JP7065010B2 - サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、サイドエアバッグ装置に関する。
サイドエアバッグ装置として、例えば、特許文献1には、エアバッグと、エアバッグ内にガスを注入するインフレータと、インフレータが固定される固定ブラケット(固定プレート)と、エアバッグの展開方向を規制する力布と、力布の端部に設けられた係合部が係合する穴を有する力布ブラケット(ケース)とを備えたものが開示されている。
特開2015-214333号公報
ところで、従来技術では、力布が固定ブラケットの縁部に接触することがあった。
そこで、本発明は、力布が固定ブラケットに接触するのを抑制することができるサイドエアバッグ装置を提供することを目的とする。
また、サイドエアバッグ装置をコンパクトな構成とすることを目的とする。
また、エアバッグ展開時に固定ブラケットが変形するのを抑制することを目的とする。
また、インフレータの取付剛性を向上させることを目的とする。
また、固定ブラケットと車体が接触するのを抑制することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明のサイドエアバッグ装置は、エアバッグと、前記エアバッグ内にガスを供給するインフレータと、前記エアバッグおよび前記インフレータを収容し、車体に固定されるベース部材と、前記ベース部材に固定されるとともに、前記インフレータが固定される固定ブラケットと、前記エアバッグの展開方向を規制する力布と、前記固定ブラケットに固定されるとともに、前記力布が取り付けられる力布ブラケットと、を備え、前記固定ブラケットは、ブラケット本体と、前記ブラケット本体から前記力布ブラケットに向けて突出して前記力布ブラケットに接触する凸部とを有することを特徴とする。
このような構成によれば、凸部により固定ブラケットのブラケット本体と力布ブラケットの間に隙間ができるので、力布が固定ブラケットに接触するのを抑制することができる。
前記したサイドエアバッグ装置において、前記力布ブラケットは、前記インフレータと前記固定ブラケットの間に配置されている構成とすることができる。
これによれば、力布ブラケットをインフレータやエアバッグとともにベース部材に収容した状態で配置できるので、サイドエアバッグ装置をコンパクトな構成とすることができる。
前記したサイドエアバッグ装置において、前記凸部は、少なくとも2つ設けられている構成とすることができる。
これによれば、複数の凸部により力布ブラケットを安定して支えることができる。これにより、固定ブラケットのブラケット本体と力布ブラケットとの間の隙間を安定的に確保できるので、力布が固定ブラケットに接触するのをより抑制することができる。
前記したサイドエアバッグ装置において、前記凸部は、当該凸部が突出する方向から見て、円形である構成とすることができる。
これによれば、固定ブラケットの凸部周辺の剛性を効果的に向上させることができる。これにより、エアバッグ展開時に固定ブラケットが変形するのを抑制することができる。
前記したサイドエアバッグ装置において、前記凸部には、前記インフレータを前記固定ブラケットに固定するためのボルトが挿通される貫通孔が形成されている構成とすることができる。
これによれば、固定ブラケットの剛性が向上した部分(凸部)にインフレータを固定することができる。これにより、インフレータの取付剛性を向上させることができる。
前記したサイドエアバッグ装置において、前記力布ブラケットは、前記インフレータと前記固定ブラケットの間に配置され、前記凸部が接触する部分に前記ボルトが挿通される貫通孔が形成されている構成とすることができる。
これによれば、固定ブラケットと力布ブラケットが重なる部分にインフレータを固定することができるので、インフレータの取付剛性をより向上させることができる。
前記したサイドエアバッグ装置において、前記ブラケット本体は、後縁部に、車両の左右方向内側または外側に向けて屈曲した後フランジを有する構成とすることができる。
これによれば、固定ブラケットの剛性を向上させることができる。これにより、エアバッグ展開時に固定ブラケットが変形するのを抑制することができる。
前記したサイドエアバッグ装置において、前記力布ブラケットは、前記後フランジの左右方向の一方側に配置され、前記後フランジは、前記力布ブラケットが配置された側とは反対側に向けて屈曲している構成とすることができる。
これによれば、後フランジと力布ブラケットが接触するのを抑制することができる。これにより、凸部と力布ブラケットが安定的に接触するので、固定ブラケットのブラケット本体と力布ブラケットとの間の隙間を安定的に確保することができ、力布が固定ブラケットに接触するのを効果的に抑制することができる。
前記したサイドエアバッグ装置において、前記ブラケット本体は、下縁部に、車両の左右方向内側または外側に向けて屈曲した下フランジを有する構成とすることができる。
これによれば、固定ブラケットの剛性を向上させることができる。これにより、エアバッグ展開時に固定ブラケットが変形するのを抑制することができる。
前記したサイドエアバッグ装置において、前記下フランジは、車両の左右方向内側に向けて屈曲している構成とすることができる。
これによれば、固定ブラケットの下フランジと車体が接触するのを抑制することができる。
本発明によれば、力布が固定ブラケットに接触するのを抑制することができる。
また、力布ブラケットをインフレータと固定ブラケットの間に配置することで、サイドエアバッグ装置をコンパクトな構成とすることができる。
