JP7068627B2 - トイレ用音声案内装置 - Google Patents

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本発明の態様は、一般的に、トイレ用音声案内装置に関する。
公共施設などのトイレ室に設置され、外国人や目の不自由な方などに対してトイレ室に関する情報を音声で案内するトイレ用音声案内装置が知られている。トイレ用音声案内装置は、例えば、トイレ室内における大便器の位置や大便器の洗浄方法などを音声で案内する。これにより、トイレ室の使用方法の分からない使用者などに、トイレ室を使用し易くさせることができる。
こうしたトイレ用音声案内装置において、一度に多くの情報を案内してしまうと、長くて全ての情報を覚えられなかったり、必要な情報を聞き逃してしまったりする可能性がある。
このため、使用者の入室、便器近傍への移動、便座への着座や離座などといった使用者の状態をセンサで検知し、使用者の状態に応じた音声案内を行うことが提案されている(例えば、特許文献1)。このように、使用者の状態毎に案内を行うようにすることで、一度の案内における情報量を少なくし、使用者に情報を覚えやすくさせたり、必要な情報の聞き逃しを抑制したりすることができる。
しかしながら、使用者の状態毎に案内を行う場合、例えば、使用者が同じ場所に留まっている場合や、大便器側に移動した使用者が入口側に戻った場合などに、既に聞いた音声が再び出力されてしまい、使用者に不快に感じさせてしまう可能性がある。
このため、トイレ用音声案内装置では、使用者の状態毎に案内を行う場合にも、より高品位な案内を行えるようにすることが望まれる。
特開2007-282954号公報
本発明は、係る課題の認識に基づいてなされたものであり、使用者の状態毎に案内を行う場合にも、高品位な案内を行うことができるトイレ用音声案内装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、トイレ室に設置され、前記トイレ室に関する情報を音声で案内するトイレ用音声案内装置であって、音声を出力する音声出力部と、前記トイレ室に入室した使用者の状態を検知する検知部と、前記検知部による特定の状態の検知に応じて、対応する音声を前記音声出力部から出力することにより、前記使用者の状態に応じた案内を行う制御部と、を備え、前記検知部は、使用者の前記トイレ室への入室及び使用者の前記トイレ室からの退室を検知可能であり、前記制御部は、前記検知部の前記入室の検知から前記退室の検知までの間、対応する前記音声の出力を一度行った後、前記検知部が再び前記特定の状態を検知した場合にも、出力済みの前記音声を前記音声出力部から出力しないことを特徴とするトイレ用音声案内装置である。
このトイレ用音声案内装置によれば、既に聞いた音声が繰り返し出力され、使用者に不快に感じさせてしまうことを抑制することができる。使用者にトイレ室をより快適に使用させることができる。従って、使用者の状態毎に案内を行う場合にも、高品位な案内を行うことができるトイレ用音声案内装置を提供することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記制御部は、前記検知部が前記退室を検知したことに応じて、出力済みの前記音声を出力可能な状態に戻すことを特徴とするトイレ用音声案内装置である。
このトイレ用音声案内装置によれば、検知部が前回の使用者の退室を検知したことに応じて、出力済みの音声を出力可能な状態に戻すことにより、次の使用者に対して適切に案内を行うことができる。
第3の発明は、第1の発明において、前記制御部は、前記検知部が前記退室を検知した後、前記入室を検知したことに応じて、出力済みの前記音声を出力可能な状態に戻すことを特徴とするトイレ用音声案内装置である。
このトイレ用音声案内装置によれば、検知部が前回の使用者の退室を検知した後、次の使用者の入室を検知したことに応じて、出力済みの音声を出力可能な状態に戻すことにより、次の使用者に対して適切に案内を行うことができる。
