JP2021134507A - トイレ用案内装置 - Google Patents

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祐史 太田
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昭司 井上
翔一 井手
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翔一 井手
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Hirotetsu Aomatsu
裕哲 青松
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Abstract

【課題】トイレ室に関する情報をより快適に使用者に案内することができるトイレ用案内装置を提供する。【解決手段】操作情報を入力するための操作部と、音声の出力を行う音声出力部と、使用者の便座への着座を表す着座情報を取得する着座情報取得部と、前記操作情報及び前記着座情報を基に、前記音声出力部の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記操作部から前記操作情報の入力を受けた後、前記着座情報取得部から前記着座情報を取得したことに応答して、前記音声出力部から音声を出力することにより、トイレ室に関する情報を音声で案内することを特徴とするトイレ用案内装置である。【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、トイレ用案内装置に関する。
公共施設のトイレ室に設けられ、トイレ室内に設置された機器の配置や使用方法などのトイレ室に関する情報を音声で使用者に案内するトイレ用案内装置が知られている。公共施設のトイレ室は、多様な人が使用する。そのため、トイレ用案内装置は、なるべく多くの使用者が快適にトイレ室を使用できるように案内を行う必要がある。
例えば、使用者の言語を自動で識別し、識別した言語で案内を行うことも提案されている(例えば、特許文献1)。これにより、外国人の使用者などに対しても適切に案内を行い、日本のトイレ室の使用に不慣れな外国人の使用者などにも、トイレ室を快適に使用させることができる。
トイレ用案内装置は、例えば、使用者のトイレ室への入室の検知を行い、入室の検知に応答して音声での案内を開始する。しかしながら、入室した直後に音声が流れると、例えば聴覚過敏の使用者などによっては、急な音声に驚いてしまい、不快に感じてしまう虞がある。
また、ボタンなどの操作部の操作に応答して音声での案内を開始することも考えられる。この場合、使用者自身の行為に基づいて音声案内が開始されるため、音声案内を自動的に開始する場合と比べて、急な音声で使用者を驚かせてしまうことを抑制することができる。
しかしながら、操作部の操作に応答して音声案内を開始する場合でも、例えば、荷物が操作部に当たるなど、使用者が意図することなく操作部が操作されてしまうと、急に音声案内が開始され、使用者を驚かせてしまう可能性がある。
このように、トイレ用案内装置では、急な音声で使用者を驚かせてしまうことを抑制し、トイレ室に関する情報をより快適に使用者に案内するという点において、検討の余地が残されている。
特開2016−84616号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、トイレ室に関する情報をより快適に使用者に案内することができるトイレ用案内装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、操作情報を入力するための操作部と、音声の出力を行う音声出力部と、使用者の便座への着座を表す着座情報を取得する着座情報取得部と、前記操作情報及び前記着座情報を基に、前記音声出力部の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記操作部から前記操作情報の入力を受けた後、前記着座情報取得部から前記着座情報を取得したことに応答して、前記音声出力部から音声を出力することにより、トイレ室に関する情報を音声で案内することを特徴とするトイレ用案内装置である。
このトイレ用案内装置によれば、制御部は、操作部から操作情報の入力を受けた後、着座情報取得部から着座情報を取得したことに応答して、音声出力部から音声を出力することにより、トイレ室に関する情報を音声で案内する。これにより、例えば、荷物が操作部に当たるなど、使用者が意図することなく操作部が操作されてしまったとしても、即座に音声による案内が開始されてしまうことを抑制することができる。例えば、荷物などによって意図せず操作部が操作されてしまったとしても、その後、着座の前に使用者が操作部を操作することによって、音声による案内の開始の前に、使用者の意図を反映させることができる。これにより、急な音声で使用者を驚かせてしまうことを抑制することができる。従って、トイレ室に関する情報をより快適に使用者に案内することができるトイレ用案内装置を提供することができる。
第2の発明は、第1の発明において、画像の表示を行う表示部をさらに備え、前記制御部は、前記操作部から前記操作情報の入力を受ける前に、前記着座情報取得部から前記着座情報を取得した場合には、前記表示部に画像を表示することにより、前記トイレ室に関する情報を画像で案内することを特徴とするトイレ用案内装置である。
このトイレ用案内装置によれば、操作情報の入力を受ける前に、着座情報を取得した場合には、トイレ室に関する情報を画像で案内することにより、着座後に操作部を操作することによって、急に音声による案内が開始されてしまうことを抑制することができる。従って、急な音声で使用者を驚かせてしまうことをより確実に抑制することができる。
第3の発明は、第1の発明において、画像の表示を行う表示部をさらに備え、前記制御部は、前記操作情報の入力に応じて、前記操作部の操作に対応する画像を前記表示部に表示することを特徴とするトイレ用案内装置である。
このトイレ用案内装置によれば、操作部の操作に対応する画像を表示部に表示することにより、例えば、操作部の操作によって着座後に音声による案内が開始されることなどを使用者に伝えることが可能となる。これにより、急な音声で使用者を驚かせてしまうことをより確実に抑制することができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記制御部は、前記音声出力部から音声を出力する際に、音声の出力開始時の音量を所定時間経過後の音量よりも小さくすることを特徴とするトイレ用案内装置である。
