JP7054936B2 - レッグウェア - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態に係る右足用のフットカバー1の外観構成を示す斜視図である。図1に示すように、フットカバー1は、足Fに着用される本体部2、および本体部2のずれや脱げを防止する滑り止め部3を備えている。
本体部2は、足裏を覆う足底部21、爪先を覆う爪先部22、足Fの両側辺を覆う側辺部23、および踵を覆う踵部24で形成されている。また、本体部2には、足底部21に対して上下反対側に足を出し入れするための履き口部2aが設けられている。
滑り止め部3は、本体部2の生地よりも伸縮性が低く、かつ本体部2の生地よりも摩擦係数が高い素材からなる帯状の部材である。滑り止め部3は、踵部24の内側の、踝(外果、内果)よりも下側で、かつ後ろ側の領域に設けられており、踵に当接することによって、足Fに対する本体部2のずれや脱げを防止する。
滑り止め部形成用生地に貼り付けられる樹脂などの形状は、滑り止め部形成用生地の形状に一致させる必要はなく、粒子状や、花柄など任意の模様形状であってもよい。さらに、樹脂などの表面に微細な凹凸を設け、摩擦係数を高めることが好ましい。
歩行の際、特にアキレス腱Aの近傍部の動きに踵部24の生地が追随しない場合に、踵部24の生地が縦方向へ引張される。また、歩行のメカニズムには、足首の縦方向への屈折動作のみではなく、横方向(外反方向または内反方向)への動作もあるため、踵部24の生地は横方向へも引張される。そのため、踵部24の生地の縦方向への伸縮、または踵部24の生地の横方向への伸縮のいずれか一方のみを抑制しただけでは、踵部24の生地の伸縮に伴う滑り止め部の位置ずれを抑制することができない。
図3の(a)~図3の(m)は、本実施形態に係る滑り止め部3の変形例を示す背面図である。
図4は、本実施形態に係る滑り止め部3の他の変形例を示す背面図である。図4に示すように、滑り止め部3は、横型帯状部31と縦型帯状部32a、および横型帯状部31と縦型帯状部32bが、必ずしも接続されていなくてもよい。
〔試験方法〕
図6は、本実施例の試験方法を説明するための模式図である。
(1)婦人標準足型マネキンに各滑り止め部を設けたフットカバーを履かせた場合、婦人標準足型マネキンにパンストを装着した上に各滑り止め部を設けたフットカバーを履かせた場合、生足に各滑り止め部を設けたフットカバーを履かせた場合のそれぞれについて、図6に示すように、フットカバーを踵から爪先に向けて引張した時の引張力(応力)を、引張試験機(デジタルフォースゲージZP50N)41を用いて計測した。
(2)各サンプルについて5回計測を行い、フットカバーが脱げたときの引張力の平均値を算出した。
なお、本発明は以下のように表現することも可能である。図8の(a)~図8の(c)は、本発明に係るレッグウェアが備える滑り止め部3の構成を説明するための模式図である。具体的には、図8の(a)は、球体(踵)Sにおける仮想球面三角Tを示す概念図であり、図8の(b)は、滑り止め部3を示す背面図であり、図8の(c)は、他の滑り止め部3を示す背面図である。
また、本発明は以下のように表現することが可能である。
また、本発明は、以下のように表現することが可能である。
また、本発明は、以下のように表現することが可能である。
2つの前記第3帯状部は、前記第1帯状部の両端部から前記足底部側へ延伸していてもよい。
2 本体部
3 滑り止め部
21 足底部
24 踵部
31・31a・31b 横型帯状部(第1帯状部)
32a・32a’・32b・32b’・32c・32d 縦型帯状部(第2帯状部)
33 斜め型帯状部(第3帯状部)
34・34a・34b 曲線型帯状部(第4帯状部)
A アキレス腱
B 踵骨
C 踵骨隆起
F 足
R 矩形領域
x 縦方向
y 横方向
Claims (13)
- 少なくとも、足裏を覆う足底部、および踵を覆う踵部を含み、足首が露出するように開口された履き口部が設けられた、伸縮性を有する本体部と、
前記踵部の内側に設けられ、該踵部の生地よりも伸縮性が低い滑り止め部とを備え、
前記滑り止め部は、2以上の異なる方向へ略直線的に延伸し、かつ延伸する方向へ伸びる2つの長辺が略平行である複数の帯状部を含み、該帯状部が一連に組み合わされた形状であり、
前記足底部に対して垂直な方向を縦方向、前記足底部の幅方向を横方向と定義した場合、
前記滑り止め部は、前記帯状部として、
略横方向へ延伸する第1帯状部と、
略縦方向および略横方向とは異なる方向へ延伸する第3帯状部とを含むことを特徴とするレッグウェア。 - 前記縦方向における前記滑り止め部の両端部に接し、かつ前記横方向に平行な2辺と、前記横方向における前記滑り止め部の両端部に接し、かつ前記縦方向に平行な2辺とによって規定される矩形領域内に、踵骨の踵骨隆起が含まれるように、前記滑り止め部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレッグウェア。
- 前記滑り止め部は、2つの前記第3帯状部を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のレッグウェア。
- 2つの前記第3帯状部は、踵骨を挟むように設けられていることを特徴とする請求項3に記載のレッグウェア。
- 2つの前記第3帯状部は、前記第1帯状部の両端部から前記足底部側へ延伸していることを特徴とする請求項3または4に記載のレッグウェア。
- 前記滑り止め部は、前記第1帯状部と前記第3帯状部との接続部分で屈曲した形状であることを特徴とする請求項5に記載のレッグウェア。
- 2つの前記第3帯状部は、前記足底部に近づくにつれて互いの間隔が広がる角度で設けられていることを特徴とする請求項6に記載のレッグウェア。
- 前記滑り止め部は、前記足底部側に開口した略コの字型の形状であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のレッグウェア。
- 少なくとも、足裏を覆う足底部、および踵を覆う踵部を含み、足首が露出するように開口された履き口部が設けられた、伸縮性を有する本体部と、
前記踵部の内側に設けられ、該踵部の生地よりも伸縮性が低い滑り止め部とを備え、
前記滑り止め部は、2以上の異なる方向へ略直線的に延伸し、かつ延伸する方向へ伸びる2つの長辺が略平行である複数の帯状部を含み、該帯状部が一連に組み合わされた形状であり、
前記足底部に対して垂直な方向を縦方向、前記足底部の幅方向を横方向と定義した場合、
前記滑り止め部は、前記帯状部として、略縦方向および略横方向とは異なる方向へ延伸する複数の第3帯状部を含み、
複数の前記第3帯状部は、互いに交わっていることを特徴とするレッグウェア。 - 前記縦方向における前記滑り止め部の両端部に接し、かつ前記横方向に平行な2辺と、前記横方向における前記滑り止め部の両端部に接し、かつ前記縦方向に平行な2辺とによって規定される矩形領域内に、踵骨の踵骨隆起が含まれるように、前記滑り止め部が設けられていることを特徴とする請求項9に記載のレッグウェア。
- 前記滑り止め部は、前記本体部の生地よりも摩擦係数が高いことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載のレッグウェア。
- 少なくとも、足裏を覆う足底部、および踵を覆う踵部を含み、足首が露出するように開口された履き口部が設けられた、伸縮性を有する本体部と、
前記踵部の内側に設けられ、該踵部の生地よりも伸縮性が低い滑り止め部とを備え、
前記滑り止め部は、2以上の異なる方向へ略直線的に延伸する複数の帯状部を含み、該帯状部が一連に組み合わされた形状であり、
前記足底部に対して垂直な方向を縦方向、前記足底部の幅方向を横方向と定義した場合、
前記滑り止め部は、前記帯状部として、
略横方向へ延伸する第1帯状部と、
略縦方向および略横方向とは異なる方向へ延伸する第3帯状部とを含み、
前記第1帯状部の下端部から前記第3帯状部の下端部までの前記縦方向の距離が、前記第1帯状部の前記縦方向の幅よりも大きいことを特徴とするレッグウェア。 - 少なくとも、足裏を覆う足底部、および踵を覆う踵部を含む、伸縮性を有する本体部と、
前記踵部の内側に設けられ、該踵部の生地よりも伸縮性が低い滑り止め部とを備え、
前記滑り止め部は、2以上の異なる方向へ略直線的に延伸し、かつ延伸する方向へ伸びる2つの長辺が略平行である複数の帯状部を含み、該帯状部が一連に組み合わされた形状であり、
前記足底部に対して垂直な方向を縦方向、前記足底部の幅方向を横方向と定義した場合、
前記滑り止め部は、前記帯状部として、略縦方向および略横方向とは異なる方向へ延伸する複数の第3帯状部を含み、
複数の前記第3帯状部は、互いに交わっており、
前記縦方向における前記滑り止め部の両端部に接し、かつ前記横方向に平行な2辺と、前記横方向における前記滑り止め部の両端部に接し、かつ前記縦方向に平行な2辺とによって規定される矩形領域内に、踵骨の踵骨隆起が含まれるように、前記滑り止め部が設けられていることを特徴とするレッグウェア。
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