JP7069575B2 - 基材供給装置、それを備えた半導体パッケージの樹脂封止装置、及び基材供給装置における基材の供給方法 - Google Patents

基材供給装置、それを備えた半導体パッケージの樹脂封止装置、及び基材供給装置における基材の供給方法 Download PDF

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本発明は、基材供給装置、それを備えた半導体パッケージの樹脂封止装置、及び基材供給装置における基材の供給方法に関する。
樹脂モールドにより半導体パッケージを製造する樹脂封止装置では、成形金型による樹脂封止工程において、所要枚数のリードフレーム等の基材が、装置の材料供給ユニットから供給される。基材は、複数の基材を装填した供給マガジンから送り出され、所要枚数の単位で整列されたあと、インローダーにより成形金型へ搬送される。
ところが、供給マガジンの基材に端数があって、抜けが生じたときには、樹脂封止装置の運転を一旦停止させて、基材を補充する等、運転管理側で煩雑な対応をしなければならなかった。
このため、半導体パッケージの製造において、基材の供給が一時的に止まるので、製造効率が低下していた。この対策として、特許文献1に記載されているような樹脂モールド装置が提案されている。
特許文献1に記載された樹脂モールド装置は、1ショット成形分の被成形品(基材)をプレヒート部に整列させて供給する被成形品整列供給機構を備えている。この被成形品整列供給機構は、複数収容した被成形品を単数又は複数同時に選択的に切り出し、整列させてプレヒート部へ供給するようになっている。
そして、供給マガジンの被成形品に端数があって、抜けが生じたときは、供給マガジンの他に設けられたダミー供給マガジンからダミー材を供給し、樹脂モールド装置の連続運転ができるようにすることで、装置の運転停止や被成形品の補充等の運転管理側の煩雑な対応を不要とし、当初設定した製造効率を維持できるようにしている。
特開平10-100192号公報
しかしながら、上記従来の被成形品整列供給機構を備えた樹脂モールド装置には、次のような課題があった。
すなわち、供給マガジンの被成形品の端数があったりして、抜けが生じたときは、ダミーを利用するための機構部の動きが新たに加わることになる。したがって、被成形品の効率的な供給も難しくなり、作動時間(マシンタイム)が長くなることが想定され、結果的に半導体パッケージの製造効率の維持にはつながりにくかった。
更に、ダミーを樹脂モールドしたものは、正規の製品にはなり得ないので、樹脂モールド後に選別回収しなければならない。仮に、特許文献1に記載があるように、ダミーの代わりに正規の被成形品をダミー供給マガジンに装填したとしても、上記機構部の動きが新たに加わって作動時間が長くなる点については、依然、改善できていなかった。
本発明は、以上の点を鑑みて創案されたものであり、半導体パッケージの製造にあたり、リードフレーム等の基材を供給する際に、供給マガジンに基材が入っていない空の装填部があっても、半導体パッケージの製造効率を維持することができる基材供給装置、それを備えた半導体パッケージの樹脂封止装置、及び基材供給装置における基材の供給方法を提供することを目的とするものである。
(1)上記の目的を達成するために本発明は、半導体素子が搭載された基材を装填した供給マガジンを、多段に設けられた装填部の段方向へ移動させながら、前記装填部に前記基材を送り出す基材供給装置であって、前記供給マガジンを保持して前記装填部の段方向への移動を行う移送部と、前記供給マガジンの前記装填部における前記基材の有無を検出するセンサ部と、前記装填部に装填されている前記基材の一部を前記装填部の外へ送り出す送出部と、前記センサ部の検出結果をもとに、前記送出部により前記基材を送り出す位置に、前記基材が装填されている前記装填部が移動してきたときには、前記移送部を停止させると共に前記基材を送り出し、前記送出部により前記基材を送り出す位置に、空の前記装填部が移動してきたときには、前記送出部を停止させる制御を行う制御部とを備える基材供給装置である。
基材供給装置は、移送部により、半導体素子が搭載された基材を装填した供給マガジンを保持する。供給マガジンは、マガジンの多段に設けられた各装填部に、手作業等により基材が装填されているものである。なお、基材の装填作業においては、製造された基材のロットに端数が出たりすると、マガジンの一部の装填部に基材が装填されていない供給マガジンがつくられる場合があり、このような供給マガジンは、通常はそのまま供給装置に使用される。
移送部は、保持した供給マガジンを、マガジンに多段に設けられた装填部の段方向に移動させることができる。この段方向とは、一方向に限らず、一方向とは逆方向(他方向)であってもよく、それら両方向へ切り替えて移動できるようにしてもよい。また、段方向は、例えば鉛直方向であるが、それに限定はされず、鉛直方向から傾斜した方向、あるいは水平方向であってもよい。
次に、供給マガジンが、移送部によって装填部の段方向に移動し、各装填部に基材が装填されているか否か、すなわち各装填部における基材の有無をセンサ部が検出する。検出の結果は、各装填部と関連付けて記憶される。
なお、各装填部における基材の有無のセンサ部による検出は、センサ部の位置が固定された状態で、移送部すなわち供給マガジンが移動して行ってもよいし、逆に移送部すなわち供給マガジンが停止した状態で、センサ部が動いて行ってもよい。また、センサ部と供給マガジンの両方が移動しながら検出を行うこともできる。
なお、センサ部としては、例えば赤外線センサ、光電センサ、あるいは音波センサ等のように、物の通過や存在の有無を検出することが可能な各種センサを挙げることができる。センサ部は、特定の種類のセンサに限定されるものではない。
そして、移送部により、供給マガジンが送出部で基材を送り出す位置の方向へ移動する。センサ部の検出結果をもとに、送出部で基材を送り出す位置に、基材が装填されている装填部が移動してきたときには、移送部により供給マガジンを停止させるよう制御部が制御する。これにより、装填部に装填されている基材が、基材を送り出す位置に配置され、送出部により基材が送り出される。なお、上記移動は、各装填部の段方向の間隔を一つのステップとして停止する間欠的な移動でもよいし、場合によっては、停止せずに連続的に移動する動きを一部含むものでもよい。
