JP2022153118A - トイレ用音声案内装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022153118000001
【課題】トイレ室を使用する使用者の利便性を向上させることができるトイレ用音声案内装置を提供する。
【解決手段】トイレ室に関する情報を案内するトイレ用音声案内装置において、音声を出力する音声出力部と、人体検知センサからの検知情報と、着座センサからの検知情報と、に基づいて、音声出力部から室内用音声を出力させる制御部と、を備え、制御部は、人体検知センサからの検知情報と着座センサからの検知情報とに応じてそれぞれに対応する音声を音声出力部から出力可能であって、人体検知センサまたは着座センサの一方に異常が生じていると判定したとき、異常が生じていると判定した人体検知センサまたは着座センサの一方に対応する室内用音声を、人体検知センサまたは着座センサの他方に対応する室内用音声に含めて出力させることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、トイレ用音声装置に関する。
従来から、公共施設等のトイレ室において、外国人や目の不自由な人などに対してトイレ室に関する情報を音声で案内するトイレ用音声案内装置が知られている(例えば特許文献1参照)。このようなトイレ用音声案内装置においては、入室などを検知する検知部や着座を検知する着座検知センサを備えており、検知部や着座検知センサの検知結果に基づいて使用者の状態を特定する。そして、特定した使用者の状態に応じて、対応する音声を音声出力部から出力することにより、使用者の状態に応じた案内を行うことができる。
特開2019-176901号公報
しかしながら、このようなトイレ用音声案内装置においては、各センサの検知に応じて、対応する音声を音声出力部から出力しているため、例えば、何れかのセンサに異常が生じた場合、異常が生じたセンサの検知に応じて出力される音声が、出力されないままとなってしまうおそれがある。そのため、使用者は、異常が生じたセンサの検知に応じて出力される音声を聞くことができず、トイレ室を使用する使用者の利便性が低下してしまうおそれがある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、トイレ室を使用する使用者の利便性を向上させることができるトイレ用音声案内装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るトイレ用音声案内装置によれば、トイレ室に設置され、前記トイレ室に関する情報を案内するトイレ用音声案内装置において、音声を出力する音声出力部と、少なくとも入室を検出する人体検知センサからの検知情報と、少なくとも着座を検出する着座センサからの検知情報と、に基づいて、前記音声出力部から室内用音声を出力させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記人体検知センサからの検知情報と、前記着座センサからの検知情報と、に応じてそれぞれに対応する音声を前記音声出力部から出力可能であって、前記人体検知センサまたは前記着座センサからの検知情報に基づいて、前記人体検知センサまたは前記着座センサの一方に異常が生じているかを判定し、前記人体検知センサまたは前記着座センサの一方に異常が生じていると判定したとき、異常が生じていると判定した前記人体検知センサまたは前記着座センサの一方に対応する前記室内用音声の少なくとも一部を、前記人体検知センサまたは前記着座センサの他方に対応する前記室内用音声に含めて出力させることを特徴とする。
この構成によれば、異常が生じていると判定した人体検知センサまたは着座センサに対応する室内用音声の少なくとも一部を、異常が生じていない人体検知センサまたは着座センサに対応する室内用音声に含めて出力させることができる。これにより、一方のセンサに異常が生じていた場合でも、異常が生じていないセンサの検知に基づいて、異常が生じているセンサに対応する室内用音声の内容の一部を出力することができる。そのため、異常が生じているセンサに対応する室内用音声を使用者が聞くことができ、トイレ室を使用する使用者の利便性を向上させることができる。
また、本発明の一態様に係るトイレ用音声案内装置において、好ましくは、前記人体検知センサによって入室及び退室を検知するごとの、前記着座センサによる着座を検知しなかった回数に基づいて、前記着座センサに異常が生じているか否かを判定することを特徴とする。
この構成によれば、入室及び退室を検知するごとの着座センサによる着座を検知しなかった回数に基づいて着座センサの異常を判定する。そのため、複数の使用者がトイレ室を利用した場合で着座の回数が少ない場合等において、着座センサに異常が生じていると推測することができる。このように、着座センサの異常を、より簡便な構成で判定することができる。
