JP7070258B2 - クレーン及びクレーンの制御方法 - Google Patents

クレーン及びクレーンの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、クレーン及びクレーンの制御方法に関する。
油圧モーターによってウインチを駆動するクレーンでは、巻き下げ時に吊り荷の重量によってウインチの速度(吊り荷の降下速度)が大きくなり過ぎないよう、作動油の流路に巻き下げ方向の作動油の流量を制限するカウンターバランス弁を設けた構成が広く採用されている(例えば特開2001-10785号公報)。
カウンターバランス弁は、巻き下げ時に油圧モーターに供給される作動油の一次側圧力がある程度大きくなることで流路が開放され、油圧モーターから作動油を二次側に排出することが可能となるよう構成される。油圧モーターには、オペレーターが操作する操作レバーの角度に応じて開度が定められる制御弁を介して作動油が供給される。このため、オペレーターは、操作レバーを操作することで油圧モーターに供給される作動油の圧力を調節することによりカウンターバランス弁の開度を調節して巻き下げ時のウインチの速度を調整することができる。
近年、例えば建築期間の短縮等のためにクレーンの吊り荷の最大重量が大きくなってきている。吊り荷の重量が大きくなると、操作レバーの操作が一定である場合の巻き上げ速度と巻き下げ速度との差が大きくなるので、ウインチの操作性が不十分となることがある。
また、このような操作性の低下により、吊り荷の重量が大きいときにはオペレーターが操作レバーにより巻き下げ速度を適切に調節することができず、過度に巻き下げ速度が大きくなってカウンターバランス弁を通過する作動油の流量増加に伴う発熱量が一時的に上昇する場合がある。カウンターバランス弁における発熱の増大は、作動油の温度上昇を招くため、作動油を冷却するためのファンの風量が増大し、騒音の発生やエネルギー消費量の増大といった不都合を招来する。また、オイルクーラーの容量を大きくして作動油の発熱に対応しようとすると、装置コストが増大するだけでなく、オイルクーラーの大型化によりレイアウトが容易でなくなるという不都合も生じる。
特開2001-10785号公報
上記不都合に鑑みて、本発明は、吊り荷の重量が大きい場合の操作性の低下を抑制することができるクレーン及びクレーンの制御方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明に係るクレーンは、エンジンと、このエンジンによって駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプから供給される作動油によって動作し、ウインチを駆動する油圧モーターと、この油圧モーターに作動油を供給及び排出する流路に設けられるカウンターバランス弁と、上記油圧モーターに作動油を供給及び排出する流路に設けられ、オペレーターの操作量に応じて開度が変更される制御弁とを有するウインチ駆動系を備えるクレーンであって、巻き上げ時の上記オペレーターの操作量に対する上記ウインチの速度に応じて巻き下げ時の上記ウインチ駆動系の出力を調節する制御機構を備えることを特徴とする。
当該クレーンは、巻き上げ時の上記オペレーターの操作量に対する上記ウインチの速度に応じて巻き下げ時の上記ウインチ駆動系の出力を調節する制御機構を備えることによって、吊り荷の重量が大きいときにカウンターバランス弁を通過する作動油の流量が増大することを抑制できる。つまり、当該クレーンは、吊り荷の重量が大きい程巻き上げ時の上記オペレーターの操作量に対する上記ウインチの速度が小さくなることから、この巻き上げ時の操作量に対するウインチの速度に基づいて巻き下げ時のウインチ駆動系の出力を調節することによって、上記ウインチの巻き下げ時の速度が巻き上げ時の速度に比べて大きく上昇することを防止して、操作性の低下を抑制することができる。また、当該クレーンは、カウンターバランス弁における作動油の流速の増大が抑制されることによって発熱が低減されるので、冷却ファンの騒音及びエネルギー消費を低減することができる。
当該クレーンにおいて、上記制御機構が、巻き上げ時の上記オペレーターの操作量に対する上記ウインチの速度に基づいて、上記オペレーターの操作量が一定である場合に想定される上記ウインチの巻き上げ時の速度と巻き下げ時の速度との差が所定の範囲内になるように上記ウインチ駆動系の出力を調節してもよい。このように、上記制御機構が、巻き上げ時の上記オペレーターの操作量に対する上記ウインチの速度に基づいて、上記オペレーターの操作量が一定である場合に想定される上記ウインチの巻き上げ時の速度と巻き下げ時の速度との差が所定の範囲内になるように上記ウインチ駆動系の出力を調節することによって、オペレーターが巻き上げ時と巻き下げ時とで操作量を大きく異ならせることなく、略同じ感覚で操作することができる。
