JP7457402B2 - 組立式ラック - Google Patents

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Description

本発明は組立式ラックに関する。より詳しくは、磁性壁面に磁気吸着力により着脱自在に取付けられる組立式ラックに関する。
磁着型の組立式ラックとして、特許文献1は、磁気吸着可能な壁に吸着可能な一対の方立体の支柱部間に差し渡された1つ以上の平板状の棚板を有するマグネット吸着式の壁面家具を開示している。この壁面家具は、組立てに際し、まず一方の方立体の支柱部を壁面に磁気吸着させる。その際、支柱部の鉛直方向を垂直方向に取り付ける。次いで一方の方立体の支柱部に棚板を差し渡す。次いで、差し渡した棚板に、他方の支柱部が取り付けられるように、他方の支柱部を壁面に磁気吸着させる。
特開2019-146781号
上記壁面家具は、1セットについて互いに別体からなる一対の方立体の支柱部を有しているため、支柱部を壁面に磁気吸着させる作業は少なくとも2度必要であり、取付けの手間がかかる。分解時は、この反対の手順の作業になるので、同様に手間がかかる。
また、壁面家具1セットについて、少なくとも2つの方立体の支柱部が必須であり、部品点数の観点からは不利である。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、部品点数が少なくて済むとともに、組立と分解の作業に費やす時間と労力を軽減できる組立式ラックを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために次のような手段をとる。なお、本欄(「課題を解決するための手段」の欄)において各構成手段に付した括弧書きの符号は、後述する実施形態に記載の代表的な具体的手段との対応関係を示すための参考用のものであり、本発明の構成手段をこれに限定するものではない。
本発明の一の態様は、磁性壁面(W)に磁気吸着力により着脱自在に取付けられる組立式ラック(10,10A)であって、固定板(1,1A)と、固定板(1,1A)に対して工具無しで着脱自在に取り付けられる棚板(4,4A)とを有し、固定板(1,1A)は、1枚物の基板(11,11A)の一方の面にマグネットシート(21)を固着するとともに、他方の面の左右方向及び上下方向の少なくとも一方の両側に、それぞれ対をなして、棚板(4,4A)を横架させるための係止部(13,13A)を備えることを特徴とする。
本態様によると、固定板(1,1A)は、1枚物の基板(11,11A)の一方の面にマグネットシート(21)を固着するとともに、他方の面の左右方向及び上下方向の少なくとも一方の両側に、それぞれ対をなして、棚板(4,4A)を横架させるための係止部(13,13A)を備える。このため、組立式ラック(10,10A)の組み立てにあたり、固定板(1,1A)を磁性壁面(W)に磁気吸着させる作業は、1枚の固定板(1,1A)について基本的に1回だけでよく、作業に費やす時間と労力を軽減できる。分解時は、組立時の反対の手順を踏み、このときも固定板(1,1A)を磁性壁面(W)から取り外す作業は1回だけでよく、作業に費やす時間と労力を軽減できる。また、部品点数が少なくて済む。
本発明の他の態様では、基板(11,11A)の他方の面の左右方向(X)及び上下方向(Z)の少なくとも一方に沿って連続して延びる長尺突出部(12,12A)を有し、係止部(13,13A)がこの長尺突出部(12,12A)に形成される。
本態様によると、複数の棚板を取付けることが可能となる。
本発明の他の態様では、左右の長尺突出部(12,12A)は、それぞれ左右で同じ上下位置となるように穿設された複数の貫通孔(13,13A)を備え、
長尺突出部(12,12A)における貫通孔(13,13A)に挿通且つ係止される挿通係止部(32,34A)を備える棚板支持部(3,3A)を有し、棚板(4,4A)は棚板支持部(3,3A)に支承される。
本態様によると、左右で同じ上下位置となる貫通孔(13,13A)にそれぞれ棚板支持部(3,3A)の挿通係止部(32,34A)を挿通且つ係止させることで、棚板(4,4A)を横架可能となる。
本発明の他の態様では、貫通孔は、固定板(1,1A)におけるマグネットシート(21)の磁着面に垂直な方向に軸心を有する。
本発明の他の態様では、貫通孔は、固定板(1,1A)におけるマグネットシート(21)の磁着面に平行な方向に軸心を有する。
本発明の他の態様では、固定板(1,1A)が可撓性を有する。
本態様によると、固定板(1,1A)の角度調整や取り外しの際、固定板(1,1A)の一部を撓ませて引き剥がすことができる。強い力を加えて一気に取り外すのではなく、比較的弱い力で端から徐々に剥がすことができるため、作業が容易である。
