JP7071230B2 - 露光装置、露光方法、および物品の製造方法 - Google Patents

露光装置、露光方法、および物品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、露光装置、露光方法、および物品の製造方法に関する。
半導体デバイスなどの製造工程(リソグラフィ工程)で用いられる装置の1つとして、基板を走査することにより、投影光学系からの光が照射される光照射領域を基板のショット領域上で移動させ、該ショット領域の走査露光を行う露光装置がある。このような露光装置では、ショット領域の走査露光中、光照射領域の配置に先立って基板面の高さが計測され、その計測結果に基づいて、光照射領域内の基板面が投影光学系のフォーカス許容範囲に収まるように基板の姿勢が制御される(特許文献1参照)。
また、露光装置では、例えば、異物などの付着により基板上に段差が生じることがある。この場合、その段差の計測結果に基づいて基板の姿勢が制御されると、基板の一部においてデフォーカスを起こし、基板上にパターンを精度よく形成することが困難になりうる。特許文献2には、先読み計測で得られた計測データのうち、所定の許容値を超えた計測データがあるときには、その計測データを除外して基板の高さ調整を行うことが開示されている。
特開平9-45608号公報 特開2003-115454号公報
露光装置では、スループットを向上させるため、基板の走査速度を大きくすることが望まれており、先読み計測が行われてから光照射領域が配置されるまでの期間が短くなる傾向にある。そのため、特許文献2に記載されたように、先読み計測で得られた計測データに基づいて、その計測データ自身を基板の高さ調整に使用可能か否かを判断する方法では、判断期間が短く、基板の高さ調整を基板の走査に追従させることが困難になりうる。
そこで、本発明は、基板の走査露光において基板の姿勢を精度よく制御するために有利な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての露光装置は、基板を走査しながら光照射領域を該基板上で移動させることにより該基板の露光を行う露光装置であって、前記基板の走査中に、走査方向に沿って前記基板上に配列された複数の計測対象箇所の各々の高さを、各計測対象箇所が前記光照射領域に入る前に順次計測する第1計測部と、前記基板の走査中に、前記複数の計測対象箇所の各々の高さを、前記第1計測部での計測が行われる前に順次計測する第2計測部と、前記第1計測部での計測結果に基づいて、前記基板の走査中における前記基板の姿勢を制御する制御部と、を含み、前記制御部は、前記第2計測部による各計測対象箇所の計測結果に基づいて、前記複数の計測対象箇所の中から異常箇所を特定し、前記異常箇所における前記第1計測部での計測結果を用いずに前記基板の姿勢を制御する、ことを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、基板の走査露光において基板の姿勢を精度よく制御するために有利な技術を提供することができる。
第1実施形態の露光装置の全体構成を示す図である。 ショット領域、フォーカスチルト計測部による複数の計測点、および光照射領域の位置関係を示す図である。 第1実施形態の露光処理のフローチャートを示す図である。 ショット領域、フォーカスチルト計測部による複数の計測点、および光照射領域の位置関係を経時的に示す図である。 異常箇所を特定するための処理を説明するための図である。 第2実施形態の露光装置の全体構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。また、以下の実施形態で用いる「計測点」とは、特に計測箇所における複数の計測マークの1つ1つのエレメントと定義する。
<第1実施形態>
[露光装置の構成]
本発明に係る第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態の露光装置1の全体構成を示す図である。図1において、露光装置1は、基板を走査することにより、投影光学系からの光が照射される光照射領域を基板のショット領域上で移動させて、該ショット領域の走査露光を行うステップ・アンド・スキャン方式の露光装置である。このような露光装置1は、走査露光装置やスキャナとも呼ばれ、ショット領域の走査露光を行うことにより、原版に形成された回路パターンを基板上に転写することができる。本実施形態では、原版は、例えば石英製のレチクルRであり、基板の各ショット領域に転写されるべき回路パターンが形成されている。また、基板は、フォトレジストが塗布されたウェハWであり、例えば単結晶シリコン基板等が用いられうる。
