JP3424982B2 - 荷物等自動受け渡しボックス - Google Patents
荷物等自動受け渡しボックスInfo
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- JP3424982B2 JP3424982B2 JP13359594A JP13359594A JP3424982B2 JP 3424982 B2 JP3424982 B2 JP 3424982B2 JP 13359594 A JP13359594 A JP 13359594A JP 13359594 A JP13359594 A JP 13359594A JP 3424982 B2 JP3424982 B2 JP 3424982B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、居住人が不在であって
も、宅配荷物等を自動的に受け渡し管理する荷物等自動
受け渡しボックスに関する。特に、荷物等を収納するロ
ッカーボックスの中仕切り棚あるいは棚板を可動にしボ
ックスの収納容量を変えることができる荷物等自動受け
渡しボックスにおける扉の上端からロッカーボックス内
への雨水の侵入を防ぐ構造に関する。
も、宅配荷物等を自動的に受け渡し管理する荷物等自動
受け渡しボックスに関する。特に、荷物等を収納するロ
ッカーボックスの中仕切り棚あるいは棚板を可動にしボ
ックスの収納容量を変えることができる荷物等自動受け
渡しボックスにおける扉の上端からロッカーボックス内
への雨水の侵入を防ぐ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】可動の中仕切り棚を有する荷物等自動受
け渡しボックスは、従来は、例えば、図2に示すよう
に、箱状の本体1の内部に2枚の中仕切り棚24、34
を設け、それぞれの中仕切り棚の右端にヒンジを介して
本体1の内面の右側面に回動自在に取り付けてある。そ
して、それぞれの中仕切り棚24、34を水平とした状
態における上下の位置に、それぞれ独立して開閉する扉
20、30、40の右端は、ヒンジ22、32、42を
介して、本体1の前面右端に回動自在に取り付けてあ
る。本体の内面左側面には2ケ所にそれぞれ水平にロッ
ク溝が設けてあり、当該ロック溝に沿ってロック板25
が手前から奥へ移動可能に配置されている。
け渡しボックスは、従来は、例えば、図2に示すよう
に、箱状の本体1の内部に2枚の中仕切り棚24、34
を設け、それぞれの中仕切り棚の右端にヒンジを介して
本体1の内面の右側面に回動自在に取り付けてある。そ
して、それぞれの中仕切り棚24、34を水平とした状
態における上下の位置に、それぞれ独立して開閉する扉
20、30、40の右端は、ヒンジ22、32、42を
介して、本体1の前面右端に回動自在に取り付けてあ
る。本体の内面左側面には2ケ所にそれぞれ水平にロッ
ク溝が設けてあり、当該ロック溝に沿ってロック板25
が手前から奥へ移動可能に配置されている。
【0003】そして、中仕切り棚の上下に位置する2つ
の扉のうち1つでも閉じている場合には、閉じている扉
がロック板の当接端部に当っており、ロック板がロック
溝に沿って移動できず、ロック板のキー部と中仕切り棚
の係合穴とが係合状態に保持される。その結果、中仕切
り棚が上方へ回動することができない。一方、中仕切り
棚の上下に位置する2つの扉が同時に開いている場合に
は、ロック板の当接端部が自由となり、ロック板の他の
端部のばね付きピンのばねの反発力により、ロック板は
ロック溝に沿って手前方向へ移動し、ロック溝に設けた
ストッパーにばね付きピン保持具の側面が当たる位置で
ロック板は停止する。このロック板の移動によって、ロ
ック板のキー部と中仕切り棚の係合穴との係合は解け
る。そこで、中仕切り棚を手で持ち上げると、簡単に中
仕切り棚を上方へ回動させて、ロッカーボックスの収納
容量を2倍にすることができる。
の扉のうち1つでも閉じている場合には、閉じている扉
がロック板の当接端部に当っており、ロック板がロック
溝に沿って移動できず、ロック板のキー部と中仕切り棚