また、本発明の一態様に係るトイレ用音声案内装置において、好ましくは、前記制御部は、着座センサによって着座を検知するごとの、前記人体検知センサによる入室を検知しなかった回数に基づいて、前記人体検知センサに異常が生じているか否かを判定することを特徴とする。
この構成によれば、着座センサによって着座を検知するごとの、人体検知センサによる入室を検知しなかった回数に基づいて人体検知センサの異常を判定する。そのため、着座センサによって着座を検知する前に、人体検知センサの検知が行われない場合等において、人体検知センサに異常が生じていると推測することができる。このように、人体検知センサの異常を、より簡便な構成で判定することができる。
本発明によれば、トイレ用音声案内装置において、トイレ室を使用する使用者の利便性を向上させることができるトイレ用音声案内装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るトイレ用音声案内装置を設置したトイレ室を模式的に表す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトイレ用音声案内装置を表すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るトイレ用音声案内装置の動作の一例を模式的に表すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る着座センサの異常判定の動作の一例を模式的に表すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る人体検知センサの異常判定の動作の一例を模式的に表すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には、同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係るトイレ用音声案内装置について説明する。
図1は、トイレ用音声案内装置を設置したトイレ室を模式的に表す斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係るトイレ用音声案内装置を表すブロック図である。
図1に示すように、トイレ用音声案内装置10は、トイレ室TRに設置して使用される。トイレ用音声案内装置10は、トイレ室TRに関する情報を音声で案内する。これにより、外国人や目の不自由な方など、トイレ室TRの使い方が分からずに不安な方にも、安心してトイレ室TRを使用させることができる。そして、トイレ用音声案内装置10は、音声出力部50、人体検知センサ52、着座センサ53、制御部54、及び通信部56を有している。
トイレ室TRは、例えば公共施設のトイレ室である。トイレ室TRは、多目的トイレや多機能トイレなどの独立した1つの部屋である。トイレ室TRは、パーティションなどで仕切られた状態で1つの部屋に並べて設けられる、いわゆるトイレブースでもよい。
トイレ室TRには、トイレ用音声案内装置10の他に、例えば大便器12、手洗器16、18、ベビーチェア20、および汚物流しユニット24などの機器が設置されている。また、図示しない手洗い乾燥機や小便器、ベビーシートなどの機器が設けられていてもよい。但し、トイレ室TRに設置される機器は、これらに限ることなく、任意の機器でよい。これら機器は、例えばトイレ室TRの壁側に設けられたライニング30に並んで配設されている。そして、これら機器が配設されていない壁側には、トイレ室TRの出入口1が形成されている。この出入口1には、開閉式のドア2が設けられている。
大便器12は、下方に向けて窪んだボウル部を有する便器本体13と、便器本体13の上に取り付けられた便座装置14とを備えている。便器本体13は、ボウル部において使用者の尿や便などの排泄物を受ける。すなわち、大便器12は、洋式腰掛大便器である。便座装置14は、便器本体13に対して一体的に取り付けてもよいし、便器本体13に対して着脱可能に取り付けてもよい。便座装置14は、使用者が便器本体13の上に座るための便座14aを有する。便座装置14は、例えば使用者の「おしり」などの洗浄を実現する身体洗浄機能部などを有する。すなわち、便座装置14は、衛生洗浄装置である。便座装置14の上方には、使用者の背もたれ15が設けられている。
手洗器16、18は、大便器12で用を足した使用者などが手を洗うものである。ベビーチェア20は、大便器12の側方に設けられ、保護者が大便器12などを利用する際などに、一時的に乳幼児を座らせておけるようにするための椅子である。また、汚物流しユニット24は、大便器12の側方に設けられ、オストメイトの方が排泄物などの汚物を処理するための器具である。
