチの整数倍での基板上の離間した液滴を達成するため、事前設定の周波数で成形可能材料の液滴を吐出するように更に構成されうる。ステージ、流体吐出ヘッド、またはその両方は、並進方向に互いに対して相対的に移動するように適用されうる。並進方向は、ラインに実質的に平行でありうる。論理素子は、本明細書で説明される動作の多くを実行するため、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組み合わせを含みうる。特定の実施形態では、論理素子は、プロセッサ54でありうる。基板12は、ステージ上に配置され、一実施形態では、基板12は、半導体ウェハでありうる。
この方法は、図12のブロック1202において、基板上に成形可能材料を吐出するための流体吐出パターンを決定することを含みうる。この特定の実施形態では、成形可能材料は、2回以上のパスを用いて吐出される。特定の実施形態では、並進方向(X方向)における事前設定の最小ピッチまたは事前設定の最小ピッチの整数倍は、液滴の中心がDEEのX1およびY1ラインに沿って吐出されることを可能にしうる。
基板は、ステージ上に置かれて保持される。この方法は、ブロック1222において、第1パス中に液滴パターンの第1部分を形成するように成形可能材料を吐出することを含みうる。第1パス中において、基板12および流体吐出ポート302は、事前設定の速度で並進方向に互いに対して相対的に移動しうる。特定の実施形態では、論理素子は、事前設定の速度に関する情報を、ステージまたはステージコントローラに、流体吐出ヘッドまたは流体吐出コントローラに、またはその任意の組み合わせに送信しうる。図13は、第1パスについて液滴が吐出された後の基板上のインプリント領域の図を含む。液滴の中心は、DEEのX1およびY1ラインに沿っている。特定の実施形態では、液滴の中心は、DEEのX1およびY1ラインの交点に位置しうる。
しかしながら、図2で前述し図示したように、プリセットは、並進方向に吐出し且つDEEのX2ライン上の液滴の中心を吐出する能力を制限し、流体吐出ポートピッチは、DEEのY2ライン上の液滴の中心を吐出する能力を制限しうる。液滴の中心は、DEEのX2ラインまたはY2ラインに沿って位置しない。
この方法は、ブロック1242において、第1パス中に成形可能材料を吐出した後、流体吐出ポートと基板とを互いに対して相対的にオフセットさせることを更に含みうる。オフセットは、並進方向308および他の方向の両方においてなされるであろう。特定の実施形態では、該他の方向は、並進方向308と実質的に垂直である。オフセットは、液滴の中心がDEEのX2およびY2ラインに沿って吐出されることを可能にするように、流体吐出ポート302を位置決めすることである。
一例として、並進方向308(X方向)に関して、事前設定の最小ピッチは、装置10に対して35ミクロンであってもよい。X2ラインと最も近い液滴の列との間の距離は、35ミクロンの1.14倍である40ミクロンであってもよい。明らかに、1.14は、35ミクロンの事前設定の最小ピッチの整数倍ではない。先の例は、具体的な例を提供するものであり、本発明の範囲を限定するものではない。事前設定の最小値についての他の非整数値は、1.01X、1.5X、2.1X、3.7Xなど1.00より大きくてもよいし、0.97X、0.86X、0.71X、0.57X、0.43X、0.29X、0.14X、0.03Xを含む1.00より小さくてもよいし、または他の非整数値であってもよく、ここで、Xは、事前設定の最小ピッチを表し、よって、並進方向308におけるオフセット距離を乗算する係数である。
他の方向(図示された実施形態ではY方向)に関して、Y方向における液滴ピッチは、液滴ポート302を適所に保持する流体吐出ヘッドの構成などの装置の制約に制限されうる。例えば、Y方向の液滴ピッチは25ミクロンでありうる。この実施形態では、DEEのY2ラインと液滴の最も近い列との間の距離は、Y方向における液滴ピッチの整数倍ではない。DEEのY2ラインに沿った液滴の中心を達成するため、流体吐出ポートは、35ミクロンのオフセット距離だけ移動されうる。明らかに、35ミクロンは、25ミクロンの流体吐出ポートピッチの整数倍ではない。よって、基板12および流体吐出ポート302は、35ミクロンの距離だけY方向に互いに対して相対的に移動されうる。先の例は、具体的な例を提供するものであり、本発明の範囲を限定するものではない。速度についての他の非整数値は、1.01Y、1.5Y、2.1Y、3.7Yなど1.00より大きくてもよいし、0.97Y、0.86Y、0.71Y、0.57Y、0.43Y、0.29Y、0.14Y、0.03Yを含む1.00より小さくてもよいし、または他の非整数値であってもよく、ここで、Yは、Y方向における液滴ピッチを表し、よって、Y方向におけるオフセット距離を得るためにこのようなピッチを乗算する係数である。本明細書で説明する概念は、他の吐出ポートピッチ、および対応するオフセット距離に適用することができる。