また、送出部により基材を送り出す位置に、基材が装填されていない空の装填部が移動してきたときには、送出部を停止させるよう制御部が制御する。この場合、空の装填部を、送出部により基材を送り出す位置で一旦停止させるようにして移動させることもできるし、停止させずに、この位置をスキップするように移動させることもできる。つまり、供給マガジンに空の装填部がある場合には、送出部を無駄に作動させないだけ、供給マガジンからの基材の供給に要する時間を短くすることができる。
このように、本発明に係る基材供給装置によれば、半導体パッケージの製造にあたり、リードフレーム等の基材を供給する際に、供給マガジンに基材が入っていない空の装填部が、基材を送り出す位置にきたときに、基材を送り出すための動作を停止して、無駄な動きを抑制することができ、基材の効率的な供給が可能になる。したがって、リードフレーム等の基材を供給する際に、供給マガジンに基材が入っていない空の装填部があっても、半導体パッケージの製造効率を維持することができる。
(2)本発明に係る基材供給装置は、前記センサ部が、前記装填部における前記基材の有無の検出を、前記供給マガジンの前記装填部の段方向への移動に伴って行うようにした構成とすることもできる。
この場合は、移送部による供給マガジンの様々な方向への移動に伴い、装填部が段方向へ移動する時間を有効に利用して、使用する供給マガジンの装填部について、基材の有無を検出することができる。
また、この検出作業は、供給マガジンの装填部の段方向への移動時間を利用して、基材の送り出し作業の前に、全装填部についてまとめて行うこともできるし、装填部が基材を送り出す位置に移動してくる前の位置で、送り出し作業と並行して行うこともできる。
(3)本発明に係る基材供給装置は、前記センサ部が、前記装填部における前記基材の有無の検出を、前記基材の送り出しの際の前記供給マガジンの前記装填部の段方向への移動に伴い、前記装填部が前記送出部に移動してくる前の位置で行うようにした構成とすることもできる。
この場合は、センサ部による装填部における基材の有無の検出と、送出部による基材の送り出し位置での送り出しを、供給マガジンの同じ移動の途中で行うことができる。これにより、検出する際の動きと送り出し作業の際の動きを別々に行う場合と比較して、供給マガジンの全体的な移動量を少なく抑えることができる。また、供給マガジンの移動に要する時間も抑制することができるので、この点でも基材の効率的な供給に寄与できる。
更に、例えば、1つの供給マガジンの全段の検出結果を記録する必要がなくなり、手前での検出結果を、1:1でアウトプットするというような、簡易な構成にすることができる。
(4)上記の目的を達成するために本発明は、半導体素子が搭載された基材を装填した供給マガジンを待機させる供給マガジン待機部から、前記供給マガジンが移送部に受け渡されて保持され、前記移送部で前記供給マガジンを多段に設けられた装填部の段方向へ移動させながら、送出部で前記基材を前記装填部から送り出すと共に、前記基材の全部を送り出して空になった空マガジンを、前記供給マガジン待機部の上方に設けられた空マガジン載置部へ移送する基材供給装置であって、前記供給マガジンの前記装填部における前記基材の有無を検出するセンサ部と、前記装填部に装填されている前記基材の一部を前記装填部の外へ送り出す送出部と、前記センサ部の検出結果をもとに、前記送出部により前記基材を送り出す位置に、前記基材が装填されている前記装填部が移動してきたときには、前記移送部を停止させると共に前記基材を送り出し、前記送出部により前記基材を送り出す位置に、空の前記装填部が移動してきたときには、前記送出部を停止させる制御を行う制御部とを備え、前記移送部による前記供給マガジンの前記装填部の段方向への移動が、前記空マガジン載置部が設けられた高さから前記供給マガジン待機部が設けられた高さへ下降するよう行われるようにした基材供給装置である。
基材供給装置は、移送部により、半導体素子が搭載された基材を装填した供給マガジンを保持する。移送部は、保持した供給マガジンを、マガジンに多段に設けられた装填部の段方向に移動させることができる。
移送部が、保持した供給マガジンを、一旦空マガジン載置部と同じ高さ、またはより高い位置まで上昇させる。ここから、移送部により供給マガジンを下降方向へ移動させ、基材を送り出す位置を各装填部が通るようにする。
この昇降移動の何れかの移動の際に、供給マガジンの各装填部に基材が装填されているか否か、すなわち各装填部における基材の有無をセンサ部が検出する。検出の結果は、各装填部と関連付けて記憶される。
そして、上記供給マガジンの下降移動により、上記記憶されたセンサ部の検出結果をもとに、送出部により基材を送り出す位置に、基材が装填されている装填部が移動してきたときには、移送部により供給マガジンを停止させるよう制御部が制御する。これにより、装填部に装填されている基材が、基材を送り出す位置に配置され、送出部により基材が送り出される。
また、送出部により基材を送り出す位置に、基材が装填されていない空の装填部が移動してきたときには、送出部を停止させるよう制御部が制御する。この場合、空の装填部を、送出部により基材を送り出す位置で一旦停止させるようにして移動させることもできるし、停止させずに、この位置をスキップするように移動させることもできる。つまり、供給マガジンに空の装填部がある場合には、送出部を作動させない分だけ、供給マガジンからの基材の供給に要する時間を短くすることができる。
このように、本発明の基材供給装置によれば、半導体パッケージの製造にあたり、リードフレーム等の基材を供給する際に、供給マガジンに基材が入っていない空の装填部があれば、その空の装填部が、基材を送り出す位置にきたときに、基材を送り出すための動作を停止して、無駄な動きを抑制することにより、基材の効率的な供給が可能になる。
(5)本発明に係る基材供給装置は、前記制御部が、前記基材を送り出す位置に前記空の装填部が移動してきたときに、その位置をスキップするよう制御する構成としてもよい。
この場合は、供給マガジンの空の装填部が、基材を送り出す位置に停止しないので、その分だけ作動時間が短縮される。したがって、次の基材が装填されている装填部を、より早く、基材を送り出す位置に移動させることができるので、より効率的な基材の供給が可能になる。