また、凸部を少なくとも2つ設けることで、力布が固定ブラケットに接触するのをより抑制することができる。
また、凸部を突出方向から見て円形とすることで、エアバッグ展開時に固定ブラケットが変形するのを抑制することができる。
また、凸部にインフレータを固定するためのボルトが挿通される貫通孔を形成することで、インフレータの取付剛性を向上させることができる。
また、力布ブラケットをインフレータと固定ブラケットの間に配置し、凸部が接触する部分にボルトが挿通される貫通孔を形成することで、インフレータの取付剛性をより向上させることができる。
また、ブラケット本体に後フランジを設けることで、エアバッグ展開時に固定ブラケットが変形するのを抑制することができる。
また、後フランジが左右方向の力布ブラケットが配置された側とは反対側に向けて屈曲することで、力布が固定ブラケットに接触するのを効果的に抑制することができる。
また、ブラケット本体に下フランジを設けることで、エアバッグ展開時に固定ブラケットが変形するのを抑制することができる。
また、下フランジが車両の左右方向内側に向けて屈曲することで、固定ブラケットの下フランジと車体が接触するのを抑制することができる。
サイドエアバッグ装置が設けられた車両を車室内から見た図である。 サイドエアバッグ装置とサイドエアバッグ装置が固定される車体のサイドパネルの斜視図である。 サイドエアバッグ装置の斜視図である。 サイドエアバッグ装置の分解斜視図である。 固定ブラケットを上側から見た図(a)と、車両の左右方向外側から見た図(b)である。 力布ブラケットを上側から見た図(a)と、車両の左右方向外側から見た図(b)である。 サイドエアバッグ装置の全体構成を示す横断面図(a)と、車体固定部付近の横断面図(b)である。 サイドエアバッグ装置のインフレータ付近の縦断面図である。 変形例に係る固定ブラケットの斜視図である。 変形例に係る車体固定部を車両の左右方向外側から見た図(a),(b)である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、実施形態に係るサイドエアバッグ装置1は、自動車の後部座席に適用され、車体の一部である側壁BSおよびドアBDと、シートSとの間に配置されている。
シートSは、シートクッションS1とシートバックS2を有し、シートバックS2は、下端を軸にして前に倒すように回動可能となっている。サイドエアバッグ装置1は、側壁BSに固定されており、シートバックS2には固定されていない。このため、図示は省略するが、シートバックS2を前に倒した場合には、サイドエアバッグ装置1が側壁BSに残った状態で露出することになる。サイドエアバッグ装置1の前面は、シートバックS2の前面と略面一であり、通常のシートSの使用時においては、外見的にシートバックS2の一部となっている。
なお、本実施形態においては、車両の左側(シートSの左側)に配置されるサイドエアバッグ装置1について説明するが、車両の右側にも、左右対称な構成のサイドエアバッグ装置を設けることができる。また、本実施形態においては、特に断りが無い限り、左右方向の内側および外側は、サイドエアバッグ装置1自体ではなく、車両を基準とする。すなわち、車両の左右中心に近い車両の左右方向内側を内側、車両の左右中心から遠い車両の左右方向外側を外側とする。また、前後および上下は、特に断りが無い限り、シートSを基準とする。
図2に示すように、側壁BSは、内部に金属板からなるサイドパネル300を有しており、サイドエアバッグ装置1は、サイドパネル300に固定されている。
サイドパネル300は、サイドエアバッグ装置1を固定するための取付部310として、左右内側を向く第1取付面320に第1取付孔321を有し、前方を向く第2取付面330に第2取付孔331を有し、左右内側を向く第3取付面340に第3取付孔341を有している。第3取付面340は、第1取付面320および第2取付面330の下方であって、第1取付面320に対して左右内側にずれて配置されている。サイドエアバッグ装置1は、シートバックS2を前に倒したとき、前側、左右内側および上側が露出するので、これらの各面に表皮部材7が被せられている。
図3に示すように、サイドエアバッグ装置1は、エアバッグ2と、インフレータ3と、ベース部材4と、固定ブラケット100と、力布5と、力布ブラケット200とを備えて構成されている。
エアバッグ2は、袋状の部材であり、通常時には、折りたたまれた状態でサイドエアバッグ装置1内に配置されている。エアバッグ2は、自車両が衝突したり、他車両に衝突されたりしたときに内部にガスが供給されて膨張し、シートSに座った乗員の左右外側に展開するように構成されている。
インフレータ3は、エアバッグ2内にガスを供給する部材である。図4に示すように、インフレータ3は、円柱状のインフレータ本体31と、インフレータ本体31から突出して設けられたボルト32とを有している。ボルト32は、インフレータ本体31の軸心に沿って複数、本実施形態では、2つが上下に並んで設けられている。ボルト32は、インフレータ3を固定ブラケット100に固定するためのボルトであり、それぞれ、インフレータ本体31の軸心に向くようにインフレータ本体31に固定されている。
図3に戻り、ベース部材4は、エアバッグ2およびインフレータ3を収容し、車体を構成するサイドパネル300(図2参照)に固定される部材である。図3では図示を省略するが、ベース部材4は、クッションパッド6(図7(a)参照)により覆われ、クッションパッド6の外側を表皮部材7が覆っている。ベース部材4は、ワイヤフレーム10と、固定プレート20とを含んでなる。