本発明によると、部品点数が少なくて済むとともに、組立と分解の作業に費やす時間と労力を軽減できる組立式ラックが提供される。
第1実施形態の組立式ラックの外観斜視図である。 第1実施形態の組立式ラックの分解斜視図である。 第1実施形態の組立式ラックの平面断面図である。 固定板の斜視図である。 マグネットシートの2面図である。 ブラケットの斜視図である。 棚板の斜視図である。 第1実施形態の組立式ラックの組立手順を示す斜視図である。 組立式ラックの固定板の変形例を示す図である。 組立式ラックの固定板の変形例を示す図である。 組立式ラックの固定板の変形例を示す図である。 組立式ラックの固定板の変形例を示す図である。 ブラケットと棚板の変形例を示す図である。 ブラケットの変形例を示す図である。 第2実施形態の組立式ラックの外観斜視図である。 第2実施形態の組立式ラックの分解斜視図である。 図10のB-B線断面視図である。 固定板の斜視図である。 支柱の斜視図である。 支柱押さえの斜視図である。 棚板の斜視図である。 第2実施形態の組立式ラックの組立手順を示す斜視図である。 第2実施形態の組立式ラックの組立手順を示す斜視図である。 第2実施形態の組立式ラックの他の使用例を示す斜視図である。 第2実施形態の組立式ラックの変形例を示す斜視図である。 支柱押さえの変形例を示す図である。 変形例の支柱押さえと固定板の垂直壁の部分斜視図である。 支柱押さえの他の変形例を示す図である。 支柱押さえの更に他の変形例を示す図である。 垂直壁の変形例を説明するための図である。 支柱の変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
〔第1実施形態〕
図1は第1実施形態の組立式ラック10の外観斜視図、図2は第1実施形態の組立式ラック10の分解斜視図である。図3は第1実施形態の組立式ラック10の平面断面図であり、(a)は図1のA-A線断面視図を示し、(b)は固定板1を引き剥がすときの状態を示す。
なお、後述の図の一部を含めたこれらの図において、直交座標系の3軸をXYZとし、磁性壁面WはXY平面に垂直で且つZX平面に平行であるものとする。また、各図の縮尺は必ずしも正確なものではなく、その一部の要素は、単に本発明をわかりやすくするために描いただけのものである。また、左用の構成品と右用の構成品とで同一または対象なものについては、同一の符号を付してある。
図1から図3に示すように、組立式ラック10は、固定板1とブラケット3と棚板4を備え、固定板1に設けられたマグネットシート21により、磁性壁面Wに着脱自在に取り付けられている。これら固定板1とブラケット3と棚板4は、ドライバー等の工具なしで分離可能になっている。また組立に際しても工具を要さない。
次に、組立式ラック10の各構成要素について詳述する。
図4は固定板1の斜視図であり、(a)は表側面を示し、(b)は裏側面を示す。図5はマグネットシート21の2面図であり、(a)は正面図、(b)は側面図を示す。図6はブラケット3の斜視図であり、(a)は左側用のブラケット3を示し、(b)は右側用のブラケット3を示す。図7は棚板4の斜視図であり、(a)は表側面を示し、(b)は裏側面を示す。
固定板1は、図4に示すように、基板11とマグネットシート21を備える。
基板11は、厚さ0.1mm~2mm程度の方形状の薄型金属板を材質とし、幅方向Xの両側に左右一対のリブ12を形成した構成とされる。各リブ12は、それぞれ基板面から所定高さ突出した状態で上下方向Zに連続して延びる長尺状をなす。より具体的には、図3に示すように、互いに対向する2枚の側壁121と、2枚の側壁121を頂部で連接する頂板122を備え平面視がコの字形を呈し、内部空間S1を形成している。
また、リブ12における頂板122には、リブ12の上下方向Zに沿って等間隔L1で穿設された複数の貫通長孔13を備える。つまりマグネットシート21の磁着面に垂直な方向に軸心をもつ孔である。貫通長孔13は、ブラケット3におけるフック32(図6参照)を挿入し落とし込むことで係止できるサイズとされる。
上記内部空間S1は、リブ12における貫通長孔13に挿入したフック32が収容できる広さとされる。
このような基板11は、例えば1枚物の方形状の薄型金属板の左右両側に折曲げ加工を施してリブ12を形成した後、リブ12の頂板122に複数の貫通長孔13を穿設することで製作される。或いは、順番を反対とし、初めに貫通長孔13を穿設し、その後で折曲げ加工を施してもよい。
基板11におけるリブ12の非突出側の面には、マグネットシート21が接着剤により固着されている。