(6)上記の目的を達成するために本発明は、インローダーに基材を保持させる材料供給ユニットと、前記インローダーから前記基材を受け取り、樹脂封止を行う樹脂封止ユニットと、樹脂封止後の成形品を保持するアンローダーから受け取り、前記成形品の不要な樹脂部分を除去して収納するアウトプットユニットとを備え、前記材料供給ユニットは、半導体素子が搭載された基材を装填した供給マガジンを、多段に設けられた装填部の段方向へ移動させながら、前記基材を前記装填部から送り出す基材供給装置を有し、該基材供給装置は、前記供給マガジンを保持して前記装填部の段方向への移動を行う移送部と、前記供給マガジンの前記装填部における前記基材の有無を検出するセンサ部と、前記装填部に装填されている前記基材の一部を前記装填部の外へ送り出す送出部と、前記センサ部の検出結果をもとに、前記送出部により前記基材を送り出す位置に、前記基材が装填されている前記装填部が移動してきたときには、前記移送部を停止させると共に前記基材を送り出し、前記送出部により前記基材を送り出す位置に、空の前記装填部が移動してきたときには、前記送出部を停止させる制御を行う制御部とを有している半導体パッケージの樹脂封止装置である。
半導体パッケージの樹脂封止装置は、上記(1)に記載した基材供給装置を備えており、基材供給装置は、上記段落「0012」~「0019」に記載の作用と同様の作用を有する。すなわち、基材供給装置は、移送部により、半導体素子が搭載された基材を装填した供給マガジンを保持する。移送部は、保持した供給マガジンを、マガジンに多段に設けられた装填部の段方向に移動させることができる。
次に、供給マガジンが、移送部によって装填部の段方向に移動し、各装填部に基材が装填されているか否か、すなわち各装填部における基材の有無をセンサ部が検出する。検出の結果は、各装填部と関連付けて記憶される。そして、移送部により、供給マガジンが送出部により基材を送り出す位置の方向へ移動する。
この移動によって、上記記憶されたセンサ部の検出結果をもとに、送出部により基材を送り出す位置に、基材が装填されている装填部が移動してきたときには、移送部により供給マガジンを停止させるよう制御部が制御する。これにより、装填部に装填されている基材が、基材を送り出す位置に配置され、送出部により基材が送り出される。
また、送出部により基材を送り出す位置に、基材が装填されていない空の装填部が移動してきたときには、送出部を停止させるよう制御部が制御する。つまり、供給マガジンに空の装填部がある場合には、送出部を無駄に作動させないだけ、供給マガジンからの基材の供給に要する時間を短くすることができる。
このようにして送り出された基材は、インローダーにより保持される。この保持の仕様については、製造される半導体パッケージの種類、あるいは樹脂封止を行う成形金型の構造等によって様々であり、限定されるものではない。インローダーは、材料供給ユニットから樹脂封止ユニットへ移動する。インローダーが保持している基材は、樹脂封止ユニットの成形金型等に受け渡され、樹脂封止による成形が行われる。
樹脂封止された成形品は、アンローダーが保持する。アンローダーは、アウトプットユニットへ移動し、成形品をアウトプットユニットに受け渡す。アウトプットユニットでは、成形品の成形バリ等の不要な樹脂部分を除去して、きれいに仕上げた成形品を所定の容器等に収納する。
(7)上記の目的を達成するために本発明は、半導体素子が搭載された基材を装填した供給マガジンを、多段に設けられた装填部の段方向へ移動させながら、前記基材を前記装填部から送り出す基材の基材供給装置における供給方法であって、前記供給マガジンの前記装填部における前記基材の有無を検出する工程と、この検出結果をもとに、前記基材を送り出す位置に、前記基材が装填されている前記装填部が移動してきたときには、前記供給マガジンを停止させると共に前記基材の一部を前記装填部の外へ送り出し、前記基材を送り出す位置に、空の前記装填部が移動してきたときには、前記基材の送り出しを停止する工程とを備える基材供給装置における基材の供給方法である。
基材供給装置における基材の供給方法では、まず、半導体素子が搭載された基材を装填した供給マガジンの各装填部における基材の有無を検出する。検出後は、供給マガジンを、装填部の段方向に移動させながら、上記検出結果をもとに、基材の送り出しを制御する。
すなわち、上記検出結果をもとに、基材を送り出す位置に、基材が装填されている装填部が移動してきたときには、供給マガジンを停止させる。そして、送出部等の基材を送り出すための機構により、基材を所定の方向へ送り出す。
また、上記検出結果をもとに、基材を送り出す位置に、基材が入っていない空の装填部が移動してきたときには、送出部等の基材を送り出すための機構を作動させないようにして、基材の送り出しを停止する。
このように、本発明に係る基材供給装置における基材の供給方法によれば、半導体パッケージの製造にあたり、リードフレーム等の基材を供給する際に、供給マガジンに基材が入っていない空の装填部が、基材を送り出す位置にきたときに、基材を送り出すための動作を停止して、無駄な動きを抑制することができ、基材の効率的な供給が可能になる。したがって、リードフレーム等の基材を供給する際に、供給マガジンに基材が入っていない空の装填部があっても、半導体パッケージの製造効率を維持することができる。
(8)本発明に係る基材供給装置における基材の供給方法は、前記装填部における前記基材の有無の検出を、前記供給マガジンの前記装填部の段方向への移動に伴って行う構成とすることもできる。
この場合は、移送部による供給マガジンの様々な方向への移動に伴い、装填部が段方向へ移動する時間を有効に利用して、使用する供給マガジンの装填部について、基材の有無を検出することができる。
(9)本発明に係る基材供給装置における基材の供給方法は、前記装填部における前記基材の有無の検出を、前記基材の送り出しの際の前記供給マガジンの前記装填部の段方向への移動に伴い、前記装填部が前記送出部に移動してくる前の位置で行う構成とすることもできる。
この場合は、センサ部による装填部における基材の有無の検出と、送出部による基材の送り出し位置での送り出しを、供給マガジンの同じ移動の途中で行うことができる。これにより、検出する際の動きを、送り出し作業の際の動きと別に行うのと比較して、供給マガジンの全体的な移動量を少なく抑えることができる。また、供給マガジンの移動に要する時間も抑制することができるので、この点でも基材の効率的な供給に寄与できる。
更に、例えば、1つの供給マガジンの全段の検出結果を記録する必要がなくなり、手前での検出結果を、1:1でアウトプットするというような、簡易な構成にすることができる。
(10)本発明に係る基材供給装置における基材の供給方法は、前記基材を送り出す位置に前記空の装填部が移動してきたときに、その位置をスキップするようにする構成とすることもできる。