露光装置1は、照明装置10と、レチクルRを保持して移動可能なレチクルステージ25と、投影光学系30と、ウェハWを保持して移動可能なウェハステージ45と、フォーカスチルト計測部50と、アライメント検出部70と、制御部60とを含みうる。制御部60は、例えばCPUやメモリを有するコンピュータによって構成されるとともに、装置内の各部に電気的に接続され、装置全体の動作を統括して制御する。
照明装置10は、光源部12と照明光学系14とを含み、ウェハWに転写すべき回路パターンが形成されたレチクルRの一部を照明する。
光源部12は、例えば、波長約248nmのレーザ光を射出するKrFエキシマレーザや、波長約193nmのレーザ光を射出するArFエキシマレーザなどを含みうる。また、光源部12は、それらのエキシマレーザに限定されるものではなく、波長約157nmのレーザ光を射出するFレーザや、波長20nm以下の光を射出するEUV(Extreme Ultra Violet)光源などを含んでもよい。
照明光学系14は、光源部12から射出された光束を用いてレチクルRを照明する光学系であり、該光束を露光に最適な所定のスリット光に整形してレチクルRの一部を照明する。照明光学系14は、レンズ、ミラー、オプティカルインテグレータ、絞り等を含み、例えば、コンデンサレンズ、ハエの目レンズ、開口絞り、コンデンサレンズ、スリット、結像光学系の順で配置される。照明光学系14は、軸上光、軸外光を問わず使用することができる。オプティカルインテグレータは、ハエの目レンズや2組のシリンドリカルレンズアレイ(またはレンチキュラーレンズ)板を重ねることによって構成されるインテグレータを含むが、光学ロッドや回折素子に置換される場合もある。
レチクルステージ25は、レチクルRを保持するレチクルチャックと、レチクルチャックとともにレチクルRを駆動する駆動機構とを含みうる。この駆動機構は、例えばリニアモータ等で構成され、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向および各軸の回転方向にレチクルRを駆動することができる。したがって、レチクルステージ25は、ウェハWの走査露光中において、走査方向であるY方向にレチクルRを駆動することができる。また、レチクルステージ25の位置は、例えばレーザ干渉計によって監視されうる。
ウェハステージ45は、ウェハWを保持するウェハチャック46と、ウェハチャックとともにウェハWを駆動する駆動機構とを含みうる。この駆動機構は、例えばリニアモータ等で構成され、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向および各軸の回転方向にウェハWを駆動することができる。したがって、ウェハステージ45は、ウェハWの走査露光中において、走査方向であるY方向にウェハWを駆動することができる。また、ウェハステージ45の位置は、例えばレーザ干渉計によって監視されうる。
投影光学系30は、物体面からの光束を像面に結像する機能を有し、照明光学系14により照明されたレチクルRの一部のパターンを、所定の投影倍率でウェハW上に結像(投影)することができる。投影光学系30からの光が照射されるウェハW上の領域を、以下では「光照射領域」と呼ぶことがある。また、アライメント検出部70は、ウェハW上のマークを検出して、ウェハW上における各ショット領域の配置(位置)を求める。図1に示す例では、投影光学系30を介さずにウェハW上のマークを検出するオフアクシス方式として構成されているが、投影光学系30を介してウェハW上のマークを検出するTTL(Through The Lens)方式として構成されてもよい。
このように構成された露光装置1において、レチクルRおよびウェハWは、投影光学系30を介して光学的にほぼ共役な位置(投影光学系30の物体面および像面)にそれぞれ配置される。制御部60は、レチクルステージ25およびウェハステージ45により、レチクルRとウェハWとを投影光学系30の投影倍率に応じた速度比で相対的に同期走査することにより、レチクルRのパターンをウェハW上に転写することができる。そして、このような走査露光を、ウェハステージ45をステップ移動させながら、ウェハWにおける複数のショット領域の各々について順次繰り返すことにより、1枚のウェハWにおける露光処理を完了させることができる。
[フォーカスチルト計測部の構成]