第4の発明は、第1~第3のいずれか1つの発明において、前記制御部は、対応する前記音声の出力を一度行った後、前記検知部が別の状態を検知した場合に、出力済みの前記音声と同種の音声を出力しないことを特徴とするトイレ用音声案内装置である。
このトイレ用音声案内装置によれば、一度案内した内容と同種の内容についても案内しないことで、使用者に不快に感じさせてしまうことをより抑制することができる。従って、使用者にトイレ室をより快適に使用させることができ、さらに高品位な案内を行うことができる。
第5の発明は、第1~第4のいずれか1つの発明において、前記制御部は、前記音声の出力中に前記検知部が前記退室を検知した場合に、前記音声の出力を停止することを特徴とするトイレ用音声案内装置である。
このトイレ用音声案内装置によれば、使用者が退室した場合には、案内を行う必要が無いため、余計な音声が出力されることを、より抑制することができる。また、不要な音声の出力にともなう電力の消費を抑制し、トイレ用音声案内装置の省電力化を図ることもできる。
本発明の態様によれば、使用者の状態毎に案内を行う場合にも、高品位な案内を行うことができるトイレ用音声案内装置を提供することができる。
実施形態に係るトイレ用音声案内装置を設置したトイレ室を模式的に表す平面図である。 実施形態に係るトイレ用音声案内装置を設置したトイレ室を模式的に表す斜視図である。 実施形態に係るトイレ用音声案内装置を模式的に表すブロック図である。 実施形態に係るトイレ用音声案内装置の動作の一例を模式的に表す説明図である。 実施形態に係るトイレ用音声案内装置の動作の一例を模式的に表すフローチャートである。 実施形態に係るトイレ用音声案内装置の動作の変形例を模式的に表すフローチャートである。 図7(a)及び図7(b)は、実施形態に係るトイレ用音声案内装置の動作の一例を模式的に表す説明図である。 実施形態に係る便座装置の変形例を模式的に表すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係るトイレ用音声案内装置を設置したトイレ室を模式的に表す平面図である。
図2は、実施形態に係るトイレ用音声案内装置を設置したトイレ室を模式的に表す斜視図である。
図1に表したように、トイレ用音声案内装置10は、トイレ室TRに設置して使用される。トイレ用音声案内装置10は、トイレ室TRに関する情報を音声で案内する。これにより、外国人や目の不自由な方など、トイレ室TRの使い方が分からずに不安な方にも、安心してトイレ室TRを使用させることができる。
トイレ室TRは、例えば、公共施設のトイレ室である。トイレ室TRは、例えば、多目的トイレや多機能トイレなどの独立した1つの部屋である。トイレ室TRは、例えば、パーティションなどで仕切られた状態で1つの部屋に並べて設けられる、いわゆるトイレブースでもよい。
図1及び図2に表したように、トイレ室TRには、トイレ用音声案内装置10の他に、例えば、大便器12、便座装置14、手洗器16、18、手乾燥装置20、ベビーシート22、ベビーチェア24、及び汚物流しユニット26などが設置されている。但し、トイレ室TRに設置される機器は、これらに限ることなく、任意の機器でよい。
大便器12は、下方に向けて窪んだボウル部を有する。大便器12は、ボウル部において使用者の尿や便などの排泄物を受ける。大便器12は、より詳しくは、洋式腰掛大便器である。
便座装置14は、大便器12の上に取り付けられる。便座装置14は、大便器12に対して一体的に取り付けてもよいし、大便器12に対して着脱可能に取り付けてもよい。便座装置14は、使用者が大便器12に上に座るための便座14aを有する。また、便座装置14は、例えば、便座14aに座った使用者の「おしり」などの洗浄を実現する身体洗浄機能部などを有する。便座装置14は、換言すれば、衛生洗浄装置である。
手洗器16、18は、大便器12で用を足した使用者などが手を洗えるようにする。手乾燥装置20は、使用者の手を検知して温風を吹き出すことにより、手洗器16、18などで手を洗った使用者が手を乾かせるようにする。
