JP7180047B2 - 家具用の脚装置 - Google Patents
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Description
上記二等辺三角形の底辺部と斜辺部の比は、一例として1:1.2~1:1.3程度がデザイン上、並びに強度確保上も好ましいが、本発明はこの数値に限られるものではない。
すなわち、本発明第2の脚装置は、パネル体の一方の側を支持するために配置される前記脚装置の主脚部材と、前記主脚部材において底辺部を欠いた脚部材であって、前記パネル体の他方の側を支持するために配置される第2主脚部材とから成り、これら2つの脚部材によりパネル体の左右両側部を支持することにより当該パネル体を介して自立させることを特徴とする。なお、前記第2主脚部材に代えて前記主脚部材を用いることもできる。
すなわち、第4の脚装置には、1つの主脚部材と1つの第2主脚部材を用いた脚装置、
2つの主脚部材を用いた脚装置、2つの第2主脚部材を用いた脚装置がある。第2の脚付きフレームは、主脚部材と第2主脚部材を用いる点で前記第1の脚付きフレームと共通するが、左右のサイドフレームとこれらサイドフレームの上端部に架設形態で位置する水平なアッパーフレームがシングル(1本)パイプ材で形成される点で異なる。因みに第1の脚付きフレームは前記サイドフレームとアッパーフレームがダブル(2本)パイプ材による構成である。
第4の脚装置において、使用する主脚部材、及び/又は、第2主脚部材は、それらの4本の垂直部を、一纏め状態で固定できる支持部材に結束的に固定し、前記支持部材をテーブル等の天板下面に取付けることにより、前記主脚部材、及び/又は、第2主脚部材が天板支持脚として形成される。
第2の脚付きフレームでは、使用する主脚部材、及び又は、第2主脚部材における夫々の左右のパイプ材の斜辺部が上端で結合して一本のパイプ材になり、そこから1本パイプ材で垂直に立ち上がって左右両側の1本パイプ材によるサイドフレームになり、該サイドフレームの上端部が1本のパイプ材による水平なアッパーフレームに連なった構成である。
図1~図4において、1は正面から視て縦長の略二等辺三角形状をなす主脚部材で、底辺部1aとその両端から立上った左右の斜辺部1b,1cと、該斜辺部1b,1cの上端から垂直に延長された垂直部1d,1eとからなる。ここで、図の底辺部1aと斜辺部1b,1cの長さの比率はほぼ1:1.3であるが、脚部材1の前記比率は一例であって本発明では底辺より斜辺が長い略二等辺三角形状であればよい。
前記結束部材3は溶接により3本の前記垂直部1d,1e,2bのパイプ材に固定されるから、鋼棒の結束部材3とその溶接部を隠すため、一例として下面に溝gを設けて略三角状に形成したパイプ材に見えるメッキ等の外装を施した樹脂製カバーPCを、その溝gに前記結束部材3がはめ込まれるように被せて取付ける。こうすると前記樹脂製カバーの水平位置より上方からは拘束部材3が見えないため見栄えが良好である。良好な見栄えは、該樹脂製カバーPCの各末端を、前記パイプ材の外面曲率に合わせた円弧状の末端形状dにしたことも寄与している(図16、図17参照)。
なお、本発明では、主脚部材1と補助脚部材2のパイプ材の垂直部1d,1e,2bをそのまま延長した長さのパイプ材を使用して、前記柱部材6~8として機能させることもできる。この構成によれば前記接続線Clは生じない。
図8~図10において、ホワイトボード装置のボード本体10は、その左右側の縁辺と上部側の縁辺とが、2本の平行なパイプ材により形成された水平なアッパーフレーム11aと該アッパーフレーム11aと連なった左右側のサイドフレーム11b,11cによって囲まれている。前記各フレーム11a~11cを形成する2本のパイプ材は、上記の本発明第1の脚装置のパイプ材と略同径のパイプ材である。
前記左右のサイドフレーム11b,11cは、前記主脚部材1Rと第2主脚部材1Lの上端の垂直部1d,1eから垂直上向きに延びた2本のパイプ材が形成し、その上端側が水平方向に曲げられて形成された上位接続部110b,110cにおいて水平なアッパーフレーム11aに接続されている。従って前記アッパーフレーム11aも2本のパイプ材により形成されている。
前記接続部110b,110cのパイプ材同士の接続は、図14に概要を示したように、両側のパイプ材に挿嵌される丸鋼棒(又は、丸管)による接続用芯材Jmをビス止めBi、又は溶接Be、若しくはこれらの併用によって前記アッパーフレーム11aと左右のサイドフレーム11b,11cの平行なダブルのパイプ材が接続されている。この接続部は前記支持部材12の内側に位置するから外部に接続線Clが露出しない。
