JP6157093B2 - 露光装置、露光方法及びデバイスの製造方法 - Google Patents

露光装置、露光方法及びデバイスの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、露光装置、露光方法及びデバイスの製造方法に関する。
フォトリソグラフィ技術を用いて半導体デバイスなどを製造する際に、レチクルと基板とを走査(スキャン)しながらレチクルのパターンを転写するステップ・アンド・スキャン方式の露光装置(スキャナー)が使用されている。スキャナーでは、基板上のショット領域(露光領域)をベストフォーカス面に合わせるために必要なオフセットを、基板の露光処理中に位置計測センサから取得する情報を用いて補正している(特許文献1参照)。但し、特許文献1のように、露光処理中にベストフォーカス面を求め、かかるベストフォーカス面にショット領域を送り込む(即ち、リアルタイムオートフォーカスを用いる)場合、露光装置の処理速度(スループット)の低下を招くことになる。これは、位置計測センサで基板上のショット領域を予め計測(先読み)する分だけ基板ステージを余分に移動させてから露光処理を行わなければならないからである。
そこで、焦点深度が深い工程において、露光装置のスループットの低下を抑制する技術が提案されている(特許文献2参照)。特許文献2では、同一のプロセスで処理する複数の基板(ロット)のうち、1枚目の基板については全てのショット領域の高さを計測し、2枚目以降の基板については第1ショット領域の高さのみを計測する。そして、2枚目以降の基板の第2ショット領域以降については、1枚目の基板の第1ショット領域の高さと2枚目の基板の第1ショット領域の高さとの差分(補正値)を用いて、フォーカスの補正を行っている。特許文献2では、同一のプロセスで処理するロットにおいて、基板の表面形状がほぼ同一であることが必要な条件となる。
特開2003−203838号公報 特開平6−20923号公報
しかしながら、同一のプロセスで処理するロットにおいても、実際には、複数の基板間で表面形状にばらつきがあるため、そのばらつきがフォーカス許容量よりも大きい場合には、デフォーカスを引き起こしてしまう。
また、基板は基板ステージに保持され、基板の表面形状は基板ステージの基板保持面の形状(面形状)にならうことになるが、基板保持面は自重などによって経時変化することが知られている。例えば、2枚目以降の基板の第1ショット領域の高さの計測値が1枚目の基板の第1ショット領域の高さの計測値と同一であるが、基板保持面の経時変化による基板の表面形状の変形がフォーカス許容量よりも大きい場合がある。従来技術では、このような基板の表面形状の変形を検出することができず、他のショット領域に対して適正な補正値を反映させることができない。従って、実際の基板(ショット領域)の傾き成分が考慮されないまま露光処理が行われることになり、デフォーカスを引き起こしてしまう。
これらの問題は、全ての基板において全てのショット領域の高さを計測し、その結果を用いて露光処理中にフォーカスの補正を行うことで回避することができるが、露光装置のスループットは低下してしまう。
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされ、スループットの低下を抑えながらデフォーカスの低減に有利な露光装置を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての露光装置は、複数の基板を順次露光する露光装置であって、前記基板を保持して移動するステージと、前記基板のショット領域の高さを計測する計測部と、前記複数の基板のそれぞれの露光を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記複数の基板のうち先頭からn枚目(nは自然数)までの基板を露光する場合には、予め取得した前記n枚目の基板の複数のショット領域のそれぞれの高さの第1計測値に基づいて前記n枚目の基板の複数のショット領域のそれぞれに対して前記ステージでフォーカス調整し露光すると共に当該複数のショット領域のそれぞれの高さを前記計測部で計測して第2計測値を取得し、前記複数の基板のうちn+1枚目以降の基板を露光する場合には、前記n+1枚目以降の基板の複数のショット領域のうち1つのショット領域の高さを前記計測部で計測して第3計測値を取得し、前記第1計測値に含まれる前記1つのショット領域に対応するショット領域の高さの計測値と前記第3計測値との差分、前記第1計測値、及び、前記第2計測値に基づいて前記n+1枚目以降の基板の複数のショット領域のそれぞれに対して前記ステージでフォーカス調整し露光することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、スループットの低下を抑えながらデフォーカスの低減に有利な露光装置を提供することができる。