マグネットシート21は、基板11よりも一回り小サイズの面積を有するとともに、厚さ0.2mm~5mmとされる可撓性シート状の磁石体であり、図5に示すように、両面多極着磁型となっている。すなわち、表裏各面に、互いに極性の異なる一定幅の磁極22,23(N極とS極)が交互に等間隔の縞状に形成され、一定ピッチの着磁ライン24Xを有する。
このようなマグネットシート21は、硬磁性材料の微粉末と、粘結材となる少量の有機高分子エラストマーとの混合体を、圧延または押出しなどの成形方式によりシート状に成形し、表面に着磁を施して製作される。なお、十分な磁着力を得るために、異方性の硬磁性材料を用いることが好ましい。
マグネットシート21は、基板11に固着されており、このとき基板11が軟磁性体の性質を有するものであればヨーク効果が生じ、マグネットシート21の磁着面には、マグネットシート21単体のときよりも大きな磁束密度が生じ、より大きな磁着力が得られる。
軟磁性体の性質を有する上記薄型金属板として、スチールやフェライト系ステンレススチールなどを挙げることができる。なお、金属を採用せず、プラスチック等の合成樹脂とすることも可能である。
マグネットシート21及び基板11の厚さを上記範囲としたのは、次の理由による。すなわち固定板1、つまり基板11とマグネットシート21の合体物に適当な可撓性と磁性壁面Wへの磁着力を確保するためである。より具体的には、マグネットシート21の厚さが5mmを超えると可撓性の確保が難しくなり、0.2mm未満とすると十分な磁着力が期待できない。また基板11の厚さが2mmを超えると可撓性の確保が難しくなるとともに不要に重量が増し、0.1mm未満とすると十分なヨーク効果が期待できない。
ブラケット3は、図6に示すように、台形状のフレーム31と、フレーム31における下底部311にその底辺に沿って間隔L1をあけて設けられた2つの鉤状のフック32と、フレーム面に直交する面を有するとともに長手方向に沿う前後2か所に貫通孔34を備える長方形状の台座33とを備える形状とされる。
ここで、2つのフック32間の間隔L1は、リブ12における互いに隣り合う貫通長孔13の間隔L1(図4(a)参照)とされる。
このような形状体は、例えば、台形状の金属板の下底部の2ヶ所にそれぞれ鉤状のフック32を切削加工する工程、台座33となる部分を折り曲げ加工する工程、台座33の前後2か所に貫通孔34を穿孔加工する工程を経て製作できる。なおブラケット3は、図6(a)と図6(b)に示すように、左用と右用とがあり、互いに鏡像関係(対称)の形状となっている。
棚板4は、図7に示すように、表側面41が載置面とされた長方形の板からなる。材質は、木材、合成樹脂または金属とされる。また、棚板4の裏側面42の四隅近傍には、凸部44が設けられている。凸部44は、ブラケット3における台座33の貫通孔34に対応する位置に設けられるとともに、貫通孔34に嵌合する形状及びサイズとされる。なお、ブラケット3と棚板4とを結合させ一体化した構成とすることもできる(例えば後述の図13(b)参照)。
以上のような構成要素を有する組立式ラック10は、磁性壁面Wに磁気吸着力により取り付けることを前提としている。磁性壁面Wには、例えば厚さ0.1mm~1mm程度の箔状またはシート状の薄型スチールの片面に壁紙を貼着した壁材が用いられる。
次に、組立式ラック10の組立手順について説明する。
図8は組立式ラック10の組立手順を示す斜視図である。
まず、図8(a)に示すように、固定板1を磁性壁面Wに取り付ける。取付けに際しては、固定板1の左右端をそれぞれ左手と右手で持ち、マグネットシート21の磁着面を磁性壁面Wに対向させた状態で、基板11の上辺部が水平を保つ姿勢にして、マグネットシート21を磁性壁面Wに当てて磁着させる。なお、正確な水平状態を得るために、気泡式の水準器を用いてもよい。その際、気泡管の台座を例えばリブ12の頭頂部に設置すると作業がしやすい。水平からずれて磁着させてしまった場合は、固定板1を一旦取り外し、角度を再調整して取り付け直す。ここで基板11とマグネットシート21は合体した状態で可撓性を有する。このため、固定板1を取り外すにあたり、図3(b)に示すように、一部を撓ませて引き剥がすことができる。
次いで、左右のリブ12,12における同一高さの貫通長孔13,13にそれぞれ左右のブラケット3,3のフック32,32を挿入し落とし込んで、図8(b)に示すように係止する。
次いで、棚板4を取り付ける。
取付けに際しては、表側面41を上向きとした棚板4の左右をそれぞれ左手と右手で持ち、図8(c)に示すように、左右のブラケット3,3の台座33,33の間に横架するように載せる。このとき、棚板4の裏側面42の突起部44を、ブラケット3,3における台座33,33の貫通孔34に嵌合させる。これにより棚板4は台座33,33上で拘束される。つまり台座33,33上での棚板4の位置ずれが防止される。
