JPH0344931Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0344931Y2 JPH0344931Y2 JP1985104087U JP10408785U JPH0344931Y2 JP H0344931 Y2 JPH0344931 Y2 JP H0344931Y2 JP 1985104087 U JP1985104087 U JP 1985104087U JP 10408785 U JP10408785 U JP 10408785U JP H0344931 Y2 JPH0344931 Y2 JP H0344931Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recess
- rotor
- insertion hole
- key insertion
- key
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 13
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 13
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000008014 freezing Effects 0.000 description 1
- 238000007710 freezing Methods 0.000 description 1
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(1) 考案の目的
(産業上の利用分野)
この考案はシリンダ錠、とくにその防水装置に
関するものである。
関するものである。
(従来技術と解決すべき課題)
自動車のドアやトランクなどに装着され外部に
露出したシリンダ錠は、内部に雨水、洗車時の水
などが内部に侵入して、錠前を錆びさせるおそれ
を免れない。
露出したシリンダ錠は、内部に雨水、洗車時の水
などが内部に侵入して、錠前を錆びさせるおそれ
を免れない。
このような問題に対処すべく、たとえば、実開
昭55−61150号公報、実公昭59−15326号公報など
にみるように、錠の先端部分に、水の侵入を阻止
するとともにキーの挿入は可能であるような部材
を装備するようなものが提案されている。
昭55−61150号公報、実公昭59−15326号公報など
にみるように、錠の先端部分に、水の侵入を阻止
するとともにキーの挿入は可能であるような部材
を装備するようなものが提案されている。
しかしながら、上記前者についてみると、防水
手段たる弾性部材には、キーを挿入するためにど
うしても開口を形成せざるを得ず、この開口から
の水の侵入を阻止することは理論的に不可能であ
つて、装着される錠前の姿勢、長期の使用などに
よつて次第に錠前内部に水分が蓄積されて、これ
が発錆などの不都合を生ずることを免れることは
出来ない。
手段たる弾性部材には、キーを挿入するためにど
うしても開口を形成せざるを得ず、この開口から
の水の侵入を阻止することは理論的に不可能であ
つて、装着される錠前の姿勢、長期の使用などに
よつて次第に錠前内部に水分が蓄積されて、これ
が発錆などの不都合を生ずることを免れることは
出来ない。
また、前記後者のような、常時は閉成してお
り、キーを挿入する場合にのみ開放されるような
シヤツタを配設したものは、錠前内へ自然に水が
侵入するのを防止するには好適であるが、例えば
雨中でキーを操作するような場合には、キー自体
が濡れて水分が付着しているのが普通であり、こ
のようなキーを錠前に挿入すれば、キーに付着し
ている水分が錠前内部に侵入し、このような水分
が錠前内部機構に発錆などの悪影響を及ぼすこと
を阻止することはできない。
り、キーを挿入する場合にのみ開放されるような
シヤツタを配設したものは、錠前内へ自然に水が
侵入するのを防止するには好適であるが、例えば
雨中でキーを操作するような場合には、キー自体
が濡れて水分が付着しているのが普通であり、こ
のようなキーを錠前に挿入すれば、キーに付着し
ている水分が錠前内部に侵入し、このような水分
が錠前内部機構に発錆などの悪影響を及ぼすこと
を阻止することはできない。
本考案はこのような事態に鑑みてなされたもの
であつて、錠前全面にシヤツタを配設するととも
に、内部にキーに付着した水分をしごいてこれを
除去する部材、さらにこの水分を外部に排出する
手段を設けることによつて、錠前内への水分の侵
入を可及的に阻止するとともに、侵入した水分を
積極的に外部に排出するようにして、長期にわた
つて安定して良好な作動を得られるようなシリン
ダ錠の防水装置を提供することを目的とするもの
である。
であつて、錠前全面にシヤツタを配設するととも
に、内部にキーに付着した水分をしごいてこれを
除去する部材、さらにこの水分を外部に排出する
手段を設けることによつて、錠前内への水分の侵
入を可及的に阻止するとともに、侵入した水分を