ワイヤフレーム10は、屈曲した金属棒からなり、外側フレーム11と、外側フレーム11の左右内側に配置された内側フレーム12と、外側フレーム11と内側フレーム12の下端同士を接続する下側フレーム13と、外側フレーム11と内側フレーム12の上端同士を接続する上側フレーム14とを有している。ベース部材4は、フレーム11~14が溶接により接続されて構成され、フレーム11~14によって囲まれた内側の空間が、エアバッグ2やインフレータ3などを収容する収容空間となっている。
固定プレート20は、金属板からなり、外側フレーム11の上部に溶接により固定された第1固定プレート21と、外側フレーム11と内側フレーム12の上端同士を連結するように溶接により固定された第2固定プレート22とを含む。第1固定プレート21は、左右を向くように配置され、第2固定プレート22は、前後を向くように配置されている。第1固定プレート21には、左右内側の面にボルト23の図示しない頭部が溶接により固定され、軸部が左右外側の面から左右外側に向けて突出するように設けられている。また、第2固定プレート22には、前側の面にボルト24の頭部が溶接により固定され、図示しない軸部が後側の面から後方に突出するように設けられている。
図4に示すように、ワイヤフレーム10の内側フレーム12には、固定ブラケット100が固定されるブラケット固定部15が設けられている。ブラケット固定部15は、上下に延びる第1延在部15Aと、第1延在部15Aの上端から後方に延びる第2延在部15Bとを有する略L字状に形成されている。
固定ブラケット100は、ベース部材4に固定されるとともに、インフレータ3が固定される部材であり、金属板からなる。固定ブラケット100は、ブラケット本体110と、凸部120とを有している。
ブラケット本体110は、外側部111と、外側部111の後方から下方にわたるように設けられた内側部112と、外側部111と内側部112を接続する接続部113とを有している。
図5(a)に示すように、内側部112は、外側部111に対して左右方向、具体的には、左右内側にずれて配置され、接続部113により外側部111に接続されている。このような構成により、固定ブラケット100のブラケット本体110には、外側部111と内側部112との間に段差形状が形成されるので、固定ブラケット100の剛性を向上させることができる。また、内側部112は、後フランジ131と、下フランジ132とを有している。後フランジ131は、内側部112の後縁部において左右内側に向けて屈曲して設けられている。言い換えると、後フランジ131は、左右方向において、力布ブラケット200が配置された側とは反対側に向けて屈曲している(図7(a)参照)。一方、下フランジ132は、内側部112の下縁部において左右内側に向けて屈曲して設けられている(図8も参照)。
接続部113は、第1接続部113Aと、第2接続部113Bとを有している。第1接続部113Aは、左右に延びて外側部111と内側部112の間に段差形状を形成する部分である。一方、第2接続部113Bは、前から後ろに向かうにつれて左右内側に位置するように傾斜して延びる部分である。接続部113がこのような第1接続部113Aと第2接続部113Bを有することで、外側部111と内側部112との間に形成される段差部分付近にさらに凹凸形状を形成することができるので、固定ブラケット100の剛性をより向上させることができる。
図4および図5(b)に示すように、凸部120は、固定ブラケット100と力布ブラケット200が組み付けられたときに力布ブラケット200に接触する部分である。凸部120は、ブラケット本体110の外側部111から左右外側、言い換えると、力布ブラケット200に向けて突出して設けられている。本実施形態において、凸部120は、上下に並んで2つ設けられている。なお、本実施形態において、第2接続部113Bは、上下方向において、2つの凸部120の略間に配置されている。各凸部120は、当該凸部120が突出する方向、具体的には、左右方向から見て、円形に形成されている。また、各凸部120には、インフレータ3に設けられたボルト32が挿通される貫通孔121が形成されている。
ブラケット本体110の内側部112には、貫通孔140が形成されている。貫通孔140は、インフレータ3に設けられたボルト32とは別のボルトであって、固定ブラケット100を車体のサイドパネル300に固定するためのボルト81(図3参照)が挿通される孔である。貫通孔140は、凸部120に形成された貫通孔121よりも後方に配置されている。また、貫通孔140は、凸部120の貫通孔121よりも下方に配置されている。すなわち、貫通孔140は、貫通孔121の後ろ斜め下方に配置されている。
図4に示すように、固定ブラケット100は、外側部111の前縁部と上縁部がベース部材4に取り付けられている。詳しくは、固定ブラケット100は、外側部111の前縁部がベース部材4に設けられたブラケット固定部15の第1延在部15Aに溶接により固定され、外側部111の上縁部がブラケット固定部15の第2延在部15Bに溶接により固定されていることで(溶接部W参照)、ベース部材4に取り付けられている。図8に示すように、固定ブラケット100は、ブラケット本体110の接続部113が、ベース部材4を構成するワイヤフレーム10の内側フレーム12(詳しくは、ブラケット固定部15)を左右にまたぐように配置されている。さらに説明すると、固定ブラケット100は、外側部111がブラケット固定部15の左右外側に配置され、内側部112がブラケット固定部15の左右内側に配置され、外側部111と内側部112を接続する接続部113がブラケット固定部15と交差するように配置されている。
