JP7394454B2 - レッグウェア - Google Patents

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Description

本発明は、足に着用するレッグウェアに関し、より詳細には、歩行などの動作によるずれまたは脱げを抑制するレッグウェアに関する。
靴下などのレッグウェアは、素足に直接靴(履物)を履いたときの不快感、疲れ、および冷えを防ぐ目的などで利用されている。例えばレッグウェアの上に靴を着用した場合、レッグウェアと靴との間に摩擦が生じる。靴とレッグウェアとの摩擦が、足とレッグウェアとの摩擦を上回ると、レッグウェアが足の動きではなく靴の動きに追随し、足に対するレッグウェアのずれまたは脱げが生じる。レッグウェア着用時に、歩行などの動作によってレッグウェアのずれなどが生じた場合、履き心地に影響するため、ずれまたは脱げが生じにくいレッグウェアが求められている。特にフットカバーは、靴を履いたときに靴の中に隠れるように構成されているため、足を覆う部分の面積が小さく、着用中にずれなど脱げが生じやすい。
このようなレッグウェアのずれまたは脱げを抑制するために、踵部または足底部に、シリコン等の樹脂を滑り止めとして備えるレッグウェアが提案されている。
特許文献1には、フットカバーの後部内面に、シリコーンゲルにより形成された、横長に延びた形状の滑り止めを有するフットカバーが開示されている。
特許文献2には、靴下の踵部および側面の内側面に、粘弾性樹脂で形成された滑り止め部を有するフットカバーが開示されている。特許文献2では、3本の直線状の粘弾性樹脂を縦方向に若干の間隔を空けて形成された滑り止め部が開示されている。
特許文献3には、踵当接部に摩擦付与体としての突起状弾性体が、印刷塗布などにより複数取り付けられているフットカバーが開示されている。
実用新案登録第3165733号公報 実用新案登録第3194695号公報 特開平10-292206号公報
しかしながら、引用文献1に開示されるように、樹脂を用いて横長に延びた形状(帯状)の滑り止めが形成される場合、樹脂部分の伸縮性やドレープ性の低さに起因して、滑り止めが形成されている部分の伸縮性およびドレープ性が損なわれる場合がある。そのため、曲面に対する密着度または運動時の継続的な密着度が低下し、滑り止めの効果を維持しにくいという問題がある。一方、密着時においては、局所的な密着によって、摩擦による炎症や蒸れによるかぶれなど皮膚へのダメージ生じることが懸念される。
また、引用文献2に開示されるように、間隔を空けて配置した線状の滑り止め単位により滑り止めを形成する場合、線状の滑り止め単位の延伸方向における伸縮性が損なわれる可能性がある。また、線状の滑り止め単位各々は、その幅の細さに起因して、曲面に対する保持力が弱い。また、当該線状の滑り止め単位がそれぞれ独立しているために、効果的なずれまたは脱げの抑制効果が得られないという問題がある。
また、引用文献3に開示されるような突起状の弾性体を複数取り付けることにより形成する滑り止めは、生地の伸縮性は維持される。しかしながら、個々の弾性体が足と接触する面積が小さいために、個々の保持力が弱い。また、個々の弾性体が独立しているために、特に曲面を有する広い面積(例えば、踵の広い面積)全体に対する保持力が弱くなる。よって、激しい動きによるずれまたは脱げの抑制効果が低減するという問題がある。
本発明の一態様は、上記問題に鑑みてなされたものであり、生地の伸縮性の低下を抑制しつつ、ずれまたは脱げを好適に抑制可能なレッグウェアを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るレッグウェアは、伸縮性を有する本体部と、前記本体部の内側に設けられる滑り止め部と、を備え、前記滑り止め部は、前記本体部の生地よりも伸縮性が低い環状の滑り止め断片が複数連結された構成を含み、前記滑り止め部が当該滑り止め部の外郭上の2点を繋ぐ直線部を含む場合、前記外郭で囲まれる前記滑り止め部の内部に配置される前記直線部は、前記滑り止め部を縦断する方向および横断する方向に対して傾いていることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、生地の伸縮性の低下を抑制しつつ、ずれまたは脱げを好適に抑制可能なレッグウェアを提供することができる。