また、トイレ室TRには、出入口1に対向する壁側にライニング30が設けられている。ライニング30は、キャビネットやケーシングなどと呼ばれる場合もある。ライニング30には、大便器12、背もたれ15、手洗器16、18、ベビーチェア20、小便器22、および汚物流しユニット24などの機器が設けられている。
トイレ室TRには、出入口1に対向する壁側にライニング30が設けられている。ライニング30は、キャビネットやケーシングなどと呼ばれる場合もあり、トイレ室TRの壁面から突出して設けられている。ライニング30は、上方からみた上面視(平面視)においてL字状に形成されている。ライニング30は、上面30aが平坦面となっており、使用者の荷物置き場となっている。また、上面30aは、ライニング30内に設けられた配管、電線などをメンテナンスするときに開閉可能な蓋体となっている。そして、ライニング30には、便器12、背もたれ15、手洗器16、18、および汚物流しユニット24などの機器が設けられている。
ライニング30のうち、便器12側を向く側面には、操作リモコン32などの操作部が設けられている。操作リモコン32は、身体洗浄機能部の動作などを便座装置14に指示するための操作部である。操作リモコン32は、例えば身体洗浄機能部の止めボタン、おしり洗浄ボタン、ビデ洗浄ボタンなどの複数の操作ボタンを有する。また、操作リモコン32の近傍には、緊急時などに異常事態の発生を外部に連絡するための操作部である呼出ボタン(図示せず)や、便器12を洗浄するための操作部である便器洗浄ボタン(図示せず)が設けられている。便器洗浄ボタンを操作することにより、便器12のボウル部に洗浄水が供給され、便器12のボウル部が洗浄される。
また、ライニング30の便器12側を向く側面には、トイレットペーパーを保持するための紙巻器34がさらに設けられている。紙巻器34は、便座14aに着座した使用者の手が届く範囲に配置されている。紙巻器34は、例えば便器洗浄ボタンの下方に配置されている。
図2に示すように、トイレ用音声案内装置10は、音声出力部50、人体検知センサ52、着座センサ53、制御部54、通信部56を備えている。トイレ用音声案内装置10は、例えば大便器12の周辺に設けられている。具体的には、トイレ用音声案内装置10は、使用者が大便器12に着座したときの左側方にずらした位置に設けられている。なお、本実施形態においては、左側方にずらした位置にトイレ用音声案内装置10が設けられる構成を説明するが、右側方に設けられてもよい。
また、本実施形態においては、トイレ用音声案内装置10が、人体検知センサ52や着座センサ53を備える構成を説明するが、人体検知センサや着座センサが例えば別のユニットとして設けられていてもよい。また例えば、便座装置14が人体検知センサ52や着座センサ53の少なくとも一方を備え、後述する便座装置14の通信部62及びトイレ用音声案内装置10の通信部56を介して、人体検知センサ52と着座センサ53の検知情報を制御部54へ送信する構成であってもよい。
人体検知センサ52は、トイレ室TRの使用者を検知するセンサとなっている。人体検知センサ52は、使用者のトイレ室TRへの入室、使用者の大便器12近傍への移動、および使用者のトイレ室TRからの退室などの使用者の特定の状態を検知する。なお、人体検知センサ52が検知する使用者の状態は、上記に限ることなく、使用者の任意の状態でよい。
人体検知センサ52には、例えばマイクロ波センサを用いることができ、出入口1に向けて電波を照射している。なお、人体検知センサ52は、赤外線投受光式の測距センサ、焦電センサなどを用いてもよい。人体検知センサ52は、1つのセンサなどで構成してもよいし、複数のセンサなどを組み合わせて構成してもよい。人体検知センサ52は、例えば使用者の複数の状態に対応した複数のセンサなどを有してもよい。人体検知センサ52は、制御部54に接続され、使用者の検知結果(位置情報)を制御部54に向けて出力する。
着座センサ53は、使用者が大便器12に着座する直前において便器本体13の上方に存在する人体や、便器本体13に着座した使用者を検知することができる。このような着座検知センサ53としては、例えば赤外線投受光式の測距センサを用いることができる。なお、着座検知センサ53は、例えばマイクロ波センサ、焦電センサなどを用いてもよい。着座検知センサ53は、使用者の着座の検知に応答して、着座の検知を表す信号を制御部54に出力する。
音声出力部50は、例えばスピーカであり、音声を出力するものである。音声出力部50は、制御部54に接続され、制御部54から出力される指令信号に基づき、特定の室内用音声をトイレ室TR内に出力する。室内用音声とは、例えばトイレ室TRの種々の機器の配置や使用方法や注意情報である。一例を挙げると、「便器洗浄ボタンは、トイレットペーパーの上の大きいボタンです。」などの操作部の使用方法であったり、「トイレットペーパーをゴミ箱に捨てずに、大便器に流して下さい。」などの注意喚起であったりする。