当該クレーンにおいて、上記制御機構が、巻き上げ時の上記オペレーターの操作量に対する上記ウインチの速度が小さい程巻き下げ時の上記ウインチ駆動系の出力を小さくしてもよい。このように、上記制御機構が、巻き上げ時の上記オペレーターの操作量に対する上記ウインチの速度が小さい程巻き下げ時の上記ウインチ駆動系の出力を小さくすることによって、吊り荷の重量が大きい程巻き下げ時の上記ウインチ駆動系の出力を小さくし、ウインチの巻き上げ時の速度と巻き下げ時の速度との差を小さくすることで操作性を向上することができる。
当該クレーンにおいて、上記制御機構が上記エンジンの回転数を調節してもよい。このように、上記制御機構が上記エンジンの回転数を調節することによって、吊り荷の重量が大きい場合に巻き下げ時にカウンターバランス弁を通過する作動油の流速の増大及びこれに伴う作動油の温度上昇を抑制できるとともに、エンジンの燃料消費を効果的に抑制することができる。
当該クレーンにおいて、上記制御機構が上記油圧ポンプの容量を調節してもよい。このように、上記制御機構が上記油圧ポンプの容量を調節することによって、油圧モーターに供給される作動油の圧力を変更して、吊り荷の重量が大きいときのカウンターバランス弁を通過する作動油の流量の増大を容易且つ確実に抑制することができる。
当該クレーンにおいて、上記制御機構が油圧モーターの容量を調節してもよい。このように、上記制御機構が油圧モーターの容量を調節することによって、吊り荷の重量により油圧モーターから吐出される作動油の量を変更して、吊り荷の重量が大きいときのカウンターバランス弁を通過する作動油の流量の増大を容易且つ確実に抑制することができる。
当該クレーンにおいて、上記制御機構が上記オペレーターの操作量と上記制御弁の開度との対応関係を調節してもよい。このように、上記制御機構が上記オペレーターの操作量と上記制御弁の開度との対応関係を調節することによって、制御弁による1次側圧力の調整の程度を吊り荷の重量に合わせて最適化し、吊り荷の重量が大きいときのカウンターバランス弁を通過する作動油の流量の増大を容易且つ確実に抑制することができる。
当該クレーンにおいて、上記制御機構が上記油圧モーターに供給される作動油の圧力及び流量に基づいて上記ウインチの速度を判断してもよい。このように、上記制御機構が上記油圧モーターに供給される作動油の圧力及び流量に基づいて上記ウインチの速度を判断することによって、ウインチの速度が低い場合にも比較的正確に速度を把握することができる。
当該クレーンにおいて、上記制御機構が上記オペレーターの操作量が小さいときには上記ウインチ駆動系の出力を調節しなくてもよい。このように、上記制御機構が上記オペレーターの操作量が小さいときには上記ウインチ駆動系の出力を調節しないことによって、オペレーターが吊り荷の重量が大きいときに操作量を十分に小さくした場合に上記制御機構が重畳して上記ウインチ駆動系の出力を抑制することで吊り下げ速度が過度に低下することを防止できる。
本発明に係るクレーンの制御方法は、エンジンと、このエンジンによって駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプから供給される作動油によって動作し、ウインチを駆動する油圧モーターと、この油圧モーターに作動油を供給及び排出する流路に設けられるカウンターバランス弁と、上記油圧モーターに作動油を供給及び排出する流路に設けられ、オペレーターの操作量に応じて開度が変更される制御弁とを有するウインチ駆動系を備えるクレーンの制御方法であって、巻き上げ時の上記オペレーターの操作量に対する上記ウインチの速度に応じて巻き下げ時の上記ウインチ駆動系の出力を調節することを特徴とする。
当該クレーンの制御方法は、巻き上げ時の上記オペレーターの操作量に対する上記ウインチの速度に応じて巻き下げ時の上記ウインチ駆動系の出力を調節することよって、吊り荷の重量が大きいときのカウンターバランス弁を通過する作動油の流量の増大を抑制し、操作性の低下を抑制することができる。
上述のように、本発明に係るクレーン及びクレーンの制御方法は、吊り荷の重量が大きいときのカウンターバランス弁を通過する作動油の流量の増大を抑制することができる。
本発明の一実施形態のクレーンのウインチ駆動系に関する構成を示す油圧回路図である。 図1のクレーンの制御機構の制御の流れを示すフローチャートである。 本発明の図1とは異なる実施形態のクレーンのウインチ駆動系に関する構成を示す油圧回路図である。 本発明の図1及び図3とは異なる実施形態のクレーンのウインチ駆動系に関する構成を示す油圧回路図である。 本発明の図1、図3及び図4とは異なる実施形態のクレーンのウインチ駆動系に関する構成を示す油圧回路図である。 本発明の図1、図3乃至図5とは異なる実施形態のクレーンのウインチ駆動系に関する構成を示す油圧回路図である。 図6のクレーンの制御機構の制御の流れを示すフローチャートである。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
