JP2003059950A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JP2003059950A
JP2003059950A JP2001246601A JP2001246601A JP2003059950A JP 2003059950 A JP2003059950 A JP 2003059950A JP 2001246601 A JP2001246601 A JP 2001246601A JP 2001246601 A JP2001246601 A JP 2001246601A JP 2003059950 A JP2003059950 A JP 2003059950A
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lead frame
side magazine
magazine
loader
unloader
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JP2001246601A
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Yuji Suzuki
勇治 鈴木
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の半導体チップを配列したリードフレー
ムを順番に搬送して半導体チップに対して加工処理を施
す工程において、リードフレームの変形等に起因して、
そのリードフレームを取り出す事態が発生した場合で
も、迅速な復旧作業ができるようにする。 【解決手段】 ローダ側マガジン2を移動させて、加工
処理の順番に配置されたリードフレーム3aの位置を加
工装置6の搬送路に位置合わせし、アンローダ側マガジ
ン9を移動させ、加工処理されたリードフレーム3aを
収納すべき位置を加工装置6の搬送路に位置合わせす
る。このとき、ローダ側マガジン2の収納部の各位置に
おけるリードフレーム3の有無を検出し、及びアンロー
ダ側マガジン9の収納部の各位置におけるリードフレー
ム10の有無を検出して、その検出結果に応じて各リー
ドフレーム3の搬送を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造装置に関
するものであり、より詳細には、複数の半導体チップを
配列したリードフレームを順番に搬送して半導体チップ
に対して加工処理を施す加工手段を有する半導体製造装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の半導体製造装置の概略を示
す立体図である。この半導体製造装置は、複数の半導体
チップを配列したリードフレームを順番に搬送して、各
半導体チップにワイヤボンディングの加工を施すもので
ある。図において、ローダ側マガジン2はローダ側エレ
ベータ装置(図示せず)に昇降可能に装着されている。
また、ローダ側マガジン2の収納部には複数のリードフ
レームが収納されている。図に示すように、各リードフ
レーム3はローダ側マガジン2から送り出される。各リ
ードフレーム3には、複数の半導体チップ23が銀ペー
スト付け等によって固定されている。送り出されたリー
ドフレームは加工装置6の搬送路に送り込まれる。この
ため、加工装置6にはリードフレームの断面より若干広
い開口部が設けられ、ローダ側マガジン2の収納部から
送り出されたリードフレームをその開口部から搬送路に
導く。
【0003】加工装置6内の搬送手段(図示せず)は、
ローダ側マガジン2から搬送路に送り込まれたリードフ
レーム3を図の矢印の方向に移動して、半導体チップ2
3がワイヤボンディング装置7の位置に達するまで搬送
する。ワイヤボンディング装置7は各半導体チップ23
に対してワイヤボンディングの加工処理を行う。したが
って、搬送手段は各半導体チップ23の加工処理が終了
するごとにリードフレーム3を搬送する。
【0004】そして、1つのリードフレーム3上の全て
の半導体チップ23の加工処理が終了すると、そのリー
ドフレーム3をアンローダ側エレベータ装置(図示せ
ず)に送り出す。アンローダ側エレベータ装置は、送り
込まれたリードフレーム3を昇降可能に装着されている
アンローダ側マガジン9の収納部に収納する。
【0005】図7は、ローダ側マガジン2及びアンロー
ダ側マガジン9の構造を示す外観図である。マガジン2
及び9には、リードフレームを収納するための挿入開口
部26と、加工装置6の開口部にリードフレームを排出
するための排出開口部27が形成されている。そして、
マガジン2及び9の両側面の内壁には、複数のリードフ
レームを収納するためのガイド溝28、29が形成され
ている。すなわち、ローダ側マガジン2内に装着された
複数のリードフレームは、順番に加工装置6に送り出さ