の係合穴とが係合状態に保持される。その結果、中仕切
り棚が上方へ回動することができない。一方、中仕切り
棚の上下に位置する2つの扉が同時に開いている場合に
は、ロック板の当接端部が自由となり、ロック板の他の
端部のばね付きピンのばねの反発力により、ロック板は
ロック溝に沿って手前方向へ移動し、ロック溝に設けた
ストッパーにばね付きピン保持具の側面が当たる位置で
ロック板は停止する。このロック板の移動によって、ロ
ック板のキー部と中仕切り棚の係合穴との係合は解け
る。そこで、中仕切り棚を手で持ち上げると、簡単に中
仕切り棚を上方へ回動させて、ロッカーボックスの収納
容量を2倍にすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の可動中
仕切り棚を有する荷物等自動受け渡しボックスにおいて
は、最上部以外の扉について、扉の上端からの雨水の侵
入を防止する工夫がされておらず、図3に示すように、
ロッカーボックス内に雨水が入り収納されている荷物が
ぬれてしまい問題であった。
仕切り棚を有する荷物等自動受け渡しボックスにおいて
は、最上部以外の扉について、扉の上端からの雨水の侵
入を防止する工夫がされておらず、図3に示すように、
ロッカーボックス内に雨水が入り収納されている荷物が
ぬれてしまい問題であった。
【0005】なお、最上部の扉については、本体の上面
を利用して、当該扉の上端から入り込む雨水を受け、本
体の側辺のかまち部を利用して、受けた雨水を流下させ
ることができ、ロッカーボックス内への雨水の侵入を防
止できる。また、固定式中仕切り棚を有する場合には、
図4に示すように、当該固定式中仕切り棚を利用して、
扉の上端から入り込む雨水を受け、固定式中仕切り棚が
取り付けられている本体の側辺を通して、受けた雨水を
流下させることができた。
を利用して、当該扉の上端から入り込む雨水を受け、本
体の側辺のかまち部を利用して、受けた雨水を流下させ
ることができ、ロッカーボックス内への雨水の侵入を防
止できる。また、固定式中仕切り棚を有する場合には、
図4に示すように、当該固定式中仕切り棚を利用して、
扉の上端から入り込む雨水を受け、固定式中仕切り棚が
取り付けられている本体の側辺を通して、受けた雨水を
流下させることができた。
【0006】雨水対策として、扉と扉の間のすき間にパ
ッキングや発泡ゴムを取り付けることも考えられる。し
かし、製造時の扉自体の寸法や扉の取り付けのばらつき
によって、必ずしも雨水の侵入防止が完全であるとは言
えない。さらに、長年の使用によって、パッキングや発
泡ゴムが摩耗し劣化してしまい、雨水の侵入防止機能も
低下する。
ッキングや発泡ゴムを取り付けることも考えられる。し
かし、製造時の扉自体の寸法や扉の取り付けのばらつき
によって、必ずしも雨水の侵入防止が完全であるとは言
えない。さらに、長年の使用によって、パッキングや発
泡ゴムが摩耗し劣化してしまい、雨水の侵入防止機能も
低下する。
【0007】そこで、確実な雨水侵入防止構造を扉に設
けることが本発明の目的である。
けることが本発明の目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、発明者らは鋭意開発を繰り返し、第1の本発明及
び第2の本発明に至ったものである。
めに、発明者らは鋭意開発を繰り返し、第1の本発明及
び第2の本発明に至ったものである。
【0009】第1の本発明においては、請求項1に記載
のように、可動の中仕切り棚を有する荷物等自動受け渡
しボックスにおいて、可動の中仕切り棚の直下に位置す
るボックスを開閉する扉の上面にその略全幅にわたり扉
上面雨水抜き部を設け、当該扉の下面に扉下面雨水抜き
穴を形成するとともに、該扉の上面の奥から直下までを
下方から受け、かつ、扉側を開放した雨水受けを扉の裏
面から離して扉に取り付けて、雨水受けの開放部を扉の
裏面に隣接させ、雨水受けの扉側端から垂直下方へ伸び
る四辺形の二重扉部を扉の下面まで扉の前面に平行に配
置したことを特徴とする。なお、扉上面雨水抜き部は、
扉の上面に略長方形のくり貫きを形成してもよいし、あ
