JP2002224166A - 移乗機能付き車椅子 - Google Patents
移乗機能付き車椅子Info
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- JP2002224166A JP2002224166A JP2001383772A JP2001383772A JP2002224166A JP 2002224166 A JP2002224166 A JP 2002224166A JP 2001383772 A JP2001383772 A JP 2001383772A JP 2001383772 A JP2001383772 A JP 2001383772A JP 2002224166 A JP2002224166 A JP 2002224166A
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- Japan
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- patient
- bed
- frame
- side frames
- wheelchair
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Abstract
(57)【要約】
【課題】看護人が横から軽く押し引きしたり、足でペダ
ルや横軸を踏むと、下部のフレーム本体を構成する左右
の側面フレームが一方はベッドに密着したまま、互いに
離れたり接近したりする動きに連動してフレーム本体上
の患者載せ台がベッド上に真っ直ぐ滑らかにせり出した
り戻ったりする、看護人が患者の脇につきながら、少な
い労力で容易かつ安全に患者をベッドとの間で載せ換え
る機能を備えた移乗機能付き車椅子を提供する。 【解決手段】臨時脚載せ部と腰掛け部と背もたれ部から
なる患者載せ台をもうけ、正面から見るとＸ字状に交差
した開閉するＸ型立体フレームおよび、Ｘの左右の下部
先端に上方向の力を左右同時に与えて、接近して閉じた
左右の側面フレームを引き離すＸ開脚式側面離隔用装置
を、上部にローラーが付き後部大車輪間に渡した軸上を
スライドする左右の側面フレーム間にもうけた下部フレ
ームを患者載せ台の下にもうける。
ルや横軸を踏むと、下部のフレーム本体を構成する左右
の側面フレームが一方はベッドに密着したまま、互いに
離れたり接近したりする動きに連動してフレーム本体上
の患者載せ台がベッド上に真っ直ぐ滑らかにせり出した
り戻ったりする、看護人が患者の脇につきながら、少な
い労力で容易かつ安全に患者をベッドとの間で載せ換え
る機能を備えた移乗機能付き車椅子を提供する。 【解決手段】臨時脚載せ部と腰掛け部と背もたれ部から
なる患者載せ台をもうけ、正面から見るとＸ字状に交差
した開閉するＸ型立体フレームおよび、Ｘの左右の下部
先端に上方向の力を左右同時に与えて、接近して閉じた
左右の側面フレームを引き離すＸ開脚式側面離隔用装置
を、上部にローラーが付き後部大車輪間に渡した軸上を
スライドする左右の側面フレーム間にもうけた下部フレ
ームを患者載せ台の下にもうける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、患者載せ台を軽
く横から押したり引いたりしながら、ベッドの側面でペ
ダルまたは横軸を踏むだけで、看護人が患者の脇につい
たままの状態で患者載せ台をベッド上にスライドさせな
がらせり出させたり、または元に戻すことを特徴とす
る、患者をベッドから載せ替える患者移乗機能を備えた
車椅子に関するものである。
く横から押したり引いたりしながら、ベッドの側面でペ
ダルまたは横軸を踏むだけで、看護人が患者の脇につい
たままの状態で患者載せ台をベッド上にスライドさせな
がらせり出させたり、または元に戻すことを特徴とす
る、患者をベッドから載せ替える患者移乗機能を備えた
車椅子に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来からある通常の車椅子は、寝たきり
患者をベッドと車椅子間で載せ替える場合、看護人が患
者をベッドから抱え上げ下ろしをする方法がとられた。
また、ベッド自体が車椅子になるもの、ベッドの一部が
車椅子に変えられるものがあった。このほか、強力な電
動モーターで患者を吊り上げて移乗したり、寝ている患
者の下に電動の薄板をせり出させたり、電動アームで患
者載せ台をせり出させて患者を載せて移動するもの、手
でハンドルをまわして患者載せ台をせり出させるもの、
片側の支柱のみで患者載せ台を支持しながら患者載せ台
がベッド上にせり出すが構造体の一部もベッドの下へせ
り出すもの、４方の周囲が囲まれたフレーム本体を残し
たまま患者載せ台が分離してベッド上にせり出していく
もの、単に後部大車輪を外したりずらしたりするもの、
腰掛け部をベッドと同じ高さに調整できるもの、滑りや
すい平板でできている肘掛けや平板をベッド上に架ける
かっこうで倒し、または敷いてその上に患者を載せて引
っ張って移動させるものがあった。
患者をベッドと車椅子間で載せ替える場合、看護人が患
者をベッドから抱え上げ下ろしをする方法がとられた。
また、ベッド自体が車椅子になるもの、ベッドの一部が
車椅子に変えられるものがあった。このほか、強力な電
動モーターで患者を吊り上げて移乗したり、寝ている患
者の下に電動の薄板をせり出させたり、電動アームで患
者載せ台をせり出させて患者を載せて移動するもの、手
でハンドルをまわして患者載せ台をせり出させるもの、
片側の支柱のみで患者載せ台を支持しながら患者載せ台
がベッド上にせり出すが構造体の一部もベッドの下へせ
り出すもの、４方の周囲が囲まれたフレーム本体を残し
たまま患者載せ台が分離してベッド上にせり出していく
もの、単に後部大車輪を外したりずらしたりするもの、
腰掛け部をベッドと同じ高さに調整できるもの、滑りや
すい平板でできている肘掛けや平板をベッド上に架ける
かっこうで倒し、または敷いてその上に患者を載せて引
っ張って移動させるものがあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】これらは、次のような
欠点があった。 （イ）通常の車椅子での寝たきり患者のベッドからの抱
え上げ下ろしには看護人等に多大な労力負担がかかる。 （ロ）ベッドから車椅子に変えられるものやベッドの一
部が車椅子になるものは、出入りのスペースが周囲に必
要なうえ、それ自体大きすぎて機動性に欠ける。 （ハ）患者を吊り上げて移動するものは、患者が宙に浮
くので不安がる。 （ニ）患者をベッドから載せ替えるために、強力な動力
装置で患者載せ台をせり出させたり、片側の支柱だけで
患者載せ台を支持するものは、構造上や材質上、相当高
い強度が要求されることから装置が大がかりとなるので
機動性に欠け、運搬や操作が難しい上、価格も高価であ
る。 （ホ）ハンドルを回して患者載せ台をベッド上にせり出
したり戻したりするものは、ハンドルを回す操作が加わ
るため、単に腕での軽い押しや引きと足での踏み込みで
患者載せ台を押し戻しするのに比べて操作時間が長くか
かる。 （ヘ）ベッドの下に装置の一部が入るものは、ベッドの
下に物が置いてある場合、それらを脇に避けないとベッ
ドの脇に車椅子を横づけできない。また、全部の車輪を
