JP7288668B2 - レッグウェア - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 1販売日 別紙B参照のこと 2販売した場所 別紙B参照のこと 3公開者 岡本株式会社
本発明は、足に着用するレッグウェアに関し、より詳細には、歩行などの動作によるず
れや脱げを抑制するレッグウェアに関する。
従来、靴下などのレッグウェアは、素足に直接靴(履物)を履いた場合の不快感および
疲れや冷えを防ぐ目的などで利用されている。例えばレッグウェアの上に靴を着用した場
合、レッグウェアと靴との間に摩擦が生じる。このレッグウェアと靴との摩擦が、足とレ
ッグウェアとの摩擦を上回ると、レッグウェアが足の動きではなく靴の動きに追随し、足
に対するレッグウェアのずれや脱げが生じる。レッグウェア着用時に、歩行などの動作に
よってレッグウェアのずれなどが生じた場合、履き心地に影響するため、ずれや脱げが生
じにくいレッグウェアが求められている。特にフットカバーは、靴を履いたときに靴の中
に隠れるように構成されているため、足を覆う部分の面積が小さく、着用中にずれや脱げ
が生じやすい。
このようなレッグウェアのずれや脱げの抑制に関して、特許文献1には、踵を覆う踵部
の内側に各種の滑り止め部を備えたレッグウェアが提案されている。
特開2016-56479号公報(2016年4月21日公開)
しかしながら、上述の従来技術は、履き口の内周にわたって滑り止めが設けられている
。そのため、滑り止めとして用いられるシリコンなどの樹脂による炎症またはかぶれ、ア
レルギーなど、肌へのダメージが懸念される。特に皮膚の薄い足甲部などに滑り止めを多
用することは望ましくない。
また、フットカバーの脱げの一因として、歩行時の足の動作や靴との摩擦によって、フ
ットカバーにおける踵を覆う部分に相当する生地と、踵とがずれることが挙げられる。し
かしながら、上述の従来技術は、踵部分の生地と踵とのずれを考慮していないため、十分
な脱げ抑制効果を得ることができない。
本発明の一態様は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、履き
心地を損なうことなく、ずれや脱げを好適に抑制可能なレッグウェアを提供することであ
る。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るレッグウェアは、少なくとも、足
裏を覆う足底部、および踵を覆う踵部を含む本体部と、前記踵部の内面に設けられた滑り
止め部とを備え、前記足底部の幅方向を横方向、前記踵部の高さ方向を縦方向としたとき
、前記滑り止め部は、略横方向へ延伸する第1延伸部と、略縦方向へ延伸する複数の第2
延伸部とを含み、該複数の第2延伸部が前記第1延伸部の端部以外の部分と交差または連
結しており、前記複数の第2延伸部のうち、前記横方向の両側に位置する2つの第2延伸
部は、前記足底部に近づくにつれて互いの間隔が広がる角度で配置され、前記踵部を前記
横方向に二等分する第1直線と前記2つの第2延伸部の下端部同士を結ぶ第2直線との交
点を基準点としたとき、前記第1延伸部の前記足底部側の長辺から前記基準点までの前記
第1直線上の第1距離が、前記基準点から前記足底部までの前記第1直線上の第2距離よ
りも小さい。
本発明の一態様によれば、履き心地を損なうことなく、ずれや脱げを好適に抑制可能な
レッグウェアを提供することができる。
本発明の実施形態に係る右足用のフットカバーの外観構成を示す斜視図である。 図1に示す滑り止め部の形状を説明するための模式的な背面図である。 図2に示す滑り止め部の模式的な側面図である。 フットカバーを平置きしたときの図である。 本発明の別の実施形態である変形例を示す模式図である。
〔フットカバー1の構成〕
以下、本発明の実施の一形態について、図1~4に基づいて説明する。本実施形態では
、本発明をフットカバー(レッグウェア)に適用した場合を例にして説明する。
ただし、本発明は、足甲および足首を露出するフットカバーに限られず、足甲および足
首を覆うように構成された各種のレッグウェアにも適用することが可能である。
図1は、本実施形態に係る右足用のフットカバー1の外観構成を示す斜視図である。図