本発明の実施形態に係る右足用のフットカバーの外観構成を示す斜視図である。 図1に示す滑り止め部の形状および滑り止め部の伸縮を説明するための模式図である。 図1および2に示す滑り止め部の形状および配置を説明するための模式的な背面図である。 図3に示す滑り止め部の模式的な側面図である。 本実施形態に係る滑り止め部の他の変形例を示す模式的な背面図である。 本実施形態に係る滑り止め部の他の変形例を示す模式的な背面図である。 本実施形態に係る滑り止め部の他の変形例を示す模式的な背面図である。
<フットカバー1の構成>
以下、本発明の実施の一形態について、図1~図4に基づいて説明する。本実施形態では、本発明をフットカバー(レッグウェア)に適用した場合を例にして説明する。
ただし、本発明は、足甲および足首を露出するフットカバーに限られず、足甲および足首を覆うように構成された各種のレッグウェアなどにも適用することが可能である。
図1は、本実施形態に係る右足用のフットカバー1の外観構成を示す斜視図である。図1に示すように、フットカバー1は、足Fに着用される本体部2、および本体部2のずれまたは脱げを防止する滑り止め部3を備えている。なお、本明細書において、足底部21に対して垂直な方向を縦方向、足底部21の幅方向を横方向と定義する。
(本体部2)
本体部2は、足裏を覆う足底部21、爪先を覆う爪先部22、足Fの両側辺を覆う側辺部23、および踵を覆う踵部24で形成されている。また、本体部2には、足底部21に対して上下反対側に足を出し入れするための履き口部2aが設けられている。なお、踵部24の一部であり、踵骨Bが対応する部分を踵骨部25と称する。
履き口部2aは、フットカバー1内に足Fを挿入するための開口部である。履き口部2aは、足甲および足首が露出するように大きく開口されている。これにより、靴(履物)を履いたときに本体部2全体が靴の中に隠れるように構成されている。
この本体部2は、伸縮性のある生地で形成されている。本体部2の生地は、例えば、綿、麻、毛、絹などの天然繊維、またはナイロン、ポリエステルなどの合成繊維、もしくはこれらの混紡糸などを用いることができる。
なお、本実施形態では、編機により編成した生地を縫着することによって本体部2を形成している。ただし、織り機により本体部2を織成することも可能である。
(滑り止め部3)
滑り止め部3は、足Fに対する本体部2のずれまたは脱げを低減するために、本体部2の内側に設けられる。本実施形態に係る滑り止め部3は、樹脂などをシート状に形成し、本体部2の踵部24の内面に貼り付けることにより形成されている。滑り止め部3は、樹脂などをシルクスクリーン等の方法で所望の位置に所望の形状に設ける方法によって形成されてもよい。
図2は、滑り止め部3の形状および滑り止め部3の伸縮について説明するための模式図である。図2の符号201に示されるように、滑り止め部3は、各辺が斜め方向に存在するように配置した四角形の滑り止め断片30を、互いに異なる2方向(斜め方向)に複数連結することにより形成されている。本実施形態において、滑り止め断片30の形状は全て同一であり、大きさも等しい。また、滑り止め断片30は、左右対称となるように配置されている。これにより、滑り止め部3は、全体として左右対称のジグザグの形状を有している。さらに、滑り止め部3の内部において、滑り止め部3の任意の端部から、対向する端部に向け、滑り止め断片30の一部が直線的に延伸することにより形成される複数の内部直線部(直線部)32が形成されている。なお、滑り止め部3の外郭および当該外郭で囲まれる領域を、滑り止め領域300と定義する。
滑り止め断片30は、図2に示すように、内部に孔部31を有する環状であり、本体部2の生地よりも伸縮性が低い。滑り止め断片30は、孔部31を有する環状であるため、所定の方向に伸縮するように変形し得る。例えば、図2の符号202および符号203に示されるように、各滑り止め断片30が変形することにより、滑り止め部3は、全体として縦方向および横方向に伸縮可能なように変形する。ここで、図2に示されるように、内部直線部32は、滑り止め部3の正面視において、縦方向および横方向に傾いている。より詳細には、滑り止め部3は、当該滑り止め部3の外郭上の2点を繋ぐ内部直線部32を含んでいる。内部直線部32が、滑り止め部3を縦断する方向および横断する方向に対して傾いている。換言すると、滑り止め部3は、以下の(i)~(iii)の特徴を有する直線部を含まない。(i)1つまたは複数の滑り止め断片30によって形成され、(ii)滑り止め部3の外郭上の2点を繋いでおり、(iii)外郭を除く滑り止め部3の内部を縦断または横断する、直線部。