制御部54は、例えばマイクロコンピュータからなり、トイレ室TRの音声案内の制御処理を行う。制御部54は、人体検知センサ52からの検知情報や着座センサ53からの検知情報に応じて、対応する室内用音声を音声出力部50から出力する。これにより、使用者の状態に応じた案内を行う。
通信部56は、便座装置14と通信を行う。通信部56は、制御部54と接続されている。通信部56は、制御部54から入力された制御信号を便座装置14に送信するとともに、便座装置14から受信した制御信号を制御部54に入力する。通信部56と便座装置14との間の通信は、有線でもよいし無線でもよい。
便座装置14は、制御部60と通信部62とを有する。制御部60は、便座装置14の各部を統括的に制御する。制御部60は、操作リモコン32と接続されており、操作リモコン32から入力された操作指示に基づいて各部の動作を制御する。
通信部62は、トイレ用音声案内装置10の通信部56と通信する。通信部62は、制御部60と接続され、制御部60から入力された制御信号をトイレ用音声案内装置10に送信するとともに、トイレ用音声案内装置10から受信した制御信号を制御部60に入力する。なお、通信部56、62は、双方向の通信を行うものに限らない。通信部56、62は、少なくとも便座装置14からトイレ用音声案内装置10への制御信号の送信を行えるものであればよい。また、トイレ用音声案内装置10と便座装置14との間の通信が必要ない場合には、通信部56、62は、省略してもよい。通信部56、62は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
次に、図3~図5を参照して、本発明の一実施形態に係るトイレ用音声案内装置の動作について説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係るトイレ用音声案内装置の動作の一例を模式的に表すフローチャートである。図4は、本発明の一実施形態に係る着座センサの異常判定の動作の一例を模式的に表すフローチャートである。図5は、本発明の一実施形態に係る人体検知センサの異常判定の動作の一例を模式的に表すフローチャートである。
まず、図3に示すように、ステップS1では、入室検知がされたか否かを判定する。すなわち、制御部54は、トイレ室TRへの入室があるかを、人体検知センサ52の検知により判定する。そして、ステップS1で「YES」、すなわち制御部54がトイレ室TRへの使用者の入室を検知したと判定した場合には、ステップS2へ進む。一方、ステップS1で「NO」、すなわち制御部54がトイレ室TRへの入室を検知していないと判定した場合には、トイレ室TRへの入室を監視する(ステップS3へ進む)。
ステップS2では、使用者の入室時に応じた音声ガイド(案内)を実行する。すなわち、制御部54は、入室した使用者に対して、入室時に応じた室内用音声を音声出力部50から発信させる。入室時に応じた室内用音声は、例えば「トイレのご案内をはじめます」、「扉の鍵を閉めるにはレバーを横に倒してください」、「大便器は入口を入って左奥前方にあります」、「便座の上に座ってご利用ください」など、トイレ室TRに入室した使用者の状態に適した案内である。ステップS2の入室ガイドを終えると、エンドとなる。
ステップS3では、着座検知がされたか否かを判定する。すなわち、制御部54は、便座装置14への着座がされたかを、着座センサ53の検知により判定する。そして、ステップS3で「YES」、すなわち制御部54が便座装置14への使用者の着座を検知したと判定した場合には、ステップS4へ進む。一方、ステップS3で「NO」、すなわち制御部54が便座装置14への使用者の着座を検知していないと判定した場合には、便座装置14への着座を監視する(ステップS5へ進む)。
ステップS4では、使用者の着座時に応じた音声ガイド(案内)を実行する。すなわち、制御部54は、着座した使用者に対して、着座時に応じた室内用音声を音声出力部50から発信させる。着座時に応じた室内用音声は、例えば、「トイレットペーパーは左側手すりの下」、「ペーパーの上、右から順に便器洗浄ボタン」、「便座装置の操作リモコン」、「一番左に呼出ボタン」、「操作リモコンの上に小さな手洗器があります」など、便座装置14に着座した使用者の状態に適した案内である。ステップS4の着座ガイドを終えると、エンドとなる。