次に、フォーカスチルト計測部50の構成について説明する。フォーカスチルト計測部50は、計測光をウェハW上に投光する投光器52と、ウェハWで反射された計測光を受光する受光器54とを含み、ウェハWの走査中に、ウェハWの表面高さ(Z軸方向の表面位置)を順次計測する。投光器52は、ドット状またはスリット状の計測光(計測マーク)をウェハW上に高入射角度で投光する。本実施形態では、ドット状の計測光をウェハW上に投光する例について説明する。また、投光器52は、例えばCMOSセンサ等の光電変換素子を有し、ウェハWで反射された計測光を光電変換素子に結像するとともに、光電変換素子からの信号に基づいて、計測光が投光された箇所の表面高さを求める。
図2は、ウェハWのショット領域SR、フォーカスチルト計測部50による複数の計測点MP、および光照射領域ESの位置関係を示す図である。計測点MPは、投光器52によりドット状の計測光が投光されてウェハWの表面高さが計測されるウェハW上の位置のことであり、ウェハWの走査に応じて、光照射領域ESとともにウェハW上を移動しうる。また、図中の矢印Fおよび矢印RはウェハWの走査方向を示しており、ショット領域SRごとに切り替えられうる。
本実施形態のフォーカスチルト計測部50は、光照射領域ES内で表面高さを計測する領域計測部と、光照射領域ESの配置に先立って表面高さを計測する第1計測部と、第1計測部による計測に先立って表面高さを計測する第2計測部とを含みうる。図2に示す例では、領域計測部は、光照射領域ES内の計測点MP3~MP5においてウェハWの表面高さを計測する。第1計測部は、いわゆる先読み計測部とも呼ばれ、光照射領域ESから距離Lp1だけ離れた計測点MP6~MP8または計測点MP12~MP14においてウェハWの表面高さを計測する。また、第2計測部は、いわゆる先先読み計測部とも呼ばれ、光照射領域ESから距離Lp2だけ離れた計測点MP9~MP11または計測点MP15~MP17においてウェハWの表面高さを計測する。距離Lp1と距離Lp2との関係は、Lp1<Lp2である。
ここで、計測点MP3~MP5は、ウェハWの走査方向と異なる方向(例えば、該走査方向と垂直な方向(X方向))に互いに離間して配列されうる。計測点MP6~MP8、計測点MP9~MP11、計測点MP12~MP14、計測点MP15~MP17の各組についても同様であり、ウェハWの走査方向と交差する方向に計測点が互いに離間して配置される。また、MP3、MP6、MP9、MP12およびMP15は、ほぼ同一のX座標位置に配置されうる。同様に、MP4、MP7、MP10、MP13およびMP16は、ほぼ同一のX座標位置に配置され、MP5、MP8、MP11、MP14およびMP17は、ほぼ同一のX座標位置に配置されうる。さらに、図2では、ウェハWの走査方向と異なる方向(X方向)に3個の計測点が配列した例を示したが、該異なる方向に配列される計測点の数は3個に限られるものではなく、2個または4個以上であってもよい。
このように構成されたフォーカスチルト計測部50では、各計測点MP3~MP17での計測タイミングが制御部60によって制御されうる。例えば、制御部60は、光照射領域ESと各計測点MP3~MP17との距離、および、ウェハステージ45の走査方向、走査速度に基づいて、フォーカスチルト計測部50による各計測点MP3~MP17の計測タイミングを制御する。これにより、ほぼ同一のX座標に配置された複数の計測点MPの各々により、ウェハWをY方向に走査しながら、ウェハW上における同一の計測対象箇所(同一のXY座標位置)の高さを計測することができる。
[走査露光について]
上記のように構成された露光装置1では、ショット領域SRの走査露光中、ウェハWを走査しながら、光照射領域ESの配置に先立ってウェハWの表面高さがフォーカスチルト計測部50によって計測される(先読み計測が行われる)。そして、その計測結果に基づいて、光照射領域ES内におけるウェハWの表面が投影光学系30のフォーカス許容範囲に収まるようにウェハWの姿勢が制御(調整)される。このようなショット領域SRの走査露光では、先読み計測が行われてから光照射領域ERが配置されるまでの期間を短くした方が、走査露光中における気圧変動や温度変動などの環境経時変化の影響を受けづらくなる。したがって、本実施形態の露光装置1では、ショット領域SRの走査露光時において、フォーカスチルト計測部50の第1計測部(計測点MP6~MP8、または計測点12~14)での計測結果に基づいてウェハWの姿勢が制御される。
ところで、露光装置では、例えば、ウェハW上に異物(パーティクル)などが付着することによりウェハWに段差が生じることがある。この場合、フォーカスチルト計測部50により当該段差を計測した結果に基づいてウェハWの姿勢を制御すると、ウェハWの一部においてデフォーカスを起こし、ウェハW上にレチクルRのパターンを精度よく転写することが困難になりうる。したがって、露光装置では、フォーカスチルト計測部50の第1計測部での計測結果がウェハWの姿勢制御に使用可能か否かを判断し、使用不可と判断された計測結果を用いずにウェハWの姿勢制御を行うことが好ましい。
