JP5845008B2 - 編成物及び靴下 - Google Patents

編成物及び靴下 Download PDF

Info

Publication number
JP5845008B2
JP5845008B2 JP2011149861A JP2011149861A JP5845008B2 JP 5845008 B2 JP5845008 B2 JP 5845008B2 JP 2011149861 A JP2011149861 A JP 2011149861A JP 2011149861 A JP2011149861 A JP 2011149861A JP 5845008 B2 JP5845008 B2 JP 5845008B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
knitted fabric
slip
sock
polyurethane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011149861A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013014865A (ja
Inventor
和俊 西垣
和俊 西垣
浦中 宏典
宏典 浦中
浩二 若吉
浩二 若吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Opelontex Co Ltd
Original Assignee
Toray Opelontex Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Opelontex Co Ltd filed Critical Toray Opelontex Co Ltd
Priority to JP2011149861A priority Critical patent/JP5845008B2/ja
Publication of JP2013014865A publication Critical patent/JP2013014865A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5845008B2 publication Critical patent/JP5845008B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Socks And Pantyhose (AREA)
  • Gloves (AREA)
  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)

Description

本発明は編成物及び靴下に関し、より詳細には、滑り止め性に優れた編成物及び靴下に関するものである。
例えばスポーツ界においては、運動能力を最大限に発揮できるように、靴と足との間の滑りが生じない靴下が望まれている。また、医療・介護の分野においても、フローリング床や畳敷き部屋などで足を滑らせて転倒することのないように、滑らない靴下が望まれている。さらには、手袋やサポータなどにおいても、滑らないあるいはずり落ちないことが強く望まれている。
そこで、例えば特許文献1では、足裏部分に対応する編地部分の一部を、他の編地部分よりも摩擦係数の大きい摩擦領域とすると共に、摩擦領域に隣接する編み地部分を他の編み地部分よりも伸縮率の小さい緩衝領域とした靴下が提案され、摩擦領域では、ポリウレタン繊維を芯糸材に巻装した摩擦糸を露出させて摩擦係数を大きくすることが例示されている。
特開2006-249596号公報(特許請求の範囲,(0037)段落等)
しかしながら、前記提案技術で用いている摩擦糸は、20番(約295dtex)〜30番(約196dtex)の綿糸等の芯糸材にポリウレタン繊維を巻装したものである。したがって、滑り止め効果を奏するポリウレタン繊維は芯糸材よりも細くせざるを得ず、用途によっては充分な滑り止め効果が得られないおそれがある。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、靴下やサポータ、手袋、肌着などに用いた場合であっても、実使用上充分な滑り止め効果が得られる編成物を提供することにある。
本発明によれば、少なくとも一部に、ポリウレタンベア糸が編糸と共に編み込まれた滑り止め性を有する編地を有し、前記編地が、一方面側にパイル糸がループを形成したパイル編みであり、前記滑り止め面がパイル糸のループの形成された面と反対側の面であり、ポリウレタンベア糸はパイル糸と共にループを形成し、且つ前記滑り止め面にもループを形成し、前記編地の滑り止め面におけるポリウレタンベア糸の、表面からの平均突出長さが70μm以上で、平均太さが70μm以上であることを特徴とする編成物が提供される。
ここで、より高い滑り止め効果を得る観点からは、前記編地におけるポリウレタンベア糸の単位面積当たりの本数を80〜110本/cmとするのが好ましい。