これにより、滑り止め部3の、縦方向および横方向への伸縮の阻害を低減することができる。ここでは、理解を容易にするために縦方向および横方向と記載しているが、縦方向および横方向とは、換言すると、歩行などの動作時に、足Fの肌に対する本体部2のずれが生じやすい方向であり、滑り止め部3が本体部2のずれを抑制する主たる方向である。本実施形態では、滑り止め部3は、足Fの肌に対する本体部2の縦方向および横方向のずれを主に抑制することにより、足Fに対する本体部2のずれまたは脱げを低減している。なお、滑り止め部3の正面視とは、滑り止め部3が設けられている箇所を平置きした平面に対して垂直な方向から見たときを示している。このとき、正面視の横方向は、本明細書内で定義する横方向と一致する。
滑り止め断片30の素材(滑り止め部3の素材)は、本体部2の生地よりも摩擦係数が高いものであれば特に限定されない。例えば、肌との摩擦抵抗が比較的大きな樹脂(天然ゴムなどの天然樹脂、シリコンゴム、ウレタンゴムなどの合成樹脂)を用いることができる。また、表面の摩擦が高い編成糸(例えば、ポリエステルナノファイバー、ポリウレタンを含む複合糸など)を用いてもよい。
図3は、図1および2に示される滑り止め部3の形状および配置を説明するための模式的な背面図である。図4は、図3に示す滑り止め部3の模式的な側面図である。図3および4に示すように、滑り止め部3は、踵骨Bに対応する踵骨部25の一部にかかるように設けられている。また、滑り止め部3は、アキレス腱Aを中心として、左右対称となるように配置されている。滑り止め領域300の面積は、特に制限されるものではない。ただし、本実施形態の場合、踵骨Bの背面の面積(踵骨部25の面積)のうち、上部もしくは上半分の領域に、踵骨の背面の面積の20%以上を占めていることが好ましい。これにより、日常の歩行に対する滑り止め効果を十分に有することができる。
また、滑り止め部3の面積(滑り止め領域300から孔部31を除いた面積)は、滑り止め領域300の面積の20%以上、50%以下であることが好ましい。滑り止め領域300に対して滑り止め部3が占める割合が20%を下回ると、滑り止め効果が低減し、有利な滑り止め効果が得られないからである。また、滑り止め領域300に対して滑り止め部3が占める割合が50%を上回ると、滑り止め領域300の伸縮性が低減する。さらに、摩擦による肌へのダメージおよび通気性を考慮すると、滑り止め部3の面積は、滑り止め領域300の面積の50%以下であることが好ましい。
なお、滑り止め部3は、上述のように摩擦係数の高い樹脂を用いることなしに、本体部2の生地と比較して伸縮性を低下させることによっても実現することができる。すなわち、本体部2の生地よりも伸縮性を低下させることにより、フットカバー1の着用時にストッパーの役割を果たし、足Fに対するフットカバー1のずれを抑制することができる。
このような伸縮性を低下させた滑り止め部3は、例えば、別途編織した生地を所望の形状に裁断し、接着剤または熱可塑性樹脂などにより所望の位置に貼り付けることにより形成される。あるいは、本体部2の生地を編織する際に、所望の位置に伸縮性の低い編成方法(例えばタック編み)を適用する、度目(編み目)の大きさを小さくする、または編成糸とは別の糸を加える、などの方法により、伸縮性の低い滑り止め部3を形成してもよい。
<フットカバー1の効果>
フットカバー1は、伸縮性を有する本体部2と、本体部2の内側に設けられる滑り止め部3とを備える。滑り止め部3は、本体部2の生地よりも伸縮性が低い環状の滑り止め断片30が複数連結された構成を含む。
上記構成により、滑り止め部3が設けられている箇所においても、生地の伸縮性を確保することができる。すなわち、生地の伸縮性の低下を抑制しつつ、ずれまたは脱げを好適に抑制可能なフットカバー1を提供することができる。
また、滑り止め断片30が環状であることから、例えば樹脂などにより形成される滑り止め部3の面積を低減することが可能である。これにより、肌へのダメージを軽減することができる。さらに、孔部31により通気性を確保することができるため、蒸れおよび蒸れによるかぶれの発生を低減することができるという利点もある。
なお、フットカバー1は、滑り止め部3が当該滑り止め部3の外郭上の2点を繋ぐ直線部を含む場合、外郭で囲まれる滑り止め部3の内部に配置される内部直線部32は滑り止め部3を縦断する方向および横断する方向に対して傾いている。これにより、内部直線部32を滑り止め部3が含む場合であっても、縦方向および横方向に対する生地の伸縮性が内部直線部32によって阻害されにくくなる。したがって、縦方向および横方向に対する滑り止め部3の伸縮性を適切に維持することができる。