本発明の一側面としての露光装置の構成を示す概略図である。 図1に示す露光装置における複数の基板を連続的に露光する露光処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示す露光装置における複数の基板を連続的に露光する露光処理を説明するためのフローチャートである。 基板のショット領域の配列の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一側面としての露光装置1の構成を示す概略図である。但し、図1では、露光装置1を構成する部材のうち一部の部材、即ち、本発明に関連する部材のみを示している。露光装置1は、ステップ・アンド・スキャン方式でレチクルのパターンを基板に転写するリソグラフィー装置であって、本実施形態では、同一のプロセスで処理する複数の基板(ロット)を連続して露光する。
露光装置1は、レチクルを照明する照明光学系(不図示)と、レチクルのパターンを基板に投影する投影光学系(不図示)と、基板SBを保持して移動する基板ステージ10と、計測部20と、制御部30とを有する。
基板ステージ10は、基板SBを保持するためのチャック(基板保持面)12を有する。また、基板ステージ10は、4つのアクチュエータ14a、14b、14c及び14dを含む駆動系を有し、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向及びZ軸の回転方向のそれぞれに移動可能に構成される。
計測部20は、投影光学系と基板ステージ10との間に配置され、基板SBのショット領域の高さ(Z軸方向の位置)を計測する。計測部20は、例えば、4つのZ計測センサ21、22、23及び24を含み、基板SBのショット領域内において複数の計測点で高さを計測する。
制御部30は、CPU32やメモリ(記憶部)34を含み、露光装置1の全体(動作)を制御する。例えば、制御部30は、同一のプロセスで処理する複数の基板SBのそれぞれの露光を制御する(即ち、複数の基板SBを連続的に露光する露光処理を制御する)。この際、制御部30は、計測部20の計測結果に基づいて、基板SBを保持する基板ステージ10を介して、基板SBの複数のショット領域のそれぞれがベストフォーカス位置に位置するように、フォーカス調整を行う。
図2を参照して、露光装置1における複数の基板SBを連続的に露光する露光処理について説明する。かかる露光処理は、上述したように、制御部30が露光装置1の各部を統括的に制御することで行われる。なお、ここでは、基板ステージ10に基板SBが保持された状態から露光処理が開始されるものとする。また、計測部20は、基板SBの高さのショット領域の高さとして、ショット領域とフォーカス調整の基準となる基準位置(ベストフォーカス位置)との差分を計測するものとする。図2(a)は、複数の基板SBのうち1枚目の基板SBに対する露光処理を示し、図2(b)は、複数の基板SBのうち2枚目の基板SBに対する露光処理を示している。
まず、1枚目の基板SBに対する露光処理を説明する。S202では、1枚目の基板SBの1番目のショット領域(第1ショット領域)が計測部20の計測位置に位置するように、基板ステージ10を移動する。S204では、1枚目の基板SBの第1ショット領域の高さを計測部20で計測して計測値を取得する。S206では、S204で取得した計測値(1枚目の基板SBの第1ショット領域の高さの計測値)をメモリ34に記憶する。
S208では、1枚目の基板SBの全てのショット領域の高さを計測したかどうかを判定する。1枚目の基板SBの全てのショット領域の高さを計測している場合には、S216に移行する。また、1枚目の基板SBの全てのショット領域の高さを計測していない場合には、S210に移行する。
S210では、1枚目の基板SBの次のショット領域(即ち、高さが計測されていないショット領域(計測対象ショット領域))が計測部20の計測位置に位置するように、基板ステージ10を移動する。S212では、1枚目の基板SBの計測対象ショット領域の高さを計測部20で計測して計測値を取得する。S214では、S212で取得した計測値(1枚目の基板SBの計測対象ショット領域の高さの計測値)をメモリ34に記憶する。S202乃至S214の処理によって、1枚目の基板SBの全てのショット領域の高さの計測値が取得される。かかる計測値、即ち、1枚目の基板SBを露光する前に予め取得した1枚目の基板SBの複数のショット領域のそれぞれの高さの計測値を、以下では、計測値Sと称する。
S216では、予め取得した計測値Sをフォーカス調整の補正値Xとして(即ち、X=S)、基板SBの複数のショット領域のそれぞれがベストフォーカス位置に位置するように基板ステージ10を移動させながら各ショット領域を露光する。また、かかる露光において、1枚目の基板SBの複数のショット領域のそれぞれの高さを計測部20で計測して計測値を取得し、計測値Pとしてメモリ34に記憶する。