小さく設定しなくてはならず、乗り心地が悪くなる。 （ト）片側の支柱だけで患者載せ台を支持するもの以外
の現状の移乗機能付き車椅子は、患者と看護人との間に
４方の周囲が閉ざされた下部フレーム本体が残るので看
護人が患者の脇に行けず腰を曲げて手を伸ばすやりにく
い作業となるうえ、患者載せ台を手前に戻すとき下部フ
レームが一緒に動いてしまうので、予めベッドと繋ぎ止
めておく操作が必要となる。また、ベッドの脇に平らな
状態にした患者載せ台を設置する相当な面積が必要とな
る。 （チ）単に後部大車輪を外したりずらしたりするもの、
腰掛け部の高さをベッドの高さに合わせられるもの、肘
掛けを倒しあるいは平板を敷いててその上に患者を載せ
て滑らすもの等は、看護人等の労力負担の低減程度が小
さい。 本発明はこれらの課題を解決するためのものである。
欠点があった。 （イ）通常の車椅子での寝たきり患者のベッドからの抱
え上げ下ろしには看護人等に多大な労力負担がかかる。 （ロ）ベッドから車椅子に変えられるものやベッドの一
部が車椅子になるものは、出入りのスペースが周囲に必
要なうえ、それ自体大きすぎて機動性に欠ける。 （ハ）患者を吊り上げて移動するものは、患者が宙に浮
くので不安がる。 （ニ）患者をベッドから載せ替えるために、強力な動力
装置で患者載せ台をせり出させたり、片側の支柱だけで
患者載せ台を支持するものは、構造上や材質上、相当高
い強度が要求されることから装置が大がかりとなるので
機動性に欠け、運搬や操作が難しい上、価格も高価であ
る。 （ホ）ハンドルを回して患者載せ台をベッド上にせり出
したり戻したりするものは、ハンドルを回す操作が加わ
るため、単に腕での軽い押しや引きと足での踏み込みで
患者載せ台を押し戻しするのに比べて操作時間が長くか
かる。 （ヘ）ベッドの下に装置の一部が入るものは、ベッドの
下に物が置いてある場合、それらを脇に避けないとベッ
ドの脇に車椅子を横づけできない。また、全部の車輪を
小さく設定しなくてはならず、乗り心地が悪くなる。 （ト）片側の支柱だけで患者載せ台を支持するもの以外
の現状の移乗機能付き車椅子は、患者と看護人との間に
４方の周囲が閉ざされた下部フレーム本体が残るので看
護人が患者の脇に行けず腰を曲げて手を伸ばすやりにく
い作業となるうえ、患者載せ台を手前に戻すとき下部フ
レームが一緒に動いてしまうので、予めベッドと繋ぎ止
めておく操作が必要となる。また、ベッドの脇に平らな
状態にした患者載せ台を設置する相当な面積が必要とな
る。 （チ）単に後部大車輪を外したりずらしたりするもの、
腰掛け部の高さをベッドの高さに合わせられるもの、肘
掛けを倒しあるいは平板を敷いててその上に患者を載せ
て滑らすもの等は、看護人等の労力負担の低減程度が小
さい。 本発明はこれらの課題を解決するためのものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の移乗機能付き車
椅子は、次の手段により課題を解決する。 （イ）左右の側面フレーム（５）と患者載せ台とを接続
するコの字型の患者載せ台連結金具（１２）を通す孔が
あき、左右の肘掛けが当たる部分がくぼんだ、背もたれ
部（３）の折り曲げた上半部の隅を受ける受け溝（１
３）が後方の隅にもうけられ、左右の前方の先端に臨時
脚載せ部（１）の周囲の突出させた軸を引っかける臨時
脚載せ部軸受け（１４）が取り付けられ、裏面が滑り易
い材質でできた平板からなる腰掛け部（２）をもうけ
る。 （ロ）腰掛け部（２）の前方に、腰掛け部（２）と蝶番
で接続して腰掛け部（２）に対して下方垂直方向から水
平にして臨時脚載せ部軸受け（１４）に突出させた軸を
引っかけて水平に止まり、外すと垂直に垂れ下がる、３
方の周囲を囲んだ軸をスライドすると軸の一部が突出す
る布を張ったパイプ枠でできたスライド式コの字型フレ
ーム（１５）からなる臨時脚載せ部（１）をもうける。 （ハ）腰掛け部（２）の後方に、山型に折り曲げた時に
腰掛け部（２）の受け溝（１３）に止める突起（１６）
が先端に付いた上半部と、下半部のそれぞれ２個の布を
張ったパイプ枠の先端を蝶番で互いに接続し、下半部の
先端を蝶番で腰掛け部（２）と接続した、上半部と下半
部を２つ折れさせると山型に立ち、伸ばすと平面にな
り、重ならずに腰掛け部（２）と同一平面上になる背も
たれ部（３）をもうけ、図４のように、臨時脚載せ部
（１）と腰掛け部（２）と背もたれ部（３）からなる患
者載せ台をもうける。 （ニ）自在方向に動く前脚輪（１７）および回転式脚載
せ台（１８）が付いた前部縦支柱、後部大車輪（１９）
の車軸を受け、かつ、車軸上を移動する、車軸に接する
ベアリングを内包したベアリング軸受け（２０）および
手押しハンドル（２６）が付いた後部縦支柱、患者載せ
台のくびれ部分を上下する、回転させて垂直に立てて下
から支持する回転式コの字型患者肘掛け支持枠（２１）
が付いたコの字型の患者肘掛け（２２）の縦軸が上部で
出入りする縦鞘管（７）、左右のＸの下部の先端と連結
した左右の垂直ガイド軸（８）が下部で出入りする縦鞘
管（７）、上部に複数のローラー（４）および上部に上
下方向への移動しろをもった患者載せ台連結金具（１
２）を被せるかたちで患者載せ台と下部フレームを連結
する孔が付いた横長の平板が付いた最上部の横支柱、ラ
チェット付きペダル（１１）が付いた最下部の横支柱、
これらの縦支柱と縦鞘管と横支柱からなる左右一対の側
面フレーム（５）をもうける。 （ホ）２個の軸か２枚の板または２個の長方形の枠が正
面から見るとＸ字状に交差したＸの交点どおしを中心軸
で連結した複数のＸ字状のフレームからなる、Ｘの上部
の左右の先端は左右の側面フレームの上部に接続し、Ｘ
の下部の左右の先端は左右の側面フレームに付いた左右
の縦鞘管（７）内を上下する左右の垂直ガイド軸（８）
の先端どおしを連結する共通連結横軸（９）に連結し
て、左右の側面フレーム（５）の面または延長面上に沿
って上下に移動する、Ｘの交点を中心としたＸの開閉に
連動して、左右の両側面フレームを垂直に立たせ、互い
に平行状態を保ちながら近づけたり離したりするＸ型立
体フレーム（１０）を左右の側面フレーム間にもうけ
る。 （ヘ）図９のようにＸ型立体フレーム（１０）の下部先
端どおしを渡す左右の共通連結横軸（９）とＸ型立体フ
レーム（１０）の中心軸にそれぞれ取り付けた折り返し
用滑車（２３）をそれぞれ折り返し点として張り巡らし
たワイヤー（２４）の両先端が左右の側面フレーム
（５）に付いたラチェット付きペダル（１１）に連動す
る、一定方向の回転だけ歯車が引っかかって回転するラ
チェットに接続したワイヤーワインダー（２５）に結び
つけられた、ラチェット付きペダル（１１）についた歯
車を上げると一定方向に巻かれたワイヤーワインダー
（２５）のワイヤーが緩み、ラチェット付きペダル（１
１）を踏むとワイヤーワインダー（２５）が一定方向に
巻かれ、閉じたＸ型立体フレーム（１０）の左右のＸの
下部先端に上方向への力が同時に与えられて、左右側面
フレーム（５）をＸの交点を中心に左右それぞれ外側に
押し出しながらＸ型立体フレーム（１０）を開く、Ｘに
連動して左右の側面フレーム（５）間を引き離すＸ開脚
式側面離隔装置（６）を左右の側面フレーム間にもうけ
る。 （ト）左右の側面フレームのベアリング軸受け（２０）
の孔を通した中心軸の左右先端にブレーキシューが付い
た車輪からなる左右の後部大車輪（１９）をもうける。 （チ）図１１のように、左右の側面フレーム（５）の後