さらに、環状の滑り止め断片30が連結されていることから、滑り止め部3は、切れ目のない一連の形状を有している。これにより、滑り止め領域300における生地の弛みまたは折れ曲がりの可能性を低減することができると共に、滑り止め断片30間の位置ずれを低減することができる。
さらに、滑り止め領域300内に生地が露出した部分(孔部31)が存在することにより、生地のしなやかさを維持し、滑り止め部3を踵のような曲面を有する肌であってもフィットさせることができる。
また、フットカバー1の滑り止め断片30の表面は、本体部2の生地よりも摩擦係数が高い。これにより、滑り止め部3を設けることで、良好な滑り止め効果を得ることができる。
また、フットカバー1において、滑り止め部3の外郭で囲まれる領域を滑り止め領域300と定義した場合、滑り止め部3の面積は、前記滑り止め領域の面積の50%以下である。これにより、滑り止め部3と肌との摩擦などにより生じ得る肌へのダメージを軽減することができる。さらに、通気性を確保することができるため、蒸れおよび蒸れによるかぶれの発生を低減することができるという利点もある。さらに、滑り止め部3にシリコンなどの樹脂を使用する場合、樹脂の使用量を抑制しつつ、滑り止め効果の高い滑り止め部3を実現することができる。
また、フットカバー1の滑り止め部3は、滑り止め断片30が、互いに異なる2以上の方向に複数連結された形状である。そのため、滑り止め領域300は、踵の曲面に対して、縦方向および横方向に所望の幅を有している。これにより、切れ目のない一連の形状を有する滑り止め部3によって、踵の曲面の広い面積をカバーすることができる。すなわち、滑り止め効果が向上し、足Fとフットカバー1とのずれ、フットカバー1の脱げ、またはフットカバー1内での足F滑りを有意に低減することができる。
また、フットカバー1の滑り止め部3の形状は、左右対称である。これにより、滑り止め効果を左右バランスよく得ることができ、ずれまたは脱げを防止する効果を向上させることができる。
また、フットカバー1の環状の滑り止め断片30は、各々の大きさおよび形状が等しい。これにより、滑り止め領域300内の伸縮性、滑り止め効果のばらつきを低減することができ、滑り止め効果を向上させることができる。また、デザイン性に優れた滑り止め部3を実現することができる。
また、フットカバー1の滑り止め部3は、滑り止め部3の外郭の一部として直線部を含む場合、外郭を構成する直線部は、滑り止め部3を縦断する方向および横断する方向に対して傾斜している。換言すれば、滑り止め部3は、滑り止め部3の外郭において、滑り止め部3を縦断する方向および横断する方向に延伸する直線部を含まない。これにより、滑り止め部3の外郭においても滑り止め部3の正面視における縦方向および横方向に延伸する構成を含まないため、滑り止め部3の伸縮性を適切に維持することができる。
また、フットカバー1の滑り止め部3は、前記本体部の内側であり、踵骨Bに対応する踵骨部25の少なくとも一部に設けられている。これにより、踵部24から生じる頻度の高いフットカバー1の脱げを、効果的に抑制することができる。また、踵部24の中でも踵骨部25に滑り止め部3を設けることにより、靴との摩擦、特に靴の履き口周縁との摩擦によるずれまたは脱げを効果的に抑制することができる。
なお、本実施形態では、滑り止め部3が踵部24に設けられている例を具体的に説明したが、滑り止め部3は、前記本体部内部であり、下腿または足部の曲面に対応する、身体の動作により皮膚と本体部2の生地とがずれやすい部分に設けられていればよい。例えば、本体部2の内部の、拇指球または中足指節関節に対応する部分に設けられてもよい。
すなわち、滑り止め部3は、本体部2の内側であり、レッグウェアを着用する身体の下腿または足の曲面に対応する、本体部2の部分に設けられている。これにより、上記構成により、下腿または足の曲面において、身体の動作によって生じる皮膚と本体部2の生地とのずれを好適に抑制することができる。
さらに、レッグウェアは、フットカバーに限定されない。レッグウェアの例としては、靴下、パンティストッキングなどが挙げられる。レッグウェアが靴下である場合、靴下の履き口内側などに設けられることにより、滑り止め効果が得られ、靴下のずれを低減することができる。レッグウェアがパンティストッキングである場合、パンティストッキングの腰部内側などに設けられることにより、滑り止め効果が得られ、ずれを低減することができる。