また、前記編成物が、靴下、サポータ、手袋、肌着のいずれかであるのが好ましい。
また本発明によれば、前記のいずれかに記載の編成物が靴下であって、足裏に対応する部分の少なくとも一部を、ポリウレタンベア糸が編糸と共に編み込まれた編地としたことを特徴とする靴下が提供される。
また、前記靴下は、足裏と接触する側をパイル糸のループの形成された面とし、外側を滑り止め面とするのが好ましい。
本発明に係る編成物では、ポリウレタンベア糸を編糸と共に編み込んだ滑り止め性を有する編地を少なくとも一部に形成し、前記編地の滑り止め面におけるポリウレタンベア糸の、表面から平均突出長さ及び平均太さを所定値以上としたので、靴下やサポータ、手袋、肌着などに用いた場合であっても、充分な滑り止め効果が得られる。
本発明に係る靴下の正面斜視図である。 本発明に係る靴下の背面斜視図である。 靴下の滑り止め部の概略断面図である。 丸編み機の概説図である。 図4の丸編み機の平面図である。 編糸を丸編み機に供給する概説図である。 実施例4及び比較例1の靴下を履いて、横方向に切り返し動作した際の力の経時変化を示す図である。 実施例4及び比較例1の靴下を履いて、前後方向に切り返し動作した際の力の経時変化を示す図である。
以下、本発明に係る編成物及び靴下を図に基づいてさらに詳しく説明するが本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではない。
図1及び図2に、本発明に係る編成物の一つである靴下の一実施形態を示す。図1は靴下の正面斜視図であり、図2は靴下の背面斜視図である。これらの図に示す靴下1は、一方端を履き口12とされた脛部11と、脛部11の他方端側に設けられた足甲部13及び足裏部14と、脛部11と足裏部14との間に形成された踵部15と、足甲部13及び足裏部14の先に設けられた爪先部16とが連続編成されてなる。爪先部16は、親指用の指袋16aとそれ以外指用の指袋16bの2つの指袋を有する。もちろん、5本の指ごとに指袋を形成しても構わないし、1つ指袋で5本の指のすべてを収納するようにしても構わない。ただし、靴下の回転等のズレを抑制する観点からは、2つ以上の指袋を設けるのが好ましい。
足甲部13と足裏部14との境界部及び足裏部14と踵部15との境界部に帯状の低伸縮部17が形成されている。そして、帯状の低伸縮部17は足甲部13の中央部において交差するように形成され、踵部15の上部で脛部11を半周するようにして接続している。低伸縮部17は周りの編地よりも伸縮率が低く、低伸縮部17をこのように形成することによって、足甲部13が締まって足底が伸びやすくなり爪先が上がり易くなって歩行が楽になる効果を奏する。また、後述する滑り止め部18と相俟って運動能力を最大限に発揮できるようになる。
図2に示すように、足底部14には、ポリウレタンベア糸が編糸と共に編み込まれた滑り止め部18が略全面にわたって形成されている。滑り止め部18の編み方は、ポリウレタンベア糸の滑り止め効果を充分に発揮させる観点からポリウレタンベア糸の突出長さを長くできるパイル編みとする。図3にパイル編みした場合の概略縦断面図を示す。
図3では上方が靴下の内側で、下方が靴下の外側である。地糸2の間に、パイル糸3が上方に向かって、すなわち靴下の内側に向かってループを形成するように編成されている。また、ポリウレタンベア糸4も靴下の内側に向かってループを形成すると共に、靴下の外側にもループを形成するように編成されている。靴下の内側に向かってパイル糸3及びポリウレタンベア糸4のループが形成されることによって、クッション性が向上すると同時に足と靴下との接触面積が増加し、足と靴下との間の摩擦抵抗が大きくなって靴下のズレが抑制されるようになる。加えて、保温効果も得られるようになる。
また、靴下の外側にポリウレタンベア糸4が突出することによって、靴や床面などとの滑りが格段に抑制されるようになる。ここで重要なことは、ポリウレタンカバーリング糸ではなく、ポリウレタンベア糸を用いることと、滑り止め部18の滑り止め面(図2の靴下では滑り止め部の外側面)における、ポリウレタンベア糸4の表面から平均突出長さが70μm以上で、平均太さが70μm以上であることにある。ポリウレタンベア糸4を用い且つその平均突出長さ及び太さを上記範囲とすることによって、靴下の滑り止め性が格段に向上するからである。ポリウレタンベア糸4の表面からのより好ましい平均突出長さは1200μm以上であり、より好ましい平均太さは90μm以上である。なお、ポリウレタンベア糸4の表面からの突出状態は、ループ状の他、ループをカットしたカットパイル状であっても構わない。
ポリウレタンベア糸4の太さは、使用するポリウレタンベア糸4の太さによって定まり、ポリウレタンベア糸4の突出長さは、ポリウレタンベア糸4の弾性、一緒に編み込む編糸の種類・太さ、後述する製造方法等によって制御することができる。
