JP2020037480A - クレーン及びクレーンの制御方法 - Google Patents
クレーン及びクレーンの制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020037480A JP2020037480A JP2018166393A JP2018166393A JP2020037480A JP 2020037480 A JP2020037480 A JP 2020037480A JP 2018166393 A JP2018166393 A JP 2018166393A JP 2018166393 A JP2018166393 A JP 2018166393A JP 2020037480 A JP2020037480 A JP 2020037480A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winch
- speed
- crane
- hydraulic
- operation amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Abstract
Description
本発明の一実施形態に係るクレーンは、図1に示すように、ウインチWを駆動するウインチ駆動系1と、ウインチ駆動系1の出力を制御する制御機構2とを備える。
エンジン11は、例えばディーゼルエンジン、ガソリンエンジン(オットーサイクルエンジン)等の燃料の燃焼により発生する熱エネルギーをクランクシャフトの回転エネルギーに変換する公知の内燃機関を用いることができる。このエンジン11は、外部から設定される回転数で運転されるよう自律制御される。
油圧ポンプ12は、エンジン11によって駆動され、作動油を加圧して送出するポンプである。この油圧ポンプ12としては、例えばピストンポンプ、ベーンポンプ、ギヤポンプ、スクリューポンプ等を用いることができ、中でも斜板式アキシャルピストンポンプが好適に用いられる。
油圧モーター13は、油圧ポンプ12から供給される作動油によって駆動されてウインチWを回転駆動する。この油圧モーター13としては、例えばプランジャーモーター、ギアモーター、ベーンモーター等を用いることができ、中でも斜板式アキシャルプラジャーモーターが好適に用いられる。なお、図において、巻き上げ時には油圧モーター13を上から下に作動油が通過し、巻き下げ時には油圧モーター13を下から上に作動油が通過する。
カウンターバランス弁14は、油圧ポンプ12の巻き下げ時の作動油の排出流路(2次側流路)に背圧を付与し、吊り荷がその重量によりウインチWからロープを引き出して高速に下降することを防止するために設けられる。具体的には、カウンターバランス弁14は、流路を開閉するスプールをばねで付勢し、作動油の排出流路及び供給流路の圧力によってスプールを移動させて流路を開くことができるよう構成され、吊り荷の重量だけでは流路を開かず、供給流路(1次側流路)の圧力が上昇した場合に流路を開くようばねの付勢力が設定される。
制御弁15としては、油圧ポンプ12への作動油の供給方向を選択できるとともに、流路の開放状態と閉鎖状態とを短時間に交互に切り換え、開放状態となる時間の比率を調節することができる公知の比例制御弁を用いることができる。比例制御弁は、例えば入力される信号の電流値に比例する開度となるもの、つまり作動油の流路を開放する時間の割合が入力信号に比例するものとされ得る。
操作レバー16は、オペレーターによる操作量、例えばその傾斜角度及び傾斜方向を信号として出力し、制御弁15に入力する。
コントローラー17は、操作レバー16の出力信号に応じて制御弁15にその開度を指定する信号を入力するとともに、エンジン11の回転数の設定値を変更できるよう構成される。このコントローラー17は、巻き上げ時のウインチWの速度と操作レバー16の操作量とに基づいて、巻き下げ時のエンジン11の回転数の設定値を変更する。
本発明の別の実施形態に係るクレーンは、図3に示すように、ウインチWを駆動するウインチ駆動系1aと、ウインチ駆動系1aの出力を制御する制御機構2aとを備える。
油圧ポンプ12aは、容量が可変である。この油圧ポンプ12aとしては、例えば斜板式アキシャルピストン型可変容量ポンプ等を挙げることができる。斜板式アキシャルピストン型可変容量ポンプでは、斜板の傾転角度を変更することにより、ピストンのストロークが変化して容量(入力回転数当たりの作動油吐出量)が増減する。
コントローラー17aは、操作レバー16の出力信号に応じて制御弁15にその開度を指定する信号を入力するとともに、巻き上げ時のウインチWの速度と操作レバー16の操作量とに基づいて巻き下げ時の油圧ポンプ12aの容量を変更するよう構成される。詳しくは、コントローラー17aは、巻き上げ時の操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度が小さい程、巻き下げ時の油圧ポンプ12aの容量を小さくする。
本発明の別の実施形態に係るクレーンは、図4に示すように、ウインチWを駆動するウインチ駆動系1bと、ウインチ駆動系1bの出力を制御する制御機構2bとを備える。
油圧モーター13bは、容量が可変である。この油圧モーター13bとしては、例えば斜板式アキシャルプランジャー型可変容量モーターを挙げることができる。斜板式アキシャルプランジャー型可変容量モーターでは、斜板の傾転角度を変更することにより、プランジャーのストロークが変化して容量(作動油流量に対する出力回転数)が増減する。
コントローラー17bは、操作レバー16の出力信号に応じて制御弁15にその開度を指定する信号を入力するとともに、巻き上げ時のウインチWの速度と操作レバー16の操作量とに基づいて巻き下げ時の油圧モーター13bの容量を変更するよう構成される。詳しくは、コントローラー17bは、巻き上げ時の操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度が小さい程、巻き下げ時の油圧モーター13bの容量を大きくする。
本発明の別の実施形態に係るクレーンは、図5に示すように、ウインチWを駆動するウインチ駆動系1と、ウインチ駆動系1の出力を制御する制御機構2cとを備える。
コントローラー17cは、操作レバー16の出力信号に応じて制御弁15にその開度を指定する信号を入力するとともに、巻き上げ時のオペレーターによる操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度が小さい程、巻き下げ時に操作レバー16の操作量に対する制御弁15の開度が小さくなるようの制御弁15に対する出力信号レベルを調整するよう構成される。