[第一実施形態]
本発明の一実施形態に係るクレーンは、図1に示すように、ウインチWを駆動するウインチ駆動系1と、ウインチ駆動系1の出力を制御する制御機構2とを備える。
ウインチ駆動系1は、エンジン11と、このエンジン11によって駆動される油圧ポンプ12と、この油圧ポンプ12から供給される作動油によって動作し、ウインチWを駆動する油圧モーター13と、この油圧モーター13に作動油を供給及び排出する流路に設けられるカウンターバランス弁14と、油圧モーター13に作動油を供給及び排出する流路に設けられる制御弁15とを有する。
制御機構2は、オペレーターが制御弁15の開度を調節するために操作する操作レバー16と、巻き上げ時のオペレーターによる操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度に応じて巻き下げ時のウインチ駆動系1の出力を調節するコントローラー17とを有する。
コントローラー17が行う制御は、本発明のクレーンの制御方法の一実施形態である。つまり、本実施形態に係るクレーンの制御方法は、巻き上げ時のオペレーターによる操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度に応じて巻き下げ時のウインチ駆動系1の出力を調節する方法である。
<エンジン>
エンジン11は、例えばディーゼルエンジン、ガソリンエンジン(オットーサイクルエンジン)等の燃料の燃焼により発生する熱エネルギーをクランクシャフトの回転エネルギーに変換する公知の内燃機関を用いることができる。このエンジン11は、外部から設定される回転数で運転されるよう自律制御される。
<油圧ポンプ>
油圧ポンプ12は、エンジン11によって駆動され、作動油を加圧して送出するポンプである。この油圧ポンプ12としては、例えばピストンポンプ、ベーンポンプ、ギヤポンプ、スクリューポンプ等を用いることができ、中でも斜板式アキシャルピストンポンプが好適に用いられる。
<油圧モーター>
油圧モーター13は、油圧ポンプ12から供給される作動油によって駆動されてウインチWを回転駆動する。この油圧モーター13としては、例えばプランジャーモーター、ギアモーター、ベーンモーター等を用いることができ、中でも斜板式アキシャルプラジャーモーターが好適に用いられる。なお、図において、巻き上げ時には油圧モーター13を上から下に作動油が通過し、巻き下げ時には油圧モーター13を下から上に作動油が通過する。
<カウンターバランス弁>
カウンターバランス弁14は、油圧ポンプ12の巻き下げ時の作動油の排出流路(2次側流路)に背圧を付与し、吊り荷がその重量によりウインチWからロープを引き出して高速に下降することを防止するために設けられる。具体的には、カウンターバランス弁14は、流路を開閉するスプールをばねで付勢し、作動油の排出流路及び供給流路の圧力によってスプールを移動させて流路を開くことができるよう構成され、吊り荷の重量だけでは流路を開かず、供給流路(1次側流路)の圧力が上昇した場合に流路を開くようばねの付勢力が設定される。
<制御弁>
制御弁15としては、油圧ポンプ12への作動油の供給方向を選択できるとともに、流路の開放状態と閉鎖状態とを短時間に交互に切り換え、開放状態となる時間の比率を調節することができる公知の比例制御弁を用いることができる。比例制御弁は、例えば入力される信号の電流値に比例する開度となるもの、つまり作動油の流路を開放する時間の割合が入力信号に比例するものとされ得る。
<操作レバー>
操作レバー16は、オペレーターによる操作量、例えばその傾斜角度及び傾斜方向を信号として出力し、制御弁15に入力する。
<コントローラー>
コントローラー17は、操作レバー16の出力信号に応じて制御弁15にその開度を指定する信号を入力するとともに、エンジン11の回転数の設定値を変更できるよう構成される。このコントローラー17は、巻き上げ時のウインチWの速度と操作レバー16の操作量とに基づいて、巻き下げ時のエンジン11の回転数の設定値を変更する。
コントローラー17は、操作レバー16の出力信号に応じて制御弁15にその開度を指定する信号を入力するとともに、巻き上げ時の操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度に応じて巻き下げ時のエンジン11の回転数を調節するよう構成される。具体的には、コントローラー17は、巻き上げ時の上記オペレーターの操作量に対する上記ウインチの速度が小さい程、巻き下げ時のウインチ駆動系1の出力が小さくなるようエンジン11の回転数の設定値を調節する。
巻き上げ時のウインチWの速度は、操作レバー16の操作量が大きい程、また吊り荷の重量が小さい程大きくなる。このため、操作レバー16の操作量に対する巻き上げ時のウインチWの速度の大きさは、吊り荷の重量を表す指標と考えることができる。