部縦支柱に、後部大車輪（１９）のブレーキシューと連
絡したブレーキワイヤーがつき、ブレーキハンドルが握
り部の下につき、持ち上げて筒金具（２７）から下部を
抜き、中間位置で支える下部フレームに付いた突起を中
心に回転させ垂直方向から水平方向に倒れる逆Ｆ字型の
棒からなる、中間に孔のあいた金具が付いた左右一対の
手押しハンドル（２６）および手押しハンドル（２６）
を受けて固定する筒金具（２７）をもうける。 （リ）背もたれ部（３）が座椅子型に立った患者載せ台
の腰掛け部（２）とその延長部分をＸを開いた状態の左
右の両側面フレームの上に載せ、腰掛け部（２）の左右
の孔に患者載せ台連結金具（１２）をはめ込み患者載せ
台と連結して組み立てる。
椅子は、次の手段により課題を解決する。 （イ）左右の側面フレーム（５）と患者載せ台とを接続
するコの字型の患者載せ台連結金具（１２）を通す孔が
あき、左右の肘掛けが当たる部分がくぼんだ、背もたれ
部（３）の折り曲げた上半部の隅を受ける受け溝（１
３）が後方の隅にもうけられ、左右の前方の先端に臨時
脚載せ部（１）の周囲の突出させた軸を引っかける臨時
脚載せ部軸受け（１４）が取り付けられ、裏面が滑り易
い材質でできた平板からなる腰掛け部（２）をもうけ
る。 （ロ）腰掛け部（２）の前方に、腰掛け部（２）と蝶番
で接続して腰掛け部（２）に対して下方垂直方向から水
平にして臨時脚載せ部軸受け（１４）に突出させた軸を
引っかけて水平に止まり、外すと垂直に垂れ下がる、３
方の周囲を囲んだ軸をスライドすると軸の一部が突出す
る布を張ったパイプ枠でできたスライド式コの字型フレ
ーム（１５）からなる臨時脚載せ部（１）をもうける。 （ハ）腰掛け部（２）の後方に、山型に折り曲げた時に
腰掛け部（２）の受け溝（１３）に止める突起（１６）
が先端に付いた上半部と、下半部のそれぞれ２個の布を
張ったパイプ枠の先端を蝶番で互いに接続し、下半部の
先端を蝶番で腰掛け部（２）と接続した、上半部と下半
部を２つ折れさせると山型に立ち、伸ばすと平面にな
り、重ならずに腰掛け部（２）と同一平面上になる背も
たれ部（３）をもうけ、図４のように、臨時脚載せ部
（１）と腰掛け部（２）と背もたれ部（３）からなる患
者載せ台をもうける。 （ニ）自在方向に動く前脚輪（１７）および回転式脚載
せ台（１８）が付いた前部縦支柱、後部大車輪（１９）
の車軸を受け、かつ、車軸上を移動する、車軸に接する
ベアリングを内包したベアリング軸受け（２０）および
手押しハンドル（２６）が付いた後部縦支柱、患者載せ
台のくびれ部分を上下する、回転させて垂直に立てて下
から支持する回転式コの字型患者肘掛け支持枠（２１）
が付いたコの字型の患者肘掛け（２２）の縦軸が上部で
出入りする縦鞘管（７）、左右のＸの下部の先端と連結
した左右の垂直ガイド軸（８）が下部で出入りする縦鞘
管（７）、上部に複数のローラー（４）および上部に上
下方向への移動しろをもった患者載せ台連結金具（１
２）を被せるかたちで患者載せ台と下部フレームを連結
する孔が付いた横長の平板が付いた最上部の横支柱、ラ
チェット付きペダル（１１）が付いた最下部の横支柱、
これらの縦支柱と縦鞘管と横支柱からなる左右一対の側
面フレーム（５）をもうける。 （ホ）２個の軸か２枚の板または２個の長方形の枠が正
面から見るとＸ字状に交差したＸの交点どおしを中心軸
で連結した複数のＸ字状のフレームからなる、Ｘの上部
の左右の先端は左右の側面フレームの上部に接続し、Ｘ
の下部の左右の先端は左右の側面フレームに付いた左右
の縦鞘管（７）内を上下する左右の垂直ガイド軸（８）
の先端どおしを連結する共通連結横軸（９）に連結し
て、左右の側面フレーム（５）の面または延長面上に沿
って上下に移動する、Ｘの交点を中心としたＸの開閉に
連動して、左右の両側面フレームを垂直に立たせ、互い
に平行状態を保ちながら近づけたり離したりするＸ型立
体フレーム（１０）を左右の側面フレーム間にもうけ
る。 （ヘ）図９のようにＸ型立体フレーム（１０）の下部先
端どおしを渡す左右の共通連結横軸（９）とＸ型立体フ
レーム（１０）の中心軸にそれぞれ取り付けた折り返し
用滑車（２３）をそれぞれ折り返し点として張り巡らし
たワイヤー（２４）の両先端が左右の側面フレーム
（５）に付いたラチェット付きペダル（１１）に連動す
る、一定方向の回転だけ歯車が引っかかって回転するラ
チェットに接続したワイヤーワインダー（２５）に結び
つけられた、ラチェット付きペダル（１１）についた歯
車を上げると一定方向に巻かれたワイヤーワインダー
（２５）のワイヤーが緩み、ラチェット付きペダル（１
１）を踏むとワイヤーワインダー（２５）が一定方向に
巻かれ、閉じたＸ型立体フレーム（１０）の左右のＸの
下部先端に上方向への力が同時に与えられて、左右側面
フレーム（５）をＸの交点を中心に左右それぞれ外側に
押し出しながらＸ型立体フレーム（１０）を開く、Ｘに
連動して左右の側面フレーム（５）間を引き離すＸ開脚
式側面離隔装置（６）を左右の側面フレーム間にもうけ
る。 （ト）左右の側面フレームのベアリング軸受け（２０）
の孔を通した中心軸の左右先端にブレーキシューが付い
た車輪からなる左右の後部大車輪（１９）をもうける。 （チ）図１１のように、左右の側面フレーム（５）の後
部縦支柱に、後部大車輪（１９）のブレーキシューと連
絡したブレーキワイヤーがつき、ブレーキハンドルが握
り部の下につき、持ち上げて筒金具（２７）から下部を
抜き、中間位置で支える下部フレームに付いた突起を中
心に回転させ垂直方向から水平方向に倒れる逆Ｆ字型の
棒からなる、中間に孔のあいた金具が付いた左右一対の
手押しハンドル（２６）および手押しハンドル（２６）
を受けて固定する筒金具（２７）をもうける。 （リ）背もたれ部（３）が座椅子型に立った患者載せ台
の腰掛け部（２）とその延長部分をＸを開いた状態の左
右の両側面フレームの上に載せ、腰掛け部（２）の左右
の孔に患者載せ台連結金具（１２）をはめ込み患者載せ
台と連結して組み立てる。
【０００５】
【発明実施の形態】本発明の移乗機能付き車椅子を使用
するときは、 （イ）車椅子本体をベッドぎわに運び、左右の手押しハ
ンドル（２６）を筒金具（２７）から外して垂直から水
平に倒す。 （ロ）ベッド側の患者載せ台連結金具（１２）を外し、
左右の回転式コの字型患者肘掛け支持枠（２１）を回転
させて下に降ろしてから左右両患者肘掛け（２２）を側
面フレームに沿って下に降ろす。 （ハ）車椅子の前面にまわり、回転式脚載せ台（１８）
を回転して脇に格納し、臨時脚載せ部（１）を水平位置
まで持ち上げたら臨時脚載せ部（１）のフレームの外側
にもうけたスライド式コの字型フレーム（１５）を水平
方向に押し出して先端に突出させた軸を腰掛け部（２）
の臨時脚載せ部軸受け（１４）に差し込んで引っかけ、
臨時脚載せ部（１）を水平にする。 （ニ）ベッドと反対側の車椅子の側面にまわり、患者載
せ台を腕でベッド側に押しながらベッドと反対側の側面
フレーム（６）の下部にある共通連結横軸（９）を片足
で同時に踏むと、Ｘ型立体フレーム（１０）のＸが折り
畳まれるに伴って、患者載せ台の腰掛け部（２）がベッ
ド側の側面フレーム（５）の回転可能な状態にあるロー
ラー（４）の上に載り、さらに、ベッド上の腰掛け部
（２）は裏面が滑り易い面のため、スライドしながらベ