図7(a)に示すように、力布5は、エアバッグ2の展開方向を規制する部材であり、エアバッグ2を取り囲むように配置されている。本実施形態において、力布5は、第1の力布としてのアウタ力布51と、第2の力布としてのインナ力布52とを含む。アウタ力布51およびインナ力布52は、それぞれ、前端部が表皮部材7に結合され、エアバッグ2が展開するときに、クッションパッド6を裂開させるのを補助するように機能する。また、アウタ力布51およびインナ力布52は、それぞれ、後端部に、上下に開口するリング部51A,52Aを有している。
図4に示すように、力布ブラケット200は、ベース部材4に固定されるとともに、力布5が取り付けられる部材であり、金属板からなる。詳しくは、力布ブラケット200は、ベース部材4に固定された固定ブラケット100に固定されることで、固定ブラケット100を介してベース部材4に固定されている。本実施形態において、力布ブラケット200は、インフレータ3と固定ブラケット100の間に配置されている。さらに言えば、力布ブラケット200は、固定ブラケット100に設けられた後フランジ131の左右方向の一方側、具体的には、左右外側に配置されている。力布ブラケット200は、本体部210と、車体固定部220とを有している。
本体部210は、第1部分としての力布取付部211と、第2部分としての接続部212とを有している。
力布取付部211は、力布5が取り付けられる部分であり、車体固定部220の上側に隣接して配置されている。
力布取付部211は、第1スリットとしての後スリット230と、第2スリットとしての前スリット240とを有している。後スリット230は、アウタ力布51が配置される左右に貫通した細長い孔であり、力布取付部211の後部分に形成されている。また、前スリット240は、インナ力布52が配置される左右に貫通した細長い孔であり、力布取付部211の前部分、さらに言えば、後スリット230よりも前方に形成されている。後スリット230および前スリット240は、一端が力布ブラケット200の縁部に開口した構成となっている。
詳しくは、図6(b)に示すように、後スリット230は、上下に延びる第1孔部231と、第1孔部231の下端部から略前方に延びる第2孔部232と、第2孔部232の前端から下方に延びる第3孔部233とを有して構成されている。そして、第3孔部233の下端が、力布ブラケット200の下縁部に開口して、アウタ力布51を差し込むための第1差込口234を形成している。また、前スリット240は、上下に延びる第4孔部241と、第4孔部241の上端部から後方に延びる第5孔部242と、第5孔部242の後端から上方に延びる第6孔部243とを有して構成されている。そして、第6孔部243の上端が、力布ブラケット200の上縁部に開口して、インナ力布52を差し込むための第2差込口244を形成している。
また、力布取付部211は、第1取付部251と、第2取付部252と、第3取付部253とを有している。第1取付部251は、力布取付部211のうち、後スリット230の前側、かつ、前スリット240の後側の部分である。詳しくは、第1取付部251は、左右方向から見て、後スリット230を通る第1基準線L1よりも前側、かつ、前スリット240を通る第2基準線L2よりも後側の部分である。言い換えると、第1取付部251は、第1基準線L1と第2基準線L2の間の部分である。また、第2取付部252は、力布取付部211のうち、前スリット240の前側の部分である。詳しくは、第2取付部252は、第2基準線L2よりも前側の部分である。また、第3取付部253は、力布取付部211のうち、後スリット230の後側の部分である。詳しくは、第3取付部253は、第1基準線L1よりも後側の部分である。
第1取付部251および第2取付部252は、平らに形成され、左右方向にそろった状態で配置されている。詳しくは、第1取付部251および第2取付部252は、左右内側の面が同一平面状に配置されるように形成されている。そして、第1取付部251および第2取付部252は、固定ブラケット100と力布ブラケット200が組み付けられたとき、左右内側の面に固定ブラケット100の凸部120が接触する(図8参照)。この凸部120が接触する部分である第1取付部251および第2取付部252には、インフレータ3に設けられたボルト32が挿通される貫通孔251A,252Aが形成されている。貫通孔251Aは、第1取付部251のうち、後スリット230の第3孔部233と、前スリット240の第4孔部241の下端の間に配置されている。また、貫通孔252Aは、第2取付部252のうち、前スリット240の第5孔部242と第6孔部243に隣接する角部付近に配置されている。
また、図7(a)に示すように、力布取付部211は、前フランジ261および後フランジ262を有している。前フランジ261は、力布取付部211の前縁部に形成され、左右内側に向けて屈曲している。言い換えると、前フランジ261は、左右方向において、エアバッグ2が配置された側とは反対側に向けて屈曲している。一方、後フランジ262は、力布取付部211の後縁部に形成され、左右外側に向けて屈曲している。言い換えると、後フランジ262は、左右方向において、エアバッグ2が配置された側に向けて屈曲している。
