JP7072193B2 - 組立式物品収納器具 - Google Patents

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Description

本発明は組立式物品収納器具に関する。より詳しくは、磁性壁面に工具を用いることなく磁気吸着力により着脱自在に組付け可能とした組立式物品収納器具に関する。
組立式の物品収納器具として、特許文献1は、所定間隔を空けて立設した二本の支柱と、この支柱に取り付ける複数の棚板ユニットとからなる組立式棚装置を開示している。この組立式棚装置は、支柱に高さ調整棒を有し(同文献の図3参照)、高さを調整して室内の天井と床面との間で突っ張らせることにより、定位置に固定することができるようになっている。
また、特許文献2は、壁に固定される骨格システム、複数の置物フレーム、複数の置物箱、及び複数の置放フレームからなる壁掛け棚組み合わせ装置を開示している。
また、特許文献3は、磁気吸着可能な壁面に吸着可能な一対の方立体の支柱部間に差し渡された1つ以上の平板状の棚板を有するマグネット吸着式壁面家具を開示している。
特開2010-179032号 実用新案登録3145814号 特開2019-146781号
ところで特許文献1の組立式棚装置は、高さ調整棒により天井と床面との間で突っ張らせる必要があることから、大型の棚では問題ないが、小型の棚では必要以上に長い支柱となってしまう。
また、特許文献2の壁掛け棚組み合わせ装置は、各構成要素同士の結合にネジを用いるため部品点数が多く、組立と分解の作業を行うにあたり、多くの時間と労力を費やす。また壁への固定にもネジを用いているため、壁面に固定用のネジ穴を開ける必要がある。
また、特許文献3のマグネット吸着式壁面家具では、一方の支柱部を壁面に磁気吸着させた後、他方の支柱部を棚板の長さ分だけ離れた横位置に磁気吸着させる作業が必要だが、この場合、支柱部間に棚板が確実に差し渡されるように他方の支柱部を配置できるまで他方の支柱部の位置調整をするので、組立作業が煩わしい。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、大小各種のサイズに適用できるとともに、部品点数が少なくて済み、組立と分解の作業に費やす時間と労力を軽減できる組立式物品収納器具を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために次のような手段をとる。
なお、本欄において各構成手段に付した括弧書きの符号は、後述する実施形態に記載の代表的な具体的手段との対応関係を示すための参考用のものであり、本発明の構成手段をこれに限定するものではない。
本発明の一態様は、磁性壁面(W)に磁気吸着力により組付け可能とした組立式物品収納器具(1,2,3,4)であって、少なくとも2本の支柱(10)と、互いに間隔を開けて平行に立設した支柱(10)を磁性壁面(W)に固定する支柱固定板(20,30)と、磁性壁面(W)に固定した支柱(10)間に横架される物品収納部(40)とを有し、支柱固定板(20,30)は、磁性壁面(W)に磁着可能なマグネットシート(22,32)と、マグネットシート(22,32)が磁性壁面(W)に磁着した状態で支柱(10)の構成部材の一部(P1,P2)に係合して支柱(10)を支承する支承部(23,33)とを備えることを特徴とする。
本態様によると、支柱(10)は、支柱固定板(20,30)を介してマグネットシート(22,32)の磁気吸着力(以降、単に「磁着力」と記す)により磁性壁面(W)に固定される。つまりネジ等の連結部材が不要であり、部品点数が少なくて済み、組立と分解の作業が工具無しで実現でき、作業に費やす時間と労力を軽減できる。また壁面に連結固定用のネジ穴を開ける必要がなく美観を維持できる。また、固定にあたり、高さ調整棒などを使用しないため、大小各種のサイズに適用できる。また、支柱固定板(20,30)の支承部(23,33)によって、支柱(10)の配置位置が予め決定されているため、組立に際し支柱間距離の調整の必要がなく作業が楽である。
本発明の他の態様では、支柱(10)は、長尺棒状のロッド部(11a,11b)を備えた台座(11)と、台座(11)と一体となって設けられロッド部(11a,11b)の長手方向と直行する方向に延びる収納部受バー(13)と、台座(11)及び収納部受バー(13)と一体となった周囲枠(12)とを備え、支柱固定板(20,30)における支承部(23,33)は、ロッド部(11a,11b)に嵌合可能な開口(23u,33u)を有するフック状に形成される。
本態様によると、支柱固定板(20,30)は、支承部(23,33)の開口(23u,33u)にロッド部(11a,11b)を嵌合した状態で、収納部受バー(13)または周囲枠(12)を支承することで支柱(10)を磁性壁面(W)に固定することができる。