ここで、計測値S、計測値P及び補正量Xについて整理する。計測値Sは、計測部20による計測から求まる基板SBの各ショット領域の高さ(Z軸方向の位置)とベストフォーカス位置との差分である。計測値Pは、1枚目の基板SBの露光中における計測部20による計測から求まる基板SBの各ショット領域の高さとベストフォーカス位置との差分である。補正量Xは、フォーカス調整における補正量、具体的には、1枚目の基板SBの露光中における基板ステージ10のZ軸方向の位置である。
次に、2枚目の基板SBに対する露光処理を説明する。S252では、2枚目の基板SBの1番目のショット領域(第1ショット領域)が計測部20の計測位置に位置するように、基板ステージ10を移動する。S254では、2枚目の基板SBの第1ショット領域の高さを計測部20で計測して計測値を取得する。
S256では、S206で記憶した計測値Sに含まれる1枚目の基板SBの第1ショット領域の高さの計測値とS254で取得した2枚目の基板SBの第1ショット領域の高さの計測値との差分を算出する。
S258では、S256で算出した差分をS206で記憶した計測値S(即ち、1枚目の基板SBの各ショット領域の高さの計測値)に加算して加算値を算出し、加算値Sとしてメモリ34に記憶する。
S260では、1枚目の基板SBを露光中に計測部20で計測した各ショット領域の高さの計測値Pを考慮して、2枚目の基板SBを露光する。具体的には、S216で記憶した計測値PにS258で記憶した加算値Sを加算した値をフォーカス調整の補正値Xとする(即ち、X=P+S)。そして、補正値Xを用いて、基板SBの複数のショット領域のそれぞれがベストフォーカス位置に位置するように基板ステージ10を移動させながら各ショット領域を露光する。また、かかる露光において、2枚目の基板SBの複数のショット領域のそれぞれの高さを計測部20で計測して計測値を取得し、計測値Pとしてメモリ34に記憶する。
ここで、p枚目(pは3以上の自然数)の基板SBに露光処理についても説明する。1枚目の基板SBの第1ショット領域の高さの計測値とp枚目の基板SBの第1ショット領域の高さの計測値との差分を計測値Sに加算した加算値をSとする。q枚目の基板SBの露光中に計測部20で計測した各ショット領域の高さの計測値をPとすると、p枚目の基板SBを露光する際のフォーカス調整の補正値Xは、以下の式(1)で与えられる。
Figure 0006157093
式(1)において、mは、サンプリング枚数を表している。従って、式(1)は、p−m枚目〜p−1枚目までの基板の露光中に計測部20で計測した各ショット領域の高さの計測値を用いて、p枚目の基板を露光する際のフォーカス調整の補正値Xを算出していることを表している。
は、理想的には、常に0になるはずである。但し、上述したように、基板ステージ10のチャック(基板保持面)12が自重などによって経時変化するため、Pは、実際には、0にならない(P≠0)。そこで、本実施形態では、p枚目の基板SBを露光する際に、p−1枚目までの基板SBの露光時に計測部20で計測した各ショット領域の高さの計測値を考慮している。なお、p枚目の基板SBを露光する際のフォーカス調整の補正値Xは、以下の式(1)に限定されるものではない。例えば、補正値Xは、X=Pp−1+Sで与えられてもよい。
本実施形態の露光装置1では、複数の基板のうち先頭からn枚目(nは自然数)までの基板を露光する場合には、かかる基板の露光において、複数のショット領域のそれぞれの高さを計測部20で計測して計測値(第2計測値)を取得する。なお、かかる基板の露光については、予め取得した複数のショット領域のそれぞれの高さの計測値(第1計測値)に基づいて複数のショット領域のそれぞれに対して基板ステージ10でフォーカス調整しながら露光する。
また、n+1枚目以降の基板を露光する場合には、露光前に、かかる基板の複数のショット領域のうち1つのショット領域の高さを計測部20で計測して計測値(第3計測値)を取得する。そして、第1計測値に含まれる1つのショット領域に対応するショット領域の高さの計測値と第3計測値との差分、第1計測値、及び、第2計測値に基づいて複数のショット領域のそれぞれに対して基板ステージ10でフォーカス調整しながら露光する。また、n+1枚目以降の基板の露光において、複数のショット領域の高さを計測部20で計測して計測値(第4計測値)を取得する。