また、上記サイドフレーム11b,11cの下端は、先に説明した主脚部材1と同構成の主脚部材1Rと第2主脚部材1Lの双方の垂直部1d,1eに接続されている(図8参照)。
以上により第1の脚付きフレームLFは、図8~図10に例示したホワイトボード装置を形成している。
前記車輪15は、車輪の中心部に備える軸受15aに設けた車輪の左右側の外面に出る軸15bを有する軸付き車輪である。この車輪15が取付けられる底辺部1aのパイプ材は、車輪15の取付部位で切断し、対向した切断開口部Cfに、図15に示した例では車輪両面の軸15bを保持する短管状の軸受部材Srが嵌合されている。
嵌合された左右の軸受部材Srに車輪両面の軸15bを挿入し、この挿入状態をパイプ材の外からねじ込む固定ビスBiによって固定し、前記車輪15が底辺部1aに回転自在に取付けられる。なお、車輪15の軸15bの外径と底辺部1aのパイプ材の内径が同じであれば軸受部材Srは不要である。
上記のように主脚部材1と同構成の脚部材1Rの底辺部1aのパイプ材を切断して軸付き車輪15を設けるから、パイプ材の切断線が見えず車輪15の取付け方が外部からでは判らず外観上きわめて斬新な印象を与える。
図12,図13において、天板17は、その左右側の下面に、図8~図10で説明したホワイトボード装置に用いた第1の脚付きフレームFLにおける図8の第2主脚部材1Lと同じ形態の左右の斜辺部1b,1cと垂直部1d,1eを有する2つの天板用脚部材L1とL2が配置され、この脚部材L1,L2によって下から支持されている。
ここで、図11のスクリーンやパーティションSPの車輪15、図12,図13のテーブルの車輪15は、いずれも図15で説明した取付構造のものである。
図18の会議テーブルに適用した本発明第4の脚装置の第一例は、図1~図4で説明した本発明第1の脚装置における主脚部材1の2個を、会議テーブルの大きめの天板21の左右側下面を支持する脚部材として用いている。前記会議テーブルの図19の拡大断面図において、22は主脚部材1の2本の垂直部1d,1eを埋設固定した支持部材、23は天板21の左右側下面に配置された左右の支持部材23を連結一体化する連結貫部材、24は天板下面の周囲において前記左右2つの支持部材23の外側を囲んで配置された天板補強部材である。
図19の主脚部材1は、図1の主脚部材1に比べて底辺部1aの長さが大きいが他の構成は図1の主脚部材1と略同じである。主脚部材1の底辺部1aの下面にはアジャスタを含む接地部材1f,1gが設けられている。
図21のスクリーンパネルでは、パネル材Pが左右の脚部材1R,1Lの上半部にまで
被っているから、移動用の取っ手Hは、サイドフレーム11cに中間部にパネル材Pを設けない部位を形成して設置している。図21において図8~図11と同じ部位、同じ部分には同じ符号を用いている。パネル材Pとしては織布やネット地等の柔軟地で形成したもののほかパネル状に成形したプラスチック成形体でもよい。
1L 第2主脚部材
1a 底辺部
1b,1c 斜辺部
1d,1e 垂直部
2 補助脚部材
2a 斜辺部
2b 垂直部
3 結束部材
4,20,22 支持部材
5,17,21,21a 天板
Claims (3)
- 正面視の家具の左右側に配置される脚部材であって、その脚部材が、パイプ材により形成された側面視縦長の略二等辺三角形の2本の斜辺部と、該2本の斜辺部の上端に延長形成された2本の垂直部と、2本の垂直部を繋ぐ結合部とを備えると共に、前記2本の垂直部から夫々に前記パイプ材と同じパイプ材により垂直に立ち上げられて上端部が上位接続部により結合された2本パイプ材による左右のサイドフレームを備えて、
脚付きフレームを形成することを特徴とする家具の脚装置。 - 正面視の家具の左右側に配置される脚部材であって、その脚部材が、パイプ材により形成された側面視縦長の略二等辺三角形の底辺部と、2本の斜辺部と、該2本の斜辺部の上端に延長形成された2本の垂直部と、2本の垂直部を繋ぐ結合部とを備えると共に、前記2本の垂直部から夫々に前記パイプ材と同じパイプ材により垂直に立ち上げられて上端部が上位接続部により結合された2本パイプ材による左右のサイドフレームを備えて、
脚付きフレームを形成することを特徴とする家具の脚装置。 - 前記左右のサイドフレームは、上端側のアッパーフレーム、もしくは下端側の下部支持体により連結されている請求項1又は2の家具の脚装置。
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