JP7075192B2 - 宅配物受け用のボックス装置 - Google Patents
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請求項2の発明は、居住室を室内外に仕切る玄関に設けられる玄関ドアの左右方向一方に隣接する状態で配される宅配物用のボックスであって、該ボックスは、宅配物を室外から荷入れする荷入れ側ドアと、荷入れされた宅配物を室内に荷受けする荷受け側ドアとが備えられ、前記荷入れ側ドア、荷受け側ドアの少なくとも一方を防火仕様に設定した構成にするにあたり、玄関ドアのドア枠を、荷入れ側ドア側にまで延長して該荷入れ側ドアを納めるためのドア枠の一部に構成すると共に、前記荷入れ側ドアは、下端縁がボックス底板面である宅配物載置面よりも低位で、かつ玄関ドアの下端縁と同一高さに設定され、荷受け側ドアは、下端縁が前記同一高さに設定された玄関ドアおよび荷入れ側ドアの下端縁より高位で、かつ前記ボックス底板面である宅配物載置面より低位に設定される一方、前記玄関ドアのドア枠には、玄関ドアと荷入れ側ドアとのあいだに位置して方立が設けられ、該方立に荷受け側ドアが相じゃくり構造で納まる構成になっていることを特徴とする宅配物用のボックス装置である。
請求項3の発明は、前記方立は、荷入れ側ドアと荷受け側ドアとの両ドアが相じゃくり構造で納まる構成になっていることを特徴とする請求項1または2記載の宅配物用のボックス装置である。
請求項4の発明は、前記ボックスに備えられる防火仕様のドアは、該ドアが納まるドア枠に対して相じゃくり構造で納まる構成になっていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の宅配物用のボックス装置である。
請求項5の発明は、前記ボックスに備えられる防火仕様のドアは、自閉装置を介して自閉するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の宅配物用のボックス装置である。
請求項6の発明は、前記荷受け側ドアの下端縁は、ボックス底板面である宅配物載置面と同一高さで続く荷受け側ドア用下枠の上面に対して段差状に低くなった相じゃくり構造で納まっていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の宅配物用のボックス装置である。
請求項7の発明は、前記ボックスは、荷受け側ドアと、居住室とボックスのあいだを仕切る仕切り側板とが防火仕様になっていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1記載の宅配物用のボックス装置である。
請求項8の発明は、ボックスは、各角部が枠組み形成された四角筒形状をしていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1記載の宅配物用のボックス装置である。
請求項9の発明は、荷入れ側ドアは、一枚物で、玄関ドアと同高さに設定されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1記載の宅配物用のボックス装置である。
請求項10の発明は、ボックスは、上下複数の仕切り室が仕切り棚により仕切り形成されるものであり、該仕切り棚の一部は水平姿勢から垂下姿勢に折畳み自在に設けられていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1記載の宅配物用のボックス装置である。
請求項11の発明は、折畳み自在に設けられる仕切り棚は、最上段および最下段の仕切り棚を除いた仕切り棚であることを特徴とする請求項10記載の宅配物用のボックス装置である。
請求項12の発明は、最上段の仕切り室の荷入れ側ドア側の面部は塞がれていることを特徴とする請求項10または11記載の宅配物用のボックス装置である。
請求項13の発明は、荷入れ側ドアに自閉装置が設けられ、該自閉装置は、最上段の仕切り室を避けた下側仕切り室のスペースに設けられていることを特徴とする請求項12記載の宅配物用のボックス装置である。