積極的に外部に排出するようにして、長期にわた
つて安定して良好な作動を得られるようなシリン
ダ錠の防水装置を提供することを目的とするもの
である。
(2) 考案の構成
(課題を解決する技術手段、その作用)
上記の目的を達成するため、本考案は、シリン
ダ錠の防水装置において、シリンダ錠のロータ前
面に凹部を形成するとともに、キー挿入孔を形成
したキヤツプを、前記凹部を覆うように被冠し、
前記凹部内に前記キー挿入孔を弾性的に閉塞する
シヤツタ部材を配設し、ロータの、前記凹部より
も奥側、最初のタンブラ位置よりも手前側に、キ
ー挿入孔を遮蔽するように弾性部材を配設すると
ともに、該弾性部材の、キー挿入穴と整合する位
置に切欠部を形成し、前記ロータの凹部と、該ロ
ータを囲繞するケースにそれぞれ水抜孔を形成し
てなることを特徴とするものである。
ダ錠の防水装置において、シリンダ錠のロータ前
面に凹部を形成するとともに、キー挿入孔を形成
したキヤツプを、前記凹部を覆うように被冠し、
前記凹部内に前記キー挿入孔を弾性的に閉塞する
シヤツタ部材を配設し、ロータの、前記凹部より
も奥側、最初のタンブラ位置よりも手前側に、キ
ー挿入孔を遮蔽するように弾性部材を配設すると
ともに、該弾性部材の、キー挿入穴と整合する位
置に切欠部を形成し、前記ロータの凹部と、該ロ
ータを囲繞するケースにそれぞれ水抜孔を形成し
てなることを特徴とするものである。
このように構成することによつて、シリンダ錠
内に水分が貯留するのを有効に阻止でき、自動車
用の各種錠前のように、勿論これに限定されるも
のではないが、外界に露出して使用されるシリン
ダ錠に有効である。
内に水分が貯留するのを有効に阻止でき、自動車
用の各種錠前のように、勿論これに限定されるも
のではないが、外界に露出して使用されるシリン
ダ錠に有効である。
(実施例の説明)
第1図はシリンダ錠Aのロータ1の先端近傍部
分を示す断面図であつて、キー挿入孔4aを形成
したキヤツプ4がロータヘツド1aに被冠してあ
り、また、該ロータヘツド1a前面には凹部1b
が形成してある。
分を示す断面図であつて、キー挿入孔4aを形成
したキヤツプ4がロータヘツド1aに被冠してあ
り、また、該ロータヘツド1a前面には凹部1b
が形成してある。
上記凹部1b内にはピン3が植設してあり、こ
れに枢着されたシヤツタ部材2がばねSの作用に
よつて常時キヤツプ4の内面に弾性的に当接して
キー挿入孔4aを覆つている(第3図参照)。
れに枢着されたシヤツタ部材2がばねSの作用に
よつて常時キヤツプ4の内面に弾性的に当接して
キー挿入孔4aを覆つている(第3図参照)。
前記凹部1bと、最もこれに近いタンブラ5と
の間には、タンブラを収納する溝1d′,1d″と同
方向にかつキー溝を挟むように縦溝1dが形成し
てあり、この縦溝1dに水切り用の弾性部材6を
配設してある。
の間には、タンブラを収納する溝1d′,1d″と同
方向にかつキー溝を挟むように縦溝1dが形成し
てあり、この縦溝1dに水切り用の弾性部材6を
配設してある。
上記の弾性部材6は、周辺部分が前記縦溝1d
に強固に収納されており、かつキーが進退する部
位に相当する位置に切込部6aが形成してある。
に強固に収納されており、かつキーが進退する部
位に相当する位置に切込部6aが形成してある。
該切込部は6aは常態においては、第3図々示
のように両側縁部がリツプ状に形成され、これら
が当接して閉塞状態になつており、キーが挿入さ
れると第1図に示すように縁部が分かれて自由に
キーの挿脱を許容するように構成してある。
のように両側縁部がリツプ状に形成され、これら
が当接して閉塞状態になつており、キーが挿入さ
れると第1図に示すように縁部が分かれて自由に
キーの挿脱を許容するように構成してある。
さらに、第2図に示すように、シリンダ錠Aの
ケースA′およびロータ1にはそれぞれ水抜孔7,
8が形成してある。
ケースA′およびロータ1にはそれぞれ水抜孔7,
8が形成してある。
なお図中符号9はタンブラを付勢するばね、符
号10は錠前を施解錠するためのカムである。
号10は錠前を施解錠するためのカムである。
このように構成してあるから、常態においては
シヤツタ部材2がキヤツプ4のキー挿入孔4aを
閉塞してあるから外部からの雨水などの侵入を阻
止することができ、キーを挿入した場合には、こ
のキーが前記弾性部材6の切込部6aを割つて入
るさいに、キーに付着した水分は、切込部6aの
端縁部によつてしごかれてキーから落ち、この水
分は、前記シヤツタ部材2を潜つて凹部1bに侵
入した水分があればこれとともに水抜孔7,8を
通つて外部に排出されるので、錠前内部に水分が
残留することを確実に阻止することが可能であ
る。
シヤツタ部材2がキヤツプ4のキー挿入孔4aを
閉塞してあるから外部からの雨水などの侵入を阻
止することができ、キーを挿入した場合には、こ
のキーが前記弾性部材6の切込部6aを割つて入
るさいに、キーに付着した水分は、切込部6aの
端縁部によつてしごかれてキーから落ち、この水
分は、前記シヤツタ部材2を潜つて凹部1bに侵