図4および図6(a)に示すように、接続部212は、車体固定部220と力布取付部211を接続する部分であり、車体固定部220と力布取付部211の間に設けられている。詳しくは、力布取付部211は、車体固定部220に対して左右方向、具体的には、左右外側にずれて配置されており、接続部212は、左右に延びて車体固定部220の上端と力布取付部211の下端を接続している。これにより、力布ブラケット200は、車体固定部220と力布取付部211との間に段差形状が形成されている。
図4および図6(b)に示すように、力布取付部211は、接続部212と隣接する部分、具体的には、第3取付部253の下端部に窪み部213を有している。窪み部213は、左右内側に向けて凹む形状の窪みであり、左右外側および下側に開口している。
車体固定部220は、車体を構成するサイドパネル300(図2参照)に直接固定される部分であり、本体部210の後部分から下方に突出するように設けられている。車体固定部220は、後スリット230の第1差込口234よりも後側かつ下側に形成されている。車体固定部220は、凹部221を有している。凹部221は、車体固定部220をサイドパネル300に固定するためのボルト81(図3参照)が配置される部分であり、力布ブラケット200の縁部に開口している。詳しくは、凹部221は、力布ブラケット200の前側および下側に開口した切欠状に形成されている。
アウタ力布51は、リング部51Aの一部を第1差込口234から後スリット230に差し込んで、リング部51Aに力布取付部211の第3取付部253を通すようにして力布ブラケット200に取り付けられている。一方、インナ力布52は、リング部52Aの一部を第2差込口244から前スリット240に差し込んで、リング部52Aに力布取付部211の第2取付部252を通すようにして力布ブラケット200に取り付けられている。なお、金属板からなる力布ブラケット200は、そのエッジ部分から力布5に不要な負荷がかからないように、少なくともエッジ部分にナイロンコーティングなどの樹脂コーティングがなされていてもよい。一例として、力布ブラケット200は、その全体に樹脂コーティングがなされていてもよい。
図8に示すように、力布ブラケット200は、固定ブラケット100に取り付けられている。詳しくは、力布ブラケット200と固定ブラケット100は、インフレータ3の下側のボルト32を第1取付部251の貫通孔251Aおよび下側の凸部120の貫通孔121に通すとともに、上側のボルト32を第2取付部252の貫通孔252Aおよび上側の凸部120の貫通孔121に通し、各ボルト32に固定ブラケット100の左右内側からナット33を締結することで、互いに固定されている。力布ブラケット200は、前スリット240の両側の部分である第1取付部251と第2取付部252の両方が固定ブラケット100に固定されている。本実施形態において、第1取付部251は、「第2スリットの一方側の部分」の一例であり、第2取付部252は、「第2スリットの他方側の部分」の一例である。
図2および図3に示すように、サイドエアバッグ装置1は、車体を構成するサイドパネル300に取り付けられている。具体的には、サイドエアバッグ装置1は、ベース部材4のボルト23をサイドパネル300の第1取付孔321に通すとともに、ボルト24を第2取付孔331に通し、図示しないナットに締結することで、ベース部材4がサイドパネル300に固定されている。また、図7(b)に示すように、ボルト81を固定ブラケット100の貫通孔140、力布ブラケット200の凹部221、および、サイドパネル300の第3取付孔341に通し、ナット82に締結することで、固定ブラケット100および力布ブラケット200がサイドパネル300に固定されている。
力布ブラケット200の車体固定部220は、固定ブラケット100とサイドパネル300の間に配置され、ボルト81とナット82により固定ブラケット100とともにサイドパネル300に固定されている。また、力布ブラケット200は、図6(b)に示すように、後スリット230の両側の部分である第1取付部251と車体固定部220の両方が固定ブラケット100に固定されている。本実施形態において、第1取付部251は、「第1スリットの一方側の部分」の一例であり、車体固定部220は、「第1スリットの他方側の部分」の一例である。
図7(a)に示すように、サイドエアバッグ装置1において、エアバッグ2は、力布ブラケット200の左右方向の一方側、具体的には、左右外側に配置されている。さらに言えば、エアバッグ2は、前フランジ261を含む、力布ブラケット200の前部分の左右方向の一方側である左右外側に配置されている。また、アウタ力布51は、リング部51Aが後フランジ262を含む力布ブラケット200の第3取付部253の一部を囲むように取り付けられ、力布ブラケット200の、エアバッグ2が配置された側を通って前方に延びている。詳しくは、アウタ力布51は、インフレータ3およびエアバッグ2の左右外側を通って前方に延び、前端部が表皮部材7に結合されている。また、インナ力布52は、リング部52Aが前フランジ261を含む第2取付部252の一部を囲むように取り付けられ、エアバッグ2の左右内側を通って前方に延び、前端部が表皮部材7に結合されている。
以上説明した本実施形態によれば、固定ブラケット100がブラケット本体110から突出する凸部120を有するので、固定ブラケット100と力布ブラケット200を組み付けたときには、凸部120により固定ブラケット100のブラケット本体110と力布ブラケット200の間に隙間を形成することができる。これにより、特にインナ力布52が固定ブラケット100に接触するのを抑制することができる。