しかしながら、露光装置には、ウェハWの走査速度を大きくしてスループットを向上させることが望まれており、フォーカスチルト計測部50の第1計測部により先読み計測が行われてから光照射領域ESが配置されるまでの期間が短くなる傾向にある。このような状況下において、第1計測部での計測結果をウェハWの姿勢制御に使用可能か否かの判断を、該第1計測部での計測結果に基づいて行ってしまうと、判断期間が短く、ウェハWの姿勢制御をウェハWの走査に追従させることが困難になりうる。
そこで、本実施形態の露光装置1では、フォーカスチルト計測部50の第2計測部での計測結果に基づいて、ウェハW上に設定された複数の計測対象箇所の中から異常を有する異常箇所を特定する。そして、光照射領域ESが配置されるときのウェハWの姿勢を、フォーカスチルト計測部50の第1計測部による異常箇所での計測結果を用いずに制御する。ここで、「ウェハWの姿勢」は、ウェハWの傾き、およびウェハWの高さ(Z方向の位置)の双方を含むものとして定義されうる。また、「異常」は、例えば異物の付着などにより、フォーカスチルト計測部50で計測された表面高さが、他の計測対象箇所に対して局所的に特異な値を示すものとして定義されうる。
次に、本実施形態の露光装置1における露光処理について、図3および図4を参照しながら説明する。露光処理とは、ウェハWを走査しながら、ショット領域SRの計測対象箇所の表面高さを計測してウェハWを露光する処理のことである。図3は、本実施形態の露光処理のフローチャートを示す図である。また、図4は、ウェハWのショット領域SR、フォーカスチルト計測部50による複数の計測点MP、および光照射領域ESの位置関係を経時的に示す図である。
ショット領域SRには、図4(a)に示すように、フォーカスチルト計測部50により表面高さが計測されるべき複数の計測対象箇所TPが設定(配置)されている。計測対象箇所TP11~TP13は、図中の矢印Fの方向にウェハWを走査した場合に、フォーカスチルト計測部50により最初に表面高さが計測される計測対象箇所である。計測対象箇所TP11~TP13は、走査方向と異なる方向(X軸方向)に沿って配列された複数(3個)の計測点MPの位置に対応するように、走査方向と異なる方向に沿って互いに離間して配列されうる。また、計測対象箇所TP21~TP23は、計測対象箇所TP11~TP13の次に計測されるように、計測対象箇所TP31~TP33は、計測対象箇所TP21~TP23の次に計測されるようにそれぞれ設定されうる。
ここで、本実施形態では、ウェハWの走査方向Fにおいて、第1計測部(計測点MP6~MP8)と第2計測部(計測点MP9~MP11)との間隔が、計測対象箇所TP11~TP13と計測対象箇所TP31~TP33との間隔より大きいものとする。また、本実施形態では、説明を分かりやすくするため、計測対象箇所TP11~TP33で表面高さを計測する例について説明し、図4では、計測対象箇所TP11~TP33以外の計測対象箇所の図示を省略している。しかしながら、実際には、走査方向に所定の間隔をあけて配置された複数行の計測対象箇所が、ショット領域SRの全範囲にわたって設定され、計測対象箇所TP11~TP33での処理と同様の処理が繰り返されうる。
S11では、制御部60は、ショット領域SRの走査露光を行うためにウェハWの走査駆動を開始する。S12では、制御部60は、第2計測部(計測点MP9~MP11)による計測対象箇所の表面高さの計測を開始する。例えば、制御部60は、ウェハWを走査しながら、第2計測部が計測対象箇所TP11~TP13に配置されたタイミングで、第2計測部に計測対象箇所TP11~TP13の表面高さを計測させる(図4(b))。また、制御部60は、引き続きウェハWを走査しながら、第2計測部が計測対象箇所TP21~TP23に配置されたタイミングで、第2計測部に計測対象箇所TP21~TP23の表面高さを計測させる(図4(c))。同様に、制御部60は、引き続きウェハWを走査しながら、第2計測部が計測対象箇所TP31~TP33に配置されたタイミングで、第2計測部に計測対象箇所TP31~TP33の表面高さを計測させる。