1に示すように、フットカバー1は、足Fに着用される本体部2、および本体部2のずれ
や脱げを防止する滑り止め部3を備えている。
(本体部2)
本体部2は、足裏を覆う足底部21、爪先を覆う爪先部22、足Fの両側辺を覆う側辺
部23、および踵を覆う踵部24で形成されている。また、本体部2には、足底部21に
対して上下反対側に足を出し入れするための履き口部2aが設けられている。
履き口部2aは、フットカバー1内に足Fを挿入するための開口部である。履き口部2
aは、足甲および足首が露出するように大きく開口されており、これにより、靴(履物)
を履いたときに本体部2全体が靴の中に隠れるように構成されている。
この本体部2は、伸縮性のある生地で形成されている。本体部2の生地は、例えば、綿
、麻、毛、絹、などの天然繊維、またはナイロン、ポリエステルなど、の合成繊維、もし
くはこれらの混紡糸などを用いることができる。
なお、本実施形態では、編機により編成した生地を縫着することによって本体部2を形
成している。ただし、織り機により本体部2を織成することも可能である。
(滑り止め部3)
滑り止め部3は、本体部2の生地よりも摩擦係数が高い(肌との摩擦抵抗が大きい)、
滑りにくい素材からなる。滑り止め部3は、2以上の異なる方向へ延伸するように、複数
の細長い形状の滑り止め部材を組み合わせたものである。滑り止め部3は、踵部24の内
面の、踝(外果、内果)よりも下側で、かつ後ろ側の領域に設けられている。滑り止め部
3は、踵に当接することによって、足Fに対する本体部2のずれや脱げを防止する。
滑り止め部3の素材は、本体部2の生地よりも摩擦係数が高いものであれば特に限定さ
れない。例えば、肌との摩擦抵抗が比較的大きな樹脂(天然ゴムなどの天然樹脂、シリコ
ンゴム、ウレタンゴムなどの合成樹脂)のほか、様々な素材を用いることができる。
また、本実施形態に係る滑り止め部3は、樹脂などをシート状に形成し、本体部2の踵
部24に貼り付けられている。このように、滑り止め部3をシート状に形成することによ
り、三次元曲面である本体部2の踵部24の内面に容易に貼り付けることができる。
滑り止め部3は、一定の伸縮性を有することが好ましい。一定の伸縮性を有することで
、踵部24の生地自体が踵形状に適切にフィットさせることができる。
図2は、図1に示す滑り止め部3の形状を説明するための模式的な背面図であり、図3
は、図2に示す滑り止め部3の模式的な側面図である。図2および3に示すように、滑り
止め部3は、踵部24の高さ方向(図中、足底部21に対して垂直な方向)を縦方向(図
中のx方向)、足底部21の幅方向を横方向(図中のy方向)と定義した場合、異なる方
向へ延伸する複数の延伸部が組み合わされた形状である(なお、図中、踵から爪先に向か
う方向をz方向として示している)。
より具体的には、滑り止め部3は、略横方向へ延伸する横型延伸部(第1延伸部)31
と、略縦方向へ延伸する縦型延伸部(第2延伸部)32・33とを含み、縦型延伸部32
・33が横型延伸部31の端部以外の部分と連結している。
横型延伸部31は、履き口部2a周縁に沿って踵部24に設けられる細長い形状の滑り
止め部材である。横型延伸部31は、履き口部2a周縁で、踵に対する生地のずれを防止
するとともに、後述する縦型延伸部32・33の位置を固定する役割を果たす。
より詳細には、横型延伸部31は、履き口部2aに設けられることで、踵に対する生地
のずれを防止し、フットカバー1の脱げを効果的に防止する。さらに、横型延伸部31は
、縦型延伸部32・33と連結されている。これにより、いわゆるテーピングでいうアン
カーテープが果たす役割のように、横型延伸部31が、縦型延伸部32・33を固定する
役割を果たす。縦型延伸部32・33が固定されることにより、歩行に伴う動きによって
縦型延伸部32・33と踵とがずれにくくなり、縦型延伸部32・33の滑り止め効果を
維持することが可能となる。
横型延伸部31は、上述の縦型延伸部32・33の位置を固定する作用を奏することが
できれば、均一な幅を有する1本の帯状の形状に限定されない。例えば、細幅の線を複数
本密着させた形状など、実質的に帯状であればよい。また、横型延伸部31は、全体とし
て略横方向に延伸する形状であればよく、水平方向に対して傾いていてもよく、足の形状
に沿って湾曲していてもよい。
なお、横型延伸部31は、本体部2が生地端の処理が不要なフリーカット生地などから
作製される場合、履き口部2aの周縁に沿って、履き口部2aの周縁と横型延伸部31と
の間に生地の余白なく設けることが好ましい。これにより、横型延伸部31によって、履
き口部2aの生地の割けやほつれを防止することができる。
縦型延伸部32・33は、横型延伸部31の端部以外から略縦方向に延伸する細長い形
状の滑り止め部材である。縦型延伸部32・33は、足底部21に近づくにつれて互いの
間隔が広がる角度で対称に配置されている。縦型延伸部32・33は、フットカバー1を
着用したとき、踵の踵骨B(あるいは、踵骨隆起C)を挟むように設けられることが好ま
しい。
なお、縦型延伸部32は、2本に限定されない。縦型延伸部32が3本以上である場合
、横方向の両側に位置する2つの縦型延伸部32が足底部21に近づくにつれて互いの間
隔が広がる角度で対称に配置されていればよい。
また、縦方向における滑り止め部3の両端部(すなわち、横型延伸部31の上端部、お
よび縦型延伸部32・33の下端部)に接し、かつ横方向に平行な2辺と、横方向におけ
る滑り止め部3の両端部(すなわち、横型延伸部31の両端部)に接し、かつ縦方向に平
行な2辺とによって規定される矩形領域Rと定義する。このとき、踵骨Bの背面中心部分
(例えば、踵骨隆起C)の少なくとも一部が矩形領域R内に含まれるように、滑り止め部
3が設けられていることが好ましい。換言すると、横型延伸部31は、踵骨Bの踵骨隆起
Cよりも上方で横断しており、縦型延伸部32・33の下端部は、踵骨隆起(C)の一部
を含む高さ以下に位置していることが好ましい。これにより、踵部24において特に生地
が動きやすい部分の縦方向および横方向へのずれを好適に抑制することができる。
図4は、フットカバー1を足Fに着用していない状態で平置きしたときの図である。図
4に示すように、フットカバー1は、足Fに着用していない状態(平置きした状態)では
略平面的な形状を有している。なお、フットカバー1を平置きした場合、踵部24の高さ
方向(縦方向)は、図中のz方向と一致する。
図4に示すように、横型延伸部31の両端部(31a・31b)は、縦型延伸部32・
33より横方向(y軸方向)の外側に位置する。換言すれば、横型延伸部31の左端部3
1aは縦型延伸部32の左端部32aよりも外側(左側)に位置し、横型延伸部31の右
端部31bは縦型延伸部33の右端部33aよりも外側(右側)に位置する。これにより
、横型延伸部31が縦型延伸部32・33を固定する効果がより確実となり、ずれや脱げ
を好適に抑制することができる。
また、踵部24を横方向に二等分する直線である第1直線L1と縦型延伸部32・33
の下端部32b・33b同士を結ぶ直線である第2直線L2との交点を基準点P1と定義
する。このとき、横型延伸部31の足底部21側の長辺(図中、足底部21と踵部24と
の接続(縫着)部分側の長辺)から基準点P1までの第1直線L1上の距離である第1距
離D1が、基準点P1から足底部21までの第1直線L1上の距離である第2距離D2よ
りも小さくなっている。
第1距離D1が長すぎると、縦型延伸部32・33によって横方向における踵部24の
生地の伸びが阻害される。また、フットカバー1に足を挿入する際、縦型延伸部32・3
3と踵との間に過剰な摩擦が生じ、フットカバー1をスムーズに着用できない可能性があ
る。第1距離D1を第2距離D2よりも小さく設定することにより、フットカバー1をス
ムーズに着用し、正しい位置に滑り止め部3を配置した状態で着用することができる。
横型延伸部31は、幅(短辺の長さ)Wが一定である帯状であってもよい。横型延伸
部31が帯状(帯状部)である場合、横型延伸部31の足底部21側の長辺から足底部2
1までの第1直線L1上の距離である第3距離D3が、幅Wの3.0倍以上5.0倍以下
であることが好ましい。
第3距離D3が、幅Wの3.0倍を下回ると、踵に対する横型延伸部31の幅が過剰
となり、横型延伸部31が踵の曲面にフィットしにくくなる。一方、第3距離D3が、幅
の5.0倍を超えると、滑り止めとしての効果およびアンカーテープのような効果が
小さくなり、ずれや脱げを好適に抑制しにくくなる。よって、上記の構成とすることによ