パイル糸3としては従来公知のものが使用でき、例えば、綿、ウール、シルク、麻などの天然繊維;レーヨン、キュプラ、ポリノジックなどの再生セルロース繊維;リヨセル、アクリレート系などの指定外繊維;アセテート、ポリエステル、ナイロン、アクリルなどの合成繊維及びこれらの混紡糸などが使用できる。
地糸2としては従来公知のものが使用でき、例えば、ナイロンゴム糸などが使用できる。
次に、本発明に係る編成物の製造方法について説明する。ポリウレタンベア糸は高い弾性率及び摩擦抵抗を有することから、他の編糸と共に編み込むことが難しく、従来はナイロンフィラメント糸やウーリーナイロン糸などでポリウレタンベア糸をカバーリングしたカバーリングヤーンが用いられていた。しかし、カバーリングヤーンでは、ポリウレタン糸が有する滑り止め効果を十分に発揮させることができない。そこで、本発明者等は種々検討を重ねた結果、次のようにして製造することによってポリウレタンベア糸を他の編糸と共に編み込むができることを見出した。以下、図3に示したパイル編みした滑り止め部18を有する靴下の場合を例に説明する。
図4及び図5に、丸編み機の編成機構部例を示す部分斜視図及び平面図を示す。丸編み機には、円周状に等間隔で配置された複数のシンガー6と、各シンガー6間に配置された編み針7とが、円筒状の釜部材5にスライド可能に支持されている。図4において、シンガー6は半径方向に往復スライドし、編み針7は図の上下方向に往復スライドする。この編成機構部に糸が供給され、シンガー6の半径方向往復スライドと、編み針7の上下方向往復スライドとの組み合わせによって編地の編成が行われる。
具体的には、釜部材5の上面近傍にリング状金具のはキャップ(不図示)が配置されており、このキャップの裏面に略円環溝状のシンガー道(不図示)が形成されている。また、釜部材5の側面近傍には、上げカムおよび下げカムを含むカム機構(不図示)が配置されている。釜部材5は不図示の駆動機構により回動するが、上記キャップ及びカム機構は回転しない。
一方、シンガー6の半径方向外方端部に形成されたバット61が上記キャップ裏面のシンガー道内に位置し、編み針7の下端部に形成されたバット71が釜部材5の側面から外部に露出して上記カム機構と係合する。これにより、不図示の駆動機構によって釜部材5が回転すると、各シンガー6はシンガー道に案内され、また各編み針7はカム機構に案内されて、それぞれ往復スライドする。
このような丸編み機によって靴下1は履き口12から爪先部16に向かって筒状に編成され、踵部15及び爪先部16は丸編み機の往復回転機能によって編成される。そして、爪先部16と足甲部13との間がリンキング又はロッソなどによって縫製される。
足裏部14の滑り止め部18は、次のようにしてパイル編みされる。すなわち、図6に示すように、ポリウレタンベア糸4と、パイル糸3と、地糸2とが各ロールから編成機構部にそれぞれ供給される。より詳細には、ポリウレタンベア糸4は、パイル糸3が巻回されたロールの筒状芯材31内を通って外周にパイル糸3が巻き付いた状態で糸道8に送られ、シンガー6の第2受け部63に供給される。このとき、ポリウレタンベア糸4に設定された意図的な張力はかかっていない。一方、地糸2はロールから糸道8を介してシンガー6の第1受け部62に供給される。
そして、上下動する編み針7がポリウレタンベア糸4・パイル糸3および地糸2をかぎ取って、シンガー6が半径方向外方にスライドすることによって、ポリウレタンベア糸4・パイル糸3がループ形状となる。なお、パイル編みのループ径は、第1受け部62と第2受け部63との間の距離によって決まる。
また、ポリウレタンベア糸4は弾性を有することから、図3に示したように、パイル糸3と同様にループを形成するものの、パイル糸3よりもループ径は小さくなる。また同時に、ポリウレタンベア糸4は、ループが形成された面と反対側の面にも不規則なループを形成する。本発明の編成物は、パイル糸3のループが形成された面と反対側の面に形成された、このようなポリウレタンベア糸4のループを滑り止めに積極的に活用するものである。
以上、本発明の編成物について靴下を例として説明してきたが、本発明の編成物は、靴下の他、滑り止めを必要とする編成物に適用することができ、例えばサポータや手袋、肌着に好適に適用できる。
(実施例1)
図4に示した丸編み機を用いて図1〜図3に示す滑り止め部分がパイル編みの靴下を作製した。用いた編糸は下記の通りである。作製した靴下の滑り止め部におけるポリウレタンベア糸の表面からの平均突出長さ、平均太さ及び単位面積当たりの本数を下記方法によって測定した。測定結果を表1に示す。また、作製した靴下の滑り止め効果を下記方法によって測定した。測定結果を表1に合わせて示す。
(滑り止め部)
パイル糸:綿・ポリエステル混紡糸(繊度193dtex)
地糸 :ポリエステルカバーウレタン糸(繊度117dtex)+ナイロン糸(繊度155dtex)
ポリウレタンベア糸:繊度156.0dtex
(低伸縮部)
地糸:綿・ポリエステル混紡糸(繊度193dtex)
ポリウレタンベア糸:繊度156.0dtex