S13では、制御部60は、第2計測部(計測点MP9~MP11)での計測結果に基づいて、異常を有する異常箇所を特定する。図4に示す例では、制御部60は、計測対象箇所TP11~TP33の中から異常箇所を特定する。例えば、制御部60は、走査方向に沿って配列された複数の計測対象箇所(例えばTP11、TP21、TP31)における計測結果の相関性をそれぞれ求めることにより、その相関性が許容範囲を超えている計測対象箇所を異常箇所として特定することができる。制御部60は、相関性として、走査方向に沿って配列された複数の計測対象箇所間での計測結果の差分を求めてもよいし、該複数の計測対象箇所間での計測結果の比率を求めてもよい。また、許容範囲は、焦点深度(DOF)、パターン線幅、露光照明モードなどに基づいて設定され、例えば、ユーザインターフェースを介してユーザにより設定されてもよい。
図5は、複数の計測対象箇所の中から異常箇所を特定するための具体的な処理を説明するための図である。ここでは、走査方向に沿って配列した計測対象箇所TP11、TP21、TP31間での計測結果の差分を相関性として求め、当該差分から異常箇所を特定する例について説明する。図5の上図は、計測対象箇所TP11、TP21、TP31でそれぞれ計測された表面高さを示しており、図5の下図は、計測対象箇所TP11、TP21、TP31間での差分を示している。図中において、ΔZ12は、計測対象箇所TP11とTP21とでの表面高さの差分を、ΔZ23は、計測対象箇所TP21とTP31とでの表面高さの差分を、ΔZ31は、計測対象箇所TP31とTP11とでの表面高さの差分をそれぞれ表す。
図5(a)に示すように、計測対象箇所TP11、TP21、TP31での表面高さの計測結果がほぼ同じであり、ΔZ12、ΔZ23、ΔZ31がそれぞれ許容範囲ZAを超えていない場合には、制御部60は、異常箇所が存在しないと判定することができる。一方、図5(b)に示すように、ΔZ23は許容範囲ZAを超えていないが、ΔZ12、Δ31が許容範囲ZAを超えている場合には、制御部60は、計測対象箇所TP11が異常箇所であると判定(特定)することができる。また、図5(c)に示すように、ΔZ31は許容範囲ZAを超えていないが、ΔZ12、ΔZ23が許容範囲ZAを超えている場合には、制御部60は、計測対象箇所TP21が異常箇所であると判定(特定)することができる。同様の処理は、計測対象箇所TP12、TP22、TP32の組、および計測対象箇所TP13、TP23、TP33の組に対しても行われて、各組について異常箇所が特定されうる。ここで、図4に示す例では、上述した処理を行うことにより、▲印で示す計測対象箇所TP11が異常箇所として特定されたものとする。
S14では、制御部60は、第1計測部(計測点MP6~MP8)による計測対象箇所の表面高さの計測を開始する。例えば、制御部60は、ウェハWを走査しながら、第1計測部が計測対象箇所TP11~TP13に配置されたタイミングで、第1計測部に計測対象箇所TP11~TP13の表面高さを計測させる(図4(d))。同様に、制御部60は、引き続きウェハWを走査しながら、第1計測部が計測対象箇所TP21~TP23に配置されたタイミングで、第1計測部に計測対象箇所TP21~TP23の表面高さを計測させる(図4(e))。
S15では、制御部60は、第1計測部(MP6~MP8)による計測対象箇所の表面高さの計測結果に基づいて、各計測対象箇所が光照射領域ESに入る(配置される)ときのウェハWの目標姿勢を決定(算出)する。このとき、制御部60は、光照射領域ES内におけるウェハWの表面が投影光学系30のフォーカス許容範囲に収まるようにウェハWの目標姿勢を決定しうる。また、制御部60は、S13で特定された異常箇所が計測対象箇所に含まれる場合には、制御部60は、第1計測部による異常箇所の計測結果を用いずにウェハWの目標姿勢を求める。
例えば、計測対象箇所TP11~TP13が光照射領域ESに入るときのウェハWの目標姿勢を求める場合を想定する。この場合、S13において、計測対象箇所TP11が異常箇所であると特定されている。そのため、制御部60は、第1計測部による計測対象箇所TP11の計測結果を用いずに、第1計測部による計測対象箇所TP12~TP13の計測結果に基づいてウェハWの目標姿勢を求める。このとき、制御部60は、計測対象箇所TP12~TP13の各々についての第1計測部での計測結果と第2計測部での計測結果との平均値に基づいて、ウェハWの目標姿勢を求めてもよい。この場合、平均化効果により、さらに精度よくウェハWの目標姿勢を求めることができる。