また、操作レバー16の操作量を一定とすると、巻き下げ時の速度は、吊り荷の重量によって巻き上げ時よりも大きくなる。このとき、吊り荷の重量が大きいほど、巻き上げ時の速度に対する巻き下げ時の速度低下が大きくなる。このため、巻き上げ時のウインチWの速度が相対的に小さく、吊り荷の重量が大きいと考えられる場合には、巻き下げ時にエンジン11の回転数を低い値に設定して、油圧ポンプ12から油圧モーター13に供給される作動油の圧力を抑制することで、ウインチWの巻き下げ速度が大きくなり過ぎることを防止することができる。
このように、ウインチWの巻き下げ速度が大きくなり過ぎることを防止することによって、カウンターバランス弁14における作動油の時間当たりの発熱量が一時的に増大することが防止される。これにより、作動油の冷却機構に一時的に過大な負荷が加わることを防止して、作動油を冷却するためのファンによる騒音やエネルギー消費量を抑制すると共に、作動油の温度を安定的に制御することができる。また、コントローラー17がエンジン11の回転数を低く設定することにより、エンジン11における燃料消費量も抑制することができる。
図2に、コントローラー17を備える制御機構2によるエンジン11の回転数制御に関する手順を示す。コントローラー17は、操作レバー16の操作方向及び操作量を監視する。巻き上げ時であるか、巻き下げ時であるかは、操作レバー16の操作方向によって判定することができる。
コントローラー17は、巻き上げ時には、ウインチWの回転速度を確認する。ウインチWの速度は、油圧モーター13に作動油を供給する流路に設けられる圧力センサー18及び流量センサー19の検出値に基づいて、つまり、油圧モーター13に供給される作動油の圧力及び流量に基づいて判定される。圧力センサー18及び流量センサー19としては、検出信号を出力できる公知のセンサーを用いることができる。
ウインチWの速度は、油圧モーター13の性能曲線に基づいて作動油の圧力及び流量から油圧モーター13の回転速度を導出することによって比較的正確に求めることができる。また、コントローラー17は、油圧モーター13の性能曲線を簡略化したテーブルを記憶しておき、ウインチWの速度を複数の速度範囲のいずれかに属するものとして段階的に認識してもよい。
巻き上げ時のウインチWの速度は、操作レバー16を一定量以上巻き上げ方向に操作しているときに測定することが好ましく、操作レバー16を一定量以上巻き上げ方向に操作した状態を一定時間以上継続した場合(実質的に最大操作量を一定時間以上保持した場合)にのみ算出することがより好ましい。
そして、コントローラー17は、この操作時間内における操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度を算出する。具体的には、コントローラー17は、操作レバー16の操作量にウインチWの速度が比例するものとしてその比例定数等を算出するよう構成することができる。また、操作レバー16の操作量が実質的に最大量であるときにだけウインチWの速度を測定する場合、ウインチWの速度を単純に時間平均した値を算出してもよい。
この巻き上げ時の操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度は、操作レバー16が巻き下げ方向に操作された場合のエンジン11の回転数の決定のために参照される。具体的には、コントローラー17は、巻き上げ時の操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度と巻き下げ時のエンジン11の適切な回転数との対応関係を表す参照テーブルを記憶しておき、この参照テーブルを用いて巻き下げ時のエンジン11の回転数を決定するよう構成することができる。
コントローラー17は、巻き上げ時の操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度に基づいて決定したエンジン11の回転数を記憶し、操作レバー16が巻き下げ方向に操作されたときに参照する。また、コントローラー17は、巻き上げ時の操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度を記憶しておき、操作レバー16が巻き下げ方向に操作されたときに記憶している巻き上げ時の操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度に基づいてエンジン11の回転数を決定してもよい。
この巻き上げ時のウインチWの速度又はエンジン11の回転数は、次に操作レバー16が巻き上げ方向に一定量以上且つ一定時間以上操作されるまで記憶され、操作レバー16が巻き下げ方向に操作された場合のエンジン11の回転数の設定のために参照され得る。これにより、吊り荷を位置決めするために巻き上げ及び巻き下げを繰り返した場合に無用に操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度が変化して操作性を低下させることを防止できる。また、例えば一定時間以上操作レバー16が操作されなかった場合、ウインチWのブレーキが使用された場合等に、記憶されている巻き上げ時の速度をリセットするようにしてもよい。