るいは、扉の上面をその略全幅にわたり切り取って構成
してもよい。また、扉下面雨水抜き穴としては、円形あ
るいは四辺形の穴を点在させたものも含まれる。
のように、可動の中仕切り棚を有する荷物等自動受け渡
しボックスにおいて、可動の中仕切り棚の直下に位置す
るボックスを開閉する扉の上面にその略全幅にわたり扉
上面雨水抜き部を設け、当該扉の下面に扉下面雨水抜き
穴を形成するとともに、該扉の上面の奥から直下までを
下方から受け、かつ、扉側を開放した雨水受けを扉の裏
面から離して扉に取り付けて、雨水受けの開放部を扉の
裏面に隣接させ、雨水受けの扉側端から垂直下方へ伸び
る四辺形の二重扉部を扉の下面まで扉の前面に平行に配
置したことを特徴とする。なお、扉上面雨水抜き部は、
扉の上面に略長方形のくり貫きを形成してもよいし、あ
るいは、扉の上面をその略全幅にわたり切り取って構成
してもよい。また、扉下面雨水抜き穴としては、円形あ
るいは四辺形の穴を点在させたものも含まれる。
【0010】また、第2の本発明においては、請求項2
に記載のように、可動の中仕切り棚を有する荷物等自動
受け渡しボックスにおいて、可動の中仕切り棚の直下に
位置するボックスを開閉する扉の上面にその略全幅にわ
たり扉上面雨水抜き部を設け、当該扉の下面に扉下面雨
水抜き穴を形成するとともに、該扉の上面の奥から直下
までを下方から受け、かつ、扉側を開放した雨水受けを
扉の裏面から離して扉に取り付けて、雨水受けの開放部
を扉の裏面に隣接させ、雨水受けの扉側端に、下方に向
かうにつれて扉の裏面に近づく斜板を取り付けたことを
特徴とする。なお、同様に、扉上面雨水抜き部は、扉の
上面に略長方形のくり貫きを形成してもよいし、あるい
は、扉の上面をその略全幅にわたり切り取って構成して
もよい。また、扉下面雨水抜き穴としては、円形あるい
は四辺形の穴を点在させたものも含まれる。さらに、斜
板は平板であってもよいし、上に凸の曲面板、あるい
は、下に凸の曲面板であってもよい。
に記載のように、可動の中仕切り棚を有する荷物等自動
受け渡しボックスにおいて、可動の中仕切り棚の直下に
位置するボックスを開閉する扉の上面にその略全幅にわ
たり扉上面雨水抜き部を設け、当該扉の下面に扉下面雨
水抜き穴を形成するとともに、該扉の上面の奥から直下
までを下方から受け、かつ、扉側を開放した雨水受けを
扉の裏面から離して扉に取り付けて、雨水受けの開放部
を扉の裏面に隣接させ、雨水受けの扉側端に、下方に向
かうにつれて扉の裏面に近づく斜板を取り付けたことを
特徴とする。なお、同様に、扉上面雨水抜き部は、扉の
上面に略長方形のくり貫きを形成してもよいし、あるい
は、扉の上面をその略全幅にわたり切り取って構成して
もよい。また、扉下面雨水抜き穴としては、円形あるい
は四辺形の穴を点在させたものも含まれる。さらに、斜
板は平板であってもよいし、上に凸の曲面板、あるい
は、下に凸の曲面板であってもよい。
【0011】
【作用】第1の本発明においては、扉の上端から侵入し
た雨水の一部は、扉上面雨水抜き部を通って、他の雨水
は直接に雨水受けに受けられる。なお、当該雨水受けは
扉の裏面側に取り付けられている。雨水受けの開放部を
通して雨水は流下するが、扉の裏面と二重扉部の間の密
閉された空間を落下して、扉の下面に到り、扉下面雨水
抜き穴を通って下方へ排出される。
た雨水の一部は、扉上面雨水抜き部を通って、他の雨水
は直接に雨水受けに受けられる。なお、当該雨水受けは
扉の裏面側に取り付けられている。雨水受けの開放部を
通して雨水は流下するが、扉の裏面と二重扉部の間の密
閉された空間を落下して、扉の下面に到り、扉下面雨水
抜き穴を通って下方へ排出される。
【0012】第2の本発明においては、扉の上端から侵
入した雨水の一部は扉上面雨水抜き部を通って、他の雨
水は直接に雨水受けに受けられる。雨水受けの開放部を
通って斜板に案内され、雨水は扉の裏面近くを沿って流
下する。第2の本発明においては、開放された空間を雨
水は落下して、扉の下面に到り、扉下部雨水抜き穴を通
って下方へ排出される。
入した雨水の一部は扉上面雨水抜き部を通って、他の雨