<変形例>
図5~図7は、本実施形態に係る滑り止め部3の変形例を示す模式的な背面図である。滑り止め部3は、環状の滑り止め断片30が複数連結された構成を含んでいればよく、上述した形状に限定されない。
例えば、図5に示す滑り止め部3Aは、略円形の滑り止め断片30Aを連結して形成されている。換言すると、滑り止め部3Aの外郭には曲線が含まれており、滑り止め部3Aは、曲線からなる環状(円または楕円)の滑り止め断片30Aが連結された構成を含んでいる。図5に示すように、滑り止め部3Aの大きさは一定でなくてもよい。図5では、大きさの異なる複数の滑り止め断片30Aおよび30A’が、複数の方向に、かつ不規則に連結されているが、規則的に連結されていてもよい。
別の例として、図6に示す滑り止め部3Bは、滑り止め断片30Bを互いに異なる2方向の斜め方向に複数連結した構成を含んでいる。また、滑り止め部3Bの外郭は、楕円形状を有している。滑り止め部3Bのように、滑り止め断片30Bを複数連結した構成を含んでいれば、滑り止め部3Bは、任意の(所望の)形状の外郭を有していてもよい。
さらに別の例として、図7に示す滑り止め部3Cは、直線および曲線からなる環状の滑り止め断片30Cを連結して配置することにより、滑り止め部3C全体として蜘蛛の巣様の形状を有している。図7では、例として蜘蛛の巣様の形状を示したが、当該形状に限定されない。環状の滑り止め断片30Cを連結することで、滑り止め部3C全体として任意のデザインモチーフとなるような形状を有していてもよい。
上述した変形例である滑り止め部3A~3Cを適用することにより、生地の伸縮性の低下を抑制しつつ、ずれまたは脱げを好適に抑制可能な、デザイン性に優れたレッグウェアを提供することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 フットカバー
2 本体部
3 滑り止め部
21 足底部
24 踵部
25 踵骨部
30、30A、30B、30C、30D、30E 滑り止め断片
31 孔部
32 内部直線部(直線部)
300 滑り止め領域
B 踵骨

Claims (8)

  1. 伸縮性を有する本体部と、
    前記本体部の内側に設けられる滑り止め部と、を備え、
    前記滑り止め部は、前記本体部の生地よりも伸縮性が低い環状の滑り止め断片が互いに異なる2以上の方向に複数連結された構成を含み、
    前記滑り止め部において、当該滑り止め部の外郭上の2点を繋ぐ直線部は全て前記滑り止め部を縦断する方向および横断する方向に対して傾いていることを特徴とする、レッグウェア。
  2. 前記滑り止め断片の表面は、前記本体部の生地よりも摩擦係数が高いことを特徴とする、請求項1に記載のレッグウェア。
  3. 前記外郭および当該外郭で囲まれる領域を滑り止め領域と定義した場合、
    前記滑り止め部の、孔部を除く部分の面積は、前記滑り止め領域の面積の50%以下であることを特徴とする、請求項1または2に記載のレッグウェア。
  4. 前記滑り止め部の形状は、左右対称であることを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載のレッグウェア。
  5. 前記環状の滑り止め断片は、各々の大きさおよび形状が等しいことを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載のレッグウェア。
  6. 記直線部が前記外郭の一部である、請求項1からのいずれか1項に記載のレッグウェア。
  7. 前記滑り止め部は、前記本体部の内側であり、前記レッグウェアを着用する身体の下腿または足の曲面に対応する、前記本体部の部分に設けられていることを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載のレッグウェア。
  8. 前記レッグウェアがフットカバーであり、前記滑り止め部は、前記本体部の内側であり、踵骨に対応する踵骨部の少なくとも一部に設けられていることを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載のレッグウェア。
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