本発明の他の態様では、台座(11)は、間隙(C1)をあけて互いに連結した2本の平行なロッド部(11a,11b)を有する形状とされる。
本態様によると、2本の平行なロッド部(11a,11b)のうち、一方のロッド部(11a)に支柱固定板(20,30)の一方の支承部(23,33)を係合させ、他方(外側)のロッド部(11b)に、新たな支柱固定板(30K)の支承部(33K)を係合させることで、もう1本の支柱(10K)を並設できるようになり、その結果、新たな物品収納部(40K)を増設できるようになる。また仮固定のときに台座(11)が必要以上の角度まで回動することが抑止され、支柱(10)の取付け作業がしやすい。
本発明の他の態様では、物品収納部(40)は、その左右両端に、収納部受バー(13)に嵌合可能な開口(43u)を有するフック状の連結部(43)を有し、各連結部(43)の取付け位置が、一方向について互いに重なり合わない位置となっている。
本態様によると、一本の収納部受バー(13)に対して同時にフック状の連結部(43)を嵌合させることができる。これにより同じ高さで互いに隣り合う物品収納部(40,40K)の配置ができるようになる。また物品収納部(40)と収納部受バー(13)との結合にネジ等の連結部材が不要であり、部品点数が少なくて済む。
本発明の他の態様では、支柱固定板(20,30)は、マグネットシート(22,32)と一体化した可撓性の基板(21,31)を備える。
本態様によると、可撓性の基板(21,31)を備えるため、支柱固定板(20,30)を磁性壁面(W)から取り外す際に、支柱固定板(20,30)の端の方を撓ませることでマグネットシート(22,32)を一気でなく部分的に引き剥がすことができるため、力の弱い人でも容易に取り外すことができる。また、磁性壁面(W)に取り付けるときの位置調整もしやすい。
本発明の他の態様では、基板(21,31)は、スチールまたはフェライト系ステンレススチールなど軟磁性体の性質を有する金属板からなる。
本態様によると、マグネットシート(22,32)と一体化させたときに生じるヨーク効果により、磁性壁面(W)への磁着力を増大させることができる。
本発明の他の態様では、磁性壁面(W)は、着磁ラインが水平方向に平行となるように取り付けられた壁面マグネットシートが壁材とされ、支柱固定板(20,30)のマグネットシート(22,32)は壁面マグネットシートと同一の着磁ピッチとされる。
本態様によると、支柱固定板(20,30)のマグネットシート(22,32)の着磁ラインが横向きとなるように、磁性壁面(W)に磁着させた場合、マグネットシート(22,32)と壁面マグネットシートとは、それぞれの縞状の磁極の異極同士が磁着しあうようになる。これにより、マグネットシート(22,32)は水平方向から傾くことなく、真っ直ぐな状態で磁性壁面(W)に固定される。また、マグネットシート(22,32)の磁着面全体にわたり異極同士が磁着しあうため、強い磁着力で固定が行われる。
本発明によると、大小各種のサイズに適用できるとともに、部品点数が少なくて済み、組立と分解の作業に費やす時間と労力を軽減できる組立式物品収納器具が提供される。
本発明に係る第1実施形態の組立式ラックの斜視図である。 支柱を示す3面図である。 第1支柱固定板を示す3面図である。 第2支柱固定板を示す3面図である。 物品収納部を示す3面図である。 組立式ラックの組立手順の概略を示す流れ図である。 組立式ラックの組立手順を示す斜視図である。 組立式ラックの組立手順を示す斜視図である。 第1支柱固定板による支柱の支承の仕組みを説明するための2面図である。 第2支柱固定板による支柱の支承の仕組みを説明するための2面図である。 第2実施形態の組立式ラックの斜視図である。 第2実施形態の組立式ラックの組立手順を示す斜視図である。 第2実施形態の組立式ラックの組立手順を示す斜視図である。 増設された棚板の要部を示す上面図である。 第3実施形態の組立式ラックを示す斜視図である。 第3実施形態の組立式ラックにおける第1支柱固定板を示す三面図である。 第3実施形態の組立式ラックにおける第2支柱固定板を示す三面図である。 第4実施形態の組立式ラックを示す斜視図である。 第4実施形態の組立式ラックにおける支柱固定板を示す斜視図である。 物品収納部の別形態を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
〔第1実施形態〕
図1は本発明に係る第1実施形態の組立式ラック1の斜視図である。
