JP2021155889A - フットカバー - Google Patents

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  • Textile Engineering (AREA)
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Abstract

【課題】肌に優しく、かつ効果的なずれ防止機能が得られるフットカバーを提供する。【解決手段】フットカバー(1)は、履き口(4)の周縁部の爪先側に配置され、本体部(2)よりも伸縮性が低い第1滑り止め部(5a)と、第1滑り止め部(5a)から分離して上記周縁部の踵側に配置され、第1滑り止め部(5a)よりも肌との摩擦が大きい第2滑り止め部(5b)とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、フットカバーに関し、より詳細には、履き口の周縁部に滑り止め部を備えるフットカバーに関する。
従来、フットカバーの需要が増えるとともに、ずれ・脱げを防止する滑り止め構造を有するフットカバーが製品化されている。従来の滑り止め構造は、(1)シリコン等の樹脂・ゴムの貼付、(2)テープ状にカットした生地の貼付、(3)伸縮部の編成またはゴムの挿入、に大別できる。
滑り止め構造を有するフットカバーに関して、特許文献1および特許文献2には、履き口の周縁部の内側に、履き口の全周に亘ってシリコン等の樹脂製の滑り止め部を設けたフットカバーが開示されている。また、特許文献3には、履き口の周縁部をポリウレタンフィラメントを用いて編成し、さらに履き口の全周に亘って弾性糸を挿入したフットカバーが開示されている。
特開2016−56479号公報 特開2017−133148号公報 実開平7−15703号公報
しかしながら、シリコン等の樹脂を用いた滑り止め構造は、ずれ防止効果は高いが、履き口の全周に亘って設けた場合、成分によるかぶれ、肌への密着および動的圧力による炎症、汗等による肌荒れ等の原因になり得る。一方、テープ状にカットした生地の貼付、または弾性糸の挿入による滑り止め構造は、肌荒れ等を起こしにくいが、ずれ防止効果はシリコン等の樹脂ほど高いとは言えない。また、いずれの場合においても、履き口の全周に亘って滑り止め構造を設けると、足への締め付けが強くなり着用感を損なう恐れがある。
本発明の一態様は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、肌に優しく、かつ効果的なずれ防止機能を有するフットカバーを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るフットカバーは、足の足裏、爪先および踵のそれぞれの少なくとも一部を覆う本体部を含み、前記本体部に形成された履き口の周縁部の内側に滑り止め部が配置されたフットカバーであって、前記滑り止め部は、前記周縁部の前記爪先側に配置され、前記本体部よりも伸縮性が低い第1滑り止め部と、前記第1滑り止め部から分離して前記周縁部の前記踵側に配置され、前記第1滑り止め部よりも肌との摩擦が大きい第2滑り止め部とを含む。
本発明の一態様によれば、足の部位ごとに適切な滑り止め部を配置することにより、肌に優しく、かつ効果的なずれ防止機能を有するフットカバーを提供することができる。
本発明の実施形態に係るフットカバーを足に着用した状態の一例を示す斜視図である。 図1に示されるフットカバーの平面図である。 図2に示されるフットカバーの底面図である。 図2に示されるフットカバーの側面図である。 図2に示されるフットカバーの正面図である。 図2に示されるフットカバーを裏返して滑り止め部を露出させた図である。 図2に示されるA−A線で切断した端面図である。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図6に基づいて説明する。本実施形態では、左右を履き違えることがないように、左右共用で使用できるフットカバーの例について説明する。ただし、これに限らす、フットカバーは左足用と右足用とが異なる形状のものであってもよい。また、フットカバーは、例えば、足袋形状のもの、または5本指形状のものであってもよいし、足指の先を露出させるものであってもよい。