コントローラー17は、オペレーターによる操作レバー16の操作量が一定である場合にウインチWの巻き下げ時の速度と巻き上げ時の速度とが略等しくなるようエンジン11の回転数を低下させてもよいが、ウインチWの巻き下げ時の速度の巻き上げ時の速度に対する増大率をある程度抑制することができれば、十分な操作性向上効果及び作動油発熱防止効果が得られる。このため、コントローラー17は、オペレーターによる操作レバー16の操作量が一定である場合にウインチWの巻き下げ時の速度と巻き上げ時の速度との差が所定の範囲内になるように、エンジン11の回転数を制御することが好ましい。
[第二実施形態]
本発明の別の実施形態に係るクレーンは、図3に示すように、ウインチWを駆動するウインチ駆動系1aと、ウインチ駆動系1aの出力を制御する制御機構2aとを備える。
ウインチ駆動系1aは、エンジン11と、このエンジン11によって駆動される油圧ポンプ12aと、この油圧ポンプ12aから供給される作動油によって動作し、ウインチWを駆動する油圧モーター13と、この油圧モーター13に作動油を供給及び排出する流路に設けられるカウンターバランス弁14と、油圧モーター13に作動油を供給及び排出する流路に設けられる制御弁15とを有する。
制御機構2aは、オペレーターが操作する操作レバー16と、巻き上げ時のオペレーターによる操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度に応じて油圧ポンプ12aの容量を調節するコントローラー17aとを有する。ウインチWの速度を確認するため、油圧モーター13に作動油を供給する流路には、圧力センサー18及び流量センサー19が設けられる。
図3のクレーンにおいて、エンジン11、油圧モーター13、カウンターバランス弁14、制御弁15、操作レバー16、圧力センサー18及び流量センサー19は、図1のクレーンにおけるエンジン11、油圧モーター13、カウンターバランス弁14、制御弁15、操作レバー16、圧力センサー18及び流量センサー19と同様である。このため、図3のクレーンについて、図1のクレーンと同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
<油圧ポンプ>
油圧ポンプ12aは、容量が可変である。この油圧ポンプ12aとしては、例えば斜板式アキシャルピストン型可変容量ポンプ等を挙げることができる。斜板式アキシャルピストン型可変容量ポンプでは、斜板の傾転角度を変更することにより、ピストンのストロークが変化して容量(入力回転数当たりの作動油吐出量)が増減する。
油圧ポンプ12aは、容量を変更するためのアクチュエーターを有し、外部信号によってアクチュエーターのポジションを指定して容量を設定することができる構成であることが好ましい。
<コントローラー>
コントローラー17aは、操作レバー16の出力信号に応じて制御弁15にその開度を指定する信号を入力するとともに、巻き上げ時のウインチWの速度と操作レバー16の操作量とに基づいて巻き下げ時の油圧ポンプ12aの容量を変更するよう構成される。詳しくは、コントローラー17aは、巻き上げ時の操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度が小さい程、巻き下げ時の油圧ポンプ12aの容量を小さくする。
具体的には、コントローラー17aは、予め定められる参照テーブルを参照して、巻き上げ時のウインチWの速度に応じた油圧ポンプ12aの容量を選択し、油圧ポンプ12aの容量調節用アクチュエーターのポジションを指定する信号を出力するよう構成することができる。
このように、油圧ポンプ12aの容量を調節することによっても、ウインチWの巻き下げ時の速度の巻き上げ時の速度に対する増大を抑制することができるので、操作性向上効果及び作動油の発熱防止効果が得られる。
なお、本実施形態のコントローラー17aが行う上述の制御は、本発明に係るクレーンの制御方法の一実施形態である。
[第三実施形態]
本発明の別の実施形態に係るクレーンは、図4に示すように、ウインチWを駆動するウインチ駆動系1bと、ウインチ駆動系1bの出力を制御する制御機構2bとを備える。
ウインチ駆動系1bは、エンジン11と、このエンジン11によって駆動される油圧ポンプ12と、この油圧ポンプ12から供給される作動油によって動作し、ウインチWを駆動する油圧モーター13bと、この油圧モーター13bに作動油を供給及び排出する流路に設けられるカウンターバランス弁14と、油圧モーター13bに作動油を供給及び排出する流路に設けられる制御弁15とを有する。
