JP2005138982A - 油圧ウインチの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ウインチの巻上時の馬力を確保しつつ、巻下速度が速くなりすぎないようにする。
【解決手段】 油圧ポンプ10からの圧油により駆動する巻上ドラム駆動用の可変容量形油圧モータ11と、油圧モータ11の巻上/巻下指令を発生する操作手段15と、油圧モータ11の回路圧Psに応じてモータ容量qを制御し、モータ回路圧Psを少なくともポンプリリーフ圧Prより低い所定のカットオフ圧(Pa,Pa+Δp)に制限するカットオフ手段21〜23と、操作手段15の巻上操作時におけるカットオフ圧(Pa+Δp)が巻下操作時におけるカットオフ圧Paよりも大きくなるようにカットオフ手段23を制御するカットオフ制御手段24〜26とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、油圧モータの回路圧を所定のカットオフ圧に制限する油圧ウインチの制御装置に関する。
従来より、ウインチ駆動用モータに可変容量形油圧モータを用い、油圧モータの回路圧に応じてモータ容量(モータ傾転)を制御するようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。これによれば操作圧力の増加に伴いモータ容量を減少させるとともに、モータ回路圧がサーボ弁の設定圧(カットオフ圧)に達すると、サーボ弁の切換によりモータ容量がそれ以上減少しないように構成し、回路圧が所定のカットオフ圧より大きくなることを防止する。この場合、モータ回路圧をP,負荷トルクをT,モータ容量をqとすると、一般に、T=P・q/200πの関係が成立する。
実公平7−30629号公報
ところで、油圧モータや減速機には機械効率が存在する。この機械効率は、負荷トルクを一定とした場合、巻上時には回路圧(モータ駆動圧)を大きくするように作用する。これに対し、巻下時には負荷トルクによってモータが回転させられるため、回路圧(保持圧)を小さくするように機械効率が作用する。したがって、同一の負荷トルクに対するモータ容量は巻上時よりも巻下時の方が小さくなり、巻下速度が巻上速度よりも速くなりすぎる。その結果、巻下を急停止した際に過大なサージ圧が発生するおそれがある。
本発明によるウインチの制御装置は、油圧ポンプからの圧油により駆動する巻上ドラム駆動用の可変容量形油圧モータと、油圧モータの巻上/巻下指令を発生する操作手段と、油圧モータの回路圧に応じてモータ容量を制御し、モータ回路圧を少なくともポンプリリーフ圧より低い所定のカットオフ圧に制限するカットオフ手段と、操作手段の巻上操作時におけるカットオフ圧が巻下操作時のカットオフ圧よりも大きくなるようにカットオフ手段を制御するカットオフ制御手段とを備えることを特徴とする。
油圧モータの傾転を変更する油圧アクチュエータと、油圧アクチュエータにモータ回路圧を導くアクチュエータ駆動回路と、アクチュエータ駆動回路に介装され、モータ回路圧に応じて切り換わって、油圧アクチュエータへのモータ回路圧の流れを制御するサーボ弁とによりカットオフ手段を構成してもよい。
エンジン回転数が所定値未満では巻上操作時のカットオフ圧と巻下操作時のカットオフ圧が等しく、エンジン回転数が所定値以上では巻下操作時のカットオフ圧が巻上操作時のカットオフ圧よりも小さくなるようにカットオフ手段を制御することが好ましい。
本発明によれば、油圧モータの回路圧に応じてモータ容量を制御し、モータ回路圧を少なくともポンプリリーフ圧より低い所定のカットオフ圧に制限するカットオフ手段を設け、カットオフ手段の巻上操作時のカットオフ圧が巻下操作時のカットオフ圧より大きくなるようにしたので、巻上時に高馬力を出力することができるとともに、巻下速度が速くなり過ぎることを防止することができる。したがって、油圧機器にダメージを与えることなく、効率的に作業を行うことができる。
以下、図1〜図5を参照して本発明によるウインチの制御装置の実施の形態を説明する。
