JP3236054U - 飛沫感染防止用衝立 - Google Patents

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Abstract

Figure 0003236054000001
【課題】各種幅の設置台に柔軟に対応できると共に、撤去してしまっておく場合に、容易に分解できて小さな荷姿で保管できる様に構成した飛沫感染防止用衝立を提供する。
【解決手段】飛沫感染防止用衝立2は、少なくとも一対の基台部22と、各基台部22に対し着脱可能に取り付けた少なくとも一対の支柱21と、所定の長さを有し各支柱21の上端に設けた差込部材23をスライド可能かつ着脱可能に保持する上部保持部材12と、上部保持部材12から下方に垂下させたところの折り畳み可能な樹脂シート11と、樹脂シート11の下端部側に取り付けられた下部保持部材13とで構成する。
【選択図】図1

Description

この考案は、新型コロナウイルス等の飛沫感染を防止するために用いて好適な飛沫感染防止用衝立に関する。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、様々な飛沫感染防止用衝立が提案されている。例えば、特許文献1には、自立可能で頑丈なフレームに透明なアクリルパネルの外周を取り付けた飛沫感染防止用衝立が提案されている。特許文献2には、透明なアクリル板からなる正面板と、正面板の両側面に蝶番を用いて回動可能に接続された側板と、を有する、折り畳み可能な飛沫感染防止用衝立が提案されている。また、特許文献3には、乗用車の前部座席側の空間と後部座席側の空間を仕切る透明で可撓性を有する樹脂シートと、樹脂シートの外縁一周が固定される弾性フレームと、弾性フレームを車体に固定する複数の取付具と、を有する飛沫感染防止用衝立が提案されている。
意匠登録第1677619号公報 実用新案登録第3228065号公報 実用新案登録第3229510号公報
特許文献1の飛沫感染防止用衝立は、例えばフレームの支柱の間隔を変更できないことから、設置できる設置台(カウンター、テーブル、スタンド等)の幅、奥行が限定されてしまうという問題がある。特許文献2の飛沫感染防止用衝立は、複数のアクリル板を蝶番で折り畳み可能に連結して成るものであることから、折り畳んだときの大きさが嵩張ってしまうという問題がある。また、特許文献3の飛沫感染防止用衝立は、透明で可撓性を有する樹脂シートは小さく折り畳むことができるものの、樹脂シートを張る弾性フレームの大きさを変更できないことから、同じく、撤去してしまっておく場合に嵩張ってしまうという問題がある。
本考案は、構造簡単で安価に製造でき、各種幅の設置台に柔軟に対応できると共に、撤去してしまっておく場合に、容易に分解できて小さな荷姿で保管できるように成した、飛沫感染防止用衝立を提供することを目的としている。
上述した目的を達成するため、請求項1に記載の本考案に係る飛沫感染防止用衝立は、少なくとも一対の基台部と、これらの各基台部に対し着脱可能に取り付けた少なくとも一対の支柱と、所定の長さを有し前記各支柱の上端に設けた差込部をスライド可能かつ着脱可能に保持する上部保持部材と、この上部保持部材から下方に垂下させたところの折り畳み可能な樹脂シートと、この樹脂シートの下端部側に取り付けられた下部保持部材と、を有することを特徴とする。
次に、請求項2に記載の本考案に係る飛沫感染防止用衝立は、前記支柱と前記下部保持部材との間に固定手段をさらに有することを特徴とする。
次に、請求項3に記載の本考案に係る飛沫感染防止用衝立は、前記基台部の下面側に設置される磁石プレート或は磁性プレートと、設置台上に設置される磁性プレート或は磁石プレートをさらに有することを特徴とする。
次に、請求項4に記載の本考案に係る飛沫感染防止用衝立は、前記基台部を設置台に締め付けする締付手段をさらに有することを特徴とする。
次に、本考案の請求項5に記載の本考案に係る飛沫感染防止用衝立は、前記基台部の下面には、材質の柔らかいシート部材が取り付けられていることを特徴とする。
