JP7073164B2 - 建物 - Google Patents

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Description

本発明は、建物に関する。
従来、住宅などの建物に壁掛け式のエアコンを設置する場合、建物の外周に設けられる外周壁の室内側の面にエアコンの室内機を取り付け、室内機が取り付けられた外周壁の室外側の面に沿ってエアコンの室外機を設置することが一般的である(例えば、特許文献1参照)。また、空調効率を向上させるために、エアコンの室内機は、設置される部屋の形状に合わせて最適な位置および向きに設置することが好ましい。例えば、平面形状が長方形となる部屋の場合、長手方向に送風するように室内機を設置することが好ましい。
特開2016-50414号公報
しかしながら、外周壁に窓などの開口部が設けられていると、エアコンの室内機を所望の位置に設置できないことがある。このような場合、エアコンの室内機をずらしたり向きを変えたりして設置するため、送風方向が最適な方向と異なってしまったり、室外機と接続される冷媒管が長くなったりしてしまい、エアコンの空調効率に影響が出る虞がある。
また、集合住宅などでは、エアコンの室内機を外周壁に取り付けられないと、隣接する住戸との防火区画となる界壁に設置せざるを得ない場合もある。このような場合は、冷媒管やドレン管などの配管スペースを界壁の内部に設けることが困難であり、施工性が悪いという問題もある。
そこで、本発明は、外周壁の所望の位置にエアコンの室内機を設置することができる建物を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る建物は、開口部が形成された外周壁の室内側にエアコンの室内機が設けられ、前記外周壁の室外側に前記エアコンの室外機が設けられる建物において、前記外周壁における上部室内側に設けられた室内機取り付け部を有し、前記室内機取り付け部は、前記外周壁における前記開口部の上端部から上側に形成された開口部上壁部と、前記開口部上壁部の下端部における室内側の部分から前記開口部の上端部よりも下側となる位置まで延びる垂れ壁部と、を有し、前記開口部上壁部の内部には、前記エアコンの配管を挿通可能な空洞部が形成され、前記開口部上壁部の室内側の面と、前記垂れ壁部の室内側の面とは、面一に形成され、前記開口部上壁部の室内側の面および前記垂れ壁部の室内側の面は、前記室内機を取り付け可能に構成され、前記垂れ壁部の室外側の面は、前記開口部に設けられた窓枠よりも室内側に位置し、前記開口部上壁部における前記垂れ壁部が接続された部分よりも室外側の部分には、前記垂れ壁部の下端部よりも上方に位置し、下側に露出する下側露出面が形成され、前記外周壁は、前記開口部および前記開口部上壁部に隣接し、前記開口部および前記開口部上壁部と同一鉛直面上に設けられる開口部隣接壁部を有し、前記開口部隣接壁部における前記開口部上壁部と隣接する部分には、室内側の部分に前記垂れ壁部と連続し、下端部の高さが前記垂れ壁部の高さと同じである垂下部が設けられ、前記垂下部よりも室外側の部分に前記下側露出面と同じ高さに位置し、前記下側露出面に連続して下側に露出する下向き面が設けられていることを特徴とする。
本発明では、垂れ壁部が開口部の上端部より下側に延びているため、外周壁における開口部の上側の高さが室外機を取り付け可能な高さに足りない場合でも、開口部上壁部の室内側の面および垂れ壁部の室内側の面の両方を利用することにより、開口部の上側に室内機を取り付けることができる。
また、開口部上壁部の内部にはエアコンの配管を挿通可能な空洞部が形成されていることにより、エアコンの配管が室内に露出することを抑えることができる。
開口部上壁部における垂れ壁部が接続された部分よりも室外側の部分には、下側に露出する下側露出面が形成されていることにより、この下側露出面に、開口部の室内側に設けるカーテンのカーテンレールやロールスクリーンの巻取り部、ブラインドのヘッドボックスなどを取り付けることができる。また、下側露出面の室内側に位置する垂れ壁部は、下側露出面よりも下側に延びていることにより、下側露出面にカーテンレールなどを取り付けた場合でもカーテンレールなどが室内側に露出することを防止できて、開口部まわりの美観を向上させることができる。