〔フットカバーの概要〕
図1は、本発明の実施形態に係るフットカバー1を足Fに着用した状態の一例を示す斜視図である。図1に示すように、フットカバー1は、足Fの足裏10、爪先11および踵12を覆う本体部2と、本体部2に形成された履き口4aの周縁部に沿って配置される滑り止め部5とを備える。
フットカバー1は、滑り止め部5として、互いに異なる特性を有する第1滑り止め部5aと第2滑り止め部5bとを備える。フットカバー1は、足Fの部位ごとの肌(皮膚)の性質(強弱)および形状に応じて、異なる特性を有する第1滑り止め部5aおよび第2滑り止め部5bを適切に配置することにより、肌に優しく、かつ効果的なずれ防止機能を得るものである。
本体部2は、足Fの足裏10を覆う足底生地3と、足Fの爪先11、踵12、および爪先11から踵12に亘る足Fの両側13を覆う側面生地4とを備える。足底生地3および側面生地4は、それぞれ略平面的な生地により構成される。
側面生地4は伸縮性生地からなり、その略中央部分に、足を出し入れするための履き口4aが、略楕円形状にくり抜かれて形成される。履き口4aは、足Fの甲および足首が露出するように大きく開口して設けられる。これにより、靴を履いたときに、フットカバー1全体が靴の中に隠れ、目立たないように履くことができる。
本体部2は、足底生地3の外周部分と側面生地4の外周部分とが互いに縫製されることにより、足底生地3と側面生地4とが接合部7において接合した構成である。縫製とは、糸状の別材を使用して生地と生地をとじ合わせる方法全般を指すものであり、とじ合わせる方法(縫い方)や糸の種類は限定されない。
図1に示す例では縫製により接合する例を示したが、足底生地3と側面生地4との接合方法は限定されない。足底生地3と側面生地4とを、縫製を除く接合方法(無縫製接合方法)で接合してもよい。例えば、生地の接合面に摩擦熱を発生させ瞬時に溶融・接合する超音波溶着、または生地を重ね合させた部分に熱を加えて融着させる熱融着、接着剤による接合等の方法で接合してもよい。
滑り止め部5は、本体部2の内側に配置され、足Fに対する本体部2のずれまたは脱げを防止する。滑り止め部5は、本体部2の履き口4aの周縁部の内側に沿って配置される。本実施形態では、フットカバー1は、滑り止め部5は、第1滑り止め部5aと第2滑り止め部5bと含む。
第1滑り止め部5aは、履き口4aの周縁部の爪先側に配置される。換言すれば、第1滑り止め部5aは、履き口4aの周縁部のうち、足Fの爪先を覆う本体部2の爪先部側に配置される。
第2滑り止め部5bは、履き口4aの周縁部の踵側に配置される。換言すれば、第2滑り止め部5bは、履き口4aの周縁部のうち、足Fの踵を覆う本体部2の踵部側に配置される。
第1滑り止め部5aと第2滑り止め部5bとは、互いに分離されて履き口4aの周縁部に配置される。また、第1滑り止め部5aは本体部2よりも伸縮性が低くなっており、第2滑り止め部5bは第1滑り止め部1よりも足Fの肌との摩擦が大きくなっている。これにより、後述するように、肌への負担を軽減しつつ、足Fに対する本体部2の脱げを防止することが可能となる。
〔本体部の構成〕
次に、図2および図3に基づいて、フットカバー1が備える本体部2の具体的な構成を説明する。図2は、図1に示されるフットカバー1の平面図である。図3は、図2に示されるフットカバー1の底面図である。
(側面生地)