れ、加工処理後にアンローダ側マガジン9に順番に装着
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の半導体製造装置においては、何らかの理由でローダ
側マガジン2内に収納された各リードフレーム3が順番
に加工されてアンローダ側マガジン9に収納されない場
合には、その復旧作業に多大な時間を要していた。例え
ば、リードフレーム3に湾曲等の変形がある場合には、
ローダ側マガジン2から送り出されたリードフレーム3
を加工装置6の開口部に送り込むことができない。
【0007】この場合には、ローダ側エレベータ装置か
らローダ側マガジン2を取り出して、変形したリードフ
レーム3をローダ側マガジン2から取り出すことにな
る。そして、リードフレーム3の変形を修復して再びロ
ーダ側マガジン2に収納する。修復できない場合には、
別の変形のないリードフレーム3をローダ側マガジン2
に挿入するか、またはリードフレーム3を収納すること
なく、ローダ側マガジン2をローダ側エレベータ装置に
再装着する。
【0008】いずれの場合にも、ローダ側マガジン2の
リードフレーム3の位置とそれに対応するアンローダ側
のリードフレームの位置をお互に加工装置6の搬送路の
開口部に合わせる作業が極めて煩雑であるので、その復
旧作業に多大な時間がかかることになり、半導体製造の
工程に甚大な遅滞を及ぼすとともに、製造コストの高騰
を招くことになる。
【0009】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、複数の半導体チップを
配列したリードフレームを順番に搬送して、半導体チッ
プに対して加工処理を施す工程において、リードフレー
ムの変形等に起因して、そのリードフレームを取り出す
事態が発生した場合でも、迅速な復旧作業が可能な半導
体製造装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明における半導体製造装置は、複数の半導体
チップを配列したリードフレームを順番に搬送して前記
半導体チップに対して加工処理を施す加工手段を有する
半導体装置において、前記加工処理を施す前の所定数の
リードフレームを収納可能な収納部を有するローダ側マ
ガジンと、前記加工処理が施された後の所定数のリード
フレームを収納可能な収納部を有するアンローダ側マガ
ジンと、前記加工処理を行うリードフレームの位置を前
記加工手段の搬送路に位置合わせするために前記ローダ
側マガジンを移動させる第1の移動制御手段と、前記加
工処理が施されたリードフレームの収納位置を前記加工
手段の搬送路に位置合わせするために前記アンローダ側
マガジンを移動させる第2の移動制御手段と、前記ロー
ダ側マガジンの収納部におけるリードフレームの有無を
検出する第1の検出手段と、前記アンローダ側マガジン
の収納部におけるリードフレームの有無を検出する第2
の検出手段と、前記ローダ側マガジンの収納部中のリー
ドフレームを前記加工手段に搬送する第1の搬送手段
と、前記加工手段中のリードフレームを前記アンローダ
側マガジンの収納部に搬送する第2の搬送手段と、前記
第1及び第2の検出手段による検出結果に基づいて、ロ
ーダ側マガジンの収納部におけるリードフレームの位置
とアンローダ側マガジンの収納部におけるリードフレー
ムの位置とが対応する位置のときに、前記第1の搬送部
及び前記第2の搬送部を駆動してリードフレームの搬送
を制御する搬送制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】また、本発明における半導体製造装置にお
ける前記第1及び第2の検出手段は、それぞれ前記ロー
ダ側マガジン及び前記アンローダ側マガジンのリードフ
レームに対応する位置に設けられた一対の孔を通過する
光信号によって各位置のリードフレームの有無を検出す
ることを特徴とする。
【0012】また、本発明における半導体製造装置にお
ける前記第1及び第2の検出手段は、それぞれ前記ロー
ダ側マガジン及び前記アンローダ側マガジンのリードフ
レームに対応する位置に設けられた孔を介してリードフ
レームから反射する光信号によって各位置のリードフレ
ームの有無を検出することを特徴とする。
【0013】また、本発明における半導体製造装置は、
さらに、リードフレームの位置情報が表示される表示手
段を有し、前記搬送制御手段は、前記ローダ側マガジン
の収納部におけるリードフレームの最下段の位置情報及
び前記アンローダ側マガジンの収納部におけるリードフ
レームの最上段の位置情報を記憶する記憶手段を有する
と共に、それらの位置情報を前記表示手段に表示するこ
とを特徴とする。
【0014】また、本発明における半導体製造装置にお
ける前記第1の移動制御手段は、前記第1の検出手段に
よる検出結果に応じて前記ローダ側マガジンに収納され