この場合は、供給マガジンの空の装填部が、基材を送り出す位置に停止しないので、その分だけ作動時間が短縮される。したがって、次の基材が装填されている装填部を、より早く、基材を送り出す位置に移動させることができるので、より効率的な基材の供給が可能になる。
本発明は、半導体パッケージの製造にあたり、リードフレーム等の基材を供給する際に、供給マガジンに基材が入っていない空の装填部があっても、半導体パッケージの製造効率を維持することができる基材供給装置、それを備えた半導体パッケージの樹脂封止装置、及び基材供給装置における基材の供給方法を提供することができる。
本発明に係る半導体パッケージの樹脂封止装置の平面視概略説明図である。 本発明に係る基材供給装置の正面視概略説明図である。 図2に示す基材供給装置の平面視概略説明図である。 昇降エレベーターを最高位置まで上昇させた状態の正面視概略説明図である。 昇降エレベーターを基準高さにリセットし、リードフレームの検出と送り出しを始める前の状態を示す正面視概略説明図である。 図5に示す基材供給装置の左側面視概略説明図である。 (a)は、昇降移動する供給マガジンの移動範囲とリードフレームセンサとの位置関係を示す正面視概略説明図、(b)は、平面視概略説明図である。 昇降移動する供給マガジンとリードフレームセンサとの位置関係を示す側面視説明図である。 基材供給装置によるリードフレームの供給工程を示し、(a)は、始める前の状態を示し、(b)は、供給マガジンの一つを昇降エレベーターへ移した状態の概略説明図である。 (a)は、昇降エレベーターを最高位置まで上昇させた状態を示し、(b)は、昇降エレベーターが基準高さから下降して、最下段のリードフレームを検出した後、送り出し位置に位置させた状態の概略説明図である。 (a)は、リードフレームを装填する装填部が空であることを検出すると共に、送り出し位置にあるリードフレームのプッシャーによる送り出しを開始した状態を示し、(b)は、送り出した後、プッシャーが開始位置に戻った状態の概略説明図である。 (a)は、下降して空の装填部を送り出し位置でスキップし、次のリードフレームを検出した後、送り出し位置に位置させた状態を示し、(b)は、送り出し位置にあるリードフレームのプッシャーによる送り出しを開始した状態の概略説明図である。 リードフレームを送り出した後、プッシャーが開始位置に戻った状態の概略説明図である。 基材供給装置によるリードフレームの供給工程の他の例を示し、(a)は、図11(b)に続いて、下降して空の装填部を送り出し位置でスキップせずに停止すると共に、次のリードフレームを検出している状態を示し、(b)は、下降してそのリードフレームを送り出し位置に位置させ、次のフレームを検出している状態の概略説明図である。 (a)は、送り出し位置にあるリードフレームのプッシャーによる送り出しを開始した状態を示し、(b)は、リードフレームを送り出した後、プッシャーが開始位置に戻った状態の概略説明図である。 基材供給装置によるリードフレームの供給工程の制御を示すフロー図である。
図1ないし図15を参照して、本発明の実施の形態を更に詳細に説明する。
なお、本実施の形態の説明においては、方向や位置を表す表現として、「上下、左右、前後」等の用語を使用する場合がある。このうち、「上下」については、図2を基準とし、後述する供給マガジン待機部901に対する空マガジン載置部902の位置を「上」または「上方」、空マガジン載置部902に対する供給マガジン待機部901の位置を「下」または「下方」と表現する。
また、「左右」については、図1を基準とし、後述するアウトプットユニット4に対する材料供給ユニット1の位置を「左」または「左方」、材料供給ユニット1に対するアウトプットユニット4の位置を「右」または「右方」と表現する。「前後」については、図1を基準とし、紙面において下方向を「前」または「前方」、同じく上方向を「後」または「後方」と表現する。
本発明に係る半導体パッケージの樹脂封止装置M(以下、単に樹脂封止装置Mという)は、本発明に係る基材供給装置であるリードフレーム供給装置9を有する材料供給ユニット1、第1の樹脂封止ユニット2、第2の樹脂封止ユニット3、アウトプットユニット4、及びインローダー5、アンローダー6を備えている。(図1参照。)以下、それぞれについて説明する。
(インローダー5)
インローダー5は、各ユニットの並設方向と平行に設置されたガイド部(図示省略)に沿って各ユニット間(材料供給ユニット1、第1の樹脂封止ユニット2、第2の樹脂封止ユニット3の間)を移動する。インローダー5は、各ユニットにおいて、ガイド部から作業部までの前後方向において進退動が可能で、作業部へ移動して各ユニットに対応した作業を行い、ガイド部へ戻ることができる。
インローダー5には、リードフレーム7を保持するリードフレーム保持部(図示省略)が設けられている。各リードフレーム保持部は、後述する材料供給ユニット1で供給されるリードフレーム7を受け取って保持し、後述する樹脂封止用金型20、30へ受け渡すことができる。
また、インローダー5には、樹脂タブレット8を保持する樹脂タブレット保持部(符号省略)が設けられている。各樹脂タブレット保持部は、後述する材料供給ユニット1で供給される樹脂タブレット8を受け取って保持し、後述する樹脂封止用金型20、30へ受け渡すことができる。
(アンローダー6)
アンローダー6は、インローダー5と同様に、各ユニットの並設方向に平行に設置されたガイド部に沿って各ユニット間(第1の樹脂封止ユニット2、第2の樹脂封止ユニット3、及びアウトプットユニット4間)を移動する。アンローダー6は、上記各ユニットにおいて、ガイド部から作業部までの前後方向において進退動が可能で、作業部へ移動して各ユニットに対応した作業を行い、ガイド部へ戻ることができる。
アンローダー6の下部には、成形品70を保持する成形品保持部(図示省略)が設けられている。各成形品保持部は、樹脂封止用金型30で樹脂封止された成形品70を取り出して保持し、後述するアウトプットユニット4のディゲート部40へ受け渡すことができる。
また、アンローダー6には、プレヒーター61が一体に併設されている。プレヒーター61は、インローダー5で保持している樹脂封止前のリードフレーム7を予備的に温めることにより、成形時の樹脂封止金型20、30の熱によるリードフレーム7の変形を抑止するためのものである。
(材料供給ユニット1)