次に、本考案の請求項6に記載の本考案に係る飛沫感染防止用衝立は、前記上部保持部材を、断面略コの字形状に構成することによってガイド溝を有し、このガイド溝に、前記各支柱の上部の差込部材がスライド可能かつ着脱可能に取り付けられることを特徴とする。
次に、本考案に係る請求項7に記載の本考案に係る飛沫感染防止用衝立は、基台部の外側端部と樹脂シートの外側端部との間に間隔を設けることにより、前記飛沫感染防止用衝立を直線状に並べた際に各飛沫感染防止用衝立の間に隙間が生ずるのを防止できることを特徴とする。
そして、本考案に係る請求項8に記載の本考案に飛沫感染防止用衝立は、各構成部材を互いに分離してまとめることにより、収容部材に収容できることを特徴とする。
本考案の飛沫感染防止用衝立によれば、上部保持部材が各支柱の上端をスライド可能に保持して、組み立て時に一対の支柱の間隔を変更可能であるから、各種幅の設置台に柔軟に対応できる。また、各基台部から各支柱は分離可能とし、各支柱から上部支持部材と下部保持部材を分離し、樹脂シートを折り曲げて上部保持部材と下部支持部材を重ねてその周りで畳んだり巻いたりすることができるため、撤去してしまっておく場合に、容易に分解できて小さな荷姿で収容部材に入れて保管できる。したがって、必要に応じて設置したり撤去したりすることが容易な飛沫感染防止用衝立を提供することができる。
請求項2の飛沫感染防止用衝立によれば、基台部の固定手段を用いて設置台上における基台部の載置後の位置ずれを防止することができる。
請求項3の飛沫感染防止用衝立によれば、載置台上から飛沫感染防止用衝立の落下を防ぎ、該飛沫感染防止用衝立が壊れてしまうことや、再設置などの手間を防止できる。
請求項4の飛沫感染防止用衝立によれば、締付手段によって基台部がしっかりと設置台上に締め付けされるので、飛沫感染防止用衝立のずれや落下をほぼ確実に防止できるものである。
本考案の請求項5の飛沫感染防止用衝立によれば、基台部の下面に設けられた材質の柔らかいシート部材によって設置台上における基台部のがたつきや位置ずれを防止することができる。
本考案の請求項6の飛沫感染防止用衝立によれば、ガイドレールのガイド溝がアリ溝形状であるため、アリ型形状を有する支柱の上端部がガイド溝から脱落することを阻止できる。
本考案の請求項7の飛沫感染防止用衝立によれば、並列させる複数の飛沫感染防止用衝立同士の樹脂シートの各端部の間に隙間が生じないので、より飛沫感染防止の効果が上がるものである。
本考案の請求項8の飛沫感染防止用衝立によれば、各構成部材をまとめて小さくして収容部材に収容できるので、保管場所を取らず、かつ持ち運びが容易である。
本考案の実施の形態1に係る飛沫感染防止用衝立の正面図である。 図1に示す飛沫感染防止用衝立の全体の側面図である。 図2に示す飛沫感染防止用衝立の下部の断面図である。 図2に示す飛沫感染防止用衝立の上部の断面図である。 本考案の実施の形態2に係る飛沫感染防止用衝立の説明図であって、(a)は飛沫感染防止用衝立をカウンターテーブルに設置した状態の斜視図、(b)は固定手段の一部断面正面図である。 図1に示す飛沫感染防止用衝立を各部品に分解した状態の斜視図である。 図1に示す飛沫感染防止用衝立の各部品にスクリーン部の樹脂シートを巻き付けた荷姿の説明図である。 本考案の実施の形態3に係る飛沫感染防止用衝立の正面図である。 図8に示す飛沫感染防止用衝立の側面図である。 図8に示す飛沫感染防止用衝立の下部の断面図である。 図9に示す飛沫感染防止用衝立の上部の断面図である。 図9に示す飛沫感染防止用衝立を各部品に分解した状態の斜視図である。 図8に示す飛沫感染防止用衝立の各部品に分解したものを収容袋に収容する際の説明図である。 本考案の実施の形態4に係る飛沫感染防止用衝立の説明図である。 本考に係る飛沫感染防止用衝立の使用例を説明する説明図である。
以下、添付した図面を参照しつつ、本考案に係る飛沫感染防止用衝立の実施の形態について詳細に説明する。
[実施の形態1]
実施の形態1の図1に示すように、本考案に係る飛沫感染防止用衝立2は、例えば飲食店などのカウンターなどの設置台1のテーブル面1a上に設置されるものである。但し、設置台はカウンターに限定されず、他のテーブル、或は机等の人が隣接して座るものを含んでいる。