このトイレ用案内装置によれば、音声の出力開始時の音量を所定時間経過後の音量よりも小さくすることで、急な音声で使用者を驚かせてしまうことをより確実に抑制することができる。そして、所定時間経過後の音量を開始時よりも大きくすることで、音声を聞き取り易くし、案内を希望する使用者に対してトイレ室に関する情報を適切に伝えることができる。従って、トイレ用案内装置の使い勝手をより向上させることができる。
第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記トイレ室に関する情報は、前記トイレ室に設置された機器の配置の情報を含むことを特徴とするトイレ用案内装置である。
このトイレ用案内装置によれば、使用者の向きが確定した着座した状態の後に音声による案内が開始されるため、機器の左右の配置などが音声による案内に含まれる場合にも、機器の配置を適切に使用者に伝えることができる。例えば、使用者が便座の前に立って便座側を見ている状態と、使用者が便座に着座した状態と、では、左右の向き及び前後の向きが逆転してしまう。着座後に案内を開始することで、こうした使用者の向きの違いにより、使用者に誤解を与えてしまうことを抑制することができる。
本発明の態様によれば、トイレ室に関する情報をより快適に使用者に案内することができるトイレ用案内装置を提供することができる。
実施形態に係るトイレ用案内装置を設置したトイレ室を模式的に表す斜視図である。 実施形態に係るトイレ用案内装置を模式的に表すブロック図である。 表示部に表示する操作画面の一例を模式的に表す説明図である。 実施形態に係るトイレ用案内装置の動作の一例を模式的に表すフローチャートである。 実施形態に係るトイレ用案内装置の動作の一例を模式的に表すタイミングチャートである。 実施形態に係るトイレ用案内装置の動作の一例を模式的に表すタイミングチャートである。 実施形態に係るトイレ用案内装置の別の動作の一例を模式的に表すフローチャートである。 実施形態に係るトイレ用案内装置の別の動作の一例を模式的に表すフローチャートである。 表示部に表示する操作画面の変形例を模式的に表す説明図である。 実施形態に係るトイレ用案内装置の別の動作の一例を模式的に表すタイミングチャートである。 実施形態に係るトイレ用案内装置の別の動作の一例を模式的に表すタイミングチャートである。 表示部に表示する操作画面の変形例を模式的に表す説明図である。 実施形態に係るトイレ用案内装置の変形例を模式的に表すブロック図である。 実施形態に係るトイレ用案内装置の変形例を模式的に表すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係るトイレ用案内装置を設置したトイレ室を模式的に表す斜視図である。
図1に表したように、トイレ用案内装置10は、トイレ室TRに設置して使用される。トイレ用案内装置10は、トイレ室TRに関する情報を音声又は画像で案内する。これにより、外国人や目の不自由な方など、トイレ室TRの使い方が分からずに不安な方にも、安心してトイレ室TRを使用させることができる。
トイレ室TRは、例えば公共施設のトイレ室である。トイレ室TRは、多目的トイレや多機能トイレなどの独立した1つの部屋である。トイレ室TRは、パーティションなどで仕切られた状態で1つの部屋に並べて設けられる、いわゆるトイレブースでもよい。
トイレ室TRには、トイレ用案内装置10の他に、例えば大便器12、手洗器16、18、ベビーチェア20、小便器22、及び汚物流しユニット24などの機器が設置されている。また、図示しないハンドドライヤーやベビーシートなどの機器が設けられていてもよい。但し、トイレ室TRに設置される機器は、これらに限ることなく、任意の機器でよい。これらの機器は、例えばトイレ室TRの壁側に設けられたライニング30に並べて配置される。ライニング30は、キャビネットやケーシングなどと呼ばれる場合もある。トイレ室TRは、ライニング30が設けられていない壁側に、トイレ室TRの出入口2を有する。出入口2には、例えば、開閉式のドア4が設けられる。
大便器12は、下方に向けて窪んだボウル部を有する便器本体13と、便器本体13の上に取り付けられた便座装置14と、を備えている。便器本体13は、ボウル部において使用者Uの尿や便などの排泄物を受ける。すなわち、大便器12は、洋式腰掛大便器である。
便座装置14は、便座14aを有する。便座装置14の上方には、例えば、便座14aに着座した使用者Uの背中を受ける背もたれ15が設けられる。便座装置14は、便器本体13に対して一体的に取り付けてもよいし、便器本体13に対して着脱可能に取り付けてもよい。
便座装置14は、例えば、便座14aに着座した使用者Uの「おしり」などの洗浄を実現する身体洗浄機能部などを有する。便座装置14は、例えば、衛生洗浄装置である。便座装置14は、便座14aの着座面を温める暖房機能を有する暖房便座装置などでもよい。また、大便器12は、必ずしも便座装置14を備えていなくてもよい。便座14aは、例えば、便器本体13の上に直接的に取り付けられた通常便座でもよい。
手洗器16、18は、大便器12や小便器22で用を足した使用者Uなどが手を洗うものである。ベビーチェア20は、大便器12の側方に設けられ、保護者が大便器12などを利用する際などに、一時的に乳幼児を座らせておけるようにするための椅子である。また、小便器22は、使用者Uの尿を受けるもので、ベビーチェア20の側方に設けられている。そして、汚物流しユニット24は、小便器22の側方に設けられ、オストメイトの方が排泄物などの汚物を処理するための器具である。
ライニング30は、例えば、L字状であり、矩形状のトイレ室TRの隣接する2つの壁面W1、W2に面して設置される。ライニング30は、例えば、壁面W1と同じ方向を向く第1側面30aと、第1側面30aと隣接して設けられ壁面W2と同じ方向を向く第2側面30bと、を有する。
大便器12は、例えば、ライニング30の第2側面30bに寄せて第1側面30aに取り付けられる。この例において、大便器12は、いわゆる壁掛け式の大便器である。大便器12は、例えば、第1側面30a及び第2側面30bに寄せて配置される床置き式の大便器などでもよい。