また、i枚目(i>n+1)の基板を露光する場合には、かかる基板の複数のショット領域のうち1つのショット領域の高さを計測部20で計測して計測値(第5計測値)を取得する。次いで、第1計測値に含まれる1つのショット領域に対応するショット領域の高さの計測値と第5計測値との差分を求める。そして、かかる差分、第1計測値、及び、n+1枚目までの基板について取得された第4計測値と第2計測値との平均値に基づいて複数のショット領域のそれぞれに対して基板ステージ10でフォーカス調整しながら露光する。また、かかる差分、第1計測値、及び、i−1枚目の基板について取得された第4計測値に基づいて複数のショット領域のそれぞれに対して基板ステージ10でフォーカス調整しながら露光してもよい。
このように、本実施形態の露光装置1では、露光対象となる基板に対して、それまでに露光した基板の複数のショット領域の高さを計測して取得した計測値を考慮して、露光対象となる基板の複数のショット領域のそれぞれをフォーカス調整している。従って、複数の基板間で表面形状にばらつきがある場合や基板ステージ10のチャック(基板保持面)12の経時変化によって基板の表面形状が変形する場合であっても、露光装置1は、露光処理におけるデフォーカスを低減させることができる。また、露光装置1は、露光前に、複数の基板のうち先頭からn枚目(例えば、1枚目)までの基板については全てのショット領域の高さを計測し、その他の基板については1つのショット領域の高さのみを計測している。従って、露光装置1は、複数の基板の全てについて、全てのショット領域の高さを計測する場合と比較して、スループットの低下を抑えることができる。
また、露光装置1では、露光前に、基板の複数のショット領域のうち一部のショット領域の高さを計測部20で計測して計測値(第6計測値)を取得し、第1計測値と第6計測値との差分が許容範囲を超えていれば、かかる基板の露光を中止することも可能である。図3を参照して、かかる露光処理について説明する。また、複数の基板SBのそれぞれは、図4に示すように、行方向に3つのショット領域、列方向に2つのショット領域が配列された6つのショット領域(第1ショット領域乃至第6ショット領域)を有するものとする。なお、図4には、第6ショット領域を露光するための露光準備位置EP6での計測部20のZ計測センサ21乃至24の位置や第6ショット領域を露光する際の基板ステージ10の移動方向MD6が示されている。同様に、図4には、第5ショット領域を露光するための露光準備位置EP5での計測部20のZ計測センサ21乃至24の位置や第5ショット領域を露光する際の基板ステージ10の移動方向MD5が示されている。同様に、図4には、第4ショット領域を露光するための露光準備位置EP4での計測部20のZ計測センサ21乃至24の位置や第4ショット領域を露光する際の基板ステージ10の移動方向MD4が示されている。
図3(a)を参照して、1枚目の基板SBに対する露光処理を説明する。S302乃至S314は、図2に示すS202乃至S214と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。S316では、基板SBの露光対象ショット領域を露光するための露光準備位置に基板ステージ10を移動する。
S318では、露光対象ショット領域を露光するための露光準備位置において、計測部20(Z計測センサ21乃至24)が基板SBの内側に位置しているかどうか(即ち、ショット領域に位置しているかどうか)を判定する。計測部20が基板SBの内側に位置していない場合には、S324に移行する。また、計測部20が基板SBの内側に位置している場合には、S320に移行する。
S320では、露光準備位置において計測部20が位置している基板SBのショット領域の高さを計測部20で計測して計測値を取得する。S322では、S320で取得した計測値(露光準備位置において計測部20が位置している基板SBのショット領域の高さの計測値)を基準値としてメモリ34に記憶する。
例えば、図4を参照するに、露光準備位置EP5では、計測部20が基板SBの外側に位置しているため、基板SBのショット領域の高さを計測することができない。一方、露光準備位置EP6では、計測部20が基板SBの内側、具体的には、基板SBの第1ショット領域に位置しているため、第1ショット領域の高さを計測することができる。また、露光準備位置EP4では、計測部20が基板SBの第3ショット領域に位置しているため、第3ショット領域の高さを計測することができる。
S324では、予め取得した計測値Sをフォーカス調整の補正値Xとして(即ち、X=S)、基板SBの露光対象ショット領域がベストフォーカス位置に位置するように基板ステージ10を移動させながら露光対象ショット領域を露光する。また、かかる露光において、基板SBの露光対象ショット領域の高さを計測部20で計測して計測値を取得し、計測値Pとしてメモリ34に記憶する。
S326では、基板SBの全てのショット領域を露光したかどうかを判定する。基板SBの全てのショット領域を露光している場合には、1枚目の基板SBの露光処理を終了する。また、基板SBの全てのショット領域を露光していない場合には、S316に移行して、基板SBの次の露光対象ショット領域を露光するための露光準備位置に基板ステージ10を移動する。