ベビーシート22は、乳幼児を寝かせてオムツ交換などを行えるようにするための簡易的なベッドである。ベビーシート22は、例えば、折り畳み式である。ベビーチェア24は、保護者が大便器12などを利用する際などに、一時的に乳幼児を座らせておけるようにするための椅子である。汚物流しユニット26は、オストメイトの方が排泄物などの汚物を処理するための器具である。
また、トイレ室TRには、例えば、大便器12に隣接してキャビネット30が設けられている。キャビネット30は、例えば、ライニングやケーシングなどと呼ばれる場合もある。手洗器16は、キャビネット30の上部に設けられている。
また、キャビネット30の大便器12側を向く側面には、例えば、呼出ボタン32、操作リモコン34、便器洗浄ボタン36などの操作部が設けられている。呼出ボタン32は、緊急時などに異常事態の発生を外部に連絡するための操作部である。操作リモコン34は、身体洗浄機能部の動作などを便座装置14に指示するための操作部である。操作リモコン34は、例えば、止めボタン、おしり洗浄ボタン、ビデ洗浄ボタンなどの複数の操作ボタンを有する。便器洗浄ボタン36は、大便器12を洗浄するための操作部である。便器洗浄ボタン36を操作することにより、大便器12のボウル部に洗浄水が供給され、大便器12のボウル部が洗浄される。
キャビネット30の大便器12側を向く側面には、トイレットペーパーを保持するための紙巻器38がさらに設けられている。紙巻器38は、例えば、便器洗浄ボタン36の下方に配置されている。
図3は、実施形態に係るトイレ用音声案内装置を模式的に表すブロック図である。
図3に表したように、トイレ用音声案内装置10は、音声出力部50と、検知部52と、制御部54と、通信部56と、を有する。音声出力部50は、音声を出力する。音声出力部50は、例えば、スピーカである。音声出力部50は、トイレ用音声案内装置10のケーシング内に一体的に設けてもよいし、トイレ用音声案内装置10のケーシングとは別に設け、有線通信又は無線通信を介して制御部54と接続してもよい。
検知部52は、トイレ室TRに入室した使用者の状態を検知する。検知部52は、例えば、トイレ室TRに入室した使用者の複数の状態を検知する。検知部52は、例えば、使用者のトイレ室TRへの入室、使用者の大便器12の近傍への移動、及び使用者のトイレ室TRからの退室などの使用者の特定の状態を検知する。なお、検知部52の検知する使用者の状態は、上記に限ることなく、使用者の任意の状態でよい。
検知部52は、制御部54と接続され、使用者の検知結果を制御部54に入力する。検知部52は、トイレ用音声案内装置10のケーシング内に一体的に設けてもよいし、トイレ用音声案内装置10のケーシングとは別に設け、有線通信又は無線通信を介して制御部54と接続してもよい。
検知部52には、例えば、赤外線投受光式の測距センサ、焦電センサ、又はマイクロ波センサなどを用いることができる。また、検知部52は、1つのセンサなどで構成してもよいし、複数のセンサなどを組み合わせて構成してもよい。検知部52は、例えば、使用者の複数の状態に対応した複数のセンサなどを有してもよい。
制御部54は、検知部52による特定の状態の検知に応じて、対応する音声を音声出力部50から出力することにより、使用者の状態に応じた案内を行う。
通信部56は、便座装置14と通信を行う。通信部56は、制御部54と接続されている。通信部56は、制御部54から入力された制御信号を便座装置14に送信するとともに、便座装置14から受信した制御信号を制御部54に入力する。通信部56と便座装置14との間の通信は、有線でもよいし無線でもよい。
便座装置14は、制御部60と、通信部62と、着座検知センサ64と、を有する。制御部60は、便座装置14の各部を統括的に制御する。制御部60は、操作リモコン34と接続されており、操作リモコン34から入力された操作指示に基づいて各部の動作を制御する。
通信部62は、トイレ用音声案内装置10の通信部56と通信する。通信部62は、制御部60と接続され、制御部60から入力された制御信号をトイレ用音声案内装置10に送信するとともに、トイレ用音声案内装置10から受信した制御信号を制御部60に入力する。なお、通信部56、62は、双方向の通信を行うものに限らない。通信部56、62は、少なくとも便座装置14からトイレ用音声案内装置10への制御信号の送信を行えるものであればよい。また、トイレ用音声案内装置10と便座装置14との間の通信が必要ない場合には、通信部56、62は、省略してもよい。通信部56、62は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