ここで、制御部60は、S15においてウェハWの目標姿勢を求める際に、異常箇所とは異なる計測対象箇所から推定された異常箇所の表面高さを用いてもよい。例えば、制御部60は、走査方向に沿って配列された複数の計測対象箇所(TP11、TP21、TP31)のうち、異常箇所以外の計測対象箇所(TP21、TP31)に基づいて該異常箇所(TP11)の表面高さを推定する。具体的には、計測対象箇所TP21、TP31について第2計測部で計測された表面高さの平均値を、異常箇所TP11の表面高さとして推定しうる。これにより、制御部60は、異常箇所TP11の表面高さの推定値と、第1計測部による計測対象箇所TP12~TP13の表面高さの実測値とに基づいて、ウェハWの目標姿勢を求めることができる。
また、制御部60は、S15においてウェハWの目標姿勢を求める際に、既に露光が行われた他のウェハ(第2基板)から推定された異常箇所の表面高さを用いてもよい。例えば、制御部は、該他の基板のうち、異常箇所(TP11)と同じ基板位置を有する計測箇所における第1計測部での計測結果に基づいて該異常箇所の表面高さを推定する。このとき、異常箇所と同じ基板位置を有する該他のウェハの計測対象箇所について第1計測部で計測された表面高さを、異常箇所TP11の表面高さとして推定してもよい。これにより、制御部60は、異常箇所TP11の表面高さの推定値と、第1計測部による計測対象箇所TP12~TP13の表面高さの実測値とに基づいて、ウェハWの目標姿勢を求めることができる。
S16では、制御部60は、光照射領域ESへの光の照射を開始し、ショット領域SRの走査露光を開始する。このとき、制御部60は、S15で決定した目標姿勢に基づいてウェハWの姿勢を制御しながら、ショット領域SRの走査露光を行う。例えば、制御部60は、計測対象箇所TP11~TP13が光照射領域ESに入るタイミングにおいて、S15で決定した目標姿勢になるようにウェハWの姿勢を制御する。また、このとき、制御部60は、領域計測部(MP3~MP5)に計測対象箇所TP11~TP13の表面高さを計測させてもよい。この領域計測部による表面高さの計測は、光照射領域ES内におけるウェハWの表面が投影光学系30のフォーカス許容範囲に収っているか否かを確認する目的で行われ、ウェハWの姿勢制御には使用されない。
S17では、制御部60は、ショット領域SRの走査露光を終了するか判断する。制御部60は、ウェハWの走査方向に沿って配列された複数の計測対象箇所の各々に対して、上述した第2計測部での計測、第1計測部での計測、および光照射領域での露光を繰り返し行う。そして、光照射領域ESがショット領域SRを抜け出したときにショット領域SRの走査露光を終了すると判断する。
上述したように、本実施形態の露光装置1は、第2計測部での計測結果に基づいて異常箇所を特定し、光照射領域ESが配置されるときのウェハWの姿勢を、第1計測部による異常箇所での計測結果を用いずに制御する。これにより、ウェハWの走査速度を大きくする傾向にあっても、第1計測部での計測結果をウェハWの姿勢制御に使用可能か否かの判断を光照射領域ESが配置されるまでに行うことができ、ウェハWの姿勢制御を精度よく行うことができる。
ここで、本実施形態では、フォーカスチルト計測部50の第1計測部および第2計測部により、ウェハWを走査しながら、ウェハW上における同一の計測対象箇所を2回にわたって計測する例について説明した。しかしながら、それに限られるものではなく、例えば、第1計測部(または第2計測部)により、ウェハW上における同一の計測対象箇所を2回(複数回)にわたって計測してもよい。この場合、まず、ウェハW上における複数の計測対象箇所の各々について、ウェハWを走査しながら第1計測部による1回目の高さ計測を行い、その計測結果に基づいて異常箇所を特定する。その後、ウェハW上における複数の計測対象箇所の各々について、ウェハWを走査しながら第1計測部による2回目の高さ計測を行い、その計測結果に基づいてウェハWの姿勢を制御しながらウェハWの走査露光を行う。この走査露光では、第1計測部による2回目の計測結果のうち異常箇所の計測結果を用いずにウェハWの姿勢を制御する。
<第2実施形態>
本発明に係る第2実施形態について説明する。図6は、本実施形態の露光装置1’の全体構成を示す図である。本実施形態の露光装置1’は、図1に示す露光装置1と比べて、複数のショット領域SRの各々について走査露光を行ったときの情報(以下、「ウェハ情報」と呼ぶことがある)をウェハWごとに記憶する記憶部80(メモリ等の記憶媒体)が更に設けられている。ウェハ情報とは、例えば、フォーカスチルト計測部50(第1計測部、第2計測部)での計測結果、異常箇所として特定した計測対象箇所の位置、異常箇所に適用された表面高さの推定値などの情報を含みうる。図6に示す例では、ウェハW1、ウェハW2、ウェハW3、ウェハW4・・・のようにウェハWごとに順次取得されたウェハ情報が個別に記憶されうる。なお、本実施形態の露光装置1’における記憶部80以外の構成は、図1に示す露光装置1と同様であるため、ここでは該構成についての説明を省略する。