また、本発明に係る建物では、前記開口部隣接壁部における前記開口部上壁部と隣接する部分よりも前記開口部上壁部と離れる部分の下端面は、前記垂下部の下端部と同じ高さに位置していてもよい。
また、本発明に係る建物では、前記室内機取り付け部は、前記開口部上壁部および前記開口部隣接壁部それぞれの室内側に跨って設けられ、前記空洞部が、前記開口部隣接壁部の内部の空洞部と連通していてもよい。
このような構成とすることにより、エアコンの配管を空洞部から開口部隣接壁部の内部に通すことができるため、エアコンの配管の露出を抑えることができる。また、開口部隣接壁部の室外側に室外機を設置することで、エアコンの配管を短くすることができるとともに、容易に施工することができる。
また、本発明に係る建物では、前記室内機取り付け部は、室内側の面を室内側にふかしたふかし壁部とされていてもよい。
このような構成とすることにより、空洞部を所望の大きさに確保することができる。
また、本発明に係る建物では、前記ふかし壁部は、前記外周壁に直交する室内の壁まで達していてもよい。
このような構成とすることにより、室内機の設置可能な面を大きく確保することができる。また、ふかし壁部の内部の空洞部も広く確保することができ、駆動部における配管を行いやすい。例えば、空洞部において配管を屈曲させる場合に、大きな曲率で配管を屈曲させることができ、施工性を向上させることができる。
また、ふかし壁部が外周壁に直交する室内の壁まで達していない場合と比べて、凹凸が少なくなるため、美観や清掃性を向上させることができる。
本発明によれば、外周壁の所望の位置にエアコンの室内機を設置することができる。
本発明の実施形態による建物の一例の一部分を示す平面図である。 図1を室内側から見た立面図で下部側および東側を省略した図である。 図1のA-A線断面図である。 図1のB-B線断面図である。 図1のC方向斜視図である。
以下、本発明の実施形態による建物について、図1乃至図5に基づいて説明する。
図1に示す本実施形態による建物1は、集合住宅などで、南東の角部に南北方向に長い居室11を有している。この居室11は、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)で、南側および東側に建物1の外周に設けられる外周壁2が設けられている。居室11の南側に配置され東西方向に延びる外周壁2を第1外周壁21とし、居室11の東側に配置され南北方向に延びる外周壁2を第2外周壁22とする。居室11の南側には、第1外周壁21を介してベランダ12が設けられている。
居室11の北側および西側には、建物1の内部に設けられる界壁13を介して他の住戸の居室が設けられている。
建物1には、居室11の空調設備となるエアコン3が設けられている。エアコン3の室内機31は、第1外周壁21の室内側に設置され、エアコン3の室外機32は、第1外周壁21の室外側のベランダ12に設置されている。
図1および図2に示すように、第1外周壁21には、東西方向の中間部に開口部23が形成されている。開口部23には、引き違いの掃き出し窓24が設けられている。開口部23は、居室11の天井11aまで達しておらず、開口部23の上部には壁部が設けられている。第1外周壁21の室外側には、開口部23を開閉するシャッター28(図1参照)が設けられている。
第1外周壁21のうちの開口部23の上側の部分を開口部上壁部25とし、開口部23および開口部上壁部25の西側の部分を第1開口部隣接壁部26とし、開口部23および開口部上壁部25の東側の部分を第2開口部隣接壁部27(図1参照)とする。第1開口部隣接壁部26は、第2開口部隣接壁部27よりも東西方向に長く形成されている。
開口部上壁部25の室外側には、シャッターボックス281(図1参照)が取り付けられている。
本実施形態では、第1開口部隣接壁部26および第2開口部隣接壁部27それぞれの室内側における東西方向の寸法l1,l2(図1参照)は、エアコン3の室内機31を取り付けるために必要な幅寸法よりも小さい寸法となっている。