制御機構2bは、オペレーターが操作する操作レバー16と、巻き上げ時のオペレーターによる操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度に応じて油圧モーター13bの容量を調節するコントローラー17bとを有する。ウインチWの速度を確認するため、油圧モーター13bに作動油を供給する流路には、圧力センサー18及び流量センサー19が設けられる。
図4のクレーンにおいて、エンジン11、油圧ポンプ12、カウンターバランス弁14、制御弁15、操作レバー16、圧力センサー18及び流量センサー19は、図1のクレーンにおけるエンジン11、油圧ポンプ12、カウンターバランス弁14、制御弁15、操作レバー16、圧力センサー18及び流量センサー19と同様である。このため、図4のクレーンについて、図1のクレーンと同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
<油圧ポンプ>
油圧モーター13bは、容量が可変である。この油圧モーター13bとしては、例えば斜板式アキシャルプランジャー型可変容量モーターを挙げることができる。斜板式アキシャルプランジャー型可変容量モーターでは、斜板の傾転角度を変更することにより、プランジャーのストロークが変化して容量(作動油流量に対する出力回転数)が増減する。
油圧モーター13bは、容量を変更するためのアクチュエーターを有し、外部信号によってアクチュエーターのポジションを指定して容量を設定することができる構成であることが好ましい。
<コントローラー>
コントローラー17bは、操作レバー16の出力信号に応じて制御弁15にその開度を指定する信号を入力するとともに、巻き上げ時のウインチWの速度と操作レバー16の操作量とに基づいて巻き下げ時の油圧モーター13bの容量を変更するよう構成される。詳しくは、コントローラー17bは、巻き上げ時の操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度が小さい程、巻き下げ時の油圧モーター13bの容量を大きくする。
具体的には、コントローラー17bは、予め定められる参照テーブルを参照して、巻き上げ時のウインチWの速度に応じた油圧モーター13bの容量を選択し、油圧モーター13bの容量調節用アクチュエーターのポジションを指定する信号を出力するよう構成することができる。
このように、油圧モーター13bの容量を調節することによっても、ウインチWの巻き下げ時の速度の巻き上げ時の速度に対する増大を抑制することができるので、操作性向上効果及び作動油の発熱防止効果が得られる。
なお、本実施形態のコントローラー17bが行う上述の制御は、本発明に係るクレーンの制御方法の一実施形態である。
[第四実施形態]
本発明の別の実施形態に係るクレーンは、図5に示すように、ウインチWを駆動するウインチ駆動系1と、ウインチ駆動系1の出力を制御する制御機構2cとを備える。
ウインチ駆動系1は、エンジン11と、このエンジン11によって駆動される油圧ポンプ12と、この油圧ポンプ12から供給される作動油によって動作し、ウインチWを駆動する油圧モーター13と、この油圧モーター13に作動油を供給及び排出する流路に設けられるカウンターバランス弁14と、油圧モーター13に作動油を供給及び排出する流路に設けられる制御弁15とを有する。
制御機構2cは、オペレーターが操作する操作レバー16と、オペレーターによる操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度に応じて操作レバー16の操作量と制御弁15の開度との対応関係を調節するコントローラー17cとを有する。ウインチWの速度を確認するため、油圧モーター13に作動油を供給する流路には、圧力センサー18及び流量センサー19が設けられる。
図5のクレーンにおいて、エンジン11、油圧ポンプ12、油圧モーター13、カウンターバランス弁14、制御弁15、操作レバー16、圧力センサー18及び流量センサー19は、図1のクレーンにおけるエンジン11、油圧ポンプ12、油圧モーター13、カウンターバランス弁14、制御弁15、操作レバー16、圧力センサー18及び流量センサー19と同様である。このため、図5のクレーンについて、図1のクレーンと同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
<コントローラー>
コントローラー17cは、操作レバー16の出力信号に応じて制御弁15にその開度を指定する信号を入力するとともに、巻き上げ時のオペレーターによる操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度が小さい程、巻き下げ時に操作レバー16の操作量に対する制御弁15の開度が小さくなるようの制御弁15に対する出力信号レベルを調整するよう構成される。