ライニング30の第2側面30bには、呼出ボタン32、操作リモコン34、便器洗浄ボタン36などが設けられている。呼出ボタン32は、緊急時などに異常事態の発生を外部に連絡するための操作部である。操作リモコン34は、身体洗浄機能部の動作などを便座装置14に指示するための操作部である。操作リモコン34は、例えば止めボタン、おしり洗浄ボタン、ビデ洗浄ボタンなどの複数の操作ボタンを有する。便器洗浄ボタン36は、大便器12を洗浄するための操作部である。便器洗浄ボタン36を操作することにより、大便器12のボウル部に洗浄水が供給され、大便器12のボウル部が洗浄される。
また、ライニング30の第2側面30bには、トイレットペーパーを保持するための紙巻器38がさらに設けられている。紙巻器38は、例えば便器洗浄ボタン36の下方に配置されている。
呼出ボタン32、操作リモコン34、便器洗浄ボタン36、及び紙巻器38は、大便器12に着座した使用者Uの手が届く範囲に配置される。大便器12の側端と第2側面30bとの間の距離は、例えば、60cm以下であることが好ましい。これにより、呼出ボタン32、操作リモコン34、便器洗浄ボタン36、及び紙巻器38に対して、大便器12に着座した使用者Uの手を届き易くすることができる。
呼出ボタン32、操作リモコン34、便器洗浄ボタン36、及び紙巻器38は、ライニング30の第2側面30bに限ることなく、例えば、トイレ室TRの壁面W2などに取り付けてもよい。呼出ボタン32、操作リモコン34、便器洗浄ボタン36、及び紙巻器38の取付位置は、大便器12に着座した使用者Uの手が届く任意の位置でよい。
図2は、実施形態に係るトイレ用案内装置を模式的に表すブロック図である。
図1及び図2に表したように、トイレ用案内装置10は、本体部50と、表示端末52と、を備える。本体部50は、音声出力部60と、着座検知センサ61(着座情報取得部)と、人体検知センサ62と、制御部63と、通信部64と、を有する。
音声出力部60は、音声の出力を行う。音声出力部60は、例えば、スピーカである。音声出力部60は、制御部63と接続され、制御部63から入力される音声信号に基づき、特定の音声をトイレ室TR内に出力する。
このように、本体部50は、音声出力部60を有する。本体部50は、音声出力部60から音声を出力することにより、トイレ室TRに関する情報を音声で案内する。トイレ室TRに関する情報とは、より具体的には、トイレ室TRの使用方法に関する情報である。
トイレ室TRに関する情報は、例えば、大便器12への座り方の情報を含む。これにより、大便器12に不慣れな使用者Uが、通常と異なる姿勢で大便器12を使用してしまうことを抑制することができる。便座14aに対して正しい姿勢で使用者Uを便座14aに座らせることができる。例えば、便座14aの上に足を載せるようにしてしゃがみ、便座14aを破損させてしまうことを抑制することができる。あるいは、便座14aに座らずに、便座14aの上に跨るようにして排泄を行い、便座14aや大便器12の周囲などに排泄物を付着させてしまうことを抑制することができる。
トイレ室TRに関する情報は、例えば、使用後のトイレットペーパーの捨て方の情報を含む。これにより、使用後のトイレットペーパーを適切に大便器12に捨てさせることができる。例えば、便器の詰まりを抑制するために、使用後のトイレットペーパーを便器に流さずに、周囲に用意されたゴミ箱などに捨てる慣習を有する地域もある。こうした地域に居住する使用者Uが、自身の慣習に基づいて、使用後のトイレットペーパーを大便器12の周囲などに捨ててしまうことを抑制することができる。
トイレ室TRに関する情報は、例えば、大便器12の流し方の情報を含む。これにより、大便器12に不慣れな使用者Uが、大便器12の流し方が分からずに困ってしまったり、自動的に便器洗浄が行われて驚いてしまったりすることを抑制することができる。
例えば、便座装置14が身体洗浄機能部を有する場合には、トイレ室TRに関する情報は、身体洗浄機能部の機能の情報、及び操作リモコン34の操作方法の情報を含む。これにより、例えば、身体洗浄機能部を知らない使用者Uにも、身体洗浄機能部を適切に使用させることができる。
また、トイレ室TRに関する情報は、例えば、トイレ室TRに設置された機器の配置の情報を含む。本体部50(トイレ用案内装置10)は、例えば、呼出ボタン32、操作リモコン34、便器洗浄ボタン36、及び紙巻器38の配置を音声で案内する。機器の配置の情報は、例えば、手洗器16、18、ベビーチェア20、小便器22、及び汚物流しユニット24などの配置の情報を含んでもよい。これにより、例えば、目の不自由な使用者Uにも、各機器の配置を適切に伝えることができる。
トイレ室TRに関する情報は、例えば、上記の各情報の少なくともいずれかを含む。上記のような情報を音声で案内することにより、トイレ室TRに不慣れな使用者Uや目の不自由な使用者Uにも、トイレ室TRを快適に使用させることができる。但し、トイレ室TRに関する情報は、上記の各情報に限ることなく、トイレ室TRの使用方法や注意事項などに関する任意の情報でよい。
本体部50は、例えば、大便器12の近傍に設けられる。本体部50は、例えば、大便器12と隣接するようにライニング30の第1側面30aに設けられる。これにより、音声による案内を便座14aに着座した使用者Uに聞き取り易くすることができる。但し、本体部50の取付位置は、上記に限ることなく、音声による案内を使用者Uに適切に聞かせることができる任意の位置でよい。
着座検知センサ61は、使用者Uが大便器12に着座する直前において便座14aの上方に存在する人体や、便座14aに着座した使用者Uを検知する。これにより、着座検知センサ61は、使用者Uの便座14aへの着座を表す着座情報を取得する。このような着座検知センサ61としては、例えば赤外線投受光式の測距センサを用いることができる。なお、着座検知センサ61は、例えばマイクロ波センサ、焦電センサなどを用いてもよい。着座検知センサ61は、使用者Uの着座の検知に応答して、着座情報を制御部63に入力する。
人体検知センサ62は、トイレ室TRの使用者Uを検知する。人体検知センサ62は、使用者Uのトイレ室TRへの入室、使用者Uの大便器12の近傍への移動、および使用者Uのトイレ室TRからの退室などの使用者Uの特定の状態を検知する。なお、人体検知センサ62の検知する使用者Uの状態は、上記に限ることなく、使用者Uの任意の状態でよい。