図1は、本発明が適用されるクレーンの構成を示す外観側面図である。図1のクレーンは、走行体101と、走行体101上に旋回可能に搭載される旋回体102と、旋回体102に起伏可能に支持されたブーム103とを有する。旋回体102には巻上ドラム105と起伏ドラム107が搭載され、巻上ドラム105の駆動により巻上ロープ104が巻き取りまたは繰り出され、吊り荷106が昇降する。また、起伏ドラム107の駆動により起伏ロープ108が巻き取りまたは繰り出され、ブーム103が起伏する。
本実施の形態に係わる制御装置の構成を図2に示す。図2は、巻上ドラム駆動用のウインチの油圧回路図である。図2に示すように、制御装置は、可変容量形油圧ポンプ10と、一対のメイン管路17,18を介して供給される油圧ポンプ10からの圧油によって駆動する可変容量形油圧モータ11と、油圧ポンプ10から油圧モータ11への圧油の流れを制御する方向制御弁12と、方向制御弁12と油圧モータ11の間に介装されるカウンターバランス弁13と、ポンプ吐出圧を制限するリリーフ弁14と、ウインチの駆動を指令する操作レバー15と、操作レバー15の操作に応じたパイロット圧を発生して方向制御弁12を操作するリモコン弁16と、油圧モータ11のモータ容量(モータ傾転,モータ吸収量ともいう)を制御するモータ容量制御装置20とを備える。油圧ポンプ10のポンプ容量は、いわゆる馬力制御によりポンプ吐出圧に応じて制御される。
モータ容量制御装置20は、以下のように構成される。油圧モータ11にはモータ傾転を変化させるピストン21が設けられている。ピストン21の一方の油室21aには高圧選択弁22により選択されたメイン管路17または18の高圧側の圧油が導かれ、他方の油室21bにはサーボ弁23を介して高圧選択弁22からの圧油が導かれる。油室21b内のピストン径は油室21a内のピストン径よりも大きい。したがって、サーボ弁23が図示p1位置にあるときは、油室21a,21bに互いに等しい圧力が作用してピストン21は図示b方向に移動し、モータ傾転は最小となる。一方、サーボ弁23がp3位置に切り換わり、油室21b内の圧力がタンク圧になると、ピストン21はa方向に移動し、モータ傾転が増加する。サーボ弁23がp2位置に切り換わるとモータ傾転が安定する。
サーボ弁23のばね側パイロット室23aは油圧切換弁24を介してパイロット油圧源25に接続されている。油圧切換弁24がイ位置に切り換わるとサーボ弁24のばね側にばね23sの設定圧Paのみが作用し、油圧切換弁24がロ位置に切り換わると設定圧Paに加えてパイロット油圧源25からのパイロット圧Δpが作用する。
油圧切換弁24は、巻上操作時に管路26を介して導かれるリモコン弁16からのパイロット圧により切り換わる。すなわち巻下操作時にイ位置に切り換わり、巻上操作時にロ位置に切り換わる。なお、巻上操作がなされると油圧切換弁24が即座にロ位置に切り換わるようにばね24sの付勢力が設定されている。
サーボ弁23のパイロット室23bには高圧選択弁22からの圧力(PdまたはPs)が作用する。パイロット室23bに作用する圧力がばね23s側に作用する圧力(PaまたはPa+Δpであり、以下これをカットオフ圧と呼ぶ)よりも小さいとサーボ弁23はp1位置に切り換わり、カットオフ圧と等しいとp2位置に切り換わり、カットオフ圧よりも大きいとp3位置に切り換わる。なお、カットオフ圧(Pa+Δp)は、少なくともリリーフ弁14のリリーフ圧Prよりも小さく設定される。具体的には、例えばPaが13N,Δpが5N,ポンプリリーフ圧Prが30Nに設定される。
以上のように構成した本実施の形態に係わる制御装置の動作を説明する。
(1)巻上時
操作レバー15を巻上操作すると、リモコン弁16からのパイロット圧paにより方向切換弁12が巻上側に切り換わり、油圧ポンプ10からの圧油が方向切換弁12,管路18を介して油圧モータ11に供給される。これにより油圧モータ11が巻上方向に回転し、ウインチが巻上駆動される。また、リモコン弁16からのパイロット圧paは油圧切換弁24にも作用し、油圧切換弁24が位置ロに切り換えられる。これによりサーボ弁23のパイロット室23aにはパイロット油圧源25からのパイロット圧Δpが作用し、カットオフ圧はPa+Δpとなる。