ている各リードフレームの最下段の位置が加工装置6の
搬送路の位置と一致するまで前記ローダ側マガジンを移
動させることを特徴とする。
【0015】また、本発明における半導体製造装置にお
ける前記第2の移動制御手段は、前記第2の検出手段に
よる検出結果に応じて前記アンローダ側マガジンの収納
部の空き位置の最下段の位置が加工装置6の搬送路の位
置と一致するまで前記アンローダ側マガジンを移動させ
ることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明にお
ける半導体製造装置の実施の形態について詳細に説明す
る。図1は本発明の半導体製造装置の概略構成を示す図
であり、内部構造を示すために一部が断面で表されてい
る。図2は図1の半導体製造装置に各種の搬送装置又は
制御装置を重ね合わせた半導体製造装置の概略構成を示
す図である。この半導体製造装置は、リードフレームに
銀ペースト付けして固定された複数の半導体チップに対
してワイヤボンディングの加工処理を行うものである。
【0017】図1、図2において、ローダ側エレベータ
装置1は内部に装着されたローダ側マガジン2を第1の
移動制御装置30によって昇降可能な構造になってい
る。ローダ側マガジン2は、複数の半導体チップ(図示
せず)を搭載したリードフレーム3を収納している。第
1の移動制御装置30は、設定された移動ピッチでロー
ダ側マガジン2を移動して、最初にローダ側マガジン2
の最下段に収納されているリードフレーム3aの収納位
置を加工装置6の搬送路に位置合わせして、そのリード
フレーム3aを第1の搬送装置33によって搬送路に搬
送する。
【0018】第1の搬送装置33は、例えば、プッシャ
ー4によってリードフレームをプッシュして加工装置6
側に送り出すように構成することもできる。この後、ロ
ーダ側エレベータ装置1において、第1の移動制御装置
30によってローダ側マガジン2を下方に移動させ、残
りのリードフレーム3中の再下段のリードフレーム3a
が常に加工装置6の搬送路と一致するように位置合わせ
される。その位置合わせされたリードフレーム3aを第
1の搬送装置33によって加工装置6の搬送路に送り出
す。表示部5には、送り出されるリードフレーム3aの
収納位置を示す番号を表示してもよい。
【0019】次に、ワイヤボンディング装置7を収容す
る加工装置6は、ローダ側マガジン2から搬送されたリ
ードフレーム3aを、図の2点鎖線で示す加工装置6中
の搬送路に沿って、図の矢印の方向に、リードフレーム
3a上の半導体チップがワイヤ半導体チップ装置7の加
工位置に達するまで搬送する。そして、1つの半導体チ
ップのワイヤボンディング処理が終了するごとに、加工
装置6は、第1の搬送装置33から搬送されてきたリー
ドフレーム3aを、リードフレーム3a上の次の半導体
チップがワイヤ半導体チップ装置7の加工位置に達する
まで搬送する。リードフレーム3aに搭載された全ての
半導体チップのワイヤボンディング処理が終了したとき
は、第2の搬送装置34はリードフレーム3aをアンロ
ーダ側エレベータ装置8に送り出す。
【0020】アンローダ側エレベータ装置8は、第2の
移動制御装置31によって、内部に装着されたアンロー
ダ側マガジン9を昇降可能な構造になっている。第2の
移動制御手段は、ローダ側の第1の移動制御装置30に
設定されたのと同じ移動ピッチでアンローダ側マガジン
9を移動して、図の2点鎖線で示す搬送路から送り出さ
れたリードフレーム3aが、ローダ側エレベータ装置1
のローダ側マガジン2の位置と同じ位置になるようにす
る。第2の搬送装置34は、加工が終わったリードフレ
ーム3をアンローダ側エレベータ装置8のアンローダ側
マガジン9の受取位置に搬送する。アンローダ側マガジ
ン9の収納部には、最下段の収納位置から順にワイヤボ
ンディング処理されたリードフレーム10が収納され
る。表示部11には、加工装置6から送り出されたリー
ドフレーム3aを次に収納するローダ側マガジン2の空
き位置の番号を表示してもよい。
【0021】図3はローダ側マガジン2の構造を示す外
観図であり、図4は図3のローダ側マガジン2のX−X
線に沿ったローダ側マガジン2の排出開口部13側から
見た断面図である。なお、アンローダ側マガジン9の構
造についても同様であるので、図及び説明は省略する。
図3において、挿入開口部12はリードフレームを挿入
する開口部であり、排出開口部13は収納されているリ
ードフレームを排出する開口部である。マガジン2の両
側面の内壁には、複数のリードフレームを収納するため
のガイド溝14、15が形成されている。さらに、マガ
ジン2の排出開口部13に近い側面のガイド溝14、1
5の位置に対応する部分、すなわち、マガジン2におけ
るリードフレームの各収納位置には、孔16がマガジン
2の昇降方向(図の上下方向)に一列に形成されてい
る。