ッド上にせり出す。図５−１は本移乗機能付車椅子の静
止時とベッドせり出し時とのＸ型立体フレーム（１０）
の開閉に伴う背面から見た変化の状況を示す概略背面図
であり、図５−２は本移乗機能付車椅子の静止時とベッ
ドせり出し時とのＸ字型立体フレーム（１０）の開閉に
伴う上面から見た変化の状況を示す概略上面図である。 （ホ）座椅子型になった患者載せ台の山型に２つ折れし
ている背もたれ部（３）をベッド上で開きながら伸ばし
て患者載せ台全体を平らにする。 （ヘ）ベッド上で横向きになった患者をベッド上で半回
転または滑らせながら、ベッド上にせり出しかつ横長の
平面状になった患者載せ台の上に載せる。 （ト）背もたれ部（３）の先端を持って引き上げてか
ら、２つ折れにして、上半部の先端の突起（１６）を腰
掛け部（２）の延長上の受け溝（１３）に引っかけて背
もたれ部（３）を立てる。 （チ）患者載せ台を手前に引きながら、Ｘ開脚式側面離
隔装置（６）のラチェット付きペダル（１１）をカチャ
カチャと下方に踏み込むと、ワイヤーワインダー（２
５）が回転し、ワイヤー（２４）が巻かれて左右の側面
フレーム（５）が外側に押され左右の側面フレーム間の
距離が広がる。広げ切ったらラチェット付きペダル（１
１）は上に上げてワイヤーワインダー（２５）を解放状
態にしておく。この結果、ベッド側の側面フレーム
（５）をベッド側に残しながら、ベッドと反対側の側面
フレーム（５）と患者載せ台連結金具（１２）で連結し
た患者載せ台が裏面を滑らせローラー（４）の上に載り
ながらベッド側から車椅子の下部フレーム側に載り移る
とともに、折り畳まれていたＸ型立体フレーム（１０）
の横幅が広がって通常の横幅を持った車椅子の形状に戻
る。 （リ）患者載せ台が完全に車椅子の下部フレーム側に戻
ったことを確認したら外していたベッド側の患者載せ台
連結金具（１２）をはめ込み、左右の患者肘掛け（２
２）を立て、回転式コの字型患者肘掛け支持枠（２１）
を回転させ下から支持させ、前方にまわり、水平になっ
たスライド式コの字型フレーム（１５）の先端を臨時脚
載せ部軸受け（１４）から外し下に降ろし、左右両側の
前部縦支柱に格納された回転式脚載せ台（１８）を設定
して患者の脚を載せる。 （ヌ）後方にまわり、両側の手押しハンドル（２６）を
筒金具（２７）に入れ、水平から垂直に立てて固定する
と、通常の車椅子の状態となる。 （ル）手押しハンドル（２６）を押して載せた患者と共
に移動する。患者を車椅子からベッドに戻す場合はこの
逆の順番で操作をすればよい。
するときは、 （イ）車椅子本体をベッドぎわに運び、左右の手押しハ
ンドル（２６）を筒金具（２７）から外して垂直から水
平に倒す。 （ロ）ベッド側の患者載せ台連結金具（１２）を外し、
左右の回転式コの字型患者肘掛け支持枠（２１）を回転
させて下に降ろしてから左右両患者肘掛け（２２）を側
面フレームに沿って下に降ろす。 （ハ）車椅子の前面にまわり、回転式脚載せ台（１８）
を回転して脇に格納し、臨時脚載せ部（１）を水平位置
まで持ち上げたら臨時脚載せ部（１）のフレームの外側
にもうけたスライド式コの字型フレーム（１５）を水平
方向に押し出して先端に突出させた軸を腰掛け部（２）
の臨時脚載せ部軸受け（１４）に差し込んで引っかけ、
臨時脚載せ部（１）を水平にする。 （ニ）ベッドと反対側の車椅子の側面にまわり、患者載
せ台を腕でベッド側に押しながらベッドと反対側の側面
フレーム（６）の下部にある共通連結横軸（９）を片足
で同時に踏むと、Ｘ型立体フレーム（１０）のＸが折り
畳まれるに伴って、患者載せ台の腰掛け部（２）がベッ
ド側の側面フレーム（５）の回転可能な状態にあるロー
ラー（４）の上に載り、さらに、ベッド上の腰掛け部
（２）は裏面が滑り易い面のため、スライドしながらベ
ッド上にせり出す。図５−１は本移乗機能付車椅子の静
止時とベッドせり出し時とのＸ型立体フレーム（１０）
の開閉に伴う背面から見た変化の状況を示す概略背面図
であり、図５−２は本移乗機能付車椅子の静止時とベッ
ドせり出し時とのＸ字型立体フレーム（１０）の開閉に
伴う上面から見た変化の状況を示す概略上面図である。 （ホ）座椅子型になった患者載せ台の山型に２つ折れし
ている背もたれ部（３）をベッド上で開きながら伸ばし
て患者載せ台全体を平らにする。 （ヘ）ベッド上で横向きになった患者をベッド上で半回
転または滑らせながら、ベッド上にせり出しかつ横長の
平面状になった患者載せ台の上に載せる。 （ト）背もたれ部（３）の先端を持って引き上げてか
ら、２つ折れにして、上半部の先端の突起（１６）を腰
掛け部（２）の延長上の受け溝（１３）に引っかけて背
もたれ部（３）を立てる。 （チ）患者載せ台を手前に引きながら、Ｘ開脚式側面離
隔装置（６）のラチェット付きペダル（１１）をカチャ
カチャと下方に踏み込むと、ワイヤーワインダー（２
５）が回転し、ワイヤー（２４）が巻かれて左右の側面
フレーム（５）が外側に押され左右の側面フレーム間の
距離が広がる。広げ切ったらラチェット付きペダル（１
１）は上に上げてワイヤーワインダー（２５）を解放状
態にしておく。この結果、ベッド側の側面フレーム
（５）をベッド側に残しながら、ベッドと反対側の側面
フレーム（５）と患者載せ台連結金具（１２）で連結し
た患者載せ台が裏面を滑らせローラー（４）の上に載り
ながらベッド側から車椅子の下部フレーム側に載り移る
とともに、折り畳まれていたＸ型立体フレーム（１０）
の横幅が広がって通常の横幅を持った車椅子の形状に戻
る。 （リ）患者載せ台が完全に車椅子の下部フレーム側に戻
ったことを確認したら外していたベッド側の患者載せ台
連結金具（１２）をはめ込み、左右の患者肘掛け（２
２）を立て、回転式コの字型患者肘掛け支持枠（２１）
を回転させ下から支持させ、前方にまわり、水平になっ
たスライド式コの字型フレーム（１５）の先端を臨時脚
載せ部軸受け（１４）から外し下に降ろし、左右両側の
前部縦支柱に格納された回転式脚載せ台（１８）を設定
して患者の脚を載せる。 （ヌ）後方にまわり、両側の手押しハンドル（２６）を
筒金具（２７）に入れ、水平から垂直に立てて固定する
と、通常の車椅子の状態となる。 （ル）手押しハンドル（２６）を押して載せた患者と共
に移動する。患者を車椅子からベッドに戻す場合はこの
逆の順番で操作をすればよい。
【０００６】
【実施例】以下、本発明のＸ型フレーム開閉式車椅子の
実施例について説明する。 （イ）左右の側面フレーム（５）と患者載せ台とを接続
するコの字型の患者載せ台連結金具（１２）を通す孔が
あき、左右の肘掛けが当たる部分がくぼんだ、背もたれ
部（３）の折り曲げた上半部の隅を受ける受け溝（１
３）が後方の隅にもうけられ、左右の前方の先端に臨時
脚載せ部（１）の周囲の突出させた軸を引っかける臨時
脚載せ部軸受け（１４）が取り付けられ、裏面が滑り易
い材質でできた平板からなる腰掛け部（２）をもうけ
る。 （ロ）腰掛け部（２）の前方に、腰掛け部（２）と蝶番
で接続して腰掛け部（２）に対して下方垂直方向から水
平にして臨時脚載せ部軸受け（１４）に突出させた軸を
引っかけて水平に止まり、外すと垂直に垂れ下がる、３
方の周囲を囲んだ軸をスライドすると軸の一部が突出す
るスライド式コの字型フレーム（１５）が付いた布を張
ったパイプ枠からなる臨時脚載せ部（１）をもうける。 （ハ）腰掛け部（２）の後方に、山型に折り曲げた時に
腰掛け部（２）の受け溝（１３）に止める突起（１６）
