JP3672247B2 - 腰掛式椅子 - Google Patents
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- A47C7/002—Chair or stool bases
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は腰掛式椅子に関し、特に、多くの人が集まる場所、例えば、学校の講堂、集会場、結婚式場、葬儀場等で使用するのに特に適する腰掛式椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
学校の講堂や葬儀場では出席者、参列者のために、多くの椅子が使用される。椅子は使用後に会場の後方や隅に集めて片付けておき、次の使用時に会場に並べるのが一般的である。
【0003】
従来、後片付けを容易にし、不使用時に場所をとらないようにするために、折り畳み椅子がある。また、上下に積み重ね可能な重ね式の椅子もある。更には前の椅子の座の下に後方から他の椅子を押し込んで、前後に重ねる押し込み式の椅子もある。押し込み式の椅子は4本の脚の下端にキャスターが取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
折り畳み椅子は、数が多くなると、折り畳んだり、広げたりするのが面倒である。また、会場の後方や隅に集めて片付けたり、片付けてあるものを広げて会場に並べたりする場合、1個あるいは数個ずつ手で持ち運ばなければならないため、重くて、大変であり、面倒でもあった。椅子の数が多くなり、持ち運ぶ人が年配者であると、特に大変であり、面倒になる。また、壁に立て掛けておくうちに崩れてしまうことがあり、その場合は、立て掛け直すのが大変である。
【0005】
重ね式の椅子は上下に重ねるものであるため、数脚ずつ重ねて効率良く持ち運ぶことができ、片付けると場所をとらないという利点はあるが、多く重ねると重くて持ち運びにくくなるため、せいぜい数脚しか重ねることができない。
【0006】
押し込み式の椅子は4本の脚の下端にキャスターが取り付けられているため、移動しやすく、前の椅子に後方の椅子を押し込むだけで、前後に重ねることができ、取扱いが非常に楽である。しかし、4本の脚の全ての下端にキャスターが取り付けられているため、椅子が動き過ぎるきらいがある。このため、着席時や、立ち上がる時に椅子が後方へ押されて逃げてしまい、腰を掛け損ねたり、転んで怪我をしたりすることもあった。また、後方へ移動した椅子が後の席の人に当たることもあり、後ろの人も危険であった。更には、移動する椅子の方向性が不安定であるため、前の椅子に後ろの椅子を差し込む時に、椅子の方向を見極めないとスムースに差し込まれないという課題もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の腰掛式椅子は前記課題を解決し、移動し易く、安定性もあり、多くの椅子を効率良く、短時間で、片付けたり、並べたりすることができるものである。
【0008】
本発明の腰掛式椅子は2本の前脚1の下部間に横長のローラ2を前後に回転可能に取り付け、2本の後脚3の下部にキャスター4を回転可能に取り付け、座5の後部に昇降機構6を連結し、昇降機構6は座5に人が腰を掛けず荷重が掛からないときは座5の後方部7が押し上げられて座5が前下がりになり、座5に人が腰を掛けて座5に荷重が掛かると座5の後方部7が下がるようにしてあり、2本の後脚3の間隔、人が座らないときの座5の後方部7の高さ、座5の前方部8の幅は、座5の後方から座5の下の空間部20内に、他の椅子をその前方から押し込み可能な寸法に設定した。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本発明の腰掛式椅子の一例を図1〜図3に基づいて説明する。図1の腰掛式椅子は丸パイプにより長方形の座フレーム10が形成されている。座フレーム10は前後に細長であり、しかも前方が後方よりもやや幅が狭くなっている。座フレーム10は前方を下方にL字状に曲げて2本の前脚1を形成し、後方を2本の後脚3の手前まで延ばしてある。
【0010】
2本の前脚1の下端間には横長の回転ローラ2が取り付けられている。このローラ2はゴム製、樹脂製、金属製といった各種材料製であり、支持軸12の外周に被せてある。ローラ2は支持軸12に回転可能に取り付けても、回転しない様に固定してもよい。支持軸12は前脚1に回転可能に取り付けても、回転しない様に固定してもよい。ローラ2が支持軸12に固定されている場合は、支持軸12を前脚1に回転可能に取り付けて、支持軸12と共にローラ2が回転するようにし、ローラ2が支持軸12に回転自在に被せられている場合は、支持軸12は回転させずに前脚1に固定して、ローラ2が支持軸12の外周を回転するようにすることができる。
【0011】