図3(b)を参照して、2枚目以降の基板SBに対する露光処理を説明する。S352乃至S358は、図2に示すS252乃至S258と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。S360では、基板SBの露光対象ショット領域を露光するための露光準備位置に基板ステージ10を移動する。
S362では、露光対象ショット領域を露光するための露光準備位置において、計測部20(Z計測センサ21乃至24)が基板SBの内側に位置しているかどうか(即ち、ショット領域に位置しているかどうか)を判定する。計測部20が基板SBの内側に位置していない場合には、S372に移行する。また、計測部20が基板SBの内側に位置している場合には、S364に移行する。
S364では、露光準備位置において計測部20が位置している基板SBのショット領域の高さを計測部20で計測して計測値を取得する。
S366では、S322で記憶した1枚目の基板SBのショット領域の高さの計測値(第7計測値)、即ち、基準値とS364で取得した2枚目以降の基板SBのショット領域の高さの計測値とを比較し、その差分が許容範囲を超えているかどうかを判定する。かかる差分が許容範囲を超えている場合には、S368に移行して、その基板SBの露光を中止する。また、かかる差分が許容範囲を超えていない場合には、S370に移行する。S370では、S364で取得した計測値(露光準備位置において計測部20が位置している基板SBのショット領域の高さの計測値)を基準値としてメモリ34に記憶する(即ち、基準値を更新する)。
S372では、1枚目の基板SBを露光中に計測部20で計測した各ショット領域の高さの計測値Pを考慮して、2枚目の基板SBを露光する。具体的には、S324で記憶した計測値PにS358で記憶した加算値Sを加算した値をフォーカス調整の補正値Xとする(即ち、X=P+S)。そして、補正値Xを用いて、基板SBの露光対象ショット領域がベストフォーカス位置に位置するように基板ステージ10を移動させながら露光対象ショット領域を露光する。また、かかる露光において、2枚目以降の基板SBの露光対象ショット領域の高さを計測部20で計測して計測値を取得し、計測値Pとしてメモリ34に記憶する。
S374では、基板SBの全てのショット領域を露光したかどうかを判定する。基板SBの全てのショット領域を露光している場合には、2枚目以降の基板SBの露光処理を終了する。また、基板SBの全てのショット領域を露光していない場合には、S360に移行して、基板SBの次の露光対象ショット領域を露光するための露光準備位置に基板ステージ10を移動する。
このように、露光対象の基板のショット領域の高さと露光対象よりも前に露光した基板のショット領域の高さとの差分が許容範囲を超えている場合、即ち、基板間の表面形状の変形が大きい場合には、露光対象の基板の露光を中止する。これにより、露光対象の基板がデフォーカスしたまま露光されることを抑制することができる。
上述したように、露光装置1は、高いスループットで経済性よく高品位なデバイス(液晶デバイス、半導体素子、撮像素子(CCDなど)、薄膜磁気ヘッドなど)を提供することができる。かかるデバイスは、露光装置1を用いてフォトレジスト(感光剤)が塗布された基板(ガラスプレート、ウエハ等)を露光する工程と、露光された基板を現像する工程と、その他の周知の工程と、を経ることによって製造される。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

Claims (12)

  1. 複数の基板を順次露光する露光装置であって、
    前記基板を保持して移動するステージと、
    前記基板のショット領域の高さを計測する計測部と、
    前記複数の基板のそれぞれの露光を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記複数の基板のうち先頭からn枚目(nは自然数)までの基板を露光する場合には、予め取得した前記n枚目の基板の複数のショット領域のそれぞれの高さの第1計測値に基づいて前記n枚目の基板の複数のショット領域のそれぞれに対して前記ステージでフォーカス調整し露光すると共に当該複数のショット領域のそれぞれの高さを前記計測部で計測して第2計測値を取得し、
    前記複数の基板のうちn+1枚目以降の基板を露光する場合には、前記n+1枚目以降の基板の複数のショット領域のうち1つのショット領域の高さを前記計測部で計測して第3計測値を取得し、前記第1計測値に含まれる前記1つのショット領域に対応するショット領域の高さの計測値と前記第3計測値との差分、前記第1計測値、及び、前記第2計測値に基づいて前記n+1枚目以降の基板の複数のショット領域のそれぞれに対して前記ステージでフォーカス調整し露光することを特徴とする露光装置。