本発明の別の実施形態に係るクレーンは、図6に示すように、ウインチWを駆動するウインチ駆動系1と、ウインチ駆動系1の出力を制御する制御機構2dとを備える。
コントローラー17dは、操作レバー16の出力信号に応じて制御弁15にその開度を指定する信号を入力するとともに、巻き上げ時のウインチWの速度と操作レバー16の操作量とに基づいて巻き下げ時のエンジン11の回転数を変更するよう構成される。詳しくは、コントローラー17dは、巻き上げ時の操作レバー16の操作量に対するウインチWの速度が小さい程、巻き下げ時のエンジン11の回転数を小さくする。
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
2,2a,2b,2c,2d 制御機構
11 エンジン
12,12a 油圧ポンプ
13,13b 油圧モーター
14 カウンターバランス弁
15 制御弁
16 操作レバー
17,17a,17b,17c コントローラー
18 圧力センサー
19 流量センサー
20 第2圧力センサー
W ウインチ
Claims (10)
- エンジンと、このエンジンによって駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプから供給される作動油によって動作し、ウインチを駆動する油圧モーターと、この油圧モーターに作動油を供給及び排出する流路に設けられるカウンターバランス弁と、上記油圧モーターに作動油を供給及び排出する流路に設けられ、オペレーターの操作量に応じて開度が変更される制御弁とを有するウインチ駆動系を備えるクレーンであって、
巻き上げ時の上記オペレーターの操作量に対する上記ウインチの速度に応じて巻き下げ時の上記ウインチ駆動系の出力を調節する制御機構を備えることを特徴とするクレーン。 - 上記制御機構が、巻き上げ時の上記オペレーターの操作量に対する上記ウインチの速度に基づいて、上記オペレーターの操作量が一定である場合に想定される上記ウインチの巻き上げ時の速度と巻き下げ時の速度との差が所定の範囲内になるように上記ウインチ駆動系の出力を調節する請求項1に記載のクレーン。
- 上記制御機構が、巻き上げ時の上記オペレーターの操作量に対する上記ウインチの速度が小さい程巻き下げ時の上記ウインチ駆動系の出力を小さくする請求項1又は請求項2に記載のクレーン。
- 上記制御機構が上記エンジンの回転数を調節する請求項1、請求項2又は請求項3に記載のクレーン。
- 上記制御機構が上記油圧ポンプの容量を調節する請求項1、請求項2又は請求項3に記載のクレーン。
- 上記制御機構が油圧モーターの容量を調節する請求項1、請求項2又は請求項3に記載のクレーン。
- 上記制御機構が上記オペレーターの操作量と上記制御弁の開度との対応関係を調節する請求項1、請求項2又は請求項3に記載のクレーン。
- 上記制御機構が上記油圧モーターに供給される作動油の圧力及び流量に基づいて上記ウインチの速度を判断する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のクレーン。
- 上記制御機構が上記オペレーターの操作量が小さいときには上記ウインチ駆動系の出力を調節しない請求項1から8のいずれか1項に記載のクレーン。
- エンジンと、このエンジンによって駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプから供給される作動油によって動作し、ウインチを駆動する油圧モーターと、この油圧モーターに作動油を供給及び排出する流路に設けられるカウンターバランス弁と、上記油圧モーターに作動油を供給及び排出する流路に設けられ、オペレーターの操作量に応じて開度が変更される制御弁とを有するウインチ駆動系を備えるクレーンの制御方法であって、
巻き上げ時の上記オペレーターの操作量に対する上記ウインチの速度に応じて巻き下げ時の上記ウインチ駆動系の出力を調節することを特徴とするクレーンの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018166393A JP7070258B2 (ja) | 2018-09-05 | 2018-09-05 | クレーン及びクレーンの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018166393A JP7070258B2 (ja) | 2018-09-05 | 2018-09-05 | クレーン及びクレーンの制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020037480A true JP2020037480A (ja) | 2020-03-12 |
JP7070258B2 JP7070258B2 (ja) | 2022-05-18 |
Family
ID=69737506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018166393A Active JP7070258B2 (ja) | 2018-09-05 | 2018-09-05 | クレーン及びクレーンの制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7070258B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112357772A (zh) * | 2020-11-20 | 2021-02-12 | 中船华南船舶机械有限公司 | 一种吊钩上限位限制方法 |
CN113955648A (zh) * | 2021-09-23 | 2022-01-21 | 武汉船用机械有限责任公司 | 用于变负载的液压控制系统 |
CN114776671A (zh) * | 2022-04-19 | 2022-07-22 | 太原理工大学 | 一种高能效矿用梭车液压控制系统 |
KR102532271B1 (ko) * | 2022-12-20 | 2023-05-12 | (주)유원엠텍 | 유압장치 파손방지용 퀵릴리즈밸브 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003182982A (ja) * | 2001-12-18 | 2003-07-03 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 油圧駆動ウィンチの制御方法及び同装置 |