コントローラー17cは、操作レバー16の操作量と制御弁15に対する出力信号レベルとの関係を示す参照テーブルを記憶してもよい。この場合、巻き上げ時の操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度に対応する複数の参照テーブルを記憶し、巻き上げ時の操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度に応じて適用する参照テーブルを選択することによって、制御弁15に対する出力信号レベルを調整してもよい。
このように、操作レバー16の操作量に対する制御弁15の開度を調節することによっても、オペレーターが体感するウインチWの巻き下げ時の速度の巻き上げ時の速度に対する増大を抑制することができるので、操作性を向上することができる。
なお、本実施形態のコントローラー17cが行う上述の制御は、本発明に係るクレーンの制御方法の一実施形態である。
[第五実施形態]
本発明の別の実施形態に係るクレーンは、図6に示すように、ウインチWを駆動するウインチ駆動系1と、ウインチ駆動系1の出力を制御する制御機構2dとを備える。
ウインチ駆動系1は、エンジン11と、このエンジン11によって駆動される油圧ポンプ12と、この油圧ポンプ12から供給される作動油によって動作し、ウインチWを駆動する油圧モーター13と、この油圧モーター13に作動油を供給及び排出する流路に設けられるカウンターバランス弁14と、油圧モーター13に作動油を供給及び排出する流路に設けられる制御弁15とを有する。
制御機構2dは、オペレーターが操作する操作レバー16と、巻き上げ時のオペレーターによる操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度に応じて油圧ポンプ12dの容量を調節するコントローラー17dとを有する。ウインチWの速度を確認するため、巻き上げ時に油圧モーター13に作動油を供給する流路には、圧力センサー18及び流量センサー19が設けられる。また、巻き下げ時に油圧モーター13に作動油を供給する流路には、制御弁15から油圧モーター13への作動油の供給圧力を検出する第2圧力センサー20が設けられる。
図6のクレーンにおいて、エンジン11、油圧ポンプ12、油圧モーター13、カウンターバランス弁14、制御弁15、操作レバー16、圧力センサー18及び流量センサー19は、図1のクレーンにおけるエンジン11、油圧ポンプ12、油圧モーター13、カウンターバランス弁14、制御弁15、操作レバー16、圧力センサー18及び流量センサー19と同様である。このため、図6のクレーンについて、図1のクレーンと同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
<コントローラー>
コントローラー17dは、操作レバー16の出力信号に応じて制御弁15にその開度を指定する信号を入力するとともに、巻き上げ時のウインチWの速度と操作レバー16の操作量とに基づいて巻き下げ時のエンジン11の回転数を変更するよう構成される。詳しくは、コントローラー17dは、巻き上げ時の操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度が小さい程、巻き下げ時のエンジン11の回転数を小さくする。
ただし、コントローラー17dは、操作レバー16の操作量が小さい場合には、巻き下げ時のエンジン11の回転数を調節しない。具体的には、巻き下げ時に制御弁15から油圧モーター13に供給される作動油の圧力、つまり第2圧力センサー20の検出値が所定の閾値よりも小さい場合には、操作レバー16の操作量が小さいために制御弁15の開度が小さくなっていると判断することができるので、コントローラー17dがエンジン11の回転数を巻き上げ速度により定められる値に設定しないようにするとよい。
図7に、コントローラー17dを備える制御機構2によるエンジン11の回転数制御に関する詳細な手順を示す。なお、図7の制御手順は、以下に言及する手順を有する点を除いて、図2の制御手順と同様である。このため、図7の制御手順について、図2の制御手順と重複する説明は省略する。
図7の制御は、図2の制御においてレバー操作が巻き上げ方向であった場合に、第2圧力センサー20によって油圧モーター13に供給される作動油の圧力を確認し、作動油の圧力が所定の閾値に満たない場合には、エンジン11の回転数の設定値を記憶している巻き上げ時の速度に応じた回転数に設定する処理を行わない。
本実施形態のクレーンでは、巻き下げ時の操作レバー16の操作量が小さい場合には、熟練のオペレーターが操作レバー16の操作量を十分に小さくして吊り荷の速度を適切に調節できていると考えられるため、コントローラー17dが重畳してウインチ駆動系1の出力を低下させて過度に吊り荷の速度を抑制することを防止できる。