他の段についても、図8(d)に示すように、上述の要領でブラケット3,3と棚板4を取りつけることができる。
このように、組立式ラック10は、組立に際し工具を要さない。
以上のようにして磁性壁面W上に取り付けられた組立式ラック10は、棚板4に物品を載置することのできる棚として機能する。なお、分解時は、組立時の反対の手順を踏み、このときも同様に工具を要さない。
組立式ラック10では、固定板1は、1枚物の基板11の左右両側にリブ12,12が形成される。棚板4は、左右のリブ12,12にそれぞれブラケット3,3を介して横架される。従って、固定板1を磁性壁面Wに磁気吸着させる作業は、基本的に1回だけでよく、組立作業に費やす時間と労力を軽減できる。また、部品点数が少なくて済む。分解時は、組立時の反対の手順を踏み、このときも固定板1を磁性壁面Wから取り外す作業は1回だけでよく、作業に費やす時間と労力を軽減できる。
また、固定板1の角度調整や分解時に固定板1を取り外すにあたり、図3(b)に示すように、一部を撓ませて引き剥がすことができる。つまり、強い力を加えて一気に取り外すのではなく、比較的弱い力で端から徐々に剥がすことができるため、比較的に力の弱い子供や女性でも容易に作業ができる。
上記した組立式ラック10の各構成要素は、種々の変形が可能である。
〔固定板の変形例〕
図9,10,11,12は組立式ラック10の固定板1の変形例を示す図である。
例えば、図9(a)のように、リブ12における頂板122でなく側板121に、リブ12の上下方向Zに沿って等間隔のL1で穿設された複数の貫通長孔13を備えるようにしてもよい。つまりマグネットシート21の磁着面に平行な方向に軸心をもつ孔である。この場合、ブラケット3jのフック32jを貫通長孔13に挿入し落とし込むことで係止させる。そして棚板4を、左右のブラケット3j,3jの台座の間に横架するように載せる。
また図9(b)のように、マグネットシート21として厚みの厚いものを基板11に固着した場合、基板11にリブ12を設けなくても空間S1が広く保てる。本例では基板11は平板でよく、リブ12を加工形成する手間を省くことができる。
また図9(c)のように、基板11におけるリブ12を、左右でなく上下に設けることもできる。この場合、互いに幅の異なる棚板4を上下に配置することができる。
また図10のように、マグネットシート21と基板11との間にスペーサー231を挟み込んだ場合、基板11にリブ12を設けなくても空間S1が広く保てる。本例では基板11は平板でよく、リブ12を加工形成する手間を省くことができる。
このスペーサー231を弾性体にした場合、スペーサー231が衝撃を吸収して、組立式ラック10のズレや落下を低減することが可能になる。例えば、地震により組立式ラック10が取り付けられている磁性壁面Wが揺れた場合でも、弾性体から成るスペーサー231が衝撃を吸収することで、組立式ラック10への衝撃が緩和され、ズレや落下を低減することが可能になる。逆に組立式ラック10に重量物を載置したときも、弾性体から成るスペーサー231が重量物載置時の衝撃を吸収することで、組立式ラック10のズレや落下を低減することが可能になる。
弾性体は、例えばマグネットシート21の面領域と同じ面サイズを有する扁平直方体である。厚さは1mm~5mmとされ、材質は、例えば発泡スチレン、発泡ウレタン、ゴムシートなどからなる。一方の面は、マグネットシート21の非磁着面に接着剤を介して固定され、他方の面は、基板11の裏面に接着剤を介して固定される。
また図11(a)では、リブ12は基板11の左右端部から立ち上がる側壁121を備え、側壁121の頂端部から基板11と平行に基板11の内側方向に向かう頂板122を備えている。また図11(b)では、リブ12は基板11の左右端部から立ち上がる側壁121を備え、側壁121の頂端部から基板11と平行に基板11の外側方向に向かう頂板122を備えている。
図11(a),11(b)ともに、基板11におけるリブ12の非突出側の面には、マグネットシート21が接着剤により固着されている。
図11(a),11(b)のいずれかの構成にすることで、頂板122の端部下に間隙が生じ、この間隙に指を差し入れることで固定板1をより簡単に剥がすことが可能になる。
また図12では、マグネットシート21が固定板1の上面からはみ出る形でオーバーフレームになっている。マグネットシート21をオーバーフレームにすることで、磁着面の重心が上方に変位する。マグネットシート21の剥がれ落ちやすさは、マグネットシートのどの位置に物を設置するかによって異なる。同一重量のものであっても、マグネットシートの下方に物を載置する場合と、マグネットシートの上端に物を載置する場合とでは、マグネットシートの上端に載置したときの方がマグネットシートは剥がれ落ちやすくなる。このため、固定板1に対して、マグネットシート21の重心を上方に変位する、すなわち、オーバーフレームにすることで、固定板1に載置できる重量を大きくすることが可能になる。