人体検知センサ62には、例えばマイクロ波センサを用いることができる。なお、人体検知センサ62は、例えば赤外線投受光式の測距センサ、焦電センサなどを用いてもよい。人体検知センサ62は、1つのセンサなどで構成してもよいし、複数のセンサなどを組み合わせて構成してもよい。人体検知センサ62は、例えば使用者Uの複数の状態に対応した複数のセンサなどを有してもよい。人体検知センサ62は、制御部63に接続され、使用者Uの検知情報を制御部63に入力する。
表示端末52は、通信部70と、表示部71と、操作部72と、を有する。通信部70は、本体部50の通信部64と通信を行う。通信部64及び通信部70は、双方向に通信を行い、各種の情報を互いに送受する。なお、本体部50と表示端末52との間の通信は、無線でもよいし、有線でもよい。
表示部71は、画像の表示を行う。表示部71は、例えば、動画像の表示を行う。表示部71は、例えば、複数の静止画像を切り替えて表示してもよい。表示部71には、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの周知の表示装置が用いられる。
表示部71は、通信部64、70を介して本体部50の制御部63と通信を行う。表示部71は、制御部63から出力された画像信号を通信部64、70を介して受け、制御部63から入力される画像信号に基づき、動画像又は静止画像を画面に表示する。
このように、表示端末52は、表示部71を有する。表示端末52は、表示部71に画像を表示することにより、トイレ室TRに関する情報を画像で案内する。このように、トイレ用案内装置10は、本体部50と表示端末52とを備え、トイレ室TRに関する情報を音声で案内するとともに、画像でも案内する。これにより、トイレ室TRに関する情報を、より確実に使用者Uに伝えることができる。例えば、耳の不自由な使用者Uなどに対しても、トイレ室TRに関する情報を伝えることができる。従って、より多様な使用者Uにトイレ室TRを快適に使用させることができる。
操作部72は、使用者Uの操作を受け付ける。操作部72は、通信部64、70を介して制御部63と通信を行い、使用者Uの操作に応じた操作情報を制御部63に入力する。操作部72は、例えば、表示部71の前面に重ねて設けられ、表示部71の画面に対する使用者Uのタッチ操作を検知するタッチパネルである。操作部72は、使用者Uのタッチ操作の検知結果を操作情報として制御部63に入力する。表示端末52は、例えば、タブレット端末である。
但し、操作情報を入力するための操作部72は、タッチパネルに限ることなく、押しボタン式のスイッチなどでもよい。押しボタン式のスイッチなどを操作部72として用いる場合には、操作部72は、表示端末52と別に設けてもよい。操作部72は、例えば、本体部50及び表示端末52と別に設けられたリモコンなどでもよい。操作部72の構成は、使用者Uの操作に応じた操作情報を制御部63に入力可能な任意の構成でよい。
表示端末52は、例えば、便座14aに着座した使用者Uが表示部71を見易く、かつ便座14aに着座した使用者Uが操作部72を操作し易い位置に配置される。表示端末52は、例えば、大便器12の側方の壁面W2に設けられる。この場合、大便器12の側端と壁面W2との間の距離は、例えば、60cm以下であることが好ましい。これにより、便座14aに着座した使用者Uに操作部72を操作し易くさせることができる。
但し、表示端末52の取付位置は、これに限ることなく、便座14aに着座した使用者Uが表示部71を見易く、かつ便座14aに着座した使用者Uが操作部72を操作し易い任意の位置でよい。表示端末52は、例えば、ライニング30の第2側面30bなどに設けてもよい。また、表示部71と操作部72とを別の部材として設ける場合には、表示部71は、便座14aに着座した使用者Uから見易い位置に配置することが好ましく、操作部72は、便座14aに着座した使用者Uから操作し易い位置に配置することが好ましい。
本体部50の制御部63は、操作部72から入力される操作情報、着座検知センサ61から入力される着座情報、及び人体検知センサ62から入力される検知情報を基に、音声出力部60及び表示部71の動作を制御する。
図3は、表示部に表示する操作画面の一例を模式的に表す説明図である。
制御部63は、画像信号を表示部71に入力することにより、操作画面80を表示部71に表示する。
図3に表したように、操作画面80は、例えば、複数の言語選択ボタン81〜84と、情報表示部85と、停止ボタン86と、を有する。言語選択ボタン81〜84は、使用者Uが所望の言語を選択できるようにする。この例では、日本語、英語、中国語、及び韓国語を選択するための言語選択ボタン81〜84を一例として示している。選択可能な言語は、これらに限ることなく、任意の言語でよい。また、選択可能な言語の数は、4つに限ることなく、任意の数でよい。
操作部72は、言語選択ボタン81〜84のいずれかに対するタッチ操作を検知した際に、タッチ操作された言語選択ボタン81〜84に対応する言語の操作情報を制御部63に入力する。このように、操作部72は、言語選択に関する操作情報を制御部63に入力する。
制御部63は、入力された操作情報を基に、選択された言語を識別する。そして、制御部63は、選択された言語を識別した後、選択された言語の音声を音声出力部60から出力することにより、トイレ室TRに関する情報を選択された言語の音声で案内する。これにより、多様な言語の使用者Uに対してトイレ室TRに関する情報を伝え、トイレ室TRを快適に使用させることができる。
このように、制御部63は、言語選択に関する操作情報の入力に基づいて、トイレ室TRに関する情報の案内を開始する。従って、言語選択に関する操作情報は、案内の開始に関する操作情報と言うこともできる。操作部72は、案内の開始に関する操作情報を制御部63に入力すると言うこともできる。
情報表示部85は、トイレ室TRに関する情報に対応する画像を表示する。制御部63は、使用者Uの状況などに応じた種々の画像を情報表示部85に表示することにより、トイレ室TRに関する情報を画像で案内する。制御部63は、例えば、ピクトグラムや文字などを用いることにより、トイレ室TRに関する情報を画像で案内する。図3では、一例として、大便器12への座り方の情報を画像で案内した例を表している。また、制御部63は、情報表示部85に文字を表示する場合には、言語選択ボタン81〜84で選択された言語の文字を表示する。これにより、多様な言語の使用者Uに対してトイレ室TRに関する情報を、より確実に伝えることができる。