図13の実施形態を参照すると、オフセットは、事前設定の最小ピッチの非整数倍である距離についての並進方向(X方向)に、および流体吐出ポートピッチの非整数倍である距離についての他の方向(Y方向)に、基板と流体吐出ポートとを互いに対して相対的に移動するために行われる。例えば、図13における最も右側の列に沿った液滴を参照すると、流体吐出ポートは、35ミクロン(事前設定の最小ピッチ)の非整数倍である30ミクロンで並進方向308(X方向)に、25ミクロン(流体吐出ポートピッチ)の非整数倍である40ミクロンで他の方向(Y方向)に移動されうる。特定の値は、特定の例を提供するだけであり、本発明の範囲を限定するものではない。他の実施形態では、オフセットは、いずれかの方向における最良の動作ピッチなど(X方向における40ミクロン、またはY方向における35ミクロンなど)、他の値を有してもよい。装置が通常どのように構成され(例えば、流体吐出ポートピッチ)動作する(例えば、事前設定の最小ピッチ)のかの観点で、任意の特定の方向におけるオフセットがピッチの非整数倍であれば、オフセットの更なる他の値を提供することが可能となる。
この方法は、ブロック1262において、第2パス中に、液滴パターンの第2部分を形成するように、成形可能材料を吐出することを含みうる。第2パス中において、基板および流体吐出ポート302は、事前設定の速度で並進方向に互いに対して相対的に移動しうる。特に、論理素子は、事前設定の速度に関する情報を、ステージまたはステージコントローラに、流体吐出ヘッドまたは流体吐出コントローラに、またはそれらの任意の組み合わせに送信しうる。図14は、第1および第2パスからの液滴を有する基板のインプリント領域の図を含む。第2パス中に吐出された液滴の中心は、DEEのX2およびY2ラインに沿っている。特定の実施形態では、液滴は、DEEのX2およびY2ラインの交点に位置する。第2パスからの液滴の中心は、DEEのX1またはY1ラインに沿って位置していない。特定の実施形態では、液滴パターンは、X1およびY1ラインの交点と、X2およびY2ラインの交点とに液滴の中心を有しているが、液滴の中心は、X2およびY1ラインの交点、またはX1およびY2ラインの交点にはない。
この方法は、ブロック1282において、成形可能材料をテンプレートに接触させることを含みうる。一実施形態では、テンプレートは、突起部とリセス部とを有するパターン面を有し、他の実施形態では、パターン面は、ブランク(突起部またはリセス部のいずれも有さない平坦面)でありうる。前述したように、図10は、基板12、成形可能材料34およびモールド20の一部の図を含む。テンプレートのモールド20と成形可能材料34との接触は、モールド20のリセス部を充填し、液滴間のギャップ(隙間)を充填する。液滴の適切な吐出は、成形可能材料のいくつかがDEEのX1、X2、Y1、Y2ラインから、インプリント領域のエッジに向かって更に流れることを可能にするが、成形可能材料34は、モールド20のエッジを超えて流れない。成形可能材料34のエッジとモールド20との間のギャップ101および102は、非充填欠陥が生じず、且つ成形可能材料34が押出欠陥を形成しないように制御され、比較的小さく保たれる。
この方法は、ブロック1284において、テンプレートのパターン面に対応するパターン層を形成するように、成形可能材料を硬化することを含む。硬化は、電磁放射に曝すことによって行われうる。一実施形態では、電磁放射は、紫外線放射でありうる。他の実施形態では、成形可能材料は、熱を用いて硬化されうる。基板12のパターン層は、テンプレートのパターン面と比較して、相補的なパターンを有する。パターン層に沿った突起部は、テンプレートのパターン面におけるリセス部に対応し、パターン層におけるリセス部は、テンプレートのパターン面に沿った突起部に対応する。パターン層のリセス部は、残膜の一部である。