同じロットで管理される複数のウェハWでは、ショット領域の配列や半導体プロセス、露光制御等を同じ条件として露光処理が行われる。そのため、前回までに露光処理が行われたウェハWと、これから露光処理が行われるウェハWとでは、同じウェハ内の位置(基板位置)を有する計測対象箇所の高さ情報が同じ傾向となる。例えば、ウェハW3では、その前に露光処理が行われたウェハW2において異常箇所と特定された計測対象箇所と同じ基板位置を有する計測対象箇所で、「異常」が生じる傾向にある。そのため、本実施形態では、露光処理を行っているウェハW3における異常箇所を、該ウェハW3における第2計測部での計測結果と、既に露光処理が行われたウェハWにおける第2計測部での計測結果とを比較することにより特定する。比較対象となるウェハWは、同一ロット内のものであることが好ましい。
次に、本実施形態の露光装置1’における露光処理について説明する。本実施形態の露光処理は、第1実施形態において図3および図4を用いて説明した内容を基本的に引き継ぐものであるが、図3に示すフローチャートのS13において異常箇所を特定する工程が第1実施形態の露光処理と異なる。また、ここでは、ウェハW1およびウェハW2については露光処理が既に終了しており(即ち、ウェハW1およびウェハW2のウェハ情報が記憶部80に記憶されており)、ウェハW3のショット領域SRの露光処理を行う例について説明する。
本実施形態のS13では、制御部60は、ウェハW3のショット領域SRにおいて第2計測部により計測された各計測対象箇所TPの表面高さと、ウェハW2のウェハ情報における各計測対象箇所TPの表面高さとを比較する。該比較は、現在露光処理が行われているウェハW3と、既に露光処理が行われたウェハW2とで同じ基板位置を有する計測対象箇所TP同士で行われうる。これにより、制御部60は、比較結果に基づいて、異常箇所として特定されたウェハW2上の計測対象箇所TPに対応し、且つウェハW3とウェハW2とでの表面高さの差が閾値以下となるウェハW3上の計測対象箇所TPを異常箇所として特定することができる。閾値は、例えば、ユーザインターフェースを介してユーザにより設定されうる。
また、制御部60は、走査方向に沿って配列された複数の計測対象箇所(例えば、TP11、TP21、TP31)における第2計測部での計測結果の相関性を、ウェハW3とウェハW2とで比較してもよい。制御部60は、相関性として、走査方向に沿って配列された複数の計測対象箇所間での計測結果の差分を用いてもよいし、該複数の計測対象箇所間での計測結果の比率を用いてもよい。この場合でも、制御部60は、比較結果に基づいて、異常箇所として特定されたウェハW2上の計測対象箇所TPに対応し、且つウェハW3とウェハW2とでの相関性の差が閾値以下となるウェハW3上の計測対象箇所TPを異常箇所として特定することができる。
ここで、上記の例では、ウェハW2のウェハ情報を用いてウェハW3の異常箇所を特定したが、それに限られず、ウェハW1のウェハ情報を用いてウェハW3の異常箇所を特定してもよい。即ち、既に露光処理が行われたウェハのウェハ情報を用いてウェハ3の異常箇所を特定すればよい。また、ウェハW3の異常箇所を特定する際に、ウェハW1とウェハW2とでのウェハ情報(例えば、各計測対象箇所の表面高さ)の平均値を用いてもよい。この場合、ウェハの個体差の影響を小さくして、異常箇所の特定精度を高めることができる。
上述したように、本実施形態では、現在露光処理を行っているウェハ上の異常箇所を、既に露光処理が行われたウェハWについて取得されたウェハ情報と比較することにより特定する。このような処理によっても、第1実施形態と同様に、ウェハWの姿勢制御を精度よく行うことができる。
<物品の製造方法の実施形態>
本発明の実施形態にかかる物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、基板に塗布された感光剤に上記の露光装置を用いて潜像パターンを形成する工程(基板を露光する工程)と、かかる工程で潜像パターンが形成された基板を現像(加工)する工程とを含む。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
1:露光装置、10:照明装置、25:レチクルステージ、30:投影光学系、45:ウェハステージ、50:フォーカスチルト計測部、60:制御部

Claims (11)

  1. 基板を走査しながら光照射領域を該基板上で移動させることにより該基板の露光を行う露光装置であって、