なお、本実施形態のコントローラー17dが行う上述の制御は、本発明に係るクレーンの制御方法の一実施形態である。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
当該クレーン及びクレーンの制御方法において、ウインチの速度は、油圧ポンプを通過する作動油の流量のみで判断してもよく、油圧モーター又はウインチの回転を検出するエンコーダー等によって検出してもよい。
当該クレーン及びクレーンの制御方法において、ウインチ駆動系の出力の調節は、上述のエンジン、油圧ポンプ、油圧モーター及び制御弁以外の構成要素によって調節してもよく、複数の構成要素によって調節してもよい。
当該クレーンは、本発明に係る制御機構に加えて、ウインチ駆動系の出力を調節する従来の制御手段、例えば油圧モーターに供給される作動油の圧力に応じて油圧モーターの容量を変化させる制御手段等を備えてもよい。本発明に係る制御機構は、従来の制御手段に重畳してウインチ駆動系の出力を調節するよう構成することができる。この場合、当該クレーンは、理論上重畳された出力が実際に可能な出力範囲を超え、出力が頭打ち又は底打ちとなるよう構成されてもよい。
当該クレーン及びクレーンの制御方法において、オペレーターの操作量が小さいと判断される場合にウインチ駆動系の出力を調節しないようにする制御は、エンジン以外の構成要素によりウインチ駆動系の出力を調節する場合にも適用することができる。
本発明は、油圧式クレーンに広く利用することができる。
1,1a,1b ウインチ駆動系
2,2a,2b,2c,2d 制御機構
11 エンジン
12,12a 油圧ポンプ
13,13b 油圧モーター
14 カウンターバランス弁
15 制御弁
16 操作レバー
17,17a,17b,17c コントローラー
18 圧力センサー
19 流量センサー
20 第2圧力センサー
W ウインチ

Claims (10)

  1. エンジンと、このエンジンによって駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプから供給される作動油によって動作し、ウインチを駆動する油圧モーターと、この油圧モーターに作動油を供給及び排出する流路に設けられるカウンターバランス弁と、上記油圧モーターに作動油を供給及び排出する流路に設けられ、オペレーターの操作量に応じて開度が変更される制御弁とを有するウインチ駆動系を備えるクレーンであって、
    巻き上げ時の上記オペレーターの操作量に対する上記ウインチの速度に応じて巻き下げ時の上記ウインチ駆動系の出力を調節する制御機構を備えることを特徴とするクレーン。
  2. 上記制御機構が、巻き上げ時の上記オペレーターの操作量に対する上記ウインチの速度に基づいて、上記オペレーターの操作量が一定である場合に想定される上記ウインチの巻き上げ時の速度と巻き下げ時の速度との差が所定の範囲内になるように上記ウインチ駆動系の出力を調節する請求項1に記載のクレーン。
  3. 上記制御機構が、巻き上げ時の上記オペレーターの操作量に対する上記ウインチの速度が小さい程巻き下げ時の上記ウインチ駆動系の出力を小さくする請求項1又は請求項2に記載のクレーン。
  4. 上記制御機構が上記エンジンの回転数を調節する請求項1、請求項2又は請求項3に記載のクレーン。
  5. 上記制御機構が上記油圧ポンプの容量を調節する請求項1、請求項2又は請求項3に記載のクレーン。
  6. 上記制御機構が油圧モーターの容量を調節する請求項1、請求項2又は請求項3に記載のクレーン。
  7. 上記制御機構が上記オペレーターの操作量と上記制御弁の開度との対応関係を調節する請求項1、請求項2又は請求項3に記載のクレーン。
  8. 上記制御機構が上記油圧モーターに供給される作動油の圧力及び流量に基づいて上記ウインチの速度を判断する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のクレーン。
  9. 上記制御機構が上記オペレーターの操作量が小さいときには上記ウインチ駆動系の出力を調節しない請求項1から8のいずれか1項に記載のクレーン。
  10. エンジンと、このエンジンによって駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプから供給される作動油によって動作し、ウインチを駆動する油圧モーターと、この油圧モーターに作動油を供給及び排出する流路に設けられるカウンターバランス弁と、上記油圧モーターに作動油を供給及び排出する流路に設けられ、オペレーターの操作量に応じて開度が変更される制御弁とを有するウインチ駆動系を備えるクレーンの制御方法であって、
    巻き上げ時の上記オペレーターの操作量に対する上記ウインチの速度に応じて巻き下げ時の上記ウインチ駆動系の出力を調節することを特徴とするクレーンの制御方法。
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