更なる実施形態では、流体吐出パターンは、多くの異なる形状をとることができる。典型的なパターンは、長方形、グリッドパターン、ダイヤモンドパターン、他の適切なパターン、またはそれらの任意の組み合わせを含む。
特定の実施形態では、論理素子は、プロセッサ54でありうる。論理素子は、装置の異なる部分間で分割してもよい。例えば、論理素子のいくつかの動作は、プロセッサ54によって行われてもよく、論理素子の他の動作は、ステージコントローラ、流体吐出ヘッドコントローラなどによって行われてもよい。更に、本明細書に記載された動作を実行するために情報を送信することができる。該情報は、実行される命令、信号、パルスなどの形態でありうる。ステージ16、流体吐出システム32、またはその両方は、プロセッサ54から受信した指示について作用しうるコントローラを含んでもよい。他の実施形態では、ステージ16、流体吐出システム32は、受信したアナログ信号に応答してもよい。例えば、該情報は特定の直流電圧または光パルスであってもよい。この明細書を読んだ後、当業者は、装置内の機器の観点からの要求または要望に合致するように、インプリントリソグラフィ装置を構成することができるであろう。したがって、実施形態の説明は、本発明の範囲を限定するものではない。
この明細書を読んだ後、当業者は、多くの他の液滴パターンが形成され、液滴の中心がDEEのX1、X2、Y1およびY2ラインに沿った中心を有することを可能にすることを理解するであろう。基板12と液滴吐出ポート302との互いに対する相対的なオフセットは、テンプレートにおけるリセス部を適切に充填するための能力に大きな影響を与えることなく行われうる。さらに、2つ以上のパスは、DEEのX1、X2、Y1およびY2ラインに沿った液滴を達成するために用いられうる。全てのパスが完了した後、液滴パターンは、DEEのX1、X2、Y1およびY2に沿って位置する液滴の中心を有するであろう。
本明細書の実施形態に従って形成されたパターン層は、オフセットを用いずに成形可能材料の吐出を行った対応するパターン層と比較して、より少ない欠陥を有する。より具体的には、本明細書の実施形態に従って形成されたパターン層は、そのような液滴のそのような中心は、DEEとしての適切な位置に位置しないインプリント領域のエッジに最も近い液滴の行および列を有する対応するパターン層と比較して、より少ない欠陥を有する。オフセットなしでは、インプリント領域のエッジに最も近い液滴の中心が中央領域により近いとき、Y2ラインに対応するインプリント領域のエッジに不十分な成形可能材料が形成されることがあり、非充填欠陥がより起こりやすい。インプリント領域のエッジに最も近い液滴の中心がインプリント領域のエッジに近すぎるとき、成形可能材料がテンプレートのエッジを超えて流れることがあり、押出欠陥が起こりやすい。したがって、オフセットは、良好な充填特性を可能にし、非充填欠陥および押出欠陥の可能性を低減する。
一般的な説明または実施例において上述した全ての活動が必要であるとは限らず、特定の活動の一部が必要でなくてもよく、これらの記載に加えて1つまたは複数の更なる活動が行われてもよいことに留意されたい。更に、活動が列挙される順序は、必ずしもそれが実行される順序ではない。
利点、他の有意性、および問題に対する解決策は、特定の実施形態に関して上述されている。しかしながら、利点、有意性、問題に対する解決策、および利点、有意性、または解決策を生じ又はより顕在化させる任意の特徴は、任意のまたは全ての請求項の重要な、必須の、または本質的な特徴として解釈されるべきではない。
ここに記載された実施形態の明細書および図面は、様々な実施形態の構造の一般的な理解を提供することを意図している。明細書および図面は、本明細書に記載された構造または方法を使用する装置およびシステムの要素および特徴の全ての包括的かつ総合的な記載としての役割を果たすことを意図するものではない。別々の実施形態は、単一の実施形態を組み合わせて提供することができ、逆に、簡潔にするために、単一の実施形態の文脈で説明した様々な特徴は、別々に、または任意の小結合で提供することもできる。更に、範囲内に記載された値の参照は、その範囲内の各値を含む。他の多くの実施形態は、本明細書を読んだ後にのみ当業者にとって明らかになりうる。本開示の範囲から逸脱することなく、構造的置換、論理的置換、または他の変更を行うことができるように、他の多くの実施形態が本開示から使用され導かれうる。よって、本開示は、限定的よりはむしろ例示的なものとみなされるべきである。