図1に示すように、組立式ラック1は、支柱10と第1支柱固定板20と第2支柱固定板30と物品収納部40を有し、磁性壁面Wに取り付けられている。これら支柱10と各支柱固定板20,30と物品収納部40とは、ドライバー等の工具なしで分離可能になっている。また組立に際しても工具を要さない。
次に、組立式ラック1の各構成要素について詳述する。
図2は支柱10を示す3面図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は上面図を示す。図3は第1支柱固定板20を示す3面図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は上面図を示す。図4は第2支柱固定板30を示す3面図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は上面図を示す。図5は物品収納部40を示す3面図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は上面図を示す。なお図2から図5の一部は、一部断面図または一部切断図として描いている。
支柱10は、図2(a)に示すように、正面視が台形状の枠体を有する略梯子形状体であり、台座11と周囲枠12と棚受バー13を有する。これら各部位は金属製丸棒を材料としている。
台座11は、図2(b)に示すように、間隙C1を開けて互いに平行配置された内側ロッド11aと外側ロッド11bとが両端で半円形に接続した長楕円形状をなす。このような形状の台座11は、例えば長尺の金属製丸棒を上記形状に折り曲げ加工し、突き合わせた端部同士を溶接により接合することで得られる。なお間隙C1は、周囲枠12及び棚受バー13を形成する金属製丸棒がちょうど入るサイズとされる。
周囲枠12は、図2(a)に示すように、正面視が末広がりの略逆「コ」の字状をなす形状である。このような形状の周囲枠12は、例えば長尺の金属製丸棒を上記形状に折り曲げ加工して得られる。
台座11における間隙C1のうちその長手方向両端部に、周囲枠12の各端部を挿入しこの挿入部分を台座11に溶接することで、正面視が台形状の枠体が得られる。
棚受バー13は、金属製丸棒を材料とした複数の短尺の棒状体からなる。各棒状体は、台座11における間隙C1のうちその長手方向の等間隔複数個所に、当該長手方向と直交する方向に挿入し、その一端をこの間隙C1に配置し、他端を周囲枠12における直線部に当接させた状態で各端を台形状の枠体に溶接することで、上記略梯子形状体とすることができる。
第1支柱固定板20は、図3に示すように、基板21とマグネットシート22を備える。
基板21は、厚さ0.5mm~2mm程度の長方形状の薄型金属板の長手方向両側に、上面視がU字形で且つ基板21の短手方向に連続して延びるフック部23を備えた形状とされる。各フック部23は、その開口23uが薄型金属板の長手方向内側向きに互いに対向するように設けられる。基板21のサイズは、少なくとも支柱10の周囲枠12及び台座11と図2(a)の最上位置の棚受バー13とで囲まれる領域r1に入れることのできるものとされる。より詳しくは基板21の短辺の長さは、支柱10における周囲枠12の上部と最上の棚受バー13との間の幅d1よりも短い。
このような形状の基板21は、長方形状の薄型金属板の長手方向両端の端縁部を該薄型金属板の一方の面側に上記U字状に折り曲げ加工することで得られる。
薄型金属板の材料に用いられる金属は、スチールやフェライト系ステンレススチールなど軟磁性体の性質を有するものが好ましい。その理由は、次述するマグネットシート22と合体させたときにヨーク効果を生じさせることができるためである。厚さを上記範囲としたのは適当な可撓性とヨーク効果を確保するためである。すなわち2mmを超えると可撓性の確保が難しくなるとともに不要に重量が増し、0.5mm未満とすると十分なヨーク効果が期待できない。可撓性は、後述するように、磁性壁面Wに磁着させたマグネットシート22を引き剥がす際の作業性をよくする上で必要となる性状である。
マグネットシート22は、基板21よりも一回り小サイズの面積を有するとともに、厚さ1mm~5mmとされる可撓性シート状の磁石体であり、その表裏各面に、N極とS極が一定ピッチで交互に縞状に形成される多極着磁型となっている。つまり着磁ラインのピッチが一定である。厚さを上記範囲としたのは、適当な可撓性と磁性壁面Wへの磁着力を確保するためである。すなわち5mmを超えると可撓性の確保が難しくなり、1mm未満とすると十分な磁着力が期待できない。
このような可撓性シート状の磁石体は、硬磁性材料の微粉末と、粘結材となる少量の有機高分子エラストマーとの混合体を、圧延または押出しなどの成形方式によりシート状に成形し、表面に着磁を施して製作される。なお、十分な磁着力を得るために、異方性の硬磁性材料を用いることが好ましい。