本考案に係る飛沫感染防止用衝立2は、一対の平面円盤状、或は平面矩形状を呈した基台部22、22と、この各基台部22、22上に着脱可能に立設された取り付けた一対の支柱21、21と、各支柱21、21の上端をスライド可能かつ着脱可能に保持する上部保持部材12と、この上部保持部材12に取り付けられた上部樹脂厚肉シート部材15に貼着され、下方に垂下させた折り畳み可能な透明或は半透明の樹脂シート11と、樹脂シート11の下端部側に取り付けた下部樹脂厚肉シート部材17、この下部樹脂厚肉シート部材17を取り付けた下部保持部材13と、この下部保持部材13を支柱21、21に固定させる固定手段25とで構成されている。
樹脂シート11は、上部保持部材12と下部保持部材13を用いてスクリーン部10に組み立てられている。スクリーン部10は、樹脂シート11の上辺にガイド溝14aを有する上部保持部材12を固定し、樹脂シート11の下辺にガイド溝16aを有する下部保持部材13を固定している。
図2に示すように、樹脂シート11の下端部側には、上部保持部材12と同じ構成の下部保持部材13が取り付けられて、スクリーン部10が上下対称に構成されている。このため、支柱21、21にスクリーン部10を取り付ける際に、スクリーン部10の上下を変更自在である。しかしながら、下部保持部材13は、必ずしも上部保持部材12と同じ構成である必要はない。
飛沫感染防止用衝立2は、スクリーン部10の上部保持部材12を構成するガイドレール14のガイド溝14aに沿った所定位置P1、Q1に一対の支柱21、21を取り付けて組み立てられている。
図2に示すように、一対の支柱21、21の下端部に基台部22、22が取り付けられている。図3に示すように、支柱21の下端部に形成した雄ネジ21bを、基台部22に形成した雌ネジ穴21cに螺合させる構成であるが、単に支柱21の下端部を基台部22に設けた取り付け穴又は取付孔へ圧入するようにしても良い。
基台部22、22の下面には、材質の柔らかいシート部材28が取り付けられている。シート部材28は、設置台1上における基台部22、22の摩擦力を高め、がたつきや位置ずれを防止する。
図4に示すように、上部保持部材12は、ガイド溝14aを構成するガイドレール14と、ガイドレール14の全長にわたってガイド溝14aの一側面に貼着(或は接着)などの手段によって取り付けられた可撓性を有する樹脂厚肉シート部材15と、を有する。同様に、図3に示すように、下部保持部材13は、ガイド溝16aを構成するガイドレール16と、ガイドレール16の全長にわたってガイド溝16aの一側面に貼着のような取付手段によって取り付けられた同じく可撓性を有する樹脂厚肉シート部材17と、を有する。
図4に示すように、支柱21、21と樹脂厚肉シート部材15上の樹脂シート11との間には、互いを固定する固定手段24、24が設けられている。固定手段24、24は、支柱21、21の上部に形成したピン孔24b、24bと、上部保持部材12に設けたピン24a、24aとからなる。上部保持部材12の樹脂厚肉シート部材15におけるガイド溝14aから下方へ離れた位置に固定手段24、24、24、24のピン24a、24a、24a、24aが設けられている。
ピン24aは、樹脂厚肉シート部材15に貼着されている。ピン24aは、紡錘型の外形を有するので、ピン孔24bの中心線から傾いた斜めの方向からピン孔24bに挿入可能である。ピン孔24bへ斜めに挿入したピン24aを押し込んでピン24aの姿勢を水平にする過程で、樹脂厚肉シート部材15に発生する変形の張力がガイド溝14aと差込部材23のがたつきを吸収する。樹脂厚肉シート部材15の変形を容易にするために、樹脂厚肉シート部材15のピン24aとガイド溝14aとの間に、複数の折曲溝15m、15mを形成しても良い。
図3に示すように、支柱21、21と樹脂厚肉シート部材17上の樹脂シート11との間には、互いを固定する固定手段25、25が設けられている。固定手段25、25は、支柱21、21の下部に形成したピン孔25b、25bと、下部保持部材13に設けたピン25a、25aとからなる。下部保持部材13の樹脂厚肉シート部材17におけるガイド溝16aから上方へ離れた位置に固定手段25、25、25、25のピン25a、25a、25a、25aが設けられている。
ピン25aは、樹脂厚肉シート部材17に貼着されている。ピン25aは、紡錘型の外形を有するので、ピン孔25bの中心線から傾いた斜めの方向からピン孔25bに挿入可能である。ピン孔25bへ斜めに挿入したピン25aを押し込んでピン25aの姿勢を水平にする過程で、樹脂厚肉シート部材17を介して樹脂シート11に発生する張力が樹脂シート11のたるみを吸収する。樹脂厚肉シート部材17の変形を容易にするために、樹脂厚肉シート部材17のピン25aとガイド溝16aとの間に、複数の折曲溝17m、17mを形成しても良い。
図1に示すように、上部保持部材12の樹脂厚肉シート部材15が固定手段24、24によって一対の支柱21、21の上部に連結されると共に、下部保持部材13の樹脂厚肉シート部材17が固定手段25、25によって一対の支柱21、21の下部に連結されることにより、四角形のフレームFが形成されている。飛沫感染防止衝立2では、この四角形のフレームFが可撓性の樹脂シート11を張架して起立状態に支持している。樹脂厚肉シート部材15、17は、樹脂シート11の貼着面を形成するとともに、固定手段24、24、25、25を剛性高く支持してこの四角形のフレームFの強度を高めている。上部保持部材12のガイドレール14及び樹脂厚肉シート部材15は、樹脂シート11の上辺を支持する梁を形成する。下部保持部材13のガイドレール16及び樹脂厚肉シート部材17は、樹脂シートの下辺を支持する梁を形成する。
図1に示すように、上部保持部材12に沿った支柱21、21の取り付け位置は、スクリーン部10を一対の支柱21、21に取り付ける際に、ガイド溝14aに沿った所定位置P1、P2、Q1、Q2のうちから任意に選択可能である。具体的には、所定位置P1、Q1を選択して実線のように支柱21、21を広い間隔で取り付け可能である。あるいは、所定位置P2、Q2を選択して一点鎖線のように支柱21、21を狭い間隔で取り付け可能である。
図4に示すように、上部保持部材12のガイドレール14は、断面略コの字形状に構成することによってガイド溝14aを有し、このガイド溝14aに対して、支柱21、21の差込部材23がスライド可能かつ着脱可能に取り付けられている。
ガイド溝14aは、アリ溝形状14bである。ガイド溝14aに案内される支柱21の差込部材23は、アリ溝形状14bに対応するアリ型形状23aである。支柱21、21の差込部材23は、アリ溝形状14bにアリ型形状23aを保持させて抜け落ちを阻止された状態でガイド溝14aに沿ってスライドする。
一方、下部保持部材13のガイドレール16側を上辺にしてスクリーン部10を取り付ける場合、支柱21、21の差込部材23は、図3に示すアリ溝形状16bにアリ型形状23aを保持させて抜け落ちを阻止された状態でガイド溝16aに沿ってスライドする。
[実施の形態2]
図5は、本考案に係る飛沫感染防止用衝立の実施の形態2を示し、(a)に示すように、飛沫感染防止用衝立2は、基台部22を設置台1に締め付ける締付手段30をさらに有している。一対の基台部22、22は、支柱21、21の下端に固定されて設置台1のテーブル面1aから支柱21、21を垂直に自立させている。締付手段30は、手前側の基台部22を設置台1の手前側にクランプする。図5(b)に示すように、コの字型のクランプ本体31は、支柱21を通過させる溝31dを設けた上板31bと、雌ねじ31aを設けた下板31cと、を有する。蝶ボルト33は、雌ねじ31aに螺合して押し板32を締め付ける。蝶ボルト33の先端には押し板32が回転自在に設けられ、蝶ボルト33の後端にはユーザーが手で締め付ける板状のつまみ33aが固定されている。ユーザーは、溝31dに支柱21を貫通させた状態でつまみ33aを回転させて設置台1と基台部22の重なりを締付手段30で締め付ける。これにより、飛沫感染防止用衝立2は、強固にテーブル面1aに固定される。
図6に示すように、実施の形態1の飛沫感染防止用衝立2は、1枚のスクリーン部10と、一対の支柱21、21と、一対の基台部22、22という5つの部品に分解されることになる。
図7に示すように、飛沫感染防止用衝立2は、支柱21、21と基台部22、22とを分解して重ねた周囲にスクリーン部10を巻き付けることが可能である。飛沫感染防止用衝立2は、支柱21、21と基台部22、22を重ねた周囲にスクリーン部10を折り畳んで重ねることも可能である。飛沫感染防止用衝立2は、上部保持部材12と下部保持部材13との間で樹脂シート11を折り曲げて、スクリーン部10を畳んだり巻いたりすることが可能である。飛沫感染防止用衝立2は、支柱21、21及び基台部22、22の周囲にスクリーン部10をまとめた小さな荷姿で包装、箱詰め、運搬、保管が可能である。
[実施の形態3]
図8から図13は、実施の形態3に係る飛沫感染防止用衝立を示す。この実施の形態3に係る飛沫感染防止用衝立30は、実施の形態1に係る飛沫感染防止用衝立2の構成をさらに簡単にし、製作コストを下げ、不使用時に分解して小さくまとめることができるようにしたものである。
まず、基台部31、31と、この基台部31、31が下面側にシート部材32、32を貼着させてある点と、基台部31、31より立設させた一対の支柱33、33を有する点は、実施の形態1のものと同じである。この支柱33、33は実施の形態のものは丸棒であるが、多角形状の棒にしても良い。支柱33、33を基台部31、31に取り付ける方法も、圧入とネジ着によることができる。上部保持部材34の構成はガイドレール34aを有することは実施の形態1のものと同じであり、支柱33、33の上端部に差込部材35、35を設ける点も同じであるが、樹脂厚肉シート部材を省略し、樹脂シート36が直接ガイドレール34aに取り付けられる構成である。差込部材35、35は、別に作らなくとも支柱33、33の上端部を加工することによって、差込部を形成させても良い。そうすると製作コストはさらに下げることができる。基台部31、31の平面形状を実施の形態1のものと比べ、長方形状としたので、分解して図13に示したように収容袋41や容器に保管する場合に、嵩張らないことになる。
次に、下部保持部材37もガイドレール37aを有する点は、実施の形態1の下部保持部材と同じであり、樹脂シート36を直接下部保持部材37に貼着のような手段で取り付けてある。このようにすると、上部保持部材34の構成と合わせて製作コストをさらに下げることができよう。さらに、実施の形態1の上部固定手段24を廃し、下部固定手段38を磁力吸着手段に変更してある。即ち、各支柱33、33の下端部側に磁石或は磁性部材39、39(一方のみ図示)を埋め込み、下部保持部材37の側に取り付けた樹脂シート36に取り付けた磁性部材或は磁石40、40で構成してある。このように構成すると、支柱33、33の移動や再固定の際に作業が容易となる利点がある。また、分解作業も容易である。下部保持部材37は、図面では上部保持部材34と同じ構成のものを用いているが、単なる長尺プレート状のものを用いても良い。
[実施の形態4]
図14は、実施の形態4に係る飛沫感染防止用衝立を示す。この実施の形態4に係る飛沫感染防止用衝立45は、基台部46、46の下面側に磁石或は磁石プレート47、47が取り付けられており、この基台部41を設置する設置台48上に設置する例えば粘着シート或は粘着材(図示せず)付きの磁性或は磁石プレート49、49が新たに構成部品として加えられている。
このように構成すると、載置台48上に磁石或は磁性プレート49、49を安定的のセットでき、その上に基台部41を磁力吸着力により吸着させておくことができることから、飛沫感染防止用衝立45を、設置台48上に安定的に設置でき、とくに学校の机の上に設置した際に、その落下を有効に防ぐことができ、落下して壊してしまったり、再セットしたりする手間を防ぎ、或は省くことができるという利点があることになる。
また、本考案の各実施の形態に示されたように、支柱を上部保持部材に対してスライド可能に設置することは、例えば飛沫感染防止用衝立を1列に並べて用いる場合、支柱を樹枝シートの端部から少し距離を置いて基台上にセットすると、例えば図15に示したように、樹脂シート50、50の互いの端部を重ね合わせてセットすることができ、飛沫感染防止用衝立51、51の間に隙間ができないことから、より飛沫感染防止に役立つという利点を有することになる。
実施の形態1では、基台部22、22を正方形の板状としたが、基台部は、丸型、楕円型、長方形、不定形等であっても良い。支柱21、21は円柱状としたが、正方形、長方形、多角形の角柱状その他の形状角としても良い。実施の形態1では、設置台としてのカウンターテーブルに設置される飛沫感染防止用衝立を説明したが、本考案の飛沫感染防止用衝立は、机上、棚上、車体上、床上、地面、避難所、病院等に設置されても良い。
本考案の飛沫感染防止用衝立は、各実施の形態で説明した具体的な構造及び大きさには限定されない。スクリーン部又は樹脂シートの高さは1mを越えるものでもよく、スクリーン部又は樹脂シートの長さは5mに達するものであっても良い。長さが5mの場合、支柱の数は両端の2つには限らず、複数本配置しても良い。樹脂厚肉シート部材と支柱の間のピンとピン穴などによる固定手段は実施例に示されたものに限定されない。上記したように磁力吸着手段がある上に、スナップボタン、ボタンとボタン孔、アンカービスとナット、鳩目と鳩目の内側で回転する回転ロック、鳩目と鳩目に係合するフック等であっても良い。
以上、詳細に説明したように、本考案の飛沫感染防止用衝立は、簡単な構成で、安価に製造でき、設置台上に設置が簡単である上に、撤去した際には分解して小さな荷姿で保管かつ持ち運びすることができる飛沫感染防止用衝立として好適に用いられるものである。
1、48 設置台
2、30、45、51飛沫感染防止用衝立
11、36、50 樹脂シート
12、34、 上部保持部材
13、37 下部保持部材
14a、16a、37a ガイド溝
15、17 樹脂厚肉シート部材
21 支柱
22 基台部
23 差込部材
23a アリ型形状
24 固定手段
24a ピン
24b ピン孔
25 固定手段
25a ピン
25b ピン孔
28 シート部材
30 締付手段
31 クランプ本体
31a 雌ねじ
31b 上板
31c 下板
31d 溝
32 押し板

Claims (8)

  1. 少なくとも一対の基台部と、これらの各基台部に対し着脱可能に取り付けた少なくとも一対の支柱と、所定の長さを有し前記各支柱の上端に設けた差込部をスライド可能かつ着脱可能に保持する上部保持部材と、この上部保持部材から下方に垂下させたところの折り畳み可能な樹脂シートと、この樹脂シートの下端部側に取り付けられた下部保持部材と、を有することを特徴とする、飛沫感染防止用衝立。
  2. 前記支柱と前記下部保持部材との間に固定手段をさらに有することを特徴とする、請求項1に記載の飛沫感染防止用衝立。
  3. 前記基台部の下面側に設置される磁石プレート或は磁性プレートと、設置台上に設置される磁性プレート或は磁石プレートをさらに有することを特徴とする、請求項1に記載の飛沫感染防止用衝立。
  4. 前記基台部を設置台に締付する締付手段をさらに有することを特徴とする、請求項1に記載の飛沫感染防止用衝立。
  5. 前記基台部の下面には、材質の柔らかいシート部材が取り付けられていることを特徴とする、飛沫感染防止用衝立。
  6. 前記上部保持部材は、断面略コの字形状に構成することによってガイド溝を有し、このガイド溝に、前記各支柱の上部がスライド可能かつ着脱可能に取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載の飛沫感染防止用衝立。
  7. 前記基台部の外側端部と樹脂シートの外側端部との間に間隔を設けることにより、前記飛沫感染防止用衝立を直線状に並べた際に各飛沫感染防止用衝立の間に隙間が生ずるのを防止できることを特徴とする、請求項1に記載の飛沫感染防止用衝立。
  8. 前記各構成部材を互いに分離してまとめることにより、収容部材に収容できることを特徴とする、請求項1に記載の飛沫感染防止用衝立。
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