また、開口部上壁部25の室内側における高さ寸法h1(開口部23の上端部23aから居室11の天井11aまでの高さ寸法、図2参照)は、エアコン3の室内機31を取り付けるための必要寸法よりも小さい寸法となっている。本実施形態では、開口部上壁部25の室内側における高さ寸法h1は、例えば約310mmで、エアコン3の室内機31を取り付けるために必要な高さ寸法は、保守のための天井面との隔離寸法も含め、例えば約340mmとなっている。エアコン3の室内機31は、居室11の天井11a(図2参照)と所定の寸法をあけて設置されるように規定されている。
図1に示すように、エアコン3の室外機32は、第1開口部隣接壁部26の室外側の面に沿ってベランダ12の床部に設置されている。
図1および図2に示すように、第1外周壁21の室内側における上部側には、エアコン3の室内機31を取り付け可能な室内機取り付け部4が設けられている。
図1-図5に示すように、室内機取り付け部4は、開口部上壁部25、第1開口部隣接壁部26および第2開口部隣接壁部27に跨るように設けられている。
室内機取り付け部4は、開口部上壁部25と、開口部上壁部25から下側に延びる垂れ壁部42と、第1開口部隣接壁部26における上側の部分で開口部上壁部25および垂れ壁部42の側方となる部分(以下、第1開口部隣接壁上側部分421とする)と、第2開口部隣接壁部27における上側の部分で開口部上壁部25および垂れ壁部42の側方となる部分(以下、第2開口部隣接壁上側部分422とする)と、で構成されている。
ここで、第1外周壁21における室内機取り付け部4が設けられている領域よりも下の領域を第1外周壁21の一般部211とする。
室内機取り付け部4は、その室内側の面4aを、第1外周壁21の一般部211の室内側の面211aよりも室内側にふかすことにより形成したふかし壁部41とされている。
ふかし壁部41は、居室11の天井11aまで達し、第1外周壁21の東西方向の全体にわたって形成されている。
ふかし壁部41は、室内側の面41aが北側を向く鉛直面となり、第1外周壁21の一般部211の室内側の面211aよりも室内側(北側)に突出している。
ふかし壁部41の内部には、エアコン3のドレン管や冷媒管などを配管可能な空洞部43が形成されている。空洞部43は、第1開口部隣接壁部26の内部の空洞部と連通するように設けられている。第1開口部隣接壁部26の内部の空洞部は、エアコン3のドレン管からの結露水を室外に排出する為の排水管33および冷媒管(不図示)を上下方向に挿通可能に構成されている。
本実施形態では、ふかし壁部41の空洞部43および第1開口部隣接壁部26の内部の空洞部にわたって排水管33が設けられている。図3に示すように、排水管33は、その一端がふかし壁部41の室内側の面41aの近傍に位置し、空洞部43ではまたはわずかな勾配を保って室外方向に延び、ふかし壁部41と第1開口部隣接壁部26との境界部で屈曲し、第1開口部隣接壁部26の内部の空洞部で上下方向に延びている。排水管33の他端(下端)は、第1開口部隣接壁部26の下端近傍で室外(ベランダ12)側に持ち出されており、エアコン3の運転時に発生する結露水はベランダ12の床に排出される。
エアコン3のドレン管は、その先端が排水管33の鉛直部分に達するように排水管33の内部に挿入される。このようにすることにより、排水管33がふかし壁部41の室内側の面41aの近傍に達しているため、ドレン管の排水管33への挿入作業が行いやすい。
垂れ壁部42は、室内側の面42aが北側を向く鉛直面となり、ふかし壁部41の室内側の面41aの下側に面一となるように設けられている。垂れ壁部42の下端部42bは、開口部23の上端部23aよりも下側に配置されている。本実施形態では、垂れ壁部42の下端部42bは、開口部23の上端部23aよりも例えば約40mm下側に配置されている。
これにより、本実施形態では垂れ壁部42の下端部42bから居室11の天井11aまでの高さ寸法が約350mmとなり、室内機取り付け部4の高さ寸法が約350mmとなる。これにより、室内機取り付け部4の室内側の面4a(ふかし壁部41の室内側の面41aおよび垂れ壁部42の室内側の面42a)は、室内機31の取り付けおよび保守が可能な高さ寸法となっている。