マグネットシート22は、基板21におけるフック部23の非突出側面、つまり非形成側面に接着剤により固着される。このとき基板21が軟磁性体の性質を有するものであればヨーク効果が生じ、基板21と一体化したこのマグネットシート22の磁着面には、マグネットシート22単体のときよりも大きな磁束密度が生じ、より大きな磁着力が得られる。
第2支柱固定板30は、図4に示すように、基板31とマグネットシート32を備える。
基板31は、厚さ0.5mm~2mm程度の長方形状の薄型金属板の長手方向両側に、上面視がU字形で且つ基板31の短手方向に連続して延びるフック部33を有する。各フック部33は、その開口33uが薄型金属板の法線方向の同じ方向となるように設けられる。基板31のサイズは、少なくとも周囲枠12及び台座11と図2(a)の上から1,2番目位置の棚受バー13とで囲まれる領域r2に入れることのできるものとされる。より詳しくは基板31の短辺の長さは、支柱10における隣り合う棚受バー13間の幅d2よりも短い。
このような形状の基板31は、長方形状の薄型金属板の長手方向両端の端縁部を上記U字形に折り曲げ加工することで得られる。
マグネットシート32は、短手方向のサイズを除いては第1支柱固定板20のマグネットシート22と同様な構成とされ、第2支柱固定板30の基板31におけるフック部33の開口側の面に接着剤により固着される。
物品収納部40は、図5に示すように、棚板41と4つの留金具43(43a~43d)を備える。
棚板41は、一方の面が載置面42とされた長方形状の木製板からなり、その長手方向の幅は、両端に留金具43を設けた状態で、第1支柱固定板20及び第2支柱固定板30を介して磁性壁面W上に互いに平行となるように立設した2本の支柱10間に横架可能な長さとされる。
4つの留金具43は、棚板41における左右の短辺部に、ネジ留めや接着剤等の固定手段により各二つずつ取り付けられる。それらの取付け位置の関係は次のとおりである。すなわち一方(左側)の短辺に取り付けられる2つの留金具43a,43bと、他方(右側)の短辺に取り付けられる2つの留金具43c,43dとは、図5(b)に示すように、短辺に沿った方向について、互いに重なり合わない位置となっている。
以上のような構成要素を有する組立式ラック1は、磁性壁面Wに取り付けられることを前提としている。このような磁性壁面Wには、例えば厚さ0.1mm~1mm程度の箔状またはシート状の薄型スチールの片面に壁紙を貼着した壁材が用いられる。
次に、組立式ラック1の組立手順について説明する。
図6は組立式ラック1の組立手順の概略を示す流れ図、図7,8は組立式ラック1の組立手順を示す斜視図、図9は第1支柱固定板20による支柱10の支承の仕組みを説明するための3面図、図10は第2支柱固定板30による支柱10の支承の仕組みを説明するための3面図である。なお図9,10において(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
図6に示すように、組立式ラック1の組立は、支柱仮固定ステップS1と支柱本固定ステップS2と棚板取付けステップS3により行われる。
〔支柱仮固定ステップS1〕
まず、図7(a)に示すように、第1支柱固定板20を磁性壁面Wに取り付ける。取付けに際しては、第1支柱固定板20の左右端をそれぞれ左手と右手で持ち、マグネットシート22の磁着面を磁性壁面Wに対向させた状態で、基板21の長辺部が水平を保つ姿勢にして、マグネットシート22を磁性壁面Wに当てて磁着させる。水平からずれて磁着させた場合は位置を調整して取り付け直す。このとき基板21は可撓性を有しマグネットシート22の一部を撓ませて引き剥がせることから作業が楽にできる。
次いで、図7(b)に示すように、1本目の支柱10を横向きに倒した状態で、その内側ロッド11aを基板21の表面に当接させながら矢印X1のように右横方向にスライドさせ、図7(c)に示すように、フック部23の開口23uに挿入する。
次いで、図7(d)に示すように、横向きに倒した状態の支柱10を、その内側ロッド11aを軸として手前方向に回動させ、回動角θが90度のところで止める。なお、上記回動を行うとき、回動角θが100度前後で外側ロッド11bが磁性壁面Wに当たり、それ以上回動することが抑止されるため支柱10の取付け作業がしやすい。
この段階で、支柱10は、各棚受バー13が磁性壁面Wに対して垂直になり、図9に示すように、周囲枠12の端部P1がフック部23に当接(係合)することで支承され落下が防止される。また、内側ロッド11aは、フック部23により被覆される形となっており、外側(内側ロッド11aの半径方向外方)への移動が規制される。これにより磁性壁面W上に仮固定される。
以上のように、磁性壁面Wに1本目の支柱10の仮固定をした後、2本目の支柱10を仮固定する。