が先端に付いた上半部と、下半部のそれぞれ２個の布を
張ったパイプ枠の先端を蝶番で互いに接続し、下半部の
先端を蝶番で腰掛け部（２）と接続した、上半部と下半
部を２つ折れさせると山型に立ち、伸ばすと平面にな
り、重ならずに腰掛け部（２）と同一平面上になる背も
たれ部（３）をもうけ、図４のように、臨時脚載せ部
（１）と腰掛け部（２）と背もたれ部（３）からなる患
者載せ台をもうける。 （ニ）自在方向に動く前脚輪（１７）および回転式脚載
せ台（１８）が付いた前部縦支柱、後部大車輪（１９）
の車軸を受け、かつ車軸上を移動する、車軸に接するベ
アリングを内包したベアリング軸受け（２０）および手
押しハンドル（２６）が付いた後部縦支柱、患者載せ台
のくびれ部分を上下する、回転させて垂直に立てて下か
ら支持する回転式コの字型患者肘掛け支持枠（２１）が
付いたコの字型の患者肘掛け（２２）の縦軸が上部で出
入りする縦鞘管（７）、左右のＸの下部の先端と連結し
た左右の垂直ガイド軸（８）が下部で出入りする縦鞘管
（７）、上部に複数のローラー（４）および上部に上下
方向への移動しろをもった患者載せ台連結金具（１２）
を被せるかたちで患者載せ台と下部フレームを連結する
孔が付いた横長の平板が付いた最上部の横支柱、ラチェ
ット付きペダル（１１）が付いた最下部の横支柱、これ
らの縦支柱と縦鞘管と横支柱からなる左右一対の側面フ
レーム（５）をもうける。 （ホ）２個の軸か２枚の板または２個の長方形の枠が正
面から見るとＸ字状に交差したＸの交点どおしを中心軸
で連結した複数のＸ字状のフレームからなる、Ｘの上部
の左右の先端は左右の側面フレームの上部に接続し、Ｘ
の下部の左右の先端は左右の側面フレームに付いた左右
の縦鞘管（７）内を上下する左右の垂直ガイド軸（８）
の先端どおしを連結する共通連結横軸（９）に連結し
て、左右の側面フレーム（５）の面または延長面上に沿
って上下に移動する、Ｘの交点を中心としたＸの開閉に
連動して、左右の両側面フレームを垂直に立たせ、互い
に平行状態を保ちながら近づけたり離したりするＸ型立
体フレーム（１０）を左右の側面フレーム間にもうける （ヘ）図９のようにＸ型立体フレーム（１０）の下部先
端どおしを渡す左右の共通連結横軸（９）とＸ型立体フ
レーム（１０）の中心軸にそれぞれ取り付けた折り返し
用滑車（２３）をそれぞれ折り返し点として張り巡らし
たワイヤー（２４）の両先端が左右の側面フレーム
（５）に付いたラチェット付きペダル（１１）に連動す
る、一定方向の回転だけ歯車が引っかかって回転するラ
チェットに接続したワイヤーワインダー（２５）に結び
つけられた、ラチェット付きペダル（１１）についた歯
車を上げると一定方向に巻かれたワイヤーワインダー
（２５）のワイヤーが緩み、ラチェット付きペダル（１
１）を踏むとワイヤーワインダー（２５）が一定方向に
巻かれ、閉じたＸ型立体フレーム（１０）の左右のＸの
下部先端に上方向への力が同時に与えられて、左右側面
フレーム（５）をＸの交点を中心に左右それぞれ外側に
押し出しながらＸ型立体フレーム（１０）を開く、Ｘに
連動して左右の側面フレーム（５）間を引き離すＸ開脚
式側面離隔装置（６）を左右の側面フレーム間にもうけ
る。 （ト）左右の側面フレームのベアリング軸受け（２０）
の孔を通した中心軸の左右先端にブレーキシューが付い
た車輪からなる左右の後部大車輪（１９）をもうける。 （チ）図１１のように、左右の側面フレーム（５）の後
部縦支柱に、後部大車輪（１９）のブレーキシューと連
絡したブレーキワイヤーがつき、ブレーキハンドルが握
り部の下につき、持ち上げて筒金具（２７）から下部を
抜き、中間位置で支える下部フレームに付いた突起を中
心に回転させ垂直方向から水平方向に倒れる逆Ｆ字型の
棒からなる、中間に孔のあいた金具が付いた左右一対の
手押しハンドル（２６）および手押しハンドル（２６）
を受けて固定する筒金具（２７）をもうける。 （リ）背もたれ部（３）が座椅子型に立った患者載せ台
の腰掛け部（２）とその延長部分をＸを開いた状態の左
右の両側面フレームの上に載せ、腰掛け部（２）の左右
の孔に患者載せ台連結金具（１２）をはめ込み患者載せ
台と連結して組み立てる。 （ヌ）図１０のように、図９のＸ型開脚式側面離隔装置
（６）の代わりに、Ｘ型立体フレーム（１０）の中心軸
を共通の中心軸とする、中途に屈折点があり、下部先端
が一方の共通連結横軸（９）と接続した、上部先端どお
しを横軸で連結したフレームと、もう一方の共通連結横
軸（９）に接続し、上部横軸を折り返し点とするベルト
の先端どおしを繋ぐ横軸をもうけ、この横軸を踏み込む
とＸの左右の先端が同時に引き上げられてＸが開くＸ型
開脚式側面離隔装置としてもよい。 （ル）図１３−１の側面図および図１３−２の正面図の
ように、患者載せ台の各部を継ぎ目のない真っ直ぐな１
枚の平板にし、左右両側面フレームの長さを平板の長さ
に合わせ、後輪を前輪と同じく自在方向に動く車輪にす
れば、移乗機能付きストレッチャーとして使用できる。 （オ）図１４のように、患者載せ台に無数の孔をもう
け、浴室に患者載せ台を吊して上下できる装置、また
は、浴槽内で上下する支持台をもうければ、浴室で患者
載せ台を下部フレームから分離させ、浴槽内に移動した
患者載せ台を浮かせたり沈めたりする患者入浴対応の移
乗機能付き車椅子として使用できる。
実施例について説明する。 （イ）左右の側面フレーム（５）と患者載せ台とを接続
するコの字型の患者載せ台連結金具（１２）を通す孔が
あき、左右の肘掛けが当たる部分がくぼんだ、背もたれ
部（３）の折り曲げた上半部の隅を受ける受け溝（１
３）が後方の隅にもうけられ、左右の前方の先端に臨時
脚載せ部（１）の周囲の突出させた軸を引っかける臨時
脚載せ部軸受け（１４）が取り付けられ、裏面が滑り易
い材質でできた平板からなる腰掛け部（２）をもうけ
る。 （ロ）腰掛け部（２）の前方に、腰掛け部（２）と蝶番
で接続して腰掛け部（２）に対して下方垂直方向から水
平にして臨時脚載せ部軸受け（１４）に突出させた軸を
引っかけて水平に止まり、外すと垂直に垂れ下がる、３
方の周囲を囲んだ軸をスライドすると軸の一部が突出す
るスライド式コの字型フレーム（１５）が付いた布を張
ったパイプ枠からなる臨時脚載せ部（１）をもうける。 （ハ）腰掛け部（２）の後方に、山型に折り曲げた時に
腰掛け部（２）の受け溝（１３）に止める突起（１６）
が先端に付いた上半部と、下半部のそれぞれ２個の布を
張ったパイプ枠の先端を蝶番で互いに接続し、下半部の
先端を蝶番で腰掛け部（２）と接続した、上半部と下半
部を２つ折れさせると山型に立ち、伸ばすと平面にな
り、重ならずに腰掛け部（２）と同一平面上になる背も
たれ部（３）をもうけ、図４のように、臨時脚載せ部
（１）と腰掛け部（２）と背もたれ部（３）からなる患
者載せ台をもうける。 （ニ）自在方向に動く前脚輪（１７）および回転式脚載
せ台（１８）が付いた前部縦支柱、後部大車輪（１９）
の車軸を受け、かつ車軸上を移動する、車軸に接するベ
アリングを内包したベアリング軸受け（２０）および手
押しハンドル（２６）が付いた後部縦支柱、患者載せ台
のくびれ部分を上下する、回転させて垂直に立てて下か
ら支持する回転式コの字型患者肘掛け支持枠（２１）が
付いたコの字型の患者肘掛け（２２）の縦軸が上部で出
入りする縦鞘管（７）、左右のＸの下部の先端と連結し