停止ボタン86は、音声又は画像による案内が行われている場合に、使用者Uが案内を停止できるようにする。操作部72は、停止ボタン86に対するタッチ操作を検知した際に、案内の停止に関する操作情報を制御部63に入力する。制御部63は、案内の停止に関する操作情報の入力に応じて、音声又は画像による案内を停止する。これにより、使用者Uの要望に応じて案内を停止することができ、トイレ用案内装置10の利便性をより向上させることができる。例えば、消音ボタンなどを設けることにより、音声による案内のみを停止できるようにしてもよい。
図4は、実施形態に係るトイレ用案内装置の動作の一例を模式的に表すフローチャートである。
図5及び図6は、実施形態に係るトイレ用案内装置の動作の一例を模式的に表すタイミングチャートである。
図5は、使用者Uが、言語選択ボタン81〜84のいずれかを操作した後に、便座14aに着座した場合の動作の一例を模式的に表す。
図6は、使用者Uが、便座14aに着座した後に、言語選択ボタン81〜84のいずれかを操作した場合の動作の一例を模式的に表す。
使用者Uがトイレ室TRに入室すると、人体検知センサ62が使用者Uを検知し、使用者Uの検知情報が制御部63に入力される(図4のステップS101、図5のタイミングT11、図6のタイミングT21)。なお、人体検知センサ62による人体の検知は、前述のように、使用者Uのトイレ室TRへの入室の検知でもよいし、使用者Uの大便器12への接近の検知でもよい。
制御部63は、検知情報の入力を受けると、画像信号を表示部71に入力することにより、操作画面80を表示部71に表示させる(図4のステップS102、図5のタイミングT12、図6のタイミングT22)。
制御部63は、操作画面80を表示させた後、使用者Uによって言語選択が行われたか否かを判定する(図4のステップS103)。
操作部72は、言語選択ボタン81〜84のいずれかに対するタッチ操作を検知した際に、タッチ操作された言語選択ボタン81〜84に対応する言語の操作情報を制御部63に入力する(図5のタイミングT13、図6のタイミングT24)。
制御部63は、操作情報の入力を受けると、入力された操作情報を基に選択された言語を識別し、選択された言語を記憶する(図4のステップS104)。
また、制御部63は、操作画面80を表示させた後、使用者Uによって言語選択が行われたか否かを判定するとともに、使用者Uが便座14aに着座したか否かを判定する(図4のステップS105)。
着座検知センサ61は、使用者Uの便座14aへの着座の検知に応答して、着座情報を制御部63に入力する(図5のタイミングT14、図6のタイミングT23)。
制御部63は、着座情報の入力に基づいて使用者Uが便座14aに着座したと判定した場合、続けて、選択された言語を記憶しているか否かを判定する(図4のステップS106)。
制御部63は、選択された言語を記憶していると判定した場合、音声信号を音声出力部60に入力し、選択された言語の音声を音声出力部60から出力することにより、トイレ室TRに関する情報の音声による案内を開始するとともに、画像信号を表示部71に入力し、トイレ室TRに関する情報に対応する画像を操作画面80の情報表示部85に表示することにより、トイレ室TRに関する情報の画像による案内を開始する(図4のステップS107、図5のタイミングT15)。この際、制御部63は、情報表示部85に表示する画像に文字の情報が含まれる場合には、選択された言語の文字を情報表示部85に表示する。
このように、制御部63は、操作部72から操作情報の入力を受けた後、着座検知センサ61から着座情報を取得したことに応答して、音声出力部60から音声を出力することにより、トイレ室TRに関する情報を音声で案内する。
制御部63は、必要な情報の案内を終えたこと、もしくは停止ボタン86に対するタッチ操作が行われたことに応じて、音声及び画像による案内を終了する(図4のステップS108)。なお、音声及び画像による案内の終了のタイミングは、それぞれ別のタイミングとしてもよい。例えば、画像による案内は、必要な情報の案内を終えたことに応じて案内を終了するようにし、音声による案内は、必要な情報の案内を終えたこと、もしくは、停止ボタン86に対するタッチ操作が行われたことに応じて、音声による案内のみを終了するようにしてもよい。
一方、制御部63は、ステップS106において、選択された言語を記憶していないと判定した場合、使用者Uによって言語選択が行われたか否かを判定する(図4のステップS109)。
制御部63は、操作部72から入力される操作情報に基づいて言語選択が行われたと判定すると、画像信号を表示部71に入力し、トイレ室TRに関する情報に対応する画像を操作画面80の情報表示部85に表示することにより、トイレ室TRに関する情報の画像のみによる案内を開始する(図4のステップS110、図6のタイミングT25)。
このように、制御部63は、操作部72から操作情報の入力を受ける前に、着座検知センサ61から着座情報を取得した場合には、表示部71に画像を表示することにより、トイレ室TRに関する情報を画像で案内する。より詳しくは、制御部63は、操作部72から操作情報の入力を受ける前に、着座検知センサ61から着座情報を取得した場合には、音声による案内を行うことなく、画像のみによってトイレ室TRに関する情報を案内する。
制御部63は、必要な情報の案内を終えたこと、もしくは停止ボタン86に対するタッチ操作が行われたことに応じて、画像のみによる案内を終了する(図4のステップS111)。
以上、説明したように、本実施形態に係るトイレ用案内装置10では、制御部63が、操作部72から操作情報の入力を受けた後、着座検知センサ61から着座情報を取得したことに応答して、音声出力部60から音声を出力することにより、トイレ室TRに関する情報を音声で案内する。これにより、例えば、荷物が操作部72に当たるなど、使用者Uが意図することなく操作部72が操作されてしまったとしても、即座に音声による案内が開始されてしまうことを抑制することができる。例えば、荷物などによって意図せず操作部72が操作されてしまったとしても、その後、着座の前に使用者Uが操作部72を操作することによって、音声による案内の開始の前に、使用者Uの意図を反映させることができる。これにより、急な音声で使用者Uを驚かせてしまうことを抑制することができる。従って、トイレ室TRに関する情報をより快適に使用者Uに案内することができるトイレ用案内装置10を提供することができる。