マグネットシート21をオーバーフレームにすることで、固定板1を磁性壁面から剥がすときに、オーバーフレーム部分を摘まむことで、引き剥がしを容易にする効果もある。
〔ブラケットと棚板の変形例〕
図13はブラケット3と棚板4の変形例を示す図である。
図13(a)では、ブラケット3には貫通孔に代えて、マグネットシート221が貼着されている。また棚板4には凸部に代えて、マグネットシート221が貼着されている。両者のマグネットシート同士を磁着させることでブラケット3に棚板4を固定することが可能となる。棚板4の設置時には、棚板4をブラケット3上でスライドさせるだけで磁着する位置、すなわち適正な位置に棚板を設置することが可能になる。つまり、凸部と貫通孔との位置合わせが不要となり、設置作業性を向上させることが可能となる。
図13(b)では、ブラケット3と棚板4とを一体成型したブラケット付き棚板341としている。
ブラケット付き棚板341は、例えば基板11と同様に、厚さ0.1mm~2mm程度の薄型金属板を材質とし、所定の形に切り出したものを、棚板4とブラケット3との間で曲げ加工することで作成される。曲げ加工することで棚板4部分の強度、及び、耐荷重の確保が可能となる。図13(b)では棚板4の左右部分、即ち、ブラケット3との間で曲げ加工を行っているが、棚板4の前後部分でも曲げ加工を行うと、棚板4の強度、及び、耐荷重の更なる向上が可能となる。
ブラケット付き棚板341の材質としては、樹脂、木材、ボール紙等であってもよい。
〔ブラケットの変形例〕
図14はブラケット3の変形例を示す図である。ブラケット3は台座33の短手方向がフレーム31に対して対称となっている。これにより、ブラケット3は左右の区別がなくなり、生産性の向上、および、設置作業性の向上が可能となる。
また、2枚の固定板1を互いに間隔をあけて横並びに配置したとき、別体となる固定板1で対向するリブ12間に棚板4を載せることができる。
〔第2実施形態〕
図15は第2実施形態の組立式ラック10Aの外観斜視図、図16は第2実施形態の組立式ラック10Aの分解斜視図、図17は図15のB-B線断面視図である。
図15から図17に示すように、組立式ラック10Aは、固定板1Aと支柱3Aと棚板4Aと支柱押さえ5を備え、固定板1Aに設けられたマグネットシート21により、磁性壁面Wに着脱自在に取り付けられている。組立式ラック10Aについても組立式ラック10と同様に、磁性壁面Wに磁気吸着力により取り付けることを前提としており、組立及び分解に際しドライバー等の工具を要さない。
次に、組立式ラック10Aの各構成要素について詳述する。
図18は固定板1Aの斜視図、図19は支柱3Aの斜視図、図20は支柱押さえ5の斜視図である。図21は棚板4Aの斜視図であり、(a)は表側面を示し、(b)は裏側面を示す。
固定板1Aは、図18に示すように、基板11Aとマグネットシート21を備える。
基板11Aは、厚さ0.1mm~2mm程度の方形状の薄型金属板を材質とし、図18に示すように、その幅方向Xの両側に左右一対の垂直壁12Aを形成した形状とされる。
各垂直壁12Aは、それぞれ基板面から所定高さ突出した状態で上下方向Zに連続して延びる長尺状をなす。より具体的には、基板面から直角に立設される1枚物の長尺板壁である。
各垂直壁12Aには、上下方向Zに沿って間隔L2,L3をあけて穿設された複数の貫通丸孔13Aを備える。貫通丸孔13Aは、支柱3Aにおける先端部33A,34A(図19参照)を挿入し係止できるサイズとされる。
このような基板11Aは、例えば1枚物の方形の薄型金属板の幅方向Xにおける左右両側に折曲げ加工を施して垂直壁12Aを形成した後、垂直壁12Aに複数の貫通丸孔13Aを穿設することで製作される。或いは、順番を反対とし、初めに貫通丸孔13Aを穿設し、その後で折曲げ加工を施してもよい。
上記薄型金属板の材料に用いられる金属は、第1実施形態の基板11と同様な理由で、スチールやフェライト系ステンレススチールなど軟磁性体の性質を有するものが好ましい。
基板11Aにおける垂直壁12Aの非突出側の面には、マグネットシート21が接着剤により固着されている。マグネットシート21は、第1実施形態のものと同様であるため、説明を省略する。
支柱3Aは、図19に示すように、略櫛形状体であり、周囲枠31Aと棚受バー32Aを備える。周囲枠31Aと棚受バー32Aは、ともに金属製丸棒材からなる。
周囲枠31Aは、末広がりの略弓型をなす形状である。略弓型における上下部分は、それぞれ平面視が略L字形で、直線状の先端部33Aを有する。