た左右の垂直ガイド軸（８）が下部で出入りする縦鞘管
（７）、上部に複数のローラー（４）および上部に上下
方向への移動しろをもった患者載せ台連結金具（１２）
を被せるかたちで患者載せ台と下部フレームを連結する
孔が付いた横長の平板が付いた最上部の横支柱、ラチェ
ット付きペダル（１１）が付いた最下部の横支柱、これ
らの縦支柱と縦鞘管と横支柱からなる左右一対の側面フ
レーム（５）をもうける。 （ホ）２個の軸か２枚の板または２個の長方形の枠が正
面から見るとＸ字状に交差したＸの交点どおしを中心軸
で連結した複数のＸ字状のフレームからなる、Ｘの上部
の左右の先端は左右の側面フレームの上部に接続し、Ｘ
の下部の左右の先端は左右の側面フレームに付いた左右
の縦鞘管（７）内を上下する左右の垂直ガイド軸（８）
の先端どおしを連結する共通連結横軸（９）に連結し
て、左右の側面フレーム（５）の面または延長面上に沿
って上下に移動する、Ｘの交点を中心としたＸの開閉に
連動して、左右の両側面フレームを垂直に立たせ、互い
に平行状態を保ちながら近づけたり離したりするＸ型立
体フレーム（１０）を左右の側面フレーム間にもうける （ヘ）図９のようにＸ型立体フレーム（１０）の下部先
端どおしを渡す左右の共通連結横軸（９）とＸ型立体フ
レーム（１０）の中心軸にそれぞれ取り付けた折り返し
用滑車（２３）をそれぞれ折り返し点として張り巡らし
たワイヤー（２４）の両先端が左右の側面フレーム
（５）に付いたラチェット付きペダル（１１）に連動す
る、一定方向の回転だけ歯車が引っかかって回転するラ
チェットに接続したワイヤーワインダー（２５）に結び
つけられた、ラチェット付きペダル（１１）についた歯
車を上げると一定方向に巻かれたワイヤーワインダー
（２５）のワイヤーが緩み、ラチェット付きペダル（１
１）を踏むとワイヤーワインダー（２５）が一定方向に
巻かれ、閉じたＸ型立体フレーム（１０）の左右のＸの
下部先端に上方向への力が同時に与えられて、左右側面
フレーム（５）をＸの交点を中心に左右それぞれ外側に
押し出しながらＸ型立体フレーム（１０）を開く、Ｘに
連動して左右の側面フレーム（５）間を引き離すＸ開脚
式側面離隔装置（６）を左右の側面フレーム間にもうけ
る。 （ト）左右の側面フレームのベアリング軸受け（２０）
の孔を通した中心軸の左右先端にブレーキシューが付い
た車輪からなる左右の後部大車輪（１９）をもうける。 （チ）図１１のように、左右の側面フレーム（５）の後
部縦支柱に、後部大車輪（１９）のブレーキシューと連
絡したブレーキワイヤーがつき、ブレーキハンドルが握
り部の下につき、持ち上げて筒金具（２７）から下部を
抜き、中間位置で支える下部フレームに付いた突起を中
心に回転させ垂直方向から水平方向に倒れる逆Ｆ字型の
棒からなる、中間に孔のあいた金具が付いた左右一対の
手押しハンドル（２６）および手押しハンドル（２６）
を受けて固定する筒金具（２７）をもうける。 （リ）背もたれ部（３）が座椅子型に立った患者載せ台
の腰掛け部（２）とその延長部分をＸを開いた状態の左
右の両側面フレームの上に載せ、腰掛け部（２）の左右
の孔に患者載せ台連結金具（１２）をはめ込み患者載せ
台と連結して組み立てる。 （ヌ）図１０のように、図９のＸ型開脚式側面離隔装置
（６）の代わりに、Ｘ型立体フレーム（１０）の中心軸
を共通の中心軸とする、中途に屈折点があり、下部先端
が一方の共通連結横軸（９）と接続した、上部先端どお
しを横軸で連結したフレームと、もう一方の共通連結横
軸（９）に接続し、上部横軸を折り返し点とするベルト
の先端どおしを繋ぐ横軸をもうけ、この横軸を踏み込む
とＸの左右の先端が同時に引き上げられてＸが開くＸ型
開脚式側面離隔装置としてもよい。 （ル）図１３−１の側面図および図１３−２の正面図の
ように、患者載せ台の各部を継ぎ目のない真っ直ぐな１
枚の平板にし、左右両側面フレームの長さを平板の長さ
に合わせ、後輪を前輪と同じく自在方向に動く車輪にす
れば、移乗機能付きストレッチャーとして使用できる。 （オ）図１４のように、患者載せ台に無数の孔をもう
け、浴室に患者載せ台を吊して上下できる装置、また
は、浴槽内で上下する支持台をもうければ、浴室で患者
載せ台を下部フレームから分離させ、浴槽内に移動した
患者載せ台を浮かせたり沈めたりする患者入浴対応の移
乗機能付き車椅子として使用できる。
【０００７】
【発明の効果】本発明は、以上のような構造で、 （イ）通常の車椅子では、患者をベッドから車椅子に載
せ替えるためには、看護人が患者の抱え上げ下ろしをす
るが、ベッドと車椅子面との段差が殆どなくなることか
ら、この動作が必要なくなる上、ベッド上での載せ替え
となるので看護人の労力を大幅に削減できる。また、患
者載せ台のせり出しや戻しは、患者載せ台やＸ型立体フ
レームに対する軽い脚力や腕力による押しや引きだけで
よく、職業病と言われている看護人の腰痛を軽減できる
うえ、操作が簡単で載せ替え作業時間がきわめて短くな
る。 （ロ）Ｘ型立体フレームが開閉するときはＸが均等な動
きをするので、両側面フレームは常にベッドに平行に動
いて横ずれしないため、片側の側面フレームに接続して
設定された腰掛け部もベッドに対して横ずれすることな
く直角にせり出しまたは戻すことができ作業がやりやす
い。 （ハ）通常の車椅子では、ベッドに横付けされた患者載
せ台ごしに腰を曲げたり、手を伸ばして載せ替え作業を
するが、患者載せ台がベッド上にせり出したとき、Ｘ型
立体フレームが折り畳まれ、下部フレームの横幅が圧縮
されて看護人が直接患者載せ台について動けるうえ、患
者載せ台の横幅の約１／２のせりだしストロークが得ら
れるため、患者載せ替えに十分な患者載せ台の幅がベッ
ド上に載せられるうえ、患者載せ台が薄い１枚の平板で
段差が少ない結果、看護人が腰を曲げたり、手を伸ばさ
なくても、常にベッド上の患者の至近距離で載せ替え作
業ができる。また、肘掛けや手押しハンドルが患者が寝
ている水平面より低く倒れまたは下がって患者と看護人
との間や左右に邪魔になる機器の部分がなくなるので作
業が極めてやりやすい。 （ニ）下部フレームは複数のＸ型フレームに支持されて
いるので荷重に対して安定性が高いうえ、左右側面フレ
ームもＸ型立体フレームに常に垂直に保持されており、
安定している。搬送時および静止時はＸ型立体フレーム
のＸの中心軸が全体のフレームを固定する構造であり、
崩れやねじれを防止する固定の役割を果たすので強度上
十分安定しているといえる。患者載せ台がせり出し戻り
中も、ベッドの支点を含め、常に複数の支点で支えられ
ており、荷重バランスがとれていることと背もたれ部は
必ずベッドの上だけで立てたり倒したりする方法をとる
ので万一の場合でも安全なことから、一連の操作で常に
高いレベルの安全性が確保されているといえる。さら
に、Ｘ開脚式側面離隔装置が付いているので、手前に患
者載せ台を戻すとき、折り畳まれているＸの下部先端に
左右どちらか１カ所だけ垂直に力を加えてもＸの作る角
度が広い鈍角となってデッドになっていて開きにくい
が、Ｘとは独立した別のフレーム側から左右同時に上方
向に力を加えることにより、スムースに開くうえ、ベッ
ド側の側面フレームをベッド側に押しつけるため、ベッ
ドに結びつける作業を省略でき、ベッド側の側面フレー
ムが一緒に手前に動く危険性を排除でき、安全性が高め
られる。 （ホ）全体のフレームの長さは腰掛け部の長さに背もた