  2. 前記計測部は、前記基板のショット領域の高さとして、当該ショット領域と前記フォーカス調整の基準となる基準位置との差分を計測することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記制御部は、前記n+1枚目以降の基板を露光する場合には、前記n+1枚目以降の基板の複数のショット領域のそれぞれに対して前記ステージでフォーカス調整し露光すると共に、当該複数のショット領域のそれぞれの高さを前記計測部で計測して第4計測値を取得することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  4. 前記制御部は、i枚目(i>n+1)の基板を露光する場合には、前記i枚目の基板の複数のショット領域のうち1つのショット領域の高さを前記計測部で計測して第5計測値を取得し、前記第1計測値に含まれる前記1つのショット領域に対応するショット領域の高さの計測値と前記第5計測値との差分、前記第1計測値、及び、前記n+1枚目までの基板について取得された前記第4計測値と前記第2計測値との平均値に基づいて前記i枚目の基板の複数のショット領域のそれぞれに対して前記ステージでフォーカス調整し露光することを特徴とする請求項3に記載の露光装置。
  5. 前記制御部は、i枚目(i>n+1)の基板を露光する場合には、前記i枚目の基板の複数のショット領域のうち1つのショット領域の高さを前記計測部で計測して第5計測値を取得し、前記第1計測値に含まれる前記1つのショット領域に対応するショット領域の高さの計測値と前記第5計測値との差分、前記第1計測値、及び、前記i−1枚目の基板について取得された前記第4計測値に基づいて前記i枚目の基板の複数のショット領域のそれぞれに対して前記ステージでフォーカス調整し露光することを特徴とする請求項3に記載の露光装置。
  6. 前記制御部は、前記n+1枚目以降の基板を露光する場合には、露光前に、前記n+1枚目以降の基板の複数のショット領域のうち一部のショット領域の高さを前記計測部で計測して第6計測値を取得し、前記n枚目の基板の複数のショット領域のうち一部のショット領域の高さの第7計測値と前記第6計測値との差分が許容範囲を超えていれば、当該基板の露光を中止することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  7. 前記第6計測値を取得するための前記計測部による計測は、露光対象のショット領域を露光するための露光準備位置で行われることを特徴とする請求項6に記載の露光装置。
  8. 前記第1計測値は、前記n枚目の基板の複数のショット領域のそれぞれの高さを前記計測部で計測することで取得されることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  9. 複数の基板を順次露光する露光方法であって、
    前記複数の基板のうち先頭からn枚目(nは自然数)までの基板を露光する場合には、予め取得した前記n枚目の基板の複数のショット領域のそれぞれの高さの第1計測値に基づいて前記n枚目の基板の複数のショット領域のそれぞれに対してフォーカス調整し露光すると共に当該複数のショット領域のそれぞれの高さを計測して第2計測値を取得し、
    前記複数の基板のうちn+1枚目以降の基板を露光する場合には、前記n+1枚目以降の基板の複数のショット領域のうち1つのショット領域の高さを計測して第3計測値を取得し、前記第1計測値に含まれる前記1つのショット領域に対応するショット領域の高さの計測値と前記第3計測値との差分、前記第1計測値、及び、前記第2計測値に基づいて前記n+1枚目以降の基板の複数のショット領域のそれぞれに対してフォーカス調整し露光することを特徴とする露光方法。
  10. 請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の露光装置を用いて基板を露光するステップと、
    露光された前記基板を現像するステップと、
    を有することを特徴とするデバイスの製造方法。
  11. 前記複数の基板のうち先頭からn枚目(nは自然数)までの基板及び前記複数の基板のうちn+1枚目以降の基板を露光する場合、フォーカス調整しながら走査露光することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  12. 前記複数の基板のうち先頭からn枚目(nは自然数)までの基板及び前記複数の基板のうちn+1枚目以降の基板を露光する場合、フォーカス調整しながら走査露光することを特徴とする請求項9に記載の露光方法。
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