水は直接に雨水受けに受けられる。雨水受けの開放部を
通って斜板に案内され、雨水は扉の裏面近くを沿って流
下する。第2の本発明においては、開放された空間を雨
水は落下して、扉の下面に到り、扉下部雨水抜き穴を通
って下方へ排出される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、添付図面を
用いて、説明する。
用いて、説明する。
【0014】実施例1
実施例1は第1の本発明の荷物等自動受け渡しボックス
の実施例である。図1は実施例1の荷物等自動受け渡し
ボックスの全体斜視図であり、図5は実施例1の荷物等
自動受け渡しボックスの二重扉の組立て図であり、図6
は実施例1の荷物等自動受け渡しボックスの動作を示す
断面図である。箱状の本体1の内部に1枚の中仕切り棚
24を設け、中仕切り棚24の右端のヒンジを介して本
体1の内面の右側面に回動自在に取り付けてある。そし
て、中仕切り棚24を水平位置とした時における上下の
位置に、それぞれ独立して開閉する扉20、30を本体
の前面に設けてある。それぞれの扉20、30の右端
は、ヒンジを介して、本体1の前面右端に回動自在に取
り付けてある扉20についての雨水侵入防止は、従来ど
おりに本体の上部前面の下端に設けた樋によって、扉2
0の上方のすきまから入り込む雨水を受け集めて、本体
の側辺のかまち部を利用して、雨水を流下させる。一
方、可動の中仕切り棚24のすぐ下に位置する扉30に
ついての雨水侵入防止機構が、第1の本発明の特徴部分
である。扉30は強度、剛性のために、また、雨水を受
けるために上部及び下部をそれぞれ裏側へ直角に折り曲
げて、上面301及び下面303を形成している。上面
301には、ほぼ全幅に伸びるおよそ四辺形の扉上面雨
水抜き穴302が設けてある。本実施例1においては、
扉上面雨水抜き穴によって扉上面雨水抜き部を構成して
いる。扉上面雨水抜き穴302の端辺は、必要に応じて
樹脂などで被覆すると、指などを金属板の端辺で切り、
けがをする危険が少なくなり、安全上好ましい。下面3
03には、円形あるいは正方形の扉下面雨水抜き穴30
4を多数点在させてある。また、上面301の奥から直
下までを下方から受ける樋状の雨水受け305を扉30
から離して扉の裏側に取り付けてある。雨水受け305
は断面がL字形であり、背面板306が扉30に平行に
配置され、底面板307が扉30に垂直に、かつ、底面
板307の扉側端308は扉30の裏面から離し、開放
部309を形成して配置されている。両端は図示してい
ない側面板によって閉じている。そして、背面板30
6、底面板307、扉側端308、開放部309は、扉
30のほぼ全幅に伸びている。したがって、開放部30
9は四辺形をなし、扉30の裏面と雨水受け305の扉
側端308との間に位置している。そして、四辺形の金
属板である二重扉部310を、雨水受け305の扉側端
308から扉30の下面303まで、扉30に平行に配
置してある。二重扉部310によって、扉30の裏側を
一定の間隔を置いて、完全に被っている。
の実施例である。図1は実施例1の荷物等自動受け渡し
ボックスの全体斜視図であり、図5は実施例1の荷物等
自動受け渡しボックスの二重扉の組立て図であり、図6
は実施例1の荷物等自動受け渡しボックスの動作を示す
断面図である。箱状の本体1の内部に1枚の中仕切り棚
24を設け、中仕切り棚24の右端のヒンジを介して本
体1の内面の右側面に回動自在に取り付けてある。そし
て、中仕切り棚24を水平位置とした時における上下の
位置に、それぞれ独立して開閉する扉20、30を本体
の前面に設けてある。それぞれの扉20、30の右端
は、ヒンジを介して、本体1の前面右端に回動自在に取
り付けてある扉20についての雨水侵入防止は、従来ど
おりに本体の上部前面の下端に設けた樋によって、扉2
0の上方のすきまから入り込む雨水を受け集めて、本体
の側辺のかまち部を利用して、雨水を流下させる。一
方、可動の中仕切り棚24のすぐ下に位置する扉30に
ついての雨水侵入防止機構が、第1の本発明の特徴部分
である。扉30は強度、剛性のために、また、雨水を受