材料供給ユニット1は、インローダー5に、基材であるリードフレーム7と、樹脂封止用の樹脂材料である樹脂タブレット8を供給する。材料供給ユニット1は、リードフレーム供給装置9を備えている。リードフレーム供給装置9からは、供給マガジン99(図2参照。)に多段に装填されているリードフレーム7がプッシャー95で送り出され、プル部12により整列部13へ移載される。(図1及び図3参照。)なお、リードフレーム供給装置9の構造については後述する。
また、材料供給ユニット1は、樹脂タブレット8を供給する樹脂タブレットローダー14を有している。材料供給ユニット1において、リードフレーム7を保持したインローダー5には、樹脂タブレット保持部に、樹脂タブレットローダー14により樹脂タブレット8が受け渡される。
(第1の樹脂封止ユニット2、第2の樹脂封止ユニット3)
第1の樹脂封止ユニット2と第2の樹脂封止ユニット3は、それぞれが備える樹脂封止用金型20と樹脂封止用金型30(図1参照。)は、互いに同様の構成を有しており、その構成については、第1の樹脂封止ユニット2、及び樹脂封止用金型20についてのみ説明し、同様の構成の第2の樹脂封止ユニット3、及び樹脂封止用金型30については、説明を省略する。
第1の樹脂封止ユニット2と第2の樹脂封止ユニット3には、一台のインローダー5によって、リードフレーム7、及び樹脂タブレット8が受け渡され、同じ種類の半導体パッケージが成形される。なお、樹脂封止ユニットは、一箇所でもよいし、三箇所以上設けることもできる。複数の樹脂封止ユニットで成形される半導体パッケージは、各ユニットにおいて同じ種類であってもよいし、異なる種類であってもよい。
第1の樹脂封止ユニット2は、半導体素子(符号省略)を搭載したリードフレーム7の樹脂封止を行い、半導体素子を実装した半導体パッケージを成形する樹脂封止用金型20を有している。樹脂封止用金型20は、下型と上型(何れも符号省略)で構成されている。下型、及び上型の構造は、チェスブロックやキャビティブロックを有する一般的なものと同様であるので、ここでは説明を省略する。
(アウトプットユニット4)
アウトプットユニット4は、成形品70からライナー部等の樹脂の不要な部分を除去するディゲート部40を備えている。ディゲート部40の後には、収納部であるアウトプットマガジン部41を備えている。ディゲート部40とアウトプットマガジン部41の間には、ディゲート部40で成形品70から不要部分が除去された仕上げ成形品(符号省略)をアウトプットマガジン部41へ搬送するピックアップ部42が設けられている。
ここで、図2乃至図8を参照し、上記材料供給ユニット1が備えるリードフレーム供給装置9の構成を説明する。なお、図2乃至図8のうち、図3では空マガジン載置部を省略して供給マガジン待機部が見えるように表しており、図6では駆動機構部2を省略して押し出し装置が見えるように表している。
リードフレーム供給装置9は、外形が直方体状に枠組みされた基体フレーム90を有している。基体フレーム90の下部には、リードフレーム7が多段に装填されている供給マガジン99を並べて載せる供給マガジン待機部901が設けられている。基体フレーム90の上部には、リードフレーム7が全部送り出されて空(カラ)になった空マガジン99aを載せる空マガジン載置部902が設けられている。(図2参照。)
なお、空マガジン99aの構造は、リードフレーム供給装置9での使用時(セット時)において前後方向が開口した、ほぼ直方体状のボックス体であり、左右両側壁の内面には、同じ高さで多段に装填部900が設けられている。空マガジン99aには、装填部900に係るようにリードフレーム7を差し入れることにより、上下方向に一定間隔をおいて多段に収容することができる。また、このように装填されたリードフレーム7は、前後方向にスライド可能である。(図8参照。)
供給マガジン待機部901の上面には、供給マガジン99を、基体フレーム90の左方に設けられている移送部である昇降エレベーター92へ押し出す押し出し装置91が設けられている。昇降エレベーター92は、所要の移動距離で昇降が可能な昇降台921を有している。昇降台921は、供給マガジン99が載る大きさの前後方向へ長い長方形状の板体である。昇降台921の左方には、昇降台921を昇降させる駆動機構部922が設けられている。(図2参照。)
基体フレーム90の空マガジン載置部902の左端部には、センサ部である光電センサ93が取り付けられている。光電センサ93は、空マガジン載置部902の前部に配されている投光部931と、後部に配されている受光部932からなる。これにより、投光部931と受光部932は、検出時の供給マガジン99の前後方向の開口部の外側に、供給マガジン99を前後方向において挟むように位置する。(図2、図6、図8等参照。)
また、光電センサ93は、供給マガジン99の装填部900に装填されたリードフレーム7が、投光部931から受光部932へ水平に向かう光を遮ることで、リードフレーム7が存在すること(リードフレーム有り)を検出し、光を遮らないことで、リードフレーム7が存在しないこと(リードフレーム無し)を検出する。(図8参照)
そして、光電センサ93の検出位置930(光が通る位置:図8参照。)よりやや下方位置が、送り出し位置94となっている。送り出し位置94は、プッシャー95が移動する高さ位置と水平方向であり、昇降台921、及び昇降台921に載置されたときの供給マガジン99の装填部900と平行である。
なお、検出位置930と送り出し位置94の上下方向の間隔は、供給マガジン99の装填部900の間隔(ピッチ)の整数倍である。また、本実施の形態、つまり図8に示す例では二倍であり、説明用に簡易に表した図9乃至図15に示す例では一倍としている。
そして、送り出し位置94の高さに合わせて、昇降台921より前方に送出部であるプッシャー95が配され、後方にプル部12が配されている。プッシャー95は、供給マガジン99に装填されているリードフレーム7を、そのリードフレーム7の一部が供給マガジン99(装填部900)の外に位置するように、所要のストロークで送り出すことができる。(図7参照。)送り出されたリードフレーム7は、プルレール120(図3、図6等参照。)に載せられ、プル部12で後方の整列部13(図1参照。)へ引き寄せられて、整列部13に載置される。
(作用)
主に図9乃至図15を参照し、リードフレーム供給装置9の作用、及びリードフレームの供給方法(供給工程)を説明する。なお、図9乃至図15の図において、右図が正面視の概略図、左図が側面視の概略図である。
また、以下の装置の動きは、昇降エレベーター92が有する図示しない制御部によって制御される。制御部による制御の流れの詳細については、後述する。
