JP3115338U

JP3115338U - 物品陳列装置

Info

Publication number: JP3115338U
Application number: JP2005006147U
Authority: JP
Inventors: 英典水本
Original assignee: 株式会社ナガイパッケージ
Priority date: 2005-08-01
Filing date: 2005-08-01
Publication date: 2005-11-04
Anticipated expiration: 2015-08-01

Abstract

【課題】模様付ボードへ吊杆又は支持杆を固定し、商品との展示環境を改善する物品陳列装置の提供。
【解決手段】紙製のボード１、１ａの表面に夫々模様２、２ａを画き、前記ボード１、１ａをアルミニウム製の支柱３、３へビス４、４で固定する。前記ボード１、１ａには、吊杆５を固定する透孔と、支持杆７を固定する透孔が設けてあるので、前記吊杆５と、支持杆７をボード１、１ａへ固定し、前記吊杆へ商品のフック１０を掛止し、商品９を吊下げる。図中１４は支柱３、３の下端に固着した支杆で
ある。
【選択図】図５

Description

この考案は、主として商品を展示することを目的とした物品陳列装置であって、販売場所により多くの数を見易く、かつ手に触れ易く陳列すると共に、展示場の雰囲気を商品選択にふさわしくしようとするものである。

また全体をなるべく軽量にして、移動容易となることも考慮すると共に、構造を簡易にして、模様替えを容易にする点を考慮したものである。

従来ボード利用の展示装置としては、スタンド方式で、鉄又は木材でできた一体型の装置で、装飾には別製の広告板又は壁掛け板などが使用されている。
特開２００２−２３８６７０特開２００３−２５９９５０実公平７−２１１７５

前記現に使用されている展示装置は、装飾等の変更が容易でなく、全体が重く、別製の広告又は装飾を用いている為に変えるには多大の費用が掛かるなどの問題点があった。

特許文献１の発明は、左右両支柱の間にボード等を保持する構造であって、支柱とボード等の固定構造に工夫を加えたものである。

前記特許文献２の発明は、左右支柱を上下一対の連結杆で連結し、棚受けブラケットを介し、多数の棚板を設け、これにバックボードを固定したものである。

前記特許文献３の考案は、商品包装体の取付孔を利用して吊支杆へ商品を吊下する構造が示されている。

前記特許文献１、２、３は何れも、ボード等にデザインその他を記載して、展示場所の雰囲気を良好にする配慮がない問題点がある。また、手軽な模様替えが困難になる問題点があった。

然るにこの考案は、軽量な支柱に、印刷したボードを固定し、このボードに商品取付け手段を設置して前記問題点を解決したのである。

即ち、軽量支柱を使用することにより、全体の重量を激減することができた。従って、展示装置の移動が容易となった。

またボードにデザイン等を印刷するので、商品とデザインとの関係で展示場の雰囲気を改善したり、環境改善にもなる。

次にボードに印刷し、デザイン等を印刷したフィルムをボードへ添着すれば、この考案のボードの模様替えができるので、雰囲気改善が容易である。例えば、四季夫々のデザインを表示したり、キャンペーン毎にデザインを変えることも自在である。

この考案は、商品取付け手段を付属させると共に、任意の形状模様を有するボードの縦両縁部を支柱に固定したことを特徴とする物品陳列装置であり、任意の形状模様を印刷し、又は任意の形状模様を印刷したフィルムをラミネートしたボードに、商品取付け手段を設け、前記ボードの縦両縁部を軽量支柱に固定したことを特徴とする物品陳列装置である。

また、表面又は表裏両面に任意の形状模様を有するボードに、透孔と、支杆による物品取付け手段を設け、前記ボードを平板、湾曲板、屈曲板又はこれらの組み合せに成形すると共に、前記ボードの縦両縁部をアルミニウム又は合成樹脂よりなる支柱に固定したことを特徴とする物品陳列装置であり、表面又は表裏両面に、商品を考慮してデザインしたボードを、支柱に固定すると共に、前記ボードに物品取付け手段又は物品取付け手段及び物品陳列棚を設置したことを特徴とする物品陳列装置である。

次に、表面にデザインを施した少なくとも２枚のボードを、支柱の前後に並列して固定すると共に、前記ボードに、物品吊下乃至載置による陳列手段を夫々設けたことを特徴とする物品陳列装置である。

前記考案における構成部材は、支柱、ボード、取付け杆、棚板支杆、棚板などきわめて少数であるから、製造費も少なく、組立ても容易である。

支柱の材質は硬質アルミニウム又はアルミニウム合金或いは合成樹脂成形柱、又は合成樹脂成形柱にアルミ層を設けるなど、各種材質を使用することができる。

この考案の骨格は、支柱（脚部を含む）とボードであり、組立ては、支柱へボードをボルト固定（又はビス固定）でよいので、簡単容易かつ短時間に組立てを完了することができる。