また、力布ブラケット200がインフレータ3と固定ブラケット100の間に配置されているので、力布ブラケット200をインフレータ3やエアバッグ2とともにベース部材4の内側に収容した状態で配置することができる。これにより、サイドエアバッグ装置1をコンパクトな構成とすることができる。
また、固定ブラケット100に凸部120が2つ(複数)設けられているので、複数の凸部120により力布ブラケット200を安定して支えることができる。これにより、ブラケット本体110と力布ブラケット200との間の隙間を安定的に確保できるので、インナ力布52が固定ブラケット100に接触するのをより抑制することができる。
また、凸部120が左右方向から見て円形であるので、固定ブラケット100の凸部120周辺の剛性を効果的に向上させることができる。これにより、エアバッグ2の展開時に力が加わっても固定ブラケット100が変形するのを抑制することができる。
また、凸部120にインフレータ3のボルト32が挿通される貫通孔121が形成されているので、固定ブラケット100の剛性が向上した部分である凸部120にインフレータ3を固定することができる。これにより、インフレータ3の取付剛性を向上させることができる。
また、力布ブラケット200がインフレータ3と固定ブラケット100の間に配置され、固定ブラケット100の凸部120が接触する部分である第1取付部251および第2取付部252にボルト32が挿通される貫通孔251A,252Aが形成されているので、固定ブラケット100と力布ブラケット200が重なる部分にインフレータ3を固定することができる。これにより、インフレータ3の取付剛性をより向上させることができる。
また、ブラケット本体110が後フランジ131や下フランジ132を有するので、固定ブラケット100の剛性を向上させることができる。これにより、エアバッグ2の展開時に固定ブラケット100が変形するのを抑制することができる。
また、後フランジ131が、力布ブラケット200が配置された側とは反対側に向けて屈曲しているので、後フランジ131と力布ブラケット200が接触するのを抑制することができる。これにより、凸部120と力布ブラケット200が安定的に接触するので、ブラケット本体110と力布ブラケット200との間の隙間を安定的に確保することができ、インナ力布52が固定ブラケット100に接触するのを効果的に抑制することができる。
また、下フランジ132が左右内側に向けて屈曲しているので、固定ブラケット100の下フランジ132と車体を構成するサイドパネル300が接触するのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、力布ブラケット200が車体を構成するサイドパネル300に直接固定される車体固定部220を有するので、力布ブラケット200を直接サイドパネル300に固定することができる。これにより、力布ブラケット200の取付剛性を高めることができるので、エアバッグ2の展開時に力布5から力が加わっても力布ブラケット200が変形するのを抑制することができる。
また、車体固定部220は、力布ブラケット200の縁部に開口した凹部221を有するので、ボルト81を左右に通すだけでなく、凹部221の開口を通して車体固定部220の前側または下側からもボルト81を配置することができる。これにより、力布ブラケット200の組付性を向上させることができる。
また、車体固定部220が固定ブラケット100とサイドパネル300の間に配置され、ボルト81により固定ブラケット100とともにサイドパネル300に固定されているので、ボルト81が配置される凹部221を有する車体固定部220を、固定ブラケット100とサイドパネル300で挟んだ状態でサイドパネル300に固定することができる。これにより、ボルト81のぐらつきを抑えることができ、力布ブラケット200の取付剛性をより高めることができるので、エアバッグ2の展開時に力布ブラケット200が変形するのをより抑制することができる。
また、車体固定部220と力布取付部211との間に段差形状が形成されているので、力布ブラケット200の剛性を向上させることができる。これにより、エアバッグ2の展開時に力布ブラケット200が変形するのをより抑制することができる。
また、車体固定部220と力布取付部211との間に段差形状が形成されていることで、車体固定部と力布取付部が同一平面上にある場合と比較して、エアバッグ2の展開時に力布5から力布取付部211に加わった力により車体固定部220が変形するのを抑制することができる。
また、力布取付部211が接続部212と隣接する部分に窪み部213を有するので、車体固定部220と力布取付部211との間に形成される段差部分付近にさらに凹凸形状を形成することができる。これにより、力布ブラケット200の剛性をより向上させることができるので、エアバッグ2の展開時に力布ブラケット200が変形するのをより抑制することができる。
また、スリット230,240の一端が力布ブラケット200の縁部に開口しているので、力布5をスリット230,240の開口端(差込口234,244)から差し込んで配置することができ、力布5を力布ブラケット200に容易に取り付けることができる。また、力布ブラケット200は、後スリット230の両側の部分である第1取付部251と車体固定部220の両方が固定ブラケット100に固定されているので、後スリット230の両側の部分の取付剛性が高くなるため、エアバッグ2の展開時に力布ブラケット200が変形するのをより抑制することができる。