ステップS5では、離座検知がされたか否かを判定する。すなわち、制御部54は、便座装置14から離座がされたかを、着座センサ53の検知により判定する。そして、ステップS5で「YES」、すなわち制御部54が便座装置14への使用者の離座を検知したと判定した場合には、ステップS6へ進む。一方、ステップS5で「NO」、すなわち制御部54が便座装置14からの使用者の離座を検知していないと判定した場合には、便座装置14からの離座を監視する(ステップS7へ進む)。
ステップS6では、使用者の離座時に応じた音声ガイド(案内)を実行する。すなわち、制御部54は、離座した使用者に対して、離座時に応じた室内用音声を音声出力部50から発信させる。離座時に応じた室内用音声は、例えば、「手洗器は左前方、」、「手乾燥装置は正面にあります」、「ベビーチェアは右側、汚物流しは右奥」、「ベビーシートは右奥前方にあります」、「トイレットペーパーは便器の中に流してください」など、便座装置14から離座した使用者の状態に適した案内である。ステップS6の離座ガイドを終えると、エンドとなる。
ステップS7では、退室検知がされたか否かを判定する。すなわち、制御部54は、トイレ室TRから退室しようとしているかを、人体検知センサ52の検知により判定する。そして、ステップS7で「YES」、すなわち制御部54がトイレ室TRから使用者が退室しようとしていることを検知したと判定した場合には、ステップS8へ進む。一方、ステップS7で「NO」、すなわち制御部54がトイレ室TRから退室しようとしていることを検知していないと判定した場合には、トイレ室TRへの退室を監視する(エンドとなる)。
ステップS8では、使用者の退室時に応じた音声ガイド(案内)を実行する。すなわち、制御部54は、退室しようとする使用者に対して、退室時に応じた室内用音声を音声出力部50から発信させる。退室時に応じた室内用音声は、例えば「忘れものはありませんか」、「流し忘れにご注意ください」など、トイレ室TRから退室しようとする使用者の状態に適した案内である。ステップS8の退室ガイドを終えると、エンドとなる。
なお、ステップS2、ステップS4、ステップS6、ステップS8での各ガイドの言語は、特定の言語(日本語や英語など)でもよいし、例えば使用者が選択した所定の言語であってもよい。
このように、音声案内装置10は、入室や着座、離座、退室などの、トイレ室TR内の使用者の状態に対応した、室内用音声を音声出力部50から出力することで、使用者は、自分の状態に適したガイドを聞くことができる。
次に、図4を参照して、着座センサ53の異常判定の動作について説明する。
図4に示すように、ステップS11では、退室検知がされたか否かを判定する。すなわち、制御部54は、トイレ室TRから退室しようとしているかを、人体検知センサ52の検知により判定する。そして、ステップS11で「YES」、すなわち制御部54がトイレ室TRから使用者が退室しようとしていることを検知したと判定した場合には、ステップS12へ進む。一方、ステップS12で「NO」、すなわち制御部54がトイレ室TRから退室しようとしていることを検知していないと判定した場合には、トイレ室TRへの退室を監視する(エンドとなる)。
ステップS12では、使用者が入室してから退室するまでに着座したか否かを判定する。すなわち、制御部54は、使用者がトイレ室TRに入室されてから退室するまでの間、使用者が着座したか否かを判定する。換言すると、制御部54は、人体検知センサ52が入室を検知してから退室を検知するまでの間、着座検知センサ53が着座を検知したか否かを判定する。そしてステップS12で「YES」、すなわち制御部54が入室してから退室するまでの間に使用者が着座したと判定した場合には、エンドとなる。一方、ステップS12で「NO」、すなわち制御部54が入室してから退室するまでの間に使用者が着座していないと判定した場合には、ステップS13へ進む。
ステップS13では、使用者が入室してから退室するまでに着座しなかった回数をNAとしてカウントを加算する。カウントNAが加算されると、ステップS14へ進む。
なお、このカウントNAは、所定期間(例えば1週間)でリセットされるようになっている。
ステップS14では、使用者が入室してから退室するまでに着座しなかった回数NAと予め設定された閾値であるNRよりも多いか否かを判定する。換言すると、制御部54は、複数の使用者がトイレ室を利用した際に、使用者ごとに着座しなかった回数が所定回数を超えたか否かを判定する。そして、ステップS14で「YES」、すなわち制御部54が使用者ごとに着座しなかった回数が所定回数より多いと判定した場合にはステップS15へ進む。ステップS14で「NO」、すなわち制御部54が使用者ごとに着座しなかった回数が所定回数以下と判定した場合には、エンドとなる。
なお、閾値NRは、記憶された複数のNAの値から自動的に値を算出してもよい。