棚受バー32Aは、平面視が略L字形で、直線状の先端部34Aを有する。棚受バー32Aは、支柱3A一体に対して4本存在する。各棚受バー32Aは、周囲枠31Aの縦棒311Aにおける長手方向の等間隔L3の複数箇所から周囲枠31Aの凹部領域へ突き出た形状とされる。
互いに隣り合う棚受バー32A間の間隔L3は、垂直壁12Aにおける互いに隣り合う貫通丸孔13Aの間隔L3とされる。
支柱3Aは、例えば、長尺の金属製丸棒材を上記周囲枠31Aの形状に折り曲げ加工する工程、短尺の金属製丸棒を複数本について上記棚受バー32Aの形状に折り曲げ加工する工程、周囲枠31Aと棚受バー32Aとの位置関係を上記配置とし、周囲枠31Aにおける縦棒311に棚受バー32Aの先端部34Aの非形成側の端部を当接させた状態で溶接する工程を経て製作できる。なお、支柱3Aは、縦棒311の中央からの上半部と下半部とで対称になっており、上下反転したものを使用できるので、左用と右用とで種類を変える必要がない。
支柱押さえ5は、基板11Aにおける垂直壁12Aと同じ長さの角柱体からなり、図20に示すように、長手方向に沿って間隔L2,L3で穿設された複数の貫通丸孔54を備える。貫通丸孔54は、支柱3Aにおける棚受バー32Aの先端部34A、及び周囲枠31Aの先端部33Aが嵌合できるサイズとされる。支柱押さえ5は例えば木材から構成される。複数の貫通丸孔54は、固定板11Aにおける垂直壁12Aの各貫通丸孔13Aに対応する位置に穿孔されている。
棚板4Aは、図21に示すように、表側面41Aが載置面とされた長方形の板からなり、木材、合成樹脂または金属を材質とする。また、棚板4Aの裏側面42Aの四隅近傍には、留金具44Aが設けられている。留金具44Aは、断面視がU字形で棚受バー32Aに嵌合するフック状体を備えている。
次に、組立式ラック10Aの組立手順について説明する。
図22,23は組立式ラック10Aの組立手順を示す斜視図である。
まず、図22(a)に示すように、固定板1Aを磁性壁面Wに取り付ける。取付けに際しては、実施形態1と同様な手順で行う。すなわち、固定板1Aの左右端をそれぞれ左手と右手で持ち、マグネットシート21の磁着面を磁性壁面Wに対向させた状態で、基板1Aの横辺部が水平を保つ姿勢にして、マグネットシート21を磁性壁面Wに当てて磁着させる。
次いで、図22(b)に示すように、支柱3Aにおける先端部33A,34Aの軸心と、固定板1Aにおける左側の垂直壁12Aの貫通丸孔13A,13Aの軸心とが略一致するように支柱3Aを垂直壁12Aの右側の配置し、この状態で支柱3Aを左側の垂直壁12Aの側にスライドさせる。そして、図22(c)に示すように、先端部33A,34Aを貫通丸孔13A,13Aに挿通させる。
次いで、図22(d)に示すように、左側の垂直壁12Aの外側に支柱押さえ5を配置する。このとき、支柱押さえ5の貫通丸孔54,54の軸心と、支柱3Aの先端部33A,34Aの軸心とが略一致するように配置する。この状態で支柱押さえ5を左側の垂直壁12Aの方にスライドさせて、図23(a)に示すように、先端部33A,34Aを貫通丸孔54,54に押し込んで固定する。
右側の支柱3Aについても、上述した左側の支柱3Aと同様な要領で、支柱押さえ5を用いて右側の垂直壁12Aに固定する(図23(b)参照)。
最後に、棚板4Aを取り付ける。
取付けに際しては、載置面41Aを上向きとした棚板4Aの左右をそれぞれ左手と右手で持ち、図23(c)に示すように、2本の支柱3A間の空間のうち希望の高さの棚受バー32Aに両側の留金具44Aを嵌合させる。これにより棚板4Aは、2本の支柱3A間に横架される。
以上のようにして磁性壁面W上に取り付けられた組立式ラック10Aは、棚板4Aに物品を載置することのできる棚として機能する。分解時は、組立時の反対の手順を踏む。
組立式ラック10Aでは、固定板1Aは、1枚物の基板11Aの左右両側に垂直壁12A,12Aが形成される。棚板4Aは、左右のリブ垂直壁12A,12Aにそれぞれ支柱3A,3Aを介して横架される。従って、固定板1Aを磁性壁面Wに磁気吸着させる作業は、基本的に1回だけでよく、組立作業に費やす時間と労力を軽減できる。
また、部品点数が少なくて済む。分解時は、組立時の反対の手順を踏み、このときも固定板1Aを磁性壁面Wから取り外す作業は1回だけでよく、作業に費やす時間と労力を軽減できる。
また、固定板1Aの角度調整や分解時に固定板1Aを取り外すにあたり、一部を撓ませて引き剥がすことができる。つまり、強い力を加えて一気に取り外すのではなく、比較的弱い力で端から徐々に剥がすことができるため、容易に取り外し作業ができる。
なお、組立式ラック10Aは、図24(a)に示すように、上下2段に配置して使用することもできる。また、図24(b)に示すように、左右2列に配置して使用することもできる。