吊り荷が軽い場合等、油圧モータ11に作用する負荷トルクTが小さく、パイロット室23bに作用する回路圧Psがカットオフ圧(Pa+Δp)より小さいと、サーボ弁23はp1位置に切り換わる。これによりピストン21はb方向に移動し、モータ容量qは最小qminとなる。したがって、操作レバー15の操作量に応じて、油圧モータ11を高速で駆動することができ、吊り荷を高速で巻上げることができる。
一方、負荷トルクTが大きく、回路圧Psがカットオフ圧(Pa+ΔP)より大きいと、サーボ弁23はp3位置に切り換わる。これによりピストン21がa方向に移動し、モータ容量qが増加する。このとき、負荷トルクT,回路圧Ps,モータ容量q,油圧モータ11と巻上ドラム105を連結する減速機の減速比i,減速機の機械効率ηg(0<ηg<1),および油圧モータ11の機械効率ηm(0<ηm<1)の間には、次式(I)の関係が成り立つ。
T=ηm×ηg×Ps×q×i/200π (I)
したがって、トルクTを一定として吊り荷の落下を防ぐ場合、モータ容量qが増加すると回路圧Psが低下し、回路圧Psがカットオフ圧(Pa+ΔP)と等しくなってバランスする。このバランスした状態では、サーボ弁23はp2位置に切り換わり、モータ容量qが負荷Tに応じた値に保持される。
負荷トルクTとモータ容量qおよび回路圧Psの関係を図3に示す。図3の実線に示すように負荷トルクTが所定値T1以下の領域では、モータ容量qは最小容量qminに保持され、負荷トルクTの増加に伴い回路圧Psが増加する。負荷トルクTが所定値T1を越えると、モータ容量qは負荷トルクTの増加に伴い増加し、回路圧Psはカットオフ圧(Pa+ΔP)に保持される。この状態はモータ容量qが最大となるまで維持される。このときカットオフ圧(Pa+ΔP)はポンプリリーフ圧Prより低く設定されているので、負荷トルクTが大きい場合にもポンプ吐出圧はリリーフ弁14からリリーフすることなく、発生トルクの不足を防止することができる。
なお、負荷トルクTが所定値T2に達するとモータ容量qが最大qmaxとなる。負荷トルクTが所定値T2以上の領域では、負荷トルクTの増加に伴い回路圧Psが増加する。したがって、回路圧Psがリリーフ圧Prに達するまでは十分な発生トルクが出力され、高負荷巻上作業を行うことができる。
(2)巻下時
操作レバー15を巻下操作すると、方向切換弁12が巻下側に切り換わり、油圧ポンプ10からの圧油が方向切換弁12,管路17を介して油圧モータ11に供給されるとともに、管路17からの圧油がカウンターバランス弁13のパイロットポートに作用し、カウンタバランス弁13を開放する。これにより油圧モータ11が巻下方向に回転し、ウインチが巻下駆動される。このとき、リモコン弁16からのパイロット圧pbは油圧切換弁24に作用しないので、油圧切換弁24はイ位置に切り換えられ、カットオフ圧はPaとなる。
巻下時の負荷トルクTが所定値T1よりも小さく、回路圧Psがカットオフ圧Paより小さいと、サーボ弁23はp1位置に切り換わってモータ容量qは最小qminとなる。したがって、操作レバー15の操作量に応じて吊り荷を高速で巻下げることができる。この場合、負荷Tが小さいので、操作レバー15を戻し操作した際の回路圧Psの急上昇、すなわちサージ圧の発生は問題とならない。
一方、回路圧Psがカットオフ圧Paより大きいと、サーボ弁23がP3位置に切り換わる。これにより回路圧Psがカットオフ圧Paと等しくなるまでモータ容量qが増加し、回路圧Psとカットオフ圧Paとがバランスするとサーボ弁23はP2位置に切り換わる。これにより高負荷時の巻下速度が制限される。この場合、巻下時のカットオフ圧Paを巻上時のカットオフ圧(Pa+Δp)よりも小さくしたので、以下のように巻下速度が巻上速度よりも速くなり過ぎることを防止できる。