しかも、荷入れ側ドアが玄関ドアに隣接することになるが、その場合の玄関ドアのドア枠が、荷入れ側ドア側にまで延長されていて該荷入れ側ドアのドア枠の一部を構成することになる結果、荷入れ側ドアと玄関ドアとの一体感が醸成されることになって外観性が向上する。そのうえ玄関ドアのドア枠に設けられた方立が、荷入れ側ドアを相じゃくり構造で納めるものとなる結果、該方立が荷入れ側ドアを納めるためのドア枠に兼用されるだけでなく、荷入れ側ドアが設けられたボックスについて優れた防火性能を発揮させる部材としても機能することになり、構造の簡略化にも寄与する。
請求項2の発明とすることにより、宅配物用のボックスを居住室の室内外を仕切る仕切り部に設けながら、荷入れ側ドア、荷受け側ドアの少なくとも一方のドアが防火仕様となって、ボックスを防火性の優れたものにすることができる。
しかも、荷入れ側ドアが玄関ドアに隣接することになるが、その場合の玄関ドアのドア枠が、荷入れ側ドア側にまで延長されていて該荷入れ側ドアのドア枠の一部を構成することになる結果、荷入れ側ドアと玄関ドアとの一体感が醸成されることになって外観性が向上する。そのうえ玄関ドアのドア枠に設けられた方立が、荷受け側ドアを相じゃくり構造で納めるものとなる結果、該方立が荷受け側ドアを納めるためのドア枠に兼用されるだけでなく、荷受け側ドアが設けられたボックスについて優れた防火性能を発揮させる部材としても機能することになり、構造の簡略化にも寄与する。
請求項3の発明とすることにより、玄関ドアのドア枠に設けられた方立が、荷入れ側ドアおよび荷受け側ドアを相じゃくり構造で納めるものとなる結果、該方立が荷入れ側ドアおよび荷受け側ドアを納めるためのドア枠に兼用されるだけでなく、荷入れ側ドアおよび荷受け側ドアが設けられたボックスについて優れた防火性能を発揮させる部材としても機能することになり、構造の簡略化にも寄与する。
請求項4の発明とすることにより、宅配物用のボックスの構成部材である防火仕様のドアが、ドア枠に対して相じゃくり構造で納まる結果、優れた防火性能のものにすることができる。
請求項5の発明とすることにより、宅配物用のボックスの構成部材である防火仕様のドアが、自閉装置により自閉するものであるため、うっかりした閉鎖忘れ等によりドアが開放状態のままになって防火性能が損なわれてしまうことがない。
請求項6の発明とすることにより、荷受け側ドアの下端縁が、ボックス底板面である宅配物載置面と同一高さで続く荷受け側ドア用下枠の上面に対して段差状に低くなった相じゃくり構造での納まりにできることになる。
請求項7の発明とすることにより、宅配物の荷入れ側用、荷受け側用の各ドアが設けられたボックスが居住室を室内外に仕切るものとして用いられたとして、優れた防火性能を発揮できることになる。
請求項8の発明とすることにより、宅配物用のボックスでありながら、該ボックスが角部が枠組みされた四角筒状で形成されることとなって強度的に優れたものとなり、防火性能の向上に寄与することができる。
請求項9の発明とすることにより、荷入れ側用ドアは、一枚物で玄関ドアと同じ高さになっている結果、ドアの共通化、統一化が図れ、外観性の優れたものにできる。
請求項10の発明とすることにより、ボックスは仕切り棚により複数の仕切り室に仕切られることになるが、仕切り板を垂下姿勢にすることで仕切り室を大きくして宅配物が大きい場合に対応することができ利便性が向上する。
請求項11の発明とすることにより、宅配物を荷入れ、荷受けしやすい中間高さの仕切り室の大きさを必要において調整できることになって利便性の高いものにできる。
請求項12の発明とすることにより、宅配物の荷入れがしづらく、室内側から宅配物の存否の確認をしづらい最上段の仕切り室は、塞ぎ板で塞がれることで宅配物の荷入れができず、室内側から荷物の出し入れができる通常の棚として使用されることになって、宅配物の見落とし防止をすることができる。
請求項13の発明とすることにより、最上段の仕切り室が塞がれたものである場合の荷入れ側ドアに自閉装置を設けるにあたり、自閉装置は、最上段の仕切り室を避けた下側の仕切り室に設けられることになるため、支障なく自閉装置を取り付けることができる。
因みに、後述する宅配物用のボックス9を構成するための荷入れ側ドア12、荷受け側ドア15、第一、第二側板13、14についても同様の防火性能を備えた仕様とすることができるが、以下に記載される本実施の形態では、具体的に記載される仕様のものとして実施している。
また図中、5はドア用把手(本実施の形態では操作部がドア面から突出する突出型のハンドル(ドアノブのようなものであっても勿論よい。)を採用しているが、後述する宅配物用のボックス9の各ドア12、15に採用される把手のように「掘り込みハンドル」を採用してもよく、これらドアについては、把手として通常知られたものを必要において採用できることは言うまでもない。)、6は施錠装置、7はドア用スコープである。
前記玄関ドア1は、一方の縦枠4a、上枠4b、沓摺4c、そして上枠4b、沓摺4cの左右方向中間部に位置する状態で上枠4bと沓摺4cとのあいだに架設された方立8に対してそれぞれ相じゃくり構造Dで納まるようになっているが、ドア枠4並びに方立8は、必要な防火性能を確保するため、その板材が、例えば板厚1.5mm以上の鋼材で形成されている。
ここで相じゃくり構造Dでの納まりとは、例えば図8において、一方の縦枠4aに対する玄関ドア1の戸尻側端縁部の納まり構造を例にして説明すると、一方の縦枠4aは、玄関ドア1が閉鎖した状態で、玄関ドア1の戸尻側端面1aと、これに対向する一方の縦枠4aの面部4dに対し、一方の縦枠4aが、該一方の縦枠4aの室内側の面部4eが戸尻側端面部1aよりも戸先側に偏倚した折曲構造になっており、これにより、玄関ドア1と一方の縦枠4aとの互いに対向する端縁部同士が互いに半分ずつ削り合ったかみ合わせ状態、つまり端縁部同士が相互に重なり合ったかみあわせ状態で納まっていて、ドア面と直交する方向(例えば室内外方向)から見たときに、反対側(内外方向反対側)を見通せない状態になっている構造であることを意味しており、この相じゃくり構造Dでの納まりは他部所においても同様である。
しかもこれら第一、第二側板13、14は、前記面材13a、14aから一連に続くようにして横方向両端縁部に設けた連結金具13b、14bが、ビス16により対応する他方の縦枠4f、第一、第二枠10、11に一体的に設けた連結具4g、10a、11aに対してL字形状態(相じゃくり構造)で重合(積層)するようにして固定されている。
尚、荷受け側ドア15には、室内側に把手15f、施錠装置15gが設けられている。
そして前記荷入れ側ドア12の下端縁は、前述したように玄関ドア1の下端縁と同一高さに設定されているが、さらに図10から明らかなように、ボックス9の底板面となる最下段仕切り棚9aの宅配物載置面9gよりも低位となるよう設定されている。
これに対し、荷受け側ドア15の下端縁は、前記同一高さに設定された玄関ドア1および荷入れ側ドアの下端縁より高位となっているが、さらに図11から明らかなように、前記ボックス9の底板面となる宅配物載置面9gより低位に設定されいる。
さらに具体的には、荷受け側ドア15の下端縁は、前述したようにボックス9の底板面となる宅配物載置面9gと同一高さ状態で続く荷受け側ドア用下枠15cの上面15dに対して段差状に低くなった面部15eの上側に隙間(チリ)を存して重合する相じゃくり構造Dとなって納まるように構成されている。
前記他方の縦枠4fと方立8との各対向端面には、前記隙間Tに配される状態で荷入れ側ドア12側が開口したコ字形の係止金具17が設けられ、該係止金具17には、荷入れ側ドア12側から抜き差し自在(係脱自在)に嵌入係止できる棒状の係止体18が設けられ、中間仕切り棚9cは、荷入れ側ドア12側の端縁部が係止体18に上側から係止することで前記水平姿勢に保持される構成になっている。
そして中間仕切り棚9cは、図10に示すように、前記水平姿勢から少し持上げた状態で係止具18を係止金具17から抜き去ると、前記水平姿勢に保持している係止具18がなくなり、これによって水平姿勢から垂下姿勢に変姿できるようになっており、このようにすることで、宅配物が大きく、各仕切られた仕切り室に入りきらないような場合に、中間仕切り棚9cを垂下姿勢にすることで仕切り空間を大きくして大きな宅配物に対応できるように配慮されている。
そのうえこれら荷入れ側ドア12、荷受け側ドア15は、何れもドアクローザ3により自閉する構造になっているため、閉め忘れにより開放状態のままになって防火性能が損なわれてしまうようなことがなく、防火性能の維持が図れることになる。
しかもこのドア枠4には、玄関ドア1と荷入れ側ドア12とのあいだに位置して方立8が設けられるが、該方立8には、玄関ドア1だけでなく、荷入れ側ドア12も相じゃくり構造Dで納まる構成になっているため、方立8が荷入れ側ドア12を納めるためのドア枠として兼用されるだけでなく、荷入れ側ドア12が設けられたボックス9についての防火性能の確保が図れることになる。