    前記基板の走査中に、走査方向に沿って前記基板上に配列された複数の計測対象箇所の各々の高さを、各計測対象箇所が前記光照射領域に入る前に順次計測する第1計測部と、
    前記基板の走査中に、前記複数の計測対象箇所の各々の高さを、前記第1計測部での計測が行われる前に順次計測する第2計測部と、
    前記第1計測部での計測結果に基づいて、前記基板の走査中における前記基板の姿勢を制御する制御部と、
    を含み、
    前記制御部は、前記第2計測部による各計測対象箇所の計測結果に基づいて、前記複数の計測対象箇所の中から異常箇所を特定し、前記異常箇所における前記第1計測部での計測結果を用いずに前記基板の姿勢を制御する、ことを特徴とする露光装置。
  2. 前記制御部は、前記複数の計測対象箇所における前記第2計測部での計測結果の相関性に基づいて前記異常箇所を特定する、ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記制御部は、前記複数の計測対象箇所における前記第2計測部での計測結果の差分を前記相関性として求める、ことを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
  4. 前記制御部は、前記複数の計測対象箇所における前記第2計測部での計測結果の比率を前記相関性として求める、ことを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
  5. 前記制御部は、前記基板における前記第2計測部での計測結果と、既に露光が行われた基板における前記第2計測部での計測結果との比較に基づいて、前記異常箇所を特定する、ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  6. 前記制御部は、前記複数の計測対象箇所のうち前記異常箇所とは異なる箇所についての前記第2計測部での計測結果に基づいて前記異常箇所の高さを推定し、推定した前記異常箇所の高さに基づいて前記基板の姿勢を制御する、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の露光装置。
  7. 前記制御部は、前記複数の計測対象箇所のうち前記異常箇所とは異なる箇所についての前記第2計測部での計測結果の平均値を、前記異常箇所の高さとして推定する、ことを特徴とする請求項6に記載の露光装置。
  8. 前記制御部は、既に露光が行われた基板のうち前記異常箇所と同じ基板位置を有する箇所についての前記第1計測部での計測結果に基づいて前記異常箇所の高さを推定し、推定した前記異常箇所の高さに基づいて前記基板の姿勢を制御する、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の露光装置。
  9. 基板の走査露光を行う露光装置であって、
    前記基板上に配列された複数の計測対象箇所の各々の高さを2回にわたって計測する計測部と、
    前記計測部による2回目の計測結果に基づいて、前記基板の姿勢を制御する制御部と、
    を含み、
    前記計測部は、前記計測部による1回目の計測結果に基づいて、前記複数の計測対象箇所の中から異常箇所を特定し、前記計測部による2回目の計測結果のうち前記異常箇所の計測結果を用いずに前記基板の姿勢を制御する、ことを特徴とする露光装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の露光装置を用いて基板を露光する工程と、
    前記工程で露光を行われた前記基板を現像する工程と、を含み、
    現像された前記基板から物品を製造することを特徴とする物品の製造方法。
  11. 基板を走査しながら光照射領域を該基板上で移動させることにより該基板の露光を行う露光方法であって、
    前記基板の走査中に、走査方向に沿って前記基板上に配列された複数の計測対象箇所の各々の高さを順次計測する第1工程と、
    前記基板の走査中に、前記複数の計測対象箇所の各々の高さを前記第1工程での計測の後に順次計測する第2工程と、
    前記第2工程での計測結果に基づいて、前記光照射領域内での前記基板の姿勢を制御する第3工程と、
    を含み、
    前記第3工程では、前記第1工程での各計測対象箇所の計測結果に基づいて、前記複数の計測対象箇所の中から異常箇所を特定し、前記異常箇所における前記第2工程での計測結果を用いずに前記基板の姿勢を制御する、ことを特徴とする露光方法。
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