着座検知センサ64は、使用者が便座14aに着座する直前において便座14aの上方に存在する人体や、便座14aに着座した使用者を検知することができる。着座検知センサ64は、便座14aに着座した使用者だけではなく、便座14aの上方に存在する使用者を検知してもよい。このような着座検知センサ64としては、例えば、赤外線投受光式の測距センサを用いることができる。着座検知センサ64は、使用者が着座した際の荷重によってON/OFFが行われるスイッチでもよい。着座検知センサ64は、使用者の着座の検知に応答して、着座の検知を表す信号を制御部60に出力する。
制御部60は、操作リモコン34と接続されるとともに、呼出ボタン32及び便器洗浄ボタン36とも接続される。制御部60は、呼出ボタン32、操作リモコン34、便器洗浄ボタン36から操作指示が入力されると、入力された操作指示を通信部56、62を介してトイレ用音声案内装置10の制御部54に入力する。
このように、トイレ用音声案内装置10の制御部54は、呼出ボタン32、操作リモコン34、便器洗浄ボタン36などのトイレ室TRに設けられた各操作部の操作に関連する情報を受信可能に構成されている。なお、トイレ室TRに設けられる操作部は、上記に限ることなく、任意の操作部でよい。また、各操作部の操作に関連する情報は、便座装置14を介することなく、各操作部からトイレ用音声案内装置10に直接的に入力してもよい。制御部54における各操作部の操作に関連する情報の受信方法は、各操作部の操作に関連する情報を適切に受信することができる任意の方法でよい。
また、便座装置14の制御部60は、着座検知センサ64の検知結果を通信部56、62を介してトイレ用音声案内装置10の制御部54に入力する。これにより、トイレ用音声案内装置10の制御部54において、使用者の便座14aへの着座、及び便座14aからの離座の状態を検知することができる。なお、使用者の着座及び離座の状態の検知は、着座検知センサ64に限ることなく、検知部52で検知してもよい。
図4は、実施形態に係るトイレ用音声案内装置の動作の一例を模式的に表す説明図である。
図4に表したように、トイレ用音声案内装置10の制御部54は、例えば、検知部52の検知結果及び着座検知センサ64の検知結果を基に、トイレ室TRへの入室、大便器12への接近、便座14aへの着座、便座14aからの離座、及びトイレ室TRからの退室の5つの使用者の状態を検知する。なお、以下では、使用者の各状態の検知を、それぞれ入室検知、接近検知、着座検知、離座検知、及び退室検知と称す場合がある。
制御部54は、5つの使用者の状態に対応した4つの音声案内情報101~104を有する。各音声案内情報101~104は、案内の文節を表す少なくとも1つの文節情報を含む。制御部54は、例えば、検知部52又は着座検知センサ64の検知結果に応じて対応する音声案内情報101~104を音声出力部50に出力することにより、検知結果に対応する音声を音声出力部50から出力する。
音声案内情報101は、入室検知に対応する。音声案内情報101は、例えば、3つの文節情報101a~101cを有する。制御部54は、検知部52によって使用者の入室が検知された場合に、例えば、「トイレのご案内をはじめます。」(文節情報101a)、「扉の鍵を閉めるにはレバーを横に倒してください。」(文節情報101b)、「大便器は入口を入って左奥前方にあります。」(文節情報101c)など、文節情報101a~101cを音声出力部50から出力することにより、トイレ室TRに入室した使用者の状態に応じた案内を行う。
音声案内情報102は、接近検知に対応する。音声案内情報102は、例えば、1つの文節情報102aを有する。制御部54は、検知部52によって使用者の大便器12への接近が検知された場合に、例えば、「便器洗浄用の押しボタンは右側、トイレットペーパーの上にあります。」(文節情報102a)など、文節情報102aを音声出力部50から出力することにより、大便器12に接近した使用者の状態に応じた案内を行う。