そしてこの方立8には、さらに荷受け側ドア15が相じゃくり構造Dで納まる構成になっているため、方立8は、玄関ドア1に加えて、荷入れ側ドア12、荷受け側ドア15の三つのドアを納めることになるが、この場合に、何れのドアも相じゃくり構造Dで納められるものであるため、方立8が、単にドア枠としてだけでなく、防火性能を発揮するための部材としても兼用化されることになって、構造の簡略化にも寄与することになる。
そのうえボックス9は、四角筒形状をし、その各角部が方立8、他方の縦枠4f、第一、第二枠10、11の枠材により枠組み形成されているため、強度的に優れたものとなり、防火性能の向上に寄与することができる。
また荷入れ側ドア12は一枚物であって、玄関ドア1と同高さに設定されているため、これらドア12、1の外観上の共通化、統一化を図ることができ、外観性が向上する。因みに、荷受け側ドア15は、一枚物ではあるが、玄関ドア1に対して下端縁が高位になるよう設定されている点で荷入れ側ドア12とは相違しているが、これは玄関の三和土部分が屋外の通路部分よりも高くなっていることに起因しており、止むを得ないものがあるが、荷受け側ドア15の上端部分は玄関ドア1と同高さになっていることで外観上の共通性を図っている。
しかもこの場合に折畳むことができるものは、宅配物の荷入れ、荷出しのしやすい中間仕切り棚9cであるため更なる利便性の向上を図ることができる。
そのうえこのものでは、高位であるが故に宅配物の荷入れがしづらいと共に宅配物の存在に気づきずらい最上段仕切り室9dの荷入れ側ドア12側の面部は塞ぎ板9eにより塞がれていて荷入れができないため、最上段仕切り室9dへの荷入れがことになって荷入れ忘れを回避できることになるが、最上段仕切り室9d自体は、室内側からは荷物の出し入れができることとなってドアのある通常の棚としての機能を果たすこととなり、利便性が向上する。
さらにボックス9において、本実施の形態では、荷入れ側ドア12、荷受け側ドア15にそれぞれ施錠装置12e、15gが設けられたものにしているが、これに限定されず、施錠装置としては、荷入れ側ドア12にはなく、荷受け側ドア15に設けられたものにすることができ、このようにすることで、宅配物の荷入れ側ドア12からの荷入れは自由にできる一方で、室内から宅配物を荷入れするための荷受け側ドア15は施錠できることとなって防犯性が損なわれることがない。またさらに、荷受け側ドア15に設ける施錠装置15gとしては、室内側からのみ施錠解錠の操作ができるものであれば十分であって、このようにすることで防犯上問題になることはない。
この場合に、ドア枠4は、上枠4b、沓摺4cが袖板部22にまで至るように延長され、玄関ドア21と袖板部22とのあいだには、前記一方の縦枠4aに代えて第二の方立26を設けたものとし、かつ上枠4b、沓摺4cの戸先側端縁に袖板部22を納めるための縦枠4hが設けられたものとなっていて、ドア枠4の一体化を図っていると共に、袖板部22についても玄関ドア21と同様一枚物にし、これにより玄関ドア21、荷入れ側ドア9、そして袖板部22の統一化を図り、外観の向上に配慮している。
また図16(A)(B)は第四、第五の実施の形態を示すものであるが、これらは何れも玄関ドアが隣接したものでなく、ボックス9が単独で設けられたものであって、第四の実施の形態のものは、前記第一の実施の形態のボックス9が単独で設けられたものであり、第五の実施の形態のものは前記第二の実施の形態のボックス9が単独で設けられたものである。そしてここでは、図16(C)にボックス9が参考の実施の形態として図示されているが、このボックス9は、玄関ドアが隣接しない単独のものであって、荷入れ側ドアがなく、荷受け側ドア12だけが設けられたものである。
4 ドア枠
4a 一方の縦枠
4b 上枠
4c 沓摺
4f 他方の縦枠
8 方立
9 ボックス
9a 最下段仕切り棚
9b 最上段仕切り棚
9c 中間仕切り棚
9d 最上段仕切り室
9e 塞ぎ板
10 第一枠
11 第二枠
12 荷入れ側ドア
13 第一側板
14 第二側板
15 荷受け側ドア
15g 施錠装置
D 相じゃくり構造
Claims (13)