また、トイレ用案内装置10では、操作情報の入力を受ける前に、着座情報を取得した場合には、トイレ室TRに関する情報を画像で案内することにより、着座後に操作部72を操作することによって、急に音声による案内が開始されてしまうことを抑制することができる。従って、急な音声で使用者Uを驚かせてしまうことをより確実に抑制することができる。
また、トイレ用案内装置10では、トイレ室TRに関する情報が、トイレ室TRに設置された機器の配置の情報を含む。トイレ用案内装置10では、使用者Uの向きが確定した着座した状態の後に音声による案内が開始されるため、機器の左右の配置などが音声による案内に含まれる場合にも、機器の配置を適切に使用者Uに伝えることができる。例えば、使用者Uが便座14aの前に立って便座14a側を見ている状態と、使用者Uが便座14aに着座した状態と、では、左右の向き及び前後の向きが逆転してしまう。着座後に案内を開始することで、こうした使用者Uの向きの違いにより、使用者Uに誤解を与えてしまうことを抑制することができる。
図7は、実施形態に係るトイレ用案内装置の別の動作の一例を模式的に表すフローチャートである。
図7のステップS201〜S208の動作は、図4に関して説明したステップS101〜S108の動作と実質的に同じであるから、詳細な説明は、省略する。また、以下の説明において、上記実施形態と機能・構成上実質的に同じものについては、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
図7に表したように、この例では、制御部63は、ステップS206において、選択された言語を記憶していないと判定した場合に、画像信号を表示部71に入力し、トイレ室TRに関する情報に対応する画像を操作画面80の情報表示部85に表示することにより、トイレ室TRに関する情報の画像のみによる案内を開始する(図7のステップS209)。
制御部63は、画像のみによる案内を開始した後、使用者Uによって言語選択が行われたか否かを判定する(図7のステップS210)。
制御部63は、言語選択が行われていないと判定した場合、続けて、案内を終了するか否かを判定する(図7のステップS211)。すなわち、制御部63は、必要な情報の案内を終えたか否か、もしくは停止ボタン86に対するタッチ操作が行われたか否かを判定する。
制御部63は、言語選択が行われるまで、必要な情報の案内を終えるまで、もしくは停止ボタン86に対するタッチ操作が行われるまで、ステップS210及びステップS211の処理を繰り返す。制御部63は、必要な情報の案内を終えた場合、もしくは停止ボタン86に対するタッチ操作が行われた場合には、画像のみによる案内を終了する。
一方、制御部63は、画像のみによる案内の終了までに言語選択が行われた場合には、トイレ室TRに関する情報の音声及び画像による案内を開始する(図7のステップS212)。
制御部63は、音声信号を音声出力部60に入力し、選択された言語の音声を音声出力部60から出力することにより、トイレ室TRに関する情報の音声による案内を開始する。音声による案内は、例えば、画像のみによる案内が行われていた部分の案内を省略し、途中から開始される。換言すれば、画像のみによる案内に対し、途中から音声による案内が追加される。あるいは、言語選択が行われた時点で、音声及び画像による案内を新たに初めから開始してもよい。
制御部63は、必要な情報の案内を終えたこと、もしくは停止ボタン86に対するタッチ操作が行われたことに応じて、音声及び画像による案内を終了する(図7のステップS213)。
図4に表した例では、操作情報の入力を受ける前に、着座情報を取得した場合に、言語選択が行われた時点で、画像のみによる案内を行うようにしている。これに限ることなく、図7に表したように、操作情報の入力を受ける前に、着座情報を取得した場合には、着座情報を取得した時点(着座を検知した時点)で画像のみによる案内を開始し、その後に言語選択が行われた時点で音声及び画像による案内を行ってもよい。
図4に表した例では、前述のように、着座後に操作部72を操作することによって、急に音声による案内が開始され、使用者Uを驚かせてしまうことをより確実に抑制することができる。一方、図7に表した例では、操作部72を操作し忘れて着座してしまった際に、音声による案内を聞く機会が失われてしまうことを抑制し、トイレ用案内装置10の利便性をより向上させることができる。
図8は、実施形態に係るトイレ用案内装置の別の動作の一例を模式的に表すフローチャートである。
図8のステップS301〜S304の動作は、図4に関して説明したステップS101〜S104の動作と実質的に同じであるから、詳細な説明は、省略する。また、図8のステップS306〜S312の動作は、図4に関して説明したステップS105〜S111の動作と実質的に同じであるから、詳細な説明は、省略する。
図8に表したように、この例において、制御部63は、操作情報の入力を受けて選択された言語を記憶した後、入力された操作情報を基に、操作部72の操作に対応する画像を表示部71に表示する(図8のステップS305)。すなわち、制御部63は、操作情報の入力に応じて、操作部72の操作に対応する画像を表示部71に表示する。
図9は、表示部に表示する操作画面の変形例を模式的に表す説明図である。
図9に表したように、制御部63は、例えば、言語選択ボタン81〜84のタッチ操作に関する操作情報の入力を受けたことに応じて、着座後に音声による案内が開始されることを使用者Uに告知するための告知画像を操作画面80の情報表示部85に表示する。
換言すれば、制御部63は、着座する前の使用者Uが言語選択ボタン81〜84のいずれかをタッチ操作した際に、言語選択ボタン81〜84のいずれかのタッチ操作から着座までの間に、告知画像を操作画面80の情報表示部85に表示する。
図9では、着座後に音声による案内が開始されることを文字によって使用者Uに告知する告知画像を例示している。告知画像の態様は、これに限ることなく、着座後に音声による案内が開始されることを使用者Uに告知可能な任意の態様でよい。また、告知画像を表示する位置は、情報表示部85に限ることなく、表示部71の任意の位置でよい。告知画像は、例えば、操作画面80とは別の画面として表示部71に表示してもよい。
このように、操作部72の操作に対応する画像を表示部71に表示することにより、例えば、図9に表したように、操作部72の操作によって着座後に音声による案内が開始されることなどを使用者Uに伝えることが可能となる。これにより、急な音声で使用者Uを驚かせてしまうことを、より確実に抑制することができる。