れ部を支持する長さだけ加わるため、また、車輪間の幅
は通常の車椅子と変わらないため比較的コンパクトに設
定でき、狭い病室内でも使用できる。 （ヘ）患者のベッドの下には構造体が殆どはみださない
ので、ベッドの下に物が置いてあっても脇によけずに使
用できる。 （ト）構造が従来の同様な機能のものより簡単なため、
安価に製造できるうえ、操作も簡単であることから、普
及が図りやすい。 （チ）患者載せ台はベッドの脇で全体を平らに伸ばすこ
とがないのでベッドの周囲に卓袱台やテレビ台等障害物
があっても少し脇によけるだけでよい。 （リ）ベッドの高さと多少段差がある場合は、ベッドと
反対側の患者載せ台が側面フレームからある程度浮き上
がり傾けられる仕掛けになっているのでので対応が可能
である。 （ヌ）患者載せ台の背もたれ部は２つ折れするため、看
護人が後方から車椅子を押して進む場合にも、背もたれ
部が後方から押す看護人の前方の視界を遮ることはな
い。 （ル）後部車軸上を側面フレームがベアリング軸受けに
載ってスライドする方式を採用したため、患者載せ台せ
り出し時に、後部車輪を浮かす操作や装置が必要ないう
え、患者載せ台がぎくしゃくせず、ベッドに対し直角、
円滑にせり出す。 （オ）患者載せ台は患者載せ台連結金具で下部フレーム
と連結しているほか、左右の肘掛けが、腰掛け部を保持
し、下部フレームと一体化され、前後左右にずれること
を防止している。
せ替えるためには、看護人が患者の抱え上げ下ろしをす
るが、ベッドと車椅子面との段差が殆どなくなることか
ら、この動作が必要なくなる上、ベッド上での載せ替え
となるので看護人の労力を大幅に削減できる。また、患
者載せ台のせり出しや戻しは、患者載せ台やＸ型立体フ
レームに対する軽い脚力や腕力による押しや引きだけで
よく、職業病と言われている看護人の腰痛を軽減できる
うえ、操作が簡単で載せ替え作業時間がきわめて短くな
る。 （ロ）Ｘ型立体フレームが開閉するときはＸが均等な動
きをするので、両側面フレームは常にベッドに平行に動
いて横ずれしないため、片側の側面フレームに接続して
設定された腰掛け部もベッドに対して横ずれすることな
く直角にせり出しまたは戻すことができ作業がやりやす
い。 （ハ）通常の車椅子では、ベッドに横付けされた患者載
せ台ごしに腰を曲げたり、手を伸ばして載せ替え作業を
するが、患者載せ台がベッド上にせり出したとき、Ｘ型
立体フレームが折り畳まれ、下部フレームの横幅が圧縮
されて看護人が直接患者載せ台について動けるうえ、患
者載せ台の横幅の約１／２のせりだしストロークが得ら
れるため、患者載せ替えに十分な患者載せ台の幅がベッ
ド上に載せられるうえ、患者載せ台が薄い１枚の平板で
段差が少ない結果、看護人が腰を曲げたり、手を伸ばさ
なくても、常にベッド上の患者の至近距離で載せ替え作
業ができる。また、肘掛けや手押しハンドルが患者が寝
ている水平面より低く倒れまたは下がって患者と看護人
との間や左右に邪魔になる機器の部分がなくなるので作
業が極めてやりやすい。 （ニ）下部フレームは複数のＸ型フレームに支持されて
いるので荷重に対して安定性が高いうえ、左右側面フレ
ームもＸ型立体フレームに常に垂直に保持されており、
安定している。搬送時および静止時はＸ型立体フレーム
のＸの中心軸が全体のフレームを固定する構造であり、
崩れやねじれを防止する固定の役割を果たすので強度上
十分安定しているといえる。患者載せ台がせり出し戻り
中も、ベッドの支点を含め、常に複数の支点で支えられ
ており、荷重バランスがとれていることと背もたれ部は
必ずベッドの上だけで立てたり倒したりする方法をとる
ので万一の場合でも安全なことから、一連の操作で常に
高いレベルの安全性が確保されているといえる。さら
に、Ｘ開脚式側面離隔装置が付いているので、手前に患
者載せ台を戻すとき、折り畳まれているＸの下部先端に
左右どちらか１カ所だけ垂直に力を加えてもＸの作る角
度が広い鈍角となってデッドになっていて開きにくい
が、Ｘとは独立した別のフレーム側から左右同時に上方
向に力を加えることにより、スムースに開くうえ、ベッ
ド側の側面フレームをベッド側に押しつけるため、ベッ
ドに結びつける作業を省略でき、ベッド側の側面フレー
ムが一緒に手前に動く危険性を排除でき、安全性が高め
られる。 （ホ）全体のフレームの長さは腰掛け部の長さに背もた
れ部を支持する長さだけ加わるため、また、車輪間の幅
は通常の車椅子と変わらないため比較的コンパクトに設
定でき、狭い病室内でも使用できる。 （ヘ）患者のベッドの下には構造体が殆どはみださない
ので、ベッドの下に物が置いてあっても脇によけずに使
用できる。 （ト）構造が従来の同様な機能のものより簡単なため、
安価に製造できるうえ、操作も簡単であることから、普
及が図りやすい。 （チ）患者載せ台はベッドの脇で全体を平らに伸ばすこ
とがないのでベッドの周囲に卓袱台やテレビ台等障害物
があっても少し脇によけるだけでよい。 （リ）ベッドの高さと多少段差がある場合は、ベッドと
反対側の患者載せ台が側面フレームからある程度浮き上
がり傾けられる仕掛けになっているのでので対応が可能
である。 （ヌ）患者載せ台の背もたれ部は２つ折れするため、看
護人が後方から車椅子を押して進む場合にも、背もたれ
部が後方から押す看護人の前方の視界を遮ることはな
い。 （ル）後部車軸上を側面フレームがベアリング軸受けに
載ってスライドする方式を採用したため、患者載せ台せ
り出し時に、後部車輪を浮かす操作や装置が必要ないう
え、患者載せ台がぎくしゃくせず、ベッドに対し直角、
円滑にせり出す。 （オ）患者載せ台は患者載せ台連結金具で下部フレーム
と連結しているほか、左右の肘掛けが、腰掛け部を保持
し、下部フレームと一体化され、前後左右にずれること
を防止している。
【図１】患者移乗前および移乗途中の移乗機能付き車椅
子の斜視図
子の斜視図
【図２】移乗機能付き車椅子の斜視図
【図３】移乗機能付き車椅子の下部フレームの主要部分
の構成を示す斜視図
の構成を示す斜視図
【図４】患者載せ台の斜視図
【図５−１】Ｘ型立体フレームの開閉に伴う下部フレー
ムの変化の状況を示す概略背面図
ムの変化の状況を示す概略背面図
【図５−２】Ｘ型立体フレームの開閉に伴う下部フレー
ムの変化の状況を示す概略上面図
ムの変化の状況を示す概略上面図
【図６】移乗機能付き車椅子の側面図
【図７−１】移乗機能付き車椅子のＸ型立体フレームが
開いた正面図
開いた正面図
【図７−２】移乗機能付き車椅子のＸ型立体フレームが
閉じた正面図
閉じた正面図
【図８】移乗機能付き車椅子のＸ型立体フレームが開い
た上面図
た上面図
【図９】Ｘ型立体フレームおよびＸ開脚式側面離隔装置
の構造を示す概念斜視図および概念正面図
の構造を示す概念斜視図および概念正面図
【図１０】Ｘ型立体フレームおよびＸ開脚式側面離隔装
置の実施例の構造を示す概念斜視図および概念正面図
置の実施例の構造を示す概念斜視図および概念正面図
【図１１】手押しハンドルと筒金具との取り合い構造を
示す概念側面図
示す概念側面図
【図１２】患者肘掛けおよび回転式コの字型患者肘掛け
支持枠の構造を示す概念側面図および概念背面図
支持枠の構造を示す概念側面図および概念背面図
【図１３−１】ストレッチャーとして使用する場合の実
施例の側面図
施例の側面図
【図１３−２】ストレッチャーとして使用する場合の実