室内機取り付け部4の室内側の面4aには、室内機31を取り付け可能な構造で、例えば、室内機31を取り付けるための部材(据付板)が固定可能な下地材が設けられている。室内機取り付け部4には、空洞部43に設置された排水管33に居室11からドレン管や冷媒管を挿入可能とする孔部45(図3参照)が形成されている。
冷媒管は、エアコン3の室内機31側の管と、ふかし壁部41の内部の空洞部43および第1開口部隣接壁部26の内部の空洞部を経由して室内機31の背面にあたる位置に予め取り出された室外機32側の管とが、室内機31の設置の際に、室内機31の背面で接続される(不図示)。
ふかし壁部41のうちの、第1開口部隣接壁上側部分421および第2開口部隣接壁上側部分422の下端部の高さは、垂れ壁部42の下端部の高さと一致している。
図4に示すように、垂れ壁部42の室外側の面42cは、開口部23に設けられた掃き出し窓24の窓枠231よりも室内側に位置し、更には、第1外周壁21の一般部211の室内側の面211aよりも室内側に位置している。垂れ壁部42の室外側では、ふかし壁部41のうちの開口部上壁部25の下端面411が露出している。このふかし壁部41における下側に露出している下端面411を下側露出面411とする。
下側露出面411は、カーテンレールや、ロールスクリーンの巻取り部、ブラインドのヘッドボックスなどの窓掛け取り付け面として利用される。図4では、下側露出面411にカーテンレール412が取り付けられている。
本実施形態では、下側露出面411の東西方向の両側に連続し窓掛け取り付け面として機能する下向き面413,413、および垂れ壁部42の東西方向に連続する垂下部423,423が、ふかし壁部41の第1開口部隣接壁上側部分421および第2開口部隣接壁上側部分422にかかる領域に設けられている。これにより、窓掛け取り付け面の東西方向の寸法は、開口部23の東西方向の寸法(幅寸法)よりも長くなるため、下側露出面411およびその両側の下向き面413,413には、開口部23の東西方向の寸法よりも長いカーテンレールや、ロールスクリーンの巻取り部、ブラインドのヘッドボックスなどを取り付けることができる。
開口部23の室内側にカーテンを設ける場合では、カーテンレールを開口部23の東西方向の寸法よりも両側に長くすることができることにより、カーテンを開けた際にカーテンが集まるカーテン溜まりを開口部23と重ならない位置に設けることができる。
本実施形態では、エアコン3の室内機31は、室内機取り付け部4に対して西寄り(界壁13に近接する側)に取り付けられている。室内機31は、東西方向の寸法(幅寸法)が第1開口部隣接壁部26の東西方向の寸法よりも大きいため、第1開口部隣接壁部26および開口部上壁部25にわたって配置されている。また、室内機31は、居室11の天井11aと規定された所定の寸法をあけ、室内機取り付け部4のふかし壁部41および垂れ壁部42にわたって取り付けられている。
次に、上述した本発明の実施形態による建物1の作用・効果について図面を用いて説明する。
上述した本発明の実施形態による建物1では、垂れ壁部42が開口部23の上端部23aより下側に延びているため、外周壁2における開口部23の上側の高さが室外機32を取り付け可能な高さに足りない場合でも、ふかし壁部41の室内側の面41aおよび垂れ壁部42の室内側の面42aの両方を利用することにより、開口部23の上側に室内機31を取り付けることができる。
また、ふかし壁部41の内部には排水管33や冷媒管を挿通可能な空洞部43が形成されていることにより、排水管33や冷媒管の隠ぺい配管工事を容易に行うことができる。
また、第1外周壁21は、開口部23の直上に位置する開口部上壁部25と、開口部23および開口部上壁部25に隣接し、開口部23および開口部上壁部25と同一鉛直面上に設けられる第1開口部隣接壁部26と、を有し、室内機取り付け部4は、開口部上壁部25および第1開口部隣接壁部26それぞれの室内側に跨って設けられ、空洞部43が、第1開口部隣接壁部26の内部の空洞部と連通している。
これにより、排水管33を空洞部43から第1開口部隣接壁部26の内部の空洞部に通すことができるため、排水管33や冷媒管の隠ぺい配管工事を容易に行うことができる。また、第1開口部隣接壁部26の室外側に室外機32を設置することで、エアコン3の冷媒管を短くすることができるとともに、容易に施工することができる。
また、垂れ壁部42の室内側の面42aは、開口部23に設けられた掃き出し窓24の窓枠231よりも室内側に位置し、開口部上壁部25における垂れ壁部42が接続された部分よりも室外側の部分には、下側に露出する下側露出面411が形成されている。
これにより、下側露出面411に、開口部23の室内側に設けるカーテンのカーテンレールやロールスクリーンの巻取り部、ブラインドのヘッドボックスなどを取り付けることができる。また、下側露出面411の室内側に位置する垂れ壁部42は、下側露出面411よりも下側に延びていることにより、下側露出面411にカーテンレールなどを取り付けた場合でもカーテンレールなどが室内側に露出することを防止できて、開口部23まわりの美観を向上させることができる。
また、ふかし壁部41は、第1外周壁21に直交する界壁13および第2外周壁22まで達している。
これにより、室内機31の設置可能な面を大きく確保することができる。また、ふかし壁部41の内部の空洞部43も広く確保することができ、空洞部43における排水管33の配管を行いやすい。例えば、空洞部43において排水管33を屈曲させる場合に、大きな曲率で排水管33を屈曲させることができ、施工性を向上させることができる。
また、ふかし壁部41が界壁13および第2外周壁22まで達していない場合と比べて、凹凸が少なくなるため、美観や清掃性を向上させることができる。
以上、本発明による建物1の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、エアコンが取り付けられる居室11が東南の角部に設けられ、南北に長い形状に形成されているが、居室の向きや形状は敵機設定されてよい。
また、上記の実施形態では、第1外周壁21の開口部23には、引き違いの掃き出し窓24が設けられているが、開口部23の形状や開口部23に設けられる建具の形態は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、ベランダ12に室外機32が設置されているが、室外の地面、土間や、室外において外周壁に取り付けられた架台に設置されていてもよい。
また、上記の実施形態では、ふかし壁部41の空洞部43が、第1開口部隣接壁部26の内部の空洞部と連通し、エアコン3の排水管33がふかし壁部41の空洞部43および第1開口部隣接壁部26の内部の空洞部にわたって設置されている。これに対し、エアコン3の排水管33は、ふかし壁部41の空洞部43から外周壁2の室外側に取り出すように設置されていてもよい。
また、上記の実施形態では、垂れ壁部42と開口部23に設けられた掃き出し窓24の窓枠231との間に下側露出面411が形成されているが、垂れ壁部42の室外側の面42cが窓枠231に接し、下側露出面411が形成されていない形態であってもよい。
また、垂れ壁部42全体がふかし壁部41よりも壁厚が小さく形成され、ふかし壁部41における垂れ壁部42が接続された部分よりも室外側の部分に下側に露出する下側露出面411が形成されていてもよい。
また、ふかし壁部41は、居室11の天井11aまで達しているが居室11の天井11aまで達していなくてもよい。
また、室内機31は、室内機取り付け部4に対して西側寄り(界壁13に近接する側)に取り付けられているが、室内機取り付け部4の東西方向の中間部で、開口部23の上部や、東側寄り(第2外周壁22に近接する側)に取り付けられていてもよい。
また、居室11の天井11aの下に、換気扇のダクトなどが挿通されるための、第2外周壁22や界壁13に沿って南北方向に延びるダクトスペースが設けられている場合は、室内機取り付け部4をダクトスペースに隣接して設け、ふかし壁部41の空洞部43とダクトスペースとを連通させ、ダクトスペースの空隙部分も利用して排水管33を通すようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、室内機取り付け部4は、第1外周壁21をふかして形成したふかし壁部41としているが、室内機取り付け部4は、壁をふかすことなく内部の空洞部に配管が可能であれば、ふかし壁部としなくてもよい。また、室内機取り付け部4をふかし壁部41とする際のふかし寸法は、エアコン3や排水管33等の位置に応じ適宜増減されればよい。