なお、操作部72の操作に対応する画像は、情報表示部85に表示する告知画像に限定されるものではない。例えば、言語選択ボタン81〜84のいずれかが操作された際に、操作されたボタンの色を変えたり、操作されたボタンを点滅させたりするように、表示部71に画像を表示してもよい。すなわち、操作部72の操作に対応する画像は、操作部72(言語選択ボタン81〜84など)が操作されたことを使用者Uに知らせるための画像でもよい。このように、操作部72が操作されたことを使用者Uに認識させるようにする。例えば、荷物などによって操作部72が意図せず操作されてしまったことを使用者Uに認識させるようにする。このように、操作部72が操作されたことを予め使用者Uに認識させることにより、その後に音声が流れたとしても、音声によって使用者Uを驚かせてしまうことを抑制することができる。
図10は、実施形態に係るトイレ用案内装置の別の動作の一例を模式的に表すタイミングチャートである。
図10に表したように、この例において、制御部63は、図4のステップS107や図7のステップS207、S212などのタイミングで音声出力部60から音声を出力する際に、音声の出力開始時の音量を所定時間経過後の音量よりも小さくする。換言すれば、制御部63は、音声による案内を開始する際に、案内の開始時の音量を所定時間経過後の音量よりも小さくする。
図10に表したように、制御部63は、例えば、音声の出力開始時の音量を第1音量とする(図10のタイミングT31)。そして、制御部63は、所定時間経過後の音量を第1音量よりも大きい第2音量とする(図10のタイミングT32)。このように、制御部63は、音声を出力する際に、音声の音量を段階的に大きくする。この例では、音量を2段階で変化させているが、音量を段階的に変化させる場合、音量は、3段階以上で変化させてもよい。
制御部63は、例えば、「音声案内を開始します」などといったように、トイレ室TRに関する情報の案内用の音声を出力する前に、音声案内の開始を使用者Uに告知する告知用の音声を出力する。所定時間は、例えば、告知用の音声を出力する時間である。換言すれば、制御部63は、告知用の音声の音量を案内用の音声の音量よりも小さくする。例えば、音量を3段階以上に変化させる場合などには、告知用の音声の音量を案内用の音声の音量よりも小さくするとともに、案内用の音声の音量を、さらに段階的に変化させるようにしてもよい。
このように、音声の出力開始時の音量を所定時間経過後の音量よりも小さくすることで、急な音声で使用者Uを驚かせてしまうことをより確実に抑制することができる。そして、所定時間経過後の音量を開始時よりも大きくすることで、音声を聞き取り易くし、案内を希望する使用者Uに対してトイレ室TRに関する情報を適切に伝えることができる。従って、トイレ用案内装置10の使い勝手をより向上させることができる。
図11は、実施形態に係るトイレ用案内装置の別の動作の一例を模式的に表すタイミングチャートである。
音声の出力開始時の音量を所定時間経過後の音量よりも小さくする場合、図11に表したように、音声の出力開始の時点から所定時間の経過の時点まで音量を連続的に変化させてもよい。換言すれば、音声の出力開始時の音量を所定の音量よりも小さくし、開始時の音量から所定の音量まで時間の経過とともに連続的に音量を大きくするようにしてもよい(図11のタイミングT41〜T42)。音量を連続的に大きくする期間は、告知用の音声を出力する期間でもよいし、案内用の音声を出力する期間でもよい。
このように、音量を連続的に変化させることにより、音量を段階的に変化させる場合と比べて、音量の変化によって使用者Uを驚かせてしまうことを抑制することができる。
なお、上記のように、音声の出力開始時の音量を所定時間経過後の音量よりも小さくする場合には、例えば、文字や図柄などの画像を表示部71(情報表示部85)に表示することなどにより、所定時間後に音量が大きくなることを使用者Uに通知することが好ましい。これにより、音量の変化によって使用者Uを驚かせてしまうことを抑制することができる。
図12は、表示部に表示する操作画面の変形例を模式的に表す説明図である。
図12に表したように、この例では、操作画面80において、言語選択ボタン81〜84が、案内開始ボタン87に置き換えられている。
操作部72は、案内開始ボタン87に対するタッチ操作を検知した際に、案内の開始に関する操作情報を制御部63に入力する。制御部63は、例えば、案内の開始に関する操作情報の入力を受けた後、着座情報を取得したことに応答して、予め設定された言語の音声を音声出力部60から出力することにより、トイレ室TRに関する情報の音声による案内を開始する。
このように、操作部72は、案内の開始に関する操作情報を制御部63に入力する構成でもよい。トイレ用案内装置10は、複数の言語による音声案内を行うものに限ることなく、予め設定された1つの言語による音声案内を行うものでもよい。
トイレ用案内装置10は、例えば、複数の言語選択ボタン81〜84と案内開始ボタン87とを操作画面80に設け、複数の言語選択ボタン81〜84のいずれかを操作して言語を選択した後、案内開始ボタン87を操作して案内の開始を指示する構成としてもよい。操作部72の構成は、言語選択に関する操作情報と、案内の開始に関する操作情報と、を制御部63に入力する構成としてもよい。
図13は、実施形態に係るトイレ用案内装置の変形例を模式的に表すブロック図である。
図13に表したように、この例では、トイレ用案内装置10の本体部50から着座検知センサ61が省略され、便座装置14に着座検知センサ90と通信部92とが設けられている。
着座検知センサ90は、使用者Uの着座の検知に応答して、着座情報を通信部92に入力する。
着座検知センサ90には、着座検知センサ61と同様のものを用いることができる。また、便座装置14に着座検知センサ90を設ける場合、着座検知センサ90は、例えば、便座14aの動きを検知する機械式のスイッチ、光学センサ、又は磁気センサなどでもよいし、着座にともなう静電容量の変化を検知する静電容量センサなどでもよいし、着座にともなう圧力の変化を検知する圧電センサなどでもよい。
通信部92は、着座検知センサ90と通信を行い、着座検知センサ90から着座情報の入力を受けるとともに、トイレ用案内装置10の本体部50の通信部64と通信を行い、着座検知センサ90から入力された着座情報を本体部50の通信部64に入力する。