【0022】また、図4に示すように、マガジン2を昇
降可能に装着するローダ側エレベータ装置1には、ビー
ム状の光信号を発光するLED(発光ダイオード)17
と光を受光するPD(フォトダイオード)18が配置さ
れ、LED17から発射されたビームがマガジン2の側
面に開けられた対向する一対の孔16を介してPD18
によって受光される。
【0023】マガジン2には、図4に示すように、リー
ドフレームが上から31、32、・・・・、3nのように並んでい
る。マガジン2が移動して、例えば、LED17とPD
18からなる光センサの光軸の位置に上から2番目のリ
ードフレーム32が来たときには、LED17から発光
された光信号はリードフレーム32によって遮光されて
PD18には入射しない。この場合には、PD18はオ
フ状態となる。光センサの光軸の位置に上から1番目の
一対の孔16が来た場合も同様に、LED17から発光
された光信号はリードフレーム31によって遮光されて
PD18には入射しない。この場合にも、PD18はオ
フ状態となる。しかし、マガジン2の上から3番目又は
4番目の位置では、その孔16に対応する収納位置にリ
ードフレームは収納されていないので、LED17から
発光された光信号はPD18に入射する。この場合に
は、PD18はオン状態となる。
【0024】すなわち、マガジン2が移動されて、LE
D17とPD18とからなる光センサの光軸の位置に任
意の一対の孔16が位置している場合には、その孔16
に対応する収納位置にリードフレームが収納されている
か否かをPD18のオン又はオフによって検出すること
ができる。ローダ側エレベータ装置1におけるLED1
7及びPD18からなる光センサ(第1の検出手段)の
昇降方向の位置としては、例えば、図1における2点鎖
線で示す搬送路の位置とする。同様に、アンローダ側エ
レベータ装置8における図示しないLED及びPDから
なる光センサ(第2の検出手段)の昇降方向の位置も、
図1における2点鎖線で示す搬送路の位置とする。
【0025】なお、この第1及び第2の検出手段として
は、LED17及びPD18の代わりに、光信号を発光
するとともに、その光信号が物体で反射された反射光を
受光する近接光スイッチを用いてもよい。この場合に
は、マガジンに形成する孔は片側のガイド溝に対応する
部分でよい。
【0026】次に、本発明の一実施の形態における半導
体製造装置における製造工程の流れについて、図5のフ
ローチャート及び図1〜図4を参照して説明する。作業
者がロード側マガジン2に複数のリードフレームを収納
して、そのロード側マガジン2をロード側エレベータ装
置1に装着する(ステップS1)。次に、収納したリー
ドフレーム3の数や各リードフレームにおける半導体チ
ップ数等の設定データや加工開始指令を入力してマガジ
ン設定を行う(ステップS2)。この後、ロード側エレ
ベータ装置1の第1の移動制御装置30は、ロード側マ
ガジン2内に収納されている最下段のリードフレーム3
が搬送路の位置に到達するようにロード側マガジン2を
下降させる。
【0027】この後、ロード側マガジン2内の最下段の
リードフレーム3aをプッシャー4によってプッシュし
て加工装置6に搬送する(ステップS3)。この搬送中
にトラブルが発生したか否かを判別する(ステップS
4)。例えば、リードフレーム3aの変形等によりロー
ド側マガジン2から加工装置6へのリードフレーム3a
の送り込みができないようなトラブルが発生したか否か
を判別する。トラブルが発生したときは、リードフレー
ム3aの搬送を停止する(ステップS5)。そして、表
示部5又は他の表示部にロード側のトラブル発生を示す
ためにエラー表示を行う。
【0028】搬送が停止した後、作業者によってロード
側マガジン2の取り出しがなされ、そのリードフレーム
3aがロード側マガジン2から取り出されて検査が行わ
れる(ステップS6)。そして、リードフレーム3aが
不良部品であるか否かが判定される(ステップS7)。
不良部品である場合には、リードフレーム3aの修復が
可能ならば修復を行い(ステップS8)、修復したリー
ドフレーム3aをロード側マガジン2に再収納する(ス
テップS9)。リードフレーム3aが不良部品でない場
合、例えば、装置側のトラブルである場合には、そのト
ラブルを解決した後に、取り出したリードフレーム3a
をロード側マガジン2に再収納する(ステップS9)。
そして、ロード側マガジン2をロード側エレベータ装置
1に再装着し、必要な設定データや加工開始指令を入力
してマガジンを再度定する(ステップS10)。
【0029】ステップS4においてトラブルの発生がな
い場合、又は、ステップS10におけるマガジン再設定
の後は、光センサ検出を行う(ステップS11)。すな
わち、LED17及びPD18からなる光センサによ
り、送り側であるロード側マガジン2におけるリードフ