また、組立式ラック10Aでは、固定板1における垂直壁12Aの外側に支柱押さえ5を配置する形としたが、図25に示すように、垂直壁12Aの内側に支柱押さえ5を配置する形とすることもできる。図25は組立式ラック10Aの変形例を示す斜視図であり、(a)は組立図を示し、(b)は分解図を示す。この変形例では、左右の支柱3A,3A間に棚板4Aを横架することにより、左右の支柱押さえ5,5がそれぞれ左右の垂直壁12A,12Aと支柱3A,3Aとの間に拘束される形になるため、支柱押さえ5,5が確実に固定される。
〔支柱押さえの変形例〕
図26は支柱押さえ5の変形例を示す図である。図26(a)は変形例の支柱押さえ5Aの断面図である。支柱押さえ5Aは支柱3Aの先端部34Aが貫通できる貫通孔54Aを備え、固定板11A端部の垂直壁12Aと嵌合する溝部54Cを備え、先端部34Aと嵌合する有底孔54Bを備えている。支柱押さえ5Aの貫通孔54A側の側板は対向する有底孔54B側の側板と比べ、その高さが固定板11Aの厚み分、全体、もしくは、一部が短くなっている。
図26(b)は固定板11Aと支柱3Aと支柱押さえ5Aとの組み合わせ断面図である。支柱押さえ5Aは固定板11Aの垂直壁12Aを跨ぐ様に溝部54Cで嵌合している。その上で、支柱3Aの先端部34Aが支柱押さえ5Aの貫通孔54Aを通り、垂直壁12Aの貫通孔を通って、支柱押さえ5Aの有底孔54Bに嵌合している。この状態では支柱押さえ5Aは固定板11Aの垂直壁12Aと、支柱3Aの先端部34Aにより固定されているので、抜け落ちることがない。また、有底孔54Bで先端部34Aが封止されるので、先端部34Aが支柱押さえ5Aの外にはみ出すことがなく、見栄えが向上する。
図27は変形例の支柱押さえ5Aと固定板11Aの垂直壁12Aの部分斜視図である。支柱押さえ5Aと垂直壁12Aとを嵌合させるとき、それぞれの貫通孔の位置合わせを厳密に行わないと、先端部34Aが通らなくなる。そこで、支柱押さえ5Aの溝部54Cに凸部P1を設け、垂直壁12Aに凹部C1を設けている。これにより、垂直壁12Aに支柱押さえ5Aを跨らせてスライドさせると、凸部P1と凹部C1が噛み合い、それぞれの貫通孔(図示せず)の位置を揃えることが可能となり、支柱3Aの先端部34Aを通すことができる。支柱押さえ5Aの固定板11Aと接する部分は、固定板11Aの厚さ分、薄く形成されている。本例では溝部54Cが凸部、垂直壁12Aが凹部としているが、その逆でもよい。また、凸部、凹部に限らず、対になるような形状、いわゆるオスメス形状であればよい。
図28は支柱押さえの他の変形例を示す図である。変形例の支柱押さえ5Bの長手方向は垂直壁12Aの長手方向よりも若干長く形成され、垂直壁12Aの長さと同一の溝部が形成されている。垂直壁12Aに支柱押さえ5Bを嵌合すると、おのずとそれぞれの貫通孔(図示せず)の位置が揃うことになる。これにより、支柱3Aの先端部34Aを通すことができる。支柱押さえ5Bの貫通孔を有する側板の固定板11Aと接する部分は、その高さが、他面の側板と比べ固定板11Aの厚さ分、短く形成されている。
図29は支柱押さえの更に他の変形例を示す図であり、(a)は変形例の支柱押さえ550の要部の平面図を示し、(b)は変形例の支柱押さえ550の使用例を示す。
変形例の支柱押さえ550は、図29(a)のように、一つの面の長手方向に溝M1が形成されている。この溝M1で二枚の固定板1Aの垂直壁12Aを挟み込む。支柱押さえ550は、溝M1に平行な二面に複数の貫通丸孔554を備える。貫通丸孔554は、支柱3Aにおける棚受バー32Aの先端部34A、及び周囲枠31Aの先端部33Aが嵌合できるサイズとされる。支柱押さえ550は例えば木材から構成される。複数の貫通丸孔554は、固定板11Aにおける垂直壁12Aの各貫通丸孔13Aに対応する位置に穿孔されている。
設置の際は、二枚の固定板1Aをそれぞれの垂直壁12A同士が隣接するように、磁性壁面Wにマグネットシート21にて磁着させる。次に、隣接する二枚の垂直壁12Aを支柱押さえ550の溝M1に嵌合させる。このとき、垂直壁12Aの貫通丸孔13Aと、支柱押さえ550の貫通丸孔554との位置を合わせておく。この状態で、支柱3A(図29(b)参照)の棚受バー32Aの先端部34Aを、貫通丸孔554、貫通丸孔13Aに挿通する。こうすることで、図29(b)のように、固定板1Aを横並びに使用する場合に、支柱押さえ550一つで二枚の固定板1Aを連結して固定できる。つまり、二枚の固定板1Aで支柱押さえ550を共有することができる。
図30は垂直壁の変形例を説明するための図である。
この変形例では、垂直壁12Aを先端部分で固定板1Aに対して外側方向に垂直に折り曲げ、所定長確保した後、垂直壁12Aと平行に折り曲げる。これにより、垂直壁12Aの強度が向上するので、支柱3Aの先端部分を直接、垂直壁12Aに挿通して固定することが可能になり、支柱押さえ5を削減できる効果を奏する。