通信部64は、便座装置14の通信部92と通信を行い、通信部92から着座情報を取得する。そして、通信部64は、取得した着座情報を制御部63に入力する。
このように、この例では、通信部64が、着座情報を取得する着座情報取得部として機能する。着座情報取得部は、使用者Uの着座を検知する着座検知センサ61に限ることなく、便座装置14などの外部の機器から着座情報を取得する通信部64でもよい。
なお、この例では、通信部64が表示端末52及び便座装置14と通信を行っている。便座装置14と通信を行う通信部は、表示端末52と通信を行う通信部と別にしてもよい。また、着座情報を取得する外部の機器は、便座装置14に限ることなく、例えば、便座装置14及びトイレ用案内装置10の双方と通信を行うサーバなどでもよい。
図14は、実施形態に係るトイレ用案内装置の変形例を模式的に表すブロック図である。
図14に表したように、この例では、トイレ用案内装置10の表示端末52が、制御部73を有している。
制御部73は、通信部70、表示部71、及び操作部72と接続されている。操作部72は、使用者Uの操作を受け付け、使用者Uの操作に応じた操作情報を制御部73に入力する。制御部73は、通信部64、70を介して使用者Uの操作に応じた操作情報を本体部50の制御部63に入力する。
また、制御部73は、通信部64、70を介して本体部50の制御部63と通信を行う。制御部73は、制御部63から出力された画像信号を通信部64、70を介して受け、制御部63から入力される画像信号に基づき、動画像又は静止画像を表示部71の画面に表示する。
なお、この例では、制御部73が、制御部63から出力された画像信号を通信部64、70を介して受ける構成を説明したが、表示端末52側で画像信号をあらかじめ記憶しておき、制御部63から通信部64、70を介して制御部73へ使用者Uの操作に応じた操作情報などを出力し、制御部73が、入力される操作情報などに基づいて動画像又は静止画像を表示部71の画面に表示する構成であってもよい。
この例では、制御部73が、操作部72から入力される操作情報、着座検知センサ90から入力される着座情報、及び人体検知センサ62から入力される検知情報などを基に、表示部71の動作を制御する。このように、表示部71の動作は、表示端末52の制御部73で制御してもよい。
なお、この例では、表示端末52が制御部73を、本体部50が制御部63を有する構成を説明したが、表示端末52が制御部73を有する場合、制御部63は省略してもよい。例えば、人体検知センサ62や着座検知センサ90の検知結果を通信部70などを介して制御部73に入力することにより、表示端末52に設けられた制御部73で、音声出力部60などの動作を制御してもよい。
上記各実施形態では、トイレ用案内装置10を本体部50と表示端末52とから構成している。トイレ用案内装置10の構成は、これに限ることなく、本体部50と表示端末52とを一体化させた一つの装置としてもよい。反対に、着座検知センサ61や操作部72などを独立させ、より多数の部材から構成してもよい。
また、トイレ用案内装置10は、必ずしも表示部71を有しなくてもよい。トイレ用案内装置10の構成は、少なくとも操作部と、音声出力部と、着座情報取得部と、制御部と、を備え、制御部が、操作部から操作情報の入力を受けた後、着座情報取得部から着座情報を取得したことに応答して、音声出力部から音声を出力することにより、トイレ室に関する情報を音声で案内することが可能な任意の構成でよい。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、トイレ用案内装置10などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
2 出入口、 4 ドア、 10 トイレ用案内装置、 12 大便器、 13 便器本体、 14 便座装置、 14a 便座、 15 背もたれ、 16,18 手洗器、 20 ベビーチェア、 22 小便器、 24 汚物流しユニット、 30 ライニング、 32 呼出ボタン、 34 操作リモコン、 36 便器洗浄ボタン、 38 紙巻器、 50 本体部、 52表示端末、 60 音声出力部、 61 着座検知センサ、 62 人体検知センサ、 63 制御部、 64 通信部、 70 通信部、 71 表示部、 72 操作部、 73 制御部、 80 操作画面、 81〜84 言語選択ボタン、 85 情報表示部、 86 停止ボタン、 87 案内開始ボタン、 90 着座検知センサ、 92 通信部、 TR トイレ室、 U 使用者

Claims (5)

  1. 操作情報を入力するための操作部と、
    音声の出力を行う音声出力部と、
    使用者の便座への着座を表す着座情報を取得する着座情報取得部と、
    前記操作情報及び前記着座情報を基に、前記音声出力部の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記操作部から前記操作情報の入力を受けた後、前記着座情報取得部から前記着座情報を取得したことに応答して、前記音声出力部から音声を出力することにより、トイレ室に関する情報を音声で案内することを特徴とするトイレ用案内装置。
  2. 画像の表示を行う表示部をさらに備え、
    前記制御部は、前記操作部から前記操作情報の入力を受ける前に、前記着座情報取得部から前記着座情報を取得した場合には、前記表示部に画像を表示することにより、前記トイレ室に関する情報を画像で案内することを特徴とする請求項1記載のトイレ用案内装置。
  3. 画像の表示を行う表示部をさらに備え、
    前記制御部は、前記操作情報の入力に応じて、前記操作部の操作に対応する画像を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1記載のトイレ用案内装置。
  4. 前記制御部は、前記音声出力部から音声を出力する際に、音声の出力開始時の音量を所定時間経過後の音量よりも小さくすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のトイレ用案内装置。
  5. 前記トイレ室に関する情報は、前記トイレ室に設置された機器の配置の情報を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のトイレ用案内装置。
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