JP2005138982A (ja) * | 2003-11-07 | 2005-06-02 | Hitachi Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd | 油圧ウインチの制御装置 |
JP2012001304A (ja) * | 2010-06-16 | 2012-01-05 | Hitachi Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd | ロープ速度制御装置、ウインチ装置および作業機械 |
-
2018
- 2018-09-05 JP JP2018166393A patent/JP7070258B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003182982A (ja) * | 2001-12-18 | 2003-07-03 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 油圧駆動ウィンチの制御方法及び同装置 |
JP2005138982A (ja) * | 2003-11-07 | 2005-06-02 | Hitachi Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd | 油圧ウインチの制御装置 |
JP2012001304A (ja) * | 2010-06-16 | 2012-01-05 | Hitachi Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd | ロープ速度制御装置、ウインチ装置および作業機械 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112357772A (zh) * | 2020-11-20 | 2021-02-12 | 中船华南船舶机械有限公司 | 一种吊钩上限位限制方法 |
CN112357772B (zh) * | 2020-11-20 | 2022-11-29 | 中船华南船舶机械有限公司 | 一种吊钩上限位限制方法 |
CN113955648A (zh) * | 2021-09-23 | 2022-01-21 | 武汉船用机械有限责任公司 | 用于变负载的液压控制系统 |
CN114776671A (zh) * | 2022-04-19 | 2022-07-22 | 太原理工大学 | 一种高能效矿用梭车液压控制系统 |
KR102532271B1 (ko) * | 2022-12-20 | 2023-05-12 | (주)유원엠텍 | 유압장치 파손방지용 퀵릴리즈밸브 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7070258B2 (ja) | 2022-05-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2020037480A (ja) | クレーン及びクレーンの制御方法 | |
JP4270505B2 (ja) | 作業車両のエンジンの負荷制御装置 | |
JP4410640B2 (ja) | 作業車両のエンジンの負荷制御装置 | |
JP5119487B2 (ja) | フォークリフトのエンジン制御装置 | |
JP5696212B2 (ja) | 建設機械の油圧ポンプ制御システム | |
US20120285152A1 (en) | Hydraulic driving apparatus for working machine | |
JP7058783B2 (ja) | 電動式油圧作業機械の油圧駆動装置 | |
JP5851822B2 (ja) | 作業機械の油圧駆動装置 | |
JP2008196165A (ja) | 油圧建設機械のポンプトルク制御装置 | |
JP6124302B2 (ja) | 作業機械 | |
US6371447B1 (en) | Control method for hydraulic-driven winch and apparatus therefor | |
JP4787336B2 (ja) | 作業車両のエンジンの負荷制御装置 | |
JP5707287B2 (ja) | 作業機械の油圧駆動装置 | |
KR101648982B1 (ko) | 건설기계의 유압펌프 제어장치 및 제어방법 | |
JP2009197805A (ja) | 作業車両のエンジンの負荷制御装置 | |
JP3535701B2 (ja) | 油圧モータの制御装置 | |
JP4720801B2 (ja) | クレーンウインチのシリーズ油圧回路 | |
JP2001302183A (ja) | 油圧速度制御装置、フック過巻防止装置および干渉防止装置 | |
JPH0240595B2 (ja) | ||
JP2009155022A (ja) | 油圧ウインチの制御装置 | |
JP4707122B2 (ja) | 作業車両のエンジンの負荷制御装置 | |
JP2013060279A (ja) | 油圧作業機械の制御装置 | |
JP2012051660A (ja) | 可変容量型油圧モータの制御装置 | |
JP6495618B2 (ja) | 車両搭載型クレーンのエンジン回転数制御装置およびこれを備える車両搭載型クレーン | |
JP6943798B2 (ja) | ショベル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210517 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220316 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220405 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220418 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7070258 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |