JP7063125B2 - 内燃機関用のスパークプラグ及び内燃機関用の点火装置 - Google Patents

内燃機関用のスパークプラグ及び内燃機関用の点火装置 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関用のスパークプラグ及び内燃機関用の点火装置に関する。
自動車のエンジン等の内燃機関における着火手段として、スパークプラグが用いられている。スパークプラグは、筒状のハウジングと、ハウジングの内側に保持された絶縁碍子と、絶縁碍子の内側に保持された中心電極と、ハウジングの先端部に接続されるとともに、中心電極との間に放電ギャップを形成する接地電極とを有する。かかるスパークプラグは、その先端部が燃焼室内に露出するようシリンダヘッドに固定され、放電ギャップに放電を生じさせることにより燃焼室内の混合気に着火している。
ここで、シリンダヘッドに対するスパークプラグの一般的な固定手段として、スパークプラグのハウジングの外周面に取付用ネジを設け、当該取付用ネジをプラグホールに設けた雌ネジ穴に螺合する手段が知られている。
しかしながら、かかる固定手段の場合、シリンダヘッドに対するスパークプラグの取付姿勢、すなわち周方向における接地電極の位置を制御し難い。これは、ハウジングの取付用ネジの寸法誤差や内燃機関への取り付け作業時におけるスパークプラグの締付度合い等によって、スパークプラグの取付姿勢が変化してしまうからである。
周方向における接地電極の位置は、スパークプラグの着火性に影響する。例えば、接地電極の一部が、燃焼室内の気流における放電ギャップの上流側に配されたような場合、燃焼室内の気流が接地電極によって遮られ、放電ギャップに気流が適切に流れず、その結果、スパークプラグの着火性が低下するおそれがある。そのため、シリンダヘッドに対するスパークプラグの取付姿勢を制御しやすい点火装置が望まれる。
特許文献1には、スパークプラグの取付用ネジ及びプラグホールの雌ネジ穴を排除し、スパークプラグをシリンダヘッドに対して螺合することなく固定した点火装置が開示されている。かかる点火装置は、ハウジングに、シリンダヘッドに対して軸方向に当接するプラグ座面を設けている。そして、プラグホールに配されたプラグホールパイプによりスパークプラグをシリンダヘッド側へ押圧することで、スパークプラグをシリンダヘッドに固定している。かかる点火装置においては、接地電極の周方向の位置を所望の位置にしやすい。
特開2003-28039号公報
しかしながら、特許文献1に記載の点火装置において、スパークプラグは、ハウジングのプラグ座面においてシリンダヘッドに圧接されるものの、プラグ座面以外の部位においてはシリンダヘッドにさほど接触していない。すなわち、シリンダヘッドに対してスパークプラグが周方向に回転して周方向における接地電極の位置を調整できるようにすべく、スパークプラグにおける前記ハウジングとプラグホールとの間には隙間が形成される。それゆえ、スパークプラグからシリンダヘッドまでの熱伝達性が悪く、燃焼室内に曝されるスパークプラグ先端部の熱をシリンダヘッドに放熱し難い。そのため、特許文献1に記載の点火装置においては、プレイグニッションを招くおそれ、中心電極及び接地電極の消耗が促進されるおそれ、中心電極及び接地電極の溶損等が考えられる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、シリンダヘッドのプラグホールに螺合しないスパークプラグにおいて、シリンダヘッドへの放熱性を向上させやすい内燃機関用のスパークプラグ及び内燃機関用の点火装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、外周面に雄ネジが切られていない筒状のハウジングと、
前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子と、
前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極と、
前記ハウジングに接続されるとともに前記中心電極との間に放電ギャップを形成する接地電極と、を有し、
前記絶縁碍子の外周面は、前記ハウジングの内周面に設けられたハウジング支承面によって軸方向から支承される碍子支承面を有し、
前記ハウジングは、シリンダヘッドへ圧接されるハウジング圧接部を有し、
前記ハウジング支承面及び前記碍子支承面の少なくとも一方と前記ハウジング圧接部とは、少なくとも一部同士が互いに径方向に重なる位置に配されており、
前記ハウジング圧接部には、熱伝導性を有するガスケットが配されている、内燃機関用のスパークプラグにある。
本発明の他の態様は、シリンダヘッドと、前記シリンダヘッドのプラグホールに組み付けられたスパークプラグと、前記スパークプラグを前記シリンダヘッドへ押し付ける押付部材と、を備える内燃機関用の点火装置であって、
前記スパークプラグは、
外周面に雄ネジが切られていない筒状のハウジングと、
前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子と、
前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極と、
前記ハウジングに接続されるとともに前記中心電極との間に放電ギャップを形成する接地電極と、を有し、
前記絶縁碍子の外周面は、前記ハウジングの内周面に設けられたハウジング支承面によって軸方向から支承される碍子支承面を有し、
前記ハウジングは、前記シリンダヘッドのヘッド圧接部へ圧接されるハウジング圧接部を有し、
前記ハウジング支承面及び前記碍子支承面の少なくとも一方と前記ハウジング圧接部とは、少なくとも一部同士が互いに径方向に重なる位置に配されており、
前記ハウジング圧接部及び前記ヘッド圧接部のそれぞれは、軸方向の先端側に向かうほど、径方向の内周側に向かうよう縮径したテーパ状に形成されており、前記シリンダヘッドの前記ヘッド圧接部は、前記ハウジング圧接部と対向しており、
前記プラグホールにおける先端部は、雌ネジが切られた先端雌ネジ部を有し、
前記シリンダヘッドは、前記プラグホールの前記先端雌ネジ部に螺合された熱伝導性を有する中間部材を有し、
前記ヘッド圧接部は、前記中間部材の内周面に形成されている、内燃機関用の点火装置にある。
本態様の内燃機関用のスパークプラグにおいて、絶縁碍子の外周面は、ハウジングの内周面に設けられたハウジング支承面によって軸方向から支承される碍子支承面を有する。それゆえ、ハウジングの内側に保持された絶縁碍子、中心電極等の熱は、絶縁碍子から碍子支承面及びハウジング支承面を介してハウジングへ効率的に伝熱される。そして、ハウジングは、シリンダヘッドへ圧接されるハウジング圧接部を有する。それゆえ、ハウジング支承面からハウジングへ伝わった熱は、ハウジング中をハウジング圧接部へ向かって移動し、ハウジング圧接部からシリンダヘッドへ放熱される。
そして、ハウジング支承面及び碍子支承面の少なくとも一方とハウジング圧接部とは、少なくとも一部同士が互いに径方向に重なる位置に配されている。それゆえ、碍子支承面からハウジング支承面までの熱伝達部から、ハウジング圧接部までの距離を短くしやすい。これにより、前記熱伝達部からハウジング圧接部までの伝熱距離を短くすることができる。それゆえ、ハウジングの内側に保持された絶縁碍子、中心電極等の熱を、効率的にシリンダヘッドへ放熱することができる。
以上のごとく、前記態様によれば、シリンダヘッドのプラグホールに螺合しないスパークプラグにおいて、シリンダヘッドへの放熱性を向上させやすい内燃機関用のスパークプラグ及び内燃機関用の点火装置を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
参考形態1における、スパークプラグの部分断面正面図。 参考形態1における、点火装置の部分断面正面図。 図2の、ハウジング圧接部、ハウジング支承面、碍子支承面周辺の拡大図。 参考形態2における、点火装置の部分断面正面図。 参考形態3における、点火装置の部分断面正面図。 参考形態4における、点火装置の部分断面正面図。 参考形態5における、点火装置の部分断面正面図。 実施形態1における、点火装置の部分断面正面図。 実施形態2における、点火装置の部分断面正面図。 参考形態6における、点火装置の部分断面正面図。 参考形態6における、キー凸部及びキー溝を通る点火装置の軸方向に直交する断面図。 参考形態6の変形形態における、点火装置の部分断面正面図。 前記変形形態における、キー凸部及びキー溝を通る点火装置の軸方向に直交する断面図。 参考形態7の変形形態における、点火装置の部分断面正面図。 参考形態7における、シリンダヘッド及び接地電極の断面図であって、キー溝を通る断面図。 参考形態8における、点火装置の部分断面正面図。 参考形態9における、点火装置の部分断面正面図。 参考形態10における、点火装置の部分断面正面図。
参考形態1
内燃機関用のスパークプラグ及び点火装置の参考形態につき、図1~図3を用いて説明する。まず、本形態のスパークプラグにつき説明する。
形態のスパークプラグ1は、図1に示すごとく、ハウジング2と絶縁碍子3と中心電極4と接地電極5とを有する。ハウジング2は、外周面に雄ネジが切られていない。ハウジング2は筒状を呈している。絶縁碍子3は、ハウジング2の内側に保持されている。絶縁碍子3は、筒状を呈している。中心電極4は、絶縁碍子3の内側に保持されている。接地電極5は、ハウジング2に接続されるとともに中心電極4との間に放電ギャップGを形成する。図1~図3に示すごとく、絶縁碍子3の外周面は、ハウジング2の内周面に設けられたハウジング支承面221によって軸方向Zから支承される碍子支承面321を有する。ハウジング2は、シリンダヘッド12へ圧接されるハウジング圧接部222を有する。ハウジング支承面221及び碍子支承面321とハウジング圧接部222の少なくとも一方とは、少なくとも一部同士が互いに径方向に重なる位置に配されている。以後、本形態につき詳説する。
スパークプラグ1は、例えば、自動車、コージェネレーション等の内燃機関における着火手段として用いることができる。軸方向Zにおけるスパークプラグ1の一端は、図示しない点火コイルと接続され、軸方向Zにおけるスパークプラグ1の他端は、図2に示すごとく内燃機関の燃焼室11内に配される。
本明細書において、単に軸方向Zといったときは、スパークプラグ1の軸方向Zを意味するものとする。単に径方向といったときは、スパークプラグ1の径方向を意味するものとする。単に周方向といったときは、スパークプラグ1の周方向を意味するものとする。軸方向Zにおいて、スパークプラグ1が燃焼室11に挿入される側を先端側、その反対側を基端側という。
ハウジング2は、鉄、ニッケル、鉄ニッケル合金、ステンレス等の耐熱性金属材料を筒状に形成してなる。図1に示すごとく、ハウジング2は、その先端側から順に、ハウジング小径部21、ハウジング傾斜部22、ハウジング大径部23、ハウジング湾曲部24、ハウジング突出部25、かしめ部26を有する。
ハウジング小径部21は、軸方向Zにまっすぐ形成された円筒状を呈している。ハウジング小径部21の先端面に、接地電極5が接合されている。
図1、図3に示すごとく、ハウジング傾斜部22は、外周面がハウジング圧接部222を有する。ハウジング圧接部222は、軸方向Zの先端側に向かうほど径方向の内周側に向かうよう縮径したテーパ状に形成されている。軸方向Zにおけるハウジング圧接部222の長さL1は、軸方向Zにおける碍子支承面321の長さL2よりも長い。また、スパークプラグ1の中心軸を通る軸方向Zに平行な断面において、軸方向Zに対するハウジング圧接部222の傾斜角度は、45°以下である。これにより、径方向の大型化を抑制しながら、ハウジング圧接部222の面積を確保しやすい。
また、ハウジング傾斜部22の内周面には、径方向の内周側に突出した内周凸部223が形成されている。内周凸部223は、ハウジング傾斜部22の内周面の全周にわたって形成されている。軸方向Zにおける内周凸部223の基端側の面が、前述のハウジング支承面221を構成している。ハウジング支承面221は、軸方向Zの先端側へ向かうほど内周側へ向かうよう傾斜したテーパ面であるとともに、基端側を向いた面である。前述のごとく、ハウジング支承面221において、絶縁碍子3が軸方向Zに支承されている。
図1に示すごとく、ハウジング大径部23は、その外径がハウジング小径部21の外径よりも大きくなるよう形成されている。ハウジング大径部23は、軸方向Zにまっすぐ形成された円筒状を呈している。ハウジング大径部23の内周面の基端部は、軸方向Zの基端側へ向かうほど径方向の外周側に向かうよう傾斜したテーパ状のハウジング対向面231を有する。ハウジング対向面231は、後述の碍子大径部34と対向している。
図1に示すごとく、ハウジング湾曲部24は、外周側に膨出するよう湾曲している。ハウジング湾曲部24の外周面は、ハウジング大径部23及びハウジング突出部25よりも厚みが小さく形成されている。
図1に示すごとく、ハウジング突出部25は、外径がハウジング大径部23よりも大きくなるよう形成されている。ハウジング突出部25は、軸方向Zにおけるハウジング突出部25の両側の部位、すなわち、ハウジング湾曲部24及びかしめ部26よりも外周側に突出している。
図1に示すごとく、かしめ部26は、ハウジング2の基端部に形成されている。かしめ部26は、基端側端縁に向かうほど径方向の内周側に向かうよう湾曲している。後述するが、かしめ部26は、絶縁碍子3を軸方向Zの先端側へ向けて押圧している。
図1に示すごとく、ハウジング2の内側に、絶縁碍子3が保持されている。絶縁碍子3は、アルミナ等の絶縁材を筒状に形成してなる。絶縁碍子3は、先端側から順に、碍子脚部31、碍子傾斜部32、碍子中径部33、碍子大径部34、碍子基部35を有する。
図1に示すごとく、碍子脚部31は、先端側に向かうほど外径が小さくなる。碍子脚部31の先端部は、ハウジング2よりも先端側に突出している。図2に示すごとく、碍子脚部31は、スパークプラグ1をシリンダヘッド12に取り付けた状態において、燃焼室11内の空間に曝される。
図1、図3に示すごとく、碍子傾斜部32は、碍子脚部31から基端側に向かうほど外径が大きくなる。碍子傾斜部32の外周面が、碍子支承面321である。碍子支承面321は、軸方向Zの先端側を向いている。碍子支承面321は、ハウジング支承面221と対向するよう形成されている。本形態において、ハウジング支承面221と碍子支承面321とハウジング圧接部222とは、互いに径方向に重なる位置に配されている。
図3に示すごとく、碍子支承面321とハウジング支承面221との間には、環状のパッキン13が介在している。つまり、碍子支承面321は、ハウジング支承面221に、パッキン13を介して支承されている。パッキン13は、熱伝導性を有する金属材料を環状に形成してなる。
図1に示すごとく、碍子中径部33は、外周面が軸方向Zにまっすぐ形成された円筒状である。また、碍子中径部33の内周面には、軸方向Zにおいて内径が互いに異なる領域が存在し、これらの間に碍子段部331が形成されている。碍子中径部33の内周面は、碍子段部331よりも基端側の領域が、碍子段部331よりも先端側の領域よりも内径が大きくなっている。碍子段部331は、軸方向Zの基端側に向かうほど内径が大きくなる。碍子段部331は、軸方向Zの基端側を向く面である。軸方向Zにおいて、碍子段部331は、碍子支承面321よりも基端側に位置している。碍子段部331には、中心電極4が軸方向Zに支承されている。
図1に示すごとく、碍子大径部34は、碍子中径部33よりも外径が大きい。碍子大径部34の外周面は、絶縁碍子3における軸方向Zの碍子大径部34の両側の部位(すなわち碍子中径部33及び碍子基部35)よりも外周側に突出している。碍子大径部34は、ハウジング湾曲部24の内周側に位置している。軸方向Zにおける碍子大径部34の先端側の面は、先端側に向かうほど内周側に向かうよう傾斜している。軸方向Zにおける碍子大径部34の先端側の面は、ハウジング2のハウジング対向面231と対向している。
図1に示すごとく、碍子基部35は、碍子大径部34から基端側に略まっすぐ円筒状に形成されている。碍子基部35は、ハウジング2の内側に配された内基部351と、内基部351より基端側に形成され、ハウジング2から基端側に露出した外基部352とを有する。外基部352の基端部には、外周面に凹凸を有するコルゲーション352aが形成されている。
図1に示すごとく、絶縁碍子3の碍子大径部34及び内基部351とハウジング2とに囲まれた空間の軸方向Zの両端にはリング14が配されているとともに、一対のリング14間に粉末充填材15が、充填されている。リング14は、例えば炭素鋼を環状に形成したものであり、粉末充填材15が絶縁碍子3の内基部351、ハウジング2、及び一対のリング14に囲まれた領域から外部に漏れないようにするためのものである。粉末充填材15は、例えばタルクとすることができる。このように一対のリング14及び粉末充填材15を設けることで、絶縁碍子3とハウジング2との間の気密性を確保している。
ハウジング2のかしめ部26は、リング14及び粉末充填材15を介して絶縁碍子3を先端側に押圧するよう、先端側に向かってかしめられている。ハウジング2のハウジング湾曲部24は、スパークプラグ1の製造工程においてかしめ部26を先端側にかしめる際にハウジング2に印加される力によって湾曲されるものである。
図1に示すごとく、ハウジング2の先端面、すなわちハウジング小径部21の先端面には、接地電極5が接合されている。接地電極5は、ハウジング2先端面から軸方向Zに立設する立設部51と、立設部51の先端部から径方向の内周側に延設された対向部52とを有する。対向部52は、中心電極4と軸方向Zに対向している。軸方向Zにおける対向部52と中心電極4との間に、放電ギャップGが形成されている。
図1に示すごとく、中心電極4は、絶縁碍子3の内側に挿通保持されている。中心電極4は、Ni基合金等の金属材料からなる円柱体であり、内部にCu等の熱伝導性に優れた金属材料が配されている。中心電極4は、その基端部に突出電極部41が形成されている。突出電極部41は、中心電極4における突出電極部41の先端側の部位よりも大径に形成されている。そして、中心電極4は、突出電極部41の表面が絶縁碍子3の碍子段部331に当接することで、絶縁碍子3に支承されている。
図1に示すごとく、絶縁碍子3の内側における中心電極4の基端側には、導電性を有するガラスシール16を介して抵抗体17が配置されている。抵抗体17は、カーボン等の抵抗材及びガラス粉末を含むレジスタ組成物を加熱封着することにより形成する、或いはカートリッジ型抵抗体を挿入することによって構成することができる。ガラスシール16は、ガラスに銅粉を混入させてなる銅ガラスからなる。また、抵抗体17の基端側には、銅ガラスからなるガラスシール16を介して端子金具6が配されている。
端子金具6は、例えば鉄合金からなる。端子金具6は、絶縁碍子3から基端側に突出した端子突出部61を有する。端子突出部61は、端子金具6における絶縁碍子3の内側に配された部位よりも、大径に形成されている。そして、端子突出部61の先端面は、絶縁碍子3の基端面に当接している。
次に、本形態の点火装置10につき説明する。
図2に示すごとく、本形態の点火装置10は、シリンダヘッド12と、シリンダヘッド12のプラグホール100に組み付けられたスパークプラグ1と、スパークプラグ1をシリンダヘッド12へ押し付ける押付部材10aとを備える。
図2に示すごとく、プラグホール100は、軸方向Zの両側が開放されている。軸方向Zの先端側の開放部は、プラグホール100内の空間を燃焼室11内に開放する。プラグホール100の基端側の開放部は、プラグホール100内の空間を基端側に開放する。そして、プラグホール100には、プラグホール100の基端側の開放部からスパークプラグ1が挿入される。また、スパークプラグ1は、プラグホール100の先端側の開放部から燃焼室11内に露出される。プラグホール100は、先端側から順に、小径穴101、傾斜穴102、大径穴103を有する。
図2に示すごとく、小径穴101は、軸方向Zにまっすぐ形成された円柱状を呈している。軸方向Zにおける小径穴101の先端側は、燃焼室11に向かって開放されている。小径穴101の内周面には、雌ネジが切られていない。小径穴101の内側には、スパークプラグ1のハウジング小径部21が配されている。小径穴101とハウジング小径部21との間には、微小隙間が形成されている。
図2、図3に示すごとく、傾斜穴102は、軸方向Zの基端側へ向かうほど、径方向の外周側へ向かうようテーパ状に形成されている。傾斜穴102の内周面は、基端側を向いている。傾斜穴102には、雌ネジが切られていない。傾斜穴102の内周面は、スパークプラグ1のハウジング圧接部222と対向している。軸方向Zにおいて、傾斜穴102は、ハウジング圧接部222よりも長尺に形成されている。
図2、図3に示すごとく、傾斜穴102の内周面の先端部は、スパークプラグ1のハウジング2のハウジング圧接部222が圧接されるヘッド圧接部104を有する。ハウジング2とシリンダヘッド12とは、互いに面で圧接している。すなわち、ハウジング圧接部222及びヘッド圧接部104のそれぞれは、面で構成されている。なお、スパークプラグ1とシリンダヘッド12は、ハウジング圧接部222及びヘッド圧接部104以外の部位においては圧接されていない。