レーム3aの収納位置を識別する位置情報(ロード側マ
ガジン2のガイド溝の段を示す番号)を検出する。同時
に、加工処理後に受け側であるアンロード側マガジン9
に収納する収納位置を識別する位置情報(アンロード側
マガジン9のガイド溝の段を示す番号)を検出する。そ
して、送り側の位置情報と受け側の位置情報が対応して
いるか否かを判別する(ステップS12)。すなわち、
ロード側マガジン2におけるリードフレーム3aの収納
位置とアンロード側マガジン9におけるリードフレーム
10の収納位置とが対応しているか否かを判別する。
【0030】送り側の位置情報と受け側の位置情報が対
応していない場合には、ステップS5に移行してリード
フレームの搬送を停止し、ステップS12までの処理を
繰り返す。ステップS12において送り側の位置情報と
受け側の位置情報が対応している場合には、収納位置の
番号をローダ側エレベータ装置1の表示部5及びアンロ
ーダ側エレベータ装置8の表示部11に表示し、リード
フレーム3aを加工装置6に搬送して、加工装置6のワ
イヤ半導体チップ装置7で半導体チップの加工処理を行
う(ステップS13)。加工装置6に搬送されたリード
フレーム3a上の半導体チップの加工処理が終了したと
きは、そのリードフレーム3aを加工装置6から排出し
て、アンローダ側マガジン9に収納する(ステップS1
4)。
【0031】この後、ロード側マガジン2におけるリー
ドフレーム3の全ての加工処理が完了して、アンローダ
側マガジン9への収納が完了したか否かを判別する(ス
テップS15)。ロード側マガジン2にリードフレーム
3が残っている場合には、ステップS3に移行して、リ
ードフレーム3の搬送を続行し、ステップS15までの
各処理を繰り返す。ロード側マガジン2に収納されてい
た全てのリードフレーム3の加工が完了し、アンロード
側マガジン9内に加工後の全てのリードフレーム10が
収納されたときは、このフローを終了する。
【0032】このように、上記実施の形態によれば、加
工処理の順番に収納されたリードフレーム3aを加工装
置6の搬送路に送り出すためにローダ側マガジン2を移
動させ、加工処理が施されたリードフレーム3aを加工
装置6から受け取るためにアンローダ側マガジン9を移
動させる。このとき、ローダ側マガジン2の収納部にお
ける各位置のリードフレーム3の有無を検出し、アンロ
ーダ側マガジン9の収納部における各位置のリードフレ
ーム10の有無を検出して、その検出結果に応じてリー
ドフレームごとの搬送を制御する。したがって、複数の
半導体チップを配列したリードフレームを順番に搬送し
て半導体チップの加工処理を施す工程において、リード
フレームの変形等に起因して、そのリードフレームを取
り出す事態が発生した場合でも、迅速な復旧作業が可能
になる。
【0033】この場合において、ローダ側マガジン2及
びアンローダ側マガジン9における各位置のリードフレ
ーム3及び10の有無を光学的に検出する。したがっ
て、リードフレームに対して検出のための特別な加工を
する必要がない。また、検出処理が高速にできるので、
検査のために製造時間が増加することもない。さらに、
この場合において、ローダ側マガジン2及びアンローダ
側マガジン9においてそれぞれ対応する部分に設けられ
た孔を通過する光信号によって各位置のリードフレーム
の有無を検出するので、従来のマガジンに孔開け加工を
行うだけでよく、従来の資源を無駄にすることがない。
【0034】以上述べた実施の形態は本発明を説明する
ための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が
可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の半導体チップを配列したリードフレームを順番に
搬送して半導体チップに対して加工処理を施す工程にお
いて、リードフレームの変形等に起因して、そのリード
フレームを取り出す事態が発生した場合でも、迅速な復
旧作業が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における半導体製造装
置の概略構成を示す図である。
【図2】 図1の半導体製造装置に各種の搬送装置又は
制御装置を重ね合わせた半導体製造装置の概略構成を示
す図である。
【図3】 図1におけるロード側マガジンの構造を示す
外観図である。
【図4】 図3におけるX−X線で切断した断面図であ
る。
【図5】 図1の半導体製造装置における製造工程の流
れを示すフローチャートである。
【図6】 従来の半導体製造装置の概略を示す立体図で
ある。
【図7】 図6におけるローダ側マガジン及びアンロー
ダ側マガジンの構造を示す外観図である。
【符号の説明】
1…ローダ側エレベータ装置、2…ローダ側マガジン、
3,3a,10…リードフレーム、4…プッシャー、