<リードフレームの供給工程A>
リードフレームの供給工程Aは、下記の1Aないし10Aの順番でリードフレームの供給が行われる。供給マガジン99を段方向である下方向へ移動させながら、リードフレーム7の有無の検出と送り出しを行う制御において、空の装填部900を送り出し位置94でスキップし、次のリードフレーム7を検出した後、送り出し位置94に位置させる制御を行う。
(1A)
図9(a)を参照する。
リードフレーム供給装置9は、リードフレーム7の供給を始める前の状態であり、供給マガジン待機部901には、複数の供給マガジン99が待機状態にあり、昇降台921は供給マガジン99を受け取る位置に下降している。また、空マガジン載置部902には、空マガジン99aが並んで載置されている。
(2A)
図9(b)を参照する。
押し出し装置91が作動し、供給マガジン99が左方の昇降エレベーター92の昇降台921の方向へ移動する。所要量(供給マガジン99の幅)を押し出したところで、左端の供給マガジン99が昇降台921に移載される。
(3A)
図10(a)を参照する。
昇降エレベーター92が作動し、昇降台921が上昇する。昇降台921は、最高位置まで上昇して停止する。(図4を併せて参照。)そして、昇降台921を最高位置から決められた移動ピッチで下降させ、昇降台921の位置、すなわち昇降台921に載っている供給マガジン99の位置(検出を開始する基準位置)のリセットを行う。(図5を併せて参照。)この基準位置は、供給マガジン99の最下段の装填部900が、光電センサ93の検出位置930に重なる(合う)位置である。
(4A)
図10(b)を参照する。
昇降エレベーター92が作動し、昇降台921と供給マガジン99が基準位置から下降する。この下降は、装填部900にリードフレーム7が装填されていない空の段が検出されない限り、装填部900のピッチと同じストロークで間欠的に行われる。そして、検出位置930で最下段のリードフレーム7を検出した後、このリードフレーム7が送り出し位置94に位置するよう昇降台921を停止させる。
(5A)
図11(a)を参照する。
そして、上記(4A)の状態で、プッシャー95が最下段のリードフレーム7を送り出す。また、同時に、検出位置930で下から二番目の装填部900にリードフレーム7が装填されていないことを検出する。
(6A)
図11(b)を参照する。
プッシャー95は、リードフレーム7を送り出した後、開始位置に戻る。
(7A)
図12(a)を参照する。
昇降エレベーター92が作動し、昇降台921と供給マガジン99が下降する。上記(5A)で検出したリードフレーム7が空の段の装填部900は送り出し位置94において停止せずスキップされ、次に検出位置930で検出した下から三番目の装填部900にあるリードフレーム7が、送り出し位置94に位置するように昇降台921を停止させる。
すなわち、スキップした装填部900に対応する形では、プッシャー95の送り出し動作は行われず、無駄な動作が抑制される分だけ作動時間が短縮される。したがって、リードフレーム7を供給する際に、供給マガジン99にリードフレーム7が入っていない空の装填部900があっても、半導体パッケージの製造効率を維持することができる。
(8A)
図12(b)を参照する。
上記(7A)の状態で、プッシャー95が下から三番目の装填部900にあるリードフレーム7を送り出す。また、同時に、検出位置930で下から四番目の装置部900にリードフレーム7が装填されていることを検出する。
(9A)
図13を参照する。
リードフレーム7を送り出した後、プッシャー95が開始位置に戻る。
(10A)
上記のように、供給マガジン99に装填されているリードフレーム7の各段の検出と送り出しを繰り返し行い、全部のリードフレーム7の送り出しが完了したら、昇降エレベーター92で空になった空マガジン99aを上昇させる(参考:図4)。次に、昇降台921と空マガジン99aの位置を基準位置にリセットする。
そして、空マガジン99aを空マガジン載置部902の方向へ押し出す。空マガジン99aは順送りされて、空マガジン載置部902に複数並べて載置することができる(参考:図5)。その後、空マガジン99aは、適宜回収され、再利用される。
なお、上記で説明したリードフレームの供給工程Aでは、供給マガジン99を送り出し位置94に下降させる際に、リードフレーム7の有無の検出を行っているが、本発明における検出はこれに限定されるものではない。例えば、上述した3Aにおける昇降台921が最高位置まで上昇して停止するまでの動きに伴い、検知位置930で供給マガジン99の全ての段に対して、リードフレーム7の有無を検出して、その検出結果を昇降台921及びプッシャー95の制御に反映させる態様も採用しうる。
<リードフレームの供給工程B>
リードフレームの供給工程Bでは、上記リードフレームの供給工程Aとは異なり、供給マガジン99を段方向である下方向へ移動させながら、リードフレーム7の有無の検出と送り出しを行う制御において、空の装填部900を送り出し位置94でスキップせずに停止すると共に、次のリードフレーム7を検出する制御を行う。
(1B)乃至(6B)
(1B)乃至(6B)の各工程は、上記(1A)乃至(6A)の各工程と同様であるので、記載を省略する。
(7B)
図14(a)を参照する。
(6A)に続いて、昇降台921と供給マガジン99が下降し、上記下から二番目の空の装填部900は、送り出し位置94でスキップせずに停止する。送り出し位置94に空の装填部900が移動してきたときには、プッシャー95の送り出し動作は行われず、無駄な動作が抑制される分だけ作動時間が短縮される。したがって、リードフレーム7を供給する際に、供給マガジン99にリードフレーム7が入っていない空の装填部900があっても、半導体パッケージの製造効率を維持することができる。
同時に、検出位置930で下から三番目の装填部900にリードフレーム7が装填されていることを検出する。なお、リードフレームの供給工程Bでは、供給マガジン99を単純に1ピッチずつ送る段送りをしており、装填部900にリードフレーム7があってもなくても、送り出し位置94で停止させている。
(8B)
図14(b)を参照する。
昇降台921と供給マガジン99が下降し、下から三番目の装填部900のリードフレーム7を送り出し位置94に位置させる。
(9B)
図15(a)を参照する。
上記(8B)の状態で、プッシャー95が下から三番目の装填部900にあるリードフレーム7を送り出す。また、同時に、下から四番目の装填部900にリードフレーム7が装填されていることを検出する。