図2、図3に示すごとく、ヘッド圧接部104は、軸方向Zの先端側へ向かうほど、径方向の内周側に向かうよう縮径したテーパ状に形成されている。ヘッド圧接部104は、ハウジング圧接部222と対向している。ヘッド圧接部104とハウジング圧接部222とは周方向の全周で密着しており、ヘッド圧接部104とハウジング圧接部222との間はシールされている。ヘッド圧接部104とハウジング圧接部222とが圧接することにより、燃焼室11内の空間とプラグホール100の基端側の空間との間の気密性が確保されている。
図2に示すごとく、大径穴103は、傾斜穴102の基端側端縁から基端側にまっすぐ形成され、円柱状を呈している。大径穴103は、小径穴101よりも大径に形成されている。大径穴103の基端側は開放されている。大径穴103は、軸方向Zの略中央部から基端側の領域に、雌ネジが切られた大径ネジ穴103aを有する。なお、大径穴103における大径ネジ穴103aの先端側には、雌ネジが切られていない。大径ネジ穴103aには、押付部材10aが螺合されている。
図2に示すごとく、押付部材10aは、環状に形成されており、外周部に、大径穴103の雌ネジに螺合する雄ネジが切られている。軸方向Zにおける押付部材10aの先端面は、ハウジング突出部25の基端側の面及びかしめ部26の外周面に沿う形状を有する。そして、押付部材10aは、スパークプラグ1における、かしめ部26及びハウジング突出部25を先端側に押圧している。これにより、スパークプラグ1は、ヘッド圧接部104と押付部材10aとに軸方向Zに挟持されている。
点火装置10を製造する際には、プラグホール100にスパークプラグ1を挿入して、スパークプラグ1のハウジング2のハウジング圧接部222をプラグホール100のヘッド圧接部104に支承させる。次いで、スパークプラグ1の基端側から押付部材10aを組み付ける。このとき、押付部材10aは、その内側にスパークプラグ1が挿入させるよう、スパークプラグ1に組み付けられる。そして、押付部材10aを、スパークプラグ1の少なくともかしめ部26に当接するまで、大径穴103の雌ネジに螺合させる。そして、押付部材10aがかしめ部26に当接した状態から、更に螺合を進める。これにより押付部材10aが、かしめ部26及びハウジング突出部25に当接するとともに、かしめ部26及びハウジング突出部25を先端側に押圧した状態になる。これにより、スパークプラグ1が、ヘッド圧接部104と押付部材10aとの間に挟持されて、シリンダヘッド12に固定される。
次に、本形態の作用効果につき説明する。
本形態のスパークプラグ1において、絶縁碍子3の外周面は、ハウジング2の内周面に設けられたハウジング支承面221によって軸方向Zから支承される碍子支承面321を有する。それゆえ、ハウジング2の内側に保持された絶縁碍子3、中心電極4等の熱は、絶縁碍子3から碍子支承面321及びハウジング支承面221を介してハウジング2へ効率的に伝熱される。そして、ハウジング2は、シリンダヘッド12へ圧接されるハウジング圧接部222を有する。それゆえ、ハウジング支承面221からハウジング2へ伝わった熱は、ハウジング2中をハウジング圧接部222へ向かって移動し、ハウジング圧接部222からシリンダヘッド12へ放熱される。
そして、ハウジング支承面221及び碍子支承面321の少なくとも一方とハウジング圧接部222とは、少なくとも一部同士が互いに径方向に重なる位置に配されている。それゆえ、碍子支承面321からハウジング支承面221までの熱伝達部(すなわち、碍子支承面321、パッキン13、及びハウジング支承面221)から、ハウジング圧接部222までの距離を短くしやすい。これにより、前記熱伝達部からハウジング圧接部222までの伝熱距離を短くすることができる。それゆえ、ハウジング2の内側に保持された絶縁碍子3、中心電極4等の熱を、効率的にシリンダヘッド12へ放熱することができる。
また、絶縁碍子3の内側に配された抵抗体17の高温化も抑制できる。これにより、抵抗体17が高温になることに起因して、抵抗体17に含まれるカーボン成分が酸化、焼失し、抵抗体17の抵抗値が上昇することを防止できる。これにより、レジスタの抵抗値が上昇し過ぎて内燃機関の失火を招くことを防止できる。
また、ハウジング圧接部222は、軸方向Zの先端側に向かうほど、径方向の内周側に向かうよう縮径したテーパ状に形成されている。それゆえ、ハウジング2の径方向の大型化を抑制しつつ、ハウジング圧接部222の面積を確保できる。これにより、スパークプラグ1の大型化を抑制しつつ、ハウジング2からシリンダヘッド12への放熱性を向上させることができる。また、ハウジング2からシリンダヘッド12への放熱性を向上させることに起因し、ハウジング2の熱膨張を抑制できる。これにより、ハウジング2の熱膨張に起因してかしめ部26のかしめが緩むことで絶縁碍子3とハウジング2との間の気密性が低下することを防止することができる。また、スパークプラグ1をプラグホール100に組み付けるとき、テーパ状のハウジング圧接部222をプラグホール100壁面に沿わせるよう組み付けることで、プラグホール100に対してスパークプラグ1が径方向に位置決めされる。それゆえ、プラグホール100に対するスパークプラグ1の組み付けが容易となる。
また、軸方向Zにおけるハウジング圧接部222の長さL1は、軸方向Zにおける絶縁碍子3の碍子支承面321の長さL2よりも長い。これによっても、ハウジング圧接部222とシリンダヘッド12のヘッド圧接部104との接触面積を確保しやすい。それゆえ、ハウジング2からシリンダヘッド12への放熱性を向上させやすい。
また、本形態の点火装置10において、ハウジング圧接部222及びヘッド圧接部104のそれぞれは、軸方向Zの先端側に向かうほど、径方向の内周側に向かうよう縮径したテーパ状に形成されており、シリンダヘッド12のヘッド圧接部104は、ハウジング圧接部222と対向している。それゆえ、ハウジング圧接部222とヘッド圧接部104との接触面積を一層確保しやすい。これにより、ハウジング2からシリンダヘッド12への放熱性を向上させやすい。また、スパークプラグ1をプラグホール100に挿入するとき、スパークプラグ1の先端部(例えば接地電極5)がプラグホール100の壁面に衝突することを防止しやすい。
また、押付部材10aは、スパークプラグ1における、かしめ部26を押圧している。それゆえ、例えばかしめ部26が、絶縁碍子3へのかしめを緩める方向に熱膨張しようとしたとき、かしめ部26の変形が押付部材10aによって抑えられる。これにより、かしめ部26のかしめが緩くなって絶縁碍子3とハウジング2との間の気密性が低下することを防止することができる。
以上のごとく、本形態によれば、シリンダヘッドのプラグホールに螺合しないスパークプラグにおいて、シリンダヘッドへの放熱性を向上させやすい内燃機関用のスパークプラグ及び内燃機関用の点火装置を提供することができる。
参考形態2
形態は、図4に示すごとく、参考形態1の点火装置に対して、ハウジング2の形状及びプラグホール100の形状を変更した形態である。
形態において、ハウジング2は、その先端部から順に、ハウジング小径部21、ハウジング傾斜部22、ハウジング湾曲部24、ハウジング突出部25、かしめ部26を有する。すなわち、本形態においては、参考形態1で示したハウジング大径部(図1の符号23参照)が形成されていない。
ハウジング傾斜部22は、軸方向Zに長尺に形成されている。軸方向Zにおいて、ハウジング傾斜部22の長さは、ハウジング小径部21の長さよりも長い。ハウジング傾斜部22の外周面の略全体が、ハウジング圧接部222を構成している。すなわち、スパークプラグ1は、ハウジング傾斜部22の外周面の略全体において、プラグホール100のヘッド圧接部104に圧接されている。
形態において、ハウジング傾斜部22の先端部の内周側に、内周凸部223、ハウジング支承面221、及び碍子支承面321が形成されている。軸方向Zにおいて、ハウジング傾斜部22は、内周凸部223の先端位置から、ハウジング湾曲部24の手前(基端側)まで形成されている。ハウジング傾斜部22における基端部の外径は、ハウジング突出部25の外径と同等である。本形態においては、ハウジング傾斜部22の基端部の内周面に、ハウジング対向面231が形成されている。ハウジング湾曲部24は、軸方向Zにおけるハウジング湾曲部24の両側の部位(すなわちハウジング大径部23及びハウジング突出部25)よりも径方向の内周側に奥まった位置に形成されている。
プラグホール100の傾斜穴102は、軸方向Zに長尺に形成されている。傾斜穴102の内周面は、スパークプラグ1のハウジング2のハウジング圧接部222と対向している。軸方向Zにおいて、傾斜穴102の寸法は、ハウジング傾斜部22の寸法と同等である。傾斜穴102の内周面は、その略全体において、ハウジング圧接部222に面接触している。すなわち、傾斜穴102の内周面の略全体が、ヘッド圧接部104を構成している。
その他は、参考形態1と同様である。
なお、参考形態2以降において用いた符号のうち、既出の形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
形態において、ハウジング傾斜部22は、軸方向Zにおける内周凸部223の先端位置から、ハウジング湾曲部24の手前(基端側)まで形成されている。そして、スパークプラグ1は、ハウジング傾斜部22の外周面の略全体において、プラグホール100のヘッド圧接部104に圧接されている。これにより、ハウジング圧接部222とヘッド圧接部104との接触面積を確保しやすい。それゆえ、ハウジング2からシリンダヘッド12への放熱性を向上させやすい。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
参考形態3
図5に示すごとく、本形態も、参考形態1の点火装置に対して、ハウジング2の形状及びプラグホール100の形状を変更した形態である。
形態において、ハウジング2は、その先端部から順に、ハウジング傾斜部22、ハウジング大径部23、ハウジング湾曲部24、ハウジング突出部25、かしめ部26を有する。すなわち、本形態においては、参考形態1で示したハウジング小径部(図1の符号21参照)が形成されておらず、ハウジング2の先端部は、ハウジング傾斜部22によって構成されている。
ハウジング傾斜部22は、軸方向Zに長尺に形成されている。軸方向Zにおいて、ハウジング傾斜部22の長さは、ハウジング突出部25の長さよりも長い。ハウジング傾斜部22の外周面の略全体が、ハウジング圧接部222を構成している。すなわち、スパークプラグ1は、ハウジング傾斜部22の外周面の略全体において、プラグホール100のヘッド圧接部104に圧接されている。
形態においては、ハウジング傾斜部22の軸方向Zの基端部の内周側に、内周凸部223、ハウジング支承面221、及び碍子支承面321が形成されている。軸方向Zにおいて、ハウジング傾斜部22は、内周凸部223の基端位置から、ハウジング2の先端面までに形成されている。本形態において、ハウジング大径部23の外径は、ハウジング突出部25の外径と同等である。ハウジング湾曲部24は、軸方向Zにおけるハウジング湾曲部24の両側の部位(すなわちハウジング大径部23及びハウジング突出部25)よりも径方向の内周側に奥まった位置に形成されている。
また、プラグホール100は、先端側から順に、傾斜穴102、大径穴103を有する。すなわち、本形態においては、参考形態1で示した小径穴(図2の符号101参照)が形成されていない。傾斜穴102は、プラグホール100の先端から形成されている。傾斜穴102は、軸方向Zに長尺に形成されている。傾斜穴102は、ハウジング圧接部222と対向している。軸方向Zにおいて、傾斜穴102の寸法は、ハウジング傾斜部22の寸法と同等である。傾斜穴102の内周面は、その略全体において、ハウジング圧接部222に面接触している。すなわち、傾斜穴102の内周面の略全体が、ヘッド圧接部104を構成している。
その他は、参考形態1と同様である。
形態においては、ハウジング2の先端部は、ハウジング傾斜部22によって構成されている。そして、ハウジング傾斜部22の外周面の略全体が、ハウジング圧接部222を構成している。それゆえ、ハウジング圧接部222をハウジング2の先端に形成することができる。それゆえ、スパークプラグ1先端部の熱を早期にシリンダヘッド12に伝えることができる。そのため、ハウジング2からシリンダヘッド12への放熱性を一層確保しやすい。
また、軸方向Zにおいて、ハウジング傾斜部22は、内周凸部223の基端位置から、ハウジング2の先端面までに形成されている。そして、前述のごとく、ハウジング傾斜部22の外周面の略全体がハウジング圧接部222を構成している。それゆえ、ハウジング圧接部222とヘッド圧接部104との接触面積を一層確保しやすい。それゆえ、ハウジング2からシリンダヘッド12への放熱性を向上させやすい。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
参考形態4
図6に示すごとく、本形態も、参考形態1の点火装置に対して、ハウジング2の形状及びプラグホール100の形状を変更した形態である。
形態において、ハウジング2は、その先端部から順に、ハウジング傾斜部22、ハウジング湾曲部24、ハウジング突出部25、かしめ部26を有する。すなわち、本形態においては、参考形態1で示したハウジング小径部(図1の符号21参照)、及びハウジング大径部(図1の符号23参照)が形成されておらず、ハウジング2における湾曲部の先端側は、ハウジング傾斜部22によって構成されている。ハウジング2の先端部は、ハウジング傾斜部22によって構成されている。
ハウジング傾斜部22は、軸方向Zに長尺に形成されている。軸方向Zにおいて、ハウジング傾斜部22の長さは、ハウジング2の全長の半分以上の長さを有する。ハウジング傾斜部22の外周面の略全体が、ハウジング圧接部222を構成している。すなわち、スパークプラグ1は、ハウジング傾斜部22の外周面の略全体において、プラグホール100のヘッド圧接部104に圧接されている。
形態において、軸方向Zにおけるハウジング傾斜部22の中央部の内周側に、内周凸部223、ハウジング支承面221、及び碍子支承面321が形成されている。ハウジング傾斜部22における基端側端部の外径は、ハウジング突出部25の外径と同等である。本形態においては、ハウジング傾斜部22の基端部の内周側に、ハウジング対向面231が形成されている。ハウジング湾曲部24は、軸方向Zにおけるハウジング湾曲部24の両側の部位(すなわちハウジング大径部23及びハウジング突出部25)よりも径方向の内周側に奥まった位置に形成されている。
また、プラグホール100は、先端側から順に、傾斜穴102、大径穴103を有する。すなわち、本形態においては、参考形態1で示した小径穴101が形成されていない。傾斜穴102は、プラグホール100の先端から形成されている。傾斜穴102は、軸方向Zに長尺に形成されている。傾斜穴102は、ハウジング圧接部222と対向している。軸方向Zにおいて、傾斜穴102の寸法は、ハウジング傾斜部22の寸法と同等である。傾斜穴102の内周面は、その略全体において、ハウジング圧接部222に面接触している。すなわち、傾斜穴102の内周面の略全体が、ヘッド圧接部104を構成している。
その他は、参考形態1と同様である。
形態においては、ハウジング2の先端部は、ハウジング傾斜部22によって構成されている。そして、ハウジング傾斜部22の外周面の略全体が、ハウジング圧接部222を構成している。そのため、ハウジング圧接部222をハウジング2の先端部に形成することができる。それゆえ、燃焼室11内の熱を受熱しやすいスパークプラグ1先端部の熱を、ハウジング2の先端部に形成されたハウジング圧接部222からヘッド圧接部104を介して、早期にシリンダヘッド12に伝えることができる。そのため、スパークプラグ1からシリンダヘッド12への放熱性を一層確保しやすい。
また、ハウジング2における湾曲部の先端側は、ハウジング傾斜部22によって構成されており、その外周面の略全体がハウジング圧接部222を構成している。それゆえ、ハウジング圧接部222とヘッド圧接部104との接触面積をより確保しやすい。それゆえ、ハウジング2からシリンダヘッド12への放熱性を一層向上させやすい。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
参考形態5
図7に示すごとく、本形態も、参考形態1の点火装置に対して、ハウジング2の形状及びプラグホール100の形状を変更した形態である。
形態において、ハウジング2は、その先端部から順に、ハウジング小径部21、ハウジング段部27、ハウジング大径部23、ハウジング湾曲部24、ハウジング突出部25、かしめ部26を有する。すなわち、本形態においては、参考形態1で示したハウジング傾斜部(図1の符号22参照)が形成されておらず、ハウジング小径部21とハウジング大径部23との間にハウジング段部27が形成されている。
ハウジング段部27は、ハウジング小径部21の外周面の基端部と、ハウジング大径部23の外周面の先端部とを径方向につなぐよう環状に形成されている。ハウジング段部27は、軸方向Zに直交する平面状に形成されている。ハウジング段部27は、軸方向Zの先端側を向く面である。ハウジング段部27の内周端縁を除く部分が、ハウジング圧接部222を構成している。すなわち、スパークプラグ1は、ハウジング段部27の内周端縁を除く部分において、プラグホール100のヘッド圧接部104に圧接されている。
形態において、ハウジング段部27の内周側に内周凸部223、ハウジング支承面221、及び碍子支承面321が形成されている。ハウジング段部27の外径は、ハウジング湾曲部24の外径よりも大きく、ハウジング突出部25の外径よりも小さく形成されている。ハウジング湾曲部24は、軸方向Zにおけるハウジング湾曲部24の両側の部位(すなわちハウジング大径部23及びハウジング突出部25)よりも径方向の内周側に奥まった位置に形成されている。
また、プラグホール100は、先端側から順に、小径穴101、穴段部105、大径穴103を有する。すなわち、本形態においては、参考形態1で示した傾斜穴102が形成されておらず、小径穴101と大径穴103との間に穴段部105が形成されている。
穴段部105は、小径穴101の基端部と大径穴103の先端部とを径方向につなぐよう環状に形成されている。穴段部105は、軸方向Zに直交する平面状に形成されている。穴段部105は、軸方向Zの基端側を向く面である。穴段部105は、ハウジング圧接部222と対向している。径方向における、穴段部105の略中央から内周側の部位が、ハウジング圧接部222に面接触している。すなわち、径方向における、穴段部105の略中央から内周側の部位が、ヘッド圧接部104を構成している。
その他は、参考形態1と同様である。
形態においては、ハウジング圧接部222とヘッド圧接部104とは、軸方向Zに直交する平面状に形成されているため、その形成が容易である。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
実施形態1
図8に示すごとく、本実施形態は、参考形態1の点火装置に対し、シリンダヘッド12を変更した実施形態である。
本実施形態において、プラグホール100は、先端側から順に、小径穴101、穴段部105、大径穴103を有する。すなわち、本実施形態においては、参考形態1で示した傾斜穴(図2の符号102参照)が形成されておらず、小径穴101と大径穴103との間に穴段部105が形成されている。
穴段部105は、小径穴101の基端部と大径穴103の先端部とを径方向につなぐよう環状に形成されている。穴段部105は、軸方向Zに直交する平面状に形成されている。穴段部105は、軸方向Zの基端側を向く面である。
そして、本実施形態において、プラグホール100における先端部は、雌ネジが切られた先端雌ネジ部101aを有する。本実施形態においては、小径穴101が、先端雌ネジ部101aを有する。そして、シリンダヘッド12は、プラグホール100の先端雌ネジ部101aに螺合された熱伝導性を有する中間部材7を有する。そして、ヘッド圧接部104は、中間部材7の内周面に形成されている。中間部材7は、内周面に雌ネジが切られていない。
中間部材7は、筒状部71と、筒状部71の基端側に形成された鍔部72とを有する。筒状部71は、外周面に、プラグホール100の先端雌ネジ部101aに螺合された雄ネジが形成されている。筒状部71の内周部は、先端側から順に、部材小径穴711、部材傾斜穴712、部材大径穴713を有する。
部材小径穴711は、軸方向Zにまっすぐ形成された円柱状を呈している。軸方向Zにおける部材小径穴711の先端側は、燃焼室11に向かって開放されている。部材小径穴711の内側には、スパークプラグ1のハウジング小径部21が配されている。部材小径穴711とハウジング小径部21との間には、微小隙間が形成されている。
部材傾斜穴712は、軸方向Zの基端側へ向かうほど、径方向の外周側へ向かうようテーパ状に形成されている。部材傾斜穴712の内周面は、基端側を向いている。部材傾斜穴712の内周面の略全体は、ヘッド圧接部104を構成している。ヘッド圧接部104は、ハウジング圧接部222と対向している。
部材大径穴713は、傾斜穴102の基端側端縁から基端側にまっすぐ形成され、円柱状を呈している。部材大径穴713は、部材小径穴711よりも大径に形成されている。部材大径穴713の基端側は開放されている。部材大径穴713の内側には、ハウジング大径部23が配されている。
鍔部72は、穴段部105に当接している。中間部材7は、先端雌ネジ部101aに対して、鍔部72が穴段部105に当接するまで螺合される。これにより、中間部材7は、プラグホール100に対して軸方向Zに位置決めされる。
その他は、参考形態1と同様である。
本実施形態においては、プラグホール100における先端部に、雌ネジが切られた先端雌ネジ部101aを有する。そして、シリンダヘッド12は、プラグホール100の先端雌ネジ部101aに螺合されるとともに、内周面に雌ネジが切られていない中間部材7を有する。そして、ヘッド圧接部104は、中間部材7の内周面に形成されている。それゆえ、例えばスパークプラグ1嵌合用のネジを有する既存のシリンダヘッド12を利用して、参考形態1の作用効果を実現することができる。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
実施形態2
図9に示すごとく、本実施形態は、基本構造を参考形態1の点火装置と同様としつつ、ハウジング圧接部222に、熱伝導性を有するガスケット18を配した実施形態である。
ガスケット18は、塑性変形又は弾性変形可能であり、かつ、熱伝導性を有する材料を円環状に形成してなる。ガスケット18は、例えば金属からなる。ガスケット18は、内周面及び外周面が、先端側に向かうほど縮径している。ガスケット18の外周面は、ヘッド圧接部104に面接触している。ガスケット18の内周面は、ハウジング圧接部222に面接触している。これにより、ハウジング圧接部222は、ガスケット18を介してハウジング圧接部222に圧接している。ハウジング2がガスケット18を介してヘッド圧接部104に接触しているような場合は、ハウジング圧接部222とは、ハウジング2におけるガスケット18との接触部を指す。
その他は、参考形態1と同様である。
本実施形態においては、ハウジング圧接部222に、熱伝導性を有するガスケット18を配している。それゆえ、寸法公差等により、ハウジング圧接部222とヘッド圧接部104とが厳密に平行に形成されなかったような場合においても、ハウジング圧接部222とヘッド圧接部104との間のガスケット18が押付部材10aからの押圧力により塑性変形又は弾性変形し、ハウジング圧接部222とヘッド圧接部104との双方に面接触する。これにより、ハウジング2の熱は、ハウジング圧接部222から、ガスケット18を介してヘッド圧接部104に効率的に伝わる。それゆえ、ハウジング圧接部222とヘッド圧接部104と寸法公差により平行に形成されなかった場合であっても、ハウジング2からシリンダヘッド12への放熱性を確保することができる。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
参考形態6
図10、図11に示すごとく、本形態は、参考形態1の点火装置と基本構造を同様としつつ、シリンダヘッド12に対するスパークプラグ1の、周方向の位置決め機構を追加した形態である。なお、図11においては、ハウジング2の内側の部材の図示は省略している。
形態において、プラグホール100の大径穴103には、周方向の一部に、内周側に突出するキー凸部8aを有する。キー凸部8aは、軸方向Zにまっすぐ形成された凸条である。
そして、スパークプラグ1の外周面、具体的には、ハウジング突出部25の外周面に、キー凸部8aと係合するキー溝8bが形成されている。キー溝8bは、キー凸部8aに沿うよう形成されている。周方向におけるキー溝8bの大きさは、周方向におけるキー凸部8aの大きさとほぼ同じに形成されている。キー溝8bは、キー凸部8aが挿入できるよう、上下方向の両側が開放されている。
その他は、参考形態1と同様である。
形態においては、シリンダヘッド12に対するスパークプラグ1の、周方向の位置決めを容易にすることができる。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
なお、本形態において、図12、図13に示すごとく、プラグホール100側にキー溝8bを設け、スパークプラグ1側にキー凸部8aを設ける構成を採用することも可能である。この場合、キー溝8bは、基端側がプラグホール100の基端側端縁まで形成される。
参考形態7
図14に示すごとく、本形態も、参考形態1の点火装置と基本構造を同様としつつ、シリンダヘッド12に対するスパークプラグ1の、周方向の位置決め機構を追加した形態である。
形態において、プラグホール100の小径穴101の先端部には、その基端側の部位よりも縮径した縮径部106が形成されている。縮径部106における周方向の一部には、外周側に向かって凹んだキー溝8bが形成されている。キー溝8bは、軸方向Zに長尺に形成されているとともに、軸方向Zの両側が開放されている。
キー溝8bの内側には、接地電極5の立設部51が挿入されている。キー溝8bは、接地電極5に沿うように形成されている。周方向において、キー溝8bは、立設部51と同等の大きさに形成されている。
ハウジング2の先端面は、縮径部106の基端面と微小空間を介して軸方向Zに対向している。そして、ハウジング2から先端側に突出した絶縁碍子3及び中心電極4は、縮径部106の先端側まで突出している。
その他は、参考形態1と同様である。
形態においては、シリンダヘッド12に対するスパークプラグ1の、周方向の位置決めを容易にすることができる。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
参考形態8
図16に示すごとく、本形態は、参考形態1の点火装置と基本構造を同様としつつ、押付部材10aが、スパークプラグ1の絶縁碍子3を先端側へ押圧している形態である。本形態において、押付部材10aの先端面の全面は、軸方向Zに直交する平面状に形成されている。そして、押付部材10aは、先端面の内周端部において、絶縁碍子3の基端面を先端側に向かって押圧している。また、押付部材10aの内側には、端子金具6の端子突出部61が挿入されている。本形態において、押付部材10aは、電気的絶縁性を有する材料からなる。
その他は、参考形態1と同様である。
形態においては、押付部材10aが、スパークプラグ1の絶縁碍子3を先端側へ押圧している。それゆえ、押付部材10aの押圧力により、絶縁碍子3が先端側に押圧され、絶縁碍子3の碍子支承面321が、ハウジング2のハウジング支承面221へ強く押圧される。これにより、碍子支承面321とハウジング支承面221との押圧力を一層確保することができる。それゆえ、碍子支承面321とハウジング支承面221との間の気密性を向上させることができる。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
参考形態9
図17に示すごとく、本形態は、参考形態8の点火装置に対して、押付部材10aの構成を変更した形態である。
形態の点火装置10は、高電圧を発生させる図示しない点火コイルを有する。点火コイルは、例えば互いに磁気的に結合された一次コイル及び二次コイルを備え、一次コイルへの通電のオンオフに伴う電磁誘導により、二次コイルに高電圧を生じさせるものとすることができる。