図31は支柱3Aの変形例を示す図である。変形例の支柱3Bは各先端部が、ブラケット3と同様の鉤状フックになっている。この鉤状フックを固定板1Bのリブ12の貫通長孔に差し込むことで、支柱3Bを固定板1Bに取り付けることができる。これにより、部品点数の削減、および、設置作業性の向上が可能となる。
〔第3実施形態〕
本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態では、磁性壁面Wとして、マグネットシートを壁材とした壁面マグネットシートが使用される。この壁面マグネットシートは、着磁ラインが水平方向に平行となるように取り付けられている。着磁ラインとは、多極着磁されたマグネットシートの表面に現れている1つの磁極と、その両隣の異極との仮想の境界線を言う。現実的には、磁気パターンを目視できる測定器具である「マグネビユアー」(ニチレイマグネット株式会社登録商標)を当てたときに白くなる部分であって、シート表面の垂直方向の磁場が著しく弱いか或いは零の領域である。
そして第1実施形態で示した固定部1のマグネットシート21として、上記壁面マグネットシートと同一ピッチの着磁ラインのものが選定される。
マグネットシート21の着磁ラインが略水平となるように、磁性壁面Wに磁着させた場合、マグネットシート21と壁面マグネットシートとは、それぞれの縞状の磁極の異極同士が磁着しあうようになる。これにより、マグネットシート21は水平方向から傾くことなく、真っ直ぐな状態で磁性壁面Wに固定される。したがって、図8(a)の作業で、水平状態を保持して取り付ける際の作業労力が軽減される。
また、マグネットシート21の磁着面全体にわたり異極同士が磁着しあうため、第1実施形態と比べて強い磁着力で固定が行われる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、上に開示した実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、更に特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。
すなわち、組立式ラック10,10Aの各部または全体の構成、構造、形状、サイズ、個数、材質、配置などは、本発明の主旨に沿って適宜変更することができる。
磁性壁面に磁着可能とした組立式ラックとして幅広く活用できる。
1 固定板
1A 固定板
3 ブラケット(棚板支持部)
3A 支柱(棚板支持部)
4 棚板
4A 棚板
10 組立式ラック
10A 組立式ラック
11 基板
11A 基板
12 リブ(長尺突出部)
12A 垂直壁(長尺突出部)
13 貫通長孔(貫通孔、係止部)
13A 貫通丸孔(貫通孔、係止部)
21 マグネットシート
31 フック
32 フック(挿通係止部)
34A 先端部(挿通係止部)
W 磁性壁面
X 左右方向
Z 上下方向

Claims (5)

  1. 磁性壁面に磁気吸着力により着脱自在に取付けられる組立式ラックであって、
    固定板と、固定板に対して工具無しで着脱自在に取り付けられる棚板とを有し、
    上記固定板は、薄型金属製の1枚物でなる基板と、その一方の面に固着されたマグネットシートとで可撓性を有するように構成するともに、
    上記基板の他方の面には、左右方向及び上下方向の少なくとも一方の両側に突出部を形成し、
    その突出部に、それぞれ対をなして、上記棚板を横架させるための係止部を備えることを特徴とする組立式ラック。
  2. 基板の他方の面の左右方向及び上下方向の少なくとも一方の両側に形成される突出部は、長尺状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の組立式ラック。
  3. 係止部は貫通孔で形成し、基板の左右長尺状に形成される突出部に、それぞれ左右で同じ上下位置となるよう複数備え、
    左右で同じ上下位置に設けられた、上記係止部を形成する貫通孔に対して、挿通且つ係止される挿通係止部を備える棚板支持部を取り付けることにより、
    上記棚板支持部上に上記棚板を支承することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の組立式ラック。
  4. 上記係止部を形成する貫通孔は、固定板におけるマグネットシートの磁着面に垂直な方向に軸心を有する請求項3に記載の組立式ラック。
  5. 上記係止部を形成する貫通孔は、固定板におけるマグネットシートの磁着面に平行な方向に軸心を有する請求項3に記載の組立式ラック。
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