ステップS15では、着座センサ53に異常が生じていると判定するとともに、入室時に出力される音声ガイド(入室ガイド)に、着座時時に出力される音声ガイド(着座ガイド)や離座時に出力される音声ガイド(離座ガイド)の少なくとも一部を含める。換言すると、人体検知センサ52の検知情報に基づいて出力される入室ガイドを音声出力部50から発信するとともに、人体検知センサ52の検知情報に基づいて着座ガイドや離座ガイドの少なくとも一部も音声出力部50から発信する。ステップS15の処理を終えると、エンドとなる。
なお、このとき、着座ガイドや離座ガイドの少なくとも一部は、入室ガイドの前後でもよいし、入室ガイドの中間であってもよい。また、着座ガイドや離座ガイドの全てを、入室ガイドに含めるようにしてもよい。
これにより、着座センサ53に異常が生じていた場合でも、着座センサ53の検知情報に基づいて発信される着座ガイドや離座ガイドを、音声出力部50から使用者に発信することができる。
本実施形態においては、着座ガイドや離座ガイドの少なくとも一部を入室ガイドに含める構成を説明したが、人体検知センサ52の検知情報に基づいて出力される退室ガイドに、着座ガイドや離座ガイドの少なくとも一部を含めるようにしてもよい。また、入室ガイドと退室ガイドの両方に、着座ガイドや離座ガイドの少なくとも一部を含めるようにしてもよい。
次に、図5を参照して、人体検知センサ52の異常判定の動作について説明する。
図5に示すように、ステップS21では、離座検知がされたか否かを判定する。すなわち、制御部54は、便座装置14から離座されたかを、着座センサ53の検知により判定する。そして、ステップS21で「YES」、すなわち制御部54が便座装置14から離座したことを検知したと判定した場合には、ステップS22へ進む。一方、ステップS22で「NO」、すなわち制御部54が便座装置14から離座したことを検知していないと判定した場合には、便座装置14からの離座を監視する(エンドとなる)。
ステップS22では、使用者が着座前に入室したか否かを判定する。すなわち、制御部54は、着座センサ53を検知しつつ、人体検知センサ52によって入室が検知されたか否かを判定する。換言すると、制御部54は、人体検知センサ52が入室を検知することなく着座センサ53が着座を検知していないかを判定する。そしてステップS22で「YES」、すなわち制御部54が、使用者が着座前に入室した、つまり、着座前に人体検知センサ52によって入室を検知したと判定した場合には、エンドとなる。一方、ステップS22で「NO」、すなわち制御部54が、使用者が着座前に入室していない、つまり、着座前に人体検知センサ52によって入室を検知していないと判定した場合には、ステップS23へ進む。
ステップS23では、使用者が着座前に入室していない回数、つまり、着座前に人体検知センサ52によって入室を検知していない回数、をNBとしてカウントを加算する。カウントNBが加算されると、ステップS24へ進む。
なお、このカウントNBは、所定期間(例えば1週間)でリセットされるようになっている。
ステップS24では、使用者が着座前に入室していない回数NBと予め設定された閾値であるNSよりも多いか否かを判定する。換言すると、制御部54は、複数の使用者がトイレ室を利用した際に、着座前に人体検知センサ52によって入室を検知していない回数が所定回数を超えたか否かを判定する。そして、ステップS24で「YES」、すなわち制御部54が、使用者が着座前に入室していない回数が所定回数より多いと判定した場合にはステップS25へ進む。ステップS24で「NO」、すなわち制御部54が使用者ごとに着座前に入室していないが所定回数以下と判定した場合には、エンドとなる。
なお、閾値NSは、記憶された複数のNBの値から自動的に値を算出してもよい。
ステップS25では、人体検知センサ52に異常が生じていると判定するとともに、着座時に出力される音声ガイド(着座ガイド)または離座時に出力される音声ガイド(離座ガイド)に、入室時に出力される音声ガイド(入室ガイド)の少なくとも一部を含める。換言すると、着座センサ53の検知情報に基づいて出力される着座ガイドまたは離座ガイドを音声出力部50から発信するとともに、着座センサ53の検知情報に基づいて入室ガイドの少なくとも一部も音声出力部50から発信する。ステップS25の処理を終えると、エンドとなる。
なお、このとき、入室ガイドの少なくとも一部は、着座ガイドまたは離座ガイドの前後でもよいし、着座ガイドの中間や離座ガイドの中間であってもよい。また、入室ガイドの全てを、着座ガイドまたは離座ガイドに含めるようにしてもよい。
これにより、人体検知センサ52に異常が生じていた場合でも、人体検知センサ52の検知情報に基づいて発信される入室ガイドを、音声出力部50から使用者に発信することができる。