(ポリウレタンベア糸の表面からの平均突出長さ及び平均太さの測定)
靴下の滑り止め部を5cm×5cmの大きさに切り取り、切り取った編地片を張力をかけず、且つ凹凸が生じないように両面テープで平板に貼り付ける。「マイクロスコープVHX-1000/VH-Z20R」(キーエンス社製)のステージに、編地片を貼り付けた平板を設置し拡大倍率を50倍に設定して、ポリウレタンベア糸の太さを測定する。
また、適切な焦点距離よりも平板側にレンズを近づけ、クイック合成&3D機能を用いて、深度合成した立体画像を得る。次いで、計測画面から深度合成画像でプロファイル計測を行う。ここで、編地片の地糸からなる底面位置を画像に従って線引きし、そして次に画像からポリウレタンベア糸の高さを線引きして、その差をポリウレタンベア糸の表面からの平均突出長さとする。
(ポリウレタンベア糸の単位面積当たりの本数測定)
靴下の滑り止め部を5cm×5cmの大きさに切り取り、切り取った編地片を張力をかけず、且つ凹凸が生じないように両面テープで平板に貼り付ける。「マイクロスコープVHX-1000/VH-Z20R」(キーエンス社製)のステージに、編地片を貼り付けた平板を設置し拡大倍率を50倍に設定する。
そして、1cm×1cm当たりのポリウレタンベア糸の本数を目視により測定し、この操作を20区画について行ってその平均値をポリウレタンベア糸の単位面積当たりの本数とした。
(靴下の滑り止め静的試験)
作製した靴下を被験者10名に履かせて、角度が可変の斜面に立たせ、傾斜角度を15°〜25°まで段階的に変化させて各傾斜角度において滑り落ちた人数を数えた。
(実施例2)
繊度235.0dtexのポリウレタンベア糸を用いた以外は実施例1と同様にして靴下を作製した。そして、実施例1と同様にして、作製した靴下の滑り止め部におけるポリウレタンベア糸の表面からの平均突出長さ、平均太さ、単位面積当たりの本数及び作製した靴下の滑り止め効果を測定した。測定結果を表1に示す。
(実施例3)
滑り止め部分を平編みとし、繊度117.0dtexのポリウレタンベア糸を用いた以外は実施例1と同様にして靴下を作製した。そして、実施例1と同様にして、作製した靴下の滑り止め部におけるポリウレタンベア糸の表面からの平均突出長さ、平均太さ、単位面積当たりの本数及び作製した靴下の滑り止め効果を測定した。測定結果を表1に示す。
(実施例4)
滑り止め部分を平編みとした以外は実施例1と同様にして靴下を作製した。そして、実施例1と同様にして、作製した靴下の滑り止め部におけるポリウレタンベア糸の表面からの平均突出長さ、平均太さ、単位面積当たりの本数及び作製した靴下の滑り止め効果を測定した。測定結果を表1に示す。また、靴下の滑り止め動的試験を下記方法によって行った。測定結果を図7及び図8に示す。
(靴下の滑り止め動的試験)
作製した靴下を被験者に履かせ、起立した状態から側方へジャンプさせた後、直ちに元の位置に切り返しさせて、側方にジャンプしてから元の位置に戻るまでの力の経時変化をフォースプレートで測定した。同様にして、前方へ移動させた後、直ちに元の位置に移動させ、前方に移動してから元の位置に戻るまでの力の経時変化を測定した。
(実施例5)
滑り止め部分を平編みとし、繊度235.0dtexのポリウレタンベア糸を用いた以外は実施例1と同様にして靴下を作製した。そして、実施例1と同様にして、作製した靴下の滑り止め部におけるポリウレタンベア糸の表面からの平均突出長さ、平均太さ、単位面積当たりの本数及び作製した靴下の滑り止め効果を測定した。測定結果を表1に示す。
(比較例1)
ポリウレタンベア糸を用いない以外は実施例1と同様にして靴下を作製した。そして、実施例1と同様にして、作製した靴下の滑り止め部におけるポリウレタンベア糸の表面からの平均突出長さ、平均太さ、単位面積当たりの本数及び作製した靴下の滑り止め効果を測定した。測定結果を表1に示す。また、靴下の滑り止め動的試験を前記方法によって行った。測定結果を図7及び図8に示す。
表1から明らかなように、ポリウレタンベア糸の平均突出長さ及び平均太さが所定値以上である実施例1〜5の靴下は、ポリウレタンベア糸を編み込んでいない比較例1の靴下に比べて、傾斜面に対して滑りにくかった。特に、ポリウレタンベア糸の平均突出長さが最も長く且つ最も太い実施例2の靴下が傾斜面に対して最も滑りにくかった。
また、図7及び図8の靴下の滑り止め動的試験結果から、ポリウレタンベア糸が編み込んだ実施例4の靴下では、比較例1の靴下に比べて、横方向及び前後方向の移動共に、切り返しの力(衝撃力)が高く、短い接地時間で切り返し動作が行えた。
本発明に係る編成物は、ポリウレタンベア糸を編糸と共に編み込んだ滑り止め性を有する編地を少なくとも一部に形成し、前記編地の滑り止め面におけるポリウレタンベア糸の、表面から平均突出長さ及び平均太さを所定値以上としたので、靴下やサポータ、手袋、肌着などに用いた場合であっても、充分な滑り止め効果が得られ有用である。
2 地糸
3 パイル糸
4 ポリウレタンベア糸
18 滑り止め部