前記支柱は、下端部に横杆を固定した自立形であるが、前記支柱を脚部材に固定して自立させるようにすることができる。

この考案のボードは、紙板、木板、合成樹脂板、又は金属板などが考えられるが、材質に制限はない。

この考案によれば、主として軽量の支柱に、形状模様（デザイン）を記載（印刷）したボードを固定し、該ボードに商品取付け手段を付属させたので、移動が容易であり、デザインによって商品のアピールができる効果がある。

またボードにデザインする為に、装飾等に特別の費用、手数、その他の配慮を要しない効果があり、全体として軽量にまとめることができる。

またいわゆる模様替えが容易に達成できると共に、商品と背景（ボードのデザイン）とのマッチを考えて展示場を構成できる効果がある。

この考案は、紙製ボードの表面に商品の背景をふまえた写真を印刷し、前記ボードは上下二枚よりなり、上部ボードには、吊杆固定用の透孔を穿ち、これに吊杆の基部を固定する。

前記下部のボードには、支持杆を固定し、これに棚板を固定する。

前記二枚のボードの左右を、支柱へボルトで夫々固定すれば、この考案の陳列装置ができる。前記支柱の下端部には、安定支持の為の横杆が固着してある。

この考案の実施例を説明すると、紙製のボード１、１ａの表面に夫々模様２、２ａを画き、前記ボード１、１ａをアルミニウム製の支柱３、３へビス４、４で固定する。前記ボード１、１ａには、吊杆５を固定する透孔６と、支持杆７を固定する透孔８が設けてあるので、前記吊杆５と、支持杆７をボード１、１ａへ固定し、前記吊杆へ商品９のフック１０を掛止し、商品９を吊下げる（図１）。図中１４は支柱３、３の下端に固着した支杆である。

また支持杆７上へ棚板１１を載置し、棚板１１上へ商品９ａを載置する。

前記ボードと支杆５又は支持杆７の固定は一例であって、公知の構造を採用することができる。

また商品によっては、２つ以上の支杆へ商品を吊下することもできる。

前記ボード１、１ａは平板状であるが、図４（ａ）のように湾曲ボード１２とし、又は図４（ｂ）のように屈曲ボード１３とすることもできる。前記変形ボードは商品との関係で立体的展示と見ることもできる。

次にこの考案の他の実施例を図５について説明すると、表ボード１、１ａと、裏ボード１ｂ、１ｃの間へ支柱３、３を挟着固定したもので、図中５は吊杆、７は支持杆、１１は棚板である。

この実施例の場合には、表裏ボードへ共に商品を吊下し、又は陳列する。例えば、売場（展示広場）の中央部にこの考案の陳列装置をセットした場合に、前後共に利用できるので便利である。

前記において、吊杆等をつけることなく、ボード面へ直接固定（例えば鋲による）することもできる。

（ａ）この考案の実施例の正面図、（ｂ）同じく側面図。（ａ）同じく他の実施例の正面図、（ｂ）同じく側面図。（ａ）同じく吊杆の固定を示す一部断面拡大図、（ｂ）同じく支持杆の固定を示す一部断面拡大図。（ａ）同じく他の実施例の一部斜視図、（ｂ）同じく他の実施例の一部斜視図。同じく他の実施例の斜視図。

符号の説明

１ボード
２、２ａ模様
３支柱
４ビス
５吊杆
６、８透孔
７支持杆
９商品
１０フック
１１棚板

Claims

商品取付け手段を付属させると共に、任意の形状模様を有するボードの縦両縁部を支柱に固定したことを特徴とする物品陳列装置。
任意の形状模様を印刷し、又は任意の形状模様を印刷したフィルムをラミネートしたボードに、商品取付け手段を設け、前記ボードの縦両縁部を軽量支柱に固定したことを特徴とする物品陳列装置。
表面又は表裏両面に任意の形状模様を有するボードに、透孔と、支杆による物品取付け手段を設け、前記ボードを平板、湾曲板、屈曲板又はこれらの組み合せに成形すると共に、前記ボードの縦両縁部をアルミニウム又は合成樹脂よりなる支柱に固定したことを特徴とする物品陳列装置。
表面又は表裏両面に、商品を考慮してデザインしたボードを、支柱に固定すると共に、前記ボードに物品取付け手段又は物品取付け手段及び物品陳列棚を設置したことを特徴とする物品陳列装置。
表面にデザインを施した少なくとも２枚のボードを、支柱の前後に並列して固定すると共に、前記ボードに、物品吊下乃至載置による陳列手段を夫々設けたことを特徴とする物品陳列装置。