特に本実施形態では、固定ブラケット100に固定される後スリット230の両側の部分の一方が、サイドパネル300に固定される車体固定部220であるので、後スリット230の両側の部分の一方の取付剛性がより高くなるため、エアバッグ2の展開時に力布ブラケット200が変形するのを一層抑制することができる。
また、力布ブラケット200は、前スリット240の両側の部分である第1取付部251と第2取付部252の両方が固定ブラケット100に固定されているので、前スリット240の両側の部分の取付剛性が高くなるため、エアバッグ2の展開時に力布ブラケット200が変形するのをより抑制することができる。
また、車体固定部220が力布ブラケット200の本体部210から突出するように設けられているので、本体部に車体固定部を設ける場合と比較して、車体固定部220を、例えば、サイドパネル300の形状などに合わせて、ある程度自由に、かつ、容易に形成することができる。
また、力布ブラケット200は前フランジ261や後フランジ262を有するので、力布ブラケット200の剛性を向上させることができる。これにより、エアバッグ2の展開時に力布ブラケット200が変形するのを抑制することができる。
また、前フランジ261がエアバッグ2が配置された側とは反対側に向けて屈曲しているので、力布ブラケット200の前フランジ261とエアバッグ2が接触するのを抑制することができる。
また、後フランジ262がエアバッグ2が配置された側に向けて屈曲し、アウタ力布51が後フランジ262を囲むように取り付けられ、力布ブラケット200の、エアバッグ2が配置された側を通って前方に延びているので、エアバッグ2の展開時にアウタ力布51が左右外側に引っ張られても、後フランジ262の先端とアウタ力布51が強く接触するのを抑制することができる。
以上に本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、図4に示したように、アウタ力布51のリング部51Aが力布ブラケット200に設けられた後フランジ262の一部を囲むように取り付けられていたが、これに限定されず、後フランジの全体を囲むように取り付けられていてもよい。
また、前記実施形態では、固定ブラケット100の後フランジ131および下フランジ132が左右内側に向けて屈曲した構成であったが、これに限定されない。例えば、後フランジおよび下フランジ132は、少なくとも一方が左右外側に向けて屈曲した構成であってもよい。また、固定ブラケットは、後フランジおよび下フランジの一方だけを有する構成であってもよいし、後フランジと下フランジを備えない構成であってもよい。
また、前記実施形態では、固定ブラケット100がその前縁部および上縁部にフランジを備えない構成であったが、これに限定されない。例えば、図9に示すように、固定ブラケット100は、前フランジ133と上フランジ134を有していてもよい。前フランジ133は、外側部111の前縁部において左右内側に向けて屈曲して設けられ、上フランジ134は、外側部111の上縁部において左右内側に向けて屈曲して設けられている。なお、このような構成において、前フランジ133や上フランジ134の左右内側の端で溶接により固定ブラケット100をベース部材に固定すると、左右方向において、溶接箇所と、左右外側に配置される力布との距離を大きくできるので、例えば、溶接の際にスパッタなどが生じても、その影響が力布に及ぶのを抑制することができる。また、固定ブラケット100は、前フランジ133および上フランジ134の一方だけを有する構成であってもよい。
また、前記実施形態では、固定ブラケット100に設けられた凸部120が突出方向から見て円形であったが、これに限定されず、例えば、角が丸みを帯びた四角形などの多角形状であってもよい。また、前記実施形態では、凸部120が上下方向に並ぶように設けられていたが、これに限定されず、例えば、前後方向に並ぶように設けられていてもよい。また、前記実施形態では、凸部120が2つ設けられていたが、これに限定されず、例えば、凸部は、1つだけ設けられていてもよいし、3つ以上設けられていてもよい。
また、前記実施形態では、力布ブラケット200が、インフレータ3と固定ブラケット100の間、言い換えると、固定ブラケット100の左右外側に配置されていたが、これに限定されない。例えば、力布ブラケットは、固定ブラケットの左右内側に配置され、固定ブラケットが、インフレータと力布ブラケットの間に配置されていてもよい。
また、前記実施形態では、力布ブラケット200の前フランジ261が左右内側に向けて屈曲し、後フランジ262が左右外側に向けて屈曲した構成であったが、これに限定されない。例えば、前フランジは、左右外側に向けて屈曲した構成であってもよい。また、後フランジは、左右内側に向けて屈曲した構成であってもよい。また、力布ブラケットは、前フランジおよび後フランジの一方だけを有する構成であってもよいし、前フランジと後フランジを備えない構成であってもよい。また、力布ブラケットは、力布取付部の上縁部および下縁部の少なくとも一方に、左右内側または外側に向けて屈曲したフランジを有する構成であってもよい。
また、前記実施形態では、図6(b)に示したように、車体固定部220に設けられた凹部221が前側および下側に開口した形状に形成されていたが、これに限定されない。例えば、図10(a)に示すように、車体固定部220の凹部222は、前側のみに開口した形状に形成されていてもよい。また、図10(b)に示すように、車体固定部220の凹部223は、下側のみに開口した形状に形成されていてもよい。
