JP2018003220A - フットカバー - Google Patents
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そこで、爪先と踵を含む足底とを被覆するとともに足甲および足首を露出するフットカバーであって、着用時にパンプスから露出することのないよう履き口が大きくカットされた薄手のフットカバーが提案されている。このフットカバーを着用してパンプスを履けば、外観上、素足にパンプスを履いているように見え、足裏とパンプスとの間にはフットカバーが介しているため、汗によって靴の中が蒸れてしまうことを防止することができる。
このようなフットカバーはパンプスから露出しないよう履き口が大きくカットされているため、歩行中の摩擦等によって履き位置がずれたり、脱げたりすすることがある。一方、履き口を小さくしてしまうとパンプスから露出してしまう。このような問題点に鑑みて開発されたフットカバーが、以下の先行技術文献に開示されている。
実用新案登録第3165733号公報(特許文献2)は、特許文献1に開示されたフットカバーの開口部の周縁に沿ってゴム紐を設けたのでは、ゴム紐が足に食い込むため、足にゴム紐の型が付いてしまったり、痛みを感じたり、履き心地が良くないという問題があったことに鑑み、開口部の周縁に沿って平ゴムを設けて一面が足に接するようにした帯状伸縮部を形成したフットカバーを開示する。
亘って平ゴムを設けているため(平ゴムの伸縮性にもよるが)、フットカバーを履くときに開口部が十分に開かないで履きにくい場合があることに加えて、特許文献1に開示されたフットカバーと同じく、靴の脱ぎ履き時にフットカバーが脱げてしまったり履き位置がずれてしまったりする問題もある。
すなわち、本発明に係るフットカバーは、足甲および足底を被覆するとともに足首を露出するフットカバーであって、足底部と踵部と足甲部とで形成され、前記足底部に対して上下反対側に足を出し入れするための開口部を設け、前記足底部における土踏まずに対応する部位の伸縮性生地と前記開口部を形成する足甲部の踵側縁の伸縮性生地とに、足裏から足甲までに至る足の横断面を一周するように第1の緊締テープが貼付され、前記開口部を形成する踵部の上縁の伸縮性生地に、前記第1の緊締テープに接続されるように第2の緊締テープが貼付され、前記開口部の上縁の全周に、前記第1の緊締テープまたは前記第2の緊締テープが設けられていることを特徴とする。
ィット感にすぐれている点、(4)シワや折り目がつきにくい点、(5)多孔性の構造なので通気性がある点、(6)綿を含む場合には肌触りおよび吸湿性がよい点、でフットカバーに好ましい。
また、限定されるものではないが、以下に示すフットカバー100は左右共用であって、左右共用であるために左右を履き間違いすることがない点で好ましい。なお、フットカバー100が左右共用でない場合には、左足用と右足用とは左右対称の形状を備える。
露出するフットカバーである。このフットカバー100は、着用時に靴(スポーツシューズ、スニーカー等)から露出することのないよう履き口である開口部が設けられ、足首を覆わない薄手の伸縮性生地(パンティストッキング等に用いられる生地)で形成される。ここで、着用時に靴から露出することのないとは、フットカバー100が靴に隠れて、見えなくなることも、見えにくくなることも含む。
この緊締テープの素材としては、原材料に加硫剤を混錬したのち加熱することで得られる加硫ゴム系であっても、ウレタンゴムの一部、シリコーンゴム、フッ素ゴム等の熱硬化性樹脂系であっても、スチレン系、オレフィン系、塩ビ系、ウレタン系、アミド系等の熱可塑性樹脂系であっても、これらの複合体であっても構わない。ただし、この緊締テープは、サポート性を備え、フットカバー100の着脱時において着用者の手により伸張されて、開口部面積が拡張されてフットカバー100が足に履きやすく足から脱ぎやすく、フットカバー100の着用時において収縮して、開口部面積が縮小してフットカバー100が足からずれないし脱げないで、かつ、足の土踏まずのアーチを引き上げることができる程度のサポート性に対応する緊締力(伸張力)を備える必要がある。ここでは、この緊締テープは、ナイロン製テープであるとする。
第1の緊締テープを構成する足甲緊締テープ112は、足甲部102を形成する伸縮性生地に一定幅を備えたまま設けられているのではなく、その一部を切り欠いて設けられている。足Fの側面においては切り欠き部102Aが設けられ、足の足甲面においては切り
欠き部102Bが設けられている。それらの切り欠き部には緊締テープを構成する帯状部材のテープが切り欠かれているために足横側の肌は伸縮性生地に当接する。
そして、このような緊締テープの中で第1の緊締テープ(足甲緊締テープ112および足裏緊締テープ114)が足裏から足甲までに至る足の横断面を一周するように設けられ、かつ、緊締テープが足の土踏まずのアーチを引き上げることができる程度のサポート性に対応する緊締力(伸張力)を備えるために、このフットカバー100を着用して歩行したり足の動きの激しいスポーツをしたりしても、土踏まずのアーチを引き上げられているので疲れにくかったり運動性能を上げたりすることができる。さらに、第2の緊締テープ118は第1の緊締テープに接続されるように設けられているために、第2の緊締テープ118が第1の緊締テープを介して足の土踏まずのアーチを引き上げることができるのでさらに好ましい。
地が異なる種類の伸縮性生地で形成されていても構わない。
102 足甲部
104 足底部
108 踵部
112 足甲緊締テープ(第1の緊締テープの一部)
114 足裏緊締テープ(第1の緊締テープの一部)
118 第2の緊締テープ
F 足
Claims (1)
- 足甲および足底を被覆するとともに足首を露出するフットカバーであって、足底部と踵部と足甲部とで形成され、
前記足底部に対して上下反対側に足を出し入れするための開口部を設け、
前記足底部における土踏まずに対応する部位の伸縮性生地と前記開口部を形成する足甲部の踵側縁の伸縮性生地とに、足裏から足甲までに至る足の横断面を一周するように第1の緊締テープが貼付され、
前記開口部を形成する踵部の上縁の伸縮性生地に、前記第1の緊締テープに接続されるように第2の緊締テープが貼付され、
前記開口部の上縁の全周に、前記第1の緊締テープまたは前記第2の緊締テープが設けられていることを特徴とするフットカバー。
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