また、本形態の点火装置10は、点火コイルの出力を、スパークプラグ1の端子金具6に伝えるための導通部材19を有する。導通部材19は、点火コイルの出力端子と、スパークプラグ1の端子金具6に導通している。
導通部材19におけるスパークプラグ1側の端部は、スパークプラグ1の端子突出部61を内部に挿入させるための挿入凹部191が形成されている。挿入凹部191は、導通部材19の先端面が基端側に向かって凹むよう形成されている。そして、挿入凹部191の先端面が、絶縁碍子3の基端面を軸方向Zの先端側に押圧している。すなわち、本形態においては、導通部材19が押付部材10aを構成している。
そして、挿入凹部191内には、端子突出部61が挿入されている。挿入凹部191の内周面は、端子突出部61の外周面と接触している。これにより、導通部材19と端子金具6とが導通している。
その他は、参考形態8と同様である。
形態においては、点火コイルとスパークプラグ1とを導通させるための導通部材19に、押付部材10aとしての機能を持たせることができる。これにより、本形態においては、部品点数の削減を図りやすい。
その他、参考形態8と同様の作用効果を有する。
参考形態10
図18に示すごとく、本形態は、参考形態9の点火装置と基本構造を同様としつつ、押付部材10aとしての導通部材19で、端子金具6を先端側に押圧した形態である。本形態においては、導通部材19の少なくとも先端部は、柱状を呈しており、導通部材19の先端部が、端子突出部61の基端面を先端側に押圧している。なお、参考形態1と同様、端子突出部61の先端面は、絶縁碍子3の基端面に当接している。
その他、参考形態9と同様である。
形態において、押付部材10aは、スパークプラグ1の端子金具6を介して絶縁碍子3を先端側へ押圧することとなる。それゆえ、押付部材10aの押圧力により、絶縁碍子3が先端側に押圧され、絶縁碍子3の碍子支承面321が、ハウジング2のハウジング支承面221へ強く押圧される。これにより、碍子支承面321とハウジング支承面221との押圧力を一層確保することができる。それゆえ、碍子支承面321とハウジング支承面221との間の気密性を向上させることができる。
その他、参考形態9と同様の作用効果を有する。
本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。例えば、プラグホール100への螺合用の雄ネジを有するようなスパークプラグ1において、前記雄ネジに別部材を螺合し、この別部材にハウジング圧接部222を構成することも可能である。
1 スパークプラグ
10 点火装置
12 シリンダヘッド
2 ハウジング
221 ハウジング支承面
222 ハウジング圧接部
3 絶縁碍子
321 碍子支承面
4 中心電極
5 接地電極

Claims (6)

  1. 外周面に雄ネジが切られていない筒状のハウジング(2)と、
    前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
    前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(4)と、
    前記ハウジングに接続されるとともに前記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成する接地電極(5)と、を有し、
    前記絶縁碍子の外周面は、前記ハウジングの内周面に設けられたハウジング支承面(221)によって軸方向(Z)から支承される碍子支承面(321)を有し、
    前記ハウジングは、シリンダヘッド(12)へ圧接されるハウジング圧接部(222)を有し、
    前記ハウジング支承面及び前記碍子支承面の少なくとも一方と前記ハウジング圧接部とは、少なくとも一部同士が互いに径方向に重なる位置に配されており、
    前記ハウジング圧接部には、熱伝導性を有するガスケット(18)が配されている、内燃機関用のスパークプラグ。
  2. 前記ハウジング圧接部は、軸方向の先端側に向かうほど、径方向の内周側に向かうよう縮径したテーパ状に形成されている、請求項1に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  3. 軸方向における前記ハウジング圧接部の長さ(L1)は、軸方向における前記絶縁碍子の前記碍子支承面の長さ(L2)よりも長い、請求項1又は2に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  4. シリンダヘッド(12)と、前記シリンダヘッドのプラグホール(100)に組み付けられたスパークプラグ(1)と、前記スパークプラグを前記シリンダヘッドへ押し付ける押付部材(10a)と、を備える内燃機関用の点火装置(10)であって、
    前記スパークプラグは、
    外周面に雄ネジが切られていない筒状のハウジング(2)と、
    前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
    前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(4)と、
    前記ハウジングに接続されるとともに前記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成する接地電極(5)と、を有し、
    前記絶縁碍子の外周面は、前記ハウジングの内周面に設けられたハウジング支承面(221)によって軸方向から支承される碍子支承面(321)を有し、
    前記ハウジングは、前記シリンダヘッドのヘッド圧接部(104)へ圧接されるハウジング圧接部(222)を有し、
    前記ハウジング支承面及び前記碍子支承面の少なくとも一方と前記ハウジング圧接部とは、少なくとも一部同士が互いに径方向に重なる位置に配されており、
    前記ハウジング圧接部及び前記ヘッド圧接部のそれぞれは、軸方向の先端側に向かうほど、径方向の内周側に向かうよう縮径したテーパ状に形成されており、前記シリンダヘッドの前記ヘッド圧接部は、前記ハウジング圧接部と対向しており、
    前記プラグホールにおける先端部は、雌ネジが切られた先端雌ネジ部(101a)を有し、
    前記シリンダヘッドは、前記プラグホールの前記先端雌ネジ部に螺合された熱伝導性を有する中間部材(7)を有し、
    前記ヘッド圧接部は、前記中間部材の内周面に形成されている、内燃機関用の点火装置。
  5. 前記スパークプラグは、基端部が軸方向における前記絶縁碍子の基端側に突出するよう、前記絶縁碍子の内側に保持された端子金具(6)をさらに有し、前記押付部材は、前記スパークプラグにおける、前記絶縁碍子及び前記端子金具の少なくとも一方を押圧している、請求項に記載の内燃機関用の点火装置。
  6. 前記ハウジングの基端部には、前記絶縁碍子を軸方向の先端側へ向けて押圧するかしめ部(26)が形成されており、前記押付部材は、前記スパークプラグにおける、前記かしめ部を押圧している、請求項に記載の内燃機関用の点火装置。
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