けるために上部及び下部をそれぞれ裏側へ直角に折り曲
げて、上面301及び下面303を形成している。上面
301には、ほぼ全幅に伸びるおよそ四辺形の扉上面雨
水抜き穴302が設けてある。本実施例1においては、
扉上面雨水抜き穴によって扉上面雨水抜き部を構成して
いる。扉上面雨水抜き穴302の端辺は、必要に応じて
樹脂などで被覆すると、指などを金属板の端辺で切り、
けがをする危険が少なくなり、安全上好ましい。下面3
03には、円形あるいは正方形の扉下面雨水抜き穴30
4を多数点在させてある。また、上面301の奥から直
下までを下方から受ける樋状の雨水受け305を扉30
から離して扉の裏側に取り付けてある。雨水受け305
は断面がL字形であり、背面板306が扉30に平行に
配置され、底面板307が扉30に垂直に、かつ、底面
板307の扉側端308は扉30の裏面から離し、開放
部309を形成して配置されている。両端は図示してい
ない側面板によって閉じている。そして、背面板30
6、底面板307、扉側端308、開放部309は、扉
30のほぼ全幅に伸びている。したがって、開放部30
9は四辺形をなし、扉30の裏面と雨水受け305の扉
側端308との間に位置している。そして、四辺形の金
属板である二重扉部310を、雨水受け305の扉側端
308から扉30の下面303まで、扉30に平行に配
置してある。二重扉部310によって、扉30の裏側を
一定の間隔を置いて、完全に被っている。
【0015】実施例1は上記のような構造であるので、
次のように雨水の侵入を防止する。図6のように、扉2
0及び扉30を閉じた状態において、扉30の上部と扉
20の下部とのすきまから雨水5が吹き込んだり、扉2
0を伝って流れ込んだりする。雨水の一部51は扉30
の上面301に設けた扉上面雨水抜き穴302を通って
下方へ流れ落ち、雨水受け305によって受けられる。
他の雨水52は直接に雨水受け305に流れ込む。雨水
受け305の背面板306、底面板307、不図示の側
面板によって受けられ集められた雨水53は、開放部3
09を通って下方へ落ちる。その際、扉20の裏面と二
重扉部310によって囲まれた空間を雨水が落ちる。そ
して、扉30の下面303に至った雨水54は扉下面雨
水抜き穴304を通って外部へ(本実施例においては地
面へ)排出される。なお、さらに下方に、扉がある場合
には、下方の扉の上面に設けた扉上面雨水抜き穴へと雨
水は流れ込むように排出される。
次のように雨水の侵入を防止する。図6のように、扉2
0及び扉30を閉じた状態において、扉30の上部と扉
20の下部とのすきまから雨水5が吹き込んだり、扉2
0を伝って流れ込んだりする。雨水の一部51は扉30
の上面301に設けた扉上面雨水抜き穴302を通って
下方へ流れ落ち、雨水受け305によって受けられる。
他の雨水52は直接に雨水受け305に流れ込む。雨水
受け305の背面板306、底面板307、不図示の側
面板によって受けられ集められた雨水53は、開放部3
09を通って下方へ落ちる。その際、扉20の裏面と二
重扉部310によって囲まれた空間を雨水が落ちる。そ
して、扉30の下面303に至った雨水54は扉下面雨
水抜き穴304を通って外部へ(本実施例においては地
面へ)排出される。なお、さらに下方に、扉がある場合
には、下方の扉の上面に設けた扉上面雨水抜き穴へと雨
水は流れ込むように排出される。
【0016】実施例2
実施例2は第2の本発明の荷物等自動受け渡しボックス
の実施例である。図7は実施例2の荷物等自動受け渡し
ボックスの断面図である。不図示の可動の中仕切り棚の
すぐ下に位置する扉30についての雨水侵入防止機構が
第2の本発明の特徴部分である。扉30は、強度、剛性
のために、また、雨水を受けるために、上部及び下部を
それぞれ裏側へ直角に折り曲げ、上面301及び下面3
03を形成している。上面301には、ほぼ全面に伸び
るおよそ四辺形の扉上面雨水抜き穴302が設けてあ
る。下面303には、円形あるいは正方形の扉下面雨水
抜き穴304を多数点在させてある。また、上面301
の奥から直下までを下方から受ける樋状の雨水受け30