Claims (5)

  1. 少なくとも一部に、ポリウレタンベア糸が編糸と共に編み込まれた滑り止め性を有する編地を有し、
    前記編地が、一方面側にパイル糸がループを形成したパイル編みであり、前記滑り止め面がパイル糸のループの形成された面と反対側の面であり、
    ポリウレタンベア糸はパイル糸と共にループを形成し、且つ前記滑り止め面にもループを形成し、
    前記編地の滑り止め面におけるポリウレタンベア糸の、表面からの平均突出長さが70μm以上で、平均太さが70μm以上であることを特徴とする編成物。
  2. 前記編地におけるポリウレタンベア糸の単位面積当たりの本数が80〜110本/cmである請求項1記載の編成物。
  3. 前記編成物が、靴下、サポータ、手袋、肌着のいずれかである請求項1又は2に記載の編成物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の編成物が靴下であって、足裏に対応する部分の少なくとも一部を、ポリウレタンベア糸が編糸と共に編み込まれた編地としたことを特徴とする靴下。
  5. 前記編地が一方面側にループを形成したパイル編みであり、足裏と接触する側をパイル糸のループの形成された面とし、外側を滑り止め面とした請求項記載の靴下。
JP2011149861A 2011-07-06 2011-07-06 編成物及び靴下 Active JP5845008B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011149861A JP5845008B2 (ja) 2011-07-06 2011-07-06 編成物及び靴下