5,11…表示部、6…加工装置、7…ワイヤボンディ
ング装置、8…アンローダ側エレベータ装置、9…アン
ローダ側マガジン、12…挿入開口部、13…排出開口
部、14,15…ガイド溝、16…孔、17…発光ダイ
オード、18…フォトダイオード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半導体チップを配列したリードフ
    レームを順番に搬送して前記半導体チップに対して加工
    処理を施す加工手段を有する半導体装置において、 前記加工処理を施す前の所定数のリードフレームを収納
    可能な収納部を有するローダ側マガジンと、 前記加工処理が施された後の所定数のリードフレームを
    収納可能な収納部を有するアンローダ側マガジンと、 前記加工処理を行うリードフレームの位置を前記加工手
    段の搬送路に位置合わせするために前記ローダ側マガジ
    ンを移動させる第1の移動制御手段と、 前記加工処理が施されたリードフレームの収納位置を前
    記加工手段の搬送路に位置合わせするために前記アンロ
    ーダ側マガジンを移動させる第2の移動制御手段と、 前記ローダ側マガジンの収納部におけるリードフレーム
    の有無を検出する第1の検出手段と、 前記アンローダ側マガジンの収納部におけるリードフレ
    ームの有無を検出する第2の検出手段と、 前記ローダ側マガジンの収納部中のリードフレームを前
    記加工手段に搬送する第1の搬送手段と、 前記加工手段中のリードフレームを前記アンローダ側マ
    ガジンの収納部に搬送する第2の搬送手段と、 前記第1及び第2の検出手段による検出結果に基づい
    て、ローダ側マガジンの収納部におけるリードフレーム
    の位置とアンローダ側マガジンの収納部におけるリード
    フレームの位置とが対応する位置のときに、前記第1の
    搬送部及び前記第2の搬送部を駆動してリードフレーム
    の搬送を制御する搬送制御手段と、 を備えたことを特徴とする半導体製造装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の検出手段は、それぞ
    れ前記ローダ側マガジン及び前記アンローダ側マガジン
    のリードフレームに対応する位置に設けられた一対の孔
    を通過する光信号によって各位置のリードフレームの有
    無を検出することを特徴とする請求項1に記載の半導体
    製造装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の検出手段は、それぞ
    れ前記ローダ側マガジン及び前記アンローダ側マガジン
    のリードフレームに対応する位置に設けられた孔を介し
    てリードフレームから反射する光信号によって各位置の
    リードフレームの有無を検出することを特徴とする請求
    項1に記載の半導体製造装置。
  4. 【請求項4】 さらに、リードフレームの位置情報が表
    示される表示手段を有し、前記搬送制御手段は、前記ロ
    ーダ側マガジンの収納部におけるリードフレームの最下
    段の位置情報及び前記アンローダ側マガジンの収納部に
    おけるリードフレームの最上段の位置情報を記憶する記
    憶手段を有すると共に、それらの位置情報を前記表示手
    段に表示することを特徴とする請求項1に記載の半導体
    製造装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の移動制御手段は、前記第1の
    検出手段による検出結果に応じて前記ローダ側マガジン
    に収納されている各リードフレームの最下段の位置が加
    工装置6の搬送路の位置と一致するまで前記ローダ側マ
    ガジンを移動させることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の半導体製造装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の移動制御手段は、前記第2の
    検出手段による検出結果に応じて前記アンローダ側マガ
    ジンの収納部の空き位置の最下段の位置が加工装置6の
    搬送路の位置と一致するまで前記アンローダ側マガジン
    を移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    半導体製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100881956B1 (ko) 2007-10-26 2009-02-06 한국전자통신연구원 생화학 센서 표면 처리 장치
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