施例のＸ型立体フレームの開閉に伴う下部フレームの変
化の状況を示す概念正面図
施例のＸ型立体フレームの開閉に伴う下部フレームの変
化の状況を示す概念正面図
【図１４】入浴対応機能が付いた移乗機能付き車椅子の
入浴対応方法を示す実施例の概念上面図
入浴対応方法を示す実施例の概念上面図
１ 臨時脚載せ部 ２ 腰掛け部 ３ 背もたれ部 ４ ローラー ５ 側面フレーム ６ Ｘ開脚式側面離隔装置 ７ 縦鞘管 ８ 垂直ガイド軸 ９ 共通連結横軸 １０ Ｘ型立体フレーム １１ ラチェット付きペダル １２ 患者載せ台連結金具 １３ 受け溝 １４ 臨時脚載せ部軸受け １５ スライド式コの字型フレーム １６ 突起 １７ 前脚輪 １８ 回転式脚載せ台 １９ 後部大車輪 ２０ ベアリング軸受け ２１ 回転式コの字型患者肘掛け支持枠 ２２ 患者肘掛け ２３ 折り返し用滑車 ２４ ワイヤー ２５ ワイヤーワインダー ２６ 手押しハンドル ２７ 筒金具
Claims (1)
- 【請求項１】移乗機能付車椅子を構成する上部の患者載
せ台と、患者乗せ台を下から支持する下部フレームにお
いて、上部の患者載せ台は、垂直下方向から水平方向に
引き上げて水平に止まる臨時脚載せ部（１）、および裏
面が滑り易い材質の平板からなる腰掛け部（２）、なら
びに２つ折れして山型状に立ち伸ばすと平面状になる背
もたれ部（３）、からなる患者載せ台とし、下部フレー
ムは、上部にローラー（４）が付き、後部大車輪（１
９）間に渡した車軸上を移動する左右の側面フレーム
（５）をもうけ、正面から見るとＸ字状に交差した、Ｘ
の上部の左右の先端は左右の側面フレーム（５）の上部
に接続し、Ｘの下部の左右の先端は左右の側面フレーム
（５）の面または延長面上に沿って上下に移動する、交
点どおしを中心軸で連結した複数のＸ字状のフレームか
らなるＸ型立体フレーム（１０）、および、閉じたＸ型
立体フレーム（１０）のＸの左右の下部先端に上方向の
力を同時に与えて、Ｘの交点を中心としてＸ型立体フレ
ーム（１０）を開いて左右の側面フレーム（５）を外側
に押し出しながら引き離すＸ開脚式側面離隔装置
（６）、を左右の側面フレーム（５）の間にもうけた下
部フレームとした移乗機能付き車椅子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001383772A JP2002224166A (ja) | 2000-11-15 | 2001-11-13 | 移乗機能付き車椅子 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000-386116 | 2000-11-15 | ||
| JP2000386116 | 2000-11-15 | ||
| JP2001383772A JP2002224166A (ja) | 2000-11-15 | 2001-11-13 | 移乗機能付き車椅子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002224166A true JP2002224166A (ja) | 2002-08-13 |
Family
ID=26606146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001383772A Pending JP2002224166A (ja) | 2000-11-15 | 2001-11-13 | 移乗機能付き車椅子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002224166A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005312943A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-11-10 | Masaya Tatsuno | 移乗機能付き車椅子における患者載せ台のせり出し長さを長くする方法、およびこの方法を備えた移乗機能付き車椅子 |
| JP2010000321A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Katsuji Sawada | 車いす型ストレッチャーにおける移載のためのシフトするシート |
| WO2010017181A2 (en) * | 2008-08-05 | 2010-02-11 | Virginia Commonwealth University | Low cost, light weight, compact surgical table |
| JP2011147694A (ja) * | 2010-01-25 | 2011-08-04 | Institute Of National Colleges Of Technology Japan | いす構造 |
| CN108852700A (zh) * | 2018-05-09 | 2018-11-23 | 曾杰阳 | 将病患在床与轮椅之间平躺转移的方法 |
-
2001
- 2001-11-13 JP JP2001383772A patent/JP2002224166A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005312943A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-11-10 | Masaya Tatsuno | 移乗機能付き車椅子における患者載せ台のせり出し長さを長くする方法、およびこの方法を備えた移乗機能付き車椅子 |
| JP2010000321A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Katsuji Sawada | 車いす型ストレッチャーにおける移載のためのシフトするシート |
| WO2010017181A2 (en) * | 2008-08-05 | 2010-02-11 | Virginia Commonwealth University | Low cost, light weight, compact surgical table |
| WO2010017181A3 (en) * | 2008-08-05 | 2010-05-06 | Virginia Commonwealth University | Low cost, light weight, compact surgical table |
| JP2011147694A (ja) * | 2010-01-25 | 2011-08-04 | Institute Of National Colleges Of Technology Japan | いす構造 |
| CN108852700A (zh) * | 2018-05-09 | 2018-11-23 | 曾杰阳 | 将病患在床与轮椅之间平躺转移的方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041022 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071002 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080219 |