入した水分があればこれとともに水抜孔7,8を
通つて外部に排出されるので、錠前内部に水分が
残留することを確実に阻止することが可能であ
る。
(3) 考案の効果
以上説明したように、本考案によるときは、シ
リンダ錠に水が侵入することを有効に阻止すると
ともに、侵入した水分は常時外部に排出する様に
なつているので、水分の存在による発錆、凍結や
これらに起因する錠の損傷を阻止するのに顕著な
効果がある。
リンダ錠に水が侵入することを有効に阻止すると
ともに、侵入した水分は常時外部に排出する様に
なつているので、水分の存在による発錆、凍結や
これらに起因する錠の損傷を阻止するのに顕著な
効果がある。
第1図は本考案によるシリンダ錠のロータ部の
構成を示す、キーを挿入した場合の要部断面図、
第2図はシリンダ錠の側断面図、第3図は、第1
図々示のシリンダ錠の、キーを抜脱した場合の要
部断面図、第4図はロータ、弾性部材、タンブ
ラ、キーの関係を略示する分解斜面図である。 1……ロータ、2……シヤツタ部材、4……キ
ヤツプ、5……タンブラ、6……弾性部材、6a
……切込部。
構成を示す、キーを挿入した場合の要部断面図、
第2図はシリンダ錠の側断面図、第3図は、第1
図々示のシリンダ錠の、キーを抜脱した場合の要
部断面図、第4図はロータ、弾性部材、タンブ
ラ、キーの関係を略示する分解斜面図である。 1……ロータ、2……シヤツタ部材、4……キ
ヤツプ、5……タンブラ、6……弾性部材、6a
……切込部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダ錠のロータ前面に凹部を形成するとと
もに、 キー挿入孔を形成したキヤツプを、前記凹部を
覆うように被冠し、 前記凹部内に前記キー挿入孔を弾性的に閉塞す
るシヤツタ部材を配設し、 ロータの、前記凹部よりも奥側、最初のタンブ
ラ位置よりも手前側に、キー挿入孔を遮蔽するよ
うに弾性部材を配設するとともに、該弾性部材
の、キー挿入穴と整合する位置に切欠部を形成
し、 前記ロータの凹部と、該ロータを囲繞するケー
スにそれぞれ水抜孔を形成してなるシリンダ錠の
防水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985104087U JPH0344931Y2 (ja) | 1985-07-10 | 1985-07-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985104087U JPH0344931Y2 (ja) | 1985-07-10 | 1985-07-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6214063U JPS6214063U (ja) | 1987-01-28 |
JPH0344931Y2 true JPH0344931Y2 (ja) | 1991-09-20 |
Family
ID=30977257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985104087U Expired JPH0344931Y2 (ja) | 1985-07-10 | 1985-07-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0344931Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4986705B2 (ja) * | 2007-05-22 | 2012-07-25 | 日東工業株式会社 | シリンダ錠の防水構造 |
JP7192426B2 (ja) * | 2018-11-19 | 2022-12-20 | 株式会社アイシン | 車両用ドアロック装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5915326U (ja) * | 1982-07-21 | 1984-01-30 | マルイチセ−リング株式会社 | 組合わせテ−ブル |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5561150U (ja) * | 1978-10-20 | 1980-04-25 |
-
1985
- 1985-07-10 JP JP1985104087U patent/JPH0344931Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5915326U (ja) * | 1982-07-21 | 1984-01-30 | マルイチセ−リング株式会社 | 組合わせテ−ブル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6214063U (ja) | 1987-01-28 |
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