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011149861A JP5845008B2 (ja) 2011-07-06 2011-07-06 編成物及び靴下

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013014865A JP2013014865A (ja) 2013-01-24
JP5845008B2 true JP5845008B2 (ja) 2016-01-20

Family

ID=47687785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011149861A Active JP5845008B2 (ja) 2011-07-06 2011-07-06 編成物及び靴下

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5845008B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210110101A (ko) * 2020-02-28 2021-09-07 주식회사 제이패션 오픈 토우 무재봉 요가 덧신
KR20210110481A (ko) * 2020-02-28 2021-09-08 주식회사 제이패션 무재봉 요가 덧신의 제조방법

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6188180B1 (ja) * 2017-04-03 2017-08-30 西垣靴下株式会社 靴下
CN107740222A (zh) * 2017-10-19 2018-02-27 上海嘉麟杰纺织品股份有限公司 双重特性的单面毛圈绒织物及织造方法
JP6284256B1 (ja) * 2017-11-20 2018-02-28 西垣靴下株式会社 靴下
JP7054936B2 (ja) * 2019-12-17 2022-04-15 岡本株式会社 レッグウェア
JP6998618B2 (ja) * 2020-05-14 2022-01-18 岡本株式会社 レッグウェア

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6097708U (ja) * 1983-12-12 1985-07-03 コ−マ株式会社 くつ下
JPH0657601A (ja) * 1992-07-28 1994-03-01 Du Pont Toray Co Ltd 弾性編地および弾性編地加工品
JP2002227002A (ja) * 2001-01-26 2002-08-14 Gunze Ltd ストッキング

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210110101A (ko) * 2020-02-28 2021-09-07 주식회사 제이패션 오픈 토우 무재봉 요가 덧신
KR20210110481A (ko) * 2020-02-28 2021-09-08 주식회사 제이패션 무재봉 요가 덧신의 제조방법
KR102421462B1 (ko) * 2020-02-28 2022-07-15 주식회사 제이패션 오픈 토우 무재봉 요가 덧신
KR102421459B1 (ko) 2020-02-28 2022-07-18 주식회사 제이패션 무재봉 요가 덧신의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013014865A (ja) 2013-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5845008B2 (ja) 編成物及び靴下
JP5269835B2 (ja) 靴下
US20210395931A1 (en) Method for producing a tubular compression item, and item thereby obtained
JP6284256B1 (ja) 靴下
CN104814561B (zh) 编织用于编织部件的带衬料的鞋舌的方法
US7748240B1 (en) Foot gripping garment
US11492735B2 (en) Knitted tensile structures
JP6122878B2 (ja) ベロを有するニット構成要素を組み込んだ履物製品
JP5064169B2 (ja) 靴下
JP6141447B2 (ja) 編まれた圧迫衣類及びこれを編む方法
CN108778029B (zh) 用于鞋类物品的具有沿口的鞋面
US20090223254A1 (en) Sock and process for the production thereof
JP2017531473A (ja) レンチキュラーニット構造を組み込む製品用のニット構成要素およびそれを製造する方法
JP2013521415A (ja) ガーメント、特に医療用圧迫ガーメント
TW201143646A (en) Foot wear
JP2016534836A (ja) 調整可能なインレイストランドを有する履物製品用のニット構成要素
JP6188180B1 (ja) 靴下
JP3227096U (ja) 部分パイル編みカバーソックス
GB2530171A (en) Non-slip knitted garment
JP2008075236A (ja) 靴下類の製造方法
JP4025889B2 (ja) 靴下とその製造方法
JP6952969B2 (ja) ソックス
JP7426523B1 (ja) 靴下
JP2012237087A (ja) 靴下
JP6562535B2 (ja) 靴下

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5845008

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R154 Certificate of patent or utility model (reissue)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250