このように、1つの音声案内情報に含まれる文節情報の数は、1つでもよいし、2つ以上でもよい。文節情報の数は、使用者の状態に応じた案内を適切に行うことができる任意の数でよい。
音声案内情報103は、着座検知に対応する。音声案内情報103は、例えば、5つの文節情報103a~103eを有する。制御部54は、着座検知センサ64によって使用者の便座14aへの着座が検知された場合に、例えば、「トイレットペーパーは左側手すりの下、」(文節情報103a)、「ペーパーの上、右から順に便器洗浄ボタン、」(文節情報103b)、「便座装置の操作リモコン、」(文節情報103c)、「一番左に呼出ボタン。」(文節情報103d)、「操作リモコンの上に小さな手洗器があります。」(文節情報103e)など、文節情報103a~103eを音声出力部50から出力することにより、便座14aに着座した使用者の状態に応じた案内を行う。
音声案内情報104は、離座検知に対応する。音声案内情報104は、例えば、4つの文節情報104a~104dを有する。制御部54は、着座検知センサ64によって使用者の便座14aからの離座が検知された場合に、例えば、「手洗器は左前方、」(文節情報104a)、「手乾燥装置は正面にあります。」(文節情報104b)、「ベビーチェアは右側、汚物流しは右奥、」(文節情報104c)、「ベビーシートは右奥前方にあります。」(文節情報104d)など、文節情報104a~104dを音声出力部50から出力することにより、便座14aから離座した使用者の状態に応じた案内を行う。
図5は、実施形態に係るトイレ用音声案内装置の動作の一例を模式的に表すフローチャートである。
図5に表したように、トイレ用音声案内装置10の制御部54は、検知部52及び着座検知センサ64の検知結果を基に、入室検知、接近検知、着座検知、離座検知、及び退室検知のいずれかの使用者の特定の状態を検知する(図5のステップS01)。
制御部54は、入室検知、接近検知、着座検知、又は離座検知を検知した場合、対応する音声案内情報101~104が入室した使用者に対して出力済みか否かを判定する(図5のステップS02、S03)。換言すれば、制御部54は、対応する音声案内情報101~104の音声を入室した使用者に対して一度出力したか否かを判定する。
制御部54は、出力していないと判定した場合、すなわち対応する音声案内情報101~104の音声を使用者に対して出力していないと判定した場合、続けて、別の音声案内情報101~104の音声の出力中か否かを判定する(図5のステップS04)。
制御部54は、別の音声を出力中であると判定した場合、その音声の出力を停止させる(図5のステップS05)。この後、制御部54は、検知された特定の状態に対応する音声を音声出力部50から出力する(図5のステップS06)。制御部54は、ステップS04において別の音声を出力していないと判定した場合には、音声の出力の停止を行うことなく、対応する音声の出力を行う。
制御部54は、例えば、接近検知の音声案内情報102の音声を音声出力部50から出力している際に、着座検知センサ64によって使用者の着座が検知された際に、接近検知の音声案内情報102の音声の出力を停止し、着座検知の音声案内情報103の音声の出力を開始する。このように、制御部54は、後から検知された状態に対応する音声の出力を優先する。これにより、使用者の動作と案内の情報とにずれが生じ、使用者に違和感を与えてしまうことを抑制することができる。
一方、制御部54は、ステップS03において、出力済みであると判定した場合には、対応する音声案内情報101~104の音声の出力を行わずに、使用者の状態の検知の処理(ステップS01の処理)に戻る。
このように、制御部54は、検知部52の入室の検知から退室の検知までの間、対応する音声の出力を一度行った後、検知部52が再び特定の状態を検知した場合にも、出力済みの音声を音声出力部50から出力しない。すなわち、制御部54は、入室した使用者に対して特定の状態に対応する案内を一度だけ行い、同じ案内を繰り返し行わないようにする。