巻下時には、油圧モータ11に吊り荷の負荷による回転力が作用し、油圧モータ11はポンプ作用をするので、負荷トルクT,回路圧Ps,Pd,モータ容量q,減速比i,減速機の機械効率ηg,および油圧モータ11の機械効率ηmの間には、次式(II)の関係が成り立つ。
T×ηm×ηg=(Ps−Pd)×q×i/200π (II)
上式(II)において、Pdは低圧であるため無視すると、式(II)は次式(III)となる。
T×ηm×ηg=Ps×q×i/200π (III)
ここで、上式(I)と上式(III)を負荷トルク同一として比較すると、巻下時の回路圧Psは巻上時の回路圧Psのηm2ηg2倍となり、巻下時の回路圧は巻上時の回路圧よりも低い(図3の点線)。したがって、巻下時のカットオフ圧を巻上時のカットオフ圧と等しくすると、所定の高負荷トルクTに対する巻下時のモータ容量qは巻上時のモータ容量qよりも小さくなり、巻下速度が速くなりすぎる。
これに対して本実施の形態のように巻下時のカットオフ圧Paを巻上時のカットオフ圧(Pa+Δp)よりも小さくすると、カットオフ圧を等しくした場合に比べて巻下時のモータ容量qが大きくなる。その結果、巻下速度を低減することができ、サージ圧の発生を防止することができる。この場合、Pa/(Pa+ΔP)=ηm2ηg2となるように機械効率ηm,ηgに応じてPa,ΔPを設定すれば、負荷Tに対するモータ容量qの推移が巻下時と巻上時で互いに等しくなる。これにより巻上速度と巻下速度を等しくすることができる。
本実施の形態に係わるウインチの制御装置によれば、回路圧Ps,Pdに応じたサーボ弁23の切換によりモータ容量qを制御し、回路圧Psをサーボ弁23のカットオフ圧に制限するとともに、巻下時のカットオフ圧Paを巻上時のカットオフ圧(Pa+Δp)よりも小さくするようにした。これにより機械効率ηm,ηgの影響により巻下時の回路圧Psが小さくなった場合に、巻下速度が速くなりすぎることを防止することができる。その結果、サージ圧の発生を低減し、油圧モータ11やカウンターバランス弁13などの油圧機器を保護することができる。また、巻上時の回路圧Psを巻下時の回路圧Psよりも大きくすることができ(図3)、吊り荷の巻上にとって十分な高馬力を発生することができる。したがって、油圧機器にダメージを与えることなく、効率的に作業を行うことができる。巻上時のカットオフ圧(Pa+Δp)をポンプリリーフ圧Prよりも小さくしたので、高負荷巻上作業時に回路圧Psがリリーフ弁14からリリーフすることが防止され、巻上作業時のトルク不足を解消することができる。巻上パイロット圧paにより油圧切換弁24を切り換えてカットオフ圧を変化させるので、コントローラ等の電気部品が不要であり、安価に構成できる。
なお、上記実施の形態では、巻上操作の開始直後に巻上パイロット圧paによって油圧切換弁24をオンオフ的に切り換えるようにしたが、図4に示すように油圧切換弁24を電磁比例弁100として構成することもできる。この場合、操作レバー15のパイロット回路に巻上操作と巻下操作を検出するための圧力センサ101,102を設け、圧力センサ101,102の検出値およびエンジン回転数Nを検出する回転数センサ103からの検出値に応じてコントローラ104が電磁比例弁100を制御するようにしてもよい。
例えば、図5に示すように巻上時には、常にサーボ弁23に所定のパイロット圧Δpを出力するように電磁比例弁100を制御し、巻下時には、エンジン回転数Nが所定値N1未満では所定のパイロット圧Δpを出力し、エンジン回転数Nが所定値N1以上になるとエンジン回転数の増加に伴いパイロット圧が徐々に低下するようにしてもよい。これによりエンジン回転数Nが低い領域で巻下速度を速くすることができる。すなわち、エンジン回転数Nが低い領域ではサージ圧の発生は問題とならないので、エンジン回転数Nに応じてカットオフ圧を変更することで、サージ圧を抑え作業効率を高めることができる。エンジン回転数以外のサージ圧と相関のある他のパラメータに応じて電磁比例弁100を制御するようにしてもよい。