5を扉30から離して、扉の裏側に取り付けてある。雨
水受け305は断面がL字形であり、背面板306が扉
30に平行に配置され、底面板307が扉に垂直に、か
つ、底面板307の扉側端308は扉30の裏面から離
し、開放部309を形成している。両端は図示していな
い側面板によって閉じている。実施例2においては扉側
端308に斜板320が取り付けられている。斜板32
0は板状あるいは波板状であり、下方に向かうにつれ
て、扉30の裏面に近づくように取り付けられている。
また実施例2においては、実施例1と異なり、二重扉部
を設けていない。
の実施例である。図7は実施例2の荷物等自動受け渡し
ボックスの断面図である。不図示の可動の中仕切り棚の
すぐ下に位置する扉30についての雨水侵入防止機構が
第2の本発明の特徴部分である。扉30は、強度、剛性
のために、また、雨水を受けるために、上部及び下部を
それぞれ裏側へ直角に折り曲げ、上面301及び下面3
03を形成している。上面301には、ほぼ全面に伸び
るおよそ四辺形の扉上面雨水抜き穴302が設けてあ
る。下面303には、円形あるいは正方形の扉下面雨水
抜き穴304を多数点在させてある。また、上面301
の奥から直下までを下方から受ける樋状の雨水受け30
5を扉30から離して、扉の裏側に取り付けてある。雨
水受け305は断面がL字形であり、背面板306が扉
30に平行に配置され、底面板307が扉に垂直に、か
つ、底面板307の扉側端308は扉30の裏面から離
し、開放部309を形成している。両端は図示していな
い側面板によって閉じている。実施例2においては扉側
端308に斜板320が取り付けられている。斜板32
0は板状あるいは波板状であり、下方に向かうにつれ
て、扉30の裏面に近づくように取り付けられている。
また実施例2においては、実施例1と異なり、二重扉部
を設けていない。
【0017】実施例2は上記のような構造であるので、
次のように雨水の浸入を防止する。図7のように、扉2
0及び扉30を閉じた状態において、扉30の上部と扉
20の下部とのすきまから雨水5が侵入する。雨水の一
部51は扉30の上面に設けた扉上面雨水抜き穴302
を通って下方へ流れ落ち、雨水受け305によって受け
られる。他の雨水52は直接に雨水受け305に流れ込
む。雨水受け305の背面板306、底面板307、不
図示の側面板によって受けられ集められた雨水53は、
斜板320に沿って開放部309を通って流れ、扉30
の裏面にゆるやかに当って裏面に沿って下方へ流れ落ち
る。そして、扉30の下面303に至った雨水54は扉
下面雨水抜き穴304を通って外部へ排出される。
次のように雨水の浸入を防止する。図7のように、扉2
0及び扉30を閉じた状態において、扉30の上部と扉
20の下部とのすきまから雨水5が侵入する。雨水の一
部51は扉30の上面に設けた扉上面雨水抜き穴302
を通って下方へ流れ落ち、雨水受け305によって受け
られる。他の雨水52は直接に雨水受け305に流れ込
む。雨水受け305の背面板306、底面板307、不
図示の側面板によって受けられ集められた雨水53は、
斜板320に沿って開放部309を通って流れ、扉30
の裏面にゆるやかに当って裏面に沿って下方へ流れ落ち
る。そして、扉30の下面303に至った雨水54は扉
下面雨水抜き穴304を通って外部へ排出される。
【0018】
【発明の効果】第1の本発明及び第2の本発明はとも
に、扉の裏側に雨水受けを取り付けているので、扉の上
方のすきまから侵入する雨水を確実に受け止めることが
でき、かつ、製造のばらつきや経年変化によって雨水を
受け止める機能が変わらない。
に、扉の裏側に雨水受けを取り付けているので、扉の上
方のすきまから侵入する雨水を確実に受け止めることが
でき、かつ、製造のばらつきや経年変化によって雨水を
受け止める機能が変わらない。
【0019】また、第1の本発明においては、扉と二重
扉部の間の閉じた空間を雨水が流下するものであるか
ら、ロッカーボックス内に流水が入り込まない。
扉部の間の閉じた空間を雨水が流下するものであるか
ら、ロッカーボックス内に流水が入り込まない。
【0020】一方、第2の本発明においては、斜板によ
って雨水を案内し扉の裏面に雨水をソフトに当て裏面に
沿って下方へ流れ落とすものであるから、ロッカーボッ
クス内にしぶきが飛び込んだり、雨水が入り込まない。
って雨水を案内し扉の裏面に雨水をソフトに当て裏面に
沿って下方へ流れ落とすものであるから、ロッカーボッ
クス内にしぶきが飛び込んだり、雨水が入り込まない。
【0021】さらに、第1の本発明及び第2の本発明に
おいては、扉の下面には円形または正方形の扉下部雨水
抜き穴を点在させているものであるから、排出した雨水
のはね返りがほとんどなく、ロッカーボックス内に雨水
が入り込まない。
おいては、扉の下面には円形または正方形の扉下部雨水
抜き穴を点在させているものであるから、排出した雨水
のはね返りがほとんどなく、ロッカーボックス内に雨水
が入り込まない。
【図1】実施例1の荷物等自動受け渡しボックスの全体
斜視図である。
斜視図である。
【図2】従来の可動中仕切り棚を有する荷物等自動受け
渡しボックスの斜視図である。
渡しボックスの斜視図である。
【図3】従来の可動中仕切り棚を有する荷物等自動受け
渡しボックスにおける雨水の浸入を説明するための断面
図である。
渡しボックスにおける雨水の浸入を説明するための断面
図である。
【図4】従来の中仕切り棚が固定の荷物等自動受け渡し
ボックスの断面図である。
ボックスの断面図である。
【図5】実施例1の荷物等自動受け渡しボックスの二重
扉の組立て図である。
扉の組立て図である。
【図6】実施例1の荷物等自動受け渡しボックスの動作
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図7】実施例2の荷物等自動受け渡しボックスの断面
図である。
図である。
1 本体
20 扉
21 鍵穴
22 ヒンジ
23 電気錠
24 中仕切り棚
240 雨受け
25 ロック板
30 扉
31 鍵穴
32 ヒンジ
33 電気錠
34 中仕切り棚
35 ロック板
301 上面
302 扉上面雨水抜き穴
303 下面
304 扉下面雨水抜き穴
305 雨水受け
306 背面板
307 底面板
308 扉側端
309 開放部
310 二重扉部
320 斜板
40 扉
41 鍵穴
42 ヒンジ
43 電気錠
5 雨水
51 雨水の一部
52 他の雨水
53 受けられ集められた雨水
54 雨水
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平3−221011(JP,A)
実開 平6−27689(JP,U)
実開 昭60−105485(JP,U)
実開 昭60−136218(JP,U)
実開 昭61−196686(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A47G 29/12 - 29/30
Claims (2)
- 【請求項1】 可動の中仕切り棚を有する荷物等自動受
け渡しボックスにおいて、可動の中仕切り棚の直下に位
置するボックスを開閉する扉の上面にその略全幅にわた
り扉上面雨水抜き部を設け、当該扉の下面に扉下面雨水
抜き穴を形成するとともに、該扉の上面の奥から直下ま
でを下方から受け、かつ、扉側を開放した雨水受けを扉
の裏面から離して扉に取り付けて、雨水受けの開放部を
扉の裏面に隣接させ、雨水受けの扉側端から垂直下方へ
伸びる四辺形の二重扉部を扉の下面まで扉の前面に平行
に配置したことを特徴とする荷物等自動受け渡しボック
ス。 - 【請求項2】 可動の中仕切り棚を有する荷物等自動受
け渡しボックスにおいて、可動の中仕切り棚の直下に位
置するボックスを開閉する扉の上面にその略全幅にわた
り扉上面雨水抜き部を設け、当該扉の下面に扉下面雨水
抜き穴を形成するとともに、該扉の上面の奥から直下ま
でを下方から受け、かつ、扉側を開放した雨水受けを扉
の裏面から離して扉に取り付けて、雨水受けの開放部を
扉の裏面に隣接させ、雨水受けの扉側端に、下方に向か
うにつれて扉の裏面に近づく斜板を取り付けたことを特