り、アンカーテープのような役割を果たす横型延伸部31がずれを抑制する効果と、踵を
包囲するための生地面積の広さとのバランスを適切に保つことができ、ずれや脱げを好適
に抑制することができる。
また、横型延伸部31の幅Wは、5mm以上20mm以下であることが好ましい。幅
が5mmを下回ると場合、幅Wが小さすぎるため局所的な締め付けが生じ、着用時
の違和感が生じる可能性がある。また、幅Wが20mmを超える場合、幅Wが大きす
ぎるため踵(および/またはアキレス腱A)の曲面への密着度が低減する。さらに、幅W
が大きすぎると肌へのダメージも懸念される。よって、幅Wを5mm以上20mm以
下の適切な幅にすることにより、履き心地を損なわずにずれや脱げを好適に抑制すること
ができる。
また、横型延伸部31の長さは、特に限定されないが、短すぎると滑り止めの効果が低
減する。そのため、横型延伸部31の長さは、5cm以上であることが好ましい。また、
横型延伸部31が長すぎると肌に密着する面積が大きくなり、肌へのダメージも大きくな
る。そのため、横型延伸部31の長さは、10cm以下であることが好ましい。
また、横型延伸部31と、縦型延伸部32・33と、縦型延伸部32・33の各下端部
32b・33bから足底部21へ向けて延伸する平行線と、足底部21の外縁線とで囲ま
れる領域を踵内包領域24Bと定義する。このとき、踵内包領域24Bの面積が、踵部領
域24A(踵部)の面積の25%以上70%以下であることが好ましい。
ここで、踵部領域24Aは、第1線L1と横型延伸部31の上端との交点P2を通り横
方向に延びる線と、足底部21の外縁線とで囲まれる領域として規定される。
踵内包領域24Bの面積が、踵部領域24Aの面積の25%を下回る場合、ある程度の
ずれ抑制効果はあるものの、踵内包領域24Bによって踵が十分に覆われていないため、
長時間の着用や靴との摩擦によるずれや脱げを十分に抑制できないおそれがある。一方、
踵内包領域24Bの面積が、踵部領域24Aの面積の70%を超える場合は、踵内包領域
24B内で踵が不要に動くおそれが生じ、ずれなどを抑制する能力が低下する可能性があ
る。よって、踵内包領域24Bと踵部領域24Aとの比率を上記の適切な範囲にすること
によって、ずれや脱げを好適に抑制することができる。
〔フットカバー1の効果〕
歩行の際、特にアキレス腱Aの近傍部の動きに踵部24の生地が追随しない場合に、踵
部24の生地が縦方向へ引張される。また、歩行のメカニズムには、足首の縦方向への屈
折動作のみではなく、横方向(外反方向または内反方向)への動作もあるため、踵部24
の生地は横方向へも引張される。そのため、踵部24の生地の縦方向へのずれ、または踵
部24の生地の横方向へのずれのいずれか一方のみを抑制しただけでは、踵部24の生地
の伸縮に伴う滑り止め部3の位置ずれを抑制することができない。
そこで、フットカバー1では、踵24部の生地の縦方向および横方向への伸縮を抑制す
るように、横型延伸部31と2つの縦型延伸部32・33とが組み合わせられている。ま
た、縦型延伸部32・33は、足底部21に近づくにつれて互いの間隔が広がる角度で対
称に配置されると共に、第1距離D1が第2距離D2よりも小さく設定されている。
フットカバー1では、踵部24において特に生地が動きやすい部分(踵骨Bの背面中心
部分)を囲むように、上記背面中心部分の上方に横型延伸部31、左側に縦型延伸部32
、右側に縦型延伸部33が設けられている。そのため、滑り止め部3によって、踵部24
の生地の縦方向および横方向へのずれを好適に抑制することができる。
また、滑り止め部3は、複数の延伸部を一連に繋げた形状であるため、十分な滑り止め
効果を得ることができる。
さらに、歩行の際、踵および甲を通って足を周囲する踵舟囲の形状はあまり変化しない
ことが知られている。そのため、踵部24の生地の伸縮が滑り止め部3によって抑制され
たとしても、着用時の不快感が生じにくい。一方、例えば足底部21(中足幅など)は足
裏のアーチの伸展によって伸縮するため、足底部21の生地の伸縮を抑制すると、着用時
の不快感が生じやすい。このように、滑り止め部3を踵部24に設けることで、フットカ
バー1の履き心地の低下を防ぐことができる。