また、上記の実施形態では、室内機取り付け部4は、開口部上壁部25、第1開口部隣接壁部26および第2開口部隣接壁部27に跨って設けられているが、開口部上壁部25の直上のみに設けられていてもよい。このような場合、ふかし壁部の空洞部を利用して、排水管33を室内機の斜め後方に延びるように設置することでドレン管からの結露水の排水が可能となる。
また、室内機取り付け部4は、開口部上壁部25と、第1開口部隣接壁部26および第2開口部隣接壁部27のいずれか一方のみと、に跨って設けられていてもよい。
1 建物
2 外周壁
3 エアコン
4 室内機取り付け部
4a 室内側の面
11 居室
11a 天井
12 ベランダ
13 界壁
21 第1外周壁
22 第2外周壁
23 開口部
23a 上端部
24 掃き出し窓
25 開口部上壁部
26 第1開口部隣接壁部
27 第2開口部隣接壁部
28 シャッター
281 シャッターボックス
31 室内機
32 室外機
33 排水管
41 ふかし壁部
41a 室内側の面
42 垂れ壁部
42a 室内側の面
42b 下端部
42c 室外側の面
43 空洞部
211 一般部
211a 室内側の面
231 窓枠
411 下側露出面
412 カーテンレール
413 下向き面
421 第1開口部隣接壁上側部分
422 第2開口部隣接壁上側部分
423 垂下部

Claims (5)

  1. 開口部が形成された外周壁の室内側にエアコンの室内機が設けられ、前記外周壁の室外側に前記エアコンの室外機が設けられる建物において、
    前記外周壁における上部室内側に設けられた室内機取り付け部を有し、
    前記室内機取り付け部は、前記外周壁における前記開口部の上端部から上側に形成された開口部上壁部と、
    前記開口部上壁部の下端部における室内側の部分から前記開口部の上端部よりも下側となる位置まで延びる垂れ壁部と、を有し、
    前記開口部上壁部の内部には、前記エアコンの配管を挿通可能な空洞部が形成され、
    前記開口部上壁部の室内側の面と、前記垂れ壁部の室内側の面とは、面一に形成され、
    前記開口部上壁部の室内側の面および前記垂れ壁部の室内側の面は、前記室内機を取り付け可能に構成され
    前記垂れ壁部の室外側の面は、前記開口部に設けられた窓枠よりも室内側に位置し、
    前記開口部上壁部における前記垂れ壁部が接続された部分よりも室外側の部分には、前記垂れ壁部の下端部よりも上方に位置し、下側に露出する下側露出面が形成され、
    前記外周壁は、前記開口部および前記開口部上壁部に隣接し、前記開口部および前記開口部上壁部と同一鉛直面上に設けられる開口部隣接壁部を有し、
    前記開口部隣接壁部における前記開口部上壁部と隣接する部分には、室内側の部分に前記垂れ壁部と連続し、下端部の高さが前記垂れ壁部の高さと同じである垂下部が設けられ、前記垂下部よりも室外側の部分に前記下側露出面と同じ高さに位置し、前記下側露出面に連続して下側に露出する下向き面が設けられていることを特徴とする建物。
  2. 前記開口部隣接壁部における前記開口部上壁部と隣接する部分よりも前記開口部上壁部と離れる部分の下端面は、前記垂下部の下端部と同じ高さに位置していることを特徴とする請求項1に記載の建物。
  3. 記室内機取り付け部は、前記開口部上壁部および前記開口部隣接壁部それぞれの室内側に跨って設けられ、前記空洞部が、前記開口部隣接壁部の内部の空洞部と連通していることを特徴とする請求項1または2に記載の建物。
  4. 前記室内機取り付け部は、室内側の面を室内側にふかしたふかし壁部とされていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の建物。
  5. 前記ふかし壁部は、前記外周壁に直交する室内の壁まで達していることを特徴とする請求項4に記載の建物。
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