JP2013023772A - フットカバー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前半の足底部2及び爪先部3から甲部4を覆う前袋部5と、後半の足底部6及び踵部7を覆う後袋部8と、履き口部9とを備えたフットカバー1において、履き口部9の前半側9aに第1の弾性帯状部材10を配置し、履き口部9の後半側9bに第2の弾性帯状部材11を配置すると共に、第1の弾性帯状部材10は、履き口部9の前半側9aの上縁に沿って甲部4から足底部6に向けて全周に亘って環状に配置し、第2の弾性帯状部材11は、履き口部9の後半側9bの上縁に沿ってU字形に配置し、この第2の弾性帯状部材11のU字形の前側両端部11a、11bを第1の弾性帯状部材10の環状の途中両側の位置で交差状に連結させて配置した。
【選択図】図1
Description
そこで、通常長さの靴下(ソックス)を着用すると、汗を吸収し、べとつきを緩和することができるが、スニーカーの履き口部より外側に出た足首部より上の部位(脚部又はレッグ部)にも靴下生地が存在して、それらの部位を被覆することになるため、暑苦しくなり、これらの足首部より上の部分に対しては、外気に直接触れることができる素足の方が発汗を抑制しつつ汗の蒸散を促進することができて快適であるため、ソックスの足首部から上を除去した形態のフットカバーが提供されている。
そこで、この点を改良するために、従来、種々の提案がなされており、例えば、フットカバーの踵部内面に滑り止め材を設けたり(特許文献1等参照)、フットカバーの踵部内面に滑り止め糸を編み込んだり(特許文献2等参照)、フットカバーの爪先部及び踵部の包み込み量を増加させたり(特許文献3参照)したものが提案されている。
また、特許文献3のものは、フットカバーの爪先部及び踵部の包み込み量を増加させるような特殊な編み方を必要とし、その上、編成後のパーツ同士の綴り合わせやリンキング加工が必要となるため、製造工程が複雑でコストアップとなる欠点があった。
また、前記第1の弾性帯状部材は、ゴム編み組織又はゴム糸の編み込み組織により構成し、前記第2の弾性帯状部材は、ゴムテープの取り付けにより構成すると共に、履き口部の生地に対して前記ゴムテープを引き伸ばした状態で取り付けることが望ましい。
本発明のフットカバー1は、図1に示すように、前半の足底部2及び爪先部3から甲部4を覆う前袋部5と、後半の足底部6及び踵部7を覆う後袋部8と、前後袋部5、8の間の上面に形成された履き口部9とを備えている。
前記前袋部5及び後袋部8は、綿糸、ナイロン糸、その他の糸を使用して靴下編み機(丸編み機)によって編成されている。
この場合、第1の弾性帯状部材10は、履き口部9の前半側9aの上縁に沿って甲部4から後半の足底部6に向けて全周に亘って環状に配置してある。
また、第2の弾性帯状部材11は、履き口部9の後半側9bの上縁に沿ってU字形に配置すると共に、この第2の弾性帯状部材11のU字形の前側両端部11a、11bを第1の弾性帯状部材10の環状の途中両側の位置で交差状に連結させて配置している。
前記第1の弾性帯状部材10は、ゴム編み組織又はゴム糸の編み込み組織により構成している。これにより、第1の弾性帯状部材10は、フットカバー1を構成する前袋部5及び後袋部8と一連に編み機で編成することができる。
本発明においては、前袋部5における甲部4の後縁を可及的に後方へ延長する(足の甲を可及的に大きく覆う)構成を採用することによって、履き口部9の前半側9aの起立角度を大きくすることができ、履き口部9の後半側9bとの交差角度を直角に近づけることができる。
本発明に係るフットカバー1の実施形態は、以上の構成からなり、次に、その着用状態における作用効果を図2を参照して説明する。
本発明の実施形態によれば、第1の弾性帯状部材10によって履き口部9の前半側9aを甲部4から後半の足底部6に至る垂直方向環状断面部分12に全周に亘って環状の弾性締付力でしっかりと密着させることができる。
この場合、第2の弾性帯状部材11に発生する引張力Fは、第1の弾性帯状部材10の垂直方向環状断面部分12に対してほぼ直角状態に作用するため、履き口部9の前半側9aのズレ防止力を大きくすることができる。
このように、本発明は、履き口部9に第1及び第2の弾性帯状部材10、11を合理的に配置しているため、複雑な製造工程を必要とせず、コストアップも回避して、履き口部9にズレ防止力を効果的に作用させて脱げにくくしたフットカバー1を提供することができる。
2 前半の足底部
3 爪先部
4 甲部
5 前袋部
6 後半の足底部
7 踵部
8 後袋部
9 履き口部
10 第1の弾性帯状部材
11 第2の弾性帯状部材
Claims (3)
- 前半の足底部及び爪先部から甲部を覆う前袋部と、後半の足底部及び踵部を覆う後袋部と、前後袋部の間の上面に形成された履き口部とを備えたフットカバーにおいて、
履き口部の前半側に第1の弾性帯状部材を配置し、履き口部の後半側に第2の弾性帯状部材を配置すると共に、第1の弾性帯状部材は、履き口部の前半側上縁に沿って甲部から足底部に向けて全周に亘って環状に配置し、第2の弾性帯状部材は、履き口部の後半側上縁に沿ってU字形に配置し、この第2の弾性帯状部材のU字形の前側両端部を第1の弾性帯状部材の環状の途中両側の位置で交差状に連結させて配置したことを特徴とするフットカバー。 - 前記第1の弾性帯状部材は、甲部から足底部へ第2の弾性帯状部材とほぼ直交させて配置してあることを特徴とする請求項1に記載のフットカバー。
- 前記第1の弾性帯状部材は、ゴム編み組織又はゴム糸の編み込み組織により構成し、前記第2の弾性帯状部材は、ゴムテープの取り付けにより構成していると共に、履き口部の生地に対して前記ゴムテープを引き伸ばした状態で取り付けていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフットカバー。
Priority Applications (1)
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JP2011156640A JP2013023772A (ja) | 2011-07-15 | 2011-07-15 | フットカバー |
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Publications (1)
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2011
- 2011-07-15 JP JP2011156640A patent/JP2013023772A/ja active Pending
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