- 居住室を室内外に仕切る玄関に設けられる玄関ドアの左右方向一方に隣接する状態で配される宅配物用のボックスであって、該ボックスは、宅配物を室外から荷入れする荷入れ側ドアと、荷入れされた宅配物を室内に荷受けする荷受け側ドアとが備えられ、前記荷入れ側ドア、荷受け側ドアの少なくとも一方を防火仕様に設定した構成にするにあたり、玄関ドアのドア枠を、荷入れ側ドア側にまで延長して該荷入れ側ドアを納めるためのドア枠の一部に構成すると共に、前記荷入れ側ドアは、下端縁がボックス底板面である宅配物載置面よりも低位で、かつ玄関ドアの下端縁と同一高さに設定され、荷受け側ドアは、下端縁が前記同一高さに設定された玄関ドアおよび荷入れ側ドアの下端縁より高位で、かつ前記ボックス底板面である宅配物載置面より低位に設定される一方、前記玄関ドアのドア枠には、玄関ドアと荷入れ側ドアとのあいだに位置して方立が設けられ、該方立に荷入れ側ドアが相じゃくり構造で納まる構成になっていることを特徴とする宅配物用のボックス装置。
- 居住室を室内外に仕切る玄関に設けられる玄関ドアの左右方向一方に隣接する状態で配される宅配物用のボックスであって、該ボックスは、宅配物を室外から荷入れする荷入れ側ドアと、荷入れされた宅配物を室内に荷受けする荷受け側ドアとが備えられ、前記荷入れ側ドア、荷受け側ドアの少なくとも一方を防火仕様に設定した構成にするにあたり、玄関ドアのドア枠を、荷入れ側ドア側にまで延長して該荷入れ側ドアを納めるためのドア枠の一部に構成すると共に、前記荷入れ側ドアは、下端縁がボックス底板面である宅配物載置面よりも低位で、かつ玄関ドアの下端縁と同一高さに設定され、荷受け側ドアは、下端縁が前記同一高さに設定された玄関ドアおよび荷入れ側ドアの下端縁より高位で、かつ前記ボックス底板面である宅配物載置面より低位に設定される一方、前記玄関ドアのドア枠には、玄関ドアと荷入れ側ドアとのあいだに位置して方立が設けられ、該方立に荷受け側ドアが相じゃくり構造で納まる構成になっていることを特徴とする宅配物用のボックス装置。
- 前記方立は、荷入れ側ドアと荷受け側ドアとの両ドアが相じゃくり構造で納まる構成になっていることを特徴とする請求項1または2記載の宅配物用のボックス装置。
- 前記ボックスに備えられる防火仕様のドアは、該ドアが納まるドア枠に対して相じゃくり構造で納まる構成になっていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の宅配物用のボックス装置。
- 前記ボックスに備えられる防火仕様のドアは、自閉装置を介して自閉するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の宅配物用のボックス装置。
- 前記荷受け側ドアの下端縁は、ボックス底板面である宅配物載置面と同一高さで続く荷受け側ドア用下枠の上面に対して段差状に低くなった相じゃくり構造で納まっていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の宅配物用のボックス装置。
- 前記ボックスは、荷受け側ドアと、居住室とボックスのあいだを仕切る仕切り側板とが防火仕様になっていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1記載の宅配物用のボックス装置。
- ボックスは、各角部が枠組み形成された四角筒形状をしていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1記載の宅配物用のボックス装置。
- 荷入れ側ドアは、一枚物で、玄関ドアと同高さに設定されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1記載の宅配物用のボックス装置。
- ボックスは、上下複数の仕切り室が仕切り棚により仕切り形成されるものであり、該仕切り棚の一部は水平姿勢から垂下姿勢に折畳み自在に設けられていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1記載の宅配物用のボックス装置。
- 折畳み自在に設けられる仕切り棚は、最上段および最下段の仕切り棚を除いた仕切り棚であることを特徴とする請求項10記載の宅配物用のボックス装置。
- 最上段の仕切り室の荷入れ側ドア側の面部は塞がれていることを特徴とする請求項10または11記載の宅配物用のボックス装置。
- 荷入れ側ドアに自閉装置が設けられ、該自閉装置は、最上段の仕切り室を避けた下側仕切り室のスペースに設けられていることを特徴とする請求項12記載の宅配物用のボックス装置。
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