上記実施の形態では、回路圧Psがカットオフ圧未満においてモータ容量を最小容量qminに固定したが、例えば操作レバー51の操作量に応じてモータ容量qを変更するようにしてもよい。すなわち巻下時のカットオフ圧が巻上時のカットオフ圧より低いのであれば、モータ容量qの特性は上述したものに限らない。巻上操作時にサーボ弁23のばね側パイロット室23aにパイロット圧Δpを導くようにしたが、巻下操作時に反対側のパイロット室23bにパイロット圧Δpを導き、巻下時のカットオフ圧をPa−Δpとなるようにしてもよい。
巻上操作時に巻上パイロット圧paを管路26を介して油圧切換弁24に導き、油圧切換弁24の切換によりサーボ弁23のばね側パイロット室23aにパイロット圧Δpを作用させるようにしたが、巻下時のカットオフ圧を巻上時のカットオフ圧より低くするのであれば、カットオフ制御手段の構成はこれに限らない。例えば圧力スイッチにより巻上/巻下操作を検出し、巻上操作時に油圧切換弁24を切り換えるようにしてもよい。
上記では、カットオフ手段をピストン21,高圧選択弁22,サーボ弁23により構成し、モータ傾転変更用の油圧アクチュエータとしてピストン21を用い、シャトル弁23からピストン21の油室21bに圧油を導くようにアクチュエータ駆動回路を形成したが、他の油圧アクチュエータ,アクチュエータ駆動回路を用いてもよく、サーボ弁23以外(例えば電磁比例弁等)を用いてもよい。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態の制御装置に限定されない。
本発明が適用されるクレーンの外観側面図。 本実施の形態に係わるウインチの制御装置の構成を示す油圧回路図。 本発明の実施の形態に係わる制御装置による動作特性を示す図。 図2の変形例を示す図。 図4のコントローラにおける制御内容を示す図。
符号の説明
10 油圧ポンプ 11 油圧モータ
14 リリーフ弁 15 操作レバー
16 リモコン弁 21 ピストン
22 高圧選択弁 23 サーボ弁
24 油圧切換弁 25 パイロット油圧源
26 管路 100 電磁比例弁
101,102 圧力センサ 103 回転数センサ
104 コントローラ

Claims (3)

  1. 油圧ポンプからの圧油により駆動する巻上ドラム駆動用の可変容量形油圧モータと、
    前記油圧モータの巻上/巻下指令を発生する操作手段と、
    前記油圧モータの回路圧に応じてモータ容量を制御し、モータ回路圧を少なくともポンプリリーフ圧より低い所定のカットオフ圧に制限するカットオフ手段と、
    前記操作手段の巻上操作時におけるカットオフ圧が巻下操作時におけるカットオフ圧よりも大きくなるように前記カットオフ手段を制御するカットオフ制御手段とを備えることを特徴とする油圧ウインチの制御装置。
  2. 請求項1に記載の油圧ウインチの制御装置において、
    前記カットオフ手段は、
    前記油圧モータの傾転を変更する油圧アクチュエータと、
    前記油圧アクチュエータにモータ回路圧を導くアクチュエータ駆動回路と、
    前記アクチュエータ駆動回路に介装され、前記モータ回路圧に応じて切り換わって、前記油圧アクチュエータへのモータ回路圧の流れを制御するサーボ弁とを有することを特徴とする油圧ウインチの制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の油圧ウインチの制御装置において、
    エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段を有し、
    前記カットオフ制御手段は、検出されたエンジン回転数が所定値未満では巻上操作時のカットオフ圧と巻下操作時のカットオフ圧が等しく、エンジン回転数が前記所定値以上では巻下操作時のカットオフ圧が巻上操作時のカットオフ圧よりも小さくなるように前記カットオフ手段を制御することを特徴とする油圧ウインチの制御装置。
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