2本目の支柱10についても1本目の支柱10と同じ要領で、まず、支柱10を横向きに倒した状態から左方向にスライドさせ、図7(e)に示すように、内側ロッド11aをフック部23の開口23uに挿入する。
次いで、図7(f)に示すように、横向きに倒した状態の支柱10を手前方向に90度回動させる。これにより、2本目の支柱10は、その各棚受バー13が磁性壁面Wに対して垂直になった状態で仮固定される。
〔支柱本固定ステップS2〕
2本の支柱10が仮固定できたら、第2支柱固定板30を取り付けることで本固定を行う。
取付けに際しては、第2支柱固定板30の上下端をそれぞれ左手と右手で持ち、マグネットシート32の磁着面を磁性壁面Wに対向させた状態で、図8(a)に示すように、2本の支柱10の間の空間Rのうち、第1支柱固定板20よりも下方の空間R2に入れる。そして、両側のフック部33がそれぞれ左右の支柱10における内側ロッド11aを被覆するように、矢印X2のようにマグネットシート32を磁性壁面Wに接近させて磁着させる。
この段階で、支柱10は、図10に示すように、棚受バー13の端部P2がフック部33に当接することで支承され落下が防止される。また、内側ロッド11aは、フック部33により被覆される形となっており、外側への移動が規制される。これにより2本の支柱10は、図8(b)に示すように、磁性壁面W上に本固定される。
〔棚板取付けステップS3〕
最後に、物品収納部40を取り付ける。
取付けに際しては、載置面42を上向きとした棚板41の左右をそれぞれ左手と右手で持ち、図8(c)に示すように、2本の支柱10の間の空間Rのうち希望の高さの棚受バー13の上方空間R3に入れる。次いで、矢印X3のように棚板41を下方に降ろして、両側の留金具43の開口43uをそれぞれ左右の棚受バー13に嵌合させる。これにより棚板41は、2本の支柱10の間に横架される。
左右の留金具43がそれぞれ左右の棚受バー13に嵌合することで、2本の支柱10が内側及び外側へ回動することが抑止される。
以上のようにして組立てられた組立式ラック1は、棚板41の載置面42に物品を置くことのできる棚として機能する。
なお、この組立式ラック1を分解するときは、組立のときと逆の手順で行う。
すなわち、図1の状態から、まず物品収納部40を取り外す。取外しに際しては、棚板41の左右をそれぞれ左右の手で持ち、上向きの力を加えて留金具43を棚受バー13から外す。その後、棚板41を持ち上げるとともに、2本の支柱10の間の空間から手前側に引き出す。
次いで、第2支柱固定板30を取り外す。取外しに際しては、例えば第2支柱固定板30の上辺部に両手を添え、手前に引き出す形でマグネットシート32を磁性壁面Wから引きはがす。第2支柱固定板30は可撓性を有しているため、取り外すに際し、その端の方を撓ませながらマグネットシート32を引き剥がすことができ作業性がよい。このため力の弱い人でも容易に取り外すことができる。
次いで、一方の支柱10を磁性壁面Wの方向に90度回動させて横向きに倒し、その後、横方向にスライドさせて第1支柱固定板20のフック部23から内側ロッド11aを外す。他方の支柱10も同様に磁性壁面Wの方向に90度回動させて横向きに倒した後、横方向にスライドさせてフック部23から内側ロッド11aを外す。
最後に、第1支柱固定板20のマグネットシート22を引きはがすことで第1支柱固定板20を取り外す。第1支柱固定板20についても可撓性を有しているため、その端の方を撓ませながらマグネットシート22を引き剥がすことができ作業性がよい。
以上に示したように、組立式ラック1では、支柱10は、第1支柱固定板20及び第2支柱固定板30を介してマグネットシート22,32の磁着力により磁性壁面Wに固定される。また、棚板41と棚受バー13との結合をフック状の留金具43の嵌合で行う。このように各要素間の連結固定にネジ等の連結部材が不要である。従って部品点数が少なくて済み、組立と分解の作業が工具無しで実現でき、作業に費やす時間と労力を軽減できる。また壁面に連結固定用のネジ穴を開ける必要がなく美観を維持できる。また、固定にあたり、高さ調整棒などを使用しないため、大小各種のサイズに適用できる。また、第1支柱固定板20及び第2支柱固定板30のフック部23,33によって、支柱10の配置位置が予め決定されているため、組立に際し支柱間距離の調整の必要がなく作業が楽である。
〔第2実施形態〕
第2実施形態の組立式ラック2について説明する。
図11は第2実施形態の組立式ラック2の斜視図である。
図11に示すように、組立式ラック2は、第1実施形態の組立式ラック1の右横に支柱10K、第2支柱固定板30K,30K及び物品収納部40Kを取り付けて、その収容機能を増設したものである。ここで、支柱10K、第2支柱固定板30K,30K及び物品収納部40Kは、それぞれ第1実施形態で記した支柱10、第2支柱固定板30及び物品収納部40と同一構成であるが、増設方法に係る以下の説明での理解を容易にする便宜上、増設要素であることを示す「K」を各符号末尾に付す。
次に、図12~14を参照して第2実施形態の組立式ラック2の組立方法について説明する。図12,13は第2実施形態の組立式ラック2の組立手順を示す斜視図、図14は増設された棚板41Kの要部を示す上面図である。
第2実施形態の組立式ラック2は、上述したように、第1実施形態の組立式ラック1に対してその収容機能を増設したものであり、以下の説明では、既に組立式ラック1が磁性壁面Wに取り付けられていることを前提とする。
まず、図12(a)に示すように、組立式ラック1の支柱10のうち、増設側となる支柱10の横で且つ第2支柱固定板30に対応する位置の棚受バー13間の空間R4に、増設用の第2支柱固定板30Kを配置する。そして、第2支柱固定板30Kにおける支柱10側のフック部33Kが当該支柱10における外側ロッド11bを被覆するようにマグネットシート32Kを矢印X4のように磁性壁面Wに接近させて磁着させる(図12(b)参照)。
次いで、一方の手で第2支柱固定板30Kの中央部付近を押さえ、他方の手で第2支柱固定板30Kのうち、新たな支柱10Kの増設側となる方の端部をめくるような形で引きはがす(図12(c)参照)。この状態で、第2支柱固定板30Kの中央部付近を押さえていた手を離し、第2支柱固定板30Kの端部をめくっていた手と入れ替える。端部をめくっていた手で、増設する新たな支柱10Kを持ち、増設位置となる磁性壁面Wに立設させて押さえておく。その後、第2支柱固定板30Kにおけるフック部33Kが支柱10Kにおける内側ロッド11aKを被覆するように、めくっていた端部を元の状態にもどし、マグネットシート32Kを磁性壁面Wに当てて磁着させる。
これにより、図13(a)のように支柱10Kが磁性壁面Wに本固定される。なお、第2支柱固定板30Kで支柱10Kを固定するに先立ち、増設用の第1支柱固定板(図示せず)で支柱10Kを固定しておいてもよい。次いで、より大きな耐荷重とするため、図13(b)のように第2支柱固定板30Kの下方に、同様な要領で更にもう一枚の第2支柱固定板30Kを取り付ける。
最後に、物品収納部40Kを取り付ける。
取付けに際しては、載置面42を上向きとした棚板41の左右をそれぞれ左手と右手で持ち、図13(c)に示すように、2本の支柱10,10Kの間の空間のうち希望の高さの棚受バー13の上方空間R5に入れる。次いで、矢印X5のように棚板41Kを下方に降ろして、両側の留金具43Kの開口をそれぞれ左右の棚受バー13,13Kに嵌合させる。このようにして、棚板41Kは、2本の支柱10,10Kの間に横架される。
物品収納部40Kの左右の留金具43Kがそれぞれ左右の棚受バー13,13Kに嵌合することで、支柱10Kが内側及び外側へ回動することが抑止される。
以上のようにして組立てられた組立式ラック2は、増設前の組立式ラック1に比べて収納量の大きな棚として機能する。
ここで、棚板41の4つの留金具43a~43dは、棚板41における左右の短辺部に各二つずつ設けられる。その取付け位置の関係は次のとおりである。すなわち左側の短辺に取り付けられる2つの留金具43a,43bと、右側の短辺に取り付けられる2つの留金具43c,43dとは、短辺に沿った方向軸の位置が、互いに重なり合わない位置となっている。このため、図14に示すように、2枚の棚板41,41Kは、横に並べた状態で一本の棚受バー13に対して同時に留金具43,43Kを嵌合させることができる。これにより同じ高さで互いに隣り合う物品収納部40,40Kが実現できるようになる。
〔第3実施形態〕
第3実施形態の組立式ラック3について説明する。
図15は第3実施形態の組立式ラック3を示す斜視図、図16は第3実施形態の組立式ラック3における第1支柱固定板20Xを示す三面図、図17は第3実施形態の組立式ラック3における第2支柱固定板30Xを示す三面図である。
第3実施形態の組立式ラック3は、第1実施形態の組立式ラック1における第1支柱固定板20と第2支柱固定板30に代えて、第1支柱固定板20Xと第2支柱固定板30Xを有する。他の構成については、組立式ラック1と同様であり、それらの説明を省略する。
第1支柱固定板20Xは、図15,16に示すように、基板21Xとマグネットシート22Xを備える。これらの基板21Xとマグネットシート22Xは、形状とサイズが次の点で異なる以外は、それぞれ第1実施形態の基板21とマグネットシート22と同様な構成である。すなわち、基板21Xとマグネットシート22Xは、それぞれ基板21とマグネットシート22の2倍強のサイズとされる。また、基板21Xは、フック部23Xの長手方向中央に切欠24を備える。切欠24は、支柱10における棚受バー13の太さよりも若干大きな幅であり、棚受バー13が遊動自在となるサイズとされる。
第2支柱固定板30Xは、図15,17に示すように、基板31Xとマグネットシート32Xを備える。これらの基板31Xとマグネットシート32Xは、形状とサイズが次の点で異なる以外は、それぞれ第1実施形態の基板31とマグネットシート32と同様な構成である。すなわち、基板31Xとマグネットシート32Xは、それぞれ基板31とマグネットシート32の2倍強のサイズとされる。また、基板31Xは、フック部33Xの長手方向中央に切欠34を備える。切欠34は、支柱10における棚受バー13の太さよりも若干大きな幅であり、棚受バー13が遊動自在となるサイズとされる。
組立式ラック3は、組立式ラック1の組立要領と同様な手順で組立てられる。ただし、組立式ラック3では、図6の支柱仮固定ステップS1に相当するステップで、支柱10の内側ロッド11aを第1支柱固定板20Xのフック部23Xの開口23Xuに挿入するに際して、切欠24が棚受バー13の位置となるようにして挿入する。切欠24は、棚受バー13から遊動自在のサイズとなっているため、内側ロッド11aを回動させたときに、棚受バー13とフック部23Xとの干渉を回避することができる。
また、図6の支柱本固定ステップS2に相当するステップで、第2支柱固定板30Xの両側のフック部33Xがそれぞれ左右の支柱10における内側ロッド11aを被覆するように、マグネットシート32Xを磁性壁面Wに磁着させるに際して、切欠34が棚受バー13の位置となるようにする。切欠34は、棚受バー13から遊動自在のサイズとなっているため、棚受バー13とフック部33Xとの干渉を回避することができる。
組立式ラック3では、マグネットシート32Xのサイズが2倍強なので、広い磁着面積が確保でき、第1実施形態の組立式ラック1に比べて磁性壁面Wへの磁着力が強く耐荷重が大きくできる。また1枚もので大面積を有するため、小面積のもの複数枚で固定する場合に比べて、取付けと取外しの際の作業回数が低減される。
〔第4実施形態〕
第4実施形態の組立式ラック4について説明する。
図18は第4実施形態の組立式ラック4を示す斜視図、図19は第4実施形態の組立式ラック4における支柱固定板30Yを示す斜視図である。
第4実施形態の組立式ラック4は、第1実施形態の組立式ラック1における第1支柱固定板20と第2支柱固定板30に代えて、2枚の支柱固定板30Yを有する。他の構成については、組立式ラック1と同様であり、それらの説明を省略する。
支柱固定板30Yは、図19に示すように、基板31Yとマグネットシート32を備える。支柱固定板30Yは、基板31Yの形状が次の点で異なる以外は、第1実施形態の基板31と同様な構成である。すなわち、基板31Yは、その長手方向両側のうち一方側に、第1実施形態の基板21のフック部23に相当する形状のフック部33Yaを備え、他方側に第1実施形態の基板31のフック部33に相当するフック部33Ybを備える。
このような支柱固定板30Yは、その中心の法線方向軸を中心に180度回転させることで、左右のフック部33Ya,33Ybの配置位置を反転できる。これにより、図18に示す形態の固定ができる。第4実施形態の組立式ラック4によると、基板31Yは一種類であるため、製造コストの低減化を図ることができる。
〔第5実施形態〕
本発明の第5実施形態について説明する。
第5実施形態では、磁性壁面Wとして、マグネットシートを壁材とした壁面マグネットシートが使用される。この壁面マグネットシートは、着磁ラインが水平方向に平行となるように取り付けられている。着磁ラインとは、多極着磁されたマグネットシートの表面に現れている1つの磁極と、その両隣の異極との仮想の境界線を言う。現実的には、磁気パターンを目視できる測定器具である「マグネビユアー」(ニチレイマグネット株式会社登録商標)を当てたときに白くなる部分であって、シート表面の垂直方向の磁場が著しく弱いか或いは零の領域である。
そして第1実施形態で示した第1支柱固定板20及び第2支柱固定板30のマグネットシート22,32として、上記壁面マグネットシートと同一ピッチの着磁ラインのものが選定される。
マグネットシート22,32の着磁ラインが略水平となるように、磁性壁面Wに磁着させた場合、マグネットシート22,32と壁面マグネットシートとは、それぞれの縞状の磁極の異極同士が磁着しあうようになる。これにより、マグネットシート22,32は水平方向から傾くことなく、真っ直ぐな状態で磁性壁面Wに固定される。したがって、図7(a)の作業で、水平状態を保持して取り付ける際の作業労力が軽減される。
また、マグネットシート22,32の磁着面全体にわたり異極同士が磁着しあうため、第1~3実施形態と比べて強い磁着力で固定が行われる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、上に開示した実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、更に特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。
例えば、台座11は2本のロッド部11a,11bを備える構成としたが、1本としてもよい。ただし、この場合は、第2実施形態のような増設はできない。また、開口を備えた各フック部は上面図がU字状としたが「コ」の字状としてもよい。また、軽量化を図るため、第1支柱固定板20及び第2支柱固定板30のそれぞれの基板21,31の一部または全部を合成樹脂板などで構成することもできる。なお、収納対象の物品がかなりの重量物である場合は、集中荷重を受けるフック部は、変形や破損を避けるため金属体であることが好ましい。また、基板を合成樹脂板とした場合、マグネットシートと基板との間に薄型のスチールシート等の軟磁性体を介在させることでヨーク効果により磁着力の向上させるようにしてもよい。
また、第1実施形態において、第1支柱固定板20により仮固定を行い、第2支柱固定板30により本固定を行うことを示したが、第1支柱固定板20と第2支柱固定板30のいずれか一方の種類だけで固定を行うこともできる。また、マグネットシート22を基板21に接着剤により固着する例を示したが、接着剤を用いずに磁着力だけで固着させてもよい。
また、物品収納部40として、棚板41を示したが、例えば図20の(a)に示すボックス型、(b)に示すタオル掛け等のバー型、(c)に示すマガジンラック型、(d)に示すデスク型などとしてもよい。
その他、組立式ラック1,2,3,4の各部または全体の構成、構造、形状、寸法、材料、個数、配置などは、本発明の主旨に沿って適宜変更することができる。
磁性壁面に磁着可能とした組立式物品収納器具として幅広く活用できる。
1,2,3,4 組立式ラック(組立式物品収納器具)
10 支柱
11 台座
11a 内側ロッド(ロッド部)
11b 外側ロッド(ロッド部)
12 周囲枠
13 棚受バー(収納部受バー)
20 第1支柱固定板(支柱固定板)
20X 第1支柱固定板(支柱固定板)
21 基板
21X 基板
22 マグネットシート
23 フック部(支承部)
23u 開口
30 第2支柱固定板(支柱固定板)
30X 第2支柱固定板(支柱固定板)
30Y 支柱固定板
31 基板
31Y 基板
32 マグネットシート
33 フック部(支承部)
33u 開口
40 物品収納部
43 留金具(連結部)
C1 間隙
P1 端部(構成材の一部)
P2 端部(構成材の一部)

Claims (7)

  1. 磁性壁面に磁気吸着力により組付け可能とした組立式物品収納器具であって、
    少なくとも2本の支柱と、互いに間隔を開けて平行に立設した支柱を磁性壁面に固定する支柱固定板と、磁性壁面に固定した支柱間に横架される物品収納部とを有し、
    支柱固定板は、磁性壁面に磁着可能なマグネットシートと、マグネットシートが磁性壁面に磁着した状態で支柱の構成部材の一部に係合して支柱を支承する支承部とを備えることを特徴とする組立式物品収納器具。
  2. 支柱は、長尺棒状のロッド部を備えた台座と、台座と一体となって設けられロッド部の長手方向と直行する方向に延びる収納部受バーと、台座及び収納部受バーと一体となった周囲枠とを備え、
    支柱固定板における支承部は、ロッド部に嵌合可能な開口を有するフック状に形成される請求項1に記載の組立式物品収納器具。
  3. 台座は、間隙をあけて互いに連結した2本の平行なロッド部を有する形状とされる請求項2に記載の組立式物品収納器具。
  4. 物品収納部は、その左右両端に、収納部受バーに嵌合可能な開口を有するフック状の連結部を有し、各連結部の取付け位置が、一方向について互いに重なり合わない位置となっている請求項2または請求項3に記載の組立式物品収納器具。
  5. 支柱固定板は、マグネットシートと一体化した可撓性の基板を備える請求項1から請求項4のいずれかに記載の組立式物品収納器具。
  6. 基板は、スチールまたはフェライト系ステンレススチールなど軟磁性体の性質を有する金属板からなる請求項5に記載の組立式物品収納器具。
  7. 磁性壁面は、着磁ラインが水平方向に平行となるように取り付けられた壁面マグネットシートが壁材とされ、支柱固定板のマグネットシートはそれぞれ壁面マグネットシートと同一の着磁ピッチとされる請求項1から請求項6のいずれかに記載の組立式物品収納器具。
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