徴とする荷物等自動受け渡しボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13359594A JP3424982B2 (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 荷物等自動受け渡しボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13359594A JP3424982B2 (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 荷物等自動受け渡しボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07313328A JPH07313328A (ja) | 1995-12-05 |
JP3424982B2 true JP3424982B2 (ja) | 2003-07-07 |
Family
ID=15108489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13359594A Expired - Fee Related JP3424982B2 (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 荷物等自動受け渡しボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3424982B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190012366A (ko) * | 2017-07-27 | 2019-02-11 | 유시연 | 빗물 유입이 차단되는 택배함 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6748845B2 (ja) * | 2016-07-06 | 2020-09-02 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 宅配ボックス |
JP2018139763A (ja) * | 2017-02-27 | 2018-09-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 荷受けボックス |
JP7075192B2 (ja) * | 2017-09-20 | 2022-05-25 | 三和シヤッター工業株式会社 | 宅配物受け用のボックス装置 |
JP7023702B2 (ja) * | 2017-12-26 | 2022-02-22 | 三和シヤッター工業株式会社 | 宅配ボックス |
JP7449036B2 (ja) * | 2018-03-05 | 2024-03-13 | 山崎産業株式会社 | 壁状部及び装置類 |
JP2019150407A (ja) * | 2018-03-05 | 2019-09-12 | 株式会社デザインアーク | 防水構造及び装置 |
JP7475224B2 (ja) * | 2020-07-09 | 2024-04-26 | 株式会社Lixil | 配達物受け取り装置 |
-
1994
- 1994-05-24 JP JP13359594A patent/JP3424982B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190012366A (ko) * | 2017-07-27 | 2019-02-11 | 유시연 | 빗물 유입이 차단되는 택배함 |
KR101963391B1 (ko) * | 2017-07-27 | 2019-03-28 | 유시연 | 빗물 유입이 차단되는 택배함 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07313328A (ja) | 1995-12-05 |
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