したがって、本実施形態によれば、履き心地を損なうことなく、ずれや脱げを好適に抑
制可能なフットカバー1を実現することができる。
〔変形例〕
図5は、本実施形態に係る滑り止め部3の変形例を示す背面模式図である。滑り止め部
3は、踵部24の生地の縦方向および横方向へのずれを抑制可能であり、横型延伸部31
が縦型延伸部32・33に対してアンカーテープのような効果を奏することができれば、
上述した形状に限定されない。
例えば、図5の符号501のように、横型延伸部31と縦型延伸部32・33とが交差
していてもよい。
また、図5の符号502および503に示すように、丸編みにより編成するニットタイ
プの本体部2に本実施形態の滑り止め部3を適用してもよい。ニットタイプの本体部2に
滑り止め部3を適用する場合には、履き口部2a周縁にメイキャップ(袋編み部分)また
は二重編み部分などが設けられる場合がある。そのため、横型延伸部31は、上記袋編み
部分または二上記重編み部分などを避けて踵部24の内面に設けられてもよい。
例えば、図5の符号502のように、横型延伸部31と縦型延伸部32・33とが連結
していてもよい。また、図5の符号503のように、横型延伸部31と縦型延伸部32・
33とが交差していてもよい。
このような形状であっても、縦方向および横方向のずれを抑制可能であり、ずれや脱げ
を好適に抑制可能なフットカバー1を実現することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の
変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて
得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 フットカバー(レッグウェア)
2 本体部
3 滑り止め部
21 足底部
24 踵部
24A 踵部領域
24B 踵内包領域
31 横型延伸部
31a 左端部
31b 右端部
32・33 縦型延伸部
32a 左端部
33a 右端部
32b・33b 下端部
L1 第1直線
L2 第2直線
P1 基準点
x 縦方向
y 横方向
z 縦方向
D1 第1距離
D2 第2距離
D3 第3距離
W1 短辺の長さ

Claims (5)

  1. 少なくとも、足裏を覆う足底部および踵を覆う踵部を含む本体部と、
    前記踵部の内面に設けられた滑り止め部と、を備え、
    前記足底部の幅方向を横方向、前記踵部の高さ方向を縦方向としたとき、前記滑り止め
    部は、略横方向へ延伸する第1延伸部と、略縦方向へ延伸する複数の第2延伸部とを含み
    、該複数の第2延伸部が前記第1延伸部の端部以外の部分と交差または連結しており、
    前記複数の第2延伸部のうち、前記横方向の両側に位置する2つの第2延伸部は、前記
    足底部に近づくにつれて互いの間隔が広がる角度で配置され、
    前記踵部を前記横方向に二等分する第1直線と前記2つの第2延伸部の下端部同士を結
    ぶ第2直線との交点を基準点としたとき、前記第1延伸部の前記足底部側の長辺から前記
    基準点までの前記第1直線上の第1距離が、前記基準点から前記足底部までの前記第1直
    線上の第2距離よりも小さい、レッグウェア。
  2. 前記第1延伸部の両端部が、前記2つの第2延伸部より前記横方向の外側に位置する、
    請求項1に記載のレッグウェア。
  3. 前記第1延伸部は帯状部であり、
    前記長辺から前記足底部までの前記第1直線上の距離である第3距離が、前記第1延伸
    部の短辺の長さの3.0倍以上5.0倍以下である、請求項1または2に記載のレッグウェ
    ア。
  4. 前記短辺の長さが、0.5cm以上2.0cm以下である、請求項3に記載のレッグウ
    ェア。
  5. 前記第1延伸部と、前記第2延伸部と、前記2つの第2延伸部の各下端部から前記足底
    部へ向けて延伸する平行線と、前記足底部の外縁線とで囲まれる領域を踵内包領域とした
    とき、前記踵内包領域の面積が、前記踵部の面積の25%以上70%以下である、請求項
    1から4の何れか1項に記載のレッグウェア。
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