また、前記実施形態では、力布ブラケット200が1つの車体固定部220を有する構成であったが、これに限定されず、例えば、複数の車体固定部を有する構成であってもよい。また、前記実施形態では、後スリット230(第1スリット)の一方側の部分および後スリット230の他方側の部分のうちの一方だけが車体固定部220であったが、これに限定されず、例えば、車体固定部が複数設けられている場合には、第1スリットの一方側の部分および第1スリットの他方側の部分の両方が車体固定部であってもよい。また、第2スリットの一方側の部分および第2スリットの他方側の部分についても、少なくとも一方が車体固定部であってもよい。また、前記実施形態では、車体固定部220がボルト81とナット82により車体のサイドパネル300に固定されていたが、これに限定されず、例えば、溶接により車体に固定されていてもよい。また、力布ブラケットは、車体固定部を備えない構成であってもよい。
また、前記実施形態では、ベース部材4が車体を構成するサイドパネル300に直接固定されていたが、これに限定されず、例えば、ベース部材は、車体に固定されたブラケットなどを介して、車体に固定されていてもよい。また、前記実施形態では、ベース部材4がワイヤフレーム10により構成されていたが、これに限定されず、例えば、ベース部材は、樹脂や金属板などワイヤフレーム以外により構成されていてもよい。
また、前記実施形態では、サイドエアバッグ装置を自動車の後部座席に適用した例を説明したが、これに限定されず、例えば、自動車の前の座席や3列席の中央席などに適用してもよい。
また、前記した実施形態および変形例で説明した各要素は、適宜組み合わせて実施することが可能である。
1 サイドエアバッグ装置
2 エアバッグ
3 インフレータ
4 ベース部材
5 力布
32 ボルト
100 固定ブラケット
110 ブラケット本体
120 凸部
121 貫通孔
131 後フランジ
132 下フランジ
200 力布ブラケット
251 第1取付部
251A 貫通孔
252 第2取付部
252A 貫通孔
300 サイドパネル

Claims (10)

  1. エアバッグと、
    前記エアバッグ内にガスを供給するインフレータと、
    前記エアバッグおよび前記インフレータを収容し、車体に固定されるベース部材と、
    前記ベース部材に固定されるとともに、前記インフレータが固定される固定ブラケットと、
    前記エアバッグの展開方向を規制する力布と、
    前記固定ブラケットに固定されるとともに、前記力布が取り付けられる力布ブラケットと、を備え、
    前記固定ブラケットは、ブラケット本体と、前記ブラケット本体から前記力布ブラケットに向けて突出して前記力布ブラケットに接触する凸部とを有し、
    前記力布ブラケットは、前記力布が取り付けられる力布取付部を有し、
    前記力布取付部は、前記力布が配置される、前記凸部が突出する方向に貫通した細長いスリットであって、一端が前記力布ブラケットの下縁部または上縁部に開口したスリットを有することを特徴とするサイドエアバッグ装置。
  2. 前記力布ブラケットは、前記インフレータと前記固定ブラケットの間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
  3. 前記凸部は、少なくとも2つ設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサイドエアバッグ装置。
  4. 前記凸部は、当該凸部が突出する方向から見て、円形であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のサイドエアバッグ装置。
  5. 前記凸部には、前記インフレータを前記固定ブラケットに固定するためのボルトが挿通される貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のサイドエアバッグ装置。
  6. 前記力布ブラケットは、前記インフレータと前記固定ブラケットの間に配置され、前記凸部が接触する部分に前記ボルトが挿通される貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項5に記載のサイドエアバッグ装置。
  7. 前記ブラケット本体は、後縁部に、車両の左右方向内側または外側に向けて屈曲した後フランジを有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のサイドエアバッグ装置。
  8. 前記力布ブラケットは、前記後フランジの左右方向の一方側に配置され、
    前記後フランジは、前記力布ブラケットが配置された側とは反対側に向けて屈曲していることを特徴とする請求項7に記載のサイドエアバッグ装置。
  9. 前記ブラケット本体は、下縁部に、車両の左右方向内側または外側に向けて屈曲した下フランジを有することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のサイドエアバッグ装置。
  10. 前記下フランジは、車両の左右方向内側に向けて屈曲していることを特徴とする請求項9に記載のサイドエアバッグ装置。
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