図2に示すように、側面生地4は、足底生地3の外周形状に対応した形状であり、本実施形態では、継ぎ目のない1枚の伸縮性生地を裁断して形成される。側面生地4は、その略中央部分に、足を出し入れするための履き口4aが、略楕円形状にくり抜かれて形成される。これにより、側面生地4は、履き口4aを中心とした環状に形成される。
なお、履き口4aをくり抜く形状によって、足Fの甲を覆う面積を調整することができる。履き口4aの長手方向の長さを長くすると、いわゆる「浅履き」のフットカバー1にすることができる。一方、履き口4aの長手方向の長さを短くすると、いわゆる「深履き」のフットカバー1にすることができる。
また、側面生地4は、複数の生地を継ぎ合わせて形成されてもよい。ただし、側面生地4が継ぎ目のない1枚の伸縮性生地で形成することにより、足裏10、爪先11、踵12および爪先11から踵12に亘る足Fの両側13に縫い目(接合部)がなくなる。そのため、パンプス等に圧迫されて、縫い目部分が肌に食い込むことがなく、履き心地の低下を防ぐことができる。また、縫い目部分が足Fの動きに付随して動く位置ずれによるフットカバー1の脱げを防止することができる。
側面生地4が伸縮性生地からなることにより、フットカバー1を着用した際に側面生地4が足Fの立体形状に沿うことができる。そのため、フットカバー1の脱げまたは履き位置のずれを防止しやすくなる。
側面生地4は、編み・織り等の編職方法、形状等は限定されず、足Fにフィットするよう伸縮性を有する生地であればよい。着用した際、容易に足Fから脱げてしまうことがなく、かつ不快な締め付け感を感じない程度の伸縮性を備えていればよい。
側面生地4の材料(材質)は、滑り止め部5の接着方法に適したものであればよく、例えば、ポリエステル等の合成繊維、または綿や麻、絹等の天然繊維等を用いることができる。
本実施形態の例では、側面生地4の材料を肌触りのよいナイロンとし、フィット感を得やすい緯(よこ)編みのニット生地とした。ただし、これに限らす、例えば、側面生地4は、丸編み機で編成された編地でもよく、織り生地であってもよい。
また、側面生地4を、フリーカット生地(生地端の始末が不要な生地)で構成してもよい。側面生地4をフリーカット生地で構成することにより、ほつれ防止のために履き口4aの周縁部を折返し処理する、または履き口4aの周縁部に沿って伸縮性の細幅生地または樹脂等を取り付けたりする必要が無くなるため、履き心地が向上する。
(足底生地)
図3に示すように、足底生地3は、足Fの足裏10の形状に合わせて、爪先部分3aおよび踵部分3bが、それぞれ円弧状に形成される。また、爪先部分3aから踵部分3bに亘る土踏まずの両側部分3cは、互いに接近する方向へ緩やかに凹んだ円弧状に形成される。なお、足底生地3は、この形状に限定されず、足Fの形状に合わせて他の形状に変更可能である。
足底生地3は、側面生地4と同様、材料や編職方法は限定されないが、歩行のしやすさや、ずれ防止の観点から、足裏10との適度な摩擦が生じるとともに、肌への刺激が少ないものが好ましい。歩くときの衝撃を和らげるために、クッション性のあるパイル生地を用いてもよい。足底生地3は、例えば綿混紡の紡績糸のニット生地で構成されるが、これに限定されるものではない。
〔フットカバーの形状〕
次に、図4および図5に基づいて、フットカバー1の非着用時の形状を説明する。図4は、図2に示されるフットカバー1の側面図であり、図5はフットカバー1の正面図である。
図4および図5に示すように、フットカバー1は、側面視および正面視において、非着用時の略平面的な外観形状を有する。フットカバー1は、フットカバー1全体として略平面的な形状となるように、足底生地3および側面生地4を構成する略平面的な2枚の生地の各外周部分が縫製により接合される。
ここで、略平面的な形状とは、生地および滑り止め部5の厚さと自然に生じる皺またはヨレ以外、具体的な高さを構成しない非立体的な形状を意味する。これにより、例えば足底を模った陳列用の台紙を装着したとき、フットカバー1の表・裏(フットカバー1の側面生地4・足底生地3)ともに生地面が台紙面に密着するような形状となる。そのため、フットカバー1を台紙に装着して包装する際に、皺や折り目がつかず、製品の形状を損なわずに売り場等に陳列することができる。また、嵩張らないため保管の場所を取らず、効率的に輸送・陳列することができる。
〔滑り止め部の構成〕
次に、図6および図7に基づいて、滑り止め部5の具体的な構成の一例を説明する。図6は、フットカバー1を裏返して滑り止め部5を露出させた図である。図7は、図2に示されるA−A線で切断したフットカバー1の端面図である。図7は、理解が容易になるように、足底生地3と側面生地4との間の間隔を空けて示している。
図6および図7に示すように、滑り止め部5は、側面生地4に形成された履き口4aの周縁部4bに沿って、側面生地4の内側(肌側)に配置される。第1滑り止め部5aは、周縁部4bの爪先11側に配置される。第2滑り止め部5aは、周縁部4bの踵12側に配置される。
第1滑り止め部5aと第2滑り止め部5bとは、互いに分離して周縁部4bに配置される。例えば、履き口の全周に亘って摩擦が大きい滑り止め部を配置した場合、過度な締め付けが生じ、特に皮膚が弱い爪先11側の肌への負担が大きくなる。
そこで、フットカバー1では、比較的皮膚が弱い(薄い)爪先11側に肌への負担が小さい低伸縮性の第1滑り止め部5aを配置している。また、フットカバー1では、比較的皮膚が強い(厚い)踵12側に第1滑り止め部5aよりも肌との摩擦が大きい第2滑り止め部5bを、第1滑り止め部5aから分離して配置している。これにより、皮膚が弱い爪先11側の負担を軽減しつつ、効果的にずれ・脱げを防止することができる。
なお、通常、フットカバー1が脱げる際、爪先11側または踵12側から外れる場合が多い。そのため、爪先11側に第1滑り止め部5aを配置し、踵12側に第2滑り止め部5bを配置することにより、効果的なずれ防止機能を得ることができる。また、第1滑り止め部5aと第2滑り止め部5bとが分離していることにより、上述したように、履き口4aの全周に亘って滑り止めを配置する場合と比較して、着脱しやすくなるとともに、足Fへの締め付けが小さくなり、肌への負担を低減することができる。
(第1滑り止め部)
第1滑り止め部5aは、比較的皮膚が弱い爪先11側に、足Fの指の一部を覆うように配置される。第1滑り止め部5aは、本体部2よりも伸縮性が低い帯状の生地等で構成される。また、第1滑り止め部5aは、樹脂性の第2滑り止め部5bと比較して、肌との摩擦が小さくなっている。このような低伸縮性の生地からなる第1滑り止め部5aを爪先11側に配置することにより、足Fの動きに付随する側面生地4の位置ずれ等を防ぐストッパーの役割を果たし、ずれ・脱げを防止することができる。
第1滑り止め部5aは、本実施形態では帯状の生地を貼り付ける構成としたが、これに限られない。第1滑り止め部5aは、例えば、側面生地4の端部を二重に折返して構成してもよく、または、フットカバー1の全体を丸編みで編成した場合は、第1滑り止め部5aを袋編みにして形成してもよい。
第1滑り止め部5aの材料は、比較的皮膚が弱い足指や足甲部に接する部分であるため、滑らかな感触で柔らかいものが望ましく、ナイロンのニット生地等で構成されるが、これに限られるものではない。
(第2滑り止め部)
第2滑り止め部5bは、比較的皮膚が強い踵12側に配置される。第2滑り止め部5bは、本体部2よりも摩擦が大きく、また、第1滑り止め部5aよりも肌との摩擦が大きい帯状のシリコン等の樹脂からなる。
踵12は爪先11と比べて皮膚が強いため、肌への負担が大きい第2滑り止め部5bを踵12側に配置したとしてもかぶれ等を起こしにくく、第2滑り止め部5bによってずれ・脱げを効果的に防止することができる。
第2滑り止め部5bの形状は、本実施形態では帯状としたが、これに限られない。第2滑り止め部5bの形状は、例えば、線条、点状であってもよいし、その他の形状であってもよい。また、フットカバー1の全体を丸編みで編成した場合は、滑りにくい糸で編むことによって、第2滑り止め部5bを形成してもよい。
第2滑り止め部5bは、少なくとも踵12の長手方向(横方向)の長さに相当する長さ、例えば少なくとも2cm以上程度の長さがあればよい。より好ましくは、第2滑り止め部5bは、踵12の踵骨を囲むことができる長さ(大きさ)があればよい。
また、側面生地4に継ぎ目のない略平面的な生地を採用した場合、着用により踵12の形状に沿って側面生地4が立ち上がり、履き口4aの周縁部4bの踵12側において円弧状に差し掛かる位置P付近に応力が集中する。この位置P付近の応力による生地の損傷を防ぐため、第2滑り止め部5bは、長手方向両端部に位置Pを含む長さであることが望ましい。
(フットカバー1の作用効果)
以上のように、本実施形態に係るフットカバー1は、足Fの足裏10、爪先11および踵12のそれぞれの少なくとも一部を覆う本体部2を含み、本体部2に形成された履き口4aの周縁部4bの内側に滑り止め部5が配置される。滑り止め部5は、周縁部4bの爪先11側に配置され、本体部2よりも伸縮性が低い第1滑り止め部5aと、第1滑り止め部5aから分離して周縁部4bの踵12側に配置され、第1滑り止め部5aよりも肌との摩擦が大きい第2滑り止め部5bと、を含む。
フットカバー1では、肌への負担が少ない第1滑り止め部5aが比較的皮膚が弱い(薄い)爪先11側に配置され、肌との摩擦が大きい第2滑り止め部5bが比較的皮膚が強い(厚い)踵12側に配置される。また、第1滑り止め部5aと第2滑り止め部5bとが分離して周縁部4bに配置される。そのため、履き口4aの全周に亘って滑り止め部を配置する従来の構成と比較して、足Fへの締め付けが小さくなり、肌への負担を低減することができる。
したがって、本実施形態によれば、足Fの部位ごとに適切な滑り止め部5を配置して、肌に優しく、かつ効果的なずれ防止機能が得られるフットカバー1を実現することができる。
(まとめ)
本発明の一態様に係るフットカバーは、足の足裏、爪先および踵のそれぞれの少なくとも一部を覆う本体部を含み、前記本体部に形成された履き口の周縁部の内側に滑り止め部が配置されたフットカバーであって、前記滑り止め部は、前記周縁部の前記爪先側に配置され、前記本体部よりも伸縮性が低い第1滑り止め部と、前記第1滑り止め部から分離して前記周縁部の前記踵側に配置され、前記第1滑り止め部よりも肌との摩擦が大きい第2滑り止め部と、を含む。
前記の構成では、肌への負担が少ない第1滑り止め部が比較的皮膚が弱い(薄い)爪先側に配置され、肌との摩擦が大きい第2滑り止め部が比較的皮膚が強い(厚い)踵側に配置される。また、第1滑り止め部と第2滑り止め部とが分離して周縁部に配置される。そのため、履き口の全周に亘って滑り止め部を配置する従来の構成と比較して、足への締め付けが小さくなり、肌への負担を低減することができる。したがって、前記の構成によれば、肌に優しく、かつ効果的なずれ防止機能が得られるフットカバーを実現することができる。
また、本発明の一態様に係るフットカバーでは、前記第2滑り止め部は、前記本体部よりも伸縮性が低くてもよい。
前記の構成によれば、肌との摩擦が大きく、かつ伸縮性が低い滑り止めを踵側に配置することによって、より確実にずれ・脱げを防止することができる。
また、本発明の一態様に係るフットカバーでは、前記第1滑り止め部は、前記周縁部に沿って貼付された、繊維を編織した生地によって構成されてもよい。
前記の構成によれば、皮膚が弱い爪先側の負担を軽減しつつ、フットカバーのずれ・脱げを防止することができる。
また、本発明の一態様に係るフットカバーでは、前記本体部は、前記足裏を覆う足底生地と、前記爪先、前記踵および前記爪先から前記踵に亘る前記足の両側を覆う側面生地と、を備え、前記足底生地の外周部分と前記側面生地の外周部分とが接合されてもよい。
前記の構成によれば、足裏、爪先、踵および爪先から踵に亘る足の両側に足底生地と側面生地との縫い目がないようにすることが可能となるため、パンプス等に圧迫されて、縫い目部分が肌に食い込むことがなく履き心地の低下を抑制することができる。
また、本発明の一態様に係るフットカバーでは、前記側面生地は、フリーカット生地からなってもよい。
前記の構成によれば、履き口のほつれ等を防止するために、履き口の周縁部の折返し処理、または履き口の周縁に沿って伸縮性細幅生地を取り付ける必要が無いため、履き心地が向上する。
また、本発明の一態様に係るフットカバーでは、前記側面生地は、略平面的で継ぎ目のない生地からなり、前記フットカバーの側面視において略平面的な形状となるように、前記足底生地と前記側面生地とが接合されてもよい。
前記の構成によれば、フットカバー全体が略平面的な形状であるため、フットカバーを型紙に装着して包装する際に、皺や折り目がつかず、製品の形状を損なわずに売り場等に陳列することができる。また、嵩張らないため保管の場所を取らず、効率的にフットカバーを輸送することができる。
また、本発明の一態様に係るフットカバーでは、前記本体部は、前記足の甲を露出させるように前記履き口が形成された浅履き形状であり、前記第1滑り止め部は、前記足の指の一部を覆ってもよい。
前記の構成によれば、ずれ・脱げが生じやすい浅履き形状のフットカバーにおいても、特に爪先側のずれを効果的に防止することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 フットカバー
2 本体部
3 足底生地
4 側面生地
4a 履き口
4b 周縁部
5 滑り止め部
5a 第1滑り止め部(滑り止め部)
5b 第2滑り止め部(滑り止め部)
10 足裏
11 爪先
12 踵
13 両側
F 足

Claims (7)

  1. 足の足裏、爪先および踵のそれぞれの少なくとも一部を覆う本体部を含み、前記本体部に形成された履き口の周縁部の内側に滑り止め部が配置されたフットカバーであって、
    前記滑り止め部は、
    前記周縁部の前記爪先側に配置され、前記本体部よりも伸縮性が低い第1滑り止め部と、
    前記第1滑り止め部から分離して前記周縁部の前記踵側に配置され、前記第1滑り止め部よりも肌との摩擦が大きい第2滑り止め部と、
    を含むことを特徴とするフットカバー。
  2. 前記第2滑り止め部は、前記本体部よりも伸縮性が低いことを特徴とする請求項1に記載のフットカバー。
  3. 前記第1滑り止め部は、前記周縁部に沿って貼付された、繊維を編織した生地によって構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のフットカバー。
  4. 前記本体部は、
    前記足裏を覆う足底生地と、
    前記爪先、前記踵および前記爪先から前記踵に亘る前記足の両側を覆う側面生地と、を備え、
    前記足底生地の外周部分と前記側面生地の外周部分とが接合されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のフットカバー。
  5. 前記側面生地は、フリーカット生地からなることを特徴とする請求項4に記載のフットカバー。
  6. 前記側面生地は、略平面的で継ぎ目のない生地からなり、前記フットカバーの側面視において略平面的な形状となるように、前記足底生地と前記側面生地とが接合されることを特徴とする請求項4または5に記載のフットカバー。
  7. 前記本体部は、前記足の甲を露出させるように前記履き口が形成された浅履き形状であり、
    前記第1滑り止め部は、前記足の指の一部を覆うことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のフットカバー。
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