例えば、入室検知の音声案内情報101の音声及び接近検知の音声案内情報102の音声の出力を行った後、使用者が再び入口側に戻り、検知部52によって再び使用者の入室が検知されたとする。このような場合、制御部54は、入室検知の音声案内情報101の音声を出力しない。
例えば、文節情報101bの途中で使用者の大便器12への接近が検知され、文節情報101b及び文節情報101cの音声の出力が省略された状態で、再び使用者の入室が検知されることも考えられる。このような場合には、入室の再検知に応じて、省略された文節情報101b及び文節情報101cの音声の出力を行ってもよい。例えば、音声案内情報101~104の途中で出力が停止された場合などには、再検知に応じて音声案内情報101~104の続きの部分の音声を出力してもよい。
制御部54は、検知部52によって使用者の退室が検知された場合、音声を出力中か否かを判定する(図5のステップS07)。制御部54は、音声を出力中であると判定した場合、出力中の音声を停止する(図5のステップS08)。このように、制御部54は、音声の出力中に検知部52が退室を検知した場合に、音声の出力を停止する。
また、制御部54は、検知部52が退室を検知したことに応じて、出力済みの音声を出力可能な状態に戻す(図5のステップS09)。制御部54は、例えば、音声案内情報101~104の音声の出力部分の情報を記憶し、退室の検知に応じて、出力部分の情報の記憶を消去(リセット)する。
以上、説明したように、本実施形態に係るトイレ用音声案内装置10によれば、既に聞いた音声が繰り返し出力され、使用者に不快に感じさせてしまうことを抑制することができる。使用者にトイレ室TRをより快適に使用させることができる。従って、使用者の状態毎に案内を行う場合にも、高品位な案内を行うことができるトイレ用音声案内装置10を提供することができる。
また、トイレ用音声案内装置10では、検知部52が前回の使用者の退室を検知したことに応じて、出力済みの音声を出力可能な状態に戻すことにより、次の使用者に対して適切に案内を行うことができる。
また、トイレ用音声案内装置10では、制御部54が、音声の出力中に検知部52が退室を検知した場合に、音声の出力を停止する。使用者が退室した場合には、案内を行う必要が無いため、余計な音声が出力されることを、より抑制することができる。また、不要な音声の出力にともなう電力の消費を抑制し、トイレ用音声案内装置10の省電力化を図ることもできる。
図6は、実施形態に係るトイレ用音声案内装置の動作の変形例を模式的に表すフローチャートである。
図6において、ステップS11~S18までは、図5に関して説明したステップS01~S08までと実質的に同じであるから、詳細な説明は省略する。
図6に表したように、この例において、制御部54は、検知部52が退室を検知した後、入室を検知したか否かを判定する(図6のステップS19)。そして、制御部54は、検知部52が入室を検知したことに応じて、出力済みの音声を出力可能な状態に戻す(図6のステップS20)。
このように、この例において、制御部54は、検知部52が退室を検知した後、入室を検知したことに応じて、出力済みの音声を出力可能な状態に戻す。この場合にも、上記実施形態と同様に、次の使用者に対して適切に案内を行うことができる。また、トイレ室TRにおいては、例えば、幼児と保護者が同時に入室した場合や車椅子利用者と介助者が同時に入室した場合など、複数人の使用者が同時にトイレ室TRに入室することも考えられる。このような場合、退室を検知したことに応じて、出力済みの音声を出力可能な状態にリセットしてしまうと、一人がトイレ室TRを出た時点で出力可能な状態にリセットされ、残ったもう一人に対して同じ案内が再度通知されてしまう可能性が生じる。これに対して、検知部52が退室を検知した後、入室を検知したことに応じて、出力済みの音声を出力可能な状態に戻すことにより、一人が出て行ったとしても、その時点では出力可能な状態にリセットされないため、残ったもう一人に対しても、同じ案内が通知されてしまうことを抑制することができる。なお、退室は、全ての人が退室した時点で検知してもよい。換言すれば、トイレ室TRから人がいなくなった状態を退室として検知してもよい。