本実施形態においては、入室ガイドの少なくとも一部を着座ガイドまたは離座ガイドに含める構成を説明したが、人体検知センサ52の検知情報に基づいて出力される退室ガイドを、着座ガイドや離座ガイドの少なくとも一部に含めるようにしてもよい。また、入室ガイドと退室ガイドの両方の少なくとも一部を、着座ガイドや離座ガイドに含めるようにしてもよい。
このように、本発明の一実施形態に係るトイレ用音声案内装置においては、異常が生じていると判定した人体検知センサ52または着座センサ53に対応する室内用音声の少なくとも一部を、異常が生じていない人体検知センサ52または着座センサ53に対応する室内用音声に含めて出力させることができる。これにより、一方のセンサに異常が生じていた場合でも、異常が生じていないセンサの検知に基づいて、異常が生じているセンサに対応する室内用音声の内容の一部を出力することができる。そのため、異常が生じているセンサに対応する室内用音声を使用者が聞くことができ、トイレ室TRを使用する使用者の利便性を向上させることができる。
また、本発明の一実施形態に係るトイレ用音声案内装置においては、入室及び退室を検知するごとの着座センサ53による着座を検知しなかった回数に基づいて着座センサ53の異常を判定する。そのため、複数の使用者がトイレ室TRを利用した場合で着座の回数が少ない場合等において、着座センサ53に異常が生じていると推測することができる。このように、着座センサ53の異常を、より簡便な構成で判定することができる。
さらに、本発明の一実施形態に係るトイレ用音声案内装置においては、着座センサ53によって着座を検知するごとの、人体検知センサ52による入室を検知しなかった回数に基づいて人体検知センサ52の異常を判定する。そのため、着座センサ53によって着座を検知する前に、人体検知センサ52の検知が行われない場合等において、人体検知センサ52に異常が生じていると推測することができる。このように、人体検知センサ52の異常を、より簡便な構成で判定することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、トイレ用音声案内装置10などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく、適宜変更することができる。また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り、本発明の範囲に包含される。
1 出入口
2 ドア
10 トイレ用音声案内装置
12 大便器
13 便器本体
14 便座装置
14a 便座
15 背もたれ
16、18 手洗器
20 ベビーチェア
24 汚物流しユニット
30 ライニング
32 操作リモコン
34 紙巻器
50 音声出力部
52 人体検知センサ
53 着座センサ
54 制御部
56 通信部
60 制御部
62 通信部
TR トイレ室

Claims (3)

  1. トイレ室に設置され、前記トイレ室に関する情報を案内するトイレ用音声案内装置において、
    音声を出力する音声出力部と、
    少なくとも入室を検出する人体検知センサからの検知情報と、少なくとも着座を検出する着座センサからの検知情報と、に基づいて、前記音声出力部から室内用音声を出力させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記人体検知センサからの検知情報と、前記着座センサからの検知情報と、に応じてそれぞれに対応する音声を前記音声出力部から出力可能であって、
    前記人体検知センサまたは前記着座センサからの検知情報に基づいて、前記人体検知センサまたは前記着座センサの一方に異常が生じているかを判定し、
    前記人体検知センサまたは前記着座センサの一方に異常が生じていると判定したとき、異常が生じていると判定した前記人体検知センサまたは前記着座センサの一方に対応する前記室内用音声の少なくとも一部を、前記人体検知センサまたは前記着座センサの他方に対応する前記室内用音声に含めて出力させる
    ことを特徴とするトイレ用音声案内装置。
  2. 前記制御部は、前記人体検知センサによって入室及び退室を検知するごとの、前記着座センサによる着座を検知しなかった回数に基づいて、前記着座センサに異常が生じているか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のトイレ用音声案内装置。
  3. 前記制御部は、着座センサによって着座を検知するごとの、前記人体検知センサによる入室を検知しなかった回数に基づいて、前記人体検知センサに異常が生じているか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトイレ用音声案内装置。
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