(10B)
図15(b)を参照する。
リードフレーム7を送り出した後、プッシャー95が開始位置に戻る。
(11B)
上記(10A)と同様に、空マガジン99aは、空マガジン載置部902に複数並べて載置することができる。
ここで、図16を参照して、リードフレーム供給装置9の図示しない制御部の制御について説明する。なお、図16は、昇降エレベーター92の動作、具体的には、供給マガジン99の基準位置からの動作(上記段落「0083」(3A)~「0093」(10A)に関連)を制御する命令系を説明するものである。
また、図16では分岐条件であるY/Nの記載を省略しているが、下への分岐がYES(Y)の場合の分岐であり、横への分岐がNO(N)の場合の分岐である。
制御部は、光電センサ93による検出結果をもとに、プッシャー95によりリードフレーム7を送り出す位置に、リードフレーム7が装填されている装填部900が移動してきたときには、昇降エレベーター92を停止させると共に、リードフレーム7を送り出し、プッシャー95によりリードフレーム7を送り出す位置に、空の装填部900が移動してきたときには、プッシャー95を停止させる制御を含むものである。以下、更に詳しく説明する。
(ステップS1)
昇降エレベーター92の昇降台921に供給マガジン99が移載(挿入)されたか?Yであれば次(ステップS2)へ移行し、NであればステップS1の前に戻る。
(ステップS2)
供給マガジン99を下降させ、最下段(下から一番目)の装填部900を検出位置930に位置させる。
(ステップS3)
最下段の装填部900におけるリードフレーム7の有無を検出する。
(ステップS4)
供給マガジン99を装填部900の1ピッチ分だけ下降させて停止させる。
(ステップS5)
下から二番目の装填部900におけるリードフレーム7の有無を検出する。
(ステップS6)
設定枚数分の検出が完了したか?Yであれば次(ステップS7)へ移行し、NであればステップS3とステップS4の間に戻る。
(ステップS7)
供給マガジン99を装填部900の1ピッチ分だけ下降させる。
(ステップS8)
送り出し位置94に来る装填部900にリードフレーム7が装填されているか?Yなら次へ移行し、NならステップS9とステップS10の間に移行する。
(ステップS9)
送り出し位置94において、リードフレーム7が送り出される。
(ステップS10)
検出位置930に装填部900が位置しているか?Yであれば次(ステップS11)に移行し、NであればステップS11とステップS12の間に移行する。
(ステップS11)
装填部900が位置しているとき、その装填部900にリードフレーム7が装填されていることを確認して、次(ステップS12)へ移行する。
(ステップS12)
最後のリードフレーム7か?Yであれば次(ステップS13)へ移行し、Nであれば、ステップS6とステップ7の間に戻る。
(ステップS13)
最後のリードフレーム7であれば、空マガジン99aを空マガジン載置部902へ送る。
(ステップS14)
原点へ戻る。
(樹脂封止装置Mの使用方法及び作用)
次に、図1乃至図15を参照して、本実施の形態に係る樹脂封止装置Mの使用方法、及び作用を説明する。なお、仕上げ成形品は、後行程で切断されて個片化され、半導体素子を実装した製品である半導体パッケージとなる。
(1)材料供給ユニット1においては、まず、リードフレーム供給装置9により、供給マガジン99に多段に収容されているリードフレーム7が、上記段落「0079」~「0111」のようにして供給される。
(2)供給されたリードフレーム7は、プル部12により整列部13へ移載される。そして、整列部13の二箇所に並んで載置されているリードフレーム7を、インローダー5が取りに行き、インローダー5のリードフレーム保持部により保持する。
また、材料供給ユニット1においては、樹脂タブレットローダー14から樹脂タブレット8が供給され、リードフレーム7を保持したインローダー5の樹脂タブレット保持部に、樹脂タブレット8が受け渡される。これにより、インローダー5は、リードフレーム7と樹脂タブレット8を保持する。(図1参照。)
(3)インローダー5は、ガイド部上を走行し、材料供給ユニット1から第1の樹脂封止ユニット3へ移動する。第1の樹脂封止ユニット3おいては、インローダー5は、ガイド部から、型開きしている樹脂封止用金型20の下型と上型の間の作業部に移動する。
(4)下型が上昇して、下型と上型の間に位置しているインローダー5から、リードフレーム7と樹脂タブレット8が受け渡される。リードフレーム7と樹脂タブレット8を樹脂封止用金型20へ受け渡したインローダー5は、ガイド部上を走行して材料供給ユニット1へ戻り、上記と同様の材料の搬送工程を繰り返す。なお、本実施の形態において、インローダー5は、第1の樹脂封止ユニット2と第2の樹脂封止ユニット3へ、各材料を交互に搬送するようになっている。
(5)インローダー5が移動した後、樹脂封止用金型20では、下型と上型の型合わせが行なわれ、下型と上型の間のキャビティに、封止樹脂を充填して樹脂封止による成形が行われる。これにより、二つの半導体パッケージが樹脂のライナー部でつながった成形品70が得られる。(図1参照。)
(6)樹脂封止用金型20の型開きを行うと共に、アンローダー6がガイド部上を走行し、第1の樹脂封止ユニット3へ移動する。そして、アンローダー6は、第1の樹脂封止ユニット3の作業部へ移動し、下部の成形品保持部により、下型上にある成形品70を吸着して保持する。
(7)成形品70を保持したアンローダー6は、ガイド部上を走行し、成形品70が、アウトプットユニット4のディゲート部40に受け渡される。(図1参照。)ディゲート部40においては、成形品70からライナー部等の樹脂の不要な部分が除去されて、半導体素子を実装した仕上げ成形品がつくられる。そして、仕上げ成形品は、ピックアップ部42により、ディゲート部40からアウトプットマガジン部41へ搬送されて適宜収納される。
本明細書及び特許請求の範囲で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書及び特許請求の範囲に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
M 半導体パッケージの樹脂封止装置
1 材料供給ユニット
12 プル部
120 プルレール
13 整列部
14 樹脂タブレットローダー
2 第1の樹脂封止ユニット
20、30 樹脂封止用金型
3 第2の樹脂封止ユニット