2本の後脚3の上にはパイプ9を昇降可能に被せ、両パイプ9に背凭れ13をビス14により取り付けてある。背凭れ13の形状、サイズ、材質等は任意選択することができる。後脚3の下端にはキャスター4が取り付けられている。このキャスター4には市販のものを使用することも、特殊な形状や機構のものを使用することもできる。
【0012】
座フレーム10の上には、木材製、樹脂製といった各種材質製の座5を取り付けてある。座5の後方部7は図2のように後脚3の上に被せたパイプ9の間まで延ばし、その両側面をパイプ9の縦長孔15に差込んだ支持ピン16によりパイプ9に支持すると共に、支持ピン16がパイプ9の縦長孔15に添ってその軸方向(上下方向)にスライドして、座5が支持ピン16と共に上下にスライドできるようにしてある。座5の上にはスポンジのようなクッション材をレザーで被覆して被せたり、他の材質製、他の構造のクッション材を被せたりすることができる。
【0013】
前記支持ピン15と、後脚3に差込んだ止めピン17との間にスプリング18を渡して昇降機構6としてある。昇降機構6は座5に腰を掛けない時は、スプリング18の押上力により支持ピン16が押し上げられ、支持ピン16で支持されている座5の後方部7が押し上げられ、座5に人が腰を掛けると座5が押されて支持ピン16が押し下げられ、スプリング18が圧縮されて、座5が水平又はほぼ水平になるまで降下するようにしてある。人が立ち上がると、スプリング18の自己復元力により伸びて、座5を上方に押しあげる。
【0014】
(使用例)
本発明の腰掛式椅子を葬儀場で使用する場合の使用例を説明する。通常の椅子と同様に会場に並べて使用する。並べてある腰掛式椅子の座5に参列者が腰を掛けると、荷重でスプリング18が押されて座5の後方部7が下がってほぼ水平になる。人が座5から立ち上がるとスプリング18が自己復帰して座5の後方部7が押し上げられる。このとき、座5の後方部7は水平位置よりも高くなる。
【0015】
腰掛式椅子を片付ける時は、前の腰掛式椅子を後ろに押すか、後ろの腰掛式椅子を前に押すかして前の腰掛式椅子の座5の後方部7の下に後ろの腰掛式椅子の座5の前方部8を押し込む。この繰り返しにより所望数の腰掛式椅子を図3のように前後に押し込んで前後に重ねて一列に並べる。前後に重ねて並べた腰掛式椅子はそのまま押して会場の後方や隅に移動する。片付けてある腰掛式椅子を使用するときは、前後に並べてある腰掛式椅子をそのまま会場の中央とか前方に移動してから、後ろの腰掛式椅子から順次、後方に引いたり、前の腰掛式椅子から順次、前に引いたりするだけで、腰掛式椅子が一つずつ離れて一列に並べられる。
【0016】
【発明の効果】
本発明の腰掛式椅子は次のような効果がある。
(1)前脚の下に横長のローラが、後脚にキャスターが取付けられているため腰掛式椅子が移動し易い。
(2)前脚の下にキャスターではなく、横長のローラを取り付けたので、前後ともキャスターである場合のように椅子が動き過ぎる事がなく、移動が安定し、危険性もなく、方向性もよい。
(3)座に昇降機構を連結して、座に人が腰を掛けないときは座の後方部が押し上げられているので、前の腰掛式椅子の2本の後脚の間からその椅子の座の下に後ろの椅子を押し込んで、腰掛式椅子を前後に重ねて前後に一例に並べることができる。また、腰掛式椅子を上下に重ねるのではなく、前後に押し込んで前後に並べるものであるため、椅子を持ち上げる必要がなく、そのまま腰掛式椅子を押して移動することができる。このため、年配の人でも一度に多くの腰掛式椅子を手軽に移動することができ、作業性がよい。
(4)昇降機構は、座に人が腰をかけると座の後方部が下がって、座が通常の椅子と同様に水平又はほぼ水平になるようにしてあるため、座り心地も悪くならない。立ち上がる時は、座が昇降機構に押し上げられるため、立ち上がり易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の腰掛式椅子の一例を示す斜視図。
【図2】 本発明の腰掛式椅子の一例を示す側面図。
【図3】 本発明の腰掛式椅子を前後に押し重ねた状態の側面図。
【符号の説明】
1 前脚
2 ローラ
3 後脚
4 キャスター
5 座
6 昇降機構
7 座の後方部
8 座の前方部
20 空間部
Claims (1)
- 2本の前脚(1)の下部間に横長のローラ(2)を前後に回転可能に取り付け、2本の後脚(3)の下部にキャスター(4)を回転可能に取り付け、座(5)の後部に昇降機構(6)を連結し、昇降機構(6)は座(5)に人が腰を掛けず荷重が掛からないときは座(5)の後方部(7)が押し上げられて座(5)が前下がりになり、座(5)に人が腰を掛けて座(5)に荷重が掛かると座(5)の後方部(7)が下がるようにしてあり、2本の後脚(3)の間隔、人が座らないときの座(5)の後方部(7)の高さ、座(5)の前方部(8)の幅は、座(5)の後方から座(5)の下の空間部(20)内に、他の椅子をその前方から押し込み可能な寸法に設定したことを特徴とする腰掛式椅子。
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