Claims (11)

  1. 基板のインプリント領域上に成形可能材料のパターンを形成するインプリントリソグラフィのための装置であって、
    前記基板に向けて前記成形可能材料の液滴を吐出する複数の流体吐出ポートを有する流体吐出システムと、
    前記基板を保持するステージと、
    前記成形可能材料の複数の液滴から成る液滴パターンを前記基板上に形成する処理を実行する処理部と、
    を含み、
    前記複数の流体吐出ポートは、第1方向に沿って所定ピッチで配列され、
    前記処理は、
    前記インプリント領域上に第1液滴パターン形成するように、前記第1方向とは異なる第2方向に前記基板と前記複数の流体吐出ポートとを互いに対して移動させる第1パス中において前記複数の流体吐出ポートに前記成形可能材料の液滴を吐出させる第1処理と、
    前記第1処理の後、前記基板と前記複数の流体吐出ポートとを互いに対してオフセット距離だけ前記第1方向にオフセットさせるオフセット処理と、
    前記オフセット処理の後、前記インプリント領域上に第2液滴パターン形成するように、前記第2方向に前記基板と前記複数の流体吐出ポートとを互いに対して移動させる第2パス中において前記複数の流体吐出ポートに前記成形可能材料の液滴を吐出させる第2処理と、を含み、
    前記オフセット距離は、前記所定ピッチの非整数倍である、ことを特徴とする装置。
  2. 前記インプリント領域は、前記第1方向における一方のエッジである第1エッジと、前記第1方向における他方のエッジである第2エッジとを有し、
    前記処理部は、前記第1エッジから第1距離だけ内側に設定された第1目標ライン上に前記第1処理で前記成形可能材料の液滴が配置され、前記第2エッジから第2距離だけ内側に設定された第2目標ライン上に前記第2処理で前記成形可能材料の液滴が配置されるように、前記オフセット距離を決定する、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1方向における第1目標ラインと前記第2目標ラインとの距離は、前記所定ピッチの非整数倍である、ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 前記第2処理で前記基板上に形成される前記第2液滴パターンにおける液滴の前記第1方向のピッチは、前記第1処理で前記基板上に形成される前記第1液滴パターンにおける液滴の前記第1方向のピッチと同じである、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記オフセット処理では、前記基板と前記複数の流体吐出ポートとを互いに対して第2オフセット距離だけ前記第2方向に更にオフセットさせ
    前記第2オフセット距離は、前記第1処理で前記基板上に形成される前記第1液滴パターンにおける前記第2方向の液滴ピッチの非整数倍である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記インプリント領域は、前記第2方向における一方のエッジである第3エッジと、前記第2方向における他方のエッジである第4エッジとを有し、
    前記処理部は、前記第3エッジから第3距離だけ内側に設定された第3目標ライン上に前記第1処理で前記成形可能材料の液滴が配置され、前記第4エッジから第4距離だけ内側に設定された第4目標ライン上に前記第2処理で前記成形可能材料の液滴が配置されるように、前記第2オフセット距離を決定する、ことを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 前記処理部は、前記第2処理で前記基板上に形成される前記第2液滴パターンにおける液滴の前記第2方向のピッチが、前記第1処理で前記基板上に形成される前記第1液滴パターンにおける液滴の前記第2方向のピッチと同じになるように前記第2処理を実行する、ことを特徴とする請求項5又は6に記載の装置。
  8. 前記第2方向は、前記第1方向に垂直な方向である、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 基板のインプリント領域上に成形可能材料のパターンを形成するインプリントリソグラフィプロセスにおいて、前記基板に向けて前記成形可能材料の液滴を吐出する複数の流体吐出ポートを有する流体吐出システムを用いて、前記成形可能材料の複数の液滴から成る液滴パターンを前記基板上に形成する方法であって、
    前記複数の流体吐出ポートは、第1方向に沿って所定ピッチで配列され、
    前記方法は、
    前記インプリント領域上に第1液滴パターン形成するように、前記第1方向とは異なる第2方向に前記基板と前記複数の流体吐出ポートとを互いに対して移動させる第1パス中において前記複数の流体吐出ポートに前記成形可能材料の液滴を吐出させる第1工程と、
    前記第1工程の後、前記基板と前記複数の流体吐出ポートとを互いに対してオフセット距離だけ第1方向にオフセットさせるオフセット工程と、
    前記オフセット工程の後、前記インプリント領域上に第2液滴パターン形成するように、前記第2方向に前記基板と前記複数の流体吐出ポートとを互いに対して移動させる第2パス中において前記複数の流体吐出ポートに前記成形可能材料の液滴を吐出させる第2工程と、
    を含み、
    前記オフセット距離は、前記所定ピッチの非整数倍である、ことを特徴とする方法。
  10. 前記オフセット工程では、前記基板と前記複数の流体吐出ポートとを互いに対して第2オフセット距離だけ前記第2方向に更にオフセットさせ、
    前記第2オフセット距離は、前記第1工程で前記基板上に形成される前記第1液滴パターンにおける前記第2方向の液滴ピッチの非整数倍である、ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 物品の製造方法であって、
    請求項9又は10に記載の方法を用いて、成形可能材料の複数の液滴から成る液滴パターンを基板上に形成する工程と
    表面を有するテンプレートに前記成形可能材料を接触させる工程と、
    前記テンプレートの前記表面に対応する層を形成するように前記成形可能材料を硬化する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
JP2017236264A 2016-12-12 2017-12-08 インプリントリソグラフィのための液滴法および装置 Active JP7079085B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/375,912 2016-12-12
US15/375,966 US10634993B2 (en) 2016-12-12 2016-12-12 Fluid droplet methodology and apparatus for imprint lithography
US15/375,966 2016-12-12
US15/375,912 US10481491B2 (en) 2016-12-12 2016-12-12 Fluid droplet methodology and apparatus for imprint lithography

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2018098506A JP2018098506A (ja) 2018-06-21
JP2018098506A5 JP2018098506A5 (ja) 2021-01-21
JP7079085B2 true JP7079085B2 (ja) 2022-06-01

Family

ID=62634796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017236264A Active JP7079085B2 (ja) 2016-12-12 2017-12-08 インプリントリソグラフィのための液滴法および装置

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP7079085B2 (ja)
KR (1) KR102205141B1 (ja)
CN (1) CN108227373B (ja)
SG (1) SG10201709153VA (ja)
TW (1) TWI715815B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10468247B2 (en) * 2016-12-12 2019-11-05 Canon Kabushiki Kaisha Fluid droplet methodology and apparatus for imprint lithography
US11209730B2 (en) * 2019-03-14 2021-12-28 Canon Kabushiki Kaisha Methods of generating drop patterns, systems for shaping films with the drop pattern, and methods of manufacturing an article with the drop pattern
US11762295B2 (en) 2020-10-28 2023-09-19 Canon Kabushiki Kaisha Fluid droplet methodology and apparatus for imprint lithography

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005254096A (ja) 2004-03-10 2005-09-22 Seiko Epson Corp 光学被膜の形成方法及びその方法で製造された光学物品
JP2008042187A (ja) 2006-07-18 2008-02-21 Asml Netherlands Bv インプリントリソグラフィ
JP2011129802A (ja) 2009-12-21 2011-06-30 Canon Inc インプリント装置及び方法、並びに物品の製造方法
JP2012015324A (ja) 2010-06-30 2012-01-19 Fujifilm Corp 液体塗布装置及び液体塗布方法並びにナノインプリントシステム
JP2013182902A (ja) 2012-02-29 2013-09-12 Fujifilm Corp 液体吐出装置、ナノインプリントシステム及び液体吐出方法
JP2014120697A (ja) 2012-12-19 2014-06-30 Dainippon Printing Co Ltd インプリント方法、インプリント樹脂滴下位置決定方法及びインプリント装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69221410T2 (de) * 1991-09-19 1997-12-11 Canon Kk Serienaufzeichnungsverfahren mit Möglichkeit zur Änderung der Auflösung
US6536883B2 (en) 2001-02-16 2003-03-25 Eastman Kodak Company Continuous ink-jet printer having two dimensional nozzle array and method of increasing ink drop density
JP3922177B2 (ja) * 2002-02-12 2007-05-30 セイコーエプソン株式会社 成膜方法、成膜装置、液滴吐出装置、カラーフィルタの製造方法、表示装置の製造方法
US7559619B2 (en) * 2002-08-20 2009-07-14 Palo Alto Research Center Incorporated Digital lithography using real time quality control
JP4168788B2 (ja) 2003-03-06 2008-10-22 セイコーエプソン株式会社 成膜方法、カラーフィルタ基板の製造方法、エレクトロルミネッセンス装置用基板の製造方法、表示装置の製造方法
US8001924B2 (en) 2006-03-31 2011-08-23 Asml Netherlands B.V. Imprint lithography
JP4908369B2 (ja) 2007-10-02 2012-04-04 株式会社東芝 インプリント方法及びインプリントシステム
US8187515B2 (en) * 2008-04-01 2012-05-29 Molecular Imprints, Inc. Large area roll-to-roll imprint lithography
US8586126B2 (en) * 2008-10-21 2013-11-19 Molecular Imprints, Inc. Robust optimization to generate drop patterns in imprint lithography which are tolerant of variations in drop volume and drop placement
NL2003875A (en) * 2009-02-04 2010-08-05 Asml Netherlands Bv Imprint lithography method and apparatus.
NL2007633A (en) * 2010-11-22 2012-05-23 Asml Netherlands Bv A positioning system, a lithographic apparatus and a method for positional control.
JP6329425B2 (ja) * 2014-05-02 2018-05-23 キヤノン株式会社 インプリント装置、インプリント方法、および物品の製造方法
US10620532B2 (en) * 2014-11-11 2020-04-14 Canon Kabushiki Kaisha Imprint method, imprint apparatus, mold, and article manufacturing method

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005254096A (ja) 2004-03-10 2005-09-22 Seiko Epson Corp 光学被膜の形成方法及びその方法で製造された光学物品
JP2008042187A (ja) 2006-07-18 2008-02-21 Asml Netherlands Bv インプリントリソグラフィ
JP2011129802A (ja) 2009-12-21 2011-06-30 Canon Inc インプリント装置及び方法、並びに物品の製造方法
JP2012015324A (ja) 2010-06-30 2012-01-19 Fujifilm Corp 液体塗布装置及び液体塗布方法並びにナノインプリントシステム
JP2013182902A (ja) 2012-02-29 2013-09-12 Fujifilm Corp 液体吐出装置、ナノインプリントシステム及び液体吐出方法
JP2014120697A (ja) 2012-12-19 2014-06-30 Dainippon Printing Co Ltd インプリント方法、インプリント樹脂滴下位置決定方法及びインプリント装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR102205141B1 (ko) 2021-01-20
CN108227373A (zh) 2018-06-29
SG10201709153VA (en) 2018-07-30
TW201833668A (zh) 2018-09-16
JP2018098506A (ja) 2018-06-21
CN108227373B (zh) 2022-02-08
TWI715815B (zh) 2021-01-11
KR20180067415A (ko) 2018-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10481491B2 (en) Fluid droplet methodology and apparatus for imprint lithography
JP7079085B2 (ja) インプリントリソグラフィのための液滴法および装置
US20200096863A1 (en) Method of fluid droplet offset and apparatus for imprint lithography
KR102247865B1 (ko) 임프린트 리소그래피를 위한 유체 액적 방법 및 장치
TWI794584B (zh) 產生液滴圖案之方法、用於以液滴圖案成型膜之系統以及以液滴圖案製造物品之方法
US10197910B2 (en) Imprint apparatus, imprint method, and method of manufacturing article
US10634993B2 (en) Fluid droplet methodology and apparatus for imprint lithography
JP6714378B2 (ja) インプリント装置、及び物品の製造方法
JP7210155B2 (ja) 装置、方法、および物品製造方法
JP6701300B2 (ja) ナノインプリントシステムのスループットを改善するためのシステムおよび方法
US10120276B2 (en) Imprint apparatus, imprint method, and method of manufacturing article
JP7137344B2 (ja) インプリント装置、物品の製造方法、情報処理装置、マップの編集を支援する方法及び記憶媒体
JP2021100110A (ja) インプリントシステム内のディストーションの補正を伴うナノ製作方法
US11215921B2 (en) Residual layer thickness compensation in nano-fabrication by modified drop pattern
CN105842982B (zh) 压印装置以及物品的制造方法
TWI709161B (zh) 壓印裝置及物品的製造方法
US20220128907A1 (en) Fluid droplet methodology and apparatus for imprint lithography
JP7257817B2 (ja) インプリント装置、および物品の製造方法
US20180277383A1 (en) Fluid dispense methodology and apparatus for imprint lithography
US11433608B2 (en) Imprint apparatus and method of controlling imprint apparatus
JP7057844B2 (ja) メサ側壁をクリーニングするためのシステムおよび方法
JP2022070829A (ja) 吸引力の印加とメニスカスの振動によって流体ディスペンサをクリーニングする方法
JP2021097084A (ja) インプリント装置、情報処理装置、インプリント方法及び物品の製造方法
JP2021174873A (ja) 補正データを作成する方法、成形方法、成形装置、および物品製造方法
JP2023006636A (ja) 液体吐出装置、液体吐出方法、成形装置及び物品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201130

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201130

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20210103

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220422

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220520

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7079085

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151