4 アウトプットユニット
40 ディゲート部
41 アウトプットマガジン部
42 ピックアップ部
5 インローダー
6 アンローダー
8 樹脂タブレット
70 成形品
61 プレヒーター
7 リードフレーム
9 リードフレーム供給装置
90 基体フレーム
901 供給マガジン待機部
902 空マガジン載置部
91 押し出し装置
92 昇降エレベーター
921 昇降台
922 駆動機構部
93 光電センサ
930 検出位置
931 投光部
932 受光部
94 送り出し位置
95 プッシャー
99 供給マガジン
99a 空マガジン
900 装填部

Claims (4)

  1. 半導体素子が搭載された基材を装填した供給マガジンを、多段に設けられた装填部の段方向へ移動させながら、前記装填部から前記基材を送り出す基材供給装置であって、
    前記供給マガジンを保持して前記装填部の段方向への移動を行う移送部と、
    前記供給マガジンの前記装填部における前記基材の有無を検出するセンサ部と、
    前記装填部に装填されている前記基材の一部を前記装填部の外へ送り出す送出部と、
    前記センサ部の検出結果をもとに、前記送出部により前記基材を送り出す位置に、前記基材が装填されている前記装填部が移動してきたときには、前記移送部を停止させると共に前記送出部により前記基材を送り出し、前記送出部により前記基材を送り出す位置に、空の前記装填部が移動してきたときには、前記基材を送り出す位置において前記移送部を停止させずに、次の基材が前記送出部により前記基材を送り出す位置に位置するように前記移送部を停止させる制御を行う制御部とを備え、
    前記センサ部は、前記装填部における前記基材の有無の検出を、前記基材の送り出しの際に前記供給マガジンを前記装填部の段方向へ移動させながら、前記装填部が前記送出部により前記基材を送り出す位置に移動してくる前の位置で行うようにしてある、
    基材供給装置。
  2. 半導体素子が搭載された基材を装填した供給マガジンを待機させる供給マガジン待機部から、前記供給マガジンが移送部に受け渡されて保持され、前記移送部で前記供給マガジンが多段に設けられた装填部の段方向へ移動させながら、送出部で前記基材を前記装填部から送り出すと共に、前記基材の全部を送り出して空になった空マガジンを、前記供給マガジン待機部の上方に設けられた空マガジン載置部へ移送する基材供給装置であって、
    前記供給マガジンの前記装填部における前記基材の有無を検出するセンサ部と、
    前記装填部に装填されている前記基材の一部を前記装填部の外へ送り出す送出部と、
    前記センサ部の検出結果をもとに、前記送出部により前記基材を送り出す位置に、前記基材が装填されている前記装填部が移動してきたときには、前記移送部を停止させると共に前記送出部により前記基材を送り出し、前記送出部により前記基材を送り出す位置に、空の前記装填部が移動してきたときには、前記基材を送り出す位置において前記移送部を停止させずに、次の基材が前記送出部により前記基材を送り出す位置に位置するように前記移送部を停止させる制御を行う制御部とを備え、
    前記センサ部は、前記装填部における前記基材の有無の検出を、前記基材の送り出しの際に前記供給マガジンを前記装填部の段方向へ移動させながら、前記装填部が前記送出部により前記基材を送り出す位置に移動してくる前の位置で行うようにしてあり、
    前記移送部による前記供給マガジンの前記装填部の段方向への移動が、前記空マガジン載置部が設けられた高さから前記供給マガジン待機部が設けられた高さへ下降するよう行われるようにした
    基材供給装置。
  3. インローダーに基材を保持させる材料供給ユニットと、
    前記インローダーから前記基材を受け取り、樹脂封止を行う樹脂封止ユニットと、
    樹脂封止後の成形品を保持するアンローダーから受け取り、前記成形品の不要な樹脂部分を除去して収納するアウトプットユニットとを備え、
    前記材料供給ユニットは、半導体素子が搭載された基材を装填した供給マガジンを、多段に設けられた装填部の段方向へ移動させながら、前記基材を前記装填部から送り出す基材供給装置を有し、
    該基材供給装置は、
    前記供給マガジンを保持して前記装填部の段方向への移動を行う移送部と、
    前記供給マガジンの前記装填部における前記基材の有無を検出するセンサ部と、
    前記装填部に装填されている前記基材の一部を前記装填部の外へ送り出す送出部と、
    前記センサ部の検出結果をもとに、前記送出部により前記基材を送り出す位置に、前記基材が装填されている前記装填部が移動してきたときには、前記移送部を停止させると共に前記送出部により前記基材を送り出し、前記送出部により前記基材を送り出す位置に、空の前記装填部が移動してきたときには、前記基材を送り出す位置において前記移送部を停止させずに、次の基材が前記送出部により前記基材を送り出す位置に位置するように前記移送部を停止させる制御を行う制御部とを備え、
    前記センサ部は、前記装填部における前記基材の有無の検出を、前記基材の送り出しの際に前記供給マガジンを前記装填部の段方向へ移動させながら、前記装填部が前記送出部により前記基材を送り出す位置に移動してくる前の位置で行うようにしてある、
    半導体パッケージの樹脂封止装置。
  4. 半導体素子が搭載された基材を装填した供給マガジンを、多段に設けられた装填部の段方向へ移動させながら、前記基材を前記装填部から送り出す基材の基材供給装置における供給方法であって、
    前記装填部における前記基材の有無の検出を、前記基材の送り出しの際に前記供給マガジンを前記装填部の段方向へ移動させながら、前記装填部が送出部により前記基材を送り出す位置に移動してくる前の位置で行う工程と、
    前記検出結果をもとに、前記送出部により前記基材を送り出す位置に、前記基材が装填されている前記装填部が移送部により移動してきたときには、前記供給マガジンを停止させると共に前記送出部により前記基材の一部を前記装填部の外へ送り出し、前記送出部により前記基材を送り出す位置に、空の前記装填部が前記移送部により移動してきたときには、前記基材を送り出す位置において前記移送部を停止させずに、次の基材が前記送出部により前記基材を送り出す位置に位置するように前記移送部を停止させる工程とを備える
    基材供給装置における基材の供給方法。
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