図7(a)及び図7(b)は、実施形態に係るトイレ用音声案内装置の動作の一例を模式的に表す説明図である。
図7(a)に表したように、制御部54は、例えば、検知部52によって使用者の大便器12への接近が検知された後、便器洗浄ボタン36に関する文節情報102aの音声を出力する前に、検知部52によって使用者の便座14aへの着座が検知され、文節情報102aの音声が出力されなかった場合には、着座検知の音声案内情報103の音声の出力において、便器洗浄ボタン36に関する同種の文節情報103bの音声を出力する。
一方、図7(b)に表したように、制御部54は、例えば、検知部52によって使用者の大便器12への接近が検知された後、便器洗浄ボタン36に関する文節情報102aの音声を出力した後に、検知部52によって使用者の便座14aへの着座が検知された場合には、着座検知の音声案内情報103の音声の出力において、便器洗浄ボタン36に関する同種の文節情報103bの音声を出力しない。
このように、制御部54は、対応する音声の出力を一度行った後、検知部52が別の状態を検知した場合に、出力済みの音声と同種の音声を出力しない。このように、一度案内した内容と同種の内容についても案内しないことで、使用者に不快に感じさせてしまうことをより抑制することができる。従って、使用者にトイレ室TRをより快適に使用させることができ、さらに高品位な案内を行うことができる。
なお、出力済みの音声と同種の音声とは、換言すれば、実質的に同じ内容を表す音声である。このような構成は、例えば、文節情報102aと文節情報103bなど、同種の音声の文節情報などを予め関連付けしておき、その情報を制御部54などに記憶させておくことで、実現することができる。
図8は、実施形態に係る便座装置の変形例を模式的に表すブロック図である。
なお、上記実施形態と機能・構成上実質的に同じものについては、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8に表したように、便座装置114は、音声出力部50と、検知部52と、をさらに備える。
便座装置114では、制御部60が、検知部52及び着座検知センサ64の検知結果に応じて、対応する音声を音声出力部50から出力することにより、使用者の状態に応じた案内を行う。すなわち、この例では、便座装置114が、トイレ用音声案内装置としても機能する。このように、トイレ用音声案内装置は、例えば、便座装置114など、トイレ室TRに設置される他の機器に組み込んでもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、トイレ用音声案内装置10などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 トイレ用音声案内装置、 12 大便器、 14 便座装置、 14a 便座、 16 手洗器、 20 手乾燥装置、 22 ベビーシート、 24 ベビーチェア、 26 ユニット、 30 キャビネット、 32 呼出ボタン、 34 操作リモコン、 36 便器洗浄ボタン、 38 紙巻器、 50 音声出力部、 52 検知部、 54 制御部、 56 通信部、 60 制御部、 62 通信部、 64 着座検知センサ、 101~104 音声案内情報、 TR トイレ室

Claims (5)

  1. 複数の機器を有するトイレ室に設置され、前記トイレ室に関する情報を音声で案内するトイレ用音声案内装置であって、
    音声を出力する音声出力部と、
    前記トイレ室に入室した使用者の状態を検知する検知部と、
    前記検知部による特定の状態の検知に応じて、対応する音声を前記音声出力部から出力することにより、前記使用者の状態に応じた案内を行う制御部と、
    を備え、
    前記検知部は、使用者の前記トイレ室への入室及び使用者の前記トイレ室からの退室を検知可能であり、
    前記制御部は、前記検知部の前記入室の検知から前記退室の検知までの間、対応する前記音声の出力を一度行った後、使用者の移動によって前記検知部が再び前記特定の状態を検知した場合にも、出力済みの前記音声を前記音声出力部から出力しないことを特徴とするトイレ用音声案内装置。
  2. トイレ室に設置され、前記トイレ室に関する情報を音声で案内するトイレ用音声案内装置であって、
    音声を出力する音声出力部と、
    前記トイレ室に入室した使用者の状態を検知する検知部と、
    前記検知部による特定の状態の検知に応じて、対応する音声を前記音声出力部から出力することにより、前記使用者の状態に応じた案内を行う制御部と、
    を備え、
    前記検知部は、使用者の前記トイレ室への入室及び使用者の前記トイレ室からの退室を検知可能であり、
    前記制御部は、前記検知部の前記入室の検知から前記退室の検知までの間、対応する前記音声の出力を一度行った後、前記検知部が再び前記特定の状態を検知した場合にも、出力済みの前記音声を前記音声出力部から出力せず、
    前記制御部は、前記検知部が前記退室を検知したことに応じて、出力済みの前記音声を出力可能な状態に戻すことを特徴とするトイレ用音声案内装置。
  3. トイレ室に設置され、前記トイレ室に関する情報を音声で案内するトイレ用音声案内装置であって、
    音声を出力する音声出力部と、
    前記トイレ室に入室した使用者の状態を検知する検知部と、
    前記検知部による特定の状態の検知に応じて、対応する音声を前記音声出力部から出力することにより、前記使用者の状態に応じた案内を行う制御部と、
    を備え、
    前記検知部は、使用者の前記トイレ室への入室及び使用者の前記トイレ室からの退室を検知可能であり、
    前記制御部は、前記検知部の前記入室の検知から前記退室の検知までの間、対応する前記音声の出力を一度行った後、前記検知部が再び前記特定の状態を検知した場合にも、出力済みの前記音声を前記音声出力部から出力せず、
    前記制御部は、前記検知部が前記退室を検知した後、前記入室を検知したことに応じて、出力済みの前記音声を出力可能な状態に戻すことを特徴とするトイレ用音声案内装置。
  4. トイレ室に設置され、前記トイレ室に関する情報を音声で案内するトイレ用音声案内装置であって、
    音声を出力する音声出力部と、
    前記トイレ室に入室した使用者の状態を検知する検知部と、
    前記検知部による特定の状態の検知に応じて、対応する音声を前記音声出力部から出力することにより、前記使用者の状態に応じた案内を行う制御部と、
    を備え、
    前記検知部は、使用者の前記トイレ室への入室及び使用者の前記トイレ室からの退室を検知可能であり、
    前記制御部は、前記検知部の前記入室の検知から前記退室の検知までの間、対応する前記音声の出力を一度行った後、前記検知部が再び前記特定の状態を検知した場合にも、出力済みの前記音声を前記音声出力部から出力せず、
    前記制御部は、対応する前記音声の出力を一度行った後、前記検知部が別の状態を検知した場合に、出力済みの前記音声と同種の音声を出力しないことを特徴とするトイレ用音声案内装置。
  5. トイレ室に設置され、前記トイレ室に関する情報を音声で案内するトイレ用音声案内装置であって、
    音声を出力する音声出力部と、
    前記トイレ室に入室した使用者の状態を検知する検知部と、
    前記検知部による特定の状態の検知に応じて、対応する音声を前記音声出力部から出力することにより、前記使用者の状態に応じた案内を行う制御部と、
    を備え、
    前記検知部は、使用者の前記トイレ室への入室及び使用者の前記トイレ室からの退室を検知可能であり、
    前記制御部は、前記検知部の前記入室の検知から前記退室の検知までの間、対応する前記音声の出力を一度行った後、前記検知部が再び前記特定の状態を検知した場合にも、出力済みの前記音声を前記音声出力部から出力せず、
    前記制御部は、前記音声の出力中に前記検知部が前記退室を検知した場合に、前記音声